平成23年02月10日中野区議会防災まちづくり特別委員会
平成23年02月10日中野区議会防災まちづくり特別委員会の会議録
平成23年02月10日防災まちづくり特別委員会 中野区議会防災まちづくり特別委員会〔平成23年2月10日〕

防災まちづくり特別委員会会議記録

○開会日 平成23年2月10日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後4時25分

○出席委員(12名)
 せきと 進委員長
 伊東 しんじ副委員長
 ひぐち 和正委員
 平山 英明委員
 いながき じゅん子委員
 のづ 恵子委員
 吉原 宏委員
 きたごう 秀文委員
 篠 国昭委員
 江口 済三郎委員
 来住 和行委員
 岩永 しほ子委員

○欠席委員(1名)
 やながわ 妙子委員

○出席説明員
 経営室長 川崎 亨
 経営室副参事(防災担当) 鳥井 文哉
 都市整備部長 服部 敏信
 都市整備部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
 都市整備部副参事(交通・道路管理担当) 滝瀬 裕之
 都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大
 都市整備部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 まちづくり推進室長 遠藤 由紀夫
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 上村 晃一
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 田中 正弥

○事務局職員
 書記 岡田 浩二
 書記 丸尾 明美

○委員長署名


審査日程
○議題
 災害に強いまちづくりについて
 防災機能の整備と充実について
○所管事項の報告
 1 (仮称)鷺の宮調節池上部多目的広場整備基本計画(案)について
(交通・道路管理担当、公園・道路整備担当)
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから防災まちづくり特別委員会を開会します。

(午後1時00分)

 本日の審査日程について御協議いただくため、委員会を休憩します。

(午後1時00分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時01分)

 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように進めます。
 それでは、議事に入ります。
 災害に強いまちづくりについて、防災機能の整備と充実についてを一括して議題に供します。
 これから北区西ヶ原みんなの公園及び上十条三・四丁目地区の防災まちづくりの視察を行いたいと思いますので、委員会を休憩いたします。

(午後1時01分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後4時06分)

 それでは、所管事項の報告を受けたいと思います。
 [1](仮称)鷺の宮調節池上部多目的広場整備基本計画(案)についての報告を求めます。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 それでは、配付させていただきました資料に沿いまして御報告させていただきます。
 (仮称)鷺の宮調節池上部多目的広場整備基本計画(案)について(資料2)でございます。
 表記の調節池上部多目的広場の整備にかかりましては、平成22年10月14日に締結いたしています「妙正寺川鷺の宮調節池における人工地盤の整備に係る設計の実施及び費用負担に関する協定」によりまして、東京都が覆蓋詳細設計を実施しているわけでございます。その際に、広場施設の配置によりまして、覆蓋構造などに影響を及ぼすこともあることから、整備の基本計画(案)をまとめたものでございまして、報告をさせていただきます。
 1.整備に至るまでの経緯でございます。
 ポツ一つ目でございますが、平成17年の集中豪雨によります妙正寺川流域地域の甚大な被害の発生を受けまして、東京都などに対しまして、激甚対策による河川改修のほか、流域沿いの都営住宅建替えに合わせて、敷地内に調節池設置の要望など必要な要請活動を行ってきたということが1点でございます。
 ポツ二つ目、その結果としまして、東京都の関係部局との連携のもとに、平成19年11月に一団地の住宅施設として都市計画決定がされまして、当該用地については防災空地として敷地内に調節池設置が位置付けられてございます。
 3点目でございますが、東京都が整備する調節池につきまして、区がその上部を多目的広場として整備する方針を平成21年5月に決定いたしました。これは、平成22年3月31日に、東京都と中野区の間でございますが、妙正寺川鷺の宮調節池の設置及び人工地盤と上部広場の整備に関する基本協定を締結しているということでございます。
 2.広場整備基本計画の考え方でございます。
 これにつきまして、平成21年11月に策定しました「今後の大規模公園整備の基本的考え方」に基づきまして、広場施設配置をまとめたものでございます。二つの視点で要約をさせていただいております。1点目につきましては、白鷺地域におきまして広域なオープンスペースが創出され、憩いの場やスポーツ活動として利用される空間という観点でございます。2点目は、広域避難場所の一部ということもありまして、当該広場につきましては、可能な範囲でオープンスペースを確保するよう努めますということでございます。
 3.基本計画の内容でございますが、別紙の図面のとおりでございますが、所在地につきましては、白鷺一丁目の4番でございます。広場面積は、約1ヘクタールございます。主な施設としまして、多目的広場(草地、舗装)でございます。防球ネット、高さが最大でも約30メートル程度かなということでございます。その他、園内灯でありますとか遊具・トイレ・園路広場でございます。植栽(高木、低木)ということでございます。
 なお、この土地そのものがいわゆる人工地盤でございますので、備蓄倉庫等の防災施設の整備は行わないという考え方でございます。
 裏面をごらんいただければと思います。
 あわせて、A3の横使いの図面、ゾーニング図という図面もあわせてごらんいただければと思います。
 ゾーニング並びに利用形態でございますが、平常時、災害時にも対応できる空間として三つのゾーニングを設定してございます。
 一つ目は、多目的広場ゾーンでございます。平常時にあっては、少年野球等ができ、ゲートボールとかフットサル等、並びに町内会の団体の利用でありますとか、そういったことを想定しております。利用に際しましては、いわゆるタイムシェアといいましょうか、時間を設定して等、今後検討してまいりたいというふうに考えております。
 2番目の休憩広場ゾーンでございますが、これは東京都が整備される妙正寺川の、ここの図面にかいてございますが、親水広場というのが、これはいわゆる河川そのものでございますが、その親水広場と視覚的一体感を感じる空間ということと、河川用の管理用通路を含めた利用ということでございます。具体的には、ジョギングでありますとか散歩でありますとか休息とか、さらには、面積が約1,700平方メートル程度ございますので、町会さん等のミニイベント等にも利用できるということでございます。
 3番目の遊戯ゾーンでございますが、乳幼児、小学校低学年を対象とした遊具でありますとか、高齢者等を対象としました、いわゆる健康遊具等を設置して、そういった利用を図っていきたいというふうに考えております。
 5番目の歩行者動線計画でございます。あわせて図面をごらんになっていただきたいんですが、この広場のほぼ中央に南北方向の歩行者動線を主動線、具体的には、妙正寺川にかかっております弥生橋から南北方向の通路並びに道路を活用して主動線ということを設定してございます。平常時にあっては区民の皆様方が容易に利用でき、また、災害時にあっても容易に逃げ込めるというか、そういうことを計画しておるところでございます。さらには、河川用、管理用通路からの動線も、すべてではございませんが、動線をやっぱり限定せざるを得ませんが、出入り口を設けるということでございます。
 ちょっとわかりづらいんですが、このA3の裏面をあわせてごらんいただければと思います。
 広場の各断面のイメージでございます。縦横の縮尺がノンスケールでございまして、ちょっとわかりやすく表現するためにこうなっております。
 A-A´断面がゾーニング図でいいますと多目的広場の断面を切ってございます。左側が妙正寺川の越流堤の管理用通路から、A´のほうがいわゆる都営住宅側の断面でございます。おおむね、人工地盤の上に盛土を約60センチほどしまして、多目的広場として利用するということでございます。
 B-B´断面が、先ほどの主動線、弥生橋から南北に至る主動線部分を切ってございます。弥生橋から管理用通路を通りまして、広場の中の園路を通って右側に行きますと、都営住宅のほうに行くというところでございます。
 もう一つがC-C´断面でございますが、今度は多目的広場から休息広場並びに遊戯ゾーンという東西方向を切った断面でございます。最初の多目的広場ゾーンの、おおむね盛土が60センチぐらいでして、休息広場・遊戯ゾーンが大体1.5メートルぐらい、植栽等の関係もございますので、大体1.5メートルぐらいの盛土をするということを考えております。
 それで、本編のほうの、先ほどの裏のほうをもう一度ごらんいただきたいと思います。
 4番目の今後の予定でございますが、本日、2月10日、防災まちづくり特別委員会に御報告をさせていただきました。それで、2月下旬に東京都の第三建設事務所が調節池本体の工事説明会をやるということでございまして、昨日、三建事務所から情報が入っておりまして、具体的には2月24日(木曜日)午後7から8時半まで、若宮小学校の体育館で工事説明会をやられるということでございます。もう既に調節池本体でございまして、これは工事説明会、工事請負者で、いわゆるゼネコンさんが説明されるということでございます。その次に区の広場整備基本計画(案)住民説明会と書いてございますが、私どもは、今の予定では3月下旬に、この基本計画(案)について意見交換会をさせていただきたいと思っておるところでございます。
 一方、三建事務所さんにおいては、今年3月末までに、この覆蓋の詳細設計を完了すると。私ども区がやる予定になっております広場の基本設計、実施設計については24年度、広場の工事については25・26年度にやると。これは、現在の10か年計画に基づいた全体のスケジュールでございます。
 なお、この同じ報告を先般、1月31日の建設委員会にも同様の内容で御報告をさせていただいております。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
平山委員
 この上の蓋かけ部分の公園の完成予定はいつぐらいになりますか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 先ほど、4番目の今後の予定で、広場本体の、これは中野区が工事をしますが、25年度、26年度、したがって、このスケジュールでいきますと26年度末、ですから27年の春にはオープン、供用開始というスケジュールでございます。
平山委員
 下の調節池の利用が可能になるのはいつぐらいになりますか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 調節池のほうでございますけれども、こちらの広場整備より調節池の整備のほうが早くということでございまして、一応25年の4月から取水開始予定というふうに東京都から聞いてございます。
平山委員
 25年の4月。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 25年の4月――25年度当初から取水開始予定というふうに聞いてございます。
平山委員
 ということは、今年の夏と来年の夏と、何とか大きな雨が降らなければ、その翌年からは可能になるということですね。わかりました。
 すみません、あと、中のことで少しだけ。これ、少年野球の両翼が60メートルとあるんですが、これはセンター方向までは何メートルあるんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 この図面上は、センターも60メートル――単純な半円をかいてございまして、そういった少年野球ができるスペースというふうにお考えいただければと思います。
平山委員
 試合ができるわけではない。普通、センターってもう少し広がっていますよね、野球場って。そういうふうにはならないということですね。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 スペース論的にこれしかとれなかったわけでして。あと、実際の少年の野球の、これは個人的な話かもしれませんが、いわゆるルールをこの中で決められて、この中で使えるようなルールというふうなことが可能かなと思っております。
 したがって、このつくり方でございますが、多目的に利用するわけでございまして、例えばピッチャーマウンドについても、つくることは現在考えておりません。平和の森公園の少年野球場があったんですが、あそこについても現在多目的に利用されておりまして、当初、ピッチャーマウンドをつくったみたいなんですが、現段階ではピッチャーマウンドも撤去されておりますし、基本的には多目的に使えるというふうに考えております。
平山委員
 では、フットサルをやる場合は、ゴールはどこかにあって、それを持ってくると、利用される方が持ってくるというイメージでよろしいですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 フットサル、もしくはミニサッカーといいましょうか、そのゴールについても、それがないと、多分試合というか、練習試合とかそういうことになりませんので、ゴールについては別途用意させていただく方向でまとめさせていただきたいと思っています。
平山委員
 最近、いろいろなところにフットサルのスペースをおつくりをいただいて、私もフットサルについてはいろいろなところでというような御提案もさせていただいたので、大変ありがたいなと思うんですけれども、フットサルのコートと少年サッカーのコートって、またちょっと仕切りが違ったりして、野球場はできるけど、少年サッカーはどうなんでしょうかというお声もちょっと出ていたりするんですが、その辺はいかがなんでしょうか。いわゆる小学生のサッカーです、ゴールの問題等々含めて。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 この限られたスペースの中で正規の、例えばフットサルコート、これは20×40メートル、これは正規の寸法がとれるんです。少年サッカーについては、それぞれ地域によって、すごく雑駁な言い方をしますと、いわゆる変則ルールでやられているものが多うございまして、この中でどういうふうに利用されるか、今後の検討課題だと私たち認識しているところでございます。
平山委員
 もちろん限られたスペースで、ここにサッカーができる、本当に試合ができるだけのスペースはとれないとは思うんですけれども、全体のバランスを考えたときに、何だか最近このフットサルのコートには力を入れているけれども、やっぱり少年サッカーというものも非常に盛んで、そこはあまり中野区としてこういう広場をとりましょうというような計画が見当たらなかったかなと思ったので。せっかく広場ができるので、先ほど御答弁いただいたように、いろいろな団体の意見を聞きながら柔軟に対応できるようにぜひ調整を図っていただければと思いますので、それはお願いです。よろしくお願いします。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 スポーツ関係団体とも、今後何らかの形でお打ち合わせをさせていただく所存でございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 他に報告はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
 審査日程のその他に入ります。
 各委員、理事者から何か発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、次回の委員会日程等を御協議いただくため、委員会を暫時休憩します。

(午後4時24分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後4時24分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は第1回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は、正副委員長協議の上、御連絡したいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 以上で本日予定した日程は終了しましたので、防災まちづくり特別委員会を散会いたします。

(午後4時25分)