平成23年03月14日中野区議会防災まちづくり特別委員会(第1回定例会)の会議録 防災まちづくり特別委員会会議記録 ○開会日 平成23年3月14日 ○場所 中野区議会第5委員会室 ○開会 午後1時00分 ○閉会 午後1時16分 ○出席委員(13名) せきと 進委員長 伊東 しんじ副委員長 ひぐち 和正委員 平山 英明委員 いながきじゅん子委員 のづ 恵子委員 吉原 宏委員 きたごう 秀文委員 やながわ 妙子委員 篠 国昭委員 江口 済三郎委員 来住 和行委員 岩永 しほ子委員 ○欠席委員(0名) ○出席説明員 経営室長 川崎 亨 経営室副参事(防災担当) 鳥井 文哉 都市整備部長 服部 敏信 都市整備部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎 都市整備部副参事(交通・道路管理担当) 滝瀬 裕之 都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大 都市整備部副参事(建築担当) 豊川 士郎 まちづくり推進室長 遠藤 由紀夫 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 上村 晃一 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 田中 正弥 ○事務局職員 書記 丸尾 明美 書記 岡田 浩二 ○委員長署名 審査日程 ○議題 災害に強いまちづくりについて 防災機能の整備と充実について ○所管事項の報告 1 デジタル移動系無線の整備状況について(防災担当) 2 住宅等の耐震化促進事業の実施状況について(建築担当) 3 平和の森公園周辺地区地区計画の変更について(地域まちづくり担当) ○中間報告について ○その他 委員長 定足数に達しましたので、ただいまから防災まちづくり特別委員会を開会いたします。 (午後1時00分) 本日の審査日程についてお諮りいたします。 本日はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 委員長 御異議ありませんので、そのように進めます。 それでは、議事に入ります。 災害に強いまちづくりについて、防災機能の整備と充実についてを一括して議題に供します。 所管事項の報告を受けたいと思います。 1、デジタル移動系無線の整備状況について報告を受けます。 鳥井経営室副参事(防災担当) それでは、お手元の資料をごらんください。デジタル移動系無線の整備状況につきまして御報告を申し上げます。(資料2) 1、整備状況でございますが、電波法令の改正がございまして、現在の地域防災無線が今年の5月31日をもって電波の使用期限を迎えます。このため、現在の地域防災無線と移動系無線を統合いたしまして新しいデジタル移動系無線整備工事を7月から行ってございますが、今回、3月17日までに完了することとなりましたので、御報告を申し上げます。 2番、整備の概要でございます。 無線機は大きく四つございます。1番でございますが、半固定型無線機、ファクシミリ機能つきということでこれが67台、15の地域センターと52の避難所に配備をしてございます。 2番目、同じく半固定型無線機でございますが、22台、これは防災関係機関等ということで、両警察署、両消防署、東京電力、医師会等、それから中野駅、鷺宮駅などに配備をしてございます。 3番目、可搬型無線機22台、これは車載用、車に乗せて持っていくものでございます。 4番、携帯型無線機90台、職員携帯用でございます。 以上、201台ということでございます。 無線全体につきましては、裏面の図をごらんいただければと存じます。 全体の系統といたしましては、このようになってございます。真ん中に中野区防災センター、2階にございます。ここは基地局、統制台になってございまして、左上、避難所に52台、それから右上、地域センターに15台、これらはファクスもできるものでございます。左下、関係機関に22台、右下、車用と携帯型で22台、90台と、こういった形でシステムを組んでございます。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 委員長 質疑がなければ、以上で本報告は終了いたします。 続きまして2番、住宅等の耐震化促進事業の実施状況について報告を受けます。 豊川都市整備部副参事(建築担当) それでは、資料をごらんいただきとうございます。(資料3) 本報告は、毎年度、年度末に当該年度の住宅等の耐震化促進事業の進捗状況について報告をしているものでございまして、本日は平成22年度の耐震化促進事業の実施状況について報告をいたします。 なお、お示しをしておりました件数ですが、これは1月31日までに完了したものでございまして、最終的にはさらに増えるというふうに想定をしております。 表をごらんいただきとうございますが、木造の簡易耐震診断が58棟97戸、以下、木造住宅一般耐震診断等、そういった数字になっております。 それから、その下の参考欄でございますが、耐震性が不十分な木造住宅の除却戸数、これは推計値ですが、609戸除却をしております。 それから、その下の耐震化率の推移でございますが、平成22年度末、推計値でございますが、住宅は木造、非木造合わせて81.2%、以下、民間特定建築物が85%等々となってございます。 なお、昨年12月に当委員会で報告いたしました耐震改修促進計画の改定でございますが、当委員会に報告した内容で2月末に改定をいたしました。現在、印刷作業中でございまして、完成次第、各委員にはお届けをしたいと思います。 それから、今回の大地震によりまして屋根瓦の落下ですとか壁の崩落等、被害を受けた民間建築物への対応については、中野区登録の耐震診断士と耐震改修施工者の御紹介をしているところでございます。区のホームページのトップページのお知らせ欄で昨日午後から御案内をしておりますが、区の耐震化担当に問い合わせをしていただいて御案内もしますので、御利用いただければと思っております。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 岩永委員 今、御報告をいただいた後半なんですが、今回の地震などで住宅の耐震診断だとか、耐震補強だとかということについての問い合わせというのは、ありますか。あったらどのくらいありますか。 豊川都市整備部副参事(建築担当) 担当によりますと、十数件お電話があったというふうに聞いております。電話をいただいた方に対しては、区の助成制度ですとか、あるいは耐震診断士の紹介等を行っているところでございます。 岩永委員 この間、私たちも中野区で耐震補強工事をする上での助成制度が必要じゃないかというふうに求めてきたところなんですが、今回、私たちまちを回っていて、そういう声も改めて出てきているという状況もありまして、区としてはやはり検討を進めていく状況にあるのではないかと思うんですが、そのあたりはどうですか。 豊川都市整備部副参事(建築担当) 当面の対策と、それからそういった将来的な耐震化施策の方向と分けて考えたほうがいいかもしれませんが、当面はそういった制度がない以上は、耐震診断士、耐震化施工者に依頼していただくと、そういったことだろうと思います。 それから、その先、被害を受けていませんが、今後耐震補強等をしたいといった方については、引き続き現状の制度を維持したいと思いますが、総合的にどういった方策が一番耐震化促進によいかと、そういったことは今後とも検討してまいりたいと考えております。 委員長 他に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 委員長 質疑がなければ、以上で本報告は終了します。 次に、3、[1]平和の森公園周辺地区地区計画の変更について報告を求めます。 田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) それでは、平和の森公園周辺地区地区計画の変更について(資料4)御報告を申し上げます。 平成5年に平和の森公園周辺地区地区計画を定めまして、避難路の拡幅整備、地区施設整備等の整備を進めてきたところでございますけれども、このたび2番、変更の概要でございますけれども、西武新宿線沿線まちづくりの一環といたしまして、沼袋駅周辺の交通基盤施設として都市計画道路中野区画街路第4号線の都市計画決定の素案を定めました。 この計画の本線が、実は地区計画の地区施設でございます地区集散道路第3号のうちの一部区間ですね、138メートルの延長のうちの約61メートルを重複して、同じ位置を都市計画道路として定めることにいたしてございます。都市計画道路と地区施設道路は重ね合わせて定めないという都市計画法上の扱いになってございますので、都市計画道路として予定しております約61メートルの区間について、地区施設の廃止が必要になるということで変更をいたすものでございます。 次のページの図面のほうを見ていただければと思います。今申し上げた内容を示している説明図でございます。 左側の部分、現在の地区計画の地区施設道路、地区集散道路第3号を示してございます。ちょうど平和の森公園の北端に近い位置から西武新宿線の鉄道踏切の手前まで、これが地区集散道路第3号として幅員12メートル、138メートルの延長で定めているものでございます。それで、右の図でございますが、この上のほうに二つ表示をしてございます。中野区画街路第4号線、それに伴います交通広場、これを先ほど申した沿線まちづくりの中で都市計画決定を予定するということで定めているものでございます。左の図と比べていただきますと、西武新宿線の踏切の南端から妙正寺川の新道橋の北詰、ここまでが同じ、重なり合うことになりますので、地区施設道路を廃止をする必要が出てくるというものでございます。 地区集散道路、右側の下の表でございますけれども、計画幅員は何も変わりませんけれども、延長138メートルを変更後には77メートルという延長に変更するものでございます。 表のほうに戻っていただきまして、この都市計画区画街路第4号線の都市計画の素案につきましては、本日午前中の中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会で報告したところでございます。 3番、今後の予定でございます。 この変更に向けての手続、あるいは説明会について既に区報、あるいはホームページでお知らせをしているところでございます。そして、本日の本特別委員会報告の後、3月18日から2週間、4月1日まで、この地区計画についての変更の原案を公告縦覧をいたします。 同じく同日から意見書の提出が3週間、これは地区計画の策定にかかわる手続条例に基づいて定めているものでございますけれども、4月8日まで3週間の意見書提出期間をとっていく予定でございます。 そして、3月23日と24日、これにつきまして地区計画変更の原案説明会をする予定でございます。上高田地域センター、それから沼袋地域センター。これは停電等の予定が今のところ見えませんけれども、一応開催する予定で今のところ考えてございます。 その後、来年度に入りまして都市計画案として決定をする、あるいは、一般の都市計画としての案の公告縦覧をする、そして計画決定、告示につなげていく予定をしてございます。それで、3月23日からの原案説明会などを含めまして、今後の手続は先ほど申し上げました西武新宿線沿線まちづくりにかかわる手続とあわせて同時に進めていく予定をしてございます。 報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告について、質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 委員長 質疑がなければ、以上で本報告は終了します。 その他、所管事項の報告はありますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 委員長 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。 次に、当委員会の中間報告について御相談したいので、委員会を暫時休憩いたします。 (午後1時13分) 委員長 委員会を再開いたします。 (午後1時14分) ただいま休憩中に御確認いただきましたとおり、今定例会の最終日の本会議におきまして、防災まちづくり特別委員会の中間報告を行わせていただくということに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたします。 また、中間報告の内容につきましては、正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたします。 次に、審査日程のその他に入ります。委員、理事者から何か発言はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 委員長 なければ、次回日程等について協議いただくため、委員会を休憩いたします。 (午後1時14分) 委員長 それでは、委員会を再開いたします。 (午後1時14分) ただいま休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は特に日程を設けず、急な事案が発生した場合は正副委員長協議の上、御連絡をするということで御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 委員長 それでは、そのように決定いたします。 以上で本日予定した日程はすべて終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。 のづ委員 ちょっと防災無線のことでお願いというか、防災無線で多分節電のお願いというのがあったんですけれども、2回繰り返されたんですけれども、節電のお願いの節電だけが聞こえなくて、逆に問い合わせがあったんですね。それで、大事なところは全部を繰り返すのも2回は必要かもしれないんですけれども、例えば「節電のお願いをいたします」の後に、「節電のお願いでした」みたいな、大事なところを2回繰り返してくださると、かなりゆっくりで、響いてはいないんですけれども、そこだけはどうしても聞こえなかったというのがあるので、その辺を御考慮願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 委員長 御要望でよろしいですか。 のづ委員 はい。 委員長 という御要望でございました。 なければ、本日をもちまして防災まちづくり特別委員会は終了の予定となります。この2年間、皆さんの御指導をいただきまして円滑に運営することができ、まことにありがとうございました。 副委員長 委員、理事者の皆様におかれましては、2年間本当に御協力ありがとうございました。また、至らぬ副委員長でありましたことをおわび申し上げまして、お礼の言葉にかえさせていただきます。ありがとうございました。 委員長 これをもちまして、本日の防災まちづくり特別委員会を散会します。 (午後1時16分) |