平成21年03月18日環境対策特別委員会
中野区議会環境対策特別委員会〔平成21年3月18日〕
環境対策特別委員会会議記録
○開会日 平成21年3月18日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後2時14分
○出席委員(12名)
来住 和行委員長
南 かつひこ副委員長
平山 英明委員
つぼい えみ委員
いでい 良輔委員
のづ 恵子委員
奥田 けんじ委員
牛崎 のり子委員
伊藤 正信委員
むとう 有子委員
篠 国昭委員
岡本 いさお委員
○欠席委員(1名)
市川 みのる委員
○出席説明員
副区長(管理会計室) 沼口 昌弘
財産管理担当課長 安部 秀康
評価改善担当課長 田中 政之
区民生活部長 大沼 弘
ごみ減量・清掃事業担当参事(環境と暮らし担当参事) 橋本 美文
清掃事務所長 齋木 正雄
都市整備部長 石井 正行
公園・道路担当課長 石田 勝大
教育委員会事務局次長 竹内 沖司
○事務局職員
書記 竹内 賢三
書記 丸尾 明美
○委員長署名
審査日程
○議題
省エネルギー推進及び自然エネルギー活用について
ごみ発生抑制及び資源化推進について
都市緑化推進について
○所管事項の報告
1 第3期中野区環境審議会委員の委嘱について(環境と暮らし担当)
2 平成21年度オール東京62市区町村共同事業「みどり東京・温暖化防止プロジェクト」について(環境と暮らし担当)
○中間報告について
○その他
委員長
それでは、定足数に達しましたので、環境対策特別委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
本日の審査については、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ございませんので、そのように進めます。
なお、本日は5時を目途に進めたいと思います。また、3時を過ぎるようならば、適時休憩を入れたいと思います。御協力をよろしくお願いいたします。
それでは、議事に入ります。
省エネルギー推進及び自然エネルギー活用について、ごみ発生抑制及び資源化推進について、及び都市緑化推進についてを一括して議題に供します。
所管事項の報告を受けたいと思います。
1番、第3期中野区環境審議会委員の委嘱についての報告を求めます。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
それでは、第3期中野区環境審議会委員の委嘱につきまして御報告をさせていただきたいと思います。お手元に資料(資料2)を御用意させていただきました。
昨年の12月、第3期の審議会委員の委嘱を行いました。委員の人数ですが、こちらに記してあるとおり、合計で18名。区民が8名、事業者7名、学識経験者3名となってございます。男女の内訳でございますが、男性が15人、女性が3人となってございます。
委員名簿ですが、裏面をごらんいただきたいと思います。このような構成になってございます。事業者につきましては、商店街連合会、あるいは東京商工会議所中野支部、中野工業産業協会、そういったところから推薦をいただいているところであります。学識経験者につきましては、こちらにあるように3人ですが、大沼あゆみさんにつきましては、前回の第2期の審議会の委員もお務めいただきまして、その際は会長をお願いしたところでございます。
それでは、表のほうに戻っていただきたいと思います。
委員の任期ですが、昨年の12月15日から平成22年12月14日まで2年間となってございます。
審議事項ですが、2点ございます。1点目が、(仮称)中野区地球温暖化防止条例に盛り込む主な事項に対する意見について、2点目が、中野区環境基本計画の進捗状況に対する意見についてということで、この2項目につきましてお願いをしてございます。
これまでの開催状況、それから、今後の審議の予定でございますが、20年度につきましては、委嘱をさせていただき、1月に、ここにありますように、1月27日に、他の自治体における地球温暖化防止条例の取り組み状況などにつきまして御説明をさせていただきました。4月になりまして、新年度から実質的な審議に入ります。繰り返しになりますが、ここでは、審議事項で挙げました地球温暖化防止条例、それから、環境基本計画の進捗状況、これらにつきまして御意見をいただく予定になってございます。
委員長
それでは、ただいまの報告に対しての質疑はありませんか。
むとう委員
こういう形で委嘱したという結果ですので、今さらどうこうということではないんですけれども、お尋ねしたいのは、こういった審議会の団体選出枠ですね。どの団体にどう依頼するかという団体名は区のほうで決めているんだと思うんですけども、どういう基準でどういう団体から出してほしいというふうに、あらゆる審議会の場面で質問できると質問しているんですけれども、この環境審議会においては団体をどういう形で決めているんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
例えば事業者につきましては、環境にかかわるようなそうした団体をお願いしてございます。事業活動に伴いまして、こうした環境問題に多少なりとも影響が出てくる、そういった団体の事業者に推薦をお願いしているところです。また、区民のところで申し上げますと、例えば清掃協力会であるとか、新たに入っていただきましたのは中学校のPTA連合会。基本的には、この考え方といたしましては、あまねく区内を網羅するような、そうした団体の方に入っていただいたほうがいいだろうということで、今回はこのような形でお願いをしているところでございます。
むとう委員
そういった考え方だけだと、あらゆる審議会がこういう団体推薦枠の団体がほぼ同じような団体、つまり、町会連合会、町会連合会の中にある清掃協力会なんかもほぼ同じようなメンバー構成ですけれども、そこであるとか、PTA連合会というのは、どの審議会も大体こういったあたりの団体から選出を依頼しているというような状況にあるというふうに思うんですけれども、例えば今回のこの環境審議会であるならば、環境問題をやっている団体からというのも必要じゃないかなというふうに思うわけですね。例えば中野区で言えば、環境リサイクルプラザですか、そういったものがあるわけですから、そこには環境団体として毎年登録をしているわけですね。この時期、また登録の時期ではありますけれども。そういった、環境審議会なんですから、環境問題に特化して取り組んでいる団体から出していただくみたいな、そういったことはなぜ考えないのか不思議でしようがないんですけれども。かつてはたしか、かつての団体構成が今ここにないので、記憶でしかないので何とも確かなことは言えませんけれども、環境団体枠とか消費者団体枠というようなものがあったように記憶しているんですけれども……(「入っています」と呼ぶ者あり)入っていますか。確認できて入っているということですけれども、どうしてそういう団体を削除していってしまうのか、それがよくわからないんですが、御説明ください。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
第2期で申し上げれば、消費者団体連合会あるいは環境リサイクルプラザであります運営会議、こういったところを選出母体とする委員の方、お願いをした経緯がございます。今回は既に環境基本計画もできております。さまざまな視点から、生活者の視点から御議論をいただきたいということと、先ほども申しましたけれども、中野区全体で網羅的な団体、町会連合会がそれの象徴的なものですけれども、清掃協力会につきましては、確かに町会連合会の中の清掃協力会というような見方もありますけれども、現実的には清掃協力会、女性を中心にして活発に活動されています。清掃問題につきましても造詣が深い、そうしたところから推薦をいただいたほうがいいだろうということで、今回このような形にさせていただきました。
むとう委員
先ほどの事業者については、環境と関係ある事業者を選定したという御説明でしたよね。それからすれば、環境問題をやっている団体も消費者団体も生活者であることには変わりないんですけれども、そういうことに関心を寄せて自分たちで取り組んでいる、そういう団体枠、2期目にはそういう団体枠があったということですけれども、どうして削除したんですか。その理由を明確におっしゃっていただけませんと、ちょっと今の御説明ではわからないですね。例えば本当にいろんな審議会、区内全域を網羅しているというふうになっていってしまいますと、全部こういった、このたぐいの団体からの推薦枠になってしまうんですね。そうじゃなくて、これはやはり環境審議会ですから、環境問題について審議するんですから、そのことをとりたてて一生懸命やっているようなところから団体推薦がなければ、やっぱり充実した議論の幅を持ち得ないのではないかと思われるんですけれども。2期目にはそういった団体枠があったのに、3期についてその団体はあえて外したという理由は何なんでしょうか、明確にお答えください。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
例えば町会連合会、清掃協力会、小P連、中P連につきましても、その内部で環境問題については活発に活動されております。委員おっしゃられる例えば消費者団体連合会、あるいは環境リサイクルプラザ消費者センター運営会議、そういった個別具体的な団体からの推薦をというふうな、そういうお話のように私は承りましたけれども、先ほど申しましたように、区内全体でもって組織化されたところ、それから、生活者の立場でもって御議論いただけるような、そういった方々に来ていただいたほうがよろしいかなということで、今回このようにさせていただきました。
むとう委員
要するに、私はやはり、環境審議会で環境の問題を審議するわけですから、環境問題について本当に日々研究し、取り組んでいるようなグループって実はいっぱいあるわけですよ。環境リサイクルプラザに登録している団体ってかなりの数あったかと思うんですけれども、そういった専門的に取り組んでいる枠からぜひ入っていっていただいたほうがいいのではないかと思うわけですね。例えば町会連合会とかPTA連合会、清掃協力会がいけないと言っているわけではないんですけれども、そこはそこのいろんな課題を持って取り組んでいるわけですけれども、だから、幅広いことを取り組んでいると思われますけれども、特に環境審議会というのであれば、環境問題に特化して取り組んでいるグループから入っていただくべきではないかと、むしろ。そういう団体も必要ではないかと私は思うんですけれども、なぜ外しちゃったんですか。そこの明確な理由が見えないですね。2期目にはそういう団体から入っていただいたわけですけれども、3期目に外す理由というのがよくわからないんですけれども、わかるような説明はないですか。生活者の視点って、中野の環境団体、消費者団体は生活者でもありますから、生活者の視点も十分持ち合わせていますし、区内のいろんなエリアに環境団体がありますから、区内全域の中にそういう団体はあるわけですから。そういうところを外す理由に挙げられた二つは、ほかの団体が継続し、そちらの団体を外す明確な理由が見えてきませんけれども、もっとわかりやすく説明してください。なぜ外したんですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
御理解いただけるかどうかわかりませんが、私どもとしては、区内全域が網羅的に敷衍しているような、そういった団体にお願いをしたいということで、今回、町会連合会、清掃協力会、それから小P連、中P連という形でもって推薦をお願いしました。先ほど来おっしゃられている消費者団体連絡会、あるいは環境リサイクルプラザの運営会議、皆さんそれぞれ環境問題については活動されております。活動されていつつ、こういった問題にもかかわっていただくということも必要かもしれませんが、今回はこういった団体の方々からの推薦はお願いしてございません。先ほど来申し上げていますように、区内全体が網羅できるような、そうした団体にお願いをして、既にでき上がりました環境基本計画、これにのっとった内容の基本条例を策定していきたい、そのように考えております。
むとう委員
水かけ論になってしまうんですけれども、中野区内では環境リサイクルプラザ、消費者センターって1カ所しかなくて、ここに登録している団体は全区的に網羅している団体もあるわけですし、中野区内の本当に上鷺宮から南台、いろんなところから活動拠点の人たちがそこに集まってきて活動しておりますので、網羅しているんですよ。ですから、網羅しているかしていないかというだけの理由だったら、実におかしい理由ですよね。あえて何か意図的に外したとしか思えないですよね。やっぱり環境審議会ですから、環境問題についてしっかり取り組んでいる団体から選出するということも大事ではないかと思いますので、これは3期目で始まってしまったので、いいというか、しようがないんですけれども、次回はやはりきちんと、環境審議会であるならば、中野区できちんと環境問題に特化して活動している団体からの推薦枠というものを加えていただけるようにお願いしておきたいと思います。
あわせて、公募なんですけれども、何人の応募があったんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
応募は10名でございます。
むとう委員
わかりました。
のづ委員
ちょっと今のことに関連するんですけども、リサイクルプラザの中野区での位置付けというのはどういうふうになっているんですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
お尋ねは位置付けということでよろしゅうございますか。
のづ委員
はい。今、むとう委員がおっしゃったように、全区的にここに、リサイクルプラザに登録されている方が全区的にということをおっしゃっていましたけれども、リサイクルプラザと中野区との関係の中においての、そうしたら、選んだ選ばないというところをちょっと知りたかったので、お尋ねしているんですけども。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
環境リサイクルプラザは中野区の施設でございます。そこでは環境問題につきましていろいろな啓発活動を行っております。それは講座とか、あるいはリーフレット、パンフレットの発行、それから、さまざまなそうした意味での啓発活動を行っているところでございます。
のづ委員
今のお答えですと、多分、むとう委員がおっしゃったように、全区的に網羅して、環境のことは中野区としては環境プラザしかないんですよね、やっぱり。それだったら、この経過は知りませんけれども、たまたま今回はこういうことで、選ぶ対象になっていないとしたら、公募の中にそういう方がいらっしゃるんですかね。そういう方が応募して、その中から選ぼうということで、公募の中にそういうリサイクルプラザで活動している方とか、この公募の方たちはそういう方なんですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
公募の委員の前に、中野区の環境行政というのは環境リサイクルプラザだけではございません。つまり、中核となるのは環境と暮らし、その中に環境リサイクルプラザというのが位置付けられてございます。環境と暮らしの中でも、環境保全であるとか環境美化、あるいは公害問題を取り扱っております。環境リサイクルプラザと申しますのは、広く門戸を開放しまして、地域で活動されているリサイクル団体あるいは消費者団体、それから環境団体、こういった方々の活動の場ということで提供しているところであります。
委員のお話、公募委員でございますけれども、そうした活動をされている方も今回公募委員ということでお願いをしてございます。
のづ委員
ちょっと今までの経過を、多分、ここに選ばれている方の団体の方が、例えば町会連合会とか、ほかのところでも代表の方なので、割とそういうところが重なって見える部分がすごく多いと思うんですね。そういう中で、環境ということに特化して言うならば、普通に話を聞いたら、リサイクルプラザの運営会議ですか、そういうところからも選ばれても当然なのかなという気はしますけど、それは区の考え方なんでしょうけれども、団体登録がどのぐらいあって、連絡会でどういうことかということの数にもよるんでしょうけれども、生活者の視点ということでは、ある程度の位置付けにあるように思いますので、そこから選ばれることは、もし来年度ですか、検討できるなら、普通に考えたら検討したほうがいいんじゃないかと私は思いましたので、ちょっと質問させていただきました。
委員長
要望でいいですか。
のづ委員
要望でいいです。
岡本委員
審議の回数のことでちょっと伺いたいんですが、平成20年度は2回開催されて、しかも20年度4月から12月14日まで審議会というか、開かれないで、委嘱の日にこれこれの事項について審議した。それから、2回目が1月27日ということで、20年度、また若干日があるから、3回になるかどうかわかりませんが、大体年度2回ぐらいをこのいわゆる審議会を開いているのが通常なんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
特にそういうことはございません。今回につきましては、1月27日、他の自治体における地球温暖化防止条例の取り組み状況につきまして御説明をさせていただきました。その際、さまざまな意見なり御質問をいただきました。じゃあ、中野区としてどういう内容を条例に盛り込むのが望ましいのか、そうしたものを案として示したほうがいいだろうと、委員の中からもそういう御意見がございましたので、各自治体の条例内容などをもう一度整理し直しまして、中野区としては、区としてはこういう項目を挙げていきたいなということで、そういった資料を整理して、改めてこれを委員に御提示して御意見をいただきたい、そのためのちょっとお時間をいただきたいということで、また、議会日程等もございましたので、ちょっと間遠くなってしまいましたが、4月早々にでも第3回目を開きたいなというふうに考えてございます。
岡本委員
これだけ見ると、何かこの審議会が本当に中身のあるようになっているようにはちょっとなかなかとれなかったもので、今、環境問題は大変大事な時代に入っている中で、中野区の環境基本計画もこれからがいろいろ事業が進んでいくので、その進捗状況については頻繁に審議会が開かれるんだろうと思いますが、何か、一番今大事な、こういう時代の中で、環境審議会の仕事も本当に重要になってくるのが、経過が見えるような形で報告がされていただければということを感じるんですが、その辺はいかがですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
各自治体の状況などつぶさにわかるような形でもって資料を提供させていただきました。これからの審議会の審議経過につきましては、逐次ホームページなどで会議内容については公開をする予定にしてございます。
岡本委員
ちょっと細かいことなんですけど、年間の予算はどのくらいこの審議会にとっておられるのか、伺いたいんですが。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
今、手元に細かい数字がございませんが、21年度に計上させていただきましたのは、委員の報酬その他でございます。あとは一般需用費などで対応する予定でございます。
岡本委員
この委員の区民と事業者と学識経験者それぞれ、費用弁償になっているのかどうかわかりませんが、その辺はどういうふうになっているのか教えてください。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
区民、事業者につきましては、たしか1回当たり3,000円、それから学識経験者につきましては、基本的には2万円ですが、会長、座長につきましては、たしか2万2,000円、2,000円上乗せをしてあったというふうに思います。
牛崎委員
伺いたいんですが、公募が10名あったというふうにお聞きしましたけれども、例えばこのお三方に決められたポイントというんですか、そういうことは何が決め手になったのかなということが1点。
それから、例えば町会連合会でこのお二人に決まった、それから、その後の3名の方もそうですが、この方たちは環境問題について区内全体網羅的な形で活動されているということで選ばれたということなんですけれども、どういうふうなことを具体的に区内全体的な中で網羅してやっていらっしゃるか、教えてください。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
公募委員につきましては、応募が10名ありまして、3名ということでございますが、あらかじめ小論文を出していただきまして、小論文を審査させていただきました。環境問題に対する関心の度合い、それから熱意、そうしたものを要素にしながら選考したところであります。必ずしも環境問題に知識が深い、造詣が深い、そういったことだけで選定をしてございません。むしろどう中野区とかかわりを持って環境問題に取り組んでいくか、その辺の熱意といったものを私たちとしては受けとめてございます。
それから、これはそれぞれの組織の問題でもございます。区内をあまねく網羅するというふうに概括的に申し上げましたけれども、町会連合会、それから清掃協力会はそうした意味での性格を持った組織だというふうに考えてございます。また、そこから推薦される委員の皆さんにつきましても、その組織の中でそれなりの配慮をされて、環境問題につきまして十分審議会で対応できる、そういった方が推薦されてきたのかなというふうに私どもは受けとめてございます。
牛崎委員
先ほどからも他の委員から意見がありましたように、決まってしまったものを覆すというようなことはなかなか難しいわけですから、これからこういう委員の方を公募したり、委嘱なさったりするときには、やはり委員会の中で、こんなふうな形で、こういう団体の方ですとか、市民団体の中から、それから、区民に対してはこう、事業者に対してはこうというふうに、ある程度の案を立てて、決まる前の御相談があってしかるべきと思うんですが、いかがでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
この環境審議会と申しますのは、区長の附属機関として設置をされます。したがいまして、その委員の委嘱、言ってみれば任命ですね。これは区長の権限に属すというところでございます。そうした意味からすると、なかなか難しいのかなというふうに思います。
委員長
ほかによろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告を終了します。
次、2番、平成21年度オール東京62市区町村共同事業「みどり東京・温暖化防止プロジェクト」についての報告を求めます。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
それでは、平成21年度オール東京62市区町村共同事業「みどり東京・温暖化防止プロジェクト」について(資料3)御報告をさせていただきます。
この事業は平成19年度から実施しているものであります。東京の緑の保全とか、温室効果ガス、こういったものを削減するのに共同・連携して取り組んでいきましょうということで始めたものであります。本事業は、ここにも記してございますが、リードの下から2行目、特別区長会、東京都市長会、東京都町村会の主催であります。また、企画・運営は財団法人特別区協議会と財団法人東京市町村自治調査会により実施をされるという性格のものでございます。したがいまして、事業そのものが直接区が行う、区が企画をする、そういうものではございません。ただ、事業の内容としては、連携・協力という意味で、区として何か事業をする際にここと連携をする、あるいはここから原資を得て事業を実施するものもその中にはございます。したがって、事業の内容につきましては、私ども、つまびらかには御説明できませんので、今回御報告いたしますのは、2月9日に開かれましたオール東京市区町村共同事業推進会議で決定がされた実施事業につきまして御報告をさせていただきます。なお、オール東京市区町村共同事業推進会議と申しますのは、中ほどに括弧書きでございますが、特別区長、市長、町村長14名で構成をされてございます。
先ほど事業の主催とか、企画・運営をお話し申し上げました。ちょっと裏面をごらんいただきたいんですが、こういったものについての予算措置で、2番目に事業規模がございます。今回、21年度につきましては2億1,800万円、これが充てられます。これを原資と申しますのは、3番目にあります財源措置、財団法人東京都区市町村振興協会の区市町村振興助成金を充当するというものであります。御案内かと思いますが、この区市町村振興助成金、これは宝くじの収益金であります。
それでは、表のほうをごらんいただきたいと思います。
1番目に、平成21年度実施事業一覧となってございます。基本的にほとんどの事業が20年度の継続事業でございます。大きく三つに区分けをしてございますが、1点目が、CO2削減につながる活動の普及・省エネ促進・温室効果ガス排出抑制という項では四つの事業を掲げてございます。共同事業普及・啓発ということで、ここにありますとおり、緑の保全であるとか、温暖化防止に向けた意識啓発、意識向上や実践行動につながるための普及啓発を行いますと。それから、62市区町村の環境イベントなどで共通のロゴを活用するなどでございます。
2点目の温室効果ガス排出量標準算定手法の共有化推進でございますが、自治体間の比較をしたほうがいいだろうということで、区市共通版としての標準算定手法につきまして、各団体ごとの温室効果ガスの排出量を算定いたします。これにつきましては、21年度につきましては、どういう手法がいいのか検討をしていくというふうに聞いてございます。
3番目が、レジ袋削減キャンペーンでございます。これは新規の事業になってございますが、レジ袋削減に向けて共同で普及啓発を行うということで、既に23区、それから26市含めまして、レジ袋削減に関する共同アピールが採択をされてございます。
4点目が、省エネチャレンジでございます。小学生、6年生を対象に、家庭での身近な環境負荷低減活動を実践していくということでございます。
くくりの2番目のみどりの保全と地球温暖化防止対策を推進するための連携体制構築でございますが、各団体の実施する事業との連携ということで、62市区町村の実施する環境イベント等と連携した取り組みを行うとなってございます。
裏面をごらんいただきたいと思います。
②として、ホームページの充実ということで、62市区町村の連携をさらに深めるという意味から、事業活動の紹介、あるいは関係情報の充実を図るということで、ホームページの充実を図ってまいります。
③が、市区町村職員の共同研修の実施でございます。
④が、カーボン・オフセットの研究。カーボン・オフセットの可能性について研究するということで、21年度は有識者による検討組織を設けるというふうに聞いてございます。
くくりの三つ目、人々が環境を考え、行動できる場の設定ということで、ここでは、みどり東京・温暖化防止プロジェクト助成金交付となってございます。62市区町村の実施事業につきまして、1自治体当たり150万円を限度として助成をするというものでございます。これは昨年度からの継続でございます。
それから、みどり体験交流事業助成金交付ということで、共同事業として実施してございましたみどり体験交流事業の成果を引き継いで実施をする内容でございます。
最後が、みんなで環境を考える共同行動の実施ということで、シンポジウムの開催などが予定をされてございます。既に今年度、20年度につきましては、3月14日にシンポジウムが開催されたところであります。
以上、11事業につきまして、20年度につきましては、みどり東京・温暖化防止プロジェクトということで実施が予定をされてございます。なお、詳細につきましては、この後、来月の主管課長会あるいは主管部長会で内容につきまして説明があると思われます。
委員長
それでは、ただいまの報告についての質疑を受けたいと思います。
むとう委員
これは、先ほどの宝くじですか、区市町村振興助成金で行われているということですので、区からは何も、1円も出していないということなんでしょうか。
それから、区は区長会が入っているということで、区長が参加しているということで、担当の課長も参加されているんですか。どなたが参加しているんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
区からの出資というんですか、支出はございません。
それから、参加と申しますのは、この事業そのものを最終的に決定いたしますのは、オール東京市区町村共同事業推進会議というところで決定をいたします。ここには、特別区からは6区長がその委員になってございます。江戸川区長、新宿区長、台東区長、中央区長、豊島区長、葛飾区長、以上6名がオール東京市区町村共同事業推進会議の委員でございます。
むとう委員
そういたしますと、具体的に区とここのかかわりはどういうことになって連携がなされていくんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
区長会としてこの事業を主催するということになります。そうした意味で、区長会の傘下に私どもございますので、この事業の推進に当たりまして、さまざまな形でかかわりが出てくると思います。例えばPRをするに当たって共通のロゴを使っていこうだとか、それから、レジ袋の削減に向けて共同アピールを採択しております。そういった意味で、削減に向けたPRをさまざまな場面で実施する。そういった意味で、全体を中野区がやるということではなくて、個々の事業の中で中野区がさまざまな形でかかわりを持つというふうに理解をしてございます。
むとう委員
21年度ですから、次年度の事業一覧であるんですけれども、裏面のところで、プロジェクト助成金交付ということで、1市区町村150万円を限度として助成するというふうになっておりますけれども、区としてはこれに向けて何か実施する、このお金をいただいて何か実施予定している事業というのはあるんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
環境基本計画にも盛り込んでございますが、今、設立の準備を進めております(仮称)地球温暖化防止対策地域協議会、現在、準備会の段階でございます。21年度にそれを立ち上げたいと思っております。その設立総会、そのときの記念講演、それから、協議会の運営等々にかかわる経費、こういったものに21年度は充当したいなというふうに考えてございます。
のづ委員
3点お伺いしたいと思います。まず1点目ですけれども、ここにある共通ロゴというのはもうできているものですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
共通ロゴはできてございます。ちょっと小さくて見えにくいかもしれませんが、こういうロゴマークができております。これはインターネットで見ることができます。こういったものをパンフレット、リーフレット、あるいは事務用品、こういったものに落とし込んでいくふうに私どもは考えてございます。
のづ委員
今までにそれ、いつできたものなんですか。もう既に、かなり前からあったんですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
オール東京62市区町村共同事業、これは19年度から始まっている事業でございます。私の記憶で申し上げれば、平成20年度の当初だったというふうに記憶してございます。
のづ委員
2点目なんですけども、2番目の「区市共通版とした」とありますけれども、今、東京電力とか、メーターの算出の裏側に自分のところのCO2を計算しましょうといって掛け数が書いてあるんですが、それとほかの標準手法というのが別にあるということですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
共通のCO2などの算出手法ですよね、今のお尋ねは。(「はい」と呼ぶ者あり)これにつきましては、私の聞いているところでは、みずほ情報総合研究所、そちらに委託をして算出手法を確立しているということです。この算出につきましては、電気の使用量、それから水道とか、さまざまな要素があると思います。あるいはごみの排出量、それから自動車の登録台数、それから、それぞれの自動車の平均的な走行距離数、こういったもろもろの要素を加味して算出システムをつくっていくということで、これまで23区の中ではそうした、ほぼ共通の算出手法があったんですが、多摩の市とちょっと状況が違うということで、双方で共用できるような、そうしたシステムをつくろうということで、これも聞いているところでは約1,000万をかけてシステムを構築すると。それはみずほ情報総合研究所に委託をする予定でございます。
のづ委員
ということは新規ですね。新規のこういう標準の算出方法をつくるということですね。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
そのとおりであります。
のづ委員
今までちょっと気になっていたので、東京電力の裏側のところでずっと1年間電気を書きためて計算を出していたのに、それはもしかすると算出方法が違ってしまうということですね、新規ということは。微妙に、掛け数が0.6幾つとか、コンマ2けたのところが東京都のとも違うんですよね。だから、どれをやったらいいかわからなかったので、今までは電力会社の裏側のをやっていて、1年間書きためたんですけど、全く違う算出方法になってしまうのか、その辺は微妙にちょっとだけしか違わないのかということなんですが、もうちょっと詳しく。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
私、内容については承知しておりませんので、詳しくは御説明できません。
のづ委員
じゃあ、3点目ですけど、環境負荷の低減活動を6年生で実践するということの内容をちょっと教えてください。
委員長
④の部分ですね、今おっしゃっているのは。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
以前、当委員会にも御報告をさせていただいたと思うんですが、エコチャレンジシート、そのチャレンジシートに記されている実践行動の項目を実施することによって、どれだけCO2が削減するか、これを中野区は独自でやってございますけれども、23区全体、多摩も含めましてこれをやっていこうというのがこの省エネチャレンジの事業でございます。身近な環境負荷低減活動を実践するというのがそのエコチャレンジシートのことでございます。
のづ委員
前回ちょっとお聞きしたと思うんですが、300部ぐらいしかつくらなかった例のあれですよね。それをまた新たに、じゃあ、23区共通にして、6年生、新6年生ですか、を対象に予算が別な形で行うということですね。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
新聞等で報道されていますので、ご存知かもしれませんが、東京都もエコチャレンジシートをやっている。それから、みどり東京・温暖化防止プロジェクトもエコチャレンジシートをやっている。中野区もやるということで、言葉は適当じゃないかもしれませんが、学校、子どものとり合いみたいな形でもってやっているんですが、それぞれが重複しないようにやらなきゃいけない。そもそも始めたところが、23区が全体でもってやりましょうとこれを始めて、それをよりきめ細かくやりたいというのが中野区の考えで、中野区のエコチャレンジシートはこれよりかもうちょっとおもしろみのある、項目数も多い、そういう内容になっているんですけれども、それぞれ実施主体が違っている状況の中で展開をするんですが、21年度につきましては、学校の選択制ということで教育委員会のほうとは詰めています。つまり、どちらがチャレンジシートをやりますかということで、そういったことで、これから十分な調整を図っていかなきゃいけないと思うんですけども、実感ができるようなチャレンジになるような工夫をしていきたいと思います。
牛崎委員
2番の①で、「チームマイナス6%等との連携を図る」となっていますが、これは全国的な運動組織、そういうものなんですか。それで、どんなことか、もうちょっと詳しく教えてください。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
チームマイナス6%につきましては承知してございません。
牛崎委員
じゃあ、後で承知していただけますか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
調べさせていただきます。
牛崎委員
裏面なんですけれども、3の2、みどり体験交流のところなんですが、各市区町村が実施する事業に対して助成金を交付するとなっていますが、この枠はどのぐらいなんでしょうか、金額の枠ですけど。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
私どもが聞いているところでは、全体の予算としては3,000万でございます。それで、1泊2日の場合は200万円をその事業に補助するというような内容で、それ以上の詳細につきましては承知してございません。
つぼい委員
ちょっと素朴な疑問をさせていただきたいんですけど、これ、裏面の3番の1番の1市区町村150万円をいただけるという話なんですけど、もしこの事業自体がなくなった場合は、こういう活動は区としてはやらなくなるんですか。これは助成金として出てくるからこういう活動はできると思うんですけど、もし助成金が出てこなくなった場合はどのようにお考えなんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
そうですね。そうですねと申しますのは、この助成金があるから、だからこの事業をやりましょうという部分があると思います。あるいは、既にある事業があって、この助成金があるから、この助成金を当て込みましょうということにつながると思います。例えば19年度については「不都合な真実」という映画上映がありました。あれには、その当時は助成金100万円だったんです。その100万円を「不都合な真実」の映画上映に充当したということで、今回は150万ということがありますので、私どもとしては、先ほど御答弁申し上げましたように、(仮称)中野区地球温暖化対策地域協議会、これの設立に向けた経費として充当していきたい、そのように考えております。
つぼい委員
ということは、助成金がなくなれば、とりあえずは前に進まないという形でいいんですかね。そうでもない。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
前には進みます。前には進むんですけれども、せっかくこの助成金があるので、この助成金を、私たちは区の予算として一般財源を当て込まないで、この助成金を使いましょうと、それを活用しましょうということでありまして、例えば仮に21年度150万円が、この助成制度がなくなって、150万が入らない。だったらばということにはなりません。地球温暖化対策地域協議会につきましては、これは区の一般財源でもってきちんと設立まで持っていきます。たまたま区として象徴的な事業としてこういったオール東京62をアピールできる事業でもありますので、それにこれを当て込みますよと。当然に年度末には事業報告をしなければなりませんので、そういったことで、象徴的な事業として21年度にはそこにこの150万円を充当すると、そういう考え方です。
つぼい委員
わかりました。あと、表面なんですけれども、レジ袋削減キャンペーンというのは、具体的に区としてはどのようなことをお考えなんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
これまでも取り組んでまいりましたけれども、3R運動、PR月間に3R運動をやる。この3Rの中にレジ袋削減のPRをもっと強力に進めていきたいというふうに思っております。
つぼい委員
もっと強力的にというのはもちろんそうだとは思うんですけれども、例えば、どこの区だったかちょっと私もわからないんですけれども、たしか区内に位置するスーパーとかに協力をしていただいて、スーパーではレジ袋を出さないような活動をしている区があったように記憶しているんですね。例えば今、私も近くにあるスーパーに通っていて、レジ袋を自分で持っていく、エコバッグを持っていくと2円引いていただけるとか、ポイントがもらえるとかというスーパーがたくさんあるんですけれども、そのあたりでは何か具体的にスーパーと連携をとってレジ袋の削減に向けていくとか、そういった具体的な何か内容はあるんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
具体的な内容についてはまだございませんが、来年度設立します地球温暖化対策地域協議会、ここはいわゆるこれまでの地域にございました住区協議会のような会議体ではありません。話し合いをして何かを決める、そういったところではなくて、話し合いをして何かを決めて、決めた上で実践行動に移す、そういう組織を想定しております。その協議会の中に幾つかの専門部会を設ける予定です。そのイメージにつきましては、この環境基本計画の中に記してございますが、そうした、その協議会のもとに設けられる専門部会、その中に、例えばレジ袋の削減をするためにはどういう取り組みが必要なのかということをテーマにした部会を設置して、区が先導役を果たすのではなくて、事業者や地域の方、いろんな方が入っていただいて、レジ袋削減に向けたらどんな取り組みが必要なのか、そういったことをここで話し合っていただき、行動に移していただく、あるいは運動に移していただく、そのようなことを今、想定しております。したがって、レジ袋削減について区がこうする、ああするということは現在のところ考えてございません。
のづ委員
先ほどの長い名前の委員会、中野地球温暖化対策地域協議会ですか、そちらの中で150万という、「不都合な真実」を去年でしたらやったというのが100万円ですよね。ことし150万というのは、一般の人たちもその助成が受けられるような金額なんですか。それともそういう協議会の中でやることを決めてで、一般の人たちはそういう助成ということが受けられないんですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
この助成金といいますのは、区の事業に対する助成であります。今回の事業は、その地球温暖化防止対策地域協議会の設立という、そういう事業にこの150万円を充当する、そういう考え方でございます。
のづ委員
設立と、そのほかに何か事業をするということも入ったお金ですよね。その何か予定のものというのはもう決まっているものがあるんですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
まだ詳細には決めてございませんが、会場の確保とか、それから、講演会の開催とか、それから、そのための、そこで環境にかかわるハンドブックなど、あるいはチラシ、リーフレットになるかわかりませんけど、そういったものをつくるとか、いずれにいたしましても、地球温暖化対策地域協議会が設立し、円滑に運営をされるための費用として考えております。
牛崎委員
すみません、一度に聞けばよかったんですけど。今出ている(仮称)地球温暖化防止地域協議会ですけれども、これは基本計画の中に図式で示されていることと同じことですよね。それで、ちょっとお願いというか、ここに、(仮称)中野地球温暖化防止対策地域協議会ということの中の仕組みに組み込まれる団体として、町会・自治会というのとNPOの活動団体というふうになっていますけれども、そのほかは、先ほどの審議会委員のメンバーを募ったのと同じようなところ、枠があるんですけど、このNPO等活動団体というふうに狭めないで、地域の中で環境問題に取り組んでいる住民団体というふうに広げてはいかがかというふうに思いますが、いかがでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
この環境基本計画の中に落としてございますのは、これはあくまでもイメージであります。どういう団体の方々に参画していただくかということにつきましては、これまで準備会の前に打ち合わせ会というのを設けまして、さまざまな団体の方の御意見をいただいております。これが少しずつ広がりを求めていこう、いきなりはなかなかできないねというのが全体的な御意見でした。したがいまして、緒についたばかりの時点ではなかなか、広くお呼びかけをするんですけれども、団体を中心にした協議会の構成で、その上で、部会につきましては広く区民の方をお呼びかけして、個人でも参加できるような、そういう組織にしてはどうかなというふうに考えてございます。いずれにいたしましても、これにつきましては区がこうする、ああするではなくて、準備会その他でもって御意見をいただきながら決めていただければなというふうに考えております。
牛崎委員
ぜひそのようにしていただきたいなというふうに思います。それで、この反対側のページに出ている区民団体の中に、町会・自治会、老人クラブ、PTA地区委員会というふうなことで書いてございますけれども、今、区では、例えば子どもたちの支援に関する取り組みだとか、それから、学校のボランティアの取り組みだとか、そういう、会議を組織するときにほとんどこういう方たちの名前が挙がっていて、本当に人材不足で困っていらっしゃるというふうなことがあって、どこを見てもここを見ても、本当に一体どういうふうな形でそういう組織から人が選ばれてくるんだろうかというふうに思っておりますので、ぜひそこのところをもう少し、先ほど言われたように、幅広い区民が参加できて、そして、この協議会そのものもそういう区民の声がしっかり聞けるようなシステムにしていただきたいと思います。いかがでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
基本的に私たちもそのように考えておりますし、準備会でもそうした御意見をいただいているところです。
むとう委員
すみません、聞き忘れてしまったんですけれども、この事業は3年前からスタートしてということですが、みどり東京・温暖化防止プロジェクトということですけれども、各オール東京全体でどれだけのCO2の削減ができたかとか、そういうことの試算はしているんでしょうか。成果として、これ、3年間こういう事業を、実質丸2年ですか、この年はこういう成果とかと見える形での何か、全体、オール東京としての何か、この事業による成果というのは具体的に上がっているんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
具体的には上がってございません。恐らく温室効果ガスの排出量の標準算定手法、これが確立することによって、逆にこの算式の中でどれだけ削減でき得たのかということが出てくるのかなというふうには考えております。
平山委員
小学校対象のエコチャレンジシート、これ、21年度の予算は幾らですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
このオール東京62の予算ということではなく……(「中野区です」と呼ぶ者あり)中野区の予算。今、手元に数字がございませんので、ちょっと答弁保留にさせていただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。(「すぐわかるんですね」と呼ぶ者あり)今……
平山委員
これ、学校で選択をされると、三つのものを。選択されるのを学校に投げかける時期っていつぐらいですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
そのように考えてございます。
平山委員
21年度のいつぐらいの時期にその3種類の中でどれにするんですかと学校に選んでいただく御予定かとお伺いしたんですけど。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
恐らく時期的にずれがあるかなというふうには思いますけれども、中野区としては中野区のチャレンジシートにつきまして21年度も考えております。これは、今年度につきましては中野区は、今回の62市区町村では中野区の学校では手を挙げてございません。これは東京都全体でもって、都内全体でもってこういう事業をやるけれどもどうだろうかというふうに、それぞれの学校に働きかけをするものでございます。中野区については、中野区の教育委員会と区長部局の間でもって調整をしながら、実施校につきまして推薦をいただく、あるいは学校からの申し出をいただく、そういう形でもって考えてございます。
平山委員
平成20年度は私、都のものと区のものと2種類あったというふうに認識しているんですが、平成20年度もこのみどり温暖化防止プロジェクトのエコチャレンジシートも存在して、学校にはその3パターンが一応案内されたという理解でよろしいんですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
東京都の動向について私、21年度は承知していないんですけれども、少なくとも62区市町村との関係で言えば、双方実施をするということで、各学校から希望を募るというような形になると思います。
平山委員
教育委員会は把握していらっしゃるんですよね。
竹内教育委員会事務局次長
昨年度の、20年度の状況については把握しております。ただ、21年度についてはどうするのかというのについては、またそれぞれのところが考えていらっしゃる状況を近いうちに、恐らく年度に入ったら示されると思いますので、そうした上で考えていくことになるのかなというふうに考えております。
平山委員
予算がわからないのであれなんですけど、要は、この前もこういう、チャレンジシートについていろんな御質問が出たと思うんですけど、その後、教育委員会のほうにお話を聞いたら、中野区で全部実施をされなかった理由とかというのもいろいろお伺いをしたんですけど、中野区はこの三つの中で一番すばらしいというふうに自負をされていらっしゃるのであれば、私は全部中野区のを使っちゃえばいいんじゃないかなと。何で選択させる必要があるのかなというふうに思っていますし、三つのものが存在するということ自体、ちょっといかがなものかという気はするんですけども、区としてとにかく無駄がないように、要するに、21年度の予算というのは非常に大事な予算ですので、財政運営の考え方の中でも、予算は組んだけども、必ずしも執行に当たっては、さまざまな注意が書いてありますよね。そういったことをしっかり踏まえてやっていただきたいなという意味で、幾らかかって、予算どりをされていて、それがどういう詳細になっているのかというのをお聞きしようと思ったんですけど、ちょっとお答えがないようなので、今でなくても結構ですけど、そういったことをしっかりと踏まえてやっていただきたいなと思っています。中野区のものを全部使っちゃえばいいんじゃないですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
これは内部での検討ではございますけれども、中野区のチャレンジシート、これが、希望される学校につきましてはそれが頒布できるような、そういう体制を整えたいと思います。
平山委員
教育委員会とよく打ち合わせをしていただいて、こちらのほうはこの三つの中で一番すばらしいんだというふうに言っていらっしゃる。それを教育委員会がしっかりとどう理解をされていくかということだと思うんですけど、よく話し合っていただいて、そのすばらしさをぜひ理解していただければなというふうに思います。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
21年度につきましては120万円余でございます。
平山委員
大変貴重な金額でございますので、先ほども申し上げたとおり、執行に当たっては決して無駄がないように、よろしくお願いします。
奥田委員
全体総額の予算とそれぞれの個別についてでお伺いしたいんですが、今、平山委員からの質問の中で、予算についての答弁保留がございましたので、これについても答弁すぐできない状況なのかもしれませんが、20年から21年の変化の中で、1,500万程度ですか、予算としては増額になっているわけですけれども、具体的に数字が見えているところでは、(3)番の①の100万から150万に増額になったという部分では、1自治体当たり50万円掛けるの自治体数分の予算の増額になっているという理解をすると、この増額分を超えるのかなと単純に思えるわけですけれども、だとすると、ここが正しいかどうかを確認させていただきたいところですが、だとすると、ほかの部分で事業として削減になっている、あるいは減額になっているというところもあるのかということがうかがえるわけですけれども。先ほど新規の事業もおありだというふうにおっしゃいましたので、新規と削減並びに予算の状況について、わかるような形で御説明いただければと思います。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
この予算額につきましては、20年度と相殺した数字を今持ち合わせてございません。中野区として持ってございませんので、資料として御用意をさせていただくということでよろしいでしょうか。
奥田委員
用意いただけるということであれば、それで結構であります。
それから、内容的に、(3)番の「共同行動参加システムの基本計画」となってございます。予算としては計画作成の予算どりということになろうかと思うんですが、これは今後参加のシステムを構築するというふうに読めるんですけれども、ある程度システムというものの仕様といいますか、「インターネットを活用した」という表現ですと、インターネットを活用しない参加型のシステムが今や珍しいぐらいの状況でありますので、全く見えないんですね。どういったものを想定されていて、これ、計画をされた後は実際に運用する主体もこの場になっていくということなんでしょうか。システムの中身と今後の運用について教えていただけますか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
私どもが得ている情報では、これにつきましては、みどり東京・温暖化防止プロジェクトのホームページ上に、緑の保全や地球温暖化防止の行動に参加するシステムを構築するということで、21年度につきましては、関係者による検討会を設置し、基本計画を作成するというふうになってございます。
奥田委員
いや、ですから、ホームページといったって、ブログ形式からさまざまあるわけですね、SNSとか。そういった中で、参加型のシステムといったときに、予算どりも無限に選択肢があって、ここでおっしゃっているものがどういう想定なのかというのをある程度おっしゃっていただかないと、インターネットという言葉を使ったり、参加型のシステムとおっしゃっても、全く内容が見えないんですよ。ホームページとおっしゃっても、ホームページも形態がさまざまで、今の御説明だと、説明されていないのと同じ程度にしか理解が進みませんので、もしもう少し具体的な参加という意味がわかるような、参加の形態がわかるような内容がおありであれば教えていただきたい。ないのであれば、それはないとおっしゃっていただければ結構ですけども。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
先ほど御答弁申し上げましたレベルでしか、私どもとしては情報としては得てございません。
奥田委員
そうなってくると、この計画をする際に、結局は予算制約になってきますね。ほとんど予算がなければ、簡易型のブログ形式で参加というような扱いにしたり、予算がたくさんあれば、システム担当者がいるような、SNSを構築していくようなものもあり得ますけども、そこについて、自治体の関係者の一員として中野区が、これについてどういったシステムにしていくべきだという考えを持ってかかわっている立場にはあるわけじゃないんですか。言われたことを承るという立場ですか。参加メンバーの一員として、このシステムについてはこうあるべきだ、予算についてはこうとるべきだとか、そういったお考えはお持ちなのか、お持ちでないのか、そのあたりをお答えください。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
あくまでも実施主体と申しますのは財団法人特別区協議会、それから東京市町村自治調査会になります。この内容につきまして、事業計画段階で主管課長会あるいは部長会に報告があるというふうに私は考えてございますので、そういう場を通じて意見を申し上げていくということは考えられると思います。
奥田委員
今おっしゃった、そういった場を通じて意見をおっしゃっていく際に、区としてのこのシステムに関するお考えがあるのかないのかというところを、あればお答えいただきたいです。なければ、ないとおっしゃっていただければ結構なので、御答弁願います。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
今回、21年度の事業として一覧化されたこの部分に関して申し上げれば、私どもとしては今、しっかりした考え方は持ってございません。
奥田委員
補助金というような形で、中野区の予算でないというようなとらえ方ではなくて、やはり貴重な税金という視点から、積極的なかかわりをぜひ所管としてしていただくということを要望させていただいて、こういったことについても、直接のかかわりがないであるとか、意思決定の直接の立場にないということで、区としての方針を持たないということではなくて、区として一員ではあるわけですから、これについてどうあるべきだというようなことについてはやはり方針として持っていただきたいということを感じるわけですけれども、御答弁があればぜひお願いしたいんですが。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
こうした情報を私どもとしては得た上で、区として何か協議会、そういった場面に発信できるものがあるのかどうか、その辺につきましては、区としても考えていかなければいけない、そういうふうに考えております。
奥田委員
あと、すみません、1点だけ。一つ戻りまして、(2)の④、カーボン・オフセットの研究とあります。「基礎自治体におけるカーボン・オフセットの可能性について、研究する」とあるわけですけれども、どこの場所でだれが幾らの予算でやるのかというところをお伺いしたいんですが、予算の部分については後ほどということになろうかと思いますけれども、お答えいただけますか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
細かくは承知しておりませんが、先ほど御説明したように、有識者による検討会を設置して研究をする。おおむね予算的には1,000万円程度を予定されているというところでございます。
委員長
奥田委員、よろしいですか。
奥田委員
はい、結構です。
委員長
じゃあ、資料要求との関係がありましたので、ちょっと休憩をさせていただきます。
(午後2時09分)
委員長
それでは、再開いたします。
(午後2時11分)
まず、じゃあ、この報告についての質疑はほか、よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
じゃあ、資料について確認を改めてしたいと思います。
事業規模の予算執行と予算、新年度の額についての求めがありました。その資料については、若干時間はかかるということですけども、でき次第、当該委員会の委員については配付をしていただくということで確認したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、以上で本報告、すべて終了いたします。
3番、その他で所管事項の報告はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了します。
次に、当委員会の中間報告について御相談したいので、委員会を休憩します。
(午後2時12分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時12分)
ただいま休憩中に御確認いただきましたとおり、今定例会最終日の本会議におきまして当委員会の中間報告を行わせていただくことに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
また、中間報告の内容につきましては、正・副委員長に御一任いただくということに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定をいたします。
次に、審査日程その他ですけども、各委員、理事者から何か発言ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
ありませんので、じゃあ、次回の日程について協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時13分)
委員長
再開をいたします。
(午後2時13分)
ただいま休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の日程は特に設けず、何か緊急の案件が生じた場合は、正・副委員長で協議の上、連絡させていただきたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定をいたします。
以上で本日予定した日程はすべて終了しますが、各委員、理事者から何か御発言ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、本日の環境対策特別委員会を散会いたします。
(午後2時14分)