平成22年02月01日中野区議会文教委員会
平成22年02月01日中野区議会文教委員会の会議録
平成22年02月01日文教委員会 中野区議会文教委員会〔平成22年2月1日〕

文教委員会会議記録

○開会日 平成22年2月1日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後3時09分

○出席委員(8名)
 来住 和行委員長
 ひぐち 和正副委員長
 山口 かおり委員
 南 かつひこ委員
 のづ 恵子委員
 吉原 宏委員
 やながわ 妙子委員
 篠 国昭委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 教育長 田辺 裕子
 教育委員会事務局参事(教育経営担当) 合川 昭
 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 吉村 恒治
 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 寺嶋 誠一郎
 教育委員会事務局指導室長 喜名 朝博
 教育委員会事務局副参事(生涯学習担当) 飯塚 太郎
 教育委員会事務局中央図書館長 小谷松 弘市
 子ども家庭部長 竹内 沖司
 子ども家庭部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長 浅野 昭
 子ども家庭部副参事(中部地域子ども家庭支援センター担当、南部地域子ども家庭支援センター担当) 天野 秀幸
 子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当、鷺宮地域子ども家庭支援センター担当) 波多江 貴代美
 子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長 白土 純

○事務局職員
 書記 荒井 勉
 書記 竹内 賢三

○委員長署名


審査日程
○委員会参与の変更及び異動について
○議題
 学校教育の充実について
 区民の生涯学習について
 スポーツ環境の整備について
 文化財保護等について
 子育て支援及び子どもの育成について
○所管事項の報告
 1 「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」案について(教育委員会事務局・子ども家庭部)
 2 区立学校の平成21年度卒業(修了)式・平成22年度入学(入園)式について(学校教育担当)
 3 教育管理職の異動について(指導室長)
 4 中野区次世代育成支援行動計画(後期計画・案)について(子ども家庭部)
 5 地域子ども家庭支援センターについて(子育て支援担当)
 6 キッズ・プラザ及び学童クラブの設置について(鷺宮地域子ども家庭支援センター担当)
 7 その他
 (1)野方小学校・沼袋小学校及び丸山小学校・沼袋小学校の各統合委員会の検討状況について(学校再編担当)
 (2)野方配水塔の国の有形文化財登録について(生涯学習担当)
 (3)成人のつどいの実施結果について(子育て支援担当)
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、文教委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿って進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、5時を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いします。
 初めに、委員会参与の変更及び異動についてですが、お手元に配付の資料(資料2)のとおり、昨年12月15日付で田辺前教育委員会事務局次長が教育長に就任されましたので、御紹介します。
田辺教育長
 12月15日付で教育長に就任いたしました田辺でございます。よろしくお願いします。
 当委員会には引き続き、こちらに理事者として出席をさせていただきます。引き続き御指導御鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
 また、教育委員会事務局次長の職務も、事務取扱ということで取り扱わせていただきます。あわせまして、よろしくお願いいたします。
委員長
 よろしくお願いします。
 以上で、委員会参与の変更及び異動について、報告を修了します。
 それでは、議事に入ります。
 学校教育の充実について、区民の生涯学習について、スポーツ環境の整備について、文化財保護等について、子育て支援及び子どもの育成についてを議題に供します。
 所管事項の報告を受けます。
 1番、「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」案についての報告を求めます。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 それでは、「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」案につきまして御説明をいたします。
 なお、全体的な構成と、それから教育委員会所管については私のほうから御説明をさせていただきます。(資料3)
 また、この案につきましては、今後の予定ということで、平成22年2月8日から3月1日までのパブリックコメント手続を経て、「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」を決定する予定でございます。
 それでは、中身の御説明にまいりたいと思いますが、その前に、「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案に関しまして、1月に2回ほど意見交換会を実施してございます。これは、素案の中で財政見通しについて触れられていないということで、その財政見通しを踏まえて意見交換会を2回実施したということでございます。先にその意見交換会の中身について御報告をしたいと思いますので、大変恐れ入りますが、別添3の資料をごらんいただきたいと思います。
 別添3で、「「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案に関する意見交換会結果」ということでございます。
 実施状況でございますけれども、1月21日(木曜日)に7時から9時まで、1月23日(土曜日)に2時半から4時半までということで、2回開催をしてございます。参加者につきましては、両方で23名ということでございます。
 配布資料といたしましては、「「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案」と、「「新しい中野をつくる10か年計画」の改定に関する財政の見通しについて」という参考資料を添付して、意見交換会を行いました。
 意見交換会の主な意見・質疑ということでございます。教育委員会関係で申し上げれば、3ページをごらんいただきたいと思います。
 3ページの一番下の段落でございます。16ということで「小学校の学区は大切なコミュニティの核であり、再編などによりバラバラにされているように思う」というような御意見。それから、1枚めくっていただいて4ページでございますけれども、上から2番目、18でございます。「学校再編は難しいと思うが、効率的な運営をして、代わりに教員を増やすなど、財源を教育に集中的に投入するという条件付きであれば賛成できる」というような御意見。また、「「これからの中野の教育検討会議」での議論は、10か年計画(第2次)に反映されるのか」ということ。それから、20番目に「第九中学校に中野体育館が移転してしまうと採算が取れなくなってしまうと思う。現在の位置でプールも入れて高層化してはどうか」というような御意見がございました。
 5ページ目をごらんいただきたいと思いますが、これは参考資料でおつけをしました「「新しい中野をつくる10か年計画」の改定に関する財政の見通しについて」に関する御意見でございます。この参考資料の資料に基づいて、一般財源等を示してございますけれども、これは「経済成長は何パーセントと見込んでいるのか」等、また、一般財源が650億という一般的な基準を設定してございますが、「30年度以降、上昇すると見込んでいる根拠を示してもらいたい」等、財政にかかわる見込みについて、幾つか御意見をいただいてございます。
 また、7ページでございます。意見募集期間ということで、この意見交換会とは別に、平成22年1月25日まで御意見をいただいてございます。これは、意見交換会に参加できない方々についても御意見を聴取するということで、電話・メール等で御意見をいただいてございます。これについては、24件ほど御意見をいただいてございます。
 以上、簡単ではございますが、1月に行われました意見交換会の結果について御報告をいたしました。
 それでは、「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」の案につきまして御説明をしていきたいと思います。
 まず、分厚い冊子をごらんいただきたいと思いますが、その冊子の目次のところでございます。目次の2枚目の裏側に第4章という項目がございます。「第4章 持続可能な行財政運営のために」ということで、ここに今まで未定でございました財政的な見通しを踏まえた考え方について記述をしてございます。また、参考資料として、「人口の推移」と「10年後の施設配置」、また、それぞれの用語の意味について、参考資料として添付をしてございます。
 それでは、御説明として、それぞれの変更点を中心に御説明をしてまいりたいというふうに思ってございます。
 恐れ入りますが、別添2-1の資料をごらんいただきたいと思います。「「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」案 素案からの主な変更点(本文等)」と書いてある資料でございます。これの教育委員会所管といたしましては、4ページをごらんいただきたいと思います。
 4ページ、「第3章 Ⅱ-2 子どもから大人まで、地域の中で自分の力をのばせるまち」の項でございます。それの1番目でございます。「ウ 一人ひとりの可能性をのばし、生きる力を育む学校づくり」ということで、ここに「成果指標と目標値」を掲げてございますが、この目標値につきまして変更してございます。これは、21年度の実績がこの目標に掲げてある目標値を超えてしまったということで、目標値につきましては、さらに上方の目標値を設定してございます。
 また同じように、その下の段でございますが、「健やかな身体を育む学校づくり」のところでございます。これは体力向上に関する実績でございますけれども、これにつきましても、21年度実績が目標を上回ってしまったということで、26年度の目標と31年度の目標について、上方に目標を修正してございます。
 さらに、その下でございます。「文化芸術のまちづくり推進」ということの目標値でございます。従来は「文化施設の利用率」ということで目標を掲げてございましたけれども、「文化施設の利用者数」ということで、より具体的な指数・指標ということで変更をしてございます。
 続いて、その次の5ページでございます。「文化芸術のまちづくり推進」ということで、従来は歴史民俗資料館については「指定管理者制度の導入を図り」ということで記述をしてございましたところ、歴史民俗資料館につきましては「管理運営方法を工夫し……」云々ということで修正をしてございます。
 本文等に関する教育委員会関連の修正は以上でございます。
 続きまして、別添2-2の資料をごらんいただきたいと思います。これは、主に「素案からのおもな変更点」ということで、ステップの変更をした部分でございます。これの3ページをごらんいただきたいと思います。
 戦略3、展開3の「かしこく優しくたくましい社会の担い手を育てる」ということで、従来は「職場体験学習の充実」ということで「(中学生の保育体験の全校実施)」ということで掲げてございましたけれども、必ずしも職場体験学習が中学生の保育体験だけではないということで、この部分につきましては分離いたしまして記述をさせていただいてございます。
 それから、その下の戦略4、展開1「だれもが参加、健康づくり最先進区」というところでございます。このところの仲町云々という記述のステップ2をごらんいただきたいと思いますが、従来は「中野富士見中跡の地域スポーツクラブの人材」云々という記述が、案では第3ステップに変更をしてございます。また、同じように、素案で「沼袋小の地域スポーツクラブ」と「鷺宮圏域の地域スポーツクラブ」につきましては、第3ステップにあったものを第4ステップに後ろ倒しをしてございます。
 それから、4ページをごらんいただきたいと思います。4ページの3段目のところでございますが、「小学校情緒障害等特別支援学級2校増設」、あるいは、第2ステップで「小学校特別支援学級の1校増設」、また、第4ステップで「小学校特別支援学級1校増設、中学校特別支援学級1校増設」の記述がございましたけれども、これにつきましては、校数を外して、第2ステップに「小学校特別支援学級の増設」と、第4ステップに「小学校特別支援学級の増設」と「中学校特別支援学級の増設」ということで修正をしてございます。
 さらに、その下の段でございます。第3ステップに「特別支援教室の整備(全校)」という記述がございますのが、この記述につきましては「(全校)」を取ってございます。また、第4ステップで「特別支援教室の整備」と「巡回指導員の養成」ということで、ここにも第4ステップまで計画として載せるというような変更をしてございます。
 あと、5ページでございます。領域Ⅰ-3-イ「建築物の耐震化の促進」という項で、素案では「耐震性能ランクBの小学校の耐震改修完了(14校)」ということで、全校第1ステップで完了するという形でございましたけれども、「耐震性能ランクBの区有施設の耐震改修」ということで、ステップ2以降も推進をするということで、従来、23年度までBランクの耐震改修をするということでございましたけれども、財政的な事情等の事情によって、この部分については後ろ倒しになるということでございます。
 それから、6ページでございます。6ページの4段目、領域Ⅱ-2-ウでございます。これは、先ほども御説明をいたしましたように「職場体験学習の充実」、それから「中学生の保育体験の全校実施」につきましては、領域のエからウに変更という形でございます。また、その下の段でございますけれども、先ほども御説明をいたしました地域スポーツクラブについては、後ろ倒しということで変更をしてございます。
 それから、7ページをごらんいただきたいと思います。領域Ⅱ-2-キ「利用しやすい魅力ある図書館の運営」という項でございます。素案では、「新たな管理運営体制の構築に向けた」ということで管理運営体制の記述がございましたけれども、それを取りまして、「図書館システムの改善、機械化による区民サービスの向上」という表現に改めてございます。
 教育委員会関連のステップ等については以上でございます。
 さらに、申しわけありません、別添2-3ということで「「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」案 素案からのおもな変更点(参考資料「10年後の施設配置」)」のところでございます。この1ページで、スポーツ施設の記述がございます。「地域スポーツクラブの活動拠点」ということで、これは先ほども重複して御説明をしてございますけれども、ステップとしては2から3、3から4ということで後ろ倒しをしてございます。
 それから、それの3ページでございます。3ページの一番上でございますけれども、「変更を行わなかったもの」ということで、小・中学校のいわゆる統合に関する部分については変更していないということでございます。
 それから、一番後ろの4ページでございますが、「売却予定等」ということに関しましては、教育委員会所管については変更がないということでございます。
 以上がそれぞれの単元に分けた御説明でございます。
 それでは、大変恐縮でございますけれども、本文、冊子のほうにお戻りをいただきたいと思います。冊子の、先ほどちょっとお話をさせていただきました第4章の部分が新たに加わってございますので、教育委員会所管ということではございませんが、若干御説明をさせていただきます。
 第4章、187ページ以降になります。お開きをいただければと思います。
 その188ページに「行財政運営の基本方針」ということで、この項を設けてございます。そこには、「財政運営の考え方」ということで、これから10カ年にわたる財政運営の基本的な考え方をお示ししてございます。また、「基金活用の考え方」、「起債活用の考え方」等、基本にかかわる部分についての基本的な方針について、ここに掲載をしてございます。さらに、「財政運営の健全化」ということで、区財政の規模に応じた事業運営を行うということを基本に、コスト意識ですとか、あるいは民間活力の活用ですとか行政の役割の明確化、また、それぞれの収納金の収納率の向上ですとか受益者負担の適正化などを行って、財政の健全化を図っていくというような記述がございます。
 190ページには、「財政見通し」として「(一般財源の推移(想定))」ということで、一般財源の規模を650億というふうに基準ということで設けてございます。点線でその基準が示してございますが、これからの財政運営ということで、その基準にどういうふうになっているのかという表をここに載せてございます。
 それから、191ページでございますけれども、「10年間の財政フレーム」ということで、これにつきましては10か年計画のステップに合わせてその財政フレーム等を表示してございます。わかりやすく表示をさせていただいたということでございます。
 また、192ページ、193ページにつきましては、「基金の積み立て・繰り入れ計画」ですとか「起債の活用計画」について記述をさせていただいてございます。
 また、194ページにつきましては、「起債・基金を活用する主な事業」ということで、それぞれの現在の段階での基金と起債を活用する事業等についての資料を添付させていただいてございます。
 197ページ以降は、先ほどもお話をしたように、これからの人口の推移ですとか10年後の施設配置、また、用語の説明ということで、参考資料としておつけをしているものでございます。
 以上が全体的な案についての御報告と、教育委員会所管についての変更点について御報告をいたしました。
委員長
 引き続き。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 それでは、同じく「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」案の子ども家庭部関連について御報告いたします。
 まず、意見交換会の部分でございますが、先ほどの御説明と同様、意見交換会の中では、別添3をごらんください。3ページの15番、「10か年計画(第2次)素案では学校・保育園が減っていくと読み取れ、とても不安である。10か年計画(第2次)の中に「保育所待機児童ゼロ」を入れてほしい」という御意見がございました。
 また、次のページの17番でございますが、「小学校区に児童館が一つずつあったが、4か所の地域子ども家庭支援センターでは丁寧な対応ができないのではないか」、このような御意見をいただいております。
 次に、別添2-1でございますが、「素案からのおもな変更点」、この部分につきましては、子ども家庭部関連につきましては、変更点はございません。
 次に、別添2-2でございます。「素案からのおもな変更点(ステップ)」でございますが、1枚裏の2ページでございますが、戦略3、展開1「安心して子どもを産み育てられる支援の拡充」の中で、「区立保育所の建て替え」でございますけれども、素案ではステップ2で「区立保育所の建て替え民営化(沼袋西・橋場)」と2園を明示しておりましたが、案ではステップ2で沼袋西、ステップ3で橋場というふうに変更させていただいております。
 それから、次の戦略3、展開1「安心して子どもを産み育てられる支援の拡充」の中で、「私立保育所の建て替え支援」ということで素案の中で掲げさせていただいておりますが、これは削除をさせていただいております。ただし、本文、これは先ほどの案の本文のほうでございますけれども、そこの中、99ページ等では、本文の中に「私立保育園についても改築支援を行い」というふうに明記しておりますので、表は削除しておりますが、この事業自体を廃止したということではございません。
 次に、その下でございます戦略3、展開2「地域ぐるみで支える子どもと家庭」でございます。これは、素案では「すこやか福祉センター内に地域子ども家庭支援センターを移転・整備」、これにつきまして、ステップ2で「(中野富士見中跡)」、ステップ3で「(沼袋小跡、鷺宮圏域)」というふうに、それからまた、その上でございますが、「(仮称)すこやか福祉センターを拠点とする子育てコミュニティの推進」、このようにステップ3で上げておりましたが、すこやか福祉センターの整備自体がステップ2からステップ3へ、ステップ3のものがステップ4へ移っておりますので、それにあわせた形で中野富士見中跡につきましてはステップ3、それから、すこやか福祉センターを拠点とする子育てコミュニティの推進、沼袋小跡、鷺宮圏域につきましてはステップ4に移しております。
 次に、3ページでございますが、一番上でございます。素案では「虐待の早期発見・対応力の向上(子ども家庭支援ワーカーの養成)」、ステップ2では「児童福祉司の資格を持った子ども家庭支援センター職員による相談対応の実施」というふうに書かせていただきましたが、これにつきましては、そういった資格要件だけでなく全体での取り組みを重視しようということで、「虐待の早期発見・対応力の向上」というふうに改めまして、第1・第2ステップで引き続き推進していくということに変更してございます。
 次に、別添2-3でございます。「素案からのおもな変更点(参考資料「10年後の施設配置」)」でございますが、1ページ目でございます。「新たに実現する施設等」の中で、保育園でございますが「(仮称)橋場保育園」を新たに設けさせていただいております。これは、整備内容といたしましては、橋場保育園と同敷地の橋場児童館を廃止いたしまして、U18プラザとともに整備をしていくということと、それから、建替え時より、近接の仲町児童館跡を保育園として使用し、建替え後も同児童館跡は保育園として活用というふうに変更をいたしたものでございます。ステップにつきましては、変更前は第2ステップということでございましたが、新しい案のほうでは第3ステップのほうに移してございます。これは、橋場児童館跡をU18として使用する予定に変更したものをつけ加えてございます。
 それから次に、裏面でございますが、下の「その他の変更」のところでございます。U18プラザでございますが、今申し上げましたように、仲町児童館から橋場児童館に変更することになりますので、10か年の整備内容の中に仲町にかわり橋場を加えさせていただくものでございます。ステップにつきましては、第1から第3ということで、変更はございません。
 それから、「参考」のところで、「変更を行わなかったもの(ステップ等の変更なし)」につきましては、保育園につきましては新井以下そこに書いてありますような保育園、それから、認定こども園、キッズ・プラザ、母子生活支援施設につきましては、変更はございません。これにつきましては、本文の99ページ、それから、参考資料の201、202ページにすべてまとめて表示しております。
 次に、4ページでございますが、これは「売却予定等」ということで、素案のときには「今後活用方法を検討する施設等」を「売却予定施設等」に統一いたしまして、項目名から施設を削除しております。こういった用地等の売却収入につきましては、今後必要となる施設の整備を行うために基金への積み立てを行っていくということと、また、この積み立てによりまして、健全な財政を保ちながら、施設整備財源の確保を行っていくものでございます。この中に、「今後活用方法を検討する施設等」から変更いたしましたものとして、あさひ保育園――これは、児童館跡地への移転改築に伴い廃止をしていくという予定でございます。これは、昭和保育園との統合も同時に含んでおります。それから、松が丘保育園――これは、さつき寮跡地への移転改築に伴い廃止を考えております。それから、児童館につきましては、みなみ以下そこに書いてございますような児童館につきましては、キッズ・プラザの整備に伴い廃止をしていくというものでございます。それから、鷺宮児童館につきましても、キッズ・プラザの整備及び地域子ども家庭支援センターの(仮称)すこやか福祉センター移転に伴い廃止をするというものでございます。
 「変更を行わなかったもの」といたしましては、一番下にございますが、保育園といたしましては南江古田以下の4園、それから、丸山児童館がこれまでと同様売却予定というものになっております。
 子ども家庭部関連は以上でございます。
委員長
 それでは、ただいまの報告についての質疑を受けていきたいと思います。
篠委員
 今の説明で、最後におっしゃられた売却予定なんですが、別添2-3の4ページですね。建物の耐震性能、わかりますか。西中野児童館、若宮児童館、鷺宮児童館、鷺宮保健福祉センター、耐震のランクはわかりますか。Bとか、Cとか。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当)
 今現在、CとかBのランクはわからないんですけれども、鷺宮児童館に関しましては、現在耐震改修工事を行っております。西中野児童館に関しましても、耐震改修の必要性があるということは認識しています。
篠委員
 西中野も必要で、若宮は必要ないの。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当、鷺宮地域子ども家庭支援センター担当)
 若宮児童館に関していいますと、必要がないということでございます。それで、耐震性能Bランクの施設として若宮児童館と西中野児童館が、かつて出されている区有施設の耐震改修計画の中に載せられております。失礼しました。
篠委員
 鷺宮保健福祉センターは、まだわからないですか。これはわからない。
委員長
 ちょっと所管が違いますけど……。
篠委員
 所管が違うからわからない。
委員長
 ちょっと無理ですかね。
篠委員
 引き続き、いいですか。
委員長
 どうぞ。
篠委員
 鷺宮児童館は、耐震に幾らかけて完成するんですか。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当)
 すみません。数字を今持っていないので、答弁保留をさせてください。
委員長
 では、後ほどお願いします。
篠委員
 といいますのは、そんな安い金じゃないと思うんですが、今、2月から一部、鷺宮地域センターから機能が戻りますよね。いずれにしろ、10か年というのは、2年・2年・2年・4年でよろしいんですよね。ですから、6年後には売却するんだと。それはおかしいじゃないかと。これだけの金をかけてというのを発信するとしたら、やっぱり担当部局じゃなきゃ無理じゃないですか。お金のことだけ考えている学校に入れる。金の計算抜きで10か年を進めるのは危険だというのは、そこを申し上げたいんですが、もしかですよ、耐震に1億もかかったとして、あと6年で売るんだなんていう作業をしているんであれば、これはそんなお金の使い方はないだろうという発信は、担当課から上げる以外ないんじゃないですか。その辺は、経営本部に任せっきりなんですか。
竹内子ども家庭部長
 児童館の耐震につきましては、これは子どもの施設ということで、まずは基本的には早急に実施をしたいという考えでございます。鷺宮児童館につきましても、今後キッズ・プラザ、それから地域子ども家庭支援センターの移転に伴いまして、将来的にはここに書いてあるような廃止ということになるわけでございますけれども、その間、耐震が不安があるということではやはりいけないというふうに考えてございまして、今回、今年度ですね、耐震の補強工事を実施したということでございます。
篠委員
 あと、お金のこと全然つかんでいない様子なので、今即答されないで結構ですが、やっぱり我々議員も、今が危ないからお金かけなきゃいけないというのもわかるんですが、計画はもう決まっているところに、何とか違うしのぎ方があるかもしれないという、この模索した跡を文書で残しておかないで、ぽんとこういうのを出すのは大変危険ですので、やっぱり自分の担当のところのお金は幾ら、それで、売却したらどのぐらいのお金になるかというようなことは担当のところがしっかりつかんでおかなければ、何を言っているんですかという激しい質問をすることはできないんでしょう。ですけど、だれ一人として答えられていないというのは、やっぱりこういう大きな計画をつくるときに、この二、三年乗り切れるかどうかという流れの中で、「売却」という言葉がうんと出てくるのはよくわかるんですが、その辺は答えられるようにしておいてください。
委員長
 後ほど、保留ですので、お答えください。
 では、どなたか。質疑をお受けします。
山口委員
 私も売却に関しては、保育園の待機児の問題もそうですけれども、高齢者施設も、ショートステイやグループホーム、特養などなど、非常に区民の要望の強いハード面のものがまだ足りていないわけですから、その中でこうしたあさひ保育園、松が丘保育園、それまで今後使用方法を検討するとされていたのが売却に変わっているというのが、本当に区民の理解を得られるのかなというところで、もう一度再考していただきたいと思います。
 それで、質問なんですけれども、まず、教育のほうですが、これは別添2-2の、項目としてはナンバー19の情緒障害特別支援学級の2校増設が削除されて、小学校の特別支援学級1校増設が、1校が消えたりですとか、何か数上ですとかいろいろ変更がされているんですけれども、これはどういった理由なんでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 これは、資料の別添2-2の4ページの19の項目でございます。素案では、ステップ1、すなわちおおむね平成22・23のときに情緒障害と特別支援学級2校増設というふうになっておりました。これは、この意味は、2校――つまり、この期間中に学校の再編によって1校が減ると。その中で、2校設置することによって、1校増設というような意味でございます。そこを、その増設というんでしょうか、開設2校の一つをステップ2のほうに、これは財政事情というようなことでございますが、繰り延べたということでございます。
山口委員
 今、障害のある方がそれぞれ通われているところから、これによって不都合が生じるとか、そういうことはないんでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 それは、数的には、例えば23年度、ステップ1のところの時点では数的には少ないわけですので、そういった意味では、そろっているよりは通学についてやや不便ということもありますが、設置するところは、やはり交通の便のいいところに設置する予定でございますので、そういった意味でのことを十分に配慮して開設していくといったような方針でございます。
山口委員
 ぜひ、保護者や当事者の方の御意見をよく聞いて、計画を立てていただきたいと思います。
 あと、これも同じく教育関係ですけれども、別添2-2の5ページの「耐震性能ランクBの小中学校の耐震改修完了」をステップ1から削除されて、これは財政事情だということで後ろ倒しということなんですけれども、財政事情というところでは、完了の見通しというか、そこのところはどうなってくるんでしょうか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 なかなかここ二、三年の経済状況、財政状況を考えますと、即これを二、三年のうちに実施をするというのは難しい状況でございます。今考えてございますのは、25年度以降に計画的に残りの部分については実施をしていきたいというふうに考えてございます。
山口委員
 経済事情ということですけれども、区内のそれこそ建築関係の業者さんにとっては大変望まれる事業でもあるかと思いますので、なるべくであれば、この現行どおりやっていただきたいというふうに思います。
 あと、保育園関係でお聞きをしたいんですけれども、まず、橋場保育園の建てかえについて、ステップ2から3のほうにまた先送りされるということなんですが、この耐震のほうはどうなっておりますでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 橋場保育園ですが、耐震Bランクでございますけれども、民営化、現地建てかえということでございますので、これについては耐震化工事のほうは現在予定してございません。
山口委員
 建てかえのそもそもの動機として、耐震の老朽化の関係もあったかと思うんですが、そういうわけではないんですか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 耐震がBランクの保育園について、売却予定、あるいは民営化の予定があるといった保育園については、耐震化工事の対象から外してございます。
山口委員
 もう一つ、括弧書きで、これは別添2-3のほうの資料ですけれども、仲町児童館跡を保育園として建てかえ後も使用するというふうに、跡地ですね、保育園として活用するとあるんですけれども、これは認可保育園としての活用を考えていらっしゃるという認識でよろしいですか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 仲町児童館の跡につきましては、まず、橋場保育園の建てかえの際の仮園舎として、改修して使うということを考えてございます。その後につきましても、現在の待機児の状況を考えて、認可保育園として使用していくという考えでございます。
山口委員
 では、定員は純増というか、そういうことでよろしいんでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 橋場保育園の現在の定員から考えると、定員はふえると。ただ、近接してございますので、どういった形態で認可保育園を開設していくかという点については、今後検討したいというふうに考えてございます。
山口委員
 あと1点。南中野の区民活動センターの移転整備が先送りをされている関係で、中野富士見中跡地にさまざまなものを整備される予定だったものも先送りになっているんですけれども、弥生町五丁目の旧本郷保育園の仮園舎については、この跡地については現在のところどのように考えていらっしゃるんでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 現在の本郷保育園の園舎でございますが、これにつきましては、今年度末をもちまして本郷保育園のほうは廃止ということでございますが、弥生保育園の待機児対策、あるいは耐震化工事といったことが予定されてございますので、弥生保育園の園舎として1年間については活用していきたいというふうに考えてございます。
山口委員
 1年後なんですけれども、その後も、この計画ですと、保育園として使用できる可能性はあるということですか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 現在では、平成22年度1年間の使用ということでございますが、現在のところはそういう予定ということでございます。
山口委員
 待機児童の観点から言わせていただいているので、ぜひ需要があるのであれば、使用のほうを考えていただきたいと思います。
 すみません、もう1点。私立保育園についての建てかえ支援、ステップから消えたんですけれども、事業自体は実施していくということなんですが、なぜわざわざ記載されていたものを削除したのかお聞かせいただけますか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 これにつきましては、具体的に建てかえが予定されて、想定されていた保育園がございましたが、これが法人側の事情等によりまして、現在のところ直近で建てかえる予定がなくなったということでございまして、先ほど報告の中でもございましたけれども、本部のほうでは建てかえの支援を行っていくということでございまして、ステップから落したということで、その事業を実施しないということではございませんので、今後も老朽化、あるいは耐震化にあわせて、建てかえをする際には区のほうで支援を行っていくというものでございます。
山口委員
 時期的な見通しがちょっと今のところ立たないというような状況ですね。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 おっしゃるとおりでございます。
のづ委員
 今のところを整理してお聞きしたいんですが、橋場保育園と仲町児童館の関連のところですけども、橋場児童館を建てかえをして、仲町児童館は、今児童館として使っているのとU18として使っていますけれども、仲町小学校跡地がすこやか福祉センターになったときに移転するということで、仲町児童館は保育園として使われるということですね。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 まず、仲町児童館の跡でございますが、すこやか福祉センターのほうに移った後、橋場児童館の建てかえの際の仮園舎としてまず施設を改修して使用すると。その後については、認可保育園をその施設を利用しまして開設するということを現在考えてございます。
のづ委員
 最終的な結果として、橋場児童館はU18として使い、仲町児童館は仲町保育園になり、仲町小学校はすこやか福祉センターという、そういう仕切りでいいんですか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 橋場児童館については、建てかえてということでございますけれども、委員のおっしゃったとおりというふうに考えてございます。
のづ委員
 ここに限らず、いろいろ使われ方が少しずつ変わるんですけれども、この間、文教委員会でキッズ・プラザを視察に行きましたけれども、キッズ・プラザの安全性とかそういうのはとてもいいと思うんですけども、あの中で学童の必要性がどのぐらい今度あるのかなということをちょっと考えさせられたのと、やっぱり学校の施設なので、例えば乳幼児の親子とか、それから大人が出入りすることは全く否ですよね。ないわけですよね。それで、児童館でU18で、今本当に児童館のよさというのは、乳幼児からずっと大人までつながった中で地域の人たちが出入りできるよさというのがあるんですけども、この中で児童館が本当に減ってしまう。それから、鷺宮のほうにこのごろ行くことが多いんですけれども、とても地域的に広いので、なくなったところと行くところというのはかなり、逆に言うと、子どもたちは狭まれてしまう。学区内に一つ児童館があったことは大きな意義があると思っているんですが、この中だとかなり子どもたちの行く安全性とかそういうことに関してはもしかするとかなり保たれてはいるんでしょうけれども、遊びの場として地域をということを考えたときに、すごく疑問に思うことがたくさんあるので、ちょっとこの廃止というところで、どんどん廃止の部分に上げていってしまうと計画ありきになってしまうような気がしますので、その辺をちょっと考慮していただきたいなということがあります。一つ。
 それから、廃止のところで、高齢者会館のところで、本町四丁目の高齢者会館の跡地のことがありますけども、財政難で凍結になったので、計画では確かに商工会館と一緒になるということで、インキュベーション施設ということがありましたけれども、今さらどうしてここにというのがありますので、これが検討されたものなのか、その辺の経過を含めて、地元で全く声が上がっていないことなので、教えていただきたいと思います。
委員長
 高齢者会館に関しては、所管が異なるので、お答えできますか。ちょっと無理がありますね。じゃあ、前段の質問に対してはお答えいただけますか。児童館の。
竹内子ども家庭部長
 施設の子どもたちの利用という意味では学校の中に入って安全になるんだけど、遠くなるんじゃないかという御質問の趣旨だというふうに思います。確かに、一つには、キッズ・プラザという形で小学生はこれはもう各学校に将来的に入っていきますので、安全性もそうですし、利用という意味では問題がないかなというふうに思っております。あとは、乳幼児ですとか、それから中高生ということになるわけですけれども、それにつきましては、中高生につきましてはU18、それから、すこやかという中に子育てひろばをつくっていくと。また、地域の中でさまざまな形で子育て支援の活動をなさっている方々の子育てひろばづくりについても、私たちとしても支援をしていきたいというように考えております。これまでの児童館は、やはり放課後になりますと小学生たちがどっと帰ってきて遊んでいるという状況でございましたけれども、今度はすこやか福祉センターなりU18というのは、乳児をお連れの保護者の皆さんが、入場枠がずっと1日いられる場所として確保していけるということで、内容的にも児童館のスペースよりもずっと充実したものを提供していけるというふうに思っております。
 それから、中高生につきましては、これはU18という中できちんとした、中高生の興味・関心にかなうような場の提供、活動の提供というものをしていきたいというように考えております。
のづ委員
 そのところはすごく理解はしておりますが、何が足りないかというと、やっぱり小学生だけそこから抜けてしまうとか、今本当にこの社会がそうですけれども、どこかで全体がつながるということが希薄になっているということが問題だと思っているんですね。私もひろば事業をやっているのでよくわかりますが、そこでいる安心さと全体がつながることはまた別なので、そういう場がなくなってしまうということが問題だと思っているんですね。その辺は、この計画の中では小学生がすぽっと抜けてしまうというのがあって、中学生になって、もちろん中学生と幼児の触れ合いというのは大事なんですけれども、小学生をもっとそういう気遣いとかお互いの立ち位置みたいのがわかるのは、自然にわかるのはその辺というのもあるので、そういう施設が逆にないということのほうが問題なのかなと思っております。その辺いかがでしょうか。
竹内子ども家庭部長
 そういう意味では、一つの施設の中でそれを実現するということよりも、やはり小学生、中学生、また乳幼児、こういった交流、また地域でお住まいの保護者の皆さん、それから大人の皆さん、さまざまな活動をなさる方々と子どもたちの交流というようなものにつきましては、それは地域の中でいろんな場面でこれからもそういう場を積極的に私どもとしてもつくっていきたいと考えておりますし、また、子育て支援、それから健全育成の活動を一生懸命なさっている皆様方もそういうことで活動をされておりますので、私どもとしても、皆さんと一緒に連携をとった形で、地域の中でそういう機会を積極的につくっていきたいというふうに考えております。
のづ委員
 おっしゃっていることはよくわかるので、要望として、そういう地域の方々がということも含めてですけれども、そういう場のある施設も必要だということをどこかの片隅に置いていただきたいと思います。
吉原委員
 先ほどもちょっと出ましたナンバー27「建築物の耐震化の促進」のところ。財政的な事情で素案から案にならざるを得ないというお話でした。これは、国の特定財源とか国の22年度予算案とかそういうものに受ける影響の度合いというのはどうなんでしょうか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 国の予算案というところも大変厳しいという状況もございます。今、残っていますのは耐震のBランクということで、より完全にするためにAランクへ向けての耐震改修工事ということでございますので、今現在の状況でも十分地震には耐えられるということでございますので、そういった中で優先順位という形になりますと、この部分については後ろ倒しという形の判断をさせていただいたものでございます。
篠委員
 関連で。中学校14校と耐震性能ランクBの区有施設(小中校を除く)の耐震改修、これを2年間でやり切ろうという、当初はそういう計画を立てたわけですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 Bランクについては、23年度までということで当初計画を立ててございました。
篠委員
 それで、そのお金はトータルで幾らを予定していましたか。わからない。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 工事費、それから設計費すべて含むということでよろしいでしょうか。
篠委員
 はい。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 計算をすると出ますので、ちょっと答弁保留させていただいてよろしいですか。すみません。
篠委員
 要するに、自前のお金でやるわけじゃないですよね、全部。国のお金を使ったり、都のお金を使ったり、その割合というのはどうなっているんですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 耐震改修につきましては、校舎については3分の1でございます。3分の1国の補助ということで見積もってございます。
篠委員
 3分の2は自分のところのお金を出すということですね。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 そのとおりでございます。
篠委員
 その国の流れがとまったということはないんですよね。勝手にこっちで、やっぱり3分の2は自分のところのお金を使うからというのでこういう計画にシフトしたという考えでいいのか。それとも、国のほうの流れをとめられたから、耐震について積極的な姿勢を国が見せなかったから、2年間でやり切ろうと思ったのを25年からやり始めようというふうにしたのか。国はもう前政権と同じようにお金は幾らでも出すということはないけど、3分の1なら出しますよという姿勢は変わっていないと理解していいんですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 全体の予算の縮小というところはございますが、私どもが計画をしている中でそういったものが大きく影響するということではございません。今、篠委員がお話をいただいたように、区の持ち出しの部分もございますので、全体的な中で繰り延べをしたと。区の事情の中で繰り延べをしたということでございます。
吉原委員
 今、篠委員の関連なんですが、国が3分の1ですね、校舎の耐震工事に関しては。あと3分の2が中野区。東京都は3分の1入ってくれてもいいんじゃないかなとは思うんですが、これはどうなんでしょう。東京都は条例かなんかで特定財源出せないとかなんかなっているんですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 東京都安心安全まちづくりの部分ということで、東京都に関しましても補助金は出るということなんですが、ただ、一定程度条件等がございますので、すべてにわたって出るということではございません。
委員長
 では、先ほどの。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当)
 先ほど答弁保留をさせていただいた部分ですけれども、21年度の鷺宮児童館の耐震改修工事の予算ですが、2,373万円となっております。大変失礼しました。
やながわ委員
 別添2-2の4ページ、ナンバー19の特別支援学級の1校増設の1校が削られて、案は今回は増設のみになっているんですが、これは1校以上というふうに読んでいいんでしょうか。その校を削除した理由をもう一回お聞かせいただけないでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 基本的に、当初素案でお示ししたところの校数は考えているところでございますが、御存じのとおりの財政事情もありまして、数字のところでしっかりは書けなかったということでございます。したがいまして、1校以上というようなことで御理解いただきたいと思います。
やながわ委員
 現状としては、発達障害を伴うさまざまな困難を抱えた、学習に困難を抱えたお子さんたちがふえていることは周知なことだと思うんですが、19、20にこのあたりが当てはまるのかなと思うんですが、私は、1校以上、もっともっとやらなきゃいけないのは現実なんですが、財政もあり、そういうふうな形になったんだと、今そういう御説明があったんですが、次の20番では、特別支援教室の整備、全校がこれも削除になって、ステップ3とステップ4。ステップ3で全校ということを後半にかけてやるということなんだと思うんですね。それは財政のことを考えるとそうならざるを得ないのかなとも思いますが、むしろ、この巡回指導員の養成、巡回指導員じゃなくにしても、そういった先生方の能力というんですか、専門性とかそういうものがやっぱり必要不可欠の要素になっていると思うんですね。このナンバー20のステップ2のところが空白になること自体がちょっと考えられないので、本当に一刻も早くそういったシステム、あるいは教員の養成を、どういう形にせよ、いろんな形でできるわけですから、前向きなその姿勢を示すことで、教育委員会がこれにどう取り組むのかということをお示しを、だから、巡回指導員の養成、ステップ3、ステップ4、もう間に合わないわけで、このステップ2にむしろそういったものをきちんと提示すべきではないかなというふうに思うんですが、その辺はどうお考えになっておられるでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 この巡回指導員、特別支援教室――情緒障害等も含めましてですが――の養成ということのためには、通級クラスのある程度の充実、そこで教員が巡回指導員として十分にその仕事を達成できるための養成も兼ねているということでございますので、ある程度ステップ2において通級学級を充実させながら――充実させるということは、とりもなおさず巡回指導員の養成の下地になるということを考えております。また、委員のおっしゃるとおり、専門性の養成が必要だということは確かにそのとおりでございまして、このステップ2のところでは直接は書いておりませんけれども、そういったような養成の下地も含め、研修の強化ということに努めてまいりたいと考えております。
やながわ委員
 昨年の決特でも総括したんですが、特別支援教育というものがスタートして3年、これから充実していかなければならないということは、これはもう当たり前のことで、そうだとすると、空白というよりも、やっぱりそういう姿勢をきちんとこの10か年計画でお示しをしないといけないと思うんですよ。この間総括したときは、特別支援教育のコーディネーター、校内で設置しなくてはならない校務分掌というんですかね、コーディネーターを設置すべきと。しかし、本当に驚く結果が出てきて、障害を持っている、あるいは発達障害であるとわかっているお子さんの親が「何ですか、それ」というですね。あるいは、もう一人の親御さんは、「そのコーディネーターって、先生はどなたですか」と言ったら「私です」と、こう言ったというね。こういう現状があるというね。発達障害をお持ちになっている親御さんでさえ、それさえ認識していないという。これが本当に現実なわけですね。だとしたならば、巡回指導員さんを養成するだけが取り組む姿勢ではないわけで、やっぱりこうした小さな細かい配慮した視点もお示しする必要があるんじゃないかと。文言なんかはいろいろ書き方あるわけで、何かステップ3とステップ4にならないとこういう指導員の先生たちは動きがないのかという、もう遅いという、現実そういう状況だと私もお示しした記憶があるんですが、そう考えれば、お金があるとかないとか、予算がかかるとかかからないとかという問題ではなくて、教育委員会としてこうした特別な支援を必要としたお子さんたちに対する姿勢のありようなので、10か年計画は。そういう意味では、もう少し配慮した、計画の中に盛り込んだほうがよろしいんではないかと思いますが、どうでしょうか。
田辺教育長
 特別支援教育に関しましては、今3年目を迎えておりまして、委員から御指摘ありましたように、校内体制ですね。特に、コーディネーターの養成等につきましては、かなり時間をかけて夏休み等にも研修等も行ってきたりしているところですけれども、やっぱりまだ地域の方ですとか保護者の方々に十分御理解いただけていないというふうに思っています。そういう意味では、10か年のステップに入れるとか入れないとかでなくて、日常からきちんと特別支援教育に取り組んでいくことは、推進していくことは教育委員会として最優先でやっていかなければいけないというふうに思っています。
ただ、10か年計画、特にこのステップにつきましては、財政フレームをお示しする基礎であった り、それから大きなプロジェクトとして形にしていくというものがこのステップに掲げられておりまして、こうした計画の性格上、なかなか日常的な取り組みもここまで書くということでできませんで、具体的には、これに基づきまして、来年度、22年度に教育ビジョンの改定も行っている、今準備を進めているところでして、教育ビジョンの中でありますとか、教育委員会が年々示します研修計画でありますとか、そうしたものできちんと特別支援教育については御指摘のような点を踏まえまして推進をしていきたいというふうに考えています。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 すみません、先ほど答弁保留をさせていただきました。全体の事業費の額でございますけれども、谷戸小学校が一部改築になったということも踏まえまして、約39億弱でございます。
山口委員
 すみません、別添3の意見交換会の結果の中で、19番に、ページでいいますと4ページ目なんですけれども、「これからの中野の教育検討会議」での議論と10か年計画との関係についての質問があって、今後は教育ビジョンなどの中で具体化していくというような回答がされているんですけれども、先日、区民に説明会、意見交換会があったとお聞きしていて、小・中一貫校の推進についてもさまざまな議論が、御意見が出されたというふうにお聞きしています。これについては、こうした教育ビジョンの中での具体化に反映されているのか。どういった形で区民の皆さんや、あるいは議会のほうに返していかれるのか。ちょっと予定を聞かせていただけますか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 「これからの中野の教育検討会議」でございますけれども、昨年検討会議を設けて、2月にその結果、検討結果を報告ということで、教育委員会に報告をする予定でございます。教育委員会といたしましては、その報告をもとに、今教育ビジョンも並行的に検討してございますので、そういった基本的な考え方も踏まえて、教育ビジョンの改定の中に織り込んでいくということでございます。
山口委員
 それはそのスケジュールでいいんだと思うんですけど、この前の区民説明会の中で出された意見等はどのような形で生かされていくんでしょうか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 すみません、それは10か年計画の意見交換会じゃなくて……。
山口委員
 「これからの中野の教育検討会議」についての説明会ですが。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 その御意見等も踏まえて、報告書の中に取りまとめをしていくという形になります。
南委員
 すみません、ちょっともう一度お聞きするような形になるかもわからないんですけども、別添2-2で、30番で、療育アポロ園の移転。この移転は、素案から案は変わっていませんけども、そのステップ2の「障害児療育施設と障害のある中高生の放課後等の施設の設置」、それがステップ3のほうになっている。これを変更した理由をもう一度教えてください。
委員長
 何ページですか。
南委員
 6ページ。別添2-2です。
委員長
 アポロ園は所管が厚生委員会になるので。
南委員
 わかりました。
委員長
 ということで、よろしいですか。ほかに10か年に関係する質疑はよろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ないようですので、質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 次に、2番、区立学校の平成21年度卒業(修了)式・平成22年度入学(入園)式についての報告を求めます。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 それでは、私から、区立学校の平成21年度卒業式等についての御報告を申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の資料(資料4)をごらんください。
 まず、小・中学校では卒業式、幼稚園では修了式でございますが、1番目のところが卒業式・修了式でございます。ごらんのとおり、幼稚園は3月18日、中学校は3月19日、小学校は3月24日を予定しております。開始時刻10時ということになってございますが、学校によって若干異なっている場合がございます。
 それでは、その下の2番目、入学・入園式でございます。小学校につきましては4月6日、中学校については4月7日に入学式が行われます。幼稚園は4月8日に入園式が行われるところでございます。ここでも時刻を書いてございますが、学校によって若干異なるというようなことでございます。
 なお、各式典の来賓の方々につきましては、各学校から招待状が送付されるという予定でございますので、御了承いただきたいと思います。
 以上、簡単ですが、御報告とさせていただきます。
委員長
 ただいまの報告について、質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいですね。
 以上で本報告を終了します。
 続きまして、3番、教育管理職の異動についての報告を求めます。
喜名教育委員会事務局指導室長
 それでは、2月1日付、本日付で教育管理職の異動がございましたので、御報告を申し上げます。(資料5)
 本区第七中学校の副校長の病気休職に伴いまして、本日付で池田清恵副校長が本日着任をいたしましたので、御報告申し上げます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいですね。
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 次に、4番、中野区次世代育成支援行動計画(後期計画・案)についての報告を求めます。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 それでは、中野区次世代育成支援行動計画(後期計画・案)について(資料6)御報告させていただきます。
 この計画案でございますが、せんだって御説明いたしました素案をもとに、中野区次世代育成推進審議会、あるいは区民や関係団体との意見交換会を行ってまいりました。こういった出された意見などを踏まえまして、このたび「中野区次世代育成支援行動計画(後期計画・案)」を作成いたしましたので、御報告いたします。
 資料といたしましては、別紙もついております。
 まず、意見交換会でございますが、一般区民対象に、12月から1月にかけて3回実施してございます。参加者数は全部で24名でございました。また、関係団体につきまして12月と1月に1回ずつ、私立保育園、認証保育所等、それからまた私立幼稚園の関係者に対する意見交換会を行いまして、27名の方が参加されております。
 そこで出された主な意見につきましては、資料の中に「意見交換会で出された主な意見と区の対応」という形で整理をさせていただいております。一般区民の方からは11の意見が、また、関係団体からは四つの意見が出されております。こうした意見を踏まえまして、素案からの変更点について御説明いたします。
 まず、「取組みの内容7」、これは本文の50ページの部分でございますが、「子どもの育ちを地域全体で見守り、育みます」という取り組み内容につきまして、「現状と課題」の部分の2段落目の部分でございますが、そこに「地区委員会・町会・商店街などの活動が活発に行われている地域もあります」という、その部分につきまして追記をさせていただいております。これは、区民との意見交換会の場でやはりそういった日常の活動というものをもう少しこの中に盛り込んでいただけないかというふうなお話もありました。確かに、当初の素案ではそこら辺の部分が少し書き込み不足でございましたので、そこの部分を入れさせていただいております。
 それから、62ページでございます。ここでは、「目標の達成に向けた主な事業の例」の中で、上から3番目でございますが、「保育園職員の研修の充実」という部分につきまして、説明のところを、これまでは「研修を充実させる」というふうな表現にしておりましたが、さらにこれに「自己評価を実施することで、職員の専門性を向上させます」という部分を加えてございます。これは、関係団体との意見交換会の中で、研修の目的というものを考えた場合に、やはり職員の資質の向上であるべきではないかという意見が出されました。これを踏まえまして、このような表現に改めさせていただいております。
 それから、同じページの「私立保育園の耐震改修支援」という部分を「私立保育園の建て替え支援」のところに加えさせていただいております。これにつきましても、同様に、区民意見交換会の中では、そこの部分が触れられていないという御指摘がありました。これまでは建て替え支援という中に含めて考えておりましたが、耐震改修という部分を明記させていただいたものでございます。
 それから、66ページでございます。これは「取組みの内容11」の中の事業の例でございますが、下のほうでございますが、新たに「道徳授業地区公開講座の実施」というものを追記させていただきました。これは、前の素案では、上から2番目の「豊かな人間関係と……」というところの部分の中に含めて表現をしておりましたが、これを今までの経過等も踏まえまして、新たにこれを追加して盛り込んだものでございます。
 主な変更点は以上でございます。
 また、それぞれの先ほど御説明いたしました10か年計画との整合性ということも考えまして、指標について何カ所か10か年計画との整合をとらせていただいた部分がございます。
 まず、35ページでございますが、ここの上の部分の指標1の部分でございます。ここの部分につきまして、先ほどの10か年計画での変更を踏まえまして、10か年計画とこちらとの計画の指標を合わさせていただいております。
 それから、52ページでございます。こちらの下のほうですが、「目標の達成度をはかる指標」のところで、「子育ての自主的な取組みや地域の育成活動などに参加した大人の人数」、これにつきましても、このような指標にさせていただきまして、10か年計画と整合させていただいております。
 それから、67ページでございます。これの上の段の指標の指標1でございますが、これも「学力調査項目のうち、7割以上の児童・生徒が目標値を達成できた項目」の数値につきまして、10か年計画と合わせております。
 それから、70ページでございます。これの指標につきましても、「性別による固定的な役割分担意識を持たない区民の割合」、これにつきましても、10か年と同様の指標、数値に変更させていただいております。
 以上のような変更を加えまして、今後のスケジュールでございますが、2月の上旬からパブリックコメントの手続を行い、3月上旬に計画決定を行う予定でございます。
委員長
 ただいまの報告についての質疑を受けたいと思います。
 よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいですね。
 質疑がなければ……。
のづ委員
 すみません、ちょっとまだ読み切れないのであれなんですが、51ページの「児童館に期待すること」と書いてあるものがありますけれども、先ほど申したように、児童館に体験のいろいろな場の支援が必要だというのが一番多く望まれていますけれども、それとともに、関連して、児童館だけじゃなくて、学校も含めて、次世代育成委員さんの役割もかなり重要になってきていると思うんですね。家庭教育の支援、家庭教育学級を昨年度から、地域家庭教育――ごめんなさい。正しい名前があれですけども、補助が出ていますけれども、それがこの間の予算の中ではゼロということで、地域と家庭教育と結びついたところで、地域のほうの予算もゼロになっているんですね。いろいろな多様なことが見込まれているんでしたら、学校の、やり方はいろいろあると思いますけれども、そのところがこういうことの意見の反映からすると反対のような気がするんですけど、その辺はどういうふうにお考えですか。
浅野子育て支援担当
 確かに、家庭地域教育学級につきましては、来年度予算の部分では予算がついておりません。これにつきましても、私どもの中でもどういうふうにしていくかということでいろいろ議論をさせていただいていました。いろいろな今区民の方の活動の形態がございますが、お金の支援ということと、もう一つは、やはり場所、それからいろいろなノウハウの支援ということといろんな側面があるというふうに考えております。今後、この後にもう一つ御報告させていただく地域子ども家庭支援センターなどでいろいろな活動をしていく中で、やはりこういった地域の方々の活動と我々行政とどういうふうに結びつけていき、中身の充実を図っていくか。それからまた、お金の部分につきましても、どういうふうな形での支援ができるのか。そういったものについて、今回予算自体がついていない中でどういうふうにしていくか、これから検討していこうというふうに考えております。
山口委員
 区民との意見交換会で出された内容の中で、「取組みの内容9」に保育園の需要予測についての質問があって、それへの回答に「在宅児の数に就労希望のある母親の割合を乗じた数をベースとして、考えている」ということで、この割合なんですけれども、冊子の57ページ、表が「子育て支援アンケートより」ということで、「そのうち就労したいと考えている」が41.5%。大体この数として認識よろしいですかね。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 この割合でございますけれども、私ども考えてございますのは、この冊子の18ページの表19で「現在就労していない母親の就労希望」ということで、乳幼児の母親の子育て支援アンケートの結果がございます。これについて見ますと、就労希望がある母親の方の割合は8割程度でございますけれども、一番左側の16.2というのが「すぐにでも若しくは1年以内」に就労したいという母親の割合でございます。これは、24ページの表33に在宅児の数がございますけれども、この在宅しているお子さんの数×先ほどの16.2%というものを掛けたものが1年以内に就労したいという希望を持っておられる母親の、それを掛けたものが数として潜在的ニーズとしては把握できるんではないかというふうに考えております。
委員長
 よろしいですか。ほかにございますか。
やながわ委員
 計画のここに、第一義には家庭にあると。子育ての第一義的な責任は家庭にある。その後に「大切な子育てを社会全体で支援します」と、この3ページに「取組みの視点」。まさにそれを否定するものではありません。ただ、現実的には、毎日のように虐待で子どもの命が落されているというか、最近も足立区でしたか、江戸川でしたか、恐らくお母さんもその場で子どもがぶたれている姿を見ていたに違いないと、私はそう思うんですね。死ぬまでぶつ、たたくということは、本当に残酷極まりないなという、だれしも本当に胸を痛めるという以上に、言葉にならないなというのが大方の人の受けた印象ではないかなと思うんです。私は、そういうことを考えると、お母さんがもっとしっかりしていたら、この子の命は救えたと。私はそう思えてならない。この第一義に家庭がその責任を持つと、子育てはね。しかし、そうならない、なっていない現実が本当に多くなっている。子育てをしている若いお母さんたち、心を病んでいるお母さんたちも大変多いんですね。私は、まさに社会全体で守るというその視点をもっとさらに進ませて、親を育てる。親を支援する。子育て支援は親育て支援なんだという、そういう観点に立たないと、いっぱい羅列してあります。本当にここまで充実してきているんだなというふうに思う反面、本当にそこまで親を支援しない限り子どもは育たないという、この現実をやっぱり行政は踏まえないと、本当にいっぱい事業があるけれども、肝心かなめのところが本当にびしっとしないとならないような気がしてなりません。この次世代の計画は、多分そういう視点も盛り込まれていると思うんですが、もっと親を育てなくちゃなんていう文言は書けないにしても、その一つの大きな一番の、どこでも、だれでも気軽に相談や、アドバイザーがいて、そういった中野区内においても気軽に相談できる、あるいは見つけてあげるという、こういった体制をどこに敷いていくのかなというのが何となく、何とか事業、何とか事業と、相談窓口もここにありますとか書いてあるけれど、もっと身近なところでそういったものが利用できるような、この取り組みはどういった観点でお示しするのかなというふうに思うんですが、その点どうでしょうか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 今、委員御指摘のように、子育て中の親の方のいろんな問題というのは、それぞれの職場でも指摘されております。その中で、この後また御報告いたしますが、地域子ども家庭支援センターの機能を少し拡充するということで、より迅速に身近なところで相談、あるいは訪問ができるような体制づくりをしていくと同時に、これはこの事業計画の48ページにも書いてございますが、養育支援訪問事業というのを来年度から開始する予定でございます。これは、東京都の制度を中野区でも実施する形をとりますが、いろんな課題を抱えている親御さんに対する支援という形で、こちらのほうである程度必要性を判断いたしまして、ホームヘルパーの派遣ですとか、あるいは場合によってはショートステイの利用という形で、そういった方たちを支えていくというものを計画しております。
 いずれにしても、どこか一つのところが何かすべてをやるということはもう非常に難しい状況ですので、やはり子どもにかかわる部分、お互い情報のやりとりをしながら、何がその御家庭にとって必要な支援かというものを迅速に対応できるような、これは当然職員それぞれの意識の改革、それからまた、職員自身の資質の向上も含めて、考えていかなければならないというふうに思っております。
やながわ委員
 こうした養育支援訪問事業、新しくおやりになるというのであるならば、そういうお母さんたちというのは言えないわけだから、言える人はまだいいわけで、やっぱり閉じこもっていっちゃう。日々の子育ての忙しさというか、悶々としていて、自分がつぶれるか、子どもをつぶすかというふうに、究極のところそうなってしまったらもう本当にこんな不幸はないわけで、そうならない、何か子育てしている母親たちがさっと「あっ、こういうのがあるんだ」という、わかりやすい、もう養育支援訪問事業なんてだれも飛びつきませんので、そういった工夫もしていただきながら、新たな事業ですから、みんながわかる事業内容にぜひ工夫をしていただきたいと要望しておきます。
委員長
 ほかにございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいですね。
 なければ、本報告について終了します。
 次に、5番、地域子ども家庭支援センターについての報告を求めます。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 それでは、地域子ども家庭支援センターにつきまして御報告させていただきます。(資料7)
 地域子ども家庭支援センターにつきましては、一昨年10月に区内4カ所の児童館の中に併設してそれぞれの事業を開始しておりましたが、今回、4地域において、より充実をさせるということで、これを保健福祉センター内に設置しまして、より機能の充実を図っていこうというふうに考えております。それにつきまして御報告させていただくものでございます。
 保健福祉センターの中に設置することで、妊娠・出産期から18歳までを通じた子どもの育ち、それから子育て家庭の支援を行う地域づくりを進めていこうというふうに考えております。
 まず、「拡充する機能」でございますが、まず出産・育児に関するところでは、妊産婦保健指導、妊婦健康診査等にかかわる、そこに書いてありますような業務につきまして、地域子ども家庭支援センターが所管しまして、地域の子ども総合相談窓口、これは今までも児童館でもやっておりましたが、そういったものとあわせまして、健康相談、発達相談等も含めた幅広い相談体制ができるように考えております。
 それから、「子育て支援」、これは今まで児童館等がやっていた事業を引き継ぐ形で、担当地域内、これは4保健福祉センターエリアとほぼ重なりますが、児童館、学童クラブ、キッズ・プラザ、U18プラザを所管しまして、その中での子育て支援、あるいはいろんな育成活動に取り組む方々との連携・協力を図りながら、地域全体の子育て支援を推進していこうというふうに考えております。
 それから、第3番目といたしまして、これは先ほどやながわ委員からも御質問がありましたが、「虐待・養育支援家庭対応」ということで、子ども家庭支援センターとも連携いたしまして、そういった対象者への状況把握、あるいは訪問調査などへの迅速な対応を考えております。
 それから、「窓口サービス」でございますが、これまでの児童館併設の地域子ども家庭支援センターでは母子手帳の交付が主で、あとは取り次ぎ業務ということでやっておりました。今回は子どもショートステイ、一時保育等、資料に書いてありますようなサービスにつきまして、各地域子ども家庭支援センターで申請の受付、利用承認書の発行、登録通知書の発行などを行えるようにいたします。ただ、これは仲町すこやか福祉センターが、仮称ですが、7月に開設されますので、そこに子育て支援システムというシステムを導入する予定になっております。したがいまして、ほかの3地域子ども家庭支援センターにつきましても、7月からのシステム対応を予定しておりまして、その間はこれまでどおりの母子手帳の交付と各種サービスの取り次ぎで対応していこうと考えております。
 また、この期間におきまして、これまで併設してきました4児童館においても、引き続き取り次ぎサービス業務を行うと考えております。
 「開設場所」でございますが、平成22年4月から、地域子ども家庭支援センターを各保健福祉センター内に設置することで今準備を進めてございます。ただ、鷺宮保健福祉センターにつきましては、事務室整備の工事の必要がありますので、その工事終了までの間は鷺宮地域センター内、この間まで鷺宮児童館が借りていたお部屋を使わせていただいて、そこで事業を行う予定でございます。
 「開設時間」でございますが、これは保健福祉センターと同様の時間帯で、当面平日の月曜から金曜、午前8時半から午後5時までという形で考えております。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。
山口委員
 今、地域子ども家庭支援センターが児童館と併設されて四つにあるということで、そこから保健福祉センターに移動するということなんですが、また順次すこやか福祉センターが開設されると、そちらに移動していくということでよろしいですか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 地域子ども家庭支援センター自体は、本来、最終的な目標としてすこやか福祉センターの中に入っていくということでつくってございますので、順次整備が整えば、そちらのほうに入っていくことを考えております。
山口委員
 すこやか福祉センターが整備される段階でということでなく、保健福祉センター内にまずというのは何か意図があると思うんですが、その点いかがですか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 まず、現在、児童館のところでやっているのは、どちらかといいますと、小学生が中心の事業と相談事業、それから母子手帳の交付というところの窓口業務というところで、あまりまだそれ以上広げられない状況でございました。ことしの7月に、仲町小学校跡にすこやか福祉センターがまず1カ所設置されますが、現在子ども家庭部で子育て支援システムというのを開発していまして、これはすこやか福祉センターでの事業を行うためのシステム開発ということで進めておりました。これは、もともと保健福祉総合システムの上に乗っかる形でのシステム開発を進めておりますので、これ自体ができ上がれば、現行の保健福祉センターの中でもそのシステムを使うことが可能になります。そこの中で、仲町のすこやか福祉センターでは、先ほど申しましたようなショートステイ以下の事業がそこの場所ですべての申請から受付、交付まで全部行いますので、地域のバランスを考えますと、やはり少なくとも同様ぐらいのサービスができるようにしなければならないだろうと考えて、検討いたしました。
 それともう一つは、先ほど冒頭に申しましたような出産・育児分野との連携の中で、いろんな先ほど虐待予防ですとかそういった形での迅速な対応をしていくためには、やはり場所が別々であるということではなくて、同じ場所の中で職員同士が連携をとりながら対応していくということを考えまして、今回、保健福祉センターの中に併設させていただこうというものでございます。
山口委員
 あまり場所的に移動があるとちょっと混乱してしまうかなと思ってお聞きしたんですけれども、今の説明で疑問だったのですけれども、4月から7月の間、そのシステムが稼働する前の段階では、児童館で取り次ぎ業務を引き続きされるというのはわかったんですけど、保健福祉センター内に置かれるということで、その保健福祉センターに行った際にはどうなんでしょうか。子どもショートステイを申し込んだりですとか、そういったことに関しての受付はされるんでしょうか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 保健福祉センターのほうも、4月から6月いっぱいまでは、同様の取り次ぎ業務で対応させていただこうと考えています。
のづ委員
 要旨のところの文言なんですけれども、「全4地域において妊娠・出産期から18歳までを通じて」というのは、ゼロ歳から18歳、そういう意味ですか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 児童福祉法では、児童というのはゼロから18というふうに規定をしておりますが、やはりいろんな虐待予防とかそういった観点からいいますと、よくあるのは、妊娠はしたんだけども産みたくないという、ただ、中絶等の時期を失してしまった方なども来ます。そういった方については、もうその時点からいろんな形でのかかわりを持っていきませんと、やはり出産後の非常な問題も起きてきますので、そういった部分から妊娠のときからという形をとらせていただこうというふうに考えております。
のづ委員
 なぜそういう質問をしたかというと、中学生の妊娠ということをいろいろ話を聞いたことがあるときに、この妊娠・出産期からというのは大人を最初にイメージしてしまったので、それから18歳までをと、ちょっと意味が、この文章の意味が受け取りにくかったんですが、これ結構すんなりゼロ歳というか、妊娠・出産からというのが受け取れる文章ですか。皆さんどうだったのか、ちょっとお聞きしたかったんです。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 先ほど申しましたような形で、子ども家庭支援センター、あるいは保健福祉センターの母子保健などの部分では、やはり妊娠期からのかかわり方――これは対象者が大人であろうが、例えば中学生ぐらいの子どもさんが妊娠した場合でも、同様の形でかかわりということは持っていきませんと、やはりいろんな部分のリスクはどんどん大きくなってくるという部分があります。したがいまして、そういった部分では特に疑問なくといいますか、そういった形で受け取っております。
のづ委員
 今説明を受けてわかったんですけど、ちょっとすんなりこの文言が皆さんの中に、これは妊娠・出産というか、妊娠期からだから、子どもたちが生まれて、それから18歳までというのが、この文章ではちょっとわかりにくいんじゃないかなと思ったんですけど、そうでもないんですかね。もうちょっと文言的に、今言われたことがすんなり言う文言がほかにあったら、ちょっと考えていただいたほうがいいかなと思いました。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 今、委員御指摘のあった点も踏まえて、もう少しわかりやすい表現がないか、検討はさせていただきたいと思います。
委員長
 ほかにございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいでしょうか。
 以上で本報告については終了します。
 次に、キッズ・プラザ及び学童クラブの設置についての報告を求めます。
波多江子ども家庭部副参事(鷺宮地域子ども家庭支援センター担当)
 キッズ・プラザ及び学童クラブの設置について報告させていただきます。(資料8)
 設置する小学校ですが、武蔵台小学校を予定しています。
 2、設置場所でございます。校庭南西側のプール横となっておりまして、この資料の裏面をごらんいただきたいんですけれども、ちょうど校舎が北側にあります。南側が体育館、その下が、その南側がプールになっておりまして、そこの角のところにおおむねの位置を定めたいと考えております。
 3番目なんですが、開設予定を平成23年4月を予定させていただきたいと思います。
 工事予定は、22年度、設置工事をする予定でございます。
 5、その他なんですけれども、この武蔵台のキッズ・プラザにつきましては、従前、武蔵台児童館を鷺宮五丁目土木詰所跡へ移転・建てかえをする計画でございました。この計画につきまして、今回、武蔵台小学校へキッズ・プラザの設置をすることに変更するという趣旨で御報告をさせていただきます。
委員長
 ただいまの報告に対しての質疑はありませんか。
南委員
 この裏の図面のところ、キッズ・プラザ、学童クラブのおおむねこの位置ということなんですが、これは設計とかはもうでき上がっているということなんでしょうか。
波多江子ども家庭部副参事(鷺宮地域子ども家庭支援センター担当)
 設計というところまでは行ってございませんけれども、検討をして、小学校の中のどこにキッズ・プラザを入れるのかというところについて、教育委員会や学校側と調整を行った結果、この場所であれば可能ではないかということで調整がなったものでございます。こちらの位置については、建築分野との調整もしてございますので、まだ設計というところまでは行ってございませんけれども、小学校校舎の中へということはちょっと無理だという検討もありまして、それだったらどこでならということで検討を詰めまして、位置を確定させていただいたということでございます。
南委員
 ということは、ここに間違いなく建てるということで、今後、これから設計とか具体的に、基本設計から実施設計になっていくんでしょうけれども、それで間違いなくこの23年4月には開設するということでよろしいんですか。
波多江子ども家庭部副参事(鷺宮地域子ども家庭支援センター担当)
 そのとおりでございます。
のづ委員
 そうすると、この武蔵台児童館はどうなるんですか。
波多江子ども家庭部副参事(鷺宮地域子ども家庭支援センター担当)
 武蔵台児童館につきましては、耐震上の問題がありますので、これは廃止ということにさせていただくようになってございます。
のづ委員
 さっき廃止のところを見たときに、武蔵台、もともと廃止になっているからここに書かれていないんですか。ごめんなさい、ちょっと遠いので状況がわからないんですが、ここは二転三転していましたよね。それで、最終的には廃止ということは、耐震も行わないで、土地も使わないということですか。
波多江子ども家庭部副参事(鷺宮地域子ども家庭支援センター担当)
 従前の計画の段階から、児童館に関しましては、詰所跡地に移転するという計画でございました。児童館については廃止するというのは、変わっておりません。
篠委員
 廃止して、どうするんですか。あれ隣は公園になっているんですけど。
波多江子ども家庭部副参事(鷺宮地域子ども家庭支援センター担当)
 武蔵台児童館跡は、公園の拡張用地というふうに予定をしてございます。
のづ委員
 さっき別添の2-3のところの廃止予定の中になかったので、じゃあ、どうなるかなと思ったので、公園になるということで、もともとの廃止は決まっていたということですね。それは地域の方たちには何か、何回か説明があったんだと思うんですけれども、最終的にこのキッズ・プラザに変更するというのは、もう説明済みなんですか。
波多江子ども家庭部副参事(鷺宮地域子ども家庭支援センター担当)
 今回の委員会で学校の中にキッズ・プラザとして導入するということを初めて報告をするものですので、まだ地域の説明というのはこれからということになります。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 所管事項のその他に入ります。
 その他で、何か報告はありますか。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
 それでは、野方小・沼袋小及び丸山小・沼袋小の各統合委員会の検討状況につきまして、口頭で御報告させていただきます。
 両統合委員会につきましては、当文教委員会におきまして、平成23年4月の統合新校開校に向け設置した旨御報告させていただいているところでございますが、この1月25日及び29日、先週でございますけれども、それぞれ統合新校の校名候補を選定いたしましたので、御報告させていただきます。
 まず、野方小学校・沼袋小学校統合新校の校名候補につきましては、両校小学校及び近隣保育園、幼稚園の児童・保護者及び地域の方などから応募を行いまして、応募のあった46個の候補の中から各委員が5個ずつ選出させていただきまして、18個に絞られておりました。それらの中からさらに協議を進めまして、このたび「中野区立平和の森小学校」を校名候補として選定いたしました。
 また、丸山小学校・沼袋小学校の統合新校の校名候補につきましては、同じく47個の候補の中から各委員が3個ずつ選出いたしまして、11個に絞られておりましたが、それらの中から同様に協議を進めさせていただきまして、このたび「中野区立緑野小学校」を校名候補として選定させていただいたところでございます。
 今回の校名の報告を含めまして、これまでの各統合委員会での検討状況につきましては、改めて第1回定例会、3月でございますけれども、報告させていただきまして、また、教育委員会での協議及び議決を経まして、校名等に関する条例改正の御審議を第2回定例会においてお願いする予定でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑ありませんか。よろしいですね。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、ただいまの報告については終了します。
 次に、その他でありますか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 野方配水塔、みずの塔のことでございます。
 以前、この委員会で、文化庁に対しまして有形文化財登録の申請を行うという御報告を申し上げました。このたび、文化庁のほうから連絡がありまして、登録されることになったということでございます。ただし、この効力は官報告示によって発生するそうでございまして、官報告示というのは2月の初めということを予定されておりますので、現在のところまだ効力を発生していないということでございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑ありませんか。よろしいですね。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 他にございますか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 それでは、1月11日に実施いたしました成人のつどいについて、口頭で御報告させていただきます。
 当日でございますが、入場者数、新成人が1,467名でございました。昨年の12月18日現在の住民登録等における新成人が2,544名でしたので、全体をそれで割り返しますと57.7%の新成人が当日参加していただきました。昨年度に比べて4ポイントほど上回ってございます。
 また、区長、区議会議長のあいさつも含めまして、式次等の中では、中野の逸品グランプリ、それから里まち連携で活動している団体などからもパフォーマンスのライブがございまして、また、大妻中野の中高等部のチアリーディング、それから、これは成人の集いにつきましては、新成人の中で実行委員会を立ち上げておりまして、その方たちがいろいろと計画を練りますが、ビデオメッセージという形で各小学校について新成人が撮影をしてきまして、それを流すというものを行いました。非常にこれは成人たちも自分たちの出た学校が出ますと拍手が起きたりとかいう形で、非常に盛り上がったようでございます。
 あと、これは昨年に引き続きまして、サプライズイベントということで、「175R(イナゴライダー)」というバンドに出演してもらいました。あとで聞いた話ですが、ちょうど今度の新成人が中高生のころにこのバンドの曲が非常にはやったそうでしたので、ちょっと登場しましたらかなり盛り上がりまして、警備の我々、舞台の中に飛び込んでくるんじゃないかとひやひやしていたんですが、そこは新成人も非常に礼儀正しく、その場のところで盛り上がって済みましたので、特に大きな混乱もなく、終了させていただきました。
委員長
 ただいまの報告について、何か御質疑ございますか。
篠委員
 実行委員会形式は、何年からですか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 ちょっと今……、昨年、おととしぐらいからだったと思うんですが、申しわけございません。
篠委員
 杉並区とか、一番極端なのが、どことどこだかはわからないんですが、杉並区のメーンテーマは推測で「大人の自覚」というメーンタイトルのもとに進められたと推測されるようなイベントだったらしい。私、今回は行っていないので、いろいろ申し上げられないんですが、主催はやっぱり中野区なんですか。お金だけ出して、主催者じゃないんですか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 主催は中野区でございます。
篠委員
 主催、恐らくそうだと思うんですね。杉並もそうだと思う。区長のあいさつも、やっぱり山田区長は、一瞬静まり返るようなあいさつをしたそうです。毎年やるのかどうか知らないですけど、私はやれといってもなかなかそういうことはしないですが、二十歳の覚悟というような意味で恐らく、二十歳で命を捨ててかかったという特攻のお話をしたと聞いたんですけど、本当かどうか確かめていないんですよ。ですけど、ただ、実行委員会に投げればいいんだでは、あるいは去年もこうだったからこうなんだというんでは、やっぱり中野区の主体性があまりにもないと思うんですよね。お金も出す。主催も中野区なんだ。じゃあ、二十歳にどういうメッセージを伝えたいのか。その伝えたいのは、あくまで区長のお話だけなのか。「大ちゃん、頑張れ」なんていうやじも飛んだように聞いているんですが、その辺のところを、今じゃなくていいですけど、やっぱり来年もやるわけですし、みんな楽しくやりなさいというのでは、文教委員会で一緒に議論しているお仲間からそういう情報をお聞かせいただくわけですから、中野区の姿勢というのも、ぶれない姿勢というのも明確に知りたい。今後、企画するときにもしかり。中野区議会においては、全員賛成じゃございませんでしたけど、国旗・国歌の国旗についてはなかなか踏み込めない区がある中で、やり切ったといういきさつもある。杉並区はちょっとハードルを上げたのでやり切れないんですが、上げたのは、やりたいといったのは中野区より早かったんです。ただ、杉並区の作戦の失敗は、国旗だけじゃなく、国歌斉唱からもうセットだったので、いまだにハードルが高過ぎるらしいんですが、それは少し余談ですが、恐らく国旗もない――我々は、1月の最初の集まりについてもそういう厳粛な姿の中から区長のあいさつ、議長のあいさつという行動をことしもとらせていただいたんですが、新成人にはそれは求めていないんだという姿勢として誤解されるのは大変心苦しいと思って一応申し上げたんですが、それについて、こんな方針でしたというようなものがありましたら、お教えください。もし、現時点でまとめていなければ、おっしゃっていただかないで、まだ1定もございますので、いずれかの場所でも結構です。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 成人の集いの趣旨といたしましては、やはり大人になったことを自覚してもらうということと、それからまた、みずから生き抜こうという青年、そういった方たちを祝い励ますということで、当日の区長のごあいさつも、必ずしもお祝いということよりも、これから非常に君たちも厳しい世の中の中に入っていくんだと。そこのところを十分踏まえて、みずからのいろんな道を探っていってほしいと。確かに、登壇したときにちょっと掛け声が出まして、私どももちょっと心配したんですが、それだけで、区長のごあいさつもそういう面では非常に、一方で、必ずしも浮かれているというふうなことではなく、非常に厳しいこの世の中で、それぞれの目的を持って進んでいってもらいたいという、新成人にとっての励ましの言葉というふうに聞こえておりましたので、そういった今委員から御指摘のあった部分も十分踏まえながら、また、サプライズは昨年度、非常にやむを得ない事情の中で行ったものですが、そういった形が今後もいいのかどうか。そういったものも含めて、また来年度に向けて取り組んでいきたいというふうに考えております。
委員長
 それでは、以上で本報告については終了します。
 所管事項については、よろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 以上で所管事項の報告を終了します。
 審査日程のその他に入ります。
 次回日程を協議したいので、委員会を暫時休憩します。

(午後3時08分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後3時08分)

 休憩中に確認したとおり、次回の委員会は第1回定例会中とし、急な案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 本日予定した日程はすべて終了しますが、委員、理事者から特に御発言ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で文教委員会を散会いたします。

(午後3時09分)