平成22年02月17日中野区議会文教委員会(第1回定例会)
平成22年02月17日中野区議会文教委員会(第1回定例会)の会議録
平成22年02月17日文教委員会 中野区議会文教委員会〔平成22年2月17日〕

文教委員会会議記録

○開会日 平成22年2月17日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後2時05分

○閉会  午後2時32分

○出席委員(8名)
 来住 和行委員長
 ひぐち 和正副委員長
 山口 かおり委員
 南 かつひこ委員
 のづ 恵子委員
 吉原 宏委員
 やながわ 妙子委員
 篠 国昭委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 教育長 田辺 裕子
 教育委員会事務局参事(教育経営担当) 合川 昭
 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 吉村 恒治
 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 寺嶋 誠一郎
 教育委員会事務局指導室長 喜名 朝博
 教育委員会事務局副参事(生涯学習担当) 飯塚 太郎
 教育委員会事務局中央図書館長 小谷松 弘市
 子ども家庭部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長 浅野 昭
 子ども家庭部副参事(中部地域子ども家庭支援センター担当、南部地域子ども家庭支援センター担当) 天野 秀幸
 子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当、鷺宮地域子ども家庭支援センター担当) 波多江 貴代美
 子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長 白土 純

○事務局職員
 書記 荒井 勉
 書記 竹内 賢三

○委員長署名

審査日程
○議案
 第1号議案 平成21年度中野区一般会計補正予算(関係分)

委員長
 それでは、定足数に達しましたので、文教委員会を開会します。

(午後2時05分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(別紙1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、議事に入ります。
 第1号議案、平成21年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。
 本議案は総務委員会に付託されておりますが、文教委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっております。
 なお、人件費等については文教委員会の関係分はありませんので、御承知おきください。
 それでは、理事者の補足説明を求めます。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 それでは、補正予算につきまして、教育委員会所管分についての御説明をさせていただきます。
 まず、本議案の5ページをごらんいただきたいと思います。歳出の7款教育費でございます。補正前予算額といたしまして107億1,423万1,000円、今回補正額が8億2,715万6,000円の減額という形になりまして、補正後の予算額が98億8,707万5,000円となります。項別に見てみますと、学校教育費が4,290万円の減額、生涯学習費1,000万円の減額、これは人件費でございます。教育経営費が7億7,425万6,000円の減額ということでございます。
 1ページおめくりをいただきまして、6ページをごらんいただきたいと思います。繰越明許費補正ということでございます。7款教育費の教育経営費でございますけれども、今回補正でお願いをしてございます谷戸小学校の耐震改築工事に係ります基本計画策定につきましては、本年度内の策定が終了しないという見込みでございますので、420万円、繰越明許をお願いするものでございます。
 続きまして、46ページでございます。使用料及び手数料でございます。教育使用料ということで義務教育施設の使用料でございます。これにつきましては、旧六中を大妻の中野高校に、その校庭と、それから校舎の一部を貸与してございます。貸与を決定されましたのが、この21年度予算の編成後ということでございましたので、今回補正という形で計上をさせていただいてございます。1,292万2,000円ということでございます。
 続きまして、48、49ページをごらんいただきたいと思います。国庫支出金、国庫補助金の補正でございます。5の教育費補助金でございます。安全・安心な学校づくりということで1億6,595万7,000円を計上させていただいてございます。これにつきましては、20年度の補正で小学校11校、中学校4校の体育館の耐震改修工事を補正でお認めいただきました。その補正でお認めいただいた耐震改修工事ですが、20年度内にその完了が行えませんでした11校分について、21年度に終了した時点で国庫補助金が参ったということで、1億6,500万円余の補正を今回組んでございます。それから、学校情報通信技術環境整備でございます。2,102万7,000円の減額ということでございますが、これも今年度補正でお願いをいたしました小中学校の地上デジタル放送対応テレビの購入に係りまして、その契約落差の分を国庫補助金についても削減をするということで、ここに計上させてございます。それから、公立学校施設整備でございます。1,032万6,000円の増額ということで、これにつきましては、桃花小学校体育館改築工事に係ります公立学校の施設整備ということで、この部分につきましては21年度予算で未計上ということでございました。全体の額が確定できなかったということで、今年度補正ということで計上をしてございます。
 続きまして、100ページでございます。今のが歳入ということでございますが、それに対応する歳出ということでございます。7款の教育費の学校教育費でございます。学校教育費につきましては、教育指導(教科書事務等)ということで、平成22年度使用いたします中学校教科書につきましては、現行と同じ教科書採択による指導書購入経費等ということで、予算計上した部分につきましては現行と同じということで安く済んだということで1,639万5,000円を減額してございます。また、教育機会費でございます。肢体不自由学級運営のバス送迎委託費の減額でございますが、これにつきましては契約落差ということで650万5,000円を減額してございます。
 続きまして、104ページをごらんいただきたいと思います。教育委員会費でございます。それの6、事務局運営ということで、先ほど歳入のほうで御説明をいたしました情報化推進の小中学校地上デジタル放送対応テレビ購入費の減額ということで、契約落差が4,205万3,000円ございました。その減額ということで補正を組ませていただいてございます。それから、学校再編費でございます。区立学校の再編に伴いまして、施設整備の工事費等で、ここに計上してございます役務費が273万3,000円、委託料が776万7,000円、使用料及び賃借料が1,451万8,000円、工事請負費につきましては1億7,451万4,000円の減額ということで、いずれも契約落差ということで減額をしてございます。それから、企画財政費でございます。新JISの机椅子の導入経費ということで、これにつきましては中学校6校、それから統合新校であります白桜小学校1校の分につきまして、新JISの机椅子を導入いたしました。それの契約落差ということで609万1,000円を減額してございます。
 続きまして、106ページ、107ページでございます。小中学校の施設整備あるいは維持補修に係る部分の減額ということでございます。役務費につきましては552万4,000円、委託料が4,299万6,000円、工事請負費が4億806万円ということで、維持補修費につきましては校庭の整備設計委託及び設備保守点検等の委託費の減額ということで、これも契約落差等の減額で950万円。それから施設整備につきましては校舎・体育館耐震補強工事等の減額ということで、これも契約落差等で1億7,762万4,000円。それから谷戸小学校耐震改築工事に係ります基本計画の策定につきましてはプラスということで420万円。これは先ほど繰越明許をお願いしているものでございます。それから学校施設の中学校の部分でございます。維持補修費、これも校庭の整備設計委託と設備保守点検委託費等の契約落差ということで650万円の減額、また、施設整備につきましては校舎の耐震補強工事等の減額ということで、2億6,715万6,000円の減額ということで計上させていただいてございます。
 工事、それから設計委託等の減額の額が多いということでございますが、これは一部、2008年につきましては北京五輪があった年度ということで、建築資材の高騰があったということで、その時点での見積りということで、その点もこの減額の一因であったというふうに認識をしてございます。
 教育委員会費につきましては以上でございます。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 それでは、子ども家庭部関連の今回の補正につきまして御説明申し上げます。
 まず、議案の5ページをお開きいただきたいと思います。歳出全体でございますが、4款子ども家庭費でございますが、補正前の予算額が187億3,670万8,000円でございます。これを今回補正予算といたしまして5億6,095万3,000円の減額補正を行いまして、補正後といたしまして181億7,575万5,000円にするものでございます。内訳といたしましては、子育て支援費、こちらのほうで2億9,555万9,000円の減額補正、それから、次の子ども家庭費は厚生委員会所管になりますが、4,546万9,000円、それから保育園・幼稚園費につきまして2億1,992万5,000円の減額補正をするものでございます。
 次の6ページをお開きください。繰越明許費の補正でございます。子ども家庭費の子育て支援費でございますが、子ども手当に関するシステム導入につきまして、国のほうから今年度予算でシステム導入の経費を計上するようにという指示がございます。それに基づきまして2,948万4,000円を計上させていただきまして、また、これ自体は、作業そのものは今年度では終了いたしませんので、繰越明許費という形で計上させていただくものでございます。
 それでは、次に歳入に関してでございますが、48ページ、49ページをごらんください。国庫支出金の国庫補助金でございます。子ども家庭費補助金の中でございますが、このうちの右側のページでございますが、3節の次世代育成支援対策施設整備が146万9,000円の減額補正でございます。これは母子生活支援施設の建てかえの経費の一部がこの次世代育成支援対策施設整備費として賄えておりますが、契約落差の関係で146万9,000円を減額するものでございます。次に、7節でございます。子ども手当でございます。これは先ほど申し上げました子ども手当システム開発に関する補助金といたしまして1,546万9,000円を計上するものでございます。
 次に、50ページ、51ページをお開きください。14款都支出金のうち下の段の都補助金でございます。子ども家庭費補助金のうち15の認定こども園でございます。これが46万7,000円を計上させていただくものでございますが、これは区外認定こども園入園児童分運営費補助というものでございまして、現在中野区にお住まいの方で中野区外の認定こども園等に通っていらっしゃるお子さんにつきまして一定の補助が出るものでございます。これにつきまして東京都のほうから経費の2分の1の補助が出るというもので、今回それを計上させていただくものでございます。
 それから、54、55ページをお開きください。17款繰入金でございます。繰入金のうち社会福祉施設整備基金繰入金の中で400万円、これは先ほど申し上げました母子生活支援施設の建てかえに伴います契約落差で、このうち400万円の繰入金が減額補正となるものでございます。
 次のページの56、57ページをお開きください。一番下の段の特別区債でございます。この特別区債のうち民生債、この中で母子生活支援施設分といたしまして7,200万円を減額補正するものでございます。これも同じように契約落差に伴う減額補正でございます。
 それでは、歳出のほうでございますが、74ページ、75ページをお開きください。4款子ども家庭費、子育て支援費でございます。このうち子ども家庭支援センター費でございますが、このうちのまず委託料2,948万4,000円でございます。これは右側の手当・医療費助成、これは子ども手当システム開発の委託料等としまして2,948万4,000円を計上するものでございます。それから、工事請負費が7,796万円の減額になっておりますが、これは母子生活支援施設整備の契約落差によるものでございます。それから、次の地域子ども家庭支援センター費でございます。こちらにつきましては、賃金につきまして1,000万円の減額補正をいたすものでございます。これは学童クラブの臨時職員賃金の見込み差による減額ということで1,000万円を減額補正させていただくものでございます。次の地域子ども施設連携費でございますが、工事請負費として2,084万3,000円を減額補正させていただくものです。これは、白桜、新山、江古田のキッズ・プラザ整備工事の契約落差ということで2,084万3,000円を減額補正させていただくものでございます。
 次に、78、79ページをお開きください。4款の3項保育園・幼稚園費でございます。このうち区立保育費でございますが、委託料として227万7,000円を計上させていただくものでございます。これは、区立保育園4園の調理職・用務職委託化に伴います引き継ぎ経費として227万7,000円を計上させていただくものでございます。それから、次の幼稚園費でございますが、委託料として505万8000円、それから工事請負費として3,807万9,000円、これにつきましては、やよい及びみずのとう幼稚園の認定こども園への転換工事費等の減額に伴うものでございます。それから、次の負担金補助及び交付金で93万5,000円を計上しておりますが、これは先ほど申し上げました区外の認定こども園入園児童分の運営費補助として93万5,000円を計上させていただくものでございます。合わせまして4,220万2,000円の減額補正でございます。
 子ども家庭部関連については以上でございます。
委員長
 それでは、これより本件に対する質疑を行います。
 質疑のある方はページを指定して質疑をお願いしたいと思います。いかがでしょうか。
山口委員
 教育委員会のほうなんですが、105ページ、小中学校地上デジタル放送対応テレビ購入費の減額ということで、契約落差という御説明だったんですけれども、かなりの――3分の1ぐらいですか――落差が出ているんですが、これの見込み差ということなのかと思うんですが、ちょっと理由というか、どのように分析していらっしゃるか、教えていただきたい……
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 今回補正を組ませていただいてやったわけですけれども、通常、予算を組む場合については5社から6社ぐらい見積りをとって、その予定額というような形で計上をするわけですけれども、今回も5社ほど見積りをとりました。まあ、いろいろ差はございます。今回につきましては、その中間の値段ということで予算計上させていただきました。しかし、結果といたしましては、例えば今回52インチを442台、それから32インチは職員室用ということで購入をいたしましたが38台、計480台を購入したわけですけれども、例えば大きい52インチですと28万円余の見積額で予算計上させていただきましたが、実際は18万円余の契約ということで、かなりそういった意味では低く契約ができたと。物は指定をしてございますので、支障は全然ないということでございます。そういったことで、今回につきましては、かなり地上デジタルテレビにつきましては、いろんな業者がとりたいというようなことで競争をしていただいた結果というふうに考えてございます。
山口委員
 今度は子ども家庭費のほうで伺いたいんですが、75ページの子ども手当のシステム開発、国のほうで今年度中に予算化をということだったということなんですけれども、この間システム開発ということでかなりの額が予算化されていると思うんですが、今回どの業者ですとか、もう選定方法等は決まっているんですか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 まだ選定方法等はこれからでございますが、大体現在考えておりますのは、子ども手当自体は、いわゆる算定の仕方というのはそれほど難しくございませんので、パッケージを購入いたしまして、それを開発……。それともう一つは、現行の児童手当システムとの連携を持っていかなければなりませんので、そういった経費を一部見込んでございます。
山口委員
 もう1点、児童館・学童クラブなんですけれども、臨時職員賃金の見込み差で減額が生じたということで、これは例えば障害児の利用者数が少なかったですとか、そういった何か理由があるんですか。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当、鷺宮地域子ども家庭支援センター担当)
 委員おっしゃるとおりでございます。障害児対応につきまして臨時職員を見込んで予算を立てるものでございますけれども、土曜日や学校休業日などは対応しなければならない特別支援児の数が少なかったというところが主な理由になっております。
山口委員
 すみません、もう1点だけ。79ページの区立保育園の4園の委託化引き継ぎ経費なんですが、そろそろ業者の選定等もされているのかと思うんですけれども、引き継ぎの期間と、あと大体1園50万円余ぐらいになるのかなと思うんですが、調理職・用務職ということで、それぞれ1人ずつぐらいの配分になってくるのか、そこら辺を少し教えていただけますか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 事業者につきましては事業者選定を行いまして、それぞれについて、4園ございますけれども、4園のうち、中野保育園、もみじやま保育園を一つのグループ、それから白鷺保育園と江原保育園をもう一つのグループということで、それぞれのグループごとに優先交渉順位を決定いたしまして、事業者を3社ほどそれぞれ選んでございます。現在交渉中でございますけれども、この引き継ぎに関しましては、引き継ぎ期間としましては3月の中旬以降、およそ3週間ぐらいということで考えてございます。人数につきましては、実際に配置をする人数につきまして現場で引き継ぎを行うということでございますので、詳細については提案に基づいてこれから事業者と詰めていくというところでございます。
山口委員
 確認したいんですが、調理職・用務職は別々の委託になるかと思います。それで、調理職が用務職を兼ねるとか、そういうことはないという確認でよろしいですか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 配置としては、調理員と用務員は別々の従業員が従事をするということでございますけれども、事業者といたしましては、調理業務・用務業務を一括して委託するというものでございます。
山口委員
 一括してということは、それはじゃあ、事業者の裁量でというか、事業者側が配置を決めていくということになってくるんですか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 そのとおりでございます。
委員長
 ほかにございますか。よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結します。
 意見について伺います。
 第1号議案について意見はありますか。特になしでよろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、第1号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 以上で本日の日程を終了しますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で文教委員会を散会します。

(午後2時32分)