平成22年10月12日中野区議会子ども文教委員会(第3回定例会)
平成22年10月12日中野区議会子ども文教委員会(第3回定例会)の会議録
平成22年10月12日子ども文教委員会 中野区議会子ども文教委員会〔平成22年10月12日〕

子ども文教委員会会議記録

○開会日 平成22年10月12日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後3時03分

○出席委員(8名)
 来住 和行委員長
 ひぐち 和正副委員長
 山口 かおり委員
 南 かつひこ委員
 のづ 恵子委員
 やながわ 妙子委員
 高橋 ちあき委員
 篠 国昭委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 教育長 田辺 裕子
 子ども家庭部長 長田 久雄
 子ども家庭部副参事(子ども家庭部経営担当、地域子ども家庭支援担当、男女平等担当) 髙橋 信一
 子ども家庭部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長 伊藤 政子
 子ども家庭部副参事(中部すこやか福祉センター地域子ども家庭支援担当) 石濱 照子
 北部地域子ども家庭支援センター所長 波多江 貴代美
 南部地域子ども家庭支援センター所長 天野 秀幸
 鷺宮地域子ども家庭支援センター所長 古川 康司
 子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長 海老沢 憲一
 教育委員会事務局次長 合川 昭
 教育委員会事務局副参事(教育経営担当) 白土 純
 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 吉村 恒治
 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 古屋 勉
 教育委員会事務局指導室長 喜名 朝博
 教育委員会事務局副参事(生涯学習担当) 飯塚 太郎
 教育委員会事務局中央図書館長 小谷松 弘市

○事務局職員
 書記 細川 道明
 書記 荒井 勉

○委員長署名


審査日程
○議案
 第58号議案 中野区立児童館条例の一部を改正する条例
 第59号議案 中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例
 第60号議案 中野区立キッズ・プラザ条例の一部を改正する条例
○陳情
〔新規付託分〕
 第11号陳情 武蔵台小学校キッズプラザに乳幼児親子を受け入れることについて
 第12号陳情 保育制度改革に関する意見書提出を求める陳情書
〔継続審査分〕
 (20)第25号陳情 離婚後の親子の面会交流の法制化と養育費支払い強化を求める意見書の提出について
 (20)第35号陳情 認可保育所への「直接契約方式」の導入と最低基準の廃止・見直しに対する意見書の提出に関する陳情書
○所管事項の報告
 1 (仮称)キッズ・プラザ武蔵台の整備について(鷺宮地域子ども家庭支援センター)

委員長
 それでは、定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 まず、本定例会における審査日程及び3日間の割り振りについて協議したいので、委員会を暫時休憩します。

(午後1時00分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後1時02分)

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りします。
 お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿い、きょう1日目は議案と陳情の審査を行い、2日目は所管事項の報告をできるところまで、3日目は開会後直ちに休憩して、視察を行った後、残りの所管事項の報告以下を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありません。
 なお、議案審査においては、第58号、第59号、第60号議案が関連しているため、一括して審査を行い、陳情の審査においては、第11号陳情の審査の際に、2番の所管事項報告を受けることとし、また第12号陳情と平成20年第35号陳情を一括して審査を行いたいと思います。このような進め方で審査を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 審査に当たっては、午後5時を目途に進め、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 議案の審査を行います。
 第58号議案、中野区立児童館条例の一部を改正する条例、第59号議案、中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例、第60号議案、中野区立キッズ・プラザ条例の一部を改正する条例を一括して議題に供します。理事者の補足説明を求めます。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 それでは、第58号議案、中野区立児童館条例の一部を改正する条例、第59号議案、中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例、第60号議案、中野区立キッズ・プラザ条例の一部を改正する条例につきまして、一括して補足説明をさせていただきます。
 それでは、まず第58号議案でございます。中野区立児童館条例の一部を改正する条例でございます。
 この条例でございますが、中野区立橋場児童館並びに中野区立武蔵台児童館につきまして、来年の4月1日より橋場児童館が桃花小学校に、武蔵台児童館が武蔵台小学校にそれぞれキッズ・プラザを設置すること、また沼袋西児童館につきましては、沼袋小学校が小学校の統廃合に伴いまして、それぞれの項目を削除するものでございます。
 お手元の資料、第58号議案の新旧対照表(資料2)をごらんいただきたいと思います。
 この新旧対照表の別表でございます。右側が現行、左側が改正案でございます。中野区立橋場児童館、中野区立武蔵台児童館、中野区立沼袋西児童館を削除いたしまして、左のような別表に改正するものでございます。
 附則でございますが、条例の別表中、この改正規定は平成23年4月1日から施行するものでございます。
 続きまして、第59号議案、中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例でございます。
 これは先ほど申し上げましたように、キッズ・プラザの小学校設置と同時に、学童クラブも設置することに伴う桃花学童クラブ、武蔵台学童クラブの位置の変更と小学校の統廃合に伴います新設学校名に合わせた学童クラブの設置として、丸山学童クラブの廃止による緑野学童クラブ、野方学童クラブ廃止による平和の森学童クラブの設置、さらに小学校の廃止に伴いまして、沼袋学童クラブの廃止でございます。
 お手元の資料、第59号議案の新旧対照表(資料3)をごらんいただきたいと思います。
 新旧対照表の別表でございます。右側が現行、左側が改正案でございます。まず、中野区立桃花学童クラブでございますが、こちらが中央四丁目18番19号から、桃花小学校であります中央五丁目43番1号に変更するものでございます。
 次に、現行の中段にございます沼袋学童クラブでございますが、沼袋小学校の統廃合により、この項目の削除となるものでございます。
 また、現行の丸山学童クラブでございますが、丸山小学校の統廃合に伴いまして項目を削除いたしまして、改正案でお示ししたように、新たに緑野学童クラブとして設置するものでございます。位置につきましては、現在の丸山児童館、緑野小学校内のままでございます。
 次に、野方学童クラブでございますが、こちらは丸山学童クラブと同様に、野方小学校の統廃合に伴いまして項目を削除いたしまして、改正案でお示ししてありますように、新たに平和の森学童クラブとして設置するものでございます。位置につきましては、現在の野方児童館のままでございます。
 また、次のページの武蔵台学童クラブでございます。裏面でございますが、上鷺宮五丁目26番20号から、武蔵台小学校の上鷺宮五丁目1番1号に変更いたします。
 また、附則でございますが、この条例の施行は平成23年4月1日からでございます。ただ、条例別表中の中野区立緑野学童クラブ及び中野区立平和の森学童クラブにつきましては、改正規定を平成22年12月1日から施行、また、改正後の別表に規定する中野区立緑野学童クラブ及び中野区立平和の森学童クラブの開始利用は、平成23年4月1日から施行するものでございます。
 続きまして、第60号議案、中野区立キッズ・プラザ条例の一部を改正する条例でございます。
 新たに設置されます中野区立キッズ・プラザ桃花と中野区立キッズ・プラザ武蔵台についてでございます。
 お手元の資料、第60号議案、新旧対照表(資料4)をごらんいただきたいと思います。左側の改正案における別表の下段でございますけども、中野区立キッズ・プラザ桃花を、桃花小学校の住所でございます中野区中央五丁目43番1号、中野区立キッズ・プラザ武蔵台を、武蔵台小学校の住所であります中野区上鷺宮五丁目1番1号にそれぞれ新たに設置するものでございます。
 附則でございますが、条例の別表中、この改正規定は、平成23年4月1日から施行するものでございます。
 以上、雑駁ではございますが、第58号議案、第59号議案、第60号議案につきまして補足説明を終わらせていただきます。委員の皆様にはよろしく御審議の上、御賛同願いますようお願い申し上げます。以上でございます。
委員長
 それでは、これより本件に対する質疑を行います。
 質疑はありませんか。
のづ委員
 武蔵台児童館においてなんですけども、武蔵台児童館、多分、これまでに本当にいろいろな変遷があったと思いますけれども、建てかえの委員会がつくられてから、それから詰所に移転計画とか、本当に何回も何回もそういうことが行われたと思います。それに対して区としてはどう考えているか、ちょっと教えてください。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 当初、武蔵台児童館につきましては、鷺宮詰所、その後にキッズ・プラザというふうに変遷してございます。その都度、その変遷があった過程におきまして、議会報告もしくは地域のほうに説明会等々しているところでございます。
のづ委員
 なかなか地域での理解もしがたい部分も多分あるんだと思いますけれども、そこの跡、公園としての本格の整備の見通しとかも教えてください。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 現武蔵台児童館廃止後におきましては、23年度中に建物の撤去、その後は公園というふうに10か年計画で規定されているとおり計画しているものでございます。
のづ委員
 そのときに建物の閉鎖後ですけれども、児童館の公園部分というのは今までと変わりなく利用できるんでしょうか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 児童館、そのまま閉鎖といいましても、23年度内には撤去という予定になります。その後は公園ということになりますので、現公園と一体的な活用になるかというふうに考えてございます。
のづ委員
 今、地域まつりとかもこれから行われると思いますけれども、そういう地域まつりのときにメーン会場になっていたりするんだと思いますけれども、そういう地域要望があったときに、地域行事に対しての実施の協力をお願いしたいという声が多いと思いますけど、その辺はどうでしょうか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 実際には所管するところが公園のほうになりますので、公園分野のほうに、今言われたことについて申し送りをしていきたいというふうに考えます。
山口委員
 私どもはこれまでも児童館は残すべきという立場で区のほうに求めてまいりましたけれども、今回三つの児童館が廃止されるということで、それぞれの地域の事情ですとか、要望などがあるかと思います。個別に聞いていきたいと思うんですが、まず武蔵台児童館、今、のづ委員のほうから今後の予定等についての質疑がありました。それで、U18との関係で言いますと、検討委員会の中ではこの場所に設置してはどうかというような御意見もあったかと思います。それで、かみさぎに今後はU18ということになってくるかと思うんですが、場所的には練馬区との区境で、かなり使いにくいんではないかというようなお声も出ています。U18の位置を決める際にどのような論議がされて、やはりここは廃止にして、かみさぎのほうがいいんではないかというようなお話になったのか、その点お聞かせ願えますか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 ここの上鷺宮にかかわらずU18全体については、その機能的なもの、または児童館の持っている機能、広さ、そういったものも勘案しまして、U18という形、中学校区域に1校ということですが、そこら辺を踏まえまして、こういったところに一応U18の機能を持たせた形で設定したものでございます。
山口委員
 中学校区域に1施設ということはお聞きはしているんですけれども、ただ場所の選定としては、本当に通いやすい、子どもたちにとってどうなのかな、あるいは乳幼児親子にとってどうなのかなという点での検討が必要であったのではないかなというふうに思います。
 それで、これまで場所の選定なりも変わってきた点では、かなり保護者の方も振り回されてきた感があるんですけれども、学童クラブについてお聞きしたいんですが、児童館が廃止となって、学童クラブについて言うと、公園にあった分室と小学校内にある分室がそれぞれが小学校の中のプレハブ1カ所に入るということになってくるかと思うんですけれども、その点はそれでいいでしょうか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 現在、武蔵台学童クラブの定員に関しましては、公園にある学童クラブと、あと学校の中にあります分室と合わせて85人の募集定員になっておりますけれども、ことし4月1日現在の利用登録者数ですとか、その後、現在の利用登録者数を勘案しましても、今後も合わせて、新しくできますキッズ・プラザにできる予定の学童クラブの中で利用はしていただけるというふうに見込んでおります。
山口委員
 今、定員数についてのお答えがあったんですけれども、結局85人定員でやっていくというようなことでよろしいんでしょうか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 現在のところ二つに分かれていまして、85名定員。ただ、これにつきましては、新しく学童クラブができますので、現行の人数を踏まえながらやっていくと、現状の85名定員でなくても十分にやっていく。適正な定員を設定し、決めていきたいというふうに考えてございます。
山口委員
 ということは、まだ定員数自体は確定されていないということですね。それで、きちんとスペースが確保される必要があるかというふうに思うんですけれども、後ほどの御報告になるのかもしれませんが、一定もう設計図等もできているんでしょうか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 おおむね概要については御用意してございます。また、おおむねの面積等について、若干細かい部分がございますので、そこら辺についてはまだ未定という形でございますけども、おおむね概要についてお示しすることは可能でございます。
山口委員
 もう半年後のお話ですので、やはりきちんと定数が確保される、待機が出ないようにする、あるいは十分なスペースがあるということを現場も一定見通しを持って保育していきたいという思いがあるかと思います。ぜひ早急にそれに関しては提示していただきたいというふうに思います。
 あと橋場児童館なんですけれども、これもU18として建てかえになるということが、新しい中野をつくる10か年計画の中でうたわれていましたけれども、これはそのとおりの計画でよろしいですか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 はい、U18については橋場で10か年計画のとおり考えてございます。
山口委員
 先日、この児童館のほうに行ったんですけれども、そうしましたら現場の職員のほうは、仲町児童館がU18というふうに認識をしていて、U18としての検討もまだ仲町でされている状況なのかなと思ったんですが、区民に対してはどのような説明になっているんでしょうか。
石濱子ども家庭部副参事(中部すこやか福祉センター地域子ども家庭支援担当)
 今の橋場児童館の運営協議会ですとか、それから学童クラブの保護者会等で、一応――すみません。運営協議会等でキッズの話をしておりまして、御説明をしているところでございます。U18につきましては、今のところ具体的なお話は申し上げておりません。
山口委員
 ということは、区としてはU18の説明はまだ区民に対しては、この地域はされていないという確認でよろしいですか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 橋場児童館については4月1日で廃止になります。本来であれば、U18というふうな形になるんでございますが、この建物が耐震Cということでありまして、U18としての活用はできないというのが現状でございます。したがいまして、これにつきましては改築するなりしてU18橋場というふうな形になるかと思います。なお、当該地域におきましては、仲町児童館がU18機能を持っておりますので、当面それの間を活用していくという形になるかと思います。
山口委員
 建てかえの時期はいつごろになりますか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 これについては、あの敷地の形状が橋場児童館と保育園とございます。それらを一体的に考えますので、時期的についてはこれから検討するところでございます。
山口委員
 4月に廃止、児童館に関してはなるわけなんですけれども、あそこ1階は分室が地域センター、入っているかと思います。地域センターに関しては継続しての使用ということでよろしいんでしょうか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 地域センターにつきましての活用をどうするかについては、ちょっと所管外なのでお答えできませんが、児童館につきましては閉鎖していくということでございます。
山口委員
 ちょっと1階についてはまだ不明で、建てかえ時期等もまだ検討段階にあるというお答えでした。
 それで、乳幼児親子の事業も展開がされている中では、中央五丁目、中野三丁目のあの地域からは町会からも、なかなか子育て施設がないということで、桃が丘さゆりが一つあるだけで、あの児童館も廃止をされて、小学校も廃止をされて、何とかあの地域に欲しいというようなお声も上がっています。そういう意味では、橋場児童館が廃止されて、仲町児童館に行くことになるのかもしれませんけれども、さらに乳幼児親子の居場所としては遠くなってしまうというような実情もあるかと思います。そういう意味で、廃止というよりもむしろ、耐震の問題はあっても、まだ活用できる施設であれば居場所として残すべきではないかなと思うんですが、その点いかがでしょうか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 私どもといたしましては、やはり耐震という問題がございますので、それを踏まえますと、あそこをそのまま活用というふうには考えてございません。
山口委員
 ぜひ考えていただきたいんですけれども。
 あと学童クラブなんですが、旧桃丘小学校跡地で実施している学童と、あと橋場児童館の学童が、それぞれ今度桃花小学校に移設されるということになります。それで、それぞれの定員数と、一緒にやる上での定員数を教えていただけるでしょうか。
石濱子ども家庭部副参事(中部すこやか福祉センター地域子ども家庭支援担当)
 今、桃花第二学童と橋場の学童合わせまして、現在定員のほうが90名ということになっておりますが、実際に4月以降様子を見てみまして、大体74、5名というところで今推移をしている状況でございます。
山口委員
 定員数と利用状況についてはわかったんですけれども、来年4月から桃花小学校にできる定員数ですね、そちらはどのように検討されていますでしょうか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 これらにつきましても、将来的には今の1、2年生が3年生に上がってくる。また新しく1年生で入ってくる。そういったことを踏まえまして、今のところ推定をしているところでございまして、正確な数字はまだ出してございません。
山口委員
 利用状況から見ると、では定数減となることもあり得るということでしょうか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 今のところ全体を数を合わせていませんで、それに合わせた定数にしていきたいと考えてございます。
山口委員
 もし定数減をお考えであれば、やはりキッズ・プラザを開設して、一定ちょっと減少傾向にあるというようなお話もお聞きしているんですけれども、キッズ・プラザは全児童対象事業ですし、基本的に学童クラブと性格が異なるというふうに思っています。保育に欠けるお子さんにとっては、きちんと職員が見るという点で、学童クラブの定員数を確保していただきたいと思いますけれども、その点いかがでしょうか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 適切な募集定員数を考えていきたいというふうに考えます。また、待機児が出たところには施設的な余裕があれば、またそれについては拡大的な運用というふうな形で現在も図っているところでございますし、将来的にもそういったことは十分考えていきたいというふうに考えます。
山口委員
 はい、わかりました。
 あと沼袋西児童館についてなんですが、ここも廃止されて、学童クラブについても小学校の統廃合にあわせて廃止されるというお話です。現在の学童クラブにいる子どもたちがそれぞれ丸山、野方の児童館に行くことになると思いますけれども、それぞれの定員数はどのようになっておりますでしょうか。
波多江北部地域子ども家庭支援センター所長
 丸山学童クラブについては、現在は85名定員、野方学童クラブについては65名定員ということでございます。
山口委員
 沼袋西児童館の現在の定員数、利用状況、どうなっておりますでしょうか。
波多江北部地域子ども家庭支援センター所長
 失礼しました。沼袋学童クラブにつきましては、55名定員のところ15名、在籍がございます。
山口委員
 総括質疑の中でもお聞きしたんですけれども、もう来年の利用に向けて一定どれぐらいの受け入れですね、見込みも出ているかと思います。その点でもうアンケート等もとっているかと思うんですが、どのような、ちゃんと余裕のある定員数となっているんでしょうか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 沼袋学童クラブ、こっちの部分が平和の森、緑野、北原のほうに分かれるというふうな形になってございまして、それについてはアンケートについてとらえてございます。また23年度の定員につきましては、そういった平和の森、緑野、北原学童クラブ、そこのもともとの野方、丸山から入ってくる子どもたち、そういったものを勘案しながら定員を策定していきたい。また予想としては、私どもが定める予定である定員で賄い切れるだろうというふうな想定でございます。
山口委員
 ということは、丸山、野方児童館に対しても受け入れ、この85名、65名の定員で受け入れられるという、そういう見通しでよろしいということでしょうか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 現状の定員とは若干変わるかと思いますが、十分に受け入れられるというふうに想定してございます。
山口委員
 現状変わるかもしれないということでしたが、平成19年度に既に定員の弾力化のほうが行われていまして、1人当たりの施設面積は切り下げられている状況があります。やっぱり子どもたちが伸び伸び過ごせるという点では、そういった点も考慮して施策を展開する必要があるのではないかというふうに思います。そういう意味では、待機が出るような状況がもしあるのであれば、現状の児童館を一定活用することも必要かと思いますが、その点いかがでしょう。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 施設的に可能であれば、そういったものも考えていきたいというふうに考えます。
山口委員
 その点では、児童館を廃止した跡地は保育園への建てかえが予定されているかと思います。この時期はいつごろになるでしょうか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 沼袋西保育園の建てかえ計画につきましては、来年度いっぱい現施設を利用いたしまして、再来年度については建てかえ工事を行います。その翌年から新園のオープン、開設という計画になってございます。
山口委員
 再来年の建てかえというお話、工事着工というお話でしたので、それまでは一定期間があるかと思います。この沼袋西児童館に関して言えば、乳幼児親子の利用もかなりあるというふうに資料のほうでも出ておりますし、また学童クラブのほうでも待機がもし予想されるような状況であれば、ぜひ活用のほう考えていただきたいと思います。これは要望にしておきます。
委員長
 それでは、ほかに質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、取り扱いを協議するために委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時29分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後1時30分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ質疑を終結します。
 次に意見の開陳を行います。意見はありませんか。
のづ委員
 武蔵台児童館についてですけれども、質疑の中でもいろいろこの経過というのはあったと思いますけれども、地域のやっぱり期待を裏切ってきたということは過言ではないと思います。地域への情報がやっぱり提供されないままに今回の方向性が出されたということは、地域住民としては行政に対して反省を求めるところであります。今後の整備計画については、地域に十分な情報の提供がなされ、なおかつ本格整備までの間は地域行事などについて、地域から利用の要望があった際には十分こたえるように求めて意見とします。
委員長
 他に意見はありませんか。
 なければ、以上で意見の開陳を終結します。
 次に討論を行います。討論はありませんか。
山口委員
 第58号議案、第59号議案及び第60号議案について、日本共産党議員団の立場から反対の討論をいたします。
 本議案は橋場児童館、武蔵台児童館を廃止し、児童館内で実施されていた学童クラブを桃花小学校、武蔵台小学校に移し、それぞれキッズ・プラザを小学校内に新設するものです。また沼袋西児童館を廃止し、あわせて沼袋学童クラブも廃止するものです。さらに旧桃丘小学校跡地で実施されていた桃花学童クラブの分室を廃止し、桃花小学校内に移設するとともに、野方学童クラブ、丸山学童クラブについては、名称を平和の森学童クラブ、緑野学童クラブにそれぞれ変更するものです。
 反対する理由は、三つの児童館を廃止するためです。児童館は児童福祉法上で、一般児童に対して健全な育成と福祉の向上を図る目的が定められ、運営に関しても児童福祉施設最低基準にのっとった施設となっています。地域の子育て支援の拠点施設であり、虐待事件がふえる中で、乳幼児親子を含め地域住民が身近に集うことができる児童館施設の果たす役割は今日ますます重要となっています。
 かわって小学校内に設置されるキッズ・プラザは法的な根拠を持たず、門に監視カメラがつけられた学校教育施設内に設置されており、児童館事業の代替とはなり得ません。キッズ・プラザの開設により、校庭開放など学校施設が有効活用されるのを否定するものではありませんが、あくまで児童館廃止の受け皿としての事業です。保護者の要望があるのも理解しますが、児童館の廃止により、放課後の居場所として期待せざるを得ない状況が人為的につくり出されているのであって、保護者から児童館を廃止して小学校内に居場所をつくってほしいという要望がそもそもあって実施された事業ではありません。施設の耐震、老朽化が一つの廃止理由であり、建てかえや改修、また維持管理費用を削減するために廃止ありきの施策が進められていることは問題です。
 加えて、児童館の廃止によって地域の乳幼児親子は行き場所を失っています。区は新しい中野をつくる10か年計画の中で、小学生はキッズ・プラザ、乳幼児親子はすこやか福祉センターやU18、中高生はU18へという世代を分断させるすみ分け施策をとっていますが、子どもたちを中心として日常的に世代交流を保障してきた児童館事業のよさが失われることになります。子どもの居場所をこれ以上削減しないよう、地域に根付いた児童館事業を改めて評価することを求め、反対の討論といたします。
委員長
 他に討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ほかになければ、討論を終結します。
 これより、議案ごとに挙手により採決を行います。
 お諮りします。第58号議案、中野区立児童館条例の一部を改正する条例を原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手を願います。

〔賛成者挙手〕

委員長
 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。
 以上で、第58号議案の審査を終了します。
 それでは、次に参ります。
 これより、第59号議案について挙手により採決を行います。
 お諮りします。第59号議案、中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例を原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手をお願いします。

〔賛成者挙手〕

委員長
 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。
 以上で、第59号議案の審査を終了します。
 それでは、次に行きます。
 これより、第60号議案について挙手により採決を行います。
 お諮りします。第60号議案、中野区立キッズ・プラザ条例の一部を改正する条例を原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手を願います。

〔賛成者挙手〕

委員長
 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。
 以上で、第60号議案、中野区立キッズ・プラザ条例の一部を改正する条例の審査を終了します。
 続きまして、陳情の審査に入ります。
 第11号陳情、武蔵台小学校キッズプラザに乳幼児親子を受け入れることについてを議題に供します。
 陳情者から補足説明の希望がありますが、休憩してこれを受けることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、委員会を暫時休憩します。

(午後1時37分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後1時42分)

 審査日程の協議の際に確認しましたが、関連する所管事項報告がありますので、本陳情の審査を一たん保留として、所管事項の報告を受けたいと思いますが、よろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、一たん保留とします。
 報告事項の2番にあります(仮称)キッズ・プラザ武蔵台の整備についての報告を求めます。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 それでは、お手元にございます(仮称)キッズ・プラザ武蔵台の整備についてという資料(資料5)に基づきまして、御報告のほう、させていただきます。
 まず、1番、開設予定でございますけれども、先ほども審査していただきましたとおり、平成23年4月を予定しております。
 2番、設置場所でございます。恐れ入ります。資料裏面の設置図をごらんいただきたいと思うんですけれども、上部の北側が校舎、武蔵台小学校校舎となっておりまして、ちょうど図面の切れております南側、下のほうが新青梅街道となっております。予定しております設置場所といたしましては、真ん中にございます校庭・芝生地と書いてございますが、その南西ですね、プールの東側にお示ししている図のように、L字型に設置を検討してございます。
 恐れ入ります。また表のほうに戻っていただきまして、3番の施設の概要でございます。
 施設のほうは地上2階建てのプレハブの鉄骨づくりということで、延べ床面積を約400平方メートルを予定しております。1階にキッズ・プラザ活動室1、それから事務室、倉庫、トイレ、2階にキッズ・プラザ活動室2、あと学童クラブ室、倉庫、トイレを予定しております。
 4番、地域及び関係団体への説明状況といったところでございますが、(1)の武蔵台児童館を鷺宮詰所跡に移転する従前の計画を変更しましたということと、あと武蔵台小学校にキッズ・プラザを開設することにつきましては、こちらに記載させていただいている関係団体をはじめといたします地域の皆さんに、御説明のほう、させていただいております。
 それから、(2)のキッズ・プラザ開設についての検討状況の報告といったところですけれども、こちらのほうにつきましても、武蔵台児童館の運営委員会などをはじめとして説明をさせていただいたといったところでございます。
 5番、建設工事のスケジュールですけれども、今後、今年12月から工事のほうに取りかかる予定で準備のほうを進めております。
 以上、簡単ではございますけれども、(仮称)キッズ・プラザ武蔵台の整備についてということで御報告のほう、させていただきます。
委員長
 それでは、ただいまの報告について質疑を受けたいと思います。
篠委員
 これだけ、今の御説明の大半は武蔵台児童館で対応していたんですか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 説明会に関しましては、そちらに書いてございます団体で言いますと、武蔵台小学校PTA運営委員会等は、昨年度の担当の副参事のほうが各関係団体のほうを2月から3月にかけて、その団体の会合にお伺いして説明をさせていただいたといったところが中心になっております。
 それから武蔵台児童館の運営委員会に関しましては、今回改めまして計画が変更になりましたということで、4月の説明に関しましては、子ども家庭部長が運営委員会の席に参りまして説明のほう、させていただいております。
篠委員
 そうじゃなくて、内容的に、あの地域で引き受けていた事業があるでしょう。武蔵台児童館でそれを全部やっていたのをここへ持ってくるんですか。幼児のことは除いてもいいですけど。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 武蔵台児童館に関しましては、今回廃止ということでございますので、乳幼児のことはおいておいたにしても、ほとんどの事業、小学生の安全な居場所といったところはキッズ・プラザ武蔵台のほうに引き継いで実施するという考えでございます。
篠委員
 400平米なんですが、これ2階と下、合わせてですよね。武蔵台児童館に比べてどうですか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 武蔵台児童館に関しましては、延べ床面積が約200平方メートルになっておりますので、もろもろ含めますと武蔵台児童館よりは大きい延べ床面積になっているというふうに考えております。
高橋委員
 説明状況ということで、これだけ説明をされてきましたよということだと思うんですけれども、近隣及び地域関係者というのはどういう方たちなんでしょうか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 説明会の場所に武蔵台児童館の運営委員会のところを設定させていただきまして、近隣、あと地域関係者と申しますところは、近隣は児童館の周囲の方と、あと地域関係者といたしましては、地区委員会の皆さんですとか、上鷺宮住区協議会の皆さん、そういった団体にもお声をかけさせていただいて、その運営委員会の日においでいただいたということをやっております。
高橋委員
 これ、開催されたときには、参加された方はほとんど興味がある方だと思いますから、大勢いらしたんだと思いますけれども、どのくらいの参加者だったんですか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 この武蔵台児童館運営委員会を中心としました説明会を、(1)に関しては4月に実施しておりますが、約30名の方がお見えになっております。
高橋委員
 運営委員会しか聞いていませんけれども、いわゆる説明の内容が、皆さんに周知徹底できるというか、こういう現在やっている児童館事業を今度こちらに移すんですよという説明も逐一丁寧にされて、納得されている説明会だったんでしょうか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 こちらのほうで説明をさせていただきまして、地域の皆さんからも御意見等ございました。ただ、武蔵台児童館が閉園をいたしますということですとか、あとそれに伴いまして、今度新しいキッズ・プラザを小学校のほうにつくらせていただくといったことは、基本的なところで御理解いただけたというふうに考えております。
高橋委員
 それは基本的なことでありますけれども、やはり説明会のときに、きょうも陳情が出ておりますけれども、そういう児童館で行ってきた事業に対して、不安を持っている方たちからの質問もかなりあったんだと思うんですよ。そのときにどのように対応されて、どのような理解をして帰ってくださったかということがとっても大事なことだと思うんです。それで、そこで皆さんが理解してくださったら、こういう陳情される方も出てこられないかもしれなかったし、児童館、キッズ・プラザに移して、区はこういう目的を持ってこういうふうにするんですというような、新しい物に移していくときの地域の皆さんに大きな理解をいただいて、力をいただかなくちゃならないと思うんですよ。そういう説明がされてきたかどうかがすごく心配なんですけど、どうでしょうか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 御説明のほうは私のほうからもさせてはいただいておりますけれども、今回お話がございますように乳幼児親子のことに関しましては、幾つか説明会をさせていただくたびにそういった御要望のほうは出ておりまして、そこは区のほうといたしましても今後のU18の利用ですとか、オディリアホーム乳児院の御利用ですとか、そういったところを中心に御説明のほうはさせていただきましたけれども、十分な御理解に結びついていない結果が今あるのかなというところは感じております。
篠委員
 関連でこれをやるわけなんですけど、キッズ・プラザ自体は定義はどのようになっているんでしたか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 定義といいますと、基本的には小学校の授業の終了後に小学校の施設を活用して、子どもの安全な場所を提供するといったところが、条例上の設置の目的にもなっております。
篠委員
 ですから、定義どおりやれば乳幼児親子がキッズ・プラザと関連する要素というのは何もないわけですよね。定義を変えない限りは入ってこられないというほど大きな問題であるんですから、武蔵台児童館を御利用いただいている方々に対する説明は、もう納得がいくまでやれなきゃ、やっぱり区の姿勢としては正しくないわけで、キッズ・プラザが受け入れろといったって、もうそういう定義で条例が動き出しちゃっていて、入る余地はあるわけないわけですから、ちゃんと受け入れてあげられるだけの責任も区はあるわけですから、ほかの施設を使ってでもね。それに対してオディリアが出てきたり、とちの木が出てきたり、自主団体という対応が出てきたりということなんですが、最大60組も使っている。きっと午前と午後、夜まで合わせてだと思うんですが、そういったことに対して何の受け皿もつくらないでの行動は、とること自体考えられないわけですから、区自体の姿勢としてもそういうことはあってはいけないわけで、常時20組ぐらいの方がそこで小さなお子様の子育てを一生懸命お互いにやっている。その中に対して、区は保育士を派遣しているとか、そういう今までの現状、状況をちょっと教えてください。人の手配がないで勝手にやっている事業だったのか、そうじゃなくて、人の手当て、保育士も入れてお手伝いして展開していた事業なのか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 児童館で行っております乳幼児親子に関します事業で言いますと、午前中を中心といたしまして子育てひろば事業ということで、乳児の子育てをしていらっしゃる方を中心にいつでもどうぞといったところを基本に、ベースでございまして、その中の特定の曜日を各児童館のほうで工夫をいたしまして、絵本の読み聞かせですとか、手遊びですとか、そういった時間を週2回から3回ですね、午前中の時間を活用しておいでいただいて、乳幼児とお母さんたちのコーディネートも含めて児童館の職員が担当して担っているといったところと、あと今、地域子ども家庭支援センターに育児アドバイザーという担当の者がおりますので、そういった者はそういった子育てひろば事業を行っている児童館のところにお邪魔をして、お母さんたちの悩みとか、そういったところをお聞きしてアドバイスをさせていただいているというような事業展開をしてございます。
篠委員
 要は、区が関係していたわけですよね。児童館、要するに児童館の職員も手伝って応援していたわけです。要するに、そうじゃない組み合わせを展開しているわけですから、地域子ども家庭支援センターというんでしたかね、明確な、それをしっかり受けとめたという施策展開があって説明もできる状況でなければ、陳情が出たり請願が出たりしてもやむを得ないというふうにだれだって思いますよね。その辺の引き受け方は、地域子ども家庭支援センター、どういう御見解でいらっしゃるんですか。ちゃんと、それはしっかり受けとめていますから、キッズ・プラザ事業は小学生以上で堂々とやってくださいという――この陳情自体は違いますよ。人の手当てをしてでも手伝ってくださいと恐らくそういう内容を暗に言っていらっしゃるのかもしれない。だけど、地域子ども家庭支援センターでしたか、そこではどういう受けとめ方、どういう答えを用意しているのか、お聞かせください。
長田子ども家庭部長
 お答えをいたします。キッズ・プラザ条例を施行させていただきまして、逐次それぞれの小学校の中にキッズ・プラザ導入を図らせていただいてございます。それに伴います地域との展開ということで御質問をいただいてございます。私どもとしては、乳幼児親子事業に関して言えば、一つは拠点としては地域子ども家庭支援センターが子育てひろば事業を展開する拠点ということで、地域全体、四つの生活圏域に分けてございますが、拠点として機能すべきものというふうに考えてございます。
 それから、各地域子ども家庭支援センターの中に中学校区域ごとにU18プラザということで、児童館機能を発展させた機能としてU18プラザを設定してございます。ここも乳幼児親子を対象とした事業を展開する拠点としての位置付けを持ってございます。こういう形で、地域子ども家庭支援センターと、それから、その配下にございますU18プラザで地域における子育て事業の支えをしていくと、拠点としての機能を果たしていくというのが基軸として展開しているものでございます。
 それから、私ども区の施策の方向としては、先ほども御説明をさせていただきましたが、例えば民設民営化された保育園における地域への開かれた事業ということで、在宅の、要するに保育園に行っていらっしゃらないお子様に対する地域に開かれた事業としての事業展開を行うということを提唱させていただいております。
 それから、聖オディリアホームのように、持っている資源を地域に向かって有効に活用してもらうということで、一定の支援をしながら、財政的な支援もしながら、地域における子育て事業の地域における資源をさらに開発をしていくという方向性を持っているものでございます。
 それから、本来の地域における見守り、子育て支援と地域全体で取り組んでいただくというのが区の考え方でございますので、現にさまざまな地域で能力を持っていらっしゃる地域の住民の方がお力を発揮していただくという形で、区の施設ですとか、それから町会、自治会の施設を活用して、地域に向かって子育て支援の自主的な活動をしていただいている、こういったことも着目しながら、地域全体の中で子育ての見守り支援をしていくと、地域の資源を開発していくという方向で、私どもは区の施策を展開してまいりたいと考えているところでございます。
篠委員
 とちの木は、近くに住んでいるお子さんに開放するという意味で、週1回だけなんですか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 とちの木保育園に関しましては、週1回、火曜日の園庭開放というものを行っております。
篠委員
 地域子ども家庭支援センター、中野区全体で四つですよね。それで、鷺宮の保健所というんですか、あそこに今あるわけですよね。あれが北を全部――西というんでしょうか、全部統括しているんですか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 鷺宮地域子ども家庭支援センターの所管といたしまして、児童館に関して言いますと、大和児童館、大和西から西に行きますと西中野、若宮、鷺宮、かみさぎ、武蔵台と7館の児童館を所管してございます。
篠委員
 それで具体的には7館で、現実問題、鷺宮児童館でそういう活動をしていますでしょう。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 はい、鷺宮児童館でも子育てひろば事業を行ってございます。
篠委員
 かみさぎはU18ということで、かみさぎ児童館がそれを同じように現実に対応していますか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 かみさぎ児童館に関しましてはU18事業でございますので、一日乳幼児親子の方が安心していられる専用室を設けて、そういった事業を展開しているところでございます。
篠委員
 それから、理想的なことで、町会、自治会でも地域の幼い子どもたちに対応できる自主的活動、地域挙げての自主的活動というのがあるんですけど、それは即そこに切り込めるほど町会、自治会も今体力ないですよね、現実。大変な、いざ地震だなんていえば一番力になることはだれでも間違いないと思っていますけど、乳幼児親子に対する支援なんていうのはやっぱり児童館があれば児童館に頼る。場所の提供というのがかなり根本的に必要という問題があるわけですよね。それで武蔵台児童館の最大60組が登録している。常時20組。これはほかでは引き受けられないものなのかどうかという検討もされたんですか。いや、それは全然しないで話を展開しているとなれば、かなり緻密な計画の進行の方法とは思えないんですけど、その辺どうなんですか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 武蔵台児童館においでいただいております乳幼児親子さんに関しましても、今年7月にオディリアホーム乳児院のほうで同事業がスタートするという前後から、こういった形でやっていますということで、オディリアホームの職員さんにおいでいただいて、実際やっているところをごらんいただいたり、あとこちらのほうの職員がオディリアホームさんのほうに出向いたり、あと乳幼児親子さんをお連れしたりして、そういった形で交流を進めながら引き継ぐというような形で事業のほうの運営をサポートしているという実態がございます。
篠委員
 やっぱり、このキッズ・プラザ武蔵台の、だれが見ても午前中はという、だれが見ても同じような発想を必ずすると思いますよね。でも、もう条例上は不可能なことの要求ですから、陳情なり請願なりという形でとらざるを得ないんですけど、たまたまこれ入り口が違ったりとかいろいろ条件がそろいそうだとしても、やっぱり人の手当てですとか、お金の手当てですとかというのは必ず行動の中で移ってくる。今、副参事の説明によると、現状困る人のないような対応はしっかりとやっていますという理解でよろしいんですね。これからはともかく、今、武蔵台を使っている人に対しては誠実に対応しましたと。それを投げた形で行動をとっていないということであれば、今後の展開は大分違ってくると思う。いかがですか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 武蔵台児童館の職員を中心としまして、地域の方が迷うことなく施設のほうを利用していただけるように対応のほうはさせていただいているというふうに考えております。
高橋委員
 今、篠委員が確認をしてくださったから、少しは安心したかなと思いますけれども、先ほど部長がおっしゃったように、5点あったと思うんですね。地域子ども家庭支援センターが基本的にあって、その中には中学校区にU18ができると。そして、またその下に民設民営の保育園にいろいろ協力をしていただく。そして、そのもう一つは、本来地域で大変な人たちを見るのは当然だよって、これは基本的に区が考えていらっしゃることなのかなというふうに理解したんですけど、さっき篠委員がおっしゃったように、地域は本当に、このキッズ・プラザのこと自体わかっている人たちはそんなにたくさんはいません。そして、U18も知っている人は本当に全員が知っているなんてあり得ません。まして、地域子ども家庭支援センターすら知らない人のほうが多いんです。
 その中において、やはりこれからはもっとキッズ・プラザがもう全部に入っていくわけですよね。そうなると、それぞれきちんとした対応をとっていってくださらないと、今ここで新しくキッズ・プラザをつくるんです。しかし、今まで児童館でやっていた事業は、この事業はこちらで賄います、ましてここがいっぱいになったら、こっちの児童館がまだやっているから大丈夫ですと、そういう情報をやっぱりお使いになっている人たちに差し上げないことには、ただU18に行けば乳幼児の対応ができますよとか、御近所でやっていますよとか、そういうことだけじゃだめなんだと思うんですね。やっぱり親切丁寧に、一応目に見てわかるようなものを差し上げて、そして安心できるようにしてあげないと、児童館に行っている子の小学生の保護者の皆さんだって、一体キッズ・プラザに行っちゃったらどうなっちゃうんだろう。本来は喜ばれているんですよ、キッズ・プラザが学校に入っている。それはすごく小学生のお母さんたち、お父さんたちには、まして子どもたちに喜ばれている。それがどんどんこれからは大きく展開していって、すべてになっていくというときに、ここで先生が心配しているように、中間的に何かが支障が出たりすると、全部波及していくというふうに私たちは懸念をしているところでありますので、今後の対応は一層丁寧にやっていかないといけないと思いますが、いかがですか。その連携をとるということに対して。
長田子ども家庭部長
 委員の御指摘、もっともだというふうに思います。私ども、この武蔵台小学校におけるキッズ・プラザの設置についても、さまざま反省し、それを乗り越えるために職員と一緒になって努力をしてまいりました。そういう経過を持ってございます。委員の今の御指摘を肝に銘じて、これからの中野区全域におけるキッズ・プラザの導入ということについて、一生懸命努力をしてまいりたいと考えてございます。
やながわ委員
 いろいろと質疑がされたので、1点ちょっと確認をさせていただきます。このキッズ・プラザ、その条例の中で、第4条の2項かな。要するに、さまざまな、先ほど副参事も言われていましたけれど、「前項の規定にかかわらず、区長は、特に必要があると認めるときは、前項に掲げる者以外の者がキッズ・プラザを利用することを認めることができる」。今回はこの規定での判断でしょうか。武蔵台。(「陳情じゃないの」と呼ぶ者あり)
委員長
 陳情、今保留になっていますので、後ほど……。
やながわ委員
 失礼いたしました。この開設について……。まだ始まっていなかったね。(「そうそう、ただいま保留になっております」と呼ぶ者あり)失礼いたしました。陳情のほうに入ってしまいました。じゃあ、後ほど質疑をさせていただきますので、一応私の質疑も保留ということで。
委員長
 先ほどの所管事項の2番の報告に対する質疑をお受けしていますので、ほかに所管事項の2番についての報告への質疑はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 それでは、改めて第11号陳情、武蔵台小学校キッズプラザに乳幼児親子を受け入れることについてを議題に供します。
 これより本件についての質疑を行いますので、ございますか。
のづ委員
 先ほど整備のほうでちょっとお伺いをした中で、これはキッズ・プラザとしての整備の範囲だと思いますけれども、この陳情に関して、例えば門とかというのは別なのはこの中で読み取れたんですが、もしもここの陳情にあるような乳幼児親子に開放する場合って、中のグッズがちょっと違うように思うんですけれども、そういうものも融通がきかせられる範囲ということは、先ほどの整備の中からは読み取れないんですが、その辺はどうなんでしょうか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 キッズ・プラザに関しましては、基本的に小学生が本当にメーンで使う施設というふうに判断してございますので、小学生が適切に利用できる施設整備ということで準備を進めております。
のづ委員
 ここの使い方としては一定の、ほかから持ち込んだりということは、普通に今までに考えるならばできないということですか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 小学生の利用を想定して今準備を進めておりますので、それ以外のところの準備というところでは、今検討していない段階ですけど。
のづ委員
 準備ということよりも、最低限それはやるんですけど、例えばほかからの持ち込みとかそういうことが可能性があるということはあるんでしょうかということをお聞きしたい。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 持ち込むものの想定がちょっと私、今イメージができないんですが、例えば地域の育成団体の方のそういったグッズというんですかね、そういったものは置いていただけるような準備のほうは進めてはいるところでございます。
のづ委員
 その地域の方というのはどういうことを想定して今、置ける場所が倉庫があるとかそういうことですか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 倉庫はありまして、具体的な内容はまだこれから詰めるところでございますが、今まで鷺宮児童館を中心にして、人形劇をやっていただいているようなグループの方もいらっしゃいますので、そういった方々のグッズをお預かりはできるのではないかというふうに考えております。
のづ委員
 今、人形劇という地域の方、例えば読み聞かせをやる場合には本が常時置いてあってもいいという、そういう拡大解釈になるんでしょうか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 そのグループの方のものをお預かりするという形になるかと思います。
高橋委員
 まず確認なんですけど、この陳情は、キッズ・プラザに乳幼児親子を受け入れてほしいという陳情だと思うんですけども、現実的にできるんですか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 受け入れ、施設の有効活用ですとか、キッズ・プラザの利用の拡大に関しましては、現在、区のほうで検討を進めさせていただいているところでございます。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 この陳情に出ているところでございますが、乳幼児親子が使用できる、使用の範囲とか、時間とかいうのはございます。キッズ・プラザにつきましては、条例に出ていますように、基本的には子ども中心の場ということになりますので、乳幼児については、区長が認めた場合とか、そういうところになりますので、二次的な使用になるかと思います。したがいまして、この使用できるということに関しては、フルに時間的に使用できるということではないというふうに考えてございます。私どもが考える中で、子どものキッズの運営に影響のない範囲で使用できるようなことだというふうに考えます。また私どもについては、それらを踏まえまして、そういったもろもろの条件、先ほど申しましたように、のづ委員が言いましたように、物が置けるのか、これはやっぱりキッズの運営を損なわない範囲での物ですか、そういったものも踏まえながら、いろんな条件を組み合わせながらやっていったらどうかというふうに考えるところでございます。
高橋委員
 先ほど、報告のところで確認をさせていただきましたけれども、キッズ・プラザは小学生対応の場所ですよね。それで、事情が事情で陳情が出てきた場合、そうやって対応できちゃうんですか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 陳情が出てくるとか、それは一つの要望かと思います。ただ私どもが想定している、先ほど申しましたように、キッズ・プラザの根本的な使用の範囲、それはございますので、そこで私どもが考える部分としては、それなりに余裕があるとか、そういった部分、すべてがキッズというふうには出てございませんので、前項の規定にかかわらず、区長が認めた場合、そしてまたそれは施設的な条件、そういったものがある場合については可能であるというところで、今検討しているところでございます。
篠委員
 少し明るくなるんですけど、ただ、これ陳情者の方がおっしゃっているのは、武蔵台児童館についてということで、あの地域の事情をよく勘案して、必死の努力をして全部フォロー、仕切ってくれれば、これおろしなさいよとも私は言えます、それは。だけど、このことによって子育て支援が活性化するんであればね。キッズ・プラザの本来の目的を失うような形であってはだめですよ。区長の判断という部分にお願いする形しか今はないわけですから、それにしても金がかかるんじゃないですか。その辺どうですか。場所あげるから勝手に皆さんやってなさいという対応もありなんですか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 学校の授業中とか、いろんな物事がございます。そういったものもろもろ踏まえながら、バランスをとりながら利用拡大を考えている部分があります。ですから、一概にお金がかかる部分もございますし、かからないで対応できる部分もある。私どもはそういったものを踏まえながら、お金はかけずに、人を付けたり事業を行うことはないような状況でキッズ・プラザを利用の拡大、そういったような観点でできるんではないかなということで検討しているところでございます。
篠委員
 明快な答えだと思うんですけどね。人の手配をしてでもキッズ・プラザの例外規定にのっとって対応しますという中には、人を連れてくる。そのお金も引き受けてというところは今想定していないというお話だと思うんですね。こうなると、陳情を出された方が具体的にどういうことを想定しているかが問題になるわけですね。もう保育士も入れなさい、その例外規定にのっとって、武蔵台は入り口が違うこともあって、かなり弾力的に対応できるはずだ。ついては区からお金を、保育士という武蔵台児童館でお手伝いいただいていた方々のお力と同じものを引き出してでも対応してくれというのか、今そこまでは想定していないんだとおっしゃるのか、ちょっと陳情自体にこれ見えてこないので、休憩して聞く以外にはないんで、途中で休憩も難しいとは思うんですけど。
委員長
 それは皆さんでお諮りすれば、委員の皆さんが。
篠委員
 やりとりの中では、現時点では柔軟な対応ありなんだけど、予算をつけてでの対応というのは全然今想定外だというお答えはいただいているわけですよね。もう委員長に任せます。
委員長
 はい。今のやりとりの中で、むしろ陳情の方がいらっしゃいますので、休憩して、その点を陳情の中身を、よりお考えをきちっとお聞きしたいということで、今、篠委員からありましたので、休憩してそのやりとりをしていただくということでよろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは休憩いたします。

(午後2時20分)

委員長
 再開します。

(午後2時32分)

 ほかに質疑はありませんか。
のづ委員
 先ほど、この判断をするのに、特にあれでしたら区長がとおっしゃいましたけれども、その条件の判断するところというのは区長以外でしたらだれがされるんでしょうか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 条例上に出ているものでございまして、キッズはもともと小学生の利用。それで、今言った乳幼児に関しては特に認めた者ということで、区長が認めた者。その判断については、やはり私どもは今のその一歩踏み出すことの判断ということでありますので、施設上とかそういうところの条件でございません。ただ、今回乳幼児がお使いになるということに関しては、利用の拡大という判断をしたということでございまして、だれがとか、そういったところではない。
のづ委員
 というのは、もしこの学校の入り口も別なのでというところの中で区長の判断というのがあったとして、先ほど言われたように、じゃあ、地域の方がここで朗読の会が使っているといったら、会のほうが逆に小学生にお話し会をするのを広げて、じゃあ乳幼児もといったときには、そういうところの判断はどういうところでつけていくんですか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 ですから、先ほどちょっと私の説明が悪かったんですが、この判断につきましては、まず条件のところから入るわけですね。条件的に見て可能であるところで初めて、条例上の制約を外せるというところで区長の判断というところがあります。ですから、私どもが進めていきたいということであって、それは施設的なもの、学校との条件、そういったものが可能であったときに初めて、この条例上の縛りから区長の判断というところへ持ってくるので、区長の判断がどうだ、どういうところで出るんだというものではないというふうに考えています。
委員長
 ほかに質疑ありませんか。よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 出尽くしたかと思いますので。
 質疑がなければ、取り扱いの協議をいたしますので、暫時休憩いたします。

(午後2時35分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後2時37分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結します。
 次に意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより、本件に対する採決を行います。
 お諮りします。第11号陳情、武蔵台小学校キッズプラザに乳幼児親子を受け入れることについてを採択すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 次に、附帯意見についてお諮りします。
 本陳情の審査結果が出ましたので、願意を了とし、主旨に沿うよう検討されたいとの意見を付すことに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 以上で、第11号陳情の審査を終了します。御苦労さまでした。
 それでは、引き続きまして、第12号陳情、保育制度改革に関する意見書提出を求める陳情書及び平成20年第35号陳情、認可保育所への「直接契約方式」の導入と最低基準の廃止・見直しに対する意見書の提出に関する陳情書を一括して議題に供します。
 新しい第12号陳情の陳情者からの補足説明の希望がありますが、休憩してこれを受けることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、委員会を暫時休憩します。

(午後2時38分)

委員長
 それでは、委員会を再開します。

(午後2時44分)

 これより本件に対する質疑を行います。質疑ございますか。
山口委員
 第35号陳情との関係で、国の制度改正、「子ども・子育て新システム」については、前回も資料のほうが出されてきたかというふうに記憶しています。その中で制度化に当たってなんですけれども、国のスケジュールは来年法案提出、また3年後にはその制度を実施するという、そういったスケジュールであったかと思うんですけれども、それは特に変更はないんでしょうか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 前回の委員会の中で報告させていただきました内容からどのように進展しているかというところも含めて、お答えしたいと思いますが、平成22年6月29日に少子化社会対策会議におきまして、基本制度案要綱が発表されまして、決定されまして、その中におきましては、平成23年度通常国会に必要な法案の提出を目指しているということでございます。
 その後の経過といたしまして、来年の1月までに法律案の大綱を発表する予定でいるということになってございます。それまでの検討のスケジュールでございますが、私が把握しているところによりますと、現在この新システム検討会議の作業グループの中に三つのワーキンググループを組織しておりまして、それは制度自体のワーキンググループと基本制度のワーキンググループ、幼保一体化のワーキンググループ、そしてこども指針、これは保育所保育指針と幼稚園指導要領の一体化を目指すといったものの内容の検討をするワーキングチームだと聞いてございますけども、その三つのワーキングチームを編成いたしまして検討をしている最中であるというふうに聞いてございます。
 また、この制度案要綱につきましては、全国の自治体からの意見を聞くために、国のほうが自治体のほうに説明に伺っているという情報は聞いてございます。
山口委員
 まだ検討段階ということで、それぞれの自治体からの意見聴取も行われているということでした。それで、陳情者の方から休憩中にあったように、区に対してどれだけその制度変更の説明が実際に行われているかという点では、さまざま懸念が示されていたんですけれども、自治体の保育責任ですとか、あるいは保護者との契約関係ですとか、そういった点でどこまで具体的なものが区に対して示されているんでしょうか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 現状におきましては、制度案要綱に書かれていることしか我々は存じ上げているところはございません。
山口委員
 制度案要綱ということで、その中には先ほどこの陳情の中にもあるような直接契約の制度ですとか、あるいは保育実施責任、自治体の保育実施責任についても明記されているということでしょうか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 直接契約につきましては、この制度案要綱の骨子でございますけども、目的といたしましては、幼保一体化によるこども園の創設や、あるいは事業者指定制度によるサービスメニューの多様化ですとか、あるいは給付の一体的提供、包括交付金導入といった内容になってございまして、これが目指すところは保育サービスの多様化、多様性を広げて民間参入を促して、利用者が選択できる仕組みにしていくという改革というふうに存じ上げてございます。
 その中で、自治体の責務でございますけども、直接契約の内容といたしまして、事業者と利用者の間で公的な保育契約制度を導入するというふうに明記されておりまして、その公的保育契約制度に一定市町村の関与が入るということが記載されております。それ以上のことは、現在の制度案要綱の中ではうかがい知ることはできません。
山口委員
 公的なというのがどこまでの介入というか、区の側の仲立ちを指すのかがちょっと今の段階ではまだまだ不明な点があるかなと思うんですが、例えばサービスの充実というところなんですけれども、保育料がどうなるかですとか、あるいは障害児に対しての、このほどいろいろ加算等もあったかと思うんですが、そういった点でどうなっていくのか。ちゃんと受け入れができるのか等の、そういった具体的な懸念が示されていると思うんですけれども、そういったことに答える内容は示されているんでしょうか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 現状示されている資料の中では細かい部分が読み取れないものですから、判断のしようがないというふうに考えてございます。
委員長
 ほかにございますか。質疑はよろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、取り扱い協議のため委員会を暫時休憩します。

(午後2時51分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後2時57分)

 お諮りします。
 第12号陳情、保育制度改革に関する意見書提出を求める陳情書は、本日のところ保留と決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 以上で、第12号陳情の審査を終了します。
 続きまして、平成20年第35号陳情、認可保育所への「直接契約方式」の導入と最低基準の廃止・見直しに対する意見書の提出に関する陳情書は、本日のところ保留と決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 以上で、第35号陳情の本日の審査を終了いたします。
 それでは引き続きまして、平成20年第25号陳情、離婚後の親子の面会交流の法制化と養育費支払い強化を求める意見書の提出についてを議題に供します。
 陳情者はお越しでありませんので、本件に対する質疑をまず受けます。
 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、取り扱いでよろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 取り扱いの協議のため委員会を暫時休憩します。

(午後2時59分)

委員長
 再開いたします。

(午後3時00分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結します。
 次に意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより、本件について挙手により採決を行います。
 お諮りします。第25号陳情、離婚後の親子の面会交流の法制化と養育費支払い強化を求める意見書の提出についてを採択すべきものと決することに賛成の委員は挙手をお願いします。

〔賛成者挙手〕

委員長
 挙手多数。よって、本件は採択すべきものと決しました。
 以上で、第25号陳情の審査を終了いたします。
 ちょっと休憩をさせていただきます。

(午後3時01分)

委員長
 再開します。

(午後3時02分)

 第25号陳情が採択されたことに伴い、意見書の案文調製が必要となります。案文の作成については正副委員長に御一任いただき、3日目に調製をしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 次回の委員会は、あす10月13日午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告いたします。
 以上で本日の子ども文教委員会を散会いたします。

(午後3時03分)