平成22年12月01日中野区議会子ども文教委員会(第4回定例会) 平成22年12月01日子ども文教委員会 中野区議会子ども文教委員会〔平成22年12月1日〕

子ども文教委員会会議記録

○開会日 平成22年12月1日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後4時24分

○閉会  午後4時41分

○出席委員(8名)
 来住 和行委員長
 ひぐち 和正副委員長
 山口 かおり委員
 南 かつひこ委員
 のづ 恵子委員
 やながわ 妙子委員
 高橋 ちあき委員
 篠 国昭委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 教育長 田辺 裕子
 子ども家庭部長 長田 久雄
 子ども家庭部副参事(子ども家庭部経営担当、地域子ども家庭支援担当、男女平等担当) 髙橋信一
 子ども家庭部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長 伊藤 政子
 子ども家庭部副参事(中部すこやか福祉センター地域子ども家庭支援担当) 石濱 照子
 北部地域子ども家庭支援センター所長 波多江 貴代美
 南部地域子ども家庭支援センター所長 天野 秀幸
 鷺宮地域子ども家庭支援センター所長 古川 康司
 子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長 海老沢 憲一
 教育委員会事務局次長 合川 昭
 教育委員会事務局副参事(教育経営担当) 白土 純
 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 吉村 恒治
 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 古屋 勉
 教育委員会事務局指導室長 喜名 朝博
 教育委員会事務局副参事(生涯学習担当) 飯塚 太郎
 教育委員会事務局中央図書館長 小谷松 弘市

○事務局職員
 書記 細川 道明
 書記 荒井 勉

○委員長署名


審査日程
○議題
 第65号議案 平成22年度中野区一般会計補正予算(関係分)

委員長
 それでは、定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会します。

(午後4時24分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、議事に入ります。
 第65号議案、平成22年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。
 本議案は、総務委員会に付託されておりますが、子ども文教委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば、総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。
 それでは、理事者の補足説明を求めます。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 それでは、第65号議案、平成22年度中野区一般会計補正予算の子ども家庭費関連分につきまして補足説明させていただきます。
 本委員会の関連分は、弥生保育園の増築及び耐震補強工事についてでございます。
 20、21ページをお開きください。
 第4款子ども家庭費、第5項子ども家庭部経営費、第2目子ども施設整備費、保育園営繕、弥生保育園の増築及び耐震補強工事費でございます。増築につきましては、現在の保育園の遊戯室を20平米ほど園庭側にせり出す形で増床いたしまして、さらに作業室などを活用することで、現在の定員94人を114人に増員するものでございます。
 耐震補強工事につきましては、詳細な調査を踏まえまして、現3歳児室の園庭側の壁面にブレースを取りつけるという工事を行います。これによりまして、耐震性はBランクからAランクに向上するということでございます。補正額といたしましては、1億3,567万8,000円を補正するものでございます。財源といたしましては、全額一般財源を充当してございます。
 補正の理由でございますが、待機児対策が緊急の課題であるという中、待機児対策の一環としての増築工事を行うとともに、懸案であった耐震補強工事を行うということで、昨年度、第6次補正予算におきまして、基本設計、実施設計を進めてきたところでございますが、このたび工事を実施するというものでございます。工事の実施に当たりましては、分園舎を有効に、旧本郷保育園でございますけれども、そのプレハブの分園舎を有効に活用いたしまして、各クラスを移転させながら安全に配慮して実施をしていきたいというふうに思っております。
 園庭につきましては、工事期間中、工事車両等の配置の関係で使用することができなくなりますが、前面が弥生公園ということでございますので、これまでも有効に活用してきたところでございますが、一層の活用をいたしまして、保育の内容を低下させないように配慮したいというふうに考えてございます。
 また、一時保育事業につきましては、ただいま分園舎のほうで実施をしておりますが、これも工事の安全ということと子どもの動かしということが、移転ということがありますので、工事期間中の1月から竣工までの間の停止をしたいというふうに思っております。
 次に、26ページ、27ページをお開きいただきたいと思います。
 今回の補正による工事につきましては、平成23年2月から6月までの予定で実施することにしております。年度内に終了することができませんので、補正額の全額を繰越明許費とするものでございます。
 説明は以上でございます。よろしく御審議のほどよろしくお願いいたします。
白土教育委員会事務局副参事(教育経営担当)
 それでは、教育費関係の補正について補足説明をさせていただきます。
 まず、債務負担行為の概要でございますが、議案書7ページ、第3表債務負担行為補正の一番下の欄にございますように、谷戸小学校一部改築に係る仮設校舎賃借について債務負担行為を追加する補正を行うものでございます。
 議案書の28ページ、29ページをごらんいただきたいと思います。
 債務負担行為調書でございます。この表の一番下の欄、谷戸小学校一部改築に係る仮設校舎賃借をごらんいただきたいと思います。
 谷戸小学校校舎改築基本計画等につきましては、本年7月2日の子ども文教委員会で報告をさせていただいたところでございますが、この仮設校舎は谷戸小学校の東校舎の解体、建築に伴いまして、教室、給食室等に使用するため、同校の校庭に2階建てのプレハブ校舎を建て、平成23年度から平成25年度まで賃借をいたしまして、仮設校舎として使用するものでございます。年度別の賃貸借契約が困難であることから債務負担行為を追加することにしたものでございます。平成22年度の支出はございませんが、学校運営への影響を最小限に抑えるため、平成23年の夏休み、プレハブ校舎への物品、設備の移送を予定してございます。その時点から逆算いたしますと、平成22年度中にプレハブ校舎の賃貸借契約を締結し、プレハブ校舎の設計や仮設の許可、部材の調達などの準備行為を行う必要があるため、債務負担行為の開始時期を平成22年度からとしたものでございます。
 今後のスケジュールと賃貸借の期間でございますが、今後のスケジュールにつきましては、来年度の4月から7月にかけましてプレハブ校舎の建築工事を行いまして、8月に東校舎からプレハブ校舎への物品、設備の移送を行った後、東校舎を解体いたしまして、平成23年10月から建設工事を行いまして、平成25年3月までに東校舎を竣工する予定でございますが、竣工後プレハブ校舎から新校舎への物品の移送等に約1カ月ほどの期間を見込んでございます。
 したがいまして、賃貸借の期間は、平成23年8月から平成25年4月までの21カ月間、債務負担行為の限度額は1億9,845万円とする債務負担行為になるものでございます。このプレハブ校舎には、普通教室6教室、家庭科室、図書室、職員室、校長室、給食室等が入るものでございます。床面積は1,400平方メートル弱でございまして、東校舎で使用できない部分と同程度の面積を確保しているものでございます。
 なお、当初予算で債務負担行為を計上しませんでしたが、その原因としては、プレハブ校舎の階数、2階建てにするか3階建てにするか、また、プレハブ校舎の位置、教室の構成、それから給食設備、空調設備の移設などの検討に時間を要したものでございます。
 よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
委員長
 それでは、本件に対する質疑を行います。
 質疑はありませんか。
山口委員
 弥生保育園の増築と耐震補強工事なんですけれども、工事はいつからになりますか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 工事につきましては、来年の2月から6月までというふうな計画でございます。
山口委員
 大体4カ月間ということで、その間、先ほど各クラスを移転させながら安全に実施をしていきたいというようなお話だったんですけれども、別棟を活用するということなんですが、別棟に関しては、たしか契約期間があったかと思うんですが、その点はいかがでしょうか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 今年度の契約につきましては、今年度の3月31日までということになってございますが、その契約期間を来年度も延ばして、ここの活用を行いながら、安全に工事を進めていきたいというふうに思ってございます。
山口委員
 その本体の――本体というか、弥生保育園の現園舎のほうでの保育というのはやられるんですか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 1階の部分と2階の部分と分けて工事を進めていきたいと思ってございまして、当初、まず1階の部分から工事を、遊戯室の増床の部分を含めまして1階の工事を進めていきたいと思います。1階の工事が竣工した暁には、2階にいる子どもたちを1階におろしまして、2階の部分を工事したいと思います。分園舎の活用につきましては、1階の部分を工事するときに、ゼロ歳、1歳、2歳児までを分園舎のほうに移しまして工事を行いたいと思います。1階の部分が竣工した暁には、2歳児を本園舎のほうに戻しまして、2、3、4、5歳を1階で保育を行いながら2階の工事を行いたいというふうに思ってございます。
山口委員
 ということは、何歳児クラスかちょっとはっきりしないんですけれども、工事を行いながら、1階で工事をやっているときは2階を使う、2階をやっているときは1階を使うという形で、その工事と同時に保育自身が行われるわけですよね。その際に、そういった例がそもそもあるのかお聞きしたいと思うんですけれども、本来であれば、仮園舎なり別室で保育を行うのが安全性等を考えると望ましいかと思うんですが、そういった検討等はされなかったんでしょうか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 実際、耐震工事をやっている他区の事例におきましても、そういった保育をしながらの工事の事例というのがございまして、それを参考にいたしまして、安全に工事を行うために仮囲いですとか、そういった区画の限定をしっかりして、子どもがそちらのほうに行かないような安全な養生の対策をいたすということで、安全に保育ができるというふうなことで計画を進めていきたいということでございます。
山口委員
 ちょっと振動ですとか、お昼寝とかもありますし、騒音ですとか、粉塵ですとか、いろいろと心配されるんですけれども、そういった安全対策がきちんととられるという前提でのお話しかと思います。そこのところは、今後現場の保育士さんですとか、あるいは保護者説明会のほうもあると思いますので、ぜひ意見をよく酌み取って対策をしていただきたいと思います。
 保護者会のほうはいつ開催される予定ですか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 保護者への説明につきましては、計画段階におきまして、昨年の12月に一度行ってございます。それを踏まえまして、今度設計内容がはっきりいたしましたので、12月10日に保護者のほうに説明をしていきたいというふうに思ってございます。
山口委員
 今、延長保育のほうもされていると思うんですが、これはそのまま現園舎のほうで行うんですか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 保育内容については、現在と同じというふうに考えてございます。
山口委員
 桃が丘保育園の場合は、民営化される際に、仮園舎に移行する際に、かなり子どもさんが落ち着かないということで、保育士をふやして少し支援をしたというような経緯もあったかと思うんですが、今回かなり別棟に行ったり来たりというところで、何かそういった対策は考えていらっしゃるんでしょうか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 子どもを動かしながらといった保育を行っていかざるを得ないということもありまして、保育士として2名程度、その対応ということで配置をしたいというふうに思ってございます。
山口委員
 わかりました。工事については、一定わかったんですが、待機児解消ということで定員増、大体20名定員増となるかと思うんですが、これはいつからの入園になるんでしょうか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 94人を114人の20名増員するということでございますが、定員の弾力化、旧本郷保育園の受け入れ等もありまして、既に弾力化を行っておりまして、平成22年4月から現在のところ108名で運営してございます。平成23年4月からでございますが、この弾力化を継続いたしまして103名で運営を行い、平成23年7月、竣工した暁、予定としては8月からというふうに考えてございますが、114名にふやしていくということで、4月の段階で先取りした弾力化ということを行っていきながら、待機児解消を図っていきたいなというふうに思ってございます。
委員長
 他にございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結します。
 意見について伺います。
 第65号議案について意見はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、第65号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 それでは、以上で本日の日程を終了しますが、委員、理事者から何か特に御発言ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で子ども文教委員会を散会します。

(午後4時41分)