平成21年02月17日中野区議会文教委員会(第1回定例会) 平成21年02月17日文教委員会 中野区議会文教委員会〔平成21年2月17日〕

文教委員会会議記録

○開会日 平成21年2月17日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後1時49分

○閉会  午後2時22分

○出席委員(8名)
 牛崎 のり子委員長
 佐伯 利昭副委員長
 平山 英明委員
 いながき じゅん子委員
 いでい 良輔委員
 伊東 しんじ委員
 大内 しんご委員
 江口 済三郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 教育長 菅野 泰一
 教育委員会事務局次長(生涯学習担当参事) 竹内 沖司
 教育経営担当課長 小谷松 弘市
 学校再編担当課長 青山 敬一郎
 学校教育担当課長 寺嶋 誠一郎
 指導室長 入野 貴美子

○事務局職員
 書記 鳥居 誠
 書記 松本 明彦

○委員長署名


審査日程
○議案
 第2号議案 平成20年度中野区一般会計補正予算(関係分)

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから文教委員会を開会いたします。

(午後1時49分)

 本日の審査日程についてお諮りいたします。
 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、議事に入ります。
 議案の審査を行います。
 第2号議案、平成20年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。
 本議案は、補正予算であり総務委員会に付託されております。文教委員会の関係分については当委員会で審査し、意見があれば賛成多数となった意見を総務委員会に申し送ることとなっていますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、質疑に入る前に理事者から補足の説明を受けたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、理事者の補足説明を求めます。
小谷松教育経営担当課長
 それでは、第2号議案、平成20年度中野区一般会計補正予算(関係分)につきまして、補足の説明をさせていただきます。
 まず、歳入でございますが、関係分といたしましては13款国庫支出金中、教育費補助金、14款都支出金中、教育費補助金、17款繰入金中、義務教育施設整備基金繰入金、19款諸収入中、雑入、20款特別区債中、教育債がございます。このうち国庫支出金、都支出金、繰入金及び特別区債につきましては、歳出の説明の中であわせて御説明をさせていただきたいと思います。
 ただ、1点、諸収入につきましてここで御説明をさせていただきたいと思います。恐れ入りますが、補正予算の議案書74ページ、75ページをお開きいただきたいと思います。19款諸収入、5項雑入、5目雑入でございます。ここに1,195万5,000円の増額補正をいたしてございます。内訳といたしましては、指定管理者管理運営費成果額の還元ということでございます。これは指定管理者は改定年度終了後、当該年度の歳出決算額を超えた歳入がある場合につきましては、当該歳入につきましてその50%、これを区に還元するということとしてございますが、文化施設、体育館、運動施設等各指定管理者から平成19年度成果額の配分があったため補正をお願いするものでございます。
 なお、この充当先といたしましては、財政調整基金積立金に充てることといたしてございます。
 次に、歳出について御説明申し上げます。
 関係分といたしましては、議案書の106ページ、107ページをお開きいただきたいと思います。7款教育費、1項学校教育費、2目学校教育費でございます。ここで3,063万5,000円の減額補正をお願い申し上げます。財源内訳といたしましては、全額一般財源の減額でございます。また、減額補正の内容といたしましては、学習指導の事務事業中、教育指導、教科書事務等の事業に係るものでございます。現行と同じ教科書採択による教科書購入経費等の減額です。これにつきましては、平成21年度から小学校で使用する教科書につきまして現行と同じ教科書を採択したため、教師用の指導書、教科書の購入が不要となったことによるものでございます。その部分が今回の減額分の大勢を占めてございます。
 次に、108ページ、109ページ、これは生涯学習費でございますが、それと次の110ページ、111ページの一番上の1教育委員会費、これらにつきましては、人件費に係る補正でございます。総務委員会の所管でございますので、この分につきましては除外をさせていただきたいと思います。
 110ページ、111ページの2段目以降が関係分となりますので、そこから御説明をさせていただきたいと思います。いずれも教育費中、3項教育経営費でございます。まず、2目学校再編費でございます。ここでは1億8,225万円の減額補正をお願いいたします。財源内訳といたしましては、特定財源で国庫支出金6,808万8,000円及び都支出金4,833万6,000円を増額し、特別区債3億円を減額いたします。また、一般財源を132万6,000円増額いたします。この減額補正の内容でございますが、学校再編に伴う施設整備工事費の減額です。これは学校再編に伴います施設整備工事費等の経費について契約落差が生じ、予算の執行残が見込まれるため減額補正を行うものです。今年度実施いたしました具体的な施設整備につきましては、桃花小、緑野中の3期工事分、それから、来年度統合いたします白桜小、南中野中の2期工事分、また南中野中につきましては、他に防球ネットの工事も行ってございます。また、来年度以降に工事予定の桃花小学校の体育館、南中野中学校のプール、それと白桜小、南中野中の3期工事等にかかわります設計委託などがございます。
 次に、財源更正につきまして御説明申し上げます。まず、国庫支出金といたしまして6,808万8,000円を、これを確保できる見通しができました。これは再編対象校の改修工事につきまして文部科学省の安全・安心な学校づくり交付金の補助金交付決定が得られたことによります。また、都支出金につきましては、公立小・中学校の適正規模化についての取り組みを支援するため、東京都の新しい学校づくり重点支援事業といたしまして、再編対象校の物品、設備整備、施設の小規模な維持補修等の経費につきまして、こちらのほうも補助金の交付決定を得られました。このように学校再編に係る施設整備につきまして国庫補助金及び都補助金を確保できることとなり、さらに工事費等に契約落差が生じ1億8,200万円余の減額が可能となったことから、当初予定してございました特別区債3億円分の発行を行わないということといたしました。
 次に、3目企画財政費でございますが、1,259万1,000円の減額補正をお願いいたします。財源内訳といたしましては、全額一般財源でございます。減額補正の内容でございますが、中学校分の学校経理事業のうち新JIS机椅子導入の経費の減額でございます。これは前年度、統合新校の桃花小学校と緑野中学校に新JIS企画の机、いすを導入いたしましたが、今年度からおよそ5カ年で順次全小・中学校への導入を予定してございます。今年度は中学校6校に導入をいたしました。その際、購入契約におきまして落差が生じたため、今回減額補正をお願いするものでございます。
 次に、5目学校施設費でございます。1億2,460万5,000円の減額補正をお願いいたします。財源内訳といたしましては、特定財源として繰入金5,936万3,000円を減額するとともに、一般財源を6,524万2,000円減額いたします。この補正の内容といたしましては、小・中学校の施設整備事業のうち、少人数指導用教室冷暖房化及び体育館耐震改修工事費の減額でございます。これにつきましては、まず、少人数指導用教室冷房化でございますが、まだ冷房化されていなかった少人数指導用教室につきまして冷房化を図りましたが、ただ、実際には今年度に学級数が減少したため、これまで冷房化されていた普通教室をそのまま少人数指導用教室として使用することになった学校がありました。それからまた、契約落差が生じたといったようなことから今回減額をお願いするものでございます。それから、体育館の耐震改修工事につきましては、小・中学校15校で改修工事に着手をいたしましたが、契約落差が生じたことから今回減額をお願いするということでございます。
 今回の補正予算に係る関係分といたしましては以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
委員長
 では、質疑を行います。
 質疑はありませんか。
大内委員
 110ページのところなんですけれども、学校再編費で特定財源が出し入れしてあるんですけれども、これ当初学校の施設工事をやるときに、ことし初めてじゃなくて、昨年あるいは一昨年もやっているでしょう。そうすると、この国庫支出金だとか都の支出金がある程度、当初の段階で見込まれてはいなかったんですか。去年、一昨年も同じ形だと思うんですけれども、財源の内訳は。ことしの予算に関しては、当初特別区債で考えていたということはどういうことなんですか。
小谷松教育経営担当課長
 学校再編経費全体として約10億円ほどございます。当初予算で見込みました財源内訳といたしましては、基金の繰入金を6億円、それから起債を3億円、その他一般財源ということで、今委員のほうから御指摘がございました、こういった国庫補助等につきましては当初は見込んでございませんでした。確かに安全・安心な学校づくり交付金ということで、計画につきましては国のほうとも相談しながらやってきたところでございます。ただ、はっきりと額が確定していないといいますか、いろいろ算定等々ある中で、当初は繰入金を充てることによりましてやっていこうと、その中で補助金がある程度つくということであれば、その分財源的なゆとりも生じるというようなことも考え合わせまして、当初は国庫支出金等につきましては当初計上しないで起債と繰入金を充てながら状況を見ながら補助金の申請を行うという形で進めさせていただきたいと考えたところでございます。
大内委員
 わかりました。
 それともう一つ、74ページの雑入のところの指定管理者運営成果額の還元、これはたしか中野体育館と一緒じゃないでしょう。中野体育館は上高田と一緒。ちょっとそこのところ、哲学堂とかも入っているでしょう。全部これ1カ所に委託しているのかどうか。
竹内教育委員会事務局次長
 文化施設につきましては、ジェイコム・野村ビルマネジメント指定管理者共同事業体というところを指定管理者としております。(「どこなの、場所は」と呼ぶ者あり)文化施設ですので、ZEROホール西館、それから、そこの芸能小劇場、それから野方WIZ、こういったところでございます。それから、体育館につきましては、三菱ビルテクノサービス・東京アスレティッククラブ・明和産業指定管理者共同事業体というところが指定管理者となってございます。それから、運動施設等でございます。これは日本体育施設グループというところが指定管理者と……(「どことどこ」と呼ぶ者あり)構成ですか。構成会社としては日本体育施設……、運動施設の場所でございますか。上高田、哲学堂でございます。
大内委員
 中野体育館が一つのグループとあと上高田と哲学堂の運動施設と、あと残りのZEROホール、WIZ、あとスマイルでしょう。じゃ、これはどこの部分の還元なんですか。
竹内教育委員会事務局次長
 それぞれのところからございました。指定管理者につきましては、会計年度終了後にその会計年度の歳出決算を超えた歳入がある場合には、残った分の50%を還元するという基本協定を結んでおりますので、それぞれについて還元額があるということでございます。
大内委員
 要するに3カ所から還元されたということなの、それとも1カ所から還元されたのかというのを聞きたいのと、要はもともとの委託料が幾らで、幾ら収益があったので、その委託料を引いた分の残りの半分が戻ってきたということでしょう。3カ所それぞれから戻ってきているのか、1カ所だけなのかというのをちょっと。
竹内教育委員会事務局次長
 3カ所それぞれから戻ってきております。それで、ちなみに文化施設につきましては335万円余、体育館につきましては758万円余、運動施設については101万円余の金額が戻ってきているということでございます。
大内委員
 それと、あともとの委託料は幾らなのか、それぞれのところ。幾らでプラス幾ら収益があったということなの。
竹内教育委員会事務局次長
 まず、文化施設でございますけれども、区の委託料といたしましては4億2,299万7,000円でございます。ただ、これはあくまでも委託料だけでございまして、指定管理者としてはそれ以外に施設の利用料、要は施設を貸して利用料金取りますよね。その利用料ですとか自主事業の収入、例えば自動販売機なんか置いていたり、独自の講演なんかしますと、その収入がありますので、そういったものがございます。トータルで申し上げますと、指定管理者の収入が6億8,905万4,000千円あったと。それで指定管理者の支出決算額、これがトータルで6億8,233万7,000円あったということで、差し引き671万7,677円と、その半額を還元していただくということになるわけでございます。
大内委員
 それぞれこの3カ所では委託料があって、委託料のほかに今度今言ったような収益があると。収益もあるけれども、その中にさらにそこから必要経費を抜いた金額の半分ということになるわけでしょう。となると、わからないけれども、4億2,000万円、当初委託でしょう。結局6億8,900万円ほどかかったという、例えば一番上の文化施設の。結果的に671万円か何か残ったというのでしょう。そういったところの監査みたいなことはやるわけ。要するに浮いた分あるでしょう。最初の委託料から結局約2億6,000万円近く収益上がったわけでしょう。出ていった金をちゃんとチェックをして残ったというのをやっているのか、要はある程度、委託したところで、これだけかかっちゃったんですと書いてやっちゃえば、給料もある程度つくったものでやっているのか、ちゃんとそれは教育委員会としてこれは適正な支出だというのをやって残った金額なのか、それはどういうふうにやっているんですか。
竹内教育委員会事務局次長
 まず一つには、お金の管理については専用の口座を設けていただいて、出し入れをしていただいているということがございます。それから、会計帳簿等の書類もほかの経理と区分してきちんとつくるようにということで、それについては見せていただいているというようなことをやっております。
大内委員
 じゃあ、例えば体育館は758万円余、一番大きいので、今言った委託料と売り上げと、それを教えていただけますか。
竹内教育委員会事務局次長
 体育館につきましては、19年度の区の委託料が1億6,091万4,000円でございます。それで、事業者の総収入が3億1,199万3,000円でございました。それに対して事業者の19年度の支出の総額、決算額ですけれども、これが2億9,682万2,000円ということになります。差額が1,517万1,000円で、2分の1が758万5,000円余ということになります。
大内委員
 だから、これ当初の予算をつくるときもそうなんでしょうけれども、例えば今言った体育施設だって、倍ぐらい委託料といろいろな施設使用料とかで入ってくると思うんだけれども、これ19年度の当初考えていた大体金額と同じ程度というふうになるんですか。大体このぐらい剰余金じゃないけれども、売り上げが差し引き出たというのは、大体このぐらいを予想していて、例えば1億6,000万円ほどの委託料にしていたと。
竹内教育委員会事務局次長
 私どもとしては、基本的にはほとんど入りと出がイコールになるようなことを想定してつくっているわけでございます。ただ、もちろん例えば利用料収入なんかにつきましては、事業者のほうの御努力というものもございます。例えば文化施設なんかですと、新宿区も含めた、例えば専門学校ですとか幼稚園などに使ってくださいということで営業に行ったりというようなこともやっていたりもするとか、それとか特に体育館につきましては、19年度は警察病院の工事のために、あそこの地下の駐車場収入がとても上がりまして、1,800万円弱の駐車場の収入があったというふうなこともありまして、かなりそういった意味ではある意味想定外のうれしい特需といいますか、そういったものがあったといったこともあったりなんかして、多かったというふうに考えております。
大内委員
 最後にもう一つだけ、例えば体育館施設でいうと3億1,000万円ほどの収入額があって、中野の指定管理者の払っているお金が1億6,000万円ほどでしょう。その1億6,000万円ほどからふえた分のうち必要経費を抜いた残りが1,500万円ほどあったということだと思うんですけれども、要は指定管理者について委託料からふえた部分をどういうものに使って、こういう結果で差し引き残りましたという細かいというのか、人件費でふえているのか、電気代だとかいろいろなのがあると思うんですけれども、そういったところの報告は議会にはあるんですか、結果しか出てこないの。
竹内教育委員会事務局次長
 基本的に指定管理者の歳入歳出の経費なんで、ということだということで御報告等はしていないと。それで結果として区の歳入があった場合に、歳入としてこれだけありましたという形での御報告になるというように考えてございます。
大内委員
 失礼な言い方をすると、例えば差額分で残業手当がめちゃくちゃ高くなっていて、引いてやっているだとか、あるいは夜の使用料も当然高くなるので、夜の分を働いている人の人件費が高いだとか、あるいは本来3人でいいところを5人でやっているんじゃないかとか、要するにふえた分、中野に売り上げの半分を持っていくということであれば、中野としてはもうちょっとそういったところのチェックをしているのかなという、要は無駄遣いとは言いませんけれども、売り上げ出ているからいいんですけれども、中野区にも売り上げの残った部分の半分出てくるわけで、必要経費というものが本当に適正に出ているかというチェックは教育委員会ではしているんですか。
竹内教育委員会事務局次長
 当然にそれぞれどういうことでお金を指定管理者のほうで使われたのかということについては全部チェックをしております。それで、今委員からお話のあったような、例えば夜間の利用がふえるとか、それによる人的対応をしなくちゃいけないというようなことがあれば、それは当然やらないわけにいかないでしょうし、それは指定管理者の努力としてやっていただいていることであると考えております。
大内委員
 例えば、そのふえた分を指定管理者が半分は取っておくけれども、それ以外として財産として残しておくということはないの。要するに、次年度の運営費に入れているとか、そういうことは基本的になくて、単純に名目上、繰越金みたいなだけで、そういった財産をしているということはないわけね。
竹内教育委員会事務局次長
 事業者は企業でございますので、当然に企業として収益を上げているということはございます。収益分という形では当然に含まれているんだろうというふうに考えておりますけれども、それを踏まえた上での出と入りの結果の残については分けるということになっているわけでございます。
大内委員
 別に収益が悪いというのじゃなくて、ちゃんと収益が出た場合、適正な収益なのかということを議会のほうがチェックできないということであれば、しっかり教育委員会で見ていただきたいと思いますけれども、それでいいんですね。(「はい」と呼ぶ者あり)
いながき委員
 106ページ、107ページの学校教育費のところについて伺いたいんですが、指導書購入経費等の減額というところで、報償費、需用費、委託料、ちょっとこの説明ではわかりにくいところありまして、これを含めて指導書についてちょっと基本的な説明をいただければと思うんですが。
入野指導室長
 報償費でございますが、選定調査委員会の学識経験者3名分と委任委員のいわゆる報酬になります。そして需用費につきましては、教科書を採択がえしますと、教師用の指導書、それから教師用の教科書は無償ではございませんので、購入を新たにしなければいけない、全学年分ということで、それを予定してございましたが、今回については採択がえがなかったということで、9月9日に御報告させていただいておりますが、教科書検定がえもなかったので、改めて新しい教科書がなかったということで、採択がえがなかったという形で同じ指導書を使えるということですので、この分は残ったということでございます。それから、委託料につきましては、教科書センターとそれから生涯学習館で教科書の展示会を必ずいたします。それについての会場管理を委託をしておりますので、シルバー人材センターのほうに委託をしてございますので、それの費用ということになってございます。
伊東委員
 同様のことでお聞きしますけれども、110ページ、2番の学校再編費の右側のページ、111ページのほうにありますけれども、直接の工事請負費の契約落差というのは1億5,739万円余ですよね。それはわかるんですけれども、その上の12番、13番の役務費、それと委託料について御説明お願いします。
小谷松教育経営担当課長
 まず、委託料でございますが、これは主に来年度工事を行います設計委託に係る分でございます。来年度、白桜小それから南中野中、3期分の工事がございます。それから、桃花小の体育館の建てかえなどもございます。そういった施設の来年度以降の工事の設計委託、あと今年度の工事管理委託などでございます。それから、役務費でございますが、こちらのほうは工事に伴います物品の移送でございます。やはり工事いたしますと、どうしてもいろいろ工事部分にございますいろいろな学校の備品類がございますので、これを学校ですので、かなりいろいろなものがございまして、それらを輸送業者にお願いして、いろいろな工事期間中の一時的な搬送といいますか、そういったものなどに使ってございます。そのほかもろもろ、役務費の中には細かいものが含まれておりまして、例えば校名盤の筆耕料だとかいろいろなのが入ってございまして、そういったものを含めてこの役務費約1,500万円ほどでございますが、残が生じる見込みになってございます。
伊東委員
 こういう時代になって大変不景気な中で、いろいろな請負業者さんのほうで逆に価格を低く抑えてということもあるんでしょうけれども、現実にはこの部分というのは設計による再編に関する改修工事の内容を当初よりも低く抑えられたという部分なのか、企業による経営努力というか、入札価格の、もう単純に低額化というようなものによるのか、その辺ちょっと説明をお願いしたいんですけれども。
小谷松教育経営担当課長
 どういう原因かということについてはちょっと一言の形でこれをずばりというわけにはいかないと思います。例えば工事なども、それからまた設計委託なども多くこなしてございます。一つひとつ見ますと、大きく契約落差が生じたものから、ほぼとんとんといったようなものまで種々ございますので、一律な形でその原因というのはちょっと難しいかなと思いますが、ただ、今委員のほうからお話がございましたとおり、確かに経済情勢であるとか、あるいは昨年の前半などはかなり原油高などもあって、原材料費などが一気に高騰したとか、あるいはその反動で逆に年度後半のほうはかなりダウンしたとか、なかなかちょっと経済情勢が読めない部分もございました。そういったものなどもあわせて年間でトータルすると1億8,000万円ほど、幸いにといいますか、執行残が生じたという結果かなというふうに思っております。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいですか。質疑がなければ質疑を終結いたします。
 次に、総務委員会に申し送る意見を受けます。意見はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいですか。
 意見がなければ、当委員会としましては、第2号議案、平成20年度中野区一般会計補正予算(関係分)につきましては、意見なしとして総務委員会に申し送ることといたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、意見なしとして申し送ることといたします。
 以上で、第2号議案、平成20年度中野区一般会計補正予算(関係分)の審査を終了いたします。
 以上で、本日予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者から何か発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、本日の文教委員会を散会いたします。御苦労さまでした。

(午後2時22分)