平成21年06月09日文教委員会
中野区議会文教委員会〔平成21年6月9日〕
文教委員会会議記録
○開会日 平成21年6月9日
○場所 中野区議会第5委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後2時31分
○出席委員(8名)
来住 和行委員長
ひぐち 和正副委員長
山口 かおり委員
南 かつひこ委員
のづ 恵子委員
吉原 宏委員
やながわ 妙子委員
篠 国昭委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
教育長 菅野 泰一
教育委員会事務局次長 田辺 裕子
教育委員会事務局参事(教育経営担当) 合川 昭
教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 吉村 恒治
教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 寺嶋 誠一郎
教育委員会事務局指導室長 喜名 朝博
教育委員会事務局副参事(生涯学習担当) 飯塚 太郎
教育委員会事務局中央図書館長 小谷松 弘市
子ども家庭部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長 浅野 昭
子ども家庭部副参事(中部地域子ども家庭支援センター担当、南部地域子ども家庭支援センター担当) 天野 秀幸
子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当、鷺宮地域子ども家庭支援センター担当) 波多江 貴代美
子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長 白土 純
○事務局職員
書記 荒井 勉
書記 竹内 賢三
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の変更について
○議題
第51号議案 指定管理者の指定等について
○陳情
〔新規付託分〕
(20)第25号陳情 離婚後の親子の面会交流の法制化と養育費支払い強化を求める意見書の提出について
(20)第35号陳情 認可保育所への「直接契約方式」の導入と最低基準の廃止・見直しに対する意見書の提出に関する陳情書
第2号陳情 東中野地区の子どもの遊び場・子どもの居場所について
委員長
それでは、定足数に達しましたので、文教委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
本日、議会広報番組の再編集のため、シティテレビ中野からビデオ撮影の申し出がありますが、これを許可することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
本定例会における審査日程及び3日間の割り振りについて協議したいので、委員会を暫時休憩いたします。
(午後1時00分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時01分)
本定例会における委員会の審査日程についてお諮りいたします。
お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿い、1日目は委員会参与の変更についてと議案及び陳情の審査を行い、2日目は事業概要の説明を受けた後、所管事項の報告をできるところまで、3日目は残りの所管事項の報告以下を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては、午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
それでは、初めに、委員会参与の変更についてですが、文教委員会の所管の変更に伴い、お手元に配付の資料、委員会参与の変更について(資料2)の1に記載のとおり、子ども家庭部から4名の参与の方が加わりましたので、御承知おきください。
今回は委員選任後初めての委員会ですので、参与の紹介をお願いいたします。
菅野教育長
教育長の菅野でございます。よろしくお願いいたします。
私からは次長の紹介をさせていただきます。教育委員会事務局次長の田辺裕子でございます。
田辺教育委員会事務局次長
田辺でございます。よろしくお願いいたします。
私のほうから教育委員会事務局所管の参事、副参事を紹介させていただきます。
教育委員会事務局参事(教育経営担当)、合川昭でございます。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
合川です。よろしくお願いいたします。
田辺教育委員会事務局次長
副参事(学校再編担当)、吉村恒治でございます。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
吉村でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
田辺教育委員会事務局次長
副参事(学校教育担当)、寺嶋誠一郎でございます。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
寺嶋でございます。よろしくお願いいたします。
田辺教育委員会事務局次長
指導室長、喜名朝博でございます。
喜名指導室長
喜名でございます。よろしくお願いします。
田辺教育委員会事務局次長
副参事(生涯学習担当)、飯塚太郎でございます。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
飯塚でございます。よろしくお願いいたします。
田辺教育委員会事務局次長
中央図書館長、小谷松弘市でございます。
小谷松中央図書館長
小谷松でございます。よろしくお願いいたします。
田辺教育委員会事務局次長
以上、教育委員会事務局です。よろしくお願いいたします。
委員長
よろしくお願いします。
次に、子ども家庭部の参与の方に、ここは順次自己紹介をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長
子ども家庭部副参事(子育て支援担当)及び子ども家庭支援センター所長の浅野でございます。よろしくお願いいたします。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児教育センター所長
保育園・幼稚園担当、白土でございます。よろしくお願いいたします。
天野子ども家庭部副参事(中部地域子ども家庭支援センター担当、南部地域子ども家庭支援センター担当)
子ども家庭部副参事(中部地域子ども家庭支援センター担当、南部地域子ども家庭支援センター担当)の天野でございます。よろしくお願いいたします。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当、鷺宮地域子ども家庭支援センター担当)
子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当及び鷺宮地域子ども家庭支援センター担当)の波多江貴代美でございます。よろしくお願いいたします。
委員長
よろしくお願いいたします。
それでは、議事に入ります。
まず議案の審査を行います。
第51号議案、指定管理者の指定等についてを議題に供します。理事者の補足説明を求めます。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
それでは、お手元の資料(資料3)に基づきまして、第51号議案、指定管理者の指定等についての補足説明をさせていただきます。
まず本議案の内容でございますが、現在、ピジョン株式会社が指定管理者として指定されております中野区立打越保育園について、公募によらずに指定管理者の候補者を選定するため、公募の例外を定める中野区保育所条例第3条第2項及び同条例の施行規則第4条第1項第2号に基づきまして、本年5月12日に中野区の公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する事務処理要綱第6条により設置いたしました指定管理者選定委員会を開催いたしました。
この選定委員会において、中野区の公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する条例第4条第1項各号の要件が具備しているかどうかを審査した結果、当該要件を具備するとの結論に達しましたので、指定管理者の候補者としてピジョンハーツ株式会社を決定したところでございます。
そこで、議案の内容でございますが、1点目が、ピジョンハーツ株式会社を同保育園の新たな指定管理者の候補者として指定すること。第2点目が、その指定期間を平成21年8月1日から平成28年3月31日とすること。並びに現在の指定管理者であるピジョン株式会社の指定期間を平成18年4月1日から平成21年7月31日までに変更することを内容とするものでございます。
本議案提案の経緯について若干御説明いたしますと、まずピジョン株式会社でございますが、昭和32年に設立された育児用品等の製造販売などの事業を行う株式会社でございまして、同社は平成11年2月1日に100%出資の子会社ピジョンハーツ株式会社を設立いたしました。ピジョン株式会社は認可保育園の運営を行いまして、ピジョンハーツ株式会社のほうは東京都の認証保育所であるとか企業内保育所の運営やベビーシッター事業等を行ってきておりましたが、子育て支援事業に関して事業の統一性及び事業の質の向上を図る視点から、平成19年4月1日に子育て支援事業についてピジョンハーツ株式会社に統合することにいたしました。同年2月26日付で事業統合するための吸収分割契約が締結されてございます。これによりまして、現在、大田区立山王保育園ほかの7保育園の保育事業についてピジョンハーツ株式会社が行ってございます。この結果、中野区立打越保育園以外の認可保育園の運営につきましては、ピジョンハーツ株式会社が運営しておりまして、ピジョン株式会社が運営している認可保育園については中野区の打越保育園だけということになってございます。ただ、国立病院機構の院内保育所、これについてはピジョン株式会社が運営してございますけれども、そういう状況になってございます。
この事業統合の際に、区立打越保育園でも事業の統一性と安定的かつ良質な運営管理を行うために、指定管理者をピジョン株式会社からピジョンハーツ株式会社に変更したい旨の申し入れがピジョン株式会社のほうからございましたけれども、その時点においては指定管理開始から1年もたっていないということ。それから、指定管理者の選定は保護者の理解を得ながら、時間をかけて行ってきたものであること。それから、指定管理者の指定は議会の議決を経て行われるものであることから慎重な取り扱いを要するということで、指定管理者の変更は行わないことにしてございました。
その後、平成19年度につきましては、指定管理期間中に公募によらない指定管理者の変更を行うためには、条例の改正、それから区議会での指定の議決が必要であることから、これらの条件整備を行うことにしてまいりました。
平成19年の5月16日には、ピジョンハーツ株式会社が運営しております大田区立山王保育園を保育園・幼稚園担当課長以下6名で視察を行って、評価を行ってございますが、園運営上特に問題はなく、むしろさまざまな工夫をして日々進化しているという印象を受けたとのことでございます。ただ、平成20年4月1日から園長が交代するということになっておりましたので、1年間様子を見ることになっていたということでございます。
平成20年度につきましては、指定管理者の変更のための条件整備ということで中野区保育所条例の改正をいたしまして、公募によらない指定管理者の候補者の選定に係る規定の追加と、それから同条例の施行規則の一部改正などの規定整備を行ってきてございます。
また、保護者に対する御説明でございますけれども、平成18年度の第2回の運営懇談会、これは「打越の輪」というふうに呼んでおりますけれども、そこで事業者のほうから、先ほどの変更したい、事業統合のために変更したい旨の説明がございました。認可園の職員につきましては1年契約の契約社員というふうになってございますけれども、事業統合後、ピジョンハーツ株式会社の社員となった場合には、常勤職員については原則としてピジョンハーツ株式会社の正社員とする旨の説明がございました。
それ以降、平成18年度に2回、19年度には2回と、合計4回にわたって保護者懇談会を開きまして、いろいろな御質問、御要望をいただいてまいりました。本社の皆様の御意見としては、正社員になられるのであれば処遇が安定するので、よいと。変更までのスケジュールを早く示してほしいというような要望が出されてございました。
という経過を経まして、平成20年度については保護者懇談会は開催しませんでしたけれども、先般、先週の土曜日でございますけれども、この保護者懇談会を開かせていただきまして、今までの経緯を確認するとともに、現在の状況ですとか議案提出の目的について御説明いたしまして、御理解をちょうだいしているところでございます。
それから、指定管理者選定委員会における審査結果でございますけれども、これはお手元の資料の候補事業者の評価結果一覧に基づきまして審査を行いました。この中身についてざっと御説明させていただきますと、まず候補者の概要でございますけれども、先ほど御説明した内容がここに書いてございます。
ピジョンハーツ株式会社は資本金1億円でございますが、ピジョン株式会社の100%出資の子会社ということで、平成11年2月に設立されてございます。平成15年8月に名称変更して、ピジョンハーツ株式会社になっているということでございます。
それから、打越保育園の概要のところで、現運営事業者ピジョン株式会社の概要というか、打越保育園の指定管理の概要が載ってございます。
その下に経営理念でございますけれども、経営理念について聞き取り調査等を行いまして、良好という評価をしてございます。○ということでございます。
それから、実績でございますけれども、これにつきましては、区立保育園の打越保育園の運営について、ピジョン株式会社の運営及び職員についてはピジョンハーツ株式会社のほうが引き継ぎまして、実態的に変更がないということ。それから、平成21年4月1日付で指定管理期間中におけるピジョン株式会社がピジョンハーツ株式会社への支援及び適正かつ確実な履行の保障、それから資本関係の維持、ピジョンハーツ株式会社が損害賠償、債務等を負担した場合の債務保証等を文書で約束してございますので、打越保育園につきまして、実績ということで満足度調査、それから第三者評価、東京都の指導検査の結果によって評価してございます。
なお、先ほど説明いたしましたけれども、平成19年度にピジョンハーツ株式会社が運営する大田区の山王保育園についても視察を行ってございますので、申し添えます。
それから、満足度調査の結果、3ページの(1)をごらんいただきたいと思いますけれども、これについては区立保育園との比較で、すぐれているということで◎と評価いたしました。満足と大体満足している割合が97%ということで、区立保育園の平均93%を上回っているということがその理由でございます。
それから、(2)の第三者評価につきましてですが、9の2の「栄養バランスを考慮してうえで、おいしい食事を出している」というところがA+だったということで、ほかの点についてはAということでございましたので、A+のところが◎、その他はAということで○ということでございます。なお、区立保育園につきましてはすべてA評価でございました。
それから、6ページの(3)をごらんいただきたいと思いますが、東京都の指導検査でございます。これについては文書指摘事項がなかったので、○と評価してございます。
それから、財務診断の結果がございます。これにつきましては日本経済研究所に委託いたしまして、平成18年度から20年度の決算に基づいて財務診断を実施いたしました。その結果が評価内容に記載のあるとおりでございますが、読ませていただきますと、「ピジョンハーツ株式会社は事業拡大により売上を伸ばす中、安全性については良好な水準にあるが先行費用負担の増加によると思われる利益の減少にもみまわれている。ただし、親会社であるピジョン株式会社は、業績は良好に推移しており、収益面、財務体質とも良好な状況にある。親会社の平成21年1月期期末決算短信等の公表資料によると、ピジョンハーツ株式会社は、成長分野である子育て支援事業を行うピジョングループの重要な子会社として、グループ内の位置付けが明確化されており、そうした戦略の中で親会社の支援姿勢が堅持されるという前提に立てば、ピジョンハーツ株式会社については、今後の収益面の動向に一定の留意は必要なものの、事業運営に直ちに大きな影響を及ぼすものではない」という結論でございますので、これについては○と評価してございます。
なお、利益の減少に見舞われているという点でございますけれども、これについて一時的な収益の悪化が見られるわけですけれども、その原因につきまして会社に確認しましたところ、職員の処遇改善に努めたことによる人件費の増、それからベビーシッター業務のシステム導入による経費の増加などによるものであったということでございますので、一時的な収益の悪化というふうに判断してございます。
以上の判断結果、評価表に基づきまして質疑応答を行いました。その結果、指定管理者の候補者とするのが適当であるというふうに認められますので、これについて全会一致で候補者として選定することを決定いたしてございます。
御説明については以上でございます。
委員長
それでは、これより本件に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
篠委員
正社員化の説明がちょっとよく聞こえなかったんですけど、どういう流れを受けて正社員化という対応をしたと。それによって大変満足していただいたといったくだりの説明をもう一回お願いします。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
ピジョン株式会社、現在の指定管理者でございますけれども、育児用品、あるいは介護用品の製造販売の会社ということで、就業規則上、保育事業に携わる職員については正社員化ができないと。1年ごとの契約社員という位置付けでございます。これにつきまして、会社分割の手法によりましてピジョンハーツ株式会社、今度候補者としてございますピジョンハーツ株式会社のほうに事業を統合した結果、そちらのほうでは正社員にできるということでございまして、この指定管理者の変更によってピジョンハーツ株式会社が打越保育園の指定管理者と指定があった場合には、常勤職員について原則として正社員化を図ることができる。正社員化を図りたいという会社のほうの意向でございまして、これにつきましては保護者の皆様も、正社員化することによって処遇が改善する。それによって安定的な園運営ができるということで、これについてはできるだけ早く実現してもらいたいというような要望が出されてございます。
篠委員
要望にこたえて、いつから正社員化をしたのか。何人中何人を正社員化したのかというデータもそろえてあるんですね。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
これにつきましては、指定管理者の指定期間が8月1日でございますので、それに向けて指定が始まれば正社員化をするということでございます。現在、打越保育園のほうには常勤職員で26人の保育士が勤務してございます。そのほか栄養士、調理師、それから事務の職員がおりまして、その常勤職員については原則として正社員化をするという会社の考え方でございます。
篠委員
常勤職員じゃない方もいらっしゃるんですか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
常勤職員でないのは、保育士の場合には非常勤が1名と保育補助が1名おります。看護師につきましては非常勤が1名おります。そういう人数になってございます。
篠委員
区からチェックを委託したのは、財政基盤の診断を依頼した、会社名がちょっとよく聞こえなかったんですけど。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
日本経済研究所でございます。
篠委員
それで一時的悪化は先ほど質問させていただいた正社員化との連動だけの判断なんですか。それとも一時的悪化の評価はどこから来ているんですか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
一時的に悪化しました原因は、職員の昇給や手当の処遇改善に努めたことによる人件費の増と、それからベビーシッター業務のシステム導入による経費、これが2,500万円ほどかかってございます。そのほかにもベビーシッターについて新規の採用をした。あるいは幼児教育施設2施設の新規立ち上げに伴います700万円ほどの経費の発生ということがございまして、一時的な費用の増加ということで、これについて収益の悪化が見られた。ただし、親会社であるピジョン株式会社の業績が非常に好調でございまして、100%子会社でございますので、それについては問題がないだろうという判断が示されているということでございます。
山口委員
初めの篠委員の質問に関連してなんですが、この変更に関して、なぜ区は契約当時、ピジョンハーツではなくピジョンと契約したのかがちょっとわからなかったんですが、教えていただけますか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
指定管理者の応募の条件といたしまして、認可保育園の運営実績があることという要件がございました。この指定管理者の指定の応募の段階でピジョンハーツ株式会社については認可保育園の運営をしておりませんでしたので、応募自体ができなかったということでございます。
山口委員
わかりました。あと、確認なんですけれども、ピジョンとピジョンハーツは代表者、資本金等々、やはり異なるものなんでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
ピジョンハーツ株式会社につきましては、そこに代表者がございますけれども、法人としては別でございますので、資本金につきましてはピジョン株式会社が18年の7月31日、ちょっと古いデータでございますが、51億9,900万円、ピジョンハーツ株式会社が1億円でございまして、代表者につきましては異なってございます。
山口委員
そういう意味では全く子会社といえども別会社であるのかなというふうに思います。打越保育園が指定管理者制度に移行する際に、財務状況については決算報告を受けて、区が適切な指導を行っていくというやりとりがされたかと思うんですけれども、事業実施後3年たちますけれども、これまで運営面においてどういった指導をされてきたのか、教えていただけますか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
運営面については、毎年財務諸表の提出を受けておりますので、その点で確認をしてきてございます。また、職員が変更した等、あるいは施設を変更するということがございましたら、その都度報告をいただいて、必要なことがあれば指導しているということでございます。
山口委員
区立から指定管理者になるに当たって、やはり職員の身分がどうなってしまうのかということは、委託料は区の直営よりも7,000万円ですか、削減されたというところで大分危惧したところなんですけれども、そういった意味で職員の定着率、これはどうなっておりますでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
職員の定着率をはかる上で退職者数ということがあるかと思いますけれども、平成18年度につきましては、まず常勤の保育士につきまして中途退職、年度末退職を合わせて9人、常勤の調理師が同じく1人、保育補助が1人という状況でございましたが、平成19年度につきまして、中途、年度末を合わせて常勤保育士が4人、それから園長が1人、保育補助が1人、常勤の調理が1人と。平成20年度につきましては、中途退職が保育補助が1人、非常勤保育士が1人ということで、常勤の職員の退職はないという状況でございます。
山口委員
だんだんと定着をしてきているということかと思いますけれども、厚生委員会の資料の中で1年未満の新人職員の割合も出されていたかと思いますが、これの直近のデータはございますでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
直近のデータでございますけれども、1年未満の職員についてはゼロ、1年以上の職員が26人と。保育士については26人でございますので、そういう状況になってございます。
山口委員
今回の指定管理者の対象変更を受けて、職員の変更というのは全くないということでよろしいでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
職員の変更はございません。ただし、ピジョンハーツ株式会社の運営する保育所間での人事異動というのはこれからは考えられると思いますけれども、それについても保護者懇談会で質問があったわけですけれども、できるだけ極力抑えたいと。昨年度の人事異動の実績については全体で1人、2人という状況であったということでございます。
のづ委員
評価についてちょっとお伺いします。ここの中、ほとんどというか○で、あと◎のところが少しありますけれども、ここの評価はそれ以外に△とか×とか、そういう部分があってのラインなのかということと、それから候補者がピジョンハーツになっていますが、何社応募があって、ここに決まったかというのもちょっと教えていただけませんか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
まず、経営理念等の評価につきまして○というふうにつけてございますのは、ここに審査内容、評価項目に基準がございますけれども、この基準を満たす場合に○という評価をしてございます。実績等につきましては、区立保育園を一つの基準として、区立保育園よりすぐれている場合には◎と。劣っている場合には当然△なり×ということになりますけれども、区立保育園以上の水準になっているという評価でございます。
また、今回の指定管理者の候補者の選定でございますけれども、これについては指定管理期間中に運営者が変わるということについては子どもへの影響が大きいと。保育の安定から考えて望ましくないということから、中野区保育所条例を一部改正をいただきまして、公募によらない形での選定ができるという規定がございますので、その規定に基づきまして選定委員会を開催して、候補者の決定をしたということでございます。
委員長
よろしいですか。ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
よろしいですか。
それでは、質疑がなければ、取り扱いを協議するために委員会を暫時休憩します。
(午後1時34分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後1時35分)
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。
意見はありませんか。
山口委員
第51号議案、指定管理者の指定等について意見の開陳を行います。
同議案は、指定管理者の指定対象をピジョン株式会社からピジョンハーツ株式会社に変更し、あわせて指定の期間の変更を行うものです。
我が党議員団は、区立保育園を指定管理に移行する際も、株式会社、営利企業が保育事業を行うことの危険性、人件費抑制から来る保育士の身分の不安定さ、離職率の高さ、採算が合わないことで事業を撤退させる可能性があることなどを指摘してきました。退職者は初年度の9人から減ってきているとはいえ、非常勤職員を含めれば離職率も高く、経験年数や専門性といった観点では、やはり直営での実施が望ましいと言えます。しかしながら、今回は職員の身分の安定化を図るために指定の変更を行うということで、保育園の保護者からは歓迎すべき内容であると言えます。
今後も区が継続して同事業の財務状況や保育内容を把握、指導し、保育の質を後退させないよう努力することを求め、意見といたします。
委員長
ほかに意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより本件について採決を行います。
お諮りします。
第51号議案、指定管理者の指定等についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第51号議案の審査を終了いたします。
次に、陳情の審査を行います。
平成20年第25号陳情、離婚後の親子の面会交流の法制化と養育費支払い強化を求める意見書の提出についてを議題に供します。
本陳情は、昨年10月に厚生委員会に付託され、3回にわたり厚生委員会で審査された後、さきの第1回臨時会で当委員会に付託替えになったものです。先日、前厚生正副委員長から引き継ぎを受けましたので、委員会を休憩し報告をさせていただきます。
休憩します。
(午後1時38分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後1時39分)
陳情者は本日お越しになれないということです。ですので、質疑に入っていきたいと思います。
それでは、本件に対する質疑を行います。いかがでしょうか。
のづ委員
今、学習会のことをおっしゃいましたけれども、学習会というのはどういう形でという具体的なところまでは決まっていなかったんですか。
委員長
休憩させていただきます。
(午後1時40分)
委員長
再開します。
(午後1時48分)
お諮りします。
第25号陳情を閉会中も継続審査すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第25号陳情についての本日の審査を終了いたします。
それでは、次に、平成20年第35号陳情、認可保育所への「直接契約方式」の導入と最低基準の廃止・見直しに対する意見書の提出に関する陳情書を議題に供します。
本陳情は、昨年12月に厚生委員会に付託後、2回にわたり厚生委員会で審査され、その後、当委員会に付託替えになったものです。
陳情者は本日お越しになれないということです。
これより本件に対する質疑を行います。いかがでしょうか。
山口委員
この国の審議に関してはまた動きもあったかと思いますが、何点か確認をさせていただきたいと思います。
前回の厚生委員会のほうの報告の中では、社会保障審議会のほうで第1次の報告が出されたということなので、それを踏まえての答弁になるかと思うんですけれども、この審議に参加されている関係団体、日本保育協会ですとか全国保育協議会ですとかいらっしゃいますけれども、そこがそろって懸念をされている点について確認させていただきたいと思います。
一つ目は、地方自治体に関して、中野区も含まれますけれども、保育の実施責任、これは義務でなくなってしまうのかどうかといった点はどうなっていますでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
市町村の実施責務がなくなるという方向で、少子化対策特別部会のほうでそういう結論を出したというふうには聞いておりません。
山口委員
まだ結論に至ってはいないということですね。
二つ目ですけれども、これも前回ちょっとあいまいだったんですが、保育料に関してですけれども、これは応益負担になるんでしょうか、応能負担のままいくんでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
この点についても結論はまだ出ていないというふうに承知しております。
山口委員
最低基準の廃止見直しに関してなんですけれども、厚生労働省が委託して、調査研究を進めている委員会があるかと思うんですけれども、機能面に着目した保育所の環境・空間に係る研究事業・調査研究委員会というところですが、ここが研究結果を3月時点で報告、公表しているんですが、それについては御存じでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
私ども詳細には承知しておりませんけれども、諸外国に比べて日本の保育所の保育室等の面積、これが狭いので、むしろ最低基準を引き上げるべきだという報告をまとめたというふうに聞いております。
山口委員
かなり古くにつくられた基準ですので、そういった意味では、これに関しても見直しが必要ではないか。ただ、現在行われている国の審議会での方向性というものが、地方自治体ごとにそれぞれ条例をつくって、最低基準はガイドラインとして行うということですから、それに対しては非常に批判的な見解を示されていますが、それについてどのように認識していらっしゃいますでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
いろんな審議会であるとか、あるいは委員会であるとか、いろいろな議論がなされていると思いますけれども、国の中でも厚生労働省については全国統一して定めるべきであるというようなスタンスをとっているというふうに承知しておりまして、やはり最低基準でございますので、これについてにわかにこれを引き下げればいいという話でもないんだろうなと。先ほどの調査研究会の研究にもございましたように、やはり機能面に着目した形での最低基準という考え方をとるのが望ましいんではないかというふうに思っております。
委員長
ほかにございますか。質疑よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、取り扱いでよろしいですか。
質疑がなければ、取り扱いを協議のため、委員会を暫時休憩します。
(午後1時55分)
委員長
それでは、再開いたします。
(午後1時56分)
お諮りします。
第35号陳情を閉会中も継続審査すべきものと決するに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。以上で第35号陳情についての本日の審査を終了します。
それでは、次に、第2号陳情、東中野地区の子どもの遊び場・子どもの居場所についてを議題に供します。
本陳情は、3月に厚生委員会に付託され、このたび当委員会に付託替えになったものです。審査を行うのは両委員会を通して本日が初めてになります。
陳情者から補足資料の配付と補足説明の希望があります。これを許可することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、委員会を暫時休憩します。
(午後1時57分)
委員長
それでは、委員会を再開します。
(午後2時04分)
本件に対する質疑を行います。
質疑ございませんか。
のづ委員
今、陳情者の方からの疑問とか、そういうのはここにも書いてあるんですが、それに対してというか、ちょっと途中でわからないこともあったので、区側からの一連の流れの説明をお願いしたいんですが。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当)
先ほど御説明がありました陳情のことに関して、経過を説明させていただきます。
実は、東ノランドのことについては、平成19年の3月にこちらの東中野五丁目の用地について擁壁工事に伴うことで児童館事業を終了するということで厚生委員会に報告がされて以降、動きがあります。平成19年の3月31日付で東中野五丁目用地での当時の文園児童館東中野執務室事業が終了をしています。この用地に関しては、陽だまりの丘保育園を誘致し、建設をするということで擁壁工事ということになりました。そして、19年の3月31日に東中野の執務室の事業の終了後、4月からは文園児童館の東中野執務室事業として、東中野小学校でのとちまる事業の開始、それから、すみよし公園の乳幼児親子事業、ちびっこタイムの事業が開始をしています。
その間でいろんな地域の方とのやりとりがありました。その後、平成19年の6月に東ノランドの継続についてという陳情書が出されておりました。そして今度、平成20年の1月、これは地域のボランティア団体とちまるランドさんが東中野執務室の事業と連携をして、地域で小学生の居場所事業ということで始まっております。平成20年の3月に以前出された陳情書の東ノランドの継続についてという陳情書は取り下げになった経緯がございました。
その後、平成20年の4月に陽だまりの丘保育園が開設をされます。20年の4月から乳幼児親子事業を実施しておりまして、現在、すみよし公園で行われています乳幼児親子事業について、共同してやっているということがあります。その後、平成21年の3月には東中野執務室が廃止になっております。そして、平成21年の4月、統合新校である白桜小学校が開設をされます。この学校は昭和小学校と東中野小学校との統合新校になってございます。現在のところ、もう既に白桜学童クラブができていまして、10月に発足をする学童クラブと児童館であるキッズ・プラザに先駆けて、プレキッズ事業を昭和児童館が統合新校である白桜小学校で実施をしております。
一方で、東中野小学校の跡ですけれども、現在は区民施設として改修が終わりまして、6月から使用が開始をされています。その中でとちまるランドさんが事業を平日の月・水・金曜日の2時から5時までということで、小学校の子どもの遊び場の事業をしているという状況になっております。これについては昭和児童館の職員のほうが出向いていって、共同して、あるいは支援をして行ってございます。
そしてもう一つ、乳幼児事業に関していえば、すみよし公園でやっておりますのと同時に、陽だまりの丘保育園でも地域子ども支援室というものを最初からつくっておりまして、そこでの乳幼児親子事業を今後予定しております。
ということで、現在のところ区と、それから地域団体の方と連携し、あるいは民間保育園の事業というところで、乳幼児事業及び、それから小学生の居場所事業、放課後子ども教室も含め、区として取り組んでいるという状況にございます。
のづ委員
今お聞きすると、陳情者の方と微妙な考え方の差があるというか、今の説明の中ですと、この陳情の主旨の東ノランドと、それから小学校跡地にそういう居場所をという中では、東ノランドは陽だまりの丘保育園になっているわけですね。それから、少し空き地があったと思いますけれども、そういう陽だまりの丘保育園に使われ、そして小学校のほうは跡地が今、6月からとちまるランド、児童館機能が入っているということなので、そうすると、この子どもの遊び場、子どもの居場所を置いてくださいというのが、今、区のほうの説明ではあるということになりませんか。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当)
東中野五丁目用地については、東中野の区民活動センターの用地になっております。その部分があいているのと同時に、それから駐車場として貸し出されているということがありまして、確かにスペースはあるんですけれども、区としては東中野の小学校跡で地域団体の皆さんが小学校の居場所づくりをしているのと同時に、白桜小学校のほうでは、もう10月には正式にキッズ・プラザができますので、子どもの居場所、それから児童館機能等々でいえば、そこの部分で機能は果たされているというふうに考えております。
それから、乳幼児親子事業についても、東中野執務室がやっていた時期に関しても、公園のほうでやっていたり、それから、雨が降ってきたときには東中野の地域センターの集会室を使っていたりということもございました。現在もまだすみよし公園のほうで乳幼児親子のちびっこタイムというのはやっているんですけれども、それが恒久的な場所として陽だまりの丘保育園のほうできちんとした保育室、地域子育て支援の相談室ということで場所をきちっと確保した上で展開をしていただくような形で流れをつくってきておりますので、その部分では乳幼児親子の居場所もあれば、それから小学生の遊び場機能、それから学童クラブ機能についても、東中野四丁目、五丁目につくってあるというふうに考えております。
のづ委員
今の説明と、それでも陳情者の方が納得のいかない部分というのがあるわけですよね。そうですね。その辺の説明がなぜできないのかということと、それから、この文章の中の理由に、東中野小学校跡地にキッズ・プラザを置いてくださいというふうに書いてありますけれども、その小学校の跡地というか、小学校の中にキッズ・プラザが入るという理由であれば、白桜小学校のほうにキッズ・プラザがあるので、当然その流れからすると、東中野小学校にはキッズ・プラザという形では置かないということになりますけど、その説明がうまく伝わらない理由は何なんでしょうか。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当)
説明の仕方もあったのかもしれませんけれども、東中野小学校跡というのは、これは機能がまだ暫定活用でございまして、これをずっと子どもの居場所として恒久的に使うという位置付けはされていません。そういう意味では、東中野小学校跡というのは、東中野四丁目、五丁目に必要な機能の実現を図っていくという位置付けをされていますので、そういった意味ではちょっと説明のときに言葉がもしかしたら足りなかった部分があるのかもわかりませんけれども、機能がやはり、キッズ・プラザとしての白桜小学校という位置付けと、それから東中野小学校跡の区民施設で展開する地域の活動団体と一緒になって児童館がやっている子育ての小学生の居場所、放課後の居場所、遊び場事業ということで位置付けをしていますので、そこのところについては理解をいただきたいというふうに考えております。
山口委員
現状で東中野の跡地活用ということで、校庭に関して現在も子どもたちの遊び場として機能しているというふうにおっしゃっていたんですけれども、これは自由に遊び場として子どもたちが出入りできるという理解でよろしいんでしょうか。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当)
東中野小学校跡は区民施設としての活用をしていますので、校庭について、あるいは子どもの居場所の集会室を借りて、とちまるランドさんが子どもを遊ばせる事業としてやっておりますので、自由に来て、自由に帰るということではなくて、子どもに登録をさせた上で見守りをする地域の人がついて、サッカー遊びをしたり、砂場で遊んだり、そうしたことをやっています。ですので、時間も決まっておりまして、2時から5時までとかという形でやってございます。
山口委員
一定の制約があって、個人の自由な活用はできていないというところで、陳情者の方も思うところがあるのかなというふうに思うんですけれども、もう一つ、東ノランドの跡地に関してですけれども、陳情を以前出されていたところでも論議があったかと思いますが、暫定的に駐車場として使っているということで、その後の活用法は区としてはどのようになっているんでしょうか。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当)
とりあえずそこの部分については今後、東中野の区民活動センター用地として考えているというところまでで、それ以降具体的にあいているところを何かに使うということは決まっておりません。
山口委員
駐車場ともう一つあいている空間があるかと思うんですけれども、こちらに対しては子どもたちが遊べる場所として開放する考えはないんでしょうか。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当)
現在のところ、機能が子どもの遊び場や乳幼児の居場所が確保されているということでございますので、今あいている部分について自由に使うというふうな考え方はとっておりません。
山口委員
陳情者の方もおっしゃっているように、現在ないというところでは検討していただきたいんですけれども、もう一つ、東中野小学校跡地で現在児童館事業をやっているということで、恒久的なものではないということなんですけれども、方向性としては今後も遊び場機能を持たせるということを区は検討しておられるんでしょうか。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当)
東中野小学校跡に関しましては、特に遊び場機能だけではなくて、いろんな地域の行事などにも貸し出しがされるように想定をされたものですから、遊び場ということだけで考えているわけではございません。ただ、現在のところ、東中野四丁目、五丁目地域に必要な機能、屋外スペースだったり屋内スペース、災害の対応や介護サービスや障害者の自立支援とかという機能を必要とすると考えておりますので、どんな形のものをつくるのかということが決まるまでの間は、子育て支援の活動をする、子どもの遊び場として校庭は活用するとか、あるいは広いところで防災訓練をするだとか、いろんな地域活動なりの用途に使っていっていただくということは、特にいつまでは使えますというような定めはまだしていないという状況でございます。
篠委員
関連しているか、していないかわからないんですけど、今年度の主な取り組みの中で東中野小学校跡地の暫定活用施設整備ということを集会室を持たせた等々、地域全体の力もかりて方針を出そうという動きは今年度の大きな目標として提示したんですよね。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当)
東中野四丁目、五丁目の土地の活用について御報告をして、地域で説明をした際に、いろんな意見をいただいておりますので、今年度の主な取り組みとして予算のところで何か具体的にこちらからそういう形式をもって呼びかけたということについては、ちょっと私のほうでは把握はしておりませんけれども。
篠委員
これ、予算の検討で、今年度本気を出す事業の中で一応。ですから、あそこについての取り組みというのは単独じゃなくて地域挙げての行動をとるという流れが東中野小学校の跡地という1点に集約されているように議会では報告を受けて、そうだねと。頑張ろうねという共通の認識に立っているわけです。ですから、厚生委員会で陳情を取り下げてもらったとか、いろんな経緯はあるわけですけど、そういうのを含めて地域全体で大きな取り組みをあそこを核にして頑張ろうというふうにこのプリントを読んだんですけど。ですから、そういうことを考えると、陳情の決着をつけるのはいたって簡単だというふうにも思えるんですが、そういう認識でよろしいでしょう。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当)
東中野の四丁目、五丁目地域についてどうしていくのかということについては、さまざまな意見をとり、地域の皆さんの力も出していただきながら取り組んでいくということについては、この陳情の問題も含まれておりますけれども、もちろん篠委員おっしゃるようにさまざま施設の再編などがありました地域ですので、皆さんで知恵を出し合って、よりよい方向に行くように考えていくというのは、北部の地域子ども家庭支援センターの担当としてはそういった方向で地域の子育ての団体の皆さんと手をとってやっていきたいというふうに考えております。(「ちょっと休憩にしていただけますか」と呼ぶ者あり)
委員長
休憩します。
(午後2時23分)
委員長
では、再開します。
(午後2時30分)
お諮りします。
第2号陳情を閉会中も継続審査すべきものと決するに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第2号陳情についての本日の審査を終了します。
以上で本日予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者から特に発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
ありませんので、次回の委員会は6月10日午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告いたします。
以上で本日の文教委員会を散会します。
(午後2時31分)