平成21年06月10日中野区議会文教委員会(第2回定例会)
平成21年06月10日中野区議会文教委員会(第2回定例会)の会議録
平成21年06月10日文教委員会 中野区議会文教委員会〔平成21年6月10日〕

文教委員会会議記録

○開会日 平成21年6月10日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後2時59分

○出席委員(8名)
 来住 和行委員長
 ひぐち 和正副委員長
 山口 かおり委員
 南 かつひこ委員
 のづ 恵子委員
 吉原 宏委員
 やながわ妙子委員
 篠 国昭委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 教育長 菅野 泰一
 教育委員会事務局次長 田辺 裕子
 教育委員会事務局参事(教育経営担当) 合川 昭
 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 吉村 恒治
 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 寺嶋 誠一郎
 教育委員会事務局指導室長 喜名 朝博
 教育委員会事務局副参事(生涯学習担当) 飯塚 太郎
 教育委員会事務局中央図書館長 小谷松 弘市
 子ども家庭部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長 浅野 昭
 子ども家庭部副参事(中部地域子ども家庭支援センター担当、南部地域子ども家庭支援センター担当) 天野 秀幸
 子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当、鷺宮地域子ども家庭支援センター担当) 波多江 貴代美
 子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長 白土 純

○事務局職員
 書記 荒井 勉
 書記 竹内 賢三

○委員長署名

審査日程
○事業概要の説明
○所管事項の報告
 1 採択された請願・陳情及び約束事項の処理状況について(教育経営担当、保育園・幼稚園担当)
 2 新型インフルエンザへの対応について(学校教育担当)
 3 野方配水塔 国の登録有形文化財申請について(生涯学習担当)
 4 図書返却箱の設置について(中央図書館)
 5 キッズ・プラザ及び学童クラブの施設整備について(子育て支援担当)
 6 母子生活支援施設における指定管理者候補者の募集について(子ども家庭支援センター)
 7 東中野保育園跡施設を活用した私立保育園(分園)の設置について(保育園・幼稚園担当)
 8 その他
 (1)子育て応援特別手当の処理状況について
 (2)新井薬師児童館旧館の解体工事について
○所管事務継続調査について
○その他
 (1)(仮称)新たな中野の教育に向けた検討会議について

委員長
 定足数に達しましたので、文教委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては、午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いします。
 それでは、初めに事業概要の説明を受けます。なお、質疑は後ほど一括してお受けしますので、よろしくお願いします。
 それでは、教育委員会からお願いします。
田辺教育委員会事務局次長
 それでは、教育委員会事務局所管の事業概要について御説明をいたします。お手元にございます事業概要(資料2)の116ページをおあけください。
 教育委員会事務局でございます。こちら、3分野ございます。そのほか、生涯施設といたしまして小学校は26校、中学校は12校、区立幼稚園が4園ほか生涯学習施設、スポーツ施設、図書館等を所管しております。
 初めに、教育経営分野でございます。担当事務の欄をごらんいただければと思います。学校再編担当でございますが、区立小・中学校の再編に関する調整事務を行っております。現在、野方・丸山・沼袋小学校の再編、それから九中、中央中の再編の調整なども進行させて行っております。
 庶務担当でございます。こちらは主に教育委員会の会議を所管しますとともに、教育だよりやホームページの広報、それから教育委員会内の事務局職員の人事、そのほか危機管理でありますとか学校情報化推進などの部分を担っております。
117ページをごらんください。企画財政担当でございます。こちらは教育行政上の基本的な計画の策定に関することや教育委員会の予算、決算、区立学校の経理に関することを所管しております。現在、10か年計画の調整でありますとか教育ビジョンなどを担当しております。
 学校人事担当係長でございますが、こちらは教職員を除きます区立学校の職員の人事等を担当しております。表がございますが、区費負担職員の現員数をごらんいただければと思います。
 幼稚園の職員数が118ページに出ております。学校人事担当係長の2番目、続きでございますが、人事のほか、区立学校職員の給与その他、福利厚生の事務を担任しております。
 下のほうになります。学校施設担当係長ですが、教育施設の施設整備及び維持保全に関すること、財産管理に関することを担当しております。耐震改修でありますとかアスベスト、それから校庭の芝生化、壁面緑化などもこちらで担当しております。
 119ページでございます。学校教育分野でございます。担任事務の欄、指導室長の事務でございます。学校の教育課程、学習指導、生活指導及び進路指導、その他教育活動に関することでございますが、真ん中辺にあります特色ある学校づくり、それからICT教育推進、スポーツ教育推進、道徳教育推進などの研究活動も行っております。
 次、120ページでございます。事務の内容の(6)でございますが、スクールカウンセラーや心の教室相談員等の配置も行っております。そのほか、適応支援相談員、心の教室相談員、スクールソーシャルワーカーなどの配置を行っております。
 それから、補助教材に対すること、121ページに参りまして、学校行事の指導に関すること、教職員の研修に関すること、教育相談に関することの、詳細はお読み取りをいただければと思います。
 教育相談に関することでは、教育センターの中にあります教育相談室、それから南北の教育相談室を持っておりまして、実績等については表をごらんいただければと思います。
 122ページに行きまして、不登校対策に関することでは、適応指導教室、南北にございますフリーステップルームで行っております。特別支援教育に関することでは、特別支援教育コーディネーター連絡協議会等を随時開催しております。
 123ページでは、日本語適応教室に関すること。外国からの帰国の児童や外国籍のお子さんに日本語の指導などを行っております。
 教育資料センターに関すること。教育課題の解決・推進に関することでは、人権教育でありますとか心の教育、健康や体力の向上といったようなことを行っております。
 教科書事務に関することでは採択の事務を行っておりまして、今年度は括弧の中にございますように、中学校の採択替えの年になっております。
 124ページでございます。教育センターに関することの施設利用や事業を行っております。内容はお読み取りいただければと思います。
 それから、125ページでは学校職員の身分取り扱い等に関することで、人事事務を行っております。21年度定期異動内訳につきましては表のとおりでございます。
 126ページの学校教職員現員数は、まだ最新のデータがございませんで、昨年度の数になっております。
 127ページでございます。臨時的任用教職員及び講師の任免に関すること。それから、区立学校に置く区費非常勤職員の任免に関することでは、学校図書館指導員などもこちらで携わっております。
 次に、学校・地域連携担当でございますが、学校教育企画調整に関すること、学校安全危機管理に関すること、それから地域連携事業調整に関することでは、子ども家庭部と連携いたしまして、キッズ・プラザに導入の調整をこちらで行っております。
 128ページでございます。小・中学校体育施設開放等に関することでは、遊び場開放、球技開放等の開放事業、それから、⑧にありますように、二中、九中の温水プールの開放、区立学校設備の目的外使用をこちらで担当しております。
 129ページです。就学担当です。児童・生徒の就学に関することでは、就学通知を発送するでありますとか区域外就学・指定校変更に関する事務を行っております。今年度の児童・生徒数及び学級数、それから特別支援学級等の数につきましてはこの表のとおりでございます。
 2番目といたしまして、区立学校の学級編制に関すること、それから就学奨励に関することに携わっております。就学奨励に関しましては、要保護・準要保護家庭の児童・生徒の保護者に対する義務教育に要する経費の援助を行っております。対象人数はこちらの表のとおりでございます。
 130ページでございます。特別支援教育担当係長でございます。特別支援教育の推進に関することでは、学校をめぐって相談いたします巡回相談、それから子ども家庭部と連携して、就学前機関から就学小学校への情報をきちんと交換するといった申し送り連絡会等、一貫した支援を継続できるような努力をしております。また、都立特別支援学校との副籍制度でありますとか通常級等への介助員の配置を行っております。
 2番目で就学相談に関することでは、障害のある子どもが発達の状況や障害の状況に応じた適切な教育を受けるための相談を行っております。20年度の実績はこちらに掲げてあるとおりでございます。
 131ページに参りまして、特別支援学級に関することです。区内の小学校、中学校にございます特別支援学級の開設及び運営を行っております。設置校につきましてはここの表のとおりでございますが、第七中学校D組につきましては、本年4月1日の開級でございます。また、情緒障害学級の沼袋小学校のびのび教室につきましては、23年4月に学校再編とあわせましてこちらの場所を移しまして、上高田小学校と若宮小学校に移転をするという計画で準備を進めております。
 132ページでございます。体験学習担当でございます。区立学校の行事に関することで、連合行事でありますとか音楽鑑賞会の事務、それから移動教室及び夏季学園に関することでは、軽井沢少年自然の家と常葉少年自然の家、そのほか臨海での活動等を行っております。これに伴いまして、区立少年自然の家に関する維持管理の事務を行っております。
 133ページでございます。学校行事等への支援に関することでは、プールの外部指導員に関する事務でありますとか中学生の職場体験学習の支援をこちらで行っております。
 133ページ、下段でございます。学校健康推進担当では、保健衛生に関することで定期健康診断等の実施でありますとかそのほかの、134ページになりますが、学校環境衛生検査、あるいは医療扶助等を行っております。
 135ページ、学校医、学校歯科医、学校薬剤師に関する事務をこちらで行っております。そのほか就学時健診に関すること、学校給食に関する事務をこちらで行っております。学校給食につきましては、沼袋小学校以外は全校委託で実施をしております。回数や給食費の金額についてはこちらに書いてあるとおりでございます。
 136ページに行っていただいて、日本スポーツ振興センター災害共済給付に関することをこちらで行っております。
 137ページ、生涯学習分野でございます。ここには所管施設といたしましてこちらに掲げてある施設を所管しております。
 生涯学習調整担当でございますが、生涯学習の全般の調整、情報提供等に関することを行っておりまして、主に区民の皆さんの生涯学習の支援に関するようなことを行っております。(3)にありますように、生涯学習情報の提供でありますとか生涯学習情報紙「ないせす」、施設予約システムの「ないせすネット」、生涯学習情報サイト「ないせすネット」などの運用を行っております。
 138ページ、文化芸術の振興に関することでございます。指定管理者への委託で文化芸術事業を実施しております。
 下段に行きまして、生涯学習支援担当でございますが、生涯学習の推進・支援に関することでは区民の学習活動支援、その他社会教育事業の実施、講師の派遣、それから139ページに行きまして、高齢者教育では、なかの生涯学習大学の運営を行っております。今年度からことぶき大学を再編いたしまして、なかの生涯学習大学という形で実施をしております。そのほか、障害者教育事業でありますいずみ教室の運営ですとか、文化施設の運営に関することを行っておりますが、平成18年度から指定管理者による運営を行っております。
 140ページです。スポーツ担当でございます。スポーツに関する計画及び振興に関することでは、体育指導委員の事務でありますとか中野区体育協会との共催を行っております。また、(1)に掲げてありますように、仲町小学校の跡にできます地域スポーツクラブの設立に向けた検討を現在こちらで行っております。
 141ページでございます。歴史民俗資料館でございます。資料館に関する事務では、資料の収集、保存・展示、それから調査研究、歴史講座等の各種事業の実施を行っております。そのほか文化財保護の事務を行ったり、あるいは中野区文化財保護審議会の運営を行っております。歴史民俗資料館の所在地につきましてはこちらに掲げてあるとおりでございます。
 中央図書館でございます。中央図書館運営に関することで、図書の貸し出しや収集、それ以外の視聴覚資料の収集、貸し出し等を行っております。
 143ページに図書館配置がございます。全8館でございますが、中央図書館を含めまして貸し出し業務を中心に委託を行っております。
 教育委員会事務局に関しましては以上でございます。
委員長
 続きまして、子ども家庭部から。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 それでは、子ども家庭部の事業概要について御説明させていただきます。子ども家庭部のうち、当委員会の所管分野は子育て支援、保育園・幼稚園の二つの分野でございます。各分野の事業について御説明させていただきますが、事業概要の64ページをお開きください。
 まず、子育て支援分野でございます。子育て支援分野は平成20年度、地域子ども家庭支援センター分野、育成活動支援分野、子育て支援分野、この3分野で運営しておりましたが、今年度これを、3分野を一つにまとめまして、地域子ども家庭支援センターをはじめといたします地域施設と子ども家庭支援センターの連携強化を図るほか、地域子ども家庭支援センターの範囲を拡大いたしまして、子育て相談と子育て支援などのサービスを一体的に実施することによりまして、支援の必要な家庭の早期発見と虐待防止などに取り組んでいるものでございます。
 それでは、担当事務について御説明させていただきます。
 まず、64ページの地域子ども家庭支援センター担当でございますが、こちらは地域子ども家庭支援センター、それから児童館、学童クラブの運営管理、学童クラブの委託に係る事務などを担当しております。
 次の地域子ども施設連携担当でございますが、こちらでは小学校へのキッズ・プラザ事業導入計画の推進ですとか学童クラブの民間委託推進、子育てひろば事業の計画調整を行っております。キッズ・プラザでございますが、ことしの10月から新山小、白桜小の2校、それから平成22年4月より江古田小学校での事業を開始する予定でございます。
 次の育成活動支援担当でございますが、次世代育成委員や青少年育成関係団体等の活動支援を通しまして、子どもと親を地域で支援する取り組みをさまざま行ってございます。
 65ページの下段のほうをごらんください。次の子ども家庭相談担当からは子ども家庭支援センターという形で、区役所3階のほうに設置しております子ども総合相談窓口におきまして、子どもに関する相談、子育てサービスの提供、手当・医療費の支給などを一体的に取り組んでおります。
 まず、子ども家庭相談担当でございますが、子どもと子育て家庭のあらゆる相談に応じるとともに、学校、保育園、幼稚園、地域の方々、また児童相談所等の関係機関との連携によりまして、子どもの虐待防止などにも取り組んでございます。
 次の66ページをお開きください。相談窓口改善担当でございますが、こちらでは子ども家庭相談窓口、あるいは今後導入されますすこやか福祉センター、そういったところに導入いたします子育て相談支援システムの開発事務を行っております。
 次の子育てサービス担当でございますが、子育てサービスに関することといたしまして、事務の内容にございますような短期預かりサービス等をはじめといたしました在宅家庭、就労家庭のさまざまなサービスの提供のほか、ひとり親家庭の支援に関する事務を行っております。今年度は母子生活支援施設の建設に取り組んでおります。
 67ページをごらんください。こちらは手当・医療費助成担当でございますが、こちらでは児童手当、児童育成手当、児童扶養手当、特別児童扶養手当の四つの手当に関する事務、それから子ども医療費助成、ひとり親家庭等医療費助成に関する事務を行ってございます。
 次の68ページに児童館等の一覧を掲載させていただいております。このうち、児童館名のところに二重丸がついている児童館でございますが、こちらが地域子ども家庭支援センターを併設しておる児童館でございます。このうち上段の一番上の南中野児童館から文園児童館までを天野副参事が担当いたしまして、その次の昭和児童館から一番下のかみさぎ児童館までを波多江副参事が担当する形で今年度は行っております。
 次に、72ページをお開きください。保育園・幼稚園分野でございます。まず、担当事務のうち、保育計画担当でございますが、保育環境整備の計画ですとか区立保育園の民営化に係る事務を担当いたします。また、次の区立保育園担当でございますが、こちらでは区立保育園の運営及び施設管理等を行っております。保育園職員の配属等につきましては、表をごらんいただきたいと思います。
 次に、幼稚園担当でございますが、こちらでは区立幼稚園の施設管理運営事務と、それから次の私立幼稚園等に関しましては、これまではほかの分野でも行っておりました私立幼稚園の許認可事務、あるいは私立幼稚園に在籍する園児の保護者への保育料補助などの事務をあわせて行います。また、認定こども園に関する事務などを担当しております。
 次に、73ページでございますが、入園相談担当でございます。こちらでは認可保育所及び区立幼稚園の入所事務を担当してございます。さらに保育料の徴収もこちらのほうで行っております。
 次に、民間保育担当でございますが、こちらでは区内私立保育園等への保育委託、あるいは家庭福祉員に関する事務、それから保育室事業の実施などを行ってございます。また、指定管理者園に関します運営管理などを行ってございます。
 一番下の保育指導担当でございますが、こちらでは認可保育園に対します運営、指導等を行っております。
 また、次のページでございます。幼児教育担当でございますが、こちらでは子育て及び幼児教育に関する課題の調査及び研究を行っております、幼児研究センター運営に関する事務を行ってございます。
 保育園につきましては、次の75ページに掲載させていただいております。上が区立保育園、下が私立保育園でございます。なお、区立保育園のうち3番の宮園保育園、それから20番の西鷺宮保育園、22番の宮の台保育園及び25番の打越保育園につきましては、指定管理者で運営しております。
 子ども家庭部に関する事項は以上でございます。
委員長
 御苦労さまでした。それでは教育委員会と子ども家庭部の一部について、それぞれ説明いただきました。ただいまの説明に対して質疑をお受けします。
 特に質疑がなければよろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 いいですね。
 質疑がなければ、以上で事業概要の説明を終了します。
 それでは、次に所管事項の報告を受けます。
 1番、採択された請願・陳情及び約束事項の処理状況についての報告を受けます。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 それでは、私のほうから採択された請願・陳情及び約束事項の処理状況について御報告をさせていただきます。なお、この件に関しましては子ども家庭部にも関連しておりますが、私のほうから一括して御説明をさせていただきます。(資料3)
 まず、陳情でございますが、1番から11番までの陳情は同一の主旨でございます。主旨につきましては区立幼稚園(みずのとう・やよい)の廃止については地域・保護者の合意なくして進めないでください。また、幼児総合施設の概要が明らかになるまで、園児募集を停止しないでくださいなどの主旨でございます。
 処理状況でございます。まず、幼児教育・保育及び子育て支援に関する方針検討プロジェクトチームを設置いたしまして、教育委員会と子ども家庭部が共同で幼児総合施設の中野区における位置付けですとか区立幼稚園の転換方法などの検討を進めてございます。
 平成18年6月に中野区の子育て・幼児教育に関する課題の検討につきまして区長決定をしてございまして、説明会等を実施してございます。
 平成19年度入園の園児募集につきましては、従前どおりの人数、学級数により実施をいたしました。
 19年6月に幼児総合施設推進計画を区長決定いたしまして説明会を実施し、認定こども園運営事業者募集要項案等への要望ですとか意見の確認を行いました。
 平成20年度入園の園児募集につきましては、4歳児クラスを1学級に縮小いたしましたが、すべての学年で募集をしてございます。
 平成19年10月に私立認定こども園開設・運営者を対象といたしました区立幼稚園の土地・建物等の賃借利用者募集要項を決定いたしまして事業者を募集し、平成20年3月に運営事業者を選定してございます。
 平成20年6月には、区と選定された法人、あるいは当該幼稚園保護者による第1回目の三者協議会を開催してございます。
 また、平成20年10月から21年2月にかけましては、継続して三者協議会を実施してございます。
 最後に、平成21年第1回区議会定例会におきまして、平成21年度限りで区立やよい幼稚園とみずのとう幼稚園を廃止する旨を盛り込んだ中野区立幼稚園条例の一部を改正する条例案を提出いたしまして、3月23日に可決をいただきました。
 以上が1番から11番までの陳情に係る処理状況でございます。
 裏面をごらんいただきたいと思います。約束事項でございます。
 図書館サービスを充実するということで、主旨といたしましてはサービスポイントとして公共施設の活用を図る。また、実費による郵送サービスの実施、駅での返却ボックス、コンビニでの受け渡しなどについて考え方を整理するということでございます。
 処理状況でございます。公共施設の活用につきましては、関係部署と調整をした結果、後ほど御報告もいたしますが、平成21年6月下旬より区役所本庁舎に返却ボックスを1台設置いたします。
 実費による郵送サービスにつきましては、現在障害者サービスの一環といたしまして図書館資料を無料で宅配してございますが、障害者以外の実費によるサービスについては検討中でございます。
 駅での返却ボックス、コンビニでの受け渡し等につきましては、この事例も後ほど御報告をいたしますが、平成21年6月下旬よりJR中野駅南口に返却ボックスを1台設置する予定でございます。
 処理状況について以上の御報告でございます。
委員長
 それでは、ただいまの報告についての質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 2番、新型インフルエンザへの対応についての報告を求めます。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 それでは、新型インフルエンザへの対応につきまして御報告いたしたいと思います。お手元の資料(資料4)をごらんください。
 ことしの4月下旬に、いわゆるメキシコで豚インフルエンザ、新型インフルエンザということで発生して以来、これまでの経過をそこに記載してございます。
 4月27日に区として健康危機管理対策本部を設置いたしました。以降4月30日については、警戒水準が、フェーズが5に引き上げられたことに伴いまして、区立幼稚園、小・中学校保護者向けのお知らせを配付したところでございます。
 それから、5月1日には都の教育庁のほうから海外渡航について、幼児、児童・生徒についての、あるいは教職員の健康状態の調査依頼がございました。
 7日には区として職員、教職員を含みますが、マスクを発注。教育委員会といたしましても、学校に児童・生徒がいるときに、臨時休業になったというときに、下校用ということでございますが、1回分を発注したところでございます。いずれも19日、27日に納品があるところでございます。
 5月8日になりまして、海外帰国者から新型インフルエンザ発症者が確認されております。そして、16日には海外渡航歴のない感染者について、関西地区でございますが、発生したということです。これを受けまして18日、区立中学校2校で関西方面へ修学旅行を予定してございましたが、それを中止したところでございます。翌日には2校で保護者会を開催しております。さらに19日には再度保護者向けにお知らせを配付しております。
 20日には都内で初の感染者を確認いたしました。これを受けまして21日、教育委員会危機管理対策会議を開催いたしまして、方針を確認しているところでございます。感染者が出ましたけれども、限定的ということですので、休園、あるいは休校はしない、あるいは行事等の自粛要請はしない、さらなる児童等の健康状態の把握などがその内容でございます。
 25日には、さらに教育委員会危機管理対策会議で、施設の入り口に速乾性のアルコール剤を配置したり、あるいは庁舎内でもカウンター等のふき取りの実施をしているところでございます。
 28日になりまして、同会議で確認したところですが、一応この時点ではおさまっているということで、6月中旬に修学旅行がまた予定されておりました。それにつきましては、2校につきましては予定どおり実施するということを決定しております。さらに5月に中止した2校につきましても、再度実施といったような方向で準備していただくように言っております。一層の健康留意を確認したところでございます。
 現在は健康危機管理対策本部を開設しておりますし、保健所においては発熱相談センターを開設しております。そこにございますとおり、毎日教職員、児童・生徒の欠席、休暇状況を学校から確認しているというところでございます。
 以上がこの資料に掲げたところでございますが、実は昨日区内で新型インフルエンザの患者が発生してございます。これは実は2例ございまして、1例は旅行者、もう1例は米国在住者が日本に帰国した際にということでございます。昨日確認されましたので、本日区の健康危機管理対策本部会議が開かれまして、対応を決定したところでございます。
 その内容といたしましては、2例とも区内での感染拡大の可能性は少ないというところから、現時点では幼稚園、小・中学校等の臨時休業の措置はとらない。さらにイベント、行事などの自粛要請についても現時点では行わないというふうに決定したところでございます。それを受けまして、教育委員会といたしましてもそのように学校に指示いたしました。また、保護者の皆様に対しましては、そういったような事実と、それからさらなる健康状態の把握、あるいはうがいや手洗い、マスクの着用、毎日検温などの健康管理に一層気をつけていただくように、また情報を十分に収集して冷静な対応をとっていただくように、本日全保護者あてに通知をお配りしたところでございます。また、区の対応につきましての掲示も、各学校に本日掲示したところでございます。
 以上簡単ですが、御報告させていただきます。
委員長
 ただいまの報告についての質疑を受けたいと思います。
山口委員
 2例、既に区内で発症者が出たというところでは、今後感染拡大の可能性は低いということですけれども、実際広がった場合、どういった時点でどうした対応を区として考えておられるか。もし検討されていましたらお答えください。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 当初は鳥インフルエンザというものを設定したマニュアル等がございまして、区内で1症でも出れば全部、全校臨時休校とか、そういったようなところもございました。ただ、今般の豚インフルエンザによる新型インフルエンザにつきましては、比較的症状も軽いという、あるいは他の地域の実情も照らしまして、国でも対処方針が変わりました。そういったところを踏まえまして、基本的には区の健康危機管理対策本部がございますので、そこで判断すると。もちろんそこでは保健所も加わっておりますので、保健的、医学的な見地から検討なされますし、また都の教育庁ですね。あるいは、厚生労働省とも十分に協議をしながら対応をとってまいりたいと、こういったような形でございます。
山口委員
 わかりました。感染者を拡大させないという観点では、もう既に事例も幾つか出ていることと思いますので、そういった他の自治体の事例も十分踏まえた上で、迅速な対応をよろしくお願いいたします。要望です。
委員長
 他にございますか。よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 3番、野方配水塔 国の登録有形文化財申請についての報告を求めます。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 野方配水塔、国の登録有形文化財申請について御報告申し上げます。お手元の資料(資料5)をごらんいただきたいと思いますが、この野方配水塔というのは、いわゆるみずの塔のことでございます。
 まず、申請理由でございます。
 野方配水塔というのは、東京西郊の水道整備計画によりまして、中野・杉並・練馬・板橋・北区域に水道水を配水するために建てられたというものでございます。これは若干補足いたしますと、昭和4年に東京都によって建設されまして、ずっと都のものであったわけですが、昭和48年に区が都から土地を購入したわけでございます。それから区のものになったわけでございますが、昭和52年に区と都は協定を結びまして、防災用の貯水タンクとして都は使用するということで都に貸したわけでございます。これはずっとこういう形で使われてきたんですが、平成17年、貯水用のタンクが2カ所分散して新設されたことによりまして、区に返還をされたということでございます。これはこの地域の大都市東京への発展過程を示すという数少ない遺構というふうに位置付けられておりまして、また昭和初期の工作物としても極めて貴重なものであります。ですから、地域のランドマークとしての価値もあるということで、国の登録有形文化財への登録を申請するということがございます。
 この登録有形文化財につきましても若干補足いたしますけど、平成8年に文化財保護の改正によりまして新たに設けられた制度でございまして、それまでは指定制度であったわけです。例えば重要文化財なんかは、これは重要だと思うものを国や都道府県や市町村が指定して、それを文化財とするわけなんですが、これにつきましてはかなり厳格な縛りがございまして、簡単に形状を変えられないとか、形状を変える場合には厳格な許可制がしかれるというものでございましたが、この登録文化財制度というのは、所有者の届け出に基づきまして審査の上で登録をするというものでございます。これは指定制度に比べますとかなり緩くて、製造物について外観に重点を置く。中身について若干の変更は許可がなくてもできるというような、そういった緩い規制がございます。
 所在地及び規模でございます。所在地は中野区江古田一丁目3番地みずのとう公園内ということで、裏のほうに地図と図面がございます。哲学堂公園の北側に位置しているということでございまして、規模としましては高さ33.6メートル、基部直径が18.0メートルと。基部というのはこの図でいうと、これは下のほうが太くなっているわけなんですけど、一番太い部分が18メートルと。それから、容量は3,500立法メートル。竣工は先ほど申し上げましたように昭和4年、1929年になりますが、3月31日でございます。設計者は中島鋭治さんという方で、この方は日本近代上水道施設の父と言われる方でございます。
 登録の効果でございますけれど、この配水塔の歴史的遺産としての価値を高めるということがございますが、それと同時に隣接します、この4月に東京都の名勝指定を受けた哲学堂公園ですね。これを含めた区内の歴史文化遺産ゾーンという形で、魅力的で質の高いまちづくりに資することができるというふうに考えてございます。
 登録までのスケジュールでございますが、本日ここで、文教委員会で報告をしてございますけれど、これは管理をしておりますのは公園・道路担当でございますので、建設委員会にも同時に報告をいたします。
 6月中旬から8月初旬にかけまして、必要書類について国と都の事務調整を行った上で、8月中旬に登録申請書の提出の予定でございます。9月から大体来年の1月ぐらいまでかけて文化庁内で検討、それから文化審議会文化財分科会の答申をもらうという格好で、その結果、平成22年1月に文化財原簿へ登録できるだろうという予定でございます。2月には官報告示ということを予定してございます。
 次に、登録後の予定でございます。文化庁指導に基づきまして、平成22年度に補修設計と。補修するための設計を行うということで、これは監理をしております都市整備部が行うものでございます。補修工事は平成23年度を予定してございます。この補修設計費と設計監理費は国の補助の制度がございまして、2分の1が出るということでございます。公園・道路分野、それから生涯学習分野が協力しまして、配水塔や地域の歴史がわかるような展示物等の工夫を行いまして、歴史文化遺産ゾーンとしての形づくりを目指すという予定でございます。
 ただ、建築物ではございません。これは工作物の位置付けで、鉄橋なんかと同じ位置付けになりまして、内部の一般開放ということを考えてございません。
委員長
 それでは、ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
南委員
 この野方配水塔、非常に先ほどの御説明にもありましたように、地域にとってはランドマーク的な、非常に価値のある建物であるという認識で私もいるんですけども、今回国への有形文化財として登録の申請を行うということで、これを登録された場合に、この下のほうにも書いてございますけども、補修費が国から2分の1補助されるということなんですが、例えばこの登録有形文化財として登録された場合のメリットというのはほかに何かございますか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 これは個人の持ち物である場合、税金の減税制度が今ございます。そのほかには、補修費というよりこれは補修の設計と設計監理費について国の補助があるということでございますので、補修費そのものではございません。
南委員
 あと、ことしの登録において、申請が8月中旬ごろですか。文化庁のほうで9月から1月にかけて検討されて、22年1月に登録されるのではないかということなんですが、その可能性というのはどんなものなんですかね。ちょっと教えていただければと思います。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 これは申請をするに当たりまして、文化庁の担当者にこの現地を見てもらっているわけです。これはあくまで口頭なんですけど、これは十分登録される価値があるだろうというような、そういった見解は聞いてございますので、可能性は非常に高いだろうと思っております。
南委員
 ぜひ申請に力を入れて頑張っていただきたいと思うんですけれども、これは登録された場合に、非常に地域的にはランドマークのそういう建物であるということと、貴重な価値の建物であるということで登録がおりた場合に、例えば式典であるとかイベントであるとか、そういったことはお考えでございますか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 そこまでまだ具体的な計画はございませんが、補修を行って、この下のほうに、登録後の予定の中に書いてあるとおり、何かの展示物等をもし設置するとすれば、それについては何かこういうものが開設しましたという式典があるかもしれないという、そのように考えてございます。
のづ委員
 一番下に「一般公開等は行わない」いうことでありますけれども、今までの、本来の使われ方としての維持みたいのはされていくんですか。本来の水をためてということで。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 水はもう入っておりません。空っぽのままでございます。空っぽのままで保存すると、そのように考えてございます。
吉原委員
 こういうケースはほかに中野区で何かありますか。既に前に登録有形文化財申請をして、これがもう既になっていますとか、1号、2号、3号とか。これは全く初めてですか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 この制度として全く初めてでございます。
吉原委員
 となりますと、なかなかこれは大変なことなんじゃないかなという感じはするんですよね。私は見たことがないんですよね。もし中野区で初めてということになれば、いろいろ補助も国から2分の1が出るんですが、場所がちょっと一般の方にはわかりにくいところですよね。これから10か年計画もいろいろ見直しして始まるので、もしこれが本当に中野区で初めて登録有形文化財になるんだったら移築をするとか、もっといい場所に。そういうことは考えていないか。聞いただけだけど。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 監理者が都市整備部なものですから、私のほうからはっきりしたことはお答えできないんですけれど、今のところ移築は考えていないということです。ただ、あのあたりが木が非常に伸びていて、死角が、見通しが悪いということはあるので、何か工夫しようかというのは、そういうことは若干聞いてございます。
吉原委員
 移築を考えていないのは当然だと思います、はっきり言って。これはもし申請して文化財に指定されたら、文教委員会で1回見に行きたいなと思いますが、要望とさせていただきます。
委員長
 ほかにございますか。よろしいでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 4番、図書返却箱の設置についての報告を求めます。
小谷松教育委員会事務局中央図書館長
 それでは、図書返却箱の設置につきまして御報告をさせていただきたいと思います。(資料6)
 先ほどの約束事項の処理状況の中でも触れてございましたけれども、今回2カ所、新たに図書返却箱を設置することになりました。
 目的といたしましては、区民の図書館利用における距離的・時間的な制約を低減させる方策の一つとして、利便のよい場所に図書返却箱を設置するというものでございます。
 返却箱の材質・形状でございます。仕様につきましてはこちらに書いてございますが、資料の裏面に写真を入れてございます。裏面をちょっとごらんいただきたいと思います。この写真にある、このような箱でございます。高さが1メートル41センチということで、ボックスの上のほうに投入口がついてございます。なお、今回設置する場所が非常に多数の方が往来する場所ということで、この右側の写真の中ほどにたばこ受け皿とございますけれども、いたずら等でこの投入口の中にたばこを入れられましても、この投入口の奥のほうに中ぶたがございまして、あとローラーもついてございまして、そういったものを仕分けするというような仕掛けがしてございまして、大切な図書、特に火の始末ということについてはちょっと気を配った形でのボックスを用意することといたしました。
 また、表のほうにお戻りください。
 この返却図書の回収でございますが、これは配送車が各図書館の間を回ってございます。そのルートの一つに入れまして、午前便、午後便という形で2回回収をする予定でございます。
 なお、この設置時期と利用開始でございますが、6月下旬を予定してございます。現在、JRのほうと少しやりとりをしながら、具体的な日にちのほうを固めているところでございます。
 それから、利用者への周知でございますが、教育だより、図書館だより、ないせす等々にPRをしていくとともに、ホームページにも掲載をしていきたいと思います。そのほか、ポスター、チラシ等を配布いたしまして、利用者のほうに周知を図ってまいりたいと思います。
 設置場所でございますが、中野区役所、正面玄関、サンプラ寄りの玄関入り口のところにボックスを一つ置く予定でございます。もう一つは、JR中野駅南口券売機の並びのところに置く予定でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
のづ委員
 今、たばこのというときになるほどと思ったのですが、ということは逆に事故例というのがあるんですか。
小谷松教育委員会事務局中央図書館長
 これまでこういった投げ込みによって、火の始末等で紛失したという事例はございません。今回、場所が場所でございますので、念入りにというか、非常に不特定多数の方が往来いたしますので、ある程度こういったいたずら防止といったような装置もつけておいたほうが安全かなということで、今回このボックスを選定したということでございます。
やながわ委員
 設置場所が2カ所ということで、南口の券売機横。これは始発から終電までの時間と。これは24時間対応にはならないんですか。
小谷松教育委員会事務局中央図書館長
 このJR南口の券売機のところでございまして、ここはシャッターの内側になってございます。したがいまして、終電がちょうど終わった後、終電がたしか夜中の1時何分だったと思いますが、それが出た後シャッターをおろしますので、1時半から始発が走る前ということなので、夜中の二、三時間はちょっと使えない時間はございます。
委員長
 よろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がなければ以上で本報告について終了いたします。
 5番、キッズ・プラザ及び学童クラブの施設整備についての報告を求めます。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 それでは、キッズ・プラザ及び学童クラブの施設整備について御報告させていただきます。今年度設置予定のキッズ・プラザ、それから来年4月設置予定のキッズ・プラザでございます。
 まず、今年度取り組みますのはキッズ・プラザ新山及び新山学童クラブ、それからキッズ・プラザ白桜、白桜学童クラブでございまして、来年の4月開設予定がキッズ・プラザ江古田、江古田学童クラブでございます。それぞれ設置する小学校は新山小学校、白桜小学校、江古田小学校でございます。改修箇所はそこに書いてございますが、お手元の資料(資料7)の別紙1から3にそれぞれの学校の見取り図、裏面にその中で改修をする場所について表示をしてございますので、それに基づいて御説明させていただきたいと思います。
 まず、新山小学校内のキッズ・プラザ、新山学童クラブでございますが、別紙1の配置図、これは学校のほぼ南側の校舎1階部分を利用させていただくものでございます。斜線のついたところが工事範囲でございまして、裏面をごらんいただきますと、その中の3教室を使いまして、キッズ・プラザの活動室を二つ、それから学童クラブ室を一つ設けさせていただくものでございます。
 この配置図の斜線が引いてありますのが範囲でございまして、真ん中の階段の表示のすぐ下のところに二重線が廊下のところについてございますが、ここの部分を開設時には仕切りを設けていまして、そこで一応子どもの出入りはそこは行わせないと。子どもの出入りは、左側に昇降口というのがございますが、そちらから放課後、子どもが出入りをしてもらうという形で予定してございます。
 次に、別紙2でございますが、これが白桜小学校でございます。白桜小学校につきましては、東側校舎の1階部分を使わせていただく予定でございまして、裏面にその間取り図が示してございます。こちらは活動室は一部屋でございます。もう一部屋ということでいろいろと学校とは調整しましたが、現状では一部屋という形で始めさせていただきたいと考えております。それから、学童クラブ室が一部屋でございます。こちらも斜線の引いてあるところに、白い部分の境に点線が引いてございますが、そこの廊下の部分に仕切りを設けまして、キッズ・プラザ開始後はそこは閉める形で、子どもについては皆、下側のちょうど斜線部分の真ん中に昇降口、ちょっと見づらいかもしれませんが、階段の表示があって下に昇降口とございますが、そこから子どもさんは出入りをしていただこうと考えております。上側に昇降口というのがございまして、これは子どもは使わせない形を考えてございます。
 それから、次の別紙3が江古田小学校でございます。江古田小学校につきましては北側校舎の1階部分、これは3教室半を利用させていただくものでございまして、裏面が間取り図でございます。こちらは活動室二つと学童クラブ室を一つ、それから一番上のところに多目的スペースという表示がございますが、その部分をキッズ・プラザのほうで使わせていただきまして、上の倉庫という部分はこれはいわゆる備蓄倉庫という形で使うということで、学校のほうと調整してございます。
 仕切りでございますが、右側の倉庫の右上のところが点線が引いてございますが、そこで一応仕切りまして、子どもの出入りは一番下の昇降口というふうな表示がございますが、そこから入っていくという形を想定しております。なお、白桜小学校につきましては、キッズ・プラザ学童クラブを設ける範囲の隣、右肩に白い表示がございますが、これは体育館でございます。授業中はどうしてもここを通らなければならないので、ここの廊下の部分については授業中通ることが、廊下から昇降口を通って体育館に入るという形をとりますが、ほかにつきましては、一応そこは通行は授業中も行わない予定でございます。
 キッズ・プラザ新山、新山学童クラブにつきましては、開設予定がことしの10月下旬、キッズ・プラザ白桜、白桜学童クラブについても同様でございます。それから、キッズプラザ江古田、江古田学童クラブにつきましては来年の4月を開設予定にしておりまして、この改修工事につきましては、いずれも夏休み中に改修工事を行う予定で今準備を進めているところでございます。
 簡単ですが、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑をお受けします。
山口委員
 学童クラブとキッズ・プラザ、両方なんですけれども、これは学童クラブ室と活動室とがあって、基本的には学童クラブがクラブ室を使って、活動室に関してはキッズ・プラザが使うということでよろしいですか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 御指摘のとおりでございます。
山口委員
 保護者の方からなどは、現在高学年が授業中に低学年の方たちが校内で遊ぶというところで、勉強している生徒に影響はないかですとか伸び伸び遊べるのかとか、そういった懸念があったかと思うんですけれども、そういったことに一定配慮した施設改修であるということでよろしいですか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 学校の授業との、それからキッズ・プラザ等の運営につきましては、この開設前に運営委員会というものを学校と子ども家庭部とで開きまして、実際の運営に当たってのいろんなさまざまな課題等について学校と調整する予定でございます。
 あと、日々の授業との兼ね合いでございますが、これは私どもの担当者と学校との間の連絡調整を毎日行いまして、例えば高学年がまだ授業をやっている時間帯であれば、そういう時間帯は内遊びをするとか、そういった形で調整をとるようなことにしてございます。
山口委員
 体育の授業と校庭の運動場が使用がぶつかったりとか、そういうことがないように調整していくということですかね。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 そのとおりでございます。
山口委員
 雨の日の体育館の使用などはできるんでしょうか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 一応キッズ・プラザ事業としましては、校庭及び体育館、あるいは場合によっては学校内の空き教室も使わせていただく。これはもちろん学校との調整をしての上でございますが、ですので雨天のとき外遊びができないで、特に体育館を利用していないということであれば、学校と調整して体育館を使わせていただくということもございます。
山口委員
 ぜひ確保していただきたいと思うんです。
 あと、キッズ・プラザということで、児童館事業を校内で行うということなんですけれども、今児童館は日曜日は自主開放になっているかと思うんですが、これは日曜日の校庭の開放ですとか、そういうことは検討されているんでしょうか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 こちらにつきましても、学校との調整の中で検討しているところでございます。
やながわ委員
 新たな事業ということで、もう既に始まっているところもあるわけでして、今年度は2カ所、そしてまた来年度は1カ所ふえていくんですが、既に始まったところで、その経過を伺うチャンスがなかったのでこの機会に聞いておきたいなと思うんですが、学校の中でそういうキッズ・プラザ、あるいは学童クラブを開設して運営をスタートしたわけで、学校関係者の人たちから見た場合と、それからまた運営担当しているキッズ・プラザの担当の人たちのその経過報告というか感想ですかね。そういうのは聞いておられるんでしょうか。両方から。
天野子ども家庭部副参事(中部地域子ども家庭支援センター担当)
 保護者の方々からはおおむね好評をいただいております。さまざま学校関係とか地域の団体の方々が、塔山キッズのほうですけれども、こちらのほうには見学に随分いらっしゃってくださいまして、おおむね好評をいただいております。
 運営につきましては、今、塔山児童館から塔山小学校の中にキッズ・プラザ塔山として移りましたけれども、担当者は5名という形で学校と毎日調整をとりまして、運営のほうにおいては特に支障はございません。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 やはり学校に初めて入るということにつきましては、その管理の面とか、そういったところで当初さまざまな調整が必要だったというふうに聞いてございます。ただ、実際に開設してからは、先ほどの副参事の話にもありますとおり、保護者の方には非常に好評ですし、学校側としてもやはり安全に子どもたちが遊ぶことができる。それから、キッズ・プラザが、推測ですが、あったということで、非常に学校の通学者がふえるとか、そういったようなことがあるというふうに聞いてございます。
やながわ委員
 私も、この事業を進めるに当たって、さまざまなところを視察に行って現場を見てきた結果、おおむねやっぱりメリットのほうが多いのかなと。中野区もそういったさまざまな反対もあったわけですので、子どもを本当に安心・安全、そしてやっぱり学校がこれから地域の教育力のかなめにならなきゃいけないと。
 私はいろんなところへ行って印象だったのは、学校の先生方も、江戸川区だったかな。ちょっと記憶がもう定かではないんですが、子どもたちの教育は自分たちがやるものだと。こういう認識を強く持っていると。しかし、学校の中で地域の方々と、中野区でいうキッズ・プラザですね。江戸川区はすくすくスクールだったと思いますけれど、それを開始したときに、校長先生の言葉が、教育は私たちだけではなかったと。本当に地域の人たちと力を合わせて子どもを育てていくものだという、カルチャーショックを受けましたというある校長のお話を聞いたときに、私は今後、子どもたちの教育を考えると、この視点は大変大事だなというふうに実感して帰ってきたわけなんですね。ですから、私は今、毎日調整をしているというふうに伺ったので、今始まったばっかりですので、その地域の教育力を高めていくという、せっかくこのキッズ・プラザ、あるいは学童クラブを学校の中に持ってきて、そしてさらに学校の教室をさまざま活用して子どもたちのために提供していくわけで、箱物だけではなく、そのことによって子どもたちの情操だとか心の教育とかに及ぶように、あるいは取ってつけたようではないにしても、本当にみんなで育てていくという核にしていかなければいけないと、実はそう思っているんです。ですので、一つひとつ毎年幾つかふえていくわけで、せっかくここに子ども家庭部のここの分野と教育委員会の学校関係の分野が一緒になったわけですので、この事業がこうしたことに、本当に子どもたちや地域の教育のお手伝いをしていきたいという方々の発掘を含めて、ここでやっぱりやってよかった、あるいは子どもたちにこういう影響が出てきたとか、また地域の人たちもいろんな意味で力を提供できるようになったとか、そうしたメリット、あるいはそういうものを整理しながら、大きく中野区のキッズ・プラザ事業が展開できるように要望したいと思うんです。その辺、せっかく、何のためにこの文教委員会にこの分野が出てきたのか、入ってきたのかということを踏まえると、そんなところも教育委員会、もちろん学校の先生たちもいるわけで、そういったところで視点に入れながら、もっと広く地域に貢献できるように考えていただきたいと思います。今まで子ども家庭部と質疑をずっとしてきましたので、ここでは学校の先生たちにも御理解と御協力、そして理解を深めていただく必要があると思うので、指導室長、ちょっとお答えいただきたいと思います。
喜名教育委員会事務局指導室長
 今、お話しいただいたとおりでございまして、先ほどの副参事のほうから御説明したとおり、メリットがたくさんあります。特に子どもたちの安心・安全を学校が見られるということは最大のメリットでありますし、学校のほうも空き教室の問題ですとかいろいろ課題がございますので、その辺をクリアしながら、教員にとにかく協力してもらいながらやっていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
のづ委員
 今のいいお話の後にちょっと確認させていただきたいんですが、塔山にキッズ・プラザを見に行ったときに、本当に学校のほうの協力が得られて、いろいろ置き場所も貸していただいているというか、配慮いただいているんですよということがすごく印象にあったんですが、最後の江古田ですか。江古田のほかのところの図面と違うのは、江古田に事務室がないんですね。その辺のところの、事務室じゃなくて、ほかのところのスペースでどこか賄っているんでしょうか。
 それとあと、塔山で言っていた倉庫を学校のほうで融通してお借りしているのが助かっているといった中で、倉庫というのが割とここの図面の中にはないので、そういう物を入れたりするのは結構荷物持ちなのでとおっしゃっていたので、その辺はどうなっているか教えていただきたいです。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当)
 江古田小学校に入るキッズ・プラザのことなんですけれども、事務室スペースということですけれど、平面図を見ていただくと、昇降口のところのちょうどすぐ隣のスペースじゃなくて、すみません。階段の印のあるところのすぐ上のところのスペースが一応事務室スペースというふうに考えております。
のづ委員
 今ちょっとここはごちゃごちゃしていて読めないんですが、スペースと書いてあるのかブースと書いてあるか、ここの部分が子どものためではなくて、事務室というのは大人のためですよね。ということですか。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当)
 ちょっと見づらいと思いますけれども、昇降口のすぐ上のスペースから飛んで、階段の記載のある上のところのちょうどかぎのようになっている図がある部分が事務スペースになります。
委員長
 確認できましたでしょうか。活動室1の下ですね。
のづ委員
 わかりました。これはきっと点があるのは、囲っていないのでブースみたいになっていると、そういうことですね。これがね。ここが事務スペースということで、それで倉庫においては、ほかのところもそうなんですけど、倉庫という部分はないんですが、塔山の場合にはたまたまあいていてお借りしているということですけど、ほかの部分に関してはそういう倉庫というのはなくても大丈夫なんですか。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当)
 今後、倉庫のスペースをどのくらいとるかということについては、工夫をしていきたいというふうに考えております。
のづ委員
 結構塔山ではまだあの状態からも空きスペースがあったので、部屋をお借りしているんですよね。それで、物を置いておくぐらいに結構物持ちだとおっしゃっていたので、これは設計する段階からそういうのはある程度考えられるならば、後からというのはなかなか難しいんじゃないかなと思ったので、ちょっと質問させていただいたんですけど。
波多江子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当)
 確かにスペースを決めてから荷物が多くなったら入らなくなるのではないかという心配はよくわかるんですけれども、この中で一応仕切りとかいろんな工夫をしながら、物を置くスペースについては考えていくということで、学校さんとももちろん調整をしながらやっていくことですので、今後きちっとした形で話し合いをしながらスペースをとっていくというふうに考えております。
山口委員
 すみません、白桜小学校の活動室についてなんですけれども、まず一部屋から開始していこうということで調整されているということなんですが、キッズ・プラザに関しては、人数なりで面積基準などはないんでしょうか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 特にキッズ・プラザ事業につきましては制限してございません。
山口委員
 区としては、じゃあ利用状況に応じて引き続き要望していくということでよろしいですか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 それは学校と今そういう形で引き続き協議していく予定でございますが、現状としましては白桜小学校の場合、活動室の北側この昇降口というところがほとんど使っていない状況のスペースですので、状況によってはそこをうまく使いながらという形で、しばらくしのいでいこうというふうに考えております。
山口委員
 わかりました。
 あと1点なんですけれども、新山と白桜に関しては年度途中の移動となるんですけれども、子どもたちにとっては非常に大きな環境の変化になってくるかなというふうに思います。そういった意味では、たしか塔山も昨年年度途中だったかと思うんですが、この経験した上でどういった声が出されているかなと。お聞かせ願えますか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 新山の場合は、もともとの南台児童館自体が耐震のほうの問題を抱えておりましたので、できるだけ早くということで、この10月をめどに準備を進めております。それから、白桜小学校につきましても、本来でしたらこの4月に、統合のときに間に合えばよかったんですが、それはちょっといろんな事情があって間に合わなかったものですので、できるだけ早く白桜小学校の中にキッズ・プラザを導入していこうということで、前倒しで作業を進めて10月ということでございます。学校の校長先生ともいろいろお話ししている中では、やはり年度初めのところのほうが学校としてもいろいろ都合はいいんだけどということはあるんですけども、ただ工事のことを考えますと、やはり夏休みしか工事をする期間がございませんので、そこら辺でどの時期が開設に適当かというのは、それぞれの学校の事情もございますので、そこら辺は学校と十分話し合いながら今後進めていきたいと考えています。
山口委員
 ぜひ子どもたちの気持ちに配慮していただきたいと思うんですが、塔山では特に問題はなかったということですね。
天野子ども家庭部副参事(中部地域子ども家庭支援センター担当)
 特に問題はございません。
委員長
 ほかにはよろしいですか。よろしいですね。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 それでは6番、母子生活支援施設における指定管理者候補者の募集についての報告を求めます。
浅野子ども家庭部副参事(子ども家庭支援センター所長)
 それでは、母子生活支援施設における指定管理者候補者の募集について御報告させていただきます。(資料8)
 現在、沼袋のほうで運営しております母子生活支援施設、中野区さつき寮ですが、そちらにつきましては平成17年度から社会福祉法人・共生会を指定管理者として指定いたしまして、管理・運営を行ってきてございます。ただ、今年度末をもちまして指定期間が満了となります。現在新たな母子生活支援施設を中央五丁目のほうに建設中でございますが、来年4月の開設をめどに工事をしておりますが、そちらにつきましては新たに指定管理者の募集を行わなければなりませんので、その指定管理者候補者の募集のスケジュール等について御報告させていただきます。
 指定期間は来年の4月から5年間を想定しておりまして、スケジュール的には今委員会の御報告以降、募集の公告等を行いまして、7月1日に都内のこういった母子生活支援施設等を運営しています社会福祉法人等に声をかけまして、説明会を行う予定でございます。それから、1週間ほど質問受け付け等を行いまして、応募申請の受け付けを7月の中旬以降、7月いっぱい行います。それから、応募をしてきた事業者についてのヒアリング・視察等を行いまして、部内で指定管理者の選定を、委員会を設けましてそちらのほうで選定し、第3回定例会で指定管理者の指定に関する議決をいただきたいと考えてございます。そこで指定管理者が決まりましたら、11月上旬ごろ協定の締結をしまして、新旧指定管理者による業務の引き継ぎを3月、4月から新たな指定管理者による運営開始という予定でございます。
 お手元につけてございます募集要項でございますが、ざっと説明させていただきます。
 募集要項の2ページが目次でございまして、3ページに施設の概要、これは今建設中のものでございまして、鉄筋コンクリート3階建てでございます。施設概要といたしましては、1階部分が事務室及び保育室ですとかショートステイ室等の事業を行う部屋でございまして、2階、3階は母子生活支援施設の入所者の居室スペースでございます。一応20世帯を予定してございます。
 それから、4ページが今御報告いたしました主なスケジュールでございまして、応募の資格につきましては、児童福祉及び母子福祉施策に理解と熱意を持ち、指定期間中、母子生活支援施設を効率的かつ安定的に運営のできる社会福祉法人等で、現に東京都、または隣接県で母子生活支援施設を運営している者について応募を求めていくものでございます。
 応募者の制限が以下に書いてございます。
 あと、管理・運営の条件等でございますが、指定管理者の業務、これは母子保護の実施と施設等の維持管理、また加えて区長が必要と認める業務についてやっていただこうというふうに考えてございます。
 それから、職員配置がそこに書いてございますような施設長、母子指導員、保育士、少年指導員兼事務員、調理員等でございます。あと嘱託医、またその他、こちらのほうでは心理療法担当職員、あるいは被虐待児個別対応職員、夜間警備体制対応職員と、施設自体は24時間そこで居住していますので、そういうふうな職員を配置するものでございます。
 6ページはその他もろもろさまざまな細かいことでございまして、あと6ページの下のほうですが、区との委託契約により別途実施する事業、ここが今回建てかえによりまして事業を新たに設置、設けていくものでございます。
 緊急一時保護、これはショートステイ事業等でございます。これは3歳から15歳の児童につきまして、これまでは都立石神井学園のほうにお願いしておりましたが、新しい母子生活支援施設の1階スペースを使いまして、こちらでショートステイを3歳から15歳、ひとり親家庭に限らない形で実施していこうというふうに考えてございます。
 あと、ひとり親家庭ホームヘルプサービスの電話受け付け、これは区役所閉庁時、時間外の受け付け事務をそちらのほうにお願いしようと考えています。
 それから、これは子育て電話相談を現在も行っておりますが、夜間等に子育てに関する電話相談、次のトワイライトステイ事業は、これは新たにこちらの施設のほうで始めると考えておりますが、トワイライトステイ事業、5時から10時ぐらいの間のお預かりをしようと。あと、ひとり親家庭就労支援等の事業を行うということを条件にしてございます。
 あとは、8ページ以降は細々としたことの記述でございます。
 以上のような形で7月以降募集をして、3定のほうで指定管理者の議決をいただきたいと思っております。
 簡単ですが、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対しての質疑を受けます。
 御質疑ございますか。
山口委員
 7ページのトワイライトステイ事業ですが、新たに設置するということで、開所するに当たってはいろいろな作業があったかと思うんですが、その経緯を教えていただければと思います。
浅野子ども家庭部副参事(子ども家庭支援センター所長)
 トワイライトステイについては、これまでもいろんな子育てサービスの利用者の方から、この時間帯でそういう預かりサービスができないかということでお話をいただいていました。現在の運営しています母子生活支援施設では、そういったスペースの問題ですとか、施設的にはちょっとそういうふうに応じ切れませんでした。今回新たに建てる中で、一応そういったスペース等も確保できますので、そちらのほうで始めさせていただこうというふうに考えているものです。
山口委員
 対象要件はひとり親家庭に限るんでしょうか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 こういった預かりサービスについては、今回はひとり親家庭に限定してはございません。先ほどお話ししましたが、ショートステイ事業につきましても、現在の母子生活支援施設ではひとり親家庭のショートステイをやっていますが、新たに建てるところではそういうひとり親家庭に限らず、ショートステイをそこで始めようと考えていますので、トワイライトステイも同様でございます。
山口委員
 もう1点お聞きします。5ページの別紙1「中野区母子生活支援施設の業務の範囲」参照というところで、再委託に関しての記述があるんですけれども、現在、再委託の状況はどうなっておりますでしょうか。
委員長
 5ページの上から7行目ぐらいでしょうか。「また」というところじゃないですか。
浅野子ども家庭部副参事(子ども家庭支援センター所長)
 業務の範囲として、清掃、設備等、保守点検に当たっては、消防施設の点検等について再委託をするということで記しているものでございます。
山口委員
 すみません、現状もう既に再委託をされているんですよね。社会福祉法人で実際に今、指定管理でやっているわけですから。現状についてお聞きしたかったんですけれども。
浅野子ども家庭部副参事(子ども家庭支援センター所長)
 現在もこんな形でやってございます。
委員長
 ほかにございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいですか。
 質疑がなければ、以上で本報告について終了をいたします。
 7番、東中野保育園跡施設を活用した私立保育園(分園)の設置についての報告を求めます。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 それでは、お手元の資料(資料9)に基づきまして、東中野保育園跡施設を活用した私立保育園(分園)の設置について御報告をいたします。
 待機児対策といたしまして、平成20年3月をもって閉園をいたしました中野区立東中野保育園の施設を活用いたしまして、私立認可保育園の分園を開園するということでございます。
 開設時期でございますが、本年の7月1日。開設主体でございますが、社会福祉法人・龍美でございます。同法人は、私立陽だまりの丘保育園を開設しておりまして、その分園として開設するものでございます。
 募集定員でございますが、ゼロ歳児、生後57日から定員は9人、1歳児の定員が10人、2歳児の定員が11人、合計で30人の募集の定員でございます。本日の午前中の状況の申し込み数でございますけれども、ゼロ歳児9人のところに対して24人、1歳児10人のところに対して25人、2歳児11人のところに対して9人でございます。
 それから、保育時間でございますが、基本保育時間は午前7時15分から午後6時15分でございます。延長保育時間は午後8時15分までということでございます。
 園児募集の方法でございますが、待機している保護者の方、全員に対して通知をするとともに、中野区ホームページ、それからポスターの保育園での掲示ということで募集いたしました。その結果でございますけれども、6月17日に選考会を実施いたしまして、6月18日には決定通知を発送する予定にしてございます。
 6番の施設の貸与でございますが、施設を運営法人に10年間無償貸与するということで考えてございます。
 7番のその他、障害児保育、一時保育を実施する予定でございますが、一時保育に関しましては若干準備の期間が必要ということで、7月開設した以降にできるだけ速やかに実施したいというふうに考えてございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
のづ委員
 ちょっとお伺いしますけども、この募集の定員で、陽だまりの丘保育園の分園ということなので、前にここから陽だまりの丘保育園に行った方がいらっしゃって、ここにできればねと言った人を知っているので、例えば転園というんですか。変わることというのは可能の数字も含めてのこの人数ですか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 これは陽だまりの丘保育園の分園として開設するわけでございますけれども、緊急対策の意味合いが非常に強いということもございまして、この分園に入ったからといってそのまま本園のほうに移れるということではなくて、一般の転園ということで、3歳児以上になるときに転園をしていただく。そのことも十分御承知の上で申し込んでいただくように、通知にもその注意文、こういうことで御了解いただいた上で入園していただきますよということを御案内申し上げているところでございます。
やながわ委員
 今回分園方式ということで、待機児が本当に過去最高のお子さんたちがお待ちになっているという現状で、中野区としても緊急対策をしなければいけないということで、今回旧の東中野保育園を分園方式といっていいんでしょうか。そういうふうにしたんでしょうけれども、今後、こういう分園方式というのは考えられるんでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 分園の制度も改正されまして、今後このような形で区が使っていない施設等を利用して、私立保育園の分園を設置するといったことも十分考えられると。検討に値するということなので、これも含めて待機児対策を考えていきたいと思ってございます。
やながわ委員
 本当に私も考えると、この分園方式しかこれからの緊急対策というか、あまり考えられないと。新たに保育園をどこか土地を提供してつくっていただくという、土地もそんなにぐるっと見渡してもないので、こういう20人、30人程度のお子さんを引き受けてもらうこの分園方式は大変ありがたいなと実は思っております。緊急の本当に7月1日にスタートするという、わずかな期間しかないわけなんですけれども、今、副参事が分園方式、これからそういう施設を利用してという、考えられるというお話があったように、今回本当に緊急対策だったんだと思うんですが、今後分園方式のある姿というんですかね。いつも間に合わせでというんじゃなくて、私はやっぱりここは大事な視点だと実は思っております。
 今回陽だまりの丘保育園さんが開設して1年。1年前のことを考えると、本当に想像を絶するような状況だったのを私もよく覚えていまして、その陽だまりの丘保育園が、ありがたいことによく受けてくれたなというふうに実は感謝しております。そういう私立だからさまざまなことを駆使して、恐らくこの東中野保育園、陽だまり丘保育園から本当にこの範囲を見ると、ここしかやってもらえないんじゃないかなというふうにも思うんですが、今後私立の保育園さんにまたゆだねていかなければいけないという、こちら側の体制というんですか。そういうのを含めて、先ほども申し上げたように、ある姿をきちっとしておかなければいけないと思うんですけれども、今回さまざま漏れ伝わっておりますので、何とか陽だまりの丘保育園も地域に貢献したいということで、頑張って今回こういうふうな結果になったんだと思うんですが、その手厚い対応を、私はやっぱりこちらの行政もしっかりきちっとマニュアルとかをつくっておかないと、受け手がないんじゃないかなというふうに思うんですが、その辺はどうお考えになっていますか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 今回この分園につきましては緊急対策的な意味合いで、期間がない中で取り組んできたということがございますけれども、受けていただいた陽だまりの丘保育園の運営法人・龍美のほうとは十分な話し合いを行ったつもりでございましたが、期間がない中でございましたので、多少行き違いがあったと。今後この経験を踏まえてしっかりと取り組んでいきたいと思いますし、またこの開園につきましては、区として十分支援していきたいと考えてございます。
やながわ委員
 もう1点、やっぱり救世主だと私は思ったんですよ。これは区がやれと言ったって絶対できないよ、分園方式は。だれも受けないよね、きっと園長先生たちはね。そんな大変なことという。その辺をやっぱり我々も認識しないとだめだなと実は思っているんです。今後行政、あるいは民間、本当にまさに協働事業というんですか。そういうことが、さっきの母子生活支援施設、母子寮、これも指定管理で社会福祉法人に頼むわけじゃない。区ができないことをいっぱいやってもらう。区がトワイライトだのショートステイだの何だのかんだのと要望はいっぱいありますよ。私はいっぱい言ってきた。しかし、区はできない。そういう状況の中で8時15分だよ、延長保育も。こういうこととか、あるいは今すぐはできないんだろうにしても一時保育もやるとか、障害児保育もやっていただけるとか、本当に区全体がそういう意味で子育てという分野に資する、私たちが協働で子どもたちを育てていくというこの認識が、私はいま一つ、本当に薄いなというふうに感じるんです。もう既にお願いしなかったら立ち行かないところまで実は来ております。そういったところを考えると、私は保育担当だけでやるというんじゃなくて、子育て全体で考えていかなきゃいけないと、実はそう思っておりますので、そうした本当にこれから協働という、ともにやっていくというところのその姿勢をきちっと確立すべきだと。こう思っておりますので、副参事に言ってもあれなんですが、ここに部長がいないのであれなんですけど、よく伝えていただきたいし、きっとこの資料なんかも厚生委員会でもう報告しているんだと思うのね。やっぱり文教委員会、あるいは厚生委員会等々、子どもの資するところに関しては、そういった民間での力を本当に認識しつつ、またそれをきちっと情報提供しながら、ともにやっていくという方向をきちっと打ち出していっていただきたいなと、こういうふうに要望しますが、いかがでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 子育ての事業につきましては、やはり区だけではできないという、どうしても民間の力をかりて、しかも単に委託する関係ということではなくて、パートナーという認識でもって当たらないとやはりうまくいかないんではないかと。この分園についてもですけれども、一時保育も実施するということで、やはり子ども家庭部内の連携もこれは十分に図っていかないと、区としてうまい動きができないだろうということがございますので、十分その点は部内で意思統一を図って取り組んでいきたいと考えてございます。
山口委員
 昨年、やながわ委員も言われましたけれども、陽だまりの丘保育園は退職者が出たりですとか、また区のほうにも御相談、あるいは問い合わせが相次いだり苦情もあったりということで、大変だったかと思うんですけれども、そういった意味では分園として小規模に開設、事業展開していく上で、職員の体制というのがどういうふうになっていくのかということが危惧されるんですが、2点。一定経験のある職員というのが配置されるのであるのかということと、陽だまりの丘保育園の本園のほうから派遣される職員の方、これはもう本当にようやく定着してきたかというふうにお聞きしているので、その点をちょっとお聞かせ願えますか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 職員の体制につきましては、認可上の定員は7人ということでございますけれども、ローテーションと考えて11人体制で実施をする予定でございます。現在7人を採用して、3人を採用見込みということでございまして、本園のほうからは陽だまりの丘保育園の主任が異動すると。それから、町田でも保育園を運営しておりますので、その町田の保育園から保育士1名が異動するということでございます。
 今、採用もしてございますけれども、既に採用した保育士につきましては、陽だまりの丘保育園で研修をしているということもございます。経験年数のことについては、今手元にデータがございませんのであれですけれども、本園の運営のほうも安定的にやりながら分園をスムーズに進めていくということについては、区と運営法人との間で十分に意思統一を図っていきたいと考えてございます。
来住委員
 すみません、1点だけ聞かせてください。
 そもそも1年ちょっとたって、再び保育園をあけるということになってきたわけですけども、今般の議会でもかなり待機児問題については各委員、各会派からも求めがありました。まとめて2点だけお聞きしますけども、一つは東中野のこの分園についての設備、要するに中が全部空っぽになっているわけですね、設備関係が。これはきちんと手当てが必要ですし、充実したものにしていかなきゃいけないと思いますが、もしわかれば、その設備に関係する費用はどのくらいで準備が始まっているのかという点が1点。
 それから、待機児ですけども、中野区全体の待機児、4月当初で認可園の待機児がたしか400人近かったと思うんですが、6月なり直近のところでつかんでおられる待機児の数について、この2点お聞かせください。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 まず、開設準備の経費でございますけれども、備品を購入したり設備を修繕したりということで、合計で750万円計上してございます。施設は1年間使っておりませんので、そういった状況を見ると、若干もう少し費用がかかるかなというふうに思いますけれども、区が修繕すべきところは修繕を今進めております。そういった形で今準備を進めております。
 待機児のほうの状況でございますけれども、4月1日の段階では新定義で190人でございましたが、5月1日では226人になってございます。それから、旧定義では4月1日現在で327人でございましたけれども、5月1日での旧定義が324人ということでございます。
委員長
 よろしいでしょうか。ほかに質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 所管事項の8番のその他の報告があればいただきたいと思いますが。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 それでは、口頭報告でございますが、子育て応援特別手当の処理状況について御報告させていただきます。
 子育て応援特別手当につきましては、定額給付金と同時に支給している状況でございますが、5月25日決定分で報告させていただきますが1,863件、金額にしまして6,987万6,000円でございます。初回に3月の段階で申請書等の送付をした件数が2,057件でございますので、90.6%の執行状況でございます。ただ、まだ今後若干その後に転入されている方等もおりますので、今そういった事務を少ししているところでございます。
委員長
 ただいまの報告について御質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいですか。
 その他でほかにありますか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 もう一つ口頭でございますが、新井薬師児童館、旧館の解体工事がこの6月下旬から始まります。8月14日までの期間で、古い新井薬師児童館の解体を行う予定でございます。工事につきましては周辺をシートで覆うなどの安全対策を十分行い、2カ月ぐらいの期間で行う予定でございます。
委員長
 ただいまの報告についての質疑はよろしいでしょうか。ありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、本報告について終了します。
 以上で所管事項の報告を終了いたします。
 次に、所管事務継続調査についてですが、協議をしたいので委員会を暫時休憩します。

(午後2時45分)

委員長
 では、再開いたします。

(午後2時45分)

 所管事務継続調査についてお諮りいたします。
 お手元に配付の文書に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 審査日程のその他に入ります。
 委員会を暫時休憩いたします。

(午後2時46分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後2時51分)

 休憩中に確認しましたとおり、次回の委員会は7月23日(木曜日)午後1時からということで御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 以上で予定した日程はすべて終了しますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。
篠委員
 6月に立ち上げるプロジェクトチームというんでしょうか。文教委員会に正確な資料は提出いただいているんですか、既に。それともまだなんですか。
委員長
 検討会ですね。
田辺教育委員会事務局次長
 前期の文教委員会で御報告をしておりまして、現在委員の選定等を行って準備を進めております。次回、7月23日の本委員会で御報告をする予定でございます。
篠委員
 そのときのやりとり等は前回御連絡はあったんですか。報告されて了承しましたで終わっているのか、それともそれについて質疑を深めているのか。
田辺教育委員会事務局次長
 御了承いただいて終了したというふうに記憶しております。
篠委員
 私は区長からお話を聞いた形、本会議中で聞いた形で理解しておるんですが、大きな柱としてどれとどれとどれに切り込みをかけるんですといったところをもう一回御披瀝いただきたいと思います。
田辺教育委員会事務局次長
 大きく四つございます。一番大きいテーマは学力の向上でございます。そのほかに学力の向上という視点から見たということになるかと思いますけども、中野区における連携教育について、それから学校と地域との連携について、最後が特別支援教育の拡充についてという四つのテーマで検討会を立ち上げようというふうに考えております。
篠委員
 学校再編にも触れたように本会議場では感じられたんですが、学校再編に触れる部分は一切ございませんか。
田辺教育委員会事務局次長
 この検討を踏まえまして、今後の再編計画について検討していくということですので、直接ここの検討会議の場で再編のお話を議論していただくということは考えておりませんが、例えば地域との連携のあり方ですとか、それから中野区における連携教育についてというようなことでは、その後の再編計画の検討の素材というふうにはなるかというふうに考えております。
篠委員
 学校再編に触れるということは、区長はその部分についても方向性を今年度中に披瀝したいと、発表したいとおっしゃったのか、22年度中にしっかりした形で出したいとおっしゃったのか、まずそこ。
田辺教育委員会事務局次長
 区長のほうから行政報告で申し上げましたのは、この検討会議の結果を踏まえて、来年度中に再編計画について考え方を明らかにしたいというふうに報告させていただいております。
篠委員
 再編というのは、今までは案外近いところ同士だったんですが、今度は予定ではかなり距離のあるところも含まれる可能性が十分考えられるんですね。そういった中で、該当地域はこの再編という言葉に対して非常に敏感になっている。それで議会での、あるいは本会議場の総括質疑の中でも、文教委員会での指導室長のお答え、あるいは教育長のお答えは、連携については発表する形で持っていきたいと。区長は小・中一貫について、公明党さんの切り込みに対して、要するに文教委員会と区長答弁とがずれを感じている方々もいらっしゃるはずだ。それが学校再編に連携しないわけがないと考えなきゃならない。今度の四つの柱の中では、連携という鮮明な形で出してきている。区長は本会議で答えた北に一つ、南に一つの要望に対する答弁について、文教委員会では正式な、今度区長はそう考えているけど、そんなことは考えていませんというのか、やはり学校再編とのかかわりというのは、議員の中でも鮮明に落ちていない。文教委員会と区長との姿勢もはっきりしていないというようなことであっては私はいけないと思う。ですから、6月にしっかりとした方向を出すという、そのチームがそこについて今年度中に鮮明な形に出すのか。いずれにしろ学校再編のぶれない視線というのは適正規模で力強い教育をしたいということなんですけれど、本当に力強い教育の人数が集まらないで困っているところもあれば、上鷺地域の2校、あるいは中学校、北中野中学校のように、あまりにも多くてその対応に困るというような、要するに活力満々ではあるけれどもというような地域もあるわけです。そして、答弁のやりとりの中で、学校再編については学区域のことにも思いをしっかり寄せて対応したいとも答えている。それだけに、この四つの柱と簡単に受けとめるわけには我々はいかない。文教委員会のことし、来年の姿勢は相当問われると思うので、しかるべき時期にしかるべき答えを、あるいは方向性をぜひ出していただきたい。
菅野教育長
 おっしゃるように、大変重要な課題だというふうに認識しております。当検討会議の内容につきましては7月にも報告いたしますし、折を見て内容、途中の経過につきましても報告するなど、文教委員会の皆様方には十分な情報提供をしつつ運営していきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
委員長
 よろしいですか。
篠委員
 はい。
委員長
 他によろしいでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で文教委員会を散会いたします。

(午後2時59分)