平成19年10月05日中野区議会文教委員会(第3回定例会)
平成19年10月05日中野区議会文教委員会(第3回定例会)の会議録
平成19年10月05日文教委員会 中野区議会文教委員会〔平成19年10月5日〕

文教委員会会議記録

○開会日 平成19年10月5日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後4時46分

○閉会  午後5時32分

○出席委員(9名)
 牛崎 のり子委員長
 佐伯 利昭副委員長
 平山 英明委員
 いながき じゅん子委員
 いでい 良輔委員
 伊東 しんじ委員
 小堤 勇委員
 大内 しんご委員
 江口 済三郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 教育長 菅野 泰一
 教育委員会事務局次長 竹内 沖司
 教育経営担当課長 小谷松 弘市
 教育改革担当課長 青山 敬一郎
 学校教育担当課長 寺嶋 誠一郎
 指導室長 入野 貴美子
 生涯学習担当参事 村木 誠
 中央図書館長 倉光 美穂子

○事務局職員
 事務局長 山下 清超
 事務局次長 髙橋 信一
 書記 岡田 浩二
 書記 鳥居 誠

○委員長署名


審査日程
○議題
 学校教育の充実について
○所管事項の報告
 1 区立小学校における外部記録媒体紛失事故について(教育経営担当)

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから文教委員会を開会いたします。

(午後4時46分)

 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、議事に入ります。
 学校教育の充実についてを議題に供します。
 所管事項の報告をいたしたい旨の申し出がありますので、報告を受けたいと思います。
 報告1番、区立小学校における外部記録媒体紛失事故についての報告を求めます。
小谷松教育経営担当課長
 御説明する前に、一言おわび申し上げたいと思います。
 このような形で緊急の文教委員会を開会いただきました。円滑な定例会の運営に水を差すような形での異例な対応でございます。まことに申しわけございません。緊急に御報告申し上げる件がございます。お手元に配付させていただきました「区立小学校における外部記録媒体紛失事故について」(資料2)の御報告をさせていただきたいと思います。
 区内の小学校におきまして、USBメモリ、その中に一部個人情報が含まれているものでございますが、それが紛失するという事故がございました。事故が発生したのは10月1日でございます。この外部記録媒体、USBメモリでございますが、個人所有のものでございまして、これを所有しておりました小学校の学級担任を持つ教員が、これを10月1日の日になくしてしまったというものでございます。
 このUSBの中に記録されておりました情報でございますが、自分が担当する学級の33名の児童の氏名、これは氏名だけでございます。他に住所とか電話番号とかそういった情報はございません。氏名だけのものと。それと14名の通知表作成メモでございます。これは通知表を作成するに当たりまして、所見欄に記入いたしますものにつきまして、下書きということでメモを14人分つくりました。全員ではございませんけれども、その14人分のメモがございます。ただ、これはそのメモのところにだれがという名前は入ってございません。ただ、名簿の1番から33番のところに14人分のメモが、例えば1番とか3番、5番というふうな形で書き込まれておりまして、それが合わせて14人分ということになります。先ほどの児童氏名と対照すると、ちょっと推測できるのかなということになりますけれども、基本的には氏名を特定しないメモということでございます。この二つが個人のかかわります情報ということで、あと、学年だよりの原稿であるとか、自分が受講した研修のレポート等々がこのUSBの中に記録されてございました。
 それで、事故の経過でございますけれども、その前日の9月30日、これは日曜日でお休みの日だったんですが、当該教員は学校に出勤をいたしまして、この通知表作成にかかわります業務を個人で行ったと。そのとき作成したデータを自分のUSBに入れて、そのまま家に持ち帰ったということなんですが、翌日出勤する途中でそれがないことに気がついたというものでございます。10月1日は都民の日で学校はお休みですけれども、教職員は勤務する日ということで学校に行ったわけでございますけれども、ないということに気づきまして、本人、それからこのことを直ちに上司の方の報告いたしまして、他の教員の協力も得まして、通勤途上、それから自宅、学校内、また立ち寄った場所等々も含めて探しましたが、今もって出てきていないというものでございます。
 今回紛失したのは、個人所有のUSBなんですけれども、通常学校での管理再生ということにつきましては、以前にもこういった事故が起きまして、各学校できちんとした対応を図るということで、4番目にございますとおり、この学校におきましては、学年に1本のセキリュリティ機能を有しますUSBメモリ、これを学校で購入して、個人所有じゃないということで、それを使いまして、個人情報についてはすべてこれを使ってやっていたと。そのUSBにつきましては、通常は金庫の中に保管をして、きちんと施錠をして管理していたと。また、使うときには副校長がかぎを持って、使う者は申し出て許可を得てそのUSBを使うというような、管理自身はそういう形で行ってございました。また、個人所有のUSBメモリについては、校内に持ち込みについては禁止を図っていたということで、こういう形でやっておりました。ただ、今回は個人で持ち込んだUSBに、個人情報も含めてみずから作成したデータを入力して、それを途中で落としてしまったという事故になったものでございます。
 これがわかりまして、学校側の対応としましては、10月3日でございましたが、直ちに担当の学級の保護者会を開きまして、33人の児童がございますが、この日は21の家庭に御参加をいただきまして、今回の件について報告をするとともに、おわびをいたしました。また残り、当日出席できなかった家庭につきましては、個別に訪問いたしまして御説明をしたところでございます。また、昨日は学校だよりによりまして、今回の件につきまして、当該学校の全保護者に対しまして報告をしたところでございます。また、教育委員会といたしましても、直ちにまた学校に対しまして取り扱いの徹底を図る通知を出すとともに、また、もう一度各学校でこの情報管理、特に個人情報にかかわる部分についての点検、確認、これはかなり細かい部分につきまして、以前教育委員会で、こういったUSBメモリの取り扱いとかいろんな点につきまして指示を出してございますので、改めて各学校で点検をした上で、改善すべきところがあればきちんと改善策を報告するようにということで、指示を出したところでございます。また今後、来週になりますが、11日に臨時の校長会を開きまして、今回の件について報告をして、あわせて特に職員の意識をきちんと図るようにということで、臨時の校長会を開催したいというふうに思ってございます。
 今回、またこのような形で個人情報を記載したUSBメモリが紛失するという事故が起きてしまいました。本当に重ねて申しわけございませんでした。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。
大内委員
 これは初めてじゃなくて何回もあったみたいなので、もう3回目か。この担当課長から口頭注意というのは、何をどのぐらい厳しく言っているんですか。厳しくただ文書に書いてあることを、だめですよと。だから、口頭注意というのはどの程度厳しく言っているんですか。
小谷松教育経営担当課長
 口頭注意となっておりますが、この日はたまたま、ここにございますとおり、全校長が集まる機会でございましたので、私の方から事の経過についてお話しして、以前から注意していたところでございますけれども、またこのような結果が出てしまったということで、改めて各校長先生の方にもう一度自校の安全管理に対して徹底を図るようにという依頼をしたところでございます。
大内委員
 担当課長が言うと、何が自分か謝っているように聞こえるんだよね。校長会で集めて、自分が申しわけございませんみたいな優しい感じがするから、あなたが説明して、こういう事故があって、皆さん申しわけありませんみたいに言うぐらい、何か優しくとれちゃうんですよ。もうちょっときちっと言うべきことは言わないと、もう3回目だから、そのぐらいの口頭注意じゃだめだということなんでしょう、もうちょっと徹底的に何かやらないと。
 これは一つは、まずなくなる以前に問題で、まず持ち込んだということが一つと、あと、なくしたという二つじゃない。これはなくならなければ表に出なかった話だと思うんですよ。だから、今までの対応が、今まで2回事故が起きているのに、そんな程度じゃだめなんじゃないんですかというように思うんです。だからどうしろというのはわからないけれども、もうちょっと厳しく、何とか処分だとか言うつもりはないけれども、要するに、徹底してもうちょっと厳しく、優しく言ったんじゃ、課長は優しいから、もうちょっときつく言ってあげないと、指導室長がきつく言うのもいい、その方が怖いのかもしれないから、だから、そのぐらい言わないとだめなんじゃないのかなと私は思うんですけれども、どうですか。
竹内教育委員会事務局次長
 この10月3日という日は別の、もともとの予算の説明会という場を活用しての場でございましたので、こういった形でございます。改めて、今課長の方からもお話ししましたけれども、校長会を臨時に開催いたしますので、その場で教育長、それから私の方から改めて各学校長に周知徹底を図るということで、お話をさせていただくつもりでおります。
 それから、実は前回、3回目というお話もございましたが、前回起こったときに、単に通知を出したり校長会で話をするということだけではなくて、各学校の実態の把握を行い、その上で各学校の情報を、こういったものの管理体制が適切でない部分があれば、それを個々、1校ごとにそれを改めてもらう、改めさせるような指示をしてございます。そういった意味では、今回、当該校における個人情報の管理体制は、学校の体制としてはできていたということですが、やっぱりそこのところが、今度はもう一歩具体的に、これを使う一人ひとりの職員のところまで十分に私どもの指導が行き届いていなかったというふうに考えておりますので、このたびまた改めて、特に今回はそういった部分をきちんと各学校長に指示、指導をしていきたいというふうに考えてございます。
江口委員
 今の説明はちょっと違うんじゃない。あのね、学校の管理体制ができていたって、できていないんですよ。なぜかというと、小学校の教員というのは結構遅くまで頑張っていますよ。中学なんか以上にいつも小学校の方が電気が遅くて、10時、11時まで次の授業だとか子どものためにどうするかとか、本当に長時間頑張っているのね。だから、その中でどうしても夜遅くまで仕事をするというのはあるんだけれども、そこまでは副校長先生はいないんですよ。だから、学校のUSBメモリを使えないんだよ、わかりますか。授業が終わって、さあ自分はこの仕事を記録に残したいと。じゃあ、パソコンに向かってやろうというときに、かぎは副校長にあけてもらうけれども、仕事が終わるときには副校長先生はいないんですよ。かぎを副校長が管理する今のシステムをまず改めない限り、先生としては仕事がやりにくい。これをやるんだったら、副校長先生は教員が帰るまで最後までいるべきです。その体制ができていますか。
竹内教育委員会事務局次長
 特に今回の事故の発生の場合は日曜日でございますので、日曜日に副校長が来ているという状況ではございませんでしたので、そういった意味ではできてございませんでした。日常的にも、夜間、一番最後まで必ずいるということでもございません。そういうことも含めて、管理の体制について改めて各学校ごとに確認をしていくという作業を今後していきたいというふうに思っております。
江口委員
 だから、できていないんでしょう。この危機管理は確かに校長、副校長がやってほしいけれども、無理ですよ。こういう形のやり方で本来そのまま続ければいいか、学校で任せるかって、それも任せるわけにはいかない部分があるんですよ。こういう形だったら、先生が本当に気軽に仕事ができないんです。なぜかというと、副校長がいない限りは、残ってもらわない限りはやれなんだから、これがまたいいかげんに、かぎがそこに入っているから閉めていけよといったら、また管理の問題が出てくるわけでしょう。だから、それは例えば学年主任がやるとかという形にはできるとか、その辺を変えない限り、体制よ、このことは。
 それからもう一つは、個人でメモリを持っていてはいけない、使用してはいけないとわかっているのに、なぜやったか。今回どういうふうに答えているんですか、この先生は。
入野指導室長
 当該教員につきましては、実は、まだ私が個別に聞き取りはしておりません。先ほどのお話に戻りますが、こういう事故が起こった場合には、当該教員につきましては私が聞き取りをします。必ず細かく聞き取りをしました上、その内容によりましては教育長の裁決を受けて都の方へ服務事故として上げていくという形をとっております。まだ今そこまではいっておりませんが、指導主事に聞き取らせたところによりますと、今、個人用のパソコンはもちろん持ち込んではいけないことになっておりますし、それに当該教員としては今、2学期制のちょうど成績付けの時期で、今やはり持ってかえってやらざるを得ない状況にあると。若手教員でございますので、下書きを早目にして管理職に見てもらわなければいけないという状況もありましてこういう状況に至ったということと、何回も私物のものはいけないということを言われていたものを、やはり軽く考えていたという状況はあったかというふうに思います。
江口委員
 特にこういう教員という職業につかれている人たちは、私は本当に一般常識があるのかと疑問に思ってしようがないのは、要は子どもたち、それから中学だったら生徒たちに、さまざまなことを守っていくということを教える立場の先生が、教育委員会として、学校のまた管理体制として、そういうことがきちっと通達をされ、またこれで3回目ですから、過去の事例もあっていけないんだということがわかっていてやること自体が、もう教職の資格はないんですよ。だから、その辺をきちっとやらないと、じゃああなたの立場で子どもに指導できるのかという、それは大事なことで、本当に一般常識を持った先生たちがふえてこないと。学校現場だけの先生というだけで終わってしまうというケースが非常に強いので、この辺は絶対今回はきちっと、個人攻撃ではなくて、全体の教員としての姿勢改めということの中で、このことを問題として、これは大きな問題ですけれども、これから小さな問題もあるから、きちっとやってはいけないことはまず教師みずからやらない。それから、教職の立場として子どもたちに愛情を持ってやっていこうという取り組みがなければ、絶対にこの事故はまた起きてくると思うんです。
 もう一つ教育委員会に言いたいのは、これが10月1日でしょう。持ってかえったのが9月30日。議会への対応というのはどういうふうにしたか、時間を追って、日にちを追ってお願いします。
竹内教育委員会事務局次長
 当該教諭が紛失をしたというふうに知ったのが10月1日でございます。それで学校に、職場に行った後、上司に報告をした上で、その日は学校であったり通勤途上を探したりということで、最終的には警察署に紛失届を出すというところまでやっております。この日のうちに私ども教育委員会の方に紛失のことについて第一報が入っております。それで、翌2日の日に私どもの教育経営分野の職員に当該校へ行かせまして、学校の個人情報等の管理の体制、それから本件事故についての学校長、それから副校長、当該教諭からの聞き取り、確認等を行っております。そうした上で、庁内的に私どもとしてはその報告を受けたものを持って、区長にまで御報告をしているところです。
 それで、10月3日の朝でございますけれども、決特の前ということですけれども、私と教育長が議長、副議長のところに伺いまして、まずは御報告をさせていただくとともに、本件について議会への正式な報告の仕方について御相談をさせていただきました。というのも、通常であれば文教委員会に御報告するということになるわけですけれども、文教委員会が15日以降になるということで、大分時間があいてしまうというふうに私どもは考えまして、できる限り早い機会に御報告をさせていただきたいということで、御相談をさせていただいたところでございます。その日は1日決特がございましたので、翌日、臨時に文教委員会を開くという対応をしてはいかがかということで、私どもでそういったことで正副委員長に文教委員会を、本件、こういったことが起こったので開いていただけないかという御依頼をいたしました。
 それから、議長におかれましては、10月4日の日に幹事長会を開催されまして、私どもも説明員としてその場に出席をさせていただいて、その場で御報告をいただくとともに、文教委員会での御報告をさせていだくということについて確認をしていただいたということでございます。
 以上がこの間の議会への対応の経過でございます。
江口委員
 違うでしょう、対応の仕方が。議長、副議長に報告するのは当たり前ですよ。その次が正副委員長です。その次は文教委員です。今までの議会対応だって、緊急性のある場合に、委員会が開けないという場合には、教育委員会として個々の委員に、正副委員長に断らなければもちろんだめでしょうけれども、委員に電話で、実はこういうことが起きましたと。詳細については委員会のときに報告しますけれどもという事故報告はするのが当然なんじゃないですか。まして、これは委員長、副委員長の責任になっちゃうかもしれないけれども、きのうの分科会があったでしょう。終了後に、実は報告をしたいという中で、きのうでもできたし、きのうの時点でその場でできなかったら、翌日に委員会を緊急に開かせていただいて御報告申し上げたいというのならわかる。きのうは何も触れないで、そのまま終わって自宅に帰るときに、帰ってからみんな、委員会を開きたいという連絡を受けたわけでしょう。議会に対応する筋が違うじゃないですか。
竹内教育委員会事務局次長
 そうしたことについては、確かに正副委員長に早く御報告をすべきだったというふうに思っております。その点については、大変私どもとしては申しわけなかったというふうに思っております。ここら辺の正式な議会への御報告の仕方ということで、いろいろ模索をしておりましたので、そういった意味で遅くなったということもございます。私どもがきちんと早く御報告をすべきだったというふうに思ってございます。
江口委員
 模索だとかそんな問題じゃないじゃない。一番最後ですよ、文教委員に報告があったのは。違うでしょう。議長、副議長、文教委員会の正副委員長、そして文教委員でしょう。違いますか。それで1日置いて我々、この文教委員会って、じゃあ何のために開いているんですか。ましてきのうの時点で申し入れをして、委員長に言って私たちに諮って、緊急事項があるけれども、今日やりたいとか、それができなければあしたでいいと委員が言って、合意すれば今日というのもわかるけれども、それさえもなく、今日の委員会が開かれているんです。あまりにも議会を、この委員会を軽視し過ぎですよ。ましてこれは初めての問題じゃないとわかっているんだから、なおさらこれからもっときちっと対応していかなきゃいけない問題があるし、これだけじゃなくて、やっぱり危機管理というのはほかにもあるわけじゃないですか。そういう意味で、やっぱりお互いに、我々議会も緊張していかなきゃいけないときに、そういう手順で報告するのは納得いかないですよ。
竹内教育委員会事務局次長
 今後こういうことがあってはいけないわけですけれども、いろいろな対応につきましては、今、江口委員からお話があったことは本当にそのとおりだというふうに思ってございますので、十分考慮して以後対応してまいりたいというふうに考えてございます。
江口委員
 なぜ今言っているかというと、やっぱり議会というのをしっかり理解してほしいんですね。
わからなければ議長に聞く。議長がいなければ事務局長に聞いてアドバイスを受ける。そういう形をとりながら、どう対応するかというこれからの問題をやっていかないと、あまりにも報告事項にしたって遅過ぎるし、前のやつも言いましたよね、そういう形で我々が知るというのは、おかしいんですよ。両輪、両輪って言ったって、もう完全にタイヤの大きさが違うんです。自分たちの方がでかいと思っているんですよ。違いますよ、しっかり議会を通さなかったら、これから審議なんかできませんよ、今後。そういうためには、やっぱりきちっとこの場が大事な席であって、本当に緊張してやっていくわけですから、それを抜けるようなことをやるような、教育長はどういうふうに考えているんですか。
菅野教育長
 今回のことにつきましては、最初に議長、副議長に報告した折にも、どのようなことで進めればいいかということは相談したわけですけれども、私どもの至らないところもございまして、このようなことで、結果といたしまして文教委員会への御報告が遅くなったことにつきましては、大変申しわけないことと思っております。以後、これからも、今までもそうですけれども、議会の運営というものつきまして、議会というのは両輪というか、非常に私どもは大事にしなければいけない、手続的にも非常に大事にしなければいけないということにつきましては肝に銘じまして、私どもは対処してまいりたいと考えております。
伊東委員
 こうした情報の保持という形は、やはりどう対策を立てていくかということが大変大事で、これは教育委員会だけに限らないことだと思うんです。今回も、情報管理の対策は一応学校単位で立てていたというんですけれども、業務の実態に伴った対策だったのか。要するに、じゃあUSBメモリはだめだけれども、書類は持ってかえっていいのか。実際には教員の方々は、学校で終えることができないものを持ち帰っているはずです。そうしたことも、根本に立ち返ってやはり検討するとともに、制度的な限界もあるというのも十分に認識していただいて、物理的な制御というのも、情報化推進室ともよく検討していただいて新しい対策というのを、学校にゆだねるだけじゃなく、庁内全体として考えていく仕組みをぜひ構築していただきたいと思うんです。
小谷松教育経営担当課長
 今おっしゃったことは、本当にすべてそのとおりだと思います。できること、できないこと、当然その限界がございますし、また制度的にできること、できないことがございます。すべて個人の責任に帰すればいいということでも当然ございませんし、今おっしゃったことをきちんと踏まえながら、これからも対応をしっかりとやってまいりたいと思います。
小堤委員
 あってはならないことが起きてしまったわけで、事故の対策というのは大事なんです。一つ、保護者の方に口頭で報告、謝罪したということなんですけれども、保護者の方の反応がどうだったのか、ちょっとお聞きしたいんですけれども。
入野指導室長
 比較的好意的に受けとめていただけたと、結果的には聞いてございます。指導主事が立ち会いましたので、そのときの状況は報告を受けております。ただ、やはりこの情報が流れることによってどんなことが予想されるのかという御質問はあったというふうに聞いておりますが、全体的としては好意的に受けとめていただけたということでございました。
委員長
 委員会を休憩します。

(午後5時16分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後5時32分)

 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 他に質疑がないようでしたら、以上で本報告について終了いたします。
 そのほか理事者から何か御報告ございませんでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
 次回は10月16日になりますので、よろしくお願いいたします。
 以上で本日予定した日程は終了いたしましたが、委員、理事者から何か発言ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の文教委員会を散会いたします。

(午後5時32分)