平成19年10月05日決算特別委員会文教分科会
中野区議会文教分科会〔平成19年10月5日〕
文教分科会会議記録
○開会日 平成19年10月5日
○場所 中野区議会第5委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後4時45分
○出席委員(9名)
牛崎 のり子主査
佐伯 利昭副主査
平山 英明委員
いながき じゅん子委員
いでい 良輔委員
伊東 しんじ委員
小堤 勇委員
大内 しんご委員
江口 済三郎委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
教育長 菅野 泰一
教育委員会事務局次長 竹内 沖司
教育経営担当課長 小谷松 弘市
教育改革担当課長 青山 敬一郎
学校教育担当課長 寺嶋 誠一郎
指導室長 入野 貴美子
生涯学習担当参事 村木 誠
中央図書館長 倉光 美穂子
○事務局職員
書記 岡田 浩二
書記 鳥居 誠
○主査署名
○審査日程
議題
認定第1号 平成18年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)
主査
定足数に達しましたので、本日の文教分科会を開会いたします。
(午後1時00分)
認定第1号、平成18年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)を議題に供します。
本日お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、まず昨日の残りの歳出の審査を行い、次に歳入について審議を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
主査
御異議がありませんので、そのように進めます。
なお、本日は分科会二日目となっており、昨日1日目には、申し上げましたように、二日間で文教分科会分担分の質疑を終わらせたいと考えております。御協力よろしくお願いいたします。
また、昨日要求いたしました資料につきましては、届き次第分科会を休憩し、書記に配付させることにいたしますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なお、審査に当たりましては、午後5時を目途に進め、途中3時になりましたら休憩を入れたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、質疑に入ります。
まず、決算説明書432ページから439ページ、1目生涯学習費のうち、事務事業の1、生涯学習関係人件費等、2、企画管理、3、文化・スポーツ施設につきまして質疑はございませんか。
平山委員
435ページの野方区民ホールのかぎの取りかえ工事とあるんですが、これは定期的にかぎの取りかえをやっていらっしゃるんでしょうか。
村木生涯学習担当参事
これは、野方区民ホールだけでなく、なかのZEROホールのかぎも取りかえてございます。文化・スポーツ振興公社から指定管理者に移行したことに伴いまして、安全対策の徹底を図るために、関係するすべてのかぎの取りかえ工事を行ったものでございます。
小堤委員
433ページ、「ないせす」なんですけれども、13万部刷って、ここに書いてあるのは配付委託ということで45カ所。とてもこれでは配付し切れないと思って、でも、実は新聞折り込みで入っているんです。事業概要を見たら、毎月第4土曜日に折り込み。この費用というのは、生涯学習情報提供業務委託の中に入っていると理解すればいいんですか。
村木生涯学習担当参事
「ないせす」の編集及び折り込みにつきましては、生涯学習情報提供業務委託の中に入ってございます。
なお、これは新聞折り込みでございます。それ以外の45カ所につきましては、シルバー人材センターにお願いしまして、駅頭ですとか、その他郵便局などにこれは配付のお願いをしているものでございます。
小堤委員
そうしますと、今区報でも議会だよりでも、シルバー人材センターというふうになったんですけれども、この「ないせす」も全部シルバー人材センターと、そういう考えはないんですか。
村木生涯学習担当参事
「ないせす」につきましては、基本的には13万部印刷をいたしまして、それで新聞折り込みをいたします。その新聞折り込みだけでは全体の補完ができませんので、そういう意味で他に45カ所ほど、ここに書いておりますように、駅や郵便局などに店頭に置いていただいて、それで利用者の便に寄与している、こういうものでございます。
小堤委員
私が聞いたのは、区報とか議会だよりのように、全部シルバー人材センターに委託して、ポスティングさせる気はないんですかと、こう聞いたんです。
村木生涯学習担当参事
私どもといたしましては、費用対効果等の観点から、現時点ではまだ区報と同様の取り扱いをするという考えは持ってございません。
小堤委員
その費用対効果という点では、具体的に区報とか議会だより並みの配付料を払えないからということですか。
村木生涯学習担当参事
この「ないせす」の発行につきましては、新聞折り込みでございますけれども、要するに我々は教育費の中で一般財源フレームとして配分をされたその枠の中で対応することになっておりますので、例えばこれをポスティング等に変えることによりまして、たしか700万円から1,000万円程度経費がかさんでしまうということもありまして、現時点ではそういった考えに立てないというものでございます。
大内委員
指定管理者業務が始まって、まだ間もないんですけれども、例えばこういったもみじ山文化センターのところでいろいろな工事あるいは購入されているものがあるんですけれども、指定管理者というのは、業務だけを委託していて、こういった備品についてはすべてこちらの方で買いそろえるということでいいんですか。
村木生涯学習担当参事
まず、工事につきましては、130万円未満の維持管理にかかわる工事については、指定管理者みずからに執行していただいております。それで、130万円以上の工事、あるいは130万円未満でございましても、その施設の機能を拡充するとか、あるいは新規に何かを設置するといったような場合には、私どもで執行しているというものでございます。
大内委員
もう一つ、このもみじ山の場合、これは公園も委託をしているの。例えばSLホーム防護冊とあるでしょう。公園の部分ではないですか。要するにもみじ山文化センターの中に一緒に入っているんだけれども、これも委託しているの。
村木生涯学習担当参事
公園部分は私どもでは委託はしてございません。ここにSLにかかわっての防護冊の設置工事につきましては、これはホームレス対策といたしまして、中に入れないようにということで施行した工事でございます。
大内委員
では、これは言い方は悪いけれども、もみじ山文化センターの委託業務をされているところとそうでないところが一緒に入っちゃっている。公園のことももみじ山文化センターと言うのかな。決算説明書435ページのもみじ山文化センターの下からのものはもみじ山文化センターとは関係ないの。要するにどこが公園で、どれがどうでという……。
村木生涯学習担当参事
公園の部分は、この工事等につきましては一切入っておりません。SLにつきましては、私どもで相談をしまして、それで、要するにもみじ山の文化センターの施設にかかわってホームレスの対策をとらなければならない。これは公園部分とは別にそういう対策をとらなければならないことがございまして、その関係で、SLの部分については私どもで施工したというものでございます。
大内委員
だから、おっしゃることはわかるんですけれども、本来なら、公園のところに出てくるんじゃないのかなという気持ちもするわけ。もみじ山文化センターの委託をされている部分ではないところ、公園というイメージがあるから、そうすると、公園のところの経費で出てくるのかなと思っているんだけれども、でも、ここに入っていると、この部分も委託しているのかなという部分がこんがらがっちゃうので、言っている意味はわかりますか。
村木生涯学習担当参事
このSLの管理そのものは教育委員会が直接行っております。
大内委員
後でまた聞きます。例えばこうやって見ると、もみじ山文化センターは確かに施設がでかいから、どこまでが委託されていて工事の部分か、今言っているのと違う部分も出てくるし、委託をしているところのかかっている経費と、学習室用ホワイトボードというのは、これは自分たちの事業です。委託されているんじゃなくて。
村木生涯学習担当参事
先ほど申し上げました維持管理にかかわります130万円未満の工事等につきましては、一番上にございます指定管理業務経費というこの中にすべて含まれております。この下の微量PCB分析から下にかけては、すべて私どもが直接執行しているものでございます。
大内委員
なかの芸能小劇場は委託しているわけでしょう。ビデオプロジェクターというのは、そこがそろえるのではなくて、うちが買ってあげてということになるわけ。そうすると、例えば野方区民ホールなんかはあまり買ってあげていないみたいなんだけれども、その辺は必要があったらまた買うとか、それとも、現在あるとか、そういう話なのか。
村木生涯学習担当参事
施設機能の拡充ですとか、あるいは新規に付設あるいは購入をするようなものについては、基本的には私どもが直接これを受けとめて執行するということにしております。したがいまして、例えば野方区民ホールでもし同様のものが欲しい、自分たちの事業運営上欲しいということがあれば、私どもに恐らく協議を申し込んでくると思います。
大内委員
そうなると、上から四つ目のオストメイトとあるでしょう。これを見ると、こういった保有者の方用ということなんだけれども、全部のところに配置するし、中野区役所でも今こういうのは配置されているのか。要するに、ほかの野方区民ホールだとか小劇場にも同じような工事はもう済んでいるのか。それともここだけ特別に要請があったからやったのか。ほかのところは、要請があればやるということになるのか。
村木生涯学習担当参事
このオストメイトにつきましては、本館の地下2階の障害者トイレのバリアフリー化の推進ということで、そうした御希望等も多数寄せられていたということを踏まえて新たに設置をしたものでございまして、例えば本庁舎のことは別ですけれども、他の施設でもってそういった施設があって、それでそこに同様の施設機能を拡充するというような御希望等が寄せられて、こちらの方で判断をした場合には、そういう対応を改めて図るということになっております。
佐伯委員
これもまた本会議でお話ししたことですけれども、妙正寺川公園運動広場、都市整備部からの御答弁だったんですけれども、教育委員会としては本格整備を本気でやる気があるんですか。439ページ。
村木生涯学習担当参事
この妙正寺川公園運動広場につきましては、御存じのように、新宿区と私どもの共有をして活用している施設でございます。私どもといたしましては、そういう意味では、委員等からの御要望等もございますけれども、これは私どもは直接には新宿区と協議してございません。都市整備の方でやっていると思いますが、新宿区の方でそうした考え方には消極的だといったようなこともたしか聞いてございます。そうした中で、現時点で私ども、スポーツを担当する所管として、これ以上の前進というものを図れないといいますか、そういう環境にあるということでございます。
佐伯委員
でも、これをつくったときに、そういう約束でつくったわけじゃないですか。このままの状況にしておいたらどうなるかというと、本当に何度も繰り返しですけれども、周囲に新しい住民が引っ越してきては、ナイターなんか聞いていないとか、また始まるわけです。そうすると、また進まなくなっちゃうんです。そんな新宿区のせいにしていなくて、だって、教育委員会というのはこういうスポーツの場をどんどんふやしていくというのが仕事じゃないですか。それは私たちがあまり言える立場じゃないとかどうとかということ以前の問題として、きちんとこういったものを約束どおりのものにしていくということは必要だと思いませんか。そのあたりはいかがですか。
竹内教育委員会事務局次長
まさに佐伯委員がおっしゃるとおりだというふうに考えております。私どもも新宿区との関係もございますけれども、できる限り中野区として、この整備といいますか、それについては進むように、教育委員会だけではできないことですけれども、調整して進めていきたいというふうに思っております。
佐伯委員
新宿区がどうのこうのというのは一番問題だと思うんです。去年もたしかサッカー連盟の試合のときに、コーナーのフラッグがないとか、ラインカーが全部壊れているというので、上高田からラインカーを持っていったなんてことがあったじゃないですか。正直言って、恥ずかしいです。スポーツ施設として、よそからラインカーを持っていかなきゃないとか、サッカーのコーナーフラッグがないなんて、新宿区がそういう消極的な態度だということは、別にグラウンドに困っていないんでしょうから。中野区は困っているという利用者の声がいっぱい出ているわけですから、その辺をぜひお願いしたいと思います。
竹内教育委員会事務局次長
先ほど御答弁申し上げたとおり、整備については中野区として積極的に取り組んでいきたいというふうに思っております。
伊東委員
435ページ、文化施設並びに437ページ、スポーツ施設に関連してですけれども、両方に微量PCB分析調査業務委託という形で決算計上されておりまして、また、不用額にはPCB処理委託費未執行による残というのが双方に計上されています。この調査とその処理、委託費の未執行の関係について説明をお願いしたいんです。
村木生涯学習担当参事
両施設につきまして、PCB分析調査までは行ったんでございますが、これに伴って予定をしておりました処理そのもの、これにつきましては、処理業者との関係で、19年度、場合によりますと以降ということに先延ばしにされたという経過がございます。
伊東委員
それだとわからないので、処理業者との関係でというのはどういう……。
村木生涯学習担当参事
処理業者の方で、18年度にこれを請け負って処理をすることが難しいので、19年度の方に、要するに延伸をしてもらいたいと、そういう要請があったことに伴うものでございます。
伊東委員
文教委員会で報告があったと思うんですけれども、私は記憶がないもので、要するに、PCBが検出されたということで、多分このPCBというのは、電気設備の関係から発生しているPCBだと思うんですけれども、このPCBの検出された状況というのはどんなものなんですか。
村木生涯学習担当参事
申しわけございません。全体の検査結果がどの程度であったかということは、私は把握はしてございません。ただ、これは微量PCBということで、要するに飛散のおそれとか、そういうものはない状況だとは考えておりますけれども、そういう意味でそこまでの把握と申しますか、結果について把握はしてございません。
伊東委員
変な話で、要するに検出はされた。そして、結果は把握していなくて、今後、19年度以降にその処理は行う。検査結果を把握した上でどういう処理が必要かということになるんじゃないかと思うんです。
村木生涯学習担当参事
中野体育館と鷺宮体育館につきまして、要するにPCB混入の有無、これが判然としないということから、それを調べるための調査ということで実施をしたものでございます。
処理をするものにつきましては、この調査をした上で、その検査が終わっているものということになります。
伊東委員
方針としては、PCBがまだあるのは主に電灯器具ですね。安定器等の設備、これを取りかえるのか、あるいは防護策をとるのか。その辺の方針も固まっていないんですか。
村木生涯学習担当参事
PCB処理に関係しましては、教育委員会所管のものだけではなくて、区全体の処理ということになりますので、そういう意味では、区としての方針に沿って私どももお願いをするということになります。その全体の処理方針につきましては、区としてどのような形状で行うのかということにつきましては、後ほど御答弁させていただきたいと思います。
なお、中野体育館のコンデンサーについては処理をして、現在保管をされております。今回調査したものにつきましては、PCBはなかったということでございます。
伊東委員
結果的には、18年度処理については未執行だったという形で、いずれにしても、PCBが各施設において検出されたというのは事実なんですね。それはわかりました。今後、この委員会に所管する部分、常任委員会の方で結構です。その報告と処理方針というのを庁内と調整をとっていただいた上で、どのような形でやるか御報告いただきたいと思います。これは要望にしておきます。
主査
それでは、お願いいたします。
他にございませんか。もし、ございませんようでしたら、質疑の途中ですけれども、ただいまから、昨日要求いたしました資料が届きましたので、分科会を休憩させていただいて、書記に配付させたいと思いますけれども、よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、分科会を休憩いたします。
(午後1時21分)
主査
分科会を開会いたします。
(午後1時21分)
配付いたしました資料について、補足の説明はございますか。
寺嶋学校教育担当課長
昨日資料要求のございました、これは平成18年度ですが、小・中学校飲料水水質検査結果の一覧(資料2)でございます。これは18年の5月に検査いたしまして、1枚目の裏表が小学校、2枚目が中学校ということになってございます。一番上が検査項目ということで、その次の行が水質の基準ということです。一般細菌は1ミリリットル中100個以下が適正だということ、以下大腸菌、塩化物イオン、有機物、ペーハー、味、臭気、色度、濁度ということになってございます。
各項目ごと、各学校ごと出てございますが、いずれも基準をクリアしているところでございます。一番右の判定というところがありますが、総合的にも適と、すべての小・中学校において適といったような検査結果となってございます。
主査
この資料について質疑はございませんか。
大内委員
これは平成18年度なんだけれども、過去最終的な判定で適合と出なかったことというのは今まであるんですか。
寺嶋学校教育担当課長
後ほど、調べましてお答えいたしたいと思います。
大内委員
これは判定は1個でも適正数値よりオーバーしていると不適ということになるのかもしれないんだけれども、そういうことなんでしょうね。
寺嶋学校教育担当課長
さようでございます。
大内委員
過去、どこか水道管が間違って配管されていたとかなどの事故はなかったかという意味です。
寺嶋学校教育担当課長
検査の過程で、一時的に少し違った数値が出るということもございます。そういうときには、もう1度日を改めて検査して、言ってみれば継続的にそういうことがないのかということで、少なくとも18、19年度については何もそういったようなことはございません。それ以前のことにつきましては、後ほどお答えさせていただきます。
大内委員
衛生士の人が毎月やってくれているの。それとも年に1回だけ。
寺嶋学校教育担当課長
こういったような全種目についての検査は年に1回でございます。
主査
今の答弁保留の部分は、この分科会で出せますか。
寺嶋学校教育担当課長
はい。
伊東委員
年に1回ということで、こうした資料をいただく場合は、検査時期ですとか検査方法について、多少コメントを最後でも入れておいていただきたいなと思います。これですと、例えば真冬にやったのか、夏休みにやったのか。夏休み前と後でも大分違うと思うんです。要するに、学校施設をあまり利用していなかった後に検査を行ったのか。水ですから、配管内のたまり水ということ、あるいは高架水槽のたまり水ということを考えると、その辺をちゃんと検査方法というのをしっかり確立した上で御報告いただきたいと思います。仮に夏休み明けでも、さんざん水を出しっ放しにしておいた後、サンプルをとって検査すれば、通常の場合とほとんど変わらなくなるかもしれないし、その辺も厳格に指導していただくとともに、こういう報告にはのっけてほしいと思いますが、時期はいつですか。
寺嶋学校教育担当課長
18年度は5月24日でございます。
主査
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ進行いたします。
それでは、438ページから447ページの生涯学習費、事務事業は学習支援、スポーツでございます。
質疑ございますか。
小堤委員
区民カレッジ講座についてお聞きしたいんですけれども、講座数が2コースということなんです。どういう中身でやっているのか、まず説明してください。
村木生涯学習担当参事
区民カレッジ講座の2コースですが、1コースが、生涯学習サポーターの養成講座、これを6回ほど開催しております。それから、もう一つが、笑いの研究連続講座といいまして、中野区内のお笑いにかかわる関係者が大勢いらっしゃるようなことも含めまして、これからの中野の文化発信などにも関連付けようということで、こうした講座を3回実施をしたものでございます。
小堤委員
わかりました。
ただ、生涯学習支援のための人材育成に重点を置くということで19年度はコース数がふえたのか、また、講座の中身がもし変化があれば教えてください。
村木生涯学習担当参事
カレッジ講座そのものは廃止をいたしまして、そのうち生涯学習サポーター養成講座を社会教育相談活動支援という方に、学習支援の1、こちらの方に移行させてございます。
小堤委員
そういう変化があったんですね。では、どうなんでしょうか。受講生というのは、今までそういう活躍していた人がさらに力量をつけるためにこういう講座に参加するというのか、あるいはこれを契機に生涯学習でこれから支援していこうと、そういう心づもりで参加するのか、そういう説明があれば。
村木生涯学習担当参事
これはプロとかセミプロという方ではございません。一般の区民の方で、こうした取り組みに御興味をお持ちになって、そして、今後例えばサポーター養成ですと、中野のZEROホールの下に情報関係のコーナーもございますので、そういったところを中心に活動していただけるような方々の養成というものでございます。
小堤委員
わかりました。
次に、ことぶき大学・大学院なんですけれども、これに出ている方の平均年齢と男女別の割合がわかれば教えてください。
村木生涯学習担当参事
平均年齢は非常に高くなっておりまして、70歳代でございます。それから、具体的な数として、男女の割合についてはちょっと手元に資料がございませんが、以前は結構女性の方が多かったんですけれども、ここへ来まして男性の方の割合が伸びてきているというのは、私ども、講座ですとか、開会のときですとか、そういったところで確認をしてございます。
小堤委員
このことぶき大学、3コースあるんですね。441ページに書いてありますけれども、この受講生というのは、これは区の予想から見て多いとか妥当だとか、もうちょっとPRすれば参加してもらえるとか、そういうことはありますか。
村木生涯学習担当参事
A、B、Cコースの定員が200人、そして、大学院の定員が100人、計700人でございます。それに比しましての受講生の数から申しますと、私どもといたしましては、もう少し受講生の数がふえてくれればなといったようなことは考えております。そして、ここへ来て、2007年問題に端を発しまして、60歳で地域の方に戻ってみえられた方々がよりこの講座に参加しやすくなるようなということも含めまして、現在検討をしているところでございます。
小堤委員
先ほど平均年齢を聞いたら、詳しくは把握していないということだけれども、高いと言って70歳代ということだから、あれ、そうでもないんじゃないかなと思って、それで今お話があった団塊の世代が退職されて、こういう講座にも参加しますので、ぜひ若年高齢者というんですか、そういう方のものにもこたえるようなものが必要かなというふうにして聞いたわけなんです。
それと、今回卒業生がたくさんいるわけですけれども、そういう地域での貢献というんですか、卒業したことで得たことを地域に返していくという点では、何かあればお聞かせ願いたいんです。
村木生涯学習担当参事
学校で伝承などのことで参加をしていただいたり、あるいはボランティア活動に従事をしてくださっていたり、例えば花と緑の祭典などを毎年区でも行っておりますけれども、こういったところの実行委員会などにも御参加をいただくといったようなさまざまな活動には携わっていただいております。
江口委員
443ページの地域スポーツクラブで関係者の講習というのがありますが、関係者というのはどういう方たちが講習を受けたのかということと、それから、講習会と研修会がございます。これは簡単でいいので、こんなことをやったと報告をしてください。
村木生涯学習担当参事
まず、対象者は体育指導委員でございます。
そして、研修会といたしましては、例えばスポーツクラブマネジャーの研修ですとか、学校地域指導者合同研修などに参加をしてございます。
講習会といたしましては、高齢者指導のためのコーディネーション指導者の講習ですとか、スポーツコーディネーターの養成講座などに参加をしていただいております。
江口委員
具体的にそういう障害者の方とか高齢者のためのスポーツの競技なんかの技術指導というのはここに入るんですか。
村木生涯学習担当参事
そうした技術指導等につきましては、もちろんここでも入りますけれども、実際にはその下にございます体育指導委員の関係で委員研修等がございます。この中で、さまざまな研修会が開かれておりますので、そうしたところでもお尋ねのような研修等は行ってございます。
江口委員
別件で、学校開放の方でいいのかな。特に中学校のプールで一般開放していただいている九中と二中があります。ここにプールの薬剤等の購入等が入っていますけれども、学校教育と社会体育という形に分かれているんですけれども、この辺はプールに関しては一切こちらの方で費用を持っているのか、それとも、費用を案分しているのか、その辺はどうなんでしょう。
寺嶋学校教育担当課長
学校開放分と学校分は別です。
江口委員
そうすると、例えば二中みたいに循環方式をとっているプールがあります。そういう場合はどういうふうに分けるんですか。
寺嶋学校教育担当課長
学校開放は枠の時間がございます。そういった時間で案分しているところでございます。
江口委員
そうではなくて、循環方式はあそこは24時間循環しているんです。ですから、枠はどこがどこまで。例えば4時45分までは学校、それ以降は全部一般というふうに夜中じゅう回っているのも分けると、そういうふうに分けているの。
寺嶋学校教育担当課長
二中につきましては、そういったような分けがたいものにつきましては私どもの方で出しております。
江口委員
そうでないとおかしいものね。
その開放の種目というか、特に日曜の場合は、前に2時間単位というのを1時間でお願いしたら、利用が非常にふえて、使い勝手がよくなったわけですけれども、前にもお話ししたとおり、団体での利用というのは、二中はあくまで個人利用なんです。ところが、皆さん方の配慮で、1レーンだけが歩行的水泳ができる。特に高齢者の人とか、整形の関係でひざだとかいろいろあったり、今プールを歩くことが健康的に大変いいという、そういうことで1レーンはそういうレーンをつくっていただいているんですけれども、指導者がいないんです。
せっかくそこまで開放するんだったら、水中歩行というのは、ある程度の運動形態をとってやらないと、ただ単に歩いていればいいというわけではない部分があるので、例えばスポーツクラブなんかに行くと、ちゃんと指導者がいて、こうやって歩きなさいとか、教えていただけるんですけれども、あそこはただ単に歩くだけというままの開放をしているんですけれども、そういう団体が無理ならば、例えば週に1回か2回はそういう教室があれば、そのレーンだけを使えばいいわけですから、あとのレーンは全部個人でできるので、そういうことは考えられないんでしょうか。
寺嶋学校教育担当課長
今のお尋ねは、1レーンについてそういった専用レーンをつくるということと、それから、指導者をつけるということでございましょうか。
江口委員
課長は2中のプールの一般開放を見たことはありますか。
寺嶋学校教育担当課長
二中はまだございません。
江口委員
事業を行う担当、ましてや事業部制、分野制、成果を求めるというなら、二中、九中、鷺体も含めて、プールだったらそんなにないわけではないですから、見ていただければ、この施設がどういう利用のされ方をして、委託をして、お金はあそこで自動販売機で入れて、更衣室がどうなのかとか、そういうのは見ないと、本当に区民のための開放という形にはならないと思う。設備だって、例えば学校用につくって、それで開放するということでやっているから、区民は我慢するんですけれども、二中なんかは、ロッカーがありまして、そこからプールに入るわけです。洗浄するところがあって、プールに入れるようになっているんですけれども、帰ってくるときは、シャワーを浴びてからロッカーのところまでは何にもないから、びしょびしょで来るしかない。なれた人は、もちろんタオルを持って中に入ります。別にタオルかけがあるわけではないけれども、自然的に皆がここへ置いておこうというので置いてくるんですけれども、そうではない限りは、びしょびしょでロッカーのところまで来なきゃいけない。そういうつくり方になっている。
それはどうしろという意味ではなくて、ちゃんと見ればわかることなので、そういう意味で、ある程度そういう実態がわかって、さっきの話に戻ると、一つのレーンをそういうためにつくっていただいて、歩くことがいいということで、結構高齢者の人とかが来ているんです。地元の整骨院さんとか整形の先生は、二中があるから、プールに行きなさいと結構指導するんです。そうすると、そこに行って歩くと、ひざの問題だとか腰の問題を解決した人が結構多くて、高齢者の人も結構来ています。そういう意味で、ある程度週に1回でもいい、夜間でも、そういう時間を決めてもいいから、置いて、その間は指導者がいます、インストラクターがいますというぐらいのことをやって利用した方がより効果が出ると私は思う。そして、ほかの残ったレーンは自由に一般開放で泳いでいるわけですから、団体使用ではないから、全然迷惑がかかるわけではないんです。そういうことを考えられないのかということで聞いているんです。
寺嶋学校教育担当課長
今後とも実態をまず見ていきたいと思います。
委員の御提案の件につきましては、今後検討させていただきます。
いでい委員
444ページから447ページまでの小中学校体育施設開放について伺いたいんですが、まず遊び場開放について、学校開放管理委託等というのが1,400万円ほどあるんですが、この内訳を教えてください。
寺嶋学校教育担当課長
学校開放、遊び場開放の管理業務の委託ということでございます。
いでい委員
「等」というのは……。下の体育館開放においては、学校開放管理委託と切ってあるんですけれども、遊び場開放は「等」となっているんです。
寺嶋学校教育担当課長
失礼いたしました。学校開放管理委託等、それから中野養護も開放してございますので、中野養護学校の開放用トイレの清掃と二つ、最初の学校開放管理委託が1,419万2,325円で、トイレ清掃委託が6万480円という内訳でございます。
いでい委員
そこで、主に管理委託というのは人件費だと思うんですが、どういう方に管理を委託されているんでしょうか。
寺嶋学校教育担当課長
管理業務の業者の方に委託しているということでございます。
いでい委員
そうしますと、あと体育館開放の方も、学校開放管理委託、これは2,500万円ほどついているんですが、これも業者さんに委託されているんだと思うんです。その自主運営管理委託というのはどういうことでしょうか、教えてください。
寺嶋学校教育担当課長
これは小学校の体育館につきまして、それぞれ実施しているのが21校ございますが、それぞれの学校について、利用者等の関係の団体に自主的に管理していただくというためのものでございます。それで、一つの団体につきまして年間2万円ということです。
いでい委員
そうすると、遊び場開放、校庭開放、体育館開放とありますけれども、この管理委託業務に対して、区民の皆さんの利用者、一人当たり、または1時間当たりに対する経費といいますか、お金の単位というのはあらわすことはできますか。
寺嶋学校教育担当課長
利用人数が出ておりまして経費が出ておりますので、割り返せば出るかと思いますが、その正確な数字は現在手元にございません。
いでい委員
そうすると、費用対効果というか、そういったことから、新しいスポーツ施設をつくるに当たって、またその利用料とかの目安とかにもなるんじゃないかなと思うんですけれども、そういった計算も必要かなと思いますが、どうでしょうか。
寺嶋学校教育担当課長
使用料の話もございます。そういったことも含めまして、きちんとした分析が必要であるというふうに考えています。
いでい委員
あと中学校7校、都立中野養護学校など、開放している学校等ありますけれども、また、その利用者の団体数だとか延べ人数だとか、相当数の区民の皆さんが利用されていると思うんです。やはりこれには開放すれば利用者が必ずいるというあらわれだと思うんです。今後、私は一般質問でもしましたけれども、開放する、しない、できるだけ開放していくとか、その方向性はどのようにお持ちですか。
寺嶋学校教育担当課長
一般質問の方でもお答えいたしましたけれども、基本的には委員のおっしゃるとおり、スポーツをやりたいという方の需要はふえてございます。それに比して、供給といいましょうか、場所の点については大きく伸びるという予定はございません。そうした中でどうするかということで、現在開放していないのは、施設的な面でそういった困難なところはあろうかと思いますが、今後そういう学校の改修の機会などをとらえまして、条件を整備して、できるだけ拡大していきたいというふうに考えています。
伊東委員
同じく445ページの小中学校体育施設開放についてお伺いいたします。
主に体育館開放なんですけれども、こちらにありますように、運動用具等購入という形で98万円ほど計上されていますが、この内訳は。
寺嶋学校教育担当課長
体育館の運動用具購入ということでございます。例えば申請書の紙の印刷というようなこともありますが、体育館の水銀灯のランプの購入とか、あるいはその他開放用具の購入、また、この購入だけではなくて、ガラスの修理、そういったことも含まれております。
伊東委員
例えば体育館、バレーで借りたいという場合に、バレーのネットを張るポール、あるいはネット、同じように卓球で使うのであれば卓球台、バドミントンであればバドミントンのポールネットというもの、こういうものは学校開放をしている学校に対して、そういうものが破損した場合にはこの中から充当されるわけですか。
寺嶋学校教育担当課長
私どもの方の学校開放担当の方でやってございます。
伊東委員
学校開放、体育館をお借りする場合は免除もあるんでしょうけれども、費用をいただいているんですよね。
寺嶋学校教育担当課長
体育館の場合には有料でございます。
伊東委員
同じようにここに書かれていない、学校開放をしていない学校もございます。その場合には、その体育館はお貸ししていないんですか。
寺嶋学校教育担当課長
開放としてはお貸ししていないということですが、いわゆる目的外使用と申しまして、個別の事情に基づいて、学校長の判断でお貸しをしているということはございます。
伊東委員
その場合には、使用料は取っていないんですか。
寺嶋学校教育担当課長
基本的には有料でございます。
伊東委員
その辺で、学校長の判断でお貸しはしている。片や学校開放の位置付けの中でお貸しをしている。同じように施設は使われる。用具も使われる。片や利用料をいただいているから予算がついて、用具の修理あるいはそうした備品等の購入というものが予算化される。一方で地域のためにと思って校長が判断してお貸しをしている。その場合に床も傷むでしょう。ランプもつけていれば寿命が来るでしょう。ネットも破れてくるでしょう。そういうようなものに対しての教育委員会としての措置としてはどのような方針をとられていますか。
寺嶋学校教育担当課長
その場合には、学校開放ということではございませんので、学校の校割予算の方で対応しているところでございます。
伊東委員
以前からこの話は常任委員会の方でいろいろお聞きさせていただいています。例えば今回中野体育館の天井崩落ということで、それを機に照明器具をオートリフターつき(自動昇降装置つき)の照明器具に取りかえた。区内の小・中学校の体育館はほとんどはいまだ固定型、要するに自動昇降機つきでない照明器具、水銀灯、あるいはハロゲン灯が使われていると思います。その球を一つ取りかえるのに、今回この決算の中には固定型の照明器具の球がえは入っていますか。
寺嶋学校教育担当課長
この施設運動用具等修理の中に入ってございます。
伊東委員
何個交換されていますか。
寺嶋学校教育担当課長
何個かは調べますが、おおむね年間で各校1回ぐらいはできるといったような予算的な措置はされてございます。
伊東委員
1校の球を取りかえるというのは、固定式ですと一つの球だけ取りかえるというのはなかなかしないんじゃないかな。しているんですか。
寺嶋学校教育担当課長
おっしゃるとおり、球を取りかえるためには足場を組まなければなりません。足場を組むためにも3万円から4万円ぐらいかかりますので、今のところ、1個切れましたというときには、直ちに取りかえるというのではなくて、時期を御相談している。複数切れた場合には、お取りかえを直ちにしているというような扱いでございます。
伊東委員
今3万円から4万円ということで、それは1カ所組む、要するに体育館の球全部を交換するのに、3万円から4万円で済むんですか。
寺嶋学校教育担当課長
足場は移動いたしますので、例えばたくさんあったとしても、足場は一つ組めばよろしいということでございます。
伊東委員
現場としては、そういう球というのは別に学校開放で開放しているから球が切れるというわけではなく、通常の使い方でも球は切れるわけで、そうしたときに、片や使用料をいただいて生涯学習で活用されているから、それはこちらの方で予算を見ましょう。開放していない学校は校割予算でやってください。3万円から4万円、プラス照明器具、ランプ代が1万幾らかかかるはずですから、そういうものを少ない予算の中でやってくれよと、それもちょっと変なバランス、均等に欠ける考え方ではないのかなと思うんですが、いかがでしょう。
寺嶋学校教育担当課長
御指摘の点がございますが、今のところ、仕組みでは学校開放でないということでは私どもの方で対応できないというのが現状でございます。
伊東委員
だから、その仕組みをそろそろどうにか考え直した方がいいのではないですか。施設使用料の見直しという話が出ている機会です。例えばここにもありますように、施設運動用具等修理の下にも、体育館床面クラブハウス清掃委託、こうしたもの、これはどれぐらいの頻度でやっているのかわかりませんけれども、こういうものは学校開放、要するに生涯学習の方の予算ではちゃんと経費として見られている。ほかは多分各校の校割予算の中でやっているんだと思うんですけれども、この清掃委託というのはどれくらいの頻度で行われているんですか。
寺嶋学校教育担当課長
今お尋ねの清掃委託でございますが、毎月ということでございます。
伊東委員
毎月清掃して、場合によってはワックスをかけたりもするんでしょう。普通の学校の使用についてもそういうことはやっているんですけれども、この常任委員会の中でも言わせていただきましたけれども、施設利用料見直し、そのときの経費を今までもそういう部分は利用料の中に加味され検討されてきたということは承知しているんですけれども、全部真っさらにして見直すというような時期に、この辺の考え方と、それから、校割予算はこの項ではないので後になるんですけれども、行財政改革の中で校割予算は随分落とされてきたという部分があります。そうした中で、毎年あてがわれた校割予算の中では面倒見切れない部分というものがあるのも事実だと思うんです。そうしたものが生涯学習の方ではなく教育委員会の方の教育経営費の方でしっかり計画的な措置がされているんでしたらば問題ないんですけれども、その辺の均衡に欠けているような気がしてしようがないんです。ですから、その辺をもう1度見直す、検討していただけたらと思うんです。
寺嶋学校教育担当課長
確かに目的外と学校開放は違うものでございますけれども、性質に類似なところもございます。校割予算の現状もありますが、そういったところは教育委員会全体の予算の所管と十分調整していきたいというふうに思っています。
小堤委員
440ページの社会教育訪問学級のところでお聞きしたいんですけれども、これは事業概要では、外出が困難な身体障害者への学習援助として実施ということで、受講生は11名、これは11名の方はどういう方法で決まるんですか。
村木生涯学習担当参事
一応お申し込みをいただいてということですけれども、基本的には継続されている方がほとんどでございます。御高齢の方で、66、7歳が平均年齢になっていると思います。
小堤委員
では、新たな応募というのはないわけですか。
村木生涯学習担当参事
募集をしても、応募されてこないというのが現状でございます。
小堤委員
外出が困難なということですから、その方のお宅に行ってこういう学習をされるのかなと思うんですけれども、そうしますと、執行額の中で会場使用料等というのが6万2,000円あるんですけれども、これはどのように理解すればいいですか。
村木生涯学習担当参事
その年度の言ってみれば修了を記念をいたしまして、もみじ山を会場にして、発表会ですとか、健常者の方々との懇談なども行います。私もその場に参加させていただいております。
小堤委員
講師の方が10名ですね。これはまずどういう方なのかというのをお聞きします。
村木生涯学習担当参事
例えばパソコンですとか、大正琴ですとか、ピアノ、習字、英会話、水彩画などのある種の専門的な技を持っている方々でございます。
小堤委員
そうしますと、学習の中身というのは、受講生の希望でやるものが決まるというふうに理解していいんですか。
村木生涯学習担当参事
そのとおりでございます。
大内委員
441ページの常葉のサマースクールで、これはいいと思っているんですけれども、これを見たら、多分5、6年生対象で、参加人員が70名なんだけれども、スタッフが教員、学生で総勢50人というのは、多いんじゃないですか。
村木生涯学習担当参事
教員の方々は新採教諭を入れても10人以内ぐらいで、文教大と明星大の教職を目指す学生さんに基本的にはスタッフ――このスタッフをもちろん指導しながら子どもたちの面倒も見るというのが教員でございまして、6泊7日ですので、要するに通しで参加していただく方と、真ん中で切って、前半、後半ということで参加していただくスタッフがございます。その延べ人数で50人ということでございます。
大内委員
そうなると、スタッフの謝礼というのはだれに払っているの。
村木生涯学習担当参事
まず、学生には謝礼は払っております。それから、教員の場合には、これはちょっと複雑で、1週間通じて8時15分から5時までの間は研修という扱いで行いますので、これは言ってみれば無料です。私どもから謝礼を払うことはございません。その前後、例えば朝の7時から8時15分までと、午後の5時以降の時間帯につきましては、兼業兼職許可を教育委員会として出しまして、その分について謝礼を払っている、こういう仕組みになっております。
大内委員
あと全体で、1週間で160万円以上出ているんだけれども、1日23万円か24万円ぐらい謝礼がかかっているんだよね。だから、いいんですけれども、23万円をだれに払っているんですか。中身が、大学教授がいるわけではないんだから、1時間で1万円を払うわけじゃないんだから、学生にも来てもらうのはいいけれども、だから、50人も要るのか。謝礼を出す人が、先生を引けば残り38人か。延べとしても、ボランティアで来てくれているんだったらわかるんだけれども、そんなに謝礼を出してまで必要なんでしょうか。
村木生涯学習担当参事
その謝礼の中には、食事代も含んでおりますので、通しで一人1万5,000円でございます。
大内委員
一人1万5,000円で38人でしょう。50人のうち教員が12人でしょう。38でしょう。1万5,000円の38人だって、大したことはないでしょう。残りの110何万円は、それは教員の部分なんですか。教員が10人いるから、一人10万円ぐらいになっちゃうの。
村木生涯学習担当参事
まず、163万5,700円の内訳でございますが、スタッフとしては、教員と教員経験者が、18年度の場合には19名でございます。それから、学生が延べ31名、これで総体で118万8,670円。それから、看護婦が同行いたします。1名、7日間通し、11万7,000円。それから、農業体験受け入れ農家、これは10件ほどで、1件当たり1万円で10万円。それから、職員の旅費、これが実地踏査、それから実施時。それから、教員日当等で23万30円、合計で163万5,700円、こういう内訳になっております。
大内委員
スタッフの謝礼等だからいろいろなのが入っていると。さっき食料費と言っていましたが、参加者の食料費は下に出ているんだけれども、これはまた別なの。
村木生涯学習担当参事
これは、参加者、要するに児童の食料費という意味でございます。この食料費等につきましては、実費でもって雑入の方で取っております。
大内委員
それで、また戻るんですが、結局31名、そんなに人が必要か。ボランティアだったらわかるんだけれども、そんなに謝礼を出してまで必要なんでしょうか。これ自体が悪いというのではないです。ボランティアで大学生とかがたくさん来てくれてお手伝いしてもらうのはいいけれども、謝礼は出していないけれども、ボランティアで来てもらっている食事代だとか交通費だとかはこの中に入っていて、謝礼は払っていないということなの。
村木生涯学習担当参事
学生たちには、食事代を込みで謝礼として払っております。
大内委員
食事代込みというのは、だって、外に食べにいけというのではないでしょう。食事を提供しているんでしょう。1回渡して、またもらっているということ。
村木生涯学習担当参事
お渡しをして、そこから学園の賄いとして徴収をさせていただいて、それで運営をしている、そういうものでございます。
大内委員
それだと、今度また別の歳入に出てくるの。食料費で歳入で入ってくるの。また次の支出ではなくて歳入で内訳が出てくるんですか。
村木生涯学習担当参事
それは、賄い費ですから、あくまでも常葉少年自然の家にかかわる使用料、収入という形で入ってきます。
すみません。訂正させていただきます。あちらでもって事業協同組合にお願いをしているので、そちらの方に入るということでございます。
伊東委員
細かいことで申しわけない。ここに同じように441ページ、常葉サマースクール。バス雇い上げということでありますけれども、このバスというのは何台をどういう形で雇い上げているのか。
村木生涯学習担当参事
大型バス3台で、行きと帰りでまず調達をいたします。現地で必要がある場合には、小型のバスを現地調達をする形で移動に使うという、そういうやり方をとっております。
伊東委員
必要がある場合というのは、大型を3台借りていて、小型を借りるというのだから、そんなに長距離ではなくて、ピストンでどこか近いところに移動するということですか。
村木生涯学習担当参事
行きと帰りは、要するに大型バス3台に児童、それからスタッフ、それから我々の職員も同乗した上で3台で行って、向こうでおろしまして、それで、現地の少年自然の家関連で必要が生じますと、中型バスを5台、例えば水辺の観察ですとか、農業体験などについては、それぞれの子どもたちが、さっき申しましたように10カ所に分かれたりしますので、そこへの送り迎えみたいな形で向こうで調達をし、それで、帰りはまた私どもで大型が迎えにいって、それでまた帰ってくる。そういう状況でございます。
いながき委員
442ページの都民体育大会等代表選手派遣とありまして、選手団派遣費というところなんですけれども、これは派遣費ということで、交通費というふうに考えてよろしいんでしょうか。
あと代表選手以外には、区の職員の方が随行されていらっしゃるんでしょうか。何名ぐらいですか。
村木生涯学習担当参事
これは、東京都及び財団法人の東京都体育協会が主催する各種協議会に代表選手を派遣するというものでございまして、都民体育大会とか都民障害スポーツ大会、都民スポレクふれあい大会といったようなものに代表選手を派遣してございます。基本的には、選手団派遣費として報償費を執行しております。参加費のようなものだと思っていただければよろしいかと思います。要するに参加費と旅費が込みで、それから、私どもの職員は基本的には同行しておりません。
佐伯委員
いっぱい言いたいことがあるんですけれども、副主査ということをわきまえて、ポイントだけ。
球技開放についてですが、団体の利用承認書、利用のたびに教育委員会はまとめて回収をしておりますか。
寺嶋学校教育担当課長
してございません。
佐伯委員
何でしないんですか。では、何で利用承認書を発行するんですか。かつては、あれを回収することによって、今でもあるんですけれども、無断キャンセル、そういうのがあったときには利用を制限しますよということを言ってやっていたわけじゃないですか。回収しなかったら、何のために提出させているんですか。去年の決算だから、村木さんの方がいいかもしれない。
寺嶋学校教育担当課長
実際に利用したかどうかの確認は、登録票をもって、実際に学校に持っていっていますので、そこで確認ができているということでございます。
佐伯委員
では、無断キャンセルがあったチームに何か指導したり注意したりしていますか。
寺嶋学校教育担当課長
特にしてございません。
佐伯委員
だから、おかしいというんです。では、実際問題として本論に入っていきます。武蔵台小学校の芝生工事の関係で、地域の学校が大分厳しくなっているという状況があると思います。教育長は、いみじくも本会議場で、周辺の学校に協力してもらっているとか、周辺の学校と調整したりとかということを御答弁されましたけれども、実際問題、今どういう状況になっていますでしょうか。
寺嶋学校教育担当課長
抽選をしてございますが、抽選はいっぱいということでございます。
佐伯委員
そのいっぱいの中で何か特色が出てきていませんか。
寺嶋学校教育担当課長
さまざまな行事とかで校庭が使えないとか、あるいは校庭の形状が変更したために一部使えないといったところで枠が減っているというような傾向が見られます。
佐伯委員
そういうことを言っているのではなくて、いろいろなチームにとって、やはりかなり厳しい状況になっているでしょう。これはまた、後でグラウンドの整備のところでやろうと思っているんですけれども、10月も本当は半月と言っていた武蔵台の工事が1カ月になっているわけです。1カ月間使えなくなっているわけです。どういうことになるか。ああいう御答弁をされた教育長に、ぜひこの状況を後で学校教育の方からもらって見てもらいたいんですけれども、自分のチームのことを言うのはおかしいけれども、2カ月で1時間半が7回しかとれないんです。これで何が青少年の育成だとかスポーツの振興だとか。だから、6月、7月、8月、9月と土曜日も球技開放にしてもらったじゃないですか。それを決定してくれたのはどなたですか。
寺嶋学校教育担当課長
私の方でございます。
佐伯委員
今回も10月、11月についてもお願いをしました。ただ、武蔵台が半月だということで、あのとき私は譲りました。だけれども、出てきてみたら1カ月ということです。これは、また第1土曜日だけということに戻したのはだれですか。
寺嶋学校教育担当課長
同じく私でございます。
佐伯委員
ですから、先ほども言いましたように、実際にこういう状況があるわけです。皆さんにお見せできなくて申しわけないんですけれども、こういう状況の中で、先ほど言いましたように、グラウンドの数は限られています。数が限られているのであれば、開放できる時間をふやすしかないじゃないですか。実際に6、7、8、9とすべての土曜日を開放していただきましたけれども、苦情は来ましたか。
寺嶋学校教育担当課長
苦情は特にございません。
佐伯委員
だから、つまり地域の人もそういうふうに地域に使わせよう、地域のスポーツ団体に使わせようと理解してくれているんです。それで、球技開放をやめて遊び場開放だなんて言って、午前中、だれもいないじゃないですか。いるのは警備会社の校庭開放の人だけです。そんな状況の中で球技開放を締め出して、特にうちなんかはお隣の練馬区の学校がもう200メートル足らずのところにありますから、練馬の学校は土曜日は1日サッカー、日曜日は1日野球ということでやっています。そういうのも見てみれば、地域の人が、何で練馬はあんなにやらせてあげているのに中野の学校は土曜日の午前中はだれもいないのという話になるわけです。だからお願いしているわけじゃないですか。
それで、6月から9月というのは、地域のスポーツ団体、土曜日にすべて開放してもらったということでありがたいなということで言っていました。だけど、またこの状況です。こうなってくると、区は言っていることとやっていることが違っちゃっているんじゃないかと思うんです。健全育成とかスポーツの振興とか言いながら、実質的にはだれもいないグラウンドをあかせておいて、それでいろいろなしわ寄せが来ている。
この地域に関して、できれば以前から土曜日の球技開放というのをもっと検討してくれということをずっと言ってきましたけれども、今後土曜日も開放という方向でぜひ持っていってもらいたいと思うんですけれども、いかがですか。
寺嶋学校教育担当課長
第1土曜日以外は遊び場開放ということで、そういった歴史を持っているところでございます。ただ、昨今のそういったような状況を踏まえまして、今後検討してまいりたいと思います。
佐伯委員
検討ではないんです。では、何で6から9月は全部の土曜日を球技開放にしたんですか。午後5時まで球技開放にしろと言っているんじゃないんです。1時半まででしょう。こういう状況を踏まえてやったわけじゃないですか。しかも、半月だと言ったのが、出てきてみたら1カ月になったりしているわけです。だから、地域としては納得できないということになるんです。検討なんかしている時間はないです。ぜひお願いしますけれども、いかがですか。
寺嶋学校教育担当課長
6月等につきましては、緊急に対応させていただいたところですが、全体の今後の見通しなども考えながら、しっかりと検討していきたいと思います。
主査
他にございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ進行させていただきます。
寺嶋学校教育担当課長
答弁保留をよろしいですか。
先ほど水質検査のところの答弁保留をさせていただきました。過去はどうだったのかということで、私の方でわかるのは16年度までしかさかのぼれませんでしたが、検査の際の水を取る過程の中で不適になったというようなところもございますが、再検査をして、ちゃんと適になっておりまして、結果として不適になったケースはございません。例えば1度検査をします。そのときに、例えばその基準の一つをオーバーしたというような項目があった場合、それは、学校薬剤師の先生方とも相談して、もう1度それが継続的に出ているのかどうかをきちんと検査して、適合しておりました。採水の調査の方法とか、そういったようなこともございます。
大内委員
だから、そういうのは適合と言うんですか。そういうのは不適合と出るんじゃないの。
寺嶋学校教育担当課長
最終的に適合ということでございます。
大内委員
では、不適合のときは何回も検査して適合までやって、適合のやつもずっとやっていったら不適合になるかもしれないじゃない。言っていることはおかしくないの。不適合と言ったら不適合なんでしょう。違うの。適合になるまで検査をずっとやるわけ。適合のところも不適合になるまでずっと検査をやるよという話になっちゃう。
寺嶋学校教育担当課長
例えば長い間水を使わなくて、水の検査の取り方によりまして、若干不正確な数字が出るということもあろうかと思います。それをきちんと継続的にどういう状態かということを学校薬剤師の先生方とも協議して、きちんと検査した結果、適合ということでございますので、これは最終的に適合というふうに考えております。
大内委員
最初、ちゃんと検査しなかったんじゃない。今の答弁だと、ほかのところはちゃんと検査しているのかと。ほかのところもいいかげんじゃないかと。適合と出ているんじゃないかということになっちゃいます。ちゃんと検査したら適合でした。1回目の検査はいいかげんというか、ある程度やりました。ほかのところは大丈夫なのかとならないか。ほかのところはいいかげんに検査しているから適合が出ているんじゃないかとならないですか。
寺嶋学校教育担当課長
決していいかげんにやっているものではございません。その時々の状況に応じまして、不正確な数字が検出された場合には、きちんと検査をしてございますので、よろしく御理解いただきたいと思います。
主査
それでは、進行させていただきます。
次に、決算説明書の448から451ページ。1目の生涯学習費、文化芸術、歴史民俗資料館についてでございます。何か質疑ございますか。
小堤委員
歴史民俗資料館なんですけれども、専門の研究員というのは3名いて、報酬が630万円です。この方は常駐しているんですか。
村木生涯学習担当参事
この専門研究員は非常勤の職員でございまして、ここにございますように、考古学の専門、歴史専門、民俗の専門がそれぞれ1名ずつ、3名でございます。したがいまして、常駐ということではございません。
小堤委員
では、年間平均何日ぐらいあそこに来て仕事をするんですか。
村木生涯学習担当参事
週で申し上げれば、大体2日から3日でございます。
小堤委員
次のページなんですけれども、埋蔵文化財調査委託6件というのがあります。この委託はどういうところにするんですか。
村木生涯学習担当参事
東京都に登録をしております民間の委託調査機関でございます。
小堤委員
こういう調査を委託するときに、3人の専門研究員というのはどういうふうにかかわるんですか。
村木生涯学習担当参事
3人の専門研究員につきましては、いわゆる資料館の運営上、そちらの方で研究職としてかかわっていただいておりますし、館の運営にも携わっていただいております。この文化財の調査につきましては、常勤職員の学芸員、この者が中心になって行っております。
小堤委員
それで、この中で中野区指定文化財の補助金ということで、江古田の獅子舞がなっているんですけれども、これはどういう形でこういう指定を受けるんですか。
村木生涯学習担当参事
まず、登録ないしは指定の文化財の保持者とか保持団体から私どもに対して助成申請がなされた場合、前年度の決算等を審査いたしまして、私どもの条例あるいは要綱等に合致しているということがわかれば、その段階で、18年度につきましては、前年度決算額の2分の1の範囲内、今年度からは3分の2の範囲内に変更してございますが、その範囲内で助成交付決定をし交付をするという仕組みになっております。
小堤委員
それでは、そういう文化財に該当するものはほかに幾つかあるわけですか。
村木生涯学習担当参事
無形文化財といたしましては、このほかに鷺宮ばやしというものがございます。
小堤委員
では、鷺宮の方は申請しなかったからこれに該当していないということなんですね。
村木生涯学習担当参事
鷺宮ばやしも、以前は、平成15年度までは申請しておりました。16、17、18と申請がございませんでしたので、助成は現実にはしてございませんでしたけれども、本年度、改めて御相談等がございまして、申請がございましたので、交付決定をし、交付をしてございます。
小堤委員
それはありがとうございます。私の地元だからというのではないんだけれども、地域で頑張っている話は大変聞いておりますので、該当してよかったと思います。
それで、質問を続けますけれども、この文化財保護審議会委員の方が8名いるんです。学識経験者、どうなんでしょう。例えば地元でも、ライフワークでこういうことを専門にやっている方なんかもいらっしゃるんですけれども、本当に意外といい研究をされているんですけれども、こういう方々というのはこういう審議会委員というのには入らないんですか。
村木生涯学習担当参事
現実に現在文化財保護審議会の委員を務めていただいておりますのが、東京国立文化財研究所の名誉研究員、女子美大学の名誉教授、東京学芸大学の教授、帝京大講師、狛江市の文化財専門委員、立教女学院短期大学の教授、日本民俗建築学会の理事、実践女子大学の教授、こういった極めて専門性の高い方々にお願いをしております。
それで、こうした方々に匹敵するということであれば、その可能性がないということではございませんけれども、今期、この10月から、第13期から14期に文化財保護審議会の委員が変更になります。お一方につきましては、今回、言ってみれば御辞退をいただきまして、若手の早稲田大学の教授に入っていただくといったような手続を今進めておるところでございます。
小堤委員
わかりました。それで、次に、この資料館の年間入館者数が主要施策成果の別冊を見ると、平成10年度に比べても年々減っているんです。こういう点で、企画とか展示とか、そういう中身でもう一工夫あったらいかがだったのかなという気もするんですけれども、その辺はどうなんですか。
村木生涯学習担当参事
入館者の減っております影響が、実は区内の小学校の社会科見学にかかわります歴史民俗資料館への入館者が減少してきているというのが一番大きな要因になっております。したがいまして、私どももそうした社会科見学に対応できる歴史民俗資料館のありようと申しますか、そういったことを考える上で、各学校等にもお願いをして、要するにどんな民俗資料館での展示等が必要か、学習の手助けになるかといったようなことにつきまして調査をし、そういったことも参考にしながら、入館者数の回復ないしは増加に向けた努力をしていきたい、このように考えております。
小堤委員
この項なんですけれども、運営協議会委員が7名いるんですけれども、開催は年1回ですね。先ほど入館者が減ったということを含めて、きちっと運営に対して責任を負うような会議ができるのか。
村木生涯学習担当参事
こちらの運営協議会委員は、要綱設置の協議会でございまして、こちらには実は文化財保護審議会の委員のほか、地域の住民の方々、それから、学校長などにも参加していただいております。それで、この運営協議会につきましては、年度の主催事業の報告ですとか、計画案の説明、あるいはそこでの御意見を聴取しながら、館運営に役立てようということで行っておりますので、そういう意味ではちょうど年度が切りかわってしばらくたったころ、例えば昨年度の場合ですと、11月ぐらいに開いております。
伊東委員
450ページ、451ページの3の文化財保護事業ということなんですけれども、先ほど文化財保護審議会の委員についてお尋ねが他の委員からありましたけれども、文化財保護審議会、2回開催されております。どのようなことを審議されているんですか。
村木生涯学習担当参事
まず、昨年度で申し上げますと、登録して文化財候補の教育委員会への答申に向けた調査等を行いまして、その結果をこの文化財保護審議会で答申のための協議を行っております。それから、これの1回目、11月4日に行いました。2回目といたしましては、本年の2月24日に、翌年度19年度の登録指定文化財候補の審議及び山崎邸の土蔵が実は歴史民俗資料館の裏手にございまして、この保存等の要するに考え方をどうしようかといったようなことで審議を行っております。
伊東委員
答申のための調査を行ったと、その調査自身はこの決算の中には――17年度に調査を行ったのかな。それとも18年度に調査を行ったのかな。
村木生涯学習担当参事
これは、17年度から18年度にかけて、実は旧山崎家が所蔵しておりました祐天寺の関係資料ということで、軸が3本ございます。要するに、由来ですとか価値などについて調査研究を行いまして、11月4日にこれを今度の新しい区内の116番目の山崎家旧蔵祐天寺関係資料ということで、指定有形文化財の指定にふさわしいものであるという答申を行い、その指定手続は終了してございます。
伊東委員
私の考え方としては、こうした文化芸術、特に中野区に伝わるものについては、極力保存に努めるべきだという考え方なんですけれども、この中野区指定文化財、今後どんどん調査を進めて審査していただいてふやしていく。そういうことが重なるたびに、この山崎の歴史民俗資料館の利用というのは本当はふえていくんじゃないのかなと思うんですけれども、そうした調査に対しての方針等はどうなっているんですか。
村木生涯学習担当参事
有形の文化財候補等につきましては、これは毎年そういった候補は幾らもございますので、それに沿って、例えば今回は戦災で焼失してしまったような中野の南の方の中でも貴重な古文書などが残っておりますので、そうしたものを候補に挙げながら、区全体で、そういう意味ではバランスがとれるような形で調査をし、指定に向けて動いていこうというふうな方針をとっておりますし、一方で、無形文化財につきましては極めて少ない。今二つしかございませんので、こうしたものにつきましては、例えば私どもの調査の網の中に、南の方で多田神社にかかわっている多田の鷺宮と同じようなおはやしだとか、塔山の方にも何かそういったものがあるといったような情報が入っておりますので、そういったものについても適時こうした文化財への取り組みを充実していくために調査に入ろうかといったような、そういう方針と申しますか、そういう方向性を確認しながら進めているところでございます。
伊東委員
かつて中野区の民俗資料という形で、もうどれぐらい前になるんですか、調査されて、それが冊子としてたしか残っていたと思います。いろいろなおはやしや、それこそ地域に伝わるもちつき歌、上高田なんかはそういうものは掲載されていたのを記憶しているんですけれども、そういうものをもっと積極的に発掘するという姿勢があってもいいのかな。最近、また新聞をにぎわせているのが、映画の続編「ALWAYS3丁目の夕日」、いろいろなところで、最近見た新聞ですと、たばこと塩の博物館が昭和30年代のまち並みを再現したとか、資料を集めたとか、ですから、年度年度によっては、ある時期のこういう部分に対しての資料の発掘あるいは提供、情報の呼びかけというものがあってもいいのかなと思うんです。それが出てきた上で、その基本方針を審議会の方でまず固めていただくのも大切なことだと思うんですけれども、呼びかけた上で出てきたものをまた審議会にかけて、展示に値するのか、保存に値するのかという部分を鑑定していただくという部分、そうしたものがあってもおもしろいなと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
村木生涯学習担当参事
委員のそうした御提案ですけれども、それに近いものとして、今年度、実は予算を組みまして、大正、昭和前期の建造物の調査に既に入ってございます。こうしたことも今後の中野のいわゆる文化に寄与するであろうということで、そうしたことも始めておりますし、それ以外のものでも、我々もアンテナを大きく張って、さまざまな情報を入手をし、また、入手をするための手だてなども考えながら、今後とも積極的にそうした取り組みを進めていきたい、このように考えております。
伊東委員
特に無形のものについては、私の地域でも本当に古くから伝えてくださっている方が御高齢で、もうしばらくしたら本当の無形になっちゃうんじゃないかという危惧もございますので、ぜひとも鋭意取り組んでいただきたいと要望にしておきます。
江口委員
文化芸術、公明党も本会議等で、中野でも積極的にやるべきだということで、ほんの少し前進したかなと思うわけですけれども、とりあえずここに決算では資料印刷と、この資料というのはどういうことをやったんでしょうか。
村木生涯学習担当参事
文化芸術振興にかかわる懇談会の報告を受けまして、その報告に沿って、実は内部の関係の管理職で構成いたします幹事会、この中で文化芸術振興の方向性等について議論、調査等をしてまいりました。その際に、一つには、中野区の文化芸術を生かした中野のまちの魅力の発信、シティセールスと呼んだんですけれども、産業とか経済とのかかわりの深いところでの文化芸術の振興策を考えていこうではないか。
もう一方では、まさしく区民生活に密着をした文化芸術の振興ですとか、伝統文化の継承、保存といったいわゆる本来的な文化芸術振興といったようなことを進めるということで、そのためのさまざまな資料の印刷などを行ったり、必要に応じてはそういったものを通じて、さまざまな外からの情報をいただきながら整理をしてきたものでございまして、今回、その関係では、一つにまちの活性化みたいなものにつながるものについては、産業振興の方に受け継いでいただき、私どもとして、本来的な文化芸術振興に関する具体策について、20年度を目途に整理をしていこうということで検討を始めた。そのための資料代等がほとんどでございます。
江口委員
確かに文化芸術というのは非常に奥が深くて、私たちも非常に難しい部分を感じているんですけれども、国がそういう法律をつくって動き出して、今東京都はそれなりに情報収集もしたりして支援活動もしているんです。現在の中野の場合は、まだその辺の体制ができていないと私は思うんですけれども、例えば芸術なんかにしても、さまざまな民間等の支援があって、特に最近はNPO法人なんかが積極的に芸術を区民の中で行い、それをまた発表していく。そのためにはどうしても資金が必要だということで、民間の企業だとか民間の団体の援助を受けながらそれを発表していくという機会もあるわけです。
ところが、いつもお話ししているとおり、中野の場合というのは、情報がなかなか収集されていないから、区民の団体の人たちに発信がされていない。例えば来年度の予定というと、今ごろから申請しないと間に合わないです。そういう意味での情報源も何にもない。ただ、そういう意味で、今やらなきゃいけないのは、そういうことを取りまとめて、区民の諸団体、区民のプロ集団云々ではなくて、そうやってやっている団体の人たちに対しての支援ができないのかというふうに私たちは思っているわけだけれども、そういうベースはつくっていないんですよね。何でなんでしょうか。
村木生涯学習担当参事
いわゆる文化芸術施策に対するこれまでの区の姿勢がどれほど積極的であったかということについては、私自身、これを所管しておりまして、いささか疑問に思っております。そういったことを踏まえて、何とか文化芸術振興を中野の大きな施策として展開をしていきたいということから、就任以来、さまざま研究検討もさせていただいてまいりました。その過程で、先ほど申しましたような方向性を打ち出したということで、私どもがこれから進めようとしておりますこの文化芸術振興策の検討に当たりましては、国の動きですとか、東京都の動きを踏まえた、そういう検討のための素材、それから、検討の過程で実はいろいろな団体等が区内でさまざまな文化活動等を行っているといったような調査もしております。そういったことも踏まえまして、さらに協力していただけるような諸団体とも、要するに結びつきを持った中で積極的に進めてまいりたい、このように考えております。
江口委員
本当におくれていることは事実なんです。もう一つは、例えば芸術なんかも、そういう最初のスタートで学識経験者が集まってということでしょうけれども、芸術というのは非常に難しいのは、例えば踊りなんかで言うと、流派が違うとそれこそ犬猿の仲、民謡でも違う。そういう意味では非常に難しいんですが、例えば中野なんかでも幾つかのバレエ教室を持っている先生方もいらっしゃいます。そういう形で、もちろん民謡もあるし、踊りもさまざまあるんですけれども、何らかの機会に呼びかけて、別にああいう方たちは文化振興のためだったら幾らでもやるというわけですから、費用弁償とかそんなことを言っているわけではないので、今回はこういうテーマでやりたいけれども、集まってもらえないかとか、それだったら行こうとかいうことで、そういうさまざまな団体とこの1年2年議論して、中野にとってはどう支援をしていくことが一番ベターなのかと決めないと。なぜかというと、桃丘小学校の跡地のところに文化芸術の拠点づくりと、簡単にぽんと自主運営をさせるなんて、これこそ派閥があって、ルールが違う、やり方が違うので、収拾がつかなくなると思う。
やはりある程度リードは当初は区がやっていかないと、そして、初めて中野区はこうなんだという方針を出して、あまりにも広いですから、皆さんの話を聞いたら本当に収拾がつかない部分が多分あると思うんです。だけど、中野区としてはとりあえずこういう支援をしていくということを打ち出していかないと、やはり文化振興というのは進まないというふうに思うので、この19年はもう終わりですから、20年、これをまとめていくのはあと2年ぐらいかかるでしょう。その中でしっかり基礎をつくって、それで打ち出してもらいたい。中野の今一生懸命区長さんが頑張っている目標、それから成果、それを毎年ちゃんと出すようにお願いできればと思うんですが、いかがでしょうか。
村木生涯学習担当参事
桃丘小学校跡に予定しております、仮称ですがコミュニティアートセンターにつきましては、先ほど私が申し上げました産業振興とか経済との結びつきを中心に据えた文化芸術振興のための拠点といったようなことで進める方向性が打ち出されておりますけれども、そうは言っても、私ども教育委員会がこれにかかわりませんと前には進まないというふうに考えておりますので、そういう意味で協力をしながら、ただいま江口委員の方で御提案やお考えをいただきましたので、そういったこともきちっと踏まえながら進めてまいりたい、このように考えております。
江口委員
もう1点お願いなんですけれども、中野には結構、外国の方たちが住んでおりますし、やはり文化芸術で言うと多文化という問題も出てくる。そういう形でいくと、今の教育委員会が動くというのは難しいにしても、そのために国際交流協会というのがあるわけです。国際交流協会との連携をさらに強めて、そのことも並行してやって、中野にとっては、それこそ外国の方たちも住みやすいまちとか、外国人にとって温かいまちとか、そういうイメージも文化芸術につながっていくというふうに思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。
村木生涯学習担当参事
国際交流協会との結びつき、これは確かに異文化とのふれあいや相互の理解などが極めて重要になっておりますし、これから先、さらにそういう重要度は増していくと思います。一つには、このコミュニティアートセンターとの関係で、国際交流協会などはここの運営といいますか、つくり上げていく過程で参画などいただきながら進めていくことによりまして、よりそういった関係は深まるのかなというふうに考えておりますので、それぞれ所管はございますけれども、協力しながら進めてまいりたい、このように考えております。
大内委員
449ページの文化芸術事業の事業運営委託というんですけれども、この委託の中身は、下のもみじ山文化センターや野方区民ホールを使っている使用料も含まれた委託費なのか。
村木生涯学習担当参事
ここにございます委託費の中には、使用料も含んでございます。
大内委員
それで、これはどういった団体に委託をしているのでしょうかということと、例えばストリートダンスコンテストだとか、いろいろ書いてあります。これは役所の方で、こういった事業をやってくれということでやってもらっているのか。相手の方でこういった事業をやりたいということをつくって、役所に持ってきてやっているのかということと、事業がこれだけ出ているんだけれども、これだけ事業をやってくださいよという前提で委託費を払っているのか。幾つかやったから、これだけと委託費を払っているのか。まとめて三つ。
村木生涯学習担当参事
まず、ここに掲載しております事業は、基本的にはこれまで文化・スポーツ振興公社が実施をしていたもののうち、中野区が委託をして実施すべきと判断した事業を選択をいたしまして、指定管理者に委託をしている事業でございます。
いながき委員
文化芸術活動支援というところで、中野サンプラザがございます。前の大きな広場でよく物産展などをやっているのを見るんですけれども、あそこで例えばこういったストリートダンスコンテストだとか、ストリートパフォーマンスでもいいんですけれども、そういったことを区民がやりたいといった場合に、あそこは株式会社中野サンプラザの管轄になるんでしょうか。例えば教育委員会の方で交渉ですとか、区の方ではどういったかかわりを持っていらっしゃいますか。
村木生涯学習担当参事
所有は中野サンプラザの運営会社で運営をしておりますので、そちらの方に直接お話をしていただくことになるのかもしれませんが、ただ、株主でもございますので、そういう意味では、恐らく今は経営室ですとか、そこでのそういう動きというのは結構産業振興の方がそのあたりをつかんでおりますので、チャンプルーフェスタなども行われておりますけれども、あれも産業振興がつかんでおりますので、そういったことで産業振興あたりにお話を持っていくという手もあるかもしれません。
いながき委員
では、教育委員会としては、あの場所の使用に関しては何も意見は言えないのか。
村木生涯学習担当参事
もし、あの広場を利用して私どもが文化芸術にかかわる何か催しとかそういうものを実施しようと考えた場合には、関係の団体等の御協力をいただきながら、私どもがサンプラザの方にお願いをして、あそこの使用を許可していただくことによってその事業を行うということにはなると思いますけれども、そういったことは現時点ではございません。
いながき委員
区民の方があそこを何らかの形で文化芸術関係で使用したいという場合は、まず産業振興課の方に行く、中野サンプラザの方に行くという……。
村木生涯学習担当参事
直接サンプラザの方にお願いをしていただくことになると思います。
大内委員
さっき1個聞き忘れました。これは有料でやっていると思うんだけれども、お金はどこに入るのかということと、金額はだれが決めているんですか。
村木生涯学習担当参事
要するに事業そのものにかかわる費用につきましては、私どもが委託料という形で維持管理費とは別にお願いをしておりますということでございますので、設定をしました入場料につきましては、指定管理者の収入となっております。
大内委員
そうなると、金額の設定も向こうがやっちゃうの。
村木生涯学習担当参事
私どもからは事業委託費を払っておりますので、その部分と、向こうのいわゆる収入といいますか、そういったものを勘案をして、協議の上で最終的には指定管理者の方で決めているというものでございます。
大内委員
事業委託しているんだろうし、入場料が委託会社に入るということは、これは事業委託費とプラス入場料が入るから、かなり高額なお金が入るんじゃないのかなという気もするんです。その内訳について聞いているとまた時間がかかっちゃうから聞かないけれども、要は、野方区民ホールなんかでも、野方の小さな音楽会は1回の公演で200人ぐらい入っていて、下は100人ぐらいしか入っていない。だから、こういうのを見て、金額を安くしようだとか、要するにもっとあそこは入る。250人ぐらい入るのかな。
難しいのは、入場料が全部向こうの手数料というか、委託事業者に入っちゃっているので、委託事業者の方は、料金掛ける人数だから、向こうも法外な値段は設置しないだろうけれども、委託して区がお金を出しているわけだから、なるべく安くいっぱいになるぐらいの金額でやったもらった方が、事業として委託料を払っているんだから、いいと思うんです。そのもみじ山文化センターでやっているストリートダンスのコンテストとかも、これは1回幾らでやっているのかとか聞きたいけれども、それを聞いていると時間がない。わからないだろうから、そういうのが全部あるので、なるべく低コストでやっていただくのがいいかなと思うんです。
村木生涯学習担当参事
協議をしながら、より区民がこれを観覧といいますか、見やすいものにはしていきたいと思います一方で、例えばストリートダンスコンテストにつきましては、19年度につきましては私どもは手を引きまして、指定管理者とコンテスト開催者との間の共催事業などにしております。中には、参加率の低いものなどにつきましては、思い切って見直しをかけて、できればこれは総体が実はそうなんですけれども、指定管理者がみずからの工夫でもって自主事業としてやっていただきたいという方向でお話をさせていただいておりますので、来年度につきましても、ここに掲載されておりますこの内容から別のものに自主的に切りかえていただく。その際には、私どもは委託としては手を引くといったことも含めて検討し、協議をしていきたい、このように考えています。
大内委員
ですから、たしかZEROホールの地下でよく会議をやっていたものがある。以前、文化・スポーツ振興公社の評議委員に出たときに、入場者数とかが出てくるんです。あそこのZEROのホールで500人も入らないような事業を何でやっているんだと聞いたら、結局、事業担当者の好みというか、センスでやっているから、入っていなくても事業としてやっちゃっているんです。それが続いちゃっているから、こんなことをやっていたらだめなんじゃないですかとそこで話をしたことがあって、もうちょっと自分の好みではなくていっぱいになる行事をやらなければ、だめだよという話をしました。だから、委託事業費まで払っていて、入場料も向こうが取るというのでは、独立してここが自分たちが委託されているところが使用料と出演料とかんがみて採算に合うかどうかということをやるのが指定管理者の仕事であって、入場料を取りづらい、今言ったストリートダンスとかは割と取りづらいものだと思うんだよね。そういうのはある程度ホールの使用料だとかを援助するというのか、それならわかるんだけれども、そういうことでちゃんとやってください。
主査
質疑がございませんようでしたら、進行させていただいてよろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
村木生涯学習担当参事
答弁保留をしておりましたPCBにつきましては、18年度検査の結果、私どもに関係いたしまして、もみじ山文化センターと中野体育館のコンデンサーに微量の含有がある。それから、哲学堂、これは前にやったんだと思いますが、これは安定器がございまして、これは交換をいたしまして、今基本的には区役所の地下駐車場に密閉保管をしております。それで、20年度と21年度にかけまして、20年度にコンデンサー、21年度に安定器の処理をする、そういう計画になってございます。
主査
ただいまの答弁保留のことに関して、御質疑ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
では、なければ進行させていただきます。
3時になりましたので、休憩をいたします。
(午後3時00分)
主査
委員会を再開いたします。
(午後3時16分)
次に、決算説明書の450ページから455ページ、2目の知的資産費について質疑はございませんか。
小堤委員
図書館なんですけれども、文教の58、区民登録率というのが年々下がっているんです。これが下がる理由とか背景とか、そういうのはどのように見ているかお聞きします。
倉光中央図書館長
区民登録率につきましては、大体20%前後というのが集計変更の状況、いずれも大体そのような状況でございまして、そういう意味では世間の読書離れといいますか、こういう傾向からそんなにずれてはいないのかなとは思います。
あともう1点、ここ数年、長期未利用者、2年以上御利用のない方の登録を削除することを統計データの正確性を確保することを目的としておりまして厳密に開始してきております。その影響もあるのかなと思っておりますので、全体としては横ばいにあるのかなという認識でございます。
小堤委員
今利用者カードのことをお話しになりました。これは持っていても、2年間利用しないと無効になってしまうということなのです。これが年間どのぐらい出ているのかわかりますか。
倉光中央図書館長
すみません。ちょっとお時間をいただければと思います。
主査
答弁保留ですね。後ほどお願いいたします。
小堤委員
他のメディアもいろいろなものを提供していますので、図書館に行くというのはなかなか厳しいところが以前に比べてあるのかなという認識は持っておりますけれども、しかし、図書館の持つそういう潜在的な役割というか、あるわけですから、ぜひ区民登録が進むように努力していただきたいというふうに思っております。
そういう点では、魅力を増す上で、新しい図書とか関心のある図書が補充されるということが望ましいわけですけれども、近年は区の方で努力されているんだけれども、全体的にはまだまだ少ないということで、例えば小学校、中学校なんですけれども、文部科学省の水準達成率、これを見ると、まだまだ低い。小学校では29校中5校が未達成で、全体の達成率は83%、中学校では14校中未達成が8校、達成校の割合は43%、低いんです。
主査
これは生涯学習関係で、学校教育の図書の問題とは別ですが……。
小堤委員
すみません。私の方で間違えて質問したので、後で答弁をいただきます。
大内委員
図書館の業務委託が、これは3億2,500万円あるんですけれども、これは高いのか安いのかわからないので、単純に指定管理者、その前の中野体育館だとか鷺宮体育館等は1億3,800万円ぐらいで済んでいる。こんなにかかるものなのかなということと、それとあともう一つ、図書館のシステム管理機器賃借料が4,000万円ぐらいするんですけれども、これも結構高いんだか安いんだかわからないので、こんなものなのか。
倉光中央図書館長
図書館の業務委託料につきましては、皆様が通常お目にされるカウンターに立っている要員だけではなく、常時の書架整理、あるいは閉架図書の請求対応、さらにはリクエストがあった図書資料等のほかの公立図書館へのリクエスト及びその返却業務等々目に見えない人件費が相当かかる施設でございます。ですので、金額的に私どもとしては妥当なもので積算していると考えております。
また、オンラインシステムの使用料につきましても、これは全8館分でございまして、また区の積算基準等に従って適正な規模の内容のシステムを運用していると認識しております。
大内委員
この図書館業務委託というのは、今まで委託することによってかなり人件費の節約になったと思うんだけれども、何人ぐらい配置されているというのは、それはわかっているの。
倉光中央図書館長
原則を申しますと、業務委託でございます。人材派遣ではございませんので、私どもから人数を指定することは契約上できません。ただ、常時何人来ているかというのは当然日報等で私どもは日々の動きとして把握はしておりますが、こちらからそれを指定しているということではございません。
大内委員
これは毎年契約なの、2年契約なの。それとも、その後も随意契約でやっているの。それとも、また新規に募集をかけて業務委託、内容は決まっていて安い方に貸すの。8館一緒に業務委託しているの、それとも何館か別々に業務委託しているのか。
倉光中央図書館長
この業務委託につきましては、平成16年度から開始いたしました。16年度開始当初に、企画提案方式をとりまして、事業者からの提案、書類審査及び相対しての審査、これの結果で、当時は5団体、5事業者を選定しております。これは8館をグループ分けいたしまして、中央図書館は1次業者、地域図書館につきましては中央図書館を受託した以外の団体を3グループに分けて契約いたしました。その後、17年、18年につきましては、その都度審査委員会を教育委員会内部で開きまして、特段履行に瑕疵や問題点がないので、同じ業者と契約をするという形で、1年契約を更新しております。ただし、19年度につきましては、委託開始から3カ年経過いたしましたことを機に、改めて企画提案をもう1度やり直す形をとりまして、現在は4事業者が受託をしております。
江口委員
16年度から業務委託をして、人件費、経費はともかく、利用者の満足度、この辺は、例えば区で行っていた時代とどのような違いが、そういう声はどういうふうに上がっているんでしょうか。
倉光中央図書館長
利用者アンケートなどの結果を見ますと、これは喜んでいいのかどうかちょっと微妙な気持ちも区職員としてはいたしますが、委託後の方が利用者の満足度は上がっている、こういう結果が出ております。
江口委員
その理由は何なのかわかりますか。
倉光中央図書館長
まず第1に、対応が親切丁寧であるということで御好評をいただいているというのが1点ございます。さらに例えば中央図書館のレファレンスカウンターには現在は必ず司書の資格を持った受託職員が座るなどの対応を図っておりますので、専門性という意味でも向上が図られている、このように考えております。
江口委員
そのとおりだと思うんです。私たち公明党は、司書職というのはさんざん言ってきたし、館長も司書じゃなきゃいけないということもさんざん言ってきたわけですけれども、確かに私の地元は本町図書館があるんですけれども、日々通ったときに、利用者もふえてきているかなということと、特に最近目立つのは、男の方の利用がすごくふえてきた。それは、まず入りますと、ちょっとうろうろしていると、すぐにもどの本をお探しですかとかいう声がかかる。区の職員のときはそれはなかったということと、例えば返却がおくれている場合の電話なんかも、区の職員は相当強烈な言い方でやってきますが、今度委託された人はとても親切に、それこそすぐにでも本当に返さなきゃいけないんだなと、そういう優しさがある。これは接遇も含めて、全庁的に見習うべきであって、本当に業務委託というのは区民にとってよかったのかなと。
もちろん、あと蔵書の問題等これから充実させていけば、ますます図書館利用というのはふえてくるだろうと。今までは行きにくい施設の一つでもあるわけです。そういう意味で利用者が少なかった。登録者も少ない。そういうのが出てくるけれども、これからそのことが徹底されれば、相当な数が、書に親しむという時代はさんざん言われていますから、来ると思うんですけれども、いかがでしょうか。
倉光中央図書館長
委員御指摘のとおり、図書館といたしましても、ますます専門性及び利用者サービスの両面で区民の方により利用していただける施設として一層努力を重ねていきたい、このように考えております。
いでい委員
ちょっとお伺いしたいんですけれども、レファレンスカウンターというのは何のことですか。
倉光中央図書館長
これは、中央図書館に限ったことではないのですけれども、図書館の重要な働きとして、レファレンス、昔の言い方では参考と申しますけれども、調べ物のお手伝いでございます。簡単なものですと、何々について書いた本はありますかというものから、難しいものですと、例えば日本と中国の何々に関する貿易の年間の金額の推移を知りたいが何を見ればよいかとか、そういったものに図書館の職員がこういうものを見るとよいという御案内をするサービスでございます。
大内委員
それで、455ページのところでレファレンス窓口件数が出ているんです。その下のEレファレンスサービス件数というのは中央しかない。これはまた違うサービスなの。
倉光中央図書館長
Eレファレンスと申しますのは、電子メールでそのレファレンスサービスを受け付けるものでございまして、これについては中央図書館で一括して受けております。
主査
他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ進行させていただきます。
次に、決算説明書の456から461ページ、3項の教育経営費、1目教育委員会費でございます。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ進行させていただいてよろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、決算説明書の460から461ページ、3項の教育経営費、2目教育改革費についてでございますが、質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ進行させていただいてよろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは次に、3項の教育経営費、3目教育財政費、何か質疑はございませんか。462から467ページでございます。
平山委員
463ページ、図書購入費でございますが、前のところで聞くべきだったのかもしれませんが、今区内の小学生の方の月平均の読書の冊数というとどれぐらいになりますか。
倉光中央図書館長
残念ながら、今まで中野ではそのようなデータというのはないかというふうに承知しております。
平山委員
たしか教育委員会が発行されている会報のようなものの投稿記事の中に、中野区平成18年度月平均で9.数冊というような表記があったように記憶しているんですが、そのようなデータはございませんでしょうか。――では、今の件は結構です。ある小学校の校長先生が寄せられた寄稿文の中にそのような表記がございまして、そういう表記があるということは、当然数年間のデータもあるのかなと思って御質問しようかと思ったんですが、今の質問は取り下げさせていただきます。
その中に、学校図書の指導員の方の役割が非常に多いというような話がございましたが、導入前と導入後と、どのような変化があったかというのはお答えいただけますでしょうか。
入野指導室長
先ほどのデータでございますが、恐らく区の教員の中の自主の研究の組織の中に図書館部というのがございまして、そのデータではないかなというふうに思います。区としてとっているということではなくて、先生方の研修の中の一つとしてやっているかなというふうに思います。
それから、私どもの図書館指導員でございますが、平成5年から始まっておりまして、当初はモデル校の導入でありました。今年数がたってきておりますと、大きな変化といたしましては、図書館に入っていただくと一目瞭然だというふうに思いますけれども、非常に生きた図書館になっている。つまり、子どもたちが使っている跡があるというのが一番大きいかと思います。私の経験では、特に中学校なんかへ行きますと、ほこりをかぶった図書室になっていたりするという例が他区市ではございましたけれども、本区では授業で使っているという跡が見えておりますし、図書館の司書の方が授業に合わせて図書のそろえる内容を決めて、区立の図書館と連携して、そういう備えもするというようなところで、授業に非常に活用できているという状況がございます。
平山委員
私の地元でも、学校図書の指導員の方の役割が非常に多いというような大変いい評判を聞いておりまして、子どものころから読書に親しむというのは、私はなかなかできませんでしたけれども、非常に大事なことかなというふうに考えておりまして、今後とも一層この図書指導員の方々に区として御活躍をいただくというふうに考えていらっしゃるということでよろしいでしょうか。あいまいな質問ですが。
入野指導室長
これから子どもたちの調べ学習というものの充実が学習指導要領でも図られてきておりますので、学校図書館の役割は大変大きいかと思いますので、学校図書館を充実していく上でもそういう方向性を持ってまいりたいというふうに思っております。
大内委員
校外活動交通費というのがあるんですけれども、これは残額しか出ていない。執行額は幾らなの。小学校で言うところの463ページの下から3行目、これは執行額は幾らなんですか。上を見ても、どこで使っているのかがわからない。
小谷松教育経営担当課長
校外活動の交通費でございますけれども、これは上の欄の学校管理のところに、遠足、社会科見学というところがあろうかと思います。それとまた、社会科見学のバスの雇い上げ料でございます。これは下の方に契約格差も出てございますが、そのほかに執行残もございますけれども、こういった形で小学生が遠足あるいは社会科見学等に行くときの交通費として各学校の方に配賦しているものでございます。
大内委員
これは半分も執行していないんだけれども、何でこういう予算を立てたの。
小谷松教育経営担当課長
実は、これは不用額のところでございますけれども、「等」とございまして、他に実は大きなものがございまして、役務費という形でまとめてございまして、生ごみ等の廃棄物の処理とか、そういった経費の残も実はこの中に含まれてございまして、それが百七十数万円ということで、そちらの方が非常に大きな額となってございます。
大内委員
役務費の中にごみのところはどこになるの。学校管理関係でも64万円だよ。
小谷松教育経営担当課長
ごみの処理につきましての執行は上段の方に出てございますけれども、一般管理の方でございまして、下の不用額につきまして、学校管理、それから一般管理、合わせているような形になってございます。上段のところに廃棄物処理料ということで1,800万円ほどの執行がございます。
大内委員
そうなると、書き方としてはそっちがメインになるんじゃないの。
小谷松教育経営担当課長
確かに主たる執行残ということで言いますとそうなりますので、申しわけございませんでした。以後そういった形できちんと記載できるように気をつけたいと思います。
大内委員
だから、当初遠足、社会科見学交通費というのは幾らぐらいを見ていたの。そういう見方はしないの。
小谷松教育経営担当課長
校外活動、それから社会科見学等にかかわります経費としては、289万3,000円ということで予算の方を計上してございます。
伊東委員
今のことに関連してですけれども、校割予算についてお聞きしたいんですが、その上の一般管理の方には廃棄物処理料というものがあるわけです。役務費の方にごみ処理というのが含まれていたという説明に聞こえたんですけれども、それでよろしいんですか。
小谷松教育経営担当課長
廃棄物の処理につきましては、各学校の方に配賦する予算という形ではなくて、教育委員会といたしまして、一括して執行するということで、こちらの一般管理の方で計上させていただいております。
伊東委員
ですから、学校管理の方には、ごみ処理というのは先ほど御答弁の中にありませんでしたか。役務費の中にごみ処理も含まれているという御答弁ではありませんでしたか。
小谷松教育経営担当課長
先ほど不用額の説明の中に、役務費といたしまして、こういった廃棄物の処理料と、それからまた、遠足等々に係る交通費、これが一緒になって計上されたということでございまして、不用額のところに合わせる形で一括で計上させていただきました。先ほどその表記については、概ねが廃棄物の処理料ということだったということで御指摘いただいたわけですけれども、予算の方につきましては、一般管理と、それから各学校に配賦するこういったものとは分けてございまして、こちらの各学校、校割の中には廃棄物というものはございません。
伊東委員
18年度予算、学校管理の方で組んだ時点で、役務費の中には廃棄物処理は含んでいなかった。要するにこの下の不用額の中に、校外活動交通費等残と、「等」の中には廃棄物処理が実際は入っているんでしょう。だから、18年度予算の時点では校割予算の中に役務費、この中には廃棄物処理も含むんだよという説明があったから、多分学校側としてはそれは使わなかった、不用額になったということじゃないの。
小谷松教育経営担当課長
予算といたしましては、こちらの左側の方をごらんいただきたいと思いますけれども、こちらの教育財政費の予算経理と、これは小学校に係るものでございますが、これとして計上してあるものでございまして、その中に具体的に教育委員会として一括して計上するもの、それからまた、各学校の方で具体的に廃棄するものというふうな形で分かれてございます。
江口委員
部活の指導員のことでお聞きしたいんですけれども、これは議会の中でさんざん指導員は使っていくべきだということで、当初学校側は、指導員を学校内に入れるのはというので非常に閉鎖的な時代が相当続いた中、最近こうやって校割予算の中に指導員謝礼が入って、学校格差はありますけれども、活発に入ってきている。一つの部活の決め方、校割予算にこれを入れたというのは、あくまで指導員の選び方は学校長の権限でと、そういう形にしたために校割予算で入れているんでしょうか。
小谷松教育経営担当課長
そのとおりでございます。
江口委員
そうすると、部活の問題でさんざん言ってきたけれども、まだ一向に実現していないのは、一つは、学校というのはだれのためにあるんですか。子どものためだと私は思います。その答えは多分一緒だと思うんです。そうすると、中学生の場合の部活でいくと、新しい学校体制の中で、新入学生が入って、部活動の先輩たちが勧誘だとか宣伝だとかを一生懸命やられます。しかし、子どもがこうしたいからその部をつくってくれという要請に基づいて動いた学校というのはありますか。
入野指導室長
小学校はよく希望を聞いて、子どもたちの希望からというのを聞いてございますが、中学校の方の部活の実態としては聞いてございません。
江口委員
それはなぜなんでしょうかと思うんですけれども、学校を選ぶ一つの基準として、部活がある、ないという問題も子どもたちは考えるわけですけれども、どうしても地域の区域というか、通学路から反して自分はその学校へきちっと行くということを決めた場合に、自分のやりたい部活がない、そういう場合には、例えば学校側に言っても、基本的には顧問の先生がつかないという理由が今まで結構多かった。そういうことで、すぐ門前払いという形が多かったわけですけれども、例えばこうやって外部指導員が教育委員会としてもそういう制度があって謝礼も出るという場合には、新しい学年になったときに、生徒たちがこれをやりたいということになった場合には、すぐに対応する。たまたま外部指導員がその地域では見つからないという場合には、それなりに生徒たちに、実はこういうことでできないんだということも含めて、顧問の先生もいないことも含めてそこからやらなきゃいけないんでしょうけれども、それがなぜできないんでしょうか。
入野指導室長
運動部活等の場合には、まだまだ体制整備ができておりませんで、教員の顧問がいないと難しい。指導者がいないと、試合への出場が難しいというような現状もあるということが背景になっているかというふうには思います。ただ、部活動のあり方も、委員の御指摘のように、いろいろな形を最近はとっていかなきゃならない状況も生まれておりますし、私どもとしても、小規模校に対する対応等もございますので、今後学校ともいろいろな形で検討していく必要があるかというふうにとらえております。
江口委員
一つは、なぜかというのを聞きたいんです。それはなぜかというと、よく伝統を重んじる。生徒たちも卒業式だとか入学式を含めて、自分の学校の伝統というのをよく語ります。また、その言葉もよく使われて、先輩たちがつくってきたよき伝統を継承しているんだなというふうに、卒業式にしても入学式にも感じます。しかし、実際にはその地域によっては伝統的な部活が、1学校の先生――どなたが判断するかわからない、校長でしょう。その判断でその伝統がなくなって、そのために私学に行かなきゃならないということも考えざるを得ないという、そういうことがある。
地域によっては、そういう要請もした。子どもたちの力では無理だろうから、地域で何としても、先生にこういう部活をつくっていただいて、私どもがそういう形で指導を依頼されればとれますからと、まして、中野区の教育委員会にはそういう指導者派遣という制度があるんだからと言っても、頑強にしてつくらない。こういう事例があるんです。そのことを申し上げて、なぜそこで子どもたちの意向を聞いてあげないのか、それがわからないんですけれども、いかがでしょうか。
入野指導室長
部活動は今いろいろな議論がありますし、いろいろな流れがありますので、でも、一応教育活動の一環というふうにとらえております。教育活動の一環となりますと、いろいろな管理上の問題とか、それから、安全上の管理ということだろうと思いますけれども、そういう問題から、校長が判断して、担当する教員がいない場合に難しかろうという判断をしているんだろうというのが一番大きい理由かなというふうに思っております。
江口委員
私はそうではないと思うんです。校長が地域のことを理解していない。この地域の問題も含めて、伝統、多分そういうことを理解していないために、こういう例があるんです。伝統校の中で部活が廃止に陥った。そのときに、地域の伝統を考えた校長先生みずからが部活の顧問になられて、日曜日も大変なのに大会に引率をされてやっていた例で、何としても継続させたい。ところが、校長がかわった瞬間に必要ないということで、みずから先輩の校長がそれをあえて継承した伝統を重んじることなく、また、その中で地域がぜひ続けてほしいと、そういう要望する生徒がいるんだということを訴えながら、それは拒否して、いまだにそういう活動ができない学校があるという場合に、本当に学校はだれのためと、子どものためだと思うんです。その子どもの意思が、それはとてつもない部をつくれとかいうことだったらこれは常識外なので、どこにもあるような部がその学校にはできないということというのは果たして健全な学校運営に入るんでしょうか。いかがでしょうか。
入野指導室長
それだけの体制があり、いろいろな要望があるということは、今の開かれた学校という意味から言っても、もちろん、委員御指摘のように、子ども中心の学校ということから考えても、御協力をいただけるということもあるということから考えていきましたら、やはりそこの部分については学校としても最大限の努力をしていくべきではないかなというふうには考えます。
江口委員
これは、一つは、校長先生の立場、責任というよりも、教育委員会の姿勢だと私は思うんです。中野区教育委員会というのはこういう方針を持っております、こういうことをしっかりやってほしいということを教育委員会としては決定しておりますということが校長の方に伝わっていれば、決してそんなことはない。なぜかというと、開かれた学校ということで、多分校長は地域のことがわからないから、PTAの皆さんと相談したりするでしょうけれども、今までの経験で、私の経験ですから大したことないんですけれども、先輩の人たちとか、同窓会だとか、PTAのOB会がある組織もあるんですが、そういうところに現職の校長からそういうことで実は困っているんだとか、そういう相談はないんですね。
ということは、校長が一人だけの判断で、職員会議で判断したならともかく、学校側の方針としてそういう子どもの要請があったとしても、顧問がいない以上は部活はやらない。指導員を求めるという制度がありながら、その話をしているのかしていないのかはともかく、やらない。多分そういう議論のことで決定したと思うんです。ところが、一つの事業にしても、それから、一つの部活にしても、1度なくしてしまうと、それを新たにつくるのは難しいんです。
そういう意味で、そういう希望者がいるときには、やっておけば、必ず継承する。そうではないと、これからの子どもたちの学校の選び方という中でいくと、本当に部活動も含めた中で選んでいってしまうということも出てくるので、特にこの部分はスポーツ関係に多いんです。スポーツの関係というのは、14校がともに競い合うということも非常に大事なんですけれども、全学校にないという形があったり、確かに5中みたいに特殊なラグビーだとか、そういうのは無理にしても、一般の全国の中学校の大会だとかそういうレベルの中でやっている部活の中でも、ないものが多いのは、中野区の中学校が圧倒的に多いと思うんです。それは、あくまで外部講師というか、指導員を受け入れたくない。そういう形がある。先輩とか、そういう地域の人たちを信頼していない。その結果がそういうふうに出てくるんじゃないかというふうに思われるんですけれども、いかがでしょうか。
入野指導室長
十分に学校の方も地域との連携は図ろうとしている動きはあるかというふうに思います。ただ、先ほどお話ししましたように、運動部活については、学校の規模、それから顧問の体制がとれるかどうかによって、各学校の違いが大分あるなというふうには思っております。ただ、教育委員会としては、部活動の意義というものは大きくとらえておりますので、今後とも学校と一緒に地域、それから子ども、保護者の意向を大事にした運営に努めてまいれればなというふうに思っております。
江口委員
学校側というのは、教育委員会には非常に弱いんです。まして指導室長には。私たちが行くのと指導室長が行くのは全然対応が違うというのは伝統的に中野はあるわけですから、そういう意味で、なぜ部活がないというところぐらいは調査した方がいいと思うんです。顧問の数とかそういうのはいつも議会が資料をいただいてわかるんですけれども、確かにスポーツ系のクラブの顧問につく先生というのは本当に忙しくて、中学校は今6時ですか。6時半下校、そこまでまずきちっと見てあげなきゃいけないということと、大体土曜日曜は、大会だとかさまざまな練習試合だとかがあって引率しなきゃいけないということで、本当にそれにつくことに対しては大変だということは十分承知なんです。
しかし、そこにいる3年間の学校生活をいかに充実させるかというのは、勉強の面も含めて、そういう部活動の文化スポーツという中でのものも、高校に行くまでの間、大事なステップなんです。そのことを考えてあげれば、なぜできていないのかはつかむべきだというふうに思うんですが、その辺は今後きちっとして、ぜひ校長先生に外部指導員制度をうまく利用してやったらどうかというアドバイスをもう一歩強く言っていただくことはできないでしょうか。
入野指導室長
部活ができない理由は、先ほどのように一番大きいのは、そういう学校規模による顧問の数の減少という部分があるというふうに思います。それから、子どもたちが減っていることによって、子どもたちが特定のクラブに流れてしまう原因等と、それぞれの学校にあると思います。その辺のあたりはつかめるだけのものは今までもお話の中では聞いております。校長からもいろいろな要望も私の方も聞いておりますので、今後ともそういう部分ではお話を聞きつつ、地域の御意見も聞けるところは聞いていきながら対応してまいりたいというふうに思います。
小堤委員
学校管理の校割ですけれども、例えば私たちはよく学校の方に視察に行って、主に教育内容とか教室でのことを聞くんですけれども、それを終わっても、必ず施設の方も見てくれというふうに言われるんです。特に雨漏りとかフェンスの赤さびなんかが言われるわけなんです。例えば校割の中で行う修理と、教育委員会で行う維持補修費というのがあります。例えば赤さびなんかはどういうところでやるんですか。
小谷松教育経営担当課長
各学校にも、これは校割予算ということではありませんけれども、維持補修の関係の経費を別にとりまして、学校の規模等にもよりますけれども、年度当初にお金といいますか、工事費とか、あるいは一般需用費、細かい修理等、そのお金を渡します。昨年までですと、例えば20万円以下の非常に軽微な維持補修などは、学校がその予算を使って行うというような形をとる。ただ、大きな金額を使うという部分につきましては、連絡をいただいて、教育委員会としてのこちらの一括して予算計上した中から、それを対応するというようなすみ分けといいますか、そういうような形でやってございます。比較的軽微なものであれば、学校の判断でスムーズにやっていただくのがいいわけですので、その辺、学校の判断によりまして臨機に対応しているというところでございます。
小堤委員
そういうふうにして早く改善されればいいわけなんですけれども、そういうお話の中でも、これは教育委員会は本当に耳の痛い話かもしれないけれども、維持補修費でも、10年前に比べて小学校は約79%、中学校では48%なんです。こういうところの改善、これをぜひ進めていただきたいと思うんです。
それで、先ほどの図書の問題なんですけれども、これは先ほどの文教の9、文科省の水準達成率を見ても、小学校は29校中5校が達成していなくて、全体の達成率は83%、中学校は14校中達成していないのは8校で、全体の達成率は43%、こういうことは毎年のように指摘されていると思うんだけれども、なかなか改善されないんです。それが1点。
あと、この文教の9を見ると、私の思い過ごしかもしれないんですけれども、特別支援学級のある学校が押しなべて達成率は100%以下なんです。これはどういうことなんですか。
小谷松教育経営担当課長
最初の質問とも関連いたしますが、この文科省の定めました水準の達成というのは、その基礎数値が学級数によって、要するに学級数を一定の算定式の中に当てはめていきますと、その学校が必要とする図書数というものが出てまいります。それと、現実にその学校にある図書数を比べて、基準を達成しているかしていないかということを判定するわけでございますが、その学級数の基礎数値の中には特別支援学級も含めて文科省の方は計算しろという、そういう算定式になってございます。したがいまして、今委員の方からお話がございました特別支援学級のあるところは達成率が低いところが多いということにつきましては、その分学級数が伸びているということもありますので、これは計算の問題ですけれども、達成率が低いという学校が多くあるわけでございます。
小堤委員
それでは、もとに戻って校割予算の額そのものの話になるんですけれども、本当に減り続けて低い中で、ここ三、四年が横ばい。そして、10年前に比べて、小学校では46%、中学校では43%ということなんです。本当に抜本的な見直しというものがこのことで求められていると思うんですけれども、その辺ではいかがでしょうか。
小谷松教育経営担当課長
確かに委員おっしゃるとおり、施設的な部分につきましては、いろいろな多くの課題を抱えていることは事実でございます。ただ、その一方におきまして、財源的にもいろいろ工夫を重ねながら、さまざまな施策を展開していかなければならないという、そういった要請もあるわけでございます。施設につきましては、例年、これは学校も、それから、それ以外の施設もそうですけれども、一斉に点検をいたしまして、どのくらい傷んでいるのか、補修が必要なのはどのくらいなんだろうというような点検を技術職員が行いまして、ランク付けを行います。そのランク付けに従いまして、翌年度の予算に反映するというようなシステムで行っているところでございます。限られた財源の中で、緊急に補修を要するというものから順次手をつけながらやってきている、そういう状況でございます。
小堤委員
そういう努力はわかるんですけれども、もともと窮屈な予算だというところに問題があるので、ここでの拡充をぜひ要望しておきたいと思います。これは要望です。
主査
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ進行させていただきます。
決算説明書466から467ページ、3項教育経営費、4目学校人事費についてですが、質疑ありますか。
大内委員
まず、臨時職員賃金というのは何なんですか。
小谷松教育経営担当課長
一番冒頭の臨時職員賃金でございますね。これは学校に勤務いたします校務主事とか、それから、給食調理員、それから、幼稚園の用務員等が病欠とか産休になったときに雇います臨時職員、アルバイト、それの賃金でございます。
大内委員
それと、教員寮維持費というのがありますが、教員寮というのはどこに何のためにあるんですか。
小谷松教育経営担当課長
この教員寮につきましては、東中野小学校の隣にございます。
大内委員
これは中野区が独自でつくったんですか。東京都がつくって中野が維持しているとかではなくて。何人ぐらい住んでいて、基本的に中野の学校の教職員が住むのか、独身寮なのか、家族寮なのか、何人ぐらい住んでいるのかとか、その辺をまとめて。
小谷松教育経営担当課長
教員寮の概要ということでお話し申し上げたいと思いますが、こちらの教員寮につきましては、鉄筋コンクリートの3階建てでございまして、部屋は20室ございます。いずれも2DKでございまして、基本的には家族寮ということでございます。最近は独身の方も、あいている場合については入居してございます。
それで、基本的には中野区内の学校に勤務する教員の寮ということで、例えば地方から教員に採用されて中野区に配属されたけれども、住宅に困難しているという、そういう者を対象としているものでございます。
今、たしか1室か2室あいていたかと思うんですが、大体ほぼ埋まっているような状況でございます。
大内委員
これは臨時的に使うものなのか、地方から来た人が住まいが見つかるまでとか、中野区に例えば5年から7年在職している間しか住めないということになるわけでしょう。家賃については、どういうふうな計算になっているんですか。
小谷松教育経営担当課長
まず家賃でございますが、いずれも2DKでございまして、ただ、若干内装が異なっているのがありまして、3種類ございます。家賃を申し上げますと2万4,400円と、2万5,800円と、2万6,700円。あまり違いはございませんが、ちょっと内装の違いによって3ランクに分かれてございます。
それから、入居している方につきましては、基本的には5年を上限といたしまして入居を許可しているというところでございます。
大内委員
単純に2万5,000円として、20室で50万円で、年間600万円ぐらい入るんだけれども、維持管理費だけで370万円ぐらい出ちゃっているんだけれども、2万4,000円とかいう金額というのはどこから出てきているんですか。中野区が決める数字なのか、東京都から言われるのか。よく教職員の人たちは、私たちは東京都に雇われているぐらいのことを平気で言う人がたまにいらっしゃるんです。その人とは言わないけれども、何で中野区はここまで面倒を見なきゃいけないんだと、これは各区どこでもこういうのをちゃんと設置しないと、いきなり地方から来たとき――東京都内だから、地方ということはないんだ。もう一度言いますと、値段はだれがどう決めているんですか。
小谷松教育経営担当課長
使用料の決定の経過ということで、申しわけございません。ちょっと調べる時間を与えていただければと思います。
主査
答弁保留とさせていただきます。
他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ進行させていただいてよろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは次に、決算説明書の468ページから471ページ、3項の教育経営費、5目学校施設費でございますが、何か質疑はございますか。
伊東委員
校地借地料について、小学校は469ページ、中学校は479ページ、文教資料の3番に対象校の名前と面積、支払い額を提出いただいています。この中で、前期の施設再編の対象校はどことどこですか。
小谷松教育経営担当課長
資料3の中で出てございます借地のある学校の中で、前期の再編対象校でございますが、上から参りますと、桃園第三小学校、それから中央中学、この2校でございます。
伊東委員
それぞれ結構な面積があるわけですけれども、今回の再編で、この2校いずれも新校の設置予定地になるわけですけれども、その場合、引き続き財務省の方に使用料を支払っていく形になるわけですか。
小谷松教育経営担当課長
確かに統合の際に、桃三、中央中学、いずれも廃止をいたしますが、あわせてその同じところに新校ができるわけでございます。学校用途として引き続きそのままでございますので、借り入れ先といいますか、契約先は国でございますが、引き続き同じ条件で、学校ということでございますので、契約は継続するということでございます。
伊東委員
仮にこの2校以外6校ありますけれども、再編の計画の中にあって、再編の対象となった、新校予定地にはならなかったという場合に、これらの財務省の土地の扱いはどうなるんですか。
小谷松教育経営担当課長
仮にそこが学校以外ということになった場合につきましても、一定の公共的な施設の場合につきましては、同じような条件といいますか、有利な条件によりまして、引き続き国との間に契約を継続することは可能でございます。
伊東委員
参考までにお聞きしたいんですけれども、再編の計画を立てるときに、こういう借地の有無というのはある程度考慮の対象になったのかどうか。変な話、借地でない学校に新校をつくれば、こういう費用というのは発生しない可能性もあるわけですよね。その辺はどうなんですか。
小谷松教育経営担当課長
学校再編に当たりましては、中後期についてはまだどこの位置が統合新校の位置になるかということは決まってございませんが、少なくとも前期の学校再編の中で、どこの位置を統合新校の位置に決めるかということにつきましては、基本的には統合した後学校が大きくボリュームが膨らむわけですので、より条件のいい、少しでも広い土地施設を持っている、あるいは通学上それぞれ統合する位置関係であるとか、そういったものを総合的に判断した中で決まってきて、その中にこの借地が含まれていたかどうかということについては、その判断の中には含まれてございません。
大内委員
若宮小学校の芝生管理委託というのがあるんですけれども、若宮小学校は平成17年度に芝生を始めたんですね。この若宮小学校の芝生管理委託というのが出ているんだけれども、これは何をやっているんですか。
小谷松教育経営担当課長
芝生の管理につきましては、学校、それからまた、芝生を管理するための地域の方々に御協力をいただいております管理組織、それから委託というような三つの段階でやってございます。学校であるとか、あるいは地域の方々、そういった管理組織をつくっていただいている場合については、通常の芝刈りであるとか、清掃、散水、そういったものになりますが、手のかかるもの、例えば肥料の散布、それからエアレーションとか、それからオーバーシードであるとか、転圧とか、そういった機材等を利用してとか、大規模なものとか、手のかかる部分についてはこれは委託でやってございます。
大内委員
これは毎年かかっていくということなの。要するに、昨年度だけ刈った。それで、あとはこれから地域管理ができるからかからないとか。毎年これは計上しなきゃいけないの。
小谷松教育経営担当課長
基本的には毎年度必要となる経費でございます。
大内委員
あと、この間文教資料の65をもらったんだけれども、先ほど佐伯委員も芝生のこと、武蔵台も多分これと同じ結果になっていくんだろうけれども、使用日数が平成18年度は使用不可日数の方が上回っているんです。使用可能が166日、不可の日が199日。これは、要するに改善されていくんですか。
小谷松教育経営担当課長
これは工事があったために、年度の前半、多くの部分がその工事あるいは養生期間ということで置いたために、使用不可ということでございます。若宮小学校の場合は、既にこの芝生が完成してございますので、基本的に一定期間を使用不可とするのは、毎年冬芝を播種する時期、これが1カ月弱ぐらいはかかるんですけれども、その時期が基本的には毎年使用不可になりますが、それ以外のシーズンにつきましては、原則として、かなり芝生が傷んで二、三日休ませようとか、そういったことは場合によってはあるかもしれませんが、基本的にはよほどのことがない限り通常の使用という予定でございます。
大内委員
要するに、2、3日休めてもとに戻るんだったら、多分苦労しないと思います。傷むというのは、結局野球場を見ればわかるけれども、はげちゃうわけだから、ウインブルドン、あれみたいなところだって、1年間寝かせておいて、何試合かやって、もうはげていっちゃう。だから、芝生はどの程度まで使用させるんですかということがあるんです。常に全部芝生をあの状態で保つのか、あるいは草野球でやるような芝というのは、雑草だか何だかわからないような、芝だかわからないようなところで1年じゅうやりますよね。杉並だって、代々木の公園だとか、ああいうところは草だか芝だかわからないところがある。ああいうのは割と平気でやるんだけれども、この学校のものは非常にデリケートなんです。はだしで動き回るための芝生みたいな感じで、スポーツをやるための使用日数がどんどん減っていっているので、その辺も、お聞きしたい。さっき佐伯委員の方からもありましたが、若宮小学校でやっていたサッカーチームが使えないから、今度ほかの小学校に皆申し込みに行って、今までやっていたところが使えなくなってトラブルになりました。使用日数は平成19年度は何日ぐらいになるんですか。
小谷松教育経営担当課長
今年度の見込みということで、まだ統計の数字はとってございませんけれども、基本的には先ほど申しました秋のシーズンにおきますオーバーシードの期間、これはどうしても必要でございますので、そのところは確保させていただくということで、あと、学校の方に確認しなければいけませんけれども、特に冬の期間については、月に何日かということで芝を休ませる日がことしの冬、1月2月ごろあったというふうに思います。ただ、夏の期間についてはさほど休んでいないというふうに思います。まだ数字が出てきておりませんので、今の段階で何日という予測の数字は申し上げられませんが、少なくとも昨年のような、このような工事期間で半分以上使用不可の日ということはほとんどないというふうに思っております。
大内委員
だから、予想日数は出ているんでしょう。
小谷松教育経営担当課長
まだ年度途中でありますので、今の段階では、これから特に冬も迎えますので、様子などを眺めたいというふうには思いますので、今の段階では数字は難しいと思います。
大内委員
でも、冬は、そのためにわざわざまた冬芝に変えるんでしょう。また、1カ月ないし20日ぐらい使えなくなるというわけでしょう。私は詳しいことはわからないけれども、夏芝をそのままやっているからたくさん休ませなきゃいけないということならわかるけれども、冬芝に変えたんだからほとんど毎日使えるということじゃないの。芝生化を頭から否定しているんじゃないんだけれども、実際に地域活動とかいったものに非常に支障を来しているというのは知っていますか。授業のために使う、その前提だから、地域活動は2番目の目的だと言われればそれまでなんだけれども、芝生化によって、極端に言うと若宮小学校の芝生については、1カ所ホームベースをつくって、そこが傷むとホームベースがどんどんずれていく。ホームベースの位置がどんどんずれていって野球をやっていると知っていますか。
だから、そうすると、本来野球はこの芝生では目的外利用というか、そういうことに当てはまっていっちゃうんじゃないの。だから、来年度も、話によると、多分また1校やろうとしているでしょう。本当に芝生というのをもし今年度3年目になって、また100日も使えない日が出てきたら、ちょっと考え直さないと、ふだんの使用に非常に支障を来すと思うんですけれども、これはあきらめずにまだ芝生化をどんどん進めていくの。
小谷松教育経営担当課長
最初にやった若宮のとき、それから、ことし行いました武蔵台、武蔵台でやったときには、前回の若宮の経験もございまして、5月の連休明けに工事に入りまして、5、6、7、8と工事が約2カ月、養生期間を7月、8月の夏休みの期間を活用してというような形で、若宮の経験を生かして、かなり工期、養生期間は短縮してございます。
どうしても芝生の場合、当初は必要な工事を行って、またそのために利用に供するための養生というものが必要になってまいります。その期間をなくすような張り芝とか簡易な方法もございますが、ただ、きちんとした長持ちする芝生ということで、いろいろな当初の導入の段階で専門家も含めて検討を重ねてきまして、中野区の芝生のベースは味の素スタジアムと同じようなレベルでございまして、そういう意味では、できるだけ子どもたちがふだんから思い切り遊べるような、そういうものとしてございます。
もちろん、芝も生き物でございます。委員も先ほどおっしゃったとおり、ベースを移しながらとか、あるいはサッカーゴールを少しずつ移動させながらとかいうふうな、そういった工夫も必要だというふうに思っております。そういったことを重ねながら、生き物である芝と、それからまた、利用する方の利用勝手というものをうまく調和できるような経験といいますか、そういったものを重ねながらやっていきたいというふうに思っております。
大内委員
要は、平和の森を見てもらえばわかるけれども、平和の森だってはげだらけになっちゃっている。あれは毎日使っているわけではないでしょう。芝はそのぐらい傷むというか、使用に対しては常にきれいな状態で保とうと思うと、かなり無理を生じるんです。よほどグラウンドが広くて、第2グラウンドがあるとか、あるいは中庭にやる分にはいいけれども、メインのところにやっちゃうと、子どもたちが本来伸び伸びと遊ぶといったって、年間半分も使えなくなっちゃったら、本来の目的とずれていっちゃっているので、これから進めていく上でも、その辺をちゃんと解消してやっていただきたいなと思いますので、以上。
江口委員
関連で、大事な話が今出ていたんですけれども、校庭の芝生化への取り組みというのは、環境問題というのが大きな課題だと思うんです。ただ、今の行政のやり方は納得できない。学校側の手挙げ方式でやっているでしょう。これはあってはならない。教育委員会としては、バランス、例えば芝生を植えれば必ずそのリスクはあるんです。だから、そういう意味で、ぜひ地域にわかってもらった上で、環境問題というのは大変重要視しているんだということもわかった上で実行するべきなんだと思います。東京都がまたそういう方針をこの10年間で打ち出しているわけだから、全体の立場として、地球温暖化防止のための一環として取り組むという視点が重要なんです。でも、今の中野区の考え方というのは、ただやってやっているとか、やってあげたというか、やってみたというだけでしかないような気がするんです。
余談だけれども、なぜ学校の校庭を芝生にしたのに屋上を緑化していないのか。一緒にやればいいのにやっていないでしょう。こんなばかげた話はないので、なぜかというと、学校の使い道があるので、開放の問題もありますから、そのバランスをとって、その地域でこことここの使い方をするということをやれば、地図的にもどんどん中学校も落としていく。小学校も落として、ここは芝生化にしますと言えばいいんです。芝生化にするに当たって、地域合意を得るために地域の住民参加を得て、協力できるだろうか、できないだろうかと、そのスタートでいくべきであって、まず学校側が手を挙げるのを待っていて、それからというのはちょっとおかしい。
これは計画的に、やるならやるという方針を決めたんだったらば、全部指定して、ここは芝生化しますと。後の使い勝手はどうするかというのはその次の問題であって、ぜひその辺の方向転換をしないと、学校の芝生化はできないし、経費だって相当かかることは承知した上でやらざるを得ない。地球的規模の事業ですから、その辺の考えはどうなんでしょうか。
小谷松教育経営担当課長
もちろん、実施する学校の意向というのも、これは無視するわけにはまいりませんけれども、今委員の方からお話がございました。それは以前にも伺ったことがございます。それで、教育委員会としましても、できるだけ中野区全体としての地域的なバランスであるとか、それからまた、芝生だけではなくて、屋上も含めた学校の総合緑化といったような考え方、そういったものを踏まえながら、できるだけ教育委員会としても主体性を持って取り組んでいきたいというふうに思っております。
江口委員
さっきから言っているだれのための学校か、まず子どもの学校でしょう。その次のだれのための学校といったら、中野区民のための学校でしょう。学校の先生のための学校ではないんです。これは間違えたら困るんです。学校の先生、管理職の場合は2年か3年でいなくなっちゃうんです。そういう意味では、だれがこれを管理運営するかというと、一つは、ここに委託が出ているように業者です。地域の協力があって、皆さんがやって、子どもたちと一緒になって芝刈りをやったり管理運営する。では、これから学校の先生が運営に全員出てきて、それから地域も出てきてやるのかと言ったら、私はやらないと思う。全部地域に託しちゃうと思う。出てくるのは管理職の学校長だとか、副校長先生だとかは出てくるけれども、ほとんど地域がそれに携わる。本来はそれではいけないんです。
だから、やはり考え方なんです。だから、そういう意味で教育委員会が方針を決める。後の責任は地域がとらざるを得ないんだから。ただ、そのために地域が本当に協力してくれるか。大変な作業ですから、それができないところは、やろうとしても、多分無理です。そういう意味でやらなきゃいけない。ただし、本当は学校の先生全員がそういうところに出ないとおかしいです。それが、これから若宮がやって、武蔵台、私は経過を見ていきますけれども、多分そんな全員の先生が参加してなんてことはあり得ない。研修とかそういうのがあるならともかく、そういうことなので、ぜひバランスよく決めちゃって、それから地域に話題を提供して議論する。そういう方向に切りかえるべきだと思うんです。その辺を学校の先生も全部しっかり出てきてくれますか。そう思っていますか。
小谷松教育経営担当課長
芝生を導入した学校につきましては芝生は本当に未来に向かっての学校としての財産でございますから、当然今委員のおっしゃったとおり、どの教職員も自分の学校の財産を守るという意識を持つことが非常に重要なことでありますし、その方向できちんと対応していく必要があると思うし、そのために、また教育委員会としても必要なきちんとした計画をもって対応していくということが基本的な姿勢だと思ってございます。いずれにいたしましても、教育委員会で笛を吹いても、学校現場がきちんと動き、また地域と連携を図りながらやっていくということがベースになるわけでございますので、学校とも十分いろいろやりとりしながら、これからの芝生化拡大に向けて取り組んでいきたいと思います。
佐伯委員
小学校で6校、中学校で2校、校庭の改修を行っていますけれども、これは校庭改修を行う基準というのはどういうふうになっているんでしょうか。
小谷松教育経営担当課長
それぞれ学校の校庭の状況、大体小学校で五、六年、中学ですと七、八年ぐらいのサイクルになりますでしょうか。そういったサイクルの中で整備を順番に図っているというものでございます。
佐伯委員
今中野区には教育委員会の施設課というのがなくなってしまいました。どこが今判断しているんですか。それで、また学校の要望とかそういったものはお聞きになってから決めるんですか。
小谷松教育経営担当課長
先ほど私は逆に言ってしまいました。判断の年数なんですが、中学が五、七年、小学校が七、八年でございます。さっき逆に言ってしまいました。中学の方がいろいろ部活動とか使用頻度が多いので、サイクルが少し短い。
これは、学校から要請があるからやるというものでは基本的にはございませんで、あくまでもグラウンド、校庭の状況を判断して、教育委員会の方で事業化を決定しているというものでございます。
佐伯委員
今言いましたけれども、教育委員会に施設課というのがなくなっちゃっているんですけれども、教育委員会が判断すると、教育委員会はだれが状況を判断するんですか。
小谷松教育経営担当課長
組織としての施設課分野に相当するものはございませんが、教育経営の中に施設を担当するところもございますので、基本的には教育委員会におきます施設の管理運営という部分についてはそこの担当の方で行ってございます。
佐伯委員
結局、学校側はグラウンドの状況が今本当にいいからこのままでいいよと言っているのにもかかわらず、年数が来たから行われている。そういう工事があるようです。平成12年のときにも、今芝生で話題になりましたけれども、武蔵台小学校が10月4日の連合運動会を前に、9月15日から工事が始まったなんていうことがありました。これも総括質疑で当時質問させていただいたんですけれども、まさにことしの北中野中学校の工事なんかは、工事の内容まで変わっているんです。
その前に、6月22日に校長、体育教諭、区担当者、施工業者と打ち合わせということがあるんですけれども、教育委員会は立ち会っていますか。
小谷松教育経営担当課長
その場には立ち会ってございません。
佐伯委員
何で学校現場なのに教育委員会が立ち会わないんですか。だから、あんなおかしな工事をやるんです。しかも、二人ぐらいで来て、一人は熱射病で倒れちゃったといって、一人で工事をやっているじゃないですか。そんなので600万円も700万円もする工事をやらせておいて、しかも、状況がよくなったかといったら、排水は悪くなっちゃったから、グラウンドはぐちゃぐちゃ。秋の新人戦があるのに、練習もままならないという状況です。しかも、何でだと言ったら、当初予定していた工事だと、ラグビー部員の擦過傷を防ぐためとラグビー部員のせいにされて、ラグビー部員はいい迷惑しています。本当にこういうことで工事が行われるということが、まさに税金のむだ遣いの本当に最たる例だと私は思います。学校は本当に状況がよかったんです。
何でこういう工事が行われて、しかも、教育委員会が立ち会わないところで、今財産管理と学校と、学校も、先ほど江口委員からも言われましたけれども、学校というのは教育委員会に弱い。教育委員会に言われちゃうと、もし、ここでやらなかったら、この先、何もやってくれないんじゃないかという、そういう不安の思いもあって、渋々聞くわけです。そういったときに、地域の声をいろいろなところで利用しています。北中の場合には、外部指導員も大分入っています。何でそういう話をきちんと聞かないんですか。
小谷松教育経営担当課長
基本的に工事についての打ち合わせということであれば、工事について執行委任したところで、技術の職員が行っていろいろな説明をして対応を図るということになります。先ほど委員もおっしゃっていたとおり、今教育委員会で技術職員もおりませんし、十分な形での対応というのは限界があるということは事実でございます。そういった部分については、ほかの分野との協力によりまして、きちんとした技術職員が対応を図って工事の進行を行うということを基本としてございます。
佐伯委員
工事をやってグラウンドがよくなるというんだったら大変好ましいと思います。かつては三原山の火山灰か何かがまざった土が入っていて、非常に滑りやすいグラウンドで、それを変えてもらったという経緯もあるんですけれども、結局何が問題かというと、実際の地域の声とか、保護者の要望とかをほとんど聞いていないんです。
だから、今芝生の問題でもありました。武蔵台小学校だって、メインで使っていたサッカーチームはその管理委員会に人を出してきていないでしょう。自分たちはもう武蔵台は使わないと言っているでしょう。何でかというと、あの雨の中、小谷松さんも来て説明されましたけれども、説明会は開きました。要望は出ました。何にも聞いていないんです。だから、総括質疑で透明度が何%で何位とかと出ましたけれども、確かに説明会は開きます。いろいろなことは言います。だけど、聞いた意見を全然聞かないわけです。だから、皆住みたくなくなっちゃうわけです。そういったことはしっかりと考えてほしい。
武蔵台小学校だって、この間、図面を出されたときに言ったと思いますけれども、あの砂場の線に合わせれば、ちょうどサッカーの大きさのグラウンドができたんです。具体的提案も地元のサッカーチームが出していたじゃないですか。にもかかわらず、あんな変形の芝生をつくっちゃうから、皆怒っちゃうんです。そう思いませんか。だって、要望を出しているんです。区が出した案よりも利用者が出してきた案の方が私はよほどいいと思いました。そんなのを全然聞かない。説明会を開きます。話は聞きます。だけど、聞くだけ。そういったことが続いている。
だから、この北中のグラウンドの問題だってそうです。何回も言ったじゃないですか。本当に今必要があるんですかと。あげくの果てには、工事内容まで変わっちゃって、工事だけはやるというような姿勢というのは、私は好ましくないと思います。もうちょっと地域の声とか、そうしないと、地域が協力しなくなっちゃいます。ぜひその辺をしっかりとお考えいただいて、今後お進めいただきたいと思いますけれども、これはやりとりしていてもしようがないですから、また今後ぜひ課題としていただきたいと思います。
江口委員
総括でも出ていた防犯カメラなんですけれども、私は機械はまるきり弱いんだけれども、遠隔装置をつけた設置なんですか。扉がありますよね。出るときに、そこへ行って暗証番号でぽんと押さないとあかないですよね。あれが、例えば校舎の中から遠隔でお客さんが帰るときにぽんと押せばあくという、そういうのがついているの。
小谷松教育経営担当課長
外の防犯カメラを見ながら、お互いやりとりをして、職員室、または事務室にある機械のボタンを押せばロックが解除されるものです。
大内委員
それで、あのとき副校長が、あれをやっていたら仕事ができないと言ったんだ。見るのは、副校長だけではないんでしょう。事務の守衛さんでもいいんでしょう。副校長がずっとつきっきりだとか言っていたけれども、あれは違うんじゃないのかなと。
小谷松教育経営担当課長
もちろん、学校の教職員であれば、だれもが基本的な接客対応ですから、その場にいる者が応対に出て、そして、ロックを解除して中にお招きする、それが基本でございます。
大内委員
副校長が、あれがあるから仕事ができないなんていう話は聞いているの。公の場で、あれがあるから副校長がろくに仕事もできないと言っていた。そういう話は知っていますか。
入野指導室長
いろいろな状況があるというふうには聞いております。確かに副校長が一番職員室にいる率が高いものですから、そういうことで応対に出る率が高いということと、なかなか地域に周知がされていませんでしたので、自動ドアというと、通常はあけたら閉まると思っていらっしゃる方が多いので、あれは閉めていただかないと音が出てしまうんです。そういう状況になったりしますので、そういうところの周知だとかがちょっと足りなくて、一々行かないとならない状況が当初はあったということは私は聞いております。副校長が出ることが多いということは知っていますけれども、仕事ができないという状況では聞いてはございません。
小谷松教育経営担当課長
戻りますけれども、先ほど学校人事のところで、教員寮のお話がございまして、その中で教員寮の使用料をどのような基準でということでございましたが、これは基本的に都営住宅の算出基礎をベースとして決めているというところでございます。標準収入の大体十五、六%をベースというところでございます。
大内委員
では、例えばこういう人は住宅手当もつかないわけ。
小谷松教育経営担当課長
教員寮の入居者につきましては、住宅手当はつかないということでございます。
主査
他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、進行させていただきます。
倉光中央図書館長
先ほど知的資産費のところでお尋ねのございました登録が無効になる方の数でございます。18年度の実績で2万1,766名の登録無効が発生しております。
大内委員
こういうのは、今回施設使用料の見直しとかをやっているんだけれども、そういったものの対象にはならないの。
小谷松教育経営担当課長
教員寮につきましては、一般の区民を対象とする施設ではございません。特定個人に対する施設でございますので、今回の使用料の見直しとは関係はございません。
大内委員
住宅手当をもらっていなくて、区が面倒を見てあげているんだけれども、これは常識的に23区どこでもやっていることなの。
小谷松教育経営担当課長
基本的にこのような形で各区、要するに地元の自治体とかあるいは東京都もあるかもしれませんが、教員寮を設置した場合、そこに入居した者については住居手当はつきません。23区の場合でございますが、ほとんどの区では設置しております。幾つか、四カ所かは設置していない区もございますが、残りの概ねは設置してございます。
主査
よろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、進行させていただきます。
続いて一般会計歳入につきまして、一括して審査を行います。
質疑に当たっては、歳入決算説明書補助資料のページによりましてお願いをいたします。
質疑はございますか。
伊東委員
5ページの都支出金、都委託金の5番、日本の伝統文化理解教育ということで、これは5中は対象校になっているようですけれども、この推進校設置要綱という根拠法規に書かれているんですけれども、その趣旨等について、おおむね概略をお話しください。
入野指導室長
都の方の事業でございまして、それを第五中学校が指定を受けたという形になっております。平成18年の4月から1年間ということで受けてございまして、児童・生徒が日本の伝統文化について理解を深めて、国際社会に生きる日本人としての自覚と誇りをはぐくみ、教育を推進をしていこうとする学校を推進校として指定するということでございました。
伊東委員
これは単年度事業なんですか。それとも今後も継続される事業、そして事業規模は拡大することも可能なんですか。例えば1区につき1校という基準があるとか、そういうのはどうなんですか。
入野指導室長
これは一応単年度事業でございます。本年は、私どもの方はお引き受けしているところはございません。
大内委員
2ページ、野方区民ホールだとか、自動販売機設置とかあるでしょう。これは、自動販売機の売り上げはどこに行っちゃうの。
村木生涯学習担当参事
これは、あくまでも公の施設の目的外利用ということでございますので、ここにございますように、使用料については使用料として区の歳入になってございます。また、指定管理者が設置をしておりますので、売り上げはそちらに参ります。
主査
他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
ございませんようでしたら、進行させていただいてよろしいでしょうか。
それでは、ほかに質疑がなければ、これで当分科会の分担分についての質疑はすべて終了することになりますが、全体を通して質疑漏れはありませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
ないようでしたら、以上で認定第1号の当分科会分担分の質疑――答弁保留はございませんし、資料要求もございませんでした。すべてを終結したいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
主査
御異議ありませんので、認定第1号の分担分につきまして、すべての質疑を終結いたします。
次に、意見についてですけれども、意見がある場合は、議案名、会派名を明記の上、次回の10月9日火曜日の正午までに、文書をもって事務局に提出するようお願いをいたします。
以上で本日予定しました日程はすべて終了いたしましたが、委員の皆さんから特に発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、次回の文教分科会は10月9日火曜日の午後1時から、当委員会室で開会することを口頭をもって通告をいたします。
以上で本日の文教分科会を散会いたします。
(午後4時45分)