平成16年11月17日中野区議会文教委員会
平成16年11月17日中野区議会文教委員会の会議録
平成16年11月17日 文教委員会 中野区議会文教委員会〔平成16年11月17日〕

文教委員会会議記録

○開会日 平成16年11月17日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午前10時04分

○閉会  午前11時54分

○出席委員(9名)
 岡本 いさお委員長
 小堤 勇副委員長
 奥田 けんじ委員
 高橋 ちあき委員
 小串 まさのり委員
 飯島 きんいち委員
 篠 国昭委員
 藤本 やすたみ委員
 江田 とおる委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 教育長 沼口 昌弘
 教育委員会事務局次長 金野 晃
 教育経営担当参事 教育委員会事務局次長兼務
 部門経営担当参事 教育委員会事務局次長兼務
 教育委員会担当参事 教育委員会事務局次長兼務
 教育環境担当参事 教育委員会事務局次長兼務
 教育改革担当課長 小谷松 弘市
 学校教育担当課長 篠原 文彦
 学校教育管理担当課長 学校教育担当課長兼務
 学校健康推進担当課長 学校教育担当課長兼務
 指導室長 小林 福太郎
 生涯学習担当参事 大沼 弘
 生涯学習推進担当参事 生涯学習担当参事兼務
 生涯学習施設担当参事 生涯学習担当参事兼務
 知的資産担当参事(中央図書館長)石﨑 新一

○事務局職員
 書記 荒井 勉
 書記 岩浅 英樹

○委員長署名



○審査日程
議題
 学校教育の充実について
所管事項の報告
 1 平成17年度に取り組む主な事項(案)について           (教育経営担当)
 2 学校再編計画(案)意見交換会の実施状況及び今後の日程について   (教育改革担当)
 3 2学期制の試行について(案)       (教育改革担当)
 4 公衆無線LANの導入について        (中央図書館)
地方都市行政視察について
その他

委員長
 それでは、定足数に達しましたので、本日の文教委員会を開会いたします。

(午前10時04分)

 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿い審査を進めたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たりましては、正午を目途に進めたいと思いますので、御協力をよろしくお願いいたします。
 それでは、学校教育の充実についてを議題に供します。
 最初に、所管事項の報告を受けたいと思います。
 平成17年度に取り組む主な事項(案)について。
金野教育委員会事務局次長
 お手元の資料にございますとおり、平成17年度に取り組む主な事項(案)(資料2)について、現在、予算編成の作業が進んでおりますが、そうした中で、重点的な事項、また事業の見直しや新規の拡充などを考えているものについて、全庁的に経過的なものをまとめました。これにつきましては、11月21日発行の区報、またホームページで区民にこういう事項について検討が進んでいるということを周知するとともに、区民との意見交換も行う予定にしております。
 ここで全庁的に出ておりますが、裏面の一番下の部分、教育委員会の重点事項、事業説明として5点ほど載っております。これにつきましては、現在、こういう方向で行こうということで検討を進めているもので、これまで10か年計画等で特に明示をしていない新しいもの、それから区民の利用に影響が生じるようなものを含んでおります。
 まず重点事項、1番目、学校情報配信システムの構築でございます。これは児童・生徒の安全を高めるというために、メールを活用した学校と家庭との間のネットワークシステム、緊急連絡等を行うということで、現在、その仕組み、それからどういう形で早期に構築できるかという検討を進めているところでございます。
 次に、知的・情緒障害学級運営の支援、これは小学校へ介助員を配置しておりますが、中学校の障害学級には介助員が配置されておりませんので、中学校につきましても配置したいと考えまして現在、検討しております。
 次に、図書館自動音声応答装置の導入など図書館運営の充実ですが、インターネットを使えない区民にとりましては、インターネットによる利用案内、予約確認というのはなかなか難しい状況になりますので、電話によってそうしたサービスができるようにというものでございます。利用案内、予約資料確認等に対する電話対応ということで、24時間、365日のサービスで対応したい。これにあわせて魅力ある蔵書構成、また図書費の増額ということについても検討しております。
 次に、文化・スポーツ施設の指定管理者制度への移行準備でございます。これは、先般御報告いたしましたように、平成18年度からは指定管理者制度の導入ということで予定してございますが、それに伴い17年度は業者選定等の移行準備を進めたい、この必要な予算を計上したいということで現在、検討しております。
 次に、学校プール開放事業の見直しでございます。これは現在の開放のやり方を一部、現在の利用状況、ニーズに合わせて組みかえるというものでございまして、中野養護学校で行っております夏季プール一般開放、これは利用状況などから廃止をして、かわりに障害児水泳教室の人数をふやす、また第二中プールの一般開放の枠をふやすという形で、こちらの充実を図るという形で組みかえを行いたいというものでございます。
 以上、こういうことについて、今、予算編成の過程で部としての検討を進めておりますので、御報告申し上げます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
江田委員
 3点お聞きします。
 一つは、まず図書館ですが、電話対応の24時間、365日ということですが、電話で対応ということですが、どなたかが窓口で待機して受けるということになるんですか。
石﨑中央図書館長
 コンピュータの音声でお答えするわけでございます。人間が対応するということではなくて、システムとして、合成音で対応するわけでございます。
江田委員
 そうすると、どの程度のことが対応できるようになるんですか。例えば、利用案内は、そういうサービスでわかりますよね。予約資料の確認ということになってきますと、こういうことで予約したけれども、これはどうなっているか、こういう問い合わせになるわけでしょう。そういう個別具体的な対応に対して、音声サービスで対応できるのかということが疑問なんですが、そこら辺はどうなるんですか。
石﨑中央図書館長
 利用者の方の番号を入力していただきますと、例えば幾つかの本を予約しているとしましたら、その本が今どういう状況、まだ予約中なのか、それとももうとり終えて、どこどこ図書館にありますという状況なのか、そういうことが電話でわかるわけでございます。
江田委員
 わかりました。そうすると、図書利用カードがありますよね。あの番号で入力をする、そういうことですべて特定できて、個別具体的な返事も自動的にできるということですか。
石﨑中央図書館長
 委員のおっしゃるとおり、利用者カードの番号をキーといたしまして、その方の情報を提供させていただくわけでございます。
江田委員
 わかりました。
 それから二つ目、文・スポですが、指定管理者制度の問題ですが、文教委員会のところでは、現在の公社は対象にしないというお話でしたね。この前の評議員会でしたか、そこでは、その問題についていろいろな意見が出て、助役が検討するという答弁をしたと聞いているんですが、今考えている前提は、公社を除外したもので考えていこうとしているのか、もう少し幅のある検討をしようとしているのか、業者選定の前提となるものはどういうふうに考えているのか、教えてください。
大沼生涯学習担当参事
 指定管理者制度への公募の条件だと思います。公募に当たって、現行の文化・スポーツ振興公社は、法的には公募することはできますけれども、ただ、公社は施設の管理と文化・スポーツ事業を担っていることによって存立しているわけです。そういう団体が公平、公正な公募の条件に参加するということは、前提がそこによって成り立っている団体ですから、その後もそれを担っていくという前提になろうかと思います。そうした場合に、公平、公正な立場から、一般の企業が参加するときには、やはり公社が参加することによって、区が財政補助をしているものが参加することによって、公正、公平性はどうなんだろうということで、辞退していただくという形になっております。理事長がおっしゃったのは、文・スポ公社の今の形態ではなくて、ノウハウを引き継いだ新組織が応募するについては、それはよろしいのではないでしょうかという趣旨の話だと思います。
江田委員
 議論の場所ではありませんから、これ以上は議論しませんけれども、要するに評議員会で、この問題について、いろいろな議論が引き続きなされていて、何らかの対応を考えるべきだということがいろいろと出ている、その一つの考えが今の新組織なのか、別組織なのか、それも一つの対応なんだろうと思うんですが、そこら辺のことをどういうふうに考えているのかということを聞きたかったわけですが、今の答弁で結構です。
 それからもう一つ、一番最後の養護学校の夏季プール一般開放を廃止し、かわりに障害児水泳教室の人数増を図るということなんですが、こういうふうにすることを考えるに至った現状を御説明いただけますか。実態がどういうふうになっていて、どういうふうに変えたいと考えているのか。
大沼生涯学習担当参事
 中野養護学校のプール開放は15日間、開放されてございます。それが年々、利用者が減っているということが1点、知的障害の方なんですけれども、ただ、今の形というのは、監視員がいて、水に親しむ、遊ぶ、泳ぐという形態です。それよりも、二中で行われている障害者水泳教室は、水泳協会に委託して、泳力、泳ぐ指導をやっております。それは5日間なんですね。ところが、5日間だと、体調をちょっと崩した場合には行けなくなるというところで、それを10日間に延ばして、なおかつ泳力をつけさせていこうというのが1点ございます。それと二中でやっている一般開放も、養護学校だけではなくて、一般開放の方にも、泳力のある人は利用できますので、しかも障害のある方は無料なので、そこら辺の可能性を広げていくというのが2点目でございます。それと、では、養護学校のプールそのものは、浅くて、二中のプールから比べたらかなり小さい。一般の方も余り利用していないということでいったときに、同じお金をかけるならば、二中の水泳プールで泳力をつけさせて、なおかつ一般の開放にも利用できるような道を開いていった方がよりいいんだろうという判断をしたところです。それで、これについては、10月25日に父兄会、保護者会というんですか、お話しして御理解をいただいたのと福祉団体にもお話ししまして、そういう方向では好ましいのではないかという話です。それともう1点、問題になったのは、泳げない、ただ水に親しむ人もいるんだよ、現実に、それはどうするんですかといったときに、水泳教室に専用の水に親しむようなところのプールを設けて、ちょっと中野養護学校よりも深いんですけれども、そこで親しんでもらう。できるだけ泳力をつけて、水泳に力をつけていくようなことをやりたい。それで、その際にも、水泳協会とお話しして、個性とか一人一人の情報をいただいて指導していこうという考えを持っています。ですから、一つは、あの中で夏だけ水に親しむよりも、泳力をつけて、一般的な水泳力をつけていくという展開に事業を組みかえたということで、お金そのものは削減してございません。
江田委員
 そうすると、現在でも養護学校の障害児の水泳教室はやってはいるんでしょう。だから、障害児の水泳教室としてそちらを充実させていく。二中の方は一般開放に特化して、ただし、障害児で泳力のある者も、当然、二中のそこで利用してもらう、そういうすみ分けをもう少し進めるという意味なんでしょうか。
大沼生涯学習担当参事
 中野区で展開している中野養護学校プール開放については廃止しまして、その分を二中の水泳教室の充実と二中のプール一般開放のこま数を33こまふやして充てていくということです。ですから、中野養護学校独自でやっているものについては、独自の開放ですから、それはそのままです。
藤村委員
 これには、学校再編とか、そういったものが入っていないということは、全く別枠という考え方なんでしょうか。
金野教育委員会事務局次長
 学校再編とか、教育の課題について、10か年計画での取り組み事項というようにお示しをして、基本構想の検討素材などには記述してございます。現在どういうような予算のつけ方をするのかということで、まだつけ方についても検討中でございますので、こういうものについては、予算のつけ方としてかなり検討が進んで、具体化してきたというものをお示ししております。それで、10か年計画の事項については、もう既に考え方をお示しして、また予算のつけ方がまだ固まっていないということで、ここには記述してございません。
藤本委員
 その辺がこれから区報やホームページで周知をしていくというときに、区が優先的に取り組む課題ということが書いてあって、ここの部分はすぽっと抜けていますよね。とすると、これに取り組まれるのはいいんだけれども、それはどうなったんだろうという、その辺の説明がないと、そこだけすぽっと一番大切なところが抜けてしまったような感じを受けるんだけれども、その辺はどうなんですか。これをこのまま載せたら、ああ、17年度は、学校の再編は一体どこへ行ってしまったのかなというふうな、そういったものはもう少し明確にしておくというか、まだ決まっていないというんだけれども、その辺はやはり明確な形で何かきちんと出していかなければいけないのではないかと思います。
金野教育委員会事務局次長
 学校再編につきましては、来年度には、今お示ししている再編計画(案)を計画として確定して準備に取り組むということで考えております。計画策定ということについて重点事項に載せるか載せないかということで全庁的に調整したんですが、10か年計画の策定というものについても、計画というレベルのものは、もう少し10か年の方で説明をしていくということにして、これは17年度予算という中で新しく出た事項を中心にしようという整理をいたしました。ただ、委員が御指摘のように、それとの関係というのは、区民にわかるように説明していかなければいけないと思いますので、説明会のやり方などについて、区全体でやるわけでございますが、そこにそういうような、わかるような形の説明をするようにしていきたいと思います。
藤本委員
 ほかのところも全体的にそうなんですが、10か年との計画とこれというと、そうすると、これはもうあくまでも17年度の取り組み、ここに、ほかの部のところだと、警大の跡地からいろいろなことが、もう当然、10か年と結び付いてくるような非常に長期なものが入っていますよね、都市整備部。ところが、教育委員会のところにはそれが入っていなくて、非常に個別的なことだけが入っていて、それぞれの各部によって打ち出し方が全部違ってきている印象を受けるんですけれども、その辺が、区民がこれを受けたときに、教育委員会は何をしようと、本当に何に取り組もうとしているか、17年度はこれだけということで理解をするのか、10か年とのつながりというのがこれでは見えてこないと思うんですよ。だから、その辺が、やはりもう少し明確なものを出していかないといけないのではないかと思うんですけれども、もう一度。
金野教育委員会事務局次長
 委員御指摘の10か年の取り組みにつきましては、この間、説明してきました基本構想に関する意見交換会の検討素材の中に、NO.4という形で、区の施策と主な事業展開、教育委員会でいいますと教育指導の推進とか、心を育む教育と相談の推進、あるいは体力向上プログラム、特別支援教育など、また今御指摘のありました学校の再編、そういうものを、すべて主要な柱ですけれども、網羅的にして、事業内容についても簡単な説明を加えております。今回の資料は、そこに具体的に載っていなかった17年度の予算の中で、比較的重要な事項、また区民の利用に影響の出るようなものということでまとめたものですので、確かにこれだけでは17年度予算の主要な部分全体がわからないという形になっております。その説明については配慮するようにしていきたいと思います。
藤本委員
 そうすると、10か年計画の中に明確に位置付けされなかった部分について載せたということなのか、例えは校庭の整備の問題でも、芝生化の問題について質問もして、答弁もいただいていますよね。そういったものというのは、全面的にしろ、部分的にしろ、取り組んでいかれるという御答弁がありましたけれども、そういったものは、これは10か年という形の中で取り組んでいかれるのか、あるいは、これだけ見ると17年度はやりませんよというふうに見えますよね。その辺が何か非常に10か年とのつながりというのが全然見えてこないし、そういうのはやるんだけれども、優先的ではありませんよということなのか、五つだけ取り上げられて、もうこれを見ると優先的に取り組む課題と書かれて、10か年計画の検討を踏まえ、来年度優先的に取り組むと書かれている、その優先的にということの意味、そういったものは来年度はもう取り組まないのか、これだけだと読み取れてしまうんだけれども、その辺が非常に不明確というか、わからないんですけれども。
金野教育委員会事務局次長
 これは10か年計画の中で論議の中では出てこなかったものを中心にしておりますので、10か年計画の中で既に考え方をお示しして、議論しているものについては、今、予算の中でどういう扱いをするかというふうな検討を進めております。今、御質問のありました校庭の芝生化についても、どういう形で準備をしていくかということについては、今検討を進めていますが、重点事項として予算の付け方について方向がまだ定まっていないということ、10か年計画の中であわせて論議をして示していくという課題であるということから、資料の考え方の整理には入れなかったということでございます。
高橋委員
 関連してしまうんですけれども、藤本委員がおっしゃっているのはもっともだと思うんです。予算にかかわっていることを載せたんだというふうな話みたいなんですけれども、一般的に区報を見た区民は、予算であろうと何であろうと、重点的に取り組むものはこれなんだというストレートな受け方をすると思うんですよ。そうすると、今、次長がおっしゃったように、詳しく説明をしながらというお話ですけれども、説明を聞きに行く人は数限られた人しかいない。公に見られるのは区報だと思うのにもかかわらず、後々報告のある2学期制の試行についてだって重点的に取り組むものではないかという思いがありますので、安易に、どういうことを踏まえて、こういうふうに載せているのかということがすごく心配で気になります。ですから、区報を見てもわかるような形で載せていただければなと思うんですけれども。
金野教育委員会事務局次長
 これについては、今、委員の御指摘いただいた資料の趣旨がわかるようにということは大変重要なことだと思いますので、全体を取りまとめている担当の区長室、それから総務部の方とも十分にこういう意見があったということを申し入れて調整をいたしたいと思います。
飯島委員
 そんなのは無理ではないか。できているんでしょう、これ。はっきり言えばいいではないですか。今のところ、決まったのはこれだけですと。何でこんなのをやっているのか、僕はよくわからないんですけれども、つまり予算にかかわることについて事前に区民の意見を求めて、それでどうしようというんですか。つまり、こういう事業をするということ、あるいはこういう事業を想定しているということについて皆さんの御意見を求める。あるいは、議会にこういう報告をされても、予算案はいずれ出てくるわけでしょう。予算の事前審査をやっているわけではないんではないですか。非常に微妙なことになっていますよね、こういうことって。今おっしゃったように、その他、この項目以外のことについてもあるわけでしょう。これしかないということはないわけですからね。そうすると、今の時点でこういうことをお出しになって何かするということに当たって、ピックアップした項目について、どういう前提的な条件がついているのかということは、皆さんがおっしゃるように、きちんと区報の中でお書きにならないと、あたかもこれ以外のものはやりません、あるいはこれだけが決まっていますとか、これについてはもう予算措置ができていますみたいな受けとめになってしまうのではないですか。どうなんですか。
金野教育委員会事務局次長
 やり方につきましては、昨年度から予算編成過程の状況を区民に知らせて、区民の意見などを聞きながら予算編成を進めていこうという趣旨でやったものでございます。ことしは特に10か年計画の策定との関係がありましたので、資料のつくり方が少し変わってきたわけでございますが、その趣旨は、予算の中ではいろいろと課題として出てきているものについては、区民に知らせて、編成過程についても意見を聞く機会を設けようという趣旨でございます。編成過程でございますので、どうしても全体を固めた上で意見を聞くとか、網羅的に固まっていないものについても出して示すということは難しいわけでございますが、一つの今の試みとして、こういうことがされているというものでございます。
飯島委員
 もう時間が、先のことがいっぱいあるんですから、しかもこの後に議運なんかがあったりするんで、これは課題ではないではないですか。要するに、課題として何かいろいろと考えなければいけないことではなくて、学校情報配信システムの構築なんて、もうこれはやらなければならないというか、やりましょうという方向で進んでいることでしょう。図書館の音声応答装置の導入だって、これは課題ではなくて、これはもうやろうということで考えているわけでしょう。みんなそういうものではないですか。どこに課題があるんですか。そういう意味では、ほぼ、来年はこういうことをやりますよという内容についてお知らせしている話になる。こういうものをお知らせする時期というのは、こういう時期なんですか。予算編成過程のさまざまなことをオープンにするということとここの課題、これについてやっていますよということとは全然違うんではないですか、内容的にいって。むしろ課題として考えられるんだったら、それぞれの委員の方がおっしゃっているように、学校編成に絡むとか、2学期制に絡むとか、そういうことが課題としてあるのではないですか、本当だったら、課題というんだったら。ここはもうそういう課題を検討した後、ほぼ固まったものがここに載せられているしか印象としては受け取りようがないんですよね。だから、何か御意見をいただくといったって、もうやりましょうという方向性のものなのではないですか、ほとんど、これは。
金野教育委員会事務局次長
 これにつきましては、先ほどお話ししましたように、予算のつけ方としては、もうこれを重点に取り組むということで、部、あるいは教育委員会事務局としての検討がある程度進んでいるものを載せております。従来ですと、予算案ができるという過程で初めてこういうものが来年度の取り組みかということが区民に対して明らかになるという形だったわけですが、それが幾つかでも事前に編成過程で情報提供したいという趣旨で取り組んでいるものでございます。その提供の仕方については、先ほどから御指摘がありますように、全体像が見えないとか、また重点事項の選び方について、いろいろとまだ課題があると思っておりますので、それについてはさらに全庁的に検討したいと思います。
藤本委員
 教育委員会ではないんだけれども、課題と本当にやりたいという、課題という場合に、行政としては、こう考えているよと、議会の皆さん方、あるいは地域の皆さん方、どうですかという投げかけ方なんだけれども、この中でも幾つかのほかのところでは、私は反対だよというのはあるんですよね。こんな取り組み方をしていいのかみたいなのが載っているんだけれども、そういうような投げかけ方なのか。それとももうやるという投げかけ方なのか、教育委員会ではないですよ、だけど、ほかのところは、えっ、そんなことをやるのかというようなものも載っているんだけれども、全体としては、どういう投げかけ方をしているのか。これから議会の意見とか、区民の意見とか、投げかけますよね。それはちょっと待ってよという意見だって出てきますよね。そういうのは考えますよということがあるのか。
金野教育委員会事務局次長
 これはあくまても予算案がまた確定前のものでございますので、昨年の出したものについて、いろいろと意見を聞いた上で、予算案には反映しなかったというものもございましたし、またこれに続いて、こういうことについてもぜひ重点に入れろという意見もあわせて聞いて、予算編成の参考にしていくというものでございます。
小串委員
 私もちょっと気になったので、ほかのところは関係ないわけだけれども、要するにびん・缶の回収なんていうのは、藤本委員は言わなかったけれども、とんでもないと思っているんですけれども、とすると、もう位置付けが、これはもうどうしても全体的にやっていくんだという形になってしまうと、きょうは文教委員会だから、ここだけの話なわけだけれども、全体の位置付けをきちんと我々として押さえておかないと大変なことになってしまうと思うんですよ。ですから、今おっしゃったのは、統一的な意向であるという認識でいいですか。要するに、これはあくまでもまだ案の段階だと。やりたいとは思っているけれども、いろいろな議論の中で、ちょっとこれはというものが多々出てきた場合には取り下げることもあり得るという理解でいいですか。
金野教育委員会事務局次長
 これは現段階での検討状況をお知らせするというものでございますので、ものによって、これからの検討、あるいは区民や議会の意見を聞いた上で、変更したり取り下げたりということもあり得るということで、全庁的に確認して出しているものでございます。
委員長
 それでは、1番目の報告については終了いたします。
 2番、学校再編計画(案)意見交換会の実施状況及び今後の日程について。
小谷松教育改革担当課長
 それでは、学校再編計画(案)意見交換会の実施状況及び今後の日程につきまして御報告をさせていただきたいと思います。(資料3)
 先月18日に学校再編計画(案)を当委員会に御報告させていただきました。その後、各学校を会場といたしまして意見交換会の方を実施させていただいたところでございます。計画(案)の中にございます前期の計画の対象校とさせていただきました14校、各学校の方での意見交換会が一通り終了いたしましたので、現時点での内容につきまして御報告をさせていただきたいと思います。
 なお、意見交換会でございますけれども、公表して以来、2ルートで意見交換の方をさせていただいてございます。一つは、基本構想のNO.4の意見交換会が10月25日から11月9日まで16カ所で開かれてございます。その中でも学校再編計画(案)につきまして、あわせて説明、意見交換の機会を持たせていただきました。それにつきましては、昨日、開催されました基本構想・江古田の森整備特別委員会におきまして、その状況が報告されているところでございます。当委員会におきましては、教育委員会主催ということで行いました学校別の意見交換会の内容につきまして御報告をさせていただきたいと思います。
 10月28日の桃丘小学校を皮切りに11月10日の中野昭和小学校まで14回実施してございます。当日の参加人員につきましては、ごらんのとおりの人数となってございます。計14回、403名の方に御出席をいただきました。また、このほかに関係団体、個別対応等ということで、こちらから個別にお呼びかけいたしまして、情報提供、それから意見交換をさせていただいた団体、また相手方の方からぜひ意見交換会の機会を持たせてほしいということでお声かけいただきました団体につきまして、こちらの方にあわせて記載をさせていただきました。
 それから裏面でございます。今後の予定ということで記載をさせていただいてございます。なお、資料の現在日が11月10日ということでございます。既にこちらにございます、上の方からでございますが、中野区役所、それから南中野地域センターにつきましては、実施をしてございます。当日の参加者数でございますが、こちらに記載がございませんが、申し上げたいと思います。区役所、11月11日の出席者は13名でございました。また、南中野地域センター、翌12日でございますが、この日は19名ということでございました。また、本日、夜でございますが、野方地域センターでの開催を予定しているところでございます。その後、議会の第4回定例会に入ってまいりますけれども、それが終了しましたら、今回の再編計画(案)の中で中後期の対象校ということで名前を挙げさせていただきました14校、各小・中学校を会場に、12月9日の向台小学校を皮切りに12月17日の多田小学校まで14校で順次、意見交換会の開催を予定しているところでございます。また、関係団体、個別対応ということで、いろいろと各団体からお声かけいただきましたので、時間の許す限り意見交換の場を持たせていただいているところでございます。こちらの方も終了しているところがございますので、当日の参加者数だけ御報告させていただきたいと思います。15日に行いました東部住区協議会には委員の方9名が御出席いただいてございます。それから同日、医師会、歯科医師会、薬剤師会、3師会合同の意見交換会を開かせていただきましたが、当日は51名の各先生方に御出席を賜ったところでございます。それから昨日、地区教育懇談会の代表者会が開かれました。そこでは40名の地教懇の代表者の方に御出席を賜ってございます。今後は中学校のPTA連合会、それからまた二中の地教懇からの申し込みがございますので、意見交換の方をさせていただきたいと思っております。
 それでは、前期の対象校ということで実施いたしました14校の意見交換会で出されました主な意見ということで御紹介をさせていただきたいと思います。
 いろいろな意見が各会場で出されました。重複しているものにつきましては、テーマ別にその意見をまとめさせていただいてございます。また、それぞれ個別の意見ということでは、各学校別にいろいろな意見が出されてございますが、それは5ページ以降に個別の方は記載をさせていただいてございます。
 まず2ページのところでございますが、再編計画(案)全体に関するものというところで、冒頭の丸のところに、再編そのものについてはやむを得ないと考える、こう御発言される方が多うございました。これは一つの意見ということで出されたというよりも、多くの方が最初に御発言されるときに、説明を受けた後、再編そのものについては理解できる、この方向でやってほしいとは思うけれども、ただ、自分としては、このような形で個別の意見を持っているという形で御発言される方が大変多かったという印象を受けてございます。なお、計画(案)そのものに反対である、白紙撤回すべきだといった意見については、ほとんど出されなかったという印象を持ってございます。
 それから3ページの方に参りたいと思いますが、上から三つ目の丸、四つ目の丸のところをごらんいただきたいと思います。子どもが入ってこないことが考えられる、計画を早目にすることはできないか、あるいは統合後の跡地はどうするのか、これが非常に多く意見として出されてございます。子どもが入ってこないことが考えられると申しますのは、統合によりまして、統合までの期間でございますけれども、いろいろと先取りすると申しますか、あらかじめ統合される他の学校の方に学校を変えるといったこと、そういったことが考えられる、そういった話も聞いている。できるだけ、統合するのであれば、早く実施してほしいといった意見、これが多く出されてございます。
 それから(2)の中野区に目指す学校像に関するものということでは、今回の再編計画(案)の中で、冒頭に、中野区としての学校教育に対する将来像を示させていただいたところでございますけれども、こういった考え方、ぜひ気概を持って取り組んでほしいといった意見をいただいてございます。
 また、一番最後の丸ですが、校舎を建てかえるところは、中野区のモデルとなるようなすばらしい学校にしてほしいといったような意見もいただいてございます。再編を当初きちんとやることによって、多くの区民が、そういうふうにすればきちんと再編できていくんだ、そういったモデルを最初に示すことが大切だという御指摘をいただいてございます。
 それから(3)の再編計画の概要に関するもので、まず学級の規模に関することにつきましては、40人学級についてはどう考えるのか、あるいは30人学級にできないのかといった意見について幾つか御意見をいただきました。
 それからまたウの望ましい規模に関するものというところでございますけれども、望ましい規模として、小学校18学級としているが納得がいかない。小規模校のよさもあるといったようなことで、ここでは小規模校のよさもあるということで幾つか意見が寄せられてございます。私どもとしても、決して小規模校そのものが悪いというようなことは、決して言っているわけではございません。学校教育を進めていく上におきましては、適正な規模、その規模を実現することによりまして初めて実現できる教育の内容というものもあるわけでございますので、そういったことが区内のすべての学校におきまして、今回は共通の基盤をしっかり整備した上で、各学校がいろいろと取り組んでいる特色をさらにそれに上乗せする、そういったスタートラインをしっかりとつくるといった形で考え方をお示しさせていただきました。
 それから通学区域の調整に関するところでございます。ここでは幹線道路や鉄道の横断といったようなことが計画の中で通学区域のポイントということで挙げさせていただいてございますが、実際には、いろいろな場所によりまして大きな差が生じているといった御意見、これにつきましては、後ほど個々の学校の組み合わせのところで詳しくお話し申し上げたいと思います。
 それから二つ下の丸でございますが、今回の再編によりまして通学時間が長くなるといったことについての心配の声も幾つか意見として出されてございます。
 それから統合の方法についてというところでは、名称について、これからどういった形で新しい学校の名称をつけていくのかといった意見が出されてございます。
 それからまた統合新校の位置についての質問が多く出されてございます。今回、再編によりまして新しい統合新校をどちらの学校に設置するのかといった考え方を示させていただきましたが、その中でいろいろな意見をいただいてございます。これについても個別のところで詳しく御報告申し上げいたと思います。
 それから計画期間に関するものというところでは、統合までの期間が長い場合、モチベーションを維持できるかといったことで、これは先ほど出ました統合までの期間の子どもたちの数が減っていくということが危惧される、その中で、統合までにしっかりとした学校としてのモチベーションを維持できるのかといった御意見でございました。
 それから再編に伴う諸課題の取り扱いに関するものということで、今のモチベーションの問題とも関連するわけでございますが、円滑な再編のための支援に関するものということで、計画(案)が出ただけで子どもたちに影響がある。短期的に子どもたちに何をしてくれるのか。あるいは在校生のケアが一番大事だ。保護者が納得できる(案)を示してほしいということで、統合に向けた期間のモチベーションをしっかりと維持できるようなものを出してほしいという意見でございました。
 それから通学区域の弾力的運用に関する考え方ということでも、指定校変更を認めないで、統合までの期間、子どもたちの数をしっかりと確保してほしいという意見も多く出されてございます。ただ、それとあわせまして、5ページの方に移りますけれども、逆に過渡期の学年については指定校変更を弾力的に考えてもらいたいといった意見も出されてございます。先ほどの指定校変更、厳しくきちんと審査してほしいという意見は、どちらかというと在校生の保護者の方から、あるいはこれから逆にその学校に入ってくる、中学ならば現在の小学校、小学校ならば幼稚園や保育園の保護者の方でございますが、そちらの方は、どちらかというと指定校変更をできるだけ弾力的な形でといった意見が多かったという印象を持っております。
 また、そのほかに再編に当たっての手順に関するものとして、今回、再編計画(案)の中では(仮称)学校統合委員会というものを挙げさせていただきましたが、具体的にそれはどういう形で運営していくのかといったお尋ねが出されてございます。
 ここからは、前期計画の具体的内容に関するものということで、個別の御意見でございますが、まず仲町、桃丘、桃園第三小学校、これらの統合に関する中での主な御意見でございます。一つが、この地域では、3校の統合があるわけでございますが、あわせて中央中と九中との統合も予定されてございます。そういったところで、同じ地域の中で小・中といった統合が来ることについての不安の御意見がございました。
 それから、中ほどに参りますが、今度の1年生が仲町小に入ってくるかが心配だ、その辺の対策はどうなのか。あるいは、桃丘小学校には来年の新入生は入ってこないのではないか。ならば早く統合すべきだといった形で、これは統合新校を置かない、今回の計画の中でしております仲町、桃丘におきましては、こういった意見が特に強く出されてございます。そのほか、この統合を機に一部通学区域の変更を行うところもございます。下の方の丸でございますが、そういった通学区域の変更を行うところでは、地域でのこれまでの一体性といったようなところ、あるいは交通安全に対する不安といったような御意見が出されてございます。
 次に、東中野小学校と中野昭和の統合に関するところでございます。ここでは、一番多く御指摘、御意見をいただいたところが、山手通りを横断することについてでございます。山手通り、今回の統合(案)の中では、現在の東中野小学校の学区域から統合新校を設置するとしております中野昭和への通学路がどうしても山手通りを越える、そのことに対する安全対策をどう考えているのかといったこと。それから6ページの方に参りますが、通学距離でございます。特に一番遠いところで1.4キロということで、これは東中野小学校の学区域の小滝橋のところからでございますが、統合新校を予定しております中野昭和までの距離がこれだけあると。やはり統合によりまして通学距離が長くなる、子どもに対する負担がふえるのではないかといった意見、これが中野昭和、東中野の中での主な意見といったところでございました。
 次に、沼袋小学校、丸山小学校、野方小学校の統合に関するところでございます。こちらの地区におきましては、統合新校をどこに置くかといったことに関するところに多く意見が集中してございました。上から二つ目の丸のところでございますが、地域的には野方小が真ん中だが、沼袋小の方が野方小よりも校庭が広いのではないか。あるいは学校の将来像がいろいろと書いてあって、小規模校では困難であるが、現在の沼袋小ではそれができている。ならば、残る可能性があるのではないかといったような意見、そのような形で、特に沼袋小学校と野方小学校の方の統合に関して、統合新校の位置に関する意見が多く出されてございました。
 その次に、一中と中野富士見中の統合に関するところでございます。やはりこちらにつきましても、統合新校の位置についてのいろいろな御意見がたくさん出されてございます。統合新校の位置については、むしろ地理的に見ると中野富士見の方がいいのではないか。こちらの方に統合新校を設置すべきではないのかといった御意見、それからまたやはり通学距離が長くなるといったことで、両校を統合した場合、新しい統合新校を置く予定になっております一中のところまで、現在の富士見中の学区域から一番遠い距離で1.6キロといったこともありますので、その点がやはり不安であるといった御意見が出されてございます。あと、二中との関係で、やはり富士見中の現在の地理的なところの中で、二中に近い部分がある。一中に行くよりは、今回のこういった形での統合になると、二中に流れる子どもが出てくるのではないかといったような御意見でございました。
 次に、六中と十一中の統合についてでは、やはりこちらにつきましては、一つは西武線、現在、六中の子どもたちは西武線を越えずに通学しているわけですが、これが十一中と統合になるということから、どうしても西武線を渡らざるを得ない、そういったことに対する一つの不安、それからまた現在の六中の新井の南の方でございますけれども、こちらから十一中までの通学距離が長くなってしまうといったようなこと、そういった通学距離、途中に西武線をはさむといった通学上のいろいろな御意見がここでは集中的に出されてございました。
 それから九中と中央中の統合に関するものでございます。比較的九中と中央中の統合に関する意見交換会は冷静な中でいろいろと行われましたけれども、ただ、学区につきまして、やはり通学区域の中で現在の九中の一部の中に、中央中のところに新しい統合新校を設置するとなると、やはり通学距離が長くなり、その場合、子どもたちが別れ別れになって中学に進学するようになるといった形での御意見が出されてございました。
 また、そのほかの意見の中では、今回、こういった形で意見交換会を持たせていただいたわけでございますが、もう少し、あらかじめきちんと、特に実際にこの計画が実施されるまでの期間があるわけでございますので、例えば中学ならば現在の小学校の保護者、小学校であれば幼稚園、保育園の保護者、そういった方に対しても事前の声かけなどをしてほしいといった意見が出されました。非常にもっともな御意見でございまして、私どもも当初は幼稚園、保育園にもポスターの掲示等々をお願いしてPRをさせていただきましたが、途中からでございますけれども、中学校の意見交換会には、あらかじめ中学校区内の小学校にチラシなどをお願いいたしまして配布をさせていただくなどのPRも追加的にやってきたところでございます。これから、この後、中・後期の対象校ということで予定されていますが、できれば、すべての小学校、中学校、幼稚園、保育園などの保護者に対しましてのPRもしっかりとやってまいりたいと思ってございます。
 以上、通しまして前期の対象校となってございます14校での意見交換会の様子ということで御報告をさせていただきました。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
高橋委員
 時間も余りないので簡単に質問させていただきますと、いろいろと説明を受けましたけれども、5番の中、(5)その他の中に、教育委員が出席していないことは不満だという御意見があるみたいですけれども、何で教育委員は出席しないんですか。
小谷松教育改革担当課長
 今回、計画(案)を広く区民の方に考え方をお示しして、御意見、できるだけ広くお聞きするということで、できるだけ精力的にやりたいということで、事務局の方で対応させていただいてございます。教育委員は今後どういう形で区民の方々と意見交換をするかということにつきまして、きちんとその方向でやってまいりたいと思います。できれば、各学校をすべて一巡した後に、教育委員の方との対話集会といったことを計画いたしたいと思ってございます。
高橋委員
 まだまだ聞きたいことはあるんですけれども、今のお答えを聞いていますと、各学校を一巡した後に事務局が御説明に回っているという話ですけれども、私が説明会に出席された方々から伺いますと、教育委員会の姿勢が、いかに再編に取り組むんだという姿勢が見えないという御意見が大変多いです。それはどうしてですかと伺うと、事務局の方がいろいろと説明してくださっても、事務局でしかないと。教育委員会全体の話を、わざわざ説明会をつくって、第1期とか、第2期とか、そういう説明会をつくって区民の皆さんに説明していこうという姿勢があるのであれば、教育委員、いわゆる教育長を初め5人いらっしゃるわけですから、全員が出なくても、交代交代にお一人でも出ていただければ、自分たちが話していることも直接聞いてもらえるだろうし、教育委員さんが思っている学校再編に対しての熱意とかも感じ取られるのにという声がすごく多いんです。ですから、小谷松課長がおっしゃっているような改めて日程を調整してやるというのも一つの方法かもしれないけれども、これだけ日程がいっぱいあるんですから、その中に一緒に行っていただいた方がより早く教育委員会の姿勢を見せることができるのではないかと思うんですけれども、いかがですか。
小谷松教育改革担当課長
 教育委員によりますと対話集会、これはきちんと予定をしまして実施をさせていただきたいと思ってございます。ただ、当初は、できるだけ計画(案)につきまして、多くの区民の皆様に御説明する機会を持たせていただくとともに、また広く御意見を伺いたいということで、事務局の方で手分けをしながら対応させていただいているところでございます。これらのいろいろといただいた意見につきましては、教育委員会の中にも御報告をいたしまして、その状況等につきましては、逐一教育委員の方に、意見としてこういった区民の声があるということで報告はさせていただいているところでございます。
高橋委員
 もうこれ以上は言いませんけれども、報告とかではなくて、実際に生の皆さんの声を聞いてもらいたいという意見がすごく多いんです。それで、一気に名を挙げられた学校に対しても、教育委員は足を運んでいるんだかどうだかわかりませんけれども、実際に学校再編に取り組んでいる姿が全く見えてこないのが寂しいというのが一般的な区民の方たちの気持ちなんですよ。ですから、それは教育委員と別途対話集会をとるといったって、そういうものではなくて、実際に生身の声を聞いていただきたいという思いがあるから、きょうこうやってお話ししているんですけれども、御答弁は一緒でしょうけれども、第1期にかかっている学校の関係の皆さんたちが実際に話を聞いて、そう思っているということでありますので、そこは今後考えていっていただきたいと思います。お答えは結構です。
 それから一巡してということですけれども、いよいよ始まっていかなくてはいけない前期対象校に対して、この1回で終わってしまうということなんですか。
小谷松教育改革担当課長
 いろいろいな意見をいただいてございます。そういった中で、また状況等を見まして、今後、引き続き意見交換の方を継続していく必要があると思ってございますので、そういった部分につきましては、またきちんと計画をつくってまいりたいと思ってございます。
高橋委員
 ぜひ丁寧に取り組んでいっていただかないと、本当に大変な、再編というのは事業だと思うんです。熱意が感じ取られない限りは、幾ら統合した学校をすばらしい学校にしたとしても、教育委員会の気持ちが区民の皆さんに伝わっていかない限り、どこかでつまずくことがあるかなという心配がありますので、ぜひとも親切にやっていっていただきたいと思います。
飯島委員
 後で委員長にもお願いしようと思いますが、きょう、ここで、この時間の中でこれを全部やるというのは、なかなか大変なことでしょうから、御意見を伺う、伺っただけなんですか。
小谷松教育改革担当課長
 いろいろと御意見を伺いながら、またこちらの方で御説明できる部分につきましては、御説明をさせていただきました。
飯島委員
 そうだとすると、こういう御意見があった、御意見というのと質問というのと両方ありますよね。これにどうお答えになったのかということが非常に大事なんで、どうお答えになったかという資料がついていないと、これを本当に一つ一つ、これについてはどう思うんですか、ここでやらなければなぱならないんですよ。これはもう膨大な時間がかかってしまうし、ですから、ぜひ、お願いですけれども、こういう御意見があった、これについては、教育委員会としてはこういう説明をした、あるいはこういう答え方をした、もちろん、答えられないものもあるでしょうから、それについては、正確に、では、今後お答えしますと言ったとか、そういうことの資料として改めてお出しをいただくというわけにはいかないですかね。そうでないと本当に一つ一つお尋ねをしなければならなくなってしまう。我々が知りたいのは、我々も思っているようなことがありますよね。それについて現在、教育委員会はどう考えていらっしゃるのか、どういう検討を進めていらっしゃるのかということが次の問題としてあるわけではないですか。ですから、ぜひそれをお願いしたいと思うので、できたら、きょうのことを考えた上でも、それをいただいて、より詳細にお尋ねをしたいと思っておりますので、お取り計らいをお願いいたします。
金野教育委員会事務局次長
 現在、まだ予定している説明会が全部終わっていないということもあって、今回、非常にタイトなスケジュールの中で、私ども、スタッフを分けてやっているので、正直申し上げまして答えの整理が間に合わなかったということもございます。次の定例会中には、予定していた説明会を全部まとめて再度整理をしてお示ししたいと思いますので、そうした際には、どういう答えをしているかも含めた資料をお出ししたいと思います。
江田委員
 改めてまた質問させていただく機会がつくられようと思いますので、その場でまた細かいことをお聞きしたいんですが、1点だけ特徴的な部分だけお聞きしておきたいんですが、一中と富士見中の統合計画があって、一中に統合新校をつくるということですよね。当然、その現場では、ここにも出ているんですけれども、余りにも学校が偏り過ぎていて、直線距離で1.6キロ、これだと道のりだと2.5キロぐらいになるではないかという話になっていますよね。そういう偏りの問題と学区域が二中とすぐそばになっていまして、一中まで行かなければならないんだけれども、二中に行けば、もう本当に目の前に学校があるではないか。どうしてこういう線引きになるんだ。これは最初に案が発表されたときから、この図を見れば、だれもが考える疑問だし、地域から検討してほしいという意見が出るというのは、教育委員会も恐らくそういう意見が出るだろうとお考えになっていると思うんですが、こういう問題については、実際にどういうふうなお答えをし、出た意見については、どういうふうにされるおつもりなのか、その点だけ、これは象徴的な例ですが、この1点だけお聞きしておきたいと思います。
小谷松教育改革担当課長
 確かに一中と富士見中の統合につきましては、一部に非常に通学距離の長いところが出るということ、また地理的に二中に非常に近いところができるといった部分がございました。両校の統合につきましては、統合新校をどちらにするかといったことで、教育委員会の中でもいろいろな議論を重ねてきたところでございます。将来的に統合新校をどちらにするかといった場合、やはりどの学校でもいずれは建てかえの時期を迎えるということがございます。そういった意味で、将来的に建てかえの時期を迎えたときに、きちんとした、まさに21世紀にふさわしい学校の施設をつくっていくということで、どちらに条件がきちんと合っているかといったところをやはり中心に考えました。それにつきましては、再編計画(案)の基本的な考え方といったところで、その考えを整理しましてお示しをさせていただいたところでございます。そういったところで、富士見中と一中という現在の学校の条件というものを比べたときに、やはりどうしても一中の方が校地面積がある、あるいは用途地域として中・高層の地域であるといったような条件がございまして、将来的に新しい学校を建てかえていくといったときには、条件としまして、やはり一中の方に統合新校を置くということを選択したわけでございます。その結果、確かに現在の富士見中の学区域の中に通学区域の長くなる地域が出るといったこと、それから二中に近いといった部分がございますけれども、通学距離、確かに直線距離にして1.6キロでございます。現在、中野区内の中学の中で最高の通学距離と申しますのが1.5キロでございます。そういったことで、できるだけ子どもたちにとって通学距離が負担にならないような形でということで、現在の状況などを見まして、この範囲であればといったような形でひとつ判断をさせていただきました。それからまた二中に近いといったようなことで、生徒が流れるということについても、確かにその部分はございますが、統合に向けた中で新しい学校をつくっていくといったようなことで、さらに学校をきちんと整備を図っていく中で、一中の方にきちんと入学をしていただく一つの動機付けというものを持っていきたいという形を考えてございます。そういった中で、地域の方々には、一中、富士見中の統合につきましてのいろいろな御意見をいただきながらも、御説明を申し上げ、意見を交換させていただいたというところでございます。
江田委員
 今、御答弁いただいたんですが、全体としてよく見えないんです。恐らくこの問題はだれもが感ずるところで、いろいろな意見がこれから出てこようと思います。ぜひ十分に意見を聞いて検討していただきたいということを申し上げておきたいと思います。そのほかにもたくさんいろいろな問題があろうかと思うんですが、とりあえず象徴的なところですので、そこまでにしておきたいと思うんです。
 それで、もう一つは、学校側の意見をどういうふうに集約なさるのかということについてお聞きしておきたいと思うんですが、恐らく校長会には当然、報告をしていると思うんですが、それぞれの先生方に話を聞いてみると、直接的な報告はまだ受けていない、教育だよりを見て初めて知ったとか、そういう状況です。恐らくそれぞれの校長先生が教職員にどういうふうに対応しているかで、説明した学校もあるだろうし、これからしようというところもあるでしょうし、あるいは、これは教育委員会の方で決める方針だから、学校があれこれ言ってもせんないことだということで、特に説明しようとも考えていない方も恐らくいらっしゃるでしょうし、そういう点では、学校の現場そのものが、教職員そのものがこの問題からは置き去りにされているのではないかということを非常に感じております。そういう意味では、教育委員会が直接、学校に出かけていって、学校の意見を聞くというのが一番ベターな方法だと思うんですが、そうした取り組み等についても考えるべきだと思うんですが、その点についてはいかがですか。
小谷松教育改革担当課長
 再編(案)につきましては、校長会できちんとその内容につきまして御説明申し上げ、また教頭会にも情報提供という形でさせていただきました。学校、教育機関ではございますが、一つの行政組織でございます。きちんと組織として情報を提供し、組織としての対応を図っていただきたいと思ってございます。校長会の中でも、再編につきましていろいろと意見交換などをしたところでございますし、またこれからも個々の部分につきましては、いろいろと御意見等を承ってまいりたいと思ってございます。いずれにいたしましても、学校につきましては、きちんと組織的な対応ということでしっかりとやってまいりたいと思ってございます。
江田委員
 私が申し上げているのは、校長会で説明し、そこに情報提供をしたということで、要するに上からの情報提供ということはしているわけですよね。それが各一人一人の教職員のところにどう伝わっているかというのは、それぞれ差があると思うんですが、上からの情報提供はやっている。逆にこういうやり方でやった場合に、現場としてはどういうふうに考えるのか、もし大きな矛盾があるとしたらどういうことなのか、そういうものを現場で直接、教育に携わっている先生方の意見を吸い上げていく、そういう場があってしかるべきではないかということを申し上げているんですが、ぜひそういう努力をすべきだということを申し上げたいんですが、その点について、もう一度考えをお聞きしたいと思います。
小谷松教育改革担当課長
 基本的には、教育委員会としてこういった形で一定の整理を図ったわけでございますので、基本的な形での組織の中でしっかりとそれを周知していくということが大切だと思ってございます。そういった意味で、それに教育委員会として校長会を通し、その話をし、また御意見を伺うといった形でやってございます。
江田委員
 私は、それでは、これだけの大事業をやっていくのには非常に不十分だと思うんですよね。単なる上からの行政的な情報提供だけでは不十分で、現場にいる人たちの意見を十分に吸い上げていく、その中でさまざまな提案もあるでしょうし、あるいは逆に大きな矛盾が生ずる、そういう問題点も明らかになってくるかもしれないわけで、もし矛盾があれば、それは早く取り除いていく、そういう努力をしていかなければ、これだけの大事業というのはやはり成功しないと思うんですね。そういう意味で、教職員を含めて、いろいろな意見はあろうとも、大勢がこれだったらいけるという、そういう全体の合意をつくっていくことが非常に重要だと思っております。ぜひその場をつくるべきだということを重ねて要求しておきたいと思います。
 最後にもう1点、現場で話を聞きますと、ちょっと学校再編からずれてしまうんですが、学校で使っている机とかいすの問題ですね、教科書がB5からA版に変わったんですよね。使っている教材等が大きくなっていく、子どもの体格の問題もあります。そういうことからいって、今まで使っている机やいすというものが非常に手狭になってきている。統合新校をつくるとか、特に校舎を改築するとか、そういったものがいよいよ今後の課題になってくる中で、子どもたちの教育環境をどう改善していくのかというのを非常に重要な、あわせて考えていくべき課題だということが聞こえてきます。単に校舎をあれこれいじるというだけではなくて、子どもたちが使っている机やいす等も含めまして、全体をこれからの新しい学校をつくっていく一つの大事な部分として検討していくべきだと思っておりますが、そこら辺についてはどのように考えておられますか。
金野教育委員会事務局次長
 学校の設備については、特に再編ということでなくても検討する課題というのは多々あるわけでございますが、特に今、御指摘のありましたように、新しい統合新校をつくっていくという場合に、校舎のいろいろな設備、それから教育の環境、あるいは教育課程を含めて全体的な検討をしていきたいと思っております。
小串委員
 飯島委員がおっしゃったとおり、答えがないと判断のしようがないので、そういう形で出していただけるということなので、そのときにと思います。
 それで、1点だけなんですが、思ったほど、現在までの段階での参加状況というのがそれほど多くないという印象を受けました。全体でたしか400何人、現在、というような話があったような気もするんですけれども、東中野小学校の学校公開、関係団体個別対応等の中で120人ということで突出して多くの方が参加をされておられますよね。この地域は、お母さん方とか意見を聞く機会が多いんですけれども、さまざまな意見をお持ちです。むしろ東中野を残して昭和をあれしてしまった方がいいんではないかなんていうことを言う方も現実におられましたし、いろいろな考えをお持ちです。なおかつ、後期、中期の中で三中が微妙な立場にあるということも含めて、そういう意味で関心が高いのかなということで読ませていただきましたけれども、PTA連合会だとかというような書き方をされれば、大体イメージがわいてくるんですけれども、東中野小学校学校公開となっていますね。ここがどういう意味なのかがよくわからないので、その1点だけ教えてください。
金野教育委員会事務局次長
 これは私が説明に参りましたので、私の方からお答えしますが、たまたま学校再編とは別に、この日に学校公開が予定されていまして、授業の公開、それから新入生に向けての学校の説明、それから地域の人に学校を見てもらうという形で設定されておりました。その中に、再編計画(案)が発表されましたので、急遽、そのことについての説明も入れてほしいということで学校と調整ができましたので、そこへ出向いていって、この時間をとってもらって説明をしたということでございます。
委員長
 それでは、以上で本報告については終了いたします。
 3番目、2学期制の試行について(案)について。
小谷松教育改革担当課長
 それでは、2学期制の試行について(案)、御報告をさせていただきたいと思います。(資料4)
 前回、2学期制の試行(案)につきましては、9月に開催されました当委員会におきまして、試行に向けた形での研究推進校を定めましたということ、またあわせて夏休みを初め長期休業日につきましては、その実施に当たりまして、17年度についてはそれを変更しないということで御報告をさせていただきました。その際、2学期制の試行について、もう少しきちんと整理を図った段階で、資料の整理を行って報告してほしいという御意見をいただいたところでございます。また、その後、研究推進校におきます取り組みの方もかなり進んでございますので、この機会に御報告をさせていただきたいと思います。
 まず2学期制の試行についての(案)でございます。これまで検討してまいりました内容につきまして整理を図りましたので、御報告申し上げたいと思います。
 まず2学期制導入の目的でございます。既に何回か御報告をさせていただいてございますが、授業時数をきちんと確保し、また学習指導や評価方法等につきましての工夫を行う中で、子どもたち一人一人の豊かな心、あるいは確かな学力、その定着を目指すということを大きな目的としてございます。そのほか学校としての2学期制という一つのきっかけにおきまして教育課程の改善を図り、ゆとりのある教育活動、あるいは特色ある学校づくりを推進する、そういう一つのきっかけという形で2学期制の推進というものを考えているところでございます。
 それから2学期制におきます教育課程等に関する研究推進校でございます。先ほど申しました研究推進校を指定いたしまして、これから2学期制の特色を生かしました教育課程の編成等についての研究を行っているところでございます。
 それから研究推進校における取り組みでございますが、具体的には、まず目的と基本方針、これは各学校できちんと定めていただきまして、あわせて校内体制の整備も図っていただく、2学期制を推進するための学校での一丸となった体制というものをしっかりととっていただくということをお願いしているところでございます。また、目的を達成するための具体的な方策についても、各学校がどういう形で2学期制を活用しながら特色ある教育内容をつくっていくのかといったことについての研究をやっているところでございます。また、そのほか児童・生徒、それから保護者へのきちんとした形での理解を求めていくということにつきましても、研究推進校の中で取り組みをお願いしてございます。そのほか検討委員会との連携を図りながら、いろいろな課題についての研究をあわせてやっているところでございます。
 それから裏面の方でございます。2学期制の試行実施でございますが、このような形で、研究推進校につきましていろいろな取り組みを行ってございますが、来年度から2学期制の試行ということで実施していくということになりますと、それに先立ちまして各学校での教育課程の編成というものに着手しなければならない、また制度的にも、現在ございます学校運営に関する規則、これの中で現行3学期制ということで記載があるわけでございますけれども、その辺のところにつきましても、規定の整備等々をやっていく必要がありますので、今後そのような形で段取をきちんと踏んでまいりたいと思ってございます。
 2学期制導入に向けた今後の計画ということで、これからのスケジュール、考えておりますところをお示しさせていただきました。この秋、各研究推進校におきまして、2学期制の導入に向けたいろいろな基本方針等についての研究を進めていただくとともに、保護者の皆様への理解を求めてきたところでございます。できれば、これらを踏まえまして試行校という形での決定を行いたいと思ってございます。それが決まりましたら、また当委員会の御報告をさせていただきたいと思ってございます。また、先ほど申しましたとおり、来年から試行を行うということになりますと、その前段階としての教育課程の編成、また規則等の改正などをこれから実施していきたいと思ってございます。そのような過程を経まして、来年の4月、2学期制の試行の開始ということで実施を予定しているところでございます。
 それからもう一つ、2学期制における教育課程等に関する研究推進校の取り組みの状況というところでございます。各研究推進校における取り組みについて、途中経過でございますが、こちらにまとめさせていただきましたので、御報告をさせていただきたいと思います。
 まず2学期制導入に、目的、基本方針、あるいはそれに基づきましてどういった取り組みを各学校でやっていくのかというところでございますが、まず啓明小学校につきましては、こちらの方は評価の見直しを中心に取り組んでいきたいということで、その辺のところに力を入れていろいろな調査、研究を進めているところでございます。具体的には、観点別の学習状況の評価による通知表を発行したい、また保護者との面談の充実を図っていきたいといったようなことで取り組みをやってございます。それから沼袋小学校でございますが、こちらの方は従来よりコミュニティスクールということで地域との連携を模索している学校でございます。2学期制の活用によりまして、さらにそういった取り組みについての積極的な推進を行っていきたいというところでございます。同様、あわせてまた通知表、評価についてのいろいろな工夫などもやっていきたいということで計画をしてございます。また、夏休み等を活用いたしまして、地域でのボランティア活動などの取り組みということも考えてございます。それから五中でございますが、こちらの方は、できれば授業時数の確保をしっかり図った上で、ひとつゆとりのある教育、あるいは五中の伝統行事、これは、校長先生にお伺いしましたら、和太鼓をやっているということでございますけれども、そういった伝統行事などの充実を図っていきたい、また子どもたちの学力の定着を図っていきたいということでございました。具体的には、定期考査、通知表の見直しを図る、それから面接週間の設定ということですが、これはお聞きいたしましたら、1週間ほど、毎日5時間目、6時間目を保護者の方との面接の時間ということで設定をいたしまして、集中的に三者面談ということをしっかりとやっていきたいということでございました。また、そのほか行事の配置の工夫、2学期制になることによりまして、長期休業日の前後に積極的な形でこういった行事の配置が工夫できるといったこともございます。
 それから児童・生徒、保護者、地域への説明の状況、それからまた反応の状況ということでございます。啓明小学校におきましては、学校だよりとか、そういったところでお知らせをするとともに、保護者への説明を行ってございます。また、子どもたちへの説明につきましても、校長先生みずからそういった形でお話しなさったということでございます。また、学校公開日などを利用しまして、新しい新入生の保護者への説明なども行ってございます。また、全保護者あてに、2学期制の試行の実施に向けた通知、また御意見を伺うということでのお便りなども出しているというところでございます。沼袋小学校におきましても、同じようにPTAや保護者会等に、こういった学校としての取り組みの状況についての報告を行うとともに、また朝礼などで子どもたちに指導しているといったことでございます。それから五中でございますが、五中につきましては、同じように通知だとか、そういった保護者への説明というのをやっていますが、さらにまた地教懇などの場を利用いたしまして、地域の方々にそういった五中での取り組みということについての説明をやったと聞いてございます。それからまた校内研修会での研修とございますが、これはお聞きいたしましたら、既に2学期制を実施しております東村山市の方から実施をしている校長先生を講師にお招きして、全教職員が出席して研修会を持ったということで、教職員全体一致しての取り組みについてしっかりとその準備を進めているというところでございます。また、新入生の保護者への説明会、また通知などを出したということで聞いてございます。
 こういった過程を経まして、それぞれどのような御意見をいただいたかということでございますが、啓明小学校では、こういった取り組みなどの説明ということで、面談への出席率が向上した、あるいは説明を受けた評価の工夫について、わかりやすいということで評判がよかったということを聞いてございます。特に反対意見は提出されなかったと。沼袋小学校につきましては、こちらの方はいろいろな学校としての取り組みをいろいろとやっているところでございますので、2学期制の試行といったことでも特に異論はなくて、自然な流れと受け取っていると聞いてございます。また、五中につきましては、学校の考えを応援していくとかということで期待するといった声が挙げられていると。ただ、どうしても試行でございますので、その学校だけが当面実施するということなので、できれば早くこれが全校体制でできるようになればいいねといったような御意見が上がってきていると聞いてございます。
 なお、このほか研究推進校ということで、中学校で七中を研究推進校ということでもう1校上げていたわけでございます。七中の方も子どもたちの評価を中心にいろいろな研究の方を進めてまいりました。ただ、試行に至るまでには、もう少し研究の時間がほしいということで、今回につきましては、もう少し時間的なゆとりを持った中でやっていきたいということで、来年度からの試行については、引き続き研究体制のままでいきたいということで、校内体制の整備にもう少し時間をかけたいということで報告を受けてございます。
 このようなことから、啓明、沼袋、両小学校、それから五中におきまして2学期制の導入に向けた形での準備というものを進めている状況にございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、以上で本報告については終了します。
 4番目、公衆無線LANの導入についての報告を求めます。
石﨑中央図書館長
 公衆無線LANの導入について御報告させていただきます。(資料5)
 導入の目的につきましては、基本的にユビキタス社会において一定の役割を果たす図書館といたしましては、こういうものを積極的に導入したいということでございます。中央図書館内に設置するインターネット接続用の無線アンテナに利用者が持参したパソコンとかモバイル端末を接続して、書斎としての環境の提供、またビジネス支援や図書館利用者の情報収集機会の創出を図るために導入するものでございます。
 設置場所といたしましては、中央図書館の地下2階の視聴覚コーナー、今現在、開放用端末が7台ございますけれども、その横に設置いたすわけでございます。合わせて電源も整備するわけでございます。
 サービス開始日といたしましては、ことしの12月1日からということでございます。
 それから周知方法につきましては、教育だより、図書館だより、図書館ホームページ等で周知いたします。
 なお、公衆無線LANにつきましては、現在、23区においては、都立中央図書館、江戸川図書館、品川図書館、荒川図書館で、23区といたしましては4番目の設置でございます。
 以上、雑駁でございますけれども、御報告させていただきます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
飯島委員
 今、参考図書のあるところでパソコンが使えるようになっていますよね、持ち込みの。そこはだめなんですか。
石﨑中央図書館長
 そこも検討したわけでございますけれども、あそこは非常に利用者が多いということでございますので、参考コーナーのところについては非常に希望者が多くて混雑しております。そういうこともございまして、新たな需要につきましては新たな場所で対応して、供給量をふやしていきたいと思っているわけでございます。
飯島委員
 一つでやめようと思ったんですけれども、それは逆なんではないですかね。人がたくさん来て、利用が多くて、パソコンを持ち込んで、みんないろいろとやっていますよ。そこはネット接続できた方がいいと思うんですね。しかも、ネット接続ができているところに、どうして無線LANを設置しなければいけないのか。だから、要するにやるのならそういうところを先にやったらどうですか。
 それからロビー的なところとか、そういうところでできるというのが非常に大事なんですね、これは、暗いところで何かやっているのではなくて。あそこに喫茶室みたいなのがありますよね、図書館の中ではありませんけれども、ZEROホールの中に。生涯学習コーナーがあって、そこでお茶が飲めるようになっているけれども、ああいうところにこういう公衆無線LANがあるというのが非常に大事なんですよ。お茶を飲みながらネットに接続できるとか。それで、しかも生涯学習コーナーだから、そういうことについて大義名分も立つ場所でしょう。ちょっと腰をかけたらできるような場所、つまりZEROホール全体が公衆無線LAN、ホットスポットというのは、そういうふうに考えた方がいいので、地下2階という暗いところで、しかも既にインターネット接続できているところに、脇にやるというのは、いささかどうなのかなという気がするんですが、いかがですか。
石﨑中央図書館長
 地下2階、ちょっと暗いというイメージがございますけれども、あそこは三角ガーデンになっておりまして決して暗いところではないわけでございます。
 それからその横に開放用端末を置いてありますけれども、あの開放用端末はあくまでも情報収集のみで、例えば商業のものとか、こういうものについては、フィルターがかかっているわけでございます。自分で情報を発信するということはできないわけでございますので、自分のお持ちのパソコンでインターネットを制限なくできるというのは非常に重要なことだと思っているわけでございます。それから今、委員から御質問があったさまざまなところで、こういうホットスポット、商品名でございますけれども、利用ができるというのは、これからの社会においては非常に重要なことだと思っているわけでございます。今、委員から御質問のありました点につきましては、今後さらに拡充の方向で研究していきたいと思っているわけでございます。
奥田委員
 図書館については、委託されましてから司書率の方はかなり向上してきたと伺ってはいるんですけれども、司書の方が蔵書検索に関しての専門家というところの色合いが今のところまだ強いですね。そういった意味では、せっかくインターネット等の広い意味での情報に対するアクセスというのを手助けするという意味では、今のところはまだ不十分な体制ではないかと私は考えているんですが、そういった意味で、せっかくこういった設備的なところへの投資をされるに当たりまして、人的なところへの投資といいますか、職員の方に対して、教育、こういったホットスポットを利用できるような区民の方への指導であるとか、司書の方に対しても、同じように対応できるような教育を進めていかれるということを考えられてはと思うんですが、いかがでしょうか。
石﨑中央図書館長
 この件につきましては、投資は一切ございません。その会社が負担するということでございますので、中野区といたしましては一切負担はございません。それから教育につきまして、これからの図書館は、サーチャーというんですか、情報検索技術者、そういう役割というのは非常に重要でございます。そういうことで、都立中央なんかでも中級の司書研究、サーチャーとしての研修が非常に多くなってきております。そういうものには、もう我々としても職員を積極的に出しておりますし、それからまた職員がそこで習ったことを、またいろいろな職員に広く普及させるということも我々はねらっているわけでございます。それから昨年、ことしから図書館活用講座というのをやりまして、6月にやりまして、この前、10月にもやりました。今度は12月にも行います。図書館のオーパック、それからインターネットを使って、どういうふうに図書館の資料を活用できるか、それからさまざまな情報をどういうふうに収集できるか、そういうものを行っておりまして、職員以外にも、区民の方にも、こういうようなせっかく新しい時代、こういう時代にいかにして情報を巧みに使いこなすことができるか、こういう視点でも図書館を運営していきたいと思っているわけでございます。
委員長
 それでは、以上で本報告については終了いたします。
 その他、ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
 次に、地方都市行政視察についてですが、去る11月1日、2日に行いました文教委員会の地方都市行政視察につきまして、お手元の調査報告書(案)(資料6)のとおり議長に報告したいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように報告いたします。
 以上で地方都市行政視察についてを終了いたします。
 議題のその他に入ります。
 次回の日程を協議したいので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後11時42分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後11時43分)

 休憩中に確認しましたとおり、次回の委員会は、第4回定例会中の常任委員会ということで御異議ありませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で本日予定した日程はすべて終了いたしますが、委員、理事者の皆さんから特に発言はございませんでしょうか。
奥田委員
 1点だけ、中野区独自で学力テストという形でもう既にやられていると思うんですが、現在の状況、まだまとまっていないということかもしれませんけれども、今後どういう報告をされていくのか、教えていただきたいと思います。
小林指導室長
 学力にかかわる調査につきましては、9月の初旬に実施いたしまして、現在、集計が終わった段階なんですが、集計の作業でちょっと出し方、採点の仕方につきまして今やり直しているという経緯がございますので、若干、御報告が遅くなっております。近々に正しいものを算出して、学校にまた再度配布して、学校に授業改善プランをお願いしたり、また全体の状況について講評をさせていただくという段取で進めたいと思っております。なお、進める際には、検討委員会を設けておりますので、その委員会で十分に生かし方についても検討をした上で進めていく、そういう段取になっております。
小串委員
 さっきの2学期制のことで聞こうかなと思ったら、そのまま流れてしまったもので、時間がちょっとありますので、簡単なことなので、お願いします。これを行うことによって授業時間は何時間ずつふえるのでしょうか。
小谷松教育改革担当課長
 具体的に五中の方で、ちょっとまだあらあらの部分もあるんですが、試算を行ってございます。それによりますと、36時間から42時間ほど、これは学年によって少しばらつきがあるんですけれども、現在での試算としては、そのぐらいの時間的なゆとりを出せるということで報告いただいてございます。
小串委員
 小学校は。
小谷松教育改革担当課長
 小学校はちょっとまだあれなんですが、大体10から20時間程度だと聞いております。
小串委員
 もう1点、五中に関しては、生徒への説明という記述がないんですけれども、行っていないのでしょうか。
小谷松教育改革担当課長
 済みません、記載漏れでございます。五中につきましても、学校の方で、その見通しということで話はしていただいているということでございますけれども、詳細な報告を受けていないので、その辺のところはわかりませんが、基本的には生徒に周知ということでお話をいただいてございます。
小串委員
 もう1点だけなんですけれども、これをやることによって、秋休みの議論がありましたよね、秋休みのとり方というのはどうなっていくんでしょうか。
小谷松教育改革担当課長
 基本的には、3連休がございますので、10月の第2週だったでしょうか、体育の日をはさんで、それを一応、秋休みと呼べるのかどうかわかりません、学期の区切りのところにしたいと思ってございます。ただ、そういう意味では、今回、長期休業日について、基本的には動かさないということでやりますので、その意味で秋休みという形では出てまいりません。
小串委員
 何か漏れ聞くところによると、いろいろな工夫をして、ちょっとまとめた休みを、秋休みとそれを称するのかどうかは別にして、それぞれ工夫をしているような話も漏れ聞いているんですけれども、その辺はどうでしょうかという意味です。
小谷松教育改革担当課長
 秋休みということではございませんけれども、各学校の方で、例えば行事などをやって、運動とか、いろいろと、休日など、そういった場合は振りかえがございます。学校なども、できれば三連休の前後にそういった振りかえの休日を設定することによって、多少なりとも1学期、2学期の区切りという意味では、一つのいい区切りになるのかなということでは、まだ試算といいますか、その段階での見通しでございますけれども、そんなことを学校によっては考えているということは聞いてございます。
小串委員
 何かおもしろいと思うんですね。当初からのやりとりの中では、夏休みを削ったり何かということで、ちょっと子どもの視点から見ると、余りそういうことはよくないのかなと。ほかの区ではそういうふうにやって、あるいはやろうとしているところもあるようですけれども、そういう中で、いろいろな工夫をすると、公開授業だとか、運動会だとか、休みをためておいて、秋にまとめて休みの期間がとれるとういような形になれば、これは子どもからとってもちょっと魅力があるかなという感じが出てくるのかなという気もしております。しかも、ほかの長期休暇はいじらないで、春、夏、秋、冬、4回もあるなんていうと、子どもの方からすると、いろいろとまとめて何かやろうかというとうれしいのかなという気もするし、そういう意味で私は大変いいのかというような気もしております。それ以上はあれなんですが、それで、最後に進め方として、来年度からやって、1年終わらないにもかかわらず、中間のまとめを10月、これはあくまでも中間ですよね、1年終わらなければ、どうだったという検証はできないんだけれども、それを踏まえて拡大について協議をするということになっているわけだけれども、その後の考え方、要するに17年度、3校でやってみて、その後、全校にすぐに広げるのか、あるいはもう1回、試行を踏まえた上で全校一斉にという形になるのか、あるいはあくまでも試行で、うちはやる、やらないという選択は、いずれにしても、各学校に任せるのか、その辺だけ、最後にちょっと教えてください。
小谷松教育改革担当課長
 現時点におきましては、まだ試行についての拡大を図るという形でやってございます。ただ、将来的に、来年実施した段階で、またその辺のところをきちんと踏まえて検討していかなければならないと思いますけれども、先ほどちょっと五中の保護者の意見ということでお話ししましたけれども、結構、これ、お話ししてみますと、できれば、どこの学校も同じような形でやった方がいいねといったような御意見もありますので、できるだけ、そういう意味では、なるべく期間をとらないで、同じように、各学校、条件でできるような方向でいきたいなとは思ってございます。ただ、実際にきちんと試行の結果を踏まえてということになりますので、その辺のところは検証したいとは思いますけれども、気持ちとしては、できるだけどこの学校も同じような形でいければいいのではないかと思ってございます。
高橋委員
 関連して、気持ちとしてはということではなくて、何年もかけて2学期制を教育委員会は研究をしてきたわけですよね。その研究を生かすために試行校を募集したわけですよね。それで、募集をしているのに、なおかつ来年試行してみて、全校やるかやらないか検討するなんていうようなことを言っているのでは、では、何のために教育委員会は2学期制を研究してきたんですかって、はっきり言って、御答弁を聞いていて、ちょっと言ってしまおうかなんて思ってしまいましたけれども、やるんですということで、全校実施に向けての試行なんですというふうに取り組んでいっていただかないと、試行している学校ですら、せっかくうちが手を挙げてやっているのにという思いになってしまうと思いますので、やりますと言っていただきたいと思います。
沼口教育長
 現時点での教育委員会の論議は、今、課長が言ったとおり試行を拡大するということだけしかまだ決めていません。それは何でかといいますと、広げていくことについては、各委員さんは異論がないわけです。それで、やるときに、なるべく負担がないように、スムーズにやっていくために、試行校をつくって、それを取り入れながらやっていけば、各学校がエネルギーが少なくできるのではないかという前提でやっているんですね。当然、私の個人的な考え方は、もうできる限り早く全校一斉にやりたいという考え方を持っています。ただ、委員さんの考え方は、とりあえず今の段階ではそういうことになっていますので、これからきちんとまた教育委員会の中で議論をしなければいけない問題だと思います。方向性は、もう間違いなく全校に拡大するような形で議論をしているところでございます。
高橋委員
 そういう方向性、教育長の私はという思いを強く教育委員に伝えてもらいたいと思います。そのようなことを取り組んでいかない、せっかくやろうとしていることが、またまた中途半端になるかなという思いがあります。
 それから委員長、確認なんですけれども、先ほど意見交換会の場で出た質問に対してのお答えを定例会中にはまとめますということなんですけれども、前半の部分のまとめを出していただけるということですよね。後半は定例会過ぎですから、前半の部分もきちんと報告していただけるという確認でよろしいのでしょうか。
小谷松教育改革担当課長
 そのとおりでございます。今回、お出しした中で、意見交換ということでのやりとりの往復の記載がございませんでしたので、改めてそれはきちんとお出ししたいと思います。中・後期の分につきましても、それが終了した段階で適宜御報告をさせていただきたいと思います。
委員長
 ほかにありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、本日の文教委員会を散会いたします。お疲れさまでした。

(午前11時54分)