平成20年05月22日中野区議会文教委員会
平成20年05月22日中野区議会文教委員会の会議録
平成20年05月22日文教委員会 中野区議会文教委員会〔平成20年5月22日〕

文教委員会会議記録

○開会日 平成20年5月22日

○場所  中野区議会第1委員会室

○開会  午前10時02分

○閉会  午後0時24分

○出席委員(8名)
 牛崎 のり子委員長
 佐伯 利昭副委員長
 平山 英明委員
 いながき じゅん子委員
 いでい 良輔委員
 伊東 しんじ委員
 大内 しんご委員
 江口 済三郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 教育長 菅野 泰一
 教育委員会事務局次長 竹内 沖司
 教育経営担当課長 小谷松 弘市
 学校再編担当課長 青山 敬一郎
 学校教育担当課長 寺嶋 誠一郎
 指導室長 入野 貴美子
 生涯学習担当参事 村木 誠
 中央図書館長 倉光 美穂子

○事務局職員
 書記 鳥居 誠
 書記 松本 明彦

○委員長署名


審査日程
○請願
(継続審査分)
 (19)第5号請願 高校歴史教科書における「集団自決」の記述に関する意見書の提出について
 (19)第6号請願 高校歴史教科書に関する意見書の提出について
○所管事項の報告
 1 区有施設のアスベスト再分析調査について(教育経営担当)
 2 中野昭和小学校・東中野小学校の統合に伴う通学安全対策について(学校再編担当)
 3 東中野小学校の施設活用について(学校再編担当)
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、本日の文教委員会を開会いたします。

(午前10時02分)

 本日の審査日程について御確認をいただくために、委員会を暫時休憩いたします。

(午前10時02分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午前10時03分)

 審査日程についてお諮りいたします。
 本日の審査は、ただいま休憩中に御協議をいただきましたとおり、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり、請願を議題に供した後に委員会を休憩して、平成19年第5号請願及び平成19年第6号請願に関する学習会を行い、その後、所管事項の報告を受けたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議がありませんので、そのように進めます。
 また、所管事項の報告の2番と3番は関連をいたしておりますので、一括して報告を受けたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては、正午を目途に進めてまいりたいと思いますので、御協力をよろしくお願いいたします。
 ただいま、傍聴希望者が15名を超えました。希望者全員の傍聴を許可するにご異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ご異議ありませんので、傍聴を許可いたします。傍聴される方は席を譲り合って傍聴していただきますよう、ご協力をお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 請願の審査を行います。
 平成19年第5号請願、高校歴史教科書における「集団自決」の記述に関する意見書の提出について及び平成19年第6号請願、高校歴史教科書に関する意見書の提出についてを一括議題に供します。
 学習会を行いたいと思いますので、委員会を休憩いたします。

(午前10時04分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午前11時34分)

 請願の審査を行います。
 本件に対する質疑を行います。
 質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
 なければ、本件の取り扱いを協議するために委員会を休憩いたします。

(午前11時34分)

委員長
 委員会を再開します。

(午前11時37分)

 お諮りいたします。
 平成19年第5号請願、高校歴史教科書における「集団自決」の記述に関する意見書の提出について及び平成19年第6号請願、高校歴史教科書に関する意見書の提出について、これにつきましては本日のところ保留とすべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で平成19年第5号請願及び平成19年第6号請願の本日の審査を終了いたします。
 それでは、次に所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番、区有施設のアスベスト再分析調査についての報告を求めます。
小谷松教育経営担当課長
 それでは、区有施設のアスベスト再分析調査につきまして御報告をさせていただきたいと思います。(資料2)
 まず、1番目でございます、アスベストを巡る最近の動向ということでございます。実は一昨年、平成18年に国のアスベストの調査の基準が変更となってございます。大きな変更点といたしましては、これまで含有率の基準が1%以下というものだったのが、0.1%というふうにかなり厳しい形での基準に変更がなってございます。そのほかに、分析方法の明確化というようなことで、より精密的な形での分析方法に変更がございました。
 それから、2点目でございますが、実はアスベストにつきましては6種類ございます。今まで国内におきましては、いわゆる主要3種類と言われておりますアスベストが一般的に使われておりまして、それ以外のその他3種類と言われておりますアスベストにつきましては、従来国内では流通していないというふうに一般的に言われてまいりました。ところが、最近になりまして、その国内では使用されていないと言われておりましたアスベストの種類が検出されるといったようなことがございました。こういったことを受けまして、国のほうは最近、ことしになりまして自治体のほうに対しまして、これまでないと言われておりましたその他の3種類のアスベストを含めまして6種類すべてについて、また改正になりました新しい基準に基づいて再度調査をかけるというふうなことで通知がございました。
 こういったことを受けまして、2番目でございますが、中野区の対応ということで、この通知を受けまして直ちに中野区といたしましては新しい基準に基づいて、とりあえず昨年度でございますが、先行的に調査を行いました。旧基準に基づいて、前回実施した分析調査で分析機関にまだそのサンプルが残っておりましたところが11施設ございましたので、改めてそちらについて追調査をすると同時に、学校につきまして小学校2校、中学校3校を抽出いたしまして調査を行いました。
 その結果でございますが、残っていたサンプルの中からは今回の基準をオーバーするというものはございませんでした。ただ、学校のうち、小学校2校から、これはいわゆる主要3種類の中の一つのアスベストでございますが、クリソタイル、これにつきまして新しい基準の0.1%を超えるというものがわかりました。ただ、その後の追調査によりまして、このアスベストにつきましては安定した形で封じ込めの状態にあるということは確認いたしました。さらに、気中分析、空気中にアスベストの飛散がないかどうかということを改めて、これも専門的な形で調査をいたしましたが、そのようなことはないということで確認をいたしまして、0.1%を超える状態にあったんですが、封じ込めの状態ということで、安定した状態を維持しているということで危険はないということで確認されました。
 なお、今後の対応ということでございます。吹きつけ材を使用しています施設が48施設、これは教育委員会だけでなくて、区長部局のすべての施設を含めてでございますが、あるということで、直ちにこの施設につきまして新しい基準に基づき6種類すべてのアスベストについての調査を、今月から7月下旬にかけまして実施を図っていくということとしてございます。そして、その調査結果が出ましたところで、今後の処理計画を立てまして、速やかな対応を図っていくこととしたところでございます。
 なお、アスベスト対象調査の施設につきましては、表として載せてございます。教育委員会の絡みで申し上げますと、小・中学校におきましては今後34校、これは下の注にございますが、いわゆる再編の学校も含んでございますので、統計上分離してございますが、含めて34校、それから学校以外の教育施設といたしまして3施設、これらにつきまして今後早急に新しい基準に基づく再調査の実施を図ってまいりたいと思ってございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がないようであれば、以上で本報告について終了いたします。
 それでは、2番の中野昭和小学校・東中野小学校の統合に伴う通学安全対策についてと、3番の東中野小学校の施設活用については、関連していますので、一括して報告を受けます。
青山学校再編担当課長
 それでは、お手元の資料に基づきまして御報告させていただきます。
 お手元の資料の中野昭和小学校・東中野小学校の統合に伴う通学安全対策という、2枚つづりになっております(資料3)が、先日、これに関する保護者及び地域に対する説明会を行いましたので、まず説明会の実施状況について御報告を先にやらせていただきたいと思っております。2枚目の説明会の状況の資料をごらんください。
 東中野小学校体育館におきまして、去る5月10日(土曜日)午後2時から、及び12日(月曜日)午後6時から、中野昭和小学校・東中野小学校の統合に伴う通学安全対策についての説明会を実施いたしました。参加者は、それぞれ70人と60人でございました。
 説明会では、学校再編計画策定に当たり、十分な議論や周知をしていないという意見や、今回の統合の理由が明確でないなど、再編計画自体に反対する意見及び通学安全対策に関する意見などが出されました。このうち、通学安全対策に関する主な意見、質問及び教育委員会の見解につきましてまとめましたのがこちらの資料でございます。こちらにつきましては、当日お答えしました内容及びいただいた御意見に対する教育委員会としての見解を、当日の資料でお示しした安全対策の順番でまとめたものということになっております。主な御意見と、それに対する見解ということで、簡単に御説明させていただきます。
 まず、児童に対する安全指導の実施ということに関しまして、新たな対策と言えないのではないかというふうな御意見がございました。私どもとしましては、具体的な例としては、例えば今年度中に両校の交流事業などを通して、東中野小学校の児童が中野昭和小学校まで歩く機会を設けて、あわせて安全指導を実施する等の取り組みを行うといったお答えをしております。
 また、両日ともに中野昭和小学校の保護者の方にもお知らせをしておりました関係で、昭和小学校の保護者の方の御出席もありました。昭和小学校の保護者の方から、統合後に新たな通学区域の中で、東中野小学校の区域の友達ができた場合に、例えば放課後にその友達の家に遊びに行ったりする場合、そういった場合の安全についても考えてほしいといったような御意見がございました。これにつきましては、放課後の安全についても学校として指導していきたいということでお答えしてございます。
 また、新たに通学路に指定しました早稲田通りから上高田中通りに入るところの青原寺の交番でございますが、警察官に常駐してもらいたいといったような御意見もございました。こちらは駐在所でございまして、24時間というわけではございませんが、基本的には警察官は常駐している状態でございます。登下校時に児童の安全指導をしてもらうように中野警察署に対して要請したいということで、当日はお答えしてございます。
 それから、新たに通学路に指定しました上高田中通りの歩道部分のグリーンのカラー舗装あるいはガードパイプの増設等について、あまり効果がないのではないかといったような御意見もございました。私どもとしては、カラー舗装につきましては児童や車両が歩道部分を明確に認識できる、またガードパイプにつきましても車両に対する牽制になる、あるいは児童を含めた歩行者の保護に役立つというふうに考えてございます。
 それから、山手通りと早稲田通りの歩行者用信号の横断時間の延長について、具体的にどのくらい要請しているのかといったような御意見もありました。当該交差点、横断歩道の現在の青信号の時間は約35秒程度でございます。これまで、中野警察署の交通課の職員と検証をして助言をもらったところによりますと、この時間でも高齢者や未就学の子どもが通れるように余裕を持たせて設定しているということでございますが、さらに時間の延長を要請していくということでお答えしております。
 また、東中野駅前の山手通りの横断歩道にも交通安全指導員を配置してほしいといった御意見もございました。当該交差点につきましては、現在工事中でございますが、平成21年度中に地下通路ができる予定だということも聞いております。そういったような状況も勘案して、配置については検討していきたいというふうに思っております。
 裏面をごらんください。あとは路線バスの利用の関係でございますが、自己負担の金額及びそれを公費で負担すべきではないかといったような御意見がございました。こちらにつきましては、通学は徒歩が基本ですので、バスを利用する場合は自己負担をお願いしたいということでお話ししております。
 また、バスに関してですが、定時に来ない、時間がおくれるといったような御意見もございました。私どもとしましては、バスを利用して毎日通勤していた教員に聞きましたところ、日常おくれはないということで聞いております。
 それから、防犯パトロールカーの巡回の関係でございます。重点的な巡回というのはどういったことを考えているのかというお話がございました。現在、区で所有しております2台のうち、1台を新たな通学区域に重点的に巡回させるということで考えております。また、その巡回の時間帯でございますが、主に児童の下校時間帯に合わせて巡回するということで考えてございます。
 それから、「子ども110番の家」事業への支援は、どれほどの効果があるのかといったような御意見もございました。これにつきましては、今年度から必要な経費を区が助成しておりまして、「110番の家」への依頼についてはPTAに自主的にやっていただいているんですが、それに関するバックアップを教育委員会としてもやっていきたいということで考えてございます。
 また、地域住民・各種団体への児童の見守り要請に関連しまして、例えば旗出し等を要請されても、町会も高齢者が多く、とても責任を持てないといったような地域の方の御意見がございました。こういったことに関しましては、基本的な部分は区として対策を行った上で、過重な責任を負わせるようなことではないような形で、できることをお願いしていきたいということで考えてございます。
 簡単でございますが、説明会の状況報告については以上でございます。
 それでは、引き続きまして、その資料の前におつけしております安全対策についての御説明をさせていただきます。こちらにつきましては、前回の当委員会で御報告した内容に新たに追加したり、あるいは具体的な記述をした部分につきまして御説明させていただきたいというふうに思ってございます。
 まず、1ページ目の(1)の児童に対する安全指導の実施という部分でございます。こちらにつきましては、先ほども御紹介いたしましたが、本年度中に交流事業などを通じて東中野小学校の児童が中野昭和小学校まで歩く機会を設け、あわせて安全指導を実施する等の取り組みを行うということと、それから中野警察署に対しまして、駐在所等の警察官による児童の登下校時の安全指導を要請するということで、こちらにつきましては中野警察署長に対しまして、教育長が警察署を訪問しまして要請をしてきております。
 それから、2番の安全でなるべく短い距離で通うことのできる通学路の指定という点については、前回と変更はございません。
 それから、3番の通学路の指定に伴う必要な道路設備等の整備ということでございます。先ほどお話ししました、歩道部分のグリーンのカラー舗装でございますが、本年の6月上旬くらいをめどに舗装を行いたいということで、道路担当と現在詰めているところでございます。先日、中野昭和小学校の校長と私とで沿道の事業所あるいは家庭にごあいさつに伺ったところでございます。
 それから、ガードパイプの設置の関係でございますが、現在設置しているところに加えまして、今後さらに沿道の地権者の了解を得ながら、既設のガードパイプの延長や増設などに取り組んでまいります。これにつきましても、来週以降沿道の方のところを回ってお願いに伺おうということで考えてございます。
 それから、4番の山手通りの歩行者用信号の横断時間延長等の要請ということでございます。こちらにつきましては、従来から考えておりました信号の青の時間の延長に加えまして、歩行者用の信号機を青の残り時間を表示することのできる信号機に変えるということにつきまして、中野警察署長に要請をしてまいりました。
 それでは、裏面をごらんください。5番の通学安全指導員の拡充につきましては、内容的に変わったところはございません。
 それから、その次の6番でございますが、これは今回新たに項目を追加したことでございます。山手通り横断施設設置の検討ということで、東京都など関係機関と協議しまして、設置の可能性について検討してまいりたいというふうに考えてございます。
 それから、7番の路線バスの利用、それから8番の学童クラブ利用児童への対応ということにつきましては、内容的には変更はございません。
 それから、9番のパトロールの強化ということで、これは先ほど御説明しましたが、児童の下校時間帯に合わせて重点的に巡回するということで、例えば低学年の下校時間ですとか、あるいは暗くなる時期などに合わせてといったようなことで考えてございます。
 それから、10番の「子ども110番の家」事業への支援、11番の地域住民・各種団体への児童の見守り要請につきましては、内容的に変更はございません。
 通学安全対策については以上でございます。
 それでは、引き続き東中野小学校の施設活用についてということで、別におつけしております資料(資料4)に基づいて御説明させていただきます。この辺につきましても、ちょっと時間の関係もございますので、前回の御報告と内容が変わった部分を御紹介させていただければというふうに思っております。
 まず、1ページ目の(1)東中野四丁目・五丁目地域に必要な機能ということについては、変更はございません。
 それから、(2)東中野小学校既存校舎等の活用というところでございますが、こちらのマル2の既存校舎等の活用期間でございます。当面、東中野四丁目・五丁目地域内で上記の機能を確保する一環として、東中野小学校跡地が恒久的機能で整備されるまでの間は、上記の暫定的活用を行うものとするということで、この暫定活用の期間の部分についての記載が変更となってございます。
 それから、次のページをごらんください。マル3の既存校舎等の活用内容というところでございます。アの部分でございます。原則として、東中野小学校で行っていた地域開放及び災害時の使用内容について、可能な限り継承するものとするということでございます。前回は、地域開放及び災害時の使用内容とするという、ある程度限定的な言い方でございましたが、今回は可能な限り継承するものとするということで、変えてございます。
 それから、その下のマル4の既存校舎等活用施設の範囲という点については、変更はございません。
 それから、表の下の5番の既存校舎等貸出対象及び条件等ということで、アの部分でございますが、団体利用とし、地域で活動している団体の利用を優先するということでございます。前回、この部分につきましては、原則として現在利用している団体というふうにある程度限定的に書いてございましたが、地域で活動している団体の利用を優先ということで、内容を変えてございます。
 それから、その下の部分のウのところでございますが、これは今回新たにつけ加えさせていただいております。経過措置的な貸し出しであるため、使用料は無料とするということでございます。
 それから、その下の6番の今後のスケジュールというところでございます。これは前回よりも多少細かくなってございます。本年5月から6月にかけまして議会のほうに御報告ということで、6月から8月にかけまして地域及び団体に対して説明を行ってまいります。それから、10月に既存校舎等の当面の活用計画の策定をいたします。それから、来年の4月から5月でございますが、既存校舎等の整備を行いまして、6月以降に既存校舎等の使用開始を予定してございます。
 その下の東中野小学校・教職員寮の概要という点については、前回と同様でございます。
 それから、その次の資料でございますが、区長部局のほうで東中野小学校跡地活用についての地域説明会を5月16日(金曜日)午後6時から8時45分……。
委員長
 すみません、報告中で申しわけないんですが、正午になりましたので、引き続き報告を受け質疑を行うことでよろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、すみません。
青山学校再編担当課長
 5月16日、参加者60人ということで実施いたしました。これにつきましては、主な意見及び区の見解についてはこちらに記載のとおりでございます。
委員長
 それでは、2番、3番、一括して御報告いただきましたので、質疑のほうも一括してお願いをいたします。
 質疑はございませんか。
江口委員
 交通安全のこと、1点だけ、時間がないので。ここにも早稲田通りの歩道の問題が出ていましたけども、道路交通法の改正で6月からは歩道を自転車が通らないこともできるということ、原則的には車道ということになりますよね。この場合は都道ですから、中野署管内、どういうふうに考えているのか、それが1点。
 それから、小学校の跡地の施設利用だけども、これはここで答えられるかどうかわからないけども、これだけ大きな施設が開放されるわけですね、地域に。その場合に、かぎの貸し出し等は地域センターというけども、例えば地域センターが貸し出すというだけの施設じゃなくて、もう本当に大きな学校ですから、学校としては、教室が幾つかあったり。これは管理人というのは置くんですか。その間の貸し出し期間中の常設の、外部委託でもいいし、だれか警備的なものも含めて置いて開放するのか、その2点だけ。
青山学校再編担当課長
 まず、最初の歩道の自転車通行の関係でございますが、早稲田通りにつきまして、例えば自転車を車道におりて走るようにという形でやることは、警察の方にも御相談はしたんですが、なかなかそれはちょっと難しいだろうということでございました。私どもとしましては、例えば通学路ですので、児童がいるので注意してくださいといったような啓発をする看板を立てるというようなことですとか、その他通行のマナーを守るための啓発活動というものを行ってまいりたいというふうに思ってございます。
竹内教育委員会事務局次長
 2点目の御質問についてでございますけども、施設の管理、利用という点で、利用については基本的に地域センターが窓口になって手続もやってもらうということでございます。
 それから、管理は、施設の管理として、これは区の施設でございますので、きちんとやっていかなくちゃいけないというふうに思ってございます。それで、それをどうやるのか、例えば機械警備という形でやっていくのか、管理人というような形でやっていくのかということについては、今後具体的に詰めていきたいというふうに考えております。
江口委員
 早稲田通りの歩道の問題だけども、例えば通学時間帯の規制だとか、通学下校時の規制、自転車は通行不可ということだって道交法でできるわけですよね、通行可能時間というのは。自転車もだめですよという場合は、やろうと思えばできるはずだと思うんだけど、そういうことも全然考えないで、あくまで自転車はどうぞ歩道を通ってくれという考えでいるの。せっかく法改正があって、基本的に車道を走らせるという原則が出てきたので、そういう柔軟な姿勢ということをやったほうがより子どもたちにとって安全だという、その時間帯はまず、とりあえずだよ。時間帯はそこには自転車は通らないということ、そうすれば親御さんたちの言っている一つの不安も解消できるわけじゃないですか。そんなに長い距離じゃないけど、例えば多分警察はあの道が狭いから、早稲田通りが狭いからといって、中野新橋通りなんかは本当に歩道なんか自転車が走れないんだから、逆に言えば。そういうところは車道を走っているんですよ、ちゃんと。そういうことも考えてできないのかという意味なんです。
青山学校再編担当課長
 御指摘の点につきましては、そういった規制ができれば、より子どもたちの安全に大きく寄与することになるかと思いますので、警察及び道路管理者に対しまして相談しながら検討してまいりたいというふうに思っております。
伊東委員
 江口委員の質問に関連して、通学路の安全対策についてなんですけれど、東中野駅から青原寺の駐在前までの商店街、あれは東中野商店街……、(「銀座」と呼ぶ者あり)銀座通り。たしか一定の時間には車両進入規制という網がかかっているはずなんですけれど、その詳細について、まず時間帯と、それから対象車両、要するに車が入ってこないのはわかるんですけれど、自転車はどうなのか。例えば自転車を押して歩きなさいなのか、構わず入っていいのか。その辺はどうなっているかお聞きしたいんですが。
青山学校再編担当課長
 ただいまお話にありました東中野銀座通り商店街でございますが、車両の通行規制につきましては午前7時から9時までと、それから午後3時から7時までということでございます。
 自転車の規制につきましては、申しわけございません、今ちょっと把握しておりませんので、それにつきましては再度調べさせていただければと思っております。
 こちらにつきましては、特に午後の規制時間が3時からということで、これを例えば2時からに延長できましたら低学年の児童の下校時間もカバーできるのではないかということで、中野警察署長に要請にまいりました際にその点も含めて要請してございます。
大内委員
 まず、この山手通りの横断施設設置の検討というのは、これは何を指しているんですか。
竹内教育委員会事務局次長
 前回、平山委員から御質問がございました、地下鉄の通路を使っての通学路の確保というふうな御質問をいただきました。その折、私から、都市整備部のほうで既にそういった点も含めて検討しているというお答えをさせていただいたところでございます。それについて、今、やはり関係機関がございますので、この時点で具体的にこういうことがいつまでにしますということがお示しできないわけですけども、引き続き関係機関と具体的に横断施設ということで調整、設置の可能性について検討を進めてまいりたいということでございます。
大内委員
 じゃあ、地下鉄のという意味ね。一応そのほうの利用も考えていくという意味。はい、わかりました。
 それと、たしかこの山手通りのところは、渡ることが非常に危ないということも普通に考えればわかるので、しっかりやっていただきたいんですけども、その下の地域団体で見守りの要請だとか、いろいろ読むと、あの辺というのはそんなに危ないところなのというふうに思うんだけど、危険なところなの。今は安全だけど、改めてやるというとそういうふうにとれるでしょう。特に何か力を入れるというと。
青山学校再編担当課長
 確かに今の御指摘のとおり、現在は東中野四丁目・五丁目につきましては東中野小学校の通学区域でございますので、例えば他の通学区域に比べて極端に危険であるという認識はございません。保護者の方等から出ている御意見としましては、統合によって通学距離が伸びるということで、まちの中を歩いている時間が長くなると、そういったことでより安全確保、交通安全及び防犯等も含めて安全確保策をとってほしいといったような御意見がございまして、その対策としてということです。
大内委員
 わかりました。それと、この施設の利用で、既存の校舎の貸し出し対象条件で、原則として使用者の自主管理、要するに、かぎ開けは今もどこかでちょこっと貸しているところは職員が1日ついているよね。六中か、一時的に、もう今月いっぱいで終わるけど。あそこなんか自主管理できないって言っていたよね。何でここはできるのということと、あと、この経過措置的貸し出しに対しての使用料は無料、これはどのぐらい……、経過的措置って、何で経過的措置なの。決定じゃないことを言っている。来年の4月以降、まだ経過的措置になるんですか。この辺は、いつになったらこの言葉が取れるのかなと。それはどうなんですか。
竹内教育委員会事務局次長
 今、例えばこの東中野地域でこれまで東ノランドというような利用をしていただいていたりする中で、かぎの受け渡し等はこういう形でやってきたということがございますので、そういったことを踏まえてのことでございます。
 それから、経過的措置ということでございまして、これは期間を具体的に示してございませんけども、この暫定利用を行う間については、これは使用料については取らないということで考えているということでございます。
大内委員
 その暫定利用ってどのぐらいなの。
竹内教育委員会事務局次長
 基本的には、区民活動センターがまず最初にできるということになるわけでございますけども、それが第4ステップということで10か年の中で決めております、第4ステップが24年度ということになりますので、まずはその間は暫定利用という形で進めていくというふうに考えてございます。
大内委員
 だから、その部分はそうだけども、建物、グラウンドを使うのとは基本的にもう有料でいいんじゃない。要するに、ほかのところが有料で――免除はあるよ、それは当然使っていい。ただ、そうじゃない団体とかはしっかりと、ほかのところと照らし合わせてここだけというのはおかしくないですかと。不満が出たりしないかという心配をするので、仮に経過的措置でもいいけども、これは1年なら1年、半年なら半年ということでやらないとどんどん延びちゃうし、変な希望を持たせることにもなってしまうので、そうしないと、いつまでたっても本格的な利用ができないということになる。いつまでもそんなことが決まらないでなってしまうので、ガソリン税みたいになっちゃう。それは冗談ですけど。そういうふうになっちゃうとよくないから、それは早くやっていただきたいと思います。
 その前の、原則、使用者に自主管理できるんですか。前は、たしか高齢者会館だとかそういうのもなっているけども、学校は施設が大きいからできないみたいな言い方もしていたように思うんだけど、大丈夫なの。
竹内教育委員会事務局次長
 これは、学校の施設全体を閉鎖して、一括して管理していて、その全体の一部を使うという場合と、最初から、先ほど管理の御質問を受けてお答えいたしましたけれども、管理の仕方として、例えば校舎内も東側の校舎の1階の部分だけ使えるような形で、ほかのところに行けないようにする。それから、管理の、例えばアラームの設置等をもしやるとすれば、そういった解除、使う部分だけ解除できるようにするとか、いろんな方法がございますので、こういった形での利用をしていただいても管理上きちんとできるという方法を具体的に実施をしていくという考えでございます。
平山委員
 質問と見解の中で、上高田中通りを新たに通学指定したということで、前は車の出入りの多い事業所があったんだけど、今はなくなったということで書いてあるんですけど、ちょっとどういう事業所があって、どういう状態だったのか教えていただけますか。
青山学校再編担当課長
 今のお話の事業所につきましては、関電工の事業所があったということでございます。現在はそれがなくなったものですから、従前と同じ状況になりまして、指定をすることができたということでございます。
平山委員
 関電工の車がどれぐらい通っていたんですか。
青山学校再編担当課長
 ちょっと台数等は把握してございませんが、出入りが頻繁にあったということで、子どもたちに限らず地域の方もそこの通行については危険だということで、事業所に申し入れをしていたということは聞いてございます。
平山委員
 そもそも関電工があったから通学路に指定されていなかったという理解でいいんですか。
青山学校再編担当課長
 そのとおりでございます。
いながき委員
 最初に要望なんですけれども、説明会に関する御報告はできるだけ詳細にしていただきたいと。今回のように、主な意見・質問とそれに対する見解を詳細まとめてくださった一覧表をいただけるのは非常にありがたいと思いますので、今後もこういった形で続けていただければと思います。
 それで、説明会に関してなんですけれども、教育委員会は16年以降、地域に対して行ってきた説明会が十分意義のあるものだったとお考えでしょうか。統廃合の理由だとか目的ですとか、あるいは安全対策の内容が地域住民ですとか保護者に十分伝わったかと。そして、十分な資料ですとか検証結果に基づいてそれが示されて、住民側の疑問や不安ですね、完璧と言わずともきちんと解消してきたと、説明会を通じてそういうふうにきちんとやってきたと、それはそのようにお考えでしょうか。ちょっと確認させてください。
青山学校再編担当課長
 学校再編計画につきましては、案の段階から区内各地で意見交換会を実施しました。当該東中野地域だけに限りましても、案についての意見交換会は4回実施してございます。また、再編計画策定後におきましても1回説明会を実施しております。その後は、再編計画の概要版のリーフレットを関係の小・中学校、それから区域内の幼稚園、保育園等を通じまして保護者の方に配布しておりまして、また地域センター等で地域の方にも配布をさせていただいております。
 また、就学前でございますが、再編の対象となっている学校につきましては、入学前に就学通知というのをお送りしておりますが、それに再編対象となっていることをお知らせする文書と、それから再編計画の概要版のリーフレットを同封してお送りしてございます。
 また、個別の御質問等ありましたら、それは担当のほうで、当然のことですが御説明をしているところでございます。
いながき委員
 ありがとうございます。やっぱり、説明会だとかそういったお知らせというのは中身が大切で、説明会を何回開いたという事実を積み上げることが最大の目的であってはならないと。もちろんそれはそうお考えの上でやっていらっしゃると思うんですけれども、ただ、教育委員会側にはそういったつもりはなくても、今回ずっと参加させていただいて思ったんですけど、住民側にはそういった印象を正直与えてしまっている感があるかなと思いました。おっしゃったように、地域への説明会以外にも、希望する保護者とか住民の方に個別に意見交換を行ったり御説明を行ったりということで、きちんと御対応なさってきたというのも承知しておりますけれども、公式の場である説明会において進行なども含めて、ちょっと改善の余地があったかなとも思うんですね。
 例えば、全体の印象として、参加者の質問に対する回答の仕方、もう少し具体的にわかりやすくしてもよかったのではないかなと。例えば、統廃合の目的、理由のところで、参加者の方がどういった形で質問をしても、適正規模と、その一言ですべて一点張りだったという印象があるんですね。例えばお隣の新宿区では、再編計画、同じように進めているんですけれども、説明会はどのように行ったかわからないですけれども、ホームページ上では例えば統廃合の目的として教育環境に関する小規模校のマイナス面を具体的にきちんとあらわして、また単独校として残した場合、建てかえが必要になってくると。その建てかえる場合、建設……(「施設等こっちでやっているんだから、別な日にやってもらってよ、時間ないんだから」と呼ぶ者あり)すみません、建設中の3年間の代替用地の取得が困難なため教育環境が悪くなるとか、経費の具体的な数字を挙げて、財政的にも統合しないと区に大きな負担であるということを明記しているんですね。そういった面で、もう少し具体的にわかりやすく今後は説明していただければと思うんですが、いかがでしょう。
竹内教育委員会事務局次長
 このたびの説明会は、私ども、通学の安全対策ということで御意見を伺いたい、また御説明させていただきたいということでやらせていただいたわけです。ただ、その中で再編そのものに対する御意見もいただきましたので、それについても当然お答えをさせていただいているところでございます。
 それから、今、委員からお話しされたようなことにつきましては、実は当然に再編計画を作成する段階において、これはパブリック・コメントも実施しておりますけども、まさに再編の計画書の中身そのものの中に書いてあることでございまして、そういったことについてはこれまで再編計画の説明会、それから再編計画自体も公開しておりますので、そういった中できちんと明確にしているところでございまして、今回の説明会の中ではできる限りそういったところをコンパクトに回答させていただいたということでございます。
 また、今後保護者の皆さんからそういったお問い合わせがあれば、できるだけ、今、委員からお話がございましたけども、丁寧にお答えをしていきたいというふうに思っております。
いながき委員
 説明会のときに、録画・録音を禁止されたと、その理由をちょっともう一度説明してください。
竹内教育委員会事務局次長
 私ども、今回基本的に説明し意見交換をさせていただくということで、一言一句のやりとりということではなく、この会を自由な意見交換をさせていただきたいということでさせていただいているところです。その中で、会議の要録というものは私どもでつくって、ホームページ上で公開をさせていただくということをやっております。
 それから、もう1点は、やはり特に録画につきましては、私ども4月22日でしたか、やった折もお断りをしたんですが、それを録画されて、インターネットで部分的に流すというふうなこともございますので、そういった場合には正しい、全体の会議の状況というようなものが伝わらないということがございますので、やはり私どもとしてはそういった点については、編集が可能なようなものについてはお断りをさせていただいたということでございます。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では、質疑がなければ、2番と3番の報告については終了いたします。
 その他についてはございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、以上で所管事項の報告を終了いたします。
 次に、審査日程のその他に入ります。
 各委員、理事者から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、次回の委員会の日程等を御協議いただくために委員会を暫時休憩いたします。

(午後0時23分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後0時24分)

 休憩中に確認しましたとおり、次回の委員会は第2回の定例会中の常任委員会ということで御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で本日予定いたしました日程はすべて終了いたしましたので、本日の文教委員会を散会いたします。

(午後0時24分)