平成20年06月10日文教委員会
中野区議会文教委員会〔平成20年6月10日〕
文教委員会会議記録
○開会日 平成20年6月10日
○場所 中野区議会第5委員会室
○開会 午後1時02分
○閉会 午後3時09分
○出席委員(8名)
牛崎 のり子委員長
佐伯 利昭副委員長
平山 英明委員
いながき じゅん子委員
いでい 良輔委員
伊東 しんじ委員
大内 しんご委員
江口 済三郎委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
教育長 菅野 泰一
教育委員会事務局次長 竹内 沖司
教育経営担当課長 小谷松 弘市
学校再編担当課長 青山 敬一郎
学校教育担当課長 寺嶋 誠一郎
指導室長 入野 貴美子
生涯学習担当参事 村木 誠
中央図書館長 倉光 美穂子
○事務局職員
書記 鳥居 誠
書記 松本 明彦
○委員長署名
審査日程
○議案
第62号議案 中野区立学校設置条例の一部を改正する条例
○請願
〔継続審査分〕
(19)第5号請願 高校歴史教科書における「集団自決」の記述に関する意見書の提出について
(19)第6号請願 高校歴史教科書に関する意見書の提出について
○所管事項の報告
1 採択された陳情及び主な検討事項の処理状況について(教育経営担当)
2 第七中学校特別支援学級(知的障害)の整備について(学校教育担当)
3 平成20年度夏季学園の実施について(学校教育担当)
4 平成19年度外部評価(学校関係者による学校評価)の結果について(指導室長)
委員長
定足数に達しましたので、ただいまから文教委員会を開会いたします。
(午後1時02分)
本定例会における審査日程について御協議をいただくために委員会を休憩いたします。
(午後1時02分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後1時03分)
本定例会における委員会の審査日程についてお諮りいたします。
本定例会では常任委員会の日程が3日間設けられております。本委員会にはお手元に配付の審査日程(案)のとおり審査すべき案件がございます。本日は審査日程(案)(資料1)の順に議案の審査、継続審査分の請願審査を行い、その後、所管事項の報告をできるところまで、2日目は新規付託分の陳情審査と、1日目に終わらなかった所管事項報告を受け、3日目は審査の状況を見ながら改めてお諮りしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査は午後5時を目途に進め、途中3時になりましたら休憩を入れたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは議事に入ります。
議案の審査を行います。
第62号議案、中野区立学校設置条例の一部を改正する条例を議題に供します。
質疑に入る前に理事者から補足説明を受けたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
青山学校再編担当課長
それでは、中野区立学校設置条例の一部を改正する条例の議案につきまして御説明させていただきます。(資料2)
同議案は、中野昭和小学校及び東中野小学校を廃止し、白桜小学校を新設するとともに、第一中学校及び中野富士見中学校を廃止し、南中野中学校を新設するために御提案するものでございます。
お手元の新旧対照表の右側、現行という部分の1、小学校の部分をごらんください。下線を引きました中野区立中野昭和小学校の項及び中野区立東中野小学校の項を削除いたします。そして、左側、改正案の1、小学校の一番下、下線を引いてございますが、中野区立白桜小学校、東京都中野区上高田一丁目2番28号を加えます。
続きまして、同じく新旧対照表の右側、現行の2、中学校の部分をごらんください。下線を引きました中野区立第一中学校の項及び中野区立中野富士見中学校の項を削除いたします。そして、左側、改正案の2、中学校の一番下、下線を引いてございますが、中野区立南中野中学校、東京都中野区南台五丁目22番17号を加えます。
なお、本条例につきましては、平成21年4月1日からの施行ということになります。
また、今回の改正に伴う通学区域の変更につきましては、本議案の議決をいただきましたら、教育委員会におきまして規則の改正を行う予定でございます。
以上、御審議のほど、どうかよろしくお願いいたします。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。
質疑はございませんか。
平山委員
先日、一般質問の際に、今度、新しく設置予定の白桜小学校への通学に際して、東中野小学校区域から通われる児童さんの安全対策について、教育委員会のほうでもさらなる安全の向上ということで対策を示してくださっていますけども、それにプラスアルファの形で幾つか我が会派のほうからも指摘をさせていただいたところですけども、その後の変化はございますか。
青山学校再編担当課長
まず、先日御指摘いただきました山手通りと早稲田通りの交差点の横断用の地下通路の件でございます。こちらにつきましては、その山手通りと早稲田通りの交差点の地下の空洞といいますか、構造物があるということで都市整備部のほうで情報を得ております。これは東京都の持ち物ということでございまして、こちらを利用して地下の通路をつくるに当たりましては、まずは東京都が別の用途にこれから先将来、使用しないという意思決定が必要であるということでございます。その意思決定を得た後に東京都及び東京メトロ、それから、区との間で協議という形になっていこうかと思います。
教育委員会としましても、窓口となっております都市整備部と引き続き連携をとりまして、その地下通路の設置につきまして、関係機関と協議を進めてもらうように努めてまいりたいというふうに考えてございます。
あともう一つ、新しくことし4月に通学路として指定いたしました上高田中通りの通行規制、特に早稲田通り側から入った一方通行にしてはどうかという御提案もございました。これにつきましても、中野警察署の交通課の担当者と相談をしましたところ、通行規制に当たりましては、該当となっている沿道部分だけではなくて、その上高田中通りの沿線の部分について、さまざま手続が必要だということで、あちらの上高田中通りのちょうど中野昭和小学校を過ぎたあたりは、実は野方警察署の管轄になるということもございまして、既に野方警察の交通課の担当者と、区からこういう要望があるということで連絡をとって話し合っていただいているということでございます。
また、通行規制に当たりましては、沿線の住民の皆さんの同意が必要ということですので、これにつきましては、私どものほうでも地域の町会を通じまして、どういった形で同意を得られるかということでやっていきたいというふうに思っております。
平山委員
その物理的な対策については、当然いろんな関係各所がございますので、さまざまなところと調整をしながら進めていく件ではございますので、早急な答えが出ないところもあるというのは重々承知をしていますけども、もう一度確認ですけど、これに関して教育委員会としては、さらなる児童の安全のためにしっかりと努力をしていかれるという認識でよろしいんでしょうか。
青山学校再編担当課長
まさにおっしゃるとおりでございまして、私どもが現在考えている安全対策だけで終わりということではございませんので、引き続き御提案のあった件等につきまして、全力で取り組んでまいりたいというふうに思っております。
平山委員
グリーンカラー塗装はもうやられたということで、私もきのう確認をしてきましたけども、あの上高田中通りの。ガードパイプに関してもさらに増設をしていくという御答弁いただいたんですけど、これは時期的にはいつごろになりそうですか。
青山学校再編担当課長
グリーンカラーペイントにつきましては、今お話のあったとおり、すべて塗ったところでございます。ガードパイプにつきましても、区の道路担当者と一緒に沿道の地権者のところを回ったところでございまして、設置の可能性のある部分につきましては、すべてチェックをしてまいりました。その中で一部即日御了承がいただけたところも既にございますので、そこについては早急に設置をしてまいりたいと考えてございます。
また、東京都の職員住宅の部分で、今使っていない部分がございますが、こちらは今まで利用がはっきりしないということで出入り口がわからないので、そこの部分にガードパイプを設置しておりませんでしたが、私どものほうで先行してそこの部分については、すべてガードパイプをつけようということで考えてございます。
平山委員
もう最後にしますけど、要は、物理的な対策の件で、現時点ではどうなるかということについて明確な御答弁をいただくというのが難しいというのは、よくよく理解できるんですが、もうお耳に入っていらっしゃると思いますけども、いわゆる保護者の方から、さらなる安全対策について、しっかりと頑張ってほしいというお声をお聞きになっているかと思いますので、そこに関してしっかりといろんな方法を考えていきながら、さらなる安全対策について努力をしていっていただきたいと思っていますので、よろしくお願いをいたします。もう一度御決意をいただければと思います。
青山学校再編担当課長
安全対策につきましては、私どもこれまでもさまざま努力してきたところでございますが、もちろん私どもで考えつく以外のことというのもいろいろあるかと思います。今回御提案もいただいておりますので、そういったことの実現に向けましても、また、実際にその実現を図っていく中で、保護者の皆さんの御意見を伺いながら、精いっぱい努力をやっていきたいというふうに思っております。
委員長
よろしいですか。
他にございませんか。
伊東委員
お聞きします。今回、小学校並びに中学校が1校ずつ新校設置ということで、こうした流れの中で児童・生徒の交流、要するに各校が一つになる、新しい学校をつくっていく中で、現状どのような取り組みがなされているのか。いろいろ現場のほうではこういうこともやっていますという話は聞くんですけれど、この委員会を通じて、そうした取り組みの部分がどうなっているのか、確認をしたいと思うんですが。
青山学校再編担当課長
まず、中野昭和小学校と東中野小学校のほうでございますが、学年ごとに校外活動、例えば遠足等に行く際に、同じ学年でどこかちょっと離れたところの公園に行ったりというような、そういった活動をやってございます。校長から聞いた話によりますと、子どもたちは割と早い時間帯に打ち解けて交流が進んでいるといったようなことがございます。
また、学校で実施する催し等につきましても、例えば中野昭和小学校でやる美術展のようなものだったと思うんですけれども、そういったところに東中野小学校の児童が訪問すると、そういったようなことも考えているということでございます。
また、中学校につきましては、第一中学校と中野富士見中学校につきまして、常葉の移動教室の関係ですとか、そういったところで日程を合わせまして一緒に活動すると、そういったようなことで交流を図っているということでございます。先日、先月の終わりぐらいだったと思いますが、実施されたということで、それぞれに交流を図ったというようなことで聞いてございます。
伊東委員
あと1点、どちらの学校もそうなんですけれど、中学生のほうはある程度学齢も上がっていることですので、さほど心配はないのかもしれませんけれど、今質問もありましたけれど、今後の通学路の安全対策をどのように進めていく御予定なのか。一つには、安全対策といっても、交通事故だけではなく、防犯上の対策も必要ではないかと思うんですが、今区のほうとしては地区委員会に呼びかけて安全マップの再編成、要するにつくり直しを進めているようですけれど、教育委員会としてその辺に対しての今後の方針をお示しいただきたいと思いますが。
青山学校再編担当課長
通学の安全対策、これまでさまざま考えてきたところでございますが、今後、統合に向けて次の段階としましては、通学の安全対策をさらに具体化するための取り組みをやっていかなければならないというふうに考えてございます。教育委員会あるいは区のほうで主導して責任もってやる部分というのももちろんございますが、それ以外の部分につきましては、例えば警察の担当の方と一緒に通学路の検証をやるといったようなこと。その際に、例えばPTAの方、校外担当の方に入っていただいて御意見を伺うというようなことですとか、あるいは地域の方々にどういったところが危ないかというような御意見を伺う、そういったような具体化するため、実際にその地域にお住まいになっている方々の御意見を反映させた形でやっていきたいというふうに考えてございます。
伊東委員
最後、要望にしておきます。重ねての要望になりますが、今後ともそうした対策を十分にやっていただくとともに、当委員会においても報告をお願いしたいと思います。
いながき委員
これからの学校運営のところで、教育長も一般質問の際にも、これからの学校運営というのは地域とともに、地域と協力し合ってやっていきたいというようなことをおっしゃったと思うんですけども、この学校運営ということに関しては、もちろん通学時の安全対策ということも含まれると思うんですけれども、この件に関して地域の協力、地域の協働という点に関して、今回の統廃合、新校をつくるに当たって、特に東中野小の保護者の方々からの協力というのはきちんと得られそうでしょうか。
青山学校再編担当課長
私どもとしましては引き続き、本当に先ほども申し上げましたとおり、特に通学の安全、あるいは児童相互の交流、その他学校をスタートするための具体化の作業を本格化していこうと思っておりますので、私ども単独で東中野小学校の保護者の皆さん、PTAの皆さんにお願いすることもあるかと思いますし、また、中野昭和小学校のPTAの皆さんと一緒になって御協力いただく部分もあるかと思いますので、その辺は今後連携をとってやっていきたいというふうに思っております。
いながき委員
正直これまでの経緯において、残念ながら特に東中野小の保護者、あるいは地域の方々と教育委員会との溝というのはまだ埋まっていないなという意識を強く持っているんですけれども、これからきちんと協力を得て、一緒にいい学校づくりに邁進していけると、その辺大丈夫でしょうか、もう一度お願いします。
青山学校再編担当課長
私どもとしましては、引き続きそういった御理解、御協力を得ることにつきまして努力を重ねていきたいというふうに思っております。
委員長
よろしいですか。
ほかにございませんか。
江口委員
皆さんから特に交通安全対策、防犯も含めて出ているようで、私のほうからも全体的なことも含めた質問をしたいんですけど、我々特に新校の設置に関しては、特段の配慮ということで学校の施設とか、さまざまなものはやっぱり新校としてスタートする以上、充実させるべきだということをかねがね言ってきているわけですけども、この交通安全の問題も、これを契機にぜひ本格的に警察とやってほしいのは、既存の交通安全という意識を離れて、本格的にどうしたら中野のまちが安心・安全なまちづくりの一環として、そういう構造物も含めてできるんだろうということを、発想の転換をしてほしいのは、例えば今、通学路という形で各校周辺が指定されていても時間制限がありますよね。朝と、それから、小学校は夕方。ところが、ほとんどPTAの方たちに頼るしかなくて、中学校はほとんどしておりませんけど、小学校の場合はPTAの方たちが交通安全のために立つという当番制の中でやっている現状が多いわけですね。
ところが、PTAには何も権限がないわけで、車が入ってきたときに、馬をどけて通行されたら何も言えないんですよ。だから、そういうことは道路の交通規制できちっとなっている以上、やっぱり警察が毎日立って、といっても今の交番、空き交番の問題だって無理な現状があるんだけども、たまにそこに立って規制をすることによってその地域の交通安全の抑制になるということを私は常々思っているんだけども、なかなかそれをやってくれていない。そういうことも含めて目で見える形にする。
なぜかというと、防犯に関しても、まちが整っている、きれい。それから、まちの結束力があるというところは泥棒が入らないという。これはずっと、東京都の安心・安全アカデミーの私も研修受けたんだけども、一貫してそう言えているし、その地域も確かに犯罪が減っているということも言えているんですね。そういう意味で、やっぱりまちぐるみ、それから、役所ぐるみ、すべてがそこの地域に集中しているとなると、やっぱりその地域自体がすごくよくなっているという現状が出ているんですね。
だから、例えば一つの例を申し上げますと、ある学校では本当にお母さんが夕方、1時から3時ずっと立つんですけども、ほとんど通過をしていっちゃうケースが多くて悩んでいると。馬を置いているとなかなか通過できないので、それでUターンするという形もあるんだけども、実はその近くで、ある交番が一旦停止の取り締まりやっているんですよ。そこは絶対に一旦停止の取り締まりでひっかかる場所なんですね。なぜかというと、停止線がずっと手前にあるものだから、運転手はどうしても前に出ないと見えないんで、1回そこで徐行して、横断歩道の手前で停止して左右を見ようとするんだけど、そこでは一旦停止してないということで、すぐつかまるという、そういう有名な場所なんですけど、そこにはずっと立っているんですよ、お二人の巡査がね。それは学校のすぐ裏ですから、そういう時間があるならば、せめて月に2回か3回でもいいから、そこへ立ってもらって、やっぱり警察官が立って取り締まっているということがわかれば、車は入ってこないケースが多いので、そういうことを含めて1回本当に、毎回毎回総点検をやっているけど、点検してほしいんですね。PTAの皆さんがどこまで頑張っていらっしゃる方も全部つかんでいると思うんだけど、それもつかんだ上でやると。
それから、例えばカラー舗装だって、本当に危ない地域、例えば他区なんかは学校周辺の歩道は全部カラー舗装になっているところもあるんですね。うちの場合は入り口と出口だけ、出口、入り口がカラー舗装で通学路と標示しているけども、そういう非常に目立つような形をとって、少しでもそこは子どもたちが通るところだという意識をさせているというところもあるんですよ。
だから、そういう意味で、やっぱり既存の今までやってきた交通安全の感覚じゃなくて、先ほど言ったけど、ガードパイプじゃなくて、ガードレールにするほうが安全なんで、そういうことも考えながら、今までの感覚でいくと、ただふやすとか、そういう形ということでなくて、もうちょっと発想を変えてやるべきだと思うんですけど、いかがでしょうか。
竹内教育委員会事務局次長
今回の通学の安全対策につきましても、これは教育委員会だけではなくて、中野区の各セクション協力して実施をしていくということで取りまとめたものでございます。また、そうでなければ、なかなか実施できないものであるというふうに思っていますし、これは中野区だけではなくて、警察、それから、また地域の皆さん方の御協力もなければ、交通安全だけではございませんので、子どもたちの安全対策というものは万全なものになっていかないだろうというふうに思ってございます。
今委員からお話があったとおり、私ども役所ぐるみ、地域ぐるみでこの子どもたちの安全確保に取り組めるように、今後さらに一層いろんな機会の中で具体的に取り組めるような形にしていきたいというふうに思ってございます。
江口委員
具体的に細かくやるつもりないんだけど、例えばそういう発想の転換というのは、例えば防犯カメラというのはプライバシーの問題とかいろいろあるので、よほどの安心・安全という全体的な立場になって設置しなければ難しいことがあるんだけど、たまにはそういうところにビデオを設置して通行車両をちゃんと撮影しているという、そういうことをやるとか、それで取り締まる、現行犯じゃないから取り締まれないにしても、そういうようなことを学校にやらせるんじゃなくて、教育委員会と警察が協力してやると、現在違法駐車の取り締まりという撮影をしておりますという形になれば、やっぱり通りにくいもんですよ。だから、そういう人的なことが無理だったら、そういう変わった形で少しでもインパクトを与えると、そういうようなことを既存の今までの交通安全じゃなくてやってみろと言うんだけど、そういうことを考えてほしいんですよね。
竹内教育委員会事務局次長
具体的にこれから何ができるかというところだと思いますけども、今お話があったようなことも含めて、私どもできることについて取り組んでいきたいというふうに思ってございます。
いながき委員
区のこれからやりますとおっしゃっている安全対策、正直、不確定な部分が非常に多くて、保護者の方も本当にやってくれるのかなと不安に思っている方が非常に多いと思うんですね。なので、これからきちんと具体的にスケジュール決めるなどして、その不安をきちんと解消していただきたいんですけれども、安全対策を例えばいつまでに決めるだとか、このようにきちんとお伝えするとか、そういった今後の安全対策の報告ですとか、やり方ですとか、そういったことについて具体的に決まっていることはございますか。
竹内教育委員会事務局次長
今回、私ども統合に伴う通学安全対策ということで取りまとめをし、議会にも御報告をさせていただき、また、区民の皆さんにもペーパーとして取りまとめ等をお出しをしているものでございまして、これについてはきちんと実施をしていきたいというふうに思ってございます。
その中で、やっぱり今の段階では検討と、関係者もございますので、例えば地下の横断通路等についてはまだ検討の段階でございますので、いつまでにということはなかなかできないものもございますけども、具体的に物によってはできるものもございますので、そうしたものについては、できるだけ早い段階で、統合前に既に取り組んだものもございますので、実施をしていきたいというふうに思っております。
委員長
よろしいですか。
ほかにございませんか。
大内委員
この間の本会議でも質問しましたから、重なることは言わないようにしますけども、一番問題になっている早稲田通りと山手通りの交差点のところが、何カ所か危ない中でも一番最も危ないと言われているんですけれども、あそこの安全確保、平山委員のほうからも地下鉄の乗降の階段等を新しく設置したりして利用できないかとかいろいろ案も出ていますけども、今私どもいろいろ聞いていると、東中野小学校と中野昭和小学校が統合した場合、東中野小学校から中野昭和小学校に行く子はほとんどいなくなることもあり得ると。近隣の学校に行ったり、あるいは私立に行ったりするということでほとんどいないという話も若干聞いておりますけども、仮にあそこの東中野駅のほうから渡る子もいらっしゃると思うんですけども、その交差点のところ、渡る子が1人になってもしっかりとした安全確保をやっていただきたいと。近隣の学校、新宿だとかそういったところに流れたり、あるいは私立に行ったりして、子どもがたとえ少なくなったとして、渡る子が1人でもいたら、しっかりと安全確保をやっていくということはちゃんと約束をしておいていただきたいなと。子どもが減ったからほとんどあの地域から通う子がいないのでやりませんということではなくて、やっぱりこの統合の今までの流れもありますし、1人の子でもいたら、最後までしっかりと面倒を見るということだけ約束をしていただきたいんです。
竹内教育委員会事務局次長
私どもは中野区のお子さんでございますので、中野区の学校に通っていただきたいというふうに思ってございます。それで、そういった中野区に通うお子さんのための安全の確保策でございますので、これについてはきちんと実施をしていくというふうに考えてございます。
大内委員
それと、こういう機会で新しい通学路が設定されるからいろいろ出てきたんだけども、中野区の中でも結構危ないところ、幹線道路を渡る子は結構多いと思うんです。やっぱりそういったところも、いい機会ですから、しっかりともう一度安全チェックをしていただいて、できる限りの子どもの、当然保護者もしっかりとそういったことも気をつけて子どもの安全確保やらなければいけないんだけども、やはり行政でやることは、しっかりと区内の小学校あるいは中学校の通学路のそういった安全確保についても見直しというか、点検をしていただきたいと思いますけども、今すぐやれということじゃなくて、半年なら半年かけてPTAとかにいろいろ意見を伺ってやっていただきたい。これは関連ですから答弁は結構ですけども、ぜひそういったほうも取り組んでいただきたいなと思います。
いでい委員
先ほど来落合の交差点の安全対策のことについて多々ありますけれども、私、疑問に思うんですが、大きい幹線道路の交差点の安全対策はもちろんのことですが、新たに指定される通学路は、路地とかそういったところに一番危険も多いのではないかなと思うんです。通学路の交通を規制すると、そこを通ろうとする車は抜け道としていろいろなところを通っていくと思うんですよ。また、そこまで細かい気配りですとかそういった配慮、例えばカーブミラーですとかそういったものの設置、あとはここは通学路という立て看板を地権者の方に了解いただいて、中野区がどんどん設置していくですとか、保護者の方、東中野小学校や中野昭和小学校の保護者の方から、こうしてくれ、ああしてくれという話が来る前に、新たに行政のほうからこういうふうにしていきたい、こういう安全対策をとっていきたいと説明を重ねていけば、今みたいなPTAの方々と区とのちょっとした溝とか、そういったものが少しずつでもなくなっていくんではないかなと思うんですが、いかがですか。
青山学校再編担当課長
確かに今おっしゃるとおりで、新たな学校の通学路につきましては、基本的には従来のそれぞれの学校の通学路をうまく結びつけるということを基本にやっておりますが、ただ、特に新校の位置ではない学校につきましては、今までと学校の場所が変わるわけでございますので、当然行く方向が変わってきてしまいます。そういったことですとか、先ほどお話のあった交通規制等による影響、そういった先を読むというか、そういったことによる影響というのも十分考慮した上で安全確保を図っていきたいというふうに考えてございます。
委員長
よろしいですか。
他に質疑はございませんか。
佐伯委員
条例改正の議案の審査ということで、交通安全対策に関しましては他の委員からも質問が出ておりますので、総括的に幾つかお聞かせいただきたいんですけども、今回ずっとこの議論を聞いてきて、教育委員会という言葉は出てくるんですけど、教育委員さん、教育長を除く4人の教育委員さんの意向というのかな、考えというのがどうも見えてこないんです。と申しますのは、昨年の9月に私ども文教委員を中心に中学校のPTA連合会の会長さんと懇談をしたときにも、どうも教育委員さんが見えてこないんだ、教育委員さんの考えがわからないんだというような話が大半でした。他市だったら、例えばこういった問題が起こったときには、東中野小学校、現場に行って教育委員会を開こうとか、そういった発想だってあってよかったと思うんですよね。それで、毎月、月末の教育委員会には直接意見を聞くという機会があるわけですから、教育委員さんに対してもきちんとした意見を、皆さんの主張を語っていただく、そういう機会も必要だったのではないかなと思うんですけど、教育委員会全体として、こうやって議案が議会に出てきているわけですから、教育委員会協議会の議決も経ていると思うんですけど、教育委員会ではどういう議論が教育委員さんからあったんでしょう。
青山学校再編担当課長
教育委員会における議論につきましては、当初私ども3月に教育委員会における議案の審査というのを予定してございましたが、やはりこのたびのようなさまざまな保護者の方からの御意見があったということで、教育委員としても保護者の方々あるいは地域の方々の御意見を伺いたい、あるいは私どもが4月、5月に予定しておりました説明会の状況等も聞きたいということで、教育委員会における議決を延期したといったような経過がございます。3月の末に、このときは東中野小学校のPTA全体という形ではございませんが、保護者の有志の方あるいは地域の方を交えた教育委員との対話集会というのを、教育委員会の通常の会議が終わった後、持たせていただいて、そこで意見交換をさせていただきました。
また、5月にもPTAを対象に意見交換会ということ、教育委員のほうからちょっと提案があったんですが、それにつきましては、PTAの皆さんとの御都合が合わないということで実現はしていないといったような状況でございます。
どういった議論がというお尋ねでしたが、このたびは通学の安全等についての不安が保護者の方から多いということで、私どもが考えてございます安全対策についてどういったものなのかというような御質問ですとか、あるいは保護者の方々の、あるいは地域の方々の反応といったようなこと、そういったことについてのお尋ねが多々ございました。
佐伯委員
そうしますと、PTAとの懇談はありましたけども、実際に教育長を除く他の4人の教育委員さんというのは、地域の説明会とかそういうのには出ていないということですか。
青山学校再編担当課長
私どものほうで実施いたしました説明会のほうには、教育長以外の委員は出席してはおりません。
佐伯委員
やっぱり議会も大変重要な、もちろん我々も議員ですから、きっちりとこういった問題については議論していく立場にありますけど、教育の問題、特に学校の問題ですから、まず教育委員さんが一義的にはきちっとした話を、それでまた地域の声を聞くべきだと思います。これはもう過ぎてしまったことですから仕方がないですけども、そういった意味では、もう少し丁寧な話の進め方というのがあっていいんじゃないかなと考えます。
さらに、今回、この2定で条例改正案が出てきていますけども、他の区などでは3定。今、第3回定例会で決算質疑をやるということで3定の議決、一般議案の議決が大変時期がおくれてしまったということもありますけども、これは2定にやらなくてはいけないという理由、3定では間に合わないんでしょうか。
青山学校再編担当課長
今回、2定でお願いしていることにつきましては、第一義的には、就学の関係の事務のことがございまして、まず、新入生に対する就学時健診というのを実施してございますが、これにつきまして、就学予定の学校を連絡して健診をやるというのを、例年10月の頭に通知を送っております。また、統合に伴いまして、これは、例えば小学校で言いますと、今回の桃花小学校の関係でも昨年やっておりますが、9月に統合に伴う指定校変更の手続の説明会、あるいは学校指定品の支給に関する説明会を実施しまして、その後、そういった保護者の方の意向調査等もやっていくということで、新校開校までの事務をスムーズに行うということと、あともう一つは、保護者の方々をどこの学校に行くのか決まっていないという不安定な状態に長期間置かないというようなこともございまして、この時期にお願いしているということでございます。
佐伯委員
なぜこういったことを言ったかといいますと、やはりほかの委員の皆さんからも交通安全対策等ではいろいろ要望が出されている。それに対して少しでも具体的なものが出されてから、こういったことを決めてもいいのかなという思いがあるものですから今質問したんですけど、具体的にそうすると3定では間に合わないということでよろしいわけですね。というのは、さらに考えれば、今回かかっている条例というのが東中野と昭和の問題だけではなくて、一中と富士見中の問題もありますから、そういったものも含めていかがでしょうか。
竹内教育委員会事務局次長
ただいま具体的な事務の話をさせていただきまして、今ちょっと委員から一中、富士見中の話もございましたけども、少し具体的にお話をさせていただければ、一中、富士見中については校歌を依頼するというような統合委員会での手順になっておりますし、また、制服を決めたというような状態になっていまして、統合に向けた準備が進んでございます。
それで、今私ども条例を提案させていただいている段階でございますので、今の段階でここで提案する前と提案している段階ではやっぱり違うというふうに考えていますので、今回ここで場合によっては否決だということになると、それは議会の意思というところで、統合を前提とした準備がなかなか進められなくなるというふうに考えてございまして、さまざま工事もありますし、それから、準備のための交流事業とか、いろんなことがございますので、そういったことを確定するまでなかなか着手ができないような状況になるのかなというふうに思ってございまして、そういった意味で4月というのが大変難しくなるというふうに私どもとしては考えてございます。
佐伯委員
最後にしますけども、今その制服の話、一中、富士見中については出ました。統合委員会、第6号までニュースいただいているんですけども、その後の統合委員会というのは、この東中野、中野昭和に関しては5月21日に統合委員会開催ということが書かれていますけど、その後の統合委員会の動きとしてはいかがでしょうか。
青山学校再編担当課長
5月に予定しておりました統合委員会が、委員長のほうとも御相談いたしまして延長させていただいたということでございます。それで、次回の統合委員会につきましては、今月の18日に中野昭和小学校で開催ということで決まっております。
委員長
よろしいですか。
ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、質疑がなければ、休憩をいたしまして取り扱いを協議したいと思います。
委員会を休憩します。
(午後1時45分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時48分)
それでは、継続審査についてお諮りいたします。
第62号議案、中野区立学校設置条例の一部を改正する条例を閉会中も継続審査すべきものと決するに賛成の委員は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
委員長
賛成少数。よって本件は質疑を続行いたします。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、質疑がなければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより本件に関する採決を行います。
お諮りいたします。第62号議案、中野区立学校設置条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で62号議案の審査を終了いたします。
それでは、次に請願の審査を行います。
平成19年第5号請願、高校歴史教科書における「集団自決」の記述に関する意見書の提出について及び平成19年第6号請願、高校歴史教科書に関する意見書の提出についてを一括議題に供します。
本件に関する質疑を行いますが、質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、質疑がなければ、本件の取り扱いを協議するために委員会を休憩いたします。
(午後1時51分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後1時55分)
ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。
意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
お諮りいたします。平成19年第5号請願、高校歴史教科書における「集団自決」の記述に関する意見書の提出について、これを採択すべきものと決することに賛成の委員は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
委員長
挙手なし。よって、本件は不採択とすべきものと決しました。
それでは、次に、平成19年第6号請願、高校歴史教科書に関する意見書の提出についてを採択すべきものと決することに賛成の委員は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
委員長
挙手なし。よって、本件は不採択とすべきものと決しました。
以上で、平成19年第5号請願及び平成19年第6号請願の審査を終了いたします。
次に、所管事項の報告を受けたいと思います。
1番の採択された陳情及び主な検討事項の処理状況についての報告を求めます。
小谷松教育経営担当課長
それでは、採択された陳情及び主な検討事項の処理状況につきまして御報告をさせていただきたいと思います。(資料3)
これらの件につきましては、例年、第1回定例会におきまして、それぞれ所管分に係り、各常任委員会に対しまして途中の処理状況等について御報告をさせていただいているところでございます。本年も第1回定例会におきまして御報告をさせていただきましたが、その後2件の案件につきまして、検討状況、処理の対応につきまして方向がまとまりましたので、御報告をさせていただきたいと思います。
まず第1件目でございますが、これは平成16年第38号陳情でございまして、中学校障害学級の増設を早期実現することについてということでございます。本件につきましては、中野区全体の需要や特別支援学級(知的障害)の地域バランス等を勘案いたしまして、平成21年4月に中学校の特別支援学級(知的障害)を第七中学校に開設するとということで、その方向を決定したところでございます。なお、この件につきましては、後ほどまた別途詳細御報告をさせていただきたいと思います。
続きまして、2件目でございますが、各中学校対抗駅伝大会の実施ということで、これにつきましても検討を重ねてきたところでございます。処理状況の欄にございますとおり、学校長からなる連合行事運営協議会に要望の趣旨を伝え協議してきたところでございますが、全中学校で学校対抗の駅伝を実施するための参加者の確保や体制づくりが難しいということがございます。また、加えて新学習指導要領を見据えて、授業時間の確保、学習内容の変更などの大きな課題への対応があり、準備期間も含めた駅伝大会を教育課程に組み込むことは難しい。こういった検討の経過を踏まえまして、この中学校の対抗駅伝大会を実施することは困難であるという一定の結論に達したところでございます。
以上、2件につきまして御報告をさせていただきます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
大内委員
この2のほうの駅伝大会なんですけども、これは17年に採択をされていて、毎年来ているわけだけども、この学校長からなる連合行事運営協議会でこの要望を毎年協議している。要は、17年の第1回だから、18年、19年、20年、毎年要望していて、毎年同じ答えが返ってきているという意味。それとも、3年越しで答えが返ってきたということなの。
寺嶋学校教育担当課長
この運営協議会は年に2回ほどありますが、さまざまな議案がありますが、このことについて毎年協議をさせていただいているところでございます。
大内委員
ということは、こういった処理状況について、毎年ずっと同じ答えがここ何年か出てきているということなの。
寺嶋学校教育担当課長
この中での参加者の確保とか、体制づくりにつきましては同じような答えが出ておりましたが、このほど、学習指導要領の改訂も伴いまして、非常に時数が少ないということが明らかになってまいりました。そういった関係上、非常に難しいというふうな結論に至った次第でございます。
大内委員
時数が減ったというのは、どういう意味。
寺嶋学校教育担当課長
授業時数が、時間ですね。要するに、授業に要する時間がふえたので、こういったような連合行事のための練習時間等々の時間がなくなってきたということでございます。
大内委員
そうなると、年に2回話し合う。年に1回しか話し合いしていないのかもしれないけども、平成17年度、18年度にかけてさらに厳しくなってきたということでしょう。そうした場合、この処理状況、ずっとまだこういうのって残っていくの。何年かまでで終わるとか、何年かある。
小谷松教育経営担当課長
本件につきましては、こういった提案につきまして、その後、検討するということで約束をさせていただいて、途中の経過につきまして逐一御報告させていただいたところです。今回、結論が出たということでございますので、今後は引き続き継続して協議する必要というのは、今回の結論をもって終了ということでございます。
委員長
よろしいですか。
ほかに質疑はございませんか。
伊東委員
この2番のやはり同じ各中学校対抗駅伝大会の実施についてなんですけど、ここに処理状況の中に、新学習指導要領への移行を見据えてということも書いてあるんですけれど、新学習指導要領、本定例会の一般質問等でも武道、要するに、体力をつけていくことも、体をつくっていくことも大切だという内容も盛り込まれているはずなんですけれど、そうしたものに対する教育委員会あるいは学校の見解はいかがなんですか。
入野指導室長
移行期の対応について、まだ国のほうからはっきりとしたものは出てきておりませんけれども、来年度から小学校におきましても前倒しをして移行する内容が出てくるという、動向にはなってきております。そして、武道のことについてでございますけれども、これについても今のところのことで言えば、前倒しして実施することも可能ということにはなってくるような動向に聞いておりますけれども、どちらにしましても、準備、施設、それから、環境等の準備が武道の場合は重要になってくると思いますので、現在、学校の意向と、それから、学校の今の環境の状況について、どのような準備が必要であるかということについて協議を始めたところでございます。
伊東委員
あと1点お聞きしたいんですけれど、これは各中学校の対抗ということで書かれていますけれど、中学において単独で学内の駅伝競技あるいはマラソンというようなものを実施している学校があるかどうか、その実態についてお伺いしたいんです。
入野指導室長
申しわけありません。はっきりした数が今ちょっと記憶にございませんけれども、学校行事として昨年までは場所を変えて実施していたりする学校はございます。昭和記念公園等へ行きまして、そういう時間をとっている学校もあります。中学校において数校だったと思います。
伊東委員
区内で実施しているところはないんですね。
入野指導室長
基本的には授業中の走の時間、走るという分をやるところにおいては、その時間内で持久走的なものに取り組んでいるものはございます。
それから、交通を遮断してまでというのは、かつてはあったように思うんですけど、ちょっと調べさせていただければというふうに思います。
伊東委員
こうして17年の第1回定例会から毎年度検討していただいている中で、そうした過去の実績なんかも当然議題に出てきてもしかるべきじゃないのかなと。こういう状況で昔やっていたけれど、こういう困難があったと、できなくなっているのも事実だということ。あるいはやられている学校があるんだったら、こういう課題がついて回るというのは当然出てきてしかるべきじゃないのかなと思いますので、その辺を十分今後の検討にも生かせていただけたらと思います。要望にしておきます。
委員長
要望でよろしいですか。
伊東委員
はい。
委員長
先ほどの単独で学校行事を区内でやっているところはあるかどうかということについては、答弁保留ということで。
ただいまの答弁保留について、きょう中で。(「あしたで」と呼ぶ者あり)あしたでよろしいですか。
それでは、あしたまでにということでよろしくお願いいたします。
他に質疑はございませんか。
佐伯委員
1点お聞きしたいんですけども、これは担当が学校教育担当ということですけど、例えばこういったことを校長会に議論してもらうときに、担当の立場としては、こういう陳情が上がってきたんだから、ぜひやってほしいという立場でお願いをするのか、まあ、皆さん考えてくださいよという立場でやるのか、どうなんですか。
寺嶋学校教育担当課長
議会でこういった御要望があったということですので、できないだろうかというような形で御相談させていただいております。
佐伯委員
そうしますと、例えばここに「準備期間も含めた駅伝大会を教育課程に組み込むことが難しい」とあるんですけども、じゃ、10月の総体陸上なんかどうなんですか。随分練習やっていますよ。リレーなんかだって随分時間かけてやっていますよ。そういったものと比較して、何かこういうのを見ると、できないための理由を考えているんじゃないかとしか思えないんですよね。だから、やっぱり学校教育担当のほうから、ぜひ、こうしたらできないかとか、そういういろいろな投げかけがあっていいと思うんです。連合水泳大会なんかだってそうだと思いますよ。皆さん時間とって、もっと言えば、中体連の競技、まさにサッカーも野球も今、大会の真っただ中ですけども、そういったものを含めて、必ずしもこれはできない。準備期間も含めた教育課程、じゃ、例えば総体陸上なんて教育課程なんですか。
入野指導室長
あれに関しましては、全中学校が参加しておりますけれど、全員が今現在参加している状況ではないですね。選手だけが参加している状況で、あとの者たちは学校で授業という形をとっております。これは授業時数確保ということの問題が今出てきているからでございまして、それについても学校が小規模化してきておりますので、両方を教員が引率し、さらに授業するということが非常に困難な状況になってきているということは確かでございます。
佐伯委員
そうしたら、駅伝大会だって全員が出るわけじゃないですよね。総体陸上も全員出るわけじゃないけども、要は、じゃ、問題になるのは引率ができないからということなんですか。この教育課程云々ということを持ち出すのは若干無理があるんじゃないかなと思うんですけども、その辺はいかがでしょうか。
寺嶋学校教育担当課長
教育課程の問題はありますし、ここにありますように、参加者の確保、さらには体制づくり等々、やはり難しいということ、総合的な理由でございます。
委員長
よろしいですか。
他にございませんか。
なければ、ただいまの質疑は、答弁保留の部分を除いて質疑を終了いたします。
それでは、2番の第七中学校特別支援学級(知的障害)の整備についての報告を求めます。
寺嶋学校教育担当課長
それでは、第七中学校特別支援学級(知的障害)の整備につきまして御報告いたします。お手元の資料(資料4)をごらんください。
経過でございます。現在、中学校の特別支援学級(知的障害)設置校は第二・第四中学校の2校でございます。在籍生徒数が増加傾向にある、それから、地域バランスを考慮いたしまして、第七中学校に開設するというものでございます。このことにつきましては、既に20年度予算の計上を御承認いただいたところでございます。
予定学級数は、3学級を予定してございます。
参考といたしまして、現在の中学校の在籍生徒数は、第二中学校20名、第四中学校24名ということになってございます。
設置場所は、第七中学校。後で図をごらんになっていただきたいんですが、東側教室の1・2階ということです。1階は320平米、学習室1~3、職員室、トイレ(シャワー付)。2階は64平米、学習室4~5ということでございます。
開設は、21年度、平成21年4月1日ということでございます。
今後の主な日程といたしましては、こういった特別支援学級が設置されるということにつきまして、地域への御説明、それから、特別支援学級設置校の保護者への御説明があった後、夏休み~10月末まで改修工事というふうになります。その後、工事終了後、転校の意向調査、あるいは見学会をいたしまして、来年の4月1日から開級したいと思っているところでございます。
おめくりいただくと平面図。まず第七中学校の東側の教室棟のところの1・2階に設置する予定でございます。
詳しくは、その裏面をごらんいただきたいと思いますが、裏面の斜線部分のところでございます。現在、視聴覚室、第二音楽室、備蓄倉庫となっていたところ。2階では、休養室、生徒会室になっていたところを、それぞれ学習室、職員室を設置するというものでございます。
簡単でございますが、以上で報告を終わります。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がないようでしたら、以上で本報告については終了いたします。
それでは、3番、平成20年度夏季学園の実施についての報告を求めます。
寺嶋学校教育担当課長
続きまして、平成20年度の夏季学園の実施につきまして御報告いたしたいと思います。(資料5)
中学校は軽井沢林間学園、小学校は岩井臨海学園ということでございます。
目的でございます。そこにありますとおり3点で、豊かな自然の中で心身を鍛練する。豊かな情操を育てる。そして、人間的な触れ合いを深めさせるということを目的としております。内容的には、林間・臨海ともほぼ昨年と同様な形で実施するところでございます。
まず、左側の中学校軽井沢林間学園について御説明申し上げますと、開設場所は、軽井沢少年自然の家でございます。
期間は、7月21日~8月21日、2泊3日ということでございます。
参加対象は、中学校1年生です。
輸送関係につきましては、ごらんのとおりでございまして、経費につきましては7,700円。昨年よりも若干上がっているところでございます。
給食関係につきまして、賄費ですが、これについてはごらんのとおりで、金額につきましては、昨年と同様でございます。
あとは、学園関係、健康管理、その他、ごらんのとおりでございます。
続きまして、右側の岩井臨海学園でございます。
開設場所は、例年と同じ岩井ということでございます。
そして、それぞれの民間の施設を利用するということです。
期間は、7月21日~8月7日、2泊3日または3泊4日で、小学校6年生ということです。
輸送関係は、ごらんのとおりでございまして、これもガソリン等々の値上がりもありまして、若干の値上がりがあります。
給食関係は、ごらんのとおりでございまして、これは昨年と同様でございます。
あとはおおむね同じでありますが、大きいところは、連合実施校から年々単独実施校に移行しているところでございますが、今年度につきましても1校が単独実施校ということになりまして、さらに再編の学校もございまして、最終的には連合というんでしょうか、合同というんでしょうか、昨年は4校だったところが2校ということになってございます。
以上、簡単ですが、御報告させていただきます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
いながき委員
臨海学園についてなんですけど、これは海で泳ぐんですね。それで、この引率の先生方というのは、例えば海難事故ですとかに備えてきちんと訓練ではないですけど、ライフセーバー的な役割を果たせるんでしょうか。
寺嶋学校教育担当課長
引率の先生方については、もちろんそういった訓練をされておりますし、そのほか引率の先生だけではなくて、公募あるいは大学のライフセービング部等々、そういったところの水泳指導員も同時に指導しているところで、それらの方につきましては十分な訓練は受けているところでございます。
委員長
よろしいですか。
ほかにございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
では、4番、平成19年度外部評価(学校関係者による学校評価)の結果についての報告を求めます。
入野指導室長
それでは、平成19年度の外部評価の結果について御報告申し上げます。(資料6)
外部評価でございますけれども、平成15年度から本区におきましては取り入れておりまして、各小・中学校、幼稚園の保護者、そして、学校評議員の方々に外部評価ということで評価をしていただいているところでございます。
お手元にあります資料の1に書かれておりますように、この外部評価につきましては、趣旨としましては、開かれた学校づくりを目指して、多くの保護者や地域住民から、組織体としての学校が、その教育機能をどの程度果たしているかについて評価を受けて、その結果を参考に、改善策を立てて、教育活動の充実・向上を図って、学校改革を進めていくものであり、二義的に私ども教育委員会が共通項目については集約をいたしまして、その結果を生かして教育施策に生かしていくという方向性を持っているものでございます。
実施方法につきましては、1ページ目の2番に書かれているとおりでございまして、項目といたしましては、新たに今年度、2実施方法の(4)のマル3に書かれておりますように、自由記述という欄を設けさせていただきました。それを設けたことと、マル1に書かれております、教育委員会が設定する共通項目をPTA等の御意見、それから、議会等の御意見をいただきまして、項目を減らしたところでございます。減らして実施をいたしました。各学校におきましては、この共通項目のほかに各学校が評価をいただきたい項目を独自に設定いたしまして、実施をしたところでございます。
実施期間は、19年12月から20年1月までの間においてとってもらったところでございます。
評価の項目につきましては、A・B・C・Dの4段階の評価。「十分」「まあ十分」そして、「やや不十分」「不十分」の4段階評価と、「答えられない・分からない」というような五つの評価でいただいたところでございます。各家庭・学校評議員に評価用紙を配布いたしまして、原則無記名で集めたものでございます。
その結果につきましては、全項目につきましては、7ページ以降の参考資料の中に小学校の保護者、評議員、そして、中学校の保護者、評議員、幼稚園の保護者、評議員の順に、すべての共通の項目の結果を記しているところでございます。
それでは、2ページのところをごらんください。2ページの3には回収状況を付してございます。中学校の保護者につきましては、昨年度に比べまして大きく上昇してございます。60%が67%になったという状況になっております。これにつきましては、12月の保護者会とか、個人面談を実施しているときに中学校がその機会に保護者に説明をした上で調査用紙を配って回収するというような努力をした結果、パーセントが上がっているようでございます。
中学校保護者以外が回収率が15年から徐々に低下している状況がございます。各学校が保護者や学校評議員の意見や考えを学校経営、それから、教育内容、指導方法等の改善に生かしていることをさらに評価をしていただく方々に理解されるように努めまして、回収率の向上を図っていく必要があるかというふうに考えております。
4番の部分につきましては、後ろについております共通項目のうち、(1)につきましては、「A十分」または「Bまあ十分」と評価した割合が高い項目を小学校、中学校、幼稚園の保護者の中から選び出しているものでございます。
それを見ていただきますと、小学校と中学校ではほぼ同様の傾向がございまして、教職員の態度、それから対応、熱意に関する項目ですとか、学校情報の公開や地域、保護者との連携など、開かれた学校づくりに関する項目の評価が高いことがうかがわれます。そして、学校の健康づくりや体力づくりに関する項目の評価が前年度に比べて大きく上昇しているところが見られます。これにつきましては、全小・中学校において体力テストを実施いたしまして、その結果を保護者に説明するとともに、体力向上プログラムを作成したことが広く周知できた成果であろうかなというふうに考えております。
幼稚園におきましては、この部分だけではございませんで、教育内容に関する項目の評価が高いのでございますけれども、ほかの評価につきましても、ほぼ90%以上のA・Bのものが90%を超えているという状況が後ろのほうからも見て取れまして、幼稚園については項目による差はほとんどない状況でございます。
それでは、3ページ目でございます。3ページ目の(2)番のマル1マル2マル3は、保護者が「Cやや不十分」または「D不十分」と評価した割合が高い項目を上位から拾っているものでございまして、小・中学校において子どもの関心や意欲を引き出す授業、一人ひとりのよさを伸ばす教育の充実と学習指導の内容についてC・Dの評価が、これを見ますと高いように見えます。しかし、18年度と比較しますとその割合は減少している傾向がございまして、今後とも指導法の改善を図りまして、教員の指導力を向上させたり、授業改善をした内容や評価について学校が、保護者に詳しく伝えるということによって評価を高めていく努力が必要かというふうに考えております。
マル2の中学校における2学期制の導入に伴う教育活動の充実にかかわる項目では、C・Dの割合が18年度と比較して4.2%上昇しているように見られますけれども、5ページを見ていただきますと、5ページの下の表を見ていただければというふうに思います。
実は、同じ項目のA・Bを評価している割合も13%上昇しておりまして、つまり、2学期制に伴う教育の充実が「やや不十分」「不十分」もふえておりますけど、「十分」「まあ十分」もかなり増加しているという結果が出ております。各中学校においては、今後とも2学期制を有効に活用した教育課程について、周知を図っていく必要があるかなというふうに思っております。今年度から全小・中学校で2学期制が導入されましたので、さらに小・中学校においても2学期制実施による効果等について説明する機会を設定して、理解が図れるようにしていく必要があるかというふうに思います。
それでは、(4)の答えられないという部分でございます。4ページ目でございます。
(3)の「E答えられない・分からない」という部分の、そして、無回答の割合が高い項目について挙げられている4ページ目でございますけれども、この「答えられない・分からない」や無回答の割合を少なくすることが大きな課題であるということで、校長会等で常々お願いをしてきているところでございます。見えないという部分を何とかしていく部分が大事な部分ではないかということでお話をさせていただいたところでありまして、各学校では保護者会や面談の機会、学校だより等を通じまして、自校の取り組みをわかりやすく説明する工夫をしてきておりまして、Eまたは無回答の割合が高かった小・中学校でのその割合が減少したなというふうに思っております。そういうことの成果かなというふうに思っております。
そして、特に中学校においては、Eまたは無回答の割合が18年度では20%を超えた項目が19年度では15%程度に下がってきている状況が見られるようになっております。全校種におきまして、「地域・保護者の意見や要望を学校の改善に生かしているか」という項目につきましては、Eまたは無回答の割合が全校種において高いようでございます。今後とも学校が外部評価の生かし方や結果を受けた改善策を広く公開して、理解されるように努めていく必要があるかというふうに思っております。
幼児・児童・生徒の悩みへの対応ですとか、生命尊重教育の推進等、心の教育についての成果について、どうも判断が難しい傾向があるようには思いますけれども、これについては、この結果を真摯に受けとめまして、推進状況を積極的に発信していくことによって、取り組みの理解を得ていかなければいけない結果が出ているかというふうに思います。
その他ということでございますけれども、参考資料のほうから見ますと、各校種におきまして、保護者・学校評議員とも、「D不十分」が10%に達した項目はございませんでした。学校の教育活動について、全体的に肯定的に評価されているというふうに判断ができるかなと考えております。
さらに、学校評議員による評価結果は、どの校種におきましてもA・Bの評価の割合が高くて、全項目の平均で約90%となるような状況でございます。学校評議員のほうが保護者よりは肯定的に評価していらっしゃるという、結果としてはそういう結果が見られるという状況でございます。
外部評価の実施上の課題でございますが、今年度、表題に書きましたように、今の保護者や学校評議員に関しましては、学校関係者による学校評価という形に置きかえさせていただきました。いわゆる外部評価について、どのようにこれから取り組んでいくか、保護者や学校評議員以外の外部の方の評価についてはどのように取り組んでいくか。そして、この外部評価の見直しとその制度の見直し、こういうふうにいただきました学校関係者の意見をどのように学校の評価の中に生かしていくかという見直しを今後図っていく必要があるかというふうに考えております。
この今回の結果につきましては、各学校のホームページ、それから、私どもの教育だよりやホームページを活用して公表してまいりたいというふうに考えております。
委員長
ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
江口委員
細かく聞くとまた大変でしょうが、1点だけこのC・Dの中学校の部活の充実ということで、18年度は21.9%だったけど、この新しい調査は28%ということで、若干「不十分」というのがふえているんですけど、この原因は何なんですか。
入野指導室長
各学校のほうに問い合わせは、まだ一つひとつについては私どもはそういう当たり方をしているわけではございませんですけれども、部活動のことについては、さらに私どもとしましても、御意見がよく上がってまいりますその学校の状況が変わったら、部活動の存立がというようなことについての疑問があるのではないかなというふうにとらえられますので、今後とも外部の指導員のお力をかりるなどの方向性を持っていきたいというふうに考えております。
江口委員
もう1点は、学校評議員のこのアンケートに対することで、大変私としては納得いかないのは、学校経営に対する形で校長を中心に支えていくという、その人が答えられない、無回答というのが出ているのは、本当に責任ある評議員なのか。
例えば幼稚園の場合は結構すごいですね。無回答というのがないのかな、たしか評議員は。それ以外の小・中は無回答、答えられないというのが少しでもあっては私はならないというのは、要は、学校のさまざまなこういうことを知っていなきゃいけないわけで、知らないんだったら、「私は知りません」という答えぐらい入れさせて、評議員の場合は。そうじゃないと正確な学校の評価になっているのか。評議員という方が、答えられない・分からない、無回答という言葉が出てくるのはとんでもないんだけど、この辺はどうなんですか。こういうのは義務付けてないから、出さなくてもいいんですよとなっているからこうなっちゃうんですか。
入野指導室長
評議員の回収率ですとか、今のお話の分からないというところについては、再三御意見をいただいているところでございます。学校は評議員会を開いた際に説明をして御意見をいただくというような改善策をとっていったりしているようでございますけれども、相変わらずやはりなかなかすべての行事に参加できているわけではないので、分からないというところに丸をつけさせてくれという方がいらっしゃるようでございます。
学校評議員からこういうようなアンケートをいただくかどうかにつきましても、今後の検討の中身になってくるかというふうに考えております。現在、学校を中心としました評価のほうの検討委員会を開いて、評価のシステムについて検討しているところでございますので、あわせて中身のことについても、今後とも検討してまいりたいというふうに思います。
江口委員
ぜひ、こういう制度をつくっている以上、学校評議員の資格というか、本当に厳密に厳正にやってほしいのは、評議員になる人は本当に大変です。ただし、評議員になった以上は、その学校に対するある程度責任を持つわけですから、やっぱり学校行事に参加できる、なるたけ顔出せる、子どもたちと接する機会を多くする、そういう人が評議員にならない限りは、校長と話し合っても、学校長の報告を受けて、はい、わかりました、そうですかで終わるような形では私は、何度も言っているように、ならないと思うんですよ。
ぜひ、今回、評議員からもらったということも含めて、学校評議員のあり方というのは、もう一度きちっと点検をして、それから、学校長との話し合いも校長会の中でして、どういう人が評議員になれば学校にとってプラスになるんだろうかというのは、通常は学校の校長先生からすれば、校長先生のイエスマンになっていただければ一番いい評議員なんですよね。そうじゃないと。両方の立場に立って学校にも物申すし、保護者にも物申せる、逆に言えば。そういうぐらいな評議員が出てこないと、これから本当に魅力ある学校は出てこないと思うんですね。
そういう意味では、この人たちが非常にこれからは重要になってくると私は思っているので、この制度の存続はぜひしてほしいんですけど、人的な選び方を、大変申しわけないけど、この人が学校評議員、何で選ばれるんだろうという疑問を、首をひねるような名前が出てくる学校もあります。そうじゃなくて、ただつけなきゃいけないというんじゃなくて、評議員がつけられないところは置かないと。置かないというのはなぜかというと、それだけ地域でその学校を愛する人がいないんだから、本当に学校を愛する人がいれば、評議員になってくれる人はたくさん出てくるので、それが地域に開かれた学校かどうかという評価にもなるので、何しろ人数を当てはめなきゃいけないと、そういうことはやめていただいて、評議員を置けるところは置く、置けないところは無理して置かない。だけど、置けるように努力するぐらいにしていかないと、これから順番に変わってくるたびに、大変申しわけないけど、本当にこの人、評議員でいいのという。なぜかというと、学校にも来ないで何で評価できるという声が出てきたら、もう終わりなんですね。
それから、PTAからもやっぱり信頼できる評議員にしていかなきゃいけないということを含めた、大変選び方は難しいんだけども、その辺考えた意味で、これからの公立学校を高めていくということを私はすべきだと思いますけど、いかがでしょうか。
入野指導室長
学校評議員につきましては、当初から学校にとって苦言も呈していただけることが非常に重要であるというお話を校長先生方にはしてきているところでございます。人選の大変さについては、私どものその要綱も含めて見直しをしていかなきゃいけないなというふうに考えているところでございますし、この外部評価のというか、学校評価の制度につきましても、今、国、それから、本区におきましても、ちょうど見直しをする時期になってきているかというふうに思います。学校評議員の役割につきましても、あわせて検討していきたいというふうに思っております。
大内委員
この評価というのは、小学校、中学校全部を寄せて集めた評価であって、各校ばらばらなわけでしょう。それで、各学校ばらばらなもののデータがあって、それに基づいて各学校別々の指導するんですか。
入野指導室長
基本的には各学校は自分たちの学校の中の評価に生かすということで、各学校がやっているところでございます。私どもとしては、各学校からすべて共通の項目について全部上がったものを集計いたしまして、全体の傾向で本区の傾向、そして、私どもの施策について評価してまいっているところでございます。
大内委員
それと、例えば「学校の教職員は、来校時や電話などの際には、親切・丁寧に」とあるでしょう。これは小学校で90%。これというのは、残りの10%近くは、やや不十分か不十分ということになるわけでしょう。これってすごい数字であって、例えばきょうあった桃花小学校は児童が500人いると、約1割50人の人が不満持っているというのは、すごい数なんですよね。例えば役所の本体で10%不満持たれたら大変なことになっちゃう。普通こんなのは数%ぐらいでいいはずであって、50人の方が全員文句言いに来たらすごい数ですから、90%、結構高そうに見えるんだけど、実質見ると、もっと高くてもいいのかなと思うので、これはやっぱりもうちょっと、ほかのところにもそういう言い方あるんですけども、もうちょっときっちりと出さなきゃいけないのかな。でも、自分で結論つける。
最後の6ページの6に外部評価実施上の課題あるでしょう。これはいろいろ項目ついている。私も子どもが中学生で来ているんだけど、確かにこれだけいろんな項目あると、僕もたまに行くけど、なかなかつけるのは難しいと思いますよ。1個1個チェックしたことないし、考えたこともないような質問されても、学校の健康づくり、体力づくり進めて、そんなの知らないなとか、きれいにしていますかとか言われても、なかなかね。だから、これだけアンケート逆にたくさん返ってきているけども、ほとんど学校に行っていない方もつけているし、そうなってくると、データ自体が意味があるのかなという気もするし、ないとは言わないですよ。だから、今後の課題について、しっかりとやり方とか、あるいは外部評価員の人たちがつけないというのも全く変な話だし、それももうちょっと検討、いい方向に。せっかくやって、これだけデータまとめる。
僕は中野区のPDCAサイクルのあれ、あれもちょっと疑問だと思っているぐらいだから、これもあまり。これで職員の方の能力使うんだったら、もっとほかにたくさんやったほうがいいのかなという気もするし、これをつくるのが目的じゃなくて、これをつくった後にどう生かすかが問題なわけだから、そういったほうにもね。これをつくって終わりじゃなくて、ぜひ、せっかくつくったんでしたら、つくった後、しっかりとこれを生かしてやっていただきたいなと。今後の課題として、やはりこの集計の仕方をもう少し工夫をしたほうがよろしいかなと思いますが、どうでしょう。
入野指導室長
基本的にこの外部評価というのは、各学校がどう生かすかがやっぱり一番大事な部分であるかというふうに思います。今のお話のように言いますと、50人だとすると、40校ですので、各学校に分けると1人か2人というふうな見方もできてしまいますので、この数字に惑わされてはいけないなというのはやっぱり思っております。こういう集計をしておいて、なにでございますけれども、上位のものだからといって、反対に言いますと、今御指摘のようにCもDもあるわけでございますので、そこの部分をしっかりととらえていく必要があるかと思いますので、数で判断するということも一つの材料としては大事ですけども、すべてではないということで、学校については1人でもCかDがつくようなことがあれば、やっぱり改善を図ってもらうように話はしていきたいというふうに思っております。
そして、区としては、全体的なこの学校評価のあり方については、もう一度検討する時期がやはり来ているかというふうに思いますので、御意見を生かしながら、また検討を重ねていきたいというふうに思います。
大内委員
最初に1人か2人と言ったけど、ちょっと計算違う。
入野指導室長
すみません。反対に言いますと、この計算をすると、50人がCかDというふうについた場合には、小学校が27だとすると、50人いるということは各学校2人ぐらいというふうにも。失礼いたしました。1%でも結構高いということでございますね。申しわけございません。
伊東委員
この外部評価に関してなんですけど、私も一つ意見を持っていまして、各学校共通の調査項目、評価項目ということで、どうしても質問が抽象的になりがちということで、私も実は外部評価員をやらせていただいていて、学校長のほうには、これは共通の評価項目だからしようがないのかもしれないけれど、学校それぞれにおいて、この評価項目に対しての学校の取り組みや現状がこうですということをちゃんと添えて評価をいただくべきじゃないかという話をして、最近はそれを改め始めたらしいんですけど、実際はどうなんですか。各学校、要するに、教育目標なんかも違うわけですよね。部活なんかについても、評価が悪い部活なんかにしても、各学校それぞれ違う状況の中で、そうした補足説明をちゃんとしている学校はどれくらいあるか、御存じですか。
入野指導室長
そういう面では必ず学校の経営方針といいましょうか、今年度取り組むものをまず明らかにしないと、それぞれ評価をいただくわけにはまいりませんので、年度当初に必ずそういうような機会を学校だよりですとか保護者会で行うようにということはお話をしてございます。当然そういうものが何らかの形で出されています、各学校が。それをもとにしまして、日ごろの教育活動の中で見ていただいているという形をとっているようにということでお話をしておりますので、とっているかと思います。
ただ、この外部評価をいただく際に、同時に同じように配布しているかどうかについては私どもとしては把握してございませんし、なかなかそこまでの学校はないかなというふうに思っております。
伊東委員
ほかの学校でもそういう取り組みをしているのが複数校あるというのも聞いていますし、そういう努力はしたほうが、かえって逆に学校の教育方針等をPRするいい機会でもあるので、ぜひ活用すべきじゃないかなと思います。
あと1点、C・Dの評価割合が高い項目、中学の部で、部活が改善されるどころか、逆に評価が下がっているということなんですけれど、部活の継続あるいは新設、廃止というものについて、これはそれぞれの学校に完全にゆだねてしまっているんですか。
入野指導室長
基本的には各学校の判断という形になっております。
伊東委員
中学校においてもやっぱり学校の選択の一つの理由にもなっている。それが結局は、指導教員の不足が大きな理由にはなると思うんですけれど、結局、選んだんだけれど、教員の異動によって指導が十分できなくなってしまうということが起きたり、あるいは最終的には廃部に追い込まれたりというようなことがあったらば、選んだ生徒、保護者の立場からすると、どうしてなのという部分も出てくると思うんですけど、それに関しての見解は。
入野指導室長
指導教員につきましては、各学校が何らかの形で努力をしているという状況でございます。ただ、私どもがつかんでおります部活動が廃部になっていく方向性としては二つございまして、確かに指導教員が指導についてはどうしても外部の方のお力をかりざるを得ない状況になってきているというところがあることが一つ。顧問については学校が何とか努力しても、指導できる教員かどうかという問題があります。
そして、もう一つについては、子どもたちが部活をだんだん選ばなくなってきているという状況に置かれる部活も出てくるというふうに聞いております。その両方からいって学校長が判断を下さざるを得ない状況が生まれていることは聞いてございます。
伊東委員
ぜひその辺、教育委員会として全体的な、小・中のそうした部活動の継続性ですとかいう視点も持てるとしたら教育委員会じゃないのかなと。現実には中野第五中学校、今度は野球部ができると。それはもう10年来の地域のお願い、要望がやっとかなうというような形になる。一方で、第五中学校であった和太鼓部がなくなる。しかし、和太鼓が一生懸命五中で活動していた様子が、あるいは地域の伝統を守るという意味で、せっかく目覚めて各小学校に和太鼓部をつくろうという機運が上がってきたときに、当の中学校は和太鼓部がなくなっているというようなことですと、すごくそういう意味では地域の子どもたちの希望に対して、なかなか学校の現場が対応できていかないというのもあるのかなと。その辺はもうちょっと、部活は確かに必修ではないので、難しい部分はあるのかもしれないですけれど、教育委員会として何らかのアシストの方法だとか、部を指導していた教員の異動に際しては、新たに補充されてくる教員を、ぜひその指導ができる方をというような視点もあったほうがいいのかなと感じるんですけれど、いかがでしょうか。
入野指導室長
教員の異動に関しましては、学校長の意向も受けまして、東京都のほうに要望はしているところでございます。それはなかなか教科と部活の関係で難しいという部分がございますので、かなわない部分もあるかというふうに思います。教育委員会としましては、部活動の意義というものを認めている部分が大変強うございますので、今後ともこれから行われますいろいろな事業からもバックアップを受けながら、部活動については充実していく方向で考えてまいりたいというふうに思います。
江口委員
今関連でその部活の話が出てきたから。室長、やっぱり考え方を改めないと無理だと思うね。この部活の問題、私、33年間言い続けて同じ答え。頑張りますとか、外部指導員を置くとか、全然変わっていないんです。なぜかというと、システムの中で、例えば学校長を中心にということになると一番問題点は新任校長。4月1日から新任で中学校の場合、校長が異動になってくる場合には、地域のことわかりませんから、副校長だとか学校の主幹等に相談しながら考えるんでしょうけども、校長としてはまるっきりわからない。ですから、そういう意味で新年度のスタートの部活のことはまるっきりわからないので、聞くだけという形ですから、実際には学校長が中心というよりも、学校全体でという形になるね。それはやっぱり教育委員会の方針で、中野区の教育委員会としては、部活を何しろ充実させるためには、基本的にあるものはなくしてはならないという、そういう方針をとった中で、例えば運動部なんかですと、試合の人数で、試合に参加できないという種目もありますね。そういう場合はともかく、基本的にやっぱり私がいつも言っているように、子どもが選んだ、子どもが主体という、新1年生が特に新しい部活がないので部活をお願いしたいといっても、今通らないんですよね。そうじゃなくて、やっぱり伝統的にあるものというのは継続してやっていくと。ただ、そこに部員が集まらないということが理由であれば部活にはならないんだから、それは子どもの意思なんですから、そうじゃなく、そういう意思がありながらできないというのは、もうさんざん私は聞いてきているわけ。
なぜかというと、顧問になり手がいない。前半のころは指導者がいない。じゃ、外部指導員使えばって言ったら、ようやく今使うようになったけども、今度、使えるようになったら何を言い出すかというと、その指導員と学校が合わないという、変な理屈をつけて部活をやめさせたい、できるだけ軽くしたいというの、それはわかるんです。
ただ、やっぱり魅力で学校によっては、例えば野球部ができたことで一気に学校の子どもがふえてきたりとか、そういう部活も一つの、今、伊東委員が言ったように魅力になっている学校もあるわけなんで、これは教育委員会の方針だと思うんです。中野に来る学校長、そういう管理職の人たちが教育委員会はこういう方針を持っている区であるということをやって、逆に部活ができない場合には、どういう支援をしますぐらいな形で校長に言わないと、この継続性はなくなると思うんですけど、その辺、考え方を改めないと、外部指導員だって本当にふえているといったって、ふえていないんですよ。地域にたくさん人材がいるのに、学校側が知らない、学校側が嫌だ、面倒くさい、顧問の問題で、指導関係でと、いろいろあって、なかなか学校はまだまだ開かれた学校になっていないので、ぜひ私はそういう意味では、いつも母校というか、そこの学校に行ってくれて、それだけのものを上級学校で学び、それだけのものを持っている能力がある子どもたちがたくさんいるのにかかわらず、呼びかけもしない、探そうともしないという形で、先輩とすれば母校というのは非常にかわいいんであって、自分たちの後輩が頑張るんだったら、いくらでも応援に行くと、たくさんあるんです、何でも。特に体育系が多いんですけど、そういうことを非常に避けているという傾向がいまだにあるのね。
これは1回本当に変えないと、これから魅力ある中野区の学校がなくなってしまう。例えば23区の中でも中野というのは部活に対しては教育委員会がすごく強気に出る教育委員会だと、そのぐらいあってもいいんじゃないかと思いますけど、いかがでしょうか。
入野指導室長
部活動の課題は、刻々と変わってきているかというふうに思っております。そして、その役割ということに関しての重さについては、相変わらず重いものが中野区においてもあるかなというふうに思っております。教員だけのといいますか、学校だけの力では、ますます学校が小規模校化しますと難しい状況になってくることは確かでございますし、今後、私どもも体力向上に取り組んでおりますし、学校だけでなく、区として体力向上に取り組んでおりますし、これから地域のスポーツのあり方も変わってくる中で、やっぱり子どもたちの部活、体力ということについては、いろいろな形で重点を置くとともに、変えていく部分が来ているかなというふうに思っております。学校が学校の中でとどめることができなければ、また地域の方のお力をかりる。そして、学校でできることは、中体連の組織のあり方等については、これも一つ大きな問題ですので、学校と一緒になって取り組んでいかなきゃいけない問題もあるかというふうに思いますので、さらにいろいろな部分から検討をしていく時期が来ているかなというふうに思っております。繰り返すことになりますけれども、検討を強めて充実を図ってまいりたいというふうに思います。
江口委員
仲町小学校跡地に地域スポーツクラブができてきて、そこで部活の支援ということでも触れたんですけど、それが来年度からできてくるということになれば、ぜひここで教育委員会の考え方をしっかり改めていただいて、そこの支援体制、それから充実、そのことをただ学校側に任せるんじゃなくて、例えば教育の一環であるといっても、学校教育の中には入っていないわけですから、少しやっぱり議会が強く出なきゃいけないのかなと。三権分立で教育権があるから、議会はあまりできないという部分もあるけど、部活なんかはもうちょっと議会が強く示していかないと、学校側としてそれができないのかなという部分があるので、やっぱり中学校というのは部活も必要なのはよくわかるでしょう。
部活の思い出って圧倒的に多いですよ。中学卒業時に語る言葉というのは。部活のときの友達、部活のときのつながり、部活のときの顧問の先生、非常に強いものを持っていて、それで卒業して、思い出を持っていくというのがあって、それがまた高校、大学と継続しながら、それが生かされている子どもたちもたくさん私も知っているんで、ぜひそういう意味で、中野区のよさというのを違った意味で出してもらいたいということでお願いします。これは要望です。ぜひ地域スポーツクラブができる前に、中野区の教育委員会の方針ももう一度改めて出して、並行して進めていっていただきたいと、これは要望しておきます。
いながき委員
教職員のアンケートのところで、「学校の教職員は、熱意をもって指導に取り組んでいる」という項目で、そういった熱意という精神論ではなく、もう少し指導力についてですとか、項目を設けたほうがいいのではないかなと思ったらば、4番に、「学校は、生徒の関心や学習意欲を引き出す授業の工夫をしている」、これは「教職員は」としたほうがわかりやすいですし、この項目、無回答、答えられない・分からないという割合も高いんですけど、これは教職員というふうに変えたほうが答えやすいし、回答率も上がるかなとも思ったんですが、いかがでしょうかというのが1点。
もう1点は、幼稚園の学校評価のところで、「お子さんを本園に入園させてよかったと思っている」という項目があって、小学校、中学校の評価のアンケート項目とほかのところは大分かぶっているんですけど、小・中学校に関しては、お子さんを本校に入校させてよかったと思っているという項目はないんですが、これはどうしてか。入れたほうがいいんじゃないでしょうか。
入野指導室長
これにつきましては、それぞれの校種からの代表者が出てきての検討委員会の中で、項目を検討してきている部分でございます。幼稚園が独自にここの部分については、幼稚園の代表者の方も、それから、幼稚園全体としても、ここをぜひ入れて検討したいということで設けられた項目で、小・中学校においては、公立校でございますので、一応そういう部分については全体的の中で見ていくというふうな項目でございます。少なくとも各学校においては、そのようなものにかわる部分についてはとらえているということでございますけど、私どもがそれぞれの学校についてどう思っているかということについて全体としてとらえる必要があるかな、どうかという部分については、特に議論がなかったものでございます。
そして、「教職員は」という部分をすべて「学校は」に変えてございます。教職員、教師だけではなく、学校生活全体としてこういうことがとらえられているかどうかということでお聞きするという項目に変えてございますので、すべてが「学校は」という言葉になっているということでございます、これにつきましては。
いながき委員
学校はということによって、その答えられない・分からないという部分もふえているとはお感じにはならない。それは全く無関係である。
入野指導室長
一つひとつお聞きしたわけではございませんけれども、無関係でない方もいるかもしれませんけれども、それが直接この数値に結びついているというふうにはとらえてございません。
委員長
よろしいですか。
それでは、ほかに質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
運営についてちょっとお諮りしたいので、休憩をさせていただきます。
(午後2時57分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後3時08分)
それでは、本日のところはここまでとしたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、本日の審査を終了します。
次回の委員会は、明日6月11日(水曜日)午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。
以上で本日予定しました日程は終了しますが、委員、理事者から何か発言はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の文教委員会を散会いたします。
(午後3時09分)