平成20年10月21日文教委員会
中野区議会文教委員会〔平成20年10月21日〕
文教委員会会議記録
○開会日 平成20年10月21日
○場所 中野区議会第5委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後3時39分
○出席委員(8名)
牛崎 のり子委員長
佐伯 利昭副委員長
平山 英明委員
いながき じゅん子委員
いでい 良輔委員
伊東 しんじ委員
大内 しんご委員
江口 済三郎委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
教育長 菅野 泰一
教育委員会事務局次長 竹内 沖司
教育経営担当課長 小谷松 弘市
学校再編担当課長 青山 敬一郎
学校教育担当課長 寺嶋 誠一郎
指導室長 入野 貴美子
生涯学習担当参事 村木 誠
中央図書館長 倉光 美穂子
○事務局職員
書記 鳥居 誠
書記 松本 明彦
○委員長署名
審査日程
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、ただいまから文教委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
本日の審査日程を確認するために、委員会を暫時休憩いたします。
(午後1時00分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後1時00分)
本日は、お手元の審査日程(案)(資料1)に沿い審査を進めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査は午後5時を目途に進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、これから委員会を休憩して、平成20年度統合の緑野中学校とキッズプラザ設置校の塔山小学校の視察を行いたいと思いますので、委員会を休憩いたします。
(午後1時00分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後3時10分)
それでは、所管事務継続調査について、お諮りいたします。(資料2)
お手元に配付の事項を調査事項として、これを閉会中も継続調査すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
次に、その他に入ります。
各委員、理事者から何か発言はございませんか。
小谷松教育経営担当課長
昨日、いでい委員のお尋ねに対して、答弁のほうを控えさせていただいた部分がございます。それにつきまして少し発言をさせていただければと思いますが、もしできれば休憩をとっていただければと思います。よろしくお願いいたします。
委員長
委員会を休憩いたします。
(午後3時11分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後3時24分)
ただいまの御報告に対してはよろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
その他に質問はありませんか。
江口委員
忘れないうちに1点。今キッズプラザを見学させてもらって、校長に質問しました。この間次長が答えたのは、学校の先生も絡むという話をしておりましたけど、先ほどの校長は見事に絡まないと。どう違うんですか、これは。
竹内教育委員会事務局次長
キッズプラザの制度自体については、これは私は御質問に対してお答えするつもりでございますけれども、キッズプラザの運営自体は学校の教職員がかかわらないでも運営できる、こういう仕組みにしているというお話をさせていただいております。そういった意味では、仕組みの上では教員がかかわらないでもキッズプラザ自体は運営はされるということでございます。日常的には教員はかかわらないでキッズプラザは運営されるわけでございますけれども、先ほど私も館長に、どういうふうに教員がかかわっているのか、かかわっていないのか。かかわるというのは変な話ですけれども、話をしたら、一つは、運営会議というのを隔月に開いているということで、それには校長、副校長も当然参加しているということです。それで、校長も申しておりましたけれども、これは児童館のころからも、校長としても子どもたちの状況について意見交換をする機会をずっと持ちたいと思っていたという話でございまして、それについては、今回運営会議の中で、それは行われているのかなというふうに思ってございます。
それから、一般の教員につきましては、これは仕組みの上ではかかわる必要はないわけですけれども、これは先ほど館長にも聞きましたけれども、先日、例えば子どもたちが校庭で遊んでいる状況の中で教員が3人ほど、ちょうどサッカーをやっていたところだというんですけれども、教員がそれに加わって一緒に遊んでいるというような状況もあったと。それで、別の場面で先生遊ぼうよというときに、今はまだ仕事があるから遊べないんだよという話をして、子どもが、「ああ、そう」と言って帰っていったというようなことがございまして、そういった意味では、仕組みの上ではかかわる必要はないわけですけれども、学校という場の中で子どもたちが遊んでいるわけでございますので、そこでも子どもたちの遊んでいる姿に触れる、場合によっては一緒に遊ぶということもあるのかなというふうに考えてございます。
江口委員
具体的にはまた別のときにやりますけれども、あの校長の判断は、あくまで昔の児童館の話で、さっき答えられた校長、副校長は、子ども、児童、生徒、情報交換はするということで、教諭は入っていないんですよね、別に。私がこの間質問したのは、校庭で遊ぶ、体育館で遊ぶ、それから学校に残る、先生方も職員室に残っていらっしゃる、先生と遊ぼうと。今までだったらそれができたんだけど、今度はキッズプラザという形の児童館の事業として入ってくるから、その場合、遊ぼうというのはどうなんですかといったときに、それは可能ですという話をここでしたじゃないですか。だけど、きょうの校長の話は、一切かかわりはありませんという見事な答え方を、私はしたと思うんです。それは、たまたま今の事例は、先生がいたところに子どもが行っただけで、子どもたちが「先生、遊びましょう」と行ったときにはかかわりがないというふうになってしまっているんじゃないかと。一番心配なことが起きていると思って質問したんです。今答えたとおり、かかわりをちゃんと持ってやってるということで間違いないですか。
竹内教育委員会事務局次長
キッズプラザもまだ始まったばかりでございますので、これからという部分もあると思いますけれども、私が今、館長から聞いた話としては、教員が子どもたちがサッカーをして遊んでいるところに3人ぐらい(「それはたまたまいたからでしょう」と呼ぶ者あり)かもしれませんけれども、(「さっきの校長の話をしてよ、ちゃんと。見事にかかわらないようなことを言ってたじゃない」と呼ぶ者あり)ですからそれは、繰り返しになってしまいますけれども、仕組みとしてはかかわらないでキッズプラザ自体は運営できるということであることは間違いないということでございます。あとは、一般の教諭が子どもたちが校庭で遊んでいるときにどういうふうにかかわりを持つかというのは、実際の場面としては遊ぶというようなことも、一緒に何かをするということも、事実上のこととして、これからもあり得るだろうというふうに考えております。
大内委員
私も、きょう、せっかく緑野中に行ってきたので、何点か。あれは何で今ごろ正門の工事をやっているんですか。
小谷松教育経営担当課長
これは先日の分科会でもお答えしたことなんですけれども、統合校の工事は、当初は開校の3年度前に全体の計画をしまして、その時点では、開校までの2カ年で夏休みで終わらせる予定でございました。その後、実際に学校の意向等を聞きながら工事を進めていく中で、前の2カ年の夏休み期間で終わり切らないような工事も出てまいりまして、そういった中でのやりくりで、今年度に正門が最後に残ってしまったと。きょうごらんいただいた中庭のテニスコートをこの夏にやりまして、そのための工事車両ですとか資材をあそこから入れていたということもありますので、正門のところが本当に一番最後に残ってしまったという形でございます。
大内委員
同時にできんたんじゃないの、工事車両だってグランドにだってとめているじゃない。一部は駐車場みたいになっていたじゃない、きょうだって。だから別に給食室のところがいっぱいになろうがなるまいが、関係ないんじゃないの。中庭と何で一緒にやらなかったの。いろいろあるんだろうけど、今やっていることだからそれ以上はいいけど。あと、メモリアルルームを見たんだけども、確かにきれいで、それなりにいいと思うんですけども、ただ今の学校の校長先生とかほかの先生では、とても忙しくて対応できないんじゃないのかなと思うんだよね。要するにあれ以上は。というのは、例えばあそこにあったアルバムとかがあるでしょう。あれはもしあそこの部屋にないとしたら、校長室にあったら持ち出し禁止のものだから、そのぐらい重要なやつなんだよ、あれは学校にとって。あれじゃなくなって ――見たら置き方もちょっと乱雑だったし、ちゃんと整理できてるのかなという不安があるんだけども、大丈夫ですか。
小谷松教育経営担当課長
きょうごらんいただいたメモリアルルームにつきましては、通常は施錠をしてございます。それで、訪問の方がいらっしゃった場合、あるいは学校公開日等にはドアをあけておりまして、自由にごらんいただけると、そういう形で考えております。現在のところ、両校から運び込んだ記念の品をちょっと置かせていただいているというぐらいの状況でございますが、先日副校長と話したときも、さすがにまだ殺風景な感じがしますので、今までの両校の歩みの関係のようなものを部屋の真ん中につい立てのようなパネルのようなもので展示できればということで考えてございますので、今後さらに充実させていきたいということでございました。
大内委員
だからそのときに、きのうも言ったけど、地域との交流とか言っているんだったら、手っ取り早く、僕は自分の同窓会だったから言うわけじゃないけども、そういうところに言っていけば、同窓会だって品を持っていると思うんだよね。何でそういうときに地域の交流を図らないのかなと。だって、ずっとその学校の歴史を知っているのは地域の人であり、同窓会の人でしょう。そういう人に、地域の交流をあれだけ売っているんだったらば頼めば、一声くらいかけてやればいいんじゃないのかなと思うんだけど、全然そういう--それも学校の判断で教育委員会で判断しないと。それも各学校任せていると、そういうことですか。
青山学校再編担当課長
今までの両校の同窓会の方々には、今回のメモリアルルームをオープンするに当たりまして、同窓会の記念の品といいますか、物品を箱に入れるということで調整させていただいて、それを入れていただいたというところです。ただ、今お話のあったようないろいろ両校の歴史をたどるに当たっての御協力いただく部分という点については、今後、ぜひそういったこともやらせていただければというふうに思っております。
大内委員
地域との交流とかは、たくさんきのうも出ていたけれども、ああいうところこそ地域の人を呼んで昔から知っている、手っ取り早く同窓会だとかに言えば、先生、ここにこういう品があるよだとか、あるいはカップだって、自分たちのころのカップだったらもう一回きれいに磨き直したりするじゃない。何でそういうふうに活用しないのかなと。それももっと言うと、教育委員会がそう思ってもだめなんです。学校がそういう判断だからできないという話なんでしょう。各学校の判断なの、それも。今までの話を、答弁を聞いていると、すべてそれは各学校の判断でやらせていますから、各学校で対応が違うんですと。だから、今ここでそうですねと言っても、何でやらないのというと、それは各学校の判断ですということになるわけ。どこまであなたたちが学校側に対してその権限を持っているの。今、そういうふうにしてきていると言ったけど、そういう指導はできるの。
青山学校再編担当課長
指導という形では、私の立場ではないとは思うんですが、ただ、当然学校再編の責任者としまして、今まで御協力いただいてきた地域の方との連携というのは非常に大切なことですので、そういったことで学校に対して要望していくという形ではやらせていただきたいと思っております。
大内委員
実際のところは要望までなんでしょう。要望なので、学校にこういうふうにしてくださいと要望を出すだけで、学校がやらなくても全然問題はないわけなんでしょうと。学校側が要望されても、それはできませんと言えば、それでおしまいなんでしょうと言ってるの。そういうことでしょう。
青山学校再編担当課長
例えばそういう要望を出した際に、学校側が仮に難色を示すようなことがあったとしましても、それは私どものその学校再編の趣旨とはちょっと違うと思いますので、その辺は粘り強く説得はしたいというふうに思っております。
大内委員
だから、僕が言っているのは、地域の交流だとかあれだけ片方で言っていて、でも片方では、こんなことは本当に地域とかそういうところに頼めば、喜んでみんなやってくれるのに、声をかけたりしない発想がよくわからないので、ぜひ、きのう出ていたけれども、ボランティアとかああいうのだって、こういうのだって今まで歴史あるボランティアでやってくださいと言われたら、やるじゃないみんな、普通に考えたら。そんな大それたものをつくるんじゃないにしても、そういったことを一つひとつやらないでああいうのをいきなり出したって、なかなかうまくいかないんじゃないのかなという感じもするので、ぜひ学校に要望してください、強く。
委員長
他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ次回の委員会の日程を御協議いただくために委員会を暫時休憩いたします。
(午後3時37分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後3時38分)
休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は11月12日(水曜日)1時からということで御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で本日予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者から何か発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の文教委員会を散会します。
(午後3時39分)