平成26年02月17日中野区議会厚生委員会(第1回定例会) 26.01.23 中野区議会厚生委員会

中野区議会厚生委員会〔平成26年2月17日〕

 

厚生委員会会議記録

 

○開会日 平成26年2月17日

 

○場所  中野区議会第3委員会室

 

○開会  午後2時02分

 

○閉会  午後2時24分

 

○出席委員(8名)

 長沢 和彦委員長

 小林 ぜんいち副委員長

 中村 延子委員

 浦野 さとみ委員

 吉原 宏委員

 篠 国昭委員

 やながわ 妙子委員

 むとう 有子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 地域支えあい推進室長 瀬田 敏幸

 地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 朝井 めぐみ

 地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)、

 中部すこやか福祉センター所長 遠藤 由紀夫

 中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松原 弘宜

 中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 波多江 貴代美

 北部すこやか福祉センター所長 田中 政之

 北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 大橋 雄治

 北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 天野 秀幸

 南部すこやか福祉センター所長、

 南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 相澤 明郎

 南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 宇田川 直子

 鷺宮すこやか福祉センター所長 小田 史子

 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松本 麻子

 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 高橋 昭彦

 健康福祉部長 野村 建樹

 保健所長 寺西 新

 健康福祉部副参事(福祉推進担当) 藤井 康弘

 健康福祉部副参事(保健予防担当) 坂野 晶司

 健康福祉部副参事(健康推進担当) 石濱 照子

 健康福祉部副参事(障害福祉担当) 永田 純一

 健康福祉部副参事(生活援護担当) 伊藤 政子

 健康福祉部副参事(学習スポーツ担当) 浅川 靖

 

○事務局職員

 書記 関村 英希

 書記 鈴木 均

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第1号議案 平成2年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 第3号議案 平成2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、厚生委員会を開会します。

 

(午後2時02分)

 

 本日の議事日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、さよう進行します。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行います。第1号議案、平成25年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第3号議案、平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は、総務委員会に付託されておりますが、厚生委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

瀬田地域支えあい推進室長

 それでは、地域支えあい推進室厚生委員会審査関係分の補正予算につきまして御説明いたします。

 まず、56、57ページをお開きください。

 1項地域活動推進費、3目地域施設費、1地域施設整備でございます。15節工事請負費でございますが、すこやか福祉センター等整備、中野富士見中学校跡解体工事費の減額、これにつきましては、工事請負費の当初予算額が1億7,709万円、契約額につきましては1億1,519万円、その落差である6,390万円を減額するものでございます。

 続きまして、88、89ページをお開きください。

 11款諸支出金、1項積立金、3目特定目的基金積立金でございます。このうち、89ページの説明欄、下から2番目でございます、7番、区民公益活動推進基金積立金でございます。これにつきましては、区民公益活動推進事業への寄附金、事業者、また個人の方などから寄せられた寄附等を積み立てるため、歳出予算といたしまして25万円を補正するものでございます。

 以上、地域支えあい推進室の所管分、補足説明を終わらせていただきます。

野村健康福祉部長

 それでは、健康福祉部関係の補正予算について御説明を申し上げます。

 まず、74ページ、75ページ、7款の健康福祉費でございます。1項福祉推進費、3目高齢福祉費の中の介護サービス基盤整備支援でございます。これにつきましては、小規模多機能型居宅介護施設、さらには認知症高齢者グループホーム等の整備に係る予算でございますが、当該補助金を利用しないで整備される施設等が出てきたということもございまして当初の予定を下回る見込みとなりましたので、整備費補助金等につきまして7,624万5,000万円を減額するものでございます。この歳出予算に対応いたします歳入といたしましては、国庫補助金で4,600万円の減額、あわせまして都補助金で総額2,662万3,000円を減額いたします。その内容につきましては、ページ戻りまして、40ページ、41ページ、さらには42ページ、43ページの当該箇所に記載がございますので、お読み取りください。

 続きまして、74、75ページ、下の段でございます。5目の臨時福祉給付金費でございます。これにつきましては、本年4月からの消費税の税率引き上げということに際しまして、低所得者に与える負担の影響を考え、適切な配慮を行うということでございまして、暫定的、臨時的な措置といたしましてこの給付事業を行うものでございます。そのための事務費2,285万1,000円を新たに計上いたします。この経費につきましては繰越明許費とするものでございます。これに対応いたします歳入につきましては、戻りまして、40ページ、41ページ、真ん中の表になります、13款国庫支出金、2項国庫補助金、この中の5目健康福祉費補助金の節の部分で12とございますが、臨時福祉給付金、全額、10分の10、国庫の補助ということでございます。

 続きまして、またもとに戻りますが、76ページ、77ページをお開きください。

 2項保健予防費の1目保健予防費でございます。結核予防のうち(2)の結核医療につきまして、結核医療費の公費負担の1人当たりの医療費が当初見込みを上回ったということで868万5,000円を増額いたします。これに対応いたします歳入につきましては、国庫負担金579万4,000円並びに国庫補助金47万9,000円の合わせて627万3,000円を増額いたします。その内容につきましては、先ほどの40ページ、41ページに記載がございます。

 続きまして、78、79ページでございます。4項障害福祉費、5目障害者施設費でございます。2の障害者施設運営の(1)障害者福祉会館運営並びに(5)の生活寮、こちらにつきまして、施設の指定管理期間が満了するということで新たな管理運営法人を選定いたしましたが、現行の法人が引き続き運営を行うということで選定が行われました。その関係で不要となりました準備業務委託料、それぞれ1,108万3,000円並びに267万9,000円を減額するものでございます。

 次に、80ページ、81ページ、5項の生活援護費、1目の生活保護費でございます。このうち当委員会所管になりますのは、2の生活保護、(1)生活保護の部分でございます。平成24年度の国庫負担金の精算に伴う返還金、これにつきまして2億2,721万4,000円を計上いたします。続きまして、その下でございますが、2目の生活相談費、生活援護推進、(2)生活援護調整でございますが、こちらにつきましても平成24年度の国庫補助返還金でございますが、セーフティネット支援対策等事業費国庫補助金の精算に伴いまして130万4,000円を増額計上するものでございます。

 ここまでが一般会計でございます。

 続きまして、国民健康保険事業特別会計、118ページ、119ページでございます。

 下の表、9款諸支出金、1項償還金及び還付金、こちらの1目一般被保険者保険料還付金等でございます。このうち、特定健診・保健指導国庫負担金等返還金につきまして、平成24年度の特定健診保健指導における国庫及び都負担金を返還するということのために175万7,000円を計上いたします。当初につきましては科目存置で1,000円の計上でございましたが、そこに175万7,000円の増額計上を行うものでございます。これの歳入につきましては、少々戻りまして、114ページ、115ページ、一番下の9款繰越金、1項の繰越金でございますが、こちらの節のところの3に計上をしてございます。

 以上で補足説明を終わります。よろしく御審議ください。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

むとう委員

 御説明くださった75ページのところの介護基盤整備費で補助金がなくてつくられたところがあったということなんですけれども、これ、補助金をとらないということによる設置者のメリットって何かあるんでしょうか。

藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 補助を使って整備しようとした場合には補助の協議に一定時間がかかるということが、まず一番に時間のマイナス面があります。もう一つ、補助を利用して整備する場合には建設会社について特定できない。一応入札を原則としていますので、運営しようとしている業者さんが特定の建物をつくりたい、特定の建設会社につくらせたいと思っている場合にも使えないというふうなことがございます。

むとう委員

 そういう条件にあるので、自分のところの理念に基づいて使いなれた業者に建ててもらったほうがいいということで、そういう結果になっているという理解でいいわけですね。

藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 そのように感じております。

浦野委員

 今の同じページのところでなんですけれども、これ、小規模多機能型居宅介護施設とあと認知症高齢者グループホームと両方あるんですが、小規模多機能のところも同じ理由でよかったでしたか。ちょっともう一度御説明をお願いします。その補助金を使用しないということでこういうことになったのでよろしいでしょうか。

藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 補助金を利用しないでつくるというのはグループホームのほうの案件になります。小規模多機能については幾つか要因が重なっておるんですけれども、大きいところとしては、建設の進捗状況が思わしくなくて今年度予定していたところまでできなかったので、進捗状況度合いに応じた補助しかもらえないというところで減額になっているというところが大きなところです。

浦野委員

 今の御説明だと、小規模多機能、これは住吉保育園のところの土地だと思うんですけれども、工事の進捗がちょっとおくれているので、その分、今進捗しているところまでということなんですが、これ、工事がおくれているのはどういう理由でおくれているんですか。

藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 土地の確定をするのに隣地の所有者となかなか連絡がとれなかったというふうなこともございますし、その後、今はもうなくなっていますけれども、既存の建物を撤去するという工事に近隣の配慮等がいろいろと必要になって時間がかかったということで、実際の新しい建物の建設自体が随分おくれてしまったということです。

浦野委員

 わかりました。そうすると、これ、たしか5期計画の中でのことだったと思うんですけれども、おくれているということなんですが、来年度いっぱいがその5期の期間だと思うんですけれども、それの開所には間に合うのでしょうか。

藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 来年度中には開設の見込みです。

浦野委員

 今のそのおくれぐあいと勘案して、大体何月ぐらいになるんでしょうか。めどを教えてください。

藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 建物ができ上がった後で、さらにまた内装等いろいろとありますので、ちょっと今の段階で余り何月というふうに私のほうから答えるのは好ましくないかなと思うんですけれども、一応そういうものも含めて整備をして、実際の運営自体が来年度中に行われる見込みというふうに聞いております。

浦野委員

 わかりました。いろいろ理由があっておくれているんだと思うんですけれども、計画の中でその開所ということで、その日、それはおくれないようにということを要望したいと思います。

 それでもう1点、56ページ、57ページの地域支えあいの推進費のところなんですけれども、これはすこやか福祉センター整備の中野富士見中施設跡の解体工事費の減額で、当初の予算より見ると、6,390万円の見込み差ということなんですけれども、これは金額にするとかなり大きい割合かなと思うんですけれども、この差が生じたのはどういう理由なのか、御説明をお願いします。

朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 予算よりかなり落差が出たということで、契約上の落差が主な原因というものでございます。

浦野委員

 その契約上の落差ということはわかった上で、その予算、あくまでもかなりいろいろ積算した上で立てると思うので、その上でどうしてこれだけの差が生じたのかということなんですけれども、その点ちょっともう一度お願いいたします。

朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 入札をした結果、落差として出たということになりますので、そこの理由がどうこうというのはちょっとなかなか申し上げられないところだと思います。

やながわ委員

 75ページの臨時福祉給付金のこの事務に関する事務費ですが、これ、どういったスケジュールになっているんでしょうか。

藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 今回計上しました事務費自体は、先ほども説明ありましたけども、全額繰越明許をして来年度の当初予算分と一体的に使うということを予定しています。対象が来年度の住民税の非課税ということがありますので、6月の税の決定後に申請書の送付等を考えているわけですけれども、一応確定した後の事務処理を考えますと、おおむね7月ごろに申請書を送付して申請を受け付けると。それで、申請の受付期間については基本3カ月というふうに国のほうで示されておりますので、大体7月半ばからの3カ月ぐらいを申請期間というふうに今の段階では考えております。

やながわ委員

 4月の時点で住民税の非課税対象者ということで、それから考えると7月ごろと。みんな、この通知が非課税の世帯には届くということでよろしいんですか。

藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 今いろいろと税務担当部署等とも協議をしておりまして、一応特定して、あなたは確実に申請できますよということはなかなか難しいんですけれども、絶対に対象にならない方には送らないような形で、ある程度可能性の高い方には申請書を全員の方にお送りしたいというふうに考えております。

やながわ委員

 その選定というのは、ちゃんと非課税世帯じゃないところは数字で出てくるからよくわかるんですけど、そうじゃないところというのはかなりグレーゾーンというのかしらね、そういうところがあって、来たから、じゃあ、申請を出したら、ああ、やっぱりだめでしたというケースも出てくるということですか。

藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 一応、今回の制度といいますか、示されている条件が単に非課税だけではなくて、住民税の課税をされている人が扶養にとっていないということが条件となっています。ですから、遠隔地扶養の方とか、中野の場合はかなりいらっしゃるのかなと。ですから、御本人の単独世帯での状況だけ見ると、学生さんだったりして住民税非課税。ただ、実際には遠隔地で扶養されている。このような場合に、結局御本人の状況だけでは把握できないということがありますので、親御さんから扶養されている場合、親御さんの非課税証明をつけていただくというふうなことを現在のところ考えております。

やながわ委員

 結構面倒くさいね。これ、1万円ぐらいだよね。ああ、1万円ぐらいと言ったら怒られちゃうね。1万円だよね。ああ、そう。でも、大変大事なお金ですので、私は一体どういうふうにするのかなって、きちっと、そして給付に対するスケジュールにのっとって。それで対象はどうなるのか。あんまり表に出せないしね、個人情報。最たる個人情報でもありますので、職員の人は大変だと思いますけど、できるだけスムーズにとり行っていただければと要望しておきます。御苦労さまです。

委員長

 要望でよろしいですか。

やながわ委員

 はい。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終結します。

 それでは、意見について伺います。第1号議案について、意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第1号議案、平成25年度中野区一般会計補正予算(関係分)について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 次に、第3号議案について、意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第3号議案、平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で第1号議案、平成25年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第3号議案、平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)の審査を終了いたします。

 本日予定した日程は終了しますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で厚生委員会を散会します。

 

(午後2時24分)