平成22年03月18日中野区議会環境対策特別委員会(第1回定例会)
平成22年03月18日中野区議会環境対策特別委員会(第1回定例会)の会議録
平成22年03月18日環境対策特別委員会 中野区議会環境対策特別委員会〔平成22年3月18日〕

環境対策特別委員会会議記録

○開会日 平成22年3月18日

○場所  中野区議会第2委員会室

○開会  午前10時00分

○閉会  午前11時12分

○出席委員(13名)
 佐伯 利昭委員長
 山口 かおり副委員長
 白井 秀史委員
 つぼい えみ委員
 いでい 良輔委員
 小林 秀明委員
 伊藤 正信委員
 酒井 たくや委員
 むとう 有子委員
 長沢 和彦委員
 山崎 芳夫委員
 市川 みのる議員
 飯島 謹一委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 副区長(管理会計室) 沼口 昌弘
経営室副参事(財産管理担当) 安部 秀康

 管理会計室副参事(評価改善担当) 篠原 文彦
 区民生活部長 鈴木 由美子
 区民生活部副参事(環境と暮らし担当) 横山 俊
 区民生活部参事(ごみ減量・清掃事業担当、ごみ減量担当) 橋本 美文
 清掃事務所長 齋木 正雄
 教育委員会事務局参事(教育経営担当) 合川 昭
 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 寺嶋 誠一郎

○事務局職員
 書記 岡田 浩二
 書記 土屋 佳代子

○委員長署名


審査日程
○議題
 地球温暖化の防止に関する方策について
 環境負荷の低減に関する方策について
○所管事項の報告
 1 本庁舎におけるISO14001認証の更新について (評価改善担当)
 2 なかの地球温暖化対策地域協議会の設立について (環境と暮らし担当)
 3 平成21年度(2009年度)家庭ごみ組成分析調査の結果(概要)について (ごみ減量担当)
 4 その他
  (1)ISO等認証取得支援事業の実施状況について (環境と暮らし担当)
  (2)中小企業者等の省エネ診断事業について (環境と暮らし担当)
  (3)なかのエコフェスタの開催結果について (環境と暮らし担当)
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、環境対策特別委員会を開会します。

(午前10時00分)

 本日の審査について、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては、12時を目途に進めたいと思いますので、御協力をよろしくお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 地球温暖化の防止に関する方策について、環境負荷の低減に関する方策についてを一括して議題に供します。
 初めに、所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番、本庁舎におけるISO14001認証の更新についての報告をお願いします。
篠原管理会計室副参事(評価改善担当)
 それでは、お手元の資料に基づきまして、本庁舎におけますISO14001の認証の更新について(資料2)御報告申し上げます。
 まず、これまでの取り組みでございますが、平成19年3月、2007年の3月ですが、ISOの認証を取得いたしました。その後2回の定期審査を受けまして、このたび、2月1日から4日までの間、3年間の運用状況等の審査を行いまして、お手元の資料の裏面にございますようにISOのシステムの認証の登録を完了いたしました。これにつきましてまた3年間、2013年3月までISOの取り組みを進めてまいりたいというふうに考えてございます。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告について、質疑はありませんか。
長沢委員
 ISOの認証の更新ということでの御報告だと思っていますけれども、認証をこういう形で更新するというのは、費用としてはどれぐらいかかるものなんですか。
篠原管理会計室副参事(評価改善担当)
 費用につきましては、127万円程度です。
長沢委員
 これは、先般議決した来年度の予算に入っているということで理解していいですか。
篠原管理会計室副参事(評価改善担当)
 こちらの更新審査費用につきましては本年度予算でございまして、来年度予算につきましては、定期監査の費用がございます。
長沢委員
 ほかの自治体なんかでも、こういうものを取得した後に何年かやって、独自でというんでしょうかね、要するに自前で評価できるという、そういった環境取り組みということではマネジメントできるという形で、改めて認証しないというようなやり方をされているところもあるというふうに聞いています。そういうところでは、今回3回目ということになるんでしょうかね。そういう中では中野区としては、要はお墨付きというんでしょうかね、そういうものをもらわないという形でそれをとると、あるいは、これは認証という形で更新ということだから、それをやらないとなると、このISO14001という名称自身はつかないということになるのかもしれませんけれども、実質、実態としてはそういうものは取り組まれているというような、そういうことでもあるかと思っているんですが、その辺については何か御検討されたという経緯があれば、御紹介いただきたいんですけれども。
篠原管理会計室副参事(評価改善担当)
 今、御質問の中に3回目とありましたが、今回初めて更新をいたしまして、2回目になります。既に23区におきましては、ISOの14000シリーズを持っているのが10区ございます。また、独自システムで行っている区が12区ございまして、何も取得していない区が1区というような状況になっております。私どもいろいろこの更新については検討を重ねまして、1回やってすぐ独自システムというよりは、一応6年ほどやってみて、それから自分たちの独自システムを行うべきではないか。それからまた、環境基本計画の中で区内の企業についてもISOの取得の奨励をしているといったことから、直ちにここで区が引き下がるということではなくて、もうしばらくこの取り組みを続けまして、企業の方にこういった取り組みを進めてまいりたい、そんなこともありまして、今回この認証取得の更新をしたものでございます。
長沢委員
 すみません、私、誤解したところもありましたので。
 今、最後に言われた区内の事業所、企業というんでしょうかね――ところにもということで、中野区自身が看板といいますか、そういうものを下ろすのもというので、更新時期は今回初めてということなので、それはわかりました。
 関連してということで、今御答弁もありましたので、企業のほうが今ISOなり、そういうものをとっているという状況というのがもしわかりましたら、どういう状況なのか教えてください。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 中野区内の取得状況でございますが、ISO14000シリーズで23施設が取得しているところでございます。
委員長
 ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、ただいまの報告については終了いたします。
 次に、2番、なかの地球温暖化対策地域協議会の設立についての報告を受けます。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 それでは、お手元の資料に沿いまして御報告をさせていただきたいと存じます。(資料3)
 なお、本件につきましては、関連するということで区民委員会、今定例会におきましても報告をさせていただいているところでございますので、御承知おき願います。
 このなかの地球温暖化対策地域協議会でございますけれども、昨年度からこのための準備会というものを立ち上げていただきまして、2年にわたりまして準備をしてきたものでございます。昨年10月末になりまして、その準備会におきまして設立趣意書というものを取りまとめていただきました。これをもとに新たに参加を呼びかけまして、今年の1月31日に設立総会が開かれまして、発足ということに至ってございます。
 以下、この協議会の概要について御報告をさせていただきたいと思います。
 1番でございます。協議会の目的でございますが、協議会は、中野区の環境基本計画に掲げます環境像、この実現を目指しまして区民、事業者、区の連携・協働のもとにCO2 削減直結した具体的な対策を区民全体の運動として実践し、広めるということを目的としてございます。
 また、この目的達成のために、協議会の規約にも掲げられてございますが、2番、達成のための事業として以下のものが決められてございます。
 一つ目が、環境基本計画のアクションプログラム等の取り組みということ。それから、2点目につきましては、温暖化対策に関します普及啓発、その他というふうになってございます。
 なお、これらの具体化につきましては、新たに発足をいたしました協議会の中で改めて検討して詰めていくということになってございます。
 3番といたしまして、会員、それから役員等についてでございます。
 会員につきましては、裏面のほうに一覧にしてございますが、先ほどの設立趣意書に御賛同いただきました34団体で発足したところでございます。会員につきましては、団体という扱いになってございますので、個人等の参加とはなってございません。
 表のほうに戻りまして役員でございますが、会長以下監事までが役員、その他運営委員という構成になってございます。
 なお、運営委員につきましては、まだ空きがございますけれども、今後状況によっては新たに選任されるということも含めて考えてございます。個人名が役員等のところに掲げてございますけれども、先ほどのとおり所属の団体、これが会員ということになってございますので、この会員団体が役職に当たっているというふうに御理解いただければと思ってございます。
 改めて裏面のほうにお戻りいただきまして、4番、今後の予定でございますが、今年の6月に改めて新年度の総会を開きたいということで、目途にして準備をしているところでございます。ここで先ほど申し上げました事業計画の具体化などを決めてまいりたいという予定でございます。
 5番、その他でございますが、事務局につきましては、環境と暮らし分野が担うということになってございます。環境基本計画の推進に当たりまして、この温暖化協議会と連携をして取り組みを進めてまいりたいというふうに思ってございます。
委員長
 ただいまの報告について質疑はありませんか。
むとう委員
 総括でもこの問題について触れさせていただいたんですけれども、改めてお尋ねをいたしますけれども、設立された役員と運営委員の方の名簿が、きょう初めて私は見たんですけれども、すべてこれ、氏名を見ると男性なのかなというふうに思われるんですけれども、中野区の男女平等基本参画条例でしたっけ、さまざまなそういった分野でも、こういう会などはなるべく女性と男性が半分ぐらいずつ入るような形が望まれているかと思うんですけれども、特に環境問題というのは日々の暮らしの中で、どちらかというと女性が取り組んでいるケースが多いかというふうに私は認識しているんですけれども、この役員、運営委員の中に女性が1人もいらっしゃらないということについては、どういう御認識と、どういう状況でこうなってしまったのかというところがあれば、お答えください。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 この設立総会の場でも、会員の方からそういったような御発言がございまして、任意団体でございますので、男女の比率等の御配慮もいただければというようなことは事務局として申し上げさせていただいたところでございます。しかしながら、任意団体ということでございますので、区の審議会とは違いまして、男女の比率等については直ちに適用しなければならないというものではございません。今後、この協議会の中で御配慮いただければというふうに思ってございます。
むとう委員
 任意団体ではあるにしても、区の方としてはそういう考え方があるというようなことのアドバイスなりということはその場でされたんですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 総会の場では、そういったことがあるということはお話をさせていただいてございます。ただ、この役員、運営委員につきまして、選出にあたりましては、設立趣意書をつくっていただきました準備会の方々に基本的には任にあたっていただいて、より具体的な事業計画の取りまとめの責にあたっていただこうということで御了解をいただいたということで、結果としてこのようになったということでございます。
むとう委員
 そもそも準備会ができて、2年かかってということなんですけれども、任意団体といえども、そもそもの準備会をつくっていく段階で区が深く関与されていると思うんですが、そうではなかったですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 区のほうから呼びかけをさせていただいて、準備会の立ち上げをしていただいたという経緯でございます。
むとう委員
 区のほうが呼びかけてこういった任意団体をつくっていくにあたり、所属団体を見てみましても、総括でも言わせていただいたんですけれども、もともと環境問題に特化して取り組んできているような団体が、最初の準備会の段階に全然入っていないということについては、すごく見ていて違和感を私は持つんですけれども、区のほうとしては広く面的に網羅しているような大きな団体に声をかけたんだろうなということは、所属団体名を見るとそういうふうには感じますけれども、具体的にはそういう面的に、公益的に広く参加している区民が多いような団体だけではなくて、もともと環境問題に特化し、地球温暖化対策に取り組んでいる任意団体の方が最初の段階で全く入っていないということにすごく違和感があるんですけれども、区はどうしてそういう人たちのみに呼びかけての準備会の発足に至ったんでしょうか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 委員の、今、御指摘の中にもございましたが、中野区のCO2 排出の大半を占めますのは一般の御家庭、それから店舗兼事業所といったような中小の事業所の皆様方で7割以上を占めると。こういったところの取り組みをいかに一歩踏み出していただくか、ここが区内においてのCO2 削減については重要なポイントになると。したがいまして、必ずしも環境問題を主眼として取り組みをされているといった方々、団体さんだけではなくて、むしろそういった方々がいかに環境に取り組んでいただけるか、こちらについて区のほうとしては働きかけをさせていただいて、一歩踏み出していただきたいということで準備会のほうにお声かけをさせていただいたというふうに承知してございます。
むとう委員
 環境問題に特化した団体だけではなくて、だけというふうに私は言っているわけじゃなくて、そういうグループが入っていないことが違和感というか、今おっしゃったように、全区的に網羅しているような大きな団体が入っていることも必要、それを否定するわけではないんですね。それはそれで必要なんだけれども、この間、ずっと環境リサイクルプラザという建物の中で環境団体というのが登録していて、そこでさまざま環境問題についての取り組み、活動が行われていることは区としても、まさに環境と暮らし担当の方は御存じであるはずですから、そういった団体が逆に準備段階の中で一つも入っていないということは、すごく見ていて違和感あるんですけれども。だけと言っているわけじゃないです。そういう団体が入っていないことが逆におかしい。そういう団体も入っていて当然というふうに私は思うんですけれども、そういう認識はないんですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 お答えが繰り返しになりますけれども、環境に特に取り組みをするという方々でない方々、そういった方々の問題意識を高めていただいて環境問題の取り組みも進めていただく、一歩踏み出していただくと。このためにこういった協議会などを立ち上げて取り組みをしていただきたいということで、そういった方々への働きかけ、御賛同をいただくと。動きを始めていただくために準備会を立ち上げてきたという経緯にございます。区といたしましては、そういった方々にぜひ一歩踏み出していただきたいということで準備をさせていただいた。今般、設立趣意書を定めまして、広くお声かけをさせていただいて大勢の参加をいただいていると、こういう経緯にあるというふうに承知してございます。
むとう委員
 その準備会の中で設立に向けての準備をしていたということですけれども、設立趣意書をつくられたということのようですけれども、成果としてはそういうことですよね、この2年間、準備にあたって。その設立趣意書をつくるにあたって、2年間もどうして期間を要したんでしょうか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 環境基本計画そのものについての御理解をいただいたり、それから、各団体さまざまな御事情ございます。そこでどういった取り組みをするかに当たって、内容を詰めることに時間がかかってきたというふうに考えてございます。
むとう委員
 結局、どういうことを取り組んでいくかという部分においては、まさに環境問題に特化して取り組んでいるような団体が最初から入っていれば、具体的にどう身近なところで取り組めるかというヒントもいっぱい持っていたかというふうに私は思うんですけれども、設立準備会が整っていざ設立という総会の直前になって環境問題に特化してやっているような団体に、何か見ていると慌てて加わってというふうに、もうほとんどのことが決まっていて、役員も運営委員も決まっていて、決まった段階でやっぱり環境に取り組んでいる皆さんも加わってということで声かけがなされて、いざ準備された総会に出てみたらば全く意見を言う余地がなく、何のために自分たちがこの段階から参加を呼びかけられたのか全く理解できないような、後から加わった環境問題に取り組んでいる団体の皆さんからはさまざまなクレームが私のところには声として届いていますし、そちらにもそういう声がたくさん届けられているかと思いますけれども、そういった声についてはどういうふうにお答えになり、どういう認識を持っているんでしょうか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 私どもといたしましては、総会の場でも幾つかの御意見をいただいておりますけれども、設立趣意書に御賛同いただいて御参加いただいたというふうに考えてございます。委員前半のお話の中にありましたけれども、さまざまな取り組みについてのアイデアといったようなお話ございましたが、この協議会の目的は、ここに記載してございますとおり、区の環境基本計画のアクションプログラムを進めていくと、それでCO2 削減に直結した行動をとっていくということに主眼がございます。したがいまして、区の方の環境基本計画アクションプログラムの説明をさせていただき、そこについて具体的などんな取り組みが事業所、あるいは区民の方々、できるのかということについて準備会で議論を重ねてきたという経緯がございます。
むとう委員
 先ほどの御説明だと、運営委員のところに空きがあるということですけれども、何名の──これは人数は既に決まっていることなんだと思うんですけれども、何名の空きがあって、そこの部分の空きは今後埋めていくかもしれないという御意見でしたけれども、これから行われる6月の総会などでその空きを新たに募集するなり承認するなりというような段取りは考えられているんでしょうか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 運営委員は規約上7名以内というふうになってございまして、あと4名ほど枠がございます。それから、運営委員会の選出の仕方でございますが、会員の皆様からの御提案もありまして、総会事項ではなくて、運営委員会で決定をできるというふうに柔軟対応を図ることとしてございます。
 なお、6月の総会に向けてでございますが、事業計画を詰めて、あわせてこの役員運営委員会、あるいは組織体制について、どんな組織があったらいいかということもあわせて検討いただくことになってございますので、その結果によりましては、さまざまな対応が出てくるかというふうに思ってございます。
むとう委員
 それは運営委員会の中のお話をされるということですから、そもそも運営委員会の中に会員団体が半数も入っていませんから、新たな提案というのがこの会員の中でどの段階でどういうふうにすればできることなんですか。そもそも運営委員会のメンバーに加えていただけていない会員団体がいっぱいあるわけですから、そこでの意見というのはどういう場面で聞くことができるんでしょうか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 これは総会の場でもある程度御確認をいただいているところでございますが、原案といいましょうか、たたき台を運営委員会が中心になってつくらせていただくと。それにつきまして会員の皆様にお諮りをして、御意見をいただきながら成案にしていくというような予定でございます。
むとう委員
 総会の中で一般会員団体は提案ができるということでよろしいんですね。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 総会という形ではなくても、これまで準備会でもほぼ総会と同じような構成で、全体会的なものを位置付けてございます。そのような運用の仕方はあるかなというふうに思ってございます。
小林委員
 来年度、今年度も含めてですけれども、来年度、いよいよ環境イベントというものを計画をされたと思うんですけれども、予算がないということで、ほとんど全部それはなくなった形になるんでしょうか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 21年度、今年度までですと、6月の環境月間のときに環境行動の日というものを定めまして、実際には環境まつりというような形でやらせていただいてございます。今後区といたしましては、この協議会の目的にございますが、CO2 削減の普及拡大を図っていく、具体的な実践を進めていくという期間でございますので、ここと連携して普及啓発を図っていきたいというふうに思っているところでございます。したがいまして、国のほうが定めておりますさまざまな環境に関する月間、こういったものにイベント等を協議会と共催といいますか、連携して充てていきたいというふうに考えているところでございます。
小林委員
 来年度、予算がないということで、一応計画予定のイベントがなくなるという形になりましたよね。来年度行う、決まっているイベント、もう1回ちょっと確認したいんですが。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 予算の組み方は若干変えてございますが、今年度までやっておりました環境行動の日、環境まつりに相当するイベント経費につきましては、温暖化対策地域協議会のほうの経費の中に組み入れてございます。
 イベント回数については、この事業計画について今後明らかにする中で決めていくことになろうかと思ってございますけれども、いくつかのイベントを年間のうち何回かやれればなということで、これから御協議をしていただこうということでございます。
小林委員
 そのイベントを具体的に来年度決めていくという形で、実際に来年度、早ければそれを秋とか、あるいは来年度の2月とかという形でつくっていくという形で、今回つくりました協議会等が運営をしていくような形で進めていくということなんでしょうか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 共催になりますか、区主催で企画運営が協議会になりますか、その辺につきましては今後協議会とのお話し合いの中で決めていきたいと思ってございますが、区の方と協議会の何らかの連携のもとに、そういったイベントについても実施をしてまいりたいというふうに思ってございます。
 スケジュール的なところでございますが、6月は大きな環境月間というふうに国のほうが取り組まれますので、そこにも何らかのイベントを充てていきたいかなというふうに考えているところでございます。これまでの環境まつりのような形になるものは11月とか12月の月間、あるいは2月の月間、そちらの方に準備を間に合わせていければなというふうな予定でございます。
小林委員
 あと、カーボンオフセットのユニフォームの件、一度決定というか予定等、結果という形で聞かせていただいたんですけれども、今回そういうものは、そういう意味ではなくなるんですかね。この協議会の方々が着るユニフォームということで、どうだったのかなと思うんですけれども。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 先般、委員からも御提案いただいたところでございまして、この協議会の準備会の段階で私のほうからも御提案とかさせていただいたところでございます。そういったカーボンオフセットがついているユニフォームの購入、統一的なものでございますが、これについても今後の検討の中でという扱いにさせていただいているところでございます。
小林委員
 また別な話なんですが、いよいよ東京都のほうでCO2 削減に向けての条例というものがスタートすると思うんですが、たしかそうですよね。その対象となる会社なんですが、もちろん大規模な会社という形に基準がなっているんですけれども、中野区にはその対象の会社というのが幾つあるんでしょうかね。区もどうなんでしょうかね。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 ちょっとまだ正確な数字は把握してございませんけれども、もう一度正確な数字は確認させていただきたいと思いますけれども、100社にいかなかったというふうにたしか考えてございます。中野区も法人といたしまして各施設を合算することになりますので、そうなりますと対象になってございます。
小林委員
 この中には東京電力さんや東京ガスさん、関東バスさんや京王バスさん等の部分というのは入っていらっしゃっていて、中野区としては、東京都が実際に条例に基づいていろいろと、この10年間、条例ができるまでにさまざまな具体的な数字を検討したりとか、また実際に数字をつくって具体的な条例という形になったと思うんですけれども、中野区ではそれに対して何かかかわるところ、ありますか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 区立施設ということでしょうか。民間事業者に関するところでは、区のほうが直接東京都の環境確保条例の絡みではかかわるところはございません。一事業者といたしまして区役所関係の施設等が、その確保条例の対象というふうになっているところでございます。
安部経営室副参事(財産管理担当)
 区の施設としましては、今まで対象にならなかったのが、1施設当たり、重油換算で年間エネルギー消費量が1,500キロリットル以上という決まりでございました。それが来年度から、22年度からは1事業者当たりというふうに変わりました。参考までに、中野区の本庁舎ですと、大体年間のエネルギー使用量が1,000キロリットル弱なんですね。ZEROホールですと1,300キロリットル弱です。そういうことで、今年度までは区は施設としての対象事業者ではなかったわけですけれども、今度は区役所とか地域センター全部含めてということになりますので、当然1,500キロリットル超えますので、対象事業者になります。それで、来年度考えているといいますか、環境確保条例なんかで示されているものでは、来年度の6月ごろまでに全体のエネルギー消費量を把握して、11月ごろまでにエネルギーの管理の計画を提出しなさいということになっておりまして、その準備を進めているところでございます。
小林委員
 各関係している事業者においては、ふだんから条例をする前にもいろいろな形での御努力をして、何時には電気を消しましょうとかというような形の運動とか、さまざまな部分やっているんですが、中野区もそうした運動展開、庁舎とか区民に対してのそうした運動等は実施するようなことで進めていくんでしょうかね。
安部経営室副参事(財産管理担当)
 今、区としても、例えば施設管理の手引というものをうちの財産管理分野が各施設に配付しておりまして、毎年4月当初に施設管理を担当する職員が変わりますので、4月当初から遅くとも連休前ぐらいには施設管理のやり方をこういうふうにしなさいというような指導をしております。そこの中でエネルギー使用量を3年間は、各家庭でも電気使用料のお知らせというものとかガス使用料のお知らせが来ますけれども、それは3年間保存しなさいと。そこの中で急にエネルギーがふえたりなんかしたときには、機械がおかしいとか、何かの問題があるので、そういうものをしっかり管理してくださいというようなことをやっております。
 あと、学校なんかの場合ですと、各学校のエネルギー使用量を把握しておりまして、同じ学校の場合、一般的には使い勝手としては同じわけなので、面積があんまり変わらないのにエネルギー使用量が多いところはちょっと何かおかしいんじゃないですかというような問い合わせをしたり、そういうような形で現在はエネルギー管理をしております。
飯島委員
 これは今度できた10か年計画とのかかわりについては一言もないんだけれども、これはどんなことになっているんですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 10か年計画上にはこういった協議会については触れてございませんが、現在の環境基本計画の中でこれを立ち上げるというふうに定めてあったものでございます。
飯島委員
 10か年とは関係ないんですね。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 10か年計画の中で、省エネですとか自然エネルギーの活用を区内の区民、事業者、区で連携して進めていくというような文言は記載させていただいてございます。これの具体的な取り組みとして、区が今後さまざまな施策を立ち上げていくということもございますけれども、それぞれの御家庭や事業所で取り組んでいただくと。その運動、取り組みを進めていく推進母体というふうな位置付けでございます。
飯島委員
 それで、事業のところに区民及び事業者が中心となって進める必要のある計画のアクションプログラム等の取り組みと書いてあるんだけれども、この必要のある計画とは何ですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 目的のところでちょっと省略して、以下計画というふうに省略させていただいてございました。申しわけございません。中野区の環境基本計画のアクションプログラム等を推進していくということでございます。
飯島委員
 この環境基本計画のアクションプログラムは、だれが定めるんですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 区のほうで決定させていただくものでございます。
飯島委員
 そうすると、区民及び事業者が中心となって進める必要のある計画は区が決める。計画のアクションプログラムは区が決める。この具体化については今後検討していく予定ということだから、アクションプログラムはまだできていない。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 現在、環境基本計画がございまして、この中にアクションプログラムというものが定めてあるものでございます。これについて、どのように区民、事業者で連携して進めていくか、それの具体化をこの協議会の中で検討していただければというふうに思ってございます。
飯島委員
 そうすると、環境基本計画の中のアクションプログラムは既にある。だけど、あるけども、どうやって進めるかについては書いていないと。したがって、それをこれから考えましょうということで、それを考えることになるんですか、この地域協議会というのは。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 例えば、環境基本計画アクションプログラムの中で、なかの地域エコポイントの制度をつくるというようなことが例えば挙がってございます。では、このエコポイント制度をどのように設計していくかというのは、当然区が考えて決めていくということに最終的にはなりますけれども、このエコポイントについて、事業所さんサイド、あるいは区民サイドにおいて、どのように連携して取り組めばこのエコポイントが有効に活用できるのか、あるいは、こういった仕組みにしたほうがいいのではないかといったような御議論などもこの協議会でお知恵を出していただいたり、取り組みに向けてお互いに約束といいましょうか、していただきながら取り組みを進めていただくというようなことを事務局サイドのほうはイメージして考えているところでございます。
飯島委員
 エコポイントって、結構中野区にとって今後の10か年の中でも大事なことなんじゃないの。そうするとあんまり、環境基本計画に書いてありますからねというだけにはとどまらないことなんじゃないですか。
 もうちょっと全体、何かこれでいくと、環境基本計画ですべてが完結しているとはなかなか言い難いなと。しかも、新たに取り組みで何かいっぱい出てきて、四つの戦略と三つの何とかとかとなったりしたわけの中に、今後、行方がちょっと見えにくくなっている制度として、施策としてポイント制があるわけでしょう。三つ、3ポイントあったりとかいろいろ。そのポイントの基本である基金はどうなるんだとかということについて、ちょっと霧の中に入りつつある部分があるので、そこは整理してあげないと、この協議会はポイント制度どうのと言われても困る部分もあるでしょうから、その辺の整理方は改めて、今後具体的な取り組みについてお願いして考えていただくとすれば、そこはちゃんとしているんでしょうけれども、もう少し明確な意識の取り組みがあったほうがいいんじゃないですかね。そうじゃないと、そもそもの財源がどこにいっているのということになるかもしれませんよ。
 取り組みとしては、全体そういうふうにしたほうが、これから進めていくという意味からするといいんじゃないのかなと思いますね。この環境基本計画、つい最近できたんでしたっけ。これ、いつごろまた改定とか出てくる可能性もあるんでしょう。そうすると、どこか基本の計画というのは、環境基本計画そもそも個別計画だから、それにある上位のものとのリンクを、この際だから新たにしておいたほうがいいかもしれませんね。その辺はどうですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 今回、中野区の最も基本となる10か年計画が改定されまして、第2次が決定されてございます。これを踏まえまして、できれば3年ごとに環境基本計画のアクションプログラムを見直していきたいところでございます。20年度に策定したものでございますので、22年度、来年度にアクションプログラム等の改定、こういった区の施策の再構築を検討して進めてまいりたいというふうに思っているところでございます。当然、上位計画の10か年計画、これを踏まえた、よりそれを促進していくような環境基本計画アクションプログラムに再構築をしていきたいということでございます。
飯島委員
 一番最初に取り組むような具体的な取り組み、アクションプログラム、それはいわゆるエコポイント制にかかわることですか。それとも、何かほかにあるんですか。つまり、こういうのって、何からやるかと決めておかないと、いっぱいあるとなかなかできないんですよ。1回に一つというふうに物を進めるためには、それが一番いいんだそうですよ、シンプルにやるのが。そうすると、これはかなりエコポイント制というのは早期に検討する上位の課題というか、重点項目の一つなのかなと思ったりしますが、御担当のお考えはどうですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 協議会と御相談をさせていただくということでございますが、担当している私のほうといたしましては、やはり地域エコポイント制度の制度設計、それとまた、区民の方々や事業所の方々がどうやったら有効に活用できるのか、あるいは広めていくことができるのか、そういった観点は非常に重要だと思ってございますので、この協議会との御議論の中でも一つの主要な中身だというふうに考えてございます。
 あと、その他準備会段階でさまざまな環境基本計画のアクションプログラムについても御提案、御説明等させていただいたところでございますので、この中から幾つか選択をしながら、だんだん取り組みを進めていくにあたりまして、その取り組み内容についても見直しというんでしょうか、あるいは拡充といったようなこともあり得るかなというふうに考えているところでございます。
長沢委員
 ちょっと関連して、せっかく計画なりアクションプログラムが出たので。
 中野区環境基本計画の4ページの中で、今言われたようなことも含めてちょっと出ております。それで、計画自身が20年度出て、しかし、この中でも既に、これは10か年計画の改定自身がもう既に議論の俎上に上っていたということもあったからなんでしょうか、来年度に改定をするということですね。当然ながら、その上位計画に一定規定されるというか、それと整合性とらなくちゃいけないから、そのことについては理解できるものなんですが、今おっしゃられたアクションプログラムについても、3年間具体的な取り組みを示すんだと。これは3年ごとに見直すよとなりますね。そうすると、来年度に改定の見直しをして、これの次の中野区環境基本計画は、実際始まるのは23年度からになるんですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 23年度4月というふうに考えてございません。23年度中に改定ができればなということで現在は考えてございます。
長沢委員
 そうすると、それ自身もこの計画の性格からというんでしょうか、アクションプログラムも先ほどの御答弁でも3年ごとに見直しをしていくと。今度の23年から、今だと23年からというふうに考えとしてはあるようだということですけれども、それも10か年、10年の計画、これも一応10年を見越した形での基本計画だったと思うんですけれども、基本計画というのは何年のスパンで考えられることになりますか。環境基本計画。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 環境基本計画そのものといたしましては、10年のスパンというふうに考えてございます。
長沢委員
 御報告いただいた今回の所管の報告のところでお聞きしますね。
 これ、基本計画の23ページと24ページが連携・協働の仕組みという中で、このなかの地球温暖化対策地域協議会の、このことについて触れられているところなのかなと思っています。こういう形で設置をすると。先ほどの他の委員の御答弁の中でも、事務局としては区が担うんだけれども、将来的においては主体的な運営を担うことができる人材が育成された段階で独立した事務局運営も行い、一般会員、賛助会員という募集するというので、24ページのほうではかなり、きょう報告いただいた以上にイメージとして出ているんですね。そうすると、先ほどの役員、運営委員のそういう構成がどうだという御質疑もありましたけれども、この協議会の中で幹事会なり、また部会なりという、こういうこともありますよね。この辺については、それこそ今度できる環境基本計画の中、また具体的に言えば、環境アクションプログラムのところでそういうことが示されていくのかもしれませんけれども、こうした今回の、現行の基本計画のこうしたイメージということ自身は、これは変わらないと見ていいですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 委員御指摘の組織のイメージ図でございますけれども、これはこの段階でのイメージであるところでございます。こういった案につきましては、準備段階の中でお示しもさせていただいてきたところでございます。今般、幹事会とかというふうな名称になってございますが、これに相当するものが運営委員会、役員会という形で決定されているところでございます。部会については、規約上そのようなものが設けることができるというふうになってございますので、今後の検討の中で対応していくことになるかと思ってございます。
 ただ、環境基本計画の中での協議会の位置付けといったものについての基本的な考え方は、この環境基本計画でお示しさせていただいたところを踏襲しているものと考えてございます。
長沢委員
 では、踏襲しているということで。
 そうすると、今後の展開ということになるのかもしれませんけれども、例えば、先ほど出た役員会、運営委員会、これはここで書いている幹事会に相当するものだということですけれども、そういう中で部会も持っていくと。既に準備の段階からはこういったイメージ図なんかも示していたということですから、そうしますと、具体的にどういった部会を置いていくのかということ自身も議論としてはあったのか、どうなのかというのをお聞きしたいんですけれども、その点はどうですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 部会案としまして、四つほどこんな部会はどうだろうかというようなことは事務局のほうから御提案等もさせていただいたところでございます。ですが今回、事業内容をより具体化する中で、その事業に則した必要な組織体制、どのような部会構成がいいのか、これは今後展開していく事業を明らかにする中で検討していこうということになってございます。
長沢委員
 その事業というのは、事務局である区自身が示す、一定提案するというのはあると思いますけれども、もう少し、言ってみればせっかく立ち上げて、後ろの方の会員さんもこういう形がいて、こういったところがボトムアップでこういったものをやればいいじゃないかとか、そういったことについては、何か反映できるような仕組みになっているんですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 先ほどむとう委員のお答えの中でさせていただきましたけれども、そのためのたたき台を運営委員会、役員会の中でつくっていただいて、それを全体の会員の皆さんにお諮りをしていくという過程をとる予定でございます。
長沢委員
 後ろにある会員さんたちも今後拡大する可能性もあるということですから、そういうことで理解しますけれども、それぞれの部会に入っていただくと。あるいは、ここで書いてある一般会員、賛助会員ということがありますけれども、この辺のところはどういうふうに理解すればいいですか。一般会員、賛助会員というのはどういう意味なんですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 このイメージにあります一般会員、賛助会員につきましては、今回規約の中では定めがございません。
長沢委員
 今回はないと。それで、これはただ基本計画をこれからも踏襲していくことですから、区としては一般会員、賛助会員という、この募集をすることはどういうイメージをされているかというか、どういう対象なのか、そこを教えてください。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 これまで準備会の中で御提案させていただいてきたお話になりますけれども、部会を設置することができるという中で、この部会の事業につきましては、必ずしも会員でなくても規約の目的等、協議会の目的等に御賛同いただける方々には御参加をいただいてもいいのではないかといったようなこともこれまでの検討の中では出てきてございます。そういったやり方にしていくのかどうかということにつきましても、今後検討して決めていくことになろうかというふうに思ってございます。
むとう委員
 先ほどの小林委員の質疑の中で、環境行動の日、環境まつりですか、それについては協議会の中の予算に入っていて、区が主催をして協議会が協賛みたいな形で進めるような御説明があったように思うんですが、違いますか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 主催にして協賛にするのか、協議会と区の共催にするのか、あるいは主催が区で企画運営が協議会にするのか、そういったことにつきましても、今後検討の範囲があるかなというふうに思ってございます。
むとう委員
 これまで環境まつり、環境行動の日というのは実行委員会制、実行委員会を立ち上げて、多くの環境団体が担い手として、区は共催とかではなくて、区も実行委員会のメンバーということで進められていたものではなかったですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 環境行動の日につきましては、区が主催でございます。
むとう委員
 環境行動の日は区が主催、じゃあ、実行委員会をつくってやっていたのは環境行動の日ではなかったんですか。あれは、実行委員会をつくってやっていたものは環境まつりですか。環境まつりについても、今度は実行委員会制ではなくて区の事業に変わっていくという枠組み変更なんでしょうか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 環境まつりというふうに通称呼ばせていただいているものが環境行動の日の取り組みでございます。同じく、このように環境月間ですとか省エネ月間といった月間等にあわせたイベントにつきましては、協議会との共催なり、企画運営なりという形で展開を図っていきたいというふうに考えているところでございます。
むとう委員
 これまでは、実行委員会をつくっていませんでしたか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 いわゆる環境まつりの日、環境行動の日につきましては、実行委員会といいますか、その参加団体による企画運営の打ち合わせの場をつくらせていただいたところでございます。
むとう委員
 そうすると、これまで一緒にやってきていた参加団体という方々は、この協議会の中のメンバーに入っているんでしょうか。今度は協議会が中心となってやっていくということを御説明されておりますけれども、今まで参加していた環境団体は、この後ろの会員の中に網羅されているんでしょうか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 入っている団体と、そうでないところとがございます。今後につきましては、先ほどの別のところで御答弁させていただきましたが、イベントの実施の方法、形態等につきまして協議会の中で、検討の中で、そういった企画の部分をある程度皆さんに担っていただくというようなこともあろうかと思ってございます。
むとう委員
 これまで参加して協力して一緒にやってきていた団体が、やはりこれ、そういう団体の方からどういうことなんだという御意見として来ているのは、やはり区は協議会のほうにいろいろなさまざまな事業を協議会を中心に行っていこうということで、枠組みの変更をしようとしていますよね。そこの説明が十分、これまで参加していたのにという団体さんがはじかれているような状況が今あって、そこはやはり改善をしていただきたいというふうに思うんですよね。じゃないと、一緒に協力してこれまでやってきた人たちが、今度はのけ者になっているというのは、すごく区に対する不信感もありますし、これから区は協議会という一つの大きな枠組みの中で温暖化、環境問題をやっていくということであるならば、そこにぜひ加わっていただけるような働きかけと枠組みの変更については、丁寧な説明が必要なのではないかと思うんですけれども、今後はどういうふうに説明をし、こういった協議会に移行するということでの参加呼びかけというのはどういうふうにしていくおつもりなんでしょうか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 昨年来までかかわっていただきました環境行動の日の出展団体さん、参加団体さんにつきましては、昨日、先般こういった事情にあることについての御案内をさせていただいたところでございます。今後どのようにするかにつきましては、先ほど来の御答弁のとおり、協議会と相談をさせていただきながら決めていくことになるかと思ってございます。
いでい委員
 先ほど部会のほうには会員じゃなくて個人の方の参加もという話をちょっと伺ったんですけれども、それはどういうことか、ちょっと教えてもらいたいんですが。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 これまでの準備会の中で事務局のほうからお示しさせていただいた案ということでございますけれども、正式な会員として温暖化協議会に加盟をしていただくと。協議会の主催事業としてさまざまな事業をやっていく。その場合に、事業ごとに部会をつくって、部会ごとにその事業を具体化して取り組みをしていくというようなことを一つ想定で出させていただいた経緯にございます。その際、正式会員の方々が各部会に所属をしていただくわけですけれども、それだけではなくて、取り組みのテーマ、内容によってはより多くの企業さんであったり、事業者さんであったり、区民の団体であったり、そういったところにも御協力をいただくほうがいいのではないかといったようなことも場合によってはあり得るだろうと。その場合には、その企画イベントの実際のボランティア的なお手伝いといいましょうか、運営等に携わっていただくといったようなやり方もあるのではないかということで、一例をお示しさせていただいた経緯でございます。
いでい委員
 そうしますと、協議会の会員じゃなくてもイベントに全部参加できるということで、じゃあ、会員をつくった、この組織をつくった意味というか、そういうのがよくわからなく、ぼやけてしまうのかなと思うんですけれども、そもそも会員を区のほうでどこからどこまでお声かけして、あとは向こうから言ってきたという団体もあると思うんですけれども、設立、区でどの団体に声をかけて、どの団体にかけなかったかとかという経緯というのはいろいろあると思うんですけれども、きょう名簿を見せていただきましたら、ある政党とおぼしき団体の部会というのがちょっと入っているんですよね。私は自由民主党中野総支部というところに所属しているんですけれども、自由民主党中野総支部としてこの会員に申し込みをすれば、正式な会員にはなれたりもするんですか。そういった政治団体や政党、または政治をしている個人を応援する団体だとか、そういったものを任意団体として区のほうで協議会のほうにどうぞ入ってくださいよという考え方なんでしょうか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 御指摘のあった団体につきまして、規約等の面からいたしますと、公職の方を選出するといったようなことも規約に入っているところがございますので、それをどう受けとめるかということについては慎重に考えるべきところがあるかなと思ってございます。
 今般お声かけをさせていただきましたのが、いわゆる自主的な団体さん、あるいは環境対策を進めていくといったようなことを主眼にしている団体様、いわゆる環境団体でございますけれども、環境リサイクルプラザの運営会議というのがございます。利用団体に登録している団体で登録しているものでございますが、最初はそこにお声かけをして、その後順次会員については考えていくほうがいいのかなということで運営会議のほうにお声かけをさせていただいて、御参加いただけるというところを受けたものでございます。
 この委員御指摘の団体につきましても、環境リサイクルプラザの利用団体として登録をしているという、一つの自主団体というような扱いで登録をしている経緯にあったものでございまして、運営会議のメンバーであったことから、今回御参加をいただいたという経緯になってございます。
委員長
 委員会を休憩します。

(午前10時53分)

委員長
 再開します。

(午前10時57分)

 ただいま休憩中に委員から指摘がありました。この件につきましては、再度この委員会に報告をするということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、ただいまの報告については報告を受けたということで、了承はしていないということで確認をしたいと思います。
 次に、3番、平成21年度(2009年度)家庭ごみ組成分析調査の結果(概要)について(資料4)の報告を求めます。
橋本区民生活部参事(ごみ減量担当)
 本調査は、昨年の11月に実施をいたしました。ごみ集積場などから排出されますごみの組成を明らかにしまして、これまでの区の施策の成果、これを図ったり、あるいは今後の施策の構築のための基礎データを収集するということを目的に実施したものであります。
 調査対象としたごみ種、それから資源は、こちらにありますように燃やすごみ、陶器・ガラス・金属ごみ、プラスチック製容器包装、それから、今回新たに集団回収で実施しております古紙につきましても対象にいたしました。
 収集方法は、サンプルによる収集方法でございます。それぞれの地域の属性に応じまして分析をしようということで、家族向け集合住宅の多い地域とか、あるいは戸建て住宅の多い地域、こういったところをある程度特定をしまして、そこの集積所からサンプル収集をしたものであります。
 資料の2番目に調査結果ですが、別添のとおりということでございます。これにつきましては、後ほどごらんいただきたいんですが、今回このような形で概要報告をさせていただきますのは、現在、内容につきましてはさらに精査をして、分析等につきましても詳細に記したいということで、冊子としてでき上がりますのは今月末ぐらいになります。でき上がりましたら、先生方にお届けに上がりたいと思ってございます。取り急ぎ、概要ということで御報告をさせていただくものです。
 そういった概要の中で、総括として言えることが何点かございます。3番目の総括で、一つは、燃やすごみ、陶器・ガラス・金属ごみ、それからプラスチック製容器包装につきましては、大体2割から3割、資源化可能物だとか、対象品外品目の混入がございました。例えば、燃やすごみでは紙類とか繊維類で資源になるもの、それから、不燃ごみなどが混入されておりました。陶器・ガラス・金属ごみでは、同じように資源となるびん・缶、あるいは可燃物が混入をされていた。プラスチック容器包装につきましても不燃物、それから厨芥類、ごみなども混入をされていた、こういう実態がございます。今後も引き続き分別ルールの徹底、それから資源としての排出を誘導する、こういう施策を強力に進めていく必要があるというふうに考えてございます。
 2点目としては、資源化可能な古紙類が燃やすごみの中に2割程度混入されております。これらを資源化するためには、なお一層の啓発活動が必要だというふうに考えてございます。とりわけ古紙の組成に占めます割合で、わずかでありました紙製容器包装類、それから雑紙、これらは紙製容器包装類は2.3%、雑紙は1.5%、もうちょっと古紙の中にこういった種類の資源があってもおかしくないなというふうに私ども認識しております。したがいまして、こういったものが資源として有用なんだということをさらにPRをしていく余地があるのかなというふうに思ってございます。
 3点目は、資源となりますびん・缶の陶器・ガラス・金属ごみへの混入が目立っております。びん・缶回収の啓発活動、回収場所の設置の工夫が必要かなというふうに考えてございます。
 最後に、組成割合の高い燃やすごみの厨芥類、生ごみですね。これが燃やすごみの中の約40%を占めております。それから、陶器・ガラス・金属ごみの中に小型家電が約13%入っているということで、こうした厨芥類につきましては、生ごみをいかにして資源化を図っていくかという問題、もう一つは、陶器・ガラス・金属ごみにあります小型家電、レアメタルなどに象徴されます稀少金属、こういったものの抽出なども今後の資源化施策の中で何らかの工夫が必要なのかなという認識を持ってございます。
 以上、雑駁でございますが、昨年の11月に実施しました組成分析調査の結果の概要でございます。いずれにいたしましても、詳細の内容につきましては、今月末製本いたしまして先生方にお届けをしたいと思いますので、そのときに詳しくお読み取りいただきたいと思います。
 報告は以上です。
委員長
 ただいまの報告について質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告は終了いたします。
 4番、その他で所管事項の報告はありますか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 それでは、私の所管のほうから3点ほど、口頭になりますが、御報告をさせていただきたいと存じます。
 まず、1点目でございますが、昨年補正予算で組ませていただきましたISO等認証取得支援事業の実施状況について御報告をさせていただきたいと存じます。
 これにつきましては、3月末までが終了というふうになってございますけれども、現在1件進行中でございまして、3月20日ぐらいには最終報告、認証が取得できるのではないかといった連絡がございましたので、見込みが立ったということで、実績の見込みにつきまして口頭での御報告をさせていただきたいというものでございます。
 実際に認証取得をいただきました事業所さんでございますけれども、全部で7社になってございます。その7社のおおよその内訳でございますけれども、建設会社が五つ、それから運輸関係、それからスポーツクラブ関係というふうになってございます。
 実際に取得をされております認証の規格の内容でございますけれども、1社で二つをとっているところがございますので、8規格となってございます。内訳といたしましては、ISO14001、これが環境マネジメントに当たるものでございますが、これが三つでございます。それから、ISO9001、これは製品の品質に関するものでございますが、こちらが三つ、それから、エコアクション21、これは環境省の環境マネジメントの仕組みでございますけれども、これが二つという中身でございます。
 今後、これらの認証取得につきましては毎年報告を提出することになってございますので、その写しを区のほうにも提出をいただきまして、この取り組みについての経緯を把握してまいりたいというふうに考えているところでございます。
 それから、2点目の御報告でございます。同じく補正予算を組ませていただいた事業でございます。中小企業者等の省エネ診断の事業でございます。
 こちらにつきましても、1月末で締め切りをしたところでございますが、2件ほどが現在進行中でございます。これにつきましても、おおむね診断報告書の結果が3月末中には出るという連絡がございましたので、その見込みを含めた実績報告を口頭でさせていただくものでございます。
 実際には8件の申請がございました。うち2件については現在進行中でございます。1件が辞退をいたしまして、5件についてが現在完了したところでございます。
 どのような中小事業者が対象となったかということにつきましては、進行中のものも含めまして、クリーニング店が2店、それから不動産会社が1点、それから設計事務所、会計事務所、小売店、それからダンススタジオといったような内訳になってございます。
 それから、診断内容、一例を御紹介させていただきますと、例えば小売店等ですと、電力計の見直し、あるいは出入り口のビニールカーテンの設置、あるいは高効率の照明等への交換といったような診断内容がございまして、これによります評価でございますが、CO2 の削減が24%程度年間でございます。キログラムにいたしますと、1,300キログラムちょっとが年間削減できると。経費節減できますと、年間23万9,000円ほどになる。投資にかかります導入経費が約51万円ということでございますので、ちなみに回収年数といたしましては2年ちょっとといったような診断結果等が出てございます。その他、クリーニング店等でも10%以上のCO2 削減、あるいは2,000キログラムのCO2 削減、経費節減が年間12万円余ということになってございます。投資回収が1年弱ぐらいでできると、このような診断結果をいただいているところでございます。こちらにつきましても、半年後ぐらいにアンケート調査をいたしまして、その後の取り組みについての追跡調査をさせていただきたいというふうに思っているところでございます。
 以上の2点につきましては、関連するということで区民委員会のほうにも本定例会中に御報告をさせていただいているところでございます。
 それから、最後、3点目の御報告でございます。
 先般、委員各位にもこのようなチラシで個別に御案内をさせていただいたところでございますけれども、なかのエコフェアというものを2月27日に開催してございます。場所はサンプラザ前広場でございました。大変寒い、雨風が強い中の開催でございましたが、一般参加は約600名ほどの御参加をいただきました。出展ブース等の従事者70名を含めますと、670名の参加というふうになってございます。クイズラリーに200名が参加いただきまして、アンケート90名から回収をさせていただきました。具体的にこれはCO2 削減の取り組みを直結させたものの取り組みを進めたいということで開かせていただいたものでございますけれども、当日、例えばLEDを含めました省エネ型の蛍光灯などが200個弱ほど売れたとか、あるいは太陽熱パネルの設置についてのカタログ請求が五、六件あったといったようなことも実績というふうに、わかったというふうに聞いてございます。
 アンケートの中身でいきますと、今後取り組んでみたいCO2 削減の取り組みでございますが、太陽光やLED、あるいはごみの減量といったようなものが上位を占めてございました。
 以上、雑駁でございますけれども、口頭での御報告とさせていただきたいと思います。
委員長
 ただいまの報告について質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告は終了します。
 次に、審査日程のその他ですが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ次に、次回日程について協議いただくため、委員会を暫時休憩いたします。

(午前11時09分)

委員長
 委員会を再開します。

(午前11時12分)

 ただいま休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の本委員会は4月22日午前10時、当委員会室で開会をするということで御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ありませんので、そのように決定をいたします。
 以上で本日予定した日程はすべて終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、本日の環境対策特別委員会を散会いたします。

(午前11時12分)