平成22年03月18日中野区議会防災まちづくり特別委員会(第1回定例会)
平成22年03月18日中野区議会防災まちづくり特別委員会(第1回定例会)の会議録
平成22年03月18日防災まちづくり特別委員会 中野区議会防災まちづくり特別委員会〔平成22年3月18日〕

防災まちづくり特別委員会会議記録

○開会日 平成22年3月18日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後3時32分

○出席委員(12名)
 せきと 進委員長
 伊東 しんじ副委員長
 ひぐち 和正委員
 平山 英明委員
 いながき じゅん子委員
 のづ 恵子委員
 吉原 宏委員
 きたごう 秀文委員
 やながわ 妙子委員
 篠 国昭委員
 来住 和行委員
 岩永 しほ子委員

○欠席委員(1名)
 江口 済三郎委員

○出席説明員
 副区長(経営室) 石神 正義
 経営室副参事(防災担当) 鳥井 文哉
 都市整備部長 石井 正行
 都市整備部副参事(都市計画担当) 登 弘毅
 都市整備部副参事(交通・道路管理担当) 滝瀬 裕之
 都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大
 都市整備部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 まちづくり推進室長 川崎 享
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 角 秀行
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 上村 晃一
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 萩原 清志

○事務局職員
 書記 丸尾 明美
 書記 長﨑 武史

○委員長署名


審査日程
○議題
 災害に強いまちづくりについて
 防災機能の整備と充実について
○所管事項の報告
 1 緊急地震速報システムの運用開始について(防災担当)
 2 防災行政無線デジタル化等整備の進捗状況について(防災担当)
 3 妙正寺川激特事業の進捗状況について(交通・道路管理担当)
 4 (仮称)本町二丁目公園予定地及び(仮称)本町五丁目公園予定地の暫定利用ルール(案)に
  ついて(公園・道路整備担当)
 5 住宅等の耐震化促進事業の実施状況について(建築担当)
 6 本町二・三丁目周辺地区まちづくりの検討状況について(地域まちづくり担当)
 ○その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから防災まちづくり特別委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 本日の審査日程についてお諮りしたいので、委員会を休憩します。

(午後1時00分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後1時00分)

 本日は、委員会の休憩中に本町五丁目用地及び本町二丁目用地の現地視察を行い、視察終了後、委員会を再開し、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、議事に入ります。
 災害に強いまちづくりについて、防災機能の整備と充実についてを一括して議題に供します。
 では、委員会を休憩します。

(午後1時01分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時39分)

 所管事項の報告を受けたいと思います。
 1、緊急地震速報システムの運用開始について、報告ください。
鳥井経営室副参事(防災担当)
 それでは、お手元の資料をごらんください。緊急地震速報システムの運用開始につきまして(資料2)、御報告を申し上げます。
 1番、運用開始のスケジュールでございます。まず、(1)区立小・中学校の38校でございますが、3月下旬の春休み期間中に順次接続をいたしまして、運用を開始いたします。なお、米印でございますが、全区立小中学校に緊急地震速報対応マニュアル、これを防災担当で作成いたしまして、これをもとに各校ごとのマニュアルを作成してございます。その後、対応行動訓練を実施するなど、教職員、児童・生徒への周知を図ったところでございます。
 (2)区役所本庁舎でございます。3月16日に既に運用開始してございます。米印でございますが、3月12日の金曜日に対応行動訓練を実施したところでございます。
 2番目、緊急地震速報システムの発報の概要でございますが、これは先般御報告したとおりでございます。中野区内で震度3以上の揺れが推定されるときに発報いたします。発報内容は、アラーム音が鳴りまして、地震、震度幾つと、その後、5秒前になりましたら、「5、4、3、2、1、0」というカウントダウンが行われます。
 機器の系統図につきましては、ごらんの図のとおりでございます。
委員長
 委員会を暫時休憩します。

(午後2時41分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時42分)

 ただいまの報告について、質疑はありませんか。
平山委員
 区立の小中学校なんですが、これは全校でマニュアルの作成が既に完了して、全校で訓練を実施されたということでよろしいんですか。
鳥井経営室副参事(防災担当)
 マニュアルにつきましては、各校ごとに、たたき台をもとにつくってございます。訓練でございますが、まだしていないところが何校かございますので、3月の運用開始までにしていただくようにということで、お話をしてございます。
平山委員
 既に訓練を実施されたところは、児童・生徒はその場には、春休み中なのでいなかったということですかね。それとも、設置は春休み中だけど、訓練はその前倒しでやったということですか。
鳥井経営室副参事(防災担当)
 設置工事は順次実施いたしまして、運用開始は3月の下旬に順次ということでございます。訓練につきましては、各小中学校は毎月避難訓練等を行ってございますので、その中で実施したというものでございます。
平山委員
 実施されていないところがどこかというのは、もう全部把握されている。何校実施されたんですか。
鳥井経営室副参事(防災担当)
 こちらのほうで指導室を通じまして調査してございます。本日までに実施が終わっていないところが11校ございます。
平山委員
 せっかく3月の春休みに、全校に設置されるんですよね。対応が可能なようになるということなので、11校でしたっけ、残り。しっかりと早目に訓練をやっておかないと、万が一、設置したんだけど、地震のほうが先に来ちゃってびっくりしちゃったという、そういうことにならないように、改めて徹底をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
鳥井経営室副参事(防災担当)
 教育委員会を通じまして、運用開始前に必ず行うように、再度確認させていただきます。
岩永委員
 1点ですが、実際につくったマニュアルと、それから、訓練をしてみて、こういうふうにマニュアルを改善したほうがいいとか、そういうようなことはなかったですか。そのあたりはどうですか。
鳥井経営室副参事(防災担当)
 私どものほうで、さまざまな資料をもとにたたき台をつくりました。それを小中学校の校長会のほうにお出ししてございます。お出しする前に指導室の担当主事と相談いたしまして、適宜修正を行いました。小中学校の校長会でお出しした際には、基本的にはこれでいいけれども、自分のところには例えば何とか教室があるけどどうかとか、そういうようなお話はございましたが、基本的なパターンはすべて網羅してございますので、それぞれ応用していただければよろしいようにつくりましたので、それで特に学校のほうから、これはどうというような御意見は伺ってはおりません。
いながき委員
 1点だけ。震度3以上にしたという理由をちょっともう一度お聞かせください。
鳥井経営室副参事(防災担当)
 3以上を区のほうで選んだというわけではございません。ケーブルテレビ会社を通じて、基本的に基準が震度3以上ということになってございますので、今回私どものほうで何以上がいいとかいう選ぶ余地はございませんでした。ただ、実際、被害が出るのが一般的には震度4以上というふうに言われておりますが、震度4という地震は、中野区ですと、かなりの数年に一回でございますので、3以上にしておくことで、ある程度、被害が出ない程度の揺れでも発報されるということで、このシステム自身にも皆様になれていただくということが可能かと思ってございますので、私どもといたしましては、3以上というのが適当かなというふうには考えてございます。
いながき委員
 前回もちらっと質問したんですけれども、無駄なパニックが起こらないという、それをちょっと危惧しているんですけれども、それは大丈夫でしょうか。
鳥井経営室副参事(防災担当)
 小中学校での訓練の様子につきましては、指導室を通じて聞いてございますが、生徒の皆さんは毎月訓練をしておりますので、冷静に落ちついて、これまでの訓練は地震が来たよということで身を守る訓練でしたが、それと同じように鳴らすよということで鳴って、頭を守るとか、そういうような形で、いつものように訓練が行われたということで聞いてございます。
委員長
 ほかに質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告は終了します。
 次に、報告事項の2番目、防災行政無線デジタル化等整備の進捗状況について、報告を受けます。
鳥井経営室副参事(防災担当)
 では、お手元の資料をごらんください。防災行政無線デジタル化等の整備の進捗状況につきまして、(資料3)御報告を申し上げます。
 全体像につきましては、これまで委員会に御報告したとおりでございますが、来年度の予算編成等を踏まえましての状況の報告でございます。
 1番、今後の整備予定でございますが、(1)(2)(3)をごらんください。
 (1)デジタル系移動無線の整備、これが来年度、平成22年度でございます。先般、議決をいただきました予算案に計上してございます。
 (2)防災情報処理システムの整備につきましては、平成23年度を予定してございます。
 (3)デジタル同報系無線の整備につきましては、平成23年度以降を予定してございます。
 上の3行の文章に戻らせていただきます。
 移動系無線を先行整備する理由でございます。現行の地域防災無線が電波法令の改正によりまして、平成23年5月31日をもちまして、電波の使用期限を迎えることになります。このため、現行の地域防災無線と現行の移動系無線を統合いたしましたデジタル移動系無線を先行して整備するというスケジュールにしたものでございます。
 2でございます。来年度、平成22年度のデジタル移動系無線の整備内容等でございます。
 (1)廃止をしていくものでございます。これが現行あるものでございます。①移動系無線、現行の移動系無線でございます。これは主に災害現場に出た区職員が携帯をいたしまして、区役所防災センターとの交信及び区職員同士の交信に使用する無線機でございます。昭和56年に整備をいたしまして、400メガヘルツ帯で現在84台稼動してございます。
 同じく廃止にしていく無線でございます。②地域防災無線でございます。これは主に15地域センターや50避難所施設、区立小中学校等でございますけども、それから、消防署等の関係機関に設置している無線機でございまして、平成9年に整備いたしまして、800メガヘルツ帯で99台ございます。
 (2)、これが置きかえていく新たに整備をするものでございます。デジタル移動系無線でございます。これにつきましては、役割は上と同じでございますが、上記①、②の無線機の設置場所に加えまして、さらにライフライン機関等に追加配備の予定でございます。260メガヘルツ帯で201台の整備を予定してございます。デジタル化することによりまして、従来の音声による情報伝達に加えまして、無線メールや無線ファクスの機能も持たせるようにしてございます。
 (3)スケジュールでございます。①入札につきましては、今度の5月を予定してございます。これが終わりましたら、仮契約をいたしまして、契約議案を議会に御提案するのが6月の予定でございます。議決をいただきました場合には本契約ということで、7月を予定してございます。整備工事は8月以降、すべての切りかえが完了するのは平成23年3月ということで、スケジュールを考えてございます。
 御報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告について、質疑はありませんか。
岩永委員
 5月に入札ということですが、前期のときだったんですが、システム概要一覧というのが委員会に報告されていまして、この入札で当然システムが決まっていくことになるんだと思うんですけれども、区のほうとしては、例えばデジタル移動系無線といっても、いろんな機能がある。そういうものってあるわけですよね。そういうシステムの設備というのかな、機能というのかしら、そういうものは入札業者任せということになるんですか。そのあたりはどうですか。
鳥井経営室副参事(防災担当)
 こちらの仕様書で示しているものであれば、それ以上であれ、どういうふうな無線機であれ、どの会社であれ、それは構わないということでございますので、それに応じた無線機をつくれる事業者が入札をしてくるというふうに考えております。
岩永委員
 そうすると、入札をかけるときに今、言われた仕様書は当然公開された上で入札してくると。そのときには、区としての考え方が必要なものについては、明らかにされていると、そういうことですか。
鳥井経営室副参事(防災担当)
 委員おっしゃるとおりでございます。
委員長
 ほかに質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告は終了します。
 次に、報告事項の3番、妙正寺川激特事業の進捗状況について、報告を求めます。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 それでは、妙正寺川激特事業の進捗状況について(資料4)報告させていただきます。
 なお、こちらにつきましては、今般の建設委員会でも御報告させていただいております。
 平成17年9月の集中豪雨による甚大な浸水被害を受けまして、平成17年11月18日に妙正寺川激特事業が採択されました。この間、東京都によりまして、今年度末の完成をめどに工事が進められてきたというところでございます。このたび、東京都第三建設事務所より、3月1日現在の進捗状況並びに今後の予定について資料が提出されましたので、御報告いたします。
 資料を1枚おめくりいただきたいと思います。
 内容につきましては、大きく三つございます。一つ目は、激特河道断面確保としての護岸整備及び河床掘削工事、二つ目は、管理用通路の整備、それから、三つ目でございますが、平和の森公園等の復旧でございます。
 恐れ入りますが、もう一枚おめくりいただきまして、A3横の図面にて御説明申し上げます。
 左の判例をごらんいただきたいと思います。青の囲みが完了済みの箇所でございます。緑の囲みが今年度で完了予定のものということでございます。赤の囲みが4月以降に完了予定のものとなっております。こちらの図面、真ん中右下1の①とございます。こちらは河道断面確保につきまして、図面右下の葛橋から上流の三谷橋まで、昨年の8月末に完了している状況というところでございます。
 なお、河道断面確保でございますが、こちらは時間雨量50ミリに対応した河道の断面が確保できたという意味でございます。
 続きまして、左下の1の②でございます。三谷橋から新昭栄橋の河床掘削工事でございます。今月末に完了予定でございます。
 続きまして、図面右の中段でございます。1の③でございます。四村橋から下田橋、四村橋上流左岸の一部護岸擦付工事、護岸基礎部河床化粧工事となってございます。こちらにつきましては、6月完了予定ということでございます。
 なお、工事完了後に哲学堂公園の復旧工事が実施される予定でございます。
 続きまして、図面右下、2の①でございます。2は管理用通路の整備でございます。北原橋から四村橋の右岸、こちらは上流から見て右岸ですが、通路の工事となります。昨年末に終了してございます。
 続きまして、右上、2の②でございます。北原橋から四村橋左岸、新宿区分の管理用通路及び西落合公園の復旧工事でございます。5月末に完了予定でございます。
 続きまして、真ん中の右下ですが、2の③でございます。新井橋下流から千歳橋下流の両岸管理用通路でございます。2月末に完了してございます。
 続きまして、隣の2の④千歳橋下流から新橋両岸管理用通路工事、これが今月末の完了予定、それから、その隣、2の⑤でございますが、新橋から三谷橋の両岸管理用通路と新橋上部の仕上げ工事でございます。こちら5月末の完了予定でございます。
 最後に3の①でございますが、平和の森公園等復旧工事でございます。現在、搬入路で使用してございますが、6月末に完了予定というところでございます。
 報告につきましては、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告について、質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告は終了します。
 次に、報告事項の4、(仮称)本町二丁目公園予定地及び(仮称)本町五丁目公園予定地の暫定利用ルール(案)についての報告を受けます。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 (仮称)本町二丁目公園予定地及び(仮称)本町五丁目公園予定地の暫定利用ルール(案)について(資料5)、御説明をさせていただきます。
 なお、この件につきましては、一昨日の建設委員会でも報告をさせていただいておる次第でございます。
 この両予定地でございますが、ことしの4月1日からの暫定利用を目指し整備を進めているところでございます。先ほど現地をごらんになっていただいたとおりでございますが、この公園予定地について、暫定利用のルール案を定めましたので、御報告をさせていただくという趣旨でございます。
 まず、1点目の利用時間でございますが、夏場といいましょうか、4月から9月までは午前9時から午後6時まで、10月から翌年の3月までは午前9時から午後5時までということでございます。
 なお、ただし書きでございますが、団体で時間外に使用されるということもありまして、例えばラジオ体操でありますとか、消防団の訓練などでございますが、近隣に迷惑にならない範囲で認めるということでございます。
 2番目の団体利用でございますが、ゲートボール、グランドゴルフなど団体で利用される場合、これは他の公園でもそうでございますが、事前の団体登録及び占用届けにより行うということでございます。団体登録できる団体でございますが、ゲートボールとかグランドゴルフなどの軽スポーツ団体のほか、特に区長が認める団体ということでございまして、例えば地域の町会の祭りでありますとかそういったたぐいのものを想定しているところでございます。
 3番目の利用制限等についてでございますが、現地をごらんになっていただいておわかりのように、今回暫定整備でありますので、施設そのものが十分に整っていないところもあろうかと思います。したがって、野球とかサッカーとかテニスなどは禁止するということでございます。ただし、他の利用者に迷惑にならない範囲で、小学生以下のキャッチボールでありますとか、サッカーのパス練習でありますとか、そういったものは認めるというふうに、弾力的に運用してまいりたいというふうに考えておるところでございます。その他、区立公園条例第3条の行為の制限に準じるものとしますということでございます。
 この第3条でございますが、ページをめくっていただきまして、参考というところで、中野区立公園条例行為の制限第3条でございます。このように、公園において、次の各号に掲げる行為をしてはならないと。ただし、1号から7号までについては、あらかじめ区長の許可を受けた場合は、この限りではありませんということでございます。1番から11番、特に10番、他人に迷惑を及ぼす行為をすることということで、かなり私ども弾力的に、今まで他の公園もそうですが、運用してきておりますので、この件についても運用で対応していきたいと思っているところでございます。
 もう一度、1ページ目に戻っていただきたく思います。最後の丸でございますが、そういった内容の予定地内に暫定利用の案内板を設置する予定でございます。現在、再利用している関係で、他の公園のあれが載っていましたけども、あれを書きかえまして、暫定利用の案内板を設置するということを考えています。
 参考までに、これは昨年12月のこの特別委員会でも御報告させていただいたとおり、本町五丁目・本町二丁目の工事の説明会並びに利用ルールのたたき台の打ち合わせを、それぞれ1月13日、1月14日に実施してございます。いろんな御意見はちょうだいしまして、弾力的に運用していきたいというふうに考えているところでございます。
 雑駁ではございますが、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告について、質疑はありませんか。
平山委員
 この内容も当該委員会で尋ねてよろしいんですかね。防災に関すること以外のことでも、公園の暫定利用についてということは、お尋ねして構わないものなんでしょうか。仕切りの確認なんですが。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 結構だと思いますけど。
平山委員
 利用制限については、まだ最終決定ではないということですか。これからまだ順次詰めていくというふうに理解してよろしいんですか。それとも、基本的にはこれで決定したというふうに思ってよろしいんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今、委員の御指摘の3枚目の利用制限というのは、公園条例そのものですので、これは特段変わりはございません。この中を弾力的に運用していこうということでございます。
平山委員
 弾力的な運用については、何かに明記されるんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 いわゆる暫定利用のルールについて、私どもの中でいわゆる要綱的なものを定めまして、その中で運用していこうと考えているところでございます。
平山委員
 じゃ、一般の利用者の方、必ずしも近隣の方だけとは限らない区内の方が訪れて利用されるというときも、公園に行けば理解ができる状態にあると思ってよろしいんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 一般常識的な範囲で使っていただければと思っています。ただ、団体登録は、例えばここに書いてございますように、ゲートボールとかグランドゴルフとか軽スポーツの方々、利用される方々には事前登録してくださいよということでございますので、それ以外の団体がどういう団体が来るかどうかは、ちょっと私ども、今、想定はしておりませんが、弾力的に運用するというのはそういう意味でございますけれども。
平山委員
 別に細かいことを突っ込むつもりではないんですけども、例えば小学生以下のキャッチボールはいいですよと。これは、「小学生以下のキャッチボール、サッカーのパスの練習」となっているので、サッカーのパスの練習は小学生以下ということもかかっているんですよね。例えば大人と子供のキャッチボールはどうなるのかとか、当然そういうふうな疑問をお持ちの方も出ていらっしゃるんじゃないかと思うんですが、そういうのはどういうふうに想定されていますか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 公園条例、先ほどの10番目の他人に迷惑を及ぼす行為の中で、例えば親子がキャッチボールをして、極端に暫定公園予定地で他の利用者の方々に迷惑をかけるというのは、普通はあんまり想定しておりませんので、そういう意味で弾力的にということでございます。ただ、中学生の方々というのは、背丈も大きいわけでございまして、そういった方々をどのように誘導するかというような話はまた別途、その場で運用していきたいという意味でございますけども。
平山委員
 これで最後にしますけど、要は、これまで中野区には公園条例で行為の制限を定めているけども、きょうも視察で見てまいりましたけど、今までは中野区になかったような広さの公園ができると。暫定利用とはいえ、これまで、さすがに中野区の公園ではできないだろうなと思っていたようなことが、あれぐらいのスペースがあればできるんじゃないかなということも当然さまざま想定されて、そのことについて、これまでの公園条例の禁止行為の中では縛り切れないような、もうちょっと区民の方に広く御活用いただけるようにということで、弾力的にというふうに考えていらっしゃると。だから、そこの部分は、今後もさまざま検討を重ねていかれるというふうな理解でよろしいですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 まさに今、委員御指摘のとおりでございます。地域の皆様方に使っていただくことが第一義的な目的でございますので、他人に迷惑をかけない範囲で大いに利用していただければという前提でございます。
のづ委員
 ちょっと平山委員と似ているところがあるんですが、先ほど本町二丁目のところに野球、サッカー、テニスは禁止という項目で書いてありましたけれども、ここに小学生以下のというときに、そういう細かいことは書いていなかったら、キャッチボールは野球としてだめだよというような注意をしてしまうことというのはないんでしょうかね。その辺ははっきりと明示されたほうが、何がいいということがわかっていいのじゃないかと思いましたけれども。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 案内板の表現体でございますが、基本的に今、考えていますのは、野球、サッカー、テニス、それも試合形式でやるということは禁止しようというふうに思っています。なぜならば、あそこはまだ防球ネットとかそういったものは一切つくっておりませんので。したがって、親子のキャッチボール、子どもさん同士のキャッチボール、並びにサッカーのパス練習ぐらいは、特に本町五丁目は結構広うございますので、その中で何とか御理解いただけるのかなというふうには、現段階ではそのように考えているところでございます。
のづ委員
 じゃ、先ほど見た本町二丁目のほうの看板は書きかえるということですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 本町二丁目の案内板もたしか暫定、他の公園で使った物を持ってきたと思っていまして、今から表面の表示内容は変える予定でございます。
来住委員
 本町五丁目はなかなか立派に、使いやすく走ったり歩いたりということでいいなと思いました。それで、これだけのものですから、かなりの広範囲に利用が広がるだろうと思われます。そうしますと、中高生をはじめとして自転車で来る可能性が否定できないと思うんですけども、見る限り、自転車を公園の中に入れない、入れるとしたら、どこかに置くというふうに指定されるのか、ちょっとそのあたりが見えないんですが。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 きょうお配りさせていただいた図面で、自転車の利用者の方は、他の公園でもそうでございますが、本町五丁目でございますが、一たん中に入った場合は、自転車からおりていただいて、ここにもとからアスファルト舗装がありまして、図面の右上でございます。この辺の場所に自転車を置いてくださいという簡便な案内板ぐらいは設置しようかなと思っているところでございます。
来住委員
 先ほど私たちが入ったところから入って、一番中野通り側の……。わかりました。水飲み場のところですね。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 そうです。
来住委員
 わかりました。
 それから、団体利用でラジオ体操の方などについては利用できるということになりますと、朝6時台からということになりますが、団体利用で入り口をあけた場合には、例えばランニングしたり歩いたりという人たちも自由に、それは団体に関係なく、その時間は入れるという認識でよろしいんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 現地でも御案内させていただきましたが、基本的に夜間閉鎖でございます。じゃ、朝何時にあけるかというのはここに書いてございますが、ラジオ体操とか、多分消防団の訓練の方は夜遅い訓練だと聞いておりますので、かぎの管理をどうしようかという話を、今、地域の方々とも含めましてやっているところでございます。その中で何とか運用でやらせていただければというふうに考えているところでございます。
委員長
 ほかに質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、本報告は終了します。
 次に、報告事項の5、住宅等の耐震化促進事業の実施状況について、報告を受けます。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 それでは、住宅等の耐震化促進事業の実施状況について(資料6)御報告を申し上げます。
 これまで、区としても住宅の耐震化促進等の取り組みを進めてまいりました。今回は年度末でもございますので、これまでの区の耐震化の取り組みについて御報告いたします。
 なお、本事案は建設委員会が所管となっておりまして、本定例会中の建設委員会におきまして、本件は報告済みでございますけれども、本報告の内容が中野区における防災まちづくりに関連が大きいことから、当特別委員会においても情報提供をさせていただくものでございます。
 それでは、資料をごらんいただきたいと思います。
 まず、1番の表をごらんいただきたいと思います。耐震化事業の現在までの実施状況でございます。左側に促進事業の項目、それから、真ん中と右側に実施状況がお示ししてございます。
 上からまいりますと、まず、木造住宅の簡易耐震診断の実施状況でございます。真ん中の累計をごらんいただきたいと思いますが、これまで1,484棟、戸数ベースでいいますと2,148戸、簡易耐震診断をしております。このうち、診断結果でございますが、1.0以上、すなわち新耐震基準による耐震性能があるもの、これが129棟、それから、1.0未満、すなわち耐震性能のないもの、これが1,355棟ございます。すなわち、簡易診断をした木造建築物、これはあくまでも昭和56年以前のものでございますが、約9割が耐震性能が不足していたと、そういったことでございました。
 ちなみに、21年度に関しましては、1月末現在で51棟の簡易耐震診断を実施しております。
 それから、次でございます。木造住宅の一般耐震診断、これは木造の簡易耐震診断をした後、耐震性能が不足しているものにつきまして、さらに詳しく診断するものでございます。
 申しおくれましたが、簡易耐震診断、耐震診断ともに、これはお申し込みいただいたお宅に区から区登録の耐震診断士を派遣すると、そういった事業でございます。失礼いたしました。
 そこで、木造住宅一般耐震診断の件数でございますが、これまで834棟、1,347戸実施しております。今年度は48棟、71戸でございます。
 それから、次は、非木造共同住宅の耐震診断、これはマンションなどの耐震診断でございます。これは区から耐震診断士を派遣するのではなくて、耐震診断を管理組合等が発注した場合に、その一部を助成すると、そういった事業でございます。これまで20棟、戸数ベースで1,410戸ほど実施しておりまして、今年度は4棟、452戸分実施しております。
 それから、次が緊急輸送道路沿道建築物の耐震診断でございます。これは新規の事業でございますけれども、例えば青梅街道ですとか中野通り、こういった緊急輸送道路と呼ばれている道路沿道の建物の耐震診断の助成をするものでございます。これも、これまで3棟ほど実施しております。
 それから、次が木造住宅耐震補強工事でございます。これは耐震補強工事を実施したお宅に対して、区が耐震補強したという証明書を出します。この証明書を受け取りますと、税の一部控除が受けられます。そういった件数でございます。これがこれまで211棟、実施証明書を発行しております。
 それから、次が木造住宅の耐震改修助成でございますが、耐震改修を行う際、設計費、工事管理の一部を助成するものでございまして、これまで47棟実施しております。今年度は9棟でございます。
 それから、その下が木造住宅の建替え助成でございます。これは耐震性能のない木造住宅を新たに建てかえをする場合に助成するものでございます。これまで44棟実施しておりますが、21年度はこれまでに22棟実施しております。
 それから、最後に、家具転倒防止器具の取り付け助成でございますが、これまで累計で208件、今年度は15件ほど実施しております。
 それから、その下の参考でございますが、これまで耐震性が不十分な木造住宅の除却戸数、これは取り壊した戸数でございますが、累計で7,205戸取り壊しをしております。
 それから、その下が耐震化率の推移でございます。まず、17年度末の数字でございますが、住宅全体の耐震化率は74.6%でございました。内訳としましては、木造の耐震化率が61.5%、非木造、鉄筋や鉄骨ですが、これが85.4%でございます。それから、民間特定建築物、これは例えば大規模な店舗ですとか私立学校、多数の方が利用する施設、こういったものの耐震化率は、平成17年度末で83.7%でございました。それから、防災上重要な区有施設、これは区の本庁舎、地域センター、学校等でございますが、65.5%でございました。
 この耐震化率が平成21年度末の推計値でございますが、まず住宅全体では80.3%にまで向上ししている見込みでございます。それから、民間特定建築物は84.0%、それから、防災上重要な区有施設は79.0%まで向上しているところでございます。
 それから、耐震改修促進計画でお示しいたしました耐震化率の目標でございますけども、平成27年度末に住宅で90%、民間特定建築物で90%、防災上重要な区有施設で100%の耐震化率を目標としているものでございます。
 それから、2番でございます。耐震改修促進協議会の再発足についてでございます。中野区耐震改修促進協議会は、平成19年11月に区が登録しております耐震診断士及び耐震改修施工者と中野区を構成員といたしまして、耐震改修の促進を目的に設立したものでございます。これは期限が2年間でございまして、昨年末に期限を迎えたものでございます。ただ、この促進協議会は、どちらかといいますと、区と耐震診断士等の情報交換の場ですとか、あるいは技術の共有、情報の共有、こういったことを想定しておりまして、必ずしも地域での取り組みを想定したものではありませんでした。そういった反省から、今回、再発足に当たりましては、そこにお示ししておりますとおり、中野区内の建築関係団体をメンバーに加えまして、再発足したものでございます。そこにお示しした団体が構成メンバーになっております。今後、まだ具体的には決まっておりませんが、こういった耐震改修促進協議会を通じまして、より地域での耐震改修の取り組み等を進めていきたいと思っております。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告について、質疑はありませんか。
ひぐち委員
 木造の共同住宅の耐震診断というのは、行っているんですか。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 この表の木造住宅の簡易耐震診断、これに共同住宅も一部含まれております。
ひぐち委員
 一部含まれているというのは、どのくらいの一部なんですか。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 ちょっと今、数は、申しわけありません、手元にありませんが、戸数としては非常に少ないものでございました。
ひぐち委員
 なぜ木造の共同住宅の耐震診断という表現をしていないのかなと思うんですけれども、その辺ちょっと教えてください。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 この住宅というのは、私どもの想定では、専用住宅、共同住宅を含めて、こういうふうな立場でやっておるということでございます。
ひぐち委員
 木造の共同住宅って、かなり中野区は多いと思うんですよね。だから、統計をとったパーセンテージも、かなり数字が崩れてくるんじゃないかなというふうに思うんですけど、その辺はどう思っているんですか。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 耐震化率等の想定については、母数が戸数ですので、あくまでも推定ではありますけども、木造共同住宅についても、すべて棟数ではなくて戸数を想定して推計したものでございます。
委員長
 ほかに質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告は終了します。
 次に、報告の6、本町二・三丁目周辺地区まちづくりの検討状況について、報告を受けます。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 それでは、お手元の資料に基づきまして、報告をさせていただきたいと思います。
 本町二丁目・三丁目周辺地区まちづくりの検討状況について(資料7)でございます。
 本町二丁目・三丁目周辺地区のまちづくりにつきましては、災害に強いまちづくりを目指すとともに、快適な地域環境、それから、地域のにぎわい、交流の復興など、総合的なまちづくりを進めていくこととしてございます。平成20年度につきましては、まちの現況調査や住民の方々の意向調査というのを実施しております。平成21年度、今年度につきましては、この調査結果を踏まえまして、地元の検討会、まちづくりの会を中心に、防災とかにぎわいのまちづくり等について検討を行ってきてございます。
 1番目のまちづくりの会の概要についてでございます。このまちづくりの会につきましては、町会、防災会、商店街やPTAなどの団体から推薦された委員で構成され、災害に強く、環境に優しい、にぎわいと交流に満ちたまちづくりの提案を行うことを目的とするという会でございます。現在、21名の方が活動されているという状況でございます。
 2番目のまちづくりの会の検討状況でございます。第1回目が昨年度、今年の3月25日に発足会を兼ねまして検討をしてございます。その中では、内容としまして、地区の現状と課題について話し合いを行いまして、さらに詳細な現況の調査などをするというお声がありました。今年に入りまして、第2回から第6回、5回ほど活動しております。
 まず、第2回のまちづくりの会では、地域の課題を把握するということで、課題マップの作成と、それとあわせて、実際まち歩きのコースを決定したということでございます。
 3回目になりますと、前回話し合ったコースに沿いまして、実際、日中に地域の方々が三つの班に分かれまして、それぞれまち歩きを行いまして、自分たちの作成した課題について深彫りしたということでございます。
 4回目以降は、これまでの課題への対応策というものをみんなで検証し合いまして、それをいろいろと発展・追加させながら、地区の将来像について話し合いを行ってございます。
 5回目以降は、これまでの地域の現状と将来像というのを中間まとめの案ということでまとめる作業というものをしてございます。
 先日行いました第6回のまちづくりの会では、こういった本町二丁目・三丁目周辺地区まちづくりの案、先ほど言いました地域の現状と将来像の中間まとめを検討したということでございます。現在、こういった意見を踏まえまして、中間まとめの最終的な作成に取りかかっているという状況でございます。3月末までにはまちづくりの会の活動記録と一緒に作成していきたいというふうに考えてございます。
 次に、3番、今後のスケジュールと検討内容(予定)でございます。年が明けまして、来年度4月以降は、中間まとめの内容をもとに、まちづくりを実現させるための手法などについて、さらに勉強会などを行っていきたいというふうに考えてございます。年度の後半、10月以降の想定でございますが、こういったことを踏まえまして、本町二丁目・三丁目周辺地区まちづくりの構想案作成のために話し合いを進めていきたいというふうに考えてございます。
 来年度以降は、テーマごとに掘り下げての勉強会だとか、またはまちづくりニュースなどを配布しまして、まちづくりの会以外の方へも情報提供しながら、例えばシンポジウムの開催など、広く地域の方々に対してもまちづくりについての機運を高めていきたいというふうに考えてございます。
 報告については、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告について、質疑はありますか。
岩永委員
 地域の中で本町二・三丁目周辺地区まちづくりについての意識というのかしら、話題というのかしら、なかなかそこまではなっていない。こういうふうに今、御報告いただいたんだけれども、防災まちづくりだとか、自分たちの住んでいるところをどういうふうに見るかというのは、なかなかまだ広がっていない現状があると思うんですが、そういう中で取り組んでこられた活動のまとめをされたり、構想案の作成をしていこうというような状況になってきているんですが、本当に住んでいる人たちがこの町をどんなふうにしていったらいいかというふうに考える、みんなが関心を持ってくれるような、そういう取り組みというのがもう一つ努力が必要だと思うんですが、そこはどういうふうに思いますか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 これまで、地域の方々、地元の検討ということで、まちづくりの会を中心に勉強会などを開いてきましたが、先ほど御報告させていただきましたとおり、今後は、中間まとめというものの内容について、まちづくりニュースなどで、そこに住んでいる方々に情報提供しながら、具体に意見交換できるような場の設定ということを考えておりますので、そういったことでまちづくりの会以外の方々にも今後の本町二丁目・三丁目周辺のまちづくりをどうしていくんだということを情報提供しながら進めていけるのではないかというふうに考えてございます。
岩永委員
 例えば、先ほどの報告がありました住宅の耐震化促進事業との関係で、再発足した耐震改修促進協議会があるんですが、例えば耐震改修促進協議会が、この間、NPOのすまいの相談室なんかと一緒になって地域の連続学習会みたいなことをされて、そこに参加してくる中で、防災だとか、住宅の耐震化の取り組みなんかについて、さらに理解を深めているというような取り組みがあるんだけれども、それと同じように、自分たちの住んでいるまちがどんなふうであったらいいかということについて、毎日という意味じゃなくて、いわゆる日常的にそういうことが話題になるというのか、あるとき、意見交換会ですよと言われて、はいと参加してくる人たちだけで進むというわけじゃないわけだから、そのあたり、今のお答えだと、取り組みとしては不十分ではないか。もっと地域の人たちが関心を持っていけるような取り組みというのは、もうちょっと工夫、あるときの意見交換会だけじゃなくて、必要なんだと思うんですけど、もう一度そこのところを。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 先ほど視察いただきました本町二丁目の用地、暫定整備ということで、今までああいった地域にはオープンスペースが不足していたということで、今回4月以降、ああいった公園、暫定広場ですけども、整備することによって、新たなまちづくりの要素というものが加わってございます。そういったことも含めながら、まちづくりの機運を高めていくという工夫が必要なのかなというふうに思っております。まちづくりの会だけに限って検討を進めていくというよりは、一定程度、今回、中間まとめということで、現状の課題だとか、それから、実際そこに住まわれている方々の意見を将来像ということでもまとめさせていただいていますので、そういったものをもとに、例えば近くの、PTAもいますけれども、学校ごとの説明会だとか、もしくはさまざま公益活動をしている団体からのお声かけがあれば、そういったものをもとに、まちづくりについての検討ができるんじゃないかということがございます。そういったことで、声かけがあれば、こちらのほうからも出向いていきますし、先ほどの繰り返しになりますけども、まちづくりニュース、かわら版というか、わかりませんけども、現在どういった課題があって、将来像としてはどんなことが考えられ、今後のまちづくりとしてはどんなことを展開していくんだという情報提供をしながら、そういったまちづくりについて話し合いができるものと考えてございます。
委員長
 ほかに質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告は終了します。
 所管事項の報告、その他で何か報告はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。
 次に、審査日程のその他に入ります。
 次回日程等について協議いただくため、委員会を暫時休憩します。

(午後3時31分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後3時32分)

 ただいま休憩中に御確認いただきましたとおり、次回は第2回定例会中とし、何か緊急の案件が生じた場合は正副委員長が相談の上、招集することとしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 以上で本日予定した日程はすべて終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、本日の防災まちづくり特別委員会を散会します。

(午後3時32分)