平成21年10月20日中野区議会防災まちづくり特別委員会(第3回定例会)
平成21年10月20日中野区議会防災まちづくり特別委員会(第3回定例会)の会議録
平成21年10月20日防災まちづくり特別委員会 中野区議会防災まちづくり特別委員会〔平成21年10月20日〕

防災まちづくり特別委員会会議記録

○開会日 平成21年10月20日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後1時56分

○出席委員(13名)
 せきと 進委員長
 伊東 しんじ副委員長
 ひぐち 和正委員
 平山 英明委員
 いながき じゅん子委員
 のづ 恵子委員
 吉原 宏委員
 きたごう 秀文委員
 やながわ 妙子委員
 篠 国昭委員
 江口 済三郎委員
 来住 和行委員
 岩永 しほ子委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 副区長(経営室) 石神 正義
 経営室副参事(防災担当) 鳥井 文哉
 都市整備部長 石井 正行
 都市整備部副参事(都市計画担当) 登 弘毅
 都市整備部副参事(交通・道路管理担当) 滝瀬 裕之
 都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大
 都市整備部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 まちづくり推進室長 川崎 享
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 角 秀行
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 上村 晃一
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 萩原 清志

○事務局職員
 書記 丸尾 明美
 書記 長﨑 武史

○委員長署名

審査日程
○議題
 災害に強いまちづくりについて
 防災機能の整備と充実について
○所管事項の報告
 1 本町二丁目・五丁目用地暫定整備について(公園・道路整備担当)
 2 (仮称)本町五丁目公園の都市計画素案について(地域まちづくり担当)
 3 その他
  (1)防災無線のデジタル化について
  (2)緊急地震速報システムの導入について
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから防災まちづくり特別委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 本日の審査日程についてお諮りいたします。
 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たりましては、午後5時を目途に進め、途中3時になりましたら休憩を入れたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 災害に強いまちづくりについて、防災機能の整備と充実についてを一括して議題に供します。
 所管事項の報告を受けたいと思います。
 1、本町二丁目・五丁目用地暫定整備についての報告をお願いします。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 お手元に配付させていただきました資料(資料2)で御説明をさせていただきます。本町二丁目・五丁目用地の暫定整備についてでございます。
 1番として、暫定整備の基本的な考え方でございます。二つの項目を書かせてもらっています。災害時など、緊急時の避難場所としての利用を可能としましょうというのが1点、2点目は本整備までの間の土地の活用を図るということでございます。
 2番目の整備の内容でございます。本町二丁目用地(郵政宿舎跡地)でございますが、所在地は以下のとおりでございます。整備面積でございますが、約2,500平米。整備内容については、整地、フェンス、ダスト舗装、階段、照明灯、入り口改修ほかでございます。後ほど図面で御説明をさせていただきます。2番目の本町五丁目用地でございますが、NTT社宅跡地でございます。本町五丁目28番、整備面積は約8,000平米でございます。整備内容は、整地、フェンス、ダスト舗装、水飲み、仮設便所、照明灯、入り口改修ほかでございます。
 3番目の今後のスケジュールでございますが、この内容につきまして、10月26日、本町五丁目用地暫定整備地域説明会を鍋横地域センターで、11月4日には本町二丁目用地暫定整備地域説明会を弥生地域センターで行う予定でございます。それを踏まえまして、12月中には実施設計を完了し、工事は来年1月から来年3月を予定しております。
 めくっていただきまして、暫定整備の内容でございます。本町二丁目用地でございます。図面と凡例がございますので、見ていただければと思います。
 ほぼ敷地の中央部分にダスト舗装をやりまして、多目的に使えるということでございます。それと、先般の説明会もございまして、暫定とはいえ、図面の北側、東郷公園と一体的に使えるようなことも考えたらどうかというふうな御示唆もちょうだいしておりまして、東郷公園とこの用地を結びつける階段、木製の階段でございます。手すりも設けるということでございます。それと、この敷地の外周でございますけども、図面に向かいまして左側に、今、一部玉石積みがございますが、その一部については撤去し、高さ1.8メートルの外周フェンスを回す予定でございます。それと、既存の門扉、扉がございますけれども、これを改修します。その南側でございますが、現場を見ましたが、既存の玉石積み、この部分につきましては、まあまあ大丈夫かなと思っておりますが、万が一の場合もありますので、金網の防護ネットをぐるっと巻きつけるということを考えてございます。あとは、照明灯と、一部、休憩所も欲しいよということも以前出ておりましたので、図面の左の上あたりに木を3本、高木植栽をしまして、ベンチも1基ぐらいをセットするということでございます。なお、照明灯につきましては2カ所、入り口部分に1カ所と、階段を上るところに1カ所でございます。この図面の下側に「万能塀(別途建築工事)」と書いてございますが、これは貸し出しをする相手方がここに万能塀を設置していただけるということでございますので、それで仕切りを兼ねるというふうに考えております。それと、「ロープ柵」と書いてございます。図面の右側でございますが、地形的に隣接宅地との高低差が約2メートル強ございまして、やはり安全対策上、問題があろうということもわかってまいりました。ロープ柵で立ち入りを禁止するということでございます。
 続きまして、本町五丁目のほうでございます。この公園につきましても、面積は大きいのですが、工事をするというエリアは大体8,000平米ぐらいでございます。現場的にいいますと、図面の右側に「ダスト舗装」と書いてございます。これが約3,800平米ぐらいございます。図面に向かって右側のグリーン色は、現在、洋芝の吹きつけがされておりますので、それを極力生かしながら、園路をぐるっと回すという考え方でございます。出入り口につきましては、中野通りに1カ所、現在既に歩道の切り下げが施工済みでございますけれども、ここに1カ所。中学校側に既に出入り口が2カ所ありますので、それを活用し、2カ所。それと、南側につきましては、やはり距離が東西方向に長いので、1カ所を出入り口として設けるという考え方でございます。なお、既存の万年塀の件でございますが、現場を詳細に確認しますと、約1.8メートル間隔で柱が通っておりまして、横方向にコンクリート板をプレート的にはめ込んであるというような状況でございます。多分大丈夫だと思いますが、万が一の場合も想定しまして、道路側に倒れないように、この用地の内側に、例えば丸太みたいなもので補強をしていきたいというふうに考えております。それと、照明灯でございますが、すみません、ちょっと凡例のところをごらんくださいませ。真ん中の欄の「照明灯(100W)(再利用)」と書いてございます。それと、「照明灯(300W)(再利用)」と書いてございますが、これは今、杉山公園の改修工事をやっておりまして、その照明灯をこちらへ持ってくる予定でございます。100ワットは4基ございますが、2基については再利用可能で、残り2基については新規で設置する予定でございます。したがいまして、照明灯100ワットが4基、300ワットは3基でございます。防犯灯程度の明るさでございますが、合わせて7基の照明灯を設置しようというふうに考えております。
 それと、主な施設でございますが、園路の出入り口につきましてはアスファルト舗装、それと、ぐるっとこの用地の中を回る園路でございますが、アスファルト系の簡易舗装ということでございます。今考えておりますのは、暫定ということもございまして、いわゆる砕石路盤の上にアスファルト乳剤なもので固めるというふうな簡易舗装でございます。それとダスト舗装、ベンチ、水飲み、トイレでございます。図面でいいますと右側でございます。御要望をいろいろお聞きしておりますが、やっぱり配管上の話と、下水道の取りつけ等を考慮しますと、一番利用勝手のよいダスト舗装の近辺となりますと、この東側あたりにセットさせていただきたいというふうに思ってございます。だれでもトイレということで、1基でございます。一穴でございます。時計塔、これも杉山公園の時計塔をこちらへ持ってきて再利用させていただくということでございます。それと、先ほども出てまいりましたけども、真ん中辺のロープ柵でございます。図面でいいますと北側ですね、上側、これ以上近づくと、やはりいろんな観点から、隣接宅地も近いということで、ロープ柵。それと、図面の左角、戸建ての低層の住宅がございますけれども、そこにロープ柵。それと、右の隅のほうでございますが、排水用の穴があいておりまして、ここにぐるっとロープ柵を回させていただくということでございます。それと、高木植栽で、ブルー色の「高木(移植)」と書いてございますが、3本、左側にございます。これは現在、「ダスト舗装」と字が書いてある近くに3本植わっておりまして、やはりいろんなことを考えると、暫定とはいえ、こちらへ持ってきたほうがいいのかなと。かつ、将来計画においても、この近辺に植えておけば、それほど邪魔になることはないのかなという気はしております。それと、あとは南側の入り口部分、若干南側の道路と用地の宅地の盤の高さが約60センチぐらい高いので、いわゆる法面が出てきます。したがって、その部分には法面の吹きつけということでございます。それと、一番下の駐輪場スペースということでございますが、図面の右の上のほうでございます。既設でアスファルト舗装がありますので、それを駐輪場スペースとして活用してまいりたいという考え方でございます。
 整備内容については以上でございます。
委員長
 ただいまの報告について質疑はありませんか。
平山委員
 本町二丁目の整備計画図のほうなんですが、東郷公園のほうにはトイレはあるんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 東郷公園の中には、だれでもトイレ一穴と小便器が1基ございます。
平山委員
 障害者の方がこの暫定の公園へいらっしゃって、例えば車いすの方がお手洗いを利用されたいとなった場合、どのような利用が考えられるんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今のところ、これは階段でございますので、特段スロープ等を設けておりません。ぐるっと回っていただくか、トイレがちょっと図面じゃわからないんですが、この辺にあるんですね。ほとんど車道と面したこの辺に。したがって、もし利用される場合は、こう回っていただくのかなと思っております。
平山委員
 では、1回外に出るということですよね。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 はい、さようでございます。
平山委員
 公園はさまざまな住民の方の利用に供するために施設整備を考えていかなきゃいけないとは思って──まあ、とりあえず今回は暫定利用なのでという考え方なのかもしれませんけれども、そこら辺は、例えば足のお悪い方であっても、公園で休息をされるなり、さまざまなことをされたときに、お手洗いに行きたいということになったときに、ぐるっと回って行ってくださいというのは、健常者の方よりも余計ぐるっと回ることが大変な方々なんですよね。そういう方々に対して、車いすの方もぐるっと回っていっていただくしかないですねというのは、ちょっといかがなものかと思うんですが、トイレの設置というのは難しいんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今、委員いみじくも御指摘の公園というか、この用地の暫定整備という前提に立ちまして、近くに東郷公園があるではないかということもありまして、必要最小限度の整備をするというふうに私たちは思っております。確かに健常者の方以外も当然使われるわけで、この階段の手すりぐらいまでは用意できたんですが、例えば車いすの方がスロープを利用するとなると、これは高低差が約3メートル、勾配が4%だとすると、いわゆるスロープの法足といいましょうか、一度図面に書いたことはあるんですが、この半分ぐらいまで行っちゃうんですね、このスロープの法足が。そこまでこの暫定でやるのかなというのが素朴な疑問でありました。
平山委員
 もうあれにしますけど、そうではなくて、必要最低限という中に障害者の方は入らないんですかという話なんです。必要最低限の整備の「最低限」の中に、足の悪い障害者の方の権利を守るということが区の計画の中では入らないんでしょうかというご質問をしているんです。スロープをつくるのは確かに大変でしょう。お金もかかります。上にトイレをつくるのも大変なんでしょうけど、やっぱり区として、暫定といっても数カ月利用されるわけじゃないわけですよね。長らく地域の方に御利用いただくものですから、住民の方とかさまざまな地域の団体の方の声をまたよく聞いていただきながら、ちょっとこれは検討すべきじゃないかなと思っておりますけど、いかがでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 この取り扱いについてはもうちょっと検討したいと思います。実際問題として、全体のコストの話もこれでございまして、どこを優先的にコストをかけるかということも含めて検討させていただきたいと思います。
江口委員
 今の件を先にさせてもらおうと思っているんですけど、たしか説明会でもトイレの問題というのは地域の方たちから出て、健常者の場合は、東郷公園に行くための一体化ということで、ここに階段をつけるというようなことはいいと思うんですけど、今言ったように、やっぱりどっちにしても図面の左は坂ですから、そういう意味では、特にこの地域はまちづくりで今やっているように、高齢者の方が非常に多くて、暫定にするにしても、利用するのを非常に楽しみにしているわけですけど、そういう場合のことを考えたときに、やっぱり健常者の中でも高齢という場合に、果たしてこの階段を使って東郷公園のトイレを使ったほうがいいのかと。回っていけばいいと言うけども、本町図書館のほうが近いんですよね、トイレは。だから、その説明の仕方も悪いんですよ。回って東郷公園を使えばいいなんて説明会でも言っていたんだけど、そういう場合、もしつくらないなら、図書館をどうぞ御利用くださいと言えばできることで、そういう意味ではトイレをどこかで利用させようという魂胆があったから多分計画がないんだけど、これは水飲み場と両方ともやっぱりつくるべきだと思うんですね。なぜかというと、今言ったように、暫定といったって、5年は最低かかるわけでしょう。そういう形でやるんだから、それこそ簡易でもいいわけですよ、本格的なトイレなんてお願いするつもりはないんで、下水道の近くの場でできると。確かに東郷公園にあるといっても、入り口近くのところだったら、あそこは下水があるわけですから、そこを使って、水道もそこから引っ張れるはずなんで、そこで簡易的なものでいいから入り口のところにつくっておくと。そうすれば、ふだん通る人たちもそこを使えるということも兼ねて、非常に便利。東郷公園の場合は中に一本路地を入りますからね。そういうことも考えた上で、公園利用をしなくても、それから地域の人たちもそこでちょっと用を足さなきゃいけないときは使えるということを考えれば、やっぱりこれは費用の問題ということよりも、ほかのことを削ってでも最優先でやらなきゃいけないと思うんだけど、その辺はどうなんでしょう。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 トイレの話はもうちょっと検討させてください。水飲み場の話は、ここの図面の真ん中辺に「立水栓」と書いてございます。ここで何とかカバーできるという考え方でございます。
江口委員
 それから、この特別委員会にかかっているのは、災害時に使えるからとかかっているんでしょうけど、今後の暫定の場合の利用のあり方、利用の仕方というのは、建設委員会ですか、議論は。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 このような暫定整備で供用開始するという事例が旧囲町公園の場合もございましたので、建設委員会で議論していただくのか、ちょっと内部で相談しますけれども、いずれにしましても、この利用方法については、要綱等も地域の方々と一緒になって決めていかなければならないというふうに思っておるところでございます。
江口委員
 本町五丁目は鍋横地域センター、それから本町二丁目の場合は弥生地域センターで説明会をやりましたよね。建設委員会でも報告があって、住民の人たちの今後こういう利用をしたいという意見は聞いているんですけど、これはやっぱり一緒にこの委員会にも出してくる──議論するところがないんであれば。建設委員会でやるのかどうかわからないんで、ここでやるんだったら、やっぱり一緒に出してくるべきなんじゃないんでしょうか。どういうことで、こういう整備はするけど、ここは暫定期間中はこういう利用ができるということはなぜ一緒に出てこないんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 利用の方法については、先ほども御説明させていただいた今後のスケジュールの中の各地域センターでお打ち合わせをさせていただきながら、案としてまとめてというふうに考えているところでございます。
江口委員
 いつもしつこく言って申しわけないんですけど、犬の利用の問題というのが中野は非常に難しい中で、私はずっと一貫して言ってきているんですが、犬等の同行。例えばこの利用の整備計画の図面ができちゃうと、じゃあどこで利用できるんですかという議論ができないんですよね。だから、今回も犬の同行は認めないとか、例えばミニでもドッグランはつくれないとか、そういうことの議論というのは、このままの図面で一緒に並行して議論しないと、じゃあどこが使えるんですか、どうして使えないんですかという議論ができないんですけど、そういう点はどういうふうに考えているんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 犬の同行入園等の話も含めまして、地域の方々と打ち合わせをさせていただきながら決めていきたいなというふうに思っているんですが。
江口委員
 両方とも説明会ではドッグランの話は出ているはずなんですよ、住民から。そういうことは、これでいくと、この範囲ではまるっきりないんですよね。これじゃあ、もうドッグランなんか到底できないですよ、こういう設計だと。そうすると、もうつくらないということで出してきているというふうに私は読んでいるんですけど、これから住民と話し合いますなんて、これではもうつくらないという設計図ですよ、これは。これはどうなんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 暫定的な整備の中で、委員、前回もおっしゃっていただいております暫定的なドッグランとか、その話までは、まだ突っ込んだ議論はこの中ではしておりません。したがいまして、繰り返しになりますけれども、地域説明会の中と同時並行で、私ども実務レベルの中でも、同行入園並びにドッグランのあり方論の話も同時並行で議論させていただければと思っているところでございます。
江口委員
 いや、そうじゃなくて、この図面だったらとれないじゃないですか。もし仮に地域でオーケーして、一部ドッグランいいですよといったら、この図面の形だったら、例えば本町二丁目にしたって、利用がしにくいというか、しようがないというか。例えばある程度やっぱり一般の人たちとの出入りを別にしなきゃいけない部分がありますから。ということからすると、それができないという部分もあるし。これでいくと、同行的に動線がとれないんですね。そうすると、もう基本的にはやらないよという方向で来ているのかと。なぜ言っているかというと、中野の既存の公園ではドッグランは無理なんですよ。だけど、暫定期間中だけでも、せめて──暫定ですから、本整備じゃありませんから、暫定期間中だけでも、その一部にそういうものが取り入れられた場所があるということになれば、中野に大勢いる愛犬家の人たちにとっては、一つの町に住み着くという条件の中の一つとして、非常にいい条件になるわけなんで。ただし、それも暫定ですよ、本整備にはなくなりますよという形。例えば、本町五丁目なんかは運動広場的に使いたいという案も出ているんで、そうすると本整備には到底無理なんで、その場合は無理ですよということはもちろん承知でそういう人たちも了解していくわけなんで、そういう意味からすると、やっぱりこれと一緒に出てこないとおかしいんじゃないかと、そういう意味で言っているんです。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 ペット条例の話も同時並行でやって──別の分野でございますが、私どもも公園の条件整備ということがペット条例でうたわれております。その中で今検討しておるところでございますので、きょうお出しさせていただいている図面の中で、しからば、どこならということはもうちょっとお時間をちょうだいできればと思います。現実的に、例えばドッグランを設けようとするならば、本町二丁目だとこの入り口部分に、出入り口は一緒だとしても、ドッグラン専用のスペースを設けなきゃなりませんし、本町五丁目だとしますと、例えば出入り口が4カ所ございますので、その1カ所については、例えば平常時において、いわゆるドッグランのアプローチ出入り口というふうにも位置付けることは可能かなと思っております。いずれにしましても、今、同時並行で、中でも議論し、関係分野であります保健衛生分野と議論しておりますので、時間軸で申しますと、実際の工事は来年からでございますので、私たちはまだ時間はあるのかなと思っております。よろしくお願いしたいと思います。
江口委員
 わかりました。ぜひそういうことも一緒に、こういうきちっとした形で地域に出されちゃうと、そういう意見を言った人たちは、案もできないんだなということになってしまうので、やっぱりそういう余地を残した中での整備計画ということで地域には説明していただきたいと。これは要望しておきます。
 もう1点、前にも言った本町五丁目の万年塀のところなんですけど、確かに本格的なフェンスにすると費用的な問題があるということは、この間承知しました。しかし、この二中側のところは、万年塀の上部を撤去してフェンスという形が出ていますよね。費用の問題なんですけども、私も安心という問題、今言ったように、万年塀、一応は大丈夫だろうけど、補強をするために中側から丸太ということを言っているんだったら、例えば南側の万年塀、一部フェンスになりますよね。だけど、これは全体的にそういう安心・安全という、私は見通しという──特に暫定利用なものですから、夜間は使わないということでいくので、そうすると、やっぱり夜間の見通しがきかないというのが一番困るんですね。そういう意味では、いるときには全然問題ないわけで、昼間利用するときは。そうすると、やっぱりこの南側のところの万年塀も、もし可能であれば、二中側のところと同じように何段かだけは残して、上を本当に簡易の丸太で番線で細かくやるとか、暫定ですから、そういう形で入れないような形ということを考えたほうが、あの地域の人たちから見れば、夜間も昼間もいつでも見通すことが可能だと思う。そういう意味で、私は危険なものも含めた上で外したほうがいいというのと、全体的に完全なフェンスにすれば費用が高くなるというのはわかるんで、簡易な形でやるという形は考えてはいないんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 この南側の道路のいわゆる既存の万年塀の取り扱いですが、何回か委員御指摘の目線で現場を見ました。それで、考え方なんですが、南側に1カ所出入り口を兼ねて、フェンスプラス門扉で7.2メートルの外と中が見えるという関係にしたいと思っております。それで、実際はこの南側の建物が当然あるわけで、これを全部というか、途中まで取っちゃうと、今までなかった環境が、例えば私の家の中を見られるわとか、そういうことにもなりかねないのかなという気はしまして、この南側については今の既存の万年塀の補強ということでございます。東側の万年塀上部撤去という意味は、先ほどちらっと申しましたけど、この用地と道路の高低差が約60センチぐらいございます。全部取っちゃいますと、いわゆる土留めの擁壁が出てくるということになりますので、その土留めの擁壁を設置しないがために、過大投資にならないように、万年塀のいわゆる基礎部分、地面から約60センチぐらいの部分は残しておいて、それからいわゆるネットフェンスを建てて見晴らしをよくしようじゃないかという考え方でございます。したがいまして、この7.2メートルにどれぐらいの幅を持たせるのかということかなと思っています。全面的に万年塀の一番天端から例えば1メートルぐらい取るとなると、やっぱりこの相互の見る見られるの関係で、ちょっとこの人たちのご理解をいただけない可能性が出てくるのかなという気はしておりまして、このような計画にしておるわけでございます。
江口委員
 ちょっと調査不足なんじゃないですか。ここの反対側のマンションというのは大変古く、この辺では一番最初のころに建ったマンションですから、こっち側から入るんだけど、ほとんど廊下にそって玄関があるという形で、部屋はみんな神田川に面しているんですね、ほとんどが。ここの住宅は。そういう形式のマンションですから、この広場から直接家が見えるというのは──玄関があいていれば見えますよ。だけど、そうじゃないのと、もう一つは、若干ここは水害地域で、高台になっているんですね、1階部分が。そういう意味では、通常の1階の高さじゃありませんので、あそこが見えれば、地域の人たちからも、何が行われているのかがすべて自分の目線でわかるということが当然なことなんで、ちょっとその辺はプライバシーの問題というのは出てきそうな場所ではないんですけれども。いかがお考えなんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 私たちもそういう目線では見ておるんですが、ちょっとまだ調査不足なのかもしれません。万年塀のてっぺんから、今、委員御指摘の、どこまで撤去して見通しをもう少しとるとか、その辺の詳細な検討をしてみたいと思います。ただ、全面的にそれをやるということは、予算面その他、いろんな面でちょっと苦しいのかなという気はしますけども、詳細については今後十分検討していきたいと思います。
江口委員
 きちっとしたフェンスは確かにつける必要はないと思っているんですよ。だから、こうやって上部の万年塀が取れるのであれば、少しでもそれを利用しながら、それこそ丸太を立てて打って、そこにずっと番線を張っていくと。それも通常のあれじゃなくて、人間が入れないような幅でやっていけばということと、下にその万年塀のものが残っていれば、小動物は入っていけないわけでしょう、夜は全部閉まっちゃうわけだから。だから、そういう意味では、そういうことを防ぐこともできるしという意味で、別にきちっとした本当の金網をつくってなんていうと、確かにそれは費用がかかるなと思っているんで、暫定の間は夜間の安心ということでそういう形にしますと言えば、多分地域住民の人たちは納得してくれる。それはそんなにかかる費用ではないと私は見ているんで、その辺で言っているんです。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今、委員御指摘のことも踏まえまして、十分検討してまいりたいと思います。
のづ委員
 ちょっと確認させてください。この10月26日の説明会というのは、これを持っていかれて、この五丁目のほうはいろいろな意見が出ていたと思いますけれども、例えば何に使わせてほしいとかこうしてほしいとか、これの上で、そういう使い方も、もう一度皆さんからそういう要望があったときに、それを受けるんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 以前に本町二丁目・五丁目の御要望等もお聞きしておりまして、それを踏まえて、私たちはこういった図面をつくっております。この図面でもってこの説明会をさせていただき、御要望等の再確認と、一部御要望を受けとめていないところについても御理解をいただかなきゃならないと思っております。利用勝手についても、いろんな議論の中で、これはもう既に出ておりますが、夜間閉鎖しましょうとか、そのかぎの取り扱いをどうしましょうとか、そういったことも含めて、この説明会の中で確認をさせていただく場だというふうに思っておるところでございます。
のづ委員
 そうすると、例えばここでゲートボールをしたいとか、そういう要望があって、確認をした後で、この1月から整備工事をする間に、どういう使い方をするかというのは別に出てくるんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 先ほども言いましたが、来年の3月でございますが、この暫定整備をした暁に何らかの形でその運営について要綱みたいなものをつくらなければならないと思っております。その中にそれを入れ込んでいきたいと思っております。
のづ委員
 そうすると、今回の10月の説明会のときで、地域に対する説明というか、要綱が出てくるまでの話し合いというのは、それのみですか。それで終わりですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 運営管理につきましては、やっぱり同時並行で、これは実際、説明会の中で区民の方々、地域の方々がどういう御要望を出されるかわかりませんが、実際の利用方法につきましては来年の2月とか3月まで時間がありますので、したがって、その中で何回かお打ち合わせをさせていただければなと思っているところでございます。
いながき委員
 先ほどのトイレの件に関連して、ちょっと参考までに、この本町二丁目の暫定利用地に障害者も使えるトイレを設置した場合の設置コストとランニングコストはどのぐらいかかるんでしょうか。本町五丁目のトイレと同じぐらいなんでしょうか。ちょっと参考までに聞かせてください。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 実はまだ細かくは試算しておりません。本町五丁目につきましても、だれでもトイレ、いわゆる一穴でございますので、設置費並びにランニングコスト──ランニングコストも、いつまで暫定整備にするのかということも、数年だというふうに聞いてはおりますが、その辺の兼ね合いの中で試算をしていきたいと思っております。
いながき委員
 先ほどお金の使い方に関して、コストの優先順位をつけなければならないとおっしゃっていたので、大体何に幾らというのは決まっているかと思っていたんですけど、じゃあまだ本当にこれからということですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今おっしゃっていただいているように、トイレだけ、ちょっとコストが──大体は出ておるんですが、例えば本町五丁目の図面でいきますと、この凡例にございます面積とコスト、これはざっとは出しております。トイレにかけられるお金がどれぐらいかというのは当然私たちはつかんでおりますが、それで、メーカーカタログ等も調べて今検討しているところでございます。
いながき委員
 じゃあ、五丁目のほうのトイレが大体の費用が出ているというのであれば、それを教えていただきたいんですけど。(「いいですか、休憩で」と呼ぶ者あり)
委員長
 委員会を休憩いたします。

(午後1時38分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時38分)

石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 概算工事については詳細を今検討しておりますので。ということでございます。
吉原委員
 駐輪場スペースは結構なんですが、この駐輪場スペースに自転車を置いてからのトラックへの自転車の乗り込みというのは認めるんですか、この1周。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 これは中野区の公園条例を準用できるかなと私は思っておりますが、公園条例によりますと、自転車は車両扱いでございますので、基本的にこの中には入らせないということでございます。
吉原委員
 そうなりますと、だれか人が管理するとか、管理室を設けるとか、あと、入り口関係は車いすは入れるけど自転車が入れないものとか、そういう出入り口にしなければいけないのじゃないのかなとは思うんですが、その辺はどうでしょう。それがないと、子どもたちが乗り込めたら、乗り込んで、この1周はどう見ても、自転車レースとか、下手したらオートバイのレースか何かが……(「そんなことはないって」「なきにしも……」と呼ぶ者あり)
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 どこまでつくるかということでございまして、今考えておりますのは、本町五丁目でいいますと、ここに表示板というのが書いてございまして、この用地の利用の仕方とか、そういうことで注意喚起をさせていただきたいと思っております。例えば車いすの方、車いすは幅70センチが最低必要でございますので、その辺の話を、この入り口でどういうふうにするのか。ちょっと詳細は今後検討していきたいと思いますが、基本的に常駐管理は考えておりません。それだけの人件費がかかりますし、夜間閉鎖ということでございますので。昼間は地域の皆様方が絶えずここを暖かく見守っていただくような、そういった運営管理みたいなものをぜひとも期待しておるし、そういう話を今後説明会の中でもさせていただければと思っておるところでございます。
吉原委員
 なぜこういう話をするかといいますと、杉山公園が今工事になりましたよね。その直前までは、子どもたちが自転車で乗り込んで走り回ったりして、区民の方々から危ない、万が一何かあったときには非常に危険だと。「自転車乗り込み禁止」という札をつくっていただいて張っていただいた経緯があります。それにもかかわらず、乗り込んで、そういうのが多かったものですから、そういうところがどうしても危惧される部分がありますので、後から区民の方々から苦情が出たり、これだけのトラックだとスピードも出すでしょうし、ぶつかって事故があってからじゃあまた大変なことになると思いますので、その辺をしっかりしていただきますように要望いたします。
きたごう委員
 ちょっと1点お聞きしたいというか、提案させていただきたいんですけど、水飲み場、これはあるんですけど、よく公園に見かけますけど、飲料水等の自販機、これを設置する考えはないんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 現時点では、いわゆる自動販売機、ジュースとかそういう類のものについては、この中では特段考えてはおりません。
きたごう委員
 普通の自販機じゃなくて、前にも一般質問等で提案しましたけれども、いわゆる災害時のときの告知つきの伝言掲示板がついた自販機があるんですよ。練馬区は非常に、世田谷区もそう。結構設置しているように聞いています。この五丁目もそうでしょうし、これからまた南のほうにも防災公園をつくるようになっていますけども、ぜひこの二丁目・五丁目に……。お金はかからないですよ。飲料メーカーと交渉すれば。電気代は多少かかるんでしょうけども、やっぱりこの水飲み場だけじゃなくて、例えばあそこでゆっくりされる方もいらっしゃるでしょう。そんなときに、いろんなドリンクがあるじゃないですか、そういったものも……。もちろん中野通りに出ればあるんでしょうけども、公園のどこかに設置することは可能だと思うんですよね。その点、どうですか。
鳥井経営室副参事(防災担当)
 委員がおっしゃいました災害時の告知機能つきの自販機につきましては、場所がどこかということも検討する必要があるかと思いますが、さまざまな場所での設置があり得るというところではございますので、私どものほうでも研究させていただきたいと思ってございます。その中で必要ということであれば、この場所も候補の一つにはなり得るかと思いますので、そういった点では関係部と相談をさせていただきたいと思います。
委員長
 ほかに質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告は終了します。
 次に、2番、(仮称)本町五丁目公園の都市計画素案について、報告を受けます。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 それでは、お手元にお配りしております(仮称)本町五丁目公園の都市計画素案について、資料をもとに説明させていただきます。(資料3)
 これは、前回の当委員会でも、(仮称)本町五丁目公園整備計画について、公園の位置や面積、今後の予定について報告させていただいております。今回は(仮称)本町五丁目公園の都市計画素案について報告しますが、これは公園整備にかかわります都市計画の決定の手続を進めていくというものでございます。
 資料の裏面をごらんください。表題にありますとおり、東京都市計画公園の変更(中野区決定)(素案)でございます。まず、地図ですけども、上側が北となっております。北側には、左右、東西方向ですけれども、青梅街道が通っております。地図の真ん中ぐらいに黒く塗りつぶしてあるところが今回御説明します(仮称)本町五丁目公園用地というふうになってございます。この用地の西側につきましては中野通りに面し、東側は道路を挟んで区立第二中学校があるという立地になってございます。
 今回提案させていただきます素案の内容でございますが、地図の右下の四角で囲ってある部分をごらんください。東京都市計画公園に第3・3・115号本町五丁目公園を次のように追加するというものでございます。種別につきましては近隣公園、番号が先ほど言った第3・3・115号、公園名が本町五丁目公園、位置につきましては中野区本町五丁目地内、面積約1.2ヘクタールのところでございます。
 以上が素案の内容でございます。
 表面にお戻りいただきまして、丸部分、経過と今後の予定についてでございます。10月26日に都市計画素案の住民説明会を開催する予定でございます。会場は鍋横地域センターで午後7時からの開催ということでございます。先ほど前の案件でも御説明しました本町五丁目の暫定整備の説明会も一緒に兼ねまして、この素案の住民説明会と暫定整備の設計についての説明会をやる予定としてございます。
 今後のスケジュールについてですけども、この素案説明会の後、11月には都市計画案を決定し、東京都のほうへ協議をします。それを受けて、12月ごろには都市計画案の公告・縦覧手続、予定では年明けの平成22年1月に開催予定の区の都市計画審議会のほうに諮問するという予定でございます。その答申を受けました後、年度明け、4月から5月ごろまでになる見込みですけども、事業認可を受けることとしております。用地につきましては、前回の当委員会でも説明させていただきましたとおり、平成22年度から26年度まで分割取得するという計画でございます。現時点で公園の整備設計・工事につきましては、そちらに書いてございますとおり、平成24年度以降を想定しているという内容のものでございます。
 簡単ですけれども、(仮称)本町五丁目公園都市計画素案についての説明は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告について質疑はありませんか。
のづ委員
 種別として近隣公園と書いてありますけれども、ここの本町五丁目の公園のイメージとしては、防災を主たる目的とした公園というイメージがあったように思うんですけれども、この近隣公園というと、例えば公園だと犬を入れちゃいけないとか、そういう制約とかがあるんですか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 今、近隣公園ということで説明をさせていただきましたのは、国のほうの都市公園の種類というところで、主に面積、広さに応じてこういった言い方をしてございます。近隣公園というところですと、面積約2ヘクタールを標準として設置するというものでございまして、今回は約1.2ヘクタールということで、都市計画のほうを変更する手続はございますけれども、そういった位置付けでは近隣公園となるというものでございます。これ以外にも、中野区では例えば300平米程度から小さな公園がありますけれども、そういった種別は街区公園というような言い方をさせていただいております。ですから、今回この素案の中での近隣公園というのは、あくまでもこういった種類とか種別に応じて呼び名が決まっているというものでございますので、特に今後整備する内容についての制約があるというものではございません。
ひぐち委員
 これは暫定的なということで計画されているんですけれども、やっぱり暫定であっても避難場所というふうに考えてよろしいんですか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 先ほどの報告事項の説明でも公園担当のほうから報告させていただいておりますが、当然、いざというときのための本整備を想定して用地を買っているという経過がございますので、そういった、いざというときに使えるようにこういった暫定整備をしながら、一定程度避難できるような機能をつくっていきたいという考えのもと、今回こういった暫定整備についての提案をさせていただいているという経過でございます。
ひぐち委員
 隣に二中の中学校がありますけれども、これを含めての避難というふうに考えてよろしいんですか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 現在、地域防災計画では、区立第二中学校につきましては避難場所という位置付けがございます。大きな災害が起きたときに一時的に避難してくる、もしくは大きな火災などの危険が去った後に引き続き避難場所として生活できるようにということで、防災計画上に位置付けられているというものでございます。今後、こういった新たな公園整備をするわけでございますので、当然地域防災計画等にもその役割だとか位置付けというのは今後されていくというふうに思っております。ただ、暫定的な利用といえども、その二中と機能を分担もしくは補完し合えるような使い方ができればということで、暫定についての提案をさせていただいているというものでございます。
ひぐち委員
 今後、都市計画の素案というのが住民説明会であるということなんですが、これは素案の中に、例えば防火地域がどの辺にどこまでなるとか、そういうことまで説明が入るんでしょうか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 今回のこの都市計画の変更につきましては、公園を追加するという内容の都市計画の変更でございます。委員が今お尋ねになりました、例えばそういった周辺の防災性を向上させるための用途の見直しだとか、もしくは防火指定への変更とか、さまざま今後こういった大規模なスペースができることによって、どういったまちづくりにしていくというところを地域の方々と検討しながら、もしそういった方向性が確認できるということであれば、そのまちづくりを担保するための手法の一つとして検討していけるというふうに考えます。
委員長
 ほかに質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告は終了します。
 所管事項の報告で、その他、報告はありますか。
鳥井経営室副参事(防災担当)
 防災担当から2点、口頭で御報告を申し上げます。本特別委員会におきまして調査項目としていただいております2点でございます。防災無線のデジタル化でございますが、現在実施設計を継続中ということでございます。それから、緊急地震速報システムの導入でございますが、今年度中の導入ということで、現在準備を進めてございます。
委員長
 ただいまの報告について質疑はありませんか。
篠委員
 防災無線ごちょごちょと、その後がよく聞こえなかったんですけども。
鳥井経営室副参事(防災担当)
 申しわけありません。防災無線のデジタル化につきましては、実施設計を現在も継続中でございます。2点目は緊急地震速報システムでございまして、今年度中の導入ということで準備を進めてございます。申しわけありませんでした。
委員長
 ほかに質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、本報告は終了します。
 その他、所管事項の報告はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。
 次に、審査日程のその他に入ります。
 次回日程について協議いただくため、委員会を暫時休憩します。

(午後1時54分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時54分)

 ただいま休憩中に御確認いただきましたとおり、次回は第4回定例会中とし、何か緊急の案件が生じた場合は正副委員長が相談の上、招集することで御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議がありませんので、そのように決定します。
 以上で本日予定した日程はすべて終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
江口委員
 この特別委員会では防災訓練のことは質問できるんですか。
委員長
 委員会を休憩します。

(午後1時56分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時56分)

 当委員会の調査事項には防災訓練に関することは含まれておりませんので、そのように御承知おきください。
 ほかに、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、本日の防災まちづくり特別委員会を散会します。

(午後1時56分)