平成21年09月16日中野区議会総務委員会(第3回定例会)
平成21年09月16日中野区議会総務委員会(第3回定例会)の会議録
平成21年09月16日総務委員会 中野区議会総務委員会〔平成21年9月16日〕

総務委員会会議記録

○開会日 平成21年9月16日

○場所  中野区議会第1委員会室

○開会  午後3時48分

○閉会  午後5時29分

○出席委員(9名)
 いでい 良輔委員長
 つぼい えみ副委員長
 平山 英明委員
 林 まさみ委員
 大内 しんご委員
 佐伯 利昭委員
 斉藤 金造委員
 飯島 謹一委員
 岩永 しほ子委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 副区長(経営室) 石神 正義
 副区長(管理会計室) 沼口 昌弘
 副区長(政策室) 西岡 誠治
 危機管理担当部長 清水 流作
 政策室副参事(企画調整担当) 田中 政之
 政策室副参事(基本計画担当) 髙橋 信一
 政策室副参事(予算担当) 志賀 聡
 政策室副参事(区民の声担当、調査研究担当、平和・人権・国際化担当) 小田 史子
 政策室副参事(情報政策担当、地域情報担当) 平田 祐子
 政策室副参事(情報化推進担当) 藤井 康弘
 経営室参事(経営担当、契約担当) 長田 久雄
 経営室副参事(サンプラザ関係事業担当、サンプラザ地区再整備担当) 田中 謙一
 経営室副参事(広報担当) 戸辺 眞
 経営室参事(人事担当) 尾﨑 孝
 経営室副参事(健康管理担当) 村田 宏
 経営室副参事(財産管理担当) 安部 秀康
 経営室副参事(用地・管財担当) 冨永 清
 経営室副参事(危機管理担当) 石濱 良行
 経営室副参事(防災担当) 鳥井 文哉
 管理会計室副参事(評価改善担当) 篠原 文彦
 管理会計室副参事(経営分析担当) 相澤 明郎
 管理会計室副参事(税務担当) 青山 敬一郎
 会計室長 村木 誠
 選挙管理委員会事務局長 奥山 功
 監査事務局長 服部 敏信

○事務局職員
 事務局長 山下 清超
 事務局次長 奈良 浩二
 書記 長﨑 武史
 書記 丸尾 明美

○委員長署名

審査日程
○議案
 第54号議案 平成21年度中野区一般会計補正予算
 第55号議案 平成21年度介護保険特別会計補正予算
 第57号議案 桃花小学校体育館等改築工事請負契約
 第58号議案 桃花小学校体育館等改築に伴う電気設備工事請負契約
 第59号議案 桃花小学校体育館等改築に伴う機械設備工事請負契約
 第60号議案 仮称杉山公園自転車駐車場整備工事請負契約
○地方都市行政視察について
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。

(午後3時48分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 本日の審査日程について協議したいので、委員会を休憩します。

(午後3時48分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後3時48分)

 審査の進め方ですが、本日審査を行う第54号議案と第55号議案は一括して議題に供したいと思います。また、第57号から第59号の議案3件については、これも関連する議案ですので、それぞれ一括して議題に供したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。
 それでは、議事に入ります。
 議案の審査を行います。
 第54号議案、平成21年度中野区一般会計補正予算及び第55号議案、平成21年度中野区介護保険特別会計補正予算を一括して議題に供します。
 なお、本議案は当委員会に付託されていますが、第54号議案については区民、厚生、建設、文教委員会で、第55号議案については厚生委員会で関係分を審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送られることになっておりますので、御承知おきください。
 それでは、本件について、理事者から補足説明を求めます。
志賀政策室副参事(予算担当)
 恐れ入ります。補足説明の前に、本日御審議いただきます補正予算書(資料2)の27ページの説明欄の金額に誤りがございましたので、修正をさせていただきたいと思います。
 正誤表を御用意させていただいておりますけれども、御確認していただきたいと思います。
 19款5項雑入の説明欄でございますけれども、正誤表のとおり、2,476万3,000円を2,475万3,000円に修正するものでございます。大変申しわけございませんが、御修正をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 それでは、補足説明に入らせていただきたいと思います。
 第54号議案、平成21年度中野区一般会計補正予算及び第55号議案、平成21年度中野区介護保険特別会計補正予算につきまして、一括して補足説明をさせていただきます。
 初めに、お手元の議案書の4ページと5ページをお開きいただきたいと思います。
 第54号議案、平成21年度中野区一般会計の補正予算でございます。第2次となります。一般会計は、歳入歳出にそれぞれ20億1,932万9,000円を追加計上するものでございます。これによりまして、補正後の規模は1,052億3,957万7,000円となります。
 6ページをお開きいただきたいと思います。
 第2表繰越明許費でございます。3款区民生活費、区立施設太陽光装置の設置の経費1,935万4,000円、第4款子ども家庭費、子育て応援特別手当の支給の経費1億9,627万円、5款保健福祉費、区立施設太陽光装置の設置の経費5,791万3,000円につきまして、それぞれ繰越明許をお願いするものでございます。
 続きまして、7ページをごらんいただきたいと思います。
 第3表債務負担行為の補正でございます。(仮称)本町四丁目住宅建設工事整備費補助及び区営新井住宅建て替え工事整備費補助の債務負担行為限度額につきまして、補正をお願いするものでございます。
 続きまして、歳出を項目ごとに御説明差し上げたいと思います。
 歳入につきましては、該当いたします歳出の説明の際にあわせて御説明をさせていただきたいと思います。詳細につきましては、お手元の18ページから27ページに内訳のほうが記載されてございますので、御参照いただければと思います。
 それでは、28ページ、29ページをお開きいただきたいと思います。
 第2款経営費、第1項政策費でございます。ハンガリー共和国からの故ワグナー・ナンドール氏の彫刻が寄贈されますことから、哲学堂公園内にその彫刻を設置する工事費と記念式典を実施する経費1,541万7,000円を計上いたしました。
 30ページ、31ページをお開きください。
 第2項経営費になります。特殊地下壕の埋め戻し工事経費663万4,000円を計上いたしました。これは、弥生町五丁目6番先から発見されました特殊地下壕、防空壕でございますけれども、この陥没・落盤の災害を未然に防ぐための工事でございます。特定財源は国庫支出金で、特殊地下壕対策事業331万7,000円を充当してございます。
 32ページ、33ページをお開きいただきたいと思います。
 第3款区民生活費、3項産業振興費でございます。勤労者福祉会館の屋上に発電規模10キロワットの太陽光発電装置の設置工事費と屋上防水の工事費1,935万4,000円を追加計上いたしました。特定財源といたしましては、地域新エネルギー等導入促進事業400万円を計上してございます。
 34ページ、35ページをお開きいただきたいと思います。
 4項環境と暮らし費でございます。歩行喫煙・ポイ捨て防止の啓発活動を実施するための経費1,698万3,000円を計上いたしました。特定財源は都支出金で、全額緊急雇用対策経費を活用いたします。
 36ページ、37ページをお開きください。
 6項区民生活部経営費になります。9月14日まで申請受付を行っておりました定額給付金、子育て応援特別手当の受給につきまして、自己の責任によらず申請できなかった方々に対しまして、独自の給付を行うための経費275万2,000円を計上するものでございます。
 38ページ、39ページをお開きください。
 第4款子ども家庭費、子育て支援費でございます。3目地域子ども施設連携費でございますけれども、こちらは上高田小学校へキッズプラザ、学童クラブを整備するための工事設計委託のための経費230万円を計上いたしました。
 5目子育て応援特別手当費でございますが、この事業は国の補正予算に対応し、全額国庫支出金により実施するものでございます。21年度版の子育て応援特別手当で、この間実施しておりました事業の給付対象額を拡大して実施するものでございます。経費といたしましては、1億9,627万円を計上いたしました。申請受付は21年12月中旬を予定してございます。
 40ページ、41ページをごらんください。
 5款保健福祉費、障害福祉費でございます。障害者自立支援法の施行に伴います激変緩和を目的に、通所サービスの利用促進事業の継続実施と新たに事務処理安定化支援等の助成をする経費といたしまして、466万9,000円を計上いたしました。特定財源は都支出金350万1,000円となっております。
 42ページ、43ページをお開きください。
 10項保健福祉部経営費でございます。1段目でございますが、(仮称)すこやか福祉センター、旧仲町小学校跡でございますけれども、この屋上部分に発電規模30キロワットの太陽光発電装置の設置工事費と、2段目になりますけれども、堀江高齢者福祉センターへソーラーシステムを設置する経費5,791万3,000円を追加計上いたします。
 44ページ、45ページをお開きください。
 第6款都市整備費、2項交通・道路管理費になります。1段目でございますが、新井薬師北自転車駐車場の拡張に要する経費365万2,000円と、2段目になりますが、自転車の適正利用の推進と啓発、自転車駐車場の案内及び誘導を行うための経費1,867万3,000円、合計いたしまして、2,232万5,000円を追加計上いたしました。特定財源につきましては、東京都緊急雇用創出事業の都支出金1,867万3,000円を活用して実施するものでございます。
 続きまして、46ページ、47ページをお開きください。
 4項建築費になります。旧耐震基準により建築されている建築物で、都の耐震改修計画に定めます特定建築物の台帳の整備経費といたしまして1,988万3,000円を計上いたしました。この事業は、全額都支出金の緊急雇用対策事業を活用いたします。
 続きまして、48ページ、49ページをお開きください。
 7項まちづくり推進費でございます。中野駅地区整備に際しまして、その事業化を検討するために事業規模の調査を行う経費といたしまして、3,349万5,000円を追加計上いたしました。中野駅南北自由通路、中野駅橋上改札新設にかかわる事業規模調査と現北口改札の改良にかかわります施工計画検討となっております。特定財源といたしましては、国庫支出金1,670万円を充当してございます。
 続きまして、50ページ、51ページをお開きください。
 第7款教育費、1項学校教育費でございます。2目学校教育費には、区立学校にICT教育支援員を派遣いたしまして、教職員に技術的な支援を行い、ICT機器、情報通信機器でございますが、この活用をした効果的な授業を行えるようにするものでございます。経費といたしましては、1,281万円を追加計上いたしました。こちらの事業も東京都緊急雇用創出事業の補助金を活用して実施いたします。
 4目教育機会費でございますが、上高田小学校、若宮小学校に特別支援学級を整備するための工事設計委託経費560万円を追加計上いたしました。
 52ページ、53ページをお開きください。
 第3項教育経営費でございます。上鷺宮小学校、それから、江原小学校の2校の屋上部分に10キロワットの発電量の太陽光発電装置を設置する経費と屋上防水工事の経費の合計7,050万8,000円を追加計上いたしました。特定財源は国庫支出金として、安全・安心な学校づくり交付金が3,037万円ほどとなってございます。
 54ページ、55ページをお開きいただきたいと思います。
 第9款諸支出金でございます。1項積立金になりますけれども、1目財政調整基金積立金でございますけれども、こちらは20年度の決算剰余金のうち、12億3,241万6,000円を財政調整基金積立金に積み立てるものでございます。
 3目特定目的基金積立金でございますが、こちらも同じく20年度決算剰余金のうち、3億円をまちづくり基金積立金に積み立てるものでございます。
 56ページ、57ページをお開きいただきたいと思います。
 繰越明許費調書でございます。3款区民生活費、5款保健福祉費の区立施設太陽光・太陽熱発電装置の設置につきましては、年度内での設置工事が完了いたしませんことから、繰越明許費とさせていただくものでございます。また、4款子ども家庭費の子育て応援特別手当の給付事業につきましても、年度内での事業の終了がいたしませんことから、繰越明許費とさせていただくものでございます。
 58ページ、59ページをお開きいただきたいと思います。
 債務負担行為調書でございます。(仮称)本町四丁目住宅建設工事整備費補助につきましては、補助対象の拡大と工事費の基準額の改定がございましたことから、債務負担行為の限度額の増額をお願いするものでございます。また、区営新井住宅建て替え工事整備費の補助につきましては、工事基本額に改定がございましたことから、こちらも債務負担行為限度額の増額をお願いするものでございます。
 以上が一般会計の御説明となります。
 続きまして、第55号議案、平成21年度中野区介護保険特別会計補正予算につきまして、御説明をさせていただきます。
 62ページ、63ページをお開きください。
 歳入歳出にそれぞれ3億693万8,000円を追加計上するものでございます。これによりまして、補正後の規模は172億8,693万8,000円となります。
 66ページ、67ページをお開きください。
 5款諸支出金、1項償還金及び還付加算金でございます。こちらは国庫支出金等返還金といたしまして、3億693万8,000円を追加計上いたしました。これは介護給付費と地域支援事業費として、国等から交付されておりますその超過受け入れ分につきまして、それぞれ記載のとおり返還するものでございます。こちらにつきましては、全額繰越金を充当するものでございます。
 以上で補正予算の補足説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。
 質疑はありませんか。
佐伯委員
 今回の補正の中で、国庫支出金というものがある案件があるんですけども、先ほど本会議の区長の答弁で、これが凍結された場合には、一般財源では実施は難しいだろうというようなお答えがありました。我々もテレビ報道で今回、大臣になるんじゃないかなという方の発言などからしか推測ができないんですけども、万一凍結となった場合には、再度補正をするしかないということになるわけですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 先ほどの本会議におけます区長の答弁でもございましたけれども、国庫支出金の執行停止ということが一部報道の中でも言われておりますし、マニフェストのほうにも記載されているのかと思いますけれども、現時点におきましては、国の補正予算に対応したものということで判断しております。まだ正式な決定通知等が来ていない段階でございますので、もし通知が来た段階においては、その時点において正式に区として決定する、判断するというものでございます。また、それによりまして、執行しないという判断をした場合には、当然その段階において減額の補正をお願いする可能性がございます。
佐伯委員
 まだ新しい内閣もできていない段階ですから、何とも言えないと思うんですけど、通常の場合、補正予算が成立してから実際にお金が来るまでの流れというのは、恐らく金額の内示があったりなんだりするんでしょうけども、今の段階というのは、どの段階というふうにとらえたらいいんでしょうか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 例えば子育て応援特別手当につきましては、10月1日を基準日としてございますので、これに伴います中野区割り当て分の事務手数料、それから、件数、そういったものを報告して、これから補助額を決定する段階、また、既に国から東京都におきます基金に積み立てているお金で中野区割合というのがございますが、それにつきましては、各区において調査して、どういった事業をやるか、そういったものを既に東京都に申し込みをしている段階でございます。ですから、実施に当たりましては、すぐにでも執行できる状況にあると。前回の臨時議会におきまして御決定いただきました案件につきましても、事業にすぐ入れるようなものもございますし、既に執行済みのものもあるという状況でございます。
岩永委員
 緊急雇用創出事業が4事業あります。この提案の中身を見ますと、予算作成当初の段階でも既に取り組もうと思えば取り組めた事業だったのではないかと思うんですが、そのあたりはどうですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 年度当初におきまして、各所管部にどのような事業が実施可能かといったところでいろいろ調査をしておりましたけれども、この段階において中身が具体的になって、今回の御提案になったというものでございます。
岩永委員
 そこなんですが、この段階になって中身が具体的になったって、それは中野区の中でのことですね。東京都との関係というよりは、中野区の中でどういう緊急雇用創出事業としてやっていこうかということだったと思うので、要するに、区の準備が早ければ、年度当初の予算に乗せるということも可能であったというふうに考えてもいいわけですね。
志賀政策室副参事(予算担当)
 考え方でございますけれども、区として何を取り組むのか、何が経済効果として一番いいのか、そういったものを取捨選択した上で、今回の御提案になったというふうに考えております。
岩永委員
 この緊急雇用創出は10分の10、東京都から申請があって、先ほどの佐伯委員へのお答えにもあったように、既に例えば執行しているような事業等もあるというようなことだから、区としてはどう整理をしてきたのかというようなことが言えるのかなというふうに思います。
 あと、繰越明許の事業が3事業あります。その3事業、いずれも全額繰越明許にするということになっていますので、そこのところでちょっとお聞きしたいんですが、全額繰越明許にするということになると、まだ半年間あるわけですね、今年度の期間が。その中で全く執行なしでいくのか、例えば事務費なんかはどうするのかとか、いろいろあるわけですけども、そのあたりはどんなふうに整理されておりますか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 契約の結果、前払い金等が発生する場合もありますでしょうし、精算払いということになるかもしれませんし、いずれにしても、全額繰越明許にさせていただいて、21年度内に執行するべきものがあれば、その段階で執行させていただいて、残ったものを改めて来年度の御報告の中で執行済みのもの、そうでないものという整理をさせて御報告させていただく、そういう考えのものでございます。
岩永委員
 そうしますと、全額繰越明許というふうにこの提案はされているわけですが、今のお答えですと、今年度中に執行されたものについては、今年度決算に反映されて、未執行となった分を改めて繰越明許にするという仕分けにするということですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 そういったことも考えているというものでございます。
岩永委員
 そうしますと、会計処理の関係上、この補正で最初から全額繰越明許にするよというふうに出してくるよりは、今お答えいただいたような形、一定の積算等はできるわけですから、目当てを立てて、今年度は幾ら執行する予定だというようなことで出されてくるほうが妥当だと思うんですが、要するに、3本も全額繰越明許にするということで出してきているので、補正の中でまだ半年もある中で、出され方としては異様かなというふうに思ったので、最初に先ほどお答えいただいたような形での出し方はできなかったんですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 予算のつくり方として、こういう手段をとらせていただいたというもので、一つは、太陽光発電の工事のもの、それから、もう1点のほうは子育て応援特別手当ということでございます。それぞれの特性がございますけども、例えば子どもの特別手当につきましては、年度内にどれだけの申し込みがあって、年度内にどれだけの給付ができるか、そういったものがわからないという段階でございます。また、受付が、先ほど申し上げましたように、12月の中旬から実施したいということでございますので、実質的に終了するのが6月の中旬ということでございますと、やはりそれぞれの年度をまたがる件数が見えない、こういったこともございますので、そういう意味では、繰越明許費とするのが妥当であるというふうに判断してございます。
岩永委員
 例えば今、御説明いただいた子育て応援特別手当の終了期間が6月中旬ということになりますと、今年度の出納閉鎖、5月の末でも間に合わない、さらに先に延びていくということになるわけですね。そうすると、国から来るお金、いわゆる歳入との関係でも、出納閉鎖を超えて、さらにお金が入ってくるのか来ないのかとかというような実情を見ると、全額繰越明許で出されると、事業の流れがどんなふうになっていくのかわかりにくくなるのではないかというふうに思うんですが、そのあたりはどう考えますか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 今のお話の中でございましたけども、繰越明許につきましては、5月の出納閉鎖の後にも繰越明許費の計算書という形でお示ししましたけれども、この中で例えば国から幾らまだ来ていないのか、収入未済の分、そういったものも繰越明許費の計算書の中で明らかになりますので、わからないということはないかというふうに思います。
岩永委員
 それでは、産業振興費で繰越明許にしたもの、子ども家庭費の繰越明許にしたもの、それから、保健福祉経費の繰越明許したもので、子育て応援特別手当の実施期間は6月の中旬ということは今お聞きしましたから、ここが区の事業期間としては終わりで、そこから改めて国と精算ということが生じることになるんだろうと思うんですが、区民生活費、保健福祉費の繰越明許になった事業の実施期間、完了時期というのはいつですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 まず、子育て応援特別手当からお話しさせていただきますが、子育て応援特別手当につきましては、先ほど基準日が10月1日というお話を差し上げました。まさにそのとおり、事務手続につきましては、10月1日から始まって、DVの被害調査、外国人の方々の調査、それから、支給対象者の抽出の準備、そういったものを行います。それを行った上で、12月11日を目途に申請書の送付を行う。それで受付を14日から開始して、平成22年6月の中旬まで、約半年間受付を行うという中身でございます。
 また、太陽光につきましては、設計期間等を含めて、まだ具体的に工事期間を出しておりませんけれども、現段階では、まず工事の設計を行った上で着手して期間等が決まります。それで補助金の申請等もして、屋上防水工事も含めますので、来年の秋ぐらいまでかかるのではないかと思われるものでございます。
岩永委員
 そうしますと、それぞれの特定財源、いわゆる一財は区のやりくりの中で賄われるものですけれども、特財が入る時期というのは、それぞれいつ頃になるんですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 子育て応援特別手当につきましては、基準額がございますけれども、申し込みによって国からの確定額が来てから入るというふうに考えておりますので、年度末に一定金額が入ってくるんだろうと思います。それで6月まで手続が続くわけですから、そこで生じる分については、収入未済という形で6月以降の精算となります。
 それから、もう1点の学校関係に設置します太陽光の発電装置につきましては、年度内の工事を予定しております。仲町小学校と保健福祉施設・堀江の関係でございますが、こちらは国の補助金ではなくて、旧NEDOの補助金でございます。年度をまたぐ場合の補助の申し込みができるということでございますので、工事完了後になろうかと思います。
岩永委員
 繰越明許というのは、複数年度といっても、せいぜい次年度ですよね。3年度、4年度とまたがるというようなことはないわけですから、今の御説明なんかを聞いていると、出納閉鎖の時期を超えて特財なんかに入ってくるというようなことになっていくと、今御説明があったように、収入未済ということになるわけですね。区が決算に対して一財で対応するとか、そういうことが出てくるということが起こり得ることになるわけですね。そういうことが今の時点でもう既にわかっているのだとすれば、全額繰越明許というような形で出してくることが本当に妥当なのか、そこのあたりは十分検討されたのかという思いがあるんですが、そこはどうですか。もう一回。
志賀政策室副参事(予算担当)
 区として、こういった手続の仕方が一番妥当ではないかという判断の上で今回の補正の御提案という形でございます。
岩永委員
 だから、区が妥当だというふうに判断した理由を教えてほしいんです。
委員長
 委員会を休憩します。

(午後4時19分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後4時19分)

志賀政策室副参事(予算担当)
 年度内での工事が完了しないということが一つの大きな理由でございます。それによって、当初の、例えば前払い金という支払いの仕方をするのであれば、年度内での予算が必要です。また、竣工後に支払うお金が年度をまたぐものですから、そういった場合には、繰越明許として来年度に送ったお金の中で支払うのが当然の仕組みであるというふうに思っておりますので、そのために繰越明許での設定をさせていただいたというものでございます。
飯島委員
 48、49ですけども、ここに中野駅地区整備の事業化を検討するための事業規模の調査等、あるいは同じく事業規模の調査と施工計画の検討というのが説明欄に書いてあるんですけども、事業規模の調査というのは、結局、この調査によって、どのくらいの額の仕事になるのかということが明らかになると、そういうことですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 まず、この調査をすることによりまして、概算整備費ですとか整備の工程、こういったものを含めて、事業化に向けた基礎的な調査を行って、事業規模全体を明らかにして、これからの中野駅周辺の計画を明らかにしていきたいというような中身でございます。
飯島委員
 中野駅周辺の整備って、概算の事業費の見積もりその他を出すような段階になっていると、そういうことなんですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 今回の調査によりまして、本調査に向けて整備の方針を具体化するといったもの、それから、整備計画をつくっていくための基礎調査だというふうに考えているものでございます。
飯島委員
 事業規模を調査するんでしょう。概ねこのぐらいのお金がかかりそうですねと、それをやるには、こんなふうな工程と、そういうのって、具体化されて進んでいく段階の調査ですよね。あんまり早いと、またやらなきゃいけないとかいう、そういうことはない。
志賀政策室副参事(予算担当)
 現在、特別委員会の中でも御審議いただいておりますけども、中野駅地区整備にかかわります素案というものがお示しされているかと思います。そういった中で段階的に話を進めてきた中で、この間、JRとの協議も進みました。あと、警察大学校につきましては、町開きが始まりますと1万人からの往来があるということでございますので、そういった部分も含めて、将来需要増、交通結節点の機能の改善、そういったものの計画を適切に推進するために今回の基礎的な調査をさせていただくという内容でございます。
飯島委員
 僕はそんなことを聞いているんじゃなくて、この時期の仕事として、タイミングとしては間違いがないんですねと。またどこかで同じようなことをおやりになるということじゃなくて、当然物事を把握して、ここでやることなんだということで、今後、類似の調査なんか出てこないという決意で予算を出していると、こういうことでいいの。
志賀政策室副参事(予算担当)
 手戻りがないように、この段階において調査することが必須であるというふうな区としての考え方でございます。
飯島委員
 予算を担当している方の認識として、そういうことですかと受けとめておきますし、僕は必要がないと言っているんじゃなくて、タイミングを間違えたりすると、またというようなことになったりするので、そんな余分なお金はないんじゃないのかなという気がするので、あえて申し上げましたが、財務担当の決意があって、今後そういうことがあったときにはどうするのかって心配しちゃうけど、それはそれとして。
 それから、27ページに新何とか法人とかとなったんですね、公益法人の改革で、目途がありました。そのお金の雑入というのはあるでしょう。この説明文が何で1万円間違えていたのか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 大変申しわけございません。私どもの手違い、単純にミスということでございます。本当に申しわけございません。
飯島委員
 申しわけないとかということをお聞きするために言っているんじゃないんです。補正前予算5億7,600万円余、補正予算2,400万円余、補正後予算額6億100万円余で、雑入で区分18で金額2,475万3,000円と、これは多分、1カ所打てば出るはずなんだよ。そうでしょう。エクセルデータでここまで来るんじゃないの。何で説明だけ打ち込みなの。だから間違いが起きるんでしょう。最初の15、その他、ここのところの1、2、物が打てるようになっていれば、そのままずらずらっと来れば、別にそういう間違いはないし、ここに正しい数字が出れば、その下の説明部分についても、そんなに間違えなくて済んだんじゃないのと。間違えたからいけないというのじゃなくて、間違えるようなシステムを使っていることに問題があるんじゃないですか。そういうところは、こういうシステムを使うことによって、そう神経を尖らせたり、間違えたり、また刷り直したりなんかすることのないような、特にそんなに人員に余分があって仕事をしているわけじゃないでしょう。
 その辺はよくお考えにならないと、今後だってありますよね。途中まで正しいんだけども、間違っているのなら、全部間違っていたらおかしくないんだよ。突然最後のところで間違えちゃうから、これはそういうことなのかしらと。資料要求すれば、なかなか出ないとか、そういうのは、こういうところにあるんじゃないですか。それこそ設計がどうなんだろうなと思っちゃったりするので、ぜひそれは間違いないでほしいし、今後大事なことですよ。もちろん間違えたら、最初に入れちゃえば、全部間違っちゃうわけだから、それっきりだけど、そういう点も気になるので、ぜひそういう目配りをお願いしたいというふうに思います。それはお答え、結構です。なるべく早い段階で、次の財務会計システムのときは、そういうことをお考えになってやっていただきたいなと思います。
 それから、一財の財源としては、財調基金からの繰入金がすべてということですよね。一方、財調基金に積み立てるのも、ここが繰越でほぼ当該年度以外のものについて、つまり前年度からの決算剰余金というか、実質収支にかかわるものについては、これで終わったと。多少のことはあるにしても、ここでぎりぎりですよね。あと何かやるとすれば、それこそ、あとはもう基金から繰り入れていく以外に、多分税収その他についても厳しいことになっていくんだろうと。そういう意味では、財調基金からの繰り入れで今回の補正をやった、これについては、財政方としてはどういう受けとめをしていますか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 これまでも区の予算編成で補正予算を組む場合には、前年度の決算剰余金を当て込んで、その残り分を結果として財調基金に組み込んでいるという仕組みでございます。今回につきましても、年度当初の予算のうち、10億については既に財政調整基金に積むという決まりで中野区の場合は進めてきております。また、決算剰余金の2分の1についても、自治法上で積むということで定められておりますけれども、それを取り崩して、今回、基金に充当した分、それから、補正で使わせていただく分ということで、それぞれ切り分けてこのような形をとらせていただいたと。今後の、例えば補正が上がった場合については、これからも財政調整基金を繰り出して、一般財源の歳出部分について賄っていくというようなことになります。それについては、予算の執行の方法としては、正しいものであるというふうに認識しております。
飯島委員
 今、いみじくもお答えになったように、普通だったら、繰越金で当て込むわね。基金からの繰り入れって、だって、おろして積んじゃうというんだから、行って来いで同じじゃないのと。僕が聞いているのは、あえてそういう処理をしたのはどうしてですか。かつては繰越金の一財や自治法の233の2とかあったって、やってこなかったのが実態ですよ。そうでしょう。今回は何で積んでおろしたんですか。何でそういう財源上の対応をしたんですかと。本来だったら、繰り入れる額を減額して使っちゃって、繰越金そのものを当て込んで、残ったものを積めばいいわけじゃない。そうしなかったのはなぜなんですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 まず、適正な執行管理という意味から、また、計画的な事業を進めるといった意味で、財政調整基金に一度積んで、これまでも財政運営の考え方でもお示ししておりますけど、中野区は決算剰余金については、財政調整基金に積んで、安定的な財政運営を行っていくというのを目標で持っております。そういった中で、一度積んで、そこから執行するということの大切さといいますか、事業を行うことの重要性、そういったものでの計画的な事務の執行を行う上でも、出と入りをはっきりさせるといった意味でも、こういった仕組みが私どもは大事じゃないかというふうに考えております。
飯島委員
 それはそのとおりですよ。別に否定しない。じゃ、今までそういうふうな手法で、長い中野区の財政運営上からいったら、むしろこういうやり方のほうがまれなわけですから。そうじゃありませんか。しかも、結局、行って来いで使っちゃう分には同じじゃないのと。同じじゃないんですと、あえて、前年繰越については基準を持っているわけだから、2分の1以上積んじゃうんですと。年度当初10億、あと残りは2分の1以上は積むんだと、まず積むという行為があったということね。それからおろすという、順番からいえば、そういうことなんですと、あなたの中では。それぞれ当て込んでいる財源の事業のところが理解して、そういうものとして財政規律はきちっとしてありますよということとして、それぞれに自覚してもらわないと、どうにもなりませんよね、あなた一人が頑張ったって。そうでしょう。
 もっと言えば、じゃ、繰越明許って、財源つけて来年度に繰り越しちゃうわけでしょう。本来は財源をつけてというところに意味があるわけでしょう。財源が確保されなきゃ繰越明許ができないわけだよ。だから、まずお金を確保してしまう。そういう行為からいえば、事業全体を俎上に乗せて、全体の財源を確保しなかったら、当該年度の分、来年度の分と分けていったら、わからないじゃないですか。そういう意図があるなら、そういう意図があるというふうに説明しないと、わからないんじゃないですか。それぐらいきっちりやらないと、なかなか大変な時期に来たと、そういう認識を持っているということですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 現在の状況からいたしますと、昨年9月からの景気の状況が悪化しているといったことからしても、おのずと今年度の歳入あるいは来年度の歳入につきましても、大変厳しい状況になるのではないかという想定をしているところでございます。また、委員お話しのように、私だけが頑張ってもしようがないので、私からもこういったことについて、しっかりと各所管に対して発信していきたいというふうに考えてございます。
林委員
 49ページの現北口改札改良にかかわる施工計画検討なんですけれども、北口改札というのは、JRの場所ですよね。JRの場所に対しての計画を検討するということでよろしいんですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 中野駅の周辺全体の整備ということで御提案しておりますけど、中身としては、橋上駅舎、あるいは南北通路、現北口の改札、今、西側に北口が向いておりますけども、そういったものを一体的に改良の調査も含めて、今回調査をさせていただきたいという内容でございます。
林委員
 JRさんと歩調を合わせて、これをなさるということになっているんでしょうか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 こういったまちづくりの一般的な調査につきましては、当然当該自治体が負担し、行っていくという内容のものでございます。また、この調査につきましても、JRと十分協議を重ねた上で、今回調査させていただくという内容でございます。
林委員
 最後に一つなんですが、太陽光発電をつけられるのはいいんですけれども、今後の維持管理費などがどのくらいかということは出されていますでしょうか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 申しわけございません。維持管理等につきましては、現時点において積算はしてございません。
安部経営室副参事(財産管理担当)
 維持管理費につきましては、一応電気事業法上、発電設備になりますので、年間2回の点検義務がございます。これが10キロワットの場合ですと、おおむね4,000円から5,000円前後かかるのではないかというふうに考えております。あと、そのほかには、太陽光発電装置そのものの寿命が15年前後ということになりますので、そのときにどういうふうになるか。15年先になると、また太陽光発電装置そのものがどんなものが開発されているか、ちょっとわからないですが、一応15年ぐらいでまた取りかえの時期が来るということでございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 建設委員会からの意見について、まだ報告が来ていませんので、ここで一旦本議案を保留として、次の議案を先に審査したいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、第54号議案及び第55号議案は一たん保留とします。
 次に、第57号議案、桃花小学校体育館等改築工事請負契約、第58号議案、桃花小学校体育館等改築に伴う電気設備工事請負契約、第59号議案、桃花小学校体育館等改築に伴う機械設備工事請負契約の3件について、一括して議題に供します。
 本件について、理事者の補足説明を求めます。
長田経営室参事(契約担当)
 それでは、57号議案から59号議案までの3議案につきまして、一括して提案理由の補足説明をさせていただきます。
 この3議案は、すべて桃花小学校体育館等改築に係る各種の工事請負につきまして、議会の議決に付すべき契約案件として今回御提案させていただくものでございます。
 工事場所は、中野区中央五丁目43番1号、工期はともに2011年、平成23年4月28日までとなってございます。
 それでは、お手元に御配付させていただきました補足説明資料を順にごらんいただきたいと思います。
 まず、57号議案、桃花小学校体育館等改築工事請負契約でございます。
 補足説明資料(資料3)の工事の概要の欄をごらんいただきたいと思います。ごらんのとおり、桃花小学校の体育館、倉庫等の改築工事を行うものでございます。
 契約金額は10億800万円でございます。
 契約の相手方でございますが、協永・武蔵野・稲葉建設共同企業体でございます。構成員の内訳、お手元の資料のとおりでございます。
 契約の方法でございますが、一般競争入札で、総合評価落札方式、簡易型によって行ったものでございます。
 資料の裏面をごらんいただきたいと思います。各構成員の営業内容が記載されてございます。構成員、代表者含めまして、すべてが区内事業者で構成されているものでございます。
 資料の2枚目に移らせていただきます。
 入札経過書になってございます。入札日は8月27日、入札参加の共同企業体数は3社でございましたが、2社については予定価格を超過している状況でございました。裏面は参考の図面になってございますので、ごらんいただきたいと思います。
 それでは、次に、第58号議案の御説明に移らせていただきます。(資料4)
 第58号議案、桃花小学校体育館等改築に伴う電気設備工事請負契約でございます。
 工事の概要の欄をごらんいただきたいと思います。桃花小学校の体育館等の改築に伴う電気設備工事を行うものでございます。
 契約金額は1億5,739万5,000円になってございます。
 契約の相手方は、成瀬・加藤・東新建設共同企業体でございます。構成員の内訳は、ごらんのとおりでございます。
  契約の方法は一般競争入札で、総合評価落札方式、簡易型によって行いました。
 資料の裏面、ごらんいただきたいと思います。構成員の営業概要でございます。代表者が区外でございます。他の構成員2社が区内事業者になってございます。
 資料の2枚目、ごらんいただきたいと思います。
 入札経過調書でございます。入札日は8月27日、入札参加の共同企業体数は全部で4社でございましたが、1社につきましては、最低制限価格未満でございました。
 裏面につきましては、参考の図面でございます。ごらんいただきたいと思います。
 最後に、第59号議案でございます。桃花小学校体育館等改築に伴う機械設備工事請負契約でございます。(資料5)
 工事概要の欄をごらんいただきたいと思います。桃花小学校の体育館、倉庫等の改築に伴う機械設備工事を行うものでございます。
 契約金額は1億8,321万4,500円でございます。
 契約の相手方は、富士熱・横山建設共同企業体でございます。構成員の内訳は、ごらんのとおりでございます。
 契約の方法は、一般競争入札、総合評価落札方式、簡易型によって行ったものでございます。
 資料の裏面をごらんいただきたいと思います。構成員の営業概要になってございます。構成員2社、代表ともう一つの構成員ともに区内事業者によって構成されているものでございます。
 資料の2枚目をごらんいただきたいと思います。
 入札経過調書でございます。入札日は8月27日、入札参加の共同企業体数は3社でございました。価格点、評価点の合計によりまして、落札者を決定したものでございます。
 裏面は参考の図面となってございます。
 以上、3議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。
 質疑はありませんか。
飯島委員
 今の三つの契約案件については、ジョイントベンチャーということになっていますね。ジョイントということで、区内の皆さんも受注機会の拡大という区側の姿勢については、我々もそういうことが今後あるだろうなという気はします。ただ、やる以上は、それなりにあらかじめ考えておかなきゃならないこともあるだろうと。
 いろんなことが今回、町の中ではありました。ジョイントの場合、もろもろの考え方、東京都の持っている基準、それから、23区ではどうしているというようなこととのギャップとか、経営の内容についてどうなのかと。いわゆる経営事項審査というのを求めて、その段階も本来は見るべきではないかと。特にこうなってくると、案件がだんだん大きくなってきたりして、それから、ジョイントトップの会社の経営内容によっては、そこでジョイントを組んだところはどうなるんだとか、さまざまなことがあったようでありまして、今後のそういうもろもろの件については、一度精査して考えてみる必要があるのかなと私なんかは思うし、こういうことをちゃんとやっていくとなれば、とりあえず契約の分野として、プロセスに問題があったとは思わないんだけど、しかし、どうかなということを思われるのもいかがなものかと思っちゃうから、そういう点については、一度お考えになってみる必要があるんじゃないのかなと、こう思うんですけど、いかがですか。
長田経営室参事(契約担当)
 委員御指摘のとおり、今回、3種の工事について共同企業体を結成するということを前提条件として出してございます。これは区内事業者の施工能力の育成という観点も強く意識したものでございます。
 入札の手続については、自治法以下、さまざまな法令等の制限がございますので、私どももそれにのっとって適正な競争が確保されるようにということで、運営についても留意していかなければならないと考えてございます。
 入札の参加資格等につきましては、電子調達によります東京都との共同運営の中で、共同で審査をするという仕組みを持ってございますので、経営状況等についても、その仕組みの中できちんと審査し、それから、最新の状態についても把握できると。情報の有効期限をきちっと見据えた上で把握して、適正に対処していきたいと考えてございます。
飯島委員
 そして、今回の3件の中では、経営状況その他も加味すると、それはとりあえずは入っていないわけだから、どうだというふうになっていないわけでしょう。今後はちゃんと経営事項審査もいただきますよと、見せてもらいますよと、最初からそういう項目を入れたりとかというようなことについても、お考えになっていくということなのかしら。
長田経営室参事(契約担当)
 先ほど御説明しましたが、ちょっと言葉が足らなかったかもしれません。私ども、共同運営の中で、共同で入札参加資格を審査してございますので、その際の審査の要件にそういった法人の経営状況もございます。そういったものの審査を経た上で、有効に入札の参加資格があるものと認めたところに対して、初めて入札の参加を認めるという状態をつくってございますので、こういった運営について、今までのやり方、ルールはきちっと守っていくようにしたいと。今後の対応としては、特に現在のところ考えているものではございません。
飯島委員
 そうすると、入札受付の段階でどうするんですか。もしそういうところでチェックにかかるようなことがあったら、どうされるの。そこで、「さよなら」というんですか。それとも一たんは受けるんですか。
 僕はよく知らないのでお尋ねしているんですよ。普通は、物事の申請をするときに、足りないところがあれば、親切に窓口でいろんなことを教えてあげて申請させる、申請手続はそうですね。入札の受付って、そういうものですか。あなたのところは、ここはちょっと直してきたほうがいいですよなんていうこと、あるいはアドバイスなんかしちゃうことは、入札に限ってはあり得ない話でしょう。そんなことをしたら、親切にしているんじゃなくて、話が変なふうになりますよね。
 だから、そういうことがあったとして、それは受けちゃうんですかと。その条件を満たす、満たないは、一たん来た書類を審査して、この人は入札できませんねと、この組み合わせはだめよと、最初の段階でいくんじゃないの。だから、そういうことからすると、どうなんですかと。共同のやつでやっていたとするなら、最初にそういうシーリングにひっかかって、あなたは入札資格がありませんよというのか。入札資格の有無というのは、入札に来たそのものをこちら側が受け取った後に判断するんですか。それともその段階で判断するんですか。受け取る段階で申請書を書くようなこととは違う規律がなかったら、おかしいでしょうと。そういうことは今回に限ってなかったんでしょうねと。ちょっとこれはまずいですよなんていうことはなかったんでしょうね。だから、それはきちっとした契約の手続に従ってちゃんとおやりになって、今日こうなっている。ただし、経営内容その他についてチェックをしたというなら、そういうことなんだけど、既にさまざまにどうなのということがあって、心配だというようなところもあった。それは心配なところはどうなったんだという話になっちゃうじゃないの。それはそれで、入札で出てきたそれを受け取って、皆さんの側で、ここはちょっとだめですよというようなことがこれから起きるわけでしょう。だって出しちゃったものは、窓口でいきなりだめよじゃないんだから。条件に満てると思って出しているんだもの、向こうは。中を開いてみたら、条件に合っていなきゃ、それで終わりだよ、出したって。そういうことにしないと、入札って、おかしなことになるんじゃないですか。
 そういうことなので、そういうふうにしてきたんでしょうし、これからもそうするだろうし、そういうことの中に、いわゆる経営事項審査と言われるものも十分しん酌して、そうじゃないと、入札して、落札しましたよ、でも実行できませんよというんじゃ困っちゃうわけだから、そういうことについても、改めて検討するような機会をお持ちになったほうがいいんじゃないですかと、こういうことがいっぱい出てきて、区としても新しいやり方になってきているわけでしょう。せっかくすばらしいことでやっているわけだから、とすれば、遺漏のないような形でぜひおやりになっていただきたいなと、老婆心ながら申し上げていると、そういうことでございます。何かありますか。
石神副区長(経営室)
 入札に参加する場合の資格要件等については、期限を切って、経営事項審査のほうで23区統一で登録受付をやっているわけでございます。いつからいつまでと期間を切って、その都度期限が来れば、また経営状況を出して、登録するということでやってございます。その途中で経営状況が悪化したとか、そういったことになると、うちのほうでは通常、そういう情報を得る手段を持っていませんので、状況調査をしているわけでございます。そういう中で、個々個別にいろんな条件が出てくるのであれば、その段階で判断しますが、基本的には電子入札ができる状態でやっているわけです。電子入札ができる状態ということは、そういう登録をして、うちのほうで申し込み、受付を張り出して、そこに登録した人がどんどん参加してくるというような格好になるわけでございます。
 特に私どもでは一般競争入札を原則として、総合評価制度という格好でやっておりますので、そういう届け出がないものについては評価されませんので、評価点が少なくなって、当然競争力がなくなってくる、そういうことになります。
 また、こういうJVを組む場合においても、何社以上のJVを組むと、その中に区内を必ず入れるとか条件をつけたJVを組んでもらいます。それから、JVを組んだときの責任割合で、何%ずつ最低の責任割を持つかという条件もつけます。そういう中でやってもらいますので、原則的には今までやってきたことを、経営の状況であるとか、そういったことを含めて、契約の方法についてはさまざまな検討をした結果、私どもでは公平・公正な契約方法になっているというふうに思いますが、今、委員が言われますように、個々個別に直近の経営状態がどうだとか、そういった情報が入った場合にはどうするかということについては、臨機応変に対応していけるような対応をしていきたいと思います。
大内委員
 例えば、機械工事とか見ると、落札しているところと入札金額は1割以上違うんだけども、評価点が高いということで、今回この業者がとっているんだけども、評価点というのはそんなに左右されるものなの。要するに、金額が1割以上違うんですよ。でも評価点のほうでひっくり返しているというか。評価点って、本当に正しいものなの。だれが決めているの。
長田経営室参事(契約担当)
 評価点の判定でございますが、客観的な会社の実績、技術者の配置の状況、そういったものがまず一つございます。これについては、資料を提出させますので、客観的に判断ができるということになってございます。それから、企業の信頼性、社会性といったものにつきましても、資料が提出されることによって、項目ごとに配点されておりますので、これでも客観的にできる。あと、今回の工事案件はすべて簡易型というふうに申し上げました。企業の技術力、施工能力を問う部分がございました。これにつきましては、施工計画書の提出を受けまして、その内容について審査して、最終的に評価選定委員会の議を経て、その内容が客観的で適正であるかどうかという判定をすると、そういう手続を積み重ねる中で、客観性を持たすような仕組みで運営しているところでございます。
大内委員
 評価点というのは、事後報告はするんですか、こういった点数になりましたという内容については。それともそれは公開しないんですか。
長田経営室参事(契約担当)
 きょう補足説明資料で添付させていただいてございます入札経過調書、これは公開されてございますので、参加した企業者の価格点、評価点、それぞれ何点だったかということは知り得る状態になってございます。
大内委員
 それと、あともう一つ、桃花小学校の体育館の改築工事、これが金額でいうと約10億でいいのかな。この場合は、他のところが2億以内なんだけれども、金額は関係なく、3社で成立になるんですか。
長田経営室参事(契約担当)
 入札の方法は、一般競争入札でございますので、広く入札参加資格があるものはだれでも参加できる状態で、この3企業体が応募してきたという状態でございますので、方式としては有効に成立していると考えてございます。
大内委員
 有効に成立しているから、ちゃんと出てきているのはわかるんだけども、要は、3社しかいなくて、そのうち2社が失格でしょう。金額的にいうと、予定価格よりもオーバーしているから、何もついていないんでしょう。というのは、とった会社も400万円しか違わないということ、これは普通の感覚で見ると、もとの価格設定が悪いのかどうかというふうに、ほかの機械設備だとか電気設備は違うけども、3社のうち2社は予定価格よりオーバーしちゃっている、1社もほとんどぎりぎりの額で通っているということは、本来の価格設定に問題があったとかそういうことではないの。
長田経営室参事(契約担当)
 一般競争入札の原理としては、競争性の中で合理的につくり上げました積算に基づいて設定された予定価格の範囲の中で、原則的には、価格点につきましては一番低いところに高い点数が出てくるということになります。そういう意味では、2社が予定価格よりも超過しているということですから、企業のここにおける競争力としてはなかったということだというふうに考えてございます。
大内委員
 だから、建築工事だけ特筆して毎回こうなんですか。要するに、電気だとか、設備というのは、予定価格よりも低くおさまっていますよね。1.5割から2割ぐらいは違う。これだけ満点というのは、本来の予定価格自体が厳しいものなのということを聞いている。
石神副区長(経営室)
 積算はそれぞれ積み上げでやりますので、いろいろな要素で出てくると思います。また、この中でいうと、使用する資機材、こういったものが想定される部分もありますので、それぞれの持っている力だとか、仕入れの力だとか、そういったもので差が出てくるというふうに思います。私どもが算定している部分については、適切に行っているというふうに思います。
 ただ、ここのところ、入札率を見ていくと、85だとか、場合によっては70ということが起きたり、これまでのように90、99ということはほとんどなくなってきていますので、そういう意味では適切な価格だというふうに契約担当としては思っております。
大内委員
 別に契約の仕方が悪いとか言っているんじゃなくて、じゃ、ほとんど99に近いわけでしょう。ほとんどないといった中の例の一つになるわけだよね。ほとんど99%ない。でも、今、目の前にこれがあるじゃないですか。だから、建築工事というのは、単価でいうと、この3社も大体似たような数字なんだけども、私はわからないから聞いているので、設備の工事と建築工事とは違うの、工事の内容が。積算しやすいということなの。
石神副区長(経営室)
 工事の内容が違うのではなくて、積算するときにどのように積算するかということで、それが適切に積算されたかどうかということだと思います。入札したところが一番下で、それよりもみんな超えてしまったというようなことがあるから、積算が間違っているということではなくて、私どもでは、基準となる内容を持っておりますので、その基準に基づいて積算していくと。それを出して入札の価格にするということをしていますので、今回はこの結果、上に出てしまったということだと考えております。
大内委員
 休憩してもらえますか。
委員長
 委員会を休憩します。

(午後5時00分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後5時03分)

斉藤委員
 今、あんまり言うから聞きたくなっちゃったんだけど、私が思うには、例えば資材は幾ら、人件費がどう、工事の形態が特殊だからこれはこうと、いろんな要素があるけど、そういうのをちゃんと見ていないと、どこから予定価格って出てくるのかわからないので、今の話を聞いていて、例えば予定価格がもっと高いのだといえば、何%も安くなるんだろうし。だから、予定価格ってどこから出てくるの。
安部経営室副参事(財産管理担当)
 予定価格の積算につきましては、積算標準といって、積算のやり方、今、委員おっしゃられましたように、工事の難易度とか、工事の方法とかによって金額の率が変動します。あとは、積算の標準単価表というものがございまして、例えば床が100平米あって、こういう材料を張る場合には幾らかかるとか、材料につきましては、こういう材料であれば、平米当たり幾らであるとか、そういう単価表がございまして、そういうものをそれぞれ積み上げていきまして、予定価格というものを算定しております。
斉藤委員
 それプラス、企業の努力というか、企業が仕入れするところとか、努力しているところというのが加味されて、多分、価格って出てくるんだろうと思うんだけど、いずれにしても、そういうのが出てくるにしても、区のほうの予定価格を決めるときに、市場の動向だとか、標準のあれはこうですよというのを年じゅうやっておかないと、やたら下げちゃっても、入札ってだめでしょう。それ以上いっちゃってだめなんだから、年じゅう市場の動向だとかそういうものに目を光らせていないと、今の話じゃないけど、予定価格というのは重要というか、点数もへったくれもないわけだよ。予定価格の何%にしたら、もうだめなんだから。だから、そういうのをやっておいて、それから後じゃないと、今回はたまたまなんていったら、おかしな話で、どこか問屋がなんて、そんな話はないんだよ。だから、区のほうとしては、そこのところをしっかり押さえておかなかったら、はっきり言って、委員会なんか話ができなくなっちゃうんじゃないかと思うんだけど、いかがですか。
石神副区長(経営室)
 ここのところ、一般競争入札がなかなかできないというのは、価格のたたき合いで実際には赤字になってしまって、下請業者というか、一番末端で働いている方の賃金を落とすというようなことが始まってきた。そういうことから、単純な競争入札で価格の低いところがいいというんじゃなくて、技術も買うということで、技術を評価した上で価格の採点を、価格が落ちればとれるという状況じゃなくて、技術を持っていなければとれないということで、総合評価という方式を入れました。
 今回の内容を見ていただいてもわかりますが、価格が安いだけではなくて、そうした評価の点が加わって行いますので、一番低い価格ではなくて、次の価格が落札したりということになっております。今回適切な価格のもとで契約が行われるという形をとってきているわけでございます。
 たまたまというのは、この中でどういう積算かということで、私どもは今、副参事が言ったような形での持っている積算の基礎を持って、今の経済状況を把握しながらやっているわけでございますが、それぞれのところで積算して入札価格を出したと。総合評価じゃなくて、価格点だけを見た場合に差が出てきた、その差が私どもが予定している価格にほとんど近いというものと、それを超えてしまうところが出てきたということでございますが、やり方を変えたわけじゃなくて、ずっとやってきている中で、入札の内容によっても、同じ積算の仕方でやっているわけですが、85%だったり、99%だったり、70%台になってしまったりと、いろいろなことが出てきますが、参加者のいろいろな事情によって出てくるのではないかと思います。
 ただ、こういったことをよくわかるようにしておかないと、価格が低ければいいんだという契約をしていないということをもう少し周知して、適切な価格で入札するようにということを参加者にわかるようにしておきたいというふうに思います。
佐伯委員
 この価格の見積もり、積算というのは、すべて内部でやるんですか。それで、一緒に聞いちゃいますけど、一人の人がやるんですか。
安部経営室副参事(財産管理担当)
 この場合には、設計委託でございますので、第1次として設計事務所が積算いたします。設計事務所が積算したものに対して、今度は担当職員が改めて区で定めた単価に入れかえます。ですから、設計事務所で出た金額とは違う金額が出てくるような形で、区でやっております。
 それで、個人によって差が出てはいけませんので、単価担当というものを一人定めておりまして、単価表にないような単価というものもございますので、そういうものの設定は、その人間が必ずやるというふうにして、個人によってばらつきが出ないように設定しております。
佐伯委員
 それでもこれだけの落札率の差が出るということは、あんまり外部に出ちゃまずいものですから、時にほかの自治体の担当者と交換でチェックをするとか、そういったチェック体制ってつくっていかないと、どうしても一本調子で、それで逆に言うと価格も読まれちゃうでしょうし、そういったことというのは必要になってくるんじゃないですか。
安部経営室副参事(財産管理担当)
 23区で共同してその辺は進めておりまして、毎年幹事区を決めておりまして、幹事区が単価の調査をいたします。あまり詳しく申し上げにくいんですが、幹事区が東京都等の単価等も参考にしながら見ておりまして、幹事区から各区にこの部分が今、上昇気味だとか、こういうふうに変化しているというものが伝わる仕組みになっておりまして、各区であまり差が出ないようなシステムをつくっております。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

(午後5時11分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後5時12分)

 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。
 意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。
 討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより第57号議案から第59号議案まで順番に採決を行います。
 お諮りいたします。第57号議案、桃花小学校体育館等改築工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第57号議案の審査を終了します。
 次に、第58号議案、桃花小学校体育館等改築に伴う電気設備工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第58号議案の審査を終了します。
 次に、第59号議案、桃花小学校体育館等改築に伴う機械設備工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第59号議案の審査を終了いたします。
 次に、第60号議案、仮称杉山公園自転車駐車場整備工事請負契約を議題に供します。
 本件について、理事者の補足説明を求めます。
長田経営室参事(契約担当)
 第60号議案、仮称杉山公園自転車駐車場整備工事請負契約につきまして、提案理由の補足説明をさせていただきます。
 本議案につきましては、議会の議決に付すべき請負工事契約といたしまして、今回御提案するものでございます。
 お手元の補足説明資料(資料6)をごらんいただきたいと思います。
 工事場所でございますが、中野区本町六丁目15番、杉山公園でございます。
 工期は、2010年3月18日までとなってございます。
 工事概要の欄をごらんいただきたいと思います。地下式自転車駐車場の設置工事、その他の工事を行うものでございます。
 契約金額、2億9,400万円でございます。
 契約の相手方は、株式会社会川組でございます。これは区内事業者でございます。
 契約の方法でございますが、一般競争入札、総合評価落札方式、簡易型によって行いました。
 契約者の営業概要でございますが、ごらんいただきたいと思います。
 資料の裏面、お開きいただきたいと思います。
 入札経過調書でございます。入札日は8月27日、入札は2回行ってございます。辞退と予定価格超過の事業者が出ております。最終的に株式会社会川組が落札したものでございます。
 あと、添付の資料、施設の配置図、それから、機械設備等の外観図等を添付させていただいております。ごらんいただきたいと思います。
 以上、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。
 質疑はありませんか。
大内委員
 この場合、一般競争入札で、鹿島道路というのは、自分で申し込んできたんでしょう。辞退するって、何で申し込んで辞退しちゃうの。
長田経営室参事(契約担当)
 本来あってはならないことなんですが、要するに、札を入れない、価格を示さないということで、要するに競争に参加しなかったということでございます。
大内委員
 そういう業者は二度と呼ばないとか、あなた、いいかげんにしなさいよと、あるいは罰則規定とかあるの。
長田経営室参事(契約担当)
 入札については、入札参加の制限というものがございます。そういったものについての事項には該当いたしておりません。それから、指名停止基準というものを持ってございますが、それに直接該当するような内容になってございません。ただ、こういうことが頻繁に起きますと、入札制度そのものの運営の基礎を揺るがすということになりますので、こういったことについては、十分注意してまいりたいと考えてございます。
大内委員
 頻繁にというのは、どの程度、何回、1回なの、2回なの、3回なの。
長田経営室参事(契約担当)
 特に基準というのは持ってございません。事案に対して判断していかなければならないと考えてございます。
大内委員
 逆に言うと、頻繁に起きた問題でしょう。だから、こういうのが出ないように指導なり何なりはしているんですか。要は、何であなたのところは申し込んでおいて出ないんですかという、それなりの書類を出されるとか何かやっているの。
長田経営室参事(契約担当)
 一般競争入札でございますので、だれでも参加できるということは前提でございます。ただ、今回のこの件につきましては、あらかじめ入札に参加する意思は持っていたんですが、その後、入札参加の資格の審査をまずしまして、入札参加の資格があるということを認めた後、設計関係の図書等を出しまして、それで質問等を受け付けるという手順に進んでまいりました。そういう過程の中で、この会社の施工能力その他の事情によって辞退したというケースとして、このケースについては把握してございます。
大内委員
 ということは、施工能力がないところを指名してしまったということなの。
長田経営室参事(契約担当)
 今回の案件について、詳細に内容を見た段階で、会社側で判断したということで、一般的な入札参加資格はある、その審査をした上で、会社としてこの案件については辞退したということでございます。
大内委員
 だから、役所のほうで指名したけど、向こうが、あそこの工事はできないと、そういうことなの。要は向こう側でできないと判断と、できないという会社を指名してしまったということなの。
石神副区長(経営室)
 これは指名ではなくて、一般競争入札なので、結果として、入札が終わった後、こういうことが頻繁に起こるようであれば、入札の仕組みがおかしくなってしまうので、資格審査が終わった以上は、ちゃんとした届けをしなさいと。それから、思いつくように上がった案件については全部入札を入れておくということになると、事務も煩雑になりますし、うちのほうもこれをやるためには手続をするわけですから、そういったことについて、終わった後、相手のほうに何らかの形で注意をしなくちゃいけないというふうには思っております。
大内委員
 要は、一般競争入札って、手を挙げたところはどこでも参加できるわけでしょう。そうした場合に、辞退されると、別に簡単に辞退しているわけじゃないだろうけど、頻繁にといっても、適正な数というのもよくわからないし、2回、3回なのかという、そういう基準をある程度つくっていただいてやったほうがよろしいのかなと思いますので、要望だけしておきます。
平山委員
 これは第1回目はどこの会社さんも予定価格オーバーだったわけですよね。それぞれの会社の価格というのは、1回目が不調に終わった段階で全部発表されるんでしたっけ。
長田経営室参事(契約担当)
 落札者がいなかったということは申し上げますけども、個々の価格については公表いたしません。
平山委員
 その割に第2回の金額が、落札できなかった会社がぴったりそろっていらっしゃるんですが。それも、第1回目の入札の際に一番金額の低かった2億8,100万円ですか、これからちょうど20万円引いた額ずつに3社がなっていて、1社は予定価格ぴったりという結果で、これはよく起きるんですかね。
長田経営室参事(契約担当)
 入札の仕組みとしては、通常、最大2回までは入札するということで手続を踏んでございます。それぞれの入札参加者が幾らの札を入れたかというのは、だれもその会社以外わからないということでございますので、結果としてこういうふうになったということでございます。
 失礼しました。答弁を訂正させていただきたいと思います。
 各会社の札の内容は、1回目が終わったところで読み上げをいたします。知り得る状態になってございます。訂正をさせていただきます。
平山委員
 わからないからお聞きさせていただいたんですけど、そうじゃなかったら、あまりにもと思ったんですが、それでもこんなにぴったり数字がそろっちゃうと、こういうこともあるんだなというふうに思います。それはいいです。ありがとうございました。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

(午後5時22分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後5時23分)

 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。
 意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。
 討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより第60号議案の採決を行います。
 お諮りします。第60号議案、仮称杉山公園自転車駐車場整備工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第60号議案の審査を終了します。
 それでは、ここで先ほど保留にしていた第54号議案及び第55号議案を改めて議題に供します。
 この際申し上げます。補正予算に関係する各委員会から申し送られた意見はありませんでした。
 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩します。

(午後5時23分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後5時24分)

 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。
 意見はありませんか。
岩永委員
 54号議案につきまして、2点にわたって意見を申し上げたいと思います。
 1点は、緊急雇用創出です。今、区民の中からは、緊急雇用を含めて何とか雇用状況をよくしてもらいたいという強い希望と期待があります。そういう中で、今回補正で新たな緊急雇用創出に取り組むということは評価できるんですが、先ほどの質問の中でも、年度当初にもう少し区として、緊急雇用創出を含めた新たな雇用創出をどうしていくのかという検討をしていただいていれば、もっと早い段階からこういう取り組みができたのではないかというふうに思いますので、今後も雇用創出のことについては、全庁挙げての情報収集を含めた対策を求めたいと思います。
 もう1点は、繰越明許費のことについてです。先ほどもお聞きしましたが、出納閉鎖の時期にも間に合わない。特にこれは特財がついた場合にこういうことが起こり得ると思うんですが、であるならば、最終補正でもないこういう状況の中で、会計処理に基づいた提案等をもう少し検討すべきであったし、本来あるべき姿での提案ということが基本にあるべきだというふうに思いますので、そのことを申し上げておきたいと思います。
委員長
 他に意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。
 討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより第54号議案及び第55号議案について、順番に採決を行います。
 お諮りします。第54号議案、平成21年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第54号議案の審査を終了します。
 次に、第55号議案の採決を行います。
 お諮りいたします。第55号議案、平成21年度中野区介護保険特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第55号議案の審査を終了いたします。
 次に、当委員会の地方都市行政視察について協議するため、ここで委員会を休憩します。

(午後5時27分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後5時28分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、総務委員会の地方都市行政視察の視察先及びテーマは、西宮市の電子自治体への取り組みについて、姫路市の防災活動への取り組みについてとし、日程は11月12日、木曜日から11月13日、金曜日の1泊2日とすることで御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 以上で地方都市行政視察について終了します。
 議題のその他ですけれども、委員、理事者から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の総務委員会を散会します。

(午後5時29分)