平成19年12月10日総務委員会
中野区議会総務委員会〔平成19年12月10日〕
総務委員会会議記録
○開会日 平成19年12月10日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後2時38分
○閉会 午後3時06分
○出席委員(8名)
吉原 宏委員長
せきと 進副委員長
白井 秀史委員
林 まさみ委員
長沢 和彦委員
山崎 芳夫委員
斉藤 金造委員
飯島 謹一委員
○欠席委員(1名)
藤本 やすたみ委員
○出席説明員
副区長(経営室) 石神 正義
副区長(管理会計室) 沼口 昌弘
副区長(政策室) 西岡 誠治
危機管理担当部長 清水 流作
計画財務担当課長 長田 久雄
区民自治推進担当課長(調査研究担当課長、平和・人権・国際化担当課長) 小田 史子
情報化推進担当課長 白土 純
政策室特命担当課長 奈良 浩二
経営担当課長 川崎 亨
報道・秘書担当課長 浅野 昭
人事担当課長 合川 昭
財産管理担当課長 豊川 士朗
用地・管財担当課長 冨永 清
危機管理担当課長(防災担当課長) 志賀 聡
経営室特命担当課長(契約担当課長) 篠原 文彦
評価・改善推進担当課長 田中 政之
経営分析・公会計改革担当課長 相澤 明郎
税務担当課長 中井 豊
未収金対策担当課長 若槻 磐雄
管理会計室特命担当課長 伊東 知秀
会計室長 村田 宏
選挙管理委員会事務局長 柳澤 一平
監査事務局長 石﨑 新一
○事務局職員
事務局長 山下 清超
事務局次長 髙橋 信一
書記 菅野 多身子
書記 永田 純一
○委員長署名
審査日程
○議 案
第77号議案 平成19年度中野区一般会計補正予算
委員長
定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。
(午後2時38分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。
それでは、議事に入ります。
第77号議案、平成19年度中野区一般会計補正予算を議題に供します。
なお、本議案は当委員会に付託されていますが、文教委員会で関係分を審査し、賛成多数となった意見があれば、総務委員会に申し送られることになっておりますので、御承知おきください。
それでは、本件について理事者から補足説明を求めます。
長田計画財務担当課長
それでは、第77号議案、平成19年度中野区一般会計補正予算の提案理由の補足説明をさせていただきます。
お手元の議案書の9ページをお開きいただきたいというふうに思います。
繰越明許費の追加計上を行わせていただくものでございます。その理由等の御説明をさせていただきます。
まず、内容でございますが、平成19年度当初予算に計上されている区立学校体育館耐震補強設計費につきまして、本年度内の予算執行が困難であることが判明したため、平成20年度に繰り越しをさせていただく内容になってございます。その額は7,700万6,000円でございます。区立学校、小学校の13校及び中学校の4校についての体育館耐震補強設計の経費でございます。
学校の施設の耐震改修の実施につきましては、専門機関において耐震改修計画に関する技術的な評価を受けることが文部科学省より定められており、これは補助金を受ける条件にもなっているものでございます。当初、設計の委託期間は調査設計に2カ月弱、評定取得に1カ月を想定しておりました。実際のこの設計業務の委託の入札につきましては、本年の11月26日に公告を開始いたしましたところ、業者から問い合わせ等がございまして、先ほど御説明をさせていただきました専門機関による評定が相当遅延していること、かつ、この遅延の期間が約4カ月であることが判明をいたしました。このことから、本件設計委託の工期を年度内に設定することは不可能であるというふうに判断をしたものでございます。
なお、入札の公告は12月5日に終了し、入札は中止とさせていただいたものでございます。
以上、大変雑駁でございますが、第77号議案、平成19年度中野区一般会計補正予算の補足説明とさせていただきます。よろしく御審議くださり、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
長沢委員
設計経費の今年度の執行ができないということでの繰越明許での補正になっているということなんですが、当初のいわゆるスケジュールから当然変わってくると思うんですが、その点についてはどういうふうになりますか。
豊川財産管理担当課長
スケジュールにつきましては、先般お示しをいたしました中野区区有施設耐震改修計画、これに従いまして、平成20年度中に耐震改修工事は完了するという想定でおります。
長沢委員
これからこれが議決になった後に改めて入札を行うという、その辺の今年度にとる手続、それをとって、一定期間――まあ1カ月のところはもう無理なんだけども、何カ月かで建つ、いずれにしたって、それは何カ月か延びるにしたって――延びるというのは年度を越すことにもなるから、来年度のいわゆる予定していた実際の補強の工事ということになるのかな、要するに設計のあれが出た後のそういう部分については間に合うということで理解していいんですか。
豊川財産管理担当課長
先ごろお示しいたしました耐震改修計画におきましては、平成20年度の中後期に耐震改修に着手するとなっております。ですから、このときまでには、当然のことながら今回の設計委託が完了しまして、工事着手できるという見通しでございます。
飯島委員
改めて伺います。
そうすると、現在入札は中止になっているということですよね。いつこの入札というのはやる予定になるんですか。
篠原経営室特命担当課長
本日この議決をいただきますと、工期の変更の再公告を改めていたします。学校数、それから設計内容等については変わりませんので、工期の変更ということで5日間張り出しをいたしまして、その後、10日間程度の見積もり期間をとって、12月中には入札をしたいというふうに考えております。
飯島委員
そうすると、その後、3カ月の予定だったんだけど、どうもそれじゃあできませんよと。延びて年度がまたがると、こういうことによる繰越明許なんですけども、当初の工事予定は変更がない、現実に耐震改修が終わる――耐震改修というのはやり始めても意味がないわけで、それは終わってみなきゃ耐震改修で強度が向上するわけではないわけですから。それも変更はない、でき上がりも。当初計画したのと変更はないんですか。
豊川財産管理担当課長
はい、変更の予定はございません。
飯島委員
そうすると、全く、いつこういう入札をするかというタイミングの問題だけだった、そういうことになりますか。
豊川財産管理担当課長
これまでの想定ではおおむねこの委託業務、3カ月程度で終了するというふうな見込みを立てておりました。したがいまして、この耐震改修計画の策定と合わせまして発注をして業務を委託する、それで年度内に完了するという想定でおった次第でございます。
飯島委員
ですから、そうだとすると、基準法の改正その他もろもろあって、ことしの7月ぐらいからいわゆるこうした改修にかかわって耐震強度の問題、しかも当然補助金を交付されることを想定して、文部科学省の耐震値というか、耐震強度は0.7、これをクリアするわけですから、そういう評価が必要なことはわかっているわけですよね。しかも、もろもろのことから検査機関、それから確認申請自体さまざまな滞りが生じている。それは既に報道されていたり、当然耳にもしていたり、あるいは一斉に耐震補強をやる、この際だからというんで集中しているということについてはおおむねこの夏ぐらいをめどにわかってきて、確認したらそれぐらいでできるはずだったと。できるはずだったという認識で判断をしていた時期と、改めてもう4カ月も滞っていますよというようなことの間にそんなに期間があいているとも思えないんだけれども、しかも日々時々刻々どんなぐあいかなと確認なんかをしていたとは思えないんですが。本来的に言ったら、ぎりぎり11月でやって3カ月程度で終わる、1、2、3、せいぜい余裕はあって2カ月はないね。1カ月ないしは年度末ぎりぎりぐらいの想定でしょう。そういうことじゃなくて、もう少しゆとりを持って物は考えられないんですか。
確かに工事完了は滞りないようにする、それはそのとおりですけども、現実にこういう事態、しかもこういう理由で繰越明許をかけると。本来的に言えば、執行方の一番ちょっとみっともないなという話に近い。しかも補正予算が当該議会中に第4回定例会で2回も、冒頭送られてきた補正予算があり、そのときに私も確認しましたが、もうないんですよと、最終の1定でやるもろもろのことは別にしても当面はないんだと。それから何日もたっていないんですよ。また補正の追加をする。やっぱりそれは少し把握の仕方に甘さがあったんじゃないかと思うんですけども。これはだれに聞いたらいいのかな、わかりませんが、それはどうなんですか、本当のところは。
石神副区長
実際は補正の手続を行うのは今回の第4回定例会に当たっては10月中に補正の全体の手続が行われます。この段階で私どもが把握していた耐震の審査機関の日程的には大丈夫だというふうに把握をしてございました。その後、今回契約に当たって公告をしたところ、業者のほうから実際にはおくれてきているということがありまして、審査機関が5カ所あるわけですが、5カ所全体に当たったところ、少しずつ延びてきているという話が把握できたということで、この補正予算の時期には十分把握ができなかったわけでございますが、今回そのようなことが急遽わかりましたので、ここで繰越明許ということでお願いすることになったということでございます。
飯島委員
公告をした、当然指名競争入札というのかな、これは全然来なかったんですか、そのときは。
篠原政策室特命担当課長
11月26日から12月5日まで張り出しをいたしました結果、6社の業者が一応参加の申し込みをしてございます。
飯島委員
普通ならその6社の業者で、それはお願いするのかしないのか、数が足りなきゃもう少し考えなきゃならない。現実にそういう業者は来たんだけれど、実際上そこで事情を聴取したり、あるいは業者を調べたところ、相当タイトで、要するに耐震改修設計から施工に至る一連のやろうとする人たちはいろんなところの仕事でもう手いっぱいになっている部分もあるわけでしょう。同時にそれから検査機関が非常に込んでいるという両方の事情からこういうことになって、もう一度やらなきゃだめだなと。やるにしても、この工期は全然先に延びるから年度内には終わりませんよということになったわけですけれども、例えば予定している耐震補強設計、Dランクのものは含まれていますか。
豊川財産管理担当課長
はい、2校含まれてございます。
飯島委員
Dランクといったら、もうあってはならない、Cだってあってはならないだろうし、もうBもやろうというぐらいですから。そうすると、場合によっては耐震補強の強度を確保するよりは、これはもう改築してしまうと、そうすれば最初から新耐震基準ですから、本来的に言えば1.0でいいよと、そういう設計をするんだからね。技術評価なんか受ける必要がない部分でもあるわけでしょう。実際に補強工事にかかわる期間と、それからもう建て直しちゃう、改築しちゃうということの工期も、体育館なんかの場合だったらそう大きな差があるのかないのか。もちろん解体というのがあるからどうなのかはわかりませんけども。現実的にはそれもDランクなんというのは、考え方の選択肢としてそのほうが確認の行為だけでいいわけですから。最初からだってもう強度は基準値を満たして、1.0というのは普通の想定ですからね、新耐震基準であれば。そういうのは選択肢になかったんですか。
豊川財産管理担当課長
今回の耐震改修計画におきましては、耐震改修できるものはすると。耐震改修不可能なものに関しては、今、委員御指摘のような改築をするというふうなことで進めてまいっております。今御指摘のDランク2校に関しましては、これは私どものほうでは耐震改修は可能であるという判断をしておりまして、そういったことで現在まで進んでいるところでございます。
飯島委員
特に当初予定していた耐震補強工事が終わる時期のおくれがないということが前提に、これはこういうことが許されるだろうと思うんですよ、ぎりぎり。もしこれが後に工期が倒れてきますよ、おくれますと言うんだったら、断固Dなんというのは、これはもう優先してやらなきゃならないところなんだから、ここだけでもまず当初の立ち上がりを早くするとか、そういうことが必要だったんでしょうから。
まあ繰り返し伺います。工事工期の終了時点は、当初3カ月間で工期が終わる、こういう今年度の当初予算で想定をした事業の範囲を超えることはないですね。
豊川財産管理担当課長
はい、ございません。
委員長
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
暫時委員会を休憩します。
(午後2時55分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後3時04分)
この際申し上げます。補正予算に関係する委員会から申し送られた意見はありませんでした。
それでは、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。
(午後3時04分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後3時05分)
他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。意見はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結いたします。
次に、討論を行います。討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより第77号議案の採決を行います。
お諮りします。第77号議案、平成19年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議がありませんので、そのように決します。
以上で第77号議案の審査を終了します。
以上で本日予定した日程は終了しますが、委員、理事者から何か発言はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の総務委員会を散会します。
(午後3時06分)