平成25年度6月7日厚生委員会
中野区議会厚生委員会〔平成25年6月7日〕
厚生委員会会議記録
○開会日 平成25年6月7日
○場所 中野区議会第3委員会室
○開会 午前10時00分
○閉会 午前11時56分
○出席委員(8名)
長沢 和彦委員長
小林 ぜんいち副委員長
中村 延子委員
浦野 さとみ委員
吉原 宏委員
篠 国昭委員
やながわ 妙子委員
むとう 有子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
地域支えあい推進室長 瀬田 敏幸
地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 朝井 めぐみ
地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)、
中部すこやか福祉センター所長 遠藤 由紀夫
中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松原 弘宜
中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 波多江 貴代美
北部すこやか福祉センター所長 田中 政之
北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 大橋 雄治
北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 天野 秀幸
南部すこやか福祉センター所長、
南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 相澤 明郎
南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 宇田川 直子
鷺宮すこやか福祉センター所長 小田 史子
鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松本 麻子
鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 高橋 昭彦
健康福祉部長 野村 建樹
保健所長 寺西 新
健康福祉部副参事(福祉推進担当) 藤井 康弘
健康福祉部副参事(保健予防担当) 坂野 晶司
健康福祉部副参事(健康推進担当) 石濱 照子
健康福祉部副参事(障害福祉担当) 永田 純一
健康福祉部副参事(生活援護担当) 伊藤 政子
健康福祉部副参事(生活保護担当) 鈴木 宣広
健康福祉部副参事(学習スポーツ担当) 浅川 靖
○事務局職員
書記 関村 英希
書記 鈴木 均
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の紹介
○議題
第49号議案 中野区新型インフルエンザ等対策本部条例
第50号議案 中野区立弥生福祉作業所条例の一部を改正する条例
○事業概要の説明
○所管事項の報告
1 採択された請願・陳情及び主な検討事項の処理状況について
(地域支えあい推進室・健康福祉部)
2 南部すこやか福祉センター等整備基本設計について(地域活動推進担当・学習スポーツ担当)
3 南中野区民活動センター等整備基本設計について(地域活動推進担当)
8 中野区立弥生福祉作業所への指定管理者制度の導入及び指定管理者の募集について
(障害福祉担当)
委員長
それでは、定足数に達しましたので、ただいまから厚生委員会を開会します。
(午前10時00分)
初めに、本日は議会広報番組再編集のため、JCN中野からビデオ撮影の許可を求める申し出がありますが、これを許可することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
本定例会における委員会審査の割り振りについて協議したいので、委員会を休憩します。
(午前10時00分)
委員長
それでは、委員会を再開します。
(午前10時00分)
本定例会における委員会の審査日程(資料1)についてお諮りします。
1日目は委員会参与の紹介の後、議案の審査を行い、その後、事業概要の説明、所管事項の報告と進め、12時の段階で改めて進め方などについて協議をし、2日目は審査の状況を見ながら改めて御相談したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。
次に、第50号議案については、議案を議題に供した後、一旦保留して、関連する所管事項の報告8番、中野区立弥生福祉作業所への指定管理者制度の導入及び指定管理者の募集についてを受け、その質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
それでは、初めに委員会参与の紹介をお願いします。
瀬田地域支えあい推進室長
それでは、まず私、地域支えあい推進室長の瀬田でございます。よろしくお願いいたします。
続きまして、地域支えあい推進室の各所長、副参事、お手元の名簿順ということで御紹介をさせていただきます。よろしくお願いいたします(資料2)。
地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)、朝井めぐみでございます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
よろしくお願いいたします。
瀬田地域支えあい推進室長
地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)、中部すこやか福祉センター所長兼務、遠藤由紀夫でございます。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)、中部すこやか福祉センター所長
よろしくお願いいたします。
瀬田地域支えあい推進室長
中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)、松原弘宜でございます。
松原中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)
よろしくお願いいたします。
瀬田地域支えあい推進室長
中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)、波多江貴代美でございます。
波多江中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
よろしくお願いいたします。
瀬田地域支えあい推進室長
北部すこやか福祉センター所長、田中政之でございます。
田中北部すこやか福祉センター所長
よろしくお願いします。
瀬田地域支えあい推進室長
北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)、大橋雄治でございます。
大橋北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)
よろしくお願いします。
瀬田地域支えあい推進室長
北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)、天野秀幸でございます。
天野北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
よろしくお願いいたします。
瀬田地域支えあい推進室長
南部すこやか福祉センター所長、南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)兼務、相澤明郎でございます。
相澤南部すこやか福祉センター所長、南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)
よろしくお願いします。
瀬田地域支えあい推進室長
南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)、宇田川直子でございます。
宇田川南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
よろしくお願いいたします。
瀬田地域支えあい推進室長
鷺宮すこやか福祉センター所長、小田史子でございます。
小田鷺宮すこやか福祉センター所長
よろしくお願いいたします。
瀬田地域支えあい推進室長
鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)、松本麻子でございます。
松本鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)
よろしくお願いいたします。
瀬田地域支えあい推進室長
最後でございます。鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)、高橋昭彦でございます。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
よろしくお願いします。
瀬田地域支えあい推進室長
以上、地域支えあい推進室各参与の紹介とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
委員長
ありがとうございます。
野村健康福祉部長
健康福祉部長の野村でございます。よろしくお願いいたします。
それでは、私のほうから健康福祉部の各参与について御紹介を申し上げます。
まず、保健所長、寺西新でございます。
寺西保健所長
よろしくお願いいたします。
野村健康福祉部長
福祉推進担当副参事、藤井康弘でございます。
藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)
よろしくお願いします。
野村健康福祉部長
保健予防担当副参事、坂野晶司でございます。
坂野健康福祉部副参事(保健予防担当)
よろしくお願いします。
野村健康福祉部長
健康推進担当副参事、石濱照子でございます。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
よろしくお願いいたします。
野村健康福祉部長
障害福祉担当副参事、永田純一でございます。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
よろしくお願いいたします。
野村健康福祉部長
続きまして、生活援護担当副参事、伊藤政子でございます。
伊藤健康福祉部副参事(生活援護担当)
よろしくお願いいたします。
野村健康福祉部長
生活保護担当副参事、鈴木宣広でございます。
鈴木健康福祉部副参事(生活保護担当)
よろしくお願いします。
野村健康福祉部長
学習スポーツ担当副参事、浅川靖でございます。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
よろしくお願いいたします。
野村健康福祉部長
以上、健康福祉部の各参与でございます。
委員長
ありがとうございました。
それでは、議事に入ります。
議案の審査を行います。
第49号議案、中野区新型インフルエンザ等対策本部条例を議題に供します。
本件について理事者から補足説明を求めます。
藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)
それでは、中野区新型インフルエンザ等対策本部条例の制定につきまして、お手元の補足資料(資料3)に基づきまして御説明いたします。
この対策本部条例につきましては、国の新型インフルエンザ等対策特別措置法の制定に伴って区として制定する必要があるものでございます。
制定の背景と趣旨といたしましては、新型インフルエンザ等感染症に対する対策の強化を図り、国民の生命と健康を保護し、国民生活や経済に及ぼす影響を最小とすることを目的として、新型インフルエンザ等対策特別措置法が平成25年4月13日に施行されたというものでございます。
同法では、生命や健康に著しく重大な被害を与えるおそれがある新型インフルエンザ等が国内において発生し、急速に蔓延するおそれがあり、国が新型インフルエンザ等緊急事態宣言を行った場合には、区は直ちに対策本部を設置しなければならないということが規定されております。
そこで、中野区新型インフルエンザ等対策本部に関し必要な事項を定めるために本条例を制定するものでございます。
2番といたしまして、この条例で定める主な内容と条例の施行規則で規定を予定している事項について御報告いたします。
まず、1番といたしまして、対策本部の組織については第2条で規定いたしまして、まず本部長として、対策本部の事務を統括。副本部長といたしまして、本部長を補佐し、本部長に事故があるときはその職務を代理する。本部員といたしまして、本部長の命を受け、対策本部の事務に従事するものを規定いたします。
規則では、この本部長に区長、副本部長に副区長及び教育長をもって充てることを予定しております。本部長に事故があるときには、職務代理者に関することを規則で規定いたします。また、中野区の職員ではございませんが、中野区の区域を管轄する消防署吏員の、本部員として任命するということを規定いたします。
次に、(2)といたしまして、本部長は、対策本部における情報交換及び連絡調整を円滑に行うため、必要に応じ、対策本部の会議を招集するということを第3条で規定いたしております。
この関係につきまして、規則では、対策本部会議の構成及び審議事項に関することを規定いたします。
(3)といたしまして、本部長は、必要があると認めるときは対策本部に部を置くことができるということを第4条で規定いたします。
これに関係いたしまして、規則では、対策本部に置く部の名称及び分掌事務等に関して規定するということを予定しております。
以上、簡単ですが、新型インフルエンザ等対策本部条例の制定についての概要を御報告いたしました。よろしく御審議の上、了承いただきますようお願いいたします。
委員長
御苦労さまです。
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
中村委員
1点だけ教えてください。この中野区新型インフルエンザ等とあるんですけれども、新型インフルエンザ以外に何か考えられる、想定されるものというのはあるんでしょうか。
藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)
過去にSARSですとか、ちょっとインフルエンザとは違うけれども、急激に感染症が広がる、そういう感染症が発生したんです。将来的にもそういうふうな、インフルエンザとは異なるけれども、同じような被害をもたらす感染症が発生することがあるということで、「等」がついております。
中村委員
基本的に感染症がはやったときというか、そういうような状況になったときにこれが発令されるというか、そのための条例になるということでよろしいんですか。
藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)
国レベルでは、WHOでそういう新型のインフルエンザ等が発生して、人から人にうつるという危険が生じたときに対策本部が設置されますけれども、区市町村のレベルでは、実際にその病原性の高い新型インフルエンザ等が国内で発生して、それが急速に蔓延していると。また、その被害が著しいというふうなことがあった場合に、緊急事態宣言を国が行って、そのときにこの対策本部を設置するということになります。
やながわ委員
おはようございます。国がこういう特別措置法を施行したことに伴って、中野区も今回条例を設けてやるんですが、従来だと、これは危機管理になるんじゃないかと思うんですが、こっちの所管になった事情というのはどういったものなんでしょうか。
藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)
区として以前から健康危機管理対策本部を設置しまして、そういう同じような事態が発生したときにはそれなりに区としても対策をとってきたわけですけれども、ただ、これは任意でやっているというものになりますので、法に基づいて、国、都道府県、市町村が一体として動くようなものではなかったということがあります。今回、対策措置法で国のほうで法律として整備されたということで、国、都道府県、区市町村がそごのないように一体的に行動ができるようになった。国のほうで危機管理体制としていろいろとそういうふうな整備をしておりますけれども、区といたしましては、健康危機管理対策本部、あるいはそれに基づいての行動計画につきましては、もともと保健予防ですとか、福祉推進のほうで事務局を設置して動いていたというふうな経緯がありますので、中野区といたしましては、危機管理部門ではなくて、こちらの健康福祉部のほうでこの対策本部についての条例についても所管をしているという事情になっています。
やながわ委員
わかりました。今回この対策本部の設置ということで、本部長は区長がなると。副本部長に副区長と、そして教育長。そこからどういう、何ていうんですか、流れがあまり見えないんですが、もちろんこちらの対応になるんだと思いますが、どういう対応をされていくのかというのが、ちょっとここだけじゃ、本部長が区長で副本部長が教育長だとか副区長で即座に、緊急性を要するものだと思うんですが、そういった対応はどのようにされているんでしょうか。
藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)
この対策本部の条例だけでは、確かに具体的な行動の部分が見えないというところであります。従来から健康危機管理対策において、行動計画についてマニュアルとして整備して実際の対応はとっております。今回、国のほうも法だけではなくて、それに基づいて、実際に動く部分については行動計画として、従来もありますけれども、それをさらに整備した形で予定しておりまして、現在はガイドラインが盛り込めることになっているという状態になっております。中野区でも国のほうの行動計画、ガイドラインのほうが固まりまして、次に都道府県のほうの行動計画について固まったときに、それと整合性のある行動計画を区としても定めて、一体として動けるようにするということをいたしております。
やながわ委員
その流れはわかりました。いつごろになるんでしょうね。国が固まり次第ということなんですが、やっぱりいつどうなるかわからないので、そういったものが我々の目にも触れておくことが大事だと思うので、そのスケジュールなんかがわかれば。
藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)
国のほうは現在そのガイドラインについて、パブリック・コメントを6月の半ば過ぎということで書いております。その取りまとめをした後、国のほうは決定するものと考えておりますけれども、東京都のほうは、それを受けて都としてのものを9月ぐらいには提示したいというふうに言っておりますので、提示されたときには速やかに区としての行動計画についてもつくっていきたいというふうに考えております。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、休憩して取り扱いを協議したいと思います。
委員会を休憩します。
(午前10時14分)
委員長
それでは、委員会を再開します。
(午前10時15分)
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより本件について採決を行います。
お諮りします。第49号議案、中野区新型インフルエンザ等対策本部条例を原案どおり可決すべきものに決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第49号議案の審査を終了します。
続いて、次に第50号議案、中野区立弥生福祉作業所条例の一部を改正する条例を議題に供します。
本件に関連した所管事項の報告を先に受けたいと思いますので、ここで本議案を一旦保留したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、第50号議案をここで一旦保留とします。
それでは、本議案に関係する所管事項の報告を受けたいと思います。
所管事項の報告8番、中野区立弥生福祉作業所への指定管理者制度の導入及び指定管理者の募集についての報告を求めます。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
それでは、中野区立弥生福祉作業所への指定管理者制度の導入及び指定管理者の募集について御報告をさせていただきます。
恐れ入りますが、お手元に配付しております資料(資料4)でございます。後ろから5枚目ぐらいになると思います。こちらに沿って御説明をさせていただきます。
本件は、表題の下にただし書きが書いてございますように、今定例会におきまして当該条例が可決されることを前提とするものでございます。
なお、弥生福祉作業所への指定管理者制度の導入につきましては、平成24年度の事業見直しにおきまして、平成26年度に指定管理者制度を導入するという方針決定に基づくものでございます。平成24年度事業見直し内容につきましては、当委員会におきまして、平成24年11月19日に見直し(案)について御報告をさせていただきました後、議会からの御意見、区民からのパブリック・コメント等を踏まえまして決定いたしましたものを、本年2月4日に改めて御報告させていただいてございます。また、指定管理者制度導入に向けた準備経費を盛り込みました平成25年度予算につきましても、御審議の上、議決をいただいているところでございます。
このような経緯を踏まえまして、今回、その具体的な内容につきまして御報告をさせていただくものでございます。
初めに、1番、対象施設等でございます。
弥生福祉作業所でございますが、現在、生活介護事業を定員20人、就労継続支援(B型)事業を定員55人として実施してございます。平成26年度からの指定管理者制度の導入に当たりまして、新たに就労移行支援事業を定員10人で開始し、一方、就労継続支援(B型)事業の定員を45人に減ずることを想定してございます。これは障害のある方の就労支援につきまして、今後さらに強化を図るために就労移行支援事業を実施する必要があることから見直しをするものでございます。
次に、2番、管理運営方法につきましては、民間事業者の柔軟性・創造性を活用した就労支援や生活支援などサービスの向上を図るため、指定管理者制度を導入するというものでございます。
3、指定期間につきましては、平成26年4月1日から平成31年3月31日までの5年間でございます。
4、選定方法につきましては、指定管理者による柔軟性に富んだ事業の提案及び展開を求めることから、企画提案公募型事業者選定方式を採用し、中野区公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する条例等に基づき選定するものでございます。
5、公募期間は、平成25年7月19日から平成25年8月19日までを予定してございます。
6、今後のスケジュールといたしましては、6月の、本日でございますが、第2回定例会におきまして条例改正の議案を提出させていただいております。そして、7月から8月にかけまして指定管理者候補者の公募、10月に選定、12月、第4回定例会におきまして、指定管理者の指定に関する議案を提出させていただきまして、平成26年4月から指定管理者による業務開始を予定しているところでございます。
御報告は以上でございます。
委員長
御苦労さまです。
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
浦野委員
何点かお伺いさせていただきます。平成24年の4月から障害者自立支援法で、今の生活介護事業と就労継続支援(B型)ということになったと思うんですけれども、ここで今、定員がそれぞれ20名、55名ということになっていて、今後その指定管理者の行う事業の中では生活介護事業のほうは定員が20名で変わらないということなんですけれども、就労継続支援(B型)の事業のほうが二つに分かれて、55人が45人、新たに就労移行支援事業が10人ということになっているんですけれども、これまでの事業概要などを見ますと、大体、月平均の作業人数が出ていて、今の定員55人というのが現状で少し定員待ちという声も聞かれたりもしているんですけれども、今の現状の定員がどうなのかということと、あと、定員が今回45人に減ってしまうことでの利用者の方への影響というのはどうなるのか、お願いします。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
現在の弥生福祉作業所におけます利用状況ということでございますが、生活介護、定員20名に対しまして、実人員、実際御利用いただいている方は現在17名でございます。また、就労継続支援(B型)事業が55名の定員に対して、4月1日現在で39名の御利用をいただいているということでございまして、いずれも定員につきましては、現在余裕があるという状況でございます。
また、就労移行支援を実施するということに当たりまして、現在B型に在籍しておられる利用者の方の中で、今後一般就労を目指していきたいと希望されていらっしゃる方も現在いらっしゃいますので、そうした方につきましては、この就労移行事業のほうに移行されるという方が何名かいらっしゃるだろうという想定をしてございます。
浦野委員
そうすると、今は55人で――就労継続支援(B型)のほうですけれども、39人ということで、定員は若干の余裕があるということでした。それで、今利用されている39人の4月1日現在での中で、この就労移行支援、今、何名か現時点で移行される予定の方がいるという。これは大体、今の時点で何名ぐらいを想定されているんでしょうか。10人より多いということはないんでしょうか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
現在の状況としては、5、6名程度ではないかというふうに考えてございます。
浦野委員
じゃあ、現時点ではそういう想定ということですね。わかりました。
それで、今、弥生福祉作業所を利用されている方の中で、障害の度合いが重くて介助量が重い方もふえてきているというふうにも聞いているんですけれども、また同性の介助がしてほしいということで、男性の介助者の方が今ちょっと不足していて、利用者の中からも男性の介護をふやしてほしいというような声もあるんですけれども、それは今後これに仮になった場合に、そういった要望なんかはどうなっていくんでしょうか。現状では今ちょっと足りていないということで利用者の方も聞いているんですけれども、そのあたりをお願いします。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
指定管理者の募集に当たりまして、そうした職員の配置につきましては、同性介護という観点から、職員の男女比等についての配慮をしていくといったような規定を募集要項の中に明記をしてまいりたいというふうに考えてございます。
浦野委員
それは、利用者の御要望にある男性の比率を少しふやしていくというような中身でよろしいんでしょうか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
はい、そのとおりでございます。
浦野委員
わかりました。ありがとうございます。
1年前にですかね、中野福祉作業所も指定管理導入というふうになったと思うんですけれども、改めてこの指定管理者制度に移行する理由、ここの今御説明いただいた中にも、民間事業者の柔軟性や創造性ということで、入れるとき大体こういう文言が出てくると思うんですけれども、移行する理由、またそのメリット、それでメリットだけじゃない面ももちろんあると思うんですけど、そのあたり、もう一度お願いします。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
指定管理者制度を導入する理由といたしまして、民間事業者の柔軟性・創造性を活用したサービスの向上ということでございますが、具体的に中野福祉作業所での例で御紹介をさせていただきますと、その指定管理者である法人のグループ力を発揮いたしまして、例えば、印刷業の中の業務の仕事の一つとして、封入・封緘作業などを大量に受注するということによりまして、通年で途切れることのない安定的な作業を確保できていると。それによりまして、工賃の向上を図ることができているという点がございます。
また、早稲田通り沿いに「十五や」という店舗がございますが、これを指定管理者が改装いたしまして、直営のころには月に3回の開設でございましたが、現在は平日は毎日開設いたしまして、そこで自主生産品を販売するということによりまして、その利用者の方が接客や品出し、レジ打ちなどを経験して、お客様との触れ合いの中で働く喜びを感じながらスキルアップを図っていくと、そういったような取り組みが実践されているといったような状況がございます。
浦野委員
今おっしゃられたメリットの面だけだったと思うんですけれども、そういったことは今のままの区の直営ではできないのか。また、今回新たに就労移行支援事業が定員10人でということですけれども、これは今の区の直営のままではできないものなんですか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
まず、このような取り組みが直営ではできないのかということにつきましては、職員、直営の職員も一生懸命努力して取り組んでいるところではございますが、民間事業者ならではの仕事のつながりでありますとか、広い経験の中で培ってきたノウハウというものがございますので、そうしたところはやはり民間の強みではないかというふうに考えております。
また、就労移行支援事業の実施は直営ではできないのかということにつきましては、これは指定管理者制度とは直接関係ございませんので、それは直営か民間か、指定管理かということは関係ないということでございます。
浦野委員
では、最後にしますけれども、直営でもこの新たに始めようとするのはできるということですね。やっぱり指定管理者制度の導入で一番その行政の責任というところが、私たち会派としてもこれまで指摘してきたと思いますけれども、そういった意味で、もちろんメリットの面もあることは今の御説明もありましたけれども、一端はやっぱり行政の責任ということで、そういったところが危惧される面がありますけれども、その点、最後に答弁いただけますか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
指定管理者制度の導入によりまして、この事業運営を全て民間事業者に任せてしまうということではございませんで、区といたしましても、定期的にその業務が適正に執行されているか、また、一定のサービス水準が確保されているか、そうしたことにつきまして、継続的に点検・検証を行いまして、必要に応じて改善を指導していくといったようなかかわり方をしっかり行政として責任を持って行ってまいりたいというふうに考えてございます。
やながわ委員
今回、指定管理者制度の導入ということで、やはり障害者の方々が賃金を得て働けること、これは大変重要な視点だと思っていますし、指定管理のこの制度、これから公募するわけですけれども、そういった障害をお持ちになってもきちっと働けるという、門戸を広くして、そういった直営ではできにくい、こういうことが私は大きなポイントだろうと思っているんですね。中野区も特例子会社があって、アイエスエフネットというね、ぜひ担当所管は勉強してきてもらいたいなと。中野の障害をお持ちの方がなかなか受け入れられないとか、いろいろな事情があるかもしれないけれど、そこはアイエスエフネットがどういうふうにやっているのか、本当に学ぶべきことが多いんじゃないかと思うんですね。それで、今回の指定管理者導入に当たって、やっぱりここの就労移行支援事業がきちっと入るわけで、この目的をきちんと達するということは、福祉作業所の中で営々とやっていくというんじゃなくて、その人がいろんな機会があったらいろんなところに出ていくという、こういうふうになっていかないと、こうした意味がないんだと思うんですが、その辺はどういうふうな方針を持って臨むんでしょうか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
本年4月に障害者雇用促進法に基づきます法定雇用率が15年ぶりに引き上げられたということがございます。こうしたことからも象徴されますように、近年、障害者の就労意欲の高まり、大変高くなっているというふうに認識してございます。また、企業等におきましても、企業の社会的責任の取り組みとして、御紹介いただきましたような特例子会社等々の取り組みもさまざまな形で展開しているところでございます。区といたしましても、障害者の就労支援をさらに推し進めていくために、こうした民間のノウハウ等々学びながら、区としてしっかり進めてまいりたいというふうに考えてございます。
やながわ委員
私たちも同僚議員とアイエスエフネットグループの本社に行ってまいりました。青山にあるんですね。全体の社員というか従業員は2,000人ぐらいいて、その半数が障害者、また発達障害の方とか、ずっと引きこもりだった人、あるいはニートだった人、それから鬱の人、そういう分野の20の分野がある。今回も一般質問で甲田議員が質問していましたが、やっぱり人間が働けることということが最大・最高の尊厳なんだという、そういうことを考えると、こうした自治体で一つひとつやっていくこの事業を、ちょっとそういうところにぴたっとはめていってあげないと、何かやっても、こう任せたらおしまいというんじゃなくて、本当、一人ひとりが働ける意欲と、そして、誰でもどこでもいつでも人間が働くことのとうとさというものを、やっぱり区民の1人でも2人でも感じていかれるような事業にしていかなければいけないと、こう思うんですね。
ですから、今回もこうした指定管理を導入することによって、そうした人たちが1人でも2人でもふえていくことの一石になっていく、こういうことを大きく要望しておりますので、どうか担当が、国の法律も大きく変わりました。そしてまた企業等々もこうした意識も変わっていかざるを得ない。でも、一番の底辺に位置していく自治体の方向性もきちっとそれにのっとった姿勢で臨んでいただきたい。これを要望しておきますので、よろしくお願いいたします。
吉原委員
健康福祉部の今回の指定管理者制度の導入以前に、健康福祉部関係の施設で指定管理者制度が導入された事例というのは何件ぐらいありますか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
これまで指定管理者制度を導入した事例といたしましては、かみさぎこぶし園、障害者福祉会館、生活寮、仲町就労支援事業所等がございます。
吉原委員
以上4件の実績を踏まえて、区直営よりも指定管理者制度のほうがメリットが多々あるという認識でよろしいわけですよね。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
これまで指定管理化によりまして、そうした民間活力を活用したサービスの提供がしっかりと提供されてきているというふうに考えてございます。
むとう委員
2012年度から事業見直しで今のこの流れになってきているという御説明でした。実際に利用されている方々からは、今回のこの移行についてはどのような御意見が出ているのか、御紹介ください。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
この指定管理者制度の導入に関連いたしまして、保護者会での御説明をさせていただいております。その席上で出されました意見といたしましては、この指定管理者制度によってどういうふうに変わるのか、不安なので現状のまま続けてほしいといったような御意見、また、指定管理者制度に変わるのであれば、優良な事業者を選定していただきまして、十分な職員体制を確保するなどにより、現状以上のサービス提供をできるようにしてほしいといったような御意見、また、事業者の選定に当たりましては、利用者、保護者の意見を反映してほしい、また、引き継ぐ際は、利用者が不安にならないように丁寧に引き継ぎを行ってほしい、そういったような御意見、御要望をいただいております。
むとう委員
いろいろ障害の方がいらっしゃいますけれども、やはりなかなかコミュニケーションがとりにくい方も多くて、職員となれていくというか、意思の疎通が図れるようになるにはすごく時間がかかると思うんですけれども、引き継ぎ、移行についてはどのようなプランになっているんでしょうか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
指定管理者の指定が決定次第、相手の指定管理者と具体的なスケジュール調整等々させていただきますが、予定といたしましては、年明けの1月から3月の約3カ月間におきまして、施設長をはじめといたしまして、サービス管理責任者、あるいは直接支援に携わる支援員等々のスタッフについて、一定の時間をかけて丁寧に引き継ぎを行っていくといった計画でございます。
むとう委員
その点においては、さきに指定管理者となった中野福祉作業所のほうでは、その後3カ月たったところで区の職員は全員いなくなってしまうわけですけれども、その後というのは混乱なくできてきたことなんでしょうか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
中野福祉作業所の引き継ぎにおきましては、ただいま御紹介させていただきましたようなスケジュールで引き継ぎを実施させていただきました。そして4月には全て直営の職員はいなくなるわけですが、そこで全く混乱がなかったのかといったことはないかと思います。それなりに戸惑いや混乱はあったのかもしれませんが、いずれにしましても、そのスタッフの方々の職員ですね。指定管理者の職員をはじめといたしまして、また区の担当職員もその状況を早目早目に察知し、対応を協議していくといったような体制をとらせていただきましたので、大きな混乱に至ることなく、安定的に引き継ぎが完了したというふうに考えてございます。
むとう委員
中野福祉作業所、1年はたったわけですよね。この1年間で指定管理者のほうの職員の入れかわり状況というのはなく、安定していたのでしょうか。その辺、把握はしていますか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
中野福祉作業所の職員につきましては、当初14名でスタートしてございます。現在もその体制であるというふうに承知をしておりまして、その中の人事異動等もございますので、そのうち何人がかわっているかというところまでは、申しわけございません、承知してございません。
むとう委員
その指定管理者、いろんなところで行っているんだけれども、今その把握していないという部分が、正直言って私は気がかりな部分なんですね。やはり本当に、先ほど言いましたように障害のある方とのコミュニケーションを図っていくというのはなかなか大変なことなので、意思の疎通を十分とり合うまでには、信頼関係を築くには時間も必要ですし、指定管理者の方がそんなにちょこちょこ入れかわっていなければいいなという思いがあってお尋ねしているんだけれども、指定管理者になってしまうと、その後はちゃんと区のほうでも業務については管理・指導していくというふうにおっしゃっていたけれども、この辺は把握していないというのはどういう管理・指導体制をとっていたのかなと思ってしまうんですけれども、いかがなんですか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
中野福祉作業所の指定管理者の職員の入れかえ、異動については大幅なものはなかったということでございまして、特に職員との関係で利用者のほうから何らかの御意見とか御不満等をいただいたということはございません。
むとう委員
では、よかった。今伺って安心いたしました。本当にその点がずっといろんな部署での指定管理者に移行したときの気がかりな点ですので、しっかりそこは見ていってほしいなというふうに私は思います。
それで、今度この予定だと、福祉作業所は全部直営がなくなる。なくなるって、二つしかなかったわけですけど、なくなるわけですけれども、先ほど障害福祉分野での指定管理者というのは4カ所ということでしたけれども、直営で残っているところは逆にどこなんでしょうか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
直営でこのような支援を行っている施設は、この弥生福祉作業所だけでございます。
むとう委員
やっぱり、そうなるとすごく私は心配してしまうのは、区が直接的なそういうサービスの提供の場面から全く手を引いてしまうことになっちゃうということになることが、やっぱり区の水準を一定程度保っていくこと、それから、今はまだ現場を経験した職員の方がいらっしゃるから、そういう目で経験を生かした管理・指導ということもできていくのかと思うんですけれども、これで最後、弥生福祉作業所が指定管理者になってしまうと、障害福祉分野での直営がなくなっちゃうということで、職員の、中野区の職員も定年を迎えて入れかわっていったときに、今度は現場を知っている人がいなくなってしまうということの、私はそういうことで起こり得る中野区のこういった障害者施策の力が落ちていく可能性があるのではないかというところが心配な点なんですけれども、その辺についてはどういうふうに考えているんでしょうか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
民間活力の導入に当たりまして、区の関与がなくなるということではございませんで、区の関与の仕方を変えていく。区の仕事の役割、機能を見直していくということが同時に必要であるというふうに考えてございます。例えば、民間事業者ですと第三者評価によりまして、より専門的な検査機関等によります定期的な評価を受けることによりまして、その評価結果を受けて、さらに改善に取り組むといったような仕組みが社会全体で構築されてきているというふうに認識してございまして、そうしたさまざまな外部の専門的な資源を活用しながら、区として継続的にそうした評価、改善、チェックを行っていくといったような取り組みをすることによりまして、引き続き利用者満足度の高いサービスの提供、向上に努めてまいりたいというふうに考えてございます。
むとう委員
それは結構なことで、それでいいんだけれども、その関与の仕方を変えていくということで、それは一定理解するんだけれども、でも結局は現場を知らない職員ばっかりになっちゃうわけです。やっぱりこれ、本当に障害者の方の、日々一緒に接していて事業をすることによって現場で知る知識というのは、業者から聞いたりとか、利用者から聞いたりということももちろん大事なんだけれども、区として現場を知る職員がいなくなるということが私は最大の懸念なんです。そのことによって、中野の障害者福祉の力が衰えていく可能性がないのかというところをどう考えるかなんです。きちんとある程度監視する、関与していくというのはもちろんのこと……(「『監視』はいい言葉じゃない」と呼ぶ者あり)監視はいけないですか。関与していく、きちんと管理していくということなわけだけれども、やっぱりそこをしっかり見ていく力というのをどう保っていくかということがすごく私は重要かと思うので、そこをどういうふうに、現場を全部手放して、その上どうそれを担保していくのかというところをどう考えているのかというところをお答えください。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
区として関与の仕方を変えていくというふうに申し上げましたが、御指摘いただきましたように、区の職員として、この庁舎の中で机の上の書類だけで理解できるものというのは限りがございますので、やはり現場に足を運んで利用者の状況をつぶさに見たり、あるいは指定管理者の支援員から話を聞いたりといったような形で、今現在ですと、月に1回、連絡会といった形で利用者の御意見を伺ったりするような会を設けております。そうした機会に職員が現場の様子をしっかり見てくるといったような、職員から積極的に現場に出ていくといった取り組みもしっかりと進めていく必要があるだろうというふうに考えてございます。
吉原委員
先ほど事例として指定管理者制度、この件以外に4件あったと聞きますけれども、その中で、私は特に聞いていないんですけど、やっぱり区直営のほうがよかったとか、そういう事例というのはないんでしょう、特に。何か問題があったとかそういう話は聞かないんですが、その辺どうでしょう。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
これまで指定管理者制度を導入いたしまして事業運営を実施しております施設におきまして、利用者の方からの御意見、御要望、またトラブル等が全くなかったかということで申しますと、それはそれぞれの状況によってあったというふうに把握しておりますが、それに対して大きな問題とならないように、しっかりその都度、その指定管理者も対応してきているということで、全体としては、総体として安定的、そして信頼のできるサービス提供の場であり、また、サービスの質の向上が図られてきているというふうに考えてございます。
吉原委員
ということは、区の直営よりも、いろんな部分を含めて、指定管理者制度を導入したほうが総合的にすぐれているという認識でよろしいわけですよね。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
この指定管理者制度、まだ導入の歴史が浅いということもありまして、導入してからさまざまなそうした改善、見直しを繰り返して、そうした総合的な仕組みづくりに取り組んできて、そして今日、非常にいい形で運営がされているというふうに理解しております。
やながわ委員
さっき、むとう委員が監視と言った言葉はね、これは絶対間違いだと私は思うんですね。それはもう後で撤回していたと思いますが、そういう立場じゃないという。私も区側に期待したいのは、やっぱり指定管理にお願い、導入するという、そういったときに、区のほうも対等にそういう障害者の就労に対してどういう責任を持って、どれだけ多くの人々が、障害を持った人たちが働けるという、地域で市民権を得てきちっと賃金をもらって、自分の生活を自立していくという方向に持っていこうとするこの目的をしっかり持っていただいて、互いに学び合っていく、あるいは刺激をし合って、そういう方々にちゃんと環境を整えてあげるという、この対等な立場になっていただきたいというのが私は要望なんですね。区がこの指定管理を導入したから、上から目線でこうしろ、ああしろって、こうじゃないの、ああじゃないのっていう、これはあまり得策ではないと私は思っていますし、これからそういう民間の力を活用した行政のあり方っていっぱい出てくると思います。
そういったときに、任せたからいいんだって。いつだったか、もうかなり前ですね。やはり委託事業に関しては、任せちゃっているから、区はもう何にもしないと。たまたま任せられたのは、うちの娘の会社だったというこの実情があって、黙って聞いていました。そういうその、任せちゃったらあんたたちが全部やるのよという、こういう姿勢があったから、見えたから、私は大変厳しく指摘をさせていただきました。そうじゃなくてということに、上から目線であってはならないということ。そして、何が一番大事なのかといったら、そこで働く人たちが本当に気持ちよく生活、働ける環境をつくっていく、このために努力していただきたいと。また要望になっちゃうけれど、そういう姿勢をきちっと持っていただきたいという。多分そうだと思うんだけれど、その辺はどうなんでしょうかね。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
障害者の就労支援を進めていくという目標に向かいまして、民間活力を活用していく、その民間事業者との協力関係のあり方につきましては、しっかりとお互いに相互理解、連携をとりながら、しっかりと共通の目標に向かって事業を執行していけるような関係を構築してまいりたいというふうに考えてございます。
篠委員
指定管理で議会も12月には議決しなきゃならないわけですね。今、区に対して担当に質問しているんですが、議会も最終的には議決をしなければ、これは流れが出てこないわけですので、議決した議会にも責任があるわけです。監査からも指摘されているように、要するに指定管理者制度に対して議会は追いかけるすべをとろうとしていないという、悪い言い方をするとそうとられかねないこともあるわけです。しかしながら、指定管理者で対応しているところと区の関係においてはチェックが働いているというお話と受けてとったんですが、マニュアル的なものはあるのか。それは指定管理者、永田副参事のところなら永田副参事のところにはあるけど、ほかの指定管理者、例えば図書館とかそういうことについては知らないと。いずれにしろ、それは議会に報告しているのか。また、先ほど触れられた、現在では指定管理を受けた会社が、第三者機関によってさらにチェックをさせているというお話もありましたが、要するに、区がつかんだ情報を議会にも報告していただきたいということを思うんですが、その辺に関してどうですか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
指定管理者との間におきましては、仕様書、基本協定、年度協定等によりまして、その事業の内容等々につきまして定めてございます。これにつきまして、定期的に区として、それが適正に執行されているかのチェックをしているというところでございます。
これらにつきましての議会への報告等、情報公開等のあり方につきましては、かねてより提起をされてきてございますので、全庁的に現在検討しているところでございますので、その方針が決まり次第、そうした情報提供等のあり方につきまして、また御報告をさせていただきたいというふうに考えております。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
それでは、先ほど一旦保留しました第50号議案を改めて議題に供します。
本件について理事者から補足説明を求めます。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
それでは、第50号議案、中野区弥生福祉作業所条例の一部を改正する条例につきまして補足説明をいたします。
条例改正の内容につきましては、お手元の新旧対照表(資料5)をごらんいただきたいと思います。右の欄が現行、左の欄が改正案でございます。
初めに、第2条第1号の次に、第1号の2といたしまして、「障害者総合支援法第5条第13項に規定する就労移行支援に関する事業」を加えまして、第3号について文言整理をいたします。これは就労支援の強化を図るため、就労移行支援事業を加えるものでございます。
第3条につきましては、第2条に「就労移行支援に関する事業」を加えたことに伴いまして、利用対象者を拡大するものでございます。
また、現行の第1項第2号につきましては、中野区知的障害者福祉法施行規則等の規定が別途設けられておりますことから、削除いたします。
第4条につきましては、引用先と文言の整理を行うほか、第2項につきましては、第3条第1項第2号と同様に根拠規定が別途設けられておりますことから、削除するものでございます。
第5条から第10条につきましては、地方自治法の規定に基づき指定管理者制度を導入するに当たりまして、現行の規定を全て削除し、指定管理者が行う業務、休業日、事業時間、秘密保持義務等、損害賠償につきまして、現状を踏まえて整備するものでございます。
この条例の施行期日は、平成26年4月1日でございます。ただし、第10条の改正規定及び改正後の第5条の規定による指定管理者の指定その他必要な行為は、この条例の施行の日前にも行うことができるとの規定につきましては、公布の日から施行するものでございます。
よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、休憩して取り扱いを協議したいと思います。
委員会を休憩します。
(午前10時59分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午前11時00分)
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はありますか。
浦野委員
第50号議案の中野区立弥生福祉作業所条例の一部を改正する条例について、反対の立場から討論をいたします。
先ほどのやりとりでもありましたけれども、今回の改正の条例は、今まで区の直営であったものを指定管理者による業務委託にするためのものです。いろいろな民間の活力、柔軟性導入、創造性を活用したということもありますけれども、今回その移行の中にあります就労移行支援事業でも、これは区の直営によってもできるものということもありますし、やっぱり責任のところで、区が責任を持ってそういったことを対応していくことが重要と考えています。そういった面で、こういった指定管理者の導入に関しては区の責任の後退につながると考えておりますので、今回のこの指定管理者制度の導入には反対と、そういうことでこの条例改正案にも反対といたします。
委員長
他に討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより本件について挙手により採決を行います。
お諮りいたします。第50号議案、中野区立弥生福祉作業所条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
委員長
挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。
以上で第50号議案の審査を終了します。
次に、事業概要の説明を受けます。
瀬田地域支えあい推進室長
それでは、お手元に御用意があります事業概要(資料6)に基づきまして、まず、私からは地域支えあい推進室の事業概要について御説明させていただきます。
恐れ入ります。35ページをお開きください。
地域支えあい推進室は、地域活動推進分野、地域ケア分野、地域支援分野の3分野を所管しております。
初めに、35から36ページにかけての記載になりますが、地域活動推進分野から御説明いたします。この分野では、経営担当をはじめ五つの担当を設けまして事務を分担しております。
まず経営担当でございますが、ここでは地域支えあい推進室全体にかかわる計画調整をはじめといたしまして、目標管理、予算、決算、組織、定数、人事など、室全体の経営に関することを担当しております。
次に、地域自治推進担当でございます。ここでは区内15地域に整備しております区民活動センター全体に関する調整や支援、区内全域を対象といたしましての地域支えあいネットワークに関する調整・支援に関する事務を担当してございます。
次に、地域活動推進担当でございます。区民公益活動に関する政策助成をはじめといたしまして、区民公益活動推進協議会に関することなど区民公益活動の推進に関する事務、また、町会・自治会の行う公益活動事業への助成、老人クラブ運営費への助成など地域活動の支援に関する事務、さらに36ページに続きますが、高齢者調査、民生児童委員への活動援助など民生児童委員に関する事務を担当してございます。
次に、高齢者地域支援担当でございます。ここでは高齢者把握事業、通所型介護予防事業といった介護予防に関する事務、地域包括支援センター運営に関する事務などを担当してございます。
37ページに移りまして、地域ケア分野でございます。
地域ケア分野は、中部・北部・南部・鷺宮の各すこやか福祉センターの4カ所に設置してございます。通常、庁内で見られるような1カ所に1分野ということではなくて、4カ所のすこやか福祉センターのそれぞれの分野を束ねる形で一つの分野という形で構成してございます。
分野内に地域保健包括ケア、地域子ども家庭支援、この二つの担当を各すこやか福祉センターごとに設けてございます。
まず、保健福祉包括ケア担当でございます。保健福祉相談、障害者相談・支援を柱といたしました総合相談に関すること、精神保健相談・支援、難病患者相談・支援、家族介護支援といった個別支援に関する事務を担当してございます。
また、地域子ども家庭支援担当でございますが、こちらでは地域育児相談など地域子ども家庭支援、妊産婦保健指導、38ページのほうにまいりまして、乳幼児健康診査など地域子ども家庭支援に関する事務を担当してございます。
さらに、ふれあいの家、児童館、U18プラザにそれぞれ館長を配置いたしまして、児童館、U18プラザ運営など地域子ども施設運営に関する事務を担当しております。
続きまして、39ページに移ります。
地域支援分野でございます。こちらの分野も先ほどの地域ケア分野同様に、中部・北部・南部・鷺宮の各すこやか福祉センターの4カ所に設置してございます。4カ所をまとめまして一つの分野といった構成となってございます。
地域支援分野につきましては、地域活動、支えあい推進、地域健康推進の三つの担当を設け、事務を分担してございます。
まず地域活動担当でございますが、ここでは、すこやか福祉センター及び区民活動センターの運営に関する事務を各圏域ごとに担当してございます。また区民活動センター所長は、各すこやか福祉センター圏域ごとに、各すこやか福祉センター内に配置されてございます地域活動担当係長が区民活動センター所長をそれぞれ兼務してございます。
支えあい推進担当でございます。地域支えあいネットワークの推進、民生児童委員等の地域活動の促進などに関する事務を担当しております。
次に、地域健康推進担当ですが、ここでは健康講座、口腔健康学習支援、地域栄養活動支援など健康増進に関すること、40ページのほうに移ります。各地域での介護予防事業、それから、2カ所の高齢者福祉センター運営、15カ所の高齢者会館運営など高齢者施設運営に関する事務を担当しております。
以上、簡単でございますが、地域支えあい推進室の事業概要の説明とさせていただきます。
委員長
御苦労さまです。
野村健康福祉部長
それでは、お手元の資料、85ページをお開きいただきたいと思います。
健康福祉部、ごらんのように85ページ上段に記載のとおり、六つの分野で構成をさせていただいております。
87、88ページ、こちらの保健予防分野につきましては、後ほど保健所長のほうから御説明を申し上げますので、ここを除きました部分について私のほうから御説明を申し上げます。
まず、85ページ、86ページ、福祉推進分野でございます。こちらにつきましては、健康福祉部全体の経営というようなこと、それから高齢者に関する事務、それから、権利擁護といったようなことを主に所管してございます。
まず、経営の部分でございますが、健康福祉部全体の予算、人事管理、あるいは福祉全般に係ります計画の作成、あるいは、そのための福祉審議会の運営、さらには部全体の総合システムの運営というようなことを所管してございます。
高齢者の部分にまいりまして、こちらでは敬老事業ですとか、おむつサービスといったような高齢者福祉。
それから、次のページへまいりまして、権利擁護というところがございます。こちらにつきましては、成年後見制度ですとか、それから犯罪被害等の支援というようなことを所管してございます。また、いわゆる福祉オンブズマンといったような制度、こちらについても所管してございます。
それから、高齢者についての専門相談、これは高齢者虐待等々によって緊急に一時保護をしなければならないといったような事態に対応するセクションでございます。
最後のところの介護基盤整備につきましては、認知症グループホームですとか、特別養護老人ホーム、こういったものの誘導・整備といったようなことを計画的に進めている部門でございます。
続きまして、89ページでございます。健康推進分野になります。
こちらの分野につきましては、健康の推進に関すること、それから、がん等の健診に関すること、特定・高齢者の健診に関することといった大きく三つの業務を行ってございます。区民全体の健康の増進というようなことに取り組んでございます。
続きまして、90ページ、91ページの見開きになりますが、障害福祉分野でございます。
障害福祉分野につきましては、障害者社会参画担当、障害者福祉事業担当、自立支援給付管理担当、障害者相談支援担当、障害者施設担当、さらには、区の本庁舎外で施設といたしまして現在直営をしてございます弥生福祉作業所といったようなことになってございます。
冒頭の社会参画の担当でございますが、こちらが障害者の就労支援、それから自立支援協議会の運営、障害者福祉事業団への運営費の助成といったようなことを実施してございます。
それから、障害者に対する各種給付につきましてが、障害者福祉事業担当というところの所管になってございます。
それから、各種給付のほかに、この4月に法改正がございました障害者総合支援法に基づきます自立支援給付の管理というところが、この90ページの一番下段の担当になってございます。
右のページへまいりまして、障害者相談支援担当では、障害者に対する総合的な相談、サービスの利用支援といったようなことを実施してございます。
それから、中段の施設担当でございますが、こちらは障害者の施設の整備、それから、民営施設に対する運営費の助成といったようなことを実施してございます。
それから、弥生福祉作業所につきましては、現在直営で福祉作業所の運営を行っているというところでございます。
続きまして、92ページ、93ページ、生活援護分野にまいります。
この分野は、大半は生活保護法の事務ということを行ってございますが、その他、生活保護法外の区民あるいは生活困窮者への支援といったようなところの事務を行ってございます。
こちらの分野におきましては、区内を六つの地区に分割いたしまして、事業内容の表になってございますが、生活保護の援助、支援というものを担当してございます。そのほか、地区ではございませんが、高齢者担当、それから住所不定者、あるいは長期の入院・入所をされている方といったような方々を担当する施設担当といったようなものも置いてございます。
そのほか、こちらでは生活保護費等々の支払い事務を行います生活援護推進担当、医療給付等を行ってございます生活援護調整担当、それから、新規の生活保護の開始事務あるいは資産調査といったようなことを担当しております新規・調査担当、そのほか生活保護ということだけではなく、広く生活問題について、あるいは女性、それからDV、こういったことの相談に対応しております生活相談、女性相談を行う生活相談担当というものを置いてございます。
このほか、ハローワーク等との共同の取り組みというようなこともございまして、就労等の自立支援、あるいは貸付金、これを貸し付けを行うといった自立支援担当というものを置いてございます。
最後でございますが、94、95ページ、学習スポーツ分野でございます。
こちらの分野につきましては、生涯学習に関する情報の提供、事業の実施、それから、生涯学習の支援を行うということで、生涯学習調整担当と生涯学習支援担当といったものを置いてございます。
また、95ページにまいりますと、スポーツ施設でのサービスの提供あるいは支援を行うということでスポーツ担当、文化財の保護を行います文化財担当、それから、歴史民俗資料館でございますけれども、歴史や民俗に関する資料を収集し、展示し、運営を行ってございます歴史民俗資料館の館長というものを置いてございます。
以上が私のほうからの御説明でございます。
寺西保健所長
それでは、私から保健所事業について御説明申し上げます。
先ほどの87ページに戻っていただきたいと思います。保健予防分野をごらんください。保健予防分野には保健予防と結核予防の二つの担当がございます。
保健予防担当では、大きく分けると保健予防対策と感染症対策に関する事務を行っております。
保健予防対策といたしまして、新型インフルエンザ対策などの健康危機管理、あるいは人口動態などの衛生統計、高齢者インフルエンザワクチンや子どもの定期接種といった予防接種に関すること、それから、精神保健福祉法24条の通報受理など精神保健がございます。
次に、感染症に関することとしまして、感染症全体の流行状況や発生動向の調査、それから患者関係者、患者及びその関係者などの健康調査、消毒などの蔓延防止措置、それから、エイズや性感染症といった予防普及啓発活動を行っております。
次の88ページに行きまして、衛生検査に関することで、保健所業務に関係する、例えば食品衛生、環境衛生という全般の検査業務を行っております。
それから、結核予防担当のほうでは、結核予防に関することとしまして、結核の予防接種でありますBCGでありますとか、レントゲン撮影、あるいは結核患者の保健指導、薬局と連携した服薬の確認事業でありますとか、感染症診査協議会の運営などを行っております。
健康福祉部におけます保健所の事業については以上でございます。
委員長
御苦労さまです。
ただいまの説明に対し質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で事業概要の説明を終了します。
次に、所管事項の報告を受けたいと思います。
1番、採択された請願・陳情及び主な検討事項の処理状況についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
私のほうから、この三つの陳情のうち、地域支えあい推進室にかかわります一つ目と二つ目につきまして御報告をさせていただきたいと思います(資料7)。
一つ目が弥生高齢者福祉センターの存続についてということで、弥生高齢者福祉センターの廃止が提案されたが、弥生高齢者福祉センターは今後も必要な施設であり、機能の存続を求めるというものでございました。
また、二つ目の松が丘高齢者福祉センター廃止案につきましても、廃止案が示されているけれども、ある程度の負担をしてでも、地域の高齢者が継続して利用できるようにしてくださいというものでございました。
処理状況につきましては、二つのものいずれにつきましても、平成25年4月から新たな施設活用の中で、区の委託によりまして、高齢者の自主的な活動をする場とするスペース、憩いの場を確保するほか、健康維持増進に資する事業等も委託により実施を行うことといたしました。
藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)
私からは、健康福祉部に関する請願・陳情の主な検討事項の処理状況について御報告いたします。
まず、申しわけないんですけれども、ちょっと資料に誤りがございました。3番目の区分のところなんですけれども、「陳情」というふうに記載がありますけれども、申しわけございません。これは「請願」の誤りでございました。訂正をお願いいたします。
内容といたしましては、23年第2号の請願、知的障害者に就労の機会を提供する施設の整備への支援についてということで、23年第1回定例会で採択されたものでございます。
内容といたしましては、利用者が安全で快適な環境のもとで作業等ができるように、知的障害者に就労の機会を提供する施設の整備について御支援をお願いしますというものでございます。
処理状況といたしましては、この知的障害者就労支援施設の整備について、移転・整備等に係る情報提供や相談などの支援を行ってまいりました。これらにより、平成25年4月には、狭隘であった杉の子沼袋事業所の移転・整備が実現いたしまして、従前の2倍以上の作業スペースと安全で快適な環境を確保することができたところでございます。
委員長
御苦労さまです。
ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
2番、南部すこやか福祉センター等整備基本設計についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
それでは、資料(資料8)に基づきまして、南部すこやか福祉センター等整備基本設計につきまして御報告いたします。
この南部すこやか福祉センター等につきましては、平成24年7月に整備基本計画を策定いたしまして、7月26日、当厚生委員会にも御報告を申し上げております。その後、8月、9月にかけまして説明会を実施し、12月には説明会を受けての検討結果につきましても報告を申し上げているところでございます。今般、整備基本設計が決まりましたので、御報告いたします。
整備場所、建築概要につきましては、以下のとおりでございます。
この施設の整備施設でございますけれども、南部すこやか福祉センター、それから、(仮称)南部地域スポーツ施設、南中野地域事務所、防災倉庫、多目的広場となります。
4番の整備面積にありますように、すこやか福祉センターについては1,827.8平方メートル、地域スポーツ施設が2,756.9平米ということで、以下のとおりでございます。
5番のところに各階の主な施設を明記してございますが、後ほど図面で御説明をさせていただきたいと思います。
裏面にまいりますが、その他のところにございます。駐車場は20台、障害者用2台を含むものでございます。駐輪場につきましては118台を予定しているところでございます。
なお、区民説明会でございますが、解体工事に入りますため、6月14日に中野富士見中学校跡施設の解体工事説明会を行います。
また、この基本設計につきましては、7月2日、4日、6日、時間を分けまして、いずれも同一の内容で説明会を実施する予定としております。
8番、今後のスケジュールでございますが、7月から既存の校舎等の解体工事を行います。12月までに終了する予定となっております。2月には埋蔵文化財の試掘調査を行います。また3月には、この基本設計の後行います実施設計を完了する予定となっております。来年度に入りますが、5月から10月にかけまして、埋蔵文化財の現地調査を行うとともに、10月から1年半をかけまして建設工事を行う予定となっております。開設につきましては、平成28年6月を予定しているところでございます。
それでは、基本設計のほうをごらんいただきたいと思います。
1ページ目が完成予想図ということになっております。
2ページのところですね。2-1、設計コンセプト・計画の特徴というふうにございます。
設計コンセプトは四つ、わかりやすく使いやすい地域拠点施設、災害に強い安全・安心な施設、人にやさしい施設、環境にやさしい施設というのをコンセプトとしております。
計画の特徴でございますけれども、①のところ、南部すこやか福祉センターにつきましては、ゾーン分けをいたします。総合相談支援ゾーン、それから、子育て支援ゾーン、地域支えあい交流・地域交流ゾーンということで、フロアを分けましてゾーニングをする予定としています。
それから、②の(仮称)南部地域スポーツ施設でございますが、気軽にスポーツや運動のできる環境を整備するほか、区民の健康づくり、体力づくりを支援するものとしているところでございます。
なお、南中野地域事務所が併設となります。
④は多目的広場でございます。
その他機能といたしましては、避難場所の機能を備えるという予定にしているものでございます。
3ページのほうですね。2-2の配置計画のところが全体の図面になっております。
右側の図面のほうをごらんいただきたいと思うんですが、中野通りに面しまして、南部すこやか福祉センターと南中野地域事務所の施設ということで地上4階のものが建ちます。その左側ですが、(仮称)南部地域スポーツ施設としまして地上2階のものが建つ予定です。なお、その南側に多目的広場として整備する予定となっている。大きくはそういった設計になっているところでございます。
このあたりは基本計画のときと変わりはないところでございますが、基本計画の段階では多目的広場にテニスコート1面をつくる予定としておりましたが、それにつきましては、区民要望と地元からの要望等を受けた中で、多目的広場の中にテニスコートの1面の設置はしない。そのかわり、スポーツ施設の中でテニスが行えるようにするものでございます。
続きまして、3-1、地下1階の平面図になります。今後、各フロアごとに図面がございますけれども、緑のところがスポーツ施設になっております。地下1階、スポーツ施設の、主には25メートルプールと更衣室という設計でございます。地下1階でございます。
続きまして、5ページですが、3-1、1階平面図でございます。プールの上が屋内の運動場になります。それから、スポーツ施設側では多目的ルーム、談話・ロビー等がございます。それから、中野通りから入ったところが地域事務所。地域事務所は青くなってございますが、地域事務所のスペースになります。なお、ピンクの防災倉庫でございますけれども、これは外からも出入りができる。外から必要なものを取り出せる形を設計上組んでいるところでございます。
続きまして、6ページのほうにまいります。緑のところがスポーツ施設で、屋内運動場は天井高がございますので、2階部分はその吹き抜けになっています。左側にトレーニングルームを整備するものとなっています。トレーニングルームは2階に整備がされる予定です。このオレンジの部分がすこやか福祉センターになります。2階部分は、エレベーター等で上がっていただいたところで総合相談ゾーンになります。地域包括支援センター、障害者の相談支援事業所も含む全体的なすこやか福祉センターの事務室と相談室ができる予定となっております。なお、乳幼児広場もこの階、2階に整備する予定となっております。
続きまして、7ページのほうにまいります。
3-1、3階の平面図でございます。ここが健診等に使われる乳幼児の健診等のゾーンになります。子育て支援室、それから歯科診察室、内科の診察室、計測室、予診室等も備え、一時保育室もこのフロアで整備する予定となっているものでございます。
それから、8ページのほうにまいりますが、4階が、オレンジの部分ですね。すこやか福祉センターの支えあいの交流室、地域交流室等でございます。なお、地域交流室の中のところでは調理設備も用意する。調理室として使えるように考えているところでございます。
屋上につきましては、機械などを設置する、そういった予定になっております。
なお、9ページから立面図、断面図等をつけてございますので、参考にごらんいただきたいと思います。
委員長
御苦労さまです。
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
吉原委員
今後のスケジュール、平成26年2月に埋蔵文化財試掘調査とあります。これは、そういうものがあると予想されるからこういう調査をするのか、それとも、あるなしにかかわらずやらなきゃいけないものなのか、どっちなの。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
埋蔵文化財の試掘をしなければならない地域に指定されておりますので、埋蔵文化財の試掘調査を行うものですが、地域的に見て、出てくる可能性が高いというふうに考えております。
吉原委員
もし非常に価値のあるものが出てきた場合というのは、やっぱり工事のスケジュールとか、そういうものに影響を与えるようなことになるんでしょうかね。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
試掘の結果、埋蔵文化財の本調査に入りますが、本調査は26年の5月から10月を予定しております。たくさん出た場合にも、10月には調査を終えて、基本的には報告をつくることによりまして、ここの場所は新たな施設建設が可能でございますので、スケジュールについてはおくれがないというふうに考えております。
吉原委員
この地域周辺のそばで、それ相応の埋蔵物が発見された事例というのはあるんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
民間などが工事をしている際に発見されたということは聞いております。
吉原委員
どの程度のものが出てきたんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
申しわけございません。埋蔵文化財の全体のどの程度の価値のあるものかということについては、私のほうでは把握していない状況でございます。
むとう委員
初めて具体的な基本設計ということで、形が見えつつあるという状況なんですけれども、参考までに、今の段階でわかる範囲でいいんですけれども、このとおりのものを建てると建築費って大体およそ幾らぐらいを見込んでいて、維持管理費をおよそ幾らぐらいと見込んでいるのか、わかる範囲で教えてください。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
現在、この基本設計の段階での大まかな見込みになりますけれども、全体を合わせまして、税抜きで、消費税抜きになりますが、22億5,000万円程度がかかるというふうに試算をしているところでございます。財源につきましては、スポーツ施設については一定の財源、それから、そのほかにつきましても、社会資本総合整備交付金等、歳入としてもらえるものはもらうような形で検討しているところでございます。
むとう委員
もう1点、大体、維持管理費はどれぐらいというような大まかに考えている部分はあるんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
維持管理につきましても、太陽光発電等を使いまして、なるべく効率的に運営していきたいというふうに考えておりますが、金額として幾らかというのは現段階で、ちょっときょうは数字は持っていないところでございます。
むとう委員
建物って、立派な建物を建てれば、その後建てただけで済まないので、維持管理、補修も必要でしょうし、日々の中で維持管理って必要なので、やっぱり最初からどれぐらいコストが維持管理にかかっていくのかというものをある程度持ちつつ建設しないと、とんでもないことになっちゃうと思いますので、きょうの段階では数字はないということなんですが、当然そのことも考えて基本設計されていると思うので、きょうがわからないんなら、次回でもぜひお答えしていただけたらと思います。
委員長
ちょっと委員会を休憩します。
(午前11時35分)
委員長
委員会を再開します。
(午前11時36分)
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
この基本設計の後、実施設計に入りますので、実施設計の段階では数字を持って検討できるようにしていきたいというふうに考えております。
篠委員
学校のままのときも防災機能を持っていましたよね。それで、今回こういう整備をしたことによって機能が低下したとか、そうじゃない、以前と同じものは確保しているとかという検証はされているんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
中野富士見中学校の避難所としての収容スペースにつきましては、当該の新施設についてもしっかりと確保しているところでございます。また、マンホールトイレ等もつけまして、防災の機能としても向上させているところでございます。
むとう委員
お尋ねし忘れてしまったんですけれども、議会の中でもその地域スポーツ施設についてはさまざま御意見が出ていたかと思うんですけれども、先行してつくられている中部の部分であまり稼働していないし、あまり利用されていないし、あまり当初の思惑どおりには運営されていないということもあって、事業の内容についてはまだまだ模索途中なのかなという印象を持っているんですけれども、当然そのような実態を踏まえて、今回こういう基本設計になっているんだと思うんですが、その辺はどういうふうに加味されてこの基本設計になっているのでしょうか。お答えください。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
現在、前回御報告いたしました基本計画、それから、それに引き続く基本設計ということでございます。委員おっしゃったように、今、中部のほうでモデル事業を行っております。この中で利用率が低いというようなお話がございましたけれども、今、だんだん実際に場所を使ってスポーツをしていただく団体参加型スポーツ事業をやっております。また、教室事業ですね。健康・スポーツ教室事業、これについても1,000名以上の方が昨年度末まで参加されたということで、計4,000名程度の方の参加がございまして、また今年度も継続中でございます。ということで、必ずしも低いと、一概に低いというふうには言えないというふうに思ってございます。
その中で、その検証を南部の今回の施設に生かすというところにつきましては、主にスポーツ、今後、地域スポーツクラブとして本格実施する26年度の姿をどのようなものにするかという運営状況を主に検証して、南部にも生かしていくというスタンスでございます。ですので、中部のモデル事業をやりながら、そこで使い勝手の面とかで南部にとり生かせるものについては生かすということではございますけれども、前回そういった意味で、ハード、ソフトに分けたハードの部分で基本計画から基本設計、今回御報告したところについて、ハードを大きく変えたということはございません。
浦野委員
ちょっと確認の意味でお聞きするんですけれども、7番のところに区民説明会というふうにあるんですけれども、これは区民の方にどのようにこの説明会を周知して広報するのかというところを教えていただけますか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
これにつきましては、区報でお知らせするとともに、ホームページなどでお知らせをしています。また地元につきましては、地元の町会・自治会にお知らせするとともに、近隣にはポスティングもしているところでございます。
浦野委員
その近隣のポスティングの範囲というのは、例えばこの周辺、半径何キロ以内とか何メートルとか、そういう感じなんでしょうか。参考までですが。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
申しわけありません。すぐ調べて御連絡いたします。
委員長
答弁保留ですね。
浦野委員
わかれば教えてください。要は、広く知らせるということが大事だと思うので、それの確認で聞いたので、後で教えてください。
それで、この説明会、昼と夜それぞれ1時間なんですけども、説明としては、今ここで御説明いただいたようなこの資料をもって説明して、その後、質疑応答というような形、住民の人が意見を言える時間帯というのが、この1時間の中で確保されているのかどうかというのでお聞きしたいんですけれども。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
もちろん住民の方からの御質問等受ける予定でおります。説明については、時間的には半分以下で、半分以上をいろいろ御意見や御質問をいただく時間に充てたいというふうに考えております。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
じゃあ、答弁保留、よろしいですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
ポスティングの範囲なんですが、中野富士見中学校に接するブロックにお配りをしているという形になります。道路があると、その道路の外側のワンブロックを範囲としてお配りをしているということで、何メートルという規定は特に設けておりませんが、中野区で施設担当等が説明会を行う場合に、そのようにチラシのポスティングをしているというのが大体の標準的なやり方になっているところでございます。
むとう委員
今の御質問のところで重ねてお尋ねしたいんですけれども、要するに、区ではこの南部すこやか福祉センターというか、このエリアの人たちまでがここよって、何となく区が勝手にという言い方も失礼ですけど、おおよそ決めていらっしゃいますよね。その範囲にチラシは網羅しないということですか。つまり、これだけ立派なものをつくって、これだけの、少なくともそのエリアの方には使ってほしいわけじゃないですか。ですから、そういう意味では、区が行政的に分けているようなエリアを全部網羅してほしいなという思いがあるんですが、今の御説明、隣接しているブロックごとでこれは網羅できるんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
もちろん南部すこやか福祉センターの圏域にお知らせするというのが主眼でございますので、町会・自治会を通して周知をしているところです。自宅のポストに入れるというのは、その周辺のブロックに限っているというものでございます。
むとう委員
直接のチラシはもうごくごく近隣で、あとは町会とかいろんなさまざまな会を通じて知らせていただくという手法をとるということですね。
それで、あとこれ、説明会は私もよくよく見て気づいたんです。1時間なんですよね。解体工事については2時間ですけれども、基本設計の説明会1時間というのは、通常こういう説明会って2時間ぐらいは一応予定しているのかなとか思っていたんですが、今回1時間という設定で十分事足りるという判断に至ったのはどういうことなんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
先ほど申し上げましたように、8月から9月にかけまして基本計画の説明会を実施いたしました。そのときに2時間で設定しておりましたけれども、大体1時間で終わった状況でございます。それで今回、次に御説明いたします南中野の区民活動センター等の説明会も同日に行う予定でおります。それで、合わせまして2時間15分ぐらい、休憩を挟んで予定をしているところで、もちろん質問についていろいろありましたら、その都度個別にまた御説明をするような丁寧な対応はしていきたいと思っておりますが、これまでの説明会の状況を見まして、大丈夫かなというふうに判断しております。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に、3番、南中野区民活動センター等整備基本設計についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
それでは、南中野区民活動センター等整備基本設計について御報告いたします(資料9)。
これにつきましても、平成24年11月に基本計画を策定いたしまして、12月に本厚生委員会にも御報告をしているところでございます。1月に区民説明会を行いまして、その結果につきましても2月4日の厚生委員会で報告をさせていただいております。
整備場所、建築概要等につきましては、ここにあるとおりでございます。
整備する施設は、南中野区民活動センターと障害児支援施設でございます。
なお、本報告につきましては子ども文教委員会のほうでも御報告をさせていただいておりまして、障害児支援施設につきましては、厚生委員会の所管には外れるというものになっております。
整備面積はごらんのとおりでございます。
主な施設の配置につきましては、後ほど図面で御説明をさせていただきたいと思います。
裏面のほうをごらんいただければと思います。
7番に区民説明会がございます。7月2日、4日、6日に時間を分けて、いずれも同一内容で行います。先ほどの南部すこやか福祉センター等の説明会の後、10分間休憩をとってこちらのほうの説明をしたいというふうに考えているところです。
8番、今後のスケジュールでございますが、3月までに実施設計を完了いたします。26年の10月に現在あります弥生保育園の分園が閉園いたします。その後、その分園を撤去いたしまして、平成27年1月から平成28年3月まで15カ月の建設工事期間を予定しております。開設は平成28年6月、南部すこやか福祉センター等の施設と同時期の開設を予定しているところでございます。
それでは、基本設計のA3のほうをごらんいただきたいと思います。
1ページが完成予想図、パースということになります。方南通り側から見た建物になります。
2ページが設計の基本方針でございます。
整備する施設、南中野区民活動センターと障害児支援施設についての①施設整備のポイントですが、施設の配置等、近隣住民へ配慮した施設整備を考えております。また、バリアフリー化、省エネルギー対策をとります。
②外構整備のポイントでございますが、駐車場の確保、5台分を確保する予定です。それから、外構の緑化と緑の保全にも配慮しているものでございます。
外構のポイントとしましては、さまざまな大きな窓をランダムに配置し、通り側から見られるようになっているものでございます。また、まちと調和した外観ボリュームということで、方南通りに面した壁を、大きな部分を曲面にするということを考えております。できるだけ木材等を使用していきたいというふうに考えております。
具体的な設計方針につきましては、五つ設定しております。誰もが使いやすく管理しやすい施設、安全・安心な施設、快適性を重視した施設、コスト効率の高い施設、自然・地域特性を生かす施設というものでございます。詳しい中身につきましては、後ほどごらんいただきたいと思います。
図面のほうでございますが、3ページが1階でございます。この建物は3階建てで地下はございません。1階部分が、主にこのオレンジの部分が障害児支援施設になります。一番この図面の上側、南中野区民活動センター出入り口とございますが、区民活動センターにつきましては、1階部分はロビーと防災倉庫のみ、エレベーター等で2階に上がっていただくことになります。
4ページが2階部分です。黄色い部分が区民活動センターになります。エレベーター等で上がったところに地域活動交流スペース、オープンスペースで椅子等配置し、予約なしに御利用いただけるスペースを考えております。その下側ですが、地域活動室、また、その下側に洋室1、2がございまして、洋室1と2の間は可動間仕切りで、両方御利用いただく場合には間仕切りが外せるような形を考えております。その下、調理室でございますが、調理室から洋室2に行くドアを設置しておりまして、ここも御利用いただく際に両方一緒に御利用いただくこともできるように工夫をしているところでございます。
なお、エレベーターの下側に事務室を並べてございます。集会室管理事業者、運営委員会、それから区の職員の事務室を連続して配置してございます。
なお、一番下の部分、和室を1、2とつくってございますが、和室1と2の間も可動間仕切りといたしまして、両部屋を連続して御利用いただくことも可能な設計と考えております。
その左側が洋・和室ということで、奥に畳ベンチをつくった部屋を考えているところでございます。
なお、洋室4は、この中では割合と小規模な洋室として整備するものでございます。
なお、左側にオレンジの部分がございますが、こちらは障害児支援施設で、ここの廊下のところのドアは基本的には通常は閉めているものになります。下から上がっていただいて、障害児支援施設の部分になるというものになっているところです。
5ページのほうにまいります。5ページが区民活動センターの3階部分になります。多目的ホールとしましては、230平米余のものをつくっておりまして、150人程度が入れるというもので、現在の南中野区民活動センターの多目的ホールの約1.5倍の広さを確保しております。それから、多目的ホールの両脇に音楽室を二つつくっております。音楽室の1のほうが防音効果の高いもので、和太鼓等も実施ができるように想定しているものでございます。
なお、廊下の反対側に更衣室、倉庫等、また機械室等を配置するものでございます。
6ページ以降が立面図と断面図になりますので、ごらんいただければと思います。
委員長
ありがとうございます。
ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
むとう委員
すみません。この施設についても、この段階でのおよその建設費用の概算と、これも維持管理費がわかれば、それもあわせて教えてください。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
この基本設計の段階の建設工事費でございますけれども、消費税抜きで約10億円程度かかるというふうに見込んでおります。障害児施設も合わせて全体の工事費になりますが、10億円程度を見込んでいるところでございます。
維持管理費につきましては実施設計の中で、障害児の施設のほうもございますので、運営等の形に合わせてしっかりと検討していきたいというふうに考えております。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
ここでちょっと休憩させてください。
(午前11時54分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午前11時55分)
本日の審査はここまでとし、残りの所管事項の報告につきましては、6月10日(月曜日)に受けたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
以上で本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の日程を終了します。
次回の委員会は6月10日(月曜)午前10時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。
以上で本日の厚生委員会を散会します。
(午前11時56分)