平成18年10月13日中野区議会総務委員会(第3回定例会) 平成18年10月13日総務委員会 中野区議会総務委員会〔平成18年10月13日〕

総務委員会会議記録

○開会日 平成18年10月13日

○場所  中野区議会第1委員会室

○開会  午後1時02分

○閉会  午後3時01分

○出席委員(9名)
 伊藤 正信委員長
 小堤 勇副委員長
 奥田 けんじ委員
 大内 しんご委員
 長沢 和彦委員
 佐伯 利昭委員
 佐藤 ひろこ委員
 斉藤 金造委員
 大泉 正勝委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 助役 内田 司郎
 収入役 山岸 隆一
 区長室長 寺部 守芳
 経営改革担当課長(経営改革推進担当課長) 奈良 浩二
 政策担当課長(調査研究担当課長、政策推進担当課長、調査研究推進担当課長) 川崎 亨
 総務部長(未収金対策担当参事) 石神 正義
 総務担当参事 橋本 美文
 広聴広報担当課長(平和人権担当課長、平和担当課長、人権担当課長) 浅野 昭
 財務担当課長 篠原 文彦
 営繕担当課長 豊川 士朗
 人事担当課長 長田 久雄
 情報化推進担当課長 白土 純
 防災担当課長 中井 豊
 危機管理担当課長 斎木 正雄
 税務担当課長 遠藤 由紀夫
 副収入役 村田 宏
 選挙管理委員会事務局長 柳澤 一平
 監査事務局長 石﨑 新一
 
○事務局職員
 事務局長 山下 清超
 事務局次長 高橋 信一
 書記 荒井 勉
 書記 松本 桂冶

○委員長署名


審査日程
○議案
 第88号議案 中野区議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部を改正する条例
 第89号議案 中野区職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例
 第90号議案 中野区教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例
○陳情
 第24号陳情 中野サンプラザについて
○所管事項の報告
 1 平成18年度行政評価外部評価結果について(経営改革担当)
 2 平成18年度業務委託の提案制度への応募状況について(政策担当)
 3 平成18年度中野区区民公益活動推進基金からの助成金交付事業について(政策担当)
 4 区民公益活動に関する助成制度の再構築(案)について(政策担当)

委員長
 定足数に達しましたので、本日の総務委員会を開会いたします。

(午後1時02分)

 本定例会における審査日程及び3日間の割り振りについて協議したいので、委員会を暫時休憩します。

(午後1時02分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後1時03分)

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りいたします。お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿って、1日目は議案の審査と陳情の審査、所管事項の報告をできるところまで、2日目は所管事項の報告以下を行い、3日目は残りの部分を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろになりましたら休憩を入れますので、御協力をお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 これより議案の審査を行います。
 第88号議案、中野区議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部を改正する条例から、第90号議案、中野区教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例の3件については、関連あるため一括して審査を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、第88号議案から第90号議案の3件を一括して議題に供します。
 理事者の補足説明を求めます。
長田人事担当課長
 それでは、第88号議案から第90号議案まで、一括して議案の補足説明をさせていただきます。
 まず、第88号議案ですが、中野区議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例、それから中野区行政委員会の委員及び非常勤の監査委員の報酬及び費用弁償に関する条例、続きまして中野区長等の給料等に関する条例の三つの条例についての一部改正の議案になってございます。
 内容は、支度料の廃止及び外国旅行における宿泊料を定額の範囲の実費に改正するものでございます。
 施行期日は公布の日からというふうになってございます。
 お手元に第88号議案の新旧対照表(資料2)をお配りさせていただいておりますので、この新旧対照表をごらんいただきたいと思います。
 まず、1段目の中野区議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正では、第7条第3項の支度料の規定を削ります。
 同様に、中野区行政委員会の委員及び非常勤の監査委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正では、第5条第3項をごらんいただきたいと思います。ここに支度料の規定がございますが、この規定を削るものでございます。
 続きまして、中野区長等の給料等に関する条例の一部改正、これは資料の2ページ目をお開きいただきたいと思います。ここでは、第3条第2項の支度料の規定を同様に削るというものでございます。また、この新旧対照表の下段の方に表がございます。ここで、別表の旅費の額についての規定方法を変更いたしまして、東京都の条例を準用していたものを改め、別表の中で具体的な金額を規定するという方法にいたしました。
 なお、旅費の金額についての改正はございません。
 次に、第89号議案についての御説明をさせていただきます。同じく新旧対照表をお手元にお配りさせていただいておりますので、第89号議案の新旧対照表(資料3)をごらんいただきたいと思います。
 中野区職員の旅費に関する条例の一部改正でございます。内容は、第88号議案で御説明したものと同様に、外国旅行における支度料の廃止及び外国旅行における宿泊料を定額の範囲の実費に改正するというものでございます。また、規定の整備として、別表に規定する市町村名の変更をいたします。
 施行期日は、一部を除き、同様に公布の日からというふうにさせていただいております。
 お手元の新旧対照表をごらんいただきたいと思います。第6条のうち、支度料に関する規定を同じく削るものでございます。
 続きまして、第35条のところをごらんいただきたいと思います。第35条の外国旅行日当、宿泊料及び食卓料に関する規定のうち、宿泊料について「定額の範囲内の実費額による」という規定を加えるものでございます。この規定は、先ほど御説明させていただきました区長等の特別職の旅費にも準用されるものになっているものでございます。
 続きまして、第39条をごらんいただきたいと思います。第39条、支度料に関する規定でございますので、この部分も削除いたします。
 新旧対照表の2枚目をごらんください。別表についての改正をいたします。別表第1に市町村名の記載がございます。近接地内の地域を示した表でございますが、この表のうち、列記されております市町村について、市町村合併がございまして市町村名の変更がございました。このことに伴う、いわゆる規定の整備としての改正でございます。
 一番左のところ、改正案(第2条による改正後)という一番左のところ、施行期日がここの部分だけ平成19年3月11日からというふうにさせていただいております。津久井郡の藤野町の合併の施行日がこの平成19年3月11日のため、この部分だけ条例改正の施行日をベースに規定するものでございます。
 続きまして、同じ議案の新旧対照表の3枚目をごらんいただきたいと思います。別表で外国旅行日当、それから宿泊料、支度料について規定してある部分でございます。このうち、支度料についての表の部分を削除するものでございます。
 以上が第89号議案の御説明でございます。
 最後に、第90号議案、中野区教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正について御説明させていただきます。お手元の新旧対照表(資料4)をごらんいただきたいと思います。
 改正の内容は、さきに御説明いたしました各議案と同様の趣旨の改正の内容になってございます。それから、施行日につきましても同様でございます。公布の日からということにさせていただいております。
 第3条第2項に支度料に関する規定がございますので、これを削るものでございます。
 以上、大変雑駁でございますが、第88号議案から第90号議案まで一括して議案の補足説明をさせていただきました。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
委員長
 これより本件に対して質疑を行います。
 質疑はありませんか。
長沢委員
 3議案に共通するところでお聞きします。
 言ってみれば支度料を廃止するということです。支度料を廃止することの、なぜするのかという理由ですね。少し背景的なものも含めて御説明いただければと思うんですが、いかがでしょうか。
長田人事担当課長
 旅費につきましても合理的な内容の支出にすべきものであると、そういう大前提に立って、このことにつきましては社会情勢等の変化に適合した旅費ないしは費用弁償等の内容にしていくというのがこの改正についての基本的な考え方でございます。
 この支度料の意義ということでございますが、もともとは昭和25年に国家公務員等の旅費に関する法律が制定されておりまして、このことの意義といたしましては、外国において日本国民としての品位と体面を維持するために必要な支度を整えさせるための費用に充てるために支給される旅費であると、こういう意義をもって制定されたということでございます。当時の社会状況から考えますと、今日時点で社会状況に適合した内容にするという観点から、この部分については廃止すべきだと、そのように考えているところでございます。
長沢委員
 ありがとうございます。
 それと、この条例そのものではないんですが、例えば第88号議案の別表の中で、これは今の御説明いただいた支度料を廃止して、今度旅費の、いわゆる実費のところでどうするかと。現行においては、それが東京都の知事等の給料等に関する条例ということで、これを運用--援用というんですか、 されていたということですね。それを区の条例としてもこういう金額を定めるということだと思うんですが、例えばこういう東京都の条例か何かを援用していたというところで、他にもこれからそういうのを一定見直さなければならないというのはあるんでしょうか。
橋本総務担当参事
 御指摘のとおり、今回の改正の一つの意義といたしましては、これまで東京都知事あるいは東京都職員の指定職を適用してきたということで、他の自治体の条例を援用するということは中野区として適当ではないだろうと。中野区として条例をきちんと整備する必要があるということで、このような別表を改めさせていただきました。
 これ以外の問題につきましては、個々の条例を当たってみないと何とも申し上げられませんが、これまで都の条例の援用、あるいは国の考え方というか国の法律、これをそのまま横引いて決めるというようなものもございます。これから、そういったものにつきましてはでき得る限り、このような措置をとるよう努力したいと思います。
大内委員
 支度料というのは、海外視察をした場合にだけつくもの、国内の場合とかはつかないものなの。
長田人事担当課長
 そのとおりでございます。
大内委員
 ちょっと申しわけないんだけれども、この改正案の方なんだけれども、結局、第7条第3項のところに、「区域外を旅行したときに支給する」と書いてあるんだけど、旅行という言葉は適当じゃないんじゃない。視察とか--いいの。
長田人事担当課長
 この費用弁償ないしは旅費の本質が、公務を遂行するために必要な経費を実費で保証していくということですので、公務の内容がそれぞれ定義付けられてくるというふうに考えてございます。
 この条文上も、公務のため旅行した場合ということですので、内容的には委員御指摘のとおり、あくまで公務が前提だということを定義付けているものでございます。
委員長
 委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時16分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時17分)

 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、取り扱いを協議したいので委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時17分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時18分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより第88号議案から第90号議案、3件を一括で採決を行います。
 お諮りいたします。
 第88号議案から第90号議案、3件を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第88号議案から第90号議案の3件の審査を終了いたします。
 次に、陳情の審査を行います。
 第24号陳情、中野サンプラザについてを議題に供します。
 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
 質疑がなければ、取り扱いの協議をしたいと思いますけれども、よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

 委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時20分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時22分)

 それでは、お諮りいたします。
 第24号陳情、中野サンプラザについて、を閉会中も継続審査すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第24号陳情についての審査を終了いたします。
 次に、所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番、平成18年度行政評価外部評価結果についての報告を求めます。
奈良経営改革担当課長
 それでは所管事項の報告1番、平成18年度行政評価外部評価の結果につきまして御報告申し上げます。
 18年度の外部評価委員会につきましては、4月に委員の委嘱を行いまして、その後7月下旬まで各部とのヒアリング、評価結果の取りまとめ、報告書の作成などを行いまして、9月に区長に報告書の提出をいただいております。外部評価委員会では、45分野137施策の評価を実施いたしております。各分野の評価結果につきましては、区の考え方と見直し内容をあわせて記載をいたしまして、既に「17年度主要施策の成果(別冊)各分野の行政評価結果」としてお配りをしてございまして、決算審査に当たりまして御活用いただいたところでございます。
 本日は、外部評価委員会から、区全体を通じましてその改善点ですとか提言というのをいただいておりますので、その内容につきまして御報告させていただきます。
 お手数ですが、資料(資料5)を1枚おめくりいただきたいと思います。別添1、18年度外部評価総評という資料でございます。
 まず1番では、「評価の全体を通して」ということで、「目標・指標の改善点」につきまして、目標を設定して事業を実施し、事後評価して改善するPDCAサイクルにより区政を推進していくシステムは定着しつつあると、外部評価に対しましても区の職員の姿勢は積極的になってきており、全体としてのモチベーションは向上してきているといった評価を受けております。
 また、その一方で、今後の改善点としまして8項目ほどいただいております。8項目の内容といたしましては、1ページから2ページにかけまして記載しております。そこでは、目標をより具体的に設定すべきであるということですとか、その目標の設定に当たっては職場で十分な議論を行うこと、また目標をどのように実現するのか、実現の過程というものを説明する必要があるといったような評価をいただいております。また、2ページ目では、目標と指標の整合性がとれていないものがあるといったことですとか、目標値の設定や変更について、それぞれ御意見をいただいております。
 また、次に2ページの真ん中ほどになりますが、「成果について」といった項目では、計画-実施-評価-改善の仕事のサイクルで、目標達成に向け成果を向上させる仕組みの徹底と職員の意欲は組織の中に育ちつつあるといった評価を受ける一方で、分野を越えた連携の仕組みづくりですとか、広報の充実、それから3ページになりますが、民間委託を進め行政の役割を変えていくといったことの必要性などについて御意見をいただいております。
 次に、3ページの真ん中ほどになりますが、「経費節減に向けた努力について」という項目では、既存の事業の実施における経費の節減というのは、不十分とはいえかなり意識されつつあるといった評価を受ける一方で、改善点としまして、費用対効果を十分検討し、事業実施を判断する取り組みが必要といった点ですとか、事業統合、官民分担によるコスト削減の検討といったこと、あるいは利用者負担のあり方といったことについて御意見をいただいております。
 また、4ページでは「その他」といたしまして、外部の人材の登用といったことですとか、また評価票の記述が難しいと、一般の区民の方が理解できる記述に配慮する必要があるといったことですとか、私どもですけれども、事務局のリーダーシップの発揮といったような御意見をいただいております。
 また、その他では、外部評価の制度の改善点としまして、4ページの中ほどから5ページにかけまして御意見をいただいております。ここでは、外部評価の資料の改善といったことですとか、あと外部評価委員会での説明の方法ですとか、ヒアリングの進め方、また外部評価結果の取りまとめ方法といったことについての御意見をいただいております。
 特に、4ページの(2)のところでございますが、こちらは先日の総務分科会でも御意見をいただき、御質問をいただいておりますが、達成できなかったことを明確にした自己評価欄の改善ということで、達成できなかったことの分析が不十分であり、また今後未達成部分を明らかにして改善に結びつける必要があるといったことを、ここで外部評価委員会の方からも同じような意見をいただいております。
 あと、6ページにつきましては外部評価の結果の一覧ということで、評価結果をお示ししております。
 なお、昨年度までは主要施策の成果(別冊)といたしましては、外部評価の結果のみを記載いたしまして、区の考え方、見直しといったものは2月の時点でお示しさせていただいておりました。今年度は全体に取り組みのスケジュールを早めまして、2月にまとめていた内容も統合いたしまして、決算の資料のときにその内容を盛り込んだ形でお示ししてございます。
 こうした区の考え方ですとか見直しの内容につきましては、さらに具体化をいたしまして、今後目標の実現に向けた事業の見直しや改善といったことを行ってまいりまして、19年度の予算に反映させるよう取り組みを進めてまいります。
 お手数ですが、資料の一番初めのページにお戻りいただきたいと思います。3番目の今後の予定という欄でございます。今後の予定でございますが、この行政評価の実施結果につきましては10月15日の区報に掲載いたしまして、周知をしてまいりたいと思っております。また、11月7日火曜日午後7時から、区役所の会議室になりますが、そちらにおきまして今回の外部評価の結果を題材にしました区民向けの行政評価フォーラムといった形の講座を行っていきたいというふうに考えてございます。
 以上、簡単ではございますが、平成18年度行政評価外部評価の結果につきましての御報告とさせていただきます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
長沢委員
 御苦労さまです。1ページ目からちょっと聞いていきます。
 1ページ目の評価の全体を通してということで、今、課長の方からも御説明があった、外部評価に対して職員の姿勢は積極的になっており、全体としてモチベーションは向上しているとありますが、その外部評価に対してこの職員の姿勢は積極的というのは、どういう意味なんでしょう。つまり、行政評価自身のことじゃなくて、外部の人が評価することに対して職員が積極的というのは、これは何を意味しているんですか。
奈良経営改革担当課長
 こちらにつきましては、外部評価委員の中ではヒアリングを行っております。資料に基づきまして外部評価委員の方は一定の認識を持っておりますが、それに対して補足する意味でヒアリングというのを行っております。そのときの区の姿勢といいますか、この行政評価に対する考え方が定着して、そうした考え方のもとでヒアリングに臨んでいるという姿勢を評価していただいたということでございます。
長沢委員
 2ページのところへいきます。例えば、この中でも(5)の目標と指標の整合性をというので、これは決算のところでも私の方からも言わせていただいた部分でもありますけれども、ほかのところでも外部評価の改善ということで同様なことがやっぱり、4ページのところでもその辺は明確になっていないという指摘があったかと思います。
 あの決算のときの質疑でも、例えば一つの指標をあそこにあらわしているだけだから、要するに複数の幾つかのものを総合的に見ていれば云々みたいな、何かそんな話があったと思います。ということは、決算の中へ出てきている--これは前にもちょっとお伺いしたと思うんだけど、出ているのは一部であって、あの評価自身はもっと幾つかの指標が、一つの事業というのかな、もっと下との関係で言えば一つの活動指標ね。一つの事業と活動指標との関係においては成果指標は幾つかあると。あそこに私どもいただいたのは、そのうちの一つ、ないし二つなり出しているだけで、ほかにも指標としては幾つかある、そういう意味で見ていいんですか。
奈良経営改革担当課長
 目標と指標の整合性の徹底という、この項目でございますが、基本的には目標を幾つか記載がございます。その目標に対して実現がどれぐらいされているのかということを成果指標で図っていくといったことが見えればいいわけでございますが、そういった目標に対して見える成果指標がないと、不足しているといった部分があるということで、今回こういうような御指摘をいただいております。
長沢委員
 そうじゃなくて、ここの部分だけの話じゃなくて、あのときに、目標がこうやって誤ってしまったら、幾ら指標を追っかけたってどうでしょうねとお聞きしたときに、その目標とか指標もここ一つだけじゃなくて幾つかあるから、複数あるから、それは総合的に見れば大丈夫よと、当然改善しなくちゃいけないところはするけれどもと、そういう御説明だったと思う。となると、あそこに出てきたのだけじゃなくて、他にも、要するに外部評価の人たちの評価としては幾つかの指標があって、それを抽出した形で、ああいう形に出たのかなというふうに思ったんですけど、そうじゃないんですか。
奈良経営改革担当課長
 基本的には、評価票の中に出ている指標がすべてということでございます。前回お話をさせていただいたのは、そういうふうに目標と指標がかみ合っていないといいますか、目標に対してはかる指標がないといった御指摘もありましたので、そういったところを補足していく意味では、もう少し指標の組み合わせ方といいますか、適正にはかれない指標であれば、ほかの指標も組み合わせる形で、より目標に近づいているということがわかるような指標を設定していくと、加えていくといったことも必要であるということを御答弁させていただいたものでございます。
長沢委員
 ちょっと全体にかかわることなんですけど、こういうのをいただいて、ちょっと読んでいて、手元に評価結果はないんだけれども、結局政策的なものを評価するというのが外部評価というか、行政評価のものなのかな--大きく言えば政策ですよね。施策、事業ということでいいのかな。
 ただ、ここで指摘していることは、職員の方の、いわゆる区の政策、あるいは施策、事業に対する能力をこうしてほしいんだ、ああしてほしいんだというふうにも見えるんですよ。--わかりますか、言っていること。政策自身に対する評価というよりは、それをつくる皆さん方への評価、そこの能力に対してこういう改善をした方がいい、こういうところは見直した方がいいんだというふうにも見えるんですけど、その辺はどういうふうに所管としては感じていらっしゃいますか。
奈良経営改革担当課長
 基本的には、行政評価というのは、私どもが目標として掲げました姿にどれだけ近づいているかというのを成果指標等を見まして客観的に評価していくということでございます。そういう意味では、政策の能力といいますか、そういったところをはかるというものでは基本的にはないわけでございまして、客観的な資料に基づいて、その目標とするところにどれだけ近づいたのか、近づかなかった場合にはどういったところが弱かったのかといったことを区民、あるいは学識経験者の視点で評価をいただくというものでございます。
長沢委員
 もちろん、そう言わないといけないと思うんだけど、--最後にします。
 やっぱり、もう何年間かいて、私もたまたま総務でもう何年もやっているので同じように聞いているんだけれども、私どもというか、私から見ると、やはり数量的なものとしてあらわれているので一定客観性ということの一つの根拠にはなっていると思うんですけど、一つはやっぱりそれであらわしにくいものというのが現実にあるわけだし、でも、それを無理無理その目標にする、指標にするということ自身、いかがなのかなというのがあると思うし、同時にここでも言われているように、例えば目標にしたって、目標の100%が是とされる傾向があるけれども、どうなんですかということや、ここの中では、私はちょっと原因の情報がないじゃないかというようなことも言わせてもらったけど、ここの中でもやっぱりやれなかった、達成できなかったことに対する反省点、分析自身が不十分じゃないかという指摘もありますよね。
 今のようなやり方では、一つはわかりにくいというのがあるんだけれども、あのままでずっとやっていくので、何か区政運営のところで本当に向上していくという、レベルアップが図られるというふうになるのか、その辺がちょっとよくわからないんです。行政評価についてはほかの自治体のところもいろいろやられていることがあると思うんですけど、ちょっとその辺の工夫について何か感じていることがあれば御答弁いただければと思うんですが、いかがでしょう。
奈良経営改革担当課長
 行政評価につきましては、固まった、現時点でもうこれで完璧というような仕組みになっているというふうには思ってございません。まだまだ改善する余地があるというふうに思っております。
 今回、外部評価でも総評として指摘をいただいておりますことにつきましても、昨年も同じようなことを言われているところもございますので、そういったところについては毎年見直しをかけていくと、そしてこの制度についてよりいいものにしていくと、そして定着させていくということが必要であるというふうに考えてございます。
大内委員
 これは課長のところの仕事なんだろうけれども、どのぐらいの労力を割いてやっているの。要するに、時期的なものもあるんだろうけど、この時期はほとんど1カ月これに携わっているとか、ほとんど携わっていないとか、要するにあなたのところの仕事の位置的にいうと、これは重要なことなの、ポジション的にいうと。
奈良経営改革担当課長
 どれぐらい労力を割いているかということでございますが、4月に発足いたしまして、その後、5月の下旬ごろから7月の終わりごろにかけまして各部とのヒアリングというのを行ってまいります。その際には、私どもの職員4人おりまして、私を含めますと5人なんですけれども、その4人プラス私の方でそのヒアリング等にも立ち会っておりますので、その中ではかなり、前半については労力を割いているということでございます。
大内委員
 これ、毎年出るたびに、本当に行政評価、意味があるのかとうちは何回も言っているんだけど、全然改めないでそのまま毎回出してくる。それはそれでそちらの考え方だからいいですけれども、やっぱりあれだけ分厚くして、今、長沢委員もちょっとおっしゃっていたけれども、つくることが目的であって、あれを生かすというところまで全然行ってないんじゃないのかなという気がするんですよね。これを見ても、経営改革分野、Bだよね、評価。これ、Aとか、AAと書いてあるけれども、これはAAってどういうこと、Aって何、Bって何、Cって何、どういう意味なの、これ。全然足りないとか、意味あるの。
奈良経営改革担当課長
 評価結果の記号についての御質問でございますが、AAというのは目標に対して非常に高い成果が上がっていて、誇り得る分野であるというふうな意味でございます。また、Aにつきましては、目標に対して大きな成果が上がっている、改善を継続し推進する分野である。また、Bは、予定した成果はおおむね上がっているが、課題解消の必要がある分野である。B-につきましては、目標に対して成果が上がっていない。再構築を含め見直しが必要な分野である。それからCにつきましては、直ちに目標を含め抜本的な見直しをすべき分野であるといったことが評価記号の内容でございます。
大内委員
 それはわかりました。それで、要は行政評価制度自体をこうやって5段階評価する人はいないんですかと。あれ自体が本当に意味があるんですか、あれが次の年、役に立っているか評価をする人は、だれかいないんですかということを言っているんです。分厚くて、あれだけ細かく書いてあって、やっているんだけれども、あなたたち、つくった人たちはもう自己満足でやっていて、あれ自体を客観的に判断する人、だれかいないんですかということを1点、最後に聞きます。これで質問終わりますけれども。
寺部区長室長
 行政評価自体を評価すべきだという御指摘でございますけれども、当然行政評価制度も一つの仕事としてやっていますので、外部評価委員の評価を受けております。その結果が、このきょうの総括評価の中でも4ページ以降に外部評価の改善とか、いろいろ書いてございますけれども、そういったところはまさに評価されたところ--制度的な評価をされたところだというふうに思っております。
 それから、先ほど労力の点のお話がございましたけれども、できるだけ労力をかけないように、それから短期間で上げて決算審査に間に合うようにということで、早めております。短期間で職員が大変な労力を割かないような形で進めていこうということで、毎年様式ですとか書き方とか、改善を少しずつ進めてきております。
 もう一つは、議会あるいは区民の皆様へもわかりやすく、表現から、それから様式含めてですが、わかりやすくしようということで努めています。まだ十分にはなっていないことはわかっていますけれども、そういった形で少しずつ改善をしながらこの制度が生きるような、そういった努力をしてきているところでございます。
大内委員
 ですから、その行政評価を評価する人たちは今いない。もっと言えば、それは議会が、私たちがあれを見ながらこうした方がいいんじゃないかとか、いろいろ評価をしているつもりなんだけれども、あまり改善点が見られない。私たちが質疑の中で、いや、これはもうちょっとわかりやすくした方がいいだとか、薄くした方がいいだとか言っていることに対して、私たちが議会としていろんな議員がいろいろ言っていると思うんだけど、それに対しては何の成果も見られないということはわかっていますか。
 私たちがいろいろ、あれについて出された場合、これはちょっと、もうちょっと薄くした方がいいよ、監査にかけた方がいいよ、いろいろ言っていることに関して、私たちが述べたことに関しては全然対応されていない。評価でいうと全然、これでいうとCになってしまう。どんどん議会の言っていること、ほとんど--いいとこ、B-かな、議会が言ったことに関してはあまり、このところでは評価の材料にしていただいていないんだけれども、していますか。
寺部区長室長
 前回、昨年ですけれども、今、委員からおっしゃったようないろんな指摘をいただいています。資料の厚さ、それから書いてある中身の字の小ささ、あるいはページ数の多さというあたりもかなりいただいていますし、またその評価の文章的なことの指摘もかなりいただいております。
 それらも踏まえて、今年度少し改善したつもりでおりますけれども、字の小さいところはちょっとまだ改善の余地はあるかなと思いますけど、例えば外部評価結果と区の考え方の見直し内容というのが今回主要施策の成果という形で1ページでまとめておりますけれども、昨年につきましてはこういった形で3月に、またこれとは別の形でまとめております。今回、そういった形で、これを改めてつくってお示ししようということはやめまして、主要施策の成果の中で全部おさまるようにいたしました。そういった改善もしてきておりますので、全然していないということではございませんので、どうか御理解をいただきたいと思います。
斉藤(金)委員
 こういう外部評価をやっているところは、みんなうちみたいなの。どういうあれになっているの。うちだけしかやっていないの、外部評価って。
奈良経営改革担当課長
 外部評価、こういうような区民の方を委員として一部入れましてやっている外部評価というのは、中野区だけというふうに思っております。
斉藤(金)委員
 じゃ、よそは。
奈良経営改革担当課長
 よそは主に学識経験者の方というような形でやっているというふうに認識してございます。
斉藤(金)委員
 それで今、大内委員やなんかが話されたようなことの問題点や何かというのはないの、よそのところは。
寺部区長室長
 恐らくほとんどの自治体が行政評価をやっていると思います。私どもの方にも行政評価結果という形で--中野は主要施策の成果の別冊にしていますけど、そういうふうにしているところは恐らくないと思いますが、行政評価結果という形での冊子は私どもの方へ何冊か、自治体によって来ております。それを見てみましても、そこの自治体が取り組んでいる施策すべてについて何らかの評価をしていますので、冊子自体はそれなりの厚みを持っています。書いている中身も、目標、それから指標についても同じように、中野とそういう点では同じかと思いますけれども、つくり方としては同じような形でやっています。いかんせん、事務事業が全部、千幾つという--細かいメニューまで言えば1,000を超えてしまいますけど、そういった形で少しページ数が厚くなるのはやむを得ないかなというふうに思っています。
 ただ、それを議会なり区民の皆様にわかりやすく、こういう結果でしたという伝え方について、私どももそうですし、ほかの自治体を見てももう少し工夫の余地はあるかなという気はいたしております。
斉藤(金)委員
 もっと言うと、こうでしたというのはどうでもいいんだよ。それで、こうでしたから、こういうふうにしましたというところが一番大事なんだと思う。粗を見つければどうにでもなるんだし、足らないところだけ列挙すればどうにでもなるし、見方によってどうにでもなる。一番あれなのは、こういう指摘をされたからこういう結果になったんですよ、それでこういうふうに行政評価を区政に生かしているんですよというようなところが、例えばよそでもいいし、中野区としてこうですというようなところがありますか。
奈良経営改革担当課長
 行政評価でさまざま御意見をいただいておりますが、そういった中で中野区のその結果が区政の中に生きてきたかということでございます。昨年度の行政評価を受けて--今年度につきましてはこれから予算等を踏まえまして改善をしてまいりますので、昨年度ということでお答えをさせていただきますと、昨年度もかなり行政評価の中で御意見をいただいておりまして、例えば資源回収といったことにつきましては、資源化の全体の処理コストの減を目指していくべきだといったような御意見については、古紙の集団回収の意向ですとか、あるいは教員の資質向上といったことの御意見につきましては、教育マイスターの制度をつくるといったことですとか、それぞれ各事業の中で見直しというのを行ってございます。
 そういったところにつきましては、毎年予算をまとめる前に、来年度に取り組む主な事項という形でまとめまして区民の方に公表し、また議会の方でも御審議いただきながら、予算、それから目標の中の事業の改善といったことに反映していくといったことに努めているところでございます。
斉藤(金)委員
 それはそれでよくわかりました。ただ、ごみ減量だとか、今言ったようなことは、はっきり言えば議会の方で決算だとか予算だとか、それこそ足らなければ非常にきつい厳しい指摘をしているわけだよ、もう。それなのに、屋上屋じゃないけど、じゃ、議会とは別にそういうところから言われなかったらできなかったと、あなたがそう言っているんだと、そういうふうに聞こえちゃうよ。そうなの。
奈良経営改革担当課長
 外部評価の中身、指摘を受けたことということでちょっとお話をさせていただきました。決して外部評価でいただいた御意見だけですべて私ども見直しをしているわけではございません。さまざま議会からいただいた御意見ですとか、また私どもが日常的に事業を進める中で改善した方がいいといったものも含めまして、それぞれ改善に努めているところでございます。
斉藤(金)委員
 だから、やっていること自体はよくわかるんだ、言わんとしているところ。ただ、屋上屋を重ねるようなことじゃなくて、もっとコンパクトに、例えばここだけは外部に聞くんですよとか。だって、これやられなくたって、正直言って部長、半分以上わかるんじゃないの。大体70%、やっている職員がわかっていなかったらおかしいんじゃないの、当事者なんだもの。ここが足りませんとかって人に言われる前にわかるんじゃないの。わかってないの、言われないと。そういうところなんだよ。
 だから、ここだけは外部に意見を聞いてみようとか、方向を転換するときにどうしようかというときに、外部のいろんな意見を聴取するというならわかるけど、実際から言えば、隠れみのとまでは言わないけど、ここに頼ってこういうふうに出されるより、もう各課なら各課でそれこそ十分そういうことは日ごろやっていることなんだから、もう少し評価、評価と言わないで、生かす道をちゃんとした方がコンパクトになるし、当然としてここは区としてもどうしても取り組まなきゃならないところだ、ここは少し引いてもいいところだというのはわかるんだろうから。だから、そういう大幅な何かをするときには外部のいろんな意見を聞くというのは、これは決して悪いことじゃないと思うけど、全部にというのはある意味だと何なのかな、いかがなものなのかなというのが非常にするわけです。
 それで、成果をみんなそこで出す、出すと言うけど、じゃ、客観的にそれがどこでどういうあれなのか、Aだとか、Bだとか、AAというけど、実際その評価する人たちの評価のあれによっては随分違うんだろうし、だから、そういうようなところはどう考えているの。
寺部区長室長
 外部評価委員の方が短い期間で、分野なら分野全体について目を通して評価する、基本的にそういう形でやってきていますけれども、時間のない中でそういうやり方はやはり無理があるかなという気がしております。今、委員がおっしゃったような、例えば17年度こういう事業をやって、こういう成果が出ていますというところの外部評価委員とのやりとり、それをやはり焦点を絞った形で、私どもの分野、この部分に重点を入れてこういう成果を出しましたという形で自己評価をお話しして、それについて外部の評価をいただくというような工夫をする中で、評価のポイントを絞るというようなこともやはり一つ工夫の余地があるのかなというふうに思っております。そういった意味で、そういうことをすれば議会または区民の皆様にも説明しやすくなるということもありますので、一つそういったあたりの工夫を今後してみたいというふうに思います。
委員長
 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告について終了いたします。
 次、2番、平成18年度業務委託の提案制度への応募状況についての報告を求めます。
川崎政策担当課長
 それでは、平成18年度業務委託の提案制度への応募状況について御報告申し上げます。(資料6)
 本件につきましては、区民公益活動の推進に関する条例に基づきまして、公益活動を行う区民団体がその特徴を生かして、区の政策目的実現のために区の業務の受託を提案するというものでございます。その応募状況について、きょうは御報告させていただきます。
 応募事業数でございますが、全部で7事業でございます。これは後ほどごらんいただくといたしまして、審査経過と今後の予定でございますが、この事業につきましては7月から8月にかけまして提案を受け付けまして、8月下旬から9月下旬にかけましてその提案内容の確認、内容についてそれぞれ提案事業を所管する担当が団体のお話を聞くなどして審査してまいりました。10月6日、区民公益活動推進協議会に、その提案事業の内容につきまして所管部の考え方も添えながら諮問したところでございます。10月の下旬には採用候補事業が決定いたします。その後、直近の委員会で報告した後、11月に結果の公表というようなことを考えております。
 それでは、具体的に提案のあった事業内容をごらんいただきたいと思いますが、別紙をごらんいただきたいと思います。全部で7事業でございます。一番上は「子どものんびり塾」ということで、なかなか家で勉強ができない子どもたちに、カウンセリング資格を持ったスタッフがお教えするというようなものですとか、2番目の情報公開の推進というところでは、区にあります区政資料センター他5カ所、例えば消費者センターでありますとか、男女共同参画センターの資料コーナーのデータを一括管理するというような提案をいただいております。以下、マンションのサンプリング調査でありますとか、バリアフリーマップの作成、トリム体操による健康づくり、図書館の参考カウンター業務の委託、そして桃丘小学校で将来予定していますコミュニティアートセンターの具体的な提案というようなことで、7事業について御提案いただいております。
 これらの内容につきましては、先ほど申し上げましたとおり、10月下旬に採用候補事業として決定いたします予定ですので、その際にまた区の見解、審査会の意見もあわせて詳しく御報告させていただきたいと思います。
 なお、ここで採用候補としておりますのは、これは区の委託事業でございますので、具体的には事業化するに当たりましては、平成19年度予算に盛り込み、議会で御審議をいただき、そこで予算が成立した上でないと具体的な事業とは定まらないということで、採用候補事業ということでお示ししているものでございます。
 本件につきましては以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
長沢委員
 決めるのはこれからということなんですけど、これは要するに場合によっては全部選ばれる、場合によってはその基準に満たなかったら全部だめというような、そういう理解でいいんですか。
川崎政策担当課長
 これはあくまでも区の事業として委託するということになりますので、区の事業とすべきというふうに区が判断しない場合には採用となりません。その結果が7事業のうち何事業になるかというのにつきましては、今後の区の決定を待ってお答えしたいというふうに思っています。
長沢委員
 これ、いつだったかな、前にちょっといただいたもので伺っていいですか。業務委託の提案制度の実施ということでいただいたので、そこでいうと団体の--これはこの後の報告の助成金の方でも同じようなあれだと思うんですけど、ここでちょっと聞いちゃいますね。応募できる団体の基準というのがあって、その基準自身はペーパーの上でだと思うのでクリアしていると。まずそこなんですが、いいでしょうか。
川崎政策担当課長
 形式要件については、書類で審査をしております。
長沢委員
 聞きたいのは、区民公益活動の実績が1年以上あって、継続的かつ計画的に活動を行っているというあれですね。そうすると、その基準に満たなければ、つまり新しくこういう事業をやりたいので、こういう団体をとなった場合は該当しないという話になると思うんだけれども、そうすると、ここで出ているところのは、中野区内において既に1年以上もう満たしている、どこについてもそういうことでやられている。要するに、区外じゃなくて、区内でそういうふうにやられていると、そう理解していいですか。
川崎政策担当課長
 はい、そのとおりでございます。
大内委員
 金額的なもので申しわけないんだけど、40万とか--これ、2番は3,921万7,000円か、あと中央図書館の6番も2,100万。この図書館のやつというのは、非営利団体でもやっぱりこんなにかかるの。中の見積もりがどんな見積もりかわからないけれども、--いいんだよね、3,900万だよね。あと、下が2,100万。要は、こんなに一気に委託しちゃったら、今いる職員どうなっちゃうの。非営利団体って、要するにこれだけ見ると何人ぐらい人が動いているのか全然わからないし、幾らぐらいの給料を払うとこういうものになるの。もうちょっと僕たち低廉な金額のものかなと思っていたから、こんなすごい金額なんだけど、こういうのはもうちょっと資料を。これじゃ全然わからないんですけど。
川崎政策担当課長
 この額については、あくまでも団体側の提案ということでお示ししている数字でございます。まず一つには、この事業内容が区として委託とすべきかどうかという判断があるんですが、次には当然この金額が妥当な金額であるかどうか、その提案されている事業内容について妥当な金額であるかということも含めて判断いたします。区として採用というときには、具体的にまず区の方としてその積算額をどのように考えているかというようなことについてもお答えしたいというふうに思いますが、今現在もNPO法人に図書館の委託をしておりますけれども、その事業の中にあっても何千万という単位の事業は現にございます。あくまでもNPO法人に委託するということではありますけれども、その金額が区の委託経費として妥当であるということについてはしっかり評価した上で、その採否を決めていきたいと考えております。
大内委員
 だから、この区民公益活動推進協議会で諮問を受けるわけでしょう。この人たちはどういう人たちかわからないんだけれども、要は、この図書館も今までも委託されていて、今度はこの特定非営利活動法人に委託をするのか、今まで職員がやっていて委託をするのか、あるいはものによっては全く新しい事業とかあるから、全然わからないというか、区別が--わかりますか。
 今までこれはこういうふうに委託していたものを、今度こういったところに委託を変えるのか、あるいは今まで職員がやっていたものをこういう団体にやるのか、あるいは1番なんかは、全く今まで区の事業じゃなかったものを新しくやるとか、もうちょっと整理して書いていただかないと、これだけ見て、いいんですか--報告だけだから、最終的にこんなのだめなんじゃないかと、議会で言えば否決されちゃうのかもしれないけれども、ちょっとわかりません。だから、今度わかるようにちゃんとやってください。
 それと、7番の「なかのコミュニティアートセンター」の具体的なあり方を検討する--これは本来区がするような仕事だったわけ、委託するというのは。
川崎政策担当課長
 この事業につきましては、10か年計画の中で桃丘小学校統廃合後の活用方策の一つとして、文化芸術の拠点とするというようなことで計画化をしているところでございます。なお、教育委員会の文化芸術懇談会の方からこのような名称のものが提案されているということがございます。
 それから、前段の委員の御意見でございますが、きょうは応募状況ということでその項目だけを並べましたが、これだけではおっしゃるとおり十分その内容について御理解いただくのは難しいと思いますので、次回決定をしたときには、その内容と、今、委員が具体的におっしゃった、例えば図書館について、今どういう委託状況にあって、こういうことを委託するのはどういうことかということについても、所管部の方からこの推進協議会の委員の皆様に御説明をしておりますので、そういった内容も含めて次回わかりやすく御報告したいと思います。
大内委員
 今言った桃丘小学校の何とかの拠点をする、それは間違いないんですね。もう決まっているんですね。桃丘小学校、何になるんだかまだわからないような話もあちこちで聞いているんだけれども、もうそれは決まった--今言っている話は大分前に聞いた話だけど、それに基づいてこれをつくる、間違いないんですね。何か桃丘小学校は私もいろんな話を聞いている、本当にそれ、何か何年か前の当初に言った案かもしれないけど、要するに何か見切り発車みたいになっちゃうんじゃないの、大丈夫なの。おたくが担当だから言うけど。桃丘の10か年計画をつくるということだけど、じゃ、ちゃんと桃丘の10か年計画、位置付けを出してよと。ちゃんと示せないのにそれだけ進めていくというのは、おかしくないですか。
川崎政策担当課長
 まず、10か年計画の中では文化活動の拠点ということで、学校用途を廃止した桃丘小学校を活用し、若手芸術家等が創作活動や稽古、活動成果の発表などを行える活動拠点を開設するというふうに策定し、議会にも御報告させていただいているところですが、その具体的な内容についてどのようにするというようなことについてはまだ現在検討中で、何か具体的に区の方として決めているということではございません。今回の御提案は、区の方がそういうことを考えているのであれば、それに向けて自分たちも提案をしてみたいということでございますので、決して10か年でこれまで御説明した内容から、さらに議会に報告をしないまま先に進んでいるという状況でないことについては御理解をいただきたいと思います。
大内委員
 だから、問題点まず一つ、じゃ、そういうところに委託しないと計画を出せなかったんだ。今まで若者が集うとか、いろいろ言っていたけれども、結局こういうところに委託して中身についてつくってもらわなきゃ、細かい内容については何も持っていなかったということでしょう。少なくても560万か何か委託して、そのうちどのぐらい使うのかわからないけれども、今まで僕はもうあれだけ言っているんだから、あなたたちの方でしっかりとしたプランニング、頭にできているのかなと思ったら、とりあえず言葉だけはできたけれども、中身についてはまだできていませんよと、計画については--ということに聞こえちゃうんだけど。そういうことだよ。だって、今、自分で若者が集う文化何とかの拠点にする、でもその中身については委託して考えてもらうんですって、そういうふうになっちゃうよと。今まで何やっていたのと。私たちへの説明はその言葉だけだったのか、中身については全然考えていなくて、一つのイメージだけで言っていたのかと。だから計画がいまだに、進んでいるのか進んでいないのか、あの部分だけ非常にあちこちから苦情が出るぐらい言われているんじゃないのと。こういうところに委託するというか、自分たちの発想でやるんじゃないの。
川崎政策担当課長
 すみません、きょうの御報告は、こういう提案が団体の方からありましたということで御報告させていただいています。当然これに対して、区の方としての考えはございます。今、委員がおっしゃったように、当然区の方としても区の考え方、この事業展開の進め方というようなことも考えておりますので、今これから--この先採用候補事業が決定し、御報告するという段階がありますので、きょう、今この時点で、この提案について区はこうですから、こういう結論になりますというのはなかなか申し上げにくいんですが、今、委員がおっしゃったようなことも含めて、こういった提案に対して区がどう判断するかということをしっかりお示ししていきたいというふうに考えております。
大内委員
 だから、そうすると、先ほど説明があったけれども、なかのコミュニティアートセンターについては私たちもしっかり考え方を持っていると、何か応募してきたところに委託するのが前提みたいな言い方になっちゃっているから。じゃなくて、自分たちもしっかりした考え方を持っているから、このなかのコミュニティアートセンターの具体的なあり方については、もう私たちは別に委託しなくても大丈夫だという意識は持っているぐらいのことを言ってもらわないと、二つつくっちゃうよ、計画を--ということになるんじゃないですかということ。
寺部区長室長
 まさに今の委員とのやりとりは、この提案の審査の中身に入り込んだようなところがありまして、私どもの考え方、それなりに持っております。それで、公益活動推進協議会の中でも議論いただいてこういった提案を受けるかどうか、受けて委託するかどうかを審査します。その審査して区としての意思を決めますので、その時点でここにちゃんと報告させていただきます。提案があったからそのとおり委託しますよということは言っておりませんので、今の時点では。ちょっとその辺をよろしくお願いいたします。
委員長
 委員会を暫時休憩いたします。

(午後2時10分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後2時11分)

 他に質疑はありませんか。

〔「進行」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいですか。なければ、本報告について終了いたします。
 次、3番、平成18年度中野区区民公益活動推進基金からの助成金交付事業についての報告を求めます。
川崎政策担当課長
 本件につきましても、7月の当委員会で先ほどの委託提案制度とあわせてその実施を御報告したものでございます。その結果について御報告申し上げます。(資料7)
 まず、応募事業数でございますけれども、全体で13事業ございました。その中で交付決定いたしましたのは9事業、総額199万500円ということでございます。
 内容については後ほどごらんいただくことといたしまして、これまでの経過でございますが、7月から8月にかけて応募いたしまして、9月1日に区民公益活動推進協議会に諮問し、書類について審査した上で、9月3日、応募団体による公開プレゼンテーションを区役所で実施しました。これには全団体が出席されております。そのプレゼンテーションにおける質疑なども含めまして、改めて書類、そのプレゼンテーションの内容に基づきまして、推進協議会として審査をし、9月15日に推進協議会としての答申をいただいております。この答申を踏まえまして、区として助成金交付事業の決定をしたものでございます。
 それでは、1枚めくっていただきまして、別紙の1、これが今回、平成18年度公益活動推進基金からの助成金交付を決定したものでございます。表の見方でございますが、団体名については五十音順となっております。「(特活)」とあるのは、特定非営利活動法人、NPO法人の略でございます。表をごらんいただきますと、団体名、そして提案のあった事業名、そして事業内容、そして最後、申請額、助成額となっておりますが、申請額につきましては対象経費の3分の2、上限額は30万円ということになっておりますので、その申請額に対して助成額を幾ら決定したかというものが助成額の欄でございます。
 具体的な内容でございますが、1番の支えあう21世紀の会、これはセミナー開催ということで、「老人力を子育てと地域社会に生かす三世代交流」、そんな講演会を開いて、区にも提案していきたいというようなことです。2番のせっけんの輪は、廃食油からの石けんづくり、3番のZEROキッズ、これは「なかの・こども・アート」交流見本市ということで、芸術と子どもを結んでの催し物を開くというようなものでございます。4番、中野・環境市民の会、持続可能な社会のための環境教育ということで、アンケートを実施したり、シンポジウムを実施するというようなものです。次のげんきな図書館は、絵本の読み語り講演会、独特の絵本講演会を開くというものです。6番目、沼袋アンブレラハウスでございますが、これは沼袋駅で傘の無料貸し出しを行っている、それの事業でございます。
 裏にいきまして、パントマイムクリエイションですが、これはパントマイムを通じまして地域イベントの支援をしていきたいというものでございます。8番、福祉・住・環境ネットにつきましては、福祉系と建築系の有識者で、特に高齢社会における住宅のあり方というようなことで相談事業をしていくというようなもの、最後、ママほっとルームでございますが、子育てに追われる母親たちにほっとする時間を提供するというようなものでございます。
 以上、9事業が交付事業でございます。
 なお、今回応募いただいた残り4事業につきましては不交付ということで、下に4項目載っておりますので、ごらんいただきたいと思います。
 なお、別紙2に推進協議会からの答申を添えてございます。今回の各団体からの申請内容、プレゼンテーションなどを受けまして、採点をして評価を加えたものでございます。表の一番右端にあります点数でございますけれども、これにつきましては評価項目、6項目につきまして、各委員が5点ずつをつけて、その全員の平均点ということでございます。評価のところについては、その事業を見た上で、それぞれ委員から出された内容をこの推進協議会の評価としてまとめたものでございます。ママほっとルームについて言えば、地域で求められている事業と高く評価すると、講演会についても、今、話題となっております食育関連、こういったものをテーマに開催することを期待するというようなこと、以下、各事業につきまして審査会としての御意見をいただいているところでございます。
 以上で平成18年度区民公益活動推進基金からの助成金交付事業の報告とさせていただきます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
大内委員
 このZEROキッズ、例えばこれで基金からお金をZEROキッズの方に払う。場合によっては来年、今度委託会社になる。そしたら、お金は返してもらうの、30万。委託会社に助成金出すの。--ということになっちゃうよね。仮の話。このZEROキッズというのが業務委託、今これから審査されるんだろうけれども、19年度そうなった場合には、その団体に公益活動からも基金出してやり--というのはちょっとややこしくなるんじゃないですか。その場合は、もしこっちになった場合はこういった基金は返してもらうの。もうこっちの基金に関しては決定しちゃったんでしょう。僕たちも初めて見るけど、決定しちゃったものだから、今さらどうのこうのと言えないけれどもし決定しちゃったけれども、19年度こっちの公益活動を委託されちゃった場合には、これは全く同じ団体でしょう。そしたらどうするの、これ。
川崎政策担当課長
 今回の補助金で上がってきたもの、交流見本市の内容と事業提案制度というものについては基本的に違う内容なんですが、ただ、今、委員おっしゃるようにこの補助事業で行っていたものを委託事業の中で生かせるものがあるとすれば、もうそれはそれということになるかと思います。ただ、いずれにせよ来年度の委託事業、これはまだする、しないということについては決まっておりません。あくまで仮定での御質問かと思いますが、その場合には、今、委員が懸念されているような点についてはしっかり整理していくということになります。
大内委員
 何となく整理するというのは、そういうこと。だから、こっち、五百何十万でしょう。実際評価して300万になるのかわからないけど、あるいはやらないのかもしれないけれども、もし決定した場合、こっち側で基金からお金30万円出していると、ちょっとなれ合いじゃなくて、何というのかな、整理の仕方が難しくなっていくのかなと思いますので、ぜひ気をつけてやってください。
 あと、18点未満のものに関しては点数を公表しないのは、理由は何でですか。
川崎政策担当課長
 採用とならなかったところに、あなたのところの点数はこんなに低かったとあえて広く知らせることはないだろうと。それぞれ皆さん頑張ってやって、ここの協議会の意見の中でもそれぞれ事業評価はした上で、区の助成金の対象とするにはという点での点数ということでございますので、引き続きそれぞれの団体、これからも頑張っていかれるわけですので、残念ながら交付対象とならなかった団体については点数を公表することはないのではないかと、そんな御意見も踏まえて点数については非公表としております。
大内委員
 というのは、18点未満のところの4番のマンション管理支援協議会とあるでしょう。これは片方で業務委託の提案事業の3番と同じところになるわけでしょう。
 例えば、こっちは書類審査で一応通っていて、こっちは書類審査で落っこっているというように--片方は書類審査通っているんでしょう。業務委託の提案制度の書類審査はとりあえず通っていて、あとは諮問にかけてやると。こっち側のところではだめだと言われている、書類審査で。よくわからない。だから、どのぐらいの点数だったかなと。要するに二つ出している団体が多いから、わけがわからないんだよね。片方は通って、片方は通っていない。よくわからないんです。
川崎政策担当課長
 私が先ほど書類審査と申し上げましたのは、団体要件、形式的な要件について通っているということでございます。今回、この対象とならなかった4団体についても、資格要件という意味では通っているんですが、その具体的な事業の提案内容について、この基金からの助成ということでは点数が下がっているということで、資格要件としてはそれぞれ満たした上での応募となっております。
奥田委員
 大内委員の質問の関連なんですけれども、申し込みをされた方に対しては、不足点というか、どこを補えば規定の点数に達したのかというようなことはお伝えすることはされているんですか。
川崎政策担当課長
 応募された方にも、この推進協議会からの講評をつけてお答えをしております。その上で、さらに自分のところだけの点数を知りたいというような御相談があれば、応じていきたいというふうに思っていますが、いずれにしろ公表ということは考えておりません。
佐藤委員
 資金を出す側の基金の方ですけれども、区として予算が200万円でしたっけ。区民の方から基金を受け付けるということでしたけど、今現在で区民の方からは集まっていますでしょうか。
川崎政策担当課長
 今現在、100万円の温かい御寄附をいただいております。ただ、この方については、ぜひ匿名でということでございます。
佐藤委員
 お一人の方が100万円。それは、使用目的とか決められているのかということと、それからこういった基金を募集していますというふうなことのPRはされているんでしょうか。
川崎政策担当課長
 基金を募集していますということにつきましては、区報で二度募集をかけたほか、ホームページなどで募集をかけているところでございます。
佐藤委員
 前回の報告で、委託の方だったか、こちらの方だったか、11月か何かにもう一度募集するとかというお話があったのは、どちらでした。それはもうやらない、これはこれだけの話でしたか。何か以前御報告のときには、11月ごろもう一回やるとかってお話はなかったでしたっけ。あれは聞き違いだったかな。
川崎政策担当課長
 今年度の事業につきましては、応募は1回きりということで御報告しています。
 来年度も含めまして、今年度基金からの助成につきましては募集は1回限りと、基金への寄附につきましては、これは年間通じて募集をかけてというか、お願いをしていきたいというふうに考えております。
斉藤(金)委員
 ちょっと聞きたいんだけど、申請額というのは、みんな助成額と大体同じだよね。その申請するのに、30万円申請するには60万円かかるとか、80万円かかるとか、何かあるの。
川崎政策担当課長
 この申請額については、全体かかる事業の3分の2で30万円を上限としておりますので、30万円を取るためには、全体の事業費が45万円だと3分の2で30万円ということになります。
 ちなみに、一番上の事業、支えあう21世紀の会について言いますと、全体の事業費は50万円ということになっていますが、その助成金額から足りない部分については自己資金を活用したり、あるいは事業参加費を充てるという、そういうことでございますので、30万円がきれいに並んでいるということになっております。
斉藤(金)委員
 一つ聞きたいんだけど、区民公益活動推進基金からのと言うけど、今まで助成していたところ、もうずっと助成していた、そういうところは、かかるかもしれないけれども半分だというんだよ。言っている意味、わかりますか。50万円かかるというと25万円しか出ませんよと。それで、こっちは3分の2出しちゃうって、何かおかしくないですか。上限があるにしても。その助成をもらっていたというのは、結局もう何年ももらっているし、こういう人たちよりよっぽどやっていたわけだよ。だから今まで助成していた。そっちは半分だ、今度のは3分の2やっちゃう。おかしいと思わないですか。
川崎政策担当課長
 確かにこれまでの既存の基金によらない助成、これまで区が行っていた助成については、それぞれの補助制度の中で2分の1であったり、3分の2であったりと、さまざまな助成率があったかというふうに思っています。今回は、基金からの助成で、そういう既存の縛りにとらわれないというようなことで、3分の2ということでやっているわけなんですけれども、そういった意味では今回新しく既存の助成そのものについても--後で御報告をさせていただきますが、その見直しをかけたいというふうに思っていますけれども、いずれにせよ、この基金からの助成については既存の助成を受けていなければどなたでも応募していただけるというものですので、そういった意味では、機会の平等ということは図られているのかなというふうに思いますが、委員おっしゃるとおり、補助制度の間のバランスというんですか、もしバランスを変えるのであれば、その具体的な理由というものをしっかり示していかなければならないと思います。そういった意味ではこの基金の助成というのはこれまでの中にない、新しい助成の仕組みということで提案させていただきました。
斉藤(金)委員
 悪いと言っているんじゃないんだよ。でも、もっと言うと、中野区指定無形文化財って、中野区が指定しているんだよ。それは半分です。それで、新しく出てきたのは基金からやるから3分の2、いかがなものかと思わないですか。おかしいだろうと思うよ。どう考えたってそうだろうよ。中野区が認めて、中野区が指定して、それで一生懸命やっている人たちがいて、そういうのは半分ですよ。寄附でこうやってやるのは3分の2補助する、おかしいと思わないですか。もうずっと前から認めていたんだよ。中野区がずっと伝統文化として残してください、そういうものは半分です。幾ら言ってもよくわからないんだけど。
川崎政策担当課長
 中野区の伝統文化、例えば江古田の獅子舞でありますとか、鷺宮囃子というものについての助成金額、これは一定額ということになっています。それとの比較というようなお話かと思うんですけれども、既存の助成については、ものによっては継続的に毎年引き続き助成を行うというようなこと、この基金からの助成につきましては、毎年毎年審査していく中で地域社会の貢献性などを判断して決まっていくという、その補助の安定性という意味では、毎年毎年判断されていくもの。一方では、継続的に、もう毎年継続して助成をしていくというものについては、性格は少し異なるのかなというような気がします。
 一方で、具体的にそれぞれの事業についての補助額が適正かどうか、区が推進していくのに補助額が適正であるかどうかという、これはまた個別事業に対する補助のあり方ということで、区としても考えなければいけない点があろうかと思います。
斉藤(金)委員
 全く理屈にならないんだよ。単年度で出てくるものは単年度なんだよ。審査するのは当たり前だし。だって、ずっと残してくださいよというのは、なくなっちゃったらできないから残してくださいなんだよ。全然違うんだよ、重みが、はっきり言えば。それを同じように、ずっとだからって言われたんじゃ、よっぽどおかしいよ、考え方が。残してください、ずっと残してくださいというから、それこそやっているんじゃないの。それで、申請があるから、これはもう3分の2で毎年毎年やるんだ。毎年毎年やられてはたまらないから、ずっとやってくださいと区の方が言っているんじゃないの。
 だから、やっぱりもっと素直に、今言われたようなことも、せっかくこういうこともやり出すんだから、本当にちゃんと見ないと、どこが適当かとは言わないけど、二つあるということ自体が、どこにスクリーンがあるのかなというふうに思っちゃうよ。私たちでさえそう思うんだから、本当にそういうふうにやっている人たちから見れば、毎年やってもらっていることを本当に感謝していますと、でも、そのことに対して片方では3分の2も見てくれたんだというと、じゃ、私たちのはどういう位置付けになっているのかなというふうに思われるかもしれない。これは私たちが言うんじゃなくて、その当事者の気持ちになればね。だから、少しそういうようなところは本気で整理して、長くやってもらって、せっかく中野区にあるものだとしたら、相当の中野区としてもいろんな対応方を考えた方がいいのではないかと思いますね。
寺部区長室長
 今の伝統的な行事に対する助成ということで、今、中野区では中野区文化財保護事業に対する補助金というものでやっております。今回、次の報告事項に区民公益活動の助成制度の再構築というのを御報告しますけれども、今お話のありました文化財保護事業、江古田の獅子舞とか鷺宮囃子というものにつきましては、区民公益活動の助成とはまた別の、現在のある助成制度をそのまま生かしていこうと思っていますので、見直しをするとすれば、その観点での見直しはあるかもしれませんけど、区民公益活動という観点での見直しを考えているわけではございません。そういう意味では、ちょっと分けて考えていただければと思います。違う観点での助成というものがやはり必要ではないかと思っているところでございます。
斉藤(金)委員
 もう半分はわかっているんだと思うからいいけど、またそのときに言います。
委員長
 他に質疑はありますか。よろしいですか。
 なければ、以上で本報告については終わります。
 次、4番、区民公益活動に関する助成制度の再構築(案)についての報告を求めます。
川崎政策担当課長
 それでは、区民公益活動に関する助成制度の再構築について御報告申し上げます。(資料8)
 本件につきましては、7月の当委員会で一度案をお示ししてございます。その際には、補助率ですとか、限度額というようなものについて記入がなかったわけですけれども、今回それを加えての御報告でございます。したがいまして、前回報告をしてございます趣旨ですとか、助成の基本原則などにつきましてはお読み取りいただくことにいたしまして、3ページの5でございます。助成率、助成限度額、これは後ほどごらんいただく別表のとおりということで、区長が特に必要と認める場合には別に定めることができるということでございます。
 審査と助成の決定でございますが、助成に当たっては次の審査基準に基づき審査を行うと。一つには区政目標実現への貢献度ということで、区が行っている政策の考え方に合致し、どの程度区政目標実現に貢献できるかというようなことと、事業の波及効果、事業への参加人員でありますとか、その事業実施によってどんな波及効果があるかを見ていくというようなこと、事業の実行可能性・継続性、実施体制が十分であるかというようなことです。あと、経費の妥当性ということで、申請経費が妥当であるかどうか、こういったことをもとに見ていくということになります。
 以上4項目については、いわば共通基準というようなものでございまして、このほか、各部はその活動領域ごとに、当該年度区として重点を置く取り組み、助成対象とする活動内容や対象経費等についての優先度などを勘案して審査をすると、その上で、予算の範囲内で助成の額を決定していこうというものでございます。
 交付決定の手続については条例施行規則でもう既に定まっている、現在も行っているものでございます。
 ページをめくっていただいて、具体的なところで、4ページの区民公益活動に関する政策助成の助成率・助成限度額というものでございます。対象経費としましては、謝礼金、交通費などを対象といたしまして、助成率は、さきの対象経費の総額の3分の2以内とすると。助成限度額については、1事業につき年度内20万円、1団体につき年度内40万円を限度とするというものでございます。
 施設使用料につきましては、助成率は10分の10とする。ただし、次に掲げる施設については2分の1ということで、なお、その事業や団体、いずれについても助成の限度額は設けないと。施設の使用料に該当する助成につきましては、限度額を設定しないということです。助成率を2分の1とする施設ということでは、なかのZERO大ホール・小ホールなどでございます。この施設使用料の考え方でございますが、さきに当委員会で施設使用料の減免の廃止についてもあわせ検討しているということを申し上げましたが、そういった折には施設使用料の助成というような形で助成をしていきたいと考えております。
 なお、先ほどこの基準に基づかず、区長が特に必要と認める場合は別に定めることができると申し上げましたが、その内容については、参考として5ページに書いてあります。区長が特に必要と認める場合ということで、例えば各町会・自治会、連合会の活動ということで、これについては地縁に基づく活動ということで現在区が助成をしておりますが、これはなかなか新しい基準に基づいては限度額を設定するのはふさわしくないということで、別に定めていきたいということで、2番、3番、4番、5番についても、これは現に助成として定めているものでございます。
 なお、これらにつきましては、あくまで区民公益活動の助成ということでございますので、産業振興の助成でありますとか、先ほどお話が出ました文化財の助成ですとか、そういったまた別の区の政策目的からする助成制度とは異なるものでございます。
 最後、6ページに、仮にこの新しい制度をスタートさせるといった場合に想定されるスケジュールということで、参考までにお示ししております。1月に制度周知を図って、4月申請、その後、審査、助成の決定、実績報告、評価・公表というふうな、このような流れで助成制度全体を運用していきたいというものでございます。
 以上、簡単でございますが、公益活動に関する助成制度の再構築(案)についての報告といたします。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
長沢委員
 先ほどのもちょっと整理してほしいんですけど--先ほどのというのは、基金からの助成のね。同じ公益活動の、この間の条例に基づいた形での、今御説明いただいたのはその助成制度の再構築ということなんだけれども、この関係というのは、さっきもちょっと--取り違えていたら訂正してください。基金については毎年毎年こうやって申請してもらってやるものと、今度の助成の再構築というのは、既存の団体に対して、もちろん申請なんかはしてもらうと思うんですけれども、そういうものとしていって、それはそれとして、ふるいという言い方は悪いのか、一定審査した上で、それに対してこういう今御説明いただいたような助成率に基づいて助成をすると、そういう理解でいいんですか。
川崎政策担当課長
 基本的にそのとおりでございます。
長沢委員
 それで、例えば、ちょっと細かい話なんですけど、これについては今現在補助金という言い方をしていたり、助成という言い方、いろいろかもしれませんが、団体すべてがまた申請書なりを書いて出してもらうと。もちろんそれを受けたいという団体の事情があると思いますが--という理解でいいんですか。
川崎政策担当課長
 現在も、個別の助成事業ごとに団体に申請書を書いていただいております。その手続としては、基本的には変わりません。
長沢委員
 これはもう既に御報告いただいたところでありますけど、さっきちょっと同じようなことを聞きました。公益活動の実績が1年以上ありというのがありますね。これは先ほど委託のところで伺ったんだけれども、ここでいうと、そういう実績ということがあって--だから既存の今現在、当然公益活動に当たるということで助成してもらっているところというのは、その実績というのは評価されるんだけれども、そうじゃないところで、今まで助成をもらっていませんでしたが、区内においてそういう活動をやっていく方が、この場合のこの助成制度の申請をして受けるという場合は、もちろんその審査をした上でですよ、通ったという上でなんですけど、それは可となるんですか。
川崎政策担当課長
 1年以上のそういった活動実績を持って、その内容がこの助成制度に当てはまるものであれば可となります。
長沢委員
 そうすると、もう一回聞きたいのは、例えば毎年のということは--やり始めたばかりだから新しいもの、さっきの基金の話なんですが、毎年のというのは、これはやり始めて今回初めてですから、そういう意味ではどこも初めてのということで、この申請になるわけですね。
 この基金のこの助成と、いわゆるこちらの今御説明いただいた助成というのが、またもう一つ、それがわからなくなっちゃうのは、要するに毎年毎年で、先ほど斉藤(金)委員が言われたのとちょっと同じことかもしれない、単年度での評価といったものにあくまでも限るというのが基金、そういうとらえ方でいいんですか。
 なぜ、これを別なものに立てたか、そういうふうに聞きましょうか。なぜ別なものとしてつくったということなんですか。
川崎政策担当課長
 現在区が行っている助成については、かなり要件が細かく定まっております。その要件に該当しない新しい取り組みなどを含めて、基金からの助成と、今回新しい制度をつくったわけですけれども、今御提案している新しいといいますか、助成制度の再構築といった意味では、領域を定めて、そこから先の細かい規定というものは原則としてはつくらない。ものによっては、先ほどの町会・自治会のような形であるということなんですが、そうすると、具体的な細かい規定がないものについては、委員がおっしゃるように基金からの助成というところと一見変わりがないようにも見えるんですけれども、この政策助成につきましては、区が事業として積極的に展開していきたいというもの、これについてそれぞれの領域ごとに基準を設けて助成していく。これに対して基金からの助成については、かなり公益性が高く、区民の皆さんに貢献すると。ただ、区の政策的な見地から是が非でも--ちょっとこれは表現が適切でないかもしれませんけれども、政策意図は前面には出ていないという、そのようなことになろうかと思います。
 なお、なかなか区別がつきにくいというようなところがあるというふうに正直思いますので、その基金からの助成については、先駆性ですとか創造性、そういったものにより重点を置いた助成というようなことについてもあわせて見直す必要があろうかというふうに現在考えております。
長沢委員
 わかりました。じゃ、一応御説明を受けたということで、戻ります。助成制度の方なんですが、結局この助成制度もこういう形で新たな仕組みということなんだけれどもう一つ、その下には、新しい団体自身がというのが、さっきちょっと私も聞きましたけど、同じ団体が助成を--例で言えば、例えば介護の高齢者のことについて、そういうのがありましたよね、たしか。領域では。なかったっけ。--ここにあるのにしましょうか。環境問題で何か、実績もあって助成を受けていましたと、今度もこういう形で新しい助成でも受けられることになりましたと。もう一つ、じゃ、今までは助成は受けていなかったけれども、その団体が事業としてはやっていましたと。その場合--子どもの問題にしましょうか。その場合は、それは実績として見て、そこに対する助成もあり得るというふうに見ていいんですか。
 つまり、団体への助成じゃないから、ただの活動に着目したという話になりますよね。そうすると、考え方としては団体に対する助成も、事業を行っているその部分が、一定この基準、対象となる団体の要件でクリアしていれば、なおかつ領域と活動のところに合致していれば、そういうことはあり得るという意味なんですか。
川崎政策担当課長
 区の助成は、あくまでも活動に着目して助成するということなんですけれども、やはり団体にも一定の要件は必要だろうということで設けているのが、3番の(2)の団体の要件ということになります。
 したがいまして、今、委員がおっしゃった、例えば環境問題で長年実績があります、そういったところでまず団体としての要件は満たされますので、次にそこが今度は子どものこと、あるいはお年寄りのことをやりますということになった場合には、その事業内容について審査をすると、あくまで団体要件と活動内容の審査というのは別というふうに考えています。
長沢委員
 それで、今回助成率、額ですね、別表を出していただいて、御説明ではいわゆる使用料の減額免除ですね、さきに御報告いただいたものですけれども、これとの関係で、かなり規模の大きいものになっちゃうかもしれないですけど、例えばここで2分の1としている施設という今度は規定ですよね。これまでは団体に対する減額免除ということだったわけだけれども、それとの--実際には、現行でいいんですけれども、どれぐらい違いが出てくるんですか、現行との違いは。現在です。現在利用している--前、ちょっと聞いたんだけど、すぐお答え出なかったのかな。今、九百幾つの減免の団体とおっしゃられたのかな。九十幾つ。何か答弁保留されて、その後、いいですと言っちゃったんだけれども--まあ、いいや。わかればいいんですよ。
 結局、その団体が現行は使っているのが、今度こういうふうになって2分の1になるというのは、かかわりとしてはどういうふうに--わかればいいんですけど、そこまでは調べていないということなのかな。
川崎政策担当課長
 減免の廃止との関係につきましては、これは後ほど改めて今後のスケジュールについて御報告する場面があるかと思いますけれども、今、委員がおっしゃったようなことについても、現在具体的な詰めの作業をしているところでございますので、今は……。
奥田委員
 ちょっと簡単に、この整理のところが少しわからないので教えていただきたいんですけれども、2番に書いてある4条での助成の部分も、新たに団体として活動、助成を受ける対象もあり得るということですか、おっしゃっているのは。この8条2項で、政策助成として新たに募集されているというのはわかっているんですけれども、4条の側の部分も今回見直しをされると、その際に団体として削減、あるいは抑制の方向で見直しをされているのかもしれませんけれども、新たな団体とか、新たな活動に対してということも当然視野に入れられているということであれば、まずそこをお伺いしたいんですけれども。
川崎政策担当課長
 基本的には、今回この条例をつくることによって、区民活動を推進するということですので、現在行っている助成を狭めるというような考えはございません。むしろ、今、委員おっしゃったように、新たな九つの活動領域を示しておりますけれども、この中でこれまでになかった部分、区として今後政策的に進めるべき内容については助成対象となるというものでございます。
奥田委員
 そうすると、団体側の立場からすると、8条2項で示された部分に対して助成を期待するというかかわり方もある一方で、既存の枠の見直しの部分で助成を受けるという方向で挑戦されるというあり方と、二通りの助成の受け方を期待し得るということになりますか。
川崎政策担当課長
 すみません、今、委員がおっしゃっているのは、基金からの助成と政策助成との併願といいますか、両方あわせてということでございましょうか。
奥田委員
 そう、2番、3番。
川崎政策担当課長
 それは、どちらかを選択していただくということになります。
奥田委員
 選択ということは、つまり2番に書かれている助成の基本原則というふうに示している部分に関しても、同じように活動助成を行っているということに関しては各団体に、新しい団体も含めて、この基金からの部分だけはお伝えしていると思うんですけれども、既存の部分の見直しのところに新たに入っていくチャンスもあるということはあまり認知されていないと思うんですけれども、ここについてもある程度広報され--今はされているんですか。
川崎政策担当課長
 まずお答えする前に、2番と3番ということで、4条と8条のことで委員お話があったかと思うんですが、この資料でいうと2のところですね。これは資金の助成についてはということで、区が行う基金からの助成も一般の政策助成も含めての基本原則ということになります。事業が公益性を有することでありますとか、事業が区の政策目的に整合していること、これらは既存の助成についても当てはめる基本原則ということになります。ですから、現在もその原則にのっとってということになるんですが、そういう御質問の趣旨というのは……。
奥田委員
 だから、既存の部分の見直しとして助成を受けるものと、あと新しくつくった基金からの助成を受ける部分と、二つあるでしょう。既存の部分に関しても見直しがあって、新たに受けるという可能性もあると。区民の活動されている方に対しては、基金からのということでの広報はされているんですが、既存の部分の見直しがあって、新規のチャンスもあるわけですけれども、それについてはほとんど情報が出ていなかったかと思うんですが、それに関してどうなっているか。
川崎政策担当課長
 新しい助成の再構築(案)については、まだ検討の段階ですので、来年度これを行うかどうかということについてはこれからでございますが、ただ、7月に当委員会に報告した内容、これにつきましては区報でこのような形で現在検討していますということはお伝えしています。
 いずれにせよ、これについては、まだこれでやるということが決まっているわけではありませんので、具体的にこの助成もありますというような形での広報はしておりません。
寺部区長室長
 ちょっと勘違いされている面があるかもしれませんので、補足させていただきますけれども、この区民公益活動に関する助成制度の再構築というふうに銘打っていますのは、既存の助成制度、それから既存の助成制度にはないけれども、この対象となる活動領域に含まれるような活動、あわせてこの一つの制度にしましょうということですので、現在行っています既存の要綱に基づく助成制度も、この制度になったときはこの制度に入ってしまいます。別途違う制度としての二本立てになるということではありませんので、念のためにちょっと申し上げます。
斉藤(金)委員
 まだ決まったわけじゃないというけど、決まったわけじゃないの、本当に。
川崎政策担当課長
 このようなことで見直しをしたいということで、今「(案)」でございます。議会での御意見あるいはまたこの内容について区民との対話集会の折など、内容について紹介をして、さらには推進協議会の意見を聞いた上で最終的に区の案として決めていきたいと。今の段階はまだ全くの案でございます。
斉藤(金)委員
 いつまでに決めるの。
川崎政策担当課長
 できれば来年度予算についての作業とあわせてということになりますので、12月までには決めていきたいというふうに考えています。
斉藤(金)委員
 そうすると、普通で考えると、4定では決まりますよと、そういうあれでいいの。
川崎政策担当課長
 できればそのように進めたいというふうに考えております。
斉藤(金)委員
 何でしつこく聞いたかというと、結局申請するものも、大分周知はしてもらうんだろうけど、やっぱり制度が変わると、違いますよというし、いろんなところの混乱というか、今までとこういうふうに変わっちゃったんですよというと、せっかく公益活動をしていたところが戸惑うようなことがないように、スムースにやらないと、せっかくのことなんだから--と思うんですよ。
 それで、こっちの方へちょっと入っていくんだけど、各部で受け付けしたり、各部で審査するよね。それで、決めるのはどこで決めるの。
川崎政策担当課長
 基本的には各部ごとに決めております。現在の、例えば子どもの助成については子ども家庭部が決定するということでございますので、それぞれの部で決めていくということでございます。
斉藤(金)委員
 制度としてはこっちが決める、そうなの。区長室の方で決めたと。それで、もちろんいろんなあれは各部の分野で募集をかけたり、申し込みをしたり、決定するんですよと、そういう意味でいいの。
川崎政策担当課長
 制度全体の基本的な枠組みは区長室の方で決めます。当然庁内の議論を踏まえていることになりますが、委員おっしゃったとおりでございます。
委員長
 委員会を暫時休憩します。

(午後2時59分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後3時00分)

 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者の皆さんから発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では次回の委員会は10月16日午後1時から、当委員会室で行うことを口頭をもって通告いたします。
 以上で本日の総務委員会を散会いたします。

(午後3時01分)