平成25年08月29日中野区議会厚生委員会
平成25年08月29日中野区議会厚生委員会の会議録
平成25年度08月29日厚生委員会 中野区議会厚生委員会〔平成25年8月29日〕

厚生委員会会議記録

○開会日 平成25年8月29日

○場所  中野区議会第3委員会室

○開会  午前10時00分

○閉会  午前11時14分

○出席委員(7名)
 長沢 和彦委員長
 小林 ぜんいち副委員長
 中村 延子委員
 浦野 さとみ委員
 吉原 宏委員
 篠 国昭委員
 むとう 有子委員

○欠席委員(1名)
 やながわ 妙子委員

○出席説明員
 地域支えあい推進室長 瀬田 敏幸
 地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 朝井 めぐみ
 地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)、
 中部すこやか福祉センター所長 遠藤 由紀夫
 中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松原 弘宜
 中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 波多江 貴代美
 北部すこやか福祉センター所長 田中 政之
 北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 大橋 雄治
 北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 天野 秀幸
 南部すこやか福祉センター所長、
 南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 相澤 明郎
 南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 宇田川 直子
 鷺宮すこやか福祉センター所長 小田 史子
 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松本 麻子
 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 高橋 昭彦
 健康福祉部長 野村 建樹
 保健所長 寺西 新
 健康福祉部副参事(福祉推進担当) 藤井 康弘
 健康福祉部副参事(保健予防担当) 坂野 晶司
 健康福祉部副参事(健康推進担当) 石濱 照子
 健康福祉部副参事(障害福祉担当) 永田 純一
 健康福祉部副参事(生活保護担当) 鈴木 宣広
 健康福祉部副参事(学習スポーツ担当) 浅川 靖

○事務局職員
 書記 関村 英希
 書記 鈴木 均

○委員長署名

審査日程
○議題
 地域活動の推進及び地域ケア・地域支援について
 保健衛生及び社会福祉について
○所管事項の報告
 1 見守り対象者名簿の提供について(地域活動推進担当)
 2 平成25年度中野区区民公益活動推進基金からの助成金交付決定について
           (地域活動推進担当)
 3 南部すこやか福祉センター等整備基本設計説明会の実施結果について
  (地域活動推進担当、学習スポーツ担当)
 4 南中野区民活動センター等整備基本設計説明会の実施結果について(地域活動推進担当)
 5 城山ふれあいの家の児童館機能のU18プラザ機能への転換について(地域活動推進担当)
 6 地域活動コーディネーター養成講座について(区民活動センター調整担当)
 7 堀江高齢者福祉センター廃止後の施設運営事業者の選定について
 (中部すこやか福祉センター地域支援担当)
 8 中野富士見中学校跡における(仮称)南部特別養護老人ホーム整備の優先交渉事業者の決定に
  ついて(福祉推進担当)
 9 区を被控訴人とする控訴の提起について(福祉推進担当)
10 スポーツ祭東京2013デモンストレーションスポーツ行事の実施について
           (学習スポーツ担当)
11 その他
 (1)健康づくりに関する普及啓発について(健康推進担当)
 (2)登録有形文化財(建造物)の登録について(学習スポーツ担当)
○地方都市行政視察について
○その他

委員長
 それでは、定足数に達しましたので、厚生委員会を開会します。

(午前10時00分)

 本日はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿って進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、さよう進行します。
 それでは、議事に入ります。
 地域活動の推進及び地域ケア・地域支援について、保健衛生及び社会福祉についてを議題に供します。
 所管事項の報告を受けます。
 それでは、1番、見守り対象者名簿の提供についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 それでは、見守り対象者名簿の提供について御報告いたします(資料2)。
 地域支えあい活動の推進に関する条例第7条第1項による見守り対象者名簿の提供についてでございます。
 1番、名簿提供時期ですが、今年度1回目としまして、町会・自治会に25年8月に提供いたしました。
 2番、名簿登載の対象者、3番、名簿登載への意向確認の方法等、今までどおりで変更はございません。
 4番の名簿提供内容、登載情報、提供方式についても変更のないところでございます。
 5番、情報管理研修の実施でございますが、名簿の提供に当たりまして、情報の適切な管理・運用を図ることを目的に、名簿管理者、名簿閲覧者を対象とした情報管理研修を区が実施いたしました。今回の名簿提供に当たりまして、6月1日から6月30日まで延べ13回、延べ123名の方に御参加をいただきました。
 裏面に基づきまして、見守り対象者名簿登録者数等の一覧をごらんいただきたいと思います。
 (1)のところが、今回、平成25年8月に新規に提供した町会・自治会の数でございます。合わせて16町会に提供いたしました。
 (2)が、これまでに提供しています町会数でございます。
 (3)が合計になります。区内町会数110ございまして、名簿の提供町会数が65でございます。全体としての名簿の登載率は、高齢者については60%、障害者については15%という状況でございます。
 なお、名簿提供を受けた町会では、名簿を活用して訪問したり、また、町会のイベント等の案内のポスティングに名簿を活用している、そういった事例があるというふうに聞いております。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。
むとう委員
 一応、もう一度教えていただきたいんですけれども、名簿登載への意向の確認というのはどのように行ったのか、改めて教えてください。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 2番に名簿登載の対象者というふうに書いてございますが、この(1)が高齢者になります。高齢者の方につきましては、町会・自治会から名簿提供の御希望があったエリアの方々に区のほうから御通知を差し上げます。それで、名簿に登載しないでほしいという方に御返信をいただく。返信のない方は登載するという方法をとっております。それで、1回お送りしまして、お返事のなかった方にはもう一回お送りをして、再度お返事がなかった方が最終的に名簿に登載されるという方法をとっております。
 なお、(2)にありますように手帳をお持ちの障害者の方につきましては、やはり区から通知を差し上げまして、名簿に登載してほしいという意向のある方に御返信をいただく形をとっております。区のほうに返信をいただいて、こちらも2回確認をとっております。1回、名簿登載の希望があった方にもう一回再確認、御希望ということでよろしいでしょうかということの御確認をとった上で、名簿に登載するというやり方をとっております。
むとう委員
 ごめんなさい。確認ですが、1番目の高齢者の方については意向のない方が区に出すと。それで、障害者の方は意向のある方が出すとおっしゃいました。それはどういうふうに考えたんですか、統一していないのは。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 その意向のとり方自体も条例のほうに定めているわけですが、高齢者の方にはなるべく多くの方に登載していただきたいということと、あと障害のある方につきましては、対象者を手帳所持者全員にしておりますので、全ての方が見守りが必要というふうには限らないということから、御本人の御希望があった方に登載していただくという方法をとっております。
むとう委員
 裏面のところで、登載者数の一覧表というのがあるわけですけれども、既に2番目が提供している部分で、新たにふえたということなわけですけれども、これ、足し算すればわかるわけですけれども、希望されていない方も、登載率も下に書いてありますから、高齢者は40%の方で、障害者の方は85%の方ですか――が登載を希望しなかったということになるわけですが、希望されなかった方の御意向などはどういう理由なのかということを把握されているんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 高齢者につきましては、名簿に登載しないでくださいという返信をいただくときに、理由を書いて――理由というか、チェックをしていただいています。やはり一番多いのは、同居親族がいると。区のほうは住民基本台帳の情報をもとにお送りしているわけですが、実際には、世帯分離の形で同居親族がいると。近くにいらっしゃる方も含めて、そういった理由が多い状況になっています。
 障害者につきましては、御希望のある方に返信をしていただいていますので、そういった実態について正確に把握しているところではないんですが、見守りが必要な方は確実に御希望いただけるような、そういったPR、啓発は必要かなというふうに思っております。
むとう委員
 まだ日が浅いということもありますけれども、提供したことによる、何か苦情等というのは、今寄せられているものはあるんですか。特にありませんか。使用上、何か名簿を提供してもらった町会・自治会の皆さんで、何か困ったこととか、何かそのようなこと、そういうことは把握されているんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 この名簿登載につきましての大きなトラブルや苦情については、特にない状況です。
委員長
 他に質疑はございませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 次に、平成25年度中野区区民公益活動推進基金からの助成金交付決定についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 平成25年度中野区区民公益活動推進基金からの助成金の交付決定について御報告いたします(資料3)。
 中野区区民公益活動推進協議会の答申を受け、平成25年度における区民公益活動推進基金からの助成事業について、次のとおり決定いたしました。
 目的につきましては、区民団体が区民を対象にみずから企画し実施する公益性のある事業で、より先駆性・創造性・発展性・継続性の高い活動に対して、その事業経費の一部を区民公益活動推進基金から助成を行うというものでございます。
 平成25年6月3日から14日の期間で申請の受け付けを行っています。
 区民公益活動推進協議会の答申内容でございますが、公開プレゼンテーションと応募書類の総合評価によりまして、区民公益活動推進協議会が審査を実施し、協議会として23点以上の事業を助成金交付候補事業として選定いたしております。
 下にある表が審査基準で、満点ですと40点になります。今回、23点以上を交付候補事業として選定したものでございます。
 裏面に行きまして、決定状況ですが、区としましては答申に基づきまして交付決定を行いました。申請事業と助成金総額ですが、9事業、187万8,266円が申請総額でございました。交付決定事業と交付金総額でございますが、5事業、124万2,000円を交付決定しております。
 これまでの経過と今後の予定が5番のところにございます。7月19日に助成金交付事業の決定をいたしまして、申請団体へ決定通知の送付をいたしております。8月14日までに交付金の請求書類の提出手続をしていただいております。今年度末までが事業の実施となりまして、3月には事業実施報告会、4月には区民公益活動推進協議会からの意見と評価をいただく、そういった予定となっております。
 なお、別紙が交付事業・不交付事業の一覧でございます。交付事業につきましては5事業、2番、不交付事業につきましては4事業ということで御報告をさせていただきます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
むとう委員
 それぞれが何点だったかということは公表はされないんでしょうか。それから、特に不交付になってしまったその事業(団体)、4事業について、その決定の、どうして不交付になったというような理由というのは、結果をお知らせする際に団体にきちんとその辺はお伝えしているのでしょうか。点数も含めて教えてください。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 審議会としての点数につきましては、交付候補事業については、今回資料には入っておりませんが、点数は公表しております。ホームページ等で公表しております。なお、不交付事業につきましては公表はしておりません。
 なお、不交付団体に対しての通知なんですが、推進協議会の答申をつけて、答申の中に不交付の理由が入っておりまして――不交付の理由というか、評価が入っています。それをつけた上で通知を差し上げているということです。
むとう委員
 すみません。一般的な基準等は公表していることはわかるんですけれども、それぞれの団体の提案の事業についての評価というものが不交付団体にはわかるような形でお知らせに載せているんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 交付団体に対しても答申をつけていますので、それぞれの団体に協議会での点数をお知らせするというよりは、協議会の答申内容として、各事業に対する点数がついています。それをお送りしている形です。
むとう委員
 やっぱり、なぜこれに合致しなかったのかということをきちんと不交付団体に対してお知らせしてあげることが、その団体の育成につながっていくかと思うので、そこはきちんと伝えるようにしていただきたいというふうに思います。ある程度書かれているということはわかりましたけれども。
 それで、私は今ホームページを見ていないのでわからないので、公表されているのであれば、点数を今ここで教えていただくわけにはいかないでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 交付事業につきましては点数は出せますので、お知らせさせていただきます。
 1番につきましては29.3、2番が27.9、3番が26.4、4番が25.7、5番が23。委員の平均になりますので、そういった小数点のつく数字になっています。
浦野委員
 一つ教えていただきたいんですけど、ちょっと今、予算書がないのであれなんですけども、この決定状況の中で、申請総額がそれぞれあるんですけれども、これは予算との割合というか――で見ると、その中におさまっているのか、それとも超えているのか、ちょっとそのあたりの数字を教えていただけますか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 平成25年度の予算は144万円ですので、その中におさまっている状況になっております。
浦野委員
 ちょっとこれも教えてほしいんですけども、例えば、今、むとう委員とのやりとりでもあった、この申請があるわけですよね。それで点数をつけて交付するかしないかというのを決めると思うんですけれども、ここで言うと23点以上に、例えば今回不交付になった方たちがもしそこに入った場合に、予算の中であくまでもおさめるのか、それとも、あくまでも合致するところがあれば、それは予算を超えてでも交付団体に該当するのかというのをちょっと教えてください。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 それにつきましては、予算の範囲内で交付するということをルールとしております。
浦野委員
 そうすると、今の予算の中であくまでもおさめるというか、予算の中にということなんですけれども、これは例えば予算との兼ね合いで合致する――ちょっと変な話かもしれないんですけど、合致するんだけれども、この団体を交付にしてしまうと予算の枠を超えてしまうので、それによって点数の調整がされるというようなことはあるのかどうか。そうすると、もちろん予算を組んでの事業なので、予算の中でということはあるとは思うんですけれども、ただ、その地域の方がいろんな地域の公益活動としてやって、いろんな創意工夫の中でやるものに対して、最大限区としてもそれを支援するという形があると思うんですけれども、そのあたりの、あくまでも、まあ、そういうのはちょっと言いにくいところかもしれないんですけど、お願いします。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 あくまで協議会の答申につきましても、交付すべきところに交付する。交付については、不交付とすべきところにつきましては不交付というような答申になっています。仮に交付したい団体が予算を上回る場合には、そこでの全体の按分ですとか、中身、申請の収支計画等見ながら、そこについても答申をいただくということもあり得る形になっています。
中村委員
 1点だけ確認させていただきたいんですが、ということは、この23点以上というのは毎年変わるものなんですか。それとも予算の兼ね合いで、皆さんの点数を見て、ああ、ことしはこれぐらいでということになるのか、それとも毎年決まっている数値なのか、そこら辺、教えてください。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 これは基本的に毎年度、24点以上を交付事業として選定していることにしておりますが、その24点と決めているのも、推進協議会の中で決めているんですね。今年度は23点まで認めるということで答申はありました。
むとう委員
 ちょっと今のことで気になったのは、今までは24点以上だったけども、今回は23点以上ということで、1点下げたという理由は何なんでしょうか。そうじゃないと予算額に近づかないということなのか。なぜ下げたという理由は何なんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 24点としていたというのは、40点満点の中の60%を目安として、これまで協議会では24点以上ということで実施しておりましたが、今年度につきましては、23点以上を交付として認めていくべきだろうというのが推進協議会の中での御議論としてありました。
むとう委員
 その理由を聞いているので。御議論があったことはわかったんですけれども。それは、大体6割をとってほしいということでこれまでしてきたけれども、なぜ今回は1点下げるという御議論になったのかという理由を聞きたい。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 協議会の中での御議論を事務局として我々が聞いている中でのことでのお伝えになるかと思いますけれども、もともと6割程度をというのも協議会の中で決めていた基準であったわけですね。それで24点で昨年度までやってきましたが、今年度23点のところがあった中で、総合的に考えてそこのところにも交付をしていくべきだろうということを協議会のほうで判断し、今年度は23点まで認めたいということで答申をいただいております。
むとう委員
 別に、そんなにこだわるわけでもないけれども、応募する区民の側にとっては、やっぱり、何点が目安で交付していただけるよということが、これ公開されているわけだとすると、ことしは何点以上のところが交付団体になったとかってわかるわけですよね。そうすると、その点数を目指して次、次年度とか、各団体はそれに見合うような形に努力し、頑張るわけですけれども、それが毎年多少変動があったりすると、何ていうか、応募する側にとっては何となく腑に落ちないような気がするんですけれども、その辺はどういうふうに考えているんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 審査基準に基づく審査方法等も協議会のほうで考えて実施していますので、その辺が、区のほうの側で24点以上と決めているわけではないので、審査会のほうの審査も区としては参考にして決定していきたいと思っております。
むとう委員
 審査側の意向を確認して区が決めていただいて異論は全然なくて、オーケーなんですけれどもね。それがやっぱり区民にとって、例えば今年度についてはこういう議論の末こうなりましたとか明確に公開していかないと、何でことしはこうなのって、去年はこうだったのにというような不信感につながりますよね。この不交付事業の方が、例えば22点で1点足りなかったのかとかってなるわけで、例えば去年の方だったらば、自分のところは23点でだめだったのに、ことしは23点のところがもらえたのかというような、やっぱり腑に落ちない感覚になってしまうと思うので、そこはなるべく、その変動させるなら変動させる理由をきちんと明確に公開していただきたいということをお願いしたいんですが、いかがですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 応募の手引き、応募書類ですね。あの中でも、原則24点以上というふうに書いていまして、必ず24点というふうには規定をしていないところでございます。それから、答申の中に、この5番の団体が23点で交付候補になったわけですけれども、答申の中では、基金助成では原則24点以上の事業を助成対象とすることとしていますが、区民ニーズに対応した活動である点と今後の発展性を評価し、助成金交付候補事業としました、そういった答申をいただいているという状況でございます。
吉原委員
 これらは交付される場合というのは、大体、申請額に対して交付額というのは丸々100%出ているんですが、オーケーになった場合は申請額と交付額、大体100%丸々出ている、そういうもんなんですかね。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 申請額自体が交付対象となる申請内容でありましたら、予算があれば申請額と交付額は一緒ということになります。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 次に、3番、南部すこやか福祉センター等整備基本設計説明会の実施結果についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 南部すこやか福祉センター等整備基本設計説明会の実施結果について御報告いたします(資料4)。
 この南部すこやか福祉センター等整備でございますが、中野富士見中学校の跡地に南部すこやか福祉センター、南中野地域事務所、(仮称)南部地域スポーツ施設を整備するというものでございます。
 基本設計についての説明会は、1番にございますように7月2日、4日、6日に実施いたしました。いずれも南中野区民活動センターで行いました。参加人数は合わせて40人でした。
 今後の予定でございますが、現在、既存校舎の解体工事を行っております。来年2月には埋蔵文化財の試掘調査を行います。3月までに実施設計を完了させ、来年5月から10月にかけて埋蔵文化財の現地調査を行う予定でございます。10月から平成28年3月までを建設工事とし、28年4月から5月を開設準備、6月に開設の予定となっております。
 別紙として、説明会で寄せられました意見・要望と区の回答を掲載しております。
 施設整備につきましては、「誰でもトイレ」に対する配慮、また、機械式駐車場についての御要望などがありました。
 また、スポーツ施設につきましては、トレーニング機器を配置してほしい、フットサル用のゴールなどを整備してほしい。また、障害のある方に配慮した設計をしてほしいというものなどがございました。
 多目的広場につきましては、ゲートボールなどで貸し切り利用ができるようにしてほしいというような御要望がございました。
 避難所・防災機能につきましては、飲料水の確保、電源の確保など避難所として必要な設備を整備してほしい、そういった御要望をいただき、区としても、ここにございますような回答をしているところでございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 次に、4番、南中野区民活動センター等整備基本設計説明会の実施結果についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 それでは、南中野区民活動センター等整備基本設計説明会の実施結果について御報告いたします(資料5)。
 この南中野区民活動センターにつきましては、障害児支援施設と併設で建設を予定しているものでございます。子ども文教委員会にも8月22日にこの内容を報告いたしております。
 開催日時につきましては、先ほどの南部すこやか福祉センター等整備基本設計説明会と同日に行いました。南部すこやか福祉センター等整備基本設計のほうの説明会を先に行い、後の時間でこちらのほうの説明会を実施いたしました。7月2日、4日、6日でございます。
 参加人数につきましては、合わせて34人でございました。
 今後の予定ですが、26年3月までに実施設計を完了いたします。26年10月に弥生保育園分園を閉園し、27年1月から28年3月までが建設工事を予定しております。開設は28年6月を予定しているところでございます。
 なお、裏面の別紙のところに説明会で寄せられました主な意見・要望と区の回答を掲載しております。
 南中野区民活動センター等施設整備の部分についてのみ御説明をさせていただきます。日照を確保するようにしてほしいというような御要望、それから、近隣のプライバシーが確保されるような塀の整備をしてほしいという御要望、また、太陽光パネルの反射光についての工夫の御要望などをいただいたところでございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 次に、5番、城山ふれあいの家の児童館機能のU18プラザ機能への転換についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 城山ふれあいの家の児童館機能のU18プラザ機能への転換について御報告いたします(資料6)。
 1番、目的でございますが、キッズ・プラザ谷戸の開設及び谷戸学童クラブの移転に伴いまして、城山ふれあいの家の児童館機能をU18プラザ機能に転換し、乳幼児親子の交流促進及び中高生の活動支援を推進いたします。
 転換予定日は11月1日を予定しています。
 開館時間につきましては現行のとおりで、ここにございますとおりでございます。
 なお、学童クラブの移転後、10月から施設改修を行います。学童クラブ室を乳幼児室として活用するための段差解消等の工事を10月いっぱいで行う予定となっております。
 5番、施設名称でございますが、子どもや高齢者など、地域の人々が互いに触れ合う地域施設としての位置付けに変更はなく、施設名称は現行どおり「中野区立城山ふれあいの家」とするものでございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
むとう委員
 名称は現行どおりということなんですけれども、今度、中高生の方を積極的に組み入れた活動の場にしていきたいわけだけれども、中高生向けにアピールするような名前みたいなものは、名称は並列とかするんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 さまざまな御案内の中で、U18プラザ機能がありますということを工夫しながら、ちょっと名称というかPRはしていく、そういった予定にしております。
むとう委員
 なかなかやっぱり、ふれあいの家って別に悪くない名称ではありますけれども、中高生の魅力を感じる名称ではないような私は感覚なんですけれども。せっかくU18プラザの機能を持たせるということですから、何かこう、中高生の方もどんどん来ていいんだよみたいな部分がしっかりアピールできるような工夫というのをしていただかないと、名称からすると、中高生が行っていいのかな、何なんだろうというような印象を持ってしまいますので、その辺はこれからしっかり工夫してほしいかなというふうに思います。既にU18が開設しているところがあるわけですけれども、そういったところのさまざまな実績等を踏まえて、今回U18プラザに機能転換するこの場所において、過去の事例を踏まえて、新たな創意工夫というものは今後何か考えられていることはあるんでしょうか。
松原中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)
 過去に開設しておりますのがU18プラザ上高田、U18プラザ中央ということでございます。そちらの両館等々、まず大きい特徴といたしましては、広い乳幼児専用室を持っている。それから、あとは近隣の中学校、上高田ですと第五中学校、それから、中央ですと中野中学校というところで、その二つの中学校のボランティア体験というようなところでの取り組みを進めているところでございます。城山ふれあいの家につきましては、第三中学校、第五中学校との連携を深めておるところでございます。全く新たな取り組みというようなところは、これから地元の中学校等と協議を進めながら進めていきたいとは考えておりますけれども、御案内のとおり、学童クラブ室、それからキッズ・プラザが谷戸小学校のほうに移るというようなところで、中高生が事実上非常に活動がしやすい、そういう場所になりますので、今までの取り組みをさらに強化するとともに、新たに運営協議会、それから中高生の意見も伺いながら、活動のほうの強化に進めてまいりたいと考えております。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 次に、6番、地域活動コーディネーター養成講座についての報告を求めます。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
 それでは、地域活動コーディネーター養成講座について御報告申し上げます(資料7)。
 なお、本報告につきましては、地域支えあい推進特別委員会に報告しているものでございます。
 この地域活動コーディネーター養成講座につきましては、これまで4回実施しておりまして、今年度、5回目を開催するものでございます。
 まず、目的でございますけれども、地域活動や地域自治の発展を目指し、地域社会の問題を住民自身が主体的に解決するためのさまざまな活動を企画・調整・支援できる、幅広い知識を身につけた人材を養成するというものでございます。
 区は、当講座の修了者のうち区民活動センター運営委員会事務局への採用を希望する方につきまして名簿を作成いたしまして、区民活動センター運営委員会に提供するというものでございます。
 2の開催内容でございます。
 講座内容につきましては、①から⑤まで掲げておりますけれども、①から④までは講義形式で行うというものでございます。最終日にグループ討議と発表を予定しているものでございます。
 次に、応募資格でございます。応募資格につきましては、次のいずれかの要件を満たし、地域活動や地域自治を推進する意欲のある方ということで、一つが地域団体・公的機関・企業などで地域活動の経験のある方、2番目といたしまして、地域福祉や地域コミュニティづくりなどに関心のある方ということでございます。
 次に、応募書類でございますけれども、応募申請書、それと、「これからの社会に求められる地域活動」というテーマでの作文の提出を求めてございます。
 定員につきましては、20名でございます。
 受講者の決定方法でございますけれども、応募書類により選考しております。
 周知方法につきましては、なかの区報、中野区ホームページ、チラシ等により周知を図っているところでございます。
 裏面でございます。
 申し込み方法及び申し込み期間につきましては、電子申請、郵送、持参でございます。申し込み期間が7月20日から8月9日まででございます。
 開催状況につきましては、第1回から第4回までと、第5回目につきましては、9月13日から9月28日にかけて、平日の夜間4回、土曜日の午後1回を予定しております。開催場所が中野区役所ということで、定員20名のところ18名の応募者がございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
むとう委員
 既に4回行われたということですけれども、実際にコーディネーターの養成講座をお受けになった方々から、せっかく受けていろんな知識を身につけたんだけれども、それを実践して生かしていく場がなかなかないというところで、そこがなかなか結びついていないように伺っているんですが、その辺はどんな状況だと把握しているんでしょうか。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
 実際に活動するというところでは、運営委員会の事務局職員として仕事をするという形で、これまで35名の方が実際に運営委員会の事務局に職を得ているという状況にございます。
むとう委員
 ですから、これ、全部で80人以上の方ですから、これまでに。半分以下という状況であるわけで、せっかく養成した方々のこの人材というのはすごく活用しないともったいないかなと思うんですけれども、運営委員会での事務局以外の部分でも何か考えられているようなことはないんでしょうか。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
 これまで受講された方の中では、御自分でNPO等を立ち上げて、そこで、この講座で学んだことを生かしているというようなことをお聞きしているところでございますけれども、その他の方につきましては、これまでの受講者のその後の活動というものは詳細には把握していないところでございます。
むとう委員
 せっかく養成するわけですからね。その人たちに中野の中でいろいろ頑張って活動していただいて、実践を積んでいってほしいなと思うんですけれども、ちなみに平均年齢って、受講者の方の、どれぐらいの方がこの講座を受けていらっしゃるんですか。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
 平均年齢というのはすぐには出ませんけれども、大体40代から60代の方までが受講されているという状況で、50代、60代の方が多く受講されているという状況にございます。
むとう委員
 また参考までに、男女比はどんな感じですか。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
 男女比で言いますと、女性の方が比較的多いという形ですので、6対4ぐらいの、女性が6割で男性が4割と、そういった形でございます。
むとう委員
 これ、既に5回目ということなわけですけれども、これまで中野で地域センターがあったときに、地域活動推進員という方がいらっしゃいましたよね、非常勤で。そういう方が担っていた役割をほぼ期待しているのかなという認識でよろしいんでしょうか。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
 一つの役割としては、地域事業の展開ということがございますので、そういった役割、それと事務局の職員として働くということでございますので、さまざまな事務的な処理も担っているというのが現状でございます。
委員長
 他に質疑はございませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 次に、7番、堀江高齢者福祉センター廃止後の施設運営事業者の選定についての報告を求めます。
波多江中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 それでは、お手元の資料(資料8)をごらんください。堀江高齢者福祉センター廃止後の施設運営事業者の選定について御報告申し上げます。
 堀江高齢者福祉センターは25年度末に廃止となりますが、区から施設の貸し付けを受け新たに施設活用を行う事業者について、企画提案公募型事業者選定の手続に従って選定を行います。運営事業者は施設を一体的に管理し、保健福祉や介護予防の基盤充実を図る施設として活用します。
 1、選定方法でございます。先ほど申し上げたプロポーザル方式により事業者募集を行い、地域支えあい推進室が設置した評価選定委員会において、企画提案内容の審査、法人等へのヒアリング等の結果に基づき契約交渉事業者を選定します。
 2、事業者選定のスケジュールでございます。ことしの10月1日から18日までを参加表明書提出期間といたします。11月中旬に企画提案書等提出期限といたします。12月になりまして、書類審査及びヒアリング審査を行います。12月中旬には評価選定委員会を設けまして、選定結果の通知をいたしたいと思います。
 3番です。主な提案事項と評価項目になります。
 提案事項につきましては、(1)施設活用に関する全体構想。①実施を予定する介護保険サービスの内容等、②健康維持、増進に寄与する事業の実施内容等、3番目、高齢者の憩いの場及び自主的な活動の場の提供についてお示しいただきます。それから、(2)ですが、事業収支計画、(3)事業実施スケジュール。
 次に、評価項目でございますが、(1)が法人の実績、信頼性及び社会性等、(2)企画提案の内容、(3)提案全般の評価ということになっております。
 4、契約期間でございます。平成26年4月1日から平成28年3月31日まで。中野二丁目再開発事業の進捗状況により、契約の更新を判断いたします。
 6月の厚生委員会でも報告いたしましたが、8月に利用者説明会を実施しました。堀江高齢者福祉センターで110名、鷺宮高齢者福祉センターでは105名の参加がありました。
 説明会での意見、やりとりに関しまして若干触れさせていただきますけれども、堀江の高齢者福祉センターのほうでは、高齢者福祉センターそのものを廃止ということに対する疑問の声が出されたということがありました。ただ一方、昨年度、意見交換会を催しておりまして、周知がある程度進んでおりますことから、例えば、今までどおりカラオケの事業があるのかどうかであるとか、自主グループが使える部屋の使用枠がどうなるのか、また、高齢者の憩いの場はどれくらいの広さなのかなどの具体的な質問がございました。
 もう一方の鷺宮の高齢者福祉センターにおきましては、現在の高齢者福祉センターに入るということになるため、具体的な部屋の使い勝手など、具体的な使い勝手に関する質問が多かったということです。また堀江と同様、自主グループの使用できる部屋に関する御質問もありました。
 報告のほうは以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
浦野委員
 ありがとうございます。今それぞれの堀江、鷺宮での説明会の様子も報告していただいたんですけれども、私もちょっと当日は行けなくて、参加した方から後日、様子なんかをお伺いしたんですけれども、かなり堀江では会場いっぱいになるほどぎっしり集まって、今、以前、昨年度にも説明会を条例廃止になるときにしたということでしたけれども、かなり当日も、このままやっぱり残してほしいだとか、今の利用を続けられるようにしてほしいという声が多かったというふうに聞いているんですね。もう来年度から転換するということで条例も決まっていますけれども、ただ、今実際、松が丘や弥生が変わったことで、松が丘を利用していた方もかなり今、堀江のほうに来ているというふうにも実際利用していた方からも聞いていますし、そういった当日の声も含めて、今、御担当としてはこういった利用者の実際の状況を聞いて、もう条例は成っていますけれども、どう区民のこういう場を確保していくのだとか、そういうことをどう考えておられるかというのをちょっとお伺いいたします。
波多江中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 入浴の御希望について、確かに質問がありまして、入浴事業を続けてほしいであるとか、入浴の券を、銭湯の券を配るのはどうかという御意見もございました。ただ、そういった施設を維持するためのコストが非常にかかっているということで見直し、事業見直しということで高齢者福祉センターを廃止するという経過がありますので、私ども区としては持続可能なそうした制度、それから高齢者福祉の機能転換というところでの新たな活用を求めるということになりますので、そこのところは継続は難しいということでお答えをしております。
 それで、実際のところなんですけれども、確かに堀江高齢者福祉センターの入浴の利用者が、去年の同月比で大体100人ほどふえているというのは実際に実績で把握しておりますが、平成20年度から24年度の推移を見ますと、1,200人ほどは減ってきているということがあります。全体の4カ所の入浴の利用の状況に関しましても、おおむね3,800人ほど、5年間、20年度からの比較で言うと、24年度が3,800人ほど減っているという現状もありますので、必ずしも入浴希望の方がふえているということでもないということもわかっているということがあります。ということで、私どもとしては高齢者福祉センターの廃止を、去年の意見交換会を行って説明も尽くしたということでございますので、そこの部分での区の見解を御理解いただいてお願いしたいということでお話をさせていただきました。
浦野委員
 区側のいろんなコスト面からの、この間、その事業見直しで行われている中身に関しては、また私たちも会派としてもちょっと異論はありますけれども、ただ実際、例えば入浴を今、例にお話しいただきましたけれども、昨年度との比率で100人、多分、恐らく松が丘を利用していた方がかなり行っているというのは推測できると思うんですね。前と比べると減ってはいるけれども、ただ、今その数百人、数千人という方が延べでは利用しているわけですから、減っているとはいえ、その人たちがじゃあ今後どうなるのかということももちろんあるわけですよね。
 今回この説明会の中で、高齢者会館的機能は維持するということでありますけれども、ただ、ここはサークルの活動数も50近くたしかあると思うんですけれども、そういった方たちがこれまで利用できるのかどうかというところでは、以前ちょっと松が丘のときにも質問させていただきましたけれども、今回出た意見に関して、例えばサークルの場が確保できるのかとか、具体的な質問が出たとおっしゃっていましたけれども、それに対してはどうお答えになって理解をしていただいたんでしょうか。
波多江中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 現在、堀江の高齢者福祉センターには42団体の登録団体がございます。委員のおっしゃるとおり、確かに部屋数もあまり多くないというところもありますので、譲り合って実際には活動している実態もあります。そして、午後の時間帯については、4カ所の高齢者福祉センターは同じやり方ですけれども、時間帯を半分に分けるということで、使用枠をふやすということをします。そのことをもって調整を図っていただきたいということを申し上げました。
 それから近隣の、例えば桃園の区民活動センターや中部すこやか福祉センターの集会施設もございますので、もしそちらの利用もお考えいただけるのであれば、私どもがきちんと調整をさせていただくということについてお話もさせていただきました。
浦野委員
 ただ、数から言うと、やっぱりその使用枠、時間を分割して調整ということで、今までのとおりやるというのはかなり難しくなる面があるんじゃないかなと思っております。そういう意味では、区民の方たちの活動の場というところでは減ってしまうというところだと思います。
 今、桃園や、例えばここの場合で中部のすこやか福祉センターをということでしたけれども、かなり多分当日のやりとりでも距離の問題だったりとか、そこは使いづらいとか、そういった意見もあったかと思うんですけれども、その辺はいかがですか。
波多江中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 自主グループの活動に関しましては、やはりなれた施設がいいということの意見もありましたし、確かに、桃園は別としても、中部すこやか福祉センターに関しましては、大久保通りから坂道を上がるということもあるので、あそこは遠いですということをおっしゃる方はいらっしゃいました。ただ、この説明会の終わり際に、中部すこやか福祉センターの場所について教えてもらいたいという申し出もありましたし、鍋横の方面にお住まいの方からすると、あちらの方面からだと、あと中央の方面からだと平坦な道で来られるということもありますので、実際に桃園の区民活動センター分室が廃止になったときも、8団体近い団体が中部すこやか福祉センターに登録して利用するというふうになった経過もありますので、そういったことも含めて説明をさせていただきました。
浦野委員
 最後にしますけれども、区はこれまでいろんな施設を廃止するときに、じゃあ、こちらに行ってくださいとか、次のところを言いますけれども、実際、今まで使っていた方たちが本当に次の場所に行って活動をされているのかとか、維持できているのかとか、そういった具体的な検証というのはこれまでもされてきているのか。今、ここで言えば桃園や中部を利用できるようにきちんとフォローしていきたいということを先ほどおっしゃっていましたけれども、そういう検証も含めて、少なくとも区民の活動場が減るということはこれまでの状況を見てもありますから、そういった検証も含めてぜひやっていただきたいと思うんですけれども、これは要望ですけど、もし最後にあればお願いします。
波多江中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 確かに、場所が変わることによってサークルがしづらくなるということはあるかもしれません。ただし、例えば中部のすこやか福祉センターであれば新しい施設ですし、それから、利用枠としても結構使えるというところもありますので、ぜひそうした、まあ、地域的なことがクリアできるかどうかは別としても、ぜひ使っていただけるように、こちらとしても働きかけをして、すこやか福祉センターでいろいろ行っている高齢者への対応の事業もありますので、そういった意味でも、ぜひ誘導していきたいなというふうには考えております。
委員長
 他に質疑はございませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 次に、8番、中野富士見中学校跡における(仮称)南部特別養護老人ホーム整備の優先交渉事業者の決定についての報告を求めます。
藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)
 それでは、中野富士見中学校跡における(仮称)南部特別養護老人ホーム整備の優先交渉事業者の決定について御報告させていただきます(資料9)。
 プロポーザル方式によりまして、25年、ことしの6月3日から7日まで応募申し込み受け付けを行いまして、その後、事業計画書の受け付けを6月24日から28日まで行いました。
 応募された法人は4法人ありました。8月6日に書類審査、8月8日にヒアリングによる審査を行いました。審査内容といたしましては、事業主体の適格性、財務状況、事業計画の実行性、資金計画の確実性、建物の適法性、介護施設基準に対する適合性等について評価し選定したものです。
 優先交渉事業者として決定いたしましたのは社会福祉法人武蔵野療園、理事長、西村恒夫さんです。
 4といたしまして整備の概要ですが、中野区弥生町5-11-16、このうち第1種低層住居専用地域内の2,248.44平米、予定の面積ですが――を敷地といたしまして、以下の施設を整備し運営するということです。
 必須事業といたしましては、介護老人福祉施設、これについて入所定員50床以上ということで提案を求めておりましたが、68名の定員での提案がありました。短期入所生活介護につきましては、特養の定数の1割程度以上を求めておりましたが、これについても8名の利用定員ということで、大きな形での提案がされました。
 なお、必須事業以外の事業者提案事業についても可能としておりましたけど、この事業者提案事業については特にございませんでした。
 今後の予定といたしましては、10月に事業者の決定についての近隣住民説明会をいたしまして、その後、先ほど報告のありましたすこやか福祉センターの解体整備と時期を同じ形で行いますので、現在の建物の解体等が行われた後、土地の分筆等を行いまして、定期借地権の契約を26年8月ごろに予定しております。その後、建設工事についての住民説明会を27年2月ごろ、工事の竣工については28年3月、開設については、すこやか福祉センターのほうと同じ28年6月ごろを予定しております。
 なお、先ほど整備の概要で申しました域内の面積2,248.44平米なんですけれども、これについては、3月に公募を開始するということで御報告したときには少し少ない面積だったんですけれども、当時、基本計画に基づいて出していた数字が、今回すこやか福祉センターのほう、基本設計の図面に従いまして計算すると、2,248.44平米を予定という形で修正しております。なお、これはあくまでも現時点では予定ということで、実際に確定いたしますのは、現在の建物が解体されて実際の測量を行いまして、さらに今の図面に従いまして分筆登記をして初めて確定するものになります。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 次に、9番、区を被控訴人とする控訴の提起についての報告を求めます。
藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)
 それでは、区を被控訴人とする控訴の提起について御報告させていただきます(資料10)。
 これにつきましては、総務委員会で報告している内容と同じものになります。
 事件名といたしましては、区政情報存否応答拒否決定処分取消等請求控訴事件。東京高裁の平成25年(行コ)第252号となります。
 これは2定で地裁での判決について御報告させていただきました。それにつきまして、区民の方が控訴されたということです。
 訴訟の経過といたしまして、平成24年11月24日に東京地方裁判所で訴えの提起をされ、平成25年5月31日に東京地方裁判所で一部却下、一部棄却の判決が言い渡してあると。これについては第2回定例会で御報告させていただいております。その後、6月12日に東京高等裁判所に控訴の提起がされたというものでございます。
 事案の概要につきましては、第2回定例会でも御報告させていただいておりますけれども、中野区区政情報の公開に関する条例に基づきまして、控訴人が区長に対し、区政情報のうち、控訴人の親族である甲の高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく保護措置等に係る一切の情報の公開を請求したところ、区長から公開請求に係る区政情報の存否を明らかにしないで公開請求を拒否する旨の決定を受けたことから、本件処分の取り消しを求めるとともに、行政事件訴訟法3条6項2号に基づいて、本件処分の対象となった情報の公開の義務付けを求める事案でございます。
 控訴人は、第1審判決では本件義務付けの訴えを却下、その余の請求を棄却されたため、これを不服として、東京高等裁判所に控訴を提起したものです。
 5といたしまして、控訴の趣旨といたしましては、1、原判決を取り消す。2、被控訴人の控訴人に対する平成22年8月30日付区政情報存否応答拒否決定処分(22中保福第595号)を取り消す。3、被控訴人は、控訴人に対し、(2)の処分に係る不開示部分を開示せよ。4、訴訟費用は、第1審、第2審を通して、被控訴人の負担とするとの判決を求めるというものです。
 裏面に参りまして、6といたしまして、控訴人が主張する控訴理由の要旨でございます。
 1、判決で「個人情報は一度公開された後には、誰にでも公開しなくてはならない。そのため本件個人情報は公開できない」旨の被控訴人の主張を認めているが、これは控訴人の主張となおそごがあり、背反している。また、上記ルールが成立したとしても、本件のように極度の人権侵害を伴う被控訴人の犯罪行為があった場合、例外的に関係者のみに開示され得るとの判事を、第2審で審議を仰ぎたい。2、公的機関の所有する情報の公開については、「一つでも公開可能なものは国民に公開する」のが基本理念のはずであり、判決文で例示した秘匿性の高い個人情報は黒塗りをして公開すべきである。3、判決文の関係法令の定めにおいて、控訴人が主張の最も基幹的根拠法令としている高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律の第13条(面会の制限)及び行政機関の保有する情報の公開に関する法律の第5条第1号ロについての記載がない。また、その後の判決文全文についても、両法律と本件事実への適用の正否についての考慮・論究がほとんどなされていないというものでございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はございませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 次に、10番、スポーツ祭東京2013デモンストレーションスポーツ行事の実施についての報告を求めます。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
 それでは、スポーツ祭東京2013デモンストレーションスポーツ行事の実施につきまして、お手元の資料(資料11)に沿って御報告させていただきます。
 国民体育大会と全国障害者スポーツ大会をあわせて行いますスポーツ祭東京2013は、来る9月28日から10月14日にかけまして、都内各区市町村の会場で開催されるものでございます。このうち中野区におきましては、国体デモンストレーションスポーツ行事といたしまして、中野体育館におきまして、フラッグフットボールと躰道(たいどう)の種目を実施するものでございます。
 日程につきましては、資料の大きな1番にあるとおり、それぞれ9月28日、29日、場所は中野区体育館の主競技場でございます。時間につきましては、そこに書いてございますとおり、午前9時半から午後4時を予定しております。試合の流れ等で終了時刻が変わってくる可能性はお含みおきいただければと思います。
 両種目の紹介につきましては、資料の参考というところに記しておるとおりでございます。
 また、その実際の実施内容は、フラッグフットボールにおきましては、中学生の10チームの試合、また、小学校チームにおけるエキシビションマッチも行うものでございます。
 躰道につきましては、毎年中野体育館で行っております大会を一般に公開するというものでございます。
 運営体制につきましては、2に書いてございますとおり、主催者、日本体育協会、文部科学省、東京都に加え中野区、そして主管団体という形で、それぞれの競技団体が加わっておるところでございます。
 周知方法でございますが、区報9月5日号及びないせす9月号に掲載いたしますほか、区役所本庁舎等への横断幕・のぼり旗、その他、都や区のホームページでも周知しているところでございます。
 委員の皆様におかれましても御都合がつく限りおいでいただき、応援していただければ幸いと存じております。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 それでは、次に11番、その他で何か報告はありますか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 健康づくりに関する普及啓発について、口頭にて御報告させていただきます。
 9月のがん征圧月間並びに10月のピンクリボン月間では、横断幕、ポスターの掲出、パネル展示のほか、9月5日、10月7日にがん患者の相談コーナーといたしまして、区役所1階の特別集会室にて実施させていただきます。
 また、ピンクリボン街頭キャンペーンにつきましては10月3日を予定しておりまして、昨年同様、ピンクリボンバッジの着用につきましては、特別職、管理職はもとより、委員の皆様にも着用をお願いしたく、当委員会報告後、各会派のほうへお願いに伺う予定でございます。
 報告は以上です。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 他に報告はありませんか。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
 国の登録有形文化財(建造物)の登録につきまして、口頭にて御報告させていただきます。
 文化庁の文化審議会の答申に基づきまして、区内中野一丁目にございます中村家住宅洋館が国の登録有形文化財(建造物)として登録されることが、この7月19日に決定いたしました。区内では、みずの塔として親しまれている旧野方配水塔に次いで2例目となるものでございます。
 なお、この中村家住宅洋館は現在所有者がお住まいになっている住居であるということもありますので、今後の文化財としての御案内や公開等は、今後所有者と協議し、意向を十分配慮しながら進めていきたいと思ってございます。
 報告は以上でございます。
委員長
 御苦労さまです。
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
吉原委員
 今、中村家、私も初めて聞くんですけれども、由緒とか何か、そういう何かあるものなのかなという感じはするんですが、わかりやすく簡単に、もしそういうのがありましたら教えていただきたいんですが。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
 所在地につきましては、中野中学校の北側に隣接している部分でございますけれども、この建物は明治後期に港区芝に建造されたと推測されているものでございます。大正4年に現在地に改築されたものでございます。
 この建物でございますが、洋館がございまして、その東側に日本建築も合築されておりますが、この日本建築につきましては、その後の増築と考えられておりまして、今回の対象には入っていないというものでございます。
 この由緒でございますが、当時、衆議院議員の望月右内という方の邸宅でございました。この邸宅そのものは中野中の敷地にございました。今回の登録になります洋館はそこより1段高いところにありまして、当時、その方の家の迎賓館として使われていたというものでございます。この中で、原則、建築してから50年以上たったものについては登録の対象になるわけでございますけれども、今回は特に国土の歴史的景観に寄与するものとして評価されたものでございます。
委員長
 他に質疑はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 他に報告はありますでしょうか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。
 次に、地方都市行政視察について御協議いただきたいことがありますので、委員会を暫時休憩します。

(午前11時11分)

委員長
 それでは、委員会を再開させていただきます。

(午前11時13分)

 休憩中に確認いたしましたとおり、今年度の厚生委員会の地方都市行政視察の視察先とテーマといたしましては、山形県の天童市、天童市スポーツ振興計画についてと、山形県山形市、市民活動との共創指針についてとし、日程は10月24日から25日の2日間を予定するということで御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように決定いたします。
 次に、審査日程のその他に入ります。
 各委員、理事者から何か発言はございますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、次回日程について協議いたしたいと思いますので、委員会を休憩します。

(午前11時14分)

委員長
 委員会を再開します。

(午前11時14分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回は第3回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から連絡をさせていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 本日予定した日程は全て終了しますが、委員、理事者から何か御発言はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で厚生委員会を散会します。

(午前11時14分)