平成25年09月10日中野区議会厚生委員会(第3回定例会)
平成25年09月10日中野区議会厚生委員会(第3回定例会)の会議録
平成25年09月10日厚生委員会 中野区議会厚生委員会〔平成25年9月10日〕

厚生委員会会議記録

○開会日 平成25年9月10日

○場所  中野区議会第3委員会室

○開会  午後4時14分

○閉会  午後4時29分

○出席委員(8名)
 長沢 和彦委員長
 小林 ぜんいち副委員長
 中村 延子委員
 浦野 さとみ委員
 吉原 宏委員
 篠 国昭委員
 やながわ 妙子委員
 むとう 有子委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 地域支えあい推進室長 瀬田 敏幸
 地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 朝井 めぐみ
 地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)、
 中部すこやか福祉センター所長 遠藤 由紀夫
 中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松原 弘宜
 中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 波多江 貴代美
 北部すこやか福祉センター所長 田中 政之
 北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 大橋 雄治
 北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 天野 秀幸
 南部すこやか福祉センター所長、
 南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 相澤 明郎
 南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 宇田川 直子
 鷺宮すこやか福祉センター所長 小田 史子
 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松本 麻子
 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 高橋 昭彦
 健康福祉部長 野村 建樹
 保健所長 寺西 新
 健康福祉部副参事(福祉推進担当) 藤井 康弘
 健康福祉部副参事(保健予防担当) 坂野 晶司
 健康福祉部副参事(健康推進担当) 石濱 照子
 健康福祉部副参事(障害福祉担当) 永田 純一
 健康福祉部副参事(生活援護担当) 伊藤 政子
 健康福祉部副参事(生活保護担当) 鈴木 宣広
 健康福祉部副参事(学習スポーツ担当) 浅川 靖

○事務局職員
 書記 関村 英希
 書記 鈴木 均

○委員長署名

審査日程
○議案
 第61号議案 平成25年度中野区一般会計補正予算(関係分)

委員長
 定足数に達しましたので、厚生委員会を開会します。

(午後4時14分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、さよう進行します。
 それでは、議事に入ります。
 議案の審査を行います。第61号議案、平成25年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。
 本議案は総務委員会に付託されておりますが、厚生委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば、総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。
 それでは、理事者の補足説明を求めます。
坂野健康福祉部副参事(保健予防担当)
 それでは、健康福祉部の補正予算につきまして御説明させていただきます。
 議案24、25ページをお開きいただきたいと思います。2項保健予防費、1目保健予防費の2、予防対策、(3)予防接種でございます。都内における風疹の流行に伴いまして、先天性風疹症候群の予防のための緊急対策といたしまして、大人の風疹ワクチンの接種費用助成を第1号補正予算で対応したところでございますが、当初の予定を上回ったため、今後の接種見込みも含め、2,221万9,000円を増額いたします。
 対応する歳入といたしましては、東京都の医療保健政策包括補助金として都支出金1,111万円を増額いたします。歳入の記載につきましては、16、17ページ、14款都支出金、2項都補助金、6目健康福祉費補助金の欄でございます。
 以上で補足説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
浦野委員
 何点かお聞きをいたします。風疹が予想以上に流行されたということで、今回、補正での対応ということだと理解しているんですけれども、今年度、まず当初のところで645件というふうに積算された、この根拠をちょっと教えていただけますか。
坂野健康福祉部副参事(保健予防担当)
 当初の見込みでございますが、645人の根拠でございますが、区分A、女性のほうですが、こちらの接種率を対象者の2%、区分B、妊娠されている方の御主人ですね、こちらを接種率1%と見まして、これを足し上げて645人という数字を当初計上したものでございます。
浦野委員
 わかりました。今それぞれ、2%、1%ということでありましたけれども、これは、すみません、一般的なというか、この積算の仕方としてはどうなんでしょうか。
坂野健康福祉部副参事(保健予防担当)
 今まで前例のない、初めてやる事業ということでございまして、若干見込みが低かったのかという反省点はございますが、今回、前例がないということで、2%、1%という接種率を当初計上したということでございます。
浦野委員
 わかりました。それで、特に5月、6月、夏前のところでかなり人数がふえたという、全国的にも報道がありましたけれども、4、5、6、7、8月までのところの件数がそれぞれわかればちょっと教えてください。
坂野健康福祉部副参事(保健予防担当)
 8月の数字はまだ出ていないので7月まででございますけれども、2,215件でございます。
浦野委員
 それは、4月から7月までの4カ月の合計ということ……。もし月別のものがわかれば教えてください。
坂野健康福祉部副参事(保健予防担当)
 失礼しました。月別の数字でございますけれども、4月が594、5月が696、6月が543、7月が382でございます。
浦野委員
 わかりました。ありがとうございます。それで、今回、これまでの数字の上で4,300ということを件数で出したと思うんですけれども、これは、4カ月の間で2,215ということで、この残りの期間で4,300という、この積算のところもちょっと根拠として教えていただけますか。
坂野健康福祉部副参事(保健予防担当)
 今後の見込みでございますけれども、区分Bが9月いっぱい、区分Aが来年の3月末までということでございますが、大体1カ月当たり250件程度、区分Aは来年の3月まで続くのかなという、大体、予想で、今回、数字を積算したものでございます。
やながわ委員
 今回、この風疹が大変はやり、各マスコミでもすごい報道があったということも含めて、受ける人たちの関心が非常に高かったんだろうと、見込みの件数をはるかに超えて、こういう──私たちは、この3月に、いち早く東京都が補助するということを聞きつけて、田中区長に要望いたしました。区長は本当に早い対応をしていただきまして、金曜日に言って、翌週の月曜日から、この風疹のワクチンをスタートしてくれたと。それで、今回、補正を組まなくちゃならない、今、根拠と、そしてこれからの見込み数を伺ったところなんですが、どうなんでしょうか、このピークは越えたんでしょうか。まず1点、そこを教えてください。
坂野健康福祉部副参事(保健予防担当)
 東京都全体の数字で申しますと、第17週、日付で言いますと4月22日から28日、ゴールデンウイークの前の週がピークでございまして、この週が178件の報告がございました。それで、最新の数字は、35週、9月1日までの1週間ですが、18件ということで、ピーク時の大体10分の1ぐらいまで減ってきているというのが今の状況でございます。
やながわ委員
 本当にワクチンで予防できる先天性風疹症候群、そういうお子さんを産まない、産ませないという、男性が受けることが大きな予防になるということをマスコミ等も随分言っていましたので、今後、ピークは過ぎたとはいえ、やはり継続しているわけですので、そういった啓発というんでしょうか、忘れちゃうとすっかり忘れちゃうという、しかし、特に妊娠している、御主人が風疹のワクチンを受けていない場合、風疹になっちゃうと、妊娠初期の母体に影響を起こし、また、胎児に影響を起こすと。こういうことですので、その啓発事業は、これだけ、あと後半、二千数百件ぐらいの見込みをしているわけですので、男性を含めて啓発をしっかりやっていただきたいと思うんですが、今後の対応はどういうふうに考えられているんでしょうか。
坂野健康福祉部副参事(保健予防担当)
 今後の啓発についてのお尋ねでございますが、9月30日で区分B、男性のほうが終了するということもございまして、まだ御希望して接種されていない男性の方、区分Bの該当の方はお早めに接種をしていただきたいという旨のホームページ用の記事ですね、これを出したところでございます。今後も一般的な啓発については継続していきたいと考えております。
やながわ委員
 自治体のホームページをみんな見ているかどうかというのはちょっと疑問なんですが、何かこう、目につくところでもいいですし、本当に、先天性の風疹症候群ですかね、お子さんが東京都内にも誕生しているという、この現実を重く受けとめなきゃいけませんし、そうしたホームページ上の啓発だけではなくて、やっぱり何らかの──中野区もよくやっていただいていると、それは評価しておりますが、また補正も組んでやるわけですから、そうした点を工夫していただけないかなと要望しておきます。これはなかなか、知っている人、知らない人を含めて、情報がきちっと、これだけマスコミが取り上げたので、これだけの接種率になったんだと思いますが、本当に不幸な子どもをやっぱり産ませない、こういう姿勢に立つのが行政の役目だと思いますので、ホームページ上だけでなくて、何かの方法で一ひねり考えていただきたいことを要望しておきます。
 もう1点、中野区内では、そうしたお子さんが誕生したとか、そういう情報は入っていますか。
坂野健康福祉部副参事(保健予防担当)
 CRS(先天性風しん症候群)の数というか、区内で何例という報告は上がってこないんですね。東京都全体で何例という報告はあるんですが、最新の数字で8例という数字が上がっております。
やながわ委員
 現実、そうやってお子さんが生まれてきていると。耳が聞こえない、目が見えない、心臓疾患があるという──風疹って三日ばしかでしょう。本当に軽く受けとめられがちなんですが、一たび、妊娠している、その母体が感染すると、赤ちゃんにそういう結果が出てくるという、こういうところをやっぱりきちっと受けとめ、しっかりやっていただきたいことを重ねて要望して終わります。
むとう委員
 ちょっと記憶が定かではないんですけれども、国のほうでは今後、ワクチン接種という前に、抗体があるかどうかというところをしっかり検査した上で、必要な人にワクチンをというような方針を出されたという記事をどこかで読んだ気がするんですけれども、やはりワクチンを打てばいいというものでもなく、今回、やっぱり慌てて、抗体があるかないかの検査をせずに、一足飛びにワクチン接種というふうに、やっぱりこれだけの流行の中で、慌ててそちらに走ってしまった傾向もあったというふうに聞いております。
 実際に医療機関に行っても、まず抗体検査というよりもワクチン接種というふうになっていて、ワクチンの接種率がすごく膨大になっていったというようなこともあったかと思うんですけれども、今後やっぱり丁寧に、抗体がある人が打つ必要はないわけですから、その抗体チェックをした上で進めると。障害のあるお子さんが生まれてしまうというような不幸は本当に極力減らしていかなければいけないわけですから、そこはもちろんしっかり見ていかなきゃいけないんだけれども、抗体があるにもかかわらず打つ必要はないというところは、区は今後どういうふうに考えて取り組んでいくのか、やはり抗体検査をしっかりやっていってほしいなと私は思います。必要な人に必要なワクチンをというふうに思いますので、その辺は、国の動向を踏まえて、区はどういうふうに取り組んでいくおつもりなんでしょうか。
坂野健康福祉部副参事(保健予防担当)
 1週間ぐらい前の朝日新聞、あるいはNHKの報道で、国が今回の概算要求の中で項目出しをして、たしか8億円だったと思うんですが、それを要求に入れていくという報道が、1週間ぐらい前だと思いますが、されたと。その記事については既に承知しているところでございます。今、予算の項目が出たというだけなので、これがどうなるか注意深く見ていかねばならないなとは考えておりますが、今の委員の御発言も踏まえまして適切に対応していきたいと考えております。
委員長
 他に質疑はございませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では、質疑がなければ、質疑を終結します。
 それでは、意見について伺います。第61号議案について意見はありますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、第61号議案、平成25年度中野区一般会計補正予算(関係分)について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で第61号議案、平成25年度中野区一般会計補正予算(関係分)の審査を終了いたします。
 本日予定した日程は終了しますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で厚生委員会を散会します。

(午後4時29分)