平成25年10月31日中野区議会厚生委員会
平成25年10月31日中野区議会厚生委員会の会議録
平成25年10月31日厚生委員会 中野区議会厚生委員会〔平成25年10月31日〕

厚生委員会会議記録

○開会日 平成25年10月31日

○場所  中野区議会第3委員会室

○開会  午前10時00分

○閉会  午前11時16分

○出席委員(8名)
 長沢 和彦委員長
 小林 ぜんいち副委員長
 中村 延子委員
 浦野 さとみ委員
 吉原 宏委員
 篠 国昭委員
 やながわ 妙子委員
 むとう 有子委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 地域支えあい推進室長 瀬田 敏幸
 地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 朝井 めぐみ
 地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)、
 中部すこやか福祉センター所長 遠藤 由紀夫
 中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松原 弘宜
 中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 波多江 貴代美
 北部すこやか福祉センター所長 田中 政之
 北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 大橋 雄治
 北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 天野 秀幸
 南部すこやか福祉センター所長、
 南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 相澤 明郎
 南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 宇田川 直子
 鷺宮すこやか福祉センター所長 小田 史子
 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松本 麻子
 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 高橋 昭彦
 健康福祉部長 野村 建樹
 保健所長 寺西 新
 健康福祉部副参事(福祉推進担当) 藤井 康弘
 健康福祉部副参事(保健予防担当) 坂野 晶司
 健康福祉部副参事(健康推進担当) 石濱 照子
 健康福祉部副参事(障害福祉担当) 永田 純一
 健康福祉部副参事(生活援護担当) 伊藤 政子
 健康福祉部副参事(生活保護担当) 鈴木 宣広
 健康福祉部副参事(学習スポーツ担当) 浅川 靖

○事務局職員
 書記 関村 英希
 書記 鈴木 均

○委員長署名

審査日程
○議題
 地域活動の推進及び地域ケア・地域支援について
 保健衛生及び社会福祉について
○所管事項の報告
 1 東中野区民活動センター等整備基本方針(案)について(地域活動推進担当)
 2 町会・自治会による見守り・支えあい活動事例集について
 (中部すこやか福祉センター地域支援担当)
 3 中野区立弥生福祉作業所指定管理者候補者の選定について(障害福祉担当)
 4 中野区障害者福祉会館指定管理者候補者の選定について(障害福祉担当)
 5 中野区知的障害者生活寮指定管理者候補者の選定について(障害福祉担当)
○その他

委員長
 それでは、定足数に達しましたので、厚生委員会を開会します。

(午前10時00分)

 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿って進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進行します。
 それでは、議事に入ります。
 地域活動の推進及び地域ケア・地域支援について、保健衛生及び社会福祉についてを議題に供します。
 所管事項の報告を受けます。
 1番、東中野区民活動センター等整備基本方針(案)についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 それでは、資料(資料2)に沿いまして、東中野区民活動センター等整備基本方針(案)について御報告いたします。
 東中野小学校跡施設及び中野区教職員寮跡施設の一部を活用して、東中野区民活動センターを移転整備するとともに、区立公園を整備するというものでございます。
 1番、整備予定地は、東中野小学校跡施設及び中野区教職員寮跡施設、所在地は東中野五丁目27番、敷地面積は両施設合わせて7,038平方メートルでございます。
 建築概要でございますが、東中野区民活動センター(延べ床面積)約950平方メートル、また、区立公園約1,200平方メートルでございます。
 3番、整備基本方針(案)につきましては、別紙で御説明をいたします。
 4番、区民説明会の実施でございます。この整備基本方針(案)につきまして、12月5日(木曜日)の夜間、12月8日(日曜日)の午後に東中野区民活動センターで区民説明会を実施したいと考えております。
 5番の今後の予定でございますが、今年度、3月に東中野区民活動センター等整備基本方針を決定いたしまして、26年度から28年度にかけまして、測量・境界確定、基本計画・基本設計・実施設計をしたいと考えております。28年度から31年度までの間に除却・建築工事を行い、31年度開設というのが現在の予定でございます。
 それでは、別紙の整備基本方針(案)をごらんいただきたいと思います。
 1番の整備予定地は先ほど申し上げたとおりでございます。
 周辺案内図が、ここにございます地図のとおりでございます。
 2ページのほうに参ります。
 2番、整備予定地の建築規制でございますが、用途地域は第一種中高層住居専用地域、建ペイ率60%、容積率200%、高度地区は第二種高度地区、準防火地域となっております。
 なお、埋蔵文化財の包蔵地となっているところでございます。
 3番の土地活用でございますが、整備予定地に東中野区民活動センター及び区立公園を整備し、残余の土地につきましては、民間事業者に売却し、良質な住宅を誘導するというものでございます。
 下にございます現況図ですが、この図の下のほうが教職員寮跡施設、上側が東中野小学校跡施設になっていまして、現在入っているのは、現況の建物の様子が書かれてございます。東中野小学校跡施設の左側の点線で囲っている部分を区施設の整備予定地と考えているものでございます。
 4番、整備する施設及び規模でございますが、東中野区民活動センターにつきましては、延べ床面積約950平方メートルとしております。用途としては、集会室等地域活動室、交流スペース、事務室、ロビー、トイレ、廊下、階段等を想定しているものでございます。
 区立公園等につきましては、地域のイベントや祭りに活用できる広場として整備するものであり、約1,200平方メートルを予定しているものでございます。
 なお、別途、防災備蓄倉庫、100平方メートル程度の倉庫を区民活動センター内に整備したいと考えております。950平方メートルの中には防災備蓄倉庫の分が入っておりませんので、合わせれば1,050平方メートル程度になるかと思います。
 また、区が活用する土地の面積及び区民活動センター各室の広さにつきましては、今後、基本計画及び基本設計等を策定する過程で確定をしたいというふうに考えているものでございます。
 3ページのほうに参りまして、(3)その他、①崖地上下のバリアフリー化でございます。整備予定地には、教職員寮跡施設と東中野小学校との間に高低差約10メートルの崖地がございます。敷地を分断している状況となっています。東中野区民活動センターの整備に当たっては、崖下からのエレベーターを設置するなど、崖地上下のバリアフリー化を図ることを考えております。
 ②障害者自立支援施設でございますが、新しい中野をつくる10か年計画(第2次)におきまして計画をしました障害者自立支援施設等につきましては、他の用地を活用することとし、この施設の中には整備をしない予定でございます。
 ③避難所の統合でございますが、新しくつくります東中野区民活動センターにつきましては、避難所としての指定を行わず、他の避難所に統合をしたいというふうに考えております。
 5番の整備スケジュールにつきましては先ほど御説明したとおりでございます。
 御報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
中村委員
 整備予定地の敷地面積が7,038平米になっているのに対して、整備概要の中が950平米と1,200平米、さっきおっしゃっていた100平米を加えても2,250平米となって、その残りが4,788平米あると思うんですけれども、こちらに関してはどうなる予定になっているんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 東中野区民活動センターは約950平米で予定をしていますが、それが敷地面積上何平米になるかというのはちょっとまだわからないところですが、土地の残りという意味でしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)区として、東中野区民活動センター、それから区立公園を整備した残りの残余の土地については、3番にございますように、民間事業者に売却をし、良質な住宅等を誘導するという計画になってございます。
中村委員
 東中野小学校を閉校した際にも地域説明会等を行っていらっしゃると思うんですけれども、そのときからの変更点というのがあれば教えてください。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 10か年計画の中で、東中野小学校につきましては、東中野区民活動センター及び障害者自立支援施設を整備するということで10か年計画を定めております。その後の変更といたしましては、障害者自立支援施設につきましては他の場所で集約をし整備するということで、ここにつきましては、東中野区民活動センター及び区立公園のみということになりましたので、残りについては売却ということになったものでございます。
中村委員
 地域に説明していた内容が、売却なんかはしないみたいな話もあったというふうに伺っているんですけれども、ちょっと変わってくるのかなとは思っているんですが、過去に東京都内だったり23区内で、学校用地を売却した事例というのはあるか把握していらっしゃいますでしょうか、民間に対して。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 都内の学校の跡施設をどのように活用しているか全て調べているわけではないんですが、民間事業者の施設等に活用したり、さまざまな工夫がされているというふうに認識をしております。
中村委員
 今伺ったのは、小学校用地を購入した際に、国からの補助金が多分出ていると思うんですけれども、恐らく民間に売却することになると、国に対して返還しなければいけないお金とかというのが出てくるのかなというふうに考えているんですが、そこら辺は把握していらっしゃいますでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 小学校として建ててから長いこと使った後につきましては、補助金等が入っていた場合も返還の必要性はないというふうに考えております。
中村委員
 じゃあ、返還の必要はないということで、私たちも理解はしておきます。
 それで、この3ページのところの避難所の統合についてなんですけれども、今、東中野地域はかなりマンション建設などがふえていて、人口も増加が見込まれると思うんですけれども、本当に今の東中野小学校のところと三中のところで賄っている避難所の人数を三中に統合するということになると思うんですけれども、それで大丈夫なんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 三中のほうで2町会――今、三中と、それから東中野小学校、1町会ずつが避難所指定になっていますけれども、現在の三中に2町会が入るスペースは確保はできるというふうに算定をしております。
中村委員
 所管外になっちゃうかもしれないんですけれども、避難所にどれぐらいの人数というか規模というか、わかれば教えていただきたいんですけれども。それに対してどれぐらいの割合でふえるのかとかというところがもしわかれば教えていただきたいんですけれども。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 今、避難想定数として、三中500人、それから現在の東中野小学校700人程度を見込んでおります。それで、三中に1,200人分のスペースがあるというふうに計算しているところでございます。
中村委員
 人口の増加に関してはどのようにお考えでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 あらゆる避難所につきまして、人口の増減というのは、可能性はあるものと考えていますけれども、現在の避難想定の中で計算をした中では、対応できるというふうに考えております。
中村委員
 わかりました。
 あと、2番のところの障害者自立支援施設の「他の用地を活用することとし」という、この「他の用地」というのは、見込みはあるんでしょうか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 障害者自立支援施設の整備につきましては、10か年計画の策定当時におきましては東中野小学校跡地の活用も想定しておりましたが、立地条件、あるいはこの施設の中での事業の内容等々について精査をする結果、他の、アポロ園跡地、あるいは中野五丁目の3の用地を活用して整備することが適当であるというふうに考えたものでございます。
浦野委員
 今の中村委員の質疑とも少し重なる部分もあるかもしれないですけれども、ちょっと改めてお聞きをします。今の質疑の続きになるかもしれませんけれども、もともと10か年計画で、ここは東中野区民活動センター、そして障害者自立支援センター等の整備ということになっていたかと思います。今の副参事の御説明ですと、その立地条件等を精査した結果、今、二つ御紹介いただいたところが適当というふうに判断したということだったんですけれども、そうすると、この10か年のときに、ここに障害者自立支援施設等をというのは、その時点との整合性というか、精査できていなかったということなんですかね。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 この当該用地の活用をいたしまして、具体的にどのような事業を展開していくかということは、この時点では決まっておりませんでした。その後、立地条件等々、この場所を踏まえて、どういった形で使用することが可能であるか、また、障害の程度に応じて送迎サービス等々も必要になりますので、そうしたことも可能であるかどうか等々、さまざまな観点から検討した結果、ここではなく、ほかの土地のほうが有効に活用できるのではないかというふうに判断したものでございます。
浦野委員
 今、幾つか御説明がありましたけれども、ここであっても――確かに中野全体の地形から見れば、東中野とその中野五丁目で見れば、中心部というふうになるかもしれないですけれども、決して、別にここでできないということではないと思いますし、また、こういった障害者の自立支援の施設等は、今、これまでこの所管でも御報告があったように、求められている施設等でもありますから、ここの予定をなくすということはしなくてもよかったんじゃないかと思いますけれども、その点はいかがですか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 委員のお話にございましたとおり、他の用地といたしまして、中野五丁目の3は、中野区の中央部に位置している用地がございますので、この用地につきましては、中野福祉作業所の移転活用を想定してございますが、その他の機能を盛り込むといったような活用もできるのではないかということで、決して、この土地を活用しないということによって何らかのサービス提供がなくなるとか低下をするというものではないというふうに考えております。
浦野委員
 中野福祉作業所がこの中野五丁目のところに行くということはもう決まっていることですよね。それで、そうしたら、例えば面積を広げて、本来ここの東中野小学校の跡地にするべきものをここに拡張して、そこに盛り込んでいくということなんですか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 中野五丁目の3の用地の事業の内容につきまして、現在、その事業の内容を検討しているところでございますが、その考え方としては、今、委員がおっしゃいましたように、中野福祉作業所の移転を基本として、そこにプラスして、どのような機能を付加していけるかといったような形での整備を検討していきたいと考えております。
浦野委員
 ここにも盛り込んでいくことを検討していくということですけれども、別にここを、計画をなくすということはなかったんじゃないかなということは思っております。
 それで、ここは、今、7,038平米で、先ほどもあったように、おおよそこの面積を、整備概要を足しますと2,200平米ちょっとで、残地を売却するほうがほぼ2対1ぐらいの割合になっているかなと思うんですけれども、これは、売却するほうが面積が2倍近く多いということで、ここをもっと、例えばこの所管でも、この間、特養だったりとか、また、所管外になりますけど、保育園だったりとか、区としてもいろいろ、都に対しても都有地の活用等を求めていると思うんですけれども、こういったところをここに整備するということは、検討はされなかったんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 区施設全体の配置も検討した上で、ここにつきましては、東中野区民活動センターと区立公園というふうに整備案を作成したものでございます。
浦野委員
 どのような、そうしたら、検討がされたか、御説明いただいてもいいですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 具体的に、どのような、ここで、まず候補が挙がって、それについて可否を検討したということではございませんが、介護施設等、必要な施設について、計画どおりほかのところでもできておりますし、東中野地域につきましては、住吉保育園跡施設に小規模多機能の施設を整備するなどという形で進んできておりますので、ここに何かを入れなければいけないというようなことは、現段階ではないということで、東中野区民活動センターと区立公園ということで整備案を作成したというものでございます。
浦野委員
 今、最初にあった、そうすると、ここに特養や保育園や何かを入れるということは検討されなかったということでいいですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 基本的に10か年計画の中で、第2次の中で、東中野の区民活動センターと障害者の自立支援施設ということでしたので、それを基本にどうしていくか、その検討の際に、ここに入れたいというものがあれば入れていくことも含めて総合的に検討したという、そういった経過でございます。
浦野委員
 今の御説明は、ちょっと私はなかなか納得がいかないというか、そもそも10か年であった障害者自立支援機能の施設は、結局、ここには整備せずに、ほかに移すということにして、今、ここにもともと10か年の中でも「等」というのがついていましたから、いろいろ今、検討はしたのか、ちょっとされなかったのか、あれですけれども、特養等についてはされなかったというようなことなんですかね。だから、そうすると、本来予定していたものはほかにして、でも、今、これだけいろんな区民の人から要望されているものに関しては検討して、ここにつくるということも、考え方としてはできたんじゃないかと思いますけれども。もう一度御答弁をお願いします。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 考え方として、ある意味、ここの土地の有効な活用ということを総合的に庁内調整の中で検討しましたので、ただ、その時点で、ここに整備すべきだというような具体的な検討の施設がなかったので、最終的には、案としては、東中野区民活動センターと区立公園になったと、そういった経緯でございます。
浦野委員
 例えば、じゃあ、この区立公園等の1,200平米、これをもう少し、例えば広げるというような考え方はなかったんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 考え方としては、広げるとか狭くとか、いろいろ考え方はあるかと思いますけれども、この地域で東中野区民活動センターの施設を活用しながら、こちらの公園も一体的に利用できるような広場として1,200平米程度が適切ではないかということで案にした、そういったものでございます。
浦野委員
 1,200平米が適当だという理由というか、そこを教えていただけますか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 大規模な公園として整備をするというより、住宅地の中の地域のイベントや祭りに活用できる広場として整備をするという考え方から、1,200平米というふうに案を作成したものでございます。
浦野委員
 そうすると、いろいろ有効な活用の結果として、このうちの3分の2の面積のところは、良質な住宅を誘導するということが一番有効な活用だということで区としては考えているということですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 そのとおりでございます。
浦野委員
 ここにある「良質な住宅」というのは、どういうことを指していますか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 具体的にどういった誘導をしていくかということまではまだ検討はしてございませんが、現段階の案としましては、住宅地として、また、良質な住宅地として誘導したいというものでございます。
浦野委員
 そうすると、いわゆるマンションだったり、とかということになるんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 敷地の形状からしまして、マンションが建設をされるという可能性は高いと考えております。
浦野委員
 これは10か年との、先ほどもちょっと幾つか質疑しましたけれども、地元の方から合意が得られるかなというのは、非常になかなか難しい面があるんじゃないかなと思います。ちなみに、そのマンションですけれども、何階建てまで建てられるんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 どのような敷地の活用をされるかということにもよるかと思いますけれども、第二種高度地区ということになりますと、高さ制限自体は、日影にひっかからなければ建てられますので、例えば10階とかが建てられる可能性としてはあるかと思います。ただ、建築安全条例というものがありまして、そういった規制がかかりますと、もうちょっと高さの制限を受ける可能性もあるというふうに考えております。
浦野委員
 先ほどちょっと避難所のこともあったんですけれども、東中野区民活動センターは避難所として指定はしないと、それで三中のほうにするとありました。三中も学校の統廃合で廃校の計画になっていたかと思いますけれども、それはどうされるんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 三中が閉校となった場合につきましては、三中に今、避難所指定されている方についても変更になりますので、その時点で、あわせて、その後の避難所については検討し、指定をするということになると考えております。
浦野委員
 そうすると、今、東中野小学校の跡地、そして、ここの――要は、この東中野全体の地域での避難所というのは、本当にここだけの人が避難――もちろん、なくなれば、次に指定しなきゃ、もちろんいけないと思うんですけれども、本当に地域の方々が身近なというか、いざ実際に災害や避難しなきゃいけない状況が起きたときに避難できる、その先の場所というところまでも検討されているんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 今現在は具体的には検討はしておりませんけれども、区としましては、地域の方が災害時に避難できる避難所の確保というのは必ず必要なものでございますので、今、東中野小に指定をされている方、それから三中で指定をされている方の避難所につきましては、確実にどこかを指定するということになっていますので、具体的にどこにするかにつきましては、まだ三中の跡施設の活用方法も決まっていませんので、具体的に検討はしていないというふうに認識しています。
浦野委員
 検討はしていないというのは、ちょっとあまりにも、今もう、三中自体が廃校になるという計画を区として出しているわけですから、それがされていないというのは、ちょっとおかしいんじゃないかなと思いますし、避難所って、ちょっとあればいいわけじゃないですよね。ここだけの、この人口の方が安全に避難できる一定の面積が必要なわけですから、なくなったから、じゃあどこかすぐ見つかるかというものでもないと思うんですよね。ここがなくなったから三中にするけど、三中は廃校になっているけれども、その先はないというのは、この地元の方に説明するときもそうですし、本当に防災の安全上、考えたときに、本当にそれでいいのかなと思いますけれども。ちょっと最後、もう一度御答弁をお願いします。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 避難所の確保につきましては、区の責任でしっかりと確保するということは決まっておりますので、具体的にどこをという検討はしていませんけれども、東中野小学校のこの跡施設活用になった場合に、三中の閉校後については必ずどこかに指定をしなきゃいけないということは、区としては常に認識をし、考えながら、この東中野地域の将来的な施設配置を考えているところでございますので、具体的に候補地が出ていないということでありまして、具体的な検討はしていないと先ほど申し上げましたが、常にそのことは考えた上で今後の学校再編後の施設のあり方等については検討していくということでございます。
浦野委員
 これから地元でこの説明会をされると思うんですけれども、そういった避難所の、今、質疑したところでもそうですし、もともとの10か年とのことだったり、あと、今、本当に区民から求められている施設について、改めて先ほどの質疑とも重複しますけれども、そういう検討――保育園だったり特養だったりとか、そういうことも十分活用できたんじゃないかなと思いますし、これは最後に改めて要望はしておきたいと思います。
やながわ委員
 今回、東中野小学校の跡に区民活動センターをつくるという整備方針の案が出てきたんですけれども、思い起こすと、東中野小学校の廃校が平成21年だったと思うんですね。その廃校が決まる、決まった、その前後に、大変な地元住民の方々とのやりとりというんですかね、私も何回か傍聴に行きまして、それは、それはすさまじい状況があったことは認識していると思うんですね。今回、率直に言って、まず、私、これを見たときに、ちょっとあまりにも丁寧じゃなさ過ぎる。あれだけの一つの学校がなくなる、そのときに、あの騒ぎの中で、東中野小学校の施設の活用についても、委員会にも報告があり、地域の説明会もあったと思うんです。改めて聞きますが、このときに、この施設、東中野小学校の施設活用、区民の要望も含めて何点かあったと思うんですが、それを覚えているようでしたら、ちょっと確認のために教えていただけませんか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 東中野小学校の施設活用につきましての区民説明会等が開かれた時点で、東中野四丁目、五丁目に必要な機能ということで、五つの機能を区と地域の方々との間で確認をしています。その確認をした五つの機能ですが、一つは屋外スペース機能。それから、もう一つが屋内スペース機能。この屋内スペース機能につきましては、東中野区民活動センターの中で整備をしていきたいと考えているものです。なお、一つ目の屋外スペース機能というものにつきまして、今回、整備予定に入っております区立公園の中で整備をしたいと考えているものです。それから、三つ目が災害時スペース機能。避難所としての機能でございます。四つ目が介護サービス機能。これにつきましては、小規模多機能型居宅介護施設、小規模特別養護老人ホームでございます。この二つにつきましては、既に整備が完了し、また、整備中のものでございます。五つ目が障害者の自立支援機能。この五つにつきまして、区と地域の住民の方々との間で確認をしたというふうに認識をしているところでございます。
やながわ委員
 こうした住民、地域の皆さんとの確認事項がある中で、今回、この整備基本方針が出まして、私は、さっきからいろんな方の質疑を聞いていて、やっぱり地域住民との約束の中で、災害時における緊急時の避難場所や支援、これが大きな、この中でも柱になっているように思うんですね。それが三中で統合しますと。三中も今、学校再編で閉校になるやもしれないという中で、あとは知りませんと。これ、所管が違うから、冗談じゃありませんと私は言いたいわけですね。何を考えているんだと。その後、何とか検討しますと。三中の後もまだ決まっていませんのでとかね。こんな無責任な行政側の発言は、本当にさっきから聞いていて腹が立ちます。こういう地域の皆さんとの約束をほごにしているとしか、聞いているほうは思えないのね。さらに、その当時はまだ、売却ありきだとか、売却しないとか、そういう議論ではなかったかもしれないけれど、だけど、小学校の跡地、小学校が廃校になって、それを売るというのは、中野区民にとって、区民の財産を売るというこの議論に対して、この所管だけでいいのかどうか。これは総務委員会で報告しているんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 この整備方針(案)につきましては、厚生委員会のみで、総務委員会での報告は予定はしておりません。
やながわ委員
 ここだけでは済まされない問題だと思っています。
 もう一つは、さっきも言ったように、災害時における災害、今、地域防災計画も見直しを図った段階で、区民の皆さんの大変な関心事って、この防災だと思っているんですね。それじゃなくても、さまざまな災害が日々あちこちで起きている中で、先ほども私言ったように、ちょっと無責任じゃないのと。こんなこと許されないという、あまりにも、行政側として言っちゃいけないよねという、そういう中で、じゃあ、防災・都市安全分野は、ここをどう考えているのか、分野の副参事、あるいは所管の担当にちゃんと聞かなきゃいけないと、こう思っています。これをなくして区民活動センター、区立公園――公園も建設委員会ですよね。建設委員会でも報告しているんですか。
委員長
 公園のことですよね。
やながわ委員
 はい。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 厚生委員会のみの予定ですので、建設委員会でも報告の予定はないというふうに認識しています。
やながわ委員
 先ほども冒頭に申し上げました、やっぱり小学校を、7,000平米ある中で、2,000ちょっとが区民活動センターと公園、あと5,000平米、これを売っちゃうという――私は議員だから、過去の経緯がわかったりするけれど、これ、区民が聞いたら、最初から売却ありきで、何か土地を決めちゃってね、売るところを、最初から。このくらいあれば地域の人たちとの約束も果たせるんじゃないかというぐらいな感じに受けてしようがない。
 それで、建設委員会も、売却問題である総務委員会も、あるいは防災・都市安全分野も含めて、総務だの建設だの、もっと言えば、東中野小学校は、今、教育委員会の関係ではなくなったにしても、やっぱり子どもの遊び場のスペースをとらなければならないとか、そういうことを考えると、子ども分野にもかかわっていく中で、この厚生委員会だけで、私は済む問題だとは思っておりません。先ほども言ったように、私はやっぱり小学校を売却するという、この問題、必ず区民にとって大きな問題になって出てくると思うんです。そうしたときに、厚生委員会のこの地域支えあいの所管だけで済む問題だとは思えない。そうなってからでは遅いので、私はやっぱり、各売却――さっきも、中村委員も浦野委員も、売るほうが多いよねという、ここがひっかかっているわけよね、ほかの委員さんも。みんなそうだと思うんです。そうしたときに、ここの売却という問題をきちっと総務委員会でも案件として議題に上げないと、私はここだけで報告、了解とは、決して言えないと思っております。その辺はどうお考えですか。
瀬田地域支えあい推進室長
 この間、庁内の区長をはじめ関係所管、これに関する関係部等々で庁内のさまざまな検討を重ねてきた結果、この方針案を区として固めて、きょう、この形で報告をさせていただく形になりました。今お尋ねのように、非常に売却のことですとか、それから防災機能のことですとか、関係所管にかかわる部分は確かにあるというふうには認識してございます。今回は、基本整備方針(案)ということでまとめさせていただいておりますが、まだまだ、そういう意味では、ちょっとアウトラインというような部分をかなり残してございます。今後、基本計画を固めていくと、これはもちろん案という形でのお示しになるわけでございますが、そうした過程の中で、さらに固めた内容につきまして、必要な所管のほうにも説明をしていく、報告をさせていただくようなことで現在は考えてございます。その点、いろいろそういった御意見等はございますけれども、きょういただいた意見を踏まえまして、今後の検討、また、適切な報告の形についてもしっかり踏まえていきたいと思っております。
 それから、あわせてなんですが、先ほど、防災のことについてあまりにも無責任だというようなところがございました。本当に申しわけなく思っております。ただ、私ども、やはり区の責任として、今、最大の関心でもあり、地域の方々の生命・財産を守る、この避難所の機能をどうやってしっかり確保するかというのは、最優先の、もちろん課題というふうに思ってございます。したがいまして、そうした一方で、統合の中での三中の後のことについても、できるだけ具体的な形で地域の方に、ましてや地域の方に早くそういうものをお示しする責任があるというふうに思ってございます。現在、この時点におきまして、どこにという具体的なものまでお示しできる段階には確かにございませんが、これは速やかに、やはり検討を重ねていく中で、こうした大事な部分につきましても、あわせてしっかり御報告できるように鋭意努めていきたいと考えてございます。補足ということで答えさせていただきました。
やながわ委員
 今、室長のお話を聞いてちょっと残念に思ったことは、庁議を重ねてきたと、そこにはみんな来ているわけですね。そのときに、公園をつくる、あるいは売却の問題も出ている。担当の人たち、トップが出ていっているわけでしょう、庁議って。そのときに、やっぱり所管の委員会できちっと報告したいと、しなきゃいけないという声は出なかったの。
瀬田地域支えあい推進室長
 検討の場では、そうした御意見も一部ではございました。ただ、区長を含めて、全体としての今回の判断として、整備基本方針の案という内容につきまして、今、この施設整備の中では中心所管ではありますが、私ども地域支えあい推進室所管ということで、厚生委員会のほうにこの段階では報告するという形で整理をし、庁内でその点について確認をした上でこの報告に臨んだ次第でございます。
やながわ委員
 ちょっと休憩していただけますか。
委員長
 委員会を休憩します。

(午前10時43分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午前10時54分)

やながわ委員
 休憩中、いろいろ検討していただきましたが、改めて答弁というか、報告を聞いた上で、私どもは、こうした東中野小学校の跡地、売却という言葉が今回初めて出てきたと思うんです。もっと言えば、整備方針を変更したのかなというぐらいの受けとめ方をしていますので、「案」がついている段階で、きちっと所管の総務委員会並びに防災に関する建設委員会等にもきちっと報告をしていただきたいことを強く要望したいと思っていますが、それに対しての御答弁をいただきたいと思います。
瀬田地域支えあい推進室長
 きょう、こちらのほうでそういった強い御要望があったということは受けとめさせていただいて、それを踏まえた庁内の今後の手続を含めまして、報告のタイミングを含めまして、しっかりとこれを受けとめてまいりたいと思ってございます。
むとう委員
 さまざま委員の皆様からやりとりがあって、私もおっしゃるとおりというふうに伺っていて、他の委員の皆様の御意見で、本当にそれが総意かなと、きょう伺った委員の総意かなというふうに思うぐらいの印象で、特段私も違ったことを言うわけではないんですけれども、重複しますが、やはり、きょう、この報告を受けて思ったことをやっぱり言わせていただきたいというふうに思います。
 この東中野の地域というのは、小学校もなくなり、中学校もなくなりということで、これまでの区の考え方に対して、地域の皆様から、とんでもないという、とても納得できないという御意見をたくさんこれまでいただいてきたエリアだと思うんですよね。それで、東中野小学校が廃校となり、一体ここはどうなるのかというあたりのことも、随分、数年間放置されていて、どうなるの、どうなったのということは随所で聞かれてきました。
 今回、突然こういった考え方、とりあえず基本方針の案ということではありますけれども、区が案というふうに示したときには、幾らこれまで区民が何を言おうと、区はその案をなかなか変更はしてくれていないというのがこれまでの状況だったかと思うので、案だからというふうに言われても、それは軽々しくは受けとめることはできません。ほぼ案と示された段階では、区民が何をどう言おうと、これまでなかなか変更はしてきてくれていなかったわけですから、この状況の中で12月5日に説明会を実施するということだけれども、これはもう目に見えているわけですよ。区民から言われる意見が聞こえてくるようです、今の段階からもですね。やっぱりきちんと大きな避難場所ということは、地域の住民にとっては本当に大きな課題であるわけですけれども、東中野小もなくなり、三中もなくなり、その後、どこにするのかわからないというような状況の中で説明会をしても、地域の皆さん、受け入れがたい話ですよ。これ、受け入れられませんよ。先ほどの御答弁だと、その後の避難場所については、速やかに具体的に決定するというふうにおっしゃられましたけれども、あのエリアの地図を思い浮かべて、これだけの面積を確保できるところって、全然私は思いつかないんですよね。せっかく区民の財産であるこの小学校の跡地を――土地って、売却しちゃったら、もう手に戻らなくなっちゃうわけですから、本当に慎重にしなければいけないことで、三中もなくなった後に避難場所をどうするのかという、三中のその後の使い勝手もわからない中であるわけですけれども、きちんとそこまで考えて示した上で説明会をしなければ、これは全く地域の皆さんに御理解を得られない、紛糾する説明会になるだろうなということが今からだって想像できるわけでして、12月5日までには速やかにというのが、いつまでのことを速やかにというふうにおっしゃったのかわかりませんけれども、12月5日の説明会までには、その次の避難場所についても具体的に提示できるようなところまで持っていけるんでしょうか。12月5日ということですから、次の第4回定例会の常任委員会を経てのタイミングかとは思うんですけれども、その段階で言えるんでしょうか。次の定例会の中で、さらなる具体的なことも示しつつ、この12月5日の説明会には臨めるんでしょうか。その辺はどのようにお考えですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 避難所につきましては、地域の皆様も大変心配をされているというふうに区でも認識していますので、ここのところの除却になった時点では、今のところ三中というふうに想定していますが、三中が閉校になった後、じゃあどうするのかということについては、常にそのことを考えながら区としても検討しているというのは先ほども申し上げたとおりでございますが、12月5日と8日の説明会につきましては、きょう御報告をさせていただいた、この整備基本方針(案)を御説明する予定ですので、そこに含まれていません今後の検討内容につきましては、御報告はできないかなというふうに考えております。
むとう委員
 そうすると、本当に説明会をして区民から意見が出てくることは、今の段階で想像できますよね。東中野の方は小学校もなくなり中学校もなくなりということで、それは地域にとってすごくマイナスだから、多くの方が納得されていない現状の中で、さらにその後のことは皆目検討がつかない。常に区は、避難場所を指定しなければならない義務を負っているから、必ず避難場所の指定はするんですよと言ったって、私以上にあの地域に暮らしている方は、まとまった土地がないことを知っていますよね。そういう中でこれを説明しても、区民の方からの反応は目に見えているわけじゃないですか。もう少し知恵というか、ある程度納得できるような計画――基本方針(案)ではあるけれども、最初から納得されないような案を持っていくというのもいかがなものかと思うんですけれども、もう少しきちんと納得できるような案をつくった上で説明すべきではないんですか。この状況で説明って、あまりにも、先ほど来、やながわ委員からも御指摘があったように、ちょっと区民をばかにしているんじゃないかと私も思うような案ですよね。その辺はもう少しきちんと、区としても区民に対して誠実なプランをもってして説明会に臨むべきなのではないんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 今いろいろ御意見いただきましたけれども、区としては、長年、東中野小学校、21年3月に閉校になったままでございます。地域のほうからも、その後の跡の利用についてどういうふうに区は考えているのかというふうにいろいろと御要望もいただいているところでございますので、まずはこの案を御説明させていただいて、出てくる御意見につきましては、一つひとつ検討の素材に上げていきたいというふうに考えているところでございます。
むとう委員
 くどいようですけれども、じゃあ、区民から出された意見については、一つひとつ誠実に検討するということで、お約束していただいてよろしいんですね。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 検討するということにつきましては、一つひとつ誠実に検討していきたいというふうに考えております。
委員長
 他に質疑はございませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 次に、2番、町会・自治会による見守り・支えあい活動事例集についての報告を求めます。
波多江中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 それでは、次の報告に入らせていただきます。町会・自治会による見守り・支えあい活動事例集(資料3)についての御報告です。
 区は、町会・自治会による見守り・支えあい活動の活性化のため、活動事例集を作成し、各町会・自治会や関係団体等に情報提供するとともに、ホームページ等を通じて、広く区民にも活動事例を公表していきます。
 公表する事例でございますが、各区民活動センター等における支えあいのネットワーク会議などで報告された町会・自治会による見守り・支えあい活動の事例を、区が事例集として公表するものでございます。
 事例の内容でございますが、見守り・支えあい訪問活動や防犯パトロール、高齢者サロンなどが内容として盛り込まれているものでございます。
 掲載事例数は24事例となっております。これを区のホームページに掲載しまして、今後、定期的に追加掲載するとともに、データベース化して公表していくものでございます。
 印刷物の配布・閲覧でございます。
 現時点までの事例集として、町会・自治会等に印刷配布をすることとしてございます。資料につきまして、印刷物につきましては、地域における見守り・支えあい活動事例集として添付させていただいております。
 (2)区施設での閲覧でございますが、すこやか福祉センターや区民活動センターをはじめとする区の施設での閲覧に供するということでございます。
 ホームページへのアップにつきましては、きょうの午後、中野区のホームページでアップする予定でございます。
 簡単ではございますが、報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 次に、3番、中野区立弥生福祉作業所指定管理者候補者の選定についての報告を求めます。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 それでは、中野区立弥生福祉作業所指定管理者候補者の選定につきまして(資料4)御報告をさせていただきます。
 これは、平成26年度から中野区立弥生福祉作業所に指定管理者制度を導入するため、指定管理者候補者の募集及び選定を行ったものでございます。
 1、選定の経過でございます。7月3日に事業者募集の公告を行い、区のホームページに掲載をいた。また、7月5日号の区報にも掲載し、7月19日に施設説明会を現地にて実施いたしました。そして、8月8日から19日にかけて応募申請の受け付けを行い、10月3日に応募事業者について審査、ヒアリングを実施いたしました。
 2、応募対象事業者につきましては、東京都内において、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律第5条の生活介護または就労移行支援、就労継続支援(B型)のいずれかの事業を運営している事業者であることとしてございます。
 3、応募状況につきましては、三つの事業者の応募がございました。
 4、選定方法につきましては、庁内に設置いたしました指定管理者選定委員会におきまして、法人が提案した企画提案書の審査及びヒアリングを行った上で指定管理者としての適性を審査し、指定管理者候補者を決定いたしました。
 5、選定結果(第1順位)といたしましては、社会福祉法人正夢の会でございます。
 6、指定期間は平成26年4月1日から平成31年3月31日までの5年間でございます。
 7、今後の予定といたしましては、平成25年第4回定例会におきまして指定管理者の指定に関する議案を提出させていただく予定でございます。
 御報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
むとう委員
 3者の事業者の応募があって、ここが一番だったということなんですけれども、企画提案書とヒアリングを行ってここがよかったということなわけで、差し障りのないところで、ここがすごくよかった点を教えてください。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 企画提案をいただいたわけでございますが、まず、事業運営計画につきましては、生活介護事業、就労移行支援事業、就労継続支援(B型)事業、それぞれにつきまして、当法人は実績がございまして、この実績を踏まえた具体的な提案をいただいたというものがございます。また、食事の提供につきまして、現在、弁当で対応しているところでございますが、当法人につきましては、現地での調理を行い、給食サービスを実施するという提案をいただいてございます。また、送迎サービスにつきましても、リフトつきワゴン車を法人の職員が運行する形で送迎サービスを実施するといったような形での提案をいただいたところでございます。
浦野委員
 1点だけ。以前、募集のときに前にも報告があったと思うんですけれども、このとき、男性介護員の方が、実際の利用者から、介助者としてというのが挙がっていたと思うんですけれども、そのとき、質疑させていただいたときに、それも今回の事業者を決定するに当たって、そこも、こちらとしても要望していきたいとあったんですけれども、その点はいかがだったでしょうか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 募集要項におきまして、職員配置において、同性介護についても配慮し、実施できるような体制をとることというふうに明記してございます。
浦野委員
 そうすると、明記したということなので、それも踏まえて、この事業者にということでよろしいですか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 事業者としては、そのように実施をするという提案をいただいております。
委員長
 他に質疑はございませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 次に、4番、中野区障害者福祉会館指定管理者候補者の選定についての報告を求めます。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 それでは、中野区障害者福祉会館指定管理者候補者の選定につきまして(資料5)御報告をさせていただきます。
 中野区障害者福祉会館は、平成26年3月末日をもちまして指定管理期間が終了しますことから、平成26年度からの指定管理者候補者の募集及び選定を行ったものでございます。
 1、選定の経過でございます。7月3日に公告、ホームページ掲載、7月5日号区報に掲載、7月17日に施設説明会を実施いたしました。そして、8月8日から19日にかけて応募申請の受け付けを行い、10月15日に応募事業者について審査、ヒアリングを実施いたしました。
 2、応募対象事業者につきましては、社会福祉法人として、東京都内において、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律第5条の生活介護または自立訓練(機能訓練)のいずれかの事業を運営していることとしてございます。
 3、応募状況は1事業者でございました。
 4、選定方法につきましては、庁内に設置いたしました指定管理者選定委員会におきまして、法人が提案した企画提案書の審査及びヒアリングを行った上で指定管理者としての適性を審査し、指定管理者候補者を決定いたしました。
 5、選定結果といたしましては、社会福祉法人東京都知的障害者育成会で、これは現在の指定管理者でございます。
 6、指定期間は平成26年4月1日から平成31年3月31日までの5年間でございます。
 7、今後の予定といたしましては、第4回定例会におきまして指定管理者の指定に関する議案を提出させていただく予定でございます。
 御報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 次に、5番、中野区知的障害者生活寮指定管理者候補者の選定についての報告を求めます。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 それでは、中野区知的障害者生活寮指定管理者候補者の選定につきまして(資料6)御報告をさせていただきます。
 中野区知的障害者生活寮といたしましては、中野区やまと荘と中野区やよい荘の2施設を一体的に施設管理としてございますが、平成26年3月末日をもちまして指定管理期間が終了しますことから、平成26年度からの指定管理者候補者の募集及び選定を行ったものでございます。
 1、選定の経過といたしましては、7月から8月にかけまして公告、応募申請の受け付けを行いまして、10月15日に事業者に対しまして審査、ヒアリングを実施いたしました。
 2、応募対象事業者につきましては、社会福祉法人または特定非営利活動法人として、東京都内において短期入所または共同生活援助、共同生活介護のいずれかの事業を運営していることとしてございます。
 3、応募状況は1事業者でございました。
 4、選定方法につきましては、庁内に設置いたしました指定管理者選定委員会におきまして、法人が提案した企画提案書の審査及びヒアリングを行った上で指定管理者としての適性を審査し、指定管理者候補者を決定いたしました。
 5、選定結果といたしましては、社会福祉法人東京都知的障害者育成会で、これも現在の指定管理者でございます。
 6、指定期間は平成26年4月1日から平成31年3月31日までの5年間でございます。
 7、今後の予定といたしましては、第4回定例会におきまして指定管理者の指定に関する議案を提出させていただく予定でございます。
 御報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 次に、6番、その他で何か報告はありますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。
 審査日程のその他に入ります。各委員、理事者から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、次回日程について協議したいので、委員会を休憩します。

(午前11時15分)

委員長
 委員会を再開します。

(午前11時16分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回は第4回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から連絡をさせていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 本日予定した日程は全て終了しますが、委員、理事者から何か発言はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で厚生委員会を散会します。

(午前11時16分)