平成16年5月26日議会運営委員会
中野区議会議会運営委員会〔平成16年5月26日〕
議会運営委員会会議記録
○開会日 平成16年5月26日(水)
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午後1時50分
○閉会 午後2時12分
○出席委員(9名)
大内 しんご委員長
大泉 正勝副委員長
高倉 良生委員
むとう 有子委員
長沢 和彦委員
高橋 ちあき委員
岩永 しほ子委員
篠 国昭委員
藤本 やすたみ委員
○欠席委員(1名)
斉藤 金造委員
○委員外議員(7名)
吉原 宏議員
平島 好人議員
かせ 次郎議員
岡本 いさお議員
こしみず 敏明議員
来住 和行議員
昆 まさ子議員
○議長・副議長
山崎 芳夫議長
やながわ 妙子副議長
○出席説明員
区長 田中 大輔
助役 内田 司郎
総務部長 石神 正義
○事務局職員
事務局長 正木 洋介
事務局次長 飯塚 太郎
書記 大谷 良二
書記 西田 健
書記 黒田 佳代子
書記 永田 純一
○委員長署名
○議題
1 平成16年第2回定例会について
(1)招集日
(2)提出予定案件及びその付託委員会
(3)会期
2 新たに受理した陳情とその付託委員会について
3 平成16年第1回定例会で継続審査となった陳情の閉会中の審査状況について
4 特別委員会の委員会室使用区分について
5 その他
委員長
定足数に達しましたので、議会運営委員会を開会します。
(午後1時50分)
本日はお手元に配付の議題のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、さよう進行します。
議題に入ります。
1、平成16年第2回定例会について。
(1)招集日について、区長から発言を求められておりますので、これを許します。
田中区長
私は、平成16年第2回中野区議会定例会を6月2日に招集したいと思います。
この定例会に提出を予定しております議案はお手元に配付の資料のとおりでございますが、その具体的な内容につきましては、後ほど総務部長に説明させることといたします。つきましては、本日の議会運営委員会におきまして、会議の日程等、よろしく御審議をお願い申し上げます。
委員長
ただいま区長の発言のとおり、招集日は6月2日ということで確認したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、さよう確認します。
(2)提出予定案件及びその付託委員会について、まず、提出予定案件について総務部長から説明を求めます。
石神総務部長
それでは、お手元にお配りしました資料1、「平成16年第2回中野区議会定例会提出予定案件」を見ていただきたいと思います。
一般議案は9件でございます。
まず、中野区基本構想審議会条例を廃止する条例でございます。これは、4月7日に答申をいただきましたので、実質、審議会を運営する必要がなくなったということから廃止するものでございます。施行日は公布の日でございます。
次が、中野区事務手数料条例の一部を改正する条例でございます。これは、開発行為の許可申請手数料、建築物に関する確認申請手数料等の額の改定、並びに密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律の改正に伴う引用条項の整備を行うものでございます。施行期日は、(1)の開発行為等に関する手数料につきましては平成16年の7月1日、(2)の密集市街地における条項の整備につきましては公布の日ということでございます。
次に、中野区防災会議条例の一部を改正する条例でございます。これは防災会議の委員に陸上自衛隊の隊員を追加するものでございます。施行期日は公布の日でございます。
次に、中野区特別区税条例の一部を改正する条例でございます。これは、均等割の納税義務を負う夫と生計を一にする妻に対する均等割の非課税措置の廃止、また、老齢者控除の廃止、また、次でございますが、土地・建物等の長期譲渡所得等に係る居住用財産の譲渡損失の繰越控除等に関する規定の整備を行うものでございます。施行期日は、(1)及び(3)、これにつきましては公布の日、(2)の老齢者控除の廃止につきましては平成17年の1月1日ということでございます。
次でございますが、清掃車の買入れでございます。清掃車3台の購入を行います。予定価格は2,200万円余ということでございます。
次でございますが、パーソナルコンピュータ等の買入れについてでございます。これは区立小学校における学習用のパソコン315台等の購入によるものでございます。予定価格は6,700万円余でございます。
次が、中野区印鑑条例の一部を改正する条例でございます。これにつきましては、印鑑登録申請に係る本人の確認の手続を厳格化するための規定の整備でございます。具体的には、現在は郵送によりまして文書照会をしまして、その回答書をもって本人確認をしているわけですが、回答書を持ってきただけではなくて、持ってきた方自身を確認するという手続を新たに入れまして厳格化するものでございます。施行期日は平成16年の7月1日でございます。
次でございます。中野区産業まちづくり調査会条例を廃止する条例でございます。これは、3月30日に既に区長へ報告を終わりましたので、まちづくり調査会を廃止するものでございます。施行期日は公布の日でございます。
次でございます。中野区立知的障害者更生施設条例の一部を改正する条例でございます。これは、かみさぎこぶし園におきます指定管理者制度の導入に当たりまして、管理の基準及び業務の範囲を規定するものでございます。施行期日は平成17年の4月1日でございます。
なお、5月19日の当議会運営委員会におきまして予定案件として御説明をいたしました中野区廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例につきましては、粗大ごみ中継所への直接の持ち込みの事業の具体的な方法や予算措置、こういったことをさらに検討することが必要となったために、今回の定例会では提案しないということになりましたので、よろしくお願いいたします。
次に、報告案件でございます。
まず1点目でございますが、中野区区政情報の公開に関する条例の運営状況の報告でございます。2点目が、同じく、個人情報の保護に関する条例の運営状況の報告でございます。3点目が一般会計繰越明許費に係る報告でございます。4点目が一般会計の事故繰越しに係る報告でございます。5点目でございますが、法人の経営状況を説明する書類の提出でございます。法人は、土地開発公社、中野区中小企業退職金共済会、中野区勤労者サービスセンター、中野区文化・スポーツ振興公社の4団体でございます。また、議会の委任に基づく専決処分について、1件ございます。交通事故に係る和解及び損害賠償額の決定でございます。
なお、5月19日の議会運営委員会におきましては、報告予定案件として説明いたしました粗大ごみの収集作業中の事故に係る和解及び損害賠償額の決定について報告する予定でございましたが、額は決定いたしましたが、損害賠償金の支払い方法、本人に支払うのが保険の原則ですが、事業者に払ってほしいということで、これが調整がつかないということで、現在調整をさせていただいております。調整がつき次第報告させていただきますので、今回の案件からは落とさせていただいたということでございます。
また、備考でございますが、会期中に「専決処分の承認について」の議案を追加提出する予定でございます。また、そのほかに、「中野区立知的障害者更生施設条例」の一部を改正する条例が可決された場合には、会期中に「指定管理者の指定について」の議案を追加提出する予定でございます。
以上でございます。
委員長
ただいまの説明に対して質疑はありませんか。
岩永委員
今御説明をいただいた中の最後の備考のところに、「専決処分の承認について」の議案の追加提出の予定ということですが、これはどういう内容でしょうか。
石神総務部長
この内容ですが、これは、国民健康保険特別会計におきまして決算上赤字が生じるという状況になりましたので、これを繰り上げ充用せざるを得ないということから、処分をして報告をしたいということでございます。これは5月31日で行いますので、予定案件として出させていただいております。
岩永委員
補正等ということになりますと大変重要なものなんですが、それを区長の専決処分にするということはふさわしくないというふうに思うんです。やはり臨時議会を開会する必要があって、そこできちんと議会での議論を得るべきだと思うんですが、その点についてはどのようにお考えですか。
石神総務部長
本来手続でいえば、今、委員が言われたような手続が必要だというふうに思っております。今回、発見して対策を立てるということで、原因追求、それからその他の手続を行いました。本来的には繰り上げ充用というのはあってはならない手順ですから、年度内の歳入等で処理をするということになります。予備費の流用であるとか他の部分からの流用であるとか、そういったことをやるわけです。また、特別会計ですから繰入金等ができるかどうか、こういったことをやっていくわけですが、どんな形をやってもそういう方法はとれないということになりました。
また、本来手続であります臨時議会を開くということになりますと、今回のこの繰り上げ充用は5月31日中に処理をしなくちゃいけないということがありまして、それ以上遅れることができないということでございます。これは、赤字決算は違法になりますので、そういうことを勘案しますと5月31日までに臨時会を開いてもらわなければいけないということになります。その中で、昨日、全体の方針を決めたわけですが、招集議運を開く、また、各議員さんに通知を差し上げる、また、議員の方が集まってもらって臨時議会が招集できるだけではなくて、区民に周知をするということになります。こういうことにつきまして、他の事例であるとか判例であるとか、こういったことを調べてみますと、町や村の場合には3日という形で最低の日にちが決まっておりますが、そのほかの市等につきましては、これまでの例だと最低5日間以上は必要というふうに言われてございます。そういう中で2定を迎えて、さまざまな状況があって、また、課題の中で駅周辺の整備だとか何かの委員会をやってもらっているということの中で、最終的に判断をさせてもらったのは、そういう中で、法で認められている専決処分ということが妥当ではないかということで、手続をしているということでございます。
岩永委員
そうしますと、5月31日までに臨時議会を開催するのは無理という判断を最終的にとった上で専決処分として出したいということなわけですね。そうしますと、専決処分についてなんですが、やはり私は臨時議会なりを開いてやるべきだというふうに思うし、専決処分で取り扱うような内容ではないというふうに思っているんですが、日程的なことについて今の御説明を受けましたので、そういう判断をされたということになりますと、この問題について専決処分をされるということでの区の方の考え方ですね。要するに、二度とあってはならないと思いますし、そういう専決処分の仕方を安易にというか、こういう問題について活用するということはあってはならないと思うんですが、そういうことについてはどんなふうにお考えですか。
石神総務部長
専決処分というのは、議会が議決で行うべきことについて区長がさまざまな理由をつけてやってはいけないと、これは当たり前の話ですし、あってはいけないことだと思っています。また、そういう事由が起きることについても非常に問題があるというふうに思っております。専決処分をやる場合には、議会の委任があるとか、そういった部分については、これまで事故だとかそういったことについては専決処分でやらせていただいているわけですが、今回のような事例につきましては二度と起きないような対策を十分立てていかなければ、これは答えにならないというふうに考えてございます。今回は、法的に5月31日で処理をしなくちゃいけない、赤字決算はできない、違法な状態をつくれないということから、急遽こういった法で認められている措置で、本来そういったことはあってはいけない措置ですが、法で認められているということからこういう選択をしたわけでございますが、今後の対応につきましては、これまでもさまざまな形で議会運営の中でも積み上げてきたいろんなことがあります。そういうことを十分勘案しまして、こういったことは二度とないような形で行っていきたいというふうに思っております。
委員長
他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、ただいまの説明のとおり確認したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、さよう確認します。
次に、付託委員会について次長から説明を求めます。
飯塚区議会事務局次長
それでは、付託委員会でございます。一般議案(9件)でございます。
初めに、34号議案につきましては、区長室所管でございますので、総務委員会付託を考えてございます。次に、第35号議案から第39号議案までの計5件につきましては、総務部所管でございますので、総務委員会付託を考えてございます。次に、第40号議案及び第41号議案につきましては、区民生活部所管でございますので、区民委員会付託を考えてございます。次に、第42号議案につきましては、保健福祉部所管でございますので、厚生委員会付託を考えてございます。
以上でございます。
委員長
ただいまの説明に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、ただいまの説明のとおり確認したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、さよう確認します。
(3)会期について、本日は招集議運ですので、会期については資料2のとおり確認したいと思います。また、先日内定をいただきました特別委員会の日程につきましても改めて確認をいただきたいと思います。御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、さよう確認します。
区長は公務があるということですので、どうぞ御退席ください。
〔区長退席〕
委員長
2、新たに受理した陳情について、次長から説明を求めます。
飯塚区議会事務局次長
資料3をごらんいただきたいと思います。新たに受理した陳情について、3件受理してございます。
初めに、第23号陳情、警察大学校等跡地の広域避難場所及び環境についてでございます。主旨といたしまして、「1 警察大学校等跡地に、高層ビルに囲まれていない4ha以上のまとまった広域避難場所をつくって下さい。2 周辺の住民の命を何よりも優先した防災および環境整備計画を立てて下さい。3 今回の「中野駅周辺まちづくり計画」においては、区が主導して防災の為の充分な広さの大規模公共空地を確保して下さい。4 今後、環境問題協議会を設置し、杉並区民もメンバーに入れて下さい。」というものでございますが、警察大学校及び警視庁・警察学校移転跡地のまちづくりに関するものでございますので、中野駅周辺・警察大学校等跡地整備特別委員会付託を考えてございます。
次に、第24号陳情、緊急地域雇用創出特別交付金の継続・改善を求めることについてでございます。主旨といたしまして、「国に対して、次の事項について意見書を提出してください。1 現在実施している緊急地域雇用創出特別交付金を、2005年度(平成17年度)以降も継続して実施すること。2 継続にあたっては、失業者の就労に役立つよう、実施要項や運用方法など、実施主体である地方自治体が運用しやすいよう改善すること。」というものでございますが、他の委員会の所管に属さないものでございますので、総務委員会付託を考えてございます。
次に、第25号陳情、消費生活相談の充実についてでございます。主旨といたしまして、「1 消費生活相談員を増員してください。2 相談、被害の事例を速やかに区報、ホームページ、ケーブルテレビ、町会回覧等を使って知らせてください。3 消費生活相談員による講演等の啓発事業を充実してください。」というものでございますが、区民生活部所管のものでございますので、区民委員会付託を考えてございます。
以上でございます。
委員長
ただいまの説明に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、ただいま説明のありました新たに受理した陳情の取り扱いと付託委員会を確認いたしますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、さよう確認します。
3、平成16年第1回定例会で継続審査となった陳情の閉会中の審査状況について、次長から説明を求めます。
飯塚区議会事務局次長
平成16年第1回定例会で継続審査となった陳情の閉会中の審査状況についてでございます。資料4をごらんいただきたいと思います。「平成16年第1回定例会で継続審査となった陳情の閉会中の審査状況について」でございますが、資料のとおり、すべての陳情につきまして保留の取り扱いとなってございます。
以上でございます。
委員長
ただいまの説明に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、ただいまの説明のとおり確認したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、さよう確認します。
常任委員会の各委員長さんは、どうぞ御退席ください。特別委員会の委員長さんは、次の議題に関係しますので、残っていてください。
〔常任委員会委員長退席〕
委員長
4、特別委員会の委員会室使用区分について、次長から説明を求めます。
飯塚区議会事務局次長
資料5をごらんいただきたいと思います。4月1日付で特別委員会の参与の数に変更がありましたため、定例会中の特別委員会室の使用区分を変更する必要が生じました。
案といたしまして、三つの特別委員会のうち、交通対策特別委員会につきましては従来どおり第3委員会室を使用しまして、中野駅周辺・警察大学校等跡地整備特別委員会につきましては第2委員会室から第5委員会室へ変更、基本構想調査・江古田の森整備特別委員会につきましては第5委員会室から第2委員会室へ変更することで考えてございます。
なお、閉会中の特別委員会につきましては、確認事項に従いまして、すべて第2委員会室ということで考えてございます。
以上でございます。
委員長
ただいまの説明に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、委員会室については資料のとおり確認いたしますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、委員会室についてはさよう確認をいたします。
特別委員会の各委員長さん、どうぞ御退席ください。
〔特別委員会委員長退席〕
委員長
5、その他、各委員、理事者、事務局から何か発言はありますか。
高倉委員
定例会中に1件意見書を出すことを今検討しております。きょうちょっと皆さんにお示しできませんけれども、また後ほどそういう出せる状況になりましたらよろしくお願いしたいと思っております。ちょっと場合によっては出さないこともあり得ますが、よろしくお願いします。
藤本委員
うちも同様なんですが、今、意見書の提出を検討しているところです。また、しかるべきときに出したいと思っています。よろしくお願いします。
高橋委員
私の方も、公明党さんと同じなんですけれども、意見書を今定例会中に出させていただければと思っておりますので、そのときはお願いしたいと思います。
委員長
他になければ、ここで、議運に付託された陳情の定例会中における審査日程について協議したいと思います。委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時11分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時12分)
それでは、陳情審査は6月4日に行います。
次回は6月2日(水曜日)午前11時から当委員会室において開会いたしますので、御承知おきください。
以上で本日の委員会を散会いたします。
(午後2時12分)