平成25年02月15日中野区議会子ども文教委員会(第1回定例会)
平成25年02月15日中野区議会子ども文教委員会(第1回定例会)の会議録
平成25年02月15日子ども文教委員会 中野区議会子ども文教委員会〔平成25年2月15日〕

子ども文教委員会会議記録

○開会日 平成25年2月15日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後1時48分

○閉会  午後2時14分

○出席委員(9名)
 酒井 たくや委員長
 岩永 しほ子副委員長
 木村 広一委員
 石坂 わたる委員
 小林 秀明委員
 奥田 けんじ委員
 近藤 さえ子委員
 高橋 ちあき委員
 篠 国昭委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 教育長 田辺 裕子
 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 高橋 信一
 子ども教育部副参事(子ども教育経営担当)、教育委員会事務局(子ども教育経営担当) 白土

 子ども教育部副参事(学校・地域連携担当)、教育委員会事務局(学校・地域連携担当) 荒井
弘巳
 子ども教育部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長、教育委員会事務局副参事(特別支援教育等連携担当) 黒田 玲子
 子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長、教育委員会事務局副参事(就学前教育連携担当) 海老沢 憲一
 子ども教育部副参事(子ども教育施設担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
伊藤 正秀
 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 石濱 良行
 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 宇田川 直子
 教育委員会事務局指導室長 川島 隆宏
 教育委員会事務局副参事(知的資産担当)、中央図書館長 天野 秀幸

○事務局職員
 書記 丸尾 明美
 書記 香月 俊介

○委員長署名

審査日程
○議案
 第1号議案 平成24年度中野区一般会計補正予算(関係分)

委員長
 定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会いたします。

(午後1時48分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、議事に入ります。
 第1号議案、平成24年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。
 本議案は総務委員会に付託されておりますが、子ども文教委員会の関係分について、本委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば、総務委員会に申し送ることとなっております。
 それでは、理事者の補足説明を求めます。
白戸子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 それでは、第1号議案、平成24年度中野区一般会計補正予算のうち、子ども教育部、教育委員会事務局所管分について一括して補足説明をさせていただきます。
 まず、本議案書の5ページをお開きください。
 第1表、2、歳出の表の中段、6款子ども教育費の欄をごらんください。今回の補正では、補正前予算額257億4,700万1,000円を5億3,433万2,000円減額し、補正後予算額を252億1,266万9,000円とするものでございます。
 項別に見ますと、5項子育て支援費が1億9,041万5,000円の減額、6項保育園・幼稚園費が2億5,847万3,00円の減額、7項子ども教育施設費が8,544万4,000円の減額を行うものでございます。
 続いて、6ページの第2表繰越明許費をごらんください。一番上の段、6款子ども教育費、6項保育園・幼稚園費の事業名、民間保育所施設整備費補助では、4,391万円を繰越明許費として計上したものでございます。これにつきましては、後ほど繰越明許費調書で御説明をいたします。
 続いて、歳入予算の補正の内容について御説明をいたします。
 まず、40ページ、41ページをお開きください。
 上の表、13款国庫支出金、1項国庫負担金の2段目、2目子ども教育費負担金でございます。補正前予算額30億5,873万9,000円を1億3,058万7,000円減額いたしまして、補正後予算額を29億2,815万2,000円とするものでございます。
 右のページをごらんください。
 1節児童扶養手当及び2節子ども手当では、いずれも受給者数の見込み差による減額を行うものでございます。児童扶養手当負担金を1,639万4,000円、子ども手当・児童手当負担金を1億1,956万6,000円減額するものでございます。また、8節公立学校施設整備は、公立学校施設整備費国庫負担金について、中野中学校に係る国庫負担金について537万3,000円増額するものでございます。
 次に、下の表、13款国庫支出金、2項国庫補助金の1段目、4目子ども教育費補助金をごらんください。補正前予算額7,162万1,000円を294万4,000円減額して、補正後予算額を6,867万7,000円とするものでございます。
 右のページの1節幼稚園就園奨励では、所得階層別の受給者数の見込み差によりまして、補正金額を294万4,000円減額するものでございます。
 次に、42ページ、43ページの14款都支出金、1項都負担金の表の2段目、3目子ども教育費負担金をごらんください。補正前予算額6億6,987万1,000円を467万3,000円減額して、補正後予算額を6億6,519万8,000円とするものでございます。
 右のページの1節子ども手当では、子ども手当・児童手当負担金を受給者数の見込み差によりまして467万3,000円減額するものでございます。
 次に、下の表、14款都支出金、2項都補助金の表の3段目、5目子ども教育費補助金をごらんください。補正前予算額8億6,901万5,000円を6,627万3,000円増額いたしまして、補正後予算額を9億3,528万8,000円とするものでございます。
 右のページをごらんください。3節私立幼稚園では、所得階層別の受給者数の見込み差などによりまして、204万7,000円を増額するものでございます。
 4節子ども家庭支援包括補助とその下の10節待機児童解消支援は、民間保育所施設改修補助につきまして、4節子ども家庭支援包括補助での補助を予定してございましたが、より補助額の多い10節待機児童解消支援の対象となりましたため、4節を4,270万5,000円減額いたしまして、10節を7,774万円増額することにしたものでございます。
 12節福祉保健包括補助では、第三者評価を受ける認証保育所の施設数を7施設から8施設に増やしたことによりまして、1施設分の60万円を増額するものでございます。
 15節安心子ども基金では、徳田保育園の補助率の変更による増とあけぼの保育園の改修工事の遅れなどによります減、都の差額である236万5,000円を減額するものでございます。
 18節新しい学校づくり重点支援事業では、統合新校の平和の森小学校の第3期工事、緑野小学校の第4期工事の施設整備工事について、追加交付決定があったため、2,951万円を増額するものでございます。
 20節被災幼児就園支援では、昨年度に引き続きまして、被災幼児就園事業を実施したことによりまして、144万6,000円を増額するものでございます。
 続きまして、歳出予算の補正の内容について御説明をいたします。
 まず、66ページ、67ページをお開きいただきたいと思います。
 6款子ども教育費、5項子育て支援費の表の1目子ども家庭支援費をごらんいただきたいと思います。補正前予算額66億2,703万1,000円を1億9,041万5,000円減額いたしまして、補正後予算額を64億3,661万6,000円とするものでございます。
 右のページをごらんください。
 20節扶助費では、6、児童手当、(1)子ども手当では、所得制限を超える受給者数が見込みより多かったことなどによりまして、1億2,891万円を減額するものでございます。
 また、(2)児童育成手当と(3)児童扶養手当は、受給者数の見込み差によりまして、児童育成手当を1,232万4,000円、児童扶養手当を4,918万1,000円減額するものでございます。
 次に、68ページ、69ページの6項保育園・幼稚園費、2目保育園・幼稚園費をごらんください。補正前予算額54億9,688万3,000円を1億9,847万3,000円減額いたしまして、補正後予算額を52億9,841万円とするものでございます。
 右のページをごらんいただきたいと思います。
 1、区立保育園の(1)区立保育園運営では、電気・ガス料金の値上げなど光熱水費の見込み差によりまして、1,138万5,000円を増額するものでございます。
 2、民間保育の(1)児童の保育委託では、あけぼの保育園の施設整備費の見込み差によりまして715万2,000円を減額するものでございます。
 (3)認証保育所では、昨年11月に3園の開設を予定しておりましたが、2園が本年4月に開設する予定となったことから、運営費等補助額を1億3,451万5,000円減額するものでございます。
 (4)認証保育所等保護者補助では、受給者数の見込み差によりまして、保護者補助額を1,864万7,000円減額するものでございます。
 (5)指定管理者園運営では、障害児保育事業費等の見込み差によりまして、委託料を1,963万1,000円減額するものでございます。
 3、幼稚園、(2)私立幼稚園等保護者補助では、受給者数の見込み差等によりまして、2,991万3,000円を減額するものでございます。
 次に、70ページ、71ページの7項子ども教育施設費、1目子ども教育施設整備費をごらんいただきたいと思います。補正前予算額30億6,102万9,000円を8,544万4,000円減額いたしまして、補正後予算額を29億7,558万5,000円とするものでございます。
 右のページをごらんいただきたいと思います。2、学校施設、小学校、(1)維持補修では、電気・ガス料金の値上げなどによる光熱水費の見込み差によりまして、2,409万円を増額するものでございます。
 (2)施設整備では、鷺宮小学校、新井小学校の耐震設計委託、大和小学校体育館の耐震工事等の契約落差によりまして、2,551万円減額するとともに、ここに記載されているとおりの財源更正を行うものでございます。
 3、学校施設、中学校、(1)維持補修では、電気・ガス料金の値上げなど光熱水費の見込み差によりまして、1,625万3,000円を増額するものでございます。
 (2)施設整備では、中野中学校の解体工事、改築工事の管理委託等の契約落差によりまして、1億27万7,000円を減額するとともに、ここに記載されているとおりの財源更正を行うものでございます。
 最後に、98ページ、99ページの繰越明許費調書をごらんいただきたいと思います。
 一番上の段、6款子ども教育費、6項保育園・幼稚園費の事業名、民間保育所施設整備費補助の事業では、あけぼの保育園の施設整備工事が年度内に完了しない見込みのため、4,391万円を繰越明許費として計上するものでございます。
 補足説明は以上でございます。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。
 質疑はありませんか。
高橋委員
 まず、確認なんですけれど、43ページの被災幼児支援事業というのはどんな事業だったんでしょうか。
海老沢子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 これにつきましては、幼稚園に入園した被災者支援のため、入園料、そのほか、幼稚園に対して負担した経費を補助するというものでございます。
高橋委員
 それと、支出のほうですけれど、電気・ガス、保育園、小学校、中学校の光熱水費が幾ら値上がったからといって、こんなになっちゃうのと思っちゃったんですけれど、そうすると、この本庁舎だって同じように電気・ガス代が上がっているから、増えるんじゃないのかなと思うんだけれど、何でここだけがこんなに突出しているんでしょうか。
伊藤子ども教育部副参事(子ども教育施設担当)
 本庁舎に関しては、ちょっと定かではございませんけれども、小学校、中学校に関しては、使用量自体は基本的にはそれほど伸びてはいないんです。例えば電気量でありますと小学校で3%、あと、中学校ですと1%しか伸びていないんですけれども、単価が上がっていまして、その関係で使用料金が上がって、補正になったということだと思います。
海老沢子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 区立保育園につきましては、電気・ガス料金の単価の値上げの影響もございました。もう一つの理由といたしましては、昨年度は非常に暑かったということもございまして、プール等の回数を一昨年度よりも多くなったということで、水道使用量が増えているということでございます。
高橋委員
 水道使用量も暑かったせいという、それは理解しましたけれど、3%とか1%しか上がっていなくて、単価が上がったからって、こんなに上がっちゃうのか、よくわからないんですけれど、もうちょっとわかりやすく説明してもらえませんか。
伊藤子ども教育部副参事(子ども教育施設担当)
 例えば電気代のほうの単価ですけれども、大体1キロワット2円ぐらい上がっていまして、ガスに関しては、今、震災の関係で電気からガスに移行する時期でありまして、単価が6円ぐらい上がっていますので、その関係で金額が予算に比べて上がっているというところでございます。
高橋教育委員会事務局次長
 若干の補足をさせていただきます。
 一つの施設で見れば、そうは変わらないんですけれども、小学校等だけで36倍上がるということで、金額のはね上がりは、1校ではなくても、36倍上がるということになりますと、金額では大きく見えるというふうな形になるかと思います。
高橋委員
 わかりました。単価が上がって、学校数があるからしようがないねという感じですけれども、学校は夏休みがあるわけですよね。だから、こんなにも上がっちゃうのかと思うんですけれど、クーラーが設置されているし、去年暑かったせいもあるんでしょうけれど、省エネをうたっている中において、見込み以上に値上がっちゃったからしようがないのよというようなことで理由づけされると、ちょっと納得いかないかなというところもあったりしました。なので、今後、電気・ガスは上がっていっちゃうのは仕方がないことですけれども、学校の施設の中においても、いかに節約を考えるかということを指導していってもらいたいと思いますが、いかがですか。
高橋教育委員会事務局次長
 確かに委員おっしゃるとおり、電気代は上がっていくことは間違いないと思います。水道料も。そういった面では、暑いからじゃなくて、ぎりぎりの線での、教育環境に影響を及ぼさない程度にやっていただくというのは1点あります。これは学校だけの話ではないと思います。また、目的外使用、そういったところでも使っていく方に十分に御理解いただくという形では、いろんな呼びかけをしたり、また、学校におきましては、キッズ・プラザもございますので、そういったところでも使う利用者に十分周知して節減に努めたいというふうに考えてございます。
高橋委員
 あけぼの保育園がなぜ遅れているのか、その理由だけ教えてください。
海老沢子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 私立保育園でございますあけぼの保育園につきましては、耐震改修及び施設を大規模改修といいますか、リフォームをさせていただいているところでございますけれども、建設当初におきまして、設計変更等がございまして、設計にかなり時間を要したということでございます。
 もう一点といたしましては、仮設園舎のところで予定より時間がかかったということでございまして、その分、年度内に終わるように工程の見直し等を行いましたけれども、最終的には少しオーバーしてしまったということで、あけぼの保育園につきましては、来年の7月には新しい園舎でスタートできるという形になると思います。
小林委員
 都の補助金でやっている部分ですけれども、42ページの5番の子ども教育費補助金という中で、43ページの明細のほうなんですけれども、新しい学校づくり重点支援事業の中で、18番、平和の森の第3期工事ということだと思うんですけれど、第3期工事はどういう内容でございますでしょうか。
伊藤子ども教育部副参事(子ども教育施設担当)
 平和の森の小学校の第3期工事ですけれども、まずプールの改修工事ですね。ろ過設備の改修とか、フェンス等の撤去工事とか更新工事ですね。あと、普通教室の整備工事を行っています。あと、階段等が老朽化しておりましたので、その改修工事、それと黒板の改修工事等を行っております。
近藤委員
 同じところの4の項目で、子ども家庭支援包括補助と待機児童解消支援って、やりくりというとこをもう一度教えていただけますか。
白戸子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 4節の子ども家庭支援包括補助で、当初は補助を予定しておりましたが、待機児童解消支援、この補助の対象になったために、いろんな条件があるわけですけれども、その要件を満たしたために、こちらで補助をいただいたほうが補助額が大きいということで、4,270万円を10節のほうに移して、補助の拡大分も含めて増額の補正をすることにしたものでございます。
近藤委員
 具体的にはどういう内容なんですか。
白戸子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 これは民間保育所の施設改修補助についてでございますので、先ほどのあけぼの保育園も含めた中での施設改修に対する補助ということになります。
近藤委員
 どちらでもよかったんですけれども、補助率が高いほうに途中で変えられたということでよろしいんですか。
白戸子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 これは待機児童の解消支援でございますので、待機児数等要件がございます。この要件を満たすことができましたので、こちらのほうの補助を使うことにしたということでございます。
近藤委員
 補助率が高いほうに要件が満たされたという理解でよろしいですか。
白戸子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 その補助の要件を満たしたということでございます。
近藤委員
 それはどういう要件だったんですか。
海老沢子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 これにつきましては、当初予算計上していたものから、東京都のほうで待機児童解消先取りプロジェクトというのがございまして、これに対して、補助率が全体の2分の1から3分の1に引き上がるような形の補助になっておりまして、そちらのほうに先ほど申し上げた塗りかえをさせていただいたというところで、これにつきましては、新しい仕組みが東京都ででき上がって、それのほうに乗りかえたという形になっております。
 失礼いたしました。2分の1から3分の2ということで、補助率が高くなったということでございますので、区の歳入はその分増えるという形になっております。
近藤委員
 いいことだと思うんですけれど、東京都の補助というのはかなりいろいろなものがあって、それをうまく活用していかれると、こうやって成果も出てくると思うので、ぜひまたよろしくお願いしたいと思います。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結します。
 次に、意見について伺います。第1号議案について、御意見はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、第1号議案について、意見なしということで総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で本日の日程を終了しますが、委員、理事者から御発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で子ども文教委員会を散会します。

(午後2時14分)





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