平成17年10月17日中野区議会総務委員会(第3回定例会)
平成17年10月17日中野区議会総務委員会(第3回定例会)の会議録
平成17年10月17日総務委員会 中野区議会総務委員会〔平成17年10月17日〕

総務委員会会議記録

○開催日 平成17年10月17日

○場所  中野区議会第1委員会室

○開会  午後1時05分

○閉会  午後4時37分

○出席委員(9名)
 伊藤 正信委員長
 奥田 けんじ副委員長
 小堤 勇委員
 大内 しんご委員 
 長沢 和彦委員
 佐伯 利昭委員
 佐藤 ひろこ委員
 斉藤 金造委員
 大泉 正勝委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 助役 内田 司郎
 収入役 山岸 隆一
 区長室長 寺部 守芳
 まちづくり総合調整担当部長(まちづくり総合調整担当参事) 石橋 隆
 経営改革担当課長 鈴木 由美子
 政策計画担当課長(政策担当課長) 川崎 亨
 計画担当課長 奈良 浩二
 総務部長(未収金対策担当参事) 石神 正義
 総務担当参事 橋本 美文
 広聴広報担当課長(平和人権担当課長、平和担当課長、人権担当課長) 鈴木 郁也
 財務担当課長 篠原 文彦
 営繕担当課長 秋元 順一
 人事担当課長 長田 久雄
 情報化推進担当課長 白土 純
 防災担当課長(危機管理担当課長) 斎木 正雄
 税務担当課長 遠藤 由紀夫
 副収入役 村田 宏
 選挙管理委員会事務局長 柳沢 一平
 監査事務局長 石﨑 新一

○事務局職員
 事務局長 山下 清超
 事務局次長 高橋 信一
 書記 荒井 勉
 書記 松本 桂治

○委員長署名


審査日程
○議案
 第56号議案 中野区組織条例の一部を改正する条例
 第58号議案 中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
 第59号議案 中野区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
 第60号議案 遺贈の放棄について
 第64号議案 仮称北部防災公園整備工事請負契約
○陳情
 〔新規付託分〕
 第126号陳情 公共工事における建設労働者の適正な労働条件確保等に関する意見書の提出について
 第127号陳情 負担水準が65%を超える商業地等の税額軽減措置の継続につき、意見書の提出を求
         めることについて
 第128号陳情 都市計画税の軽減措置の継続につき意見書の提出を求めることについて
 第129号陳情 小規模非住宅用地の固定資産税・都市計画税の減免措置の継続につき意見書の提出を
         求めることについて
 第131号陳情 「公共工事における建設労働者の適正な労働条件確保等に関する意見書」の提出につ
         いて
 〔継続審査分〕
 第 25号陳情 サンプラザフィットネスプール「けんこうクラス」の存続について
 第109号陳情 防災会の活動について
 第121号陳情 「公共工事における建設労働者の適正な労働条件確保等に関する意見書」提出につい
         て
○所管事項の報告
1 新しい中野をつくる10か年計画(改定素案)について(政策計画担当)

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから総務委員会を開会いたします。

(午後1時05分)

 本定例会における委員会審査の割り振りについて協議したいので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時05分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時06分)

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りいたします。(資料1)
 1日目は議案と陳情の審査、所管事項の報告をできるところまで行い、2日目は残りの所管事項の報告以下を、3日目は審査状況を見て改めてお諮りしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
 それでは、議案の審査を行います。
 第56号議案、中野区組織条例の一部を改正する条例を議題に供します。本件についての理事者の補足説明を求めます。
鈴木経営改革担当課長
 それでは、ただいま議題に供されました第56号議案、中野区組織条例の一部を改正する条例につきまして、お手元の資料(資料2)により補足説明をさせていただきます。
 まず、今回の改正内容でございますが、新たに区の組織に拠点まちづくり推進室を設置するという内容でございます。
 理由としては、中野区の中野駅周辺地域及び西武新宿線沿線拠点地域の整備を迅速かつ着実に推進していくため組織を一層強化する。そういった必要があることから、拠点まちづくり推進室を設置し、その事務分掌を定めるとともに、都市整備部の事務分掌を変更するという内容のものでございます。
 新たに設置します拠点まちづくり推進室の所管事項でございますが、資料に記載のとおり、中野駅周辺地域の整備に関すること、また西武新宿線沿線拠点地域の整備に関することでございます。
 恐れ入りますが資料をおめくりいただきたく思います。別紙としまして条例の新旧対照表を添付させていただきました。左側が改正案でございます。第1条のところ都市整備部の下でございますが、拠点まちづくり推進室を新たに設けました。
 それから、この関連で、裏側になるんですが、保健福祉部の下の都市整備部、ここの事務分掌が都市計画、地域整備及び住宅に関すること、ただし書きで、拠点まちづくり推進室に属するものを除くということ、それと一番下でございますが、新たに拠点まちづくり推進室の設置を条例に盛り込んでございます。
 なお、もう一度お戻りいただいて、新旧対照表の1枚めの方ですが、あわせて第2条に、区長室のところで室の予算、人事の明記が漏れているのではないかというような、かねてからの御指摘があったことをあわせて整備をさせていただいたというのが主な改正内容でございます。
 予定しております組織の一部改正に伴う組織編成(案)として、1枚めの裏に組織の一部改正に伴う組織編成(案)を添付させていただいております。上段が現行のただいまの組織編成でございます。区長室のところに網かけがしてありますが、まちづくり総合調整担当部長、ここの分野、それから執行責任者ともども廃止ということで、改正の拠点まちづくり推進室を整備するという考えでございます。
 なお、現行の都市整備部のところのやはり網かけでございますが、分野の中野駅周辺整備、この分野があわせて改正では、拠点まちづくりという分野に名称変更もいたしまして、執行の体制としては、こういった警察大学校跡地整備担当、それから中野駅南口周辺整備、それから西武新宿線沿線まちづくり、以上の三つの執行を担うということで組織編成を予定しているところでございます。
 この組織条例の施行につきましては、17年11月1日を予定させていただきたいというふうに考えてございます。
 以上、雑駁でございますが、補足説明をさせていただきました。よろしく御審議をお願いいたします。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
長沢委員
 初めに、別紙の方です。議案の方でも出ていますけど、区長室のところに(4)で、室の予算、人事及び組織に関することを入れるということですが、これはどういう意味なんでしょうか。
鈴木経営改革担当課長
 事業部制ということで、それぞれの部が責任を持って行うそれぞれの部門の予算、人事及び組織に関することというのも所掌事務になってございます。区長室は総務と一緒に事業部とは違う位置付けといいますか、管理部門という位置付けで、当初そこのところを明記してございませんでしたけれども、区長室の中においても、室の予算、人事及び組織に関することを所掌してございますので、そのことをはっきりとさせたということで、今回あわせて追加の改正をさせていただくものでございます。
長沢委員
 事業部制のときにこういう形をとられて区長室を置いたわけですけれども、既に今やっている、室としても当然予算も組んでいるし、人事及び組織に関することもやっていたわけだけれども、改めてこの中で明文化したという、そういう理解でいいのかな。
鈴木経営改革担当課長
 そのとおりでございます。
長沢委員
 それで、都市整備の方から、今度拠点まちづくり推進室をつくるということですね。それで、現行の改正というこれを見る限り、例えば統括管理者のところも、そういう意味では、名称こそ変わっていますけど、担当参事が地域まちづくりと拠点まちづくりということで兼務すると。あるいは執行責任者のところも、これも課長がそのままということです。理由として出ているのは、具体的な検討や新たな段階を迎えたんだからそういう室が必要ということなんですけれども、初めに聞いておきたいのは、執行責任者の下で働く事業を行う職員の方々は、現行とどういうふうに変わるんですか。
鈴木経営改革担当課長
 組織編成の考え方でございますけれども、拠点まちづくり推進のところで、拠点まちづくりの分野の統括管理者は、上の地域まちづくり担当参事との兼務ではなくて、予定しておりますのは、推進室長でございます。そことの兼務を想定してございます。
 それから、警察大学校、三つの執行責任者のもとで働く担当者ということでございますが、現在中野駅周辺整備のところでそれぞれ担当しているというような執行体制、それを想定して11月1日からというのを考えているところでございます。
長沢委員
 今の拠点まちづくり担当参事は室長が兼務ということはわかりました。
 それで、事業を行う方々のところは、これまでの要するに都市整備にいた方々がそのままこちらの拠点まちづくり推進室に移ると、そういう理解でいいですか。
鈴木経営改革担当課長
 現在、そのように考えているところでございます。
長沢委員
 そうすると、言ってみれば、そういう組織的な体制のところというか、ラインというか、そういうものは変わっていないんだけれども、室に格上げといいますか、そういうのを改めてつくると。これから伺いたいのは、具体的な検討や新たな段階を迎えたんだと、そのためこれを進めていくのにこういう室が必要だということをおっしゃっているわけだけれども、確かに中野駅周辺まちづくり計画というのは、策定はされました。ここで言われているのは、警察大学校の跡地なんかも入っていると思いますけど、そういうことでいいですか。
鈴木経営改革担当課長
 中野駅周辺まちづくり計画が、ここでもお示ししたとおり策定されて、それをもとに周辺のまちづくりを具体的にどう実現していくかというふうな段階に入っていると理解してございます。そういったところで、駅周辺、それから南口、あわせて西武新宿線沿線も一つの拠点というふうなとらえ方をして、対外的にもこういったことにきちっと推進体制として向かっていくということを明らかにするという意味も含めて、今回の改正をさせていただく理由としたところでございます。
長沢委員
 私が伺ったのは、警察大学校の跡地もこの拠点まちづくり推進室のところで進めていくということで間違いないですかということを確認したんです。
鈴木経営改革担当課長
 失礼いたしました。そのとおりでございます。
長沢委員
 それで、確かにまちづくりの計画は出ました。それで、先般、改めて2001年度の土地利用転換計画の見直しということで、財務省と東京都、杉並区、中野区の四者においてそういう見直しということを決められた。その際には杉並との協定というんでしょうかね、これも結ばれて、そういうことで案としては出ておりますね。まさにこれからそれが進めていく中身になると思うんですが、その点では、今現在、警察大学校も新たな段階に入ったといえばそうなるかもしれませんけど、これから払い下げをしていく財務省との間でいろんなやりとりは当然あるのかと思うんですね。例えば中野区が、見直し案で出ております区役所をここにつくりたいとか、中央中学校がここだとか、防災公園をここにつけて、あとオープンスペースなり緑のスペースをとりたいだとか、大学もこういうところにというようなことは、一応ゾーニングというか、出てはいましたけど、ただし、開発者負担と言われている中で、中野区は一体どこをお金払うのかとか、民間にはどこまでやってもらうのかというのは、まだまだだと思うんですが、その点については、何か確固としたものが決まってきているのがあるんですか。
石橋まちづくり総合調整担当部長
 この5月に、区が中野駅周辺まちづくり計画をつくりまして、それに基づきまして平成13年につくりました警察大学校等移転跡地の土地利用転換計画案、これの見直し案をつくりまして、ことし8月26日に国に、財務省でございますけれども、要望を行ったという経過がございます。現在、この見直し案を踏まえまして、財務省関東財務局と、東京都、杉並区、私ども中野区の四者で、この見直し案を踏まえた形での計画の具体化に向かっての協議会を開きまして、現在関係者で協議を進めているところでございます。私ども中野区としては、この見直し案の具体化に向けて、いろんな議論をしているわけでございますけれども、大前提といたしましては、要望いたしましたこの土地利用転換計画案の見直し案に沿って計画を進めてほしいと、あるいは土地処分を進めてほしいと。それからもう一つは、まちづくり計画の中でも明らかになっておりますけれども、この開発については、基本的に開発者負担の原則でやっていくということになっておりますので、今後、土地処分あるいは開発に当たっては、開発者負担という原則に基づいて計画の具体化を図っていただきたいという基本的な考え方を持ちながら、現在、関係者で計画の具体化に向けて協議を進めているというような段階でございます。
長沢委員
 余り中身に入っちゃうと所管外の話になってしまうかと思うんですけれども、つまり負担のあり方とか、そこのところをしっかりしなければ、財務省としても当然ながら払い下げはできないよというのが、これまでの見解だった、財務省側の、国側の見解だったと思うんですね。今、原則そうだというようなお話でもあるけれども、実際に区としてやっぱり取得というか、区役所とか学校を整備するというような話になれば、これを民間でやりましょうなんてことにはならないんじゃないかというように思うんですけれども、中身については、これ以上しません。
 ここで周辺まちづくりの関係で言うならば、今具体的に議会と区民に出しているのは、南口の方ですね。公社と西松建設と区が、現在動いているところではありますけれどもう一つ大きな問題としては北口の駅周辺の開発、まちづくりといったところについては一向に進んでいるとは思えないんですね。つまり、こういう室をつくることによって進みますという話かもしれないけれども、先ほど冒頭に言わせていただいたように、これまでのメンバーも変わらずに新たに室に格上げするという話では、なかなか説明としても納得しがたいものだというふうに思っているんです。全体のまちづくりの計画について、ここで言っている新たな段階を迎えたということ自体が、まちづくり計画ができたということであるわけだけれども、具体的にその計画というのは、もう前から、中野区としてはこう進みますということは、素案の段階からあったわけですね。これが要するに計画になったから室が必要なんだというように、単純に言えばそういうことかと思うんですが、その点がもう一つわからないんです。御説明していただければと思うんですが、いかがですか。
委員長
 委員会を休憩します。

(午後1時22分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後1時23分)

鈴木経営改革担当課長
 ただいま御質問をいただきました、拠点まちづくり推進室になぜするのかというような再度のお尋ねというふうに理解してございます。
 中野駅周辺それから西武新宿線沿線、どちらにつきましても、これから中野区がこういった方向を着実に進めていくという意味では、アウトラインはできたけれども、これから具体的に、さまざまな関係者と協議をしながら交渉して実現へ向けていく第一歩になるというふうに理解しております。そういった意味では、従来は全体調整ということで区長室に特命担当部長がおりましたけれども、今回は、都市整備部の中から改めてここを重点的に切り出して推進体制を強化するという位置付けにしたものでございます。一つの部として目標を明確に、非常に絞り込んだ目標を明確に持って、そのもとに推進をしていくというところでは、従来から一歩踏み込んだ組織の強化というふうに私どもは考えてございます。
長沢委員
 余り中身に入ってはいけないということなんで--周辺まちづくりの方はこれで終わります。
 今の課長のアウトラインはできたというお話だけれども、しかし西武新宿線の沿線まちづくりの方は、アウトラインができたという、そういう御認識でよろしいんですか。
鈴木経営改革担当課長
 非常に長い時間がかかるということは、課題の大きさから想定できますけれども、中野区の意思、それから住民の意思を確認しながら、まず一歩一歩進めていくという意味では、やはり全体の西武新宿線沿線の拠点地域をきちっと整備するんだということで、取り組みを明確に持ったということでは、そういった段階に入っているというふうに考えております。
長沢委員
 余り中身に入ってはいけないと思うんですが、それはアウトラインとは言わないと思うんですね。考え方として、開かずの踏切をと、その際に拠点のまちづくりをしていこうというのは従来から言われていたことであって、改めてここで強調されることでもないのかなと思うんです。というか、中身としては、勉強会がやられてきていますね。ただ、それがそのまままちづくりの考え方に移行していくのかというと、これはまたそうじゃないと思うんですね。そういう意味では、拠点まちづくり推進室をつくって、それを進めていくんだということはあるんだけれど、やはり進め方としては、非常に拙速ではないかなというふうに思っています。
 もう一度再度確認したいんですが、改めてこういう一つの室として位置付けるということでは、ましてやスタッフはそのまま移行し、変わったものということでもまだまだ検討、調整というところがあるならば、これまでと何ら変わらないのではないかと。区の意思としてはこうしたいんだということを示すことは、それは区の考え方としてあったとしても、区民サイドから見ればやはりこういった、まだまだ検討していかなくちゃいけない、区民参加や区民の意見も十分取り入れていかなくてはならないというときに、とにかくこれを進めていこうというふうにも見えるわけです。その点についてはどういうふうにお考えですか。
鈴木経営改革担当課長
 これからもやはり場面場面では幅広く区民や関係者の意見を聞きながら、こういったまちづくりは推進していくものというふうに考えております。したがいまして、こういった推進室をつくったから一切聞かないとかというのではなくて、長い時間がかかるまちづくりの第一歩に向けて、区としてこういう体制づくりを強化するというふうに私どもは組織を整備する考えを持ってございます。
寺部区長室長
 今御質問の中で、今の職員をそのまま移すだけではないかというような御趣旨であったかと思います。当面すぐに職員体制を強化するというわけにいきませんけれども、今、課長から申し上げたように、この仕事について具体化を目指して組織を強化していく、その中にやはり人的な体制の強化も当然考えていかなければならないというふうに思っています。そういう意味で11月1日からすぐ新しい人材をということではありませんけれども、そういったことも視野に入れながら組織として強化したいということを考えておりますので、つけ加えさせていただきます。
佐藤委員
 長期的な計画を見定めてやる事業について、国とか東京都とか、いわゆる大きなプロジェクトについて、こうやって推進室を設けられて取り組むということは、前向きな取り組みだろうと思います。そこでお伺いしたいんですが、中野駅周辺とか、あるいは駅舎そのものとか、それからJRとのこれからの交渉も大変重要になってくるという段階で、この執行責任者の中でJR担当、いわゆる駅、あるいは駅周辺そのものというのはどこが担当するんでしょうか。
鈴木経営改革担当課長
 現在想定していますのは、警察大学校等跡地整備担当課長、ここのところで担当していくというふうな考えでございます。
佐藤委員
 警察大学校等跡地整備担当課長が行われるということですか。この名前だけだと、跡地だけの中身に限ったのかなというふうに読み取れましたので、そのほかの重要案件、あるいはJRとの対応についてどこが担当するのかわからないということで申し上げたんですけれども、できれば区民の方、あるいは議会に対してもわかるような形での表示といいますか、何かをとっていただきたいなと思います。等とか入っていればいいんですけど、整備担当となりますと、何か跡地だけの中身についてやるのかなという印象を受けましたので、先ほどの質問になりました。
斉藤(金)委員
 余り聞いていてもよくわからないんだけど、室をつくってやるというのはわかるんだけど、前は周辺整備部というのがあって、そのときに区長室のところへ持っていって、まちづくり総合調整担当部長となったときというのと今回とどこがどう違うのか。
鈴木経営改革担当課長
 現在のまちづくり総合調整担当部長、特命担当部長を区長室の中に置いたのが現在の姿でございます。それは、個別の課題にとどまらず全体的な視点から、産業振興なども含めて総合的な調整をするということで設置をいたしました。
 今回は、特命担当部長ではなくていわゆる事業部の部長というふうな位置付けで、都市整備部から切り離して室をつくらせていただきました。単独で特命担当部長でいきますと、予算や人事といったいわゆる部のマネジメントの権限が当然のようにはないわけでございます。ところが、まちづくりの今度新たに室長というところでは、そういった決裁でありますとか予算、人のことも含めて一つの部のマネジメントの総合的な責任を持つというふうなつくりをさせていただいたということが特命担当部長と大きく違うというふうに考えてございます。
斉藤(金)委員
 そうすると、中野駅周辺整備というところが、こう見ると、三人課長がいるよね。今度も三人課長なんだよね。どこに予算がついて、人事がくっつくのか。
鈴木経営改革担当課長
 この中で統括管理者のところでございますが、拠点まちづくり担当参事がそういったものについて扱っていくというふうに考えてございます。
斉藤(金)委員
 だから、その上の方の統括でいくと、まちづくり総合調整担当参事がやっていたんでしょう、まちづくりを。それで予算とか人事は区長室の方であるからそれはついてないと、そういうことでしょう、言ったのは。それで、下を見ると、今度は拠点まちづくり室と書いてあっても、これは前の都市整備部の三つがくっついているだけで、差し引きこっちへ移っただけのことなんでしょうということを聞いている。
鈴木経営改革担当課長
 先ほどの条例の新旧対照表でも新たに加えさせていただいたんですけれども、拠点まちづくり推進室の中に室の予算、人事及び組織に関することというのも所掌事項の中に入れてございます。そういった意味では、まちづくり総合調整担当部長のところにはなかったというものがここには明記されているというふうにお考えいただければと思います。
斉藤(金)委員
 そういうことを言っているんじゃないんだよ。だから、一番最初に聞いたのは、何でまちづくり総合調整担当部長を区長室に置いたんですか。いろんなことを調整したり、各部の調整をしたり、それから国や都の調整をしたり、また区民との調整をしたり、そういうことを区長室がやるんですということでやったんではないんでしょうか。
鈴木経営改革担当課長
 特命担当部長を置いたのは、部を横断する調整課題について対応するために全庁的な課題の整理を行う必要があることから配置した。委員の御指摘のとおりでございます。
斉藤(金)委員
 そうすると、そういうようなところは今度どこがやるんですかということになってしまう。そして、変な話ですけど、組織から言うと区長室から離れてしまいますよと。そうすると、そこは予算を持ってやるんですよと、組織上区長室とは分かれる。分かれて、今言ったような予算と人事はあるにしても、横断的な各部だとか、要するに区を挙げての国とか都との対応はどうなっていくんですかということがもう少しわからないと、ただ人事と予算だけこっちなんですよというと、何かぴんとこない。
寺部区長室長
 まちづくり総合調整担当部長の置いた意味合いについては、今、課長から御答弁をしました。それで、駅周辺に限らずここで行っていたいろんなところの全体を通しての調整、あるいは区民との関係についての区長室の役割という部分は、これは区長室に残ります。それで、今回あえて拠点まちづくり推進室というふうにいたしましたのは、まちづくりの中でもこの中野駅周辺、それから西武新宿線の問題、大きな課題でありますので、一つの計画がまとまった、駅周辺の計画がまとまったということもありまして、これに関する国とか都とか、あるいは住民対応というものにつきましては、一つの部としての拠点まちづくり推進室が当たっていくと。一つの部ですから、そこには人もお金も予算もそこで考えてやっていくと、そういう仕組みでございます。
斉藤(金)委員
 そう言ってもらってやっとわかりました。だから、庁内だとか、国や都との調整は、拠点まちづくり推進室と協力しながら区長室で当たるんですと、そういうことでいいのね。
寺部区長室長
 拠点まちづくり推進室が中心になってやることが、この件については多いと思いますけれども、それ以外の全般的な区の課題に対する調整は区長室が行います。
斉藤(金)委員
 なぜこうしつこく聞くかというと、西武線にしても、ある意味で中野駅の駅舎にしても、警察大学校等跡地はもちろんだけど、一つの部で一つの室でというのは、非常に難しいところがずっと残るんだと思う。やっぱりそこを区長室なら区長室がちゃんとわかっていてやるのと、そっちはこっちへいっちゃったらこうなんですよと言われちゃうと、果たしてできるのかなと。かえって室はつくったけど、実質的には縮小されちゃっているのかなというふうにとらえかねない。だからやっぱりそこのところは十分注意して、組織なら組織の中で、要するに、今何遍もしつこく言っているけれども、そういうことは区長が直に、本当に室長の方から、やるんですと、それで各部の調整をとったり、ある意味で予算が今度は莫大にかかることになるかもしれない、そういうときには。そういうのは総務の財政の方ととったり、いろんな面でやはり区長室が最終的に判断を、判断と言ったらおかしいけど、ずっと責任を持って各部のいろんな取りまとめは推進していくという理解でいいですね。
寺部区長室長
 そういった調整を区長室は行ってまいります。
委員長
 他に質疑はありませんか。
 暫時委員会を休憩します。

(午後1時38分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後1時43分)

 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしければ、取り扱いを協議したいので、委員会を暫時休憩します。

(午後1時43分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後1時44分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。
長沢委員
 第56号議案に対して反対の立場から討論を行います。
 今回のこの組織条例の一部を改正する条例は、都市整備部から拠点まちづくり推進室を独立させてつくるというのが大きな主題となっています。
 質疑の中でもたださせていただきましたが、一つは、まちづくり計画ができたということでこれを進めていくという話でありますが、実際に具体的な中身を見ますと、警察大学校の跡地についても、今、財務省との四者の協議が始まったところであり、まさしくその開発については、区は相変わらず原則としては民間にという話でありますが、そこのところも依然としてはっきりしないという中であります。今後推進していくというものでありますけれども、当然ながらさまざまなところで調整が図られなければならない。ましてや北口周辺まちづくりということであれば、北口の駅舎の問題や、サンプラザを含めて、こうしたところについても、依然として区民、議会に対しては何らこれまで以上のことは示されていないし、検討状況も明らかにされていないような状況であります。
 また、西武新宿線の沿線まちづくりについても、勉強会等が始まり、住民の皆さんが参加して行われていますが、それがそのままこの計画になるかといえば必ずしもそうではない。また、実際に全面地下化という問題についても、東京都との話し合いにおいても、依然として地下化でいいですというような話になったということも聞いていません。つまり、依然としてその辺のところはまだ進んでいないんですが、こうした形で室、つまり、事業部制の部としての役割を持たせることによってとにかくこれを進めていこうというのが、この組織条例で示されたものだというふうに認識をしております。
 これまでの経過を見ましても、トップダウンで、つまり住民の参加、住民の声というものをないがしろにしてきたのがこの間の区の姿勢であったというふうに思っております。今回、こういう組織をつくり、つまり事業部に室として位置付けを高めることによって、さらにこれをこうしたやり方において進めていくということは、認められないというのが私どもの立場であります。
 二つ目には、そもそも今、中野区自身が小さな区役所ということで、職員の削減などを進めているところでありますが、一方でこうしたところにだけは、これからの力、これからの進みぐあいによっては、人事としてもこれから体制も強化していくという、そういう御答弁もあったところであります。やはり中野区が本当に区民生活を守っていくというところで、私どもは一概にまちづくりそのものを否定するものではありませんが、これまでの進め方を見るならば、やはり区民参加とかそういったものをないがしろにしていくこうしたやり方を、こうした室をつくることによってさらに強行に進めていくことは認められない、賛成しがたいということを申し上げて反対とします。
委員長
 他になければ討論を終結します。
 これより本件について挙手により採決を行います。
 お諮りします。第56号議案、中野区組織条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

委員長
 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。
 以上で第56号議案の審査を終了します。
 続きまして、第58号議案、中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を議題に供します。
長田人事担当課長
 それでは、お手元の資料(資料3)に基づき第58号議案、中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について御説明をさせていただきます。資料は、中野区職員の給与に関する条例、新旧対照表と寒冷地手当の見直しに関する経過措置についての2種類でございます。
 まず、中野区職員の給与に関する条例新旧対照表でございますが、ごらんのとおり、条例の附則を改正し、寒冷地手当の支給額についての経過措置の規定を設けるものでございます。現行の条例の附則第6号が削除となっておりますので、この項を削り、現行の第7項を第6項とした上で新たに寒冷地手当の支給額についての経過措置の規定を附則の第7項として追加をいたします。
 条例の施行は、公布の日からということでございます。
 もう一つの資料をごらんいただきたいと思います。「寒冷地手当の見直しに関する経過措置について」でございます。これは、条例の附則の改正内容を具体的に御説明させていただくものでございます。経過措置の考え方は、本年、第1回定例会において議決いただきました中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例で規定する寒冷地手当の支給限度額の引き下げを実施するに当たり、激変緩和のため経過措置として、改正後の基準限度額にかかわらず、特例支給額を支給するものでございます。
 まず、資料の1の経過措置の内容の図をごらんください。改正前の支給総額をこの一番上の枠は表現しております。改正前は、寒冷地手当は、11月から翌年の3月までの5カ月分を一括して支給する規定になっておりました。改正後は、月額支給というふうに改正がされてございます。そのため、まず、5カ月分を1カ月分ということで計算をし直すという意味で、ここではみなし手当額ということで1カ月分の支給額を計算をいたします。この額から年度ごとに1万円、1万4,000円、1万8,000円の額の引き下げを行った額、月額でございますが、これを特例支給額といたします。この額と改正後の基準限度額月額、1万7,800円、とを比較いたします。特例支給額が改正後の基準限度額を超える場合、経過措置として特例支給額を支給するというものでございます。以上が経過措置の内容でございます。
 具体的には、この資料の2、経過措置の実際の支給額のところをごらんいただきたいと思います。先ほど申し上げた計算の方式で特例支給額と改正後の基準限度額を比較をいたしてございます。このうち軽井沢少年自然の家の17年度が、この特例支給額の方が改正後の基準限度額を上回るという場合に該当いたします。よって、経過措置としてこの特例支給額を支給するというものでございます。これ以外につきましては、改正後の基準限度額の範囲内であるため、経過措置の対象とはいたしません。
 以上、簡単ではございますが、第58号議案、中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について御説明をいたしました。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
委員長
 本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
佐伯委員
 教育委員会の方の持ち物の建物ですから、もし所管外になったらあれなんですけど、ここの職員というのはどんな仕事をしているんですか。
長田人事担当課長
 施設の基本的な運営管理に携わっているということでございます。
佐伯委員
 支給されるのは11月から3月というんですけど、ほとんど利用ってないんじゃないですか。
長田人事担当課長
 それぞれ少年自然の家、2カ所ございますが、教育目的を前提として設置運営してございます。それに沿った効果的な運営をしているものというふうに認識してございますが、ただ、施設運営としては、こういった恒常的な設置をする公の施設でございますので、やはり年間を通して常に良好な状態で使用できるように管理運営することが務めかというふうに考えております。
佐伯委員
 というのは、人がそこに必要かどうかということ、委託でできるんじゃないかということを言いたいんですけれども、もしこれ文教委員会の所管ということだったらやむを得ないんですけれども、ちょっとその辺だけ聞かせてください。
長田人事担当課長
 あくまで一般論でございますが、公の施設の設置及び管理については、業務の委託とか、それから指定管理者制度など、新しい制度を活用しながら、できるだけ効率的に、しかも効果の上がる運営をしていくべきものと考えてございます。そういった観点から、このことについても検討をする必要があるだろうというふうには認識はしてございます。
委員長
 よろしいですか。
 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩します。

(午後1時54分)

委員長
 それでは委員会を再開いたします。

(午後1時55分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ討論を終結します。
 これより本件について採決を行います。
 お諮りします。第58号議案、中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第58号議案の審査を終了します。
 続きまして、第59号議案、中野区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例を議題に供します。
長田人事担当課長
 それでは、お手元の資料(資料4)に基づき第59号議案、中野区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例について御説明をさせていただきます。
 お手元の条例の新旧対照表をごらんください。現行の特殊勤務手当の種類は、第2条に規定するとおり12種類でございます。第8号が削除となっておりますが、これは、高齢者在宅サービスセンター業務手当を平成15年度から廃止したものでございます。
 今回の改正は、特殊勤務手当について大幅な見直しを行い、第3号の特定危険現場作業手当、第9号の有毒物等取扱・検査手当、第10号の防疫等業務手当の3種類のみを残し、他の税務事務等外勤手当など9種類の特殊勤務手当を廃止いたします。
 また、これにあわせ廃止する特殊勤務手当の支給される職員の範囲及び支給額に関する規定を削除し、必要な規定の整備をいたします。
 施行は、平成18年4月1日でございます。
 特殊勤務手当の見直しは、これまでも社会情勢の変化等に適応するようおおむね3年ごとに行ってまいりましたが、平成11年の前回の見直しから既に6年が経過し、社会情勢も大きく変わっているため、大幅な見直しとなったものでございます。
 廃止する特殊勤務手当は、大きく二つに分けられます。一つが、勤務の変則性に関するもので、現行の第2条第6号、変則勤務者特殊業務手当がこれに当たります。もう一つが、業務の困難性に関するもので、現行の第2条第1号、税務事務等外勤手当、第2号、へい死動物処理手当、第4号、福祉事務所現業手当、第5号、取締等業務手当、第7号、障害者・児施設等業務手当、第11号、検便手当、第12号、放射線業務手当、第13号、精神保健相談業務手当の8種類です。ともに区民の視点から厳しく見直しをした結果、廃止といたしました。
 第6号の変則勤務者特殊業務手当については、勤務の変則性についての吟味を行い、人々の社会生活時間の拡大とともに、公務サービスの供給も柔軟な対応が求められることから、土曜日、日曜日の勤務のほか午前8時30分から午後5時15分まで以外の変則勤務についても、特殊性を認めるということはできませんでした。
 第1号の税務事務等外勤手当など8種類については、それぞれの業務の困難性等について検討をいたしましたが、多様化する区民ニーズにこたえるため、公務員に期待される職務水準が高度化する中で、著しい困難性を認めることはできませんでした。
 一方、今回の見直しの中で、区民の視点から、危険性、不健康性について客観的に認められる現行の第2条第3号、特定危険現場作業手当、第9号、有毒物等取扱・検査手当、第10号、防疫等業務手当の3種類の特殊勤務手当は存続させることといたしました。
 以上、簡単ではございますが、中野区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例について御説明をいたしました。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
委員長
 本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
 よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩します。

(午後2時00分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後2時00分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ討論を終結します。
 これより本件について採決を行います。
 お諮りします。第59号議案、中野区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第59号議案の審査を終了します。
 続きまして、第60号議案、遺贈の放棄についてを議題に供します。

篠原財務担当課長
 それでは、第60号議案、遺贈の放棄につきまして、その提案理由の説明をさせていただきます。
 本議案につきましては、区に対します遺贈を放棄するに当たりまして、地方自治法第96条第1項第10号の規定によりまして、議会の議決を必要とするものでございます。
 資料(資料5)をごらんいただきたいと思います。まず、中野区に対します遺贈の発生でございますが、本年の3月5日、区内に在住でございました遺言者の死亡により、中野区は遺言書に基づく受贈者として権利を得ました。
 遺言執行者等からの遺贈の取り消しの同意、それから申し入れの経過について説明申し上げます。本年の6月17日でございますが、遺言執行者、それから遺言者の相続人たちから、遺言者の死亡によりまして、中野区に対しまして1,000万円の遺贈、これは高齢者福祉のためのボランティア育成資金として、これが発生をいたしました。また当該遺贈の取り消しに同意をしてほしいという旨の申し出も受けてございます。さらに、8月8日、遺言執行者等から、遺贈の取り消しの同意につきまして、8月5日付で上申書、それから金融資産額と相続処理費用の対比、それから明細書等の提出を受けてございます。これらの書類等を勘案いたしまして、区といたしまして、区の遺贈放棄の判断と手続を検討いたしました。この中で、遺言執行者等からの上申書等による申し出を検討した結果、中野区といたしましては、申し出のとおり遺贈の取り消しについて同意すべきものというふうに判断をしてございます。また、本案のとおり、議決があった場合につきましては、遺言執行者等に対しまして速やかに本件遺贈を放棄する旨の意思表示を行うものというふうにしてございます。
 それから、遺贈放棄の理由でございますが、遺言執行者等からの申し出によりまして、本件遺言書の作成後におきまして、遺贈の対象となる金融資産、これに不足が生じることが判明いたしました。また、遺言者が中野区に対する遺贈の取り消しにつきまして遺言執行者、これは弁護士でございますが、取り消しを申し出ていたところ、遺言書の取り消し手続をする間もなく死亡してしまったということでございます。
 以上のことから、本件遺贈にかかわる権利を行使することは適切ではないという区の判断をいたしまして、これを放棄することといたしました。
 なお、遺産の処分につきましては、遺言者の親族によります相続権者の協議にゆだねること、これが適切であるというふうに判断しておるものでございます。
 以上、雑駁でございますが、よろしく御審議の上御賛同いただきますようお願いを申し上げます。
委員長
 本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
 委員会を暫時休憩します。

(午後2時04分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後2時05分)

 質疑ありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

(午後2時05分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後2時05分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ討論を終結します。
 これより本件について採決を行います。
 お諮りします。第60号議案、遺贈の放棄についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第60号議案の審査を終了します。
 次に、第64号議案、仮称北部防災公園整備工事請負契約を議題に供します。
篠原財務担当課長
 それでは第64号議案、仮称北部防災公園整備工事請負契約につきまして提案理由の説明を申し上げます。資料(資料6)をごらんいただきたいと思います。本議案は、議会の議決に付すべき契約案件1億8,000万円以上の工事契約案件として提案をするものでございます。
 まず、件名でございます。仮称北部防災公園整備工事請負契約でございます。工事場所でございますが、中野区江古田三丁目14番、面積4.3ヘクタールの防災公園を整備するものでございます。
 工期でございますが、2007年3月16日までの期間となってございます。これにつきましては、既に第1回定例会におきまして債務負担行為の議決を得てございます。工事概要でございますが、ここにごらんのとおりでございますので、御参照いただきたいと思います。それから、契約締結日でございますが、本年の9月9日でございます。契約金額は消費税込みで4億6,935万円でございます。契約者につきましては、住友・大沢建設共同企業体、いずれも区内業者でございます。なお、代表者につきましては、住友林業緑化株式会社東京事業部でございます。契約の方法でございますが、指名競争入札で行ってございます。なお、予定価格につきましては、消費税込みで4億8,615万円でございます。契約者の営業概要につきましては、記載のとおりでございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。
 次に、裏面をごらんいただきたいと思います。入札経過でございます。本件工事は、予定価格1億8,000万円以上の工事請負契約でございます。今回につきましては、2社以上によります共同企業体として区内業者を含むというような条件を付してございます。代表者につきましては、東京都電子自治体共同運営電子調達サービスにおけます造園業種で100位以内のもの、過去5年間の造園工事の完成工事実績が9,700万円以上であるというような条件がございます。また、構成員でございますが、同じく東京都電子自治体共同運営電子調達サービスにおけます造園業種の資格を有するもので、過去5年間で官公庁発注の造園工事の実績があるものというふうにしてございます。この表にございますように、七つの共同企業体に対しまして入札を行った結果、住友・大沢建設共同企業体、こちらの方が落札をいたしました。
 以上でございますが、よろしく御審議の上御賛同いただきますようお願いを申し上げます。
委員長
 本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
篠原財務担当課長
 先ほど、指名競争入札と申し上げましたが、一般競争入札の誤りでございます。失礼しました。
委員長
 委員会を暫時休憩します。

(午後2時09分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時14分)

 質疑はありませんか、第64号議案、よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、取り扱いを協議したいので委員会を休憩します。

(午後2時14分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時14分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ討論を終結します。
 これより本件について採決を行います。
 お諮りします。第64号議案、仮称北部防災公園整備工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第64号議案の審査を終了いたします。
 以上で議案の審査を終了いたします。
 次に、陳情の審査を行います。
 陳情審査の進め方について協議したいので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後2時15分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時16分)

 陳情審査の進め方ですが、休憩中に確認しましたとおり、第126号陳情、第131号陳情及び第121号陳情の3件は一括して審査を行い、また第127号陳情から第129号陳情の3件についても一括して審査を行うことに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、第126号陳情、第131号陳情及び第121号陳情を議題に供します。
 第126号陳情と第131号陳情は、新規付託のため書記に朗読させます。
書記

〔陳情文書表朗読〕

委員長
 陳情者の方から補足資料の配付と補足説明の申し出がありますが、休憩してこれを受けることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、委員会を暫時休憩します。

(午後2時21分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後2時30分)

 これより本件に対する質疑を行います。理事者に対して質疑はありませんか。
小堤委員
 この問題につきましては、この陳情書に書いてありますけれども、国においては公共工事の入札及び契約の適正化の推進に関する法律、これがつくられ、附帯決議、これも建設労働者の賃金、労働条件の確保が適切に行われることという附帯決議が出されて、これは平成13年の2月に施行されているんですね。もう4年以上経過しているわけなんですけれども、しかし、こういう附帯決議にもかかわらず施工単価だとか、あるいは労務費が下がり続けているということが言われています。ですから私は、この資材や商品と同じく労働も市場任せにしますと、生活していくために必要な賃金とか労働条件が切り下げられていくというふうになっていくと思います。そういうことをさせないための新しいルールづくりが必要ということがこの陳情にも書かれているわけですけれども、そういう点について理事者の方はどのように考えていらっしゃいますか。
篠原財務担当課長
 いわゆる適正化法の附帯決議がございまして、私ども契約担当者といたしましても、1件2,000万円以上の契約につきましては、建退共への加入とか、また下請取引の適正化等についてのお願い文書、こういったものを配布をいたしまして、なるべくそういったところにしわ寄せがないようなお願いをしております。
 ただ、法律的にこういうことが担保されていない以上、現段階では指導以上できないというような状況にありますので、その辺は御理解をいただきたいというふうには考えてございます。
小堤委員
 お願いの文書を出しているということですけれども、後で資料として提出いただければ。
 それとあわせて、例えば函館市では、公共工事設計労務単価基準として、適正な賃金の支払いを受注業者に求めるというようなお願いの仕方をして函館方式と言われているんですけれども、こうしたものの検討というのはされているんですか。
篠原財務担当課長
 現在はそれはしておりません。
小堤委員
 私、公共工事というのは、民間工事にはない役割があるというふうに思っております。ですから、この工事における安全や品質の確保、これを行う上でも適正な賃金だとか労働条件を、この公共工事を発注する中で確保していくということが必要だと思います。そのことが中野区内の雇用の安定や地域産業、地域経済の振興と、こういうものにつながっていくという認識を持っているんです。ぜひそういう認識というのは持っていただきたいと思うんですけれども、その点についてもちょっと一言。
篠原財務担当課長
 ただいまの御意見につきましては、真摯に受けとめておきたいと思いますが、こういった単価につきましては、東京都等の単価を積算の根拠としておりますので、東京都の方にもそういった動きがあるようなことを期待したいというふうに考えております。
小堤委員
 ぜひそのようにお願いします。
 この陳情は、区議会として国と政府に意見書の提出を求めています。今こうした意見書は、冒頭説明ありましたけれども、多くの自治体の中で採決されて全国的な流れになっているという認識を持っています。これは私自身の意見ですけれども、ぜひこういう陳情に、委員会の判断が求められていると思います。これは意見です。
委員長
 ただいま小堤委員から要求がございました資料の取り扱いについて協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。
 
(午後2時34分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後2時35分)
 
 ただいま休憩中に御協議いただいたとおり、小堤委員からの資料を当委員会として資料要求することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
佐伯委員
 1点だけ確認させてください。
 今、財務担当課長の方から東京都の基準単価という話が出たんですけれども、公にできない部分があると思うんですけれども、実態と基準単価と、先ほど陳情者の方が言われました大工さんの1日の日当が2万300円とか、低くなると1万6,000円、こういう話がありましたけれども、その格差というのはかなりあるなという感じかどうか、どういうふうにお考えになるんでしょうか。
篠原財務担当課長
 契約担当といたしましては、積算単価については知っておりますが、それがどういうふうに支払わられているかということについてまでは、私どもはちょっと知り得ておりません。
佐伯委員
 だから、東京都の基準の単価というのがありますよね。実態金額と、実態としては今低くなると1万6,000円ぐらいになるというようなお話がありました。結局、その間というのは、途中で元請けが持っていくことになると思うんですけれども、その金額、比べ合わせたときにかなり差があるなという印象か、それともどうかということなんです。
篠原財務担当課長
 そういった事実があればかなり差があるなというふうには考えます。
委員長
 よろしいですか。
 他に質疑ございませんか。
 資料要求しておりますので、質疑がなければ、今の時点では陳情は保留ということでよろしいですか。資料がきてからまた質疑を--委員会を休憩します。

(午後2時37分)

委員長
 委員会を再開します。
 
(午後2時39分)
 
小堤委員
 私は、何といいますか、判断するのに、そこまで必要とする資料でありませんので、その求めは撤回します。
委員長
 委員会を暫時休憩します。

(午後2時39分)
 
委員長
 委員会を再開します。

(午後2時39分)
 
 休憩中に御協議いただきましたとおり、当委員会は資料要求しないことといたします。
 委員会を暫時休憩します。

(午後2時40分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後3時12分)
 
 質疑を続行いたします。質疑はありませんか。
長沢委員
 先ほど財務担当課長の方から、建設業の退職金共済事業本部、建退共と言うんですかね、そこのところへお願いをしていると。指導以上のことはできませんという言い方だったんですけど、見せてもらう限りはお願いにとどまっていて、指導といったものはここでは触れられていない。つまり、できないのかなというふうに思うんですけれども、その点はいかがですか。
篠原財務担当課長
 指導以上のことというふうに申し上げましたけど、実際はお願いにとどまっておりまして、指導できるようなまだ状況にない、そういった法整備がされていないというような状況になってございまして、指導という言葉はちょっと不適切だったというふうに考えております。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
なければ取り扱いを協議します。委員会を暫時休憩します。

(午後3時13分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後3時14分)
 
 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ討論を終結します。
 これより、本件について採決を行います。
 第121号陳情、「公共工事における建設労働者の適正な労働条件確保等に関する意見書」提出についてを採択すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第121号陳情の審査を終了します。
 続きまして、第126号陳情、これより本件について採決を行います。
 お諮りします。第126号陳情、公共工事における建設労働者の適正な労働条件確保等に関する意見書の提出についてを採択すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第126号陳情の審査を終了します。
 続きまして、第131号陳情について採決を行います。
 お諮りします。第131号陳情、「公共工事における建設労働者の適正な労働条件確保等に関する意見書」の提出についてを採択すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第131号陳情の審査を終了します。
 暫時休憩します。

(午後3時16分)
 
委員長
 委員会を再開します。

(午後3時16分)

 第121号、第126号、第131号陳情が採択されたことに伴い意見書の案文調製が必要となりますが、案文の作成については、正副委員長に御一任をいただき、3日目の10月19日に調製することとし、意見書数は1本ということで、御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕       
委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で陳情第121号、第126号、第131号の陳情審査を終了します。ありがとうございました。
 次に、第127号陳情、第128号陳情、第129号陳情を議題に供します。本陳情は、3件とも新規付託のため書記に朗読をさせます。お願いします。
書記

〔陳情文書表朗読〕

委員長
 ありがとうございました。陳情者から補足説明の申し出がありますが、休憩してこれを受けることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕       

委員長
 では、暫時委員会を休憩します。

(午後3時26分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後3時33分)

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
斉藤(金)委員
 今陳情者からお話し聞いていたんですけど、財調になるのか何になるのかよくわからないけど、都の方の意向というのはもう出てきているのか。
遠藤税務担当課長
 現在のところ、そういう動きについてはまだ把握はしておりません。動きがあるともないとも、今の段階ではわからないという状況です。
篠原財務担当課長
 まだそのような報告はきておりません。
斉藤(金)委員
 いつごろわかるのか。だって、もうすぐ予算にかかっていくとしたら影響はあるんでしょう。
篠原財務担当課長
 財調に関しましては、また12月にそういった話が出てくるのではないかなというふうには思っておりますが、今のところまだそういった情報は入っておりません。
委員長
 他に質疑はありませんか。よろしいですか。
 他に質疑がなければ、取り扱いを協議しますので、委員会を暫時休憩します。

(午後3時35分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後3時42分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ討論を終結します。
 これより本件について採決を行います。
 お諮りします。第127号、第128号、第129号陳情を採択すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第127号、第128号、第129号陳情の審査を終了いたします。
 それで、今採択されたことに伴い意見書の案文調製が必要となります。先ほどと同様に、意見書は1本にまとめ、案文の作成については正副委員長に一任いただき、3日目の10月19日に調製をしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 次に、第25号陳情、サンプラザフィットネスプール「けんこうクラス」の存続についてを議題に供します。
 本陳情について報告がありますので、委員会を暫時休憩にいたします。

(午後3時43分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後3時45分)

 休憩中に確認しましたとおり、本陳情については、本日のところ保留と決定することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で第25号陳情の審査を終了いたします。
 次に、第109号陳情、防災会の活動についてを議題に供します。
 本陳情について報告がありますので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後3時45分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後3時46分)

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
長沢委員
 私もちょっと、もし陳情者がいらっしゃれば聞きたいことがあったんですが、いらっしゃらないということなんで、それで、前回、小堤委員からも質問させていただいたところなんですけど、防災会ごとに実務責任者をということなんですが、今現在、こういう実務的なものは当然あるかというふうに思うんですが、区としてはどのように承知されていますか。
斎木防災担当課長
 この方のお住まいのところは、上高田一丁目防災住民組織ということになろうかと思います。そこには当然、会長、副会長、それから理事がいて、その下に情報連絡員、広報部長、防火部長、救護部長、避難誘導部長、避難所運営部長という形で、中野区が地域防災計画でお示ししている組織図のような構成で実務員を配置している、こういう状況でございます。
長沢委員
 それと、これは本当に陳情者に一番お聞きしたかったところなんだけど、その辺は今計画の方ではあって、それは117団体でしたか、防災会の方もあるのかなと。ただ自主的なところで見ていかなくちゃいけないんで、その辺のところに陳情者の方もいろいろ御意見があるのかなというふうには見ているんですが、例えば自主的な防災会の運営について言うと、こういう、置くように指導してくださいという言い方は、ちょっと強いのかなというふうに思っていて、その点では、要するに協力団体というのでしょうかね、区の方の防災計画で一緒になってその辺は進めていきましょうということであるんで、例えば、今言われた、会長初めいろいろな役割の方々、その防災会への運営のことに関して言うと、区自身は何か直接的に助言なり啓発なり、もうちょっと弱いようなことだと思うんですけどね、そうしたことは何かされているんでしょうか。
斎木防災担当課長
 この上高田地域では、毎年1回、全体会の総合防災訓練を実施している、こういう状況にございます。加えて、各防災会も訓練をしている。そういう状況の中で、訓練をするに当たって当然こうした防災会長を中心にした協議がなされて、そういう中で役割分担を決めて訓練を実施している。そういう状況にありますので、私どもが何か助言して何かをやるというよりも、自主的に動いている防災会でございます。特にこちらの方からは直接何かを言うということじゃなくて、防災会の方で訓練に際して相談があったときには相談に乗ったり助言をする。いわゆるこの防災住民組織というところでは、自主的によくやっていると、こういう認識でございます。
長沢委員
 この陳情者の方が上高田なんで、今も課長の方から上高田一丁目防災会というんですか、そこのことを具体的にお話だったと思うんですが、ただ、この陳情の趣旨からすると、必ずしもそこだけじゃない、各防災会ごとのということで、こういう陳情を出されている。この辺私自身もちょっとよく知らないところではあるんですが、防災会117ありますけど、力量としては、いろいろさまざまなのかなと。それぞれ御努力は当然されているというふうに思っていますけれども、ただ、そういうところではやっぱり区としても一定、こういうところをもう少し頑張ってほしい、というような助言なり、前回こちらから質問させていただいたところでは、リーダーの養成ですかね、要するに後継者というか、担っていただく方を養成していくんだと、その辺については講座ですか、そういうのも区として音頭をとってやっているというお話だったと思うんですが、そういうところで認識としては117のところ、そういう意味ではさまざまな到達点という言い方でいいのか、力量としては同じではないというような、そういう御認識なのかどうか、伺いたいんですけど、いかがですか。
斎木防災担当課長
 全部が同じレベルにあるとは認識してございませんし、訓練の実施率も80数%ということで、1年に1回必ずやっていないところもある状況ですから、そういった意味ではこちらの方としては、防災住民組織の行動力というのですかね、その向上を目指してさまざまに考えているところで、その一つに今言われました防災リーダーの育成、こんなことを防災講習会を通じて行っているということでございます。これをますます全区的に広めて、各防災会の防災行動力のアップ、レベルの向上に向けて取り組むように考えていきたいと、このように考えています。
佐藤委員
 前に聞いたかもわからないんですけれども、各学校ごとに避難所運営マニュアルというのをつくられていますね。各学校ごとに防災会の方が中心になって各学校を拠点にして避難所を運営されるということで、私も地元の谷戸小学校の防災会主催の防災訓練に参加させていただいたときに、そういう避難所運営マニュアルがあって、そのマニュアルに基づいて住民の方たちがどのように行動できるかみたいなことであったことを記憶しているんですけれども、ほかの自治体の方たちにこういうのがあるよというふうにお話ししたときに、なかなかそこまでつくっている、うちの自治体ではそういうことやっていないよというところがあったんです。そういうのは中野区のかなり進んだ取り組みなのかなと思ったんですが、これは各防災会ごとといいますか、各学校ごと、避難所ごとにそういうのはつくられて運営をされているということなんでしょうか。
斎木防災担当課長
 避難所を拠点にして、それが一つの防災会ではなくて、幾つかの防災会が集まって避難所を運営すると、そういった意味でその地域の交流だとか、普段からのそうした顔見知りというのですかね、そういったことは必要だろうということで、避難所運営については、こちらでマニュアルのひな形をつくって、それぞれそれをもとに検討していただいて、その中にそれぞれの防災会の役員を入れてもらう、こういう協議をして進めています。避難所を開設するときにはそれを活用してやっていただこうと思っています。それを取り入れた訓練を、全部ではありませんが、かなりの数でやっているということで、これも行く行くは全組織がその避難所運営にかかわってもらいたいと、こんなふうに思っているところです。
佐藤委員
 全部にできているわけではないんですか。
斎木防災担当課長
 全部にできてございます。ただ、避難所運営訓練というか、訓練はしていないんですが、避難所運営会議というのは、大体すべてやってございます。
佐藤委員
 そこに区の担当職員がきちっと割り当てられていましたよね。近所に住んでいる方ですか、地域の区の職員をきちっと割り当てられていたということもちょっと私も印象に残っていたのと、それから、この前も、女性がもっと防災にきちっとかかわっていく、特に避難所の運営なんかにも割とケアみたいなところに携わるべきだみたいなところで、質問にもあったところですけど、その女性の、いわゆる男女比、職員の方の配置で、そこもかなり配慮して配置されているなということをそのとき、地元のマニュアルのところでお伺いしたんですけれども、そういうことで職員の方の配置ということも、そういう観点、いわゆる地域の職員の方の活用とか、あるいは女性のもっと地域のかかわりを手厚くしていこうということで行われているんでしょうか。
斎木防災担当課長
 避難所運営をするときには、地震が起きて、そこへ駆けつけていただこうということで、避難所が50カ所ございます。そこに10数名ずつ職員が駆けつけられるような体制をとっているところで、その学校に近いところに住んでいる職員を、上位10数名をそこへ張りつけると、こういう状況でございます。したがいまして、そこにたまたま女性の方が多かったり、そういう比率まではちょっと考慮はしていないですね、距離でいっていますので。ただ結果的にメンバーを見ますと、全部割り出しているわけじゃありませんが、保育園の職員だとか、児童館の職員、そういった方が結構いらっしゃいますので、結果的に女性の職員の割合が多いということでございます。
委員長
 よろしいですか。
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ取り扱いを協議したいと思いますので、暫時委員会を休憩します。

(午後3時57分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後4時03分)

 お諮りいたします。第109号陳情を閉会中も継続審査すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第109号陳情について、本日の審査を終了します。
 以上で陳情の審査は終了いたします。
 次に、所管事項の報告を受けたいと思います。
 委員会を暫時休憩します。

(午後4時03分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後4時06分)

 それでは、休憩中にお諮りしましたように、本日は2番の新しい中野をつくる10か年計画(改定素案)についての説明を受けたいと思います。
 新しい中野をつくる10か年計画(改定素案)についての報告を求めます。
奈良計画担当課長
 それでは、お手元にお配りしてございます資料(資料7)に基づきまして、新しい中野をつくる10か年計画(改定素案)につきまして御報告申し上げます。
 まず、御報告に入ります前に、大変申しわけございませんが、改定素案に一部訂正がございました。お手数ですが21ページをお開きいただきたいと思います。下の方に、実現へのステップという表がございます。この中のステップの2の一番下の方になりますが、下から2行目の欄で、マルがございますが、統合新校の開設、桃園第三小と仲町小、それと桃丘小で2校となってございますが、1校の誤りでございました。まことに申しわけございません。2校ではなくて1校ということで訂正をお願いしたいと思います。
 それから、同じ表現が83ページにも出てまいります。83ページの一番下の方になりますが、実現へのステップ、ステップ2のところで、下から2行目に2校となっておりますが、1校ということで訂正をお願いしたいと思います。大変申しわけございません。よろしくお願いいたします。
 それでは、10か年計画、改定素案についての御報告を申し上げます。
 この10か年計画につきましては、7月に当委員会に素案の御報告をいたしまして、8月から9月にかけまして17回の意見交換を行ってまいりました。また、関係団体との意見交換も随時行ってまいりました。その際、議会を初めとしまして、こうした意見交換会での御意見を参考としまして今回改めて素案の改定を行ったものでございます。
 後ほどページを追って御説明をいたしますが、主な変更点でございますが、主な取り組みというところの進める手順を、実現へのステップという形で中に盛り込んでございます。また、10年後の施設配置、これもお示しをしてございます。またあわせまして、10年間の財政フレームとその考え方をお示ししているところでございます。
 それでは、素案から変更した点を中心に御報告を申し上げます。
 1ページをごらんをいただきたいと思います。第1章の計画の基本的な考え方でございます。
 ここでは、下から3行目でございますが、4番目としまして計画と区政経営という項目と、次の2ページの5番、計画と財政運営という項目を追加をしてございます。これは、ともに素案の意見交換会で使用しました資料をここに盛り込んだものでございます。
 4番の計画と区政経営では、10か年計画がPDCAサイクルを通じまして、常に見直しや執行方法の改善を図りながら目標の達成を目指していくという計画であるということを記述してございます。
 また、5番の計画と財政運営というところでは、後ほど御説明いたしますが、第2章と第3章の中で、目標達成を目指した取り組みの展開時期といったものを、四つのステップに分けましてお示しをしてございます。またあわせて財政フレームもお示しをしておりますので、そうした目標達成を目指した取り組みの展開時期を示すステップと財政フレームの考え方、それから、複数年型予算との関係などにつきまして、2ページの下にありますような図の3としまして、ここに整理をしまして盛り込んだものでございます。
 続きまして、4ページ以降の第2章をごらんをいただきたいと思いますが、ここでも意見交換会で説明資料として使用いたしました実現へのステップというものを盛り込んでございます。また、このステップの中には、具体的な施設名というものもあわせて掲げてございます。
 例えば、17ページをごらんをいただきたいと思います。ここではステップの3としまして、小・中学校の再編後の仲町小学校を活用しまして、仮称総合公共サービスセンターを設置するといったことを、このステップの中でお示しをしてございます。また、次のステップ4では、同じく沼袋小学校跡それから中野富士見中学校跡に、仮称総合公共サービスセンターを設置するといったことをこの中でお示しをしております。以下、第2章のステップにつきましては、同様にあらわしているものでございます。
 続きまして、第3章をごらんをいただきたいと思います。30ページ以降になりますが、こちらの第3章も、先ほどの第2章と同じように、取り組みを進めるための手順としましてステップを盛り込んでおります。33ページをちょっとごらんをいただきたいと思います。下から4行目に、四角で囲ってございます、活気とにぎわいのあふれる中野の顔づくりという施策の方向がございます。ここでは、その下に(1)としまして、目標とする姿、それから次の34ページで(2)としまして、成果指標と目標値、それから(3)としまして、主な取り組みといったものを掲げております。ここまでは素案と同じ内容でございます。
 そして次の35ページの下から36ページにかけまして施策の方向ごとに実現へのステップという形で、その取り組みの段階をお示ししてございます。この第3章につきましても、以下、同じようにそれぞれ施策の方向ごとにステップというものを掲げております。また、施設配置につきましても、用途など変更のあるものにつきましては、それぞれのステップの中にその施設名を記載をしてございます。
 その他、第3章で新たに盛り込んだものでございますが、60ページをごらんをいただきたいと思います。ここではまちの防災機能の強化という施策の方向の中に、8月、9月に発生をいたしました水害を受けまして、この計画に区として取り組みを追加すべきであるといったような御意見を、議会を初め地域の意見交換会などでもいただいているところでございます。こうした意見を受けまして、60ページのマル5でございますが、総合的な治水対策の推進を新たに盛り込んでございます。ここでは、総合的な治水対策を東京都に要請をしていくことなどを記載をしてございます。
 続きまして、121ページをごらんをいただきたいと思います。ここでは、区民の公益活動推進の施策の方向の中で、主な取り組みとしまして、素案の段階では、公共公益サービスの担い手育成としておりましたが、121ページのマル3、公益活動支援のための助成と拠点整備、そして次のマル4の公共サービスへの参入機会の提供と、この二つに分けて、より具体的に取り組みの内容を記載して整理しております。
 また、次の122ページでは、そのステップをお示ししております。ここでは、施設配置に関するものとしまして、仮称NPO活動センターを、現在の環境リサイクルプラザ内に開設していくといったことを掲げてございます。
 続きまして、130ページをごらんをいただきたいと思います。130ページと131ページでございますが、ここでは、区民満足度の高い小さな区役所の実現の施策の方向としまして、主な取り組みにつきまして、この後出てまいります第4章の文章の整理にあわせまして、取り組みのくくり方ですとか文章の整理といったものを行っております。
 なお、第2章と3章のステップの中で、用途を変更する施設につきましては、お手数でございますが、146ページをごらんをいただきたいと思います。資料の2としまして、10年後の施設配置としまして、第2章、第3章で出てきます用途変更をする施設につきまして、一覧表でお示しをしております。内容につきましては、第2章、3章の本文、それからステップの中に記載をしておりますものと同じでございます。わかりやすいようにここに一覧でお示しをしたものでございます。
 この内容についてちょっと御説明をさせていただきたいと思います。まず初めに、10カ年で新たに実現をする施設でございます。縦の欄にそれぞれの施設の形態が書いてございますが、小・中学校でございます。ここでは、学校再編計画に基づきまして、一番最初でございますが、桃園第三小学校それから仲町小学校、桃丘小学校の3校が統合しまして、右側の整理・活用方法という欄でございますが、現在の桃園第三小学校の位置に統合新校を設置してまいります。現在の施設を改修して設置をしていきます。そして、現在の仲町小学校につきましては、仮称総合公共サービスセンターと精神障害者社会復帰センター、それから地域スポーツクラブの活動拠点として活用していくといったことをここでお示しをしてございます。
 また、現在の桃丘小学校につきましては、商工団体やインキュベーションオフィスなど、新しい産業関連施設ですとか、文化芸術の活動拠点として活用していくといったことをお示ししてございます。
 続きまして、真ん中あたりになりますが、第六中学校と第十一中学校につきまして、その統合新校でございますが、第十一中学校の位置に統合新校を設置いたします。そして第六中学校につきましては、野方小学校の仮校舎として一時活用いたしまして、その後学校施設整備の財源とするため売却をしていくといったことをお示ししてございます。
 また、売却する用地につきましては、後ほど出てまいりますので、改めて御説明をさせていただきます。
 それからその下になりますが、第九中学校と中央中学校の統合新校でございます。ここでは、統合新校は、警察大学校等跡地、その周辺に統合新校を設置して、現在の第九中学校は中野体育館の移転用地としまして、紅葉山周辺とあわせまして、文化とスポーツのゾーンとして活用していきたいといったことを考えてございます。
 それから続きまして、子ども関連施設でございます。保育園につきましては、民間活力を活用しまして順次建てかえを行っていきたいと考えております。
 小学校への遊び場機能というものを設置していくことですとか、また、小・中学校の再編計画によりまして空きます児童館を活用して移転していくこと、あと現在未利用地となっております東中野五丁目の、現在東野ランドと言っているところでございますが、この用地に新たに保育園を建てまして、住吉保育園と東中野保育園を移転をしていくといったことを示してございます。
 また、現在の東中野保育園につきましては、新たに認証保育所として運営をしていくといったこともお示しをしております。
 次147ページをごらんをいただきたいと思います。上から3行目になりますが、幼保一元施設というところがございます。ここでは、現在のやよい幼稚園、それからみずのとう幼稚園を活用しまして、民営化によりまして幼保一元施設を設置していくといったことをお示ししてございます。
 また、その下になりますが、地域におきます子育てや子どもに関する総合的な相談支援を行います仮称地域子ども家庭支援センターを、区内4カ所に設置をしてまいります。当面は、児童館施設を活用してまいりますが、仮称総合公共サービスセンターができたときにその施設内に移転をしていくといったことを考えてございます。
 次に、下の児童館でございますが、児童館につきましては、小学校への遊び場機能を設置していくことと、小・中学校の再編計画によりまして順次再編を進めていきます。再編によりまして一部は保育園などへ転用してまいりますが、その他の施設につきましては、音楽、演劇、創作活動といった地域の特性を生かした児童館として運営をしてまいります。あわせまして中・高生を対象とした児童館といったものも設置してまいります。
 次に、学童クラブにつきましても、小学校の遊び場設置にあわせまして、順次小学校へ移転をしていきたいと考えてございます。
 それから、母子生活支援施設でございますが、これにつきましては、現在のさつき寮を中央五丁目の未利用地に移しまして、子育て支援機能を強化しまして開設をしてまいりたいと考えております。
 それから、その下の地域スポーツクラブでございますが、学校用途を廃止します仲町小学校、それから沼袋小学校に開設をするといったことをお示ししてございます。
 それから、その下の体育館でございますが、先ほども小・中学校のところで御説明しましたが、現在の中野体育館を現在の第九中学校の位置に移転をするというものでございます。そして、現在の体育館用地につきましては、区役所の移転用地として活用していきたいというふうに考えてございます。
 また、文化芸術の活動拠点としましては、これも先ほど御説明しました学校用途を廃止した後の桃丘小学校を活用してまいりたいと考えております。
 それから続きまして、148ページをごらんをいただきたいと思います。高齢者会館でございます。ここでは、老朽化が著しい宮園高齢者会館を、塔山小学校への子どもの遊び場機能の導入に伴いまして廃止いたします塔山児童館に移転をしていくというものをお示ししてございます。
 それから、本一高齢者会館につきましては、本町一丁目の未利用地、この用地は、もともと本一会館の建てかえ用地でございますが、この用地に移転改築をしてまいります。跡地につきましては、公園として整備をしていくといったことを考えてございます。
 次の仮称鍋横高齢者会館でございますが、これにつきましては、本町四丁目の未利用地を活用しまして、民間住宅との併設によりまして、民間活力を活用して設置をするといったことを考えてございます。
 続きまして、仮称総合公共サービスセンターでございます。これにつきましては、学校用途を廃止いたします仲町小学校それから中野富士見中学校、沼袋小学校にそれぞれ開設をしてまいります。
 なお、北西部につきましては、10か年計画の先になりますが、中・後期の学校再編計画にあわせまして開設をしていくということを考えてございます。
 続きまして、福祉関連施設でございます。ここでは、中野福祉作業所につきまして、民間活力によりまして現地での建てかえとしております。
 それから、精神障害者社会復帰センターにつきましては、現在のスマイル中野のスペースが手狭になっているといったことから、現在の仲町小学校に設置を予定しております仮称総合公共サービスセンターの設置とあわせまして、その一部の機能を移転をしていくといったことを考えてございます。
 それから、小規模多機能型居宅介護施設でございます。こちらは、学校用途を廃止します東中野小学校それから江古田の防災職員住宅、それから仮称総合公共サービスセンターの開設によりまして廃止を予定をしております南部保健福祉センター跡に設置をすることを考えてございます。
 続きまして、仮称区民活動センターでございますが、現在の地域センター施設を主として活用してまいりますが、現在施設を借りております南中野と東中野につきましては、近くの未利用地に、民間活力を活用しまして移転をしてまいります。また、昭和につきましても中野五丁目の未利用地に移転をしていくとしております。
 続きまして、149ページをごらんをいただきたいと思います。一番上の地域の総合窓口でございます。これにつきましては、電子申請ですとかコンビニエンスストアあるいは区の施設などを活用しまして住民票などの受け取れる場所をふやすことによりまして、また、区役所の夜間窓口業務を拡大するといったような条件を整えまして、現在地域センターで行っています窓口業務を5カ所に集約をしていくといったことをお示ししてございます。集約する5カ所につきましては、南中野、東部、野方、江古田、鷺宮をそれぞれ考えてございます。
 続きまして、ページの真ん中辺に用途がなくなって未利用となる施設一覧という欄がございます。ここでは、先ほどの繰り返しになってしまいますが、第六中学校につきまして、野方小学校の仮校舎として活用後に今後の学校施設整備の財源とするために売却をするといったことをお示しをしてございます。また、他に売却としておりますのは、下から3行目の商工会館、それからその下の鷺宮詰所の2カ所でございます。
 他の跡地につきましては、保健福祉などの用地として、民間への貸しつけとか、そういっことも含めまして今後さらに活用策を検討をしていきたいということで考えてございます。
 続きまして、150ページをごらんをいただきたいと思います。こらちらは現在未利用となっている土地の活用策についてでございます。もう既に説明をしているものでございますが、それ以外のものですと、4行目の産業情報センターの用地として取得をしております土地につきまして、鍋横の高齢者会館とインキュベーションオフィス、そして民間住宅を併設しまして民間活力によりまして整備をしていくといったことを示してございます。
 それから、さらに二つ下になりますが、高齢者在宅サービスセンター等の用地として取得した土地でございますが、こちらも民間活力を活用しました民間住宅用地として有効に活用していきたいと考えてございます。
 また、その二つ下になりますが、上鷺五丁目の冒険遊び場用地につきましては、さらにその活用方法を検討していくといったことを考えてございます。
 そしてその下の上野原スポーツ学習施設用地につきましては、売却し、今後の施設整備の財源としてまいります。
 そして、最後の野方一丁目の用地でございますが、こちらにつきましても保健福祉などの用地としまして、民間への貸し付けも含めまして今後さらに活用策を検討していくといったこととしております。
 以上が10年後の施設配置でございます。
 続きまして、お手数でございますが、135ページにお戻りいただきたいと思います。第4章、持続可能な行財政運営のためにでございます。
 この1番目の行政革新につきましては、135ページから137ページにかけまして、先ほど御説明をいたしました第3章の第4領域とあわせまして、全体的に文章の整理を行ってございます。基本的な考え方は素案と同じでございます。
 続きまして、138ページをごらんをいただきたいと思います。財政運営の基本的な考え方でございます。ここでは、141ページにお示しをしております財政フレームにあわせまして、より具体的に記述をしてございます。この中では、景気変動などにより目標を変える必要のない安定した財政運営を行うために、財政の年度間調整や大規模事業が確実に実施できるよう基金運営を中心としました持続可能な財政運営といったものを掲げてございます。
 また、18年度から平成20年度までの3カ年を財政安定化の期間としまして、経費などの削減目標を定めまして取り組みを進めていくといったこともお示ししてございます。10か年計画では、こうした財政の構造を変えることによりまして、小さな区役所を実現していくということを考えてございます。また、基金運営を中心としました持続可能な財政運営を行うためにどれぐらいの基金があればいいのかということにつきまして、目標を定めて行ってまいります。今回の10か年計画の財政フレームでは一般財源の見込みにつきまして、三位一体改革などの影響が、最少の場合、中間の場合、最大の場合の三つのケースで試算を行っております。財政フレームは中間値の場合で見込んでございますが、仮にその影響額が最少値であったとしても、この最少値と中間値の差を財政調整基金に積み立てることによって、安定した財政運営ができるようにしていきたいと考えてございます。
 また、複数年型予算の考え方によりまして、事業を前倒しで行うことができる財源といったものも必要になってまいりますので、こうした一般財源の最少値と中間値の差ですとか、複数年型予算の財源を確保するために3年分ほどの財政調整基金の目標額を持っていきたいというふうに考えてございます。
 また、特定目的基金につきましては、道路、公園整備基金とまちづくり基金といったものを新設したいと考えてございます。現在ある基金と道路、公園整備基金につきましては、その目標額として事業費から起債相当分と補助金などの特定財源を除いた経費の2分の1の額としまして、当初予算から計画的に積み立てを行ってまいります。
 また、まちづくり基金に関しましては、毎年度の繰越金を原資として積み立てをしてまいります。繰越金を原資としてまいりますので、これまでの決算の状況から約5億円程度を計画的に積み立てていきたいというふうに考えてございます。
 続きまして、次の139ページでございますが、ここでは財政安定化期間の基本的な考え方とその目標といったものを掲げてございます。財政安定化期間は18年度から20年度までの3カ年としまして、これまでの行財政5か年計画で縮小としていました道路の定期的な維持補修経費など、そういったものを本来の姿に戻していきまして、その上で新たに既存の事業が目標達成に対しまして適切に寄与しているかどうかという視点から見直しを行ってまいります。
 また、141ページには、一般財源ベースの財政フレームといったものを示してございます。主なものを御説明いたしますと、歳入では、三位一体によります移譲につきまして、20年度からその影響額を見込んでございます。また、基金の繰り入れにつきましては、学校再編や施設整備のための投資的事業に充てるための繰り入れといったもが含まれてございます。
 歳出につきましては、職員の2,000人体制を進めた上で人件費の推計を行っております。
 それから、新規拡充といった事業につきましては、10カ年で取り組む投資的な経費などが含まれてございます。
 また、先ほど御説明をいたしました基金の考え方に基づきまして計画的な基金の積み立てといったことも盛り込んでございます。この基金の積み立てと取り崩しの計画につきましては、次の142ページの表の2としまして掲げてございます。ここで掲げておりますのは、基金全体の年度末残高でございますが、21年度末では約172億円、それから26年度末では約160億円というふうに見込んでございます。
 なお、まちづくり基金につきましては、毎年度の繰越金を原資として積み立ててまいりますので、決算の状況により変動してまいりますので、141ページの表の1の財政フレームの積み立てには反映をしていないものでございます。
 また、起債の発行額と償還額の計画は、142ページの下の表の3のとおりでございます。そして次の143ページには人口の推移をお示ししてございます。
 それから、151ページ以降につきましては用語の意味、それから160ページにつきましては、資料の4としまして、改定素案までの経緯といったことをまとめて記載をしてございます。
 また、大変長くなって申しわけございませんが、本日お配りしました1枚めの資料をごらんをいただきたいと思います。今後の予定でございますが、10月23日の区報の情報の広場号で改定素案の意見交換の日程をお知らせをしたいというふうに考えてございます。あわせまして、改定素案の冊子を地域センターなどで配布をいたしまして、またホームページにも掲載をする予定でございます。そして再度、11月6日号の区報に概要を掲載をしまして、11月8日、10日、12日と地域での意見交換会を行ってまいりたいと考えております。また、各部におきましても並行しまして関係団体などとの意見交換を行ってまいります。
 その後12月上旬に計画案をまとめまして、公表しまして、バブリック・コメント手続を年内に終了するといったことを考えてございます。そして1月に計画策定をしていきたいと考えてございます。また、計画案の公表前、それから計画の策定前にはその都度議会に御報告をしてまいりたいと考えてございます。
 以上、大変長くなりましたが、10か年計画の改定素案の御報告とさせていただきます。
委員長
 はい、御苦労さまでした。
 それでは、先ほど休憩中に諮ったように、きょうは説明を受けるだけでよろしいですね。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、以上で本日の審査を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


委員長
 御異議ありませんので、そのようにいたします。
 委員、理事者皆さんから特に発言はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、次回の委員会はあす10月18日、午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもってお伝えします。
 以上で本日の総務委員会を散会します。

(午後4時37分)