平成21年03月10日中野区議会予算特別委員会
平成21年03月10日中野区議会予算特別委員会の会議録
平成21年03月10日予算特別委員会(第7日) 1.平成21年(2009年)3月10日、中野区議会第一・第二委員会室において開会された。
1.出席委員(39名)
  1番  内  川  和  久        2番  ひぐち   和  正
  3番  白  井  秀  史        4番  平  山  英  明
  5番  つぼい   え  み        6番  いながき  じゅん子
  7番  林     まさみ         8番  山  口  かおり
  9番  せきと      進       10番  いでい   良  輔
 11番  伊  東  しんじ        12番  佐  野  れいじ
 13番  北  原  ともあき       14番  南     かつひこ
 15番  小  林  秀  明       16番  の  づ  恵  子
 17番  奥  田  けんじ        18番  近  藤  さえ子
 19番  牛  崎  のり子        21番  吉  原     宏
 22番  大  内  しんご        23番  伊  藤  正  信
 24番  きたごう  秀  文       25番  久  保  り  か
 26番  やながわ  妙  子       27番  酒  井  たくや
 28番  佐  伯  利  昭       29番  むとう   有  子
 30番  長  沢  和  彦       31番  か  せ  次  郎
 32番  山  崎  芳  夫       33番  斉  藤  金  造
 34番  篠     国  昭       36番  岡  本  いさお
 37番  飯  島  謹  一       38番  江  口  済三郎
 40番  佐  藤  ひろこ        41番  来  住  和  行
 42番  岩  永  しほ子
1.欠席委員(1名)
 35番  市  川  みのる
1.出席説明員
 中野区長    田中 大輔
 副区長(経営室)石神 正義
 副区長(管理会計室)          沼口 昌弘
 副区長(政策室)西岡 誠治
 教育長     菅野 泰一
 計画財務担当課長長田 久雄
 区民の声課長(調査研究担当課長、平和・人権・国際化担当課長) 小田 史子
 情報政策担当課長平田 祐子
 情報化推進担当課長           藤井 康弘
 政策室特命担当課長(基本計画担当課長) 髙橋 信一
 危機管理担当部長清水 流作
 経営担当参事  川崎 亨
 広報担当課長  戸辺 眞
 人事担当課長  合川 昭
 健康管理担当課長村田 宏
 財産管理担当課長安部 秀康
 用地・管財担当課長           冨永 清
 危機管理担当課長(防災担当課長)    志賀 聡
 経営室特命担当課長(契約担当課長)   篠原 文彦
 評価改善推進担当課長          田中 政之
 経営分析担当課長相澤 明郎
 税務担当課長  中井 豊
 会計室長    村木 誠
 区民生活部長  大沼 弘
 区民生活部経営担当課長(里・まち連携推進担当課長、地域活動担当課長) 遠藤 由紀夫
 南地域担当課長 波多江 貴代美
 中部地域担当課長吉村 恒治
 東地域担当課長 横山 俊
 北地域担当課長 伊藤 政子
 西地域担当課長 鳥井 文哉
 戸籍住民担当課長今  恵里
 産業振興担当参事鈴木 由美子
 ごみ減量・清掃事業担当参事(環境と暮らし担当参事) 橋本 美文
 清掃事務所長  斎木 正雄
 子ども家庭部長 田辺 裕子
 子ども家庭部経営担当課長(育成活動支援担当課長、男女平等担当課長) 瀬田 敏幸
 子育て支援担当課長(子ども家庭支援センター所長、地域子ども施設連携担当課長)浅野 昭
 子ども健康担当課長           原田 美江子
 保育園・幼稚園担当課長(幼児研究センター所長、幼児教育担当課長) 白土 純
 地域子ども家庭支援センター担当課長   野村 建樹
 保健福祉部長  金野 晃
 保健所長    浦山 京子
 保健福祉部経営担当参事         岩井 克英
 保健予防担当参事(結核予防担当参事)  本保 善樹
 生活衛生担当課長古屋 勉
 健康推進担当参事尾﨑 孝
 福祉推進担当課長伊東 知秀
 中部保健福祉センター所長
 (中野地域包括支援センター担当課長、北部保健福祉センター所長) 鈴木 郁也
 南部保健福祉センター所長        高里 紀子
 鷺宮保健福祉センター所長        大石 修
 障害福祉担当課長辻本 将紀
 障害施設担当課長大橋 雄治
 生活援護担当課長黒田 玲子
 保険医療担当課長柿内 良之
 介護保険担当課長飯塚 太郎
 都市整備部長  石井 正行
 都市計画担当課長(住宅担当課長)    登 弘毅
 年計画調整担当課長           田中 正弥
 南部地域まちづくり担当課長       角 秀行
 中部地域まちづくり担当課長       上村 晃一
 北部地域まちづくり担当課長(西武新宿線沿線まちづくり担当課長) 萩原 清志
 土木・交通担当課長           遠山 幸雄
 公園・道路担当課長           石田 勝大
 建築担当課長  豊川 士朗
 拠点まちづくり推進室長         佐藤 幸一
 拠点まちづくり担当課長         松前 友香子
 中野駅周辺整備担当課長         秋元 順一
 教育委員会事務局次長(生涯学習担当参事) 竹内 沖司
 教育経営担当課長小谷松 弘市
 学校再編担当課長青山 敬一郎
 学校教育担当課長寺嶋 誠一郎
 指導室長    入野 貴美子
 選挙管理委員会事務局長         奥山 功
 監査事務局長  服部 敏信
1.本会の書記は下記のとおりである。
 事務局長     山下 清超
 事務局次長    奈良 浩二
 議事調査担当係長 大谷 良二
 書  記     荒井  勉
 書  記     永田 純一
 書  記     河村 孝雄
 書  記     菅野 多身子
 書  記     松本 明彦
 書  記     丸尾 明美
 書  記     鳥居  誠
 書  記     土屋 佳代子
 書  記     杉本 兼太郎
 書  記     岡田 浩二
 書  記     竹内 賢三

1.委員長署名

      午後1時00分開会
○吉原委員長 定足数に達しましたので、ただいまから予算特別委員会を開会します。
 第7号議案から第12号議案までの計6件を一括して議題に供します。
 初めに、午前中に開かれた理事会の報告をします。
 理事会では、本日の委員会運営について、資料の訂正について、その他について協議しました。
 まず、委員会運営について、主査報告は総務、区民、厚生、建設、文教の各分科会の順に行い、報告後、順次、質疑を自席で行うことを確認しました。
 次に、第7号議案、「平成21年度中野区一般会計予算」の組み替えを求める動議を提出する旨の申し出がありました。内容はお手元に配付のとおりですが、提案委員から提案説明を受け、質疑は自席から行うこと。質疑の順序は、総括質疑の例にならい、大会派順に一人ずつ行うこと。質疑の内容が組み替え動議が成立した場合の執行上の影響に及ぶ場合は理事者に質疑をし、答弁を求めることを確認しました。
 次に、討論については、従前の例に従い、省略することを確認しました。
 採決の順序・方法については、まず第7号議案、一般会計予算の組み替え動議を起立により採決を行い、続いて、第7号議案、原案について起立により採決。次に、第8号議案、用地特別会計を簡易により、第9号議案、国民健康保険事業特別会計予算を起立により、第10号議案、老人保健医療特別会計予算を簡易により、第11号議案、後期高齢者医療特別会計予算を起立により、第12号議案、介護保険特別会計予算を起立により、順次採決を行うことを確認しました。
 次に、意見についてですが、提出された意見はありませんでした。なお、意見は、主査報告が終了するときまで提出できるため、提出があった場合には委員会を休憩し、理事会を開いて、協議を行います。
 次に、資料の訂正についてですが、理事者から申し出があり、お手元に配付させていただいております。
 次に、その他として組み替え動議の提出に関する手続を定めることについて、委員長から議長に報告し、検討してほしいとの要望があり、委員長から議長にお願いすることとしました。
 また、予算説明書補助資料のCD-Rでの配付を求める要望が出され、理事会としてはしかるべき場で議論すべき内容として、あわせて議長にお願いすることとしました。
 以上が理事会の報告ですが、質疑はありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉原委員長 それでは、ただいまの報告のとおり、委員会を運営することに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○吉原委員長 御異議ありませんので、さよう運営します。
 それでは、これより主査報告を行います。
○せきと副委員長 初めに、総務分科会主査の報告を求めます。
○吉原主査 3月4日、5日及び6日に行いました総務分科会の審査の経過について報告いたします。
 当分科会では、第7号議案、平成21年度中野区一般会計予算の分担分、第8号議案、平成21年度中野区用地特別会計予算、第9号議案、平成21年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分及び第12号議案、平成21年度中野区介護保険特別会計予算の分担分の審査を行いました。
 それでは初めに、第7号議案、平成21年度中野区一般会計予算についての分担分のうち、歳出に関する主な質疑応答及び要望の内容につきまして報告いたします。
 初めに、経営費、調査研究費中、中野区政策研究機構による政策研究について、「障害者雇用と就労支援に関する研究報告の中で、(仮称)中野区障害者雇用支援センターの創設を提案しているが、それに関する予算は計上されていない。研究の成果を実現していかなければ、政策研究機構を創設した意味がないのではないか」との質疑があり、「政策研究機構では、事業部とともに事業の実施に向けた課題などについて整理し、実現可能な政策を立案する取り組みをしており、今回提案した事業の一部は予算化されている。(仮称)障害者雇用支援センター創設については、法改正など条件が整いつつあり、今後さらに研究を進めていく」との答弁がありました。
 さらに、他の委員から、政策研究機構の役割について、「政策研究機構は、施策の基本となるものを提供するところであり、何を施策として取り組むかは各事業部で考えることではないのか。政策を形成して提案する権能まであるのか」との質疑があり、「政策研究機構は、政策研究が目的であり、そこで得られた知見や蓄積された基礎データを施策の立案に生かしていくことが基本的なコンセプトである。政策研究機構の政策立案をもとにそれぞれの事業部が検討し、庁内での議論を経て、事業計画としていく」との答弁がありました。
 次に、情報化推進費中、情報安全体制の整備について、「今年度、ウイルス感染が1件発生しているが、行政としてセキュリティの意識を高め、安全対策を徹底すべきではないか」との質疑があり、「セキュリティについては厳重な体制をとっているが、日々新たに発生するウイルスに対しては、ウイルス対策ソフトでも検知できなかったことがあるため、委託事業者が対応している部分も含めて対策をとっていく必要があると考えている」との答弁がありました。
 次に、サンプラザ関係事業費中、サンプラザ・区役所地区再整備について、「再整備については所有会社が提案することになっているが、区役所の移転については、区が決めなければならない。今後、再整備を行う事業主体、作業行程、予算などについてどのように考えているのか」との質疑があり、「所有会社は、サンプラザ敷地と区役所移転後の用地活用について提案することとしており、当初の予定を早めて平成21年度中に再整備構想の策定を予定している。具体化に向けて、議会などの意見も聞きながら進めていくことになるが、事業主体や経費などについては、どのような整備手法をとるかによって決まってくる」との答弁がありました。
 次に、広報費中、広告の掲載について、「区の立場だけでなく、広告の掲載を考えている区民の立場から、窓口を一本化したり、要望を聞いたりすることが必要ではないか」との質疑があり、「現在、区報やホームページなどの広告事業のあり方について検討しており、今後、区民の要望も聞きながら改善を図っていきたい」との答弁がありました。
 次に、防災費中、緊急地震速報システムの導入について、「どのようなスケジュールで導入するのか。本庁舎については、できるだけ早く設置すべきではないか」との質疑があり、「7月から11月にかけて工事を行い、平成22年1月の稼働を目指している。本庁舎については、この期間の中でできるだけ早く設置したい」との答弁がありました。
 これに対し、「緊急地震速報システムを導入したことについて、区役所の庁内放送で日常的にPRしてはどうか。この放送によって、緊急地震速報システムの導入について区民に周知し、理解を深めてもらうとともに、平常時の意識啓発の効果が期待できる。こうした取り組みを進めてほしい」との要望がありました。
 次に、評価改善費中、成果指標のあり方について、「成果指標が適切ではないとの意見が多く出されている実態を踏まえ、抜本的に見直しをする必要があるのではないか」との質疑があり、「成果指標については、さまざまな意見をいただいているので、できるだけアウトカムの指標になるよう経営本部でも議論し、各事業部において見直しを進めていく」との答弁がありました。
 そのほか、10か年計画の改定、職員健康管理、環境マネジメントシステムの更新などに関する質疑がありました。
 続いて、一般会計予算の歳入につきましては、特別区民税の収入率、特別区財政調整交付金の見込み額などに関する質疑がありました。
 次に、第8号議案、平成21年度中野区用地特別会計予算に関する主な質疑応答及び要望の内容につきまして報告いたします。
 初めに、「本町五丁目用地を、国庫債務負担行為という方法で5年間に分割して取得することとしたのはなぜか」との質疑があり、「国庫補助金や都市計画交付金などの特定財源を最大限確保するため、一般会計では5分割して取得することとした」との答弁がありました。
 これに対し、「財源が一時的にでも不足することのないよう、財源対策のマネジメントを徹底するとともに、都市計画決定などの手続がおくれることのないよう、事業の進行管理をしっかりとしてほしい」との要望がありました。
 次に、「療育センターアポロ園移転改築用地は、平成3年に土地開発公社が8億円余で取得したものだが、これまで事業化できなかったのはなぜか」との質疑があり、「平成8年度以降に景気が逼迫し、当初計画が進まないことから、買い戻し計画がおくれたものである」との答弁がありました。
 これに対し、「事業化されなかった期間中も利子などの経費がかかっており、すべて税金である。新たに5カ所の用地を購入するが、これまでの反省を踏まえて、早期の事業化と効率的な財政運営をすべきではないか」との質疑があり、「今後は計画的な用地取得に努めるとともに、事業開始まで含めた財政運営を考えていく」との答弁がありました。
 次に、第9号議案、平成21年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分及び第12号議案、平成21年度中野区介護保険特別会計予算の分担分について、それぞれ質疑を行いましたが、質疑はありませんでした。
 以上が当分科会における主な質疑応答及び要望の内容でございます。
 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨、申し添えます。
 以上で当分科会における審査の報告を終わります。
○せきと副委員長 ただいまの総務分科会主査の報告について、質疑はありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○せきと副委員長 なければ、以上で総務分科会主査の報告を終了します。
○吉原委員長 次に、区民分科会主査の報告を求めます。
○奥田主査 3月4日、5日及び6日に行いました区民分科会における審査の経過について報告をいたします。
 当分科会では、第7号議案、平成21年度中野区一般会計予算の分担分について審査を行いました。
 初めに、歳出に関する主な質疑応答及び要望の内容につきまして御報告いたします。
 まず、区民生活費、地域活動費中、(仮称)区民活動センターの開設準備の見直しについて、「開設に向けた運営委員会準備会の設置地域数の平成21年度の目標が6地域となっているが、これは先行転換を進めていく地域のめどが立ったということなのか」との質疑があり、「具体的に地域を特定したものではなく、想定数で最大6地域と考えているものである」との答弁がありました。
 また、他の委員から、「転換に向け、準備が整わずおくれている地域については、どう考えているのか」との質疑があり、「運営委員会準備会の発足に向けて、地域担当課長や地域センター所長を中心にその支援に取り組んでいく。一斉転換に向けて、全体の進捗状況を踏まえながら、事業を進めていかなければならないと考えている」との答弁がありました。
 さらに、他の委員から、研修等準備経費について、「各地域が個々に研修を受けるということなのか。研修などはまとめて行い、経費を少なく抑えることを考えていくべきではないか」との質疑があり、「研修は地域ごとに行うのではなく、ある一定の規模で行っていきたいと考えている。研修のあり方、実施の方法について、最小の経費でしっかり取り組んでいきたい」との答弁がありました。
 次に、窓口改善費中、受付用自動番号発券機賃借について、「予算額が今年度より20万円ほど低いのはなぜか」との質疑があり、「再リース契約のため、単価が低くなったことによるものである」との答弁がありました。
 次に、新産業創出費中、オフィス空室率の見込みについて、「空室がなくなっていく指標になっているが、昨今、不景気で企業の倒産等もふえている。この指標の達成は難しいと考えるがどうか」との質疑があり、「そういった懸念はあるが、中野区は新たな物件が出にくいため、空室に対する需要が比較的多い。この状況を踏まえ、空室率の減少を見込んだものである」との答弁がありました。
 また、別の委員から、「(仮称)起創展街会社の内容、目的は何か」との質疑があり、「まちの活性化を担う組織であり、産業関係のソフト面、まちをつくるハード面、両方のインフラを調整し、中野駅周辺を魅力あるものにするため、全体をプロデュースするものである」との答弁がありました。
 次に、にぎわい創出費中、中野区伝統工芸展について、「商工会館で開催していたものが勤労福祉会館に変わることで、展示スペースや集客などに支障はないか」との質疑があり、「開催する団体にも理解を得ており、団体も実踏をして準備を進めている。開催場所が変わったことの事前の周知や開催PRに、区も積極的に協力していく」との答弁がありました。
 次に、地域商業活性化費中、生まれ変わる商店街への取り組み支援について、「今年度より予算が300万円ほど減っているが、その理由は何か」との質疑があり、「継続的に取り組みたいという商店が少ないことや、区商連が中小企業診断士の派遣を個々の商店へ始めたことで、商店の課題や今後の取り組みが整理されつつある状況から、今後の応募は少なくなると見込んだものである」との答弁がありました。
 また、他の委員から、経済交流フェスティバルについて、「物産展的な交流は、区にとってあまり経済効果があるように思えないが、どうか」との質疑があり、「イベントが目的ではなく、安心で安全な物が継続的に入手できる仕組みをつくり、それを置く商店が新たな客を呼び込むことで経済効果につながっていくと考える。今後は、アンテナショップなどの取り組みを実施し、経済交流を進めていきたい」との答弁がありました。
 次に、環境保全費中、太陽光発電設備設置について、「普及のため、都や他区は助成を実施している。中野区は助成制度を行う考えはないのか」との質疑があり、「区としては、寄附や風力発電から得られる売電収入を原資とした(仮称)環境基金を設けることを検討しており、基金を活用した支援のほうが継続性が保たれ、区民からの理解が得られると考えている」との答弁がありました。
 次に、環境美化費中、カラス対策について、「区民からの苦情に区はどのように対処しているのか」との質疑があり、「パトロールの強化や巣の撤去、ひなの捕獲を実施している。えさやりの苦情について、条例を制定することは、他区の状況などを踏まえて慎重に検討していきたい」との答弁がありました。
 次に、清掃事業費中、清掃車に関する事故発生状況について、安全な作業や運転を心がけ、事故をなくすよう要望がありました。
 次に、里・まち連携推進費中、シェモア仙石宿泊事業について、「平成22年度売却予定であるのに、当初予算(案)の概要では7億104万7,000円計上されている。この内容は何か」との質疑があり、「建物の建設に当たり、起債を活用している。その繰上償還額が6億8,000万円あるため、その金額となっている」との答弁がありました。
 次に、特定目的基金積立金中、区民公益活動推進基金積立金について、「寄附金を原資にした公益活動の展開を考えているようだが、特定財源2,000円の予算を見ると、今後の活動が懸念される。区はどのように考えているのか」との質疑があり、「公益活動への寄附金の募り方を工夫し、今後の基金のあり方についても検討していく」との答弁がありました。
 また、予算説明書補助資料にある成果指標の目標数値について、実態に合った、より適切な表記にするよう要望がありました。
 このほか、NPO法人登録数について、窓口案内体制について、緊急経済対策融資の保証料補助について、路上喫煙禁止地区についてなどの質疑がありました。
 また、審査に関連して1件、(仮称)区民活動センターの一斉転換と先行転換する場合の比較について資料要求を行い、先行転換したセンターの名称及び業務委託する時期・方法について、条例の整備などについて質疑がありました。
 次に、歳入について質疑を行いましたが、質疑はありませんでした。
 以上が区民分科会における主な質疑応答及び要望の内容であります。
 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨、申し添えます。
 以上で区民分科会における審査の報告を終了いたします。
○吉原委員長 ただいまの区民分科会主査の報告について、質疑はありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉原委員長 質疑がなければ、以上で区民分科会主査の報告を終了します。
 次に、厚生分科会主査の報告を求めます。
○佐藤主査 3月4日、5日及び6日に行いました厚生分科会における審査の経過について報告いたします。
 当分科会では、第7号議案、平成21年度中野区一般会計予算の分担分、第9号議案、平成21年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分、第10号議案、平成21年度中野区老人保健医療特別会計予算、第11号議案、平成21年度中野区後期高齢者医療特別会計予算及び第12号議案、平成21年度中野区介護保険特別会計予算の分担分について審査を行いました。
 それでは、当分科会における主な質疑応答及び要望の内容について報告いたします。
 初めに、第7号議案、平成21年度中野区一般会計予算の分担分では、子ども家庭費、子ども家庭支援センター費中、ファミリーサポートセンター事業について、「病児保育は就労していることが利用条件とのことだが、在宅の子育て家庭を支援することも必要ではないか」との質疑があり、「21年度の利用状況を見て、新たな展開ができるか検討していく」との答弁がありました。
 続いて、他の委員から、「社会福祉協議会で行っていた病児保育が好評だった背景には、看護師資格を持つコーディネーターと小児科医との連携がとれていたことがある。来年度、区の事業となっても同様に行われるのか」との質疑があり、「基本的な部分に変更はない」との答弁がありました。
 次に、育児支援ヘルパーの派遣について、「核家族化が進む中で、本当に必要な制度であるが、他区に比べ利用料が高い。応能負担にするなど料金設定の工夫をすべきではないか」との質疑があり、「非課税の方には別の設定をしているが、利用料のあり方については今後も研究していく」との答弁がありました。
 次に、地域子ども家庭支援センター費中、児童館及びU18プラザの事業について、「東中野執務室が今年度でなくなるが、現在行われている事業は来年度どのようになるのか」との質疑があり、「小学生対象の事業は地域住民が実施し、区はそれを支援していく。乳幼児親子事業は、今後、子育てひろば事業としてさらに充実させる形で進めていきたい」との答弁がありました。
 また、他の委員から、子育てひろば事業について、「今後、児童館が減っていく中で、乳幼児親子事業の受け皿は用意できるのか」との質疑があり、「参加者は増加しており、児童館だけでなく、保育園や幼稚園、認定こども園、または公共施設を利用した育成活動団体など、地域内に必要な場を整備していく」との答弁がありました。
 次に、入園相談費中、待機児対策について、「23区内において、保育園入所の申し込みが急増している。中野区の状況とその対策は」との質疑があり、「4月入園の希望者数は949人、うち受け入れ可能人数は746人で、現在、待機児数は旧定義で203人である。なお、私立園開設等により受け入れ人数は43人増加するが、今後、区有施設の配置、活用のあり方の検討を踏まえ、あらゆる努力をしていかなければならない」との答弁がありました。
 子ども家庭費では、このほかに入院助産、発達支援、公害等健康相談などについて質疑がありました。
 続いて、保健福祉費に関する質疑ですが、保健予防費中、予防接種について、「昨年12月にヒブワクチンが承認された。都では、包括補助事業として予算化すると聞く。子どもの命を守るため、支援を検討してはどうか」との質疑があり、「重要性は認識しており、検討していく」との答弁がありました。
 次に、生活衛生費中、飼い主のいない猫対策について、「平成21年度予算の主な取り組みとして施策を展開するとの報告があったが、なぜ予算化されていないのか」との質疑があり、「現在、ペット等飼養に関する条例について検討を進めており、本事業においてはなお課題があるため、予算に反映できなかったものである」との答弁がありました。
 次に、生活保護費について、「今の厳しい経済状況の中で、働かずに保護を受けて暮らすという流れがつくられることは、特に若い人への影響が大きく危惧すべきだが、どう考えるのか」との質疑があり、「生活安定化事業として、ネットカフェ難民への支援や職業訓練校の紹介など総合的な相談体制をとるとともに、産業振興担当と連携をとり支援策を広げていきたい」との答弁がありました。
 これに対し、「不適切な生活保護受給はモラルの低下につながる。そうならない運営を行ってほしい」との要望がありました。
 また、他の委員から、「生活保護の増が見込まれる中、不正受給のチェックもきちんとしなければならない。今後、生活保護行政をどう進めるのか」との質疑があり、「職員増により体制の強化を図り、あわせて職員の能力・資質を上げていく。また、金銭管理業務については民間に委託していく」との答弁がありました。
 保健福祉費では、このほか健康づくり、がん検診、義務教育通学等支援などについての質疑がありました。
 次に、歳入については、子育てひろば事業の特定財源について質疑がありました。
 続いて、第9号議案、平成21年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分については、均等割額や保険料の納入状況、小・中学生の資格証明書などについて質疑がありました。
 次に、第10号議案、平成21年度中野区老人保健医療特別会計予算及び第11号議案、平成21年度中野区後期高齢者医療特別会計予算については、質疑はありませんでした。
 続いて、第12号議案、平成21年度中野区介護保険特別会計予算の分担分については、保険料の基準額について、「基金取り崩しを6,500万円ふやすことで現行基準額が維持できるとのことだが、検討はしたのか」との質疑があり、「保健福祉協議会の議論等を踏まえて、低所得者層に関しては第3期より保険料が下がるよう設定したものである」との答弁がありました。
 以上が厚生分科会における主な質疑応答及び要望です。
 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨、申し添えます。
 以上で当分科会における審査の報告を終わります。
○吉原委員長 ただいまの厚生分科会主査の報告について、質疑はありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉原委員長 質疑がなければ、以上で厚生分科会主査の報告を終了します。
 次に、建設分科会主査の報告を求めます。
○北原主査 3月4日、5日及び6日に行いました建設分科会における審査の経過について報告いたします。
 当分科会では、議案第7号、平成21年度中野区一般会計予算の分担分の審査を行いました。
 初めに、歳出に関する主な質疑応答及び要望の内容について報告いたします。
 まず、都市整備費、都市施設費中、東中野駅前広場整備について、「工事負担金の区とJRの負担割合について、見直す必要があるのではないか」との質疑があり、「上空活用部分の人工地盤の面積割合に応じた負担が妥当であると判断し、区とJRの協議の結果、この負担割合となった」との答弁がありました。
 次に、道路管理費中、地籍調査について、「江原町三丁目地域で実施している地籍調査の進捗状況は。また、21年度の実施場所はどこか」との質疑があり、「江原町三丁目地域については、地権者の理解を得てほぼ9割、500筆以上の調査が終了している。21年度からは、江原町一・二丁目地域で着手したい。また、その後は区内のまちづくりの状況を見据えながら、対象地域の拡大を図っていきたい」との答弁がありました。
 これに対し、「本調査は、今後まちづくりを進めていく上で大変重要な資料となる。これからもしっかりと進めてほしい」との要望がありました。
 次に、交通安全対策費中、コミュニティバス「なかのん」の事業について、「コミュニティバス「なかのん」の運行助成は昨年10月で終了しているが、今回計上されている事業推進費の内容は」との質疑があり、「利用率向上に向けたPRなど、区が支援していく経費として計上している」との答弁がありました。
 また、「「なかのん」の利用率は上がっているのか」との質疑があり、「昨年4月に朝夕の運行本数を拡大し、また10月には平日と土日のダイヤを分けるなどの工夫もあり、前年同月比で1便当たりの乗車人数が若干ふえている」との答弁がありました。
 次に、公園緑地費中、保護樹木・生け垣設置等助成について、「保護樹木・生け垣設置等助成の基準を見直すとのことだが、いつまでに検討し、実施するのか」との質疑があり、「保護樹木の対象には、つる性植物などは入っていない。藤棚等のつる性植物が区内にどれだけ存在するか、現地調査を実施し、今後の対応を検討したい。見直し時期については、未定である」との答弁がありました。
 また、「剪定された枝木の無料収集について検討するとのことであるが、予算の範囲内で21年度から実施すべきではないか」との質疑があり、「早急に検討していきたい」との答弁がありました。
 同じく、公園緑地費中、緑化推進について、「区役所3階にある屋上緑化見本園はPR不足であり、見学がしづらい。庁舎に来た区民が気軽に入っていくことができるような工夫はできないのか」との質疑があり、「担当職員が案内する現行の仕組みではなく、自由に見学できるようなことが可能であるかを関係分野と調整し、検討していきたい」との答弁がありました。
 次に、拠点まちづくり費中、中野三丁目の整備について、「中野三丁目の整備手法等の検討について、現在の進捗状況はどうか」との質疑があり、「地元地域には、まちづくりの方針などの説明を行っている。その中で、南北通路のおろし口の整備が中野三丁目地区まちづくりの課題とされており、21年度は整備手法を含め検討を進めていきたい」との答弁がありました。
 次に、地域まちづくり費中、(仮称)南部防災公園の整備について、「(仮称)南部防災公園の整備内容は、どのようになっているのか」との質疑があり、「細かい仕様は決まっていないが、平和の森公園や江古田の森公園などの防災設備を参考にしながら、耐震性の貯水槽など必要な防災機能を持たせるよう、整備方針を検討していきたい」との答弁がありました。
 同じく、地域まちづくり費中、上鷺宮地域のまちづくりについて、「上鷺宮地域のまちづくりに関する予算の内訳はどのようなものか」との質疑があり、「「区画整理すべき区域」について、東京都と調整を行ってほしいとの住民からの要望を受け、現在、東京都に依頼し、課題等の検討を進めている。その過程で、必要に応じて、まちづくりニュースの発行等ができるよう、予算を計上している」との答弁がありました。
 これに対し、「地域全体の意見をまとめていくことは大変なことだと思うが、区が先導したまちづくりではなく、地域の区民と一緒にまちづくりを進めていってほしい」との要望がありました。
 同じく、地域まちづくり費中、西武新宿線沿線まちづくり計画について、「連続立体交差化事業に伴う沿線まちづくりにおいて、中井・野方駅間と野方・井荻駅間では置かれている状況が異なるが、策定を進めている西武新宿線沿線まちづくり計画案の中では、一つの計画として示されるのか」との質疑があり、「本計画案の中では、両区間の計画を分けて示す考えである」との答弁がありました。
 また、「両区間にまたがる野方駅については、どのように考えていくつもりか」との質疑があり、「現時点でさまざまな状況が決まっていない中では、明確な方向性を示すことはできない」との答弁がありました。
 これに対し、「野方駅については、どのような構造形式になったとしても、最善の方向性を計画の中できちんと位置付けてほしい」との要望がありました。
 このほか、私道整備、建築指導、建築調整などについての質疑がありました。
 また、2件の資料要求を行いました。
 次に、歳入についての質疑を行いましたが、質疑はありませんでした。
 以上が建設分科会における主な質疑応答及び要望の内容です。
 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨、申し添えます。
 以上で建設分科会における審査の報告を終わります。
○吉原委員長 ただいまの建設分科会主査の報告について、質疑はありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉原委員長 質疑がなければ、以上で建設分科会主査の報告を終了します。
 次に、文教分科会主査の報告を求めます。
○牛崎主査 それでは、3月4日、5日及び6日に行いました文教分科会における審査の経過について報告いたします。
 当分科会では、第7号議案、平成21年度中野区一般会計予算の分担分について審査を行いました。
 まず、歳出の主な質疑応答について報告いたします。
 初めに、教育費の学校・地域連携費中、地域連携事業調整について、「スクールサポーター事業は、以前示された学校支援ボランティアの考え方を事業化するものか」との質疑があり、「学校支援ボランティアに関してはいろいろと議論があり、本予算では保険と実費弁償の費用等を計上した」との答弁がありました。
 次に、小・中学校体育施設開放について、「第1・第3土曜の球技開放とキッズプラザ事業との調整はついているのか」との質疑があり、「球技開放が優先する」との答弁があり、これに対して、「再編や工事の影響で利用枠がいっぱいの状況のもと、具体策を示すべきだ」との要望が出されました。
 次に、学校教育費中、日本語適応事業について、「事業の利用者はふえているのか」との質疑があり、「外国籍の方と帰国子女の両方が対象であり、ともにふえている」との答弁がありました。
 さらに、「日本語通訳派遣は、すぐに対応できる状況か」との質疑があり、「言語によっては対応が難しい場合もある」との答弁がありました。
 次に、小学校の国際理解教育について、「現在、ALT講師は外国人より日本人が多いのか」との質疑があり、「今年度は外国人12名、日本人7名で、複数の学校を兼務している人もいる」との答弁があり、これに対して、「力量にばらつきが出ないように努力してほしい」との要望が出されました。
 次に、人権尊重・心の教育に関して、「権利や自由を主張する前に、ルールを守り、義務を果たす教育はなされているのか」との質疑があり、「学校では、すべての教育活動の中で、権利と義務は一体であり、規範意識や道徳性、社会性の育成に取り組んでいる」との答弁がありました。
 次に、体験学習費中、文化・体育事業について、「中学校対抗駅伝大会は、団結心を育て、家族も町も盛り上がる。中野区でも実施すべきではないか」との質疑があり、「陸上部のない中学校もあり、安全面・警備面等の問題もある。学校教育の中で、全校実施は難しい」との答弁がありました。
 これに対して、「白バイの先導で実施している杉並区の例も参考に、ぜひ検討してほしい」との要望が出されました。
 次に、学校健康推進費中、学校給食について、「食器改善対応工事はなぜ予算化されなかったのか」との質疑があり、「必要な事業として予算要望はしたが、急激な経済危機で状況が厳しくなったため、予算化できなかった」との答弁がありました。
 これに関連して、他の委員から、「学力、体力の向上のため「食」は重要であり、中野の自校給食は他区に誇れる事業だ。予算の問題ではなく、例えば、給食室に太陽光発電を取り入れ、環境教育と食文化をつなげるなど特徴があり、誇れる提案をすべきだ。教育委員会として、児童・生徒のために予算を獲得する熱意を見せるべきではないか」との質疑があり、「教育にはお金がかかる。中野の教育を全国に誇れるものにするために、教育予算を確保するよう、しっかり努力していきたい」との答弁がありました。
 次に、スポーツ費中、スポーツ事業について、「オリンピックムーブメント共同推進事業委託の内容は何か」との質疑があり、「オリンピック東京招致の機運を高めるため、都の支出金により各市区町村が事業を実施するもので、中野区では、元オリンピック選手による水泳、バレーボール、サッカーなど、各教室の実施を考えている」との答弁がありました。
 次に、知的資産費中、資料情報サービスについて、「図書館の蔵書管理の頻度と点検日数はどのぐらいか」との質疑があり、「年1回、受託事業者総出で点検を行っている。点検には中央館が8日、地域館4日を要してる」との答弁があり、これに対し、「ICタグなど新しいシステムについてもよく研究し、経費の節減に努めてほしい」との要望が出されました。
 次に、教育委員会費中、教育委員会運営について、「教育委員と区長は年に何回ぐらい懇談しているか」との質疑があり、「区長が予算編成に当たり意見を聞く場を含めて、年2回、忌憚のない意見交換の場を持っている」との答弁があり、これに対して、「その回数でコミュニケーションはとれるのか」との質疑があり、「区長との意思疎通は重要であり、さらに気を配っていく」との答弁があり、これに対し、「教育委員は、区長と渡り合い、中野の教育行政を突出したものにする提案をしていくべきだ」との要望が出されました。
 次に、学校再編費中、区立学校の再編に関連して、「再編計画の改定に当たり、校舎一体型の小中一貫校の設置について、早急に教育委員会の結論を示すべきではないか」との質疑があり、「中後期の再編計画については、小中一貫、小中連携、学区域などいろいろ議論がある。それらを踏まえて考え方を打ち出したい」との答弁がありました。
 次に、学校施設費中、壁面緑化について、「壁面緑化を進めるに当たり、学校任せでは、民間事業者に依頼する学校もあれば、手づくりで行う学校も出てくる。予算の執行残が懸念されるがどうか」との質疑があり、「緊急経済・雇用対策で行う事業であることを各学校にも理解してもらい、執行率を高めるよう努力していく」との答弁がありました。
 次に、校庭芝生化・屋上緑化について、「屋上緑化を行う北原小学校は、あわせて屋上フェンスの安全点検も行うべきではないか」との質疑があり、「昨年末の点検で安全性に支障はなかったが、さびが目立ち、緑化した屋上を楽しむ環境を整えるためにも、対応が必要だと認識している」との答弁がありました。
 歳出では、そのほか体力向上プログラム、特別支援教育、生涯学習情報提供、文化芸術活動、図書館の施設管理、第2次教育ビジョンの策定などについて質疑がありました。
 続いて、歳入について質疑を求めたところ、社会教育施設・社会体育施設の使用料について及び新しい学校づくり重点支援事業についての質疑がありました。
 以上が文教分科会における主な質疑応答及び要望の内容です。
 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨、申し添えます。
 以上で文教分科会における審査の報告を終わります。
○吉原委員長 ただいまの文教分科会主査の報告について、質疑はありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉原委員長 質疑がなければ、以上で文教分科会主査の報告を終了します。
 以上をもちまして、分科会の主査報告を終了します。
 この際、申し上げます。お手元に配付のとおり、第7号議案、平成21年度中野区一般会計予算に対し、長沢和彦委員外6名から組み替えを求める動議が提出されております。
 提案者の説明を求めます。
 提案者は、発言席にて説明してください。
○長沢委員 ただいま提出しました第7号議案、平成21年度中野区一般会計予算の組み替えを求める動議につきまして、日本共産党議員団提出者の7名を代表し、提案理由の説明を行います。
 かつてない深刻な不況と雇用破壊が区民生活を直撃しております。これまでの増税・負担増によって生活基盤を弱められた上に起こった今日の事態は、将来不安をも増幅させております。
 このような状況のもとで、中野区が緊急の経済・雇用対策に取り組まれたことは評価できます。しかしながら、区民生活の実態や要求から見て、量・質ともに不十分です。今こそ区が地方自治体としての役割を発揮し、区民の雇用と暮らし、福祉を守ることを最重点に、緊急かつ切実な区民要望にこたえることが必要と考えます。
 私たちは、来年度の予算が一歩でも二歩でも区民に寄り添い、暮らしと福祉を応援するものとなるよう、予算の組み替えを求める動議を提出するものです。
 改善と充実を求めたいことは多々ありますが、まずこれだけは踏み出すべきという項目に絞り込み、本委員会で可決されるならば実現可能であると同時に、区民要望に正面からこたえる予算の組み替えになっております。
 その特徴の第1は、「雇用確保とくらし・営業をいっそう支援すること」です。区民の雇用に関する相談窓口を区役所内に開設し、ハローワーク等と連携した就労支援を行います。緊急経営応援資金融資の保証料半額の助成や介護事業者の人材育成支援の費用を一人当たり10万円に支度金15万円を上乗せして、着実に進めます。
 第2に、「福祉の向上をはかり、区民のいのちと健康を守ること」です。23区では、中野区だけが取り残された後期高齢者健診の無料実施が望まれています。また、これまで70歳以上は無料で行っていた健康診査の自己負担も無料にすべきです。障害者や高齢者、低所得者など弱者への負担軽減策の実施と、また障害者、高齢者の通院・通所をはじめ外出の機会、社会参加を保障するための施策を求めます。
 第3に、「教育環境を充実し、子どもの豊かな成長を保障すること」です。子どもたちの教育環境を整えることは、待ったなしの課題です。机・いすと食器の入れかえやトイレ改修の対応など、学校環境の整備・改善は全小・中学校で一気に進めるべきです。都内では、30人学級に区独自に踏み出すところも出てきました。行き届いた学校教育を進めるためにも、30人学級移行準備の費用を算定しました。図書資料と視聴覚資料についても、増額が必要です。
 第4に、「子育て世代と若者のくらしを応援すること」です。子育て世代は、これまでの増税と負担増による家計への直撃に加え、リストラ・首切りや子育て・教育にかかわる出費の増大に不安を募らせています。子育てしやすい環境整備とともに経済的な支援が必要です。安心して子どもを産み、育てる一助になると考えます。
 青年をめぐる実態は、青年層の多い中野区ではより深刻です。派遣切りに見られるように、企業から物のように使い捨てにされていった青年たちに寄り添い、家賃補助をすることで青年の暮らしを応援します。
 第5に、「地球温暖化対策と震災対策の推進をはかること」です。他の自治体に学び、住宅用太陽光発電システムの設置助成を、国と都の事業に上乗せして実施します。また、大震災から区民の命と安全を守る仕事は、自治体行政にとって欠かすことのできない課題です。木造密集地域を多く抱える中野区において、その緊急性と必要性は言うまでもないことです。倒壊度の高い個人住宅への耐震改修助成など、区民の安全を守ります。
 第6に、「不要不急、開発優先の歳出を見直すこと」です。サンプラザ地区再整備計画と区役所移転計画・跡地利用、警察大学校等跡地及び中野駅周辺整備については、内容もさることながら、現在のような社会経済情勢のもとで進める必要はないと考えます。企業立地推進も同様です。関係者との調整も含め、見直しを求め、削除します。
 最後に、不足する財源については、財政調整基金からの繰り入れで賄います。むだを改め、不要不急、開発優先の予算を見直して、福祉・教育を優先した予算に組み替えるべきと考えます。
 以上でありますが、区がこの方向に踏み出すならば、必ずや区民の願いにこたえるものになると思っております。委員の皆様の御賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明とします。
○吉原委員長 以上で、提案説明を終了します。
 続いて、組み替えを求める動議に対する質疑を行います。
 質疑をされる方は、マイクの使用をお願いします。マイクは各列に用意してありますので、委員の方々には、マイクの受け渡しに御協力をお願いします。
 それでは、質疑をお受けします。質疑はありませんか。伊藤委員。
○伊藤委員 共産党さんから組み替え動議が提出されたということで質疑をさせていただきますけれども、最後に説明された、財源は財政調整基金の繰り入れで賄うことということで、12億6,000万余入っておりますけれども、これは計算すればいいんでしょうけれども、ちょっと時間がないのでお伺いをいたしますけれども、この歳出の増額分というのは幾らぐらいになるんでしょうか。
○長沢委員 歳出増額分につきましては、10億8,100万余でございます。
○伊藤委員 15億8,000万ですか。
○長沢委員 失礼いたしました。15億8,111万4,000円でございます。
○伊藤委員 この歳出の経費のうち、イニシャル的な経費と経常的経費化ですか、そういう計算はされていますか。内訳については。
○長沢委員 そのような計算はしておりません。
○伊藤委員 計算されていないんですか。そんな無責任な提出はいかがなものかと思いますけれどもね。理事会の席でも、我が会派の山崎幹事長が申し上げました。組み替え動議に関してはいかがなものかなということで私も質疑をしておりますけれども、そのような計算をされていないで提出するというのは、どうなんですか。どう考えているんですか。
○長沢委員 実際には、単年度の中での予算の組み替えということで、形式的な話でありますけれども、出させていただいたということであります。当然ながら、いろいろな状況――いろいろなというのは、例えば国や東京都の関係もございますし、あるいは、仮にこういった事業を行うにしても、その翌年度としてはまた違った事業として行っていくこともありますし、そういう意味では、これがイニシャル的なものだというものと、あるいは経常的なということで、自身においてそういう算定の仕方はしなかったということであります。
○伊藤委員 恐らく、経常経費というのは、大体この財政調整基金ぐらいの、仮定としまして12億円分を想定して申し上げたいと思いますけれども、この財政調整基金の目的というのは、御存じだと思いますけれども、年度間の調整分ですよね。それから、施設改修経費ですよね。それから、退職金などがあると思うんですけれども、理事者のほうに伺いたいんですけれども、この20年度末の財政調整基金のうち、年度間調整というのは幾らだったんでしょうか。
 それから、この財政運営の考え方を見ますと、26年度までの財政の計画、運用の計画がありますけれども、26年度では幾らになっているのか、お伺いをいたします。
○長田計画財務担当課長 まず、20年度末の財政調整基金のうち年度間調整分の額のお尋ねでございますが、約127億円でございます。
 それから、次の御質問でございます財政運営の考え方でお示しをさせていただいてございます財政調整基金の今後の積み立て・繰り入れ計画でございます。それの残高、26年度の予定の残高を申し上げますと、約93億円でございます。
○伊藤委員 仮に、私が今仮に経常経費として12億円を共産党さんが言われる組み替え動議の提出の経費がかかるとすれば、21年度以降も引き続き、この新事業ですか、子ども家庭費だとか保健福祉の事業、また、さまざまな新規事業がありますよね。ですから、12億円ずつ21年度から26年度まで、6年間かかるわけですよね。そうしますと、72億、先ほど26年度のときには93億だということで申し上げましたけれども、差し引きをしますと21億しか残らない。93億から72億を引くと、21億しか残らない。この21億円で、仮にですよ、財政調整基金が21億円だとすれば、景気変動に柔軟に対応できる安定した財政運営は可能だと考えられますでしょうか。お伺いをいたします。
○長田計画財務担当課長 過去に中野区の財政の中でも、一般財源ベースで40億以上減収となったという年度がございます。そういったことを考え合わせますと、財政調整基金総額の残高が21億円で、景気変動の歳入の減少に耐えられるかということに関しましては、極めて不十分であるというふうにお答えをせざるを得ないと考えてございます。
○伊藤委員 そうした場合、再度、緊急対策・雇用対策など取り組まなければいけないと思いますけれども、そういう事態に至るかもしれませんけれども、そんなとき、どのように財源を確保するつもりですか。お伺いいたします。
○長田計画財務担当課長 21年度、それから20年度の補正予算も区議会にお願いをいたしました。このときの迅速な対応が可能であったといいますのは、やはり財政調整基金、年度間調整分が十分にこれまでの積み立てによってあったということから対応できたということでございます。こういった年度間の調整部分が、ないしは臨時的な経費に対応する部分が、この経常化する経費のために支出をされてしまいますと、委員お尋ねのような臨時的な迅速な対応といったものはまず不可能だというふうに考えてございます。
○伊藤委員 先ほども私申し上げましたように、この財政調整基金の中には、施設の改修の経費が入っておりますよね。仮に、この21億で施設の改修への対応ということを考えますと、老朽化した施設改修などは経費が足らないと思うんですよね。施設改修計画もきちんとしなければいけないと思うんですけれども、そのような考えはどのように思っているでしょうか。
○長田計画財務担当課長 今後の区有施設の改築・改修といったものは、今後の区財政にとっても重要なテーマだというふうに考えてございます。昨年3月に区議会にも御報告をいたしました施設白書では、今後の20年間の施設改修・改築の合計の推計でございますが、1,000億円余という形で推計をしてございます。こういった今後の財政需要、改修・改築経費の確保といったものについては、大変重要な課題だというふうに考えてございます。そういった意味で、御質問の前提としてございました26年度に財政調整基金が21億円という状態では、今後の計画的な改修・改築は望めないというふうに考えてございます。
○伊藤委員 今、こうした未曾有の不況にある現在、この財政調整基金の活用というのは今後の財政運営のかなめとなると思っております。ですから、共産党が提案されているような、むやみにこの財政調整基金を繰り入れることなどは、決して私は今後中野区の将来にとっても大変大きな問題になろうかと思っておりますし、また、健全な財政運営を考えるとなると、できないんではないかなと思っておりますけれども、こういったことを共産党さんが提案されている組み替え動議について、財政当局としてはどのように考えておりますか。
○長田計画財務担当課長 21年度予算を編成するに当たりまして、「財政運営の考え方」で私どもは今後の財政運営について見通しをお示しさせていただきました。21年度の予算の執行段階から厳しく事務事業の見直しをして、経費の削減に努めていくというのが私どもの基本的な姿勢でございます。そういった観点からいたしますと、今後もますます深刻化する不況等の対応をした上で、必要なサービスを確保していくという意味では、ここでの財源の繰り入れというのは大変問題があるというふうに考えているところでございます。
○伊藤委員 ありがとうございました。私どもは、この財政調整基金というのは、次の年度でのしっかりとした引き継ぎが必要だと思っております。そのときに、必要な経費が出たときには、この財政調整基金を使うと。なくなれば、使う財源というのはないんですから。これから歳入を確保するというのは大変厳しい状況になると思いますし、この財政調整基金の使い方というのは計画的に行う必要があると思っておりますので、その辺を御留意いただきたいと思っております。我が会派の主張でもあります。
 とりあえず、私の質問はこれで終わります。
○吉原委員長 他に質疑はありませんか。平山委員。
○平山委員 私のほうからも2点ほど質問させていただきます。
 経常経費がどれぐらいになるのかわからないというお答えだったので、困ったなと思ったんですが、30人学級への対応というのがあって、その移行準備事務費というのが300万、今回提案をされています。これがもし本格実施になった場合、これは大変大きな額になると思うんですけど、まさかこれがイニシャルコストか経常経費かわからないということになると、年度ごとに学級数が変わるので、これは間違いなく本格実施された場合経常経費としてかかるという認識をされているというふうに思うんですけど、これについてどう対応される予定なのか。財調を相変わらず使う気でいらっしゃるのか。それとも、この大きな額、経常経費として新たに発生してきた場合、区民サービスを低下させることなく、他の事業費を削減するような妙案をお持ちなのかなと思いまして、お伺いいたします。
○長沢委員 御質問は、30人学級対応への移行準備事務費ということの300万であります。それ以降については、当然ながら、こういった経緯を経て30人以下の普通学級への対応等していくということであります。
 昨年もこの場所で対応ということで出させていただいたところでありまして、当然ながら、その学校の先生自身を採用してということでありますので、それだけの費用はかかるというものであります。同時に、今回こういう形で準備という形をするということにおきましても、やり方におきましては、一斉にやるということではなく、順次進めていく。1年生から進める、1・2年生から進めるといった、そういうやり方もあるのかなと思っております。
 財源的なところということでもありますけれども、私たちはもともと、今や東京都だけがやらないような状況でありますけれども、しかし、いつまでもこういった状況が続くものではないというふうにも思っておりますし、その辺においては、いずれこういった少人数、30人学級の実現ということは図られていくのではないかなということであります。
○平山委員 いずれ図られるという御希望をお持ちのようなんですけど、そのいずれの時期がまだ全然確定していないわけですよね。その状況の中で、間違いなく経常経費として発生する大変大きな額をちょっとどう対応されるのかという具体的なお話がなかったかのように思ったんですが、あまり考えていらっしゃらないのかなと。
 もう1点、3ページの、これは歳出の見直しで出されている「地域子ども施設配置計画調整の削除」とあります。1億3,894万5,000円を削除いたしますということで提案されていらっしゃるんですが、これは恐らく予算の補助資料の194ページの「地域子ども施設配置計画調整」という事業メニューの予算ではないかと思うんですが、これは一般財源だけですか。特定財源は入っていませんか。
○長沢委員 特定財源も含まれているというふうに思っております。
○平山委員 特定財源が含まれたら、おかしいですよね。その下は、特定財源が含まれていて、歳入減を書いていらっしゃるわけですよね。どうしてこれだけ特定財源の部分の減がないんですか。きのうかなり遅く提出をいただいたので僕も夜遅く勉強したんですが、自治法の210条で、「1会計年度における一切の収入及び支出は、すべてこれを歳入歳出予算に編入しなければならない」というふうにありまして、漏れているとまずいですよね。
○長沢委員 このあれについては、歳入のところの繰り入れかと思っておりますけれども、いずれにしましても、そういう意味では相対自身が変わってくるということはあるにしても、こちらとして出させていただいたのは、このキッズプラザの整備については、新年度においてやる必要はないだろうということで出させていただいたということでございます。
○平山委員 予算補助資料の194ページ、これを見れば、一般財源と特定財源が書いてあるんです。ここで特定財源も減ということになると、そもそもこれ自体が成り立たない話になるんですね。提案されている組み替え動議自体が。この自治法の210条、私一生懸命勉強したんですけど。ということになったら、ちょっとまずいんじゃないかなと。もう取り下げられたほうがよろしいんじゃないかなと思うんですが。
○長沢委員 出させていただきました動議ということにつきましては、今おっしゃられたように、特定財源のところについてここで漏れていたというような御指摘でありますけれども、もともと組み替えの性格というところにおきましては、こういった事業自身は必要ないということで出させていただいたということでありまして、その辺においては、修正等のそういうものとは違うということでは、落ち度としては落ち度としてありますけれども、そのことについては、全体としてはそういうことでは問題ないだろうというふうに思います。
○平山委員 歳入が変わってきちゃうんです。この繰入金も変わってきちゃうんです。そういう落ち度があるのを、私たちに議決しろとおっしゃるんですか。
○長沢委員 繰り入れのところで、歳入自身がそういう形で本来ならば減額しなければならなかったということはそのとおりでございますけれども、先ほどちょっとこの中でも出ております、そういう意味で基金の繰入額自身も変わってくるということで御理解いただければと思っています。
○平山委員 じゃあ、落ち度がある組み替え動議と認められるのでよろしいですね。
○長沢委員 この部分について、そういう形で記さなかったということはそのとおりでございますが、全体としてそういう形で落ち度があるというふうには思っておりませんので、御理解いただければと思っております。
○吉原委員長 他に質疑はございますか。奥田委員。
○奥田委員 瑕疵があるやのような御発言もありましたので、非常に質問としても残念だなというふうに思いながらの質問になってしまうんですけれども、確認をまずさせていただきたいんですが、提案されている日本共産党さんの総括の中で、風車の事業について、推進するべきというような趣旨での御発言があったやに記憶しておりますが、一方で、今回出されているものの6番の3項では、「風力発電事業計画(立地調査)の削除」とございますね。ここはお立場としてはどういった、総括との関係で一貫性がなかなか理解できないところであります。ここのあたり、少し御説明いただけますか。
○長沢委員 風力発電の事業計画の立地調査の削除でございますけれども、私どもは、風力発電の是非というところについては、将来においてまで手を縛るというふうには思っておりません。やっぱりそういった形での検討ということ自身は必要なものというふうには思っています。ただ、今回というか来年度の予算のということにつきましては、時期的にはもっと先でもいいんではないか。つまり、時期尚早ではないかという形で出させていただきました。あわせて、そこの中で5項目めに出させていただいたように、まずは住宅用の太陽光のシステムへの設置補助、こちらのほうで同じ同額の1,000万ということで、こちらのほうでまずは進めたらいいんではないかということで今回削除という形で出させていただいたということであります。
○奥田委員 これはお立場を明確にしていただきたいという趣旨でありますので、追求のほうは差し控えさせていただきます。
 あと、削減予算をされた派生的な影響について、幾つか気になった点がありまして、絞って御質問させていただきますけれども、東中野の駅前広場整備の件についても削除ということになってございますけれども、既にこの事業については具体的な進捗を見ているという状況の中で、とめてしまうというようなことになると、これを削除した後、共産党さんのお立場としては、どうされるおつもりなんですか。これ、とめてよしということでは、少し無責任な提案になってしまわないかなという心配をしているんですが、いかがでしょうか。
○長沢委員 この件につきましては、実際には上空活用ということが言われていますが、これは我が党もこの場所でも総括の質疑でもさせていただきました。ただ、実際には広場とはならずにJRのビルとなって、何らそういう意味で住民の皆さんに寄与するものではないという、そういう立場から、今回削除ということであります。
 ただ、今おっしゃられているように、実際に一定の進捗をされているし、また今後についてもということでありますけれども、その点につきましては、現在もやはり、特に今のビルの話で言えば、線路沿いの58番街の目の前が壁になってしまうというところであって、中野区が進めてきた共同事業についても凍結をしているという状況もあるというふうに伺っております。今後のことについては、やはり住民合意を得ながら、そういう形のところで、JRの責任も明確にしながら、そういう形で進めていくことが必要なのではないかということであります。
○奥田委員 ですから、ここを拝見している限りでは、削減されて、組み替えをされているわけですから、何らかのここをとめたことに対しての措置というものもあわせて御提案いただかないと、これだけ拝見していると、とめて、あとはどこかにお任せしてしまうような記述に見えてしまうんですね。そこのあたりの、削除されることについては、お立場としてされるということもあろうかと思いますけれども、その後の影響についてもあわせて読み取れる形にしていただきませんと、議論として俎上にのせるのは非常に難しいなということなんですけれども。
○長沢委員 それは委員の御意見として承っておきます。
○奥田委員 幾つか気になるところはありますけれども、もう1点だけ。3項のところで、「学校給食の食器の強化磁器への切り替え」というところについてでありますけれども、これは増額ということになってございますが、文教の議論の中でも、給食室の改修を伴わなければ、強化磁器の置き場がないというような議論もされたやに伺っておりますが、これは食器だけ切り替えたという扱いという理解でよろしいんでしょうか。
○長沢委員 これにつきましては、強化磁器の切り替えとともに関連するものについても、これが含まれているというふうに承知しております。
○奥田委員 誠実なお答えをぜひ期待したいところでありますけれども、本当にこの金額で改修も含めた予算として組み替えをなさったということと理解させていただいてよろしいんですね。
○長沢委員 これ自身は、強化磁器の切り替えということでありまして、その分を小学校と中学校の、小学校10校分、中学校3校分という形で計上させていただいたというところです。
○奥田委員 大変お聞き苦しいところなんですけれども、ここですね、強化磁器のみを変えると、置き場が改修しなければ担保できないというようなやりとりが既にあったやに伺っております。これ、どうされるんですか。強化磁器だけ入れてしまって、どうされるんですか。持って帰るんですか、子どもたち。空き教室に置くんですか。どうされるんですか。
○長沢委員 改修の経費については、失礼しました。こちらについては含まれていないということでありますけれども、食器のかご、配膳台なり等々、その辺については経費として含まれているということであります。もちろん、こういう形でそのままというふうにもいきませんので、それについては随時改修もしていくということであります。
○吉原委員長 他に質疑はございますか。北原委員。
○北原委員 経常経費の削減の観点から、理事者にお伺いいたします。
 区は、基準となる一般財源規模を670億円と想定し、これに向け、歳出削減に取り組むこととしている。組み替え動議では、経常経費化するものが、先ほどの伊藤委員の話だと12億円ある。つまり、670億円ベースの歳出に転換するためには、毎年度の削減額が12億円ふえることになります。一体どういった形で歳出を削減すればこれが可能になるのか、お尋ねいたします。
○長田計画財務担当課長 まず、まちづくりなどの投資的事業の多くは、基金活用や国・都の支出金で対応しております。いわゆる、特定財源というふうに申してございますが、特定財源で対応しておりまして、投資的事業における一般財源の充当率は高くないという状況でございます。そういう中で、歳出削減をしていくということについて、一般財源が充当している経常経費の削減に一般財源を削減するためには当たらなければならないという前提が置かれるものでございます。
 しかし、この経常的経費の削減に当たるというのは大変困難をきわめる課題であるというふうに考えてございます。今回、私どもが区議会にも御報告をいたしました「財政運営の考え方」の中でも、21年度の予算の執行から予算の統制をしながら1.5%以上の経費の削減に取り組むという課題をお示ししておりますが、それに加えて、さらに12億円ここにその経常経費の削減の課題が積み重なるということで、極めて困難な状況にあるという認識を持っているところでございます。
○北原委員 この組み替え動議に示されるように、歳出の削減というと必ずまちづくりの経費を削れというんですよね。これらの事業の多くは、基金活用や国や都の支出金で対応しており、一般財源の充当率は高くないということをここで確認しておきたいと思います。
 それから、事業の凍結、あるいは中断、あるいは中止ということになりますと、区民への影響は一体どういうふうに考えているのか。東中野の駅前整備のこと、それから警察大学校跡地の都市計画道路、この新設のこと。それから、中野駅周辺整備のことでありますけれども、こうした事業による区民への影響、中断、中止、あるいは凍結による区民への影響、このことを考えたときに、極めて無責任であるということを指摘しておきたいと思います。
 そこで、もう1点、理事者にお伺いをいたします。今回、12億円ふえた歳出を削減し670億円規模にするには、セーフティネットに関する経費にも手をいれなければならない、解決できないんではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○長田計画財務担当課長 歳出の削減に当たりましては、あらゆる経費についてこの可能性を追求していかなければならないというのが私どもの立場でございます。12億円ふえた歳出を削減していくというのは、先ほど御答弁させていただきましたように、大変な困難な取り組みだというふうに考えてございます。そういう意味で、あらゆる区民サービス、委員の御質問の中にもございましたが、セーフティネット機能も例外なくこの対象として行政のサービスを見直していかなければならない。そういう状況になると考えてございます。
○北原委員 最後の質問とさせていただきますけれども、貴重な時間を割いて、委員会でこの組み替え動議を審議するわけでありますから、先ほど他の委員からの発言もありましたけれども、瑕疵があるような、こういった動議を提案すること自体に問題があると言わざるを得ない。もう少し真剣に議会のあり方についてしっかりとした認識を持って提案をしていただきたいということを申し上げて、私の質問を終わります。
○長沢委員 先ほどの具体的には地域子ども施設の配置の計画でございます。数字のことでありますので、それは理事者の側に所管のほうに出していただきました。当然ながら、その点で確認をしていなかったということにおいては、先ほど言わせていただいたところでございます。
 しかしながら、全体としてのということでは、私ども何ら問題はないというふうに思っておりますので、そういう意味で御審議をいただければ、御賛同いただければというふうに思っているところです。
○吉原委員長 他に質疑はございますか。飯島委員。
○飯島委員 提案をされる方は、どう予算が組み立てられているのか、所管に問い合わせをして、それぞれ書いて出したんでしょうが、もう一歩奥深くぜひ御検討して、恥ずかしくないような、皆さんから本当に無責任だなと、こう指摘をされるような、そういう組み替え動議の提案は、ぜひ今後慎んでいただければ大変ありがたいなと、こう思います。だから、お出しになるなら、それ相応の御準備をしていただきたいと思います。
 その上で、自治法の94条というのがありまして、議会の修正、予算の修正権についての規定があります。「組み替え動議ですから」というような発言も提案者にございましたけれども、しかし、これだけの額の、15億円余の増額の組み替え動議。ここには、増額修正の場合は、長の提案権との兼ね合いを考えなきゃならないと、こういう規定が自治法にはあるわけですけれども、この15億円も増額をしろというような、こういう増額の修正。これについては、区長はこの自治法94条との兼ね合いでどのように受けとめますか。
○田中区長 予算案を編成いたしました編成にかかわる基本的な意図といったようなものにかかわってくる内容とならざるを得ないだろうと、このように思うわけでありまして、長としての提案権が侵されるというふうに言い切るかどうかは別にして、私は甚だ遺憾な内容になると、こう思っております。
○吉原委員長 よろしいですか。
 他に質疑はございますか。酒井委員。
○酒井委員 本当に皆さん、非常に高尚な御意見で、僕は急に細かいお話になってしまって申しわけないんですが、どうしてもちょっと見落とすことができないなと思って、僕、昨年も質問をさせていただいたんです。そのことをお忘れになったのかなと思ってですね。
 まず、例えば、6番だと、不要不急のこの歳出を見直すんだと。これは来年度に当たりまして、この施策は展開していかないほうがいいだろうということで削減されているわけですよね。
○長沢委員 そのとおりでございます。
○酒井委員 それで、新しく計上されているものは、中野区民の皆さんにとって必要であるだろうと思って、また計上されているんだと思うんです。しかし、僕、昨年もお尋ねさせていただいたんですけれども、共産党さんが学校再編に関しては反対しておる中で、学校再編の予算については計上されて、カットしていないと。削除せずに、学校再編の予算に関しては削除せずに、それでかたくなに小・中学校の女子トイレの擬音機の設置に関しては計上されているんですよ。僕、これはちょっとおかしいでしょうと。もう本当にこの擬音機にずっとこだわられて、昨年も指摘させていただいて、それは覚えておいていただいた中で、せめてしっかりやっていただきたいなと思ってしまうんです。
 それから、先ほど、文教分科会の主査報告があった中で、そこでも学校給食の食器の強化磁器の切り替えに対して、そこの報告もされているんですよ。ならば、給食室の改修の予算も入れ込むべきだと思いますし、ちょっとそのあたりをせめてやっていただかないと、昨年、同じ質問をまたしているんですよ。僕、質疑したくないんです。ですので、ちょっとそのあたりを、やっぱり理事者の皆さんも年度末でお忙しい中拘束されるわけでありますので、ちょっとそのあたり、しっかりとですね……、何ですかお聞きしましょうか。じゃあ、文教委員長、よろしいですか。
 そうしたら、戻りますが、そういうふうになっちゃうと聞いてしまうことになるので、あまり僕はそういうのしたくないので、指摘だけさせていただきたいなと。だから、今後、気をつけていただきたいと思うんですよ。そのあたり、どうですか。昨年も同じ質疑しているんです。そして、長沢さん、お答えになっていないんです。いかがですか。
○長沢委員 委員から昨年も質疑があったことは覚えております。
 統廃合の計画については、私どもは議会の場でも、本会議や総括の場でも問題にさせていただいているように、今の区の進め方なり今のやり方については問題があるというふうには思っております。同時に、実際に進んでいくところについて戻せであるとか、そのこと自身をということについては、今回、組み替えにはしておりません。前回についても同じです。
 それで、中後期の計画というところで、たしか今年度の実施についても予算がついていたのかなというふうに思っています。議論していくこと自身のそういった予算ということにおきましては、前提が統廃合をということで、廃止や統合していくということが前提ということ自身については問題があるというふうには思っておりますけれども、しかし、議論そのものをしていくこと自身については、私どもはやっぱりやるべきであろうというふうには思っているところです。
 擬音機のことにつきましては、これはやはり必要ではないかということで、計上させていただいたということであります。
 またなお、当然ながら、先ほど説明の中でも申し上げましたけれども、この中には含まれていないというものはありますので、その辺についてはそういったことが御理解いただければと思います。
○酒井委員 そのあたりをしっかりとしていただきたいなと。今進んでいるものはとめないんだとおっしゃいましたけれども、東中野の整備に関しても全額削除されているんですね。だから、そういったところをしっかりとやっていただきたいなと。
 それからまた、施策の一貫性の中で、例えば4番、「子育て世代と若者のくらしを応援する」、共産党さん、今回の1定におきまして、一般質問、それから総括質疑、それから予算分科会におきましても、しきりに待機児童の解消を訴えておられましたが、こちら入っていないんですね。すると、どうなのかなと思ってしまいますので、そのあたり、ちょっとさっきの学校再編の話と、また来年度もし出されるのならば、そういったところをしっかり考えて、本当に皆さん拘束されますので、ちょっとそのあたりもぜひ加味していただいて、お考えいただきたいと思います。
○吉原委員長 他に質疑ございますか。会派は、もう皆さん、よろしいですね。
 じゃあ、無所属の委員の方で、佐藤委員。
○佐藤委員 これがいただいたのがきのういただいた、ファクスで。私、いませんで、きのうすごく夜遅くて、それは遅く帰ってきた私が悪いんですけれども、けさ見たので、ちょっと吟味している時間が全くないんですけれども、そういう提出のされ方について、先ほど理事会でもそういう問題があったんですけれども、その辺について、非常にこちら側について検証している暇がなかったということについては、どうお考えになりますか。
○長沢委員 その辺につきましては、本当に申しわけなかったというふうに思っております。
○佐藤委員 それで、その辺については、今後提出されるに当たっては、今後また議運協の場でまた議論されるということですけれども、本当に非常に細かいことなんですけれども、厚生分科会を担当しているところで、さっき地域子ども施設配置計画調整のところでの御意見が出ていて、ここの金額が違っているので、金額そのものが違っているので、削除する金額そのものが。ここの予算補助資料に出ているのを言えばいいですか。194ページ、1億3,916万5,000円で、こちらに載っている金額と違うんですけども、それはどうなんですか。
○長沢委員 子ども家庭部、担当のところにこの点について、組み替えの動議にあるように、白桜、新山、江古田小のということで削除をということでお願いをしました。それで、金額として出てきたのが1億3,894万5,000円ということであります。
○佐藤委員 予算補助資料の194ページと――あちらに聞けばいいんですか。すみません。その計算の根拠が、先ほど特定財源というのは、特定財源を引いても違っているんですけれども、それについてはどんな説明があるんでしょうか――というか、提案される側が、やはりそのことについてちゃんと説明できるように、理事者ときちんと議論して数字をつくられるのが普通じゃないかと思って、私は提案されている側にお聞きしたんですけれども、提案されている側がわからないようですから、いかがでしょうか。
○長田計画財務担当課長 予算説明書補助資料の194ページのお尋ねでございますが、ここで事業メニューとして地域子ども施設配置計画調整ということでお示しをさせていただいておりまして、21年度の歳出の予算額としては1億3,916万5,000円というふうに計上させていただいてございます。これは、事務的な経費も含めた額としてでございまして、対象とします具体的な内容はキッズプラザの設備工事とそれに関連する経費ということでございます。
 特定財源のほうは、東京都からの支出金でございまして、広く子育てひろば事業の実施の関連について交付される特定財源ということで、この明細書、説明書の補助資料の形のように整理をさせていただいているということでございます。
○佐藤委員 この辺の説明も、今説明を受けたんですけども、非常に分科会のところでも、さっき私が報告させていただきましたけれども、歳入のところでも、この子育てひろば事業に関する特定財源ですよね。それがどこに使われているのかについて、たしか私のほうもちょっときっかけになる質問をさせていただきましたが、共産党の同じ来住委員のほうからも、このことについては質問がされていたところです。それで、それがほかの東部地域センターで行われるピヨピヨ広場などの、そういう区民の方がなさる財源にも使われているということで、こちらに一括してたしか含み込みましたという、そのときに理事者側の御答弁があったように記憶しているんですけれども、今回、この部分についての特定財源、さっき飯島委員のほうからもお話がありましたけれども、必ずしもここの計画調整にかかわる財源だけではないというところで、そのことについてもここに入れ込むのがいいのかどうなのか。ちゃんと本当は仕分けをして入れ込むことが必要であるということでの議論も、分科会で来住委員のほうからも出ていたと思うんですけれども、そういう精査もされないでここに――だから、そういう精査をしていくのは、もちろんこちら側との問題があるんですけど、今、長沢委員から出された提案について議論しているので、長沢委員、共産党議員団のほうから出されましたこの削除のところの数値の根拠というのが、特定財源を含めても全然そういう議論も含めて精査されていないという気がしましたので、御指摘申し上げたいと思ったんですけれども、その辺についての御意見がありましたら、お伺いしたいと思います。
○長沢委員 先ほど、他の委員さんのほうからも御指摘をされたところでありますけれども、理事者側からのデータということにおいて、やはりこちらとして精査が足りなかったという御指摘だと思っておりますけれども、御意見として伺っておきたいというふうに思っております。
○佐藤委員 そういうことで言うと、提案そのものが非常に、提案される側がきちんと説明できる数値として組み立てられているように思いません。時間がかかるので、ここの例えば「障害者サービスにかかる1割負担軽減策の拡充」のところでの数値も、1割負担だけじゃなくて、たしか3%のところもあったかというように思うんです。その積算根拠についても聞きたいんですけれども、時間がかかりますのでそういうのは省きますけれども、例えば、そういうことも含めて、きちんと御説明できるようにしておいていただかないと、今回ここの計画調整費についても、提案されている側が十分説明できていないということについて御指摘申し上げて、質問を終わらせていただきます。
○吉原委員長 他に質問はございますか。よろしいですか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○吉原委員長 他に質疑がなければ、以上で組み替えを求める動議に対する質疑を終結します。
 長沢委員は、自席にお戻りください。
 冒頭に確認したとおり、討論は省略します。
 これより、第7号議案から第12号議案について、順次採決を行います。
 第7号議案、平成21年度中野区一般会計予算ですが、初めに、組み替えを求める動議について、起立により採決を行います。
 お諮りします。本動議に賛成の委員は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○吉原委員長 起立少数。よって、本動議は否決されました。
 次に、第7号議案、平成21年度中野区一般会計予算原案について、起立により採決を行います。
 お諮りします。第7号議案を可決すべきものと決するに賛成の委員は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○吉原委員長 起立多数。よって、第7号議案は可決すべきものと決しました。
 次に、第8号議案、平成21年度中野区用地特別会計予算について採決を行います。
 お諮りします。第8号議案を可決すべきものと決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○吉原委員長 御異議ありませんので、さよう決します。
 次に、第9号議案、平成21年度中野区国民健康保険事業特別会計予算について、起立により採決を行います。
 お諮りします。第9号議案を可決すべきものと決するに賛成の委員は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○吉原委員長 起立多数。よって、第9号議案は可決すべきものと決しました。
 次に、第10号議案、平成21年度中野区老人保健医療特別会計予算について採決を行います。
 お諮りします。第10号議案を可決すべきものと決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○吉原委員長 御異議ありませんので、さよう決します。
 次に、第11号議案、平成21年度中野区後期高齢者医療特別会計予算について、起立により採決を行います。
 お諮りします。第11号議案を可決すべきものと決するに賛成の委員は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○吉原委員長 起立多数。よって、第11号議案は可決すべきものと決しました。
 次に、第12号議案、平成21年度中野区介護保険特別会計予算について、起立により採決を行います。
 お諮りします。第12号議案を可決すべきものと決するに賛成の委員は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○吉原委員長 起立多数。よって、第12号議案は可決すべきものと決しました。
 この際、区長から発言を求められておりますので、これを許可します。
○田中区長 一言ごあいさつを申し上げます。長時間にわたりまして熱心な御審議をいただきまして、ありがとうございました。ただいま平成21年度予算案につきまして、可決すべきものとの御決定をいただきましたことに御礼を申し上げます。御審議の中でいただきました御意見等につきましても十分配慮いたしまして、積極的な区政運営に努めてまいります。ありがとうございました。
○吉原委員長 なお、お手元に本委員会における資料要求一覧の最終版を参考として配付いたしましたので、御確認ください。
 以上で本日の予算特別委員会を散会します。
      午後2時49分散会