平成24年08月29日中野区議会建設委員会 平成24年08月29日建設委員会 中野区議会建設委員会〔平成24年8月29日〕

建設委員会会議記録

○開会日 平成24年8月29日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後2時42分

○出席委員(8名)
 南 かつひこ委員長
 高橋 かずちか副委員長
 中村 延子委員
 内川 和久委員
 いながき じゅん子委員
 吉原 宏委員
 久保 りか委員
 来住 和行委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市政策推進室長 長田 久雄
 都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
 都市政策推進室副参事(にぎわい・商業振興担当) 滝瀬 裕之
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、
 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄
 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)、
 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 石井 正行
 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 佐々木 啓文
 都市基盤部長 尾﨑 孝
 都市基盤部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当) 田中 正弥
 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
 都市基盤部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 佐藤 芳邦
 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 高橋 均

○事務局職員
 書記 江口 誠人
 書記 細川 道明

○委員長署名

審査日程
○議題
 安全で快適に住めるまちづくりについて
 産業振興及び都市振興について
 道路・公園等の整備について
 防災及び都市安全について
○所管事項の報告
 1 中野区産業振興ビジョン(案)について(産業・都市振興担当)
 2 中野の逸品グランプリ2013の開催について(にぎわい・商業振興担当)
 3 控訴事件の判決について(中野駅周辺まちづくり担当、都市計画担当)
 4 (仮称)沼袋駅周辺地区まちづくり検討会の設立について(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 5 平成24年度(2012年度)第1回中野区都市計画審議会について(都市計画担当)
 6 区立アカシア広場の廃止について(道路・公園管理担当)
 7 「2012東北復興大祭典 なかの」開催に伴う「東北復興祈念展」の実施概要について(生活安全担当)
 8 その他
  (1)群馬県みなかみ町とのなかの・里まち連携宣言式及び里・まち連携物産展の実施について(にぎわい・商業振興担当)
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 本日の審査に当たっては、午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 安全で快適に住めるまちづくりについて、産業振興及び都市振興について、道路・公園等の整備について、防災及び都市安全についてを議題に供します。
 所管事項の報告を受けます。
 1番、中野区産業振興ビジョン(案)についての報告を求めます。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 それでは、お手元の資料(資料2)、中野区産業振興ビジョン(案)につきまして御報告をさせていただきたいと存じます。
 本件につきましては、先般、7月の本委員会のほうに素案という形でお示しをさせていただきました。その後、所定の手続によりまして意見交換会を経まして、案という形にまとめたものでございまして、案自体の御報告並びに意見交換会の結果について、今般、御報告をさせていただくものでございます。
 それでは、まず意見交換会、1枚目のものですと2番の項になりますけれども、意見交換会の概略を御報告させていただきたいと存じますので、恐縮です、別紙の3のほうをごらんいただきたいと思います。
 ビジョン(素案)につきましての意見交換会実施結果でございます。
 1番、実施状況でございますが、開催日時と会場につきましては、記載のとおりごらん願いたいと思ってございます。
 参加人数でございますが、1回目が5人、2回目は0人、3回目が6人、都合11人でございました。
 意見の概要と区の見解につきましては、(2)以降になってございます。
 まず全体に関するもの、おおむね4項目にまとめてございます。例えば、1番でございますが、人口動態等について織り込みはどうなっているか、それから四つ目でございますけれども、優先度、あるいは数値目標といったものはどう考えているのかというような御意見、御指摘がございました。これに対しまして、区のほうといたしましては、人口減少は緩やかでございますけれども、高齢者の単身世帯等の増加が見込まれているといったようなことから、さまざまな地域生活への支援、ライフサポートに係るニーズが高まるものということで重点分野を考えているといったような御説明、それから、やはりこうした重点分野が優先度が高くなってくるだろうという見解をお示しさせていただいたところでございます。指標につきましても、進捗を把握できるような指標を検討しているところだとのお話をさせていただいたところでございます。
 次に、戦略のIに関するもの、2項目ほどにまとめてございます。進出大学の学生や若者の活用といったことはどう考えているのか、考えるべきではないかという御意見がございました。区のほうといたしましても、進出いただきます大学の学部・学科等、そういった特色を踏まえた連携を進めてまいる方向性をビジョンに盛り込んだということをお答えしてございます。
 お開きいただきまして、戦略のIIのほうに移らせていただきます。
 11項目ほどになってございますが、2番目、3番目ですと、経営が必ずしもうまくいっていないものの、例えば業態転換等の支援、こういったものが必要だといったような御意見がございました。これにつきましても、やはり重点分野としてこれからニーズが高まっていくところにこそビジネスチャンスがあるだろうとの考え方から、そちらへのサービス提供が進むような支援を考えてまいりたいといったようなお答えをさせていただいたところでございます。
 それから、五つ目、六つ目ですと、商店街振興についての御意見等も賜ってございます。本ビジョンの中に商店街振興に係る方向性、ビジョンに触れているところがございました。どういった予定なのかといったような御質問がございました。これから予算編成の中で具体的な施策への構築を図ってまいると、そういった過程の中で検討していくことになるといったような考えを示したところでございます。
 それから、7番目以降でございますが、観光に力を入れてほしい、あるいは中野のブランドといったことについてどう考えているのかといったような御意見、御質問がございました。これにつきましては、先般御報告させていただきました都市観光ビジョン、これによって区も取り組みを重視しているところだと。それから、さまざまな中野の個性といえるような観光資源、これのブランド化を進めていきたいといったような考えをお示ししているところでございます。
 それから、次のページに移りまして、戦略IIIの(1)に関するものでございます。こちらは重点分野というところでございましたが、一つ目で、ICT・コンテンツ産業の集積に向けてはオフィス床等の整備が必要だと、あるいはITインフラを整えることがさまざま企業立地の魅力につながるのではないかといった御意見を賜ったところでございます。区といたしましても、立地環境の整備というハード面の整備といったことに加えて、ソフト面での機能的なサービス、機能的な魅力を感じてもらえるような取り組みを進めてまいりたいといったような考えを示させていただいたところでございます。
 同じく三つ目等では、インキュベーションで成長した企業をとどめるための考えはどうかということでございますが、同様に産業振興拠点等々のソフト的な機能面、これを拡充してまいりたいというようなことでお答えをしているところでございます。
 4点目では、なぜ、23区の現状としてはそうそう多いわけでは、ほぼ真ん中ぐらいの企業立地数であるICT・コンテンツ産業を重点にしたのかという御質問がございました。これにつきましては、議会のほうにも御報告をさせていただいてきたところでございますけれども、一定の親和性があるという調査結果も踏まえ、またこれからさらに重要性が増すであろう、活用の利便性が増すであろうICT・コンテンツに着目したものだというところをお答えしているところでございます。
 もう1枚おめくりいただきまして、戦略のIIIの(2)、これはライフサポート関連産業にかかわる部分でございます。ここでも御意見等賜りました。
 2番目では、介護に関しては予防に重点を置くことが大事である、あるいは待機児童をなくすことが、さまざま産業振興、雇用創出にもなっていくだろうという2番目、3番目のような御意見を賜ったところでございます。これにつきましては、やはり予防の部分で産業界でできること、民間サービスができるところがあるだろうと、そういったところから重点として据えているというような考えをお示しさせていただいたところでございます。また待機児童については別途対応しているところでございますが、これに伴って、女性や高齢者といった方々、企業OBといった方々などの就業、あるいは創業といったことを想定した方向性での支援、これもビジョンに盛り込んだといったところでお答えをしているところでございます。
 4番目以降、商店街に関しての御意見、御質問がございました。来街者への誘導策についての支援が欲しい、空き店舗の活用も必要である、あるいは買い物難民や災害時に役立つ商店街といったことが重要と思っていると。どのような対策等が考えられるかといったようなことがございました。これにつきましては、区のほうといたしましても、このビジョンの中では、地域や時代のニーズを踏まえた地域生活をトータルにサポートしていく商店街、その中には見守り、安心、支えあいといったような表現で、防災等も含めて生活ニーズにこたえていく商店街を方向性として示させていただいたというところで、お答えをさせていただいたところでございます。具体化につきましては、商店街の方々と十分に協力して取り組んでまいりたいという考えをお示しさせていただいたところでございます。
 最後、3章のところでございますが、産業振興協議会、これについての構成はどうかといったような御質問がございました。産学公連携や、その他産業振興全般についての政策を協議する場ということでございまして、関係団体等で構成してまいりたいというお答えでございます。
 それから、最後のページでございます2番、団体等との意見交換会の実施状況でございます。これはいわゆる自治条例に基づくものではございませんが、この産業振興ビジョンといったような性格から、これらの業界のほうとも意見交換を重ねてきたところでございます。お読み取りいただければと思ってございます。
 以上が意見交換会でいただいた御意見と、それに対する区の見解でございました。特にこの意見交換会を踏まえて、直ちにビジョンのほうを修正すべき、反映すべき事項というものはなかったというふうに承知しているところでございます。
 これとは別に、素案の段階でさらに成果指標等について検討を加えておったところでございますが、主な変更点という形で、案についての御報告を次にさせていただきたいと存じます。
 別紙の1と別紙の2となってございますが、別紙の2のほうに主な変更点をまとめてございますので、ごらんいただきたいと存じます。
 主に変更いたしましたのは、ただいまお話しさせていただきましたとおり、成果指標についての変更という部分でございます。その他につきましては、「てにをは」、あるいは若干の脚注の充実という部分でございます。
 それでは、別紙2をごらんいただきます。右側が素案でございまして、左側が今回御報告する案となってございます。
 素案の段階ですと、事業所の数、あるいは販売額、従業者数といったような指標を掲げさせていただいたところでございましたが、これは国の調査結果等を踏まえて、客観的なデータをとろうということで掲げたものでございましたが、数年に1回という調査で、なかなか毎年毎年の進捗をはかれるものではない、そういった難点がございました。それで、それにかわるような、しかも施策との連動性が見ていけるような指標を検討してきたところでございます。
 その結果、戦略のIにつきましては、定性的なことになりますけれども、区内で事業を継続したいと考えている事業所の割合、それから、勤務地が中野区内であることに満足している働いている方々の割合、これをアンケート調査等によりまして把握してまいりたい、このような指標に変更してございます。
 それから、戦略のIIの中小企業の振興というところでは、経済状況等々の影響はいずれにしましても受けますが、それとはかかわりなく、前年比での売り上げがふえている、そうした事業所の割合をとることで、頑張っている事業所というものが見えてくるんだろうというようなことから、この指標を選ばせていただいてございます。
 また、施策の取り組みの中にもございますが、ビジネスフェア、これが中小企業にとっての企業PRや商談の成立のチャンスということでございますので、そこに出展した事業所数をとってまいりたいということで変更してございます。
 それから、最後、戦略のIIIでございますが、重点分野でございます。ICT・コンテンツ関連の事業所数については変えてございません。これとは別に、ライフサポート関連につきましては事業所数ということではなく、実際のサービスを提供しているという事業所を調べて、その増加率で指標としてまいりたいというふうに思ってございます。調査初年度は25年度を考えてございますが、それを100とした指数でお示しをしたいというふうに思ってございます。
 以上が、素案から案への主な変更点、成果指標のところでございました。
 この実際のものにつきましては、別紙1が案の本体でございます。それぞれの記載のページ、お読み取りいただければと存じます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
来住委員
 御報告いただいた、まず1ページの意見交換会ですけども、3カ所で11人の参加にとどまっていますけども、南中野区民活動センターは一人もいらっしゃらない。0人ということで、一つは8月のこの暑い盛りというか、時期の問題も考慮されたのかなというのが1点思います。
 それから、例えば南中野であれば、近隣の商店街や区商連含め、商工団体含め、一定のこの説明会についての何らかの紹介をなさるとか、そういうことはなさったんでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 実際この時期、暑いというような御指摘がございました。ただ、実際の会場のほうでは冷房等も入ってございますので、お越しいただくまでは御苦労いただくかと思いますけれども、全体のスケジュールから、やむなく設定をさせていただいたところでございます。
 それから、宣伝PRにつきましては、商工団体等を通じての宣伝を図ったところでございます。
 それから、先ほど報告で最後1点、申し忘れてございました。今後の予定でございますが、9月にパブリック・コメントをやらせていただきまして、10月に決定、そして議会のほうに報告をさせていただきたいと考えているところでございます。失礼いたしました。
来住委員
 せっかくやる意見交換会ですので、一定のある程度の意見が反映できるような段取りが必要だろうというふうに、準備と段取りが必要だろうということを申し上げておきたいと思います。
 もう1点、区民の意見のところで、2ページの5番で、商店街振興のビジョンについては、早目の推進が必要だと思うが、いつごろの予定かという御質問が、意見がありますが、これに対しては、具体的にこのビジョンの策定の時期などについては、この回答ではちょっと読み取れないんですが。来年度の予算を取りまとめていく、商店街振興のあり方もこの過程で考えていくということでお答えになっているんですが、商店街振興のビジョンということで、この来年度の予算ということとの関連ではないのかなと思うんですが、そういうことでよろしいんですか。商店街振興のビジョンについては、来年度の予算を考える中で、商店街振興のあり方もこの過程の中で考えて方向性を出していくと、ビジョンの方向性を出していくということでとらえてよろしいんでしょうか。
長田都市政策推進室長
 まず、何よりも一番基本になるのが、きょう御報告をさせていただいております中野区産業振興ビジョンでございます。この中に商店街の今後のあり方、再生の方向というものも考え方としてはお示しをさせていただいておりますので、10月にこれを正式決定した後、直接は来年度、25年度予算にどのように反映していくかということの議論を私ども進めていかなければならないというふうに考えております。
 これとはまた別に、そういった政策論議をしながら、別にビジョンとしての体系立った取りまとめというものが必要だと思っております。その成果物が、こういったビジョンについての議会への御報告、それから関係団体との意見交換をしながら、最終的にビジョンとしてまとめていくということになると思います。今のおおむねのスケジュールですと、年明けぐらいのところでは何らかの形で、例えば商店街振興のビジョンの考え方の整理というような形でお示しできるように努力はしていきたいと考えております。
来住委員
 数少ない意見、要望の中でも、この商店街に対しては空き店舗の活用や買い物難民への対策、災害時の商店街の役割なども極めて具体的に意見として出ておりますので、急がれる商店街の振興のビジョンというものを、ぜひ具体的にこういう方々にこたえられるような形でお示ししていただき、計画していただきたいということを申し上げておきます。これは要望で結構です。
内川委員
 それでは、まずこの意見交換会実施結果のほうなんですが、一番最後にいろんな団体さん、これが挙がっておりますけれども、この団体さんを選んだという何か基準はあるんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 まず最初に三つほど、東京商工会議所、工業産業協会、それから商店街連合会がございますが、いわゆる商工3団体ということで、産業・商業の観点では抜かすことができない、常に区と連携も図っておる団体であるということで、第1にこの3団体を考えているところでございます。それから、中野区産業懇談会は区のほうがこういった関係団体から御推薦をいただいた懇談をしていくという場を設置してございまして、こちらでもさまざま区の施策その他について御議論いただいているという場でございます。それから、NPO法人の中小企業診断士会等につきましては、今回、産業振興協議会、ICT・コンテンツ産業の振興協議会のほうにも御協力を願ったような関係もございまして、中小企業の実態、区内の99%を占めます中小企業の実態等についても詳しいというようなことで、御意見を伺いたいというふうに考えたところでございます。それから、特に社会福祉協議会、介護サービス事業所連絡会等につきましては、ライフサポート関連産業という一つの重点柱を出したところでございますので、こういった取り組みについてどういったことが考えられるのか、ぜひ伺ってみたい業界といいますか、団体ということでございましたので、御意見交換をさせていただいたというようなことでございます。金融機関につきましても、中小企業振興のところでも触れてございまして、その役割等がビジョンで触れてございますので、関係機関ということで御意見を賜りたいということで選ばせていただいた、こういうことでございます。
内川委員
 この意見・要望の中に、後ろの各種団体さんの意見・要望、これ全部入っているということですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 中には入ってございません。こちらは所定の形でございまして、自治条例に基づく意見交換会についての中身だけを報告させていただくという形でございます。
内川委員
 そうすると、各種団体さんの意見・要望を我々が知る手段としてはどういったことになりますか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 ここで私のほうから口頭での御報告をさせていただくような形になりますが、いただきました御意見といたしましては、確かに、この記載しているものには入れているわけではございませんけれども、同じような御意見等も多々賜ったところでございます。それから、成果指標についても売り上げとかということで大きくとらえるということですと、具体的な施策との関係が見えないと、もう少しそういったものを考えてもらってはどうかといったような御意見、それから、さまざままちづくりとの関係で産業振興分野との連携をもっと図ってほしいというような御意見等々いただいたところでございました。
内川委員
 それと、素案から案への主な変更点で、例えばこの9ページ、素案では国際会議の区内開催数が、案では勤務地が中野区内であることに満足しているワーカーの割合、あと12ページの、例えば区内事業所の従業者数が、案では区内外のビジネスフェアへ出展した区内事業所数と、これ、大きく内容が変わっていますよね。これ、素案から案に変えるときに、こういった足すのではなくて、あえてまるっきり変えてしまったという何か理由があるんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 確かに、最初の素案の段階でお示ししました区内事業所数等につきましても、我々としては注目する数値だというふうに考えているところでございまして、その重要性は変わっているわけではないと考えてございます。ただ、これは国の調査でございまして、3年に1回とかという調査結果でございますので、区の取り組みによる影響を見ていくものとしてはちょっと使いにくい。それから、とらえている指標の大きさというんでしょうか、重さというんでしょうか、これが大きいものでございまして、なかなか区、自治体の施策との因果関係をとらえていくのも見えにくいといったような難点がございました。こういったことについては、経済調査、国の調査等を常に注視はしてまいりたいと思ってございますが、このビジョンの進捗を見ていく上では、こうした、より施策との関連が見やすい、かつ毎年一定の調査経費で数値がとれるようなものが望ましいということから、こちらに置きかえさせていただいたというものでございます。
内川委員
 そういうことを言っているんじゃなくて、例えば9ページとかだったら、国際会議の区内開催数が、案では、勤務地が中野区内であることに満足しているワーカーの割合と全く変わっちゃっているわけですよ。だから、その国際会議の区内開催数を削って、このワーカーの割合というのに変えた何か理由、何で削ってしまったのか、何で調査の案件をふやさないで削ってしまったのかというのをちょっと聞きたかったんです。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 ここのまず戦略Iのところでございますが、新たな企業の集積ということで、戦略といたしましては、魅力的な立地環境を整えていくという戦略にしてございました。その一つの端的なものとして、数がふえていけばということと、それから国際会議ということが区内でまだ開かれてございませんので、これによって魅力の一端を感じ取ることが、はかることができるかなということで、この国際会議に着目したわけでございますが、やはり限定的な指標ということもございました。それよりも、立地したいという魅力を端的にあらわすためには、これを置きかえたということではございませんけれども、事業を継続したい、あるいは中野で働くことが魅力であるという指標でありますと、企業自身が立地環境のよさを感じているかどうかの測定ができること、それから、アフターファイブや自己啓発などワーカーの方々の周辺環境、これもよければ魅力に感じていただけるであろうというようなことから、企業立地にとっての魅力をはかるには、より適切な指標であるということから、こちらに変更させていただいたというところでございます。
久保委員
 すみません。今のところなんですけど、私もすごくひっかかっていて、国際会議の区内開催数という目標、そもそもこれを前回目標にしたのは何か理由があったんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 別紙の1というビジョンの案の本体のほうをごらんいただきますと、目標とする姿のところで、大規模なコンベンション等、あるいは集客力のあるイベント等によって、新たな東京のにぎわいが創出されているといったような将来像も描いてございました。これが企業の立地の魅力の一つになるであろうということと、それから、さまざまな企業集積を図るに当たって、そういう環境も整っているというようなことが企業立地の魅力になるのかなということで将来像を描いたところでございます。それを一つ指標としてとるのも意味があるのかなというふうに考えたところではございました。
久保委員
 それで、それを変えた。だけど、目標とする姿の中には当然これは、ここは変わっていないわけですよね。だから、目標とする姿だったりとか、現実に向けた戦略だとか、主な取り組みの、こちらのほうは全く変わっていないんだけれども、ここの、要は表の中の成果指標と目標値だけが変わったわけですよね。それがとても不思議な気がするんですよね。これは一体のものであるはずなのに、こちらの目標とする姿というものは変わっていない。なんだけれども、成果指標と目標値は変わっているというのが、本来だったらどちらも変わるというか、目標とする姿がこういうふうにあって、それが成果指標と目標値というところに反映されていると思うので、ここは全くいじっていないんだけれども、こっちの表だけが変わってきているというイメージなんですね。
 それで、今おっしゃったように大規模なコンベンションや集客力のあるイベントなどによってという、これはもう、こちらは前回の素案も案もどちらもあるわけじゃないですか。どちらもあるのに、ここのところだけ下げてしまうと、プラスしたんじゃなくて、なくしてしまうと、もうこういうものを例えば呼び込もうという気がなくなったのかなとか、大規模なコンベンションができるような集客力のあるそういう施設ができる予定がなくなっちゃったのかなとか、そんなふうに思っちゃうわけですよね。こういうことが上にあって、成果指標と目標値というのがつながっていると思って前回見ていましたから、そこが削られてしまうというのはとても不思議な気がするんですけれども、そこは別に変わったわけではないわけですね。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 御指摘のとおり、目標とする姿自体、それから、それに向けた戦略や取り組みについての変更はございません。ただ、国際会議というその一点の数だけを見て、まあ、それも一つの象徴的なものであろうとは考えたので、前回、素案の段階では指標にとっておったわけでございますけれども、あくまでも企業立地のごくごく一部になってくると。またそれは周辺環境、直接的というよりも周辺環境的な部分での指標でもあったという点では、本当に立地環境を魅力としてとらえてもらっているのかどうかを、これをなかなか端的にあらわし得て、十分にあらわし得ていない可能性があるというような懸念はございました。そのようなことで、より適切にとれるものとして、例えば取り組みとしては、都市基盤の整備によって中野の魅力に思っている。その中には周辺環境もある。ワーカーにとっての働きやすい環境などもある。また産学公連携によってワーカーさんが自身の技術など知的欲求を満たしていくといったような取り組みもしやすいなどの取り組みによって、企業立地、進出の魅力になれば、そのほうが――ということが企業立地の魅力になるだろうというようなことで、そこを押さえていくことで、ここの戦略の達成度、取り組みとの関連性を見ながら施策を進めていけるだろうということで、今回変更させていただいたというものでございます。
久保委員
 私は、国際会議の区内開催数というのを何が何でも入れろと言っているわけではないんだけれども、イメージがすごく違っちゃったなという感じがしますね。ある意味、地に足がついたような目標になったのかなと。きちっと数字も割り出しやすくて、何を目的としているのかがわかるようなことにはなったのかなとは思いますけれども、でも一面、国際会議ができるような、そういうまちづくりというか、そういうことも中野区は目指しているんだということが前回象徴されていたのかなと思っていたので、何となくそこは、その部分では後退してしまったようなイメージがあります。
 これ、アンケート等を実施する予定ということで、今までは国のいろんな調査に基づいてやっていた目標値だったので、今回はこう変えたというようなお話がありましたけれども、これは中野区がアンケートを実施する予定なわけですね。今まではこういうアンケートは実施していたのかいなかったのか。いたとしたならば、結果はどうなったのか。それで、もしこれから始めるとするんだったらば、どういったアンケートの手法を使って調査を行おうと思っているのか、お答えください。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 こういった調査については継続的には実施してございません。大分古いデータで一度、外注か何かで調査したことはございますけれども、その後もう数年、5年以上でしょうか、そういったデータ等の集約はしてございません。
 これにつきましては、区内で事業所を継続したいという事業所の割合、これにつきましては、先ほどもあった商工3団体等にアンケート調査をかけることで経費節減も図ると同時に、情報の共有も図れるかなと、団体との情報の共有も図れるかなと思ってございます。そんな手法が考えられるところでございます。
 それから、勤務地についての満足の調査、こちらについては、さまざまな工夫があるかと思ってございますが、場合によってはネットサンプル調査といったような手法、これは一定の経費はかかりますけれども、調査員を使っての大々的な調査に比べれば大分格安でできるといったようなものも最近ですと活用の道があるかな、そんなような工夫をしてまいりたいというふうに思ってございます。
久保委員
 それはじゃあ、次年度からそういった調査を開始するということですよね。
 あと19ページのほうのなんですけれども、ICT・コンテンツ関連産業の事業所数というのがあって、その下に、従業者数というのがありますね。これは、この事業所数という上にあるところで働いている従業員の方たちの人数ということなんでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 今、別紙2で素案の段階のときの部分での御質問かと思いますが、これ自体はライフサポート関連産業としてくくった産業分類上の業種、これに該当する事業所と従業員数ということでございました。
久保委員
 失礼しました。それで、これが変わったわけですよね。これは、先ほどは勤務地が中野区内であることに満足しているワーカーの割合というようなものが出てきていたけれども、前回はこの従業員数というのも目標にありましたけれど、そういうところはもうとらないということでよろしいんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 いずれにしましても、この素案段階での指標は、国の経済センサス等、3年に一度程度の調査しかございませんので、これですと毎年度の施策の振り返りには十分ではないということから、このデータ自体は毎年度我々に提供されるし公表もされるものでございます。これは先ほどの委員の質問にもございましたが、重要な指標として我々はとらえておくべきだろうというふうには思ってございます。ただ、区の施策を図っていく上では、今回、案で変更させていただいたような指標のほうがより適切であろうということから、こちらにさせていただいたものでございます。
久保委員
 この下の段のライフサポートサービスを提供する事業所の増加率というのがありますけれども、これも新たに25年度から調査を開始するということでよろしいんですか。それで、この調査方法というのはどういったやり方でするんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 先ほども申し上げました商工3団体等の御協力を願う形が一つかなと思ってございます。また、想定しやすいライフサポートの関連サービスということですと、介護保険事業所等の登録、一定の規模ございますので、その連絡会等にも商工3団体と同様なアンケート調査の協力をいただくようなことも考えられるかなというふうに思ってございます。
いながき委員
 引き続きその6ページの、多彩なコンベンションやビジネス交流会等がという部分についてお聞きしたいんですけれども、今、東京で一番そういった国際会議ですとか、ビジネス会議が行われている会場というのは、新宿の京王プラザホテルということを最近聞いたんですね。それはもちろん新宿という場所の利便性もさることながら、宿泊施設があるということも非常に大きなポイントであるというふうに最近お聞きしました。ここで国際会議の数という、その辺の目標は削られたようではあるんですけれども、こういった「多彩なコンベンションやビジネス交流会が年間を通じて多彩に催される」というふうに書いてあるんですが、こういったものを推進しようと思ったら、やはりそういった宿泊施設も中野になければ、なかなかそういった大きな会議ですとか展示会の場所として選ばれにくいのではないかと思います。それは観光政策の一つとしても、宿泊施設が充実しているかどうかというのは非常に大きなポイントだと思うんですけれども、その辺についてはあまり書かれていないようなんですけれども、どのように考えていらっしゃいますか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 国際的な会議等においての宿泊施設、セットといったようなことは定説になっているかと思います。そういった民間誘導等についても必要なことだろうというふうに考えているところでございます。
いながき委員
 それに対して具体的な戦略というか、このグランドビジョンに絡めての、その再開発に絡めても、じゃあ、そういった必要ということであるならば、具体的な計画ですとか、施策というのは何か考えていらっしゃるんでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 主な取り組みの都市基盤の整備の中に含めての方向性を示させていただいているところでございます。具体化は毎年度の予算等でこれから検討していくことになるというものでございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に、2番、中野の逸品グランプリ2013の開催についての報告を求めます。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・商業振興担当)
 それでは、中野の逸品グランプリ2013の開催につきまして御報告を申し上げます。資料(資料3)に基づきまして御報告申し上げます。
 この逸品グランプリ2013でございます。逸品グランプリにつきましては、今年度で5回目ということでございます。
 目的でございますが、中野で製造・販売されている食品から逸品を選出いたしまして、結果を広く区内外に発信するということで区のイメージアップ、愛着向上につなげていくというものでございます。
 主催でございますが、中野の逸品グランプリ実行委員会、中野区が主催でございます。
 イベントの概要でございます。記載のとおりでございますが、一次推薦、二次投票、最終審査というものでございます。一次推薦では200店舗を選出する。二次投票でございますが、200店舗から上位数十店舗程度を選出する。最終審査でグランプリを決定するといったものでございます。
 にぎわいフェスタでの周知ということでございますが、今年度開催されますにぎわいフェスタ、10月7、8日でございますが、この一次推薦の開始日に合わせまして、フェスタの会場内のところへポスター掲示やチラシの配布といったことで周知をしていきたいと考えてございます。
 5番目の区の役割でございますが、関係者との連絡調整、運営協力といったこと、それから広報PRの支援というものでございます。
 スケジュールでございますけれども、記載のとおりでございますが、一次推薦につきましては、10月7日から11月26日、二次投票につきましては、年明けの1月11日から2月の中旬、18日まで、最終審査の予定でございますが、平成25年3月下旬というものを予定してございます。
 報告につきましては以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
いながき委員
 このラリーマップをおよそ2万6,000部発行するということなんですが、これはどこに配布、具体的にはなさるんでしょうか。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・商業振興担当)
 こちらの2万6,000部の内訳でございます。実行委員会の構成団体の区商連でございますとか法人会、それから区役所、商工会議所と工産会、それから、実際に投票箱を置いていただくようなお店がございますけど、そういったところへの配布、それから、個人のお問い合わせの方への対応といった形での2万6,000部ということで御用意をさせていただきたいと考えてございます。
いながき委員
 私、去年、このラリーマップというものかわからないですけど、小さなパンフレット、去年もありましたよね。それが本当にどこに置いてあるかわからなくて、手に入らなくて、探して探して――私の探し方が悪かったのかもしれないんですけど、見つけられなくて、なので、一般の区民の方にはさらになかなか見つけにくいのではないかと思います。それで、区役所の中にいたり、参加するお店の方々と、いわゆる関係者の方と話していると、この逸品グランプリもかなり知名度が上がってきて、もう皆さん知って、区民の皆さん知っているという感じに、錯覚じゃないですけれども、感じがするんですが、まだまだ実際には御存じでない方もいらっしゃるんですね。なので、もう少し一般の方への広報活動を、区報、ポスター、区内施設のポスターってありますけど、なかなかそれもごらんになる方というのは限られていて、特に若い方は限られているので、もう少し工夫していただいたほうがいいのかなと思うのと、例えば200店舗を最初に選出するというのであれば、その200店のお店の入り口あたりに中野の逸品グランプリ参加店舗のステッカーか何か張るとわかりやすいし、そこのお店に入らなくても、ああ、こういうのをやっているんだとか、それをきっかけに、これは何なんだろうと調べてくださる方もいるような気がして、一つアイデアとしてちょっと言わせていただきたいですけど。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・商業振興担当)
 委員御指摘の点さまざま踏まえまして、周知につきましては工夫をしてまいりたいと考えてございます。
中村委員
 ちょっと関連しているんですけれども、このラリーマップ2万6,000部というのは、前回はどれぐらい刷られて、それで足りなかったとかという話も聞いているので、それで足りるのかというところをちょっとお聞かせいただければと思うんですが。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・商業振興担当)
 この2万6,000部につきましては、昨年と同部数というところでございますけれども、足りなかったといったような御意見も伺っているところでございまして、配布の方法につきまして工夫をしてまいりたいというふうに考えてございます。
中村委員
 あと、私が記憶しているところなんですけれども、広報に関して、何か前回は中野駅だけではなくて、隣の駅だったりとかというところにもポスターを張ってくださったりとかということがあったと思うんですけれども、今回はそのようなことはあるんでしょうか。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・商業振興担当)
 JRの中野駅、それから高円寺駅さんなどに御協力を、関係団体の要請等で対応していただいているというところでございまして、今年度につきましてもそういった周知に御協力いただけるような箇所にはお声をかけさせていただきたいと考えてございます。
中村委員
 せっかく知名度が上がってきたイベントなので、中野区民だけではなくて、こういった大きいイベントというのは他区からもいろいろ人が来るきっかけになると思うので、そういったところ、ほかの区にも張れるようであれば、そういった広報もしていただければと思います。これは要望です。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 次に、3番、控訴事件の判決についての報告を求めます。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 控訴事件の判決について御報告をさせていただきます(資料4)。これは6月に当委員会で控訴の提起について御報告を差し上げたところです。それについて判決が出されたものの御報告となります。
 まず、1番の事件名です。各都市計画決定違法確認請求控訴事件。
 2番の当事者、ごらんのとおりでございます。
 3番、訴訟の経過です。平成21年に訴えが提起をされたところです。そして、本年4月に訴え却下の判決が言い渡されました。そして5月にそれを不服とする控訴が提起をされて、8月27日、おとといでございますが、それに対する判決が言い渡されたという経過でございます。
 4番の事案の概要です。これはお読みおきをいただければと思うのですけれども、中野中央公園、四季の森公園です。これの都市計画変更決定、これが違法であるとの確認を求めたところですが、第一審では確認の利益が認められない不適法な訴えであるということで却下をされた。それであるけれども、請求の認容を求めて控訴されていたという概要でございます。
 裏面をごらんください。5番、控訴の趣旨です。原判決を取り消す。この本件都市計画変更決定が違法であることを確認する。訴訟費用は、被控訴人の負担とするといった求めでございました。
 6番の判決です。本件控訴をいずれも棄却する。控訴費用は、控訴人らの負担とするというものです。
 判決理由の要旨です。これはアからオまで5点掲げておりますが、基本的には第一審の却下の理由と同様な内容になっているところでございます。後ほどお読みおきをいただければと思います。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に、4番、(仮称)沼袋駅周辺地区まちづくり検討会の設立についての報告を求めます。
佐々木都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 それでは、(仮称)沼袋駅周辺地区まちづくり検討会の設立について御報告をいたします(資料5)。
 昨年8月に都市計画決定いたしました西武新宿線の連続立体交差事業及び区画街路第4号線の事業を今後実施していくに当たりまして、これらの事業とあわせまして、沼袋駅の周辺地区の一体的なまちづくりを推進していくために、これまで地元の町会・商店会の皆さんとまちづくりを検討する組織の立ち上げに向けた準備を進めてまいりました。このたび準備が整いまして、9月6日に(仮称)沼袋駅周辺地区まちづくり検討会を設立することになりましたので、御報告するものでございます。
 まちづくり検討会の対象区域についてでございますが、裏面をごらんいただきたいと思います。
 沼袋一丁目から四丁目の区域と江古田四丁目の区域、そういった区域を含む範囲で対象区域といたしております。
 表面にまた戻っていただきまして、3番のまちづくり検討会設立のための取り組み状況についてでございますが、まず検討会の構成については、沼袋町会、沼袋親和会、江古田四丁目町会の三つの町会と、沼袋親交会、江古田商和会、沼袋朝日通商店会、沼袋栄通睦会の四つの商店会、それと中野区の都市政策推進室を加えましたメンバーによりまして、検討会設立のための作業を進めてまいりました。
 これまでの主な経緯についてでございますが、4月に第1回の準備会を開催いたしまして、検討組織立ち上げに向けた準備を開始し、地域の住民の皆様に周知をするために、「まちづくりだより準備号」を発行いたしました。5月には公募のメンバーの募集をするため、準備第2号を発行いたしました。5月から8月にかけましては、毎月準備会を開催いたしまして、規約でありますとか、活動計画案などについて検討を行ってまいりました。
 まちづくり検討会のメンバーの予定についてでございますが、町会・商店会関係の準備会からのメンバーの方が15名、それと公募で参加いただくメンバーが32名、合計47名を予定してございます。
 最後に、今後のスケジュールについてでございますが、9月6日に(仮称)沼袋駅周辺地区まちづくり検討会設立総会を沼袋区民活動センターで開催し、その後、地域住民によるまちづくりの具体的な検討を開始するという予定でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
久保委員
 3月に御報告をいただいたときに、かなりエリアが広いので、これを周知徹底、大変じゃないですかというようなことで伺ったんですね。そのときに、全員に、ここに住まわれている方たち皆さんに案内をするんだというようなことで、約1万世帯の方たちというお話があったかと思うんですけれども、今回この「まちづくりだより」の準備号ですとか、「まちづくりだより準備第2号」というのは、これはこの住まわれている方たち、1万世帯の方たち全員にお配りになったんですか。
佐々木都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 この「まちづくりだより準備号」と準備第2号につきましては、3月の委員会でもお答えした1万世帯皆さんにポスティングという形で配布してございます。
久保委員
 その1万世帯の方たちに配られて、今、着々と準備が進んでいるわけですけれども、この公募メンバー32名という方たち、これがきっとこの「まちづくりだより準備号」を見て、御自分たちでここに参加したいということで来た方たちなのかなと思うんですけれども、これは、当然このまちづくり検討エリアの中に住んでいらっしゃる方たち。それで、これはどういった方たち――すみません、「まちづくりだより」の準備号とか、準備第2号を見ていないので、どんな形でこの方たちというのは公募していらしたんですか。
佐々木都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 まず、その準備第2号で公募しますという形で募集チラシを配布しまして、まず85名の方が応募いただきました。その後、7月に事前説明及び意見聴取会という形のものを開催いたしまして、この会の目的でありますとか、どういった活動をしていくかということの御説明をしたというのと、これまでの勉強会の経緯も含めて説明したということでございます。それで、それぞれの方にまちづくりに対する思いというか、考え方をお話しいただいた上で、今度地域の方がやっていただく検討の内容、趣旨を理解した上で参加していただくということでやったわけですけども、結局85名の方のうち、最終的にこの会に参加したいというふうに最終的な意思確認をされたのが32名と、そういった形になっております。
委員長
 他に質疑はありませんか。よろしいですね。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に、5番、平成24年度(2012年度)第1回中野区都市計画審議会についての報告を求めます。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
 平成24年度第1回中野区都市計画審議会について御報告させていただきます(資料6)。
 都市計画審議会でございますが、8月1日午後2時半から区役所会議室で開催いたしました。
 資料を1枚おめくりください。委員名簿でございます。裏面は人事異動等を反映しました幹事名簿になってございます。
 当日は報告案件が2件ございました。1件目でございます。報告事項(1)の中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3の策定について、2件目は、(2)東中野駅前広場地下自転車駐車場の整備計画(案)についてでございます。
 報告事項1、中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3につきましては、平成21年度に策定しましたグランドデザインVer.2策定後のまちづくりの進展や社会経済情勢の動向などを踏まえて、本年6月に策定したものを報告したものでございます。このグランドデザインVer.3につきましては、当委員会に6月に報告させていただいた内容と同じものでございますので、説明は省略させていただきます。
 この報告案件につきましては、委員から質問がございました。その内容を御紹介したいと思います。
 質問の内容ですけれども、ソフト事業をどう展開していくのかというプログラムがないと、ハード事業で終わってしまって、グランドデザインの実施という形にはならないのではないかというような内容でございました。これにつきましては、ソフトの取り組みにつきましては、Ver.3で記載している内容について、区役所全庁でテーマ別にワーキングの体制をつくり、該当するテーマの検討をしているところであると回答してございます。他に特段、質問や意見は出されてございません。
 次に、報告事項の2番目の東中野駅前広場地下自転車駐車場の整備計画(案)についてでございますが、この内容につきましても、前回の7月の建設委員会で報告した内容と同様でございますので、説明は省かせていただきます。
 この報告案件につきまして、委員から幾つか意見や質問が出されましたので、これを紹介させていただきます。
 まず東中野駅周辺の放置自転車、この数が記載してございますが、全体の数ではなくて、具体的な放置場所もデータとしてとらえる必要があるのではないかというような意見でございました。これにつきましては、所管では放置場所のバックデータを持っているわけですけれども、具体的に言いますと、駅の北側の環状6号線に沿ったエリアが数字的に多いというように回答してございます。
 また、次に資料の中で、東側の自転車駐車場については登録台数が100%を超えているということであるが、北東側の駐車場の整備について現状のままでいいのかというような意見も出されました。これにつきましては、自転車等駐車対策協議会で駅ごとの自転車の利用計画を検討するということで、今、作業を進めているというように回答してございます。
 続きまして、南自転車駐車場を廃止するというようなことも含めて、整備計画(案)で記載されている内容を都市計画で決めるものなのかというような意見もございました。この質問につきましては、都市計画で定めるものは東中野駅前広場の地下に自転車駐車場をこの広さで設置するということであります。その都市計画の案の提案を丁寧に説明するために、整備計画(案)という形で示したものでございますというふうに回答してございます。
 また、南自転車駐車場の廃止につきましては、区の10か年計画で既に計画されているものを改めて記載したものであるというように回答してございます。
 内容については、おおむね以上のとおりでございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に、6番、区立アカシア広場の廃止についての報告を求めます。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 区立アカシア広場の廃止につきまして、資料(資料7)に基づき報告させていただきます。
 恐縮でございますけど、初めに裏面の図のほうをごらんください。
 上の図は現地までの案内図を示しております。西武池袋線の富士見台駅の南側でございまして、所在地は上鷺宮3-8というところでございます。
 下の図は、現地のアカシア広場を示しております。図の南側、下のほうにアカシア広場の表示がございます。北側には、赤色で表示しておりますが、緑歩道が示してございます。これもアカシア広場に含まれております。
 では、また資料の表のほうにお戻りください。
 このアカシア広場(緑歩道を含むところ)は、東京海上火災保険株式会社、現在の名称は東京海上日動火災保険株式会社になります。以下、東京海上と申します。その東京海上から土地使用貸借契約に基づいて土地を無償で借り受け、設置してきたところでございます。このたび東京海上が、このアカシア広場を含む社宅用地を8月31日付で売却することになりました。このため、公園用地の権原が消滅することになりましたので、公園としては廃止するものでございます。
 まず、1番の所在地及び面積につきましては、資料に記載のとおりでございます。
 2番の公園としての経緯でございますが、平成元年の8月2日付で土地使用貸借契約を東京海上との間で締結しております。翌年の10月30日付で公園告示を行い、供用開始してきたところでございます。
 3番の社宅用地の取得先への要望でございます。この社宅用地の売却に当たりましては、東京海上を通じて、次の内容を用地の取得先に要望しております。一つ目は、現在の周辺地域における良好な住環境を維持すること、二つ目は、建てかえに当たっては、近隣地域との関係を良好に保つこと、三つ目としまして、今後ともアカシア広場(緑歩道を含む)の維持・継続を図ること、以上でございます。
 最後に、4番の公園廃止に伴う手続でございます。
 (1)の都市公園法、区立公園条例に基づいて、土地の権原が消滅することを理由に公園廃止手続を行ってまいります。
 (2)番、今後の予定でございますが、まず、公園廃止の告示を8月31日付で行います。次に、東京海上からこの社宅用地を購入した新たな所有者との間で、公園施設の取り扱いなどにつきまして9月上旬に覚書を締結してまいります。その後、地元の町会長を通じて地域への情報提供をしていきたいと考えております。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
久保委員
 今後の予定なんですけれども、8月31日に公園廃止告示をして、その後、覚書締結をする。それで、このアカシア広場そのものは8月31日以降は、もう地域の方たちは使用ができないということなんでしょうか。それとも、新たな公園跡地等に関する覚書締結というのが、もう9月上旬に交わされることが決定しているので、そこの間も含めて利用ができるということなんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 購入先のほうともお話はしておりますが、8月31日以降、所有権が移転した後も引き続きアカシア広場及び緑歩道につきまして、使用ができるという形で予定しているところでございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に、7番、「2012東北復興大祭典 なかの」開催に伴う「東北復興祈念展」の実施概要についての報告を求めます。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 では、「2012東北復興大祭典 なかの」開催に伴う「東北復興祈念展」の実施概要について御報告を申し上げます(資料8)。なお本報告は、本年10月に実施を予定しております事業として、本委員会に初めて報告をさせていただくものでございます。
 まず、「2012東北復興大祭典 なかの」について御説明を申し上げます。
 この事業は、次の2の主催にあります三つの事業を合同で実施するに当たり、全体を「2012東北復興大祭典 なかの」という一つの事業にまとめたものでございます。
 このうち一つ目の事業は、東京青森県人会主催の「2012青森人の祭典」でございます。
 第2の事業は、花と緑の祭典実行委員会主催の「花と緑の祭典 2012秋」でございます。
 第3の事業は、区主催の「東北復興祈念展」でございます。
 なお、東京青森県人会が「東北復興大祭典」という事業全体の主催者であり、花と緑の祭典実行委員会と中野区は共催という位置付けでございます。
 次に、3の後援ですが、青森、岩手、宮城、福島及び青森県内の関係市町村に後援をいただくことになっております。
 4の日時ですが、2日間にわたり行います。初日は10月13日の土曜日、午前11時から午後8時まででございます。なお、開会式典は10時45分から実施いたします。2日目は14日の日曜日、午前10時から午後5時でございます。
 5の会場ですが、区役所正面玄関前・1階ホール、サンプラザ前広場・1階ロビー、中野駅北口暫定広場、四季の森公園、以上の会場にて実施いたします。
 6の趣旨ですが、震災で被災しました青森、岩手、宮城、福島各県の継続的な復興を支援するため、復興の歩みや現状の紹介、農水産物・工芸品、B級グルメの販売、観光・文化の発信等を行うことで、復興に向けた日本国民のかたいきずなと連携を一層強化してまいりたいと考えております。
 7の東北復興大祭典の開催に係る確認事項でございますが、まず、1の開催経費につきましては、そちらにあります三つの事業主体がおのおの実施する祭典の開催経費につきましては、独立の採算制といたします。
 次に、2として、本事業における区のかかわりを整理いたしました。
 1、区が震災復興のため職員を派遣している宮城県の3市1町の物販ブース運営、物販の引き受け等に関する業務を行います。2、東北4県及び関係市町村、団体との協議・調整を行います。3、「2012東北復興大祭典 なかの」の実行委員会での協議・調整を行います。4、会場となる区役所周辺の広場や施設の提供を行います。5、事業のPR活動を行います。6、その他、大祭典の実施に関して必要な事項を行います。
 区のかかわりとしては以上でございます。
 続きまして、資料の裏面をごらんいただきたいと存じます。
 8の東北復興祈念展、区主催の事業について御説明を申し上げます。これは今回、先ほど御説明しました合同で実施します三つの事業のうち、区主催の事業でございます。
 まず、1の趣旨でございますが、先ほどの御説明と少し重なりますが、震災で被災しました東北4県の復興支援のため、復興の歩みや現状の紹介をするとともに、現在、区が職員を派遣しております石巻、東松島、岩沼、亘理の農水産物・工芸品などの販売、観光・文化などの発信を推進したいというものでございます。
 次に、2の内容ですが、東北4県の復旧・復興の歩み、現状の紹介でございます。これは発災後から現在までの復旧・復興の現状、あるいは復興計画の概要など、パネルやビデオによる紹介等を行いたいというふうに考えております。
 2、観光・文化の発信と農水産物・工芸品の販売でございますが、これにつきましては、PRブースを設けますとともに物産の販売を行います。
 3、自衛隊の被災地救援・復旧活動の紹介でございます。これは陸海空自衛隊のこのたびの被災地の救援・復旧活動の紹介と、救援や避難所で使用した装備品を展示するほか、PRブースを設けます。
 4、震災復興のため区が取り組んできた活動状況を紹介いたします。これは発災直後の被災地支援活動から現在に至るまで、震災復興のため職員を派遣しました自治体等における区の活動の状況を紹介いたします。
 5、区民の防災意識等の向上のための体験やPRコーナーを設けます。これは防災担当のほうで起震車による地震体験、初期消火体験、煙体験の実施や防災用品の紹介、避難所についてのPR等を行います。
 6、その他、東北4県の復旧・復興に必要な取り組みに関すること、こういったこともPRしていきたいというふうに考えております。
 次に、3の会場でございますが、一部調整中のため変更の可能性がございますので、その点をお含みおきの上、お聞き取りいただきたいと存じます。
 1のパネル展示につきましては、区役所1階ホールとサンプラザ1階ロビーの一部で実施いたします。
 2の各県、関係団体のPRブース、農水産物・グルメの販売につきましては、パネル展示の周辺のほか、区役所正面玄関前、サンプラザ前広場、中野駅北口暫定広場にて実施いたします。なお、必要に応じまして、場合によっては四季の森公園内に一部ブースを設置いたします。
 3の区民の防災意識の高揚のためのPR活動につきましては、区役所正面玄関前・1階ホール、四季の森公園で実施を考えております。
 続きまして、4の予算措置ですが、東北復興祈念展の開催に必要な予算につきましては、第3回定例会におきまして、第2号補正予算にて対応をさせていただきたいというふうに考えております。
 5、区の執行体制ですが、区の東日本大震災復興広域協働推進室の復興広域協働推進担当と、花と緑の祭典の所管であります環境部地球温暖化対策担当が窓口となり、区としての取り組みの全体調整を行ってまいります。
 最後に、本件につきましては、明日開かれます震災対策特別委員会におきましても報告を行いますことを申し添えさせていただきます。
 本件に関する報告は以上でございます。何とぞよろしくお願いいたします。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
内川委員
 急にこれ決まったような感じを持っているんですけれども、開催を決定するまでの経緯を簡単で結構ですから、ちょっと説明してください。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 本年4月ですかね、田中区長のもとに東京青森県人会の皆さんがお越しになりまして、中野駅の周辺で青森人の祭典ということで、当初の時点では、青森というふうにエリアを絞った形での物産展のようなものを実施したいんだというお話がございました。県人会さんと、それから区長とのやりとりの中で、そういった、区として趣旨に当然賛同はできると。ただ、青森ということに限定せずに、東北全体の復興を推進していくような形での事業展開はできないかということになりまして、青森県人会、区長をはじめ、区側としてもそういう形で事業をぜひ盛り上げていきたいという話になりまして、ここにきょうお示ししているような事業形態で、ちょうどこの秋の時期に花と緑の祭典も四季の森公園のほうでやっておりますので、時期を合わせた形で、この中野駅の北口のほうで盛大に東北復興、これを願った形での事業展開をしていきたいというものでございます。
内川委員
 この週は、たしかにぎわいフェスタも行われるということで、連続してこの地域でこういったお祭り、フェスティバルが行われることになるんですけれども、これ、会場を見ると北口の暫定広場も使うということで、にぎわいフェスタよりも大規模なものになりそうですか。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・商業振興担当)
 にぎわいフェスタの関連でお答えいたします。中野駅の北口暫定広場につきましては、にぎわいフェスタの中でも使用させていただく予定というふうになってございます。
内川委員
 この開催経費のところで、それぞれ独立採算制というふうにあるんですけれども、たしかにぎわいフェスタの場合は、広く一般からも模擬店の参加する方を募って、その方々からは出店料、会場費を取るということになっておりますけれども、この東北復興大祭典に関しては、そこら辺の何というか出店料、持ち出す方の経費、料金、そういうのを取るんですか、やっぱり。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 青森県人会のほうで実施されます青森人の祭典については、出店ブース料をそれぞれの出店者から取るというふうに聞いております。ただし、私どもの東北復興祈念展、これにつきましては、宮城県の3市1町の物販ブース、これにつきましては、被災地の自治体からお金をいただくということではなくて、中野区のほうで負担させていただきたいというふうに考えております。
内川委員
 にぎわいフェスタのほうでも、多分、震災関係の物産を売るですとか、あると思うんですよね。2週続けて似たようなというか、そういったものが続くということに関しては、中野区としてはどういうふうにお思いですか。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・商業振興担当)
 にぎわいフェスタの関連でお答えいたします。委員御指摘のとおり、にぎわいフェスタの出店に関しましては、一定の出店料といったものを御負担していただくことになってございます。それにつきましては、実行委員会の中でその出店の規模、それから出店内容、出店料というものを決定しているところでございます。一部、福祉の団体等が行う出店につきましては免除というところもございまして、実行委員会の中でそのような出店の内容を決定しているというところでございます。
長田都市政策推進室長
 今回、初めて10月13、14日ということで、この「東北復興大祭典 なかの」という三つの催しを統合したプロジェクト、催しが行われるということになりました。にぎわいフェスタのほうは、イベントの趣旨としては、中野駅周辺の商業集積をより活性化させるというコンセプトがはっきりしております。そのためのさまざまなプログラムが用意されているということでございますので、それぞれのイベントの趣旨、コンセプトと全く違ってございますので、そういう意味では、地域の方ないしは区民に対するアピールの内容、受けとめ方が違うものだというふうに認識しております。
尾﨑都市基盤部長
 今回御報告をさせていただいている東北復興大祭典、これにつきましては、やっぱり現在の被災地の状況、そして復興に向かったそういう歩み、それらを区民の方により一層PRするときに、物販の販売というところが出てまいります。趣旨としては、同じようなものをイベントとしてやっているのではないかというような部分もあるかもしれませんけれども、その目的、そういったものが違ってまいりますので、その点、御理解いただきたいというふうに思います。
来住委員
 まず、主催が東京青森県人会ということではっきりとされているんですが、かつ報告のあったように、補正で補正予算対応をするということなんですが、開催に必要な予算は第2号補正予算にて対応ということになりますが、これは中野区が、この開催のいわゆる必要な予算は中野区が全部見るということをここで補正対応するという意味ですか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 資料にもございますとおり、東京青森県人会が主催します青森人の祭典、これはまさに基本的に県人会の負担ということで、東北復興祈念展、この部分については区が主催ですので区の負担と。会場、花と緑は四季の森のほうにある程度独立して実行できるんですが、県人会と中野区はサンプラザ前から区役所にかけて相互に会場がありますので、青森県人会と中野区が合同で出す経費というものも実際には積算をしているところでございます。
来住委員
 イベント会場は幾つかあったとしても、基本的にはこのイベント全体としては一つの祭りというとらえ方をせざるを得ないと思うんですね。基本的には、イベントの場合には主催する団体がその財政的な負担、いわゆる予算措置をきちっと持つというのが大前提だろうというふうに思っています。先ほどありましたように、かなり唐突な気がします。それも含めて疑問を持つんですが、この内容の3番で、自衛隊の救援や避難所で使用した装備の展示ということもあるということですが、さらに自衛隊のPRブースの運営も行うということですが、これは中野区から自衛隊にそういう要請をされたということになるんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 中野区と自衛隊のほうでお話はついております。自衛隊につきましては、震災時の救援にいろいろ活動された。中野区におきましても、地震への備え、防災担当のほうで進めます中で、自衛隊との連携というのは必要不可欠なものというふうに考えておりますので、こういった場でぜひPRを進めることについては、当然、合理的な話かというふうに思います。
来住委員
 中野区から自衛隊に、この(2)内容の③については要請をされたということですね。それでいいんですね。
委員長
 それでいいですか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 はい、中野区から自衛隊に要請したものでございます。
来住委員
 今まで防災訓練等で一定の自衛隊の参加ということもありました。しかし、自衛隊のPRブースというのは、もう少し具体的に、この中身はどういうものですか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 PRブースの詳細については、私のほうでまだ内容については把握しておりません。
来住委員
 自衛隊そのものの持っている性格は、本来、もちろん震災等について優先して救援活動を行うと。これは当然のことではありますけども、持っている自衛隊の性格は、本来そうではないというふうに認識しております。むしろ被災発生時の初期の救援、避難誘導などについては、やはりいろんな犠牲もありましたけども、消防団ですね、地元の消防団が大きな犠牲を払いながら役割を果たしたと思うんです。むしろそういう消防団の活動や、消防団の紹介、消防団のPRということはあり得るというふうに思いますけども、自衛隊に区のほうから要請をするという点では、甚だこれは問題があるというふうに、これはやめるべきだというふうに思っております。これはここでは要望ということにしておきますが、特別委員会でも報告があるということで、それにかえたいというふうに思います。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 先ほどの御答弁の中で、PRブースの内容について補足して説明をさせていただきます。PRブースにつきましては、自衛隊の隊員募集についてのPRコーナーということになります。
来住委員
 なおさら問題だなというふうに思います。それはそのように申し上げておきます。
吉原委員
 裏面、(2)内容、③ですね。自衛隊の被災地救援・復旧活動の紹介。まさに3・11のときに自衛隊の方々によりまして、どれだけ大勢の国民の命が救われたか。まさに今、日本中の方々の喝采を自衛隊は浴びていると思います。現にどれだけ大勢の方々を一人でも多く救うためには、自衛隊の方々に一人でも多く参加していただいて、一人でも多く国民を救う、日本人を救うこの精神、実にとうといものだと思いますし、それを理解しようとしない方々があえております。その理由というのが、昨年でしたっけ、中野本郷小学校で行われました総合防災訓練だったと思いますが、校庭の中において、3・11のときの自衛隊の活躍を知っていながら、あえて防災に、人命救助に自衛隊は必要ないとするような発言を持ったビラとか配りながら、自衛隊がいたら十分人が助からないみたいなことを書類にして、来た方々に手紙を、チラシをまいた方々がおりました。注意されて、表、校外、校庭の外に出されていたんですが、それでもやり続けていたという方々がいたようでございます。
 こうなりますと、そういう方々がまたここに来て、3・11のときの自衛隊の活躍をわかっていながら、あえて必要ないような、防災に関して人命救助に必要ないようなチラシをまいたり、また虚言を吐いたり、この会そのものを妨害するような方々がまた来ないとも限りません。そのときのセキュリティーというものをしっかりしておかないと、この会そのものがだめになってしまいますし、自衛隊によって3・11で助かった方々の気持ちにも報いるためにも、絶対そういうようなものは断固として排除しなければならない。その段取りも大切だと思いますが、その辺はどのように考えていますか。
尾﨑都市基盤部長
 今、この祭典に対しまして、自衛隊の活動に抗議の行動があるのではないかという仮定の話でございますけども、すべてこの事業につきましては、被災地支援ということで、そこでそれぞれの団体がどういう活動をしたのかということを紹介しながら正しい理解をしていただくと、そういう趣旨でございますので、その趣旨をしっかりお伝えするとともに、また、事業運営に当たっては細心の注意を払うような形をとって職員体制、我々中野区職員ということではなくて、この事業を実施するに当たって、それに参加する人たちの体制もしっかりしていきたいと、このように考えております。
吉原委員
 それでは、各団体の趣旨が伝わることに関して、少しでも妨害をしようとする人たちがいるならば、断固として厳しい態度で臨むというふうに理解してよろしいですか。
尾﨑都市基盤部長
 この事業の目的、そういったものを妨害するというような行為に仮になった場合は、断固とした対応をしてまいりたいというふうに思っております。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に、8番、その他で何か報告はありますか。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・商業振興担当)
 それでは、口頭をもちまして、群馬県みなかみ町とのなかの里・まち連携宣言式及び物産展の実施について御報告を申し上げます。
 過日の本委員会におきまして、群馬県みなかみ町との里・まち連携を今後推進していくという御報告をしたところでございます。連携宣言式につきまして、9月の上旬に行うと言ってきたところでございます。このたび連携の宣言式につきまして日程が定まりましたので、御報告を申し上げます。来月、9月13日(木曜日)の午前10時から11時まででございます。場所につきましては、区議会第1委員会室をお借りして行うというものでございます。
 参加者でございますが、区側といたしましては、区長以下関係室部長、それから区議会におかれましては、議長、副議長、建設委員会正副委員長、区議会各会派代表。それから、みなかみ町につきましては、町長以下関係各課長、みなかみ町議会におかれましては、議長以下産業観光常任委員会正副委員長及び委員という構成でございまして、40名程度の予定でございます。
 それから、これにあわせまして、なかの里・まち連携全自治体、みなかみが加わりまして5自治体になりますが、これらの自治体によります物産展を開催いたします。場所につきましては、区役所正面玄関のわき、円形花壇横というところでございまして、時間につきましては、同日の午前11時から午後5時までというふうになってございます。各地の生産者団体等による特産品の販売というものでございまして、これに関しての広報でございますが、9月5日号の区報及びホームページで周知をさせていただくというところでございます。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 他に報告はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
 審査日程のその他に入ります。
 委員会を暫時休憩いたします。

(午後2時29分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後2時29分)

 休憩中に確認したとおり、次の日程は第3回定例会中とし、急な案件が生じた場合には正副委員長から招集させていただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
来住委員
 さきの建設委員会で報告、この間、一昨年からですかね、何回か委員会でも報告いただいている学校法人中野学園の建てかえに関係して、二、三ちょっとお伺いしたいんですが、8月7日に公園整備、これは現在の区立さくら公園を学校法人中野学園の建設に伴って交換するという報告も既にいただいているところなんですが、その公園整備、新しく交換される場所での整備説明会が8月7日に行われているんですが、この中で具体的に近隣の方々の理解、いわゆる公園を交換するという点で理解が及んでいるのかということをまず伺いたいんですけど、説明会の中身はいかがだったでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 この説明会、ちょっと経緯を申し上げますと、それまで中野学園さんが主催されていろいろと説明会をされてきて、それで5月の中旬以降だと思いますけども、公園の計画について、また説明の機会が始まったと。5月にあり、次は7月ということであったんですが、2回とも公園の中身の話は全くできないで、その前提となる土地交換の話についていろんな御意見があったと記憶しています。7月2日だったと思いますけども、そのときに最後のほうで初めて一、二件ですか、公園の整備についての要望というのが出てきまして、このような状態ではなかなか公園について、どういう公園を希望されているか。中野学園さんのほうを通して実際に交渉しておりますその案に対して、どのような御意見があるだろうかというところがなかなか把握できないものですから、改めて区が主催で今度は8月7日に私のほうで、これまでの公園整備の設計の考え方といいますか、図面とか、あるいは区の考え方等を説明させていただきました。
 それに対して、予定では、皆さんから公園について、公園の整備に関して御意見をいただくということで意見交換をするということで予定していたんですけども、その半分以上ですか、時間的にですね、かなりその前提となる土地交換の話になりました。そういった意味では、そこに来られていた方々がほとんどの方が、いわゆる今回のこの計画に対して賛成されていないといいますか、いろんな御意見を持っている方々が集まっているという場でありました。その中でも、後半のほうでは公園の中身についてのお話もございましたので、その点について意見をお聞きして、これから、それについてはまた意見を反映した形で検討させていただいて、中野学園さんのほうにそれをお伝えして、新しい公園の整備をお願いしていくということになるかと思っております。
来住委員
 近隣の地域の皆さんの御理解が前提になるというふうに思うんですけども、中野区と学園との協定が公園及び道路整備に関する協定書の中では、その公園の整備の近隣に対する説明等については、学園が責任を持つというふうに協定の中身になっていると思うんですね。中野区が出ていって説明をして、今回8月7日は区が説明をされたということなんですが、これは本来協定の中身で言うと、学園側が近隣地域に対して、この公園、道路を含めてきちんと説明を図るということが協定の中身ではないかと思うんですけども、そういう理解ではないんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 今回、区のほうで主催したということは、行く行くはその公園管理者として、新しい、仮称でございますけども、新さくら公園及び桜山公園の拡張用地について、どのような公園が適当かということについて、やはり責任を負っていく立場でございます。その点について、その前に行われている区と中野学園が共催の形で行った説明会のほうではなかなか意見がいただけなかったということがございますので、事前には中野学園さんのほうにも御了解をいただいた上で、当日は学園さんにもアドバイザーといいますか、助言者ということで御参加もいただいております。そういう中で実施してきたものでございます。
来住委員
 出されている意見の中で、特に同じ大きさ、現さくら公園の面積と同じ公園の広さを確保するというのが前提になると思うんですけども、77平米が依然としてどこに確保されるか定かでないという意見も出ている中で、公園整備だけを、77平米を除いて2カ所での公園整備、いわゆる77平米不足しているわけですね、現公園よりも。それで整備を進めるのはまだ待つべきじゃないかと、そういう声を聞いているわけですけども、公園整備、新しく交換する公園の整備が整わなければ、今の学園が建設しようとしている現さくら公園の廃止はできないという理解でよろしいんでしょうか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
 今の御質問に対して、地域まちづくりからお答えいたします。既に当委員会にも御報告しておりますように、ちょっと確認をさせていただきますと、現在の区立さくら公園、これの同じ面積を近在の違う場所に確保した学園所有地と交換するということでございます。御指摘のように、新しい、代替で新しくつくる公園は、今のところ3カ所になるという予定でございます。それで、同じ面積を確保してもらうということでございます。一つのまとまった公園が三つに分割されるということは、前の建設委員会でも御意見をいただきましたけれども、利用勝手の面でマイナスの面は生じるということは否定はいたしませんけれども、それ以外に、現在の利用のしやすい、見通しの悪い公園が、見通しのいい場所に移る、あるいはそういう防犯、防災的な面ということもありますし、それから、中の器具も新しいものにつくりかえることができると。それから、さらに交換にあわせて、学園の土地を使って、6メートルという緊急時の消防車の進入ですとか、安全な避難、そういったことが確保できる。地域にとって防災性が非常に向上すると。そういったことを踏まえますと――さらにもう1点、建てかえの後、現在の中野学園、明大中野中高等学校の避難所の機能を一層充実させると、そういう内容で交換協定を結んでいるわけでございますけれども、そういう意味で、この交換自体は、前にも御報告してございますように、地域の安全性を増すという意味で、地域にとっても、区にとっても、とてもいい交換だというふうに判断をしてきたところでございます。
 それで、前にもちょっと御報告したかと思いますけれども、先ほど委員から77平方メートルという用地がございました。二つの公園、現在の(仮称)新さくら公園、それから、現在の桜山公園にくっついて拡張する公園、この二つの公園の整備実現をもってさくら公園と交換する。公園機能もその時点で同時に移しかえるということを考えてございます。その際には77平方メートルはまだ実現できていませんけれども、一応協定の中で場所は決めてございますけれども、さらに利用勝手のいい条件の土地を中野学園に確保するようにということで申しつけているという状態でございます。それで、77平米はその後、近い時期に必ず学園に整備をしてもらう。そして区で引き取ると、そういう契約なり、そういう条件のもとで行う。公園の開設につきましては、あるいは土地の交換登記等につきましては、今申し上げたような2段階で行うということを予定しているということでございます。
委員長
 ちょっと休憩します。

(午後2時40分)

委員長
 では、委員会を再開します。

(午後2時41分)

来住委員
 前回伺ったときに、中野区としては用地委員会をまだ開いていないという説明でした。土地の交換についても、新規の用地取得についても、用地委員会に諮るといいますか、上げるという報告だったというふうに思うんですが、具体的にもう公園整備の説明が始まる。始まっている。そして建築の説明も既にさきの月曜日には近隣に対して行われています。そういう中で、この公園用地の転換がきちんと住民の皆さんの合意がやはり前提ではないかなというふうに私は思うんですが、用地委員会はその後開かれて、これが確認されて今進行しているというふうに理解してよろしいんでしょうか。最後にその点を伺います。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
 この用地の交換につきましては、大方の地域の区民の方に御賛同、御了解をいただいているというふうに区は認識してございます。それから、用地委員会につきましては、今後開催する予定というふうに所管からは聞いておりますけれども、まだ日程は決まっていないという、準備をしているという段階だということでございます。
委員長
 他に発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の建設委員会を散会いたします。

(午後2時42分)