平成25年10月07日中野区議会子ども文教委員会(第3回定例会)
平成25年10月07日中野区議会子ども文教委員会(第3回定例会)の会議録
平成25年10月07日子ども文教委員会 中野区議会子ども文教委員会〔平成25年10月7日〕

子ども文教委員会会議記録

○開会日 平成25年10月7日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後1時41分

○出席委員(9名)
 高橋 ちあき委員長
 石川 直行副委員長
 高橋 かずちか委員
 甲田 ゆり子委員
 南 かつひこ委員
 森 たかゆき委員
 小宮山 たかし委員
 伊藤 正信委員
 かせ 次郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 教育長 田辺 裕子
 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 髙橋 信一
 子ども教育部副参事(子ども教育経営担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当、知的資産担当) 辻本 将紀
 子ども教育部副参事(学校・地域連携担当)、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)
 濵口 求
 子ども教育部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長、教育委員会事務局副参事(特別支援教育等連携担当) 黒田 玲子
 子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長、教育委員会事務局副参事(就学前教育連携担当) 古川 康司
 子ども教育部副参事(子ども教育施設担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
 伊藤 正秀
 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 石濱 良行
 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 伊東 知秀
 教育委員会事務局指導室長 川島 隆宏

○事務局職員
 書記 土屋 佳代子
 書記 遠藤 良太

○委員長署名

審査日程
○所管事項の報告
 1 平成26年度国・都の施策及び予算に関する要望について
    (子ども教育部、教育委員会事務局)
 2 議会の委任に基づく専決処分について(子ども教育経営担当)
 3 海での体験事業の実施結果について(学校・地域連携担当)
 4 集合住宅等における家庭的保育事業の実施について(保育園・幼稚園担当)
 5 運動遊び事例集について(指導室長)
 6 その他
○所管事務継続調査について
○その他

委員長
 それでは、定足数に達しましたので、本日の子ども文教委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程案(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めていきたいと思いますので、よろしく御協力のほどお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 所管事項の報告を受けます。
 1番目、平成26年度国・都の施策及び予算に関する要望についての報告をお願いいたします。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 それでは、平成26年度の国・都の施策及び予算に関する要望につきまして、御配付させていただいてございますこの冊子に基づきまして御報告をさせていただきます(資料2)。
 初めに、平成26年度国の施策及び予算に関する要望書をごらんいただきたいと思います。
 表紙をおめくりいただきまして、2枚目に要望事項の目次が掲載されてございます。このうち所管といたしましては、1、分権改革の推進、3、子育て支援策の充実、7、国有地の活用、16、学校教育の推進が関係する要望事項ということでございます。
 まず、1ページをお開きいただきたいと存じます。
 1、分権改革の推進ということでございますが、地方がその責任と権限に応じた役割を果たせるようということで、(1)でございます。地域の自主性及び自立性を高めるための改革の確実な実現といたしまして、児童相談所の設置権限を住民に最も身近な特別区へ早期に移譲することを求めていることでございます。これにつきましては、新規の要望事項ということでございます。
 次に、飛びまして、5ページをお開きいただきたいと存じます。
 3、子育て支援策の充実についてでございます。地価や賃料の高い特別区におきましては、認可保育所の整備は財政負担等が大きく、民間事業者にとりましても参入が困難であるといったことから、次の3点を要望してございます。まず、1点目でございます。(1)認可外保育施設を含めた保育施設への財政支援でございます。ここでは、全国画一的な認可保育所制度の改善と認可外保育制度の財政支援を求めているところでございます。
 次に、(2)でございます。安心子ども基金の継続と補助対象の拡充でございます。ここでは、同基金の継続並びに保育施設の環境整備補助の対象の拡充などを求めているところでございます。
 続きまして、(3)でございます。子ども・子育て支援制度への対応でございます。ここでは、制度の導入に当たりまして、市区町村の意見の反映並びに、次のページにまいりまして、早期の情報提供及び必要な経費負担を求めているところでございます。
 なお、(1)(2)につきましては、昨年度も同趣旨の要望をしてございます。(3)につきましては、新規の要望事項でございます。
 続きまして、12ページをお開きいただきたいと思います。
 7、国有地の活用でございます。まず、(1)といたしまして、未利用国有地等について、十分な情報提供を求めているところでございます。これは、昨年度と同様の要望事項でございます。
 続きまして、(2)でございます。小・中学校用地等の無償または大幅減額での譲渡を求めております。これは、新規の要望事項ということでございます。
 続きまして、22ページをお開きいただきたいと存じます。
 16、学校教育の推進でございます。ここでは次の2点を要望してございます。まず、(1)区立小・中学校教職員の人事権等の移譲でございます。ここでは、区立小学校教職員の人事・定数に関する権限を財源とあわせて特別区へ移譲することを求めてございます。次に、(2)校舎改築等に係る財政支援の充実でございます。ここでは、耐震化を含む校舎改築事業等の財政支援の拡充などを求めているところでございます。
 なお、(1)(2)とも昨年度と同趣旨の要望事項でございますけれども、このうち学校の増改築に関する要望につきましては新規の内容となってございます。
 続きまして、都の施策及び予算に関する要望書をごらんいただきたいと存じます。
 表紙をおめくりいただきまして、2枚目に要望事項の目次でございます。このうち4、子育て支援策の充実並びに7、都有地の活用が関係する要望事項となってございます。
 初めに、4ページをお開きいただきたいと思います。
 4、子育て支援策の充実でございます。待機児の解消を図り、多様な保育需要に応えられるよう、次の3点を要望しているところでございます。まず、(1)特別区の独自施策への財政支援と都区の連携強化でございます。ここでは、認可外保育室の整備など、特別区独自の待機児童対策への財政支援の拡充などを求めてございます。これにつきましては、昨年度も同様の要望を行ってございます。
 次に、(2)でございます。子ども・子育て支援制度への対応でございます。ここでは、子ども・子育て支援制度に関する都条例及び要綱の制定にあたりまして、区市町村の意見を十分反映させることなどを求めてございます。これは新規の要望事項でございます。
 次に、(3)障害児が入所する学童クラブ等への財政支援でございます。これにつきましては、昨年度も同様の要望を行ってございます。
 続きまして、7ページをお開きいただきたいと思います。
 7、都有地の活用ということでございます。待機児童解消等のため、以下の3点につきまして方策を求めているところでございます。
 まず、(1)では、未利用都有地の積極的な貸付でございます。
 次に、(2)では、貸付料の無償化及び保証金の廃止でございます。
 (3)では、路上生活者対策等への都有地の提供となってございますけれども、ここでは学校施設等を整備するため、都有地を無償で提供することを求めている内容となってございます。
 なお、以上3点につきましては、昨年度も同様の要望を行ったところでございます。
 報告につきましては、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告について、御質疑ありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了をいたします。
 次に、議会の委任に基づく専決処分についての報告をお願いいたします。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 それでは、お手元に配付させていただきました議会の委任に基づく専決処分につきまして御報告をさせていただきます(資料3)。
 本件につきましては、総務委員会においても同一内容で報告事案となっているものでございます。
 それでは、資料をごらんいただきたいと存じます。
 本件は、区が車両を借りているリース会社に対する賠償という案件となってございます。
 まず、1、事故の概要でございます。平成25年5月23日の午後発生をいたしました。場所につきましては、上高田一丁目、白桜小学校の北側校門付近ということでございます。
 事故の発生状況でございますけれども、職員が学校訪問のため、区が相手方からリースしております車両を運転し、白桜小学校から次の訪問先の学校へ向かうため、同小学校の校門付近におきまして同車両を後退させた際、同校校門下部の金属の突起物に気がつかず、接触をいたしまして、それにより同車両のバンパーの一部を破損させたものでございます。
 示談の要旨でございます。相手方、リース会社でございますけれども、被った損害、修理費用でございます7万1,967円につきまして、相手方に対し賠償する義務があることを認め、当該車両を修理いたしました自動車ディーラーに直接支払うといった内容でございます。
 3番、示談の成立の日にちでございますが、こちらに記載のとおり、7月1日ということでございます。
 4番、区の賠償責任でございますけれども、区職員の運転中の不注意によりまして、校門下部の金属の突起物に接触させ、バンパーの一部を破損させてしまった。リース会社に損害を与えたものでございまして、区に賠償の義務があると判断したものでございます。
 損害賠償額につきましては、破損したリース車両の修理費用でございまして、区からリース車両の修理業者に対しまして直接お支払いをしているところでございます。
 最後に、備考欄の記載でございますが、事故後の対応ということで、関係職員に対しましては口頭で注意を行うとともに、職員全員に対し注意喚起を行ったところでございます。安全運転の励行の徹底を行ってございまして、今後とも事故の再発防止に努めてまいる所存でございます。
 本件に関する報告につきましては、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑ありますか。
森委員
 ちょっと教えていただきたいんですが、これは保険はどうなっていたんでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 一般的な任意保険には入っているんですけれども、その保険の内容で、物損事故は含まれていないということがございまして、そういったことでございます。
かせ委員
 関連しますけれども、物損事故が入っていないということですけれども、入った保険もありますよね。あえて入っていないというのは、どういうことなんでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 保険料が非常に高額になるということがございまして、入っていないところでございます。
かせ委員
 保険料が高いからということをおっしゃいましたけれども、こういう事故というのは、人間のすることですから、ついて回るわけですけれども、高いというのはちょっとよくわからないんですが、じゃあ、それはあれですか。シミュレーションなり何なりして、入らないほうが安いというような考えなんでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 保険につきましては、区として一括して契約して入っているところでございまして、区の全体の判断ということでございます。
委員長
 ほかに御質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、ただいまの報告については終了いたします。
 次に、3番目、海での体験事業の実施結果についての報告をお願いいたします。
濵口子ども教育部、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)
 それでは、平成25年度海での体験事業の実施結果につきまして御報告させていただきます(資料4)。
 お手元にA4の資料とアンケート結果を別紙として配付させていただいておりますので、御確認いただきたいと思います。
 この事業の実施につきましては、平成25年4月25日の子ども文教委員会で御報告させていただいておりますが、このたび事業が終了し、実施結果がまとまりましたので、御報告させていただくものでございます。
 まず、資料の項目1、事前指導でございます。中野中学校のプールにおきまして、泳力測定、班作り、水泳指導を海合宿の参加者ごとに日にちを振り分けて実施しております。参加者数は97名でございました。
 次に、項目の2、海合宿でございます。実施海岸は静岡県沼津市西浦江梨にございます大瀬海水浴場でございます。実施の内容といたしましては、基本的に各回共通で、1日目の午後にライフセービングの技術講習、二日目の午前に持久泳、午後にスノーケリングの講習を行いまして、三日目にスノーケリングの技術を生かしながら、海中生物の観察などを行ってございます。参加者数は、事前指導の後に2名の辞退がありましたので、95名で、各回の日程と参加者数は資料のとおりでございます。
 実施の状況につきましては、写真を掲載させていただきました。資料の一番下に事前指導、おめくりいただきまして、裏面の上から、海合宿でのライフセービング講習、持久泳、スノーケリングの順となってございます。
 最後に、別紙のアンケートの結果をごらんください。表面に参加した児童、裏面に保護者の方々のアンケート結果を記載しております。保護者の方々につきましては、事前説明会と事業終了後に行いました報告会を参考にしていただいて、アンケートの御記入をお願いしてございます。アンケートでは、多くの児童、保護者の方々から「参加して大変よかった」との回答もいただいております。
 アンケートの詳細につきましては、別資料をお読み取りいただきたいと思います。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑ありますでしょうか。
高橋(か)委員
 ありがとうございました。2番目の海合宿の参加者数、95名という形なんですが、これはいわゆる母数からしての参加者のパーセンテージというのはどのぐらいになるんでしょうか。母数が幾つかということ。
濵口子ども教育部、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)
 募集の定員は150名で設定しておりまして、95名の参加でございましたので、約63%となってございます。
高橋(か)委員
 この150名というのは、海での体験事業のこの行事のいわゆる定員の上限ということですよね。その150名じゃなくて、参加可能対象者の総数、いわゆる学校の児童というか、その総数とパーセンテージは。
濵口子ども教育部、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)
 失礼いたしました。対象としましては、小学校5・6年生を対象としております。パーセントといたしますと、約3%、3.1%となってございます。
高橋(か)委員
 次のページのアンケートを見ますと、対象者95名の中で、大変よかった・よかったというのを合わせるとかなりの、もうほとんどの、無回答を除いてほぼ目いっぱいの方々がよかったという反応と。次回の参加ということの肯定的な意見が7割弱というところを見ますと、非常にこれに参加したことによっての生徒の効果は高いというふうに思うんですね。我々の同僚議員のほうからもいろいろな機会において、海の臨海学校の宿泊型を、という声があると思うんですけれども、このパーセンテージを見て、今後何か改善していくとか、そういう見直しなり、その辺は担当としてどうお考えなんでしょうか。
濵口子ども教育部、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)
 御指摘のとおり、参加者の人数ですとか、まだPRについては課題があるというふうに認識をしてございます。事業へ参加していただいた回答としては評価をいただいておりますけれども、そういった事業の内容ですとか、こちらの定員の設定等にまだまだ検討するべき点があるかなというふうに考えてございます。
高橋(か)委員
 PRにという今お話があったんですけれども、そうしますと、PRであったりそういう呼びかけを増やしていく中で、150人を超えるということであれば、それをもっと規模を大きくするとか、回数を増やすとか、そういうことがあるんでしょうか。
濵口子ども教育部、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)
 定員につきましては、今回の定員まで達しておりませんので、増やすということはなかなか難しいかなというふうには考えてございますけれども、ただ、事業を継続する中で、PRの充実を図って、内容を区民の方に知っていただいて、次年度の参加申込状況を見て、次年度以降の人数についてはまた検討させていただきたいというふうに考えてございます。
高橋(か)委員
 一つは、この海での体験事業ということで、定員150人ということでやっていく中で、そのPRの話と、定員が増えた場合どうするかということがあると思うんですけれども、あわせてこうした海での宿泊型の機会というのが非常に重要だという同僚議員の声もありますので、ぜひともまた別の臨海というもののこともきちんとメニューの中に、検討メニューの中にぜひ入れていただきたいと。これは要望であります。
委員長
 要望でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
 他に御質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、ただいまの報告に対しましては以上で終了いたします。
 次に、集合住宅等における家庭的保育事業の実施について(資料5)の報告をお願いいたします。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 それでは、集合住宅等における家庭的保育事業の実施について、御報告をさせていただきたいと思います。
 本事業は、待機児童の解消、それから、児童福祉の向上を図るということを目的に、集合住宅等を活用した家庭的保育事業を実施するものでございます。
 まず、1、実施施設では、3施設でございます。まず、(1)この事業は、本年7月29日に当委員会に御報告し、本年12月の開設を予定して、2施設の事業者の募集を行いました。マンションなどの集合住宅等を利用しました家庭的保育事業でございます。7月29日の委員会報告後に事業者の募集を行ったところでございますけれども、応募がございませんでした。そのため、事業を組み立て直して、再募集を行うものでございます。
 また、(2)でございますが、昨年12月から2施設で実施しております国家公務員宿舎を利用いたしました家庭的保育事業、これにつきまして、2施設のうち1施設、おうち保育園なかの平和の森でございますが、こちらが国家公務員宿舎の関係などで閉園となるという見込みのため、この事業に転換するものでございます。
 2の実施場所でございますが、(1)の再募集に係る施設に関しましては、前回7月と同様といたしますけれども、この地域以外に関しましても、待機児の解消に資すると認められれば、認めてまいりたいと考えてございます。
 また、(2)の現在の国家公務員宿舎の転換施設でございますが、現在実施しております新井地域周辺と考えてございます。
 3、保育のスペースに関しましては1階とし、4の児童定員は、家庭的保育事業でございますので、1施設9人ということで、5の対象児童は0歳から2歳としてございます。
 裏面にお移りいただきまして、6、運営形態でございます。家庭的保育事業を行う法人を実施事業者として認定し、補助を行うものでございます。
 7、開設予定でございますが、来年4月1日を予定いたします。
 8、選定方法でございます。再募集の2施設に関しましては、家庭的保育事業の実績のある事業者を公募いたしまして、ヒアリングと書類審査の上、事業者として認定をいたします。現在実施しているおうち保育園なかの平和の森の代替施設に関しましては、児童の安定的・継続的保育を確保するため、現在運営しておりますNPO法人フローレンスといたします。
 9、運営費でございます。これまで、前回募集いたしましたときの運営費であります事業運営費等に、来年度の経費となってございますけれども、保育指導経費、それから、保育者代替え経費などを加えていきたいと考えてございます。また、今年度に関しましては、12月の開設からができないということがございまして、その経費を活用いたしまして、施設改修費等の開設前の家賃補助を実施したいというふうに考えてございます。
 10番、今後の予定でございます。本日の報告後、事業者の募集告知を行いまして、来月には応募を締め切りまして、12月には再募集する2施設に関しましては事業者のほうを決定いたしまして、来年4月からの実施につなげてまいりたいというふうに考えているところでございます。
 私からの報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告について、御質疑ありましたら、お願いいたします。
甲田委員
 (2)のほうのおうち保育園なかの平和の森の件でちょっとお聞きしたいんですけれども、これは国家公務員宿舎の関係等から閉園というふうな形なんですが、具体的にどういった理由かというのがもし言えるようでしたら、お願いしたいんですが。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 この、国いわくの家庭的保育事業に関しましては、子ども・子育て、新しい制度の中でも制度の運営が行われるんですが、そのためには施設の改修を若干行う必要がございます。ただ、国家公務員住宅に関しましては改修ができないということもございまして、今1施設は来年度残す予定でおりますが、27年4月にはその制度に乗せなきゃいけないといったようなところがございまして、そういった中で、今回、新井町のほうに関しましては、現在5階で実施しているといったようなこともございまして、来年度の閉鎖と。それで、この事業に転換といったものを予定しているところでございます。
甲田委員
 ということは、国のほうの都合ではなくて、こちらのほうの都合で改修とか階数の問題、5階から1階にするという、そういった問題だけで今回閉園とするということなんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 委員御指摘のとおりでございます。
甲田委員
 あと、場所なんですけれども、新井地域周辺でというふうになっているんですが、決まるのがいつごろかちょっとわかりませんけれども、移設するときにはそこから同じお子さんが別のところに移っていかなければいけないということも発生するのかなというふうに思っております。やっぱりちょっとした変化でも親御さんやお子さんにとっては本当に大きな変化という形にもなりますし、ここの場所というのは、とても今便利なところで、スーパーも近くにあったりとか、いろんな生活のスタイルが少しでも変わるということに対してやっぱり抵抗される方もいらっしゃると思いますので、本当に近くになればいいなというふうに思っておりますけれども、この場所を決めるというのは、事業者が決めるんでしょうか。それとも、区が決めていくことになるんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 場所に関しましては、事業者のほうで探して、開設をしていただくことになります。
甲田委員
 それでは、なるべく近くに見つかるように、区としても情報提供やしっかりとした協力を図っていただきたいと思いますので、これはお願いしておきたいと思います。
委員長
 要望ですね。
森委員
 私もこの(2)についてお伺いしたいんですが、昨年11月の子ども文教委員会の資料を見ると、この新井のほう、定員6名だったというのが今回9名になっている。これは増員されるという理解でよろしいんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 現在は、5階ということがございまして、一人の保育者の方がお二人のお子さん、緊急時も含めまして、見るということでございます。これが、この事業になりますと1階ということになりますと、この家庭的保育事業の基本パターンであります一人の保育者の方が3名ということで、増員ということでございます。
小宮山委員
 今回の募集地域として、実施場所として具体的に名前が挙がっているのは中央線より北側の地域ばかりだと思うんですが、どういう基準でその地域を選んだんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 これは7月の御報告の際にこの地域を設定させていただいているんですが、今年の4月現在で、1歳児の方の待機が多いといったところで、この地域を選んでおります。
小宮山委員
 あと、今回新しく補助金が上乗せになった保育者代替え経費というのは、どういった経費なんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 保育者代替え経費と申しますのは、今申しましたこの家庭的保育事業でいきますと3人の家庭的保育者の方がいらっしゃるんですが、この方々がさまざまな理由で保育を休まれるときに、そういった方を代わりに保育をしていただく方といったような経費でございます。
委員長
 他にありますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、他に御質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、5番、運動遊び事例集についての報告をお願いいたします。
川島教育委員会事務局指導室長
 それでは、お手元に配付いたしました運動遊び事例集について(資料6)御報告をさせていただきます。
 まず、1番目の作成の意図に入る前に、2番目の作成の経緯のところから御説明したいと思います。
 中野区では、教育は知・徳・体という三つの要素があるんですが、その体の部分について、まず、平成17年度に教育ビジョンで、そしてその次の年に、それに基づいて体力向上プログラムガイドラインというものを作成しまして、各学校で体力向上について取り組んでくださいということをお示しをしています。平成23年度の第2次の教育ビジョンでは、体育の授業改善、それから、学校としての取り組みということで、もう少し絞って取り組みを積極的に進めるというようなものを示しております。毎年これに基づいて体力テストを行っているんですが、若干改善はされているものの、やはりなかなかすぐ体力というのがついてくるという状況ではありません。各学校の取り組みとしては、例えばスポーツ教育推進校というのが東京都の事業であるんですが、それを毎年7校や6校という形で受ける形で研究に取り組むですとか、それから、体育的行事の充実ということで、各学校でマラソン大会ですとか、それから、縄跳び集会などを設定して体力向上には努めているところなんですが、なかなか数値が上がっていかないというのが現状であります。
 それで、どうしようかということで、作成の意図の下2行になってくるんですが、やっぱり子どもの日常の遊びだとかいうものをもう少し見直さなければいけないということで、例えば、子どもたちが放課後地域に帰っても、例えば公園に集まって遊ぶんですが、そのとき携帯型のゲーム機を持って集まるというようなこともよく見られるところで、ひと昔、ふた昔ぐらい前でしょうか。学校で遊んだ遊びの続きを地域に帰ってやるだとか、また、逆のパターンで、きのうの夕方遊んだ続きを休み時間にやるというようなことがあったんですが、そういうことがないというところで、日常の遊び改善をしていきたいなというふうに思っています。現在、教員の若手化がちょっと進んでいるところなんですが、これはプラス・マイナス両方ありまして、マイナス面では指導力についてのいろいろ指摘がされているところなんですが、プラス面では、先生がガキ大将になって、子どもたちの遊びを引っ張っていくというようなことも必要なのではないかというところで、じゃあ、どういうことをやったらいいかということで、この資料を作成いたしました。
 ちょうど真ん中の「※」で、東京都の動きの中でも、第2次推進計画の中で「60分は外遊びをしましょう」と、1日60分間ぐらいは、外で体を動かして遊びましょうなんていうのを出しているんですが、なかなかこの60分というのは難しいところもあります。ですので、そのきっかけということでこれをつくらせていただきました。
 別冊で事例集がありますが、中を見ていただくと、皆さんも御案内の、昔こんなことで遊んだかなということばかりかとは思うんですが、どうやって遊んだらいいかとか、若い先生もいるので、このあたりを作成するのも一つの研修ということで、この夏、突貫工事で作成をしたものであります。
 各学校には、この印刷物ですとか、それから、データファイルを送付してございます。これは、休み時間だけではなくて、例えば学級活動でクラス遊びをしようとか、学期の終わり、ちょうど今ごろですかね。お楽しみ会なんていうのを小学校なんかでよく設定するんですが、そういうところでこういう遊びを全体でやることで活用してほしいなというふうに思っております。
 今後、活用状況については、どんな形で活用しているかですとか、それから、このほかにもいろいろ有効な遊び、体力向上につながるような遊びがあると思いますので、そのあたりを取り入れて、充実をさせていきたいなというふうに考えております。
 報告は以上です。
委員長
 ただいまの報告に対しまして、御質疑ございますか。
甲田委員
 各学校に送付するデータファイルというのは、今いただいた資料の単なる紙版のデータファイルということでしょうか。それとも、動画みたいなものが入って、ちょっとこれを見て、私なんかは知っているものもあるんですが、全然知らないものもありまして、先生方、皆さん全部が知っているというふうに思わないんですけれども、このデータファイルがかなり重要かなと思いましたので。
川島教育委員会事務局指導室長
 各学校にお配りしているものは、紙ベースのデータをお配りしております。確かに、若い先生で、この遊びはどうもわからないというときに、年長者にも学校の中にはいますので、そのあたりで会話をしてもらって、こういうふうなものだよと。また、ローカルルールみたいなものもありますので、多少変形した形で、その辺で教員同士のコミュニケーションも活性化されればいいかなというふうには思ってございます。
森委員
 ありがとうございます。私もこれを見ると、何かやっていたなというのもあれば、全然知らないのもあって、ちょっと興味深く見させていただいたんですけれども、子どもの遊びというのは、地域柄というか、自然発生的に出てきた、それが広がったものとかもあって、それが最近、例えば人権の問題とかいじめの問題とかと絡んで、教育上よろしくないんじゃないかというような指摘がされるような遊びもあるというふうに聞いていますが、何かこれをつくるに当たっては、そういうことも検討がされているんでしょうか。
川島教育委員会事務局指導室長
 今委員がおっしゃいましたように、差別的な役割だとかそういう名称なども伝承遊びの中にあることは事実でございます。今回、これは小教研の体育部の先生たちを中心に作成をしてもらったんですが、幾つかこのほかにも出てきておりました。その中で、今おっしゃった人権上の配慮というのを、ここで例えばドロケイで「ろうや」という言葉がどこまでそれに当てはまるかは問題ないだろうということで通しましたが、中にはその当たりを少し精査をさせていただく部分もあったことは事実でございます。
委員長
 ほかにございますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 じゃあ、これは皆さんも研究して遊んでみてください。
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 その他で何か報告ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、ないようですので、以上で所管事項の報告を終了いたします。
 次に、所管事務継続調査についてお諮りいたします。
 お手元の資料(資料7)のとおり、閉会中も継続審査することについて御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、御異議ありませんので、そのように決定をさせていただきます。
 次に、審査日程のその他に入ります。
 次回の日程等について御協議をさせていただきたいので、委員会を暫時休憩させていただきます。

(午後1時36分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時41分)

 次回の委員会は、10月18日(金曜日)午後1時から、当委員会室で行うということで御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では、御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 本日予定しました日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か御発言はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で子ども文教委員会を散会いたします。

(午後1時41分)