平成25年10月18日子ども文教委員会
中野区議会子ども文教委員会〔平成25年10月18日〕
子ども文教委員会会議記録
○開会日 平成25年10月18日
○場所 中野区議会第5委員会室
○開会 午後0時59分
○閉会 午後3時04分
○出席委員(9名)
高橋 ちあき委員長
石川 直行副委員長
高橋 かずちか委員
甲田 ゆり子委員
南 かつひこ委員
森 たかゆき委員
小宮山 たかし委員
伊藤 正信委員
かせ 次郎委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
教育長 田辺 裕子
子ども教育部長、教育委員会事務局次長 髙橋 信一
子ども教育部副参事(子ども教育経営担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当、知的資産担当) 辻本 将紀
子ども教育部副参事(学校・地域連携担当)、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)
濵口 求
子ども教育部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長、教育委員会事務局副参事(特別支援教育等連携担当) 黒田 玲子
子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長、教育委員会事務局副参事(就学前教育連携担当) 古川 康司
子ども教育部副参事(子ども教育施設担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
伊藤 正秀
教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 石濱 良行
教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 伊東 知秀
教育委員会事務局指導室長 川島 隆宏
○事務局職員
書記 土屋 佳代子
書記 遠藤 良太
○委員長署名
審査日程
○議題
学校教育の充実について
子育て支援及び子どもの育成について
○所管事項の報告
1 子ども・子育て支援事業計画策定のためのニーズ調査の概要について(子ども教育経営担当)
2 その他
(1)「待機児童解消加速化プラン」による賃貸物件等を活用した認可保育所の開設補助事業に係る事業者の応募状況について
○その他
委員長
それでは、定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会いたします。
(午後0時59分)
本日の審査日程を確認するために委員会を暫時休憩させていただきます。
(午後1時00分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時00分)
ただいま休憩中に御協議いただきましたとおり、本日の審査日程はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
本日は、委員会の休憩中に「中野区教育委員会教育委員との懇談会」を行い、その終了後、委員会を再開しまして、所管事項の報告を受けたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
それでは、議事に入ります。
学校教育の充実について、子育て支援及び子どもの育成についてを議題に供します。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後1時01分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時46分)
では、所管事項の報告を受けたいと思います。
1番目に子ども・子育て支援事業計画策定のためのニーズ調査の概要についての報告をお願いいたします。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
それでは、お手元に御配付いたしました資料(資料2)に基づきまして御報告をさせていただきます。
まず、本調査の目的ということでございます。子ども・子育て支援事業計画の策定にあたりまして、教育、保育、地域子ども・子育て支援事業等の利用状況、利用希望等を把握するといった内容でございます。
2番の調査対象、調査対象数でございますが、乳幼児(0歳~5歳)の方につきましては1万1,758人、また、就学児童(小学校1年生~3年生)の方につきましては4,836人でございます。これは、平成25年4月1日現在の人口の内容ということでございます。
3番、調査票発送件数でございます。乳幼児につきましては2,530人、就学児童につきましては1,570人でございます。
4の調査項目でございます。それぞれ乳幼児調査並びに就学児童の調査票を分けてございまして、こちらに記載がございますように、※の内容については乳幼児のみの調査項目ということでございます。(1)では子育ての環境、家族構成等々を聞いてございます。また、(2)保護者の就労状況及び希望ということで、(3)以降、それぞれ項目を決めまして、調査を行いました。基本的には国が示しております調査票の項目に中野区独自の調査項目などもつけて調査票を作成したところでございます。
最後、5番、今後の予定でございます。当委員会におきまして、今後のスケジュールということでは、計画全体の内容の中で御報告したとおりでございまして、来年1月頃には速報値が出てまいりますので、議会報告並びに子ども・子育て会議への報告を予定しております。最終報告書でございますけれども、3月頃でき上がると、そういった内容でございます。
報告につきましては以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対しまして御質疑ございますか。
かせ委員
今度の調査ですけれども、乳幼児1万1,758人、それから小学校1年生~3年生というのは4,836人ですけれども、これは現有の生徒数ですか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
こちらに書いてございますけれども、人口ということでございます。小学校1年生~3年生年齢の方の人口ということでございます。
かせ委員
その中で乳幼児については2,530人で、就学児童が1,570人ということですけれども、これはどのように選ぶというか、また、この根拠のあれですけれども、どうしてこの人数なのか。どういうことですか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
抽出は無作為抽出ということでございます。中野区におきましては、各種調査実施におけるガイドラインというものを設けてございまして、こちらで標本誤差3%以内の誤差ということで、なおかつ、住民情報システムによる抽出可能な数ということで設定したものでございます。
かせ委員
ニーズが多ければ多いほど、その確実性というものは高まっていくので、こんなものだろうというふうに思いますけれども。それで、先ほどの説明の中で、中野区独自のものということがあるということですけれども、これはどの調査でしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
例えば、こちらのほうの4の(7)一時保育、幼稚園の一時預かりなど、障害者の方のニーズも把握すべきであるというようなことが子ども・子育て会議の中で議論をされたようなところでございます。そういったところにつきましては、中野区独自で追加した内容となってございます。
かせ委員
その(7)の一つだけですか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
ほかにもございますが、主なものということで今申し上げたところでございます。例えばということでございますと、平日の定期的な保育サービスなどにつきまして……(「何番ですか」と呼ぶ者あり)すみません。例えば4の(3)でございます。幼稚園、保育園の利用状況のところで、保育園から幼稚園への転園希望についても把握する必要があるというような、これについては課題となってございましたので、そういったことも中野区独自の内容となっていることでございます。(「それだけ」と呼ぶ者あり)あと、4の(11)子育て支援全般の内容ということになります。事業の認知度を広く捉える、あるいは利用状況、希望について、中野区の現状に即して広く問うているということも、これは中野区独自の内容ということでございます。
かせ委員
いろいろ項目が多いほど、実情を把握するためにはより精度が高くなるということで評価しますけれども。それで、この調査は、例えばはがきであるとか、口頭で質問して面談の上での調査であるとか、いろいろ調査方法はありますけれども、それはどうなっていますか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
今回は郵送送付、郵送回収ということでございます。
小宮山委員
今回の調査項目をうまいこと分析すると、通常なかなか把握しにくいであろう潜在的待機児童の数が、うまいこと分析すれば把握できるのではないかと思うんですが、ニーズ調査報告書にはそういった潜在的待機児童の割合のようなものも報告していただけるのでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
国の調査票、ひな型も参考にさせていただいて今回の調査票をつくったところでございます。現状の把握並びに潜在的なニーズの把握も、その内容の中では捉えられるというようなこともございまして、中野区としても取り入れたということでございます。
森委員
御報告ありがとうございます。これのゴールというか目的は、子ども・子育て支援事業計画を策定するためというふうにあるんですが、これというのは、保育園とか幼稚園とかこども園――ちょっとどうなのかわからないですけれども、そのあたりのニーズがどれだけあるのかということを把握して、どのくらい整備していくかという計画を立てるためのものという理解でいいんですか。ちょっとわかりづらいかもしれないですけれども、この調査項目を見ると、要は現物給付の話なんですよね。でも、子育て支援は多分現金給付の面ともかなり影響があるんだろうと思うんです。例えば児童手当もそうですし、子ども医療費の助成なんかもそうですし、そういうのも合わさって全体的な子ども・子育て支援というのは成立していると思うんですけれども、この支援事業計画というのは、そこは守備範囲外なんでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
今回の調査の主な目的ということでは、子ども・子育て支援事業計画をつくるということでございまして、その大元になるのが子ども・子育て支援法の内容で、そういった計画を各自治体でつくることが義務付けられている。その計画で事業立てをするということが、法律上規定されている内容の事業については、当然のことながらこの調査の中で聞いてまいります。委員、御指摘の今の例えば現金給付でございますとか、利用者支援ということでは、そういったことも含まれるのかなというふうに考えてございます。
森委員
ちょっと御答弁が理解できなかったんですが、「含まれる」というのはどの部分がですか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
法の中で規定されている子ども・子育てにかかわる事業全般の計画立てをつくるための調査ということでございまして、その法の中で規定されているさまざまな子ども・子育て支援関連事業につきましては、この調査の中で捉えて、計画化をしていく必要があるということでございます。
甲田委員
この調査項目というのは11項目ありますけれども、これは大項目ということで、そこにまた細目があるという理解で、まずはよろしいのでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
委員、御指摘のとおりでございます。
甲田委員
あと、またちょっと別の話なんですけれども、例えば兄弟、姉妹がいた場合は、小学校1年生から3年生の対象の方に送ったときに、下のお子さんが3歳とかという方がいたとしますよね。そういう場合は、その保護者は、調査票が、この※は乳幼児のみというふうになっていますので、調査票が違うものが送られているので、その乳幼児のことについては答えられないようなことになるんでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
お子様を中心に無作為抽出をいたしまして、何々さんの保護者の方へというような、そういった送り方をしてございますので、ご兄弟がいた場合でも、その特定の方の名前の方の内容についてお答えをいただくということになります。
甲田委員
わかりました。もしそれで、例えば下のお子さんもいるので、無理矢理書くというようなことが発生するかと思うんですけれども、そういった場合、その他何か御意見みたいな、そういう欄は設けてあるのでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
先ほどちょっと申し上げた内容と重なるんですけれども、広くその他御意見があればというようなことでは伺うシートもございますので、そういった部分で答えていただけるのかなと思っております。
委員長
ほかにはご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
他に質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、2番、その他で何か報告がございますか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
それでは、待機児童解消加速化プランによる賃貸物件等を活用した認可保育所の開設補助事業に係る事業者の応募状況につきまして、口頭で御報告させていただきます。
8月22日に当委員会で報告いたしました賃貸物件等を活用いたしました認可保育所の募集の状況でございます。3カ所の募集をしたところでございますが、9月末に募集を締め切りましたところ、本町四丁目、それから若宮三丁目の物件の2施設で応募がございました。残りの1施設分に関しましては、ちょっと募集が現在なかったといったところでございまして、今後、募集方法をちょっと再検討させていただきたいというふうに考えているところでございます。
なお、応募のございました2施設でございますが、現在、審査を行っているところでございますが、来月には平成26年度の入園の募集案内を配布するといったようなところもございまして、この2施設に関しましては、4月の開園を前提といたしまして、計画中ということで、利用者の募集につなげてまいりたいというふうに考えてございます。
私からの報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対しまして、御質疑があったらお願いいたします。
森委員
御報告ありがとうございます。3施設募集をされて、2施設は応募があった、1施設はなかったということで、そのなかった部分というのは、条件等の見直し等も必要になってくるのかなと思うんですが、こういう場合、例えば応募があった2施設のほうも、なかった1施設の条件をちょっと事業者に有利にしたら、何か応募があった2施設のほうもそっちに合わせないといけないとか、何かそういう話になったりはするんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
まだちょっと、1施設分に関しまして今後どういうふうに応募していくかというのは、今、検討中でございます。ただ、認可保育園をつくることには変わりございませんので、そういった基本的な条件が変わることはないというふうには考えてございます。
甲田委員
本町四丁目と若宮というふうにお聞きしたかと思うんですけれども、前の御報告で、一つが上鷺宮、若宮、白鷺の中で1施設、それから上高田、中央地区のいずれかで1施設、そして、それ以外の地域というふうになっていたかと思うんですけれども、この本町四丁目というのはどこに入るんですか。それ以外ということで、なったんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
募集地域に関しましては、3カ所の重点地域ということで募集のほうをさせていただいておりまして、本町四丁目に関しましては、その重点地域の中に入っているものでございます。
委員長
よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
ほかになければ、ただいまの報告は以上で終了いたします。
それでは、以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、審査日程のその他に入ります。
次回の日程等について御協議をさせていただきたいので、委員会を暫時休憩いたします。
(午後3時02分)
委員長
再開いたします。
(午後3時03分)
次回の委員会は11月6日(水曜日)午後1時から、当委員会室で行うということで御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
また、次回は委員会を開会後、休憩して、緑野小学校及びキッズ・プラザ緑野などへの視察を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、そのように決定させていただきます。
本日予定しました日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言がございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で子ども文教委員会を散会いたします。
(午後3時04分)