平成22年03月16日中野区議会区民委員会(第1回定例会)
平成22年03月16日中野区議会区民委員会(第1回定例会)の会議録
平成22年03月16日区民委員会 中野区議会区民委員会〔平成22年3月16日〕

区民委員会会議記録

○開会日 平成22年3月16日

○場所  中野区議会第2委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後2時36分

○出席委員(8名)
 久保 りか委員長
 酒井 たくや副委員長
 白井 秀史委員
 北原 ともあき委員
 近藤 さえ子委員
 牛崎 のり子委員
 伊藤 正信委員
 きたごう 秀文委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 区民生活部長 鈴木 由美子
 区民生活部参事(区民生活部経営担当、地域活動担当) 遠藤 由紀夫
 区民生活部副参事(南地域担当) 松原 弘宜
 区民生活部副参事(中部地域担当) 小山 真実
 区民生活部副参事(東地域担当) 辻本 将紀
 区民生活部副参事(北地域担当) 伊藤 政子
 区民生活部副参事(西地域担当) 中井 豊
 区民生活部副参事(戸籍住民担当) 今 恵里
 区民生活部副参事(産業振興担当) 高橋 昭彦
 区民生活部副参事(環境と暮らし担当) 横山 俊
 区民生活部参事(ごみ減量・清掃事業担当、ごみ減量担当) 橋本 美文
 清掃事務所長 齋木 正雄

○事務局職員
 書記 土屋 佳代子
 書記 岡田 浩二

○委員長署名


審査日程
○所管事項の報告
 1 ビジネスプランコンテストの実施結果について(産業振興担当)
 2 「緊急経営応援資金」のあっ旋状況について(産業振興担当)
 3 平成22年度中野区産業経済融資制度の概要について(産業振興担当)
 4 なかの地球温暖化対策地域協議会の設立について(環境と暮らし担当)
 5 平成21年度(2009年度)家庭ごみ組成分析調査の結果(概要)について
   (ごみ減量担当)
 6 一般廃棄物処理基本計画(概要版)について(ごみ減量担当)
 7 その他
  (1) ISO等認証取得支援事業の実施状況について 
  (2) 中野区中小企業者等省エネ診断事業の実施状況について  
  (3) なかのエコフェア実施結果について 
  (4) 「資源とごみの分け方・出し方」(リーフレット)の全戸配布について
○所管事務継続調査について
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、区民委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思います。これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査にあたっては午後5時を目途に進め、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
 昨日に引き続き、所管事項の報告を受けます。
 1番、ビジネスプランコンテストの実施結果について。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 ICT・コンテンツ産業の集積を図るため、今年度実施しておりますデジタルコンテンツビジネスプランコンテストにつきまして、最終審査会を開催いたしまして、受賞プランが決定いたしましたので、報告いたします。(資料2)
 事業概要でございますが、デジタルコンテンツに係るビジネスプランを全国から募りまして、すぐれたプランを提案したベンチャー予備軍及び事業所の区内への定着を図るというものでございます。
 募集期間につきましては、平成21年11月5日から22年1月5日まで募集を行いました。
 応募状況につきましては、応募件数は31件となってございます。応募者内訳でございますが、区内法人は11件、区外法人は3件、区内個人は4件、区外個人は13件ということで、区内の計としては15件、区外の計としては16件という状況になってございます。
 次に、選考方法でございますが、1次審査で8件に絞りました。
 続きまして、最終審査ということで、3月9日、勤労福祉会館において公開プレゼンテーションを実施いたしまして、審査員9人によりグランプリ及び準グランプリを選考いたしました。
 選考結果でございます。グランプリにつきましては1件となりますが、株式会社サイバーノイズによります「Live2Dによる日本アニメの立体映像化支援ビジネス」ということで決定いたしました。これは日本アニメの特徴であります2D表現を立体映像化できる、同社の独自技術を活用した日本アニメの普及・発展支援サービスという内容になってございます。
 続きまして、準グランプリが2件でございます。1件目は竹内絵里さんによります「しらべナース」、こちらにつきましては、看護師の医療知識を取得するためのサポートウエブサービスということで、看護師専用の検索サイトと百科事典機能、この二つを提供する内容になってございます。もう1件の準グランプリにつきましては「ご当地ゲーム トチゲー」ということで、佐々木圭介さんの作品になってございます。こちらにつきましてはインターネット用のゲームを使いまして、地域の活性化を支援するというもので、ゲームを通じまして各地にまつわる歴史、名所などを紹介するというような内容になってございます。
 続きまして、受賞特典及び今後の立地支援でございますが、まず副賞といたしまして、グランプリの1件につきましては30万円、準グランプリ2件につきましてはそれぞれ10万円ということで、副賞を設定しております。
 続きまして、事業化支援でございますが、二つございまして、一つ目は事業化に向けた面談、二つ目は事業化経費の補助ということで予定をしてございます。
 また、その他でございますが、今回のコンテストの応募者に対する特典といたしまして、一つ目は応募者を対象としたセミナーの実施をいたしました。また、二つ目として、1次審査通過者に対しましてブラッシュアップ面談をいたしました。
 最後に参考として、今回審査のほうに協力していただいた9名の方のお名前、肩書を載せてございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。よろしいですか。
白井委員
 ビジネスコンテスト、なかなか力作というんでしょうか、非常にハイレベルな作品が出てきたんじゃないかなと個人的にはまず思っております。もう発表されているところなんですね。実はこれは文章で読んでも私はよくわからなくて、ホームページでそれぞれ探してみました。Live2Dのものと、それとしらべナース、ご当地ゲームを全部見させていただいたんですけど、非常におもしろくて、先ほど御説明があったところなんですけども、最近よく3D映画、アバターなんかが出ておりますけども、3D表現は非常に手間がかかるし、これを移動させるというんですかね。画面の中で回転させる技術というのはものすごく大変なんですけども、一方この2D、2面、平面でかかれている絵というのは、表現とかが豊かにかけます。しかしながら、物を動かすというのに関してはほとんどできないところなんですけど、これは融合してありまして、画面上でちょっと実際にこういうものですよというのがアップされていたのでいじってみたんですが、クリックしてマウスを動かすと、そっちへ人物の顔が動いたり表情が変わったりするというものでして、恐らくこれはいろんな技術に応用できるんだろうなというふうに個人的にはまず思ったところです。
 せっかくなので、三つともお話しさせていただこうと思いますけども、しらべナースについては、主に家庭の医学的に使える検索のイメージかなと思いまして、例えばのどの痛み、高熱と検索すると、該当するような病気だとかというのが上がってきたりします。そういう分じゃ、検索機能的に見られる医療的なところもあるのかなというふうな感想です。
 ご当地ゲームのものなんですけども、これは一見すると非常に難しい感じだったんですが、昔ながらの童話のゲームかと思ったらそうではなくて、各地の観光スポットだとか名称にちなんだゲームがオリジナルでつくってあるという形なんですかね。例えば北海道の夕張炭鉱なんて、炭鉱に由来したいろんな、実際に御当地に入ります、地図からその炭鉱の中に入りました。由来のあるものでいろんなグッズを探しながらゲームを進めていくというような、こんな感じなんでしょうか。私も全部やっていないのでわからないんですけど、ちなみにこの三つ、最終的にはグランプリと準グランプリなんですけども、ハイレベルな作品が出てきて、今後の展開が非常におもしろいなと思ったところです。
 1点ちょっとお聞きしたいんですけども、最後のご当地ゲーム、ここまで来ると中野区のご当地ゲームは、これはつくってもらえるのかなと思ったんですけども、この点は最後いかがでしょうか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 今回、中野区ということで御応募をいただきまして、作品を今回出していただいた佐々木さんとお話をしましたが、中野区ということで特色を出して、事業展開をしていきたいということでお話を伺っております。
白井委員
 せっかくですからね、ご当地ゲームは中野区だけがないということがないように、ぜひ中野区の題材を扱っていただいて、恐らく単なるIT・コンテンツだけじゃなくて、観光政策といったら難しいかもしれないんですけども、いろんな地域の中でのコラボのやり方は一つあるのかなというふうに、この三つ目のご当地ゲームに関しては思ったところです。
 グランプリに関してのものは、これは非常にいろんな応用がきくんだろうなと思っておりまして、このLive2Dは既に中野区にある会社だったと思います。ぜひ大きくなって中野区から羽ばたいていかないように、支援策のほうも区内産業を継続的にやっていただきたいと思いますけども、この点いかがでしょうか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 今回グランプリをとった株式会社サイバーノイズに関しましては、弥生町にあります東京都のインキュベーション施設に入居されている企業でございます。御当人もせっかく中野区で御縁があったということで、中野発の技術を世界に向けてということでお話しされておりました。今後さらに区、また地域との結びつきをつくっていくような働きかけもしていきたいと思っております。
白井委員
 最後に、このビジネスプランコンテストについてなんですけども、ICT・コンテンツとぱっとやると、コンテストというので検索をかけます。そうすると中野区は実はぱっと上位のほうに上がってくるんですね。逆に言うと、自治体の中でこれまで取り組んでいるところもあるんですけども、注目度も高くて、一般のユーザーさんのブログなんかにも出てくるところがあります。そういう分じゃ、試験的な部分で始められているところだと思うんですけども、今後しっかりこの点も力を入れていただきたいと思いますけども、いかがでしょうか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 今回のコンテストにつきましては、先ほど応募状況のところで御報告いたしましたけども、区外からの御応募が半数を超えておりました。また、セミナーを実施して、22人の参加を得たときにアンケートを実施しておるんですが、今回のコンテストをきっかけに、中野区で創業してみようかなということを掲げた方が4割程度いらっしゃいました。そういったこともきっかけになるのかなと思いまして、今後その部分を充実していきたいと思っております。
牛崎委員
 先ほどグランプリは中野の区内の業者ということですが、準グランプリのこのお二方は区内ですか、区外ですか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 これから創業されるということで、中野区内で事業を行うというお約束のもと、今回御応募いただいてございます。
牛崎委員
 それでは、事業化経費の補助ですが、これはオフィス賃貸に要する経費と、それから事業化に必要な経費の一部を補助とありますが、上限はありますか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 来年度の予算で1件あたり30万円ということで上限を設定して助成をする、そういうことで考えてございます。
牛崎委員
 それでは、次にセミナーを実施されて、31人中22人が参加をされたということなんですが、このセミナーの内容についてもうちょっと詳しく教えていただけますか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 セミナーにつきましては1月23日に実施いたしました。会場としては勤労福祉会館ということでございます。そこでは今後、ICT・コンテンツの事業を行うにあたってのポイントをアドバイスしたりということが主な内容でございます。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 2番、「緊急経営応援資金」のあっ旋状況についての報告を求めます。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 区内の中小企業の資金調達を支援するために行っております、緊急経営応援資金のあっせん状況につきまして御報告させていただきます。(資料3)
 1番目に受付・あっせん状況でございます。受付件数につきましては、平成21年1月27日から平成22年2月26日の状況でございますが、2,405件ということでございます。
 続きまして、あっせん件数につきましては1,881件となってございます。
 続きまして、2番目に融資実行状況でございます。一つ目として、金融機関審査済等件数でございますが、1,639件となっております。内訳といたしまして、実行件数が1,462件、うち減額件数が424件、否決件数につきましては98件、本人辞退件数につきましては79件となってございます。
 二つ目に融資実行率でございます。これは金融機関審査済み件数と実行件数の割合でございますが、89.2%になってございます。
 続きまして、融資実行総額でございますが、186億6,987万円になってございます。
 3番目に、参考として内訳を掲載してございます。一つ目は、この緊急経営応援資金が融資限度額が途中で変わってございますので、2,000万円の限度額であったときと5,000万円に変わってからの内訳を掲載してございます。
 続きまして、二つ目に融資あっせん額別内訳を載せてございます。こちらでは1,000万円から2,000万円の額、これが38.7%ということで最も多いところが読み取れるかと思います。
 続きまして、業種別内訳でございます。業種別にどういう状況で利用がされているかということでございます。この中では建設業、情報通信業が業種別の事業者数に対する割合が高いということが読み取れるかと思います。
 続きまして、従業員規模別内訳、こちらを掲載してございます。内容についてはお読み取りください。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
牛崎委員
 目標の金額というのがあったと思うんですが、それはいかほどでしたでしょうか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 件数と申しますか、考え方といたしましては、実際にニーズのある件数にどれだけ呼応するかということで考えをしてございます。当初の予算の段階ではおおむね150件程度の件数が毎月あるということで予測をしてございましたが、実際には実行件数としては100件程度ということで推移をしてございます。
 目標額につきましては、今回、先般補正ということで御審議いただきましたけれども、途中で2億円の減ということでなってございます。
牛崎委員
 そうしますと、下の項に実行件数が否決もあったし、本人辞退があったりなんかもしたと思うんですが、原因についてはどんなふうにお考えでいらっしゃるか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 当初、5,000万円まで引き上げた際に、想定していた予想の融資額につきましては3,500万円程度ということで予測をしてございましたが、実際の実績としては1,500万円というような状況でございました。
牛崎委員
 ですから、その原因というか、どういうところにあるかとお考えですか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 我々としては、資金需要というものがもう少し高額なものかというふうに想定していたところですが、実際区内の企業にとっての資金需要というのが、我々の想定よりも低かったということがあったのかなと思ってございます。
牛崎委員
 じゃあ、裏面のほうなんですが、業種別内訳のところで、いろいろと全部お聞きしたいぐらいなんですが、不動産業の場合にはどういう要件でお借りになりたいといった方たちが多いのかお聞きしたいです。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 具体的な用途につきましては、運転資金、設備資金等がございますけれども、そこまでの詳細の内訳について把握はしてございません。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 3番、平成22年度中野区産業経済融資制度の概要についての報告を求めます。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 平成22年度中野区産業経済融資制度の概要につきまして御報告いたします。(資料4)
 産業経済融資につきましては、中小企業の資金調達に際して、区が補助・あっせんすることにより、低利で円滑な融資を受けられるという制度でございますが、22年度につきましては、経営の安定化、経営革新、事業拡大、創業に資するよう、また昨今の経済状況も踏まえまして次の四つの柱を定め、制度の検討をいたしました。
 一つ目につきましては、経済状況に対応し、中小企業を支える緊急融資、そして円滑な運営と事業の発展を支える制度融資、三つ目が創業への挑戦を応援する創業融資で、四つ目が重点業種の企業立地を推進する戦略的融資でございます。これらの柱に沿って制度の組み立てをするとともに、産業界からなどの要望も踏まえまして、より活用しやすい制度とするための改善をいたしました。
 現行の制度と比較した新設・変更内容について御報告いたします。
 一つ目の柱でございます、経済状況に対応し中小企業を支える緊急融資でございますが、こちらにつきましては緊急経営応援資金の延長をいたします。平成21年1月から実施してございます緊急経営応援資金、こちらの受付を平成22年6月30日まで延長いたします。
 二つ目の柱でございます、円滑な運営と事業の発展を支える制度融資でございます。こちらについては3点ございます。
 一つ目は事業資金の借り換え用途への対応でございます。返済中の区の融資の借り換えを含めることができることとし、返済負担の軽減を図ります。借り換え対象の資金としてはごらんのとおりでございます。これに伴いまして、現行、借り換え資金のメニューを設定してございますが、こちらについては統合して廃止ということになります。
 二つ目は、公衆浴場設備改善資金の限度額拡大でございます。限度額を2,000万円から5,000万円に、そして償還期間を拡大いたします。
 三つ目につきましては、対象事業の拡大でございます。区内事業者の区外に設置する場合の設備資金、これを対象事業といたします。また、中野区に住民登録を有する個人事業主の区外事業所に係る事業経費につきましても、融資対象といたします。
 3番目の柱でございます、創業への挑戦を応援する創業融資でございますが、こちらにつきましては自己資金要件の改善をいたします。現在、これから創業する場合の自己資金要件につきましては実質2分の1となってございますが、これを3分の1ということに改善いたします。
 四つ目の柱でございます、重点業種の企業立地を推進する戦略的融資でございます。こちらにつきましては二つ内容を設定してございます。
 一つ目は、区内事業実績要件の適用除外と優遇利率の導入ということで、IT・コンテンツ関連企業の企業立地を促進するため、これらの事業所については、区内立地1年未満の事業所を融資の対象とするとともに、0.3%の優遇利率を適用いたします。
 二つ目は、IT基盤推進資金の創設ということで、オフィスビルの光化を行うための設備資金、ITの導入・活用により、販売促進や経営の効率化を図るための資金ということで、限度額3,000万円のメニューを創設いたします。このメニュー創設に伴いまして、従来ありましたIT化推進資金、融資限度額1,000万円につきましては統合いたします。金融機関との契約利率につきましては、区が基準として考えております短期プライムレート、こちらが1.475%と昨年の1月から変動がないことから、21年度と同率といたします。
 具体的な事業資金のメニューにつきましては、別添の資料をごらんください。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
北原委員
 実際、今年度から融資を充実していただいて、区内業者の人たちは大変助かっているというふうに認識しております。それで、区内の業者の景況調査というんですかね。景気動向調査なんかをしているところがあると思うんですね。時々私たちの控室にもそういったものの報告が届いていますけれど、それについては御存じでしょうか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 各自治体で区内の事業所の景況の調査をしているということは存じてございます。また、中野区でも今年度につきましては実施をして、半年に1回という頻度で行っております。
北原委員
 ところで、なかなか景気回復がスムーズにいかないと。これは国全体の問題として言えると思うんですけれども、特に中野区に関して、今区がやっている景況調査なんかを踏まえまして、現在の中野区における産業界のことを、商店街を含めましてどのような認識をお持ちになっているのか。そして今後、来年度を迎えるわけですけれども、来年度は今この報告のように、かなり充実した支援を区としてされているというふうに思っているんですけれど、その辺に対する取り組みについてもちょっとお尋ねしたいと思います。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 区内事業者の景況感につきましては、まだまだ見通しという部分で明るくないというような調査結果が出てございます。この景況調査につきましては、来年度につきましては予算がついておりませんで、今年度限りということになってございます。今後は東京都の行う景況調査、そして我々が実際に事業者とお話しする中で景況感をつかむ、そしてその状況に応じてまた必要な施策を展開していく、そのように考えてございます。
北原委員
 実際にはこういった融資制度なんかの支援を使って、それぞれの企業が少しずつ回復していくと、元気が出てくるというふうなところに持っていかないといけないと思うんですね。そういうことになりますと、景況調査は今後東京都の調査を参考にしてということでありますけれども、途中で失速するということがありますと、これは融資したお金の回収も滞るということになります。ぜひともそれぞれの企業が確実に回復して、中野区で元気を回復していただいて、そして中野区に貢献していただけるような、そういうところまでぜひ支えていただきたいなと思います。その辺はいかがでしょうか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 資金調達ができた後、企業が元気を出すということが大切なことかと思っております。区のできる範囲、また自助努力ももちろんあるかと思いますけれども、目的を持って進めていきたいというふうに思います。
白井委員
 融資制度はこれまで拡充をしてまいりましたが、いよいよ今回からさらに用途というんでしょうか、条件を緩和してだとか新たに創設してというのが入っております。
 一つ、まずは期間の延長なんですが、これまでは半年ずつ延長だったかと思うんですけども、今回について受付を6月30日まで、あっせんを7月30日とされたのはなぜなんでしょうか、お伺いします。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 経済状況の今後の見通しにつきまして、現在なかなか見通しが立たない状況でございます。これまで6カ月という単位でやってきたところでございますが、とりあえず3カ月というところで様子を見たいということで区のほうでは考えました。
白井委員
 3カ月後にまた検討するというお話になるんでしょうけども、非常にスパンが短くなりましたよね。一つはこの辺が、確かに今後の状況を見きわめなければならないというのはわかるところなんですけども、3カ月で回復するというほうが、むしろそっちのほうがないんじゃないかなというふうにも思います。台所事情的に財政的なものが3カ月しか準備できないと、こんなことはないんでしょうか、お伺いします。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 3カ月ということで、なかなかそこでこの短期間で変動する、しないということの御意見は分かれるところかと思いますが、今回3カ月というところで設定をいたしました。また、もちろん背景として財政状況というのはございます。その時々で最善な策を打てるように、きめの細かな検討をしていきたいと考えてございます。
白井委員
 今ちょっと予算書の細かいのが持っていなくてあれなんですけど、22年度予算の融資制度の組まれている全体の中の予算のうち、例えば今回のこの3カ月、どのくらいのウエートというんでしょうか、全体の22年度の予算枠の中のこの3カ月間、どのくらいとっておられるんでしょうか、お伺いします。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 この利子補給分として6億700万円という予算でございます。そのうち、来年度新たに実行した後、利子補給が生じる部分としては、おおむね4,000万円から5,000万円という形で計算をしてございます。
白井委員
 この6億700万円というのは22年度すべての予算で、そのうちの四、五千万円が今回の3カ月でとっているということですか。違いますよね。もう一度すみません。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 今申し上げた4,000万円から5,000万円と言いますのは、年度を通しての金額でございます。その中での3カ月という部分については、ちょっと今手持ちがないんですが、額的には緊急経営応援資金の部分につきましては、ある一定の部分を占めていると思います。
白井委員
 そうすると、年度を通して新規分は四、五千万円ですよと、22年度。そのうちの今回新たに、今までは継続じゃなくて拡充もされていますよね。6月30日までに申し込んだ分、どのくらいの予算までとれるという見込みなんでしょうか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 今の想定では4,000万円から5,000万円の利子補給で、年間でございますけど、そこでカバーできるものということで計算をしてございます。
白井委員
 普通、大体融資総額は幾らですよと大体見込みをつけます。区として2%の利子補給分がありますよと。従前の今までの利子の補給もあるんですけども、新規分は大体予算額は幾らで何件ぐらい、それぞれ四つの柱を立てられましたので、おおむね何件ぐらいまでは予算をとれますよと。3カ月ではこのくらいの予算を消化するんだろうという見込みがないということでいいんですか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 3カ月分のみということではないんですが、22年度の融資総額につきましては35億円程度ということで見込んでございます。
白井委員
 ちょっと不安になってくるんですけども、普通はこれは上限がありますよね。考えづらいんですけども、殺到した場合、年間で予算を確保しているのはわかるんですけども、下手をするとこの3カ月で使い切って、その後本当に準備されているお金は足りなくなると。補正を見越しているというお話もあるかもしれないんですけども、基本的には前回の、今現行行っている融資制度、お金が余ったので変えて減額をやりました、補正で。新年度の分に関しては、むしろちょっとこれで足りるのかなというのはわからないところなんですけども、年度間を通して四、五千万円で、3カ月間の今回拡充した予算でも十分余るぐらいというか、十分足りるという見込みでよろしいんでしょうか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 緊急経営応援資金の受付、あっせん件数自体は、傾向としては落ちついている傾向でございます。現段階の推定としては、今の予算の中でおさまるということで想定はしているところですが、もちろん経済状況が変化する場合もございます。そのときにはその状況を鑑みて、その後の方策を検討するということで考えてございます。
白井委員
 すべての拡充項目でどのくらいかと聞きたいところなんですけど、1点挙げます。(2)のところの③、対象事業の拡大、個人的にはこれが今までのやり方と大きく変わったところかなと思います。これまでは区内の事業者の方に融資をしていた。これは中野区に住民票があっても、例えば区外に会社がありますという場合は、今までの融資制度の場合、対象とならなかったんですよね。今回、区外でも融資制度の対象とするというふうになりましたけども、どのくらいの件数、またはどのくらいの融資額を見積もっておられますか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 これまで要望として、また金融機関等からもこういう事例があるということで話は聞いておりますが、件数的にはさほど多くないということで推定をしてございます。実際どうなるかということは推定でございますけど、月数件程度ということで推定をしているところでございます。ですので、全体に対する影響というのは、さほど大きくないと見込んでの考えでございます。
白井委員
 最後にします。そうすると、トータルとしては今1点だけ挙げさせていただいたんですけども、予算の枠だとか、もう一方のほうでは件数で縛りをかけて、これ以上超えた場合は融資がもうできませんよということはないということでよろしいんでしょうか。つまり、申し込みがあって当然審査があるところなんですけども、今回のこの延長に限っては、十分予算を担保されているというふうなところでよろしいんでしょうか、お伺いします。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 中小企業の資金調達を円滑にという目的でございますので、一定の枠を今の段階でかけるということは想定してございません。今後のまた状況に応じて、そこにつきましては柔軟に検討してまいりたいと考えております。
牛崎委員
 私も、このお話を聞いて本当に充実してきたなというふうに思って、区内業者の方たちも含めて喜んでおります。(2)の②、公衆浴場設備改善資金というものの限度額が拡大されたことも本当によかったなというふうに思って、今、公衆浴場がどんどんなくなっているという現状で、非常に自分のうちにおふろがない方たちにとって、特に高齢者の方たちにとっては深刻な問題だというふうに思っております。
 クリーンエネルギーに変えたいというふうに思っていらっしゃるこの焼却設備ですけど、その転換のためには大体どのぐらいかかるかというようなことについては御存じですか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 そこにつきましては、公衆浴場の設備それぞれによって異なるのかなということで、一般的なものというのはちょっとお答えが難しいかと思います。
牛崎委員
 それでは、どこかで御報告があったかなと思ったんですが、区内の公衆浴場の中で、何件ぐらいが今クリーンエネルギーへの焼却設備に転換しているかということはおわかりですか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 バブル期に設備更新をした公衆浴場が多いというふうに聞いてございます。その時期に設備更新をした公衆浴場に関しましては、設備更新の時期がまさにこれから訪れるということで、今後設備更新がふえてくる見込みであります。その中でクリーンエネルギー化というのも当然検討されてくるのかなと思いますが、数につきましては把握してございません。
委員長
 よろしいですか。
牛崎委員
 はい。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、本報告について終了いたします。
 4番、なかの地球温暖化対策地域協議会の設立についての報告を求めます。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 それでは、お手元の資料に沿いまして、御報告をさせていただきたいと思います。(資料5)なお、本件につきましては環境対策特別委員会、こちらの所掌というふうに承知してございますが、関連するということで区民委員会、こちらにも御報告をさせていただくものでございます。
 なかの地球温暖化対策地域協議会でございますが、この設立に向けた準備会というものを昨年度より設立していただきまして、御準備にあたっていただいたものでございます。昨年10月になりますけれども、その準備会におきまして、設立の趣意書というのを取りまとめていただきまして、新たに参加団体を募った、と。今般、今年になりますが、1月31日に設立総会を経まして、発足という運びになったものでございます。
 以下、このなかの地球温暖化対策地域協議会の概要につきまして、御報告をさせていただきます。
 1番が協議会の目的でございます。そこに記載してございますように、協議会は中野区環境基本計画に掲げます環境像、この実現を目指しまして、区民、事業者、区の連携・協働によりましてCO2削減に直結した具体的な対策を区民全体の運動として実践し、広めるということを目的としてございます。これは協議会規約より抜粋させていただいてございます。
 同じく協議会によりまして、2番、事業でございますが、この目的達成のための事業が決められてございます。
 一つ目が、環境基本計画のアクションプログラム等の取り組みをすること。2点目が、地球温暖化対策に関する地域における普及啓発を進めること、その他というふうになってございます。なお、この事業のより具体的なことにつきましては、正式にこの協議会を発足しました。これからさらに詰めまして、決めていくという運びになってございます。
 次に3番で、会員及び役員・運営委員について御報告させていただきたいと思います。裏面のほうに会員一覧を載せてございます。先ほどの設立趣意書のほうに御賛同いただきまして、この34団体で発足をさせていただいたところでございます。
 1ページのほうに戻りますけれども、その中から現在、役員・運営委員という形で、ここにある10団体が選ばれて任にあたるということになってございます。なお、この協議会の会員は団体の会員という扱いにしてございます。したがいまして、この役員・運営委員も個人名を入れてございますけれども、基本的にはこの会員である団体がその任にあたるというふうに御理解いただければと思います。
 裏面の4番になりますけれども、今後の予定でございます。先ほど申し上げました具体的な事業計画等のたたき台をつくりまして、6月を目途に新年度の総会を開いて事業を進めていくと、このような予定でいるところでございます。
 5番、最後になりますが、その他、事務局でございますが、環境と暮らし分野で担うというふうになってございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
牛崎委員
 この問題についてはかなり当委員会でもやりとりがあったかなというふうに思うんですが、きょう御報告されて気になるのは、役員・運営委員の中に女性が1人もいないので、どうしてかなというふうに思ったんです。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 この設立総会をするときにも会員の方からちょっとお話もありましたけれども、できることならばある程度バランスというのは考えていただきたいところでございますが、各団体より御推薦をいただいている方で構成してございますので、その関係からこのような結果になったということでございます。
牛崎委員
 ちょっと女性問題で調べたりなんかしたときに、たしか男女平等基本条例というのがありますよね。その第3条の3番に、「区は男女が等しく区の施策の策定及び実施の過程に参画する機会の確保を図るため、附属機関、その他区の施策を策定し、又は実施するために設置された会議等の構成員の性別に偏りが生じないように積極的に努めるものとする」というふうになっているんですね。ですから、結果的にこうなってしまったじゃなくて、やはりそういう視点に立って、そういう方たちがこの方たちの中からやっぱり女性が選ばれてくるような、そういう支援をする必要があったと思うんですが、いかがですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 先ほどのお答えの繰り返しになりますけれども、この団体につきましては任意の団体ということになります。したがいまして、今、委員が御指摘いただきましたような審議会の規定がそのまま適用されるものではございません。任意の団体の会員によって構成される任意の団体ということで、お話はありましたとおりですけれども、結果このようになったということで御承知おきいただきたいと思います。
牛崎委員
 それでは準備会を経て、1月31日に結局設立をされたということですが、この間の議論の中では裏面にある会員というのは会員だけれども、団体名というふうに伺ったんですが、この方たちは一切準備会の段階のときには参加をしてこなかったということの理解でいいんですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 裏面の(2)の会員のところでございますが、1から10番までですね。この10団体さんが準備会のときからかかわっていただいた団体でございます。
牛崎委員
 そうすると、その11から34番までは準備会のときにはかかわっていなかったということなんですね。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 はい。
牛崎委員
 そうですか。わかりました。
近藤委員
 先日このことについてはたくさん発言させていただいたんですけれど、これだけの会員及び役員というのが一堂に集まる会議というのはそんなにないと思うんですね。やはり地球温暖化対策について、頑張っていこうという姿勢がとても見られると思って、とても多くの方たちがこの会議体の中に入っていると理解します。
 それで、環境基本計画にあるプログラムを推進していくんですけれど、その中に、後でもちょっと触れさせていただこうと思っていたんですが、ごみ対策というのがこれだけ多くの方たちの中でできるということは、本当に有効的にうまく回っていくように、ここの場を使ってやられていくといいなと思うんですけれども、どんなことを考えていらっしゃいますか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 これまで準備会の中で御議論いただいてきた中では、この中に部会の一つとして、ごみゼロ部会みたいなものを設置して取り組んではどうかというような議論もございました。こういった準備会での議論、これまで検討してきたことを踏まえて、事業の具体化につきましては今後検討していくということになってございます。これからの議論に期待しているところでございます。
近藤委員
 これからの議論に期待するんですけれど、やはりこれからごみの問題が、この後報告があると思うんですけれど、区としての問題点とかそういうことを理解して、温暖化対策にやはり本当にごみ問題、ごみの発生を抑制をするにはどういったことが、これだけ多くの団体がかかわってやるということは、かなりいろんな対策がうてると思うんですよ。そういったことをやっぱり一つひとつやっていくことが、区民ができる温暖化対策、もちろんPTAさんなんかは学校の芝生化とかグリーンカーテンとか、そういったものに直接かかわっているんですけれど、それ以外にも町会の方が入っていたり、友愛クラブの方が入っていたりして、本当に大きなごみ抑制の運動の展開ができると私は思うんですよね。そういったことは、こういう協議会の中で発言するといっても、問題意識がないと発言というのはなかなか出てこないので、ぜひ区のほうからの問題などもおろして、それが皆さんの運動とつながっていくようにしていただけると、本当にこれだけ多くの会員の方がいるところで、啓発だけではなくて、ごみの抑制を抑えるということの運動に広がっていくと思うんですけれど、そういったところのお考えはないでしょうか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 今般設立いたしまして、改めて事業について今後検討を詰めていくという段階でございます。その中では当然ゴミのリサイクル・減量といったことも、環境基本計画が中心ではございませんけれども、かかわっている部分もございます。また、会員団体にごみゼロ委員会の団体さんも入っていただいているところでございますので、こちらの事務局といたしましてもそういった提案等をさせていただきながら、皆さんに議論していただきたいと思ってございます。
北原委員
 じゃあ、1点だけお尋ねします。この会員ですけれど、現在34までありますね。新日本婦人の会中野支部というので34番目なんですが、今後拡大する可能性もあるというふうに記されているわけですけれども、平成22年6月に総会を予定されているということでありますから、今後会員として追加されていくということを想定されているのか、それとも総会後もそういうふうに広く間口を広げていくのかどうか、その辺はどうでしょうか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 ただいま御指摘ございましたように、原則といたしましては会員については間口を広げていこうというスタンスでございます。ただ、この34団体は大きな大世帯になったというところからまだ間がございません。したがいまして、会員間の意思疎通を図りながら、事業の中身について一致できるところ、そういった共有できる部分について慎重に詰めて、その事業を進めていく上で、必要であればさらに会員を拡大していくなりというふうに今後検討を重ねていきたいというふうに思ってございます。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 5番、平成21年度(2009年度)家庭ごみ組成分析調査の結果(概要)についての報告を求めます。
橋本区民生活部参事(ごみ減量担当)
 平成21年度(2009年度)家庭ごみ組成調査結果(概要)につきまして、御報告をさせていただきます。(資料6)
 今年度、平成21年11月に実施をいたしました。本件の調査につきましては、ごみ集積所等に排出されましたごみの組成を明らかにしまして、今後のごみ減量、リサイクル施策の検討資料、あるいは基礎データにすることを目的として実施するものであります。
 調査対象でございますが、ここにありますように燃やすごみ、陶器・ガラス・金属ごみ、それから資源となりますプラスチック製容器包装、あるいは集団回収で収集しております古紙などを対象にいたしました。
 サンプルの収集方法でありますが、中野区内をおしなべて見たときに、ここにあります地域属性、家族向け集合住宅の多い地域であるとか、あるいは単身者向け住宅の多い地域、あるいは商業地域、こういったところをとらえまして、その中でさらに、例えば家族向け集合住宅の多い地域、中野六丁目が大体そういう感じかなと。その中野六丁目でさらに集合住宅が密集している、そういったところの集積所をサンプル収集いたしました。
 調査結果なんですが、別紙に御用意をさせていただきました。(1)から(4)まで、燃やすごみ、陶器・ガラス・金属ごみ、裏面はプラスチック製容器包装、それから古紙でございます。円グラフがございます。それに対しますコメントを若干囲みの中で書いてございますが、これにつきましては後ほどごらんいただきたいと思います。
 全体を見た場合の総括でございます。3になりますが、(1)燃やすごみ、陶器・ガラス・金属ごみ、プラスチック製容器包装につきましては、いずれも2割から3割の資源化可能物、あるいは対象品外品目の混入がございました。例えば、燃やすごみであれば紙類、繊維類、こうした資源となるもの、あるいは不燃物が混入をされておりました。それから、陶器・ガラス・金属ごみにつきましては、びん、ガラス、それから可燃ごみなどの混入もございました。プラスチック製容器包装につきましては、不燃物、厨芥類、紙類などの混入があったということでございます。
 分別区分の徹底をこれからさらに進めていかなければいけない。資源としての排出を誘導する、そういった方策がさらに求められているのかなと考えてございます。
 (2)資源化可能な古紙類が燃やすごみの中に2割混入されていました。資源化するため、より一層の啓発活動が必要だと思います。特に古紙の組成に占める割合がわずかであった紙製容器包装、あるいは雑紙、これが紙製容器包装につきましては古紙の中の2.3%、雑紙については1.5%なので、集団回収で古紙の回収を実践されている団体などと連携をとりながら、集団回収でも古紙がきちんと回収できるんだということのさらなるPRが必要なのかなと考えております。
 (3)番目は、資源となりますびん・缶の陶器・ガラス・金属ごみへの混入が目立っております。びん・缶回収の啓発活動と回収場所の設置の工夫が必要なのかなと思っております。
(4)ですが、組成割合の高い燃やすごみの厨芥類、生ごみですね。これが約40%。それから、陶器・ガラス・金属ごみの中の小型家電が13%入ってございます。こうしたものについて、生ごみ、あるいは小型家電、レアメタルも含めまして、こういった資源の施策化を今後検討していかなければいけないかなと考えております。
 以上、雑駁ではございますが、今回の調査結果の内容でございます。先ほど申しましたように、円グラフの調査結果につきましては後ほどごらんいただきたいと思いますし、また今回は概要という形で御報告をさせていただきました。この冊子につきましては今、鋭意調整、製本中でございます。今月末には先生方のほうにお届けできるかなと思ってございます。
 なお、本件につきましてはプラスチック製容器包装、それから今回は古紙も対象にサンプル調査をいたしましたので、環境特別委員会のほうにも御報告をさせていただきたいと思ってございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
近藤委員
 先ほどのちょっと続きみたいなんですけれども、この総括のところの(2)で、「なお資源として有用性をPRする余地がある」というところはどういうことを、どういうPRを考えていますか。
橋本区民生活部参事(ごみ減量担当)
 基本的には私たち行政が主体となるPRとしては、広報媒体を使ったPRだと思いますが、これは実践団体の皆さん方に十分このことを知っていただく。つまり集団回収の対象となるのは、古紙、段ボール、雑誌だけではないんだ。雑紙も有用な資源となるんだということを十分承知していただきたいと思っておりますので、前にも御答弁させていただきましたが、実践団体の方々、それから回収事業者の方々との意見交換の場、こういったところでのPR、それから集団回収ニュースというのを年4回から5回発行しております。その中でもこの有用性につきまして、訴えかけていきたいなというふうに思っております。
 あわせて、私たちは施策の目標としては、それぞれの実践団体がみずから区が発行しております集団回収ニュースと同様のといいますか、類似のニュースを発行していただく。このことも目標として掲げてございます。そういったニュースのデータとして私たちの資料を提供して、お知らせを地域の中に広めていただければなと思ってございます。
近藤委員
 一概には言えないんですけど、やっぱり単身者の、ひとり暮らしですか――の方が、雑誌とかを一緒に入れて捨ててしまったり、あと高齢者の方が縛ったりする作業ができなかったり、そういったことができなくて、つい紙類を一緒に入れてしまったりして捨てているなんていうのを見受けるんですよね。これはとても大変で、縛って持っていくことなんかなかなかできないなということを、私は日々の生活でよく目にしているんですよね。
 それで、先ほど申し上げた地球温暖化対策地域協議会などの中で、PTAさんとかが入っていますので、そういうときに本当にちょっとしたごみを資源に変えましょうという運動の中に、ちょっとお手伝いをどうですかみたいなことを入れていったり、何気なくその助け合いの中でやっていくということをやらないと、幾らPRをしても、実際はやりたいけれど、なかなか縛って古紙として出せなかったり、そういう問題も今あるんですよね。なかなか重くてそこまで持っていけないとか、そのときにお互いさまで協力をしていこうなんていうことがみんなの中で認識されていると、やっぱり資源に変えていこうというのが、私は温暖化対策地域協議会やなんかの中でどんどん出ていって、ちょっとしたお手伝いをこういう団体がみんなでできないかな、なんていうことがどんどん取り入れられていけば、本当に資源回収ももっと進んでいくと思うんですけれど、そういったことはいかがですか。
橋本区民生活部参事(ごみ減量担当)
 地球温暖化対策地域協議会だけではなくて、この古紙の集団回収を実践しているのは主として町会・自治会です。それからPTAです。そこには清掃協力会も絡んでいます。したがって、私ども担当としては、例えば町会の常任理事会であるだとか清掃協力会、それから集団回収実践団体の皆さん方の話し合いの席に、そうしたなかなか資源として排出することが困難なそういう世帯に、どういうふうに目配せしていくのか。つまり隣近所、向こう三軒両隣の中で、実践団体みずからの活動としてそういったことができるような、あるいはそういったところに目が向くような、そういう働きかけをしていきたいと思います。
近藤委員
 それがわかっていてもなかなかできない方というのはいるので、みんなで協力し合って、本当に資源に変えていくということができるととてもいい取り組みになると思うので、できるだけ、町会さんとかもいろいろお忙しいですし、いろんなやっぱり広く呼びかけてやるということがとても大事だと思うので、そこのところはしっかりやっていただきたいと思います。
牛崎委員
 総括の(4)番で、こういう方向でぜひ充実をさせていただきたいと思うんです。生ごみの資源化については、かなり以前から提案もしてきているところなんですが、この点、新しく区で生ごみの資源化について取り組んでいることがあれば教えていただきたい。
 それから、陶器・ガラス・金属ごみと小型家電、この小型家電の資源化というのは、修理をして使えるようにするということなのか、それとも解体してばらばらにして部品ごとにするのか。それから、陶器・ガラス・金属ごみというのは、これは焼却してか、あるいは溶融して何かに使えるようにするのか、ちょっと教えてください。
橋本区民生活部参事(ごみ減量担当)
 生ごみについて、現時点での具体的な利用化については検討してございません。ただ、その検討するにあたってはバックデータが必要だと思っております。先進自治体の情報であるだとか、あるいは生ごみの出口というんですかね。これを堆肥にするのか、飼料にしたり、そうした事業者を視察したり、どういうふうな形でもって中野区から排出される生ごみをそちらに移し、それが資源として有効に活用されるか。そのルートなどにつきましてずっと研究をしているところであります。来年度、事業化に向けての検討を引き続き進めていきたいなと思っております。
 この問題についてはいきなり資源化ということではなくて、生ごみについては、生ごみの80%が水分と言われております。まず、水切りをきちんとしましょうと。水を切って重量を減らす。そうしたことを励行する中で生ごみに対する意識、これを資源として有効に活用できないだろうかという、そういう意識醸成が必要なのかなと思っております。
 2点目の、陶器・ガラス・金属ごみ、小型家電の問題でございますが、具体的な内容は現在はありませんが、これは放置できる問題ではないのかなと。つまり、携帯電話で言われるところのレアメタル、電子製品など、小型家電の中の電子製品には希少金属が結構入っています。それをどういうふうに抽出し、それも抽出しただけではなくて、それをどういうふうに資源としていくか。そういうルートもきちんと私どもとして確保しなければなりません。
 同時にこういった事業は、これはこの席で繰り返し申し上げておりますけれども、費用対効果の問題です。やみくもにリサイクルをすればいいという問題ではなくて、そのことによってどういう効果が上がって、ただしどれだけ費用がかかるのか。その辺のバランスが必要なのかなというふうに思っております。ただ、これは看過できる問題ではないと思っております。
 それから、3点目の陶器・ガラス・金属。陶器・ガラスについても、これは資源として活用できるというグループもございます。そういったところを実際にやっている自治体もあるやに聞いてございますが、まだ中野区としてはそこまで踏み込んだ検討はしてございません。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 6番、一般廃棄物処理基本計画(概要版)についての報告を求めます。
橋本区民生活部参事(ごみ減量担当)
 タイトルは一般廃棄物処理基本計画(概要版)となっております。(資料7)これは23区清掃一部事務組合の一般廃棄物処理基本計画の概要でございます。私どもに一部事務組合からこういう概要版ができたということで連絡がございまして、私ども議会に報告をしたいということで、向こうから取り寄せたものでございます。
 計画の本体につきましては、今月の末になるかもしれませんけれども、製本されて送られてきますので、先ほどの組成調査とあわせまして、先生方にはお配りさせていただきたいと思っております。
 この基本計画につきましては2月16日、一部事務組合の評議会、これは23区の区長で構成されております。そこで了承されました。それを受けまして2月23日、伊藤議長がこの中でいらっしゃいますが、23区一部事務組合の全員協議会、23区議会の各議長で構成されているところでございますが、そこで了承されたものであります。一応この計画につきましては、一部事務組合で確定したものでございます。
 この1番にあります計画策定の趣旨、計画期間、これはここに書かれているとおりなんですが、今回の計画期間は平成22年度から平成32年度までの11年間、この前の計画は平成18年度から平成31年度までの15年間となってございました。今回は平成32年度までの11年間といたしましたのは、清掃一部事務組合の経営計画の最終年次が平成32年ということですので、それに突合させるような形でもって計画期間を設定したというふうに聞いてございます。
 主な見直し事項であります。これはごみの発生量なんですが、家庭ごみの原単位、1人当たりの発生量なんですけれども、これを低く、それから事業系ごみの都内総生産成長率を前年度の年2%から年0.5%というふうに見込み、発生抑制量については資源化率が向上するということを見込みまして、前の計画より66万トン少ない280万トンと予測したところでございます。前の計画では354万トンというふうに設定をされております。これにつきましては、裏面の3をちょっとごらんいただきたいと思います。
 このグラフがございますが、折れ線グラフ、上のグラフが前の計画です。下のグラフが本計画です。32年度のところを見ていただきますと、この乖離が66万トン、現計画でいきますとほぼ横ばいでございますが、このように減っていく、そういう傾向を示しております。
 その下の数字が落とし込んでございます平成22年度から32年度までの表ですけれども、上にごみ発生量となっています。平成22年度が486万トン、32年度が492万トン、このごみ発生量は何にもしないで、いわば漫然とごみを排出した場合はこれだけの量が出ますよという数字です。左表側の中ほどを見ていただきますと排出抑制量、そうではなくて、きちんと資源になるものは資源とするんだ。排出抑制をきちんとやるんだということで、そうした取り組みをした場合に、平成21年度は排出抑制量が190万トン、32年度に至っては205万トンということで、これがごみ発生量からこの排出抑制量を引きますと、実際にごみとして出される量です。これが繰り返しになりますが、平成32年度は288万トンということになります。
 じゃあ、表にちょっと戻っていただいて、最終処分量の見直しですが、ここに書かれているとおりなんです。最終処分量は平成17年度の83.2万トンから平成20年度の45.8万トンに減少した。この傾向を踏まえまして、前年度よりも17.9万トン少ない18.6万トンと推計をしたということで、これもちょっと裏面をごらんいただきたいと思います。
 裏面の4、最終処分量です。元年から20年までを見ていただいても、これだけの量が処分量として減ってきている。さらに減るだろうと。それは先ほどのごみ量予測と非常に連動するところでございますが、それだけではなくて、ごみとして焼却された焼却灰、そういったものにつきましてもきちんと活用していくということで、最終的な埋立量が32年で18.6万トンというふうに推計をしてございます。
 それから、1ページ目をごらんいただきたいんですが、③の施策体系の見直しであります。これにつきましても、5の計画目標と施策体系というのをちょっとごらんいただきたいんですが、目標は循環型ごみ処理システムの推進、これは変更はございません。施策としては、ここにあります2、4、5が前の計画の施策です。それに今回の計画では新たに1と3、つまり効果的で安定した中間処理体制の確保、それから地球温暖化防止対策の推進、これを新たな施策として加えてございます。こういう形でもって施策体系を示し、具体的な取り組みにつきましてはその後ぶら下げてございます。
 1ページ目にちょっと戻っていただきたいんですが、④で焼却灰処理の見直しということで、先ほどちょっと触れましたけれども、最終処分量を減らすためには焼却した灰につきましてもさまざま活用していこうということで、灰溶融施設などを見直しながら活用していこうというのが計画の中にございます。
 ⑤で施設整備計画の見直しということで、清掃工場につきましては、焼却余力を12%確保するということを前提にしてございます。そうしたことを前提にした整備計画でございます。
 これにつきましても、6をごらんいただきたいと思います。6の施設整備計画、つまり清掃工場、あるいは破砕ごみ処理施設、これの建てかえ、その他でございます。現在予定されておりますのは、左表側にあります工場名、練馬、杉並、光が丘などがございますが、中野区の問題としてとらえたときに、練馬清掃工場が現在建てかえのための休止でございます。中野区のごみは主に練馬とか目黒とか板橋とかに持っていっておりました。練馬が休止になったために、現在中野区のごみにつきましては、練馬の休止の影響を受けて、その大半を千歳清掃工場に持っていっています。多く持っていっているのが千歳、杉並、光が丘でございます。杉並につきましては御案内かもしれませんけども、自区内発生ごみしか受け入れないということを前提にしてございました。ただ、隣接区、中野区のごみにつきましては、年末年始については受け入れるという、そういう前提条件に立ったんですが、杉並も建てかえがございます。ということで、そういった意味から杉並も受け入れるということです。
 これから先の話として、練馬、杉並が改築のため、建てかえのために休止になった場合どうするかということなんですけれども、現在のところなかなか読み取れませんが、これは清掃一部事務組合、あるいは清掃協議会の中で搬入調整などを行う予定です。周辺で申し上げますと、豊島清掃工場などもございますし、そういったところで搬入調整をする予定になってございます。
 表にちょっと戻っていただいて、⑤の不燃・粗大処理の見直し、灰溶融施設といったものもございます。これらにつきましては、後刻計画書を御配付させていただきますので、その中でお読み取りいただきたいと思います。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
牛崎委員
 教えていただきたいんですが、②の「今後は不燃ごみ等処理残さの焼却」とあるんですが、不燃ごみ等処理残さとはどういうものですか。
橋本区民生活部参事(ごみ減量担当)
 これは一組の基本計画でございまして、私ども中野区で読み取りがございませんので、私についてはその辺は承知してございません。
委員長
 よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に7番、その他で何か報告はありませんか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 それでは、私どもで所管してございます3件ほど口頭になりますが、御報告をさせていただきたいと存じます。
 まず、1点目でございますけれども、先般、昨年の補正予算を組ませていただきましたISO等認証の取得支援事業、これの実施状況について、口頭になりましたが御報告をさせていただきたいと思います。なお、この本件につきましての所管も環境対策特別委員会でございますけれども、関連するということで御報告をさせていただくところでございます。
 このISO等認証取得の支援事業でございますが、まだ現在1件報告待ちという状況でございます。ただ3月20日過ぎになりますと、ほぼ認証が得られるだろうというような連絡を受けてございますので、実績の見込みが立ったということで、口頭になりますが御報告をさせていただくところでございます。
 実際に受け付けました件数でございますが、会社の事業所の数にいたしまして8事業所となってございます。認証規格といたしましては、1社で二つとっているところがございますので、9規格が認証されるという見込みでございます。既に大半につきましては、補助金のほうにつきましては執行しているところでございます。
 この会社、事業所の大体の内訳でございますけれども、建設会社が五つ、その他運輸関係、それからスポーツクラブ関係というふうになってございます。
 認証した企画の中身でございますけれども、ISOの14001、これは環境マネジメントシステムになりますが、こちらが4件、それから同じくISOの9001でございますが、これは製品品質になるかと思いますけれども、こちらが3件、その他、環境省でやってございますエコアクション21が2件という内訳でございます。これにつきましては、今後1年ごとに更新がございますので、その都度その運用状況についての報告を、こちらのほうにもあわせて報告をいただくということになってございます。
 次に、2点目でございます。同じく補正予算で組ませていただきました中野区中小企業者等省エネ診断事業、こちらの実施状況につきましても口頭で御報告をさせていただきたいと存じます。
 こちらにつきましては受付が8件ございました。1月末で締め切ってございますので、受付件数が8件でございますが、うち2件につきましては、まだ現在最終の診断報告書の結果をまとめているということで、3月下旬に報告されるということになってございます。おおむね実施の見込みが立ちましたので、こちらのほうも口頭での御報告をさせていただくものでございます。8件のうち2件が継続中、うち5件が終了してございます。うち1件が辞退という結果になってございます。
 実施いただきました事業所の内訳でございますけれども、クリーニング店が二つ、会計事務所、設計事務所、不動産会社、それからダンススタジオ、そして小売店といったような中身になってございます。
 診断結果の中身でございますが、例えば小売店の例でございますけれども、高効率の照明器具等に交換するなどの診断内容を踏まえますと、CO2削減が年間にいたしまして24%の削減、1.3トンほどですね。1,000キログラムぐらいの削減になります。あわせまして、経費節減が年間23万9,000円ほどになると。設備導入が51万円でございますが、この回収年数で見ますと約2年ちょっとというような例がございます。あるいはクリーニング店などの例で見ますと、やはりCO2の削減が1割強、キログラムにいたしまして2,600キログラム程度、1年間でございます。経費節減のほうにいたしますと12万4,000円ほど、年間でございます。導入経費が8万6,000円ほどでございますので、仮に回収年数ということでいきますと8カ月程度、1年弱といった、こういったような診断結果が得られているところでございます。これにつきましても、後ほどにアンケートをとらせていただきまして、設備更新等をしたのかどうかといったような取り組み内容について追跡をさせていただく予定でございます。
 これら二つにつきましては、こういった取得をしていただいた、取り組みをしていただいたということでございますので、区のホームページ等でこういった企業につきまして、PRという形で御紹介などもさせていただきたい。今後、そのようにしていきたいというふうに考えてございます。
 最後、3点目になりますが、先般実施をいたしました中野エコフェアというもののイベントをやってございます。委員各位にはこういったようなチラシで、別途ポスト経由で全議員に御案内をさせていただいたところでございますが、2月27日、冷たい雨が降る中でございましたけれども、サンプラザ前広場で実施をさせていただきました。非常に寒かったんですが、御参加は大体600名ほどいただきました。ブースの出店等をいただいた11社を含めますと70名ほどございますので、670名ほどの参加をいただいているかと思います。その他、クイズラリーの参加者が200名ほど、それからアンケート回収が90件ほどいただいているところでございます。
 参加者の数は今申し上げたとおりでございますけれども、実際のCO2削減に直結するような普及啓発の一環ということでとらえますと、例えば当日はLED電球、それから電球型蛍光灯などの販売も一部あったわけでございますが、200個弱ぐらい売れているというようなこともございました。また、太陽光の設置の設備、それから太陽熱利用設備の設置につきましては、カタログ請求をされていった方が五、六人いらっしゃったというようなこともございます。ただし、そこですぐに受付をしたわけでございませんけど、今後そういった取り組みにつながるのかなといったような感触を得たというところでございます。
 なお、アンケートの中で、今後どのような取り組みを、温暖化対策をしてみたいかというようなアンケートをとらせていただきましたけれども、多かったのが太陽光発電の利用、あるいはLED電球の利用、あるいはごみの減量といったようなところが上位3点、3項目となっている結果が得られてございます。
 このような事業を実施させていただきましたので、報告をさせていただきました。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
白井委員
 2点目の環境診断、小売で初期投資がたしか50万円ぐらいで、その経費の削減が23万円とおっしゃったのかな。大体2年ぐらいで回収できてしまうんですけど、これは小売とはどんなお店のことを指しているんでしょうか、お伺いします。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 これは包装資材等を販売しているお店でございます。もう少し具体的にその省エネ診断の内容を申し上げますと、電力需要というのが年間ございますと、ピークのときに電力の基本料金の契約になるわけでございますが、そういったことの見直しによりまして、電力単価の低い契約に見直しができるといったような御提案がございました。
 それから、間口につきまして、やはり開放状態でございますと、冷暖房のききが悪くなるということで、透明のビニールカーテンで遮断をするような提案、それから天井、壁等の高反射率の天井材、照明をより生かすような天井材ですね――や塗料の使用、それから照明器具を高効率タイプに変えるといったような御提案内容でございます。それを踏まえますと、経費で23万何がしの年間の節減額になるというものでございます。
近藤委員
 3番目の中野エコフェアについて伺わせていただきたいんです。これは雨が降る中、本当に御苦労さまだったんですけれども、結構多くの方が参加をされたと思うんですが、何を目当てに来たという感じですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 ブースにつきましてはそんなに大規模にやってございません。12ブースほどでございましたので、一通り回っていただいていたように私として見受けてございます。お子様連れですと、実はここでステレンジャーショーというようなショーをやったわけなんですが、こちらを大いに期待されて、親子連れ30組ほどが2回にわたって御参加をいただいているといったようなこともございました。
近藤委員
 私は実はそれをちょっとお聞きしたかったんですけれど、そのステレンジャーというのはどういうような人たちなんですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 これだけを専門かどうかはわかりませんけれども、こういった親子連れ、子どもさんにも取り組みやすいようなことを一つの御商売としてされている団体でございます。そこに委託をさせていただいて、実施していただいたものでございます。
近藤委員
 前、何のときだかちょっとごめんなさい。記憶がないんですけど、やはりいてお子さんがすごく集まっていたんですよ。これは同じ人たちなのかなと。いつも中野区のイベントだと委託をするんですか。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 私どもの承知している限りでは初めてのところでございます。
近藤委員
 何か清掃の職員とかがかかわってのこれではないんですか。
齋木清掃事務所長
 今回のフェアには清掃の職員はかかわってはないんですが、中野駅前広場でやっているイベントの中に、ごみ減量のPRをするということで、職員が中野環境レンジャーというのをつくりまして、そういうことで何回か出演はしていましたので、それをごらんになったのではないかと思います。
近藤委員
 すみません、違う人たちなんですね。私は職員がやっていらっしゃるんだと思って、すごく熱心にいろいろやっているんだなと思ったんですけど、このステレンジャーというのは委託で、環境レンジャーというのは職員がやる組織であるんですよね。
齋木清掃事務所長
 職員がやる、と。それを専門にやっているわけじゃないんですが、たまたまごみの関係でイベントがあるわけなんですね。そのときにせっかく人が集まって、それをPRということがありましたので、目立つような格好でやったらどうかということで、これまでに何回かそういうかぶり物を着て、気を引いてPRしたことはございます。
横山区民生活部副参事(環境と暮らし担当)
 先ほどの御答弁にちょっと補足をさせていただきます。ステレンジャーでございますが、もともとは有限会社の、演劇をされる会社でございます。そこの組織といたしまして、こういった環境普及のための取り組みとして、着ぐるみを着てやるという取り組みをしていただいているところでございます。そこに委託をさせていただいたということでございます。
近藤委員
 わかりました。
委員長
 よろしいでしょうか。他に報告はございませんか。
橋本区民生活部参事(ごみ減量担当)
 既にごらんになったかもしれませんが、「資源とごみの分け方・出し方」、このリーフレットを各戸配布させていただきました。3月8日から一昨日で配布が完了してございます。これまでもこの2年間の間に2度ほど出しているんですけれども、それらをあわせて保存版という形でもって御活用いただきたいなということで御配布させていただきました。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいでしょうか。質疑がなければ、以上で本報告について終了をいたします。
 他に報告はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 以上で所管事項の報告を終了いたします。
 次に、所管事務継続調査についてお諮りいたします。
 お手元に配付の文書(資料8)に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 審査日程のその他に入ります。
 理事者から、2月17日の当委員会での答弁について発言を求められております。
齋木清掃事務所長
 前回、2月17日でしたか、酒井副委員長から派遣職員と職員の対応という点について御質問がありましたが、質問の趣旨に沿わない答弁をいたしましたのでおわび申し上げるとともに、改めてお答えさせていただきたいと思います。
 具体的には予防注射への対応はどうかということかと思います。派遣職員への予防注射に係る現実的な対応としましては、長期的、継続的に従事している職員と同様の対応は難しいということから、事故発生後の対応に万全を期すとして、速やかに医療機関の診察を受け、一定期間採血による経過観察を行うことを産業医から指導を受けています。また、派遣契約をする場合には、その契約の中に予防注射を義務付けたらどうかという助言も得ているところでございます。
酒井委員
 すみません、私も聞き方がちょっと悪かったみたいで申しわけありませんでした。簡単に言いますと、正規の職員の方と派遣の方の中で、予防の中で破傷風でしたかね――の予防接種が正規の方はやっておりまして、それで派遣の方はやっていらっしゃらないと。そういう中で先ほど御答弁があったように、私は前回の質疑の趣旨といたしましては、今後のそういった派遣の方にお願いする中では、区がやるのか、それとももしくは派遣会社のほうでそういったところをしっかりとやっていただくようなことを考えていただきたいというふうな質疑をしたかったんですけれども、来年度から派遣の方というのは入られないということになっておりますので、ちょっと違うんですけど、今後またそういったときが来るかもわからないときは、こういったことも十分に御配慮いただいて、区がやるのか、それとも派遣会社さんのほうでお願いするのかしっかり対応していただいて、正規の方、派遣の方、待遇面でそういった、病気の問題になってきますので、違いのないように行っていただきたいと思います。よろしくお願いします。
委員長
 他に委員、理事者から御発言はございませんか。
酒井委員
 以前の区民委員会、かなり前だったと思うんですけど、プレミアム商品券の御報告をいただいたときに、今後すべてが終わって、そのプレミアム商品券について総括した上で、どういったところに問題点があったのかというのを私は報告していただきたいというふうにお願いして、担当副参事さんもそれに関しては御報告したいというふうなことがあったかと思うんですけれども、なかなか御報告が、お忙しいのは御理解するんですけれども、そういったものがなかったので、まだ今後御報告していただけるのかなというのはちょっと気になって。なぜなら、もちろん商店街の活性化のために、大変に有意義な施策であったかと思うんですけれども、1割を区が公金として負担する中で、今後また行っていくときに、やっぱりどういうふうにしていかなければならないだとかはもう少し議論したいなと思っておりましたし、実際に担当さんから見て、それから現場はどうだったんだというのをお聞きしたいなとも思っておりましたので、そういった御要望をさせていただいたんですけれども、今後また御報告していただけるのでしょうか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
 プレミアム付き商品券の販売結果につきましては、6月10日の区民委員会で報告させていただきまして、その際、酒井委員から使用場所などの把握や分析、こういったことももう一度区民委員会でも報告してもらえないかという御発言がございまして、私から話し合いをした結果について御報告させていただきたいと思います、ということで御答弁させていただきました。
 プレミアム商品券につきましては、その後、商店街連合会から商店街ごとの商品券の回収実績を算出して、その傾向等について報告を受けてございます。その実績を踏まえまして、商店街連合会としての今後の区内共通商品券の利用拡大策、これにつきまして検討しているところでございますが、現在まだ検討途上でございまして、そのため区民委員会の報告につきましては現在見合わせているというところでございます。ということで、また改めて御報告させていただくかと思います。
委員長
 休憩します。

(午後2時32分)

委員長
 再開します。

(午後2時33分)

 次回の日程を御協議いただくため、委員会を暫時休憩いたします。

(午後2時33分)

委員長
 再開いたします。

(午後2時34分)

 休憩中に御協議いただきましとおり、次回は第2回定例会中とし、急を要する案件が生じました場合は正・副委員長から連絡をさせていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 予定した日程はすべて終了いたしますが、委員、理事者から特に御発言はございませんか。
橋本区民生活部参事(ごみ減量担当)
 先ほど、23区清掃一部事務組合の一般廃棄物処理基本計画に関しまして、牛崎委員から御質問がございました。私は承知してございませんというような御答弁をさせていただいたんですが、非常に勉強不足で申しわけございませんでした。質問の趣旨が資料の2の②、最終処分量の見直し、この2行目にあります、「今後は不燃ごみ等処理残さの焼却」というところの不燃ごみ等処理残さ、これはどういう意味なのかという、こういうお尋ねだったと思います。この不燃ごみ等処理残さと申しますのは、不燃ごみとして収集したものが不燃ごみ処理センターに送られます。そこでもって破砕、その他を行いまして、必要な資源などをとります。それから、不燃ごみだけを残しまして、その中に可燃的なもの、燃やすごみがそこに含まれておりますので、そういったものについては焼却処分をするということで、不燃ごみとして収集したものの中に可燃部分が含まれている。その部分がここでいうところの残さでございます。よろしくお願いします。
委員長
 よろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 特に、他に委員、理事者から御発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で区民委員会を散会いたします。

(午後2時36分)