平成25年11月28日中野区議会子ども文教委員会(第4回定例会)
平成25年11月28日中野区議会子ども文教委員会(第4回定例会)の会議録
平成25年11月28日子ども文教委員会会議録 中野区議会子ども文教委員会〔平成25年11月28日〕

子ども文教委員会会議記録

○開会日 平成25年11月28日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後2時10分

○出席委員(9名)
 高橋 ちあき委員長
 石川 直行副委員長
 高橋 かずちか委員
 甲田 ゆり子委員
 南 かつひこ委員
 森 たかゆき委員
 小宮山 たかし委員
 伊藤 正信委員
 かせ 次郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 教育長 田辺 裕子
 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 髙橋 信一
 子ども教育部副参事(子ども教育経営担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当、知的資産担当) 辻本 将紀
 子ども教育部副参事(学校・地域連携担当)、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当) 濵口 求
 子ども教育部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長、教育委員会事務局副参事(特別支援教育等連携担当) 黒田 玲子
 子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長、教育委員会事務局副参事(就学前教育連携担当) 古川 康司
 子ども教育部副参事(子ども教育施設担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)伊藤 正秀
 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 石濱 良行
 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 伊東 知秀
 教育委員会事務局指導室長 川島 隆宏

○事務局職員
 書記 土屋 佳代子
 書記 遠藤 良太

○委員長署名

審査日程
○議案
 第83号議案 中野区立学校設置条例の一部を改正する条例
 第84号議案 指定管理者の指定について
○所管事項の報告
 1 平成26年度予算で検討中の主な取り組み(案)について(子ども教育部、教育委員会事務局)
 2 「中野区次世代育成支援行動計画平成24年度事業実績」の公表について(子ども教育経営担当)
 3 平成26年度キッズ・プラザ及び学童クラブ運営業務委託事業者選定結果について(学校・地域連携担当)
 4 賃貸物件等を活用した認可保育所設置運営事業者の選定結果について(保育園・幼稚園担当)
 5 今後の保育需要への対応方針(平成25年度改定版)について(保育園・幼稚園担当)
 6 中野区立保育園調理業務委託における事業者選定について(保育園・幼稚園担当)

委員長
 定足数に達しましたので、本日の子ども文教委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 本定例会における審査日程及び3日間の割り振りについて協議をさせていただきたいので、委員会を休憩いたします。

(午後1時00分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時00分)

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りいたします(資料1)。1日目は議案の審査を行い、その後所管事項の報告をできるところまで行いまして、2日目は所管事項の報告の続きから行い、3日目は進行状況に応じて改めて御相談したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たりましては3時ごろを休憩に入れて、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 第83号議案、中野区立学校設置条例の一部を改正する条例を議題に供します。
 本件について理事者から補足説明をお願いいたします。
伊藤子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
 第83号議案、中野区立学校設置条例の一部を改正する条例について補足説明させていただきます。提案理由でございますけれども、現在中野中学校の新校舎を旧中央中学校の跡地に建設中でございますが、今年度末の新校舎の完成に伴い、新年度より新校舎の供用を開始しますことから、中野中学校の位置を改める必要がございます。
 それでは、お手元の資料、第83号議案、中野区立学校設置条例新旧対照表(資料2)をごらんいただきたいと思います。表の右の欄でございますが、現行の規定でございます。左の欄が改正案となります。改正案の中野区立中野中学校の下線の部分が、平成26年4月1日から変更するということでございます。
 説明は以上のとおりでございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
委員長
 説明が終わりましたので、これに対して何か御質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がないようですので、休憩をして取り扱いを御協議させていただきたいと思います。
 委員会を休憩いたします。

(午後1時03分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時04分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、質疑を終結いたします。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結いたします。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結いたします。
 これより本件について採決を行います。
 お諮りいたします。第83号議案、中野区立学校設置条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第83号議案の審査は終了いたします。
 次に、第84号議案、指定管理者の指定についてを議題に供します。
 本件について理事者の補足説明をお願いいたします。
黒田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
 それでは、第84号議案の指定管理者の指定について御説明いたします。提案理由につきましては、療育センターアポロ園の指定管理者を指定するに当たり議決が必要であるためでございます。この療育センターアポロ園につきましては、指定管理者としまして社会福祉法人全国重症心身障害児(者)を守る会が指定管理を行うということで選定いたしました。指定の期間としましては、平成26年4月1日から平成36年3月31日までの10年間でございます。この件につきましては、11月6日の常任委員会におきまして選定の経過について御報告をしているところでございます。
 説明は以上でございます。よろしく審議のほうをお願いいたします。
委員長
 それでは、これに対する質疑がありましたらお願いいたします。
南委員
 今回アポロ園のほうを指定管理者へという議案でありますけれども、この療育センターアポロ園、現在も保育園等の巡回訪問であるとか、あと、緊急一時事業の保護事業であるとか、さまざまなことをしていただいていると思うんですけども、この指定管理者になることで、例えば、ちょっとそういう事業が削られるとか低下してしまうとか、そういったことがあるのかどうかということと、また、反対に充実するような、そういったことがあるのかということをちょっとお聞きしたいと思います。
黒田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
 アポロ園を指定管理にするに当たりまして、中止をしたり廃止をする事業はございません。まず1歳半未満クラスを1クラス増設いたします。また、3歳以上のお子さんにつきましては定員を増員する。あとは、アポロ園に入るための療育相談というのがございまして、こちらが待機者が非常に多くございました。これにつきましては、現在週1回2人の相談を受けているところを週2日で4人まで相談を受けるようなことになります。先ほど委員御指摘の一時保育でございますとか、そういったものにつきましては、それぞれ工夫をしてアポロのほうでやっていきたいというような事業提案がございました。また、今夏休み期間中というのが2週間ぐらいございますが、そちらも引き続き事業を展開していただきまして実施をするというようなことで考えております。
かせ委員
 この事業ですけれども、指定管理になったことによってこれまで、いわゆるこういう事業というのは人と人との関係というのが非常に強いわけですけれども、人員の配置とかそういったものについては、今までの事業の人員についてどのように継続していくかということについてお願いします。
黒田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
 今現在は運営委託しております。指定管理になることによって新たに指定管理を始めていくわけですけれども、先ほど申しました拡充する事業につきまして、常勤の職員での勤務時間数をこちらのほうで算定しまして、そういったものを基本に募集要項をつくっておりますので、職員については事業に見合った形で区としては考えておりますので、事業者もそういったところを基本に今回提案してまいっております。
かせ委員
 これからの事業ですから募集するということはあると思うんですけれども、今までこの事業にかかわっていた職員の方たちというのはどうなるんでしょうか。
黒田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
 新たに指定管理をするわけでございますが、結果的には同じ事業者になっておりますので、そこはその中の、人事異動や配置等につきましてはその指定管理事業者の権限によって行っていただくものでございます。
委員長
 ほかにございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 他に質疑がなければ、休憩して取り扱いを御協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時10分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時11分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、質疑を終結いたします。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結いたします。
 それでは、これより本件について採決を行います。
 お諮りいたします。第84号議案、指定管理者の指定についてを原案どおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議がありませんので、そのように決します。
 以上で第84号議案の審査を終了いたします。
 次に、所管事項の報告をお願いしたいと思います。
 1番、平成26年度予算で検討中の主な取り組み(案)についての報告をお願いいたします。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 それでは、平成26年度予算で検討中の主な取り組み(案)について(資料3)御説明申し上げます。お手元の資料をごらんいただきたいと存じます。
 この取り組みにつきましては、平成26年度の予算編成で検討中の新規、拡充、見直しなど、区民生活への影響が想定される主な取り組みにつきまして、現在の検討状況を区民の皆様にお知らせするものでございます。その方法でございますが、後ろのほうに書いてございますけども、12月5日発行の区報、それから、区のホームページに掲載いたしまして、その後区民との意見交換といたしまして、区民と区長との対話集会を12月11日の夜に開催する予定となってございます。このほかに郵便、ファクス、メール等によりまして、区民の皆様からの御意見をいただきたいと考えているところでございます。
 続きまして、1の具体的な検討中の取り組み項目の内容についてでございます。内容につきましては、10か年計画の四つの戦略、もう一つが防災安全対策等、さらにもう一つがその他の取り組みということで、区分してお示しをしているところでございます。
 初めに、1の(1)新しい中野をつくる10か年計画(第2次)、四つの戦略でございます。
 まず、①まち活性化戦略につきましては、以下の3項目を提示しているところでございます。
 また、②地球温暖化防止戦略につきましても、以下の3項目を掲げているところでございます。後ほど御確認を賜ればと存じます。
 続きまして、2ページでございます。③元気いっぱい子育て戦略につきまして、以下の7項目が当委員会の所管事項となってございます。初めに1、待機ゼロ対策でございます。(仮称)南台五丁目保育園の開設をはじめ、認可保育園の民営化でございますとか、開設誘致、4歳児クラス新設等によりまして拡充を図る考えでございます。次に2、キッズ・プラザ及び学童クラブ事業の充実でございます。新たに学童クラブ3カ所並びにキッズ・プラザ2カ所の運営を委託いたしまして、サービスの向上を図る考えでございます。続きまして3、重度・重複障害児等施設の開設でございます。たんぽぽ学級跡施設に重度・重複障害児及び知的・発達等障害児通所支援施設を開設する予定でございます。続きまして4番、保育料改定、5番、認証保育所等保護者補助につきましては、先般の第3回定例会におきまして議決いただきました条例改正の内容に基づきまして、負担の公平化等を図ってまいるところでございます。続きまして6、幼稚園型認定こども園(長時間利用児保護者補助金)並びに7、家庭的保育事業保育料でございます。いずれも保育料の改定の考え方を踏まえまして、拡充・見直し等を図るものでございます。
 続きまして、④健康・生きがい戦略でございます。次のページにわたりまして8項目を掲げているところでございますが、このうち当委員会の所管事項といたしまして、3番、南中野区民活動センター等整備といたしまして、弥生町五丁目用地に障害児支援施設を整備する内容でございます。
 次の3ページをごらんいただきたいと存じます。中ほどの(2)防災安全対策等でございます。次の4ページにわたりまして13項目ほど掲げてございますが、このうち当委員会所管事項といたしまして2項目ございます。初めに1、小中学校の校舎・体育館耐震改修でございます。区立桃園・向台・上高田小学校並びに四中の校舎、さらに五中の体育館の耐震補強工事を行う予定でございます。これらによりまして区立小中学校校舎、体育館の耐震化率100%としてまいる考えでございます。2番、谷戸小学校エレベーター設置工事でございます。体育館に設置いたしましてバリアフリー化を図る考えでございます。
 4ページでございますけども、(3)その他の取り組みといたしましては、以下の5項目を掲げてございます。後ほどお読み取りをいただければと思います。
 報告につきましては以上でございます。

委員長
 ただいまの報告に対して御質疑あればお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に2番目、「中野区次世代育成支援行動計画平成24年度事業実績」の公表についての報告をお願いいたします。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 それでは、「中野区次世代育成支援行動計画平成24年度事業実績」の公表につきまして、資料(資料4)に基づき報告をさせていただきます。なお、本報告につきましては地域支えあい推進特別委員会で同様の報告をする予定でございます。
 初めに1、趣旨でございます。平成22年3月に策定いたしました中野区次世代育成支援行動計画の後期計画につきまして、昨年度中に実施いたしました施策等の達成状況につきまして、区民の皆様等が検証できるよう事業実績を作成いたしましたので公表するものでございます。※印にもございますけども、本件につきましては次世代育成支援対策推進法におきまして、市区町村について毎年公表に努めなければならないと規定されているところでもございます。
 続きまして、2の内容でございます。計画の体系ごとに成果指標と実施した主な事業の例を掲げてございます。また、次年度以降の改善点等、施策の方向性も示しているところでございます。別添についてございますけども、分量が多いものでございますので概要を申し上げたいと存じます。年度実績の概要でございますけども、成果指標39項目ございますけども、前年度より向上・改善いたしました指標は25項目ございました。また、計画の最終年度でございます平成26年度目標を達成しました指標につきましては7項目ございました。なお、指標の各定義でございますが、別紙1のとおりでございます。後ほど御確認いただければと存じます。
 次に、各体系ごとの概要及び主な指標の結果でございます。
 初めに(1)、体系1、健やかに育つ子どもたちでございます。前年度と比較いたしまして向上・改善しました成果指標が増えるなど、出産・育児等の環境整備が着実に進んでいるものと認識してございます。主な指標ということで2点ほど御報告させていただきます。まず一つ目の丸でございます。安心して出産に臨めたと考える母親の割合、また、二つ目の丸、発達に支援を必要とする児童が適切な相談・支援が受けられたと考える保護者の割合、これにつきましては以下のとおり、若干ではございますが、いずれも向上しているところでございます。今後も引き続きまして相談体制の拡充、あるいは、各事業の充実等を図ってまいる考えでございます。
 次に(2)、体系2、多様な援助に支えられる子育て家庭でございます。前年度と比較いたしますと8割程度の成果指標が向上しているところでございます。また、このうち3項目におきましては、平成26年度の目標を達成したところでございます。主な成果指標でございますが、恐れ入りますが裏面をごらんいただきたいと存じます。初めに一つ目の丸でございますが、大きな戸惑いを感じることなく子育てをしている保護者の割合でございます。前年度から2ポイント向上いたしまして、95%となってございます。一方、次の丸でございますけども、1年間に新たに発生した虐待の件数でございますが、90件ということで、前年度より11件増となってございます。今後子ども家庭支援センターとすこやか福祉センターの連携の強化でございますとか、要保護児童対策地域協議会の充実など、虐待防止・早期発見のための環境整備を進めていく考えでございます。
 続きまして(3)、体系3の安心で頼りになる環境で過ごす子どもたちでございます。前年度と比較いたしまして、一時保育や待機児童対策の成果指標が向上するなど、一定の成果が見られたものと認識しているところでございます。主な成果指標の内容でございますけども、まず一つ目の丸でございます。必要なときに子どもを預けることができた保護者の割合でございます。前年度から6.5ポイントほど上昇いたしまして、78.8%となってございます。また、二つ目の丸でございます。保育所の待機児童数でございますが、114人ということで、21人ほど減少してございます。しかし一方で、希望いたしました保育サービスを利用できている保護者の割合、これにつきましては前年度から4ポイントほど減少いたしました。79%となってございますけども、今後とも多様な保育サービスを拡充することによりまして、保育需要への対応を進めていく考えでございます。
 次に(4)、体系4の子育て・子育ちにやさしいまちでございます。前年度と比較いたしまして8割程度の成果指標が向上してございます。主な指標といたしまして、1点、犯罪発生件数を掲げてございます。前年度から478件ほど減少いたしまして、4,072件となってございます。引き続き区全体で犯罪を未然に防止するための環境づくりを通じまして、子どもが安心して過ごせるまちづくりを推進していく考えでございます。
 次に3、公表の方法でございますけども、子ども相談窓口等での閲覧、及び中野区ホームページでの掲載を行ってまいる予定でございます。
 また、4の今後の予定でございますけども、12月中旬には実績公表、また、区報にて御案内をしてまいりたいと考えてございます。
 本冊につきましては後ほどお読み取りをいただければと存じます。
 報告につきましては以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑があればお願いいたします。
高橋(か)委員
 今御報告をいただいて、別冊の細かい事業実績なんですけども、全部見る時間はなかったんですけども、21年度から指標結果というんですかね、達成率というか、グラフで経過が出ているんですけども、これが下落傾向にあったりとか、右肩上がりに達成していないような、そういうものというのが、昨今の世評を反映した形で何か担当部局として今の状況を特色づけるようなものというか、あるいは、新たに注視すべき項目というかポイントというのは特にあるんでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 ただいま委員御指摘のとおり、指標につきましては21年度からの内容ということで載せてございまして、内容によりましては右肩上がりではない、でこぼこがある、あるいは、下がっているような指標もございます。それぞれ個別の内容につきましては、各所管においてその要因の分析、並びに改善のための方策をそれぞれ考えて実施しているところでございます。先ほど今後の取り組みの方向性ということで非常に短く申し上げましたけども、体系1につきましては、やはり相談体制の充実、これはもう基本であるというふうに認識してございまして、そういった部分では今後も拡充を図ってまいる考えでございます。また、2番目につきましても各関係機関の連携強化などを図りまして、特に虐待ということで先ほど申しましたけども、非常に社会問題にもなってございます。区としても大変重要な課題と認識しているところでございます。虐待防止・早期発見のための環境整備、さらに充実してまいりたいと考えてございます。また、(3)は、今定例会中の報告事項にも多数ございますけども、待機児童対策、これにつきましては十分取り組んでいく考えでございます。4につきまして、ハード面の内容ということでは申し上げたんですけども、ソフト面も含めまして子育て・子育ちにやさしいまちづくり、これに取り組んでいく考えでございます。
高橋(か)委員
 すると、確認ですけれども、この行動計画というのがこれで完結するということじゃなくて、個別の区の施策にこの行動の傾向とか、そういうものを反映して施策に盛り込まれて展開されていくということでよろしいでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 委員御指摘のとおりでございます。
委員長
 ほかにありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、平成26年度キッズ・プラザ及び学童クラブ運営業務委託事業者選定結果についての報告をお願いいたします。
濵口子ども教育部、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)
 それでは、平成26年度キッズ・プラザ及び学童クラブ運営業務委託事業者選定結果について(資料5)、資料に沿って御報告させていただきます。企画提案公募型事業者選定によりまして、平成26年4月から運営業務を委託しますキッズ・プラザ2カ所と学童クラブ4カ所の運営事業者の選定を行ったものでございます。
 資料の1、応募法人数でございますが、学童クラブには7法人、キッズ・プラザにつきましては6法人の応募がございました。
 次に、資料の2、委託予定事業者でございます。初めにキッズ・プラザでございますが、キッズ・プラザにつきましては併設する学童クラブもあわせて委託するものでございます。(1)キッズ・プラザ塔山につきましては、葉隠勇進株式会社でございます。所在地は神奈川県川崎市中原区となってございます。次に、(2)キッズ・プラザ白桜でございます。こちらはライフサポート株式会社、所在地は東京都新宿区。こちらの法人に委託する予定としております。
 続きまして、学童クラブでございます。(1)多田学童クラブ、北原学童クラブにつきましてはライフサポート株式会社、所在地は東京都新宿区でございます。次に、(2)中野本郷学童クラブ、こちらは株式会社サクセスアカデミー、所在地は藤沢市鵠沼石上でございます。最後に、(3)かみさぎ学童クラブでございます。こちらは葉隠勇進株式会社、所在地につきましては先ほど申し上げましたとおり、神奈川県川崎市中原区となってございます。学童クラブ4カ所でございますが、このうち多田学童クラブにつきましては新規の委託、他の3カ所の学童クラブにつきましては再選定の事業者の選定結果となってございます。
 最後に、今後の予定でございます。平成25年11月下旬から保護者説明をさせていただきまして、26年2月の中旬より準備委託を開始させていただきます。26年4月1日より本委託を開始ということで予定を組ませていただいております。
 なお、中野本郷及び北原学童クラブの委託予定事業者につきましては、現在と同一の事業者ですので、準備委託は実施しない予定でございます。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に質疑がありましたらお願いいたします。
高橋(か)委員
 このキッズ・プラザと学童クラブですけども、実際は今ある小学校の敷地内にできるということでよろしいんでしょうか。
濵口子ども教育部、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)
 キッズ・プラザと併設する学童クラブにつきましては、現在区の職員のほうで運営を行っておりますが、そちらの同じ場所で委託を行うということで予定を組んでおります。
高橋(か)委員
 そうすると、本委託開始、来年度4月1日からスタートということで、そこで稼働が始まるわけだと思うんですけども、小学校の敷地に学校とキッズ・プラザと、そのキッズ・プラザの中に学童がまたあったりとかしているわけだと思うんですけども、災害時の連携体制とか備蓄の考え方、それから、備蓄の実際のありようとか、そうしたものについてのしっかりとした連携というものをやらないといけないと思うんですけども、その辺についてはどうなんでしょうか。
濵口子ども教育部、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)
 キッズ・プラザと学童クラブにつきましては、塔山、白桜、ともに学校の同じ校舎の中の空き教室を使って運営をしております。防災につきましては、日ごろからキッズ・プラザの中でも防災訓練ですとか防災計画等を持ちまして、日々そういった災害に対応するような訓練もしております。また、学校とも調整を図っておりまして、連携して合同の避難訓練等も行ってございます。また、備蓄につきましては、学童クラブにつきましては登録されているお子さんの分の備蓄を管理しておりまして、キッズ・プラザにつきましては、一定お預かりする分の備蓄については確保、あるいは、緊急な場合については学童クラブの備蓄で対応するというようなことも考えられると思いますけども、そういった対応をしながら運営すると。キッズ・プラザにつきましては、基本御自宅に保護者の方がいらっしゃるというお子さんですので、長時間お預かりするということは現在想定しておりません。
高橋(か)委員
 今の御説明で納得はするわけなんですけども、連携を密に、という。ただ、私、稼働したところを自分でいろいろ聞いてみたりした現場の私の印象では、学童は確かに一つの空間で、ある意味完結しているところなので、備蓄、あるいは、頭巾だとかそういうものはここですよというのが割と明解なんですけども、学校との連携であったり、実際の倉庫がどこにあって、そこに何があるのかとか、そういうものをきちっと把握していない。たまたま聞いた方がそうなのかもしれないんですけど、実際把握していないと僕が感じるところが幾つかありまして、稼働前に立場の違う3者なり4者なりがきちっと全体のミーティングというか、そういうものを開いているのかというと、そうでなかったりするところもあったりするので、ぜひ稼働前に、例えば、防災のことばっかり言っていますけども、不審者の対応であったりとか、そういうのもあるでしょうし、災害に備えての事前の、現場でちゃんとそうした会を持って、全員が同じ知識を共有する形での危機管理対応を徹底していただきたいと思うんですが、その辺はどうでしょうか。
濵口子ども教育部、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)
 御指摘のような課題ということにつきましては、現状の職員にも十分そういった確認ですとか対応についてもう一度、備蓄倉庫の中身も含めまして、どういった対応をするのかということをきちっと伝達したいと思います。また、委託に向けては事業者とのいろいろな引き継ぎ、調整が必要になりますので、そういった場においてまた改めてそういった防災対応についても徹底してまいりたいと思います。
高橋(か)委員
 要望です。ぜひ現地できちっと、その現場のありようを踏まえた形でのそういった調整をお願いします。
伊藤委員
 今お話ししてわかったんですけども、キッズ・プラザは今まで区が直営でやっていたということで、もちろん防災の面も非常に大事なんですけども、事業者に委託されると、職員と子どもたちのコミュニケーションというのが大変私も心配なんですけども。その辺は今まで職員がやっていたコミュニケーションと、やっぱり事業者だといろんなあれが違うと思うんですが、どのように考えていらっしゃいますか。
濵口子ども教育部、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)
 御指摘の、そういった利用されるお子さんですとか保護者の方との関係づくりというのは大変重要だというふうに認識してございます。もちろん引き継ぎを準備としてとらせていただきますので、その間に委託予定の事業者にもそこで運営に携わっていただいて、十分な引き継ぎをしながら信頼関係を構築するというような機会を多くつくりたいというふうに考えてございます。また、それだけではなく、今いろいろな実績を持った事業者を選定してございますので、そういった他の自治体で行っていますノウハウ、経験等もヒアリング、審査の中で確認してまいりましたので、そういった力をぜひ運営の中に生かしてもらうよう、また区としても働きかけたいと思います。
伊藤委員
 間違いのない運営をしていただけると思っておりますけれども、子どもたちももちろんそうですけども、あと保護者、そして、地域とのかかわりですよね。その辺も大変大事になってくると思いますけども、その辺はどのように考えますでしょうか。
濵口子ども教育部、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)
 現在のキッズ・プラザの運営も、地域の多くの方の御協力・御支援をいただきながら運営をさせていただいております。そういったことも企画選定の、提案の中に盛り込むよういたしておりまして、事業者のヒアリング等の審査の中で、そういった運営が可能かどうかということも判断材料の一つにさせていただいております。事業者といたしましても、中野区のそういったキッズ・プラザ、学童クラブについては、地域とのつながりが深いということを認識した上で提案してきてございますので、きちっとそういったことについて周知をしながら、区としても調整を図って責任を果たしてまいりたいと考えてございます。
伊藤委員
 そのように区のほうから積極的に事業者に働きかけていただきたいと思います。
 それで、これでキッズ・プラザは民間委託、指定管理も含めて事業者に委託されているのは全部ですか。
濵口子ども教育部、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)
 キッズ・プラザのほうは今8カ所区内にございます。26年4月から初めて委託をさせていただきますので、残りの6カ所については公設公営となってございます。ただ、谷戸のキッズ・プラザにつきましては、学童クラブの運営について既に民間に委託しておりますので、キッズ・プラザ谷戸だけは、キッズ・プラザの運営については区の直営、学童クラブについては民間という形になってございます。
委員長
 ほかにございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、賃貸物件等を活用した認可保育所設置運営事業者の選定結果について(資料6)の報告をお願いいたします。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 それでは、賃貸物件等を活用した認可保育所設置運営事業者の選定結果について御報告いたします。本件に関しましては、さきの子ども文教委員会で口頭報告のほうで、3事業者募集いたしましたけれども2事業者しか応募がなかったという報告をさせていただいているかと思います。その2事業者につきまして、下記のとおり認可保育所の設置運営事業者ということで選定を行ったところでございます。
 まず、設置運営事業者及び計画の概要でございますが、まず開設の予定地でございます。若宮三丁目6番9号、都立家政駅の南側にございます商店街に面しているところのコンビニの2階といったようなところでございます。定員に関しましては、こちらのほうで募集いたしました60人以上というところの60人、それから、設置運営事業者といたしましては株式会社田中ナースリーでございます。それから、2番目のところでございますが、中野区本町四丁目30番12号、こちらのほうは鍋横の、1階がスーパーになっているところの2階でございます。こちらのほうの定員に関しましては、こちらの募集は60人以上ということでしたけれども、75人の定員で実施するという提案がございまして、75人の定員で行う予定でございます。こちらの設置運営事業者は、株式会社マミーズエンジェルというところでございます。田中ナースリー、それから、マミーズエンジェル、両方とも来年の4月1日開設の予定で計画しているところでございます。
 2番の選定方法でございますけれども、今回応募いたしました事業者に関しまして、新園に関する提案内容並びに現在運営しております保育所の視察、それから、ヒアリング結果に基づきまして選定委員会において審査を行いまして、総合的な評価を行った上で適切であるということで選定を行ったものでございます。なお、今回、さっき申しましたとおり、応募事業者数は上記の2者でございました。
 選定経過及び開設のスケジュールでございますが、本報告後施設の整備ということに着手していただきまして、来年3月上旬には施設の完成ということで、来年4月の開園ということで進めていく予定でございます。なお、開園までにはまだこれから認可の手続等が必要でございまして、それが完了することを前提にして計画を進めるものでございます。
 以上、報告でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑があればお願いいたします。
かせ委員
 まず、ちょっと聞き逃しちゃったのでもう一度お願いしたいんですけども、2番目の本町四丁目ですけれども、これ、どういうところに設置されていましたっけ。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 こちらの保育所に関しましては、1階がスーパーになっているところでございまして、その2階のフロアを使って保育所を運営する予定でございます。
かせ委員
 そうしますと、1のほう、若宮のほうはコンビニの2階ですよね。それで、本町のほうはスーパーの2階ということですけれども、これまでもいろいろ議論があったと思いますが、こういう建物の、店舗の2階ということですけれども、安全面であるとか、それから、環境でありますとか、そういうことについてはきっちりと確認されているんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 この2園に関しましては認可保育園ということでございますので、例えば、階段ですと2方向ですとか、そういったところの安全面はきちんと確認して応募いただいている上で、こちらのほうで確認もしております。
かせ委員
 定員についても、園児1人についてこれだけのスペースが必要ですよということも、それも全部これで大丈夫なんでしょうかね。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 応募いただいている段階で私ども所管のほうでも確認しておりますし、現在東京都と、認可保育園の手続をとるところともいろんな協議をしているところですけれども、そういった中できちんとそういった面積的なところも確保しているものでございます。
甲田委員
 このマンション等を活用したものというのは、最初の条件として1人当たりの面積があったと思うんですけど、今回のこの二つに関して1人当たりの面積、もし定員いっぱいになった場合の面積がわかれば教えていただきたいんですが。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 認可保育園に関しましては、面積基準といったものが設けられているものでございまして、例えばゼロ歳でございますれば1人当たり3.3㎡以上といったような基準がございますので、そういった基準を人数できちんと、今回提案いただいている定員で掛けまして必要な面積が確保できているといったところでございます。
甲田委員
 それと、あと応募の主な条件として、2時間延長保育とか、あと障害児の保育等を実施することというのがあったと思うんですが、これはクリアされているんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 延長保育及び特別な支援が必要なお子さんに対する保育のほうは、実施していただくということでございます。
 あと、私、その前の答弁でゼロ歳児3.3㎡と申しましたけれども、0歳は5㎡以上ということで、1歳が3.3㎡ということで、ちょっと間違って申しわけございません。
小宮山委員
 これ、当初三つ募集していたと思うんですが、最終的に決まったのが二つということで、残りの一つについては引き続き募集をかけていくのか、それとも一旦打ち切るのか、どちらでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 残りの1施設に関しましては、当初の予定が来年の4月の開所ということで募集を行っておりました。これからの募集をしても4月には間に合いませんので、その辺は来年度の予算の中での対応ということを考えていきたいというふうに思っております。
伊藤委員
 2番目の本町四丁目のほうなんですけども、さっき言った1階がスーパーということで、私も近隣でよく知っているんですけども、非常にこれ商店街で、買い物のお客さんだとか近隣住民の人ですごく混雑するんですよね。それで、恐らく時間帯によって通園時間では非常に、まあ、ほとんどが自転車か。今多いですよね、自転車で送り迎えというのが。その辺の安全面というのをきちっとされているのかどうかちょっと心配なんですけども、いかがでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 1階にスーパーがあるということで、お買い物にいらっしゃっている方の自転車、それから、今度保育所に通われる方のベビーカー、自転車ということで一定の混雑が予想されるわけですけれども、保護者に対しまして近隣の方への配慮を促すといったことですとか、あと、その都度改善、解決に向けた取り組みを事業者のほうが積極的に担うといったことも提案の中で聞いておりますので、そういった中で解決できていくものというふうに考えてございます。
伊藤委員
 開設に当たって近隣には、説明会というのは開かないんですか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 きょうの報告をもちまして、実際どこの場所に保育園ができるのかといったようなところがございます。事業者のほうからもなるべく早く、ここに保育園をつくるといったことをPRしたいというような話もございますので、そういったことも含めまして周知のほうを進めてまいりたいというふうに考えてございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では、質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、今後の保育需要への対応方針(平成25年度改定版)についての報告をお願いいたします。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 それでは、今後の保育需要への対応方針(平成25年度改定版)について(資料7)御報告いたします。今後の保育需要への対応方針を策定いたしまして、毎年改定しながら計画的に待機児童対策を進めてまいったものでございます。しかしながら、現在待機児が発生しているということを踏まえまして、現状の待機児の解消を図るとともに、再来年から始まります子ども・子育て支援新制度に向けての対応につながるような保育需要への対応を図ることと考えてございます。
 まず、お手元の資料、1番でございます。平成25年度の保育サービスの状況でございます。まず表1、保育需要の推移をごらんください。まず表の一番左でございます。年度ごとに未就学人口、それから、その下に保育施設通所者というふうに記入してございます。この保育施設通所者に待機児童数を加えたものを保育需要数としてあらわしてございまして、未就学人口における保育需要数の割合を保育需要というふうに表現させていただきまして、パーセントで示させていただいているというようなことでございます。その表の右側、合計欄をごらんいただきたいんですけれども、表の右上、平成23年度の未就学人口でございますが、1万900人でございまして、その下の段のほうに行きますと、平成25年度の未就学人口というところでは1万1,424人ということで、524人未就学人口が増えているということでございます。同様に平成23年度の保育需要数でございますが、3,875人でございますが、平成25年度は4,332人と、457人増加するというものでございまして、それぞれ増加傾向が継続しているということでございます。また、保育施設の利用に関してでございますけれども、平成23年度におきましては、上から2番目ですね、3,740人の利用でございました。それが平成25年度になりますと4,185人と、445人保育施設の利用者は増加しているということでございます。
 あと、参考までにですけれども、別紙で詳細をつけておりますけれども、この別紙のほうの3ページをお開きいただければと思います。こちらのほうに幼稚園の利用状況を表のほうに示させていただいております。この別紙の表3でございますが、幼稚園の通園状況といったことでございます。こちらのほうも表3の右の計をごらんいただきたいと思いますけれども、3歳から5歳の約6割のお子さんが幼稚園に通園しているということが、この3年間は引き続き継続しているということがこの中で読み取れるというふうに考えてございます。
 また、その下、(5)認証保育所の利用状況でございますけれども、認証保育所に関しましては、認証保育所と利用者の方との間で直接契約に基づくということがございます。その結果、(5)番の2行目のほうに書いておりますが、中野区内にある認証保育所の中野区民の利用率が今72%程度ということになってございます。そういったことがあるということと、次のページに行っていただきますと、認証保育所は4月1日現在で60人の空きが生じているといったようなことも判明しているものでございます。そういった現在の利用状況があるということを一定程度お示しできているかなというふうに思います。
 それでは、また資料のほうにお戻りいただきたいんですけれども、資料の2番、今後の保育需要でございます。今後の保育需要でございますけれども、今回保育需要の推計に当たりましては、これまでとちょっと違いまして、外国人住民を含めての保育需要の推計をしております。また、9月に緊急にアンケート調査を実施させていただいておりまして、その結果を踏まえつつ保育需要の推計をいたしました。推計の方法ですけれども、平成26年度の保育需要に関しましては、0歳・1歳におきまして年度ごとの保育需要の伸びが、プラスになる年があったり、マイナスになる年があったりということで、前年比がいろいろばらつきが大きいということがございましたので、比較的安定して伸び率が示されております2歳児の平均の伸び率である0.7ポイントを25年度の保育需要に加えて、各年齢ごとに保育需要の算出をいたしました。また、3歳以上に関しましては、2歳の保育需要から年齢が上がるにつれて徐々に下がるといったような傾向がわかっておりまして、その傾向から3歳・4歳につきましては前年度のクラスの保育需要の0.6ポイントの減、それから、5歳児に関しましては、同様に前年度のクラス年齢の保育需要から0.3ポイントの減ということをこれまでの傾向から読み取りまして保育需要としてございます。裏面に移っていただきますと、そういった保育需要の推計を行った結果、平成26年の人口推計に基づきまして推計の保育需要を算出いたしましたところ、表2の一番右下にございます4,558というものが来年4月の推計の保育需要数ということになってございます。
 続きまして、3番の当面の待機児対策ということでございます。(1)といたしましては、現在進めております区立保育園の建て替え民営化による定員増を基本とさせていただきながらも、待機児童解消加速化プランを活用いたしました保育施設の増設で対応をまず図ってまいりたいというふうに考えてございます。(2)に関しましては、先ほど申しました認証保育所でございますが、認証保育所をより利用しやすいようにということで、保護者補助金の限度額を拡大するなどして区民の選択肢の拡充を図ることなどを進めてまいりたいというふうに考えてございます。また、(3)でございます。現在事業化されてございます保育施設の整備は、その下、表の3のとおりでございます。現在事業化しているもので、先ほど申しました賃貸物件型の認可などを含めまして、来年の4月までに215人の定員増を実現する予定でございます。また、平成26年度におきましては、私立保育園の新設といったようなところもございまして、172人の定員増を行うことを現在進めているところでございます。こちらのほうは表の3のところに215、それから、平成26年度のところは172ということで、その内訳をあわせてお示しさせていただいているところでございます。
 次に、表4でございますが、当面必要とされる保育サービスの数でございます。今年4月の保育サービスの定員といたしましては4,372でございました。これに今年度中に整備をいたします215を加えて4,587ということで、26年4月の保育サービス定員を拡大してまいりたいというふうに考えてございます。それと、さっき説明いたしました保育需要数といたしまして4,558ございますが、それを4,587の中でカバーしていけるというふうに考えているものでございます。また、その下の平成27年度に関しましては、172人の定員を積み上げ、上積みいたしますけれども、近く廃止が見込まれる区立の保育室でございますとか、沼袋の分園ですとか、そういった影響も考慮いたしますと153人分の不足が見込まれてございます。この不足につきましては、来年度の予算の中で対応を現在検討しているところでございます。
 次のページに進んでいただきまして、今後の保育需要の対応でございます。以上の結果から、先ほども申しましたが、現在事業化されております待機児童対策の進捗を適切に管理しながら、待機児童解消加速化プランを活用した待機児童対策を継続して打ち出していきたいというふうに考えてございます。また、毎年待機児を4月にゼロということに向けて努力しているわけでございますけれども、年度末時点においても待機児をゼロにしていくことが今求められているのかなと思いますので、4月の段階では、そういった部分では一定の需要を超えるような保育サービスの整備をしていく必要もあるのかなというふうに考えてございます。
 詳細は別紙のとおり記載させていただいております。
 なお、参考といたしまして、9月に行いました保育に関する緊急アンケートの調査結果概要といったところを簡単にお示しさせていただいております。主だったところを申しますと、例えば2番でございますが、今までも感覚的には言われていたものでございますけれども、定期的な教育・保育施設の利用の開始年齢でございますが、アンケート調査の結果、こういった利用を開始する年齢はゼロ歳が約4割と最も多うございました。0歳から利用を開始した児童の開始理由でございますが、やはり保育施設の入所が困難なため、本来の予定よりも早めて利用したといった回答が一番多かったということが今回のアンケート結果からはっきりしております。また、4番目にございます、利用を希望する施設の選択理由でございます。保育施設に関しましては、認可保育所では認可という裏付けがあるということ、あと保育料、それから、自宅からの距離といった理由が多くを占めてございました。また、認証保育所に関しましては、認可より長い保育時間が魅力だということが今回のアンケート調査ではっきり出ております。また、自宅からの距離といったようなことで選んでいる傾向が読み取れたものでございます。また、アンケート調査における保育需要でございますけれども、来年の4月に保育施設の利用を希望している方の中で、今お母さんが産・育休も含めまして就労している場合をもとにして若干調整等をしましたけれども、そうしますと、全体としては保育需要は伸びる傾向が確認できたといったようなところでございます。
 以上、今後の保育需要の対応方針の報告でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して御質疑あればお願いいたします。
高橋(か)委員
 今、最後の結びのところで保育需要、伸びる傾向というお話があったんですけども、こうしたアンケートを実施してニーズを把握されると。緊急化の中で新しい取り組みもしていると。あと、賃貸物件も利用してという御報告がありましたけれども、そうした中で相談窓口の対応というか、仕組みというか、サービスというか、行政がニーズのある方々を、保育コンシェルジュじゃないですけども、そうした体制、あるいは、相談対応の見直しとかをこれにあわせてやっていくということは特にあるんでしょうか。今までの中でやっていくんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 保育に関する相談窓口に関しましては、現在3階にございます総合相談窓口のほうで対応させていただいているわけでございます。委員御指摘のコンシェルジュといったものは、他の自治体で力を発揮しているというふうに言われているものでございますけれども、現在私どもの窓口でも、認可になかなか入れないということでございますと、認証の御案内ですとか、あと、家庭的保育事業の御案内はさせていただいているところでございます。そこからもう一歩踏み込むということになりますと、また新たな課題かなというふうに思っておりまして、今回のこの対応方針の中では、そこまではちょっと盛り込めていないものでございます。
高橋(か)委員
 保育コンシェルジュをつくれと言っているわけじゃないんですけども、こういうアンケートの中で窓口の対応がもうちょっとわかりやすければよかったとか、そういうようなアンケートは特になかったですか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 今回のアンケートに関しましては、ちょっと緊急ということで項目を絞らせていただいたところもございまして、総合的な保育に関する御相談ですとか、そういったところまではちょっと及んでいないのが実情でございます。
高橋(か)委員
 ぜひ施設、環境整備と同時にそうした窓口業務の充実もお願いしたいと思います。要望です。
森委員
 御報告ありがとうございました。緊急アンケートの中で、やっぱり0歳から利用された方、入所が困難だから早めたという方が多いということで、これはやっぱり1歳のところで待機が発生しないというようなことになれば、こっちの需要も落ち着いていくということも見てとれるかなと思うんですが、一方で来年度、26年4月の、この表4のところを見てみますと、既に1歳のところがマイナス35となっていて、これはもう今からここが増えるというのは難しい状況なんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 表4のところで、1歳、4歳のところでマイナスがついているわけでございますが、認証保育所に関しましては、当初認証保育所が設定している定員、各年齢ごとの定員がございますが、若干その辺は直接契約ということもございまして、柔軟な運用が図れるということも想定しておりまして、そういった中でここの対応が少し図れていくというように考えているところでございます。
森委員
 この緊急アンケートなんですけど、今これとは別にニーズ調査をやっていらっしゃるんですよね。そうすると、この緊急アンケートは何を目的としてとったものなんですか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 今、子ども・子育て事業計画の関係で本格的なニーズ調査を行っているところでございますが、今回の待機児の方針を策定するに当たりまして、その調査を待っておられないというところがございました。ちょっと調査件数を限らせていただきましたけれども、どれくらい来年の4月に保育の希望があるのか、あと、先ほど報告させていただいたように、保育を申し込む動機ですとか、そういったところを幾つか項目を絞った中でアンケートをとらせていただいたものでございます。
委員長
 ほかにありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 ちょっと委員会を休憩させていただきます。

(午後2時06分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時06分)

 次に、中野区立保育園調理業務委託における事業者選定についての報告をお願いいたします。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
 それでは、中野区立保育園調理業務委託における事業者選定について(資料8)御報告いたします。これまで保育園の調理及び用務業務の安定した実施体制を確保し、かつ安定的運営に資するため、区立保育園の調理及び用務業務の委託化を順次進めてまいったところでございます。来年度、平成26年度に関しましては、調理業務職員の不足が見込まれるため、新たに1園の業務委託を行うものでございます。そのためにすぐれた事業履行能力を有する業者を選定するために、企画提案公募型事業者選定方式により事業者の選定をするものでございます。本事業は、来年4月の実施に向けて円滑な事業移行が必要でございまして、移行準備に相当な期間が必要であることから、来年度の予算が議決されることを条件として事業計画を進めるものでございます。
 1番の委託の事業名でございますが、中野区本町保育園調理業務委託。2、委託予定園でございますが、中野区本町保育園。3、委託の期間は平成26年4月1日から平成27年3月31日までとしてございます。主な応募資格といたしましては、(1)今年の4月1日現在で1年以上都内において認可保育所の調理業務を現に受託していること。(2)番といたしまして、東京電子自治体共同運営電子調達サービスによる中野区物品買入等競争入札参加資格を有しているということで、事業の安定性が確保できる応募資格を予定しているところでございます。
 5番の募集から選定までの経過及び予定でございます。本報告が終わった後に事業者の募集を告知いたしまして、企画提案書の提出期限を12月20日とさせていただいて、ヒアリング、それから、事業者の決定をもって、3月には保育園での引き継ぎ業務を開始していただきまして、4月1日から業務の委託を開始させていただきたいというふうに考えてございます。
 以上、雑駁でございますが報告でございます。
委員長
 ただいまの報告について質疑があればお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がないようですので、ただいまの報告は以上で終了いたします。
 所管事項の報告の途中ですが、先ほど休憩中に確認させていただきましたとおり、本日はここまでとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議がありませんので、そのように決定いたします。
 次回の委員会は、明日11月29日(金曜日)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告いたします。
 以上で本日の日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言ありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の子ども文教委員会を散会いたします。

(午後2時10分)