平成26年06月26日中野区議会本会議(第2回定例会)
平成26年06月26日中野区議会本会議(第2回定例会)の会議録

.平成26年(2014年)6月26日、中野区議会議事堂において開会された。

.出席議員(42名)

  1番  若  林  しげお         2番  高  橋  かずちか

  3番  木  村  広  一        4番  甲  田  ゆり子

  5番  小  林  ぜんいち        6番  中  村  延  子

  7番  石  坂  わたる         8番  後  藤  英  之

  9番  石  川  直  行       10番  伊  東  しんじ

 11番  内  川  和  久       12番  ひぐち   和  正

 13番  白  井  ひでふみ       14番  平  山  英  明

 15番  南     かつひこ       16番  森     たかゆき

 17番  いながき  じゅん子       18番  林     まさみ

 19番  小宮山   たかし        20番  浦  野  さとみ

 21番  佐  野  れいじ        22番  北  原  ともあき

 23番  吉  原     宏       24番  いでい   良  輔

 25番  小  林  秀  明       26番  久  保  り  か

 27番  酒  井  たくや        28番  奥  田  けんじ

 29番  近  藤  さえ子        30番  金  子     洋

 31番  長  沢  和  彦       32番  大  内  しんご

 33番  伊  藤  正  信       34番  高  橋  ちあき

 35番  市  川  みのる        36番  篠     国  昭

 37番  やながわ  妙  子       38番  佐  伯  利  昭

 39番  むとう   有  子       40番  か  せ  次  郎

 41番  来  住  和  行       42番  岩  永  しほ子

.欠席議員

      な  し

.出席説明員

 中 野 区 長  田 中 大 輔      副  区  長  英   直 彦

 教  育  長  田 辺 裕 子      政 策 室 長  竹 内 沖 司

 経 営 室 長  川 崎   亨      都市政策推進室長 長 田 久 雄

 地域支えあい推進室長 瀬 田 敏 幸    区民サービス管理部長 白 土   純

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 髙 橋 信 一     健康福祉部長   野 村 建 樹

 保 健 所 長  寺 西   新      環 境 部 長  小谷松 弘 市

 都市基盤部長   尾 﨑   孝      政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲 一

 経営室副参事(経営担当) 戸 辺   眞

.本会の書記は下記のとおりである。

 事 務 局 長  篠 原 文 彦      事務局次長    堀 越 恵美子

 議事調査担当係長 佐 藤   肇      書     記  関 村 英 希

 書     記  東   利司雄      書     記  土 屋 佳代子

 書     記  細 川 道 明      書     記  江 口 誠 人

 書     記  大 野 貴 子      書     記  鈴 木   均

 書     記  井 田 裕 之      書     記  田 中   寛

 書     記  遠 藤 良 太      書     記  香 月 俊 介

 

 議事日程(平成2年(2014年)26日午後1時開議)

日程第1 第31号議案 中野区基本構想審議会条例

 

午後1時00分開会

○議長(伊東しんじ) ただいまから平成26年第2回中野区議会定例会を開会いたします。

 本日の会議を開きます。

 会議録署名員は会議規則第128条の規定に基づき、議長から御指名申し上げます。

 15番南かつひこ議員、28番奥田けんじ議員にお願いいたします。

 次に、会期についてお諮りいたします。本定例会の会期は、本日から7月11日までの16日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊東しんじ) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 この際、申し上げます。本定例会の会期中、略装を許します。

 本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりでありますので、さよう御了承願います。

 この際、御紹介申し上げます。去る6月8日執行の中野区長選挙において当選されました田中大輔区長を御紹介申し上げます。

〔区長田中大輔登壇〕

○区長(田中大輔) 田中大輔でございます。引き続き4年間区政を担当させていただくこととなりました。中野区と中野区民の未来のために全力を挙げて仕事をしてまいります。皆様の御指導、御鞭撻よろしくお願いいたします。

○議長(伊東しんじ) 以上で紹介を終わります。

 さらに、御紹介申し上げます。6月22日付をもちまして本区副区長を退任されました金野晃さんを御紹介申し上げます。

〔前副区長金野晃登壇〕

○前副区長(金野晃) 副区長を退任するに当たりまして、長い間お世話になった中野区議会の皆様に御挨拶を申し上げます。

 私は、大内区長、青山区長、神山区長、そして田中区長の4人の区長のもとで中野区職員として仕事をしてまいりました。この間、区政は、行財政において困難な課題を抱えた時期もありましたし、試行錯誤が続いたり、力を注ぐべき方向を見出せない時期もありました。そうした中で、もとより非力な私ではございましたが、行政としてやるべきことを一つひとつやってくることができたこと、多くの人の力をいただきまして、わずかでも私がそのことに貢献できたことは大きな喜びでございます。

 役人は、時代の要請に合わせて素早く変わるということがなかなかできないものでございます。区の職員は有能であり、責任感を持って誠実に職務に取り組んでいます。しかしながら、現状を大きく変えなければならないとき、新たな目標や課題を設定しなければならないときには、疑い深くなったり批判にたじろいだりしがちでございます。これは私自身もそうだったと思います。そうしたとき、必要以上に慎重になりがちな役所にあるべき方向を示し、区政を前に進めることができるのは区長のリーダーシップと議会のお力であると思います。大きな課題があらわれたとき、高いハードルを前にしたとき、議会が背中を押してくれたことが何度もございました。議会の皆様におかれましては、今後とも広い視野から区政を前に進める力をいただきたいと思います。

 今、中野区は新たな発展の時期を迎えています。田中区長のもとで目標と成果による区政運営も定着してまいりました。私が区の職員となって30年余りがたちましたが、中野区は少しずつ、しかし、着実に変わってきております。これからの中野が歩む30年、区、区議会、区民、企業や社会の多様な力によって困難な課題があってもそれを乗り越え、人々が住まう上でも働く上でも、新しい魅力と活力のあふれる中野区となっていくことでしょう。区政と区議会の前途が洋々たるものであることを祈念いたしまして、退任の挨拶といたします。長い間ありがとうございました。(拍手)

○議長(伊東しんじ) 以上で紹介を終わります。

 この際、申し上げます。平成26年4月1日付をもちまして、お手元に配付の文書のとおり、本会議参与に人事異動がありましたので、御報告いたします。

 

本会議参与の人事異動

 

平成26年(2014年)4月1日

発 令

氏 名

都市政策推進室長 

長田 久雄

〔再任用新規採用〕

 

○議長(伊東しんじ) 次に、平成26年4月1日付をもちまして、お手元に配付の文書のとおり、委員会参与に人事異動がありましたので、念のため御報告いたします。

 

 

人 事 異 動 表

平成26331日 経営室人事担当

発令年月日  平成2641

【 部長級 】

区長発令

発令権者   中野区長  田中 大輔

発  令

氏 名

備 考

政策室参事(予算担当)

奈 良 浩 二

政策室副参事(統括副参事)(予算担当)

昇任

都市政策推進室長

長 田 久 雄

(再任用新規採用)

 

議長発令

発令権者   中野区議会議長 伊東 しんじ

発  令

氏 名

備 考

区議会事務局長

篠 原 文 彦

(再任用新規採用)

 

【統括副参事】

区長発令

発令権者   中野区長  田中 大輔

発  令

氏 名

備 考

都市政策推進室副参事(統括副参事)(産業振興担当)

青 山 敬一郎

区議会事務局次長

昇任

中部すこやか福祉センター所長(統括副参事)

横 山   俊

都市政策推進室副参事(統括副参事)(産業・都市振興担当)

 

地域支えあい推進室副参事(統括副参事)(区民活動センター調整担当)

横 山   俊

都市政策推進室副参事(統括副参事)(産業・都市振興担当)

 

環境部副参事(統括副参事)(地球温暖化対策担当)

鳥 井 文 哉

環境部副参事(地球温暖化対策担当)

昇任

代表監査委員発令

発令権者   中野区代表監査委員 山下 清超

発  令

氏 名

備 考

監査事務局長(統括副参事)

古 屋   勉

都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

昇任

【 副参事 】

区長発令

発令権者   中野区長  田中 大輔

発  令

氏 名

備 考

政策室副参事(基本計画担当)

森   克 久

政策室企画調整担当係長(総括係長)

昇任

政策室副参事(業務改善担当)

中 谷   博

政策室副参事(情報・改善担当)

 

都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

滝 瀬 裕 之

都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)

 

都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線基盤整備推進担当)

千 田 真 史

文京区大原地域活動センター所長

派遣転入

北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

吉 沢 健 一

都市政策推進室経営担当係長(総括係長)

昇任

鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)

石 崎 公 一

地域支えあい推進室地域自治推進担当係長(総括係長)

昇任

区民サービス管理部副参事(情報システム担当)

平 田 祐 子

区民サービス管理部副参事(住民情報システム担当)

 

子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

濵 口   求

子ども教育部副参事(学校・地域連携担当)、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)

 

健康福祉部副参事心得(臨時福祉給付金担当)

小 堺   充

子ども家庭支援センター子育てサービス担当係長

総括係長昇任

健康福祉部副参事(健康・スポーツ担当)

石 濱 照 子

健康福祉部副参事(健康推進担当)

 

健康福祉部副参事(生活保護担当)

鈴 木 宣 広

健康福祉部副参事心得(生活保護担当)

昇任

環境部副参事(生活環境担当)

浅 川   靖

健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)

 

都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

高 橋 昭 彦

鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)

 

都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当)

千 田 真 史

文京区大原地域活動センター所長

派遣転入

都市基盤部副参事(生活安全担当)

中 井   豊

(再任用新規採用)

 

都市基盤部副参事(交通対策担当)

中 井   豊

(再任用新規採用)

 

 

 

 

 

教育委員会発令

発令権者   中野区教育委員会

 

発  令

氏 名

備 考

教育委員会事務局副参事(幼児施策調整担当)

濵 口   求

子ども教育部副参事(学校・地域連携担当)、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)

 

かみさぎ幼稚園長

宮 本 実 利

かみさぎ幼稚園副園長

昇任

議長発令

発令権者   中野区議会議長 伊東 しんじ

発  令

氏 名

備 考

区議会事務局次長

堀 越 恵美子

環境部副参事(生活環境担当)

 

備考

1 前監査事務局長(統括副参事) 鈴木 郁也、前北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 大橋 雄治 は、平成26331日をもって退職

1 前中部すこやか福祉センター所長(統括副参事)、地域支えあい推進室副参事(統括副参事) 遠藤 由紀夫 は、平成26331日をもって再任用終了

1 教育委員会事務局副参事(統括副参事)(知的資産担当)は、平成26331日をもって廃止

 

○議長(伊東しんじ) この際、区長から所信を表明したい旨の申し出がありますので、これを許します。

〔区長田中大輔登壇〕

○区長(田中大輔) 本日、平成26年第2回定例会に当たり、発言の機会をいただきましたことに心から感謝を申し上げ、私の区政に対する所信の一端を申し述べさせていただきます。

 去る6月8日に行われました区長選挙におきまして、私は、多くの区民の皆様から御支持をいただき、今後の4年間、引き続き区長としての職責を担っていくこととなりました。日本社会、そして中野区の置かれたさまざまな状況を勘案すると、この4年間は今後30年、50年の中野を形づくる上で極めて重要な4年間であると考えます。今回、区長として御信任をいただいた、その責任の重さに身の引き締まる思いであります。区民の御信託に応えるべく、区政運営に全身全霊を傾ける所存であります。議員各位並びに区民の皆様の格段の御理解と御協力をお願い申し上げます。

 私は、2002年6月に区長に就任して以来、3期12年にわたって区政を担当し、区政の改革を進めるとともに、未来に向けたさまざまな取り組みを行ってきました。区政にPDCAの経営サイクルを導入し、厳しい財務規律を順守しながら、不断の改善・改革によって区民サービスの向上に努め、財政面では就任当時60億円にも満たなかった基金が約400億円に増加しました。都市基盤の整備では、公債費負担比率を一定に保ちながら、総額660億円のインフラ資産を増加させました。職員数の削減では、民間活力の活用や事務改善の徹底などで3,082人の職員数を常勤職員ベースで2,000人にまで減少させながら、区民サービスは充実させてきました。財務規律を順守し、事務改善を図りつつ、基本構想の描く「10年後のまちの姿」の実現に向けてさまざまな施策の具現化にも着実に取り組んできたところです。大規模な公園・広場とオフィスビルや大学を一体的に整備したことで大きな効果を上げている中野四季の都市の整備や、ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯など、支援を必要とする方々を地域の住民コミュニティと行政や関係機関等が一体となって見守り支える地域支えあいネットワークの構築、西武新宿線中井・野方間の連続立体交差の事業化、(仮称)本町五丁目公園や(仮称)南部防災公園、(仮称)鷺宮調節池上部多目的広場など大規模な公園の整備、弥生町三丁目や大和町中央通り一帯での防災まちづくりなど、持続可能な地域社会・自治体づくりという意味で一定の成果を上げることができたことは、これまでも御説明してきたとおりであります。

 今回の選挙では、こうしたこれまでの改革とさまざまな施策の着実な進展が有権者から評価・信任をいただいたものと認識しております。いずれの成果も区議会での真摯な御議論や御指導の賜物であり、あわせて区民の皆様の御理解や御協力により生み出されたものであります。今回の選挙結果は、これまで区民が力を合わせてつくり上げてきた成果を、これからも共に前進させていこうという力強い区民の意思の表れであると受けとめております。

 その一方で、今回の選挙戦では、私が第1回定例会で自治基本条例の「3期を超えて在任しないよう努めるものとする」という努力規定の削除を提案したことが大きく取り上げられました。そもそも多選によって必ず行政が停滞したり腐敗の温床となったりするという前提は、全国の自治体の事例などを見ても決して正しいことではない。それよりも、選挙で有権者が判断する前に、期数によって政策の継続という選択そのものが否定されるということは、有権者の政治参加の機会を損なうことにつながる。こうした考えから、私は多選自粛の規定の削除を議会に提案し、それが可決され、当該規定は削除されました。このこと自体に問題があるとは思っていません。しかし、もともと自分が提案した規定だったものをみずから削除を求めたということについては、区民の皆様の中にさまざま御意見のあるところだろうと考えていました。そのことも含めた上でこの12年間の成果を踏まえて区政の継続を必要とするか否かという御判断を区民に仰ぐということで今回の選挙に臨んだところです。結果として区民の判断は区政の継続・発展を選ばれたわけです。その御選択を何より大切にし、自信を持って区政に責任を果たしてまいりたいと考えています。

 しかしながら、今回に限ったことではありませんが、支持をいただける反面で、不支持や御批判もあるのは当然のことであります。不支持あるいは批判的な立場の区民の皆様の存在についても常に念頭に置きながら仕事を進めていきたいと思っています。何よりも全体の奉仕者として公正、公平を旨とし、未来を見据えて誠実に課題に向き合い、幅広く議論を受けとめていくこと、議論を経て決まったことは着実に実行する。そして、その結果について、多方面からの評価を謙虚に受けとめて次に活かしていく。これまで以上に誠実・着実・謙虚を心がけていきたいと考えております。

 次に、新たな任期の4年間について述べさせていただきます。

 私は、これからの4年間は、これまでの3期12年間で実現を目指してきたまちの姿や、我が国を取り巻く情勢を踏まえて、新たに今後30年、50年先を見据えた中野区の将来像を描き直し、その実現に向けて一歩を踏み出す、区政にとって大変重要な4年間になると考えています。我が国は、これまで何度も指摘しているように、高齢化と生産年齢人口の減少が著しく進む大きな転換期に直面しています。いわゆる生産年齢人口を15歳から64歳までと考えて、現在のところ、65歳以上の高齢者1人に対して現役世代2.5人が支えていますが、2040年には1.5人の現役世代が支えなければならないことになり、その先にはいまだ世界のどの国も経験したことのない、現役世代1人が高齢世代1人を支える時代、そうした時代がすぐそこまで迫っているのであります。生産年齢人口が減り、高齢者が増加する社会では、年金、医療、介護、福祉などの社会保障のコストが著しく増加する一方で、国内のさまざまな需要を減少させ、総所得を下げる要因となります。他の先進国の多くもやがて日本と同じ課題に向き合うことになりますが、日本はフロントランナーとして世界に先駆けてこの難題の解決に向けた道筋を構築し、実施していくことが求められています。こうした歩みを世界に示すことで、日本が世界をリードする国としての存在になることができるとも言えると思います。国は存亡をかけて社会保障制度の維持やその財源を生み出す経済成長戦略の実行に取り組んでいます。地方自治体に対して、かつてのような中央集権による護送船団方式によってきめ細かな行政を保障し続けることは期待できません。基礎的自治体は、国や都道府県に依存し、政策や財源を求めるばかりではおよそ立ち行かない状況になっていきます。医療、福祉や介護など自治体の負担が大幅に増加する中で、その財源を生み出す地域経済の活性化をどのように進めていくのか、地域で孤立しがちな高齢者や障害者など支援を必要とする人をどう支え、社会の未来を担う子どもたちをどう育てるのか、いつ来てもおかしくない大災害への備えをどうするのか、社会インフラの更新などの財源をどのように生み出していくのかなど、自治体が自らの責任と創意工夫で取り組まなければならない課題は山積されています。着実で有効な政策が実行できない自治体は住民を守ることはできないし、やがて破綻や消滅の危機に瀕することになると思います。私は、新たな時代を切り開くために必要なのは全員参加型社会を実現していくことであると考えております。超高齢化に対応した社会は、高齢者のための対応に限定された社会ではなく、子どもから高齢者まで全ての世代の人々が互いに連帯し支え合って互いを生かし合う社会でなければなりません。そのためには、女性や高齢者、障害者、これまで働く場に参加できなかった若者など、全ての人々に意欲と能力に応じた多様な働きの場が用意され、あるいは社会貢献できる機会が得られる社会の構築が不可欠です。私たちの暮らし方、働き方、家族、コミュニティ、企業など多くのことがこれまでなかった形に変わっていかなければならない時代になると思います。全ての区民が参加し、支え合うまちの構築が経済の活力を守り、持続可能な地域社会を構築するためにも唯一の方法であると考えます。自治体は、それぞれの立場で財源を確保し、特徴や強みを生かした積極的な政策やまちづくりを行い、この大きな課題に立ち向かわなければなりません。自治体が権限と責任を持ち、自己決定、自己責任で互いに切磋琢磨し合い、新たな日本社会の活力をつくり出していく、それが地方自治の使命であり、このことなしには日本の将来は描けないと改めて感じております。

 2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックは、このような課題に直面している我が国にとって、さまざまな変革をもたらすチャンスです。オリンピックの成功には、外国人を受け入れる観光の振興、都市交通の整備、まちの安全・安心、生活の利便性向上、多様な文化への対応など、私たちのこれからの暮らしに波及し、変化を求められるさまざまな対応が必要です。そして、スポーツ・健康づくりの習慣の定着やグローバルな都市活動拠点の形成など、オリンピックが生み出す貴重な資産をレガシーとして将来のまちの発展に活かし、時代の要請にマッチした持続可能なまちづくりにつなげていくことが求められています。オリンピックの開催をどのように生活の質の向上や産業の振興、豊かなまちづくりにつなげられるか、それぞれの自治体の実力が試されていると思います。

 現在の中野区基本構想と新しい中野をつくる10か年計画は制定から10年目を迎えます。今年は、この10年の区政運営を振り返り、成果を評価した上で、区を取り巻く環境の変化を踏まえて、新たに今後30年、50年先を見据えた中野区の将来像を描き直す基本構想、10か年計画の改定に着手します。10年後の中野区の姿を明らかにし、それに向けてさまざまな行政活動を行っていくという中野区の計画行政とPDCAサイクルの最も根幹となるものが基本構想、10か年計画であります。これまでのまちづくりをしっかりと振り返り、時代の転換期としての現在を的確にとらえ、原点に立ち返って中野のまちの将来像をしっかりと議論し、つくり上げる。そして、その実現に向けた新たな取り組みを示した新しい10か年計画を策定し、着実に実行に移していく。これから30年、50年先を見据えて持続可能な中野のまちをつくるための扉を開く、極めて重要な取り組みと考えております。基本構想は、言うまでもなく、議会において議決していただくものであり、それに先立って区民の皆さんからさまざまな意見や要望、行政ニーズを十分把握し、区民全体の意思にできるだけ沿えるものとしていかなければなりません。議会での御議論や幅広く区民の声を反映するプロセスを大切にしていきたいと考えております。

 これからの4年間において重点的に取り組むべき課題として考えております事項と方向性について、御説明いたします。

 「持続可能な地域をつくり出す―まちの活性化」についてであります。

 社会保障費の増大など、今後増え続ける財政負担に応えられる都市・中野をつくっていくためには地域経済の活性化が欠かすことのできない条件です。中野駅周辺を、グローバルな都市活動が活発に行われ、東京の新たなエネルギーを生み出す国際的なビジネス活動拠点として検討、整備を加速化させ、産業を活性化するためのエンジンとして、そのにぎわいを区内全域に波及させてまいります。

中野駅西口改札と南北自由通路、市街地再開発事業等の都市計画決定手続を進め、区役所・サンプラザ地区は事業化に向けた具体的な検討を進めます。また、中野四季の都市(まち)等で生まれた新たなにぎわいを区内各地域へと波及させるための取り組みを進めます。

 西武新宿線連続立体交差事業の実施におきましては、沼袋駅や新井薬師前駅周辺を中心に駅前広場や道路等の都市基盤の整備、これらと連携した一体的なまちづくりを進め、地域の将来の発展の基盤をつくり出します。また、野方以西の事業化実現を強力に推し進めてまいります。

 また、東京オリンピック・パラリンピックの成功に向け、区内への外国人観光客の誘致など都市観光資源の掘り起こし、都市観光事業の推進を図り、オリンピック終了後も哲学堂公園をはじめとした区内の各地の観光スポットを多くの来街者が回遊するような観光の定着、振興の基礎づくりを進めてまいります。

 地域の経済活性化のためには、女性や高齢者、若者などの雇用の場の創出も大切な課題です。区内での雇用の拡大のためには、少子高齢化の進展に伴って質、量ともにニーズが拡大するライフサポートビジネスの発展が大きな役割を果たすと考えます。この分野では、サービスの付加価値の拡大や生産性向上が大きな課題となります。産業振興ビジョンに基づき、経済団体等と協力の上、ICT・コンテンツ関連産業やライフサポートビジネスなどを中心に区内産業の振興策を推進します。

地域の生活を支え、コミュニティの中心でもある商店街の活性化を目指して、商店街組織の強化や事業スキル、経営、企画力の向上への取り組みを推進します。

 次に、「災害に強く安全なまちを目指して」であります。

 持続可能なまち、安心して住み続けられるまちをつくるためには災害に強いまちづくりが欠かせません。このため、東京都の不燃化特区制度などを活用しながら弥生町三丁目や大和町などでの防災まちづくりを着実に進めるとともに、未着手の木造住宅密集地域等でも防災まちづくりを進めてまいります。また、(仮称)本町二丁目公園や(仮称)弥生町六丁目公園など、計画中の公園整備を着実に行い、災害時の防災機能の充実を図ります。さらに、建築物の耐震性向上、緊急輸送道路沿道の建築物の耐震化促進に引き続き取り組んでまいります。それらに加えて、地域防災組織や関係機関と協力して避難所や医療救護所等の円滑な設置運営体制を万全なものとすると同時に、寝たきりや障害のある人など災害時避難行動要支援者の実態を把握して個別支援計画の策定を急ぎ、災害時の安全な避難の確保を早急に進めます。

 また、現在、中野区では、宮城県の被災4自治体の復興に向け、職員数全体に対する比率では23区でも最多となる職員11人の常駐派遣を行っています。被災地の復興は全国民が共通に担うべき課題であり、復興の実が上がるまでは何としても職員の派遣を継続していきたいと考えております。これによる経験の蓄積や多くの自治体とのネットワークは今後の防災行政に必ず活かされるものと確信しております。

 一方、人口増加時代に建設された区有施設や道路、橋梁等のインフラ資産について維持更新する必要に迫られており、将来負担を的確に把握し、効率的・効果的な対策を計画的に進めていく必要があると考えております。

 次に、「子どもたちの声がこだまするまちをつくる」であります。

 活力ある持続可能な社会をつくっていくためには、少子化現象に歯止めをかけていかなければなりません。まちのそこここで子どもの笑い声が聞こえる、次の時代を担う子どもたちが健全に育っている地域をつくっていくことが求められています。今や少人数世帯が当たり前になり、少子化の中で育って、子育てに不安を抱きがちな世代が出産、育児をするようになりました。女性の就労を促進するという意味からも、仕事や多様な社会参加と子育ての両立が求められています。適切な支援やサービスを受けながら、どんな状況にある人も安心して充実した子育てができる、子育てへの社会的支援の充実が求められています。子ども・子育て支援新制度の本格実施とあわせて、保育サービスや幼児教育、子育て支援の体系的な整理と拡充を図り、保育の待機をなくして、誰もが必要に応じて適切な保育サービスや教育が受けられるまちをつくります。さらに、学童クラブやキッズ・プラザの利用時間の延長などサービスの向上を図り、放課後児童対策の充実を進めます。周産期を含む出産・育児支援を拡充し、安心して産み育てられるまちをつくってまいります。

 学校教育の面におきましては、学校再編を着実に進めていくとともに、子どもの体力、コミュニケーション能力、理数系リテラシーの強化、グローバル人材としての資質の強化育成に努め、キャリア教育の充実により、社会を担い、自己実現を目指す目的意識を育て、あすの日本を担う人材を育成します。また、学校教育の中で郷土愛やコミュニティ意識を涵養し、規範性や社会貢献の意欲を高めていきます。一方で、特別支援学級の増設、特別支援教室の全校配置など特別支援教育の普及、充実も図ってまいります。

 次に、「生涯現役・健康長寿と地域支えあいの推進」についてであります。

 全員参加型社会を実現していくためには、生涯にわたる健康づくりを推進して、誰もが高齢になっても意欲や体力に応じた就労や社会参加、社会貢献ができる社会であることが必要です。積極的な健康づくりの取り組みを充実させることで区民の生活の質を向上させ、生産活動を活性化し、社会保障の経費の低減にもつなげてまいります。健康づくりにはこれまでのような疾病や故障の兆しを発見して対応するものに加えて、さまざまな観点から病気や要介護状態になりにくい体をつくっていく前向きな取り組みが重要となってきます。健康診断の受診勧奨や制度改善に努め、区民自身が健康を守る努力を支援するとともに、健康保険の診療記録などのデータを活用した区民の健康づくりの施策の充実を図ります。また、区民のスポーツ・健康づくりの面では、オリンピック開催気運とあわせ、区民の間にスポーツ・健康づくりムーブメントを起こし定着させるべく、健康づくりのための気軽なスポーツの場、中学校の部活支援、そして競技力の向上などに取り組む地域スポーツクラブの本格展開を急ぐとともに、新中野体育館などの施設整備や、歩くことによって健康づくりにつながるまちづくりを進めるなど、総合的に区民の健康増進が図れるまちづくりを目指してまいります。

 これからの社会を考えるとき、日常から互いの暮らしや安全を見守り、支え合うコミュニティの力が極めて重要になっていきます。高齢者の支援や子育て支援、防災、防火・防犯、清掃・リサイクルなど、あらゆる面で地域コミュニティの主体であり、区民の支えあいの基礎となって活動していただいている町会・自治会について、これからもさらなる活動の活性化と強化が求められています。町会・自治会を支援するとともに、地域支えあいネットワークにおける区の役割を一層強化し、同ネットワークの拡充を図ります。これとあわせて医療・介護・福祉などの幅広い連携を構築し、地域で誰もが必要な支援を適切に受けながら安心して暮らせる地域包括ケア体制を具体化させてまいります。障害のある人に対しては、就労を支援・促進するとともに、作業所等の工賃アップを進め、誰もが生きがいと意欲を持って働けるまちを目指します。

 「地球温暖化防止対策への取組」についてであります。

 持続可能な社会をつくるという意味では、地球温暖化は今後も人類共通の重大課題であり続けます。CO排出量の削減に向けた取り組みを着実に推し進め、地球温暖化防止対策について中野区の取り組みを充実、発展させてまいります。

 なかの里・まち連携自治体である群馬県みなかみ町で開始したカーボン・オフセット事業やエコポイント事業など、区民が身近に参加できる地球温暖化防止対策を進めます。また、ごみの適正排出の徹底や資源化などの取り組みを強化し、効率的なごみの収集や資源化を推進するため、中野駅前にある清掃事務所車庫の移転を進めます。さらに、商店街の街路灯についてLED化を進め、区内街路灯全てのLED化を実現します。また、防災機能の向上とあわせて、みどりの空間を創出する大規模公園の整備を計画的に進めてまいります。

 これからの課題の一端について触れてまいりましたが、これら以外の課題についても日常的に改革マインドを欠かさず、区民のために真に必要なサービスを考え、実行する姿勢で取り組むことが必要と考えております。平成28年からは社会保障・税番号制度、いわゆるマイナンバー制度が開始されます。この制度は、国民一人ひとりに唯一無二の番号を付番し、この番号を使って行政手続の簡素化や給付と負担の公平化を図ろうとするものです。この制度についても事務改善のための機会として積極的に活用し、法で指定された事務への利用のみならず、区独自の利用にも踏み込み、手続時の添付書類削減による利便性の向上や窓口のさらなるワンストップ化など、区民サービスの向上を検討してまいりたいと考えております。今後進める区役所新庁舎の計画づくりにおけるサービスのあり方についての検討も含め、区民のニーズに常に対応できる「24時間365日どこでも区役所」の実現を目標に進めてまいります。

 区政に明確な目標を設定して実行し、実施後の成果を評価し、その結果を継ぎ目なく改善につなげていく。私は、就任以来、区政運営にあたって「目標と成果による管理」という考え方を徹底してまいりました。今後、4期目を迎えるにあたっても、私の原点であるこの考え方には微塵も変わりありません。特に今回は基本構想、10か年計画の改定という大きな節目を迎えます。この節目にあたってこれまでの区政の歴史を大きく振り返り、多くの区民の皆様や区議会の皆様の御意見を受けとめ、未来を見据えて目標や理想像を改めて明確にしていきたいと思います。そして、その実現に向かって着実に政策を立案し、実行していく。この4年間を大きなサイクルの初めの一歩としていく役割を果たすことが私に課せられた使命であると認識しています。区政を持続可能なものにし、将来の中野区民が中野に住んで本当によかったと思えるようなまち、我が国の将来をリードできる新しい地域社会像を、皆様とともにこの中野から発信する4年間としていきたいと思います。

 結びにあたり、重ねて区議会並びに区民の皆様の御理解と御協力をお願いし、平成26年第2回定例会における施政方針説明といたします。御清聴ありがとうございました。

○議長(伊東しんじ) 以上で区長の所信表明を終わります。

 次に、一般質問の時期の変更についてお諮りいたします。一般質問は議事に先立って行うことになっておりますが、別な時期に変更し、質問を許可いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊東しんじ) 御異議ありませんので、さよう進行いたします。

 これより日程に入ります。

 お諮りいたします。この際、本日の日程を追加し、日程第2、同意第1号、中野区副区長選任の同意についてを先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊東しんじ) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 同意第1号 中野区副区長選任の同意について

 

○議長(伊東しんじ) 日程第2、同意第1号、中野区副区長選任の同意についてを上程いたします。

 区長の説明を求めます。

〔区長田中大輔登壇〕

○区長(田中大輔) ただいま上程されました同意第1号、中野区副区長選任の同意につきまして御説明申し上げます。

 この同意案は、明日、27日から副区長として川崎亨さんを選任いたしたく、議会の同意をお願いするものです。

 川崎さんは、昭和53年に中野区に入り、36年間にわたって本区に勤務されています。この間に、鷺宮、上鷺宮地域センター所長、保健福祉部健康推進課長、同保健福祉課長、区長室計画担当課長、同政策担当課長などを経て、経営室経営担当参事、まちづくり推進室長を歴任し、平成22年6月から経営室長を務めています。

 このように、川崎さんは、本区において数々の要職を歴任し、その能力と手腕を大いに発揮されました。この間の豊富な経験とすぐれた識見は副区長として適任であり、この際、副区長として本区における行政の推進に御尽力いただきたいと考えた次第です。

 本件につきまして、何とぞ御同意くださいますようお願い申し上げます。

○議長(伊東しんじ) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊東しんじ) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の同意第1号に同意するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊東しんじ) 御異議ありませんので、同意第1号はこれに同意するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第3、議員提出議案第6号、前副区長 金野晃さんに対する感謝状贈呈に関する決議を先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊東しんじ) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 議員提出議案第6号 前副区長 金野晃さんに対する感謝状贈呈に関する決議

 

○議長(伊東しんじ) 日程第3、議員提出議案第6号、前副区長 金野晃さんに対する感謝状贈呈に関する決議を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。いでい良輔議員。

〔いでい良輔議員登壇〕

○24番(いでい良輔) ただいま上程されました議員提出議案第6号、前副区長 金野晃さんに対する感謝状贈呈に関する決議につきまして、提案者を代表して提案理由の説明を申し上げます。

 前副区長 金野晃さんは、昭和53年中野区に入区され、総務部、企画部、福祉部、区民部を経て、平成4年に福祉部副参事地域型福祉サービス推進担当に任命されました。以来、総務部副参事教育委員候補者選定問題担当、昭和及び東中野地域センター所長、企画部企画課長、区長室長、教育委員会事務局次長、保健福祉部長の要職を歴任され、平成22年6月23日副区長に就任をされました。

 中野区に在籍された36年の間、金野さんはその豊富な知識と経験に基づき卓越した行政手腕を発揮されました。ここにその業績の一端を御紹介します。

 平成15年に区長室長に就任されると、1期目の田中区長の意を受け、基本構想の改定に着手されました。基本構想審議会、区民ワークショップ、職員プロジェクトチームの活動、基本構想シンポジウムの開催を通して区民、職員など幅広く意見を聴くことにより、新たな中野の将来像を描かれました。

 教育委員会事務局次長となった平成16年には、少子化の影響などによる児童・生徒数の減少が続く中で、集団教育の良さを活かした学校教育の充実を目指して中野区立小中学校再編計画案を取りまとめました。さまざまな意見のある中で、教育委員とともに粘り強く関係者との意見交換を重ね、まとめられたものです。

 平成18年の保健福祉部長就任以降は、江古田の森保健福祉総合施設の開設、中野区民間福祉サービスに係る紛争の解決の促進に関する条例の施行、中野区健康づくり行動プランの策定、中野区成年後見支援センターの開設など、先駆的な保健福祉施策の実施に尽力されました。

 平成22年に副区長に就任されてからは、3期目の田中区長を補佐するとともに、事業部の政策形成を指導・助言するなど積極的に関与することで中野のまちの発展に寄与されました。

 これまで述べたように、金野さんは常に区政の第一線でリーダーシップを発揮され、さまざまな分野で多大な貢献をされました。また、職務遂行に際しては優しさと厳しさをあわせ持ち職員を指導され、その誠実な人柄から多くの職員に尊敬を受けているところです。

 このたび、副区長の任期を全うされ、後進に道を譲ることになりましたが、ここに改めてこれまでの金野さんの労苦をねぎらい、その功績に敬意を表するために、ここに本議案を提出する次第であります。

 同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で賛同賜わりますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。

○議長(伊東しんじ) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊東しんじ) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案は原案どおり可決するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊東しんじ) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 お諮りいたします。議事の都合により、本日の会議はこれをもって延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊東しんじ) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 次の会議は、6月30日午後1時より本会議場において開会することを口頭をもって通告いたします。

 本日はこれをもって延会いたします。

午後1時44分延会