中野区議会総務委員会〔平成26年7月4日〕
総務委員会会議記録
○開会日 平成26年7月4日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後4時54分
○出席委員(9名)
内川 和久委員長
酒井 たくや副委員長
木村 広一委員
石坂 わたる委員
北原 ともあき委員
いでい 良輔委員
久保 りか委員
奥田 けんじ委員
岩永 しほ子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
副区長、副区長(経営室長事務取扱) 川崎 亨
副区長 英 直彦
政策室長 竹内 沖司
政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲一
政策室副参事(基本計画担当) 森 克久
政策室参事(予算担当) 奈良 浩二
政策室副参事(広報担当) 酒井 直人
政策室副参事(業務改善担当) 中谷 博
危機管理担当部長 小田原 弦
経営室副参事(経営担当) 戸辺 眞
経営室副参事(人事担当) 角 秀行
経営室副参事(施設担当) 石井 正行
経営室副参事(行政監理担当、債権管理担当) 岩浅 英樹
経営室副参事(経理担当) 伊藤 廣昭
会計室長 浅野 昭
選挙管理委員会事務局長 吉村 恒治
監査事務局長 古屋 勉
○事務局職員
事務局長 篠原 文彦
事務局次長 堀越 恵美子
書記 細川 道明
書記 大野 貴子
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の変更及び異動について
○議案
第31号議案 中野区基本構想審議会条例
第32号議案 中野区歌に関する審議会設置条例を廃止する条例
第33号議案 仮称鷺の宮調節池上部多目的広場整備工事請負契約に係る契約金額の変更について
第34号議案 仮称南部防災公園整備工事請負契約
第35号議案 仮称本町五丁目公園整備工事請負契約
○陳情
〔新規付託分〕
第7号陳情 日朝国交正常化実現について
○所管事項の報告
1 公共施設総合管理計画の策定について(企画担当)
2 2013中野区区民意識・実態調査の結果について(企画担当)
3 中野区基本構想及び新しい中野をつくる10か年計画の改定方針について(基本計画担当)
4 平成25年度中野区一般会計繰越明許費繰越計算書(予算担当)
委員長
定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。
(午後1時00分)
本定例会における委員会審査の割り振りについて協議したいので、委員会を休憩します。
(午後1時00分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時01分)
本定例会における委員会の審査日程についてお諮りします。
お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿い、一日目は委員会参与の変更及び異動について、議案の審査、陳情の審査を行った後、所管事項の報告の11番まで、二日目は残りの所管事項の報告以下を行い、三日目は審査の状況を見ながら改めてお諮りしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
また、議案の審査において、第31号議案の審査の際に、関連している3番の所管事項の報告を受けることとしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
また、審査は午後5時を目途に進め、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
それでは、議事に入る前に、お手元に配付の資料(資料2)のとおり、委員会参与の変更及び異動がありました。副区長に就任されました川崎副区長を御紹介いたします。
川崎副区長
6月27日付で副区長に就任をいたしました川崎でございます。経営室長の事務も取り扱いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
委員長
ありがとうございました。
以上で委員会参与の変更及び異動についてを終了します。
議事に入ります。
議案の審査を行います。
第31号議案、中野区基本構想審議会条例を議題に供します。
審査日程の協議の際に確認しましたが、関連する所管事項報告があるので、本議案の審査を一旦保留とします。
それでは、本議案に関係する所管事項の報告を受けたいと思います。
所管事項の報告3番、中野区基本構想及び新しい中野をつくる10か年計画の改定方針についての報告を求めます。
森政策室副参事(基本計画担当)
それでは、お手元の資料(資料3)に基づきまして、中野区基本構想及び新しい中野をつくる10か年計画の改定方針につきまして御説明いたします。
区はこれまで、基本構想及び10か年計画に基づきまして、区民にとっての価値は何かという視点から具体的な目標を定めて、常に達成手段の改善を図り、取り組みを進めたところでございます。現行の基本構想及び10か年計画は、制定後10年、前回改定から5年が経過しようとしておりまして、このたびこの間の社会経済状況の変化や国と民間サービスなどの動向、区の施策の達成状況等を踏まえまして、急速に進行する少子・高齢化や人口減少社会、中野区周辺まちづくりの進展など、さまざまなこれから先の社会動向を見据えまして、新しい10年後のまちの姿を描き、区が取り組むべき方策を明らかにして、持続可能な、真に豊かな中野のまちの実現を目指して取り組みを進めていくということにいたしました。
基本構想及び10か年計画の位置付けについてでございます。
基本構想は、中野区に住む人だけではなく、中野のまちで働き、学び、活動する人々が力を合わせて互いの暮らしやまちの豊かさを高めていくための区民全ての共通の目標であり、区が区民の信託に基づき行政を進める上で最も基本的な区政運営の指針となるものでございます。
10か年計画につきましては、自治基本条例に基づく基本計画でございまして、基本構想で描く10年後に実現するまちの姿を実現するために、区が取り組むべき方策を明らかにしていくものでございます。
それでは、次に2ページ目をごらんいただきまして、改定に当たっての基本的な考え方を御説明いたします。
基本構想につきましては、現行の「中野のまちの基本理念」及び「中野のまちの将来像」を改めて確認いたしまして、それらを踏まえて平成28年度からの10年間、その10年後に実現するまちの姿を新たに描くことといたします。
10か年計画につきましては、基本構想で描く10年後のまちの姿を実現するために区が取り組むべき方策を明らかにして、その実現を担保するものでございますから、基本構想の改定にあわせて改定をいたします。改定に当たりましては、現行の計画で掲げた目標の達成状況や成果を踏まえるとともに、新たな課題への対応や施策の優先度などを考慮しまして、平成28年度以降に計画化されている取り組みを含めて見直しを行うことといたします。こちらの③と④につきましては、現行と同様の考え方でございますけれども、目標を掲げて総合的、体系的に取り組む戦略として施策の方向を明らかにし、将来像の達成状況をはかる成果指標と目標値を設定して、目標を達成するための手段として主な取り組みを明らかにいたします。また、財政運営の基本方針として、10か年の財政フレームを示し、財政の裏づけを含めて実現性を備えたものといたします。計画期間につきましては、平成28年度から37年度までの10年間といたします。
検討の進め方でございます。改定の検討に当たっては、さまざまな段階で幅広く区民意見等を聴取いたしまして、区議会での御議論や庁内での横断的かつ総合的な取り組みによりまして、中野区の英知を集めたものとなるよう進めていきます。まず、今回、条例を御提案しておりますけれども、基本構想審議会を設置いたしまして、幅広い議論を行う予定でございます。
3ページのほうをごらんいただきまして、審議会の審議経過につきましては、適時区議会のほうへ報告させていただきます。また、審議会の答申を踏まえた基本構想及び10か年計画の改定に係る検討につきましては、区議会における議論を得ながら進めてまいります。
区民関係団体からの意見等の聴取ですが、区民意識実態調査、区民と区長の対話集会、区報・ホームページを活用しまして、幅広く区民の意見等を聴取いたします。また、区内でさまざまな活動を行う区民の団体等の対話の機会を設けまして、意見等を聴取するということも考えております。庁内検討につきましては、各部・室の所管する事項の枠にとらわれず、職員が新たな10年後のまちの姿を横断的に議論できる機会を設けていきたいと考えております。また、各部・室においては、所管する事項についてそれぞれが主体的に検討を進めまして、包括的な戦略やプロジェクトにつきましては経営本部会議で議論を行います。
これら区民や関係団体からの意見、庁内検討につきましては、適宜審議会のほうに資料として情報提供するということを考えております。
意見交換会、パブリック・コメント手続につきましては、それぞれ改定の案の段階で所定の手続をとってまいります。
4ページ目をごらんいただきまして、今後のスケジュールでございます。基本構想審議会の条例を議決いただきましたら、その後、委員の選定作業を行いまして、8月に審議会を設置しまして、基本構想に盛り込むべき内容について諮問をしたいと考えております。審議会につきましては、おおむね月1回、計8回開催いたしまして、来年3月に答申をいただくということを考えています。審議会の答申を踏まえまして、来年9月に基本構想の考え方の素案のたたき台、10か年計画素案のたたき台を策定し、11月には基本構想の考え方の素案と10か年計画の素案を策定して区民意見交換会を、それから、再来年の1月には、基本構想の考え方(案)と10か年計画(案)を策定いたしまして、パブリック・コメント手続を実施する予定でございます。そして、再来年の3月でございますが、基本構想の議案を提案させていただき、議決をいただきましたら、10か年計画を決定したいというふうに考えております。
以上、中野区基本構想及び新しい中野をつくる10か年計画の改定方針につきまして御説明させていただきました。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
岩永委員
今御説明をいただきました改定方針についての最初の始まりのところですね。区民にとっての価値は何かという視点から具体的な目標を定めるということですが、基本構想というのは、自治法が変わりましたから位置付けも変わってはいますけれども、中野区としての住民の福祉の増進のためにどういう基本構想を持って、どういう10か年計画なら10か年計画を持って取り組んでいくのかというところが一番大事なところだろうと思うんですが、その視点はどういうふうな形――要するにね、区民にとっての価値とはまた、この範囲では縛れない自治体としての当然あるべき姿というのが基本構想や計画の中に求められてくるだろうと思うので、そのあたりはどのようにお考えですか。
森政策室副参事(基本計画担当)
当然、さまざまな社会情勢の変化等もございますので、それに対応していくということは、区は対応していかなければならない。それを踏まえて基本構想、10か年計画を策定するという思想は当然考えなきゃいけないことだと思っております。
また、区民の価値というふうなお話でございますが、これから検討を進めていく中で、さまざま区民等の意見聴取等も行っていきますので、そういうところでも踏まえながら、区民の価値というか意識ですね。それについてもしっかり集約して、検討に生かしていきたいと考えております。
岩永委員
基本構想を改定するというたびに、私たちはこの本来区が立つべき立場、住民の福祉の増進に寄与するというこの立場をどのように明確に出していくのかということを問うてきました。今回、この基本構想の改定をするという上に当たって、そこのところがどのように出てくるんだろうと思っていましたが、この区民にとっての価値という視点が前面に出されているということだったので、今お尋ねをしたんですが、しかし、区としては当然、住民の福祉の増進という自治体としての本来の役割はしっかりと果たす。そういう立場は明確に持っているということでよろしいですか。
竹内政策室長
区の最終的な目的は、取り組みの目的は区民福祉の向上ということでございますので、当然に我々の行政としての取り組みは、区民福祉の向上のために行われていくというものでございます。そういった中で、最も区民福祉の向上ということを考えるときに、一番その中でどういったことに取り組んでいくことが区民にとって一番いいのかということを考えていくということでございます。まさに委員おっしゃっていることと、この今回基本構想の中で取り組むとしていることについて、目指すところは同じだというふうに考えてございます。
岩永委員
じゃあ、まあそういうふうに確認をいただきまして、いわゆる区民にとっての価値というその枠の中だけではなくて、本来中野区として果たすべきものをしっかりとこの中で今後具体的にあらわしてくると、そういうふうな御説明だったということで、受けとめていきたいと思います。
それから、もう一つは、基本構想は今かかっております議案の審議会ということで出てくるんですが、10か年計画はどのように――要するに、審議会と10か年計画の関係ですけれども、審議会と10か年計画というのは、審議会の答申をいただく上での審議会の皆さん方の審議経過・過程と、10か年計画をつくっていくという、この関係は、審議会答申をいただいてから10か年計画に着手するとか、そのあたりはどうなりますか。
森政策室副参事(基本計画担当)
審議会におきましては、こちらは後ほどまた御説明しますけれども、基本構想に盛り込むべき内容について御審議いただくということでございます。ただ、10か年計画は、10か年計画で当然審議会の答申を踏まえた形で、まちの姿をどう実現していくか、その方策について明らかにしていくものですから、具体的に施策等を検討していくということについては、答申を受けてからということになります。ただ、作業的にも一定程度時間もあれですので、準備作業的にこういう課題があるということについては庁内でも進めていきたいと思っております。
岩永委員
3ページの区民、関係団体からの意見等聴取ということで、ことしの8月ですね。区民意識実態調査の中で基本構想にかかわる調査項目を設定するということですから、基本構想にかかわる、それに特化した区民意見をいただくとか、そういうことはこの区長との対話集会以外では考えられていないんでしょうか。
森政策室副参事(基本計画担当)
こちらの(3)の④ですね。関係団体等からの意見等聴取、こちらにつきましても、さまざま区内で活動されている団体との対話の機会を設けたいと考えておりますので、その中でもまちの姿、今後中野のまちをどう考えていきましょうかということについて意見交換会というか、意見を聴取するということは考えております。
岩永委員
私がお尋ねをしたのは、団体の構成メンバーではなくて、いわゆるその団体の対象者ではないけれども、区民ね。区民意識調査、実態調査というのがあります。区長との対話集会があります。あと、区報・ホームページという形で出されているんだけれども、この基本構想等に、10か年計画も含めた計画を策定するずっと前の、要するに、始まりのところを含めて、区民との意見交換というのかな、区民から意見を聴取するとか、そういうことは考えていないんですか。
森政策室副参事(基本計画担当)
すみません、失礼しました。こちらはちょっと明確に書いていないんですけれども、区民の団体等の対話ということで、これは団体だけを対象として、それはそれで設けるんですが、それとは別に、一般の区民の方が参加しての対話集会――区長との対話集会とは別に、一般の区民の方が参加しての対話の機会というのは考えております。
岩永委員
じゃあ、ちょっと最後に確認になりますが、次の4ページで、例えば、27年11月に素案の策定をした後に区民意見交換会の実施等と、確かにこのあたりからは出てくるんですが、私がお尋ねをしたのは、そういう素案をつくる前の段階、要するに、たたき台をつくる前の段階で区民の意見聴取などについては考えられないのでしょうかということなんですか。
森政策室副参事(基本計画担当)
今、これから検討していく中で、それについては考えていきたいと考えています。
石坂委員
3ページの(3)の②、区民と区長の対話集会ですけれども、これは従来も自由なテーマであったり、テーマを設けてやられたりしているかと思いますけれども、これは別途、この基本構想と10か年計画の改定をテーマとした対話集会を行うという意味なのか、あるいは、従来行っている対話集会の中で何かしら時間を取るですとか、含める形で行っていくというイメージなのか、教えていただければと思います。
海老沢政策室副参事(企画担当)
今年度の区民と区長の対話集会につきましては、テーマを「10年後のまちの姿を考える」というようなテーマにいたしまして、全ての会にわたってそのテーマで実施していきたいなというふうに考えてございます。
石坂委員
あと、今、今年度に関してはとありましたけども、この区民と区長の対話集会の説明のところで「年間を通じて」とあるのは、今年度いっぱいでそれをやるのか、あるいは、既に年度途中ですので、年度をまたいでも行っていくのか。今年度スタートするわけですけれども、尻尾は特に今のところで考えているのはあるんでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
当面でございますが、基本構想の審議会へ、区民との対話集会で出された意見を報告していくというようなことも考えてございますので、今年度末までの審議会ということでありますので、その中で広く10年後のまちの姿について聞いていきたいというふうに考えております。
久保委員
一つは、先日の一般質問でもお伺いいたしましたけれども、前回は区民ワークショップ、また、職員プロジェクトチームなどを立ち上げられたと。この前回の基本構想審議会の状況というのを見ると、第1回目のときに区民ワークショップの設置とか、この四つのテーマに分かれて検討を進めることが確認されたというようなことで、もう既にワークショップは行うんだというようなことを前提にこの審議会が立ち上げられたのかなということと、また、職員プロジェクトチームも先行して動いていたんだなというふうに感じているんですけれども、その辺のところは、今回はどのようなふうに――進捗状況といいますかね――なっているんですかね。
森政策室副参事(基本計画担当)
委員おっしゃるとおりで、10年前は区民ワークショップをつくりまして幅広く、140人程度の方に御参加いただいて御議論いただいたところでございますが、それについては一定の意義はあったのかなと考えております。今回につきましては、その意見集約のほうにもいろいろ時間を要するということもございますので、区民ワークショップという形ではなくて、今回この改定方針のほうで書かせていただきましたこのような形で、意見等を聴取していきたいと考えております。
それから、職員参加につきましては、そのときもプロジェクトチーム、100名弱の職員が参加して、プロジェクトチームで検討を進めていったところではございますが、こちらについては、3ページ目の(4)に書かせていただいておりますが、職層とか所属にとらわれずに、職員が横断的に議論できる場というのは、それは確保していきたいと。それで、それぞれ職員の、全庁的な機運醸成とかというのもありますので、そこは確保していきたいと思います。
久保委員
現時点でその職員の、プロジェクトチームという形ではないけれども、全庁的・横断的な仕組みをつくって、さまざまな声を吸い上げていくと。これについては、もう動きがあるんでしょうか。具体的なことでもう進められているんですか。
森政策室副参事(基本計画担当)
動きは今のところまだございませんが、秋ぐらいをめどにスタートさせていきたいと思っています。
久保委員
秋ぐらいをめどにということは、ある意味、その審議会が立ち上げられて、このきょう条例が通ってこのスケジュールのとおりに行けばですけれども、そういうことですね。だから、先行的な取り組みとして、特に今はやっていないということなんですね。10年前というのは、区長がお変わりになられて、本当にある意味まっさらな状態から基本構想を立ち上げていったという状況があるかと思います。そういう意味では、区長がお変わりになられたわけではないので、ある意味、今までのこの10年間の基本構想の流れを踏襲しながら、その中で組み立てていかれるのかなというふうに思うんですが、その一つが10か年計画との関係ではないかと思っておりまして、この基本構想の以前というのは5か年計画というような形で以前の取り組みはされていた。この新しい基本構想になってからは10か年計画というようなことで、ある意味、これ一層なのか二層なのかちょっと関係性が私もわからないところではあるんですけれども、そこのところはある一定の成果を見たということで、この関係性は変えずに、今後も基本構想は改定されていくと。そういうことでよろしいんですか。
森政策室副参事(基本計画担当)
基本構想で今後のまちの姿を描きまして、10か年計画でそのまちの実現に向けた方策を明らかにするというような形でこれまで取り組んでまいりました。その形につきましては、おっしゃるように、一定の成果はあったと考えておりますので、この形を基本に検討していきたいと思っております。
久保委員
その一定の成果があったかどうかというところの検証がどこでどういうふうにされるのかというところだと思うんですけれども、そこら辺のところがきちんと明らかになって、このあり方がいいのだと。基本構想は10年間の将来像を描くことが最適である。なおかつ、この10年後のまちの姿をつくり上げていくために10か年計画というものをある意味一体で考えていくことが、それが今までこの10年間を振り返って検証されていると。それが最適であると。そういう判断のもとに、今回こういった条例が出ているのかとは思うんですが、今ちょっとまだ条例のほうはあれですけれども、考え方が出ているのかなとは思うんですが、そういう判断でよろしいんですか。
森政策室副参事(基本計画担当)
おっしゃるとおり、基本構想を定め、そこに向けての取り組み、10か年計画を進めてきたということで、それが最適だということで考えているところでございます。10か年計画等々のこれまでの10年間の総括というか評価につきましては、今後作業をしっかり進めていきまして、明らかにしていきたいと思っています。
久保委員
明らかにした段階で、果たして本当にこれが最適な取り組みであったのかどうかというような意見が例えば審議会、また議会のほうから出てきた場合、そこはまた考え方を変えるというおつもりもおありでしょうか。例えば、総合計画のあり方は今さまざま、この間一般質問でもさせていただいたように、各自治体によっていろいろ考え方が変わってきているときだと思います。都市計画マスタープランも一体型にさせていったほうがいいというような声が出ている自治体もあるように伺っておりますし、また、いわゆる三層構造といいますか、基本構想・基本計画と実施計画との三層構造で従来どおりのやり方がいいと思われて判断をされているところもあるでしょうし、逆に言えば、もう本当に一体型のような感じで基本構想と基本計画とが一緒に進められていくことが望ましいという――うちはある意味ちょっと二層なのかなというふうに思っているんですけれども、そういう判断も各自治体によってさまざまなのかなと思うですけれども、その辺のところは今後検証された上で、さまざま意見が出てきた中で、また変更になる可能性もあるということですか。
竹内政策室長
仮定のお話でございますので、まず我々としてはこの間の基本構想と10か年の関係に基づいて今回作業をスタートさせていただこうというふうに思っております。今、委員からお話のような形で、今後計画のあり方についていろいろ御意見がもし出るということであれば、それについては検討させていただく。その状況の中で検討させていただくことなのかなというふうに思っております。
久保委員
前回は審議会も1年以上たっぷり時間をかけて、大変時間をかけて行っていますね。ある意味、検証がされてこういったことが、このやり方をある意味ベースにしていくんだということであれば、そんなに時間はかけずに、今言われているスケジュールのまま進められていくことでよろしいのかなと思っておりますし、片や、今ここにも書かれているように、大きな例えばオリンピックのことでありますとか、それに向けてのまちづくりですとか、この間に東日本大震災があって、首都直下型地震に向けて急がなければいけないまちづくりの課題等々、大分この10年前とは様子が変わってきていますね。また、昨日ですかね、舛添都知事のほうから国家戦略特区ということで3区加えられる中に中野区が入ってきたりとかということで、その辺がどのように反映されるのかわかりませんけれども、ある意味本当に目まぐるしく今状況が変わっていく中で、10年先を見通しながらも、しかし、直前の課題をきちんと掲げて整理をしていかなければいけない部分もあると思うんです。先日は、例えば区長の任期に合わせてというか、オリンピックを視野に入れると4年間程度でしっかり、その4年間に向けた取り組みというのをきちんと洗い出した上での、そういったロードマップも示していただけるような御答弁もありましたけれども、それとの一定関係性等もあるかと思うんですが、その辺のところはいかがですか。
森政策室副参事(基本計画担当)
先日の一般質問での御答弁のお話ですけれども、これにつきましては今後、基本構想・基本計画を検討していく中で、どのような形でお示しできるかということについては検討していきたいと思っています。
久保委員
いわゆるその基本構想・基本計画と、例えばそういった形での何年後かを見据えたまちづくりということで特化した形で、いわゆる実施計画といいますか、そのスケジュールや、また財政的な裏付けをしっかり持った上でのタイトなスケジュールのものが出てくると。それとの一定関係性というのは、もし今後示していただく場合には、どのようになると思いますか。
森政策室副参事(基本計画担当)
これも今後のどういう形で、関係性も含めてどういう形でお示しできるかということについて、検討させていただきたいと思います。
久保委員
わかりました。これからのことでございますので、その辺のところもしっかり考えていただきながらと思っておりますけれども、私は、職員が先行するということではなくて、やはり10年たって大分この庁内の状況も変わってきていると思います。前回のプロジェクトチームの中では、森副参事も御本人も中に入られて、さまざまその中で御活躍をされたことと思いますけれども、ある意味この人材育成という面では大変重要ですし、本当に職員自身が中野区の将来像を描いていくという、責任持ってやっぱり自分たちがそこに取り組んでいくんだという姿勢が重要ではないかなと思うので、今のような御答弁ですと、何となくこの審議会の後追いのような形でそういったものがスタートしてしまうようにも見受けられてしまうので、本当はそうではなくて、きちんといろいろ庁内の中でいろんな意見集約をしながら進められているのではないかなというふうには思うのですけれど、やはりそこは一定の方向性ですとか、またさまざまな意見を集約した場を見せていただきたいなというふうにも思っております。これは期待も込めて、そういう思いを持っておりますので、その辺について何か、ただ単にこの9月から横断的な取り組みをしていくというだけではなくて、何かもし新たな試みとしてやっていこうと思われることがありましたら、お話しいただければと思いますが。
竹内政策室長
きょうここで改定方針というものを議会のほうに御説明をし、また、議案も提出させていただいております。基本構想、10か年の改定作業をここからスタートということに私どもとしてはしたいというふうに思ってございます。
それで、当然にこの我々職員が働く中野区のこれからのあるべき姿というものを区民の皆さんの御意見をいただきながらつくっていくということについて、我々職員もそれに主体的にかかわっていくということについては当然のことだろうというふうに思っております。それが所管ごとに、その所管の分野についてのことを主体的にかかわるのは、それは当然のことであるわけですけれども、さらに、その所管を越えた部分についても、広く職員が知恵を出し合っていくという工夫をこれからしていきたいというふうに思っております。
北原委員
大事な10か年計画改定方針と、それから基本構想ですけれども、中野区にはさまざまな計画があるわけですけれども、その現在ある計画、いろんな分野であるわけですが、その計画と、この10か年計画の改定の関係について、どういう関係かということを教えてください。
森政策室副参事(基本計画担当)
10か年計画は基本計画でございまして、他の個別計画の基本的な考え方ということになります。当然、両者については整合性というか、とる必要があるものと考えております。
北原委員
個別の計画はそれぞれスタート年度が違うわけでありますから、この10か年計画と必ずしも重ならない部分が多いと思うんですね。それをこの10か年計画の中にどう落とし込むかということが大変重要じゃないかなと思いますので、ぜひその辺はしっかり念頭に置いてやっていただきたい。いかがでしょうか。
森政策室副参事(基本計画担当)
おっしゃるとおり、それぞれしっかり10か年計画へ課題を落とし込んでいくというような形で取り組んでまいりたいと思います。
北原委員
それから、もう1点ですけれども、この2ページの下に、一番下の行ですけれども、この審議会、基本構想審議会へは(3)の区民や関係団体からの意見及び(4)の庁内検討の結果を資料として提供するというふうにありますけれども、これを見ますと、その次のところで、3ページの(3)は区民、関係団体からの意見等聴取とありますね。それから、(4)のところには庁内検討とあります。庁内検討は理解できるとして、この3番のところ、ここで出た意見は審議会のほうに検討結果を資料として提供するという、こういう理解でよろしいですか。
森政策室副参事(基本計画担当)
おっしゃるとおり、こちらの聴取した意見について、審議会のほうに参考として、資料として提供するということでございます。
北原委員
実は、この区民との対話集会とか、それから、関係団体からの意見等の聴取という、こういうことは、ここに参加した区民の方が自分たちの意見が反映されないというようなことがよくあるんですね。ぜひその辺の誤解のないように、どういう形でそれぞれの意見が仕組み上反映されていくのかと、こういうことをはっきり申し上げておかないと誤解がどんどん広がっちゃいまして、せっかくのこの区民、関係団体からの意見等の聴取が実を結ばなくなるというかうまく反映されないということになりかねませんので、ぜひその辺は注意してやっていただきたいと思います。いかがでしょうか。
森政策室副参事(基本計画担当)
おっしゃるとおり、その辺の提供の仕方とか御説明について、注意してまいりたいと思います。
いでい委員
まず、この基本構想及び新しい中野をつくる10か年計画の改定方針についてというところですけれども、制定して10年で、改定してから5年が経過しようとしている。過去を振り返って、その10か年計画、またはその基本構想で、到達した、達成した部分。そしてまた、解決できなかった課題、達成できなかった課題について、項目をちょっと挙げてもらえませんか。
森政策室副参事(基本計画担当)
この10年間で、中野駅周辺のまちづくりですとか、あるいは地域支えあいのネットワーク等々につきまして、10か年計画で検討し、課題として挙げ、それに向けて取り組んできたと。それについて一定程度の到達点を迎えたというふうに考えております。解決できなかったということにつきましては、今後もう1回、これから再度整理いたしまして、御報告したいと思っています。
失礼しました。今回の10か年計画におきまして、3ポイントの制度というのが課題として、取り組みとして挙げてきたところでございます。これにつきましては、取りやめたというようなことが挙げられると思います。
いでい委員
もう一度お聞きしますけど、過去の基本構想を制定してから、10か年計画を制定してから、また改定してから、基本構想にのっとって10か年計画は作成しているわけで、制定しているわけで、しかし、取り組んだけれども達成できなかった、到達できなかった政策について、その課題について、項目を挙げてください。
委員長
答えられますか。
竹内政策室長
項目というのは、どの単位かということになってまいりますけれども、基本的には大きく基本構想、それからこの10か年計画の中で目指した、実現しようとした目標については、かなり達成されてきているというふうに思っております。それで、特に今後、この10か年計画の目標の達成度合いにつきましては、成果指標を定め、その目標値を設定して、それによってはかるという、こういう仕組みにしております。成果指標が設定値のどこまで行っているのかというようなことについて、今後整理をさせていただいて、お示しをさせていただくと。それからまた、この目指す姿を実現するためのステップごとの取り組みというものも10か年の中で定めておりますので、それについてもどういうような進捗状況になっているのかということについて、全てこの間の取り組み状況については、きょうはお示しの準備はしておりませんけれども、お示ししていくことを考えております。
いでい委員
きょうは示せないということですけれども、いつになったら示せるんですか。
竹内政策室長
今、さらに作業を進めておりまして、8月中には取りまとめをしたいというふうに考えております。また、その折に委員会への報告の機会を与えていただけるようにというふうに考えております。
いでい委員
ここに来て、中野区の基本構想及び10か年計画の改定に着手するということは、昨年度の第1回定例会で予算として成立して通ってきているわけで、ここについて今年度、スケジュールでいったら、時間をかけて新しい基本構想をつくっていく、10か年計画を新たに改定していくというようなことはわかっているわけでしょう。過去の基本構想や10か年計画で目標は設定しました。そのスパンも決めています。だけれども、進捗状況としてはステップごとに到達できなかった部分がありますよというのは、もう自分たちでそれは完全に把握しているわけでしょう。それについて何も、今精査しているので、8月になったらお示しできますよというんだったら、今回議案として出してきている基本構想審議会条例、審議会の委員を設置するべきじゃないかという理屈が当てはまらないんじゃないんですか。何でこんなことを言うのかというと、議会の中でも、区民の中でも、中野区役所として基本構想を持って、10か年計画でこうですよ、ああですよということでかなり強力に進めてきた。そしてまた、議会も側面的にはチェックをしながら、それを応援してきたという立場でもありました。しかし、そこまでやっていても、区民にその10か年計画に対しての理解の広がりがあまりなかったり、また、議会の中でもこの部分についてはおかしいんじゃないか。これはまだ10か年計画でずっと載っているけど、全然やってないじゃないかというところも散見しているわけですよ。そのことについて、10か年計画ではこうでした。項目では、このことについてはこうでしたという説明がなければ、新たに改定しましょうという話にならないんじゃないですか。それがわからなければ、新しいことをやりましょうという、過去の清算ができなければ、過去の検証ができなければ、新しいステージに進むことは難しいんじゃないかと思いますけれども、いかがですか。
竹内政策室長
もちろんこれまで設定した成果指標の達成状況、それから、ステップごとの取り組み状況について、逐一把握をしております。ただ、今回この改定作業を行うに当たっては、それだけではなくて、まさに今質疑があったように、うまくいかなかったものはどういうもので、それがどういったことによってうまくいっていないのかというようなこともあわせて、ここでもう一度整理をして、きちんとある意味評価といいますか総括をするということが必要だと、きちんと総括することが必要だというふうに考えております。それについては、議会の場にきちんと御説明をできるだけ早い段階でさせていただこうというふうに思っているということでございます。
いでい委員
ということは、まだ今までの基本構想や10か年計画の進捗状況の中で総括できていない部分がある。しかし、新たに基本構想を制定していきましょう、10か年計画を改定していきましょうという話を今ここでしているわけですか。
竹内政策室長
それをわかりやすい形できちんと整理をしてお示しする必要があるだろうというふうに思ってございます。そういったことも含めて、この改定作業をスタートさせていただくと。改定作業をスタートさせていただいて中で、まず最初に行うべきこととして、これまでの取り組みの総括、評価といいますか、そういったことが必要だというふうに考えております。
いでい委員
だったら、その総括が終わってからこの議案を出せばいいんじゃないですか。
竹内政策室長
繰り返しになりますけれども、それを含めて基本構想の改定作業というふうに考えてございます。改定していく上で、そういった今委員からも御指摘があったようなこれまでの取り組みの評価といいますか総括ということが必要になるんだろうというふうに考えてございます。
いでい委員
じゃあ、今区が持っている基本構想、10か年を新しく改定していく、そのスケジュール、大まかでいいので、お示しできますか。
竹内政策室長
今の御質問の趣旨としては、この4枚目のところにスケジュールをお示ししてございますけれども、こちらは先ほど担当のほうから御説明をさせていただきましたけれども、改めてごらんいただきますと、審議会を議決いただければ8月に設置し、諮問し、今年度中、27年3月に答申をいただきたいというふうに思っております。それで、9月ごろに基本構想の考え方、素案のたたき台、また10か年についても同じたたき台をつくり、11月ごろにたたき台から素案にし、それに基づき意見交換会を行い、意見交換会の結果、素案の「素」を取って案にして、それでパブリック・コメントを行い、その結果に基づいて3月に基本構想の議案を提出させていただき、議決いただければ、10か年計画についても改定をさせていただく。こういうようなスケジュールを考えてございます。
いでい委員
それは先ほど御担当から説明があったのでわかっているんですけど、じゃあ、その総括、過去の検証をして総括するというところは、これのどこに当てはまるんですか。
竹内政策室長
基本構想審議会の設置が8月を予定しておりますので、そこにもお出ししていく必要があろうかというふうに思いますので、そのころには取りまとめをさせていただき、議会に御報告をさせていただいた上で、審議会のほうにもお出ししていきたいなというふうに考えてございます。
久保委員
すみません、今のいでい委員もおっしゃられていて、私も非常にその検証という部分が重要だなと。検証がされていないまま、同じやり方で、下敷きで行っちゃうのという、そういった疑問といいますか、それは議会側にはあるわけですね。今までPDCAサイクルで、それにのっとってやっていくということで、毎年事業見直しみたいな中でそれも乗っかってきたのかもしれないんですけれども、果たしてそれが本当に機能されていたんだろうかというような疑問もあるわけですよね。このステップということで示していて、年次では落とし込んでいない部分もありますし、明らかに年次がわかる部分もある。個別計画と整合性が図れているものもあれば、申しわけないけれど、10か年を一々見直していたのでは追いつかないから個別計画のほうが早く進んでいくものもある。そういう意味では、現段階での10か年計画と個別計画が整合性が図られているかというと、それは疑問だなというふうに私は思っています。その中で、来年度、再来年度にはとりわけ大きな変更が、例えば保健福祉総合計画なんかも来年度変わるんでしょうし、そういったことがどんどん改定作業は他のものは進んでいきます。そこの中で、やはり10か年計画のほうが追いついていっていないんじゃないかなという気がするわけです。それはあくまでも、基本構想が描くまちの姿を描いていくということなのかもしれないんですけれども、だとしたら、もっと実は緩やかな計画でよかったのかもしれないなという気もしたりしています。今は財政的な裏付けも持つみたいなことに、基本構想の中に入ってしまっていますけれども、それはそもそも無理だったんじゃないかなと今は思っているわけですね。だから、その辺のところもきちんと検証をしていただきたいですし、また、このPDCAサイクルというのがこの10年間の間、10年以上になるんでしょうか、一旦見直しも図っていますけれども、その中でどのように機能していたのか。そこも含めてきちんと検証をして、示していただきたいなと思うんですけれども、それも8月には可能でしょうか。
竹内政策室長
まず、基本構想、10か年の関係ですけれども、ここでも記載をさせていただいておりますが、基本構想で描いた将来のまちの姿を実現するための区の取り組みを中心に10か年では定めております。その定め方としても、目標を設定して、それに至る、それを実現するための主な取り組みをお示しし、その取り組みのステップ、段階ごとの取り組み内容をお示ししていると、こういうものになっております。そういった意味で、想定したステップよりも前に行ったり、後に行ったりというのは、当然にこれは最初からあることだというふうに思っております。現に、ステップを前倒しして進めている――順調に進めば、ステップが想定したよりも早く行くということもあれば、逆のこともあるということになってくるわけです。それはある意味、そういった意味では、この10か年計画というのも柔軟性のある計画内容になっているというふうに考えてございます。10か年に、こういうふうになっているから絶対に前倒しをしないとか、そういうことではないわけでございまして、その必要な取り組みについてきちんと手順を追って実施をしていくというふうに考えてございます。
それで、PDCAについても、この間、いろいろ試行錯誤でやってまいりました。今回のこの10年間の取り組みの成果という中で、当然PDCAに基づく評価というのをこれまでやってきておりますので、そういったことも踏まえて我々としてはこの10年間はどうだったのかということを振りかえるといいますか、評価していく必要があるのかなというふうに考えてございます。
委員長
よろしいですか。他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
それでは、先ほど一旦保留としました第31号議案、中野区基本構想審議会条例を改めて議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
森政策室副参事(基本計画担当)
それでは、第31号議案、中野区基本構想審議会条例につきまして、補足説明をさせていただきます。
まず、提案理由でございますけれども、先ほど改定方針で御説明させていただきましたが、基本構想を改定するに当たって、区長の附属機関として中野区基本構想審議会を設置させていただきたく、条例において設置、所掌事項等を定める必要があるためでございます。
次のページをごらんください。条例案でございます。
第1条では、基本構想を改定するため、中野区基本構想審議会を設置することを記述しております。
続きまして、第2条です。所掌事項でございます。審議会は、区長の諮問に応じて基本構想の改定に関する必要な事項を調査・審議し、答申いたします。
第3条は、委員の人数と構成です。20人以内としまして、区内団体の推薦を受けた区民及び公募による区民並びに学識経験者から区長が委嘱をいたします。
第4条は、委員の任期でございます。委嘱の日から審議会が第2条の規定による答申を行ったときまでといたします。
第5条は、審議会に会長及び副会長を置くということの規定でございます。
第6条は、審議会の招集、議事の進め方についての規定でございます。第4項では、審議会は原則公開といたしまして、出席委員の3分の2以上の多数で議決したときに非公開とするという、その旨規定してございます。
第7条は、審議会は必要があると認めるときは、委員以外の者に資料の提出、意見の陳述または説明を求めるということを規定しております。
第8条は、審議会の庶務は政策室において処理いたします。
第9条は、委任の規定でございます。
最後に附則でございますが、この条例は公布の日から施行いたします。また、第6条第1項の規定にかかわらず、1回目の審議会につきましては会長・副会長が不在でございますので、区長が招集するということを定めております。
補足説明については以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
木村委員
前回の中野区基本構想審議会条例、平成14年に施行されたものと比較しまして、単純な疑問なんですけれども、前回のほうの第10条で区民意見等の反映という条項が入っていまして、「審議会は、答申をするに当たって、広範な区民の意見及び提案を反映させるように努めるものとする」と前回はあったんですけれども、今回は載っていないということで、その理由というのがあれば、教えてください。
森政策室副参事(基本計画担当)
前回の規定については、基本構想審議会のもとに区民ワークショップを置きまして、そのワークショップの中で幅広い議論をいただいて、それを審議会のほうで参考というか踏まえて議論をいただいたというようなことでそういう規定があったんですけれども、今回は審議会のほうでそういうものを設置しませんので、この規定は削除いたしました。ただ、削除いたしましたけれども、先ほども御説明したとおり、さまざまな意見を聴取いたしまして、審議会のほうへ資料、情報として提供はしていくということは考えております。
木村委員
じゃあ、その区民ワークショップを前回設けたのでということで、これを今回は設けないので削除したということだと思うんですけれども、確認なんですが、前回のその審議会の区民からの意見聴取というのは、先ほど報告があった検討の進め方の(3)のさまざま実態調査とか対話集会とか書かれていますけれども、これと同じような進め方がされていたということの理解でよろしいですか。
森政策室副参事(基本計画担当)
おおむねそのような形で、あと区民ワークショップとプラスして、おおむねそのような形で進められたと考えております。
岩永委員
私も今木村委員がお聞きになったのと同じような視点で、平成14年の審議会条例との関係で、今木村委員が指定をされた区民意見等の反映のほかに、例えば前回で言いますと、第3条では、審議会に専門的な助言を求めるというようなことで専門委員を置くということや、それから、第7条で、小委員会――私はこれがワークショップに当たるのかなと思っていたんですが、第7条の小委員会を設置してやっていくという――会長が指名するから、これは違うんですかね――とか、それから、第9条、意見の聴取、これは区民意見等の反映とはまた別に、審議会や小委員会が意見等を出していくというようなことでありました。まとめて聞きますが、これら前回あったこうした部分が今回ないのは、どういうことでしょうか。
森政策室副参事(基本計画担当)
まず、専門委員でございますが、前回、専門的な調査をするというようなことで区長が必要ということで条例に規定されていたところでございますが、特に専門委員さんの前回の動きといいますか役割としては、区民ワークショップでの議論に当たっての助言というようなことも役割としてあったと聞いております。今回の条例において、そういう専門的な調査というか審議会の審議に当たってのそういう専門的な部分の資料については、第7条のところで、そういう審議会が必要とあるときは、必要な資料等、調査、説明を求めることができるというような規定を設けておりますので、そちらのほうで対応したいというふうに考えております。
それから、小委員会につきましては、前回の小委員会に相当するということで言いますと、起草委員会というものを設置しまして、要は基本構想の答申に当たって、一からこういう形で基本構想を描いていくんだというような形で起草委員会というものを設置しておりまして、小委員会という部分についてはそちらが該当するだろうというふうに考えております。今回、一応現行の基本構想をベースに10年後のまちの姿をどういうふうに描いていくのかというようなことを審議会のほうで御議論いただこうと考えておりまして、一から基本構想の文章を書いていくというわけではございませんので、そちらの小委員会の規定も外したと、除いたということでございます。
岩永委員
すみません、もう一つは、前回は第9条に当たる意見の聴取というのが今回はないので、それの説明をもう一度お願いします。
加えて、今の御説明の中で、小委員会は前回は一からの起草ということであったので小委員会を設けられたということでしたが、いえいえ、前回だって、この14年のときだって中野区の基本構想はあったわけですから、それは一からということではない。区長にとっては初めての諮問ということではありましたでしょうけれども、中野区にとっては基本構想はありましたから、基本構想ということで言えば一からではなかったということになろうかと思いますが、その認識はいかがですか。
森政策室副参事(基本計画担当)
小委員会のお話ですが、おっしゃるとおり、前回も基本構想、当時昭和50年代に策定された基本構想があったわけでございますが、この最初の審議会での議論の中で、一からというか、全面改定というような形で議論が進み、起草委員会を設置して基本構想の答申の案文を書いたというようなことがございました。今回の改定については、基本的には現行の基本構想をベースに検討を進めていくということでございまして、起草委員会のほうは想定していないということでございます。
それから、区民意見の反映のところにつきましては、繰り返しの答弁になりますけれども――意見の聴取ですね。聴取については、第7条のほうで、資料の提出等の要求のところで、必要がある場合については意見の陳述や説明を求めることができるというようなことで規定しておりますので、そちらで対応するということでございます。
岩永委員
そうしますと、この第7条、審議会は必要があると認めるときは、委員以外の者に対し、資料の提出、意見の陳述または説明を求めることができるということになっている。これが前回で言うと専門委員だとかその関係する人たちの意見の聴取をするということに当たるということで、これはそうすると、前回の審議会条例で規定を持ってこの取り組みをされたんだけれども、今回もそういうことを第7条に基づいて行う、できるとなっているので、できるかできないかという判断を審議会に委ねるのではなくて、区の側としてはやると。そういう考えだということでよろしいんですか。
森政策室副参事(基本計画担当)
第7条の規定につきましては、審議会が必要と認めるときはというふうに規定しておりますので、審議会の御議論の中でこういう調査が必要ですとか、あとは区の職員の説明を求めるですとか、そういうことを審議会のほうで議論、決定していただいて対応するということでございます。
岩永委員
そうしますと、この審議会が設置されたとします。そうすると当然、区のほうが事務局的な役割を果たすことになるんですね。そのときには、今言われたようなその専門的な助言だとか関係する意見等々をこの7条において求められますよというのか、求めるんですというのか、必要があればそういうことはやるんですというような、要するに、もう少し具体的な内容での説明等がなされるという理解でよろしいですか。
森政策室副参事(基本計画担当)
はい。適宜、こちら事務局を務めますので、審議会の審議の状況を踏まえて、適宜御助言といいますか御相談させていただくということになります。
久保委員
第2条なんですけれども、中野区の基本構想の改定に関する必要な事項を調査・審議し、答申するということで、この「区長の諮問に応じ」ということなんですけど、前回のときのを見ますと、前回も審議会に対して区長のほうから最初にこの趣旨説明というか行われておりますよね。これは、申しわけありません。この当時のことがちょっと私も記憶が定かではないのですけれども、議会に対してはこの審議会のほうに出された趣旨説明というのは、事前に何かこの協議の場があって、示していくような場面はありましたでしょうか。
森政策室副参事(基本計画担当)
申しわけありません。今ちょっと手元に資料がございませんので、ちょっと確認できません。
委員長
答弁保留ですか。
森政策室副参事(基本計画担当)
ちょっとわからないところでございます。確認ができないと思います。
竹内政策室長
その点について、資料がないので、わからないというところでございます。(「ちょっと休憩してください」と呼ぶ者あり)
委員長
休憩します。
(午後2時05分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時07分)
他に質疑はございませんか。
いでい委員
先ほどと関連して、所管事項の報告の中でも質疑させていただきましたけれども、第2回定例会、一般質問におきまして、私も質問させていただきました。基本構想と10か年のことについては質問させていただきました。区長が施政方針の中で述べていた自分に対する批判的な立場の皆さんやさまざまな角度から議論を、耳を傾けていってほしいという旨の質問をしたんですけれども、それには私たち自由民主党議員団としてのそれは本音なんですよ。結局、今回、基本構想・10か年を改定するに当たり、予算としては3月に通っていたとはしても、この6月には中野区長選挙という大きな節目があって、それは中野区の政策転換の大きな分岐点にもなる可能性も大いにあったわけでいて、その区長選挙の結果というものについては、私たちは本当に非常に重く、また危機感を持って考えています。当選すればいいんだ、自分が今まで12年間やってきた成果に対する評価をしていただいた、信任を得たみたいなことを区長は言っているということは、新聞報道だとかいろんな場面でよく聞くんですけど、私はそういった12年間も区長をやっていて、今までの施策展開をしていて、これでもか、これでもかという政策を展開していても批判的なお考えのある人たちがやはり大多数いらっしゃった。そのことは真摯に本当に受けとめてほしい。それがやっぱりあすの中野区の政策の活力にもあるし、それこそがやっぱり僕は原点だと思っているので、しがらみがないところに政治は僕はないと思っているし、しがらみのない政治をなんて言っているいろんな候補者がいますけど、そんなことは全くあり得ないと私は思っていますから、いろいろなしがらみの中で、いろんな形の立場をおもんぱかって、それでも進めるべきところは進めていくんだと。その覚悟はやっぱりなければ、基本構想・10か年の改定というのはあり得ない。そういった立場で、僕は自民党の代表としてそのことを物申しているんですけれども、そのときの区長の答弁、どんなだったか覚えている方がいたら、答弁してもらいたいんですけど。
竹内政策室長
まさに施政方針の中でも区長が述べておりますけれども、そういった御批判について真摯に受けとめて、謙虚にこれからの区政運営に当たっていくということを答えたというふうに考えてございます。
いでい委員
それで、なぜその中長期的な立場でこの10か年を改定しなくちゃいけないのか。基本構想は、ただもう10年たったから、時間が来たので改定しますよというほどの、ただそんなものなのか、僕はそうじゃないと思っているし、区はその重さというか、基本構想を変えますよ。10か年計画を改定したものをまたさらに改定していきますよ。今後の中野区の10年後、こんな未来図を持っているんだ。それに向かってこういう立場で立ち向かっていくんだ。そういったところがなければ、やっぱり区民の皆さんの中でも理解は広がっていかないし、議会と理事者との間でやりとりがあるだけで、ただただ物事が進んでいくみたいな形になっても、やっぱりそれは一番僕は困ると思っているんですよ。そのことについて区は、どれぐらいの覚悟を持って臨んでいるんだ。それを聞かせてください。
川崎副区長
まず、今回の選挙で区長が訴えてきたことは、これまでの政策、みずから実践してきたことについて改めて信を問うたということで、これについては選挙で明確な結果が出ているところでございます。一方で、今いでい委員がおっしゃったように、選挙を通じて現田中区長以外に票を投じた方々の思い、これも大切にしていかなければならないというふうに区長自身も申しておりますし、また、いでい委員のほうからも御指摘があったところだと思います。今回、この基本構想・10か年計画を改定するに当たりましては、これまで進めてきた基本的な方針については今回の選挙で区民の皆さんの支持をいただいた。その上で、この先、未来を描いていくときには、当然、そのこれまで区長がみずから訴えてきたことだけではなく、さまざま区民の皆さん、31万を超える区民の皆さんの思いをしっかり受けとめて、この改定作業を進めていく。そのようなつもりでおります。
久保委員
先ほどのところはちょっと置いといてなんですが、さっき報告のときにもちょっと伺ったんですけれども、要はこの基本構想をどこまで踏襲するかというところが今よくわからなくて、今の副区長のお話しですと、基本的なところはあまり変えるということではないのかどうかがちょっと今申しわけありませんが、前回、審議会がスタートするときの趣旨説明、2003年2月25日のときには、体系と性格ですとか、あと、新しい基本構想を策定するに当たっての基本的な四つの考え方というのがもう既に決まった時点でスタートしています。このときに、持続可能な活力あるまちづくり、自立してともに成長する人づくり、支えあい安心して暮らせるまち、新しい自治のあり方ということで進められたと思うんですけれども、これはもう現在の基本構想でそのまま四つの領域とその方向の中で生きているものなんですね。ということは、今回、諮問に当たっても当然そういったところで一定の考え方というのを示した上でスタートされるのではないかと思ったわけです。ただ、先ほど来、私が気になっているのは、議会のほうでは一方ですね、その検証を踏まえた上でというような御答弁もあって、ということは、全く今の基本構想を踏襲するということではないのかどうかもちょっと今みえていなくて、そうではなくて、一定のもう成果を見ているので、こういった例えば方向性、四つの領域とかそういった基本的な骨子に関しては変えるということは今回ないということを前提なのか、その諮問段階では当然その辺のことも説明としてされると思いましたので、そこについては議会側には同じように諮問内容はこのようなことでというようなお話が事前にあるのかどうかということが伺いたかったんです。なので、前回はどのような形でされていたのかなということが気になりましてお伺いしたわけですが、前回のことは置いておきまして、今回はその点はいかがでしょうか。
竹内政策室長
現行の基本構想、これ自体、大変多くの区民の皆さんに御参加をいただいて、また、議会でも大変長い時間議論もいただいて、議決をいただいたものでございます。それで、これ今、必要な部分について変えていかなくてはいけないということであります。それで、基本の部分については、やはりこれは議決もいただいているものですので、それはきちんと尊重されるべきだろうというふうに思っておりますので、そういった部分について区民の間でも議論のないところで大きく変えたものをお示しするということではないのかなというふうに思っております。それは基本の部分、今の基本構想の決めている大もとの部分というのはやはり尊重していくということであるかなというふうに思っております。
久保委員
とはいえ、尊重されるべきとそれぞれもしかしたら思っている場面は違うかもしれないなと思うわけですね。今の室長の言われていることをそのまま受けとめると、このときと同じで、いわゆるその体系について、もちろん10年先ということはこの前御答弁も明解に区長が一般質問でもされていましたのでそこはもちろん変わらないところであろうと思いますし、10か年と一体的に進めていくというところも変わらないところだというふうに先日の一般質問では思っております。それと、今言われたことを考えますと、その基本的な四つの考え方ということで今の基本構想は組み立てられておりまして、これは審議会がスタートする段階からもうそういった方向で審議をされてきたわけですけれども、そこのところに当たっても変わらない。今のまま、そのまま進めていくということなんでしょうか。
竹内政策室長
基本構想の中で具体的に一番定めているのは、10年後のまちの姿という部分でございます。それで、基本構想を制定して10年たったということで、ここの部分については変更していくべきものはかなりあるのかなというふうに今想定をしてございます。それで、それを議論していく中で、基本の部分にも――その前に、中野のまちの将来像とか中野のまちの基本理念というところを決めておりますけれども、そこにも修正をしていかなくちゃいけないという御議論が出てくれば、そういうことになっていくのかなというふうに考えております。
久保委員
ということは、前回はですね、今の現区長になられてからの基本構想ではなかったので、新たな考え方が示されての諮問だったわけですよね。今回、もしその審議会の中で区長が諮問されるとしたならば、現状あるこの基本構想を置いて、基本的にはここの中で見直していく部分がありますかというような提示をされて、そして、審議会の方たちに審査していただくと、そういうことなんですか。
竹内政策室長
基本的には、10年後の実現するまちの姿について御提言をいただくということになっていくと思っております。それで、そのほかの部分についても修正すべきことがあれば、それについても御提案をいただくということになろうというふうに思います。
久保委員
じゃあ、基本的な考え方、四つの考え方も、今の基本構想をベースにとりあえずこの審議会の中ではこれについての10年後のあり方ということで皆様お願いいたしますというようなことで区長のほうから例えば提示をされる。それに基づいて、じゃあ、10年後にはここはこういうふうに変わっていくんじゃないかというような進め方をされるということですか。私が言っているのはですね、基本的な四つの考え方というのが、今回のスタート時においては区として変えるといいますか、そこは同じスタート地点で行くのかどうかというところを伺っているんですよ。
竹内政策室長
そこを最初から変えていくということではなくて、10年後のまちの姿ということを描く中で、それについての御提言をいただきたいという形になろうと思います。その中で、この領域の立て方についてもきっと御議論があろうかと思いますので、そこについて変更すべきだということになれば、またそれについても御議論をいただくということで審議会としての御議論はいただけるのかなというふうに私どもとしては考えております。
委員長
よろしいですか。他に質疑はございますか。
委員会を一旦休憩します。
(午後2時20分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時21分)
ただいま審議中の第31号議案、中野区基本構想審議会条例に関しましては一旦保留とし、先に第32号議案、中野区歌に関する審議会設置条例を廃止する条例を先に審査したいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、そのようにいたします。
それでは、第32号議案、中野区歌に関する審議会設置条例を廃止する条例を議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
酒井政策室副参事(広報担当)
中野区歌に関する審議会設置条例の廃止についてでございます。補足資料はございませんので、お手元の議案をごらんください。
中野区歌に関する審議会については、3月31日、区長に答申を提示しましたことにより、任期が満了しました。答申を終えたということで、今回条例を廃止するものです。施行は公布のときでございます。御審議のほどよろしくお願いします。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。
(午後2時22分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時23分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより本件について採決を行います。
お諮りします。第32号議案、中野区歌に関する審議会設置条例を廃止する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第32号議案の審査を終了します。
一旦また委員会を休憩します。
(午後2時24分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時24分)
それでは、続きまして、第33号議案を議題に供したいと思います。
第33号議案、仮称鷺の宮調整池上部多目的広場整備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
伊藤経営室副参事(経理担当)
第33号議案、仮称鷺の宮調整池上部多目的広場整備工事請負契約に係る契約金額の変更について、補足説明をさせていただきます。
お手元の資料(資料4)をごらんください。
本議案は、平成26年2月21日に議決された第17号議案、仮称鷺の宮調整池上部多目的広場整備工事請負契約に係る契約金額を変更するものでございます。
変更前の契約金額は6億4,746万円です。変更後契約金額は6億5,301万2,280円でございます。増額となる金額は555万2,280円となります。
契約者は住友・飛鳥建設共同企業体で、代表者は住友林業緑化株式会社でございます。構成員は株式会社飛鳥です。いずれも区内業者でございます。
変更する理由についてでございます。平成26年1月30日、国は平成26年2月から適用する公共工事設計労務単価を公表し、適切な価格での契約及び技能労働者等への適切な水準の賃金の支払い等を促進するよう、各建設団体、各自治体へ要請してございます。これを受けて、区では、新労務単価を早期適用するとともに、平成26年2月1日以降に契約を行った工事のうち、旧労務単価にて積算を行ったものについては新労務単価に契約変更を行える特例措置を実施いたしました。本工事は、旧労務単価で積算を行った契約であり、この特例措置に該当するもので、契約者からの契約金額の変更の請求により契約金額を変更することといたしました。
補足説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
いでい委員
平成26年2月1日からということで見直しが今回で何度か目だと思うんですけど、今年度、平成26年度が始まってから、その見直しというのは何回か行われていると思うんですけど、その内訳だとかそういったことというのはわかりますか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
今回の労務単価の適用措置につきましては、平成26年2月1日のものだけでございまして、これ以降について労務単価の適用されるといったようなものはございません。この工事以外に1件ございまして、それについては変更契約を締結してございます。
いでい委員
その内訳を教えてください。設計労務単価のどこが変わったんですか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
変更後の契約金額でございますけれども、新労務単価で金額を積算いたしまして、それに予定価格に落札率を乗じて算出いたす、そういったようなことで、変更後の契約金額につきましては、新労務単価により積算された予定価格×当初契約の落札率といったようなところで計算してございます。
いでい委員
それは今年度になって変わっていないですか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
26年度につきましては、労務単価の変更は、新労務単価のもので全て契約してございますので、2月1日以降についてはそういった形で実施してございます。
いでい委員
今、東京都の例えばオリンピックの、パラリンピックの国立競技場の件でいろいろ話題になったり、問題になったりしたんですけど、結局、今はその人件費だとか資材が高騰していて、当初の見積もりでは到底合いませんよというものが、設計労務単価の見直しがされてもされてもそういった声が出てきたり、また先般、舛添都知事がもう一回そのオリンピックの会場のことについて見直ししようだとか、そんな話が出てきました。それについて、実勢価格というんですかね、人工だとか、資材だとか、そういったことが高騰しているから、私が知るところによると、今年度に入ってからもいろいろこの積算の見直しをしたりだとかやっていると思いますけど、していないですか。
石井経営室副参事(施設担当)
通常の社会経済状況の場合ですが、それは年に2回ないし3回程度の単価の改定というのが行われます。ここのところ、委員が御指摘のように、その職種にもよりますけれども、急激な上昇が見られているのが、鉄筋コンクリートにおける型枠の甲種ですとか、それから鋼材を扱う鉄骨工ですとか、そういったものが主に上昇率が著しいというようなことがございます。今年度に入りましても、4月の単価改定――これは通常の改定なんですが、それからさらに、5月の改定がございました。その次は、今度予定していますのは7月の改定というところでございます。ただ、その上昇率というのがいわゆるインフレですとかいったようなところでの該当するというようなところまでは今のところはなっていない。それから、もちろん今委員からの御指摘のように、実勢との開き――これはどうしてもその調査をしてからの単価の設定になってきますので、やはり後追いになるということは否めないかなというふうには考えてございます。
いでい委員
それは経理担当は知らないんですか、その話。
伊藤経営室副参事(経理担当)
所管からそういったことで変更があるということは聞いてございますけれども、具体的な数字について承知していなかったものですから。労務単価についてはなかったといったようなことで答弁させていただいたものでございます。
いでい委員
労務単価についてはない。だけど、一般的な見直しについてはあるということですよね。それで、今回のその555万円でしたか、数万円アップしたということですけれども、それで計算式があるのでそれ以上でもそれ以下でもないということですけれども、今後、今年度ですね、先ほど施設担当の副参事がおっしゃったようなことが起きた場合にも、設計労務単価の見直しではなくて、中野区独自でその実勢価格等の調査をして、人工だとか資材が高騰しているよというときには、その積算の見直しをされるんですか。
石井経営室副参事(施設担当)
その実勢といわゆる単価、これは東京都の単価を準用しながら私ども設計積算を行うわけですが、その実勢との調査ですね。その調査の機関というのは、中野区は持ち合わせていないんですね。したがって、今現在の東京都が定めた単価を準用させていただいているということでございまして、もちろん実勢というのは見積もりもそれに当たるわけでございまして、見積もりを取るその対象については極力実勢に近い見積もりを取りながら、現状の価格といいますか、工事の工事費に相当するような内容での設計をしていくということは努力をしなければならないことであろうというふうには思っております。
委員長
他に質疑はありませんか。(「ちょっと休憩してもらっていいですか」と呼ぶ者あり)
委員会を休憩します。
(午後2時34分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時36分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。
(午後2時36分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時37分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより本件について採決を行います。
お諮りします。第33号議案、仮称鷺の宮調整池上部多目的広場整備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第33号議案の審査を終了します。
それでは、一旦保留にしておりました第31号議案を改めて議題に供したいと思います。
第31号議案、中野区基本構想審議会条例を議題に供します。先ほど保留となった答弁を求めます。
森政策室副参事(基本計画担当)
申しわけございませんでした。平成15年2月に前回区長が諮問しておりまして、その中で基本構想審議会に関して趣旨説明というのをあわせて入れているわけでございますけれども、こちらにつきましては、特に議会等に御提示して御議論いただいたということはございませんでした。
久保委員
というのは、先ほどちょっと伺ったように、今回の場合は、今の基本構想をベースに審議会のほうにもお出しをして、10年後のこの将来像というのがどうなのかということを審議していただくということだと思うんですけれども、前回のときは、ある意味、新しいものをつくり上げるというような作業であったと思うんですね。その段階は、その四つの領域でありますとか体系というのは、あらかじめ区のほうで調整を図っておいて、こういった方向性で御議論いただきますということで提示をしたんだと思うんです。議会のほうに私がそれは示されましたかと伺いましたのは、やはり議会も同じ認識でこの四つの領域で進んでいくのだというところを、審議会が行われる以前に議会のほうは承知をしていたのかどうかということでお伺いをしたわけです。ということは、その時点で、何らかの形でその審議会の諮問の内容としての御報告はなかったにせよ、こういった基本構想のあり方として、四つの領域を定めて、柱を定めて、今後基本構想は検討していくんだというようなことで、そこのところはどうだったんでしょうかね。
森政策室副参事(基本計画担当)
こちらの趣旨説明、ここに柱を定めているわけでございますけれども、こちらについて議会のほうに御議論はしておらず、その前の段階で、改定方針ということで議会のほうにお示ししておりまして、こういう考え方で進めていくんだということで、そこで議会との御議論はあったわけですけれども、細かな柱等々については、事前には示していなかったものでございます。
久保委員
わかりました。前回はそういったところから、いわゆるこの方針説明できょうもお示しになられましたけれども、そういったところで議会の中では議論がされていて、そして、審議会条例、前回も出たんだと思います。何でこういろいろ伺うかといいますと、そんなに大きな変更がなくても、今回この審議会は、これはきちんと立ち上げるということなのかなというところで伺いたいなと思ったわけです。この基本構想の改定に当たっては、審議会を置くといいますか、それは何に基づいて決められているんでしたか。
森政策室副参事(基本計画担当)
自治基本条例に基づきまして、議会の議決をいただいて、基本構想を定めるというようなことは規定しておるわけですが、審議会、区長の附属機関というものを置いて基本構想の議論をいただくというようなことについては、特に定めているものではございません。
久保委員
特に定めているわけではないけれども、今回、大きな10年後の将来像を描くに当たってはやはり必要性があるということで区長が当然、区長の諮問機関として置かれるわけですから、そういう判断をされたということですね。先ほど来伺っているのは、だとするならば、やはりそれに見合うような審議会のしっかりとした基本構想についての審議が必要であろうと思っています。それは長さの問題ではなくて、前回よりは大分タイトなスケジュールではありますけれども、そこの中で十分な議論をしていただきたいと思っております。先ほどいでい委員の質問の中で、8月にはその検証ということを議会のほうにも示していただけるということでございましたので、それをベースに審査をきちんとしていただくということで、とにかく今回、区民の方から見て、ワークショップも開くわけではない。職員の中でも、前回よりはそれほど丁寧なことではない。これはやはり区長が変わらなかったというところもあって、大きな変化が見られるわけではないのだろうという、それは一定理解ができるわけですけれども、しかし、区民の声やさまざま新たな流れが変わってくる中で大きな変化はないものであるということなのかなと。じゃあ、区民の声はいかに反映されるのかというと、やはり区長が変わらないと基本構想もそんなに変わるものでは当然ないわけでしょうけれども、やはりその中で多くの声を受けとめる仕組みというのも実際は変わってきてしまうんだろうと。前回は、区民ワークショップにおいても、この審議会のメンバーも区民ワークショップの中に入られていますし、職員も入られていますし、その中で十分な議論がされてきましたし、先ほど木村委員が聞いていらっしゃいましたけれども、専門委員も置かれて、そういった中にも入って十分審査をしていた。だから、大変丁寧なやり方をしてきたわけですけれども、そういった形ではない。しかし、それでも本当に10年後を見据えた上で改善されなければいけないところは改善をするという、その姿勢をきちんと見せていただきたいなというふうに思っておりますし、そこは私たち議会も、このままでそのまま区長がお変わりにならないんだからそんなに大きな変更がなくてもいいのではないのということではなくて、改めてこうやって10年後を定めて、また区長も本当に新たな決意で臨まれるということでございますので、こちら側もその思いでしっかり受けとめながら議論を着実にしていかなければいけないと思っておりますので、また適宜きちんとこの委員会の中でも議論ができる場を設けていただきたいと思いますので、それは要望でございますので、よろしくお願いいたします。
北原委員
1点だけ。この審議会条例の第3条に、審議会は委員20人以内をもって組織し云々というところがありますけれども、(1)に区内団体の推薦を受けた区民及び公募による区民15人以内、(2)に学識経験者5人以内とありますけれども、この中で公募区民というところが出てきますけれど、この人数は明記されておりませんけれども、その辺はこれからどこが決めるのか。何人とかという数字ですね、何名という。それはどうなっているんでしょうか。もしわかれば。
森政策室副参事(基本計画担当)
こちらにつきましては、団体の推薦を受けた区民については10人程度、公募の区民については5人程度を考えておるところであります。
北原委員
今10人と5人という話が出ましたけれども、前回の審議会を設置したとき、前回のときはどういう構成になっていたか、ちょっと教えていただきたいんですけど。
森政策室副参事(基本計画担当)
前回もこれと同じように、団体推薦が10人、公募の区民が5人という構成になっておりました。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。
(午後2時46分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時47分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
岩永委員
基本構想審議会条例について、意見を述べたいと思います。
前回の改定のときには、審議会等が設置されずに改定が行われました。私は審議会の設置を求めました。そういう立場から、今回の審議会の設置が提案されたことは評価をするという立場です。
しかし、この基本構想をどのように改定をするかということについて、やはり区民との関係ではそこが問われるんだと思うんです。先ほどのこの審査過程の中で、審議会の設置条例には区民意見等の反映という条文が田中区長が初めて基本構想を改定するときにはあったわけですが、今回は削除されています。とてもこのことが気になりますので、改定方針のところでもお尋ねをした次第です。なぜかといいますと、前回もそうでしたが、改定された基本構想は区民や議会からも賛否が分かれたという、そういう過程もあります。それだけに、この審議会の場ではそうした区民の状況なども十分考慮していただきながら、やはり区民の意見等については真摯に耳を傾けると同時に、きちんとそれを検討して反映されるべきものは反映をするということが必要ですし、区としても、住民の福祉の増進に努めるという、その責任を果たす、そういう基本構想になっていくような内容での検討ということが必要だと思っておりますので、先ほどの基本方針等で確認したように、区としてもそういう区の責任ある立場を明確にして、その立場で臨んでいただきたいし、審議会の審議過程の中ではきちんと区民意見等も反映できるような形で取り組んでいっていただきたいということを意見として申し述べます。
委員長
他に意見はありませんか。
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより本件について採決を行います。
お諮りします。第31号議案、中野区基本構想審議会条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第31号議案の審査を終了します。
続きまして、次に、第34号議案、仮称南部防災公園整備工事請負契約を議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
伊藤経営室副参事(経理担当)
第34号議案、仮称南部防災公園整備工事請負契約につきまして、補足説明をさせていただきます。
お手元の資料(資料5)をごらんください。本議案につきましては、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格1億8,000万円以上の工事の請負ということで、今回御提案をさせていただくものでございます。
工事件名は、仮称南部防災公園整備工事(第一期)でございます。工事場所は、中野区南台一丁目15番、工期は、平成27年3月18日、工事概要は、公園の基盤整備、植栽、施設整備、建築設備でございます。契約金額は、消費税相当額を含み2億628万円でございます。契約者は飛鳥・創研ガーデン建設共同企業体で、代表者は株式会社飛鳥、構成員は株式会社創研ガーデンでございます。いずれも区内業者でございます。契約の方法は、総合評価方式一般競争入札、予定価格は、消費税創総額を含み2億1,060万円でございます。契約者の営業概要は、表にお示ししたとおりでございます。
本入札には、二つの共同企業体の申し込みがございました。なお、裏面に入札経過調書、3枚目に図面を添付しております。
補足説明については以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
岩永委員
次の案件もそうなんですが、お尋ねをしたいのは、工期が来年の3月18日までとなっていますが、始まりのところが書かれていないのは、もう契約直後から入るという、そういうことで工期の始まりが書かれていないんでしょうか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
議決をいただいた後、直ちに契約をしていくといったようなことになってございます。
委員長
よろしいですか。他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。
(午後2時53分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時54分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより本件について採決を行います。
お諮りします。第34号議案、仮称南部防災公園整備工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第34号議案の審査を終了します。
次に、第35号議案、仮称本町五丁目公園整備工事請負契約を議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
伊藤経営室副参事(経理担当)
第35号議案、仮称本町五丁目公園整備工事請負契約につきまして、補足説明をさせていただきます。
お手元の資料(資料6)をごらんください。本議案につきましては、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格1億8,000万円以上の工事の請負ということで、今回御提案をさせていただくものでございます。
工事件名は、仮称本町五丁目公園整備工事(第一期)でございます。工事場所は、中野区本町五丁目28番、工期は、平成27年3月18日、工事概要でございますが、公園の基盤整備、植栽、施設整備、運動広場設備でございます。契約金額は、消費税相当額を含み2億7,313万2,000円、契約者は住友・大澤建設共同企業体で、代表者は住友林業緑化株式会社、構成員は株式会社大澤造園土木でございます。いずれも区内業者でございます。契約の方法は、総合評価方式一般競争入札、予定価格は、消費税相当額を含み2億7,864万円でございます。契約者の営業概要は、表にお示ししたとおりでございます。
本入札には、二つの共同企業体の申し込みがありました。なお、裏面に入札経過調書、3枚目に図面を添付しております。
補足説明については以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。
(午後2時57分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時57分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより本件について採決を行います。
お諮りします。第35号議案、仮称本町五丁目公園整備工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第35号議案の審査を終了します。
ここで3時となりますので、休憩をとりたいと思います。
それでは、3時20分まで、委員会を暫時休憩します。
(午後2時58分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時23分)
次に、陳情の審査を行います。
第7号陳情、日朝国交正常化実現についてを議題に供します。
本日は陳情者から補足説明及び補足資料配付の希望がありますが、休憩してこれを受けることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、委員会を暫時休憩します。
(午後3時23分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時34分)
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取り扱い協議のため、委員会を暫時休憩いたします。
(午後3時34分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時36分)
お諮りします。第7号陳情は、本日のところ一旦保留とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
なお、改めて7日に議題に供させていただきたいと思います。
以上で第7号陳情についての本日の審査を終了します。
陳情者の方、ありがとうございました。
次に、所管事項の報告を受けます。
所管事項も非常に多いですので、進行の御協力よろしくお願いいたします。
それでは、1番、公共施設総合管理計画の策定についての報告を求めます。
海老沢政策室副参事(企画担当)
それでは、公共施設総合管理計画の策定につきまして、資料(資料7)に基づき報告させていただきます。
全国的に人口減少等により公共施設の利用状況の変化が予測されることをかんがみまして、長期視点で計画的な管理を行い、財政負担の軽減や平準化、最適な配置を実現することが求められております。26年4月に総務省通知によりまして公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進するための計画(公共施設等総合管理計画)の策定につきまして要請があったところでございます。区といたしましては、区有施設全体の更新・統廃合・長寿命化が課題になってございまして、かつ今後の施設需要を踏まえ、一層のサービスアップを図っていくということが求められているところでございます。総合管理計画の策定を進めたいというふうに考えてございます。
この計画は、平成25年に国において策定されたインフラ長寿命化計画の地方版に当たるということでございます。
それでは、1番でございますが、記書きの1番のところ、総合管理計画の内容でございますが、総務省における公共施設等総合管理計画策定に当たっての指針に基づきまして策定したいというふうに考えてございます。(1)としまして、公共施設の老朽化の状況や利用状況をはじめとして現況を取りまとめまして、人口の推移ですとか、あるいは現況のまま施設を維持した場合の中長期的な経費の見込みをまとめます。経費につきましては、国か公開している更新費用の試算用のソフトがございますので、そのソフトに基づきまして概算で行いたいというふうに考えてございます。
裏面の2ページ目の(2)番でございます。(2)といたしまして、(1)の現況のまとめを踏まえまして、総合的な管理に関する基本的な方針というのを策定していきたいと考えてございます。基本的な考え方といたしましては、点検や維持管理ですとか、あるいは耐震化及び長寿命化などの実施方針や施設配置の最適化をするための考え方、土地・施設等の資産活用の考え方、管理体制の方針など盛り込みたいというふうに考えてございます。
次、(3)といたしまして、(2)の全体の考え方を踏まえまして、例えば子育て施設、学校など、施設類型ごとに管理に関する基本的な方針につきまして取りまとめたいというふうに考えてございます。
次、2番でございますが、総合管理計画の構成でございますけれども、区におきましては、建物施設のほか道路、橋梁、公園施設について計画してまいりたいというふうに考えてございます。橋梁につきましては、平成25年に中野区橋梁長寿命化修繕計画、これが策定済みでございます。これを総合管理計画の橋梁編として位置付けたいというふうに考えてございます。同様に、道路と公園施設につきましては、他の施設類型と関連性が薄いということでございますので、それぞれ単独の計画といたしまして道路編、公園施設編として策定を進めていきたいというふうに考えてございます。建物につきましては、学校を含めた全ての区有施設を対象として、総合管理計画を取りまとめたいというふうに考えてございます。
なお、区有の公共施設等の現在の状況と将来の見通しにつきましては、全体を取りまとめまして、基本構想の改定作業等の議論に当たりまして検討のための資料として提供していきたいというふうに考えてございます。したがいまして、この部門は施設白書として先行して取りまとめたいというふうに考えてございます。
総合管理計画の構成のイメージ図をつけさせていただいております。ごらんいただきたいと思います。この全体をもって中野区の総合管理計画としてまいりたいというふうに考えてございます。
3でございますが、策定の時期といたしましては、9月をめどにいたしまして、施設白書の部分は取りまとめていきたい。それで、施設白書については公表いたしたいというふうに考えてございます。その後、中野区基本構想、10か年計画の改定との整合性をとりながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。
報告については以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
奥田委員
まず、今回出されました総合計画の策定の方針ですけれども、その中で、更新・統廃合・長寿命化などを行うというようなものになっているわけですが、この中で、学校施設についても含めた形でのお示しになるということでありますけれども、この更新・統廃合・長寿命化などの中には、当然に施設の複合化であるとかサービス化といったことも含んだ形の方針が盛り込まれているわけであります。その中で、従前から議会でも議論になっております学校施設のみでの再編の計画が先行している中で、それが全体の中の位置付けとして、学校としての計画が先行しているわけでありますが、これが今回統合されるに当たっては、改めて学校の考え方も修正がなされる可能性があるという考え方でよろしいんでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
学校につきましては、個別の施設計画として検討を進めているというところでございますが、この総合管理計画につきましても、施設類型ごとに管理に関する基本的な方針を定めていくといったものでございますので、その学校施設の個別計画と整合性を図りながらつくり上げていきたいというふうに考えてございます。
奥田委員
基本的には類型ごとにという方針は当然だと思うんですけれども、その中にあって複合化、いわゆる合築のような形ですよね。学校のみではなくて、他のサービス部門との複合というようなことも当然に、他の自治体で先行しているところがありますし、この中の方針として広域化というところでこの統廃合は位置付けられてくるかなとは思うんですけれども、それ以外にも学校自体も単独でどうするという議論だけではなくて、もっと全体の中で捉えるというのが基本の方針としてあるわけですから、今まで学校だけで考えてきたものについてはちょっと整理し直す必要があるんではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
まず、この区有施設全体の基本的な考え方としまして、そういった複合化の考え方ですとか、全体的な床面積の考え方、あるいは区のサービス、どのようなサービスレベルを提供していくのかという考え方を取りまとめていくということが必要なのかなというふうに考えてございます。それにあわせまして、学校の個別の計画というものが整合された形でつくり上げていくというような形を考えてございます。
奥田委員
そうですね。学校のほうを先行して行ってきたわけでありますけれども、位置付けとしては全体の中で最適化というところが当然でありますから、その考え方が十分に反映されるような形で、学校の再編についても改めて位置付けがされていくべきだということを申し上げさせていただきます。
その上で、施設白書が先行して公表いただけるということでありますけれども、その他の具体的な計画についての年度について、目安があれば教えていただきたいんですね。橋梁については既に25ということでありましたし、その他の道路、公園についてもたしか年度は示されていたと思います。公共施設についてどうなのかという、決まっているものについては確定でお示しいただいて、未定のものであれば、おおよそ何年度めどにということで御説明いただけますか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
策定の手順といたしまして、まず施設白書つくり上げ、それを計画づくりのための資料としていくということでございます。その後、その基本的な考え方、個別の考え方というふうに進んでいくわけでございますが、10か年計画の中――総合管理計画はあくまでこの方針でございますので、方針として考え方を固めていくということでございます。その後に個別の計画が出てくるわけでございますので、10か年計画でその個別の形が出てくるわけでございますが、それとの整合性をとっていきながら、手順で進めていきたいと思っておりますが、ちょっと今のところその10か年計画が今後どういうふうに進んでいくのかという状況もございますので、時期としてはちょっと今お示しすることはできません。
奥田委員
既に議会で示されている分がありますよね。まずはその確定分については説明を改めてしていただいて、今の説明になると思うんですけど。
海老沢政策室副参事(企画担当)
御説明しました10か年計画のスケジュールにつきまして、そのスケジュールの中で今のこの総合管理計画の策定の手順を盛り込みまして進めていくということになるかと思います。
奥田委員
道路と公園については、もう示していますよね。示していませんでしたか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
橋梁の計画については、もう既にでき上がってございます。道路につきましては、調査を今年度実施しておりまして、今年度中に策定を進めていくということになってございます。
岩永委員
2ページの(2)です。公共施設の総合的かつ計画的な管理に関する基本的な方針という白丸の4番目、公共施設の管理に関する基本的な考え方の中に、施設配置の最適化のための方針とか土地・施設等の資産活用の考え方というのがあるんですが、これはこの総合計画を策定して、公共施設総合管理計画を策定していく上で、改めて出されるということなんですか。それとも、この間、建物等、例えば学校だとか施設配置だとかと出されてきましたが、それ――要するに、今の時点では10か年計画の中で示されているようなことがそのまま落とされていくのか。改めて検討された新たなというんですかね、新たなその配置なり活用なりということが出されるという、そのあたりはいかがなんでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
この間、さまざまな環境の変化がありまして、区民ニーズの変化ということもございます。さらに、この今後の人口減少社会ということも踏まえた計画にしていかなきゃいけないというところと、あと、今後、この施設の更新ということになると、先般の施設白書でもかなりの財政負担が強いられるということが明白になっているところでございまして、その財政的な一定程度の裏付けというか、財政との対応というところで、持続可能な施設の運営ができるというものにしていかなければいけないということになるかと思います。したがいまして、今回、そういった諸条件を加味した上で、もう一度しっかりとしたその方針をつくり上げていくというふうに考えてございます。
岩永委員
そうなりますと、10か年計画をこれからつくっていく上での資料にもなっていくということが先ほど御紹介がありましたので、10か年計画の中で施設をどう活用するかとかどうするかというものに、これがもうそのまま反映された10か年計画になっていくというふうに――要するに、施設についてはね。そう思って、捉えていていいということですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
この捉え方、考え方については10か年計画と当然整合性をとって計画としてつくり上げていくということになるかと思います。
岩永委員
10か年計画というのは、現時点の10か年計画を反映したこの総合計画にしていくだけじゃなくて、新たにこれからのあり方も計画をしていくというお話しなので、現時点での10か年計画の中で示されているもの以外も含めて、この計画の策定の中でもう一度施設について見直しをして、新たな10か年計画に反映させていくものも含めたものとしてなるんですかとお尋ねしたんですが。
海老沢政策室副参事(企画担当)
新しい10か年計画、これから議論していく10か年計画と整合性をとっていくものになるということになりますので、そういったいろいろな観点からの議論というものを含んだ形というふうに考えてございます。
岩永委員
そうしますと、新たな10か年計画との整合性をとっていく――要するに、新たな10か年計画はこの総合計画に沿う形で例えば施設等が計画の中に盛り込まれていくんだとすると、この9月をめどに策定をしていくというスケジュールを考えると、とても区民、私たちもそうですけれども、どういうものがどういう形でこの計画、特に施設はね、反映されていくのかというのが大変問題というのかな、課題というのかな――今ある10か年計画を整理して反映するというものじゃないだけに、内容としては重要なものになると思うんですが、そのあたりはどういうふうに考えますか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
まず、この施設白書、前回の策定から既に5年たってございまして、状況の変化等もございますので、まずは現状の把握をしっかりするとともに、今後それをメンテナンス、あるいはそのまま継続させる場合には、どのくらいのコストがかかっていくのかというところについても把握をしながら、それを基本構想、10か年の中の検討課題として捉えながら進めていくものというふうに考えております。
岩永委員
私の捉え方があれなのか、おかしいのかな。要するに、今出されている10か年計画の範囲の中は、一応示されているから、賛否だとか財政フレームもいろいろ変わってはきているけれども、いろんなものが示されているから、この範囲の中ではまだ見えるわけですね。こういうことなのかと。だけど、新たにこの施設総合管理計画の中に新たな視点が加わった施設配置等が入るんだとしたら、それは9月までという期間の中で――だから、さっきそうやって聞いたの。だから、そうじゃないと。今見えているものの中で整理をしてやるんだというのなら、整理という形で施設総合配置計画ということになるんだと思う。だから、そこのところをもう一回。
海老沢政策室副参事(企画担当)
施設白書につきましては、今の現況をしっかり把握するというものでつくり上げていくというものでございまして、その後、施設管理の基本的方針ですとか、あるいは個別施設の基本方針といったものをつくり上げていく、その過程でいろいろな10か年、基本構想の議論と整合性をとりながら進めていきたいというふうに考えているというところでございます。
岩永委員
ごめんなさい、もう一回確認です。じゃあ、このつくられた施設白書等が10か年計画の、今度新たな計画の素材になっていくと。その中で、新たな10か年計画の中で施設配置だとかそういうものがどういうふうになるか示されると。そういう流れでいいんですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
施設白書につきましては、基本構想、10か年計画を議論するための検討材料という形の位置付けで使ってまいりたいと。
北原委員
これは結構、公共施設総合管理計画の策定というのは大変なことだと思いますね。自治体にとっては。相当な負担になると思います。これの区役所の人的体制ですね。それは十分対応できるものでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
施設の部分につきましては、企画担当が中心となりまして、それぞれ技術担当、応援を受けながら、つくり上げていくと。橋梁、あるいは道路、それから公園につきましては、それぞれの担当がつくり上げていくというスタイルで進めていきたいと思います。最終的に中野区としての総合管理計画としてまとめなきゃいけませんので、そこの部分についての管理というかマネジメントは企画担当のほうで担っていくという形で進めていきたいと思っています。
北原委員
これの後ろですね、リミットというのは明記されていなかったように思うんですけれども、いかがでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
国から要請された中身といたしましては、早急につくるということのみ示されておりまして、リミット等は示されているわけではありません。
北原委員
早く、できるだけ早く策定をするというのは、中野区の区政の上では大変重要なことだと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
それから、もう一つ、これは2ページの上のほうにありますけれども、当然財源というか、お金の問題は大きな問題だと思います。この中で、更新に係る経費について、国は簡易に推計を行うことができる更新費用の試算ソフトを公開している、こう書かれておりますけれども、必要に応じてこれを活用して行うこととするとなっておりますが、これはどういうものなんでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
現況の施設種別ごとに耐用年数ですとか、あるいは更新のときの単価というものが定めてありまして、それを建物の規模、建築年度を入れますと、その更新費用とかメンテナンスのコストというものが自動的に計算されるという、簡易でございますけれども、そういうソフトがございます。これは総務省のほうから提供されてございまして、昨今、各自治体でこの総合管理計画の策定を進めているところでございますが、このソフトを使って簡易に全体のボリュームといいますか、どのくらいのコストがこれから施設の関係でかかっていくのかというところを出しながら、検討されているというふうに聞いてございます。ついては、中野区としましてもこのソフトを使い――このソフトを使うと、ほかの自治体との比較というものも可能だということもありますので、このソフトを使いながら、まずは概算の全体のボリュームというのをしっかり把握しながら、次の議論につなげていきたいなというふうに考えております。
北原委員
わかりました。先ほどの報告の中で、設計労務単価の話がありましたね。これは今後、結構変わると思いますね。その試算の仕方が。ぜひその辺も、恐らく総務省ほうもその辺は改定しながら出されると思いますけれども、ぜひその辺も注意しながら使っていただけたらと思います。
海老沢政策室副参事(企画担当)
十分検討しながら試算をしていきたいと考えております。
石坂委員
まずは確認ですけれども、更新・統廃合・長寿命化などとありますけれども、この統合に関しては、同じような施設が複数ある場合の統合、あるいは異なる性質を持つものの統合ですとか、あるいは既存の施設を今後の10か年計画、あるいはそれ以降の計画にあわせて転換をしていくというようなものも含まれているという理解でいいかどうか、まず確認させてください。
海老沢政策室副参事(企画担当)
統廃合というふうに書きましたが、学校については既に統廃合の計画がございます。そういった視点で、全体の施設について、やはり今後の人口の推計ですとか、あるいはニーズといったものをしっかり把握しながら議論を進めていきたいなというふうに考えております。
石坂委員
そうすると、統合には、もちろん人口が減ってくれば、例えば複数の、幾つかの地域にあるものが一つにまとまったりですとか、あるいは規模が小さくなるようであれば、異なる性質のものがくっついて一つの施設になるとかということもあり得るという、議論にもよるんでしょうけれども、そういう理解でいいんでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
個別の施設がどういうふうになっていくかというのは、これはまた別の話でございますけれども、考え方としては当然取り入れていくというふうに考えております。
石坂委員
今回、10か年計画のほうとかなりあわせてつくっていく部分というのも多々ありますけれども、特に今、更新ですとか長寿命化といったものになりますと、10年を超えた建物でやはり考えていく部分というのが多々あると思います。なかなか20年後、30年後というところまで考えるのは難しい部分も当然あるとは思うんですけれども、ただ、このあと10年というだけではなくて、その後、どう機能が変わっていく、あるいは統合していくということが起こったときのことも踏まえて、この計画はつくられていくべきだと思われますが、そのあたりはどのようなお考えでいらっしゃいますでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
これからのニーズといったところで、やはり10か年計画、基本構想と整合性をとっていくという中では、そういった環境、これからの変化というものをしっかりと把握しながら進めていきたいと考えております。
石坂委員
ぜひ10年、あるいはその先のところもきちんと考えてやっていただければと思うところです。
それとあと、やはり更新ですとか長寿命化を行って、何年もつかということによって、さらにその後の更新や長寿命化に備えるということも必要になってくるかと思うんですけれども、今回、あくまで建物のほうの計画として出てくる形の書かれ方をされていますけれども、これは今後の更新や長寿命化に関して、現状の積立ですとか起債に関して今後どのようにしていくのかということもあわせて検討されていくという理解でいいんでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
財政的な一定の裏付けというか、それで支えて、継続的に施設が適切に運営されていくということが主眼でございますので、その平準化ですとか、あるいは基金の活用ですとか、そういったことの基本的な考え方というものも当然中に入っていくというような形になると思います。
石坂委員
わかりました。最後にしますけれども、ぜひそうした積立や起債を考えていく際に、次の世代、次の世代へと先送り、先送りでいってしまうことがないような形でうまく平準化ですとか効率的な方法を考えていただきますよう、これは要望で結構です。よろしくお願いいたします。
木村委員
この公共施設総合管理計画策定の目的で、先ほどからありましたけれども、財政負担の軽減・平準化というところがありますが、この計画の中でどこまで平準化というか、ある意味では財源をどういうふうにやりくりするかというのをどこまで出すのか――本来は、これは別な計画になるぐらいのものだと思うんですけれども、その辺はどうですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
これは基本的な方針を定めるというものでございますので、基本的な考え方を定めておきながら、10か年計画の中でもフレームにしっかり落としていく、最終的にはそこに結実するというふうに考えてございます。
木村委員
財源のやりくりの部分のところでちょっと伺っていたので、全体の計画の流れというよりも、その部分に限っては、この計画の中でどういう形で示されるのかということ……。
海老沢政策室副参事(企画担当)
これは個別の年次計画ということには多分ならないというふうに思っておりますので、全体のボリュームでどういうふうな形で進めていくと平準化が図れるとか、そういったことの方針を定めていくものであるというふうに考えてございます。
木村委員
平準化、恐らく財源が30年か50年か、学校の施設の関係だとそのくらいのスパンで考えなきゃいけないと思いますし、それによっては、場合によっては例えば長寿命化なのか、新築なのか、改築なのかという、ここにも当然反映されてくると。財源のやりくり次第ではというところだと思うんですけれども、そういう意味では、非常に財源のやりくりの計画と非常に密接してくるのかなと思うんですが、そういう意味では、そこがあまり触れられずに、こういう計画というか方針が決められてくるというのは、どこまで現実的な計画――計画というか、方向性が示されるのかなというのにちょっと疑問があるんですけれども、いかがですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
今後の財政需要がどのくらいの規模であるかというのは、まず施設白書の中でしっかり試算をいたしまして、それをどういうふうに今後の計画の中でマネジメントしていくかというところについての考察をしっかりしていくと。それを10か年計画の中で実現、結実させて、計画としてつくり上げていくというようなプロセスを考えてございます。
久保委員
ちょっと重複するようなことをいろいろ伺っちゃうかもしれないんですけれども、よくわからなかったので。施設白書をまずは9月を目途に策定されるんですよね。この施設白書というのは、現状・将来見通しに当たるわけですよね。この図からいくと。ということは、(1)が施設白書ということなんですよね。ここで国のソフトを使って、今後の更新費用の試算というか、出していきます。次に、(2)の段階で、公共施設の管理に関する基本的な考え方で、ここの中で施設配置の最適化の方針とか土地・施設などの資産活用の考え方とか、そういうことをここで見ていきますよということですね。これが、要はこの表の管理の基本的方針というところになるんですね。次に、施設類型ごとの管理に関する基本的な方針となるんでしょうけれども、この管理の基本的方針という中では、利活用であったり、改築であったり、あるいはいろんな処分であったり、そういったことも示していく、考え方を示すということですか、一つひとつの。いわゆるインフラに対して。
海老沢政策室副参事(企画担当)
利活用の方針ですとか、そういった施設のマネジメント、管理の方針といったところについて、この中で示していくということになると思います。
久保委員
一方、10か年計画との関係性なんですけれども、この管理の基本的方針で示された一つひとつのいわゆる公共施設のあり方ですよね。ここは改築が必要であろうとか、ここは役目がもう終了しているので売却でもいいんではないかとか、民間に貸し出しをしようみたいなことがこの基本的方針で一つひとつ羅列をされる。それをもとに10か年計画――これから10か年計画、どういう形になるかわかりませんけれども、こういう施設が必要であろうとか、今後区におけるさまざまな施策の中でこういう場面が必要であろうというようなのが出てきたときに、一つのその素材としてそれを10か年計画の中でこの基本的方針で定められた公共施設のあり方とを組み合わせていくといいますか、そんな関係性になるということですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
委員おっしゃるとおりでございまして、ここで定めました基本的な考え方で施設をどういうふうにマネジメントする手法があるかとか、どういう方向性を持って――例えば、類型別にいえば、子ども施設でしたらそういう方向性を持って施設をマネジメントしていきましょうとかいうことが基本方針としてここで定めてはいきたいなと思っておりますので、その基本方針に沿った形で、その個別の計画を今度10か年計画なり個別計画の中で落としていくという形になるかなと思っています。
久保委員
ということは、基本的方針で示されたそのストックのあり方。それを施設類型別の基本的方針――これは10か年計画とある意味一体化をさせた、類型別にどういうふうにしていくのかというようなことが示されてくるわけですから、ここの段階で10か年計画とある意味整合性を図られていくと、そういう流れでよろしいんですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
この基本的方針のもとに個別の計画、10か年計画の中での計画になってくるわけでございますので、そこの部分は整合性と一体となっているというような形で議論されていくんだろうなというふうに考えています。
久保委員
ということは、この施設類型別の基本的方針に至る前の管理の基本的方針というところが――施設白書はわかりました。本年9月。これはある程度もう施設白書が何年か前にできていて、それを見直せばいいわけですから、あの中にはもう施設の状況が変わっているものもあったり、名称が変わっているものもあったりするので、そういう意味で整備をされるわけでしょうから、そうすると、大変重要なのは、この管理の基本的方針というところになると思うんですね。ということは、これは10か年計画が策定されるのと同時、もしくは10か年計画が全容が出る前にでき上がってなきゃいけないということになるんだと思うんですね。そうすると、このスケジュールというのは、一応いつまでというふうに思っていらっしゃるんですか。
竹内政策室長
この計画でどこまで決めるのかというのは、非常にわかりやすい話としては、橋梁の長寿命化計画というのを既につくってありますので、それをまずごらんいただくととてもわかりやすいと思うんですけれども、そこでは何を決めているかというと、もちろん平準化について想定をしておりますのと、例えば橋ごとに優先順位を幾つかのグループに分けて決めていて、こういうものについて何橋分については第1順位ですよ、それが幾つあります。次の優先順位のものが幾つありますというような決め方をしています。それが今後の対象となる橋梁についての修繕の優先順位というか時期、その一つのグループについてはいつごろまでにというめどをもって改善をしていくというようなところまでを定めているところです。それがある意味、橋梁についての今後の修繕の方針ということになってくるわけですね。そういった方針をこの計画の中でつくっていくわけですので、それに基づいて今度は具体的に何年間に幾つぐらい実証していくのかというのは、まさに財政の裏付けのある10か年計画の中で具体的に定めてくることになるというふうに考えております。
そういった意味では、10か年計画を定める前にこういう基本的な考え方というようなものについてはしっかり持っている必要があるんだろうというふうに考えております。
久保委員
今、橋梁を出されまして、橋梁と建物は全然違うんじゃないかなと。橋梁は、基本的に東京都が今回もこの一応橋梁の長寿命化修繕計画を出しましたけれども、架けかえだったり、護岸整備だったりというのは、割と東京都の事業だったりすることが多かったりとかということで、また、橋梁ですと、施設の統合もないし、売却もないし、全然違ってきますね。私が今主に聞いているのは、ある意味、この建物編というところですね。そこになってきますと、これはもうものすごく違う問題になってくるのではないかということで伺っているわけですね。要は、その10か年計画で今まで学校再編の跡地の利用などについては、どこでどういうふうに示されるのかということをお伺いするたびに10か年計画というのが出てきていたわけですけれども、ただ、10か年計画だけでは、それはこのような施設のあり方そのものを示すことができないので、やはり一定その素材となるものが必要であることはもう認識をしているので、だから、それがある程度管理の基本的方針の中でこれは示されなければ次の段階には行かないのでしょうということの今確認をさせていただいたわけなんです。そういう認識でよろしいわけでしょうかね。それはあくまでも、橋梁とか道路とか公園というのは全然違ってきますから、それについてはそういう考え方で、10か年計画でさまざま示される、いわゆる施設類型別の基本的方針となっていますが、これは10か年に乗ってくる部分だと思いますけれども、そういう考え方だとするならば、管理の基本的方針というのは一定程度目安としていつまでにというところが出てこないとおかしいんじゃないかなと思うわけです。その時期について今お伺いをしたわけなんですが、それはいかがなんですか。
竹内政策室長
建物のその部分について、どういう形で、いつお示しするのか、どういったものをお示しするのかについては、まさに10か年計画との進捗などを勘案しながら考えていきたいというふうに思っております。
それから、道路とか公園については、これはまさに今委員がおっしゃったようなことでもありますし、我々としてもほかとの関連が薄いということもありますので、随時それぞれ作業を進めて、作成をしていきたいというふうに考えております。
久保委員
わかりました。いずれにしても、この施設白書を策定して、一旦施設白書が9月に公表された段階で、またそういったことも一定見えてくるのかなと思っているんですけれども、やはり今この10か年計画の議論がある中で、これは大変重要なことになってくるわけで、もし今度御報告いただけるときに、この公共施設総合管理計画というものと10か年計画というこの関係性というんですかね。それはもう少しわかりやすくお示しいただけるとありがたいなと思うんですが、その辺は示していただくことは可能ですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
次に御報告する際には、そういった関係性についてもしっかり示しながら報告したいと思います。
久保委員
当然、個別の施設の名称を出すとか、そういう意味ではもちろんございませんので、関係性を私たちも頭に入れた上でまた整理をしてお伺いしたいなと思っておりますので、それはお願いいたします。
せんだって我が会派の平山議員の質問の中で、区営住宅の長寿命化計画というのを質問させていただいていますけれども、これはこの公共施設総合管理計画の中にはどういうふうに反映されるんでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
建物編の中に一体的に含んで検討していきたいと考えております。
酒井委員
確認なんですけれども、こちらの3ページのところの図で公共施設総合管理計画(建物編)の上の部分に管理の基本的方針と施設類型別の基本的方針とありますよね。先ほどの質疑を聞いておりますと、別で出るんじゃないんでしょう。公共施設総合管理計画の中に管理の基本的方針と類型別の基本的方針が入った形で出てくるという理解でいいんですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
そのように考えております。
酒井委員
それで、先ほど橋梁の事例を出されたかと思うんですけれども、橋梁とは全く違うところもあるのかなと思うんですね。そういう中で、今後、人口減少していく中で、公共施設のあり方がどのようにあるべきなのかというのは、これは大きな課題になってくると思うんですね。そういうときに、例えば修繕だとか長寿命化ですね、そういったことは必要でしょう。一方で、先ほどありましたけれども、複合化だとか全体の中で何割か例えば見直さなければならないだろう。人口が10%減れば、その分公共施設のあり方はどうなんだろうというのも議論されなきゃならないと思うんですね。そういったものもここに入ってくるという考えでいいんですよね。
海老沢政策室副参事(企画担当)
国のほうの指針で求めているものでも、この数値目標をしっかり定めて、例えば床面積でありますとか、あるいはサービス水準でありますとか、そういったものの目標を定めてしっかりマネジメントする計画をつくっていくということが示されてございますので、そういった考え方も踏まえながら、今後検討していきたいなと思っております。
酒井委員
それで、10か年と整合性を図っていくと。個別の施設に関しては10か年の中で落とし込まれていくのかなとは思うんですけれども、中野区の全体の施設の今後のあり方を考えると、10年スパンじゃないですよね。ずっとずっと続いていくわけですから、それがまずここで示さなければならないですし、これは非常に大きな今後の区の施設のあり方を全部示していくわけでありますので、先ほど北原委員のほうから人的措置のお話もありましたけれども、基本構想の中で英知を集約してというふうなことがあったかと思うんですが、こちらのほうも私非常に大切になってくると思いますので、そのあたりの体制をしっかりとして進めていただきたいと思います。
海老沢政策室副参事(企画担当)
企画のほうで中心になって、それぞれの所管がございますので、そういった各所管の考え方をしっかり巻き込みながら、全体を取りまとめていきたいと考えています。
酒井委員
あと、これが出てきた場合、今後ですね、まだまだ先の話ですけれども、やはり区民に対する周知・理解というのは、これは大きなポイントになってくると思うんですね。一部分だけ区民のほうが読み込んでしまうと誤解を招いてしまったりだとかという可能性もあると思うので、そういったこともしっかりと丁寧な周知・広報、まだ先の話ですけれども、必要だと思っておりますので、このあたりをどうかよろしくお願いします。
海老沢政策室副参事(企画担当)
区民の方々からの意見といったところの集約といったことも今後この計画づくりが進捗していく中では重要になってくると思ってございますので、そういったことでもしっかりプロセスの中に盛り込みまして、進めてまいりたいと考えております。
酒井委員
いや、あと周知・広報なんかも非常に丁寧にやらなければ、やっぱり施設全体の中でのあり方を示すわけなんですから、今後の持っていき方が非常に丁寧にしていかなければならないですよという質疑だったんです。それをお願いしたんです。
海老沢政策室副参事(企画担当)
区民に対する周知というところも含めまして、進めてまいりたいと考えてございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告については終了します。
続きまして、2番、2013中野区区民意識・実態調査の結果についての報告を求めます。
海老沢政策室副参事(企画担当)
それでは、2013中野区区民意識・実態調査の結果につきまして、資料(資料8)に基づき報告させていただきます。
区民意識・実態調査につきましては、これまで隔年で実施しておりまして、毎回懸案となっている特定のテーマを設定し、調査を行ってまいりましたが、今回実施のものから、区政目標の成果指標としての役割も担っていくということを明確にしていまして、調査を行ってございます。
資料の2、調査の項目、調査の概要でございますが、ごらんのとおりでございますので、お読み取りいただきたいというふうに思います。
3、調査の項目といたしましては、定住意向など毎回同様の調査をしております調査項目と、今回設定をいたしましたテーマとして、中野駅周辺の満足度及び先ほど申しました区政目標の指標とする項目を取り上げておりまして、主に区民の満足度を聞く項目となってございます。
資料の裏面でございますけれども、調査結果概要でございますが、定住意向といたしましては、「ずっと住み続けるつもり」と「今のところ住み続けるつもり」という回答をした定住意向ありの方は全体の81.7%でございまして、2011年実施した調査と比べ3.3ポイント上昇ということになってございます。
次に、テーマの調査でございますけれども、中野のまちの魅力を感じる方につきまして、「とても感じる」「まあ感じる」と合わせまして70.2%ということになります。また、中野駅周辺の利用頻度は「ほぼ毎日」と答えた方が15.3%、「週1回以上利用している」と答えた方が約4割ということになってございます。また、中野駅周辺を利用した際に「不便に感じる」とおっしゃられた方は51.2%となりましたが、歩くときの不便の内容といたしましては、「自転車と歩行者が混在して危険を感じる」と答えた方が57.4%おりました。
次に、(3)でございますが、区政目標の指標として活用する項目でございますが、各部で成果指標している項目のうち、事業部が調査等を行っていない区民満足度などをピックアップいたしまして、この区民意識・実態調査で調査実施をいたしました。週1回以上、商店街を利用する人が80.5%となったほか、ごらんのとおりの内容となってございます。
次に、区の施策への要望でございますけれども、今後力を入れてほしい施策といたしましては、防災、高齢者福祉、防犯の順でございまして、なお、前回は防災、防犯、高齢福祉の順でございました。順序は少し変わったところでございます。
今後の予定でございますけれども、7月20日号の区報及びホームページで公開するとともに、区内図書館等への報告書の配付を考えてございます。
別冊に、本冊及び概要版をお配りして、資料として提出させていただきました。お読み取りいただければというふうに思ってございます。報告については以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
奥田委員
ありがとうございます。この実態調査につきましては、区政運営の基礎資料として非常に重要だろうというふうに思いますので、引き続き、調査をしたものについて有効に活用していくということの視点が重要だろうというふうに思っております。その中で、定住という意味で選ばれやすくなっているというような傾向については概要版の2ページでは読み取ることができる一方で、その定住指向の方を中心とした方が、どのように区政の施策なりを評価しているか、あるいは今後の要望を展開されているかの分析についてですが、これが14ページ、15ページ、概要版で示されているわけでありますけれども、ここについて少し確認をさせていただきたいんですが、詳細版のほうでは、こちらの施策に対しての要望について、過去との比較というものが出されておりますね。一方で、この概要版では現年度、調査年度分のみとなっております。施策の要望については、過去からの経年的な変化について追っていまして、要望がどうなのかということについての分析は従来から丁寧にされてきたところであります。一方で、実際に要望が強いけれども、満足度といいますか、実際に要望が期待どおりの評価になっているのかということで、クロス分析をしたものとして、14ページの散布図が示されているわけでありますが、これについては当然現年、調査年度がどうだったかという分散について示されているわけであります。これですね、実はクロス分析について、この分散の傾向は過去どういうふうに推移したか――要するに、前回調査と今回調査についてクロスでどう動いているかということを捉えることがやはり重要ではないかというふうに思っております。例えば、私落としてみたんですけれども、14ページで、特に左上の丸囲みされているもので、つまり力を入れていただきたいという要望が強いけれども、評価についてはなかなか厳しいというもので丸囲みされましたよね。この中の傾向をつかんでいく必要があるわけです。例えば、どういう傾向があるかといいますと、防災と高齢者福祉については共通の傾向がありまして、つまり、サービスについては満足度は上がっているけれども、より要望は強くなっているという傾向であります。この二つが、要するに需要超過ですね。サービスをやって、満足度は上がってきているけれども、需要はさらに超過してきているという傾向があると。一方で、その逆の方向性としては、子育て支援があるんですね。今回、要望の変化というところで初めて上位の4位に入ってきましたが、それだけじゃないんですね。これは、評価できるものとしての項目としては、実は前年度から評価は下がって、要望が上がっているという唯一の項目でありまして、つまり、これは一番望ましくない状況。満足度は下りながら、需要についてはますますふえているという、非常に要望が強いにもかかわらず不満というのはますます大きくなっているという傾向が見て取れると。一方で、その他の傾向というのはありまして、防犯については、実は東日本大震災のときには非常に関心が高かったものについて、やや関心が下がってきているなというのが読み取ることができるというような形で、基本的な動向としてこの分散図を前回比較で落とし込むと、右上に行っているような、前回から右上に行くようなものについては需要超過というような分類で位置付けて、サービスは満足度が上がってきているけれども、なおそれを超えて必要になっているというふうに読み取れますし、左上に行っている子育ての部分については、サービスが足りていないと。しかも、不満をためながら、いよいよ需要がふえているというような動向として位置付けられますので、特に子育て支援のような左上に動いているものについては、非常に力点を置かなければならないということがわかりますし、右上に動いているものについては、評価はされているけれども、なお追いついていないと。こういうですね、せっかくクロスでの分析ができる状況にあるわけですから、クロスの分析をした上で、これが政策として、この動向を反映してどうかということを踏まえて、各所管にこういう動向があるんだから施策についてこうしていかなければならないというようなところをやらないと……(「質問をお願いしますね」と呼ぶ者あり)……ということでやっていくだけではなかなか政策への反映ができないんではないかというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
政策の評価につきましては、その実績、あるいは成果として何を捉えるかというところで、例えば需要超過ということであれば、そこに対して区は投資をし、その成果として上向きになっているんだけれども、まだまだ需要が超過しているという状況もありますし、そこの満足度にどういうふうに反映されるのかというところと、あと、実際の成果といいますか実績といいますか、そういったところを合わせた形で評価をしていかなきゃいけないというふうに考えてございます。この満足度といったものも一つ大きな指標ということになりますので、ここの分析というのもしっかりしながら、現実の施策のアウトプットといいますか、そういったところの評価と勘案しながら、施策の展開を分析し、検討していくということが必要かなというふうに考えております。
奥田委員
できれば、この14ページについて、要望ですけれども、今後の分析に資するために、分散図につきまして現年度の点を置くだけではなくて、特に、この左上の丸囲みのところですね。推移について矢印でここからこう動いているというのが示せると非常に見やすい資料になりますので、ぜひ今後御検討いただければと思います。
委員長
要望でいいですね。
岩永委員
今ちょっと奥田委員が触れられたところと使うところは重なっているんですが、もうちょっと具体的に私はお尋ねをしたいと思います。例えば、評価としての1位は駅前などのまちづくりになっています。本編の100ページ以降あたりのところから出てくるんですが、1位が駅前ですが、今後力を入れてほしいことということになると、駅前等のまちづくりは6番目というところになります。それから、評価として6番目になっている防災は、今後力を入れてほしいというところでは第1位という数値となって出てきています。例えば、防犯もそうですが、評価は4番目ですけれども、力を入れてほしいということについては3番目、要するに、今奥田委員がクロス的な側面で見てというようなことで御質問されましたけれども、現実に、先ほど来議論されている基本構想だとか、10か年計画だとか、今後区がとっていくべき施策の方向や政策をどう固めていくのかというところでは、こういう区民意識や実態調査が当然反映されていくんだと思うんですが、そのあたりは政策や施策にこういう結果をどういうふうに生かしていくのか。それが、今もらった三つの中には出てきていないので、例えばこういうものをどう反映させるという検討は、どこでどのようになさるんでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
基本的にはそれぞれの所管が活用するということになるかと思いますが、これは一つの区民の満足度という視点で捉えてございますので、区民の満足度というところの視点で一つの指標として施策の構築の中で活用していくということになると思います。
岩永委員
せっかくとられるこういう調査ですから、単に区民満足度、満足しているか、それともそうではないのかという指標だけじゃなくて、そこには区政に対する期待、要するに、力を入れてほしいことは何ですかと問うているわけですから、そこは当然第1位として出ている例えば防災については不安を持っていると。十分な満足をしているわけではないと。こういうふうに読み取れるわけですから、政策や施策に生かすべきものがそこにはあるわけですよね。そのあたりを所管だけに生かすというよりは、やっぱり企画なりのところでどういうふうにこれを読み取って、どう生かしていくかということが当然問われると思うんですが、どうですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
何回も同じ答弁になって申しわけないですが、これは区民満足度としての調査として捉えたものでございまして、設問に対して満足か、満足でないかという答え方をしたという部分での評価ということで、これは一つの指標として活用していくと、施策に活用していく。これは大切なことだと思っておりますが、例えばその施策については、一つの一方のそこの視点だけで見ることはできない。あるいは、その施策の効果というのは総合的な広がりを見せているということもございますので、その事業の評価というのはやはり多角的に指標を捉えてみるべきであると考えてございます。
岩永委員
要するに、中野区の区政を運営していく中心になっているのは、区民満足度なわけですね。区民がどれだけその施策等で満足が得られるか。それがひいては区民生活の豊かさにつながると。これが今の基本構想なわけですね。そうしますと、こういう意識調査等で出されてきている区民の満足度というのは、施策に反映されるべきものとして捉えるべきだと思うんですね。そうなってくると、単に満足度がどこにあるのかということだけじゃなくて、出てきたこういうものを政策や施策等に反映させていくことがより一層区民の満足度につながっていくわけですから、そういうふうな捉え方が生かしていくべきだと思うんですけれども、いかがですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
先ほど申しましたように、一つの視点として活用していく。その一つの指標として活用していくということは大切だというふうに思いますけれども、やはりその事業の効果だとか成果というものを多角的に見ていくということが必要かというふうに考えてございますので、この結果というのは当然その事業の検討の中で十分反映させていかなければならないというふうには考えております。
岩永委員
最後にします。この意識調査・実態調査をとったのは、政策室企画分野、政策情報担当ということになっております。ということは、単に傾向をとるだけじゃなくて、その情報をどう政策に生かしていくのかということがなければ、税を投入してこういう調査をやる。それを効果的に生かすということにならないと思うんですね。だから、一つの視点ではあるけれども、今の区政と区民の状況がここでも大きく見えるということとして捉えていく必要があると思うんですね。だから、そういう視点が単に一つの評価という見方だけではなくて、より効果的な活用やより効果的な区民の状況をそこからくみ取って分析をしていくということが必要だろうということを指摘しておきたいと思います。
委員長
意見でよろしいですね。
久保委員
これは2年おきにやっているということですけど、2011年との回収率は比較してどうだったのかということと、あと、調査の中身というのが、テーマを設定した調査項目とあるので、これは毎回変わっていくものなのか。その時に応じて必要と思うようなものを選んでいるのか。その辺ちょっと伺いたいんですけれども。
海老沢政策室副参事(企画担当)
前回2011年度の意識調査の回収率ですが、69.8%でございました。有効回収数が1,395人ということになってございます。
この構成でございますけれども、2011年度までは定住意向ですとか、あるいは施策への要望といった毎年経年的にとっているものと、あとテーマを設定したものということで、防災、見守り、支えあいといった点をテーマとして取り上げて、2011のものについては聞いてございます。今年度からということになりますが、区政目標の指標としてしっかり活用していきたいというふうに考えてございまして、その区民満足度という部分で指標と捉えている分野の区政目標の指標になっているものとして15項目、設問を入れておりまして、そのほかにテーマの設定というものがございます。この辺につきましては毎回変更して、そのときの政策課題に合致したものということで捉えてつくってきております。
久保委員
(1)と(3)というのは前回と比較をしながら動向を追っていくということに必要なものであって、(2)番というのは、駅周辺のさまざま今変わっていく中で、ある程度一つのこの評価・検証といいますか、そういったことにもつながってくるのかなと。そういう角度でこのテーマというのは常に、この(2)については定めていっていると。そういうことでよろしいですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
今回についてはそういう形でやってございますし、次回以降もそういう形で進めていきたいなと考えてございます。
久保委員
そういう意味でいったときに、ねらいといいますか、(2)を一つのねらいですよね。今回これに対して、区の力を入れている施策についてどのような評価だったり、また区民はどういうふうに感じているのかというのがある程度ここでわかるだろうと。そういうねらいからすると、この回答というのはどのように分析といいますか、どういうふうに思われているんですかね。この結果については。
海老沢政策室副参事(企画担当)
実は、この中で、中野駅周辺利用時に不便に感じていない人というものにつきましては、駅周辺の担当の指標として活用しておりまして、26年度目標としては70%ぐらいの設定でございましたが、結果として43%ということになってございます。今後、この中野駅周辺のさらに発展ということで、この指標というものが向上していくんだろうなというふうに考えてございます。
久保委員
わかりました。そのように、多分次2年後にやられるときというのは、またそのときの区の一番のこれが課題ではないかというところがここできっと調査項目に加えられるのかなというふうに思っています。調査せっかくやっているわけですから、それが反映されなければというところだと思うんですけれども、この区民意識・実態調査というのは、これは中野区独自のものなんでしょうか。それともある程度ひな型があって、23区全てでやっているとか、それはどうなんですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
基本的には、各区ともこういった意識調査はやられております。項目については、それぞれの考え方で進めております。
久保委員
そういった点からも、きっと他区の調査を見て、そこも分析をされたりということがさまざま行われているんだろうなと思うんです。これは多分一般財源でされている事業だと思うんですけれども、この調査及びこういった調査結果ですね、成果物といいますか、それで予算はどのぐらいだったんですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
予算といたしましては、311万8,500円の経費でございます。
久保委員
調査としては妥当だったんだろうなというふうに思っていますけれども、そういったものだなと。これがきちんと反映されるようにということで、先ほどからお話がありますけれども、実際のところ、なかなかこれをどう反映されたのかというのを見るのは非常に難しいところなんだろうなと思うんですね。やっぱり長年にわたって、常に常に結果としてはここは変わっていない、低いレベルというものも出てきていて、おわかりなように、そこが本当に改善する必要があるのか、根本的に改善できないような問題もあるのかというところもあるかと思うんですけれども、そういった点を生かしながら、本当に毎回のこの調査というのが、企画が担当でやっていらっしゃるということは、大きな区の全体の施策の中でどう反映されるのかというところが一つは重要になるんだろうなと思いますし、ピンポイントでやってきて、先ほどの中野駅周辺のようなことのように一定の成果を見なければいけないものというのは、それぞれにこの検証を踏まえた上で何が足りないのかというところをしっかりやっていただかなければいけないのかなと思うんです。そういう意味で、本当にこの調査、非常に多く今やられていますよね。中野区。そこら辺のところでも、一定ちゃんと整理をつけなきゃいけないものも出てきているのかなという気もしますので、そこもやはりよく庁内の中で整理をしていただいて、より効果的な形で施策に反映されるような、そういう形に変えることも必要かなと――ある場合は――思いますので、もしその辺のところで何かお考えがあれば、お願いいたします。
海老沢政策室副参事(企画担当)
企画担当、政策情報担当という担当をつくってございまして、そこでの業務の一つとして、各分野・事業部で行われている調査のレファレンス業務――要するに、その調査の内容をいろいろアドバイスをしたり、調査項目について支援をしたりということをやってございまして、そういった中で、その政策情報担当が全体の調査のありようというかそういったところも把握をしながら、区としてその重複ということもございますので、そういったこともないように適切な、設問というのはテクニックが要るところもありますので、そういったところも標準化を図りながら進めてまいりたいと考えております。
奥田委員
先ほどのこの結果をさまざまな政策の指標として活用を進めているというお話がありました。久保委員のほうから、隔年での調査ということで御質問されたわけでありますけれども、拝見すると2009年までは毎年で行っていたものですよね。それを、恐らく財政的なことを考えて隔年にされたんだろうというふうに思うんですけれども、今の現状でこれを政策的な評価の指標として位置付けるのであれば、ひょっとしたら毎年の調査に戻す必要性も御検討の余地があるんではないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
今後、政策の指標として使っていくということでございますので、毎年実施ということも視野に入れながら、考えていきたいと思います。
失礼いたしました。今年度につきましては、基本構想、先ほどお話しでございまして、10年後のまちの姿というものについて設問を設けて実施するということでございますので、今年度は実施いたします。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告については終了します。
次に、4番、平成25年度中野区一般会計繰越明許費繰越計算書についての報告を求めます。
奈良政策室副参事(予算担当)
それでは、お手元に配付をしてございます平成25年度中野区一般会計繰越明許費繰越計算書(資料9)をごらんいただきたいと思います。
平成25年度の一般会計繰越明許費は9件でございます。いずれも25年度内に事業が終了しないことから、26年度第1回定例会におきまして繰越明許の議決をいただき、26年度に繰り越したものでございます。
なお、9件のうち6件は消費税率の引き上げに伴う影響に緩和するための給付金に関するもの、また、国の経済対策による補正予算に連動いたしまして、事業の前倒しを行ったことによるものとなっております。本日は、この繰り越した内容につきまして、御報告をするものでございます。
まず初めに、子ども教育費でございます。2件ございます。1件目は子育て臨時給付金に係る経費1,057万3,000円を繰り越したものでございます。財源は全額国庫補助金となっております。こちらは消費税率の引き上げに伴う子育て世帯への影響を緩和するための給付、子育て臨時給付金に係る経費として第4次補正予算で議決をいただいたものでございます。
2件目でございます。保育園解体撤去経費補助に係る経費7,077万8,000円でございます。保育園の民営化に伴う旧橋場保育園園舎の解体撤去工事が年度内に終了しなかったことによるものでございます。財源は全額一般財源となっております。こちらも第4次補正予算で議決をいただいたものでございます。
続きまして、健康福祉費でございます。1件ございます。臨時福祉給付金に係る経費2,185万1,000円を繰り越したものでございます。財源は全額国庫補助金となってございます。これは消費税率の引き上げに伴う区民税非課税世帯などへの影響を緩和するための給付金に係る経費としまして、第4次補正予算で議決をいただいたものでございます。
続きまして、都市基盤費でございます。6件ございます。まず初めに、東中野駅前広場整備でございます。これに係る経費5億959万8,000円を繰り越したものでございます。これは、国の経済対策に連動いたしまして事業の前倒しを行ったことによるもので、第5次補正予算で議決をいただいたものでございます。財源としましては、既収入特定財源、これはまちづくり基金の繰入金でございます。未収入特定財源として、国都の補助金、その他一般財源でございます。
続きまして、道路附属物等現状調査及び修繕計画策定でございます。これに係る経費9,282万7,000円を繰り越したものでございます。財源は、未収入特定財源として国庫補助金、その他一般財源でございます。こちらも国の経済対策にあわせまして事業の前倒しを行ったもので、第5次の補正予算で議決をいただいたものでございます。
次は、橋梁長寿命化修繕工事に係る経費9,700万6,000円を繰り越したものでございます。財源は、未収入特定財源として国庫補助金、その他一般財源でございます。こちらも国の経済対策にあわせて事業の前倒しを行ったもので、第5次の補正予算で議決をいただいたものでございます。
次は、鷺の宮調節池整備でございます。鷺の宮調節池整備における覆蓋工事に係る負担金4億9,125万3,000円を繰り越したものでございます。これは東京都が行う工事に遅れが生じたことによるものでございます。財源は、既収入特定財源としましてまちづくり基金の繰入金、その他一般財源となってございます。こちらは第4次補正予算で議決をいただいた事業でございます。
次は、備蓄倉庫新設工事でございます。これに係る経費1,301万2,000円を繰り越したものでございます。これは入札の不調があったといったことによるものでございます。財源は全額一般財源となっております。こちらは第4次補正予算で議決をいただいた事業でございます。
最後でございますが、防災行政無線デジタル化に係る経費1億4,240万6,000円を繰り越したものでございます。財源は、未収入特定財源としまして国庫補助金、その他一般財源でございます。こちらも国の経済対策にあわせまして事業の前倒しを行ったもので、第5次補正予算で議決をいただいたものでございます。
以上で25年度中野区一般会計繰越明許費繰越計算書の御報告とさせていただきます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告を終了します。
委員会休憩いたします。
(午後4時54分)
委員長
委員会を再開します。
(午後4時54分)
本日はここまでとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
次回の委員会は7月7日(月)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告します。
以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の総務委員会を散会します。
(午後4時54分)