平成26年09月11日中野区議会子ども文教委員会(第3回定例会)
平成26年09月11日中野区議会子ども文教委員会(第3回定例会)の会議録
26.04.28 中野区議会子ども文教委員会

中野区議会子ども文教委員会〔平成26年9月11日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 平成26年9月11日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午後4時06分

 

○閉会  午後4時25分

 

○出席委員(9名)

 高橋 ちあき委員長

 石川 直行副委員長

 高橋 かずちか委員

 甲田 ゆり子委員

 南 かつひこ委員

 森 たかゆき委員

 小宮山 たかし委員

 伊藤 正信委員

 かせ 次郎委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 教育長 田辺 裕子

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 奈良 浩二

 子ども教育部副参事(子ども教育経営担当)、

教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当) 辻本 将紀

 子ども教育部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長、

教育委員会事務局副参事(特別支援教育等連携担当) 永田 純一

 子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長、

教育委員会事務局副参事(就学前教育連携担当) 古川 康司

 子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)、

教育委員会事務局副参事(幼児施策調整担当) 濵口 求

 子ども教育部副参事(子ども教育施設担当)、

教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当) 伊藤 正秀

 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 石濱 良行

 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 伊東 知秀

 教育委員会事務局指導室長 川島 隆宏

 北部すこやか福祉センター所長 田中 政之

 南部すこやか福祉センター所長、南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 相澤 明郎

 

○事務局職員

 書記 土屋 佳代子

 書記 田中 寛

 

○委員長署名

 


審査日程

○議案

 第39号議案 平成26年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会いたします。

 

(午後4時06分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程案(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、そのように進めます。

 それでは議事に入ります。

 第39号議案、平成26年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は、総務委員会に付託されておりますが、子ども文教委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば、総務委員会に申し送ることとなっております。

 それでは、理事者の補足説明をお願いいたします。

辻本子ども教育部副参事、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 それでは、第39号議案、平成26年度中野区一般会計補正予算のうち、子ども教育部所管分につきまして、一括して補足説明をさせていただきます。

 まず、本議案書の5ページをお開きいただきたいと存じます。

 第1表歳入歳出予算補正、2の歳出の表でございます。中段、6款子ども教育費の欄をごらんいただきたいと存じます。今回の補正につきましては、補正前予算額253億8,033万円を6億9,347万6,000円増額いたしまして、補正後の予算額を260億7,380万6,000円とするものでございます。

 内訳でございますが、恐れ入りますが、28ページ、29ページをお開きいただきたいと存じます。

 まず上から、3項子育て支援費、1目子ども家庭支援費の補正予算額でございます。5,652万1,000円でございます。内容につきましては右側の説明の欄のとおりとなってございます。児童発達支援及び放課後等デイサービス利用者の増に伴いまして、障害児通所支援給付費等を計上している内容でございます。なお、この給付額に対しましては、特定財源といたしまして、国及び都からの補助等がございます。この内訳につきましては、後ほど、歳入の項目で御説明をいたします。

 次に、その下の2目子ども育成推進費をごらんいただきたいと存じます。補正予算額は2,920万円でございます。内容でございますが、右側の説明の欄のとおりでございます。来年4月の開設に向けまして、民間学童クラブの新規開設経費の補助4施設分を計上したものでございます。これにつきましても、特定財源といたしまして、都の補助金がございます。その内訳につきましても、後ほど、歳入の項目で御説明をいたします。

 次に、その下の4項保育園・幼稚園費でございます。3目幼児施策整備費でございます。補正予算額は6億775万5,000円でございます。内容につきましては右側の説明の欄のとおりでございます。民間認可保育所開設に伴います児童処遇改善経費補助といたしまして600万円、また、賃貸物件等を利用して保育施設を開設する事業者への改修費及び賃借料の補助といたしまして11施設分、合計6億175万5,000円を計上するものでございます。こちらにつきましても、特定財源といたしまして、都の補助金がございます。

 続きまして、歳入予算の補正の内容につきまして御説明申し上げます。恐れ入りますが、18ページ、19ページにお戻りをいただきたいと存じます。

 中ほどの表でございますが、13款国庫支出金、1項国庫負担金、2目子ども教育費負担金でございます。障害児通所支援給付につきまして2,820万9,000円を増額補正するものでございます。内訳につきましては、右側の説明の欄に記載のとおりでございます。

 続きまして、20ページ、21ページをお開きいただきたいと存じます。

 一番上の表でございます。14款都支出金、1項都負担金、3目子ども教育費負担金でございます。同じく障害児通所支援給付につきまして、1,410万4,000円を増額するものでございます。内訳につきましては、右側の説明の欄に記載のとおりでございます。

 その下、2項都補助金の表、1段目でございますが、5目子ども教育費補助金でございます。補正予算額は4億5,341万8,000円でございます。

 内訳でございますが、右のページをごらんいただきたいと存じます。

 まず、節区分の4、子ども家庭支援包括補助、それと、二つ下でございます節区分20につきましては、学童クラブにかかわる都の補助金の内容となってございます。また、その間と申しますか、節区分の8、待機児童解消支援及び節区分12、安心こども基金につきましては、保育園にかかわる補助金ということでございます。内容につきましては説明の欄に記載のとおりでございます。御確認をいただければと存じます。

 補足説明につきましては以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 ありがとうございます。それでは、本件に対する質疑を行います。質疑がありましたらお願いします。

伊藤委員

 説明ありがとうございました。今日の本会議でも、るる、各議員からも質問があったんですけれども、保育園の需要に対して保育園を増やそうということで、11施設ですよね、29ページを見ると、11施設を新たに募集して、待機児対策にしようということなんですけれども、我が党も常に言ってきましたし、議会も待機児ゼロというのは取り組んできたわけですけれども、ほとんどが補助金ということで、補正で組んだというのはいつごろ決められたんでしょうか。その辺をお伺いしてよろしいでしょうか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 補正予算につきましては、今定例会のほうに提出をさせていただき──決めたところにつきましては、募集にあたりまして、検討させていただきまして、8月当初の実施要綱策定の中で、これだけの規模の需要に対して数が必要だという判断をいたしまして、補正を組む準備をさせていただきました。

伊藤委員

 当然、東京都の補助金との関係で、東京都もそういう待機児対策にかなり力を入れてやってきたということですけれども、先月かな、8月29日に子ども文教委員会をやっていますよね。そのときに、こういう方向になるよ、というのは触れていましたっけ。どうですか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 先立っての当委員会におきまして追加募集の報告をさせていただきました。その際、募集に当たりましては、議会のほうでの補正予算の審議が通るということを条件に募集を始めさせていただきたいということで御報告をさせていただいております。

伊藤委員

 そういうこともあったんだと思うんですが、11施設って言っていましたっけ。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 報告の際には、口頭で、11施設ということで御報告をさせていただいております。

伊藤委員

 口頭で言っていたんでしたっけ。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 御指摘のとおりでございます。

伊藤委員

 すみません、じゃあ、私が忘れていたのかな。いずれにしろ、この11施設で、今現在、中野区の待機児、たしか240とか250とかというデータが出ていますよね、それは解消されるということでよろしいんでしょうか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 今回の確保策が済みますと、待機児は解消できる見込みというふうに考えてございます。

伊藤委員

 それと、事業者ですよね、募集するということで。募集期間というのは設けない、設ける、どちらでしょうか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 今回の追加募集につきましては、募集期間を設けず、提案をいただいた事業者の提案書を随時選定して決定していくという方式に改めてございます。

伊藤委員

 11施設全部募集が来て、全部つくられれば一番いいんでしょうけれども、以前、二、三年前でしょうかね、募集をかけても、結局、予算を組んだけれども、執行できなかったというときもありましたよね。その辺の検証というのはされているんでしょうか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 今回の募集にあたりましては、事業者のほうにヒアリングを行いまして、参入しやすい条件ですとか、あるいは家賃の補助、そういったものが参入の条件としてはありがたいというようなお話がありましたので、そういったところを改善いたしまして、今回、改めて募集をさせていただくものでございます。

伊藤委員

 これ以前のことにもなるんですけれども、やはり悪質な業者もいましたよね。そういった業者もいるので、慎重に、事業者の調査なんかもされてほしいんですけれども、その辺はどのように考えておられるでしょうか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 選定につきましては、事業者の提案書、財務診断、ヒアリング、あと、実際に運営をしております施設を視察いたしまして、安定した、きちっとした運営がされているかどうかを判断した上で選定の決定を行いますので、質の担保につきましても十分注意をして進めたいというふうに考えてございます。

伊藤委員

 ただ施設をつくったから、待機児を解消したからということではないと思うんですよね。やはり中野区の保育行政というのは、質のよい保育行政だということをずっと言われてきたので、それを守りながら、この計画をやってほしいなと思いますが、いかがでしょうか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 委員御指摘のとおり、お子さんたちをお預かりする施設でございますので、安全面、それから、よりよい環境というところを重点にきちっと確認させていただいて、中野として誇れますような、そういった施設を整備していきたいというふうに考えてございます。

伊藤委員

 あと、もう一つ、最後にしますけれども、施設はできました、定員割れになりました、そういった保障だとか区の対応というのはどのようにされるんでしょうか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 定員につきましては、今後、事業者のそういったところの調整等をさせていただきたいというふうに考えてございます。現在のところ、需要の見込みを出した中で、必要数ということで募集をかけておりますので、特に低年齢のお子さんについては定員を満たされるだろう、と。年齢が高いお子さんにつきましては、今後、連携施設といった役割もございますので、そういった役割をお願いしつつ、定員を満たすような形の運営をさせていただきたいと考えてございます。

高橋(か)委員

 ちょっと重複をするんですけれども、今のお話を伺っていると、家賃補助とか事業者側に少しFSが有利になるような形になるので、この11施設がうまい具合にいくんじゃないかというような発言があったんですけれども、片や、昨年も今年度も3施設ずつやっていたけれども、なかなかうまくいかなかったという事例がありますよね。そうすると、それを踏まえて、新たに、こういう考え方を持ち込んでどうだとか、そういう話が我々のところに提示されて、じゃあ、そういうことでいくなら、見込みがあるのかなと、じゃあ、幾つ施設を整備していくような方向づけをしようかとか、じゃあ、結局、目指すところは待機児童ゼロなのかとか、そういう、この委員会、議会での議論があって進んでいくというと、すごくストーリー的に腑に落ちるんですけれども、待機児童ゼロを目指すということで、今求められている施設を整備するということはいいことであって、大賛成なんだけれども、何か唐突感が否めないというか、議会で一緒に議論をしていく中で目指すものがあるのか、ないのか、という、その辺がちょっと、これについてというよりも、進め方がどうなのかということがあるんですけれども。その辺、どうなんでしょうか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 今回の募集につきまして、もう少し丁寧な御説明と委員会での御議論をいただくということは必要だったかというふうには考えてございますが、来年度、待機児ゼロを達成するための追加募集ということで、特に施設整備に対しましては、工事等の期間が必要ということで、今回の募集を始めさせていただきたいというお願いをさせていただいたところでございます。時間も、そういった意味では、なかなか短かったところで、反省点もございますので、今後につきましては、そういったところを踏まえまして、十分時間をかけた議論ができるような方策を示していきたい、というふうに考えてございます。

高橋(か)委員

 そうすると、ゴールは待機児童ゼロなんですか、それとも、子育て世代、子育て家庭の心豊かなというか、子どもの環境を整備するということなんですか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 今、委員御指摘の両方がゴールというふうに考えてございます。お子さんたちをお預かりして、待機児という問題を解決するということ、お子さんをお預かりすることで、よりよい環境、それから、保護者の方の就労といった側面についても区として支援をしていくというふうな考えを持ってございます。

高橋(か)委員

 今、どうしてそういう聞き方をしたかというと、例えば横浜なんかは、待機児童ゼロということで話題になった途端、いわゆるニーズが増えて、ゼロじゃなくなっているわけですよね。そうすると、中野は、じゃあ、常にゼロを求めていくのかというわけでもないでしょうし、そうなったときに、ここで待機児童ゼロを目指す方策をどうしていこうという形で議論しているという──まあ、そういう方向へみんな向いていることはわかっていますけれども、そういう具体的なテーマが出されて議論しているというよりも、何年度3施設、翌年度何施設、それで、不調になりました、あるいはこうなりましたという報告があって、次はこういう形でやっていきます、というような報告を単発的に受けているわけですよね。そうすると、やはり子育て施策であったり、待機児童解消施策であったり、そうしたものをこの委員会なり議会ときちっと段階を踏みながらやっていく中でいかないと、この施設は、けちをつけるわけじゃないんですよ、もちろん。だけど、何か都から、舛添都知事の緊急補助金がどーんと来たから、よっしゃ、ゼロに向けてやっちゃえというような、そういう何か唐突感が否めないところがあるんですけど、その辺、どうなんでしょうか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 今後の計画につきましては、子ども・子育て支援の事業計画を策定しているところでございます。今後、向こう5年間のそういった教育・保育の需要でありますとか、あるいはそれに対します確保方策を計画の中に盛り込んでいく、ということになってございますので、そういった場でまたお示しをさせていただきたい、というふうに考えております。

高橋(か)委員

 もうこの辺にしますけれども、とにかく今回の施策補正をやりながら、前回、3施設を2年度にわたってやった検証とか、その子育て施策について、検証をしながら、それをまたこの委員会にフィードバックしていただいて、次にどうつなげていくとか、いや、そうじゃない、こうするべきだとか、そういうものをぜひここで議論してもらえるような、そんな形をお願いしたいということを要望しておきます。

委員長

 要望ですね、よろしくお願いいたします。

 ほかにありますか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、ないようですので、質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 意見について伺います。第39号議案について意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、39号議案については、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、そのように決定いたします。

 以上で本日の日程を終了しますが、委員、理事者から御発言があればお願いします。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、以上で子ども文教委員会を散会いたします。

 

(午後4時25分)