平成26年11月06日中野区議会建設委員会
平成26年11月06日中野区議会建設委員会の会議録
平成26年07月04日建設委員会

中野区議会建設委員会〔平成211日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 平成26年11月6日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後58

 

閉会  午後21

 

○出席委員(7名)

 小林 秀明委員長

 来住 和行副委員長

 伊東 しんじ委員

 平山 英明委員

 林 まさみ委員

 佐野 れいじ委員

 近藤 さえ子委員

 

○欠席委員(名)

 市川 みのる委員

 

○出席説明員

 都市政策推進室長 長田 久雄

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 青山 敬一郎

 都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当) 滝瀬 裕之

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、

 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 池田 中

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線基盤整備推進担当

 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 千田 真史

 都市基盤部長 尾﨑 孝

 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当、大和町まちづくり担当) 荒井 弘巳

 都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 高橋 昭彦

 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 志賀 聡

 都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹

 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 大木島 実

 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 中井 豊

 

○事務局職員

 書記 江口 誠人

 書記 遠藤 良太

 

○委員長署名


審査日程

議題

 安全で快適に住めるまちづくりについて

 産業振興及び都市振興について

 道路・公園等の整備について

 防災及び都市安全について

○所管事項の報告

 1 東京都主催「地域資源発掘型実証プログラム事業」の中野区での展開について(都市観光・地域活性化担当)

 2 中野駅地区整備に係る都市計画について(中野駅周辺地区整備担当)

 3 中野駅南口地区まちづくりについて(中野駅周辺地区整備担当)

 4 中野三丁目地区まちづくりについて(中野駅周辺地区整備担当)

 5 西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟による国・東京都・西武鉄道への要請活動について(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 6 中野区画街路第4号線の拡幅整備に伴う意向把握調査の結果について(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 7 西武新宿線連続立体交差事業の工事に伴う区道の占用及び区営住宅敷地の一部使用について(西武新宿線沿線まちづくり担当、都市計画担当、道路・公園管理担当)

 8 平成26年度(2014年度)第4回中野区都市計画審議会について(都市計画担当)

 9 第四期区営住宅等指定管理者候補者の選定について(都市計画担当、地域まちづくり担当)

10 その他

  (1)2014「東北復興大祭典 なかの」の実施結果について(生活安全担当)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

 

(午後0時58分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 本日の審査に当たっては、午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 安全で快適に住めるまちづくりについて、産業振興及び都市振興について、道路・公園等の整備について、防災及び都市安全についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 それでは、1番、東京都主催「地域資源発掘型実証プログラム事業」の中野区での展開についての報告を求めます。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 それでは、東京都主催「地域資源発掘型実証プログラム事業」の中野区での展開についてを御報告申し上げます。資料(資料2)に基づきまして御報告いたします。

 東京都産業労働局でございますが、都内各地域から地域資源を活用するための企画案を募集いたしまして、都内における地域資源の活用を図りまして旅行者誘致につなげる取り組みを進めているところでございます。このたび、中野区認定観光資源、本年2月に決定いたしました認定観光資源でございますが、そちらの周知PRでございますとか、区在住・在学外国人によります区の魅力情報発信というものをこのプログラムといたしまして、中野区において展開されることになりましたので、御報告いたすものでございます。

 事業名でございます。「中野のお宝発掘総選挙」というものでございます。

 2の概要でございますが、先ほど申し上げましたとおり、認定観光資源、129件ございますが、こちらを区民や来街者の方が実際に訪れていただきまして、中野区都市観光サイト「まるっと中野」の特設ページ、こちらにコメントでございますとか写真などを御投稿いただきまして、その魅力などを共有するというものでございます。

 それから、区内在住・在学外国人によります区の魅力情報発信でございます。この事業の期間中でございますが、区内在住・在学外国人の方が自身の母国語によりまして、「外国人中野ファン」といたしまして、「まるっと中野」に情報発信を行うというものでございます。なお、このファンにつきましては、「まるっと中野」で募集をするというものでございます。

 この期間でございますが、11月14日から来年の1月末までというものでございます。

 これにかかわります都区の役割、4番目でございますが、都の観光部でございますが、本事業の主催、事業者の選定、委託金の拠出、さらに実行委員会の設置・運営というものでございます。

 区におきましては、この実行委員会への参画、情報提供、周知PR協力等というものでございます。

 受託事業者でございます。こちらが東京都が選定したものでございますが、株式会社サンケイリビング新聞社ということでございますが、実行委員会への参画、受託事業全般の実施を行うというものでございます。

 今後の予定でございますが、この選挙の結果につきまして2月に発表いたしまして、3月にはこの結果にかかわりますガイドブックの配布を行うというものでございます。

 なお、下記の「参考」でございますが、この実証プログラム事業の概要が書いてございますので、お読み取りいただければと思います。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

平山委員

 何点か伺います。確認なんですが、東京都主催ということは、東京都の事業という認識でいいんですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 はい。御案内のとおりでございます。東京都の主催でございます。

平山委員

 区としては、実行委員会への参画、情報提供、周知PR協力等を行うということになっておりますが、この「中野のお宝発掘総選挙」というものをやろうというのも東京都が決めたんですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 東京都におきましては、冒頭でございますとおり、企画案の募集をいたします。事業者が企画をいたしまして、都が事業として決定、さらに主催をして、事業を主催として行うということでございますので、企画案のもと、東京都が主催する事業として決定をしたというものでございます。

平山委員

 その企画案というのは事業者から出された、要するに、ここで言うとサンケイリビングさんから出されたということですか、この中野の企画について。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 まず、企画案の募集につきましては、事業者選定と別に企画案の募集そのものを行います。そこで事業化をしたものをさらに東京都が事業者選定を行うというものでございます。なお、企画案の提出をした事業者につきましては、サンケイリビング新聞社の関連会社でシンクタンクがございます。それが、くらしHOW研究所というところがございまして、そちらが企画案を提出したということでございます。それを受けまして東京都が事業として決定をして、東京都の主催のもとに実施する事業者を選定したと。結果、サンケイリビング新聞社が受託事業者になったというような形でございます。

平山委員

 ということは、中野区としては特に想定はしていなかったけども、突然選ばれたという認識ですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 この地域資源発掘型実証プログラム事業につきましては、全都的に行われる事業でございまして、経過で申し上げますと、本年の3月、それから5月に1次、2次募集があったところでございます。東京都といたしましては、今年の事業の数といたしまして25件の想定であったというものでございます。ですので、全都的な事業の中で、私どもこの認定観光資源の周知PRといったことにつきましては、より一層の周知を図ること、それから、外国人の魅力PRということは課題として認識していたところでございますので、こういった企画案が事業者から提出されて、私どもこれにつきましては都に推薦をさせていただいたところでございますので、その結果として事業で採択されたということにつきましては、いい方向かなというふうに認識しております。

平山委員

 これ、区内在住・在学外国人の方にアンケートをとられるということなんですよね。何名ぐらいいらっしゃって、どのような形でアンケートをとられることになるんですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 やはり区内の魅力を発信するには、区内在住・在学外国の方というような目線のもとで外国人の方を募集するんですが、一応10名程度募集をさせていただいて、4回ほどその中でさまざまな形での意見の聴取をさせていただいて、さらに、サイトで魅力発信をしていただくということでございます。いただいた御意見につきましては、都市観光施策の中で反映をしたいというふうに考えております。

佐野委員

 これ、どうもよくわからないというか、理解しにくい面がいっぱいあるので、まず最初にお尋ねします。これ、選ばれる、例えば「お宝発掘総選挙」で選ばれたら、どうなるんですか、そこのところは。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 内容といたしますと、現在既に決定をした認定観光資源、129件がサイト上に掲載されております。そこで、区民の方、来街者の方がみずから観光資源にお出向きになられて、例えば写真を撮ってコメントを載せますと。例えば自分のお気に入りといったようなものですね。その数が多いと、総選挙の結果1位になるよと。(「1位になってからはどうするんですか」と呼ぶ者あり)なってからについては、その結果として、私どもとすれば、どういうものが認定観光資源の中で注目を浴びて人気があるかというものを踏まえた上で、またそれも都市観光施策への反映ということも考えられるというふうに認識しております。

佐野委員

 どうもまだ釈然としないところ、わからないんですけども。この目的は、今ここに書いてある、上に書いてある4行の中が一番の目的ですよね、これを進める、東京都が各自治体にお話しした、中野、23区内にお話しした。そうすると、観光資源の周知PRや区に在住している外国人による魅力情報発信に係る取り組みを同プログラムとして、区において展開されることになった。そうすると、今、一つの例として、お宝の総選挙をする。そこで選ばれる。1位になる。そうすると、その魅力って何があって、これとどういう目的との関係、一致というか、その辺はどうなんでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 私どもの課題といたしまして、認定観光資源を認定しております。それは区の主催として認定をしたものでございます。それをどう周知していくか、そういうものも課題でございます。このたびの都の事業につきましては、実際に区民や来街者の方がそこの観光資源を訪れていただいて、みずから情報発信していただくということから、参加型の観光の魅力PRのきっかけというものの機会として、東京都……(「1位になった場合」と呼ぶ者あり)1位になったから区としてそれをというのは、その結果を受けまして、こちらのほうの観光資源の中でのまた周知のあり方というものも、その中で考えていきたいというふうに考えております。

佐野委員

 あくまでもこのお宝何とか選挙というのは手段ですよね。目的は違いますよ。目的は、それを結びつけるための手段として選挙をするということですよね。そうすれば、目的に沿ったものの何か、1位になった人に対してどうするんだという明白なものがないと、なかなかこの総選挙も難しいんじゃないですか。我々の総選挙は少なくとも当選しなきゃならない、そういう目的があるわけですよ。やっぱり目的がないとこれ、はっきりしないといけないんじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 繰り返しになりますが、そもそも認定観光資源の周知PRは課題でございます。まず、こういった機会を活用いたしまして、そういったものが行われているといった話題づくりでございますとか、実際に訪れていただけるような機会の提供でございますとか、そういったものを通じて、区民、来街者の皆様に認定観光資源をまず知っていただくというような目的の果たす手段としては、最適なものであると考えてございます。さらに、これで1位になったものにつきましては、どのような資源が1位になるかはこちらもわかりません。その1位になった結果を踏まえて、中野区のさらにその中での特色ある資源として、今後また観光施策、その中でどのような資源が区民や来街者に注目を浴びて人気があるかということを踏まえた結果、観光施策の中での周知PRというものに反映できるのかなというふうに考えております。

佐野委員

 何かおぼろげながら、ぼろぼろと見えてきたんですけども。ただ、やはりそういったもののPR、これを区民に知らしめていかないと、なかなか理解できない面があると思うんですよ、このぺら1枚では。したがって、その辺の周知徹底はどのようにお考えですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 この事業の周知PRでございますが、東京都の主催でございますので、まず、東京都のほうが昨日、東京都のほうでのリリース、プレス発表を行ったところでございます。区におきましても、同日付で区長記者会見のPRを行っております。さらに、現在の観光サイト「まるっと中野」でございますとか、SNSなどを活用し、あと、協定企業のサンケイリビング新聞の媒体、そういったものを使って周知PRなどを行うというものでございますので、まずはこれに御参加をいただけるような周知というものは各手段そろえているところでございます。

佐野委員

 というと、東京都が主催で、中野区がそのフォローをしていくということなんでしょうけども、予算的な面からお伺いしたいんですけども、これは東京都が丸抱えでそのまま出すということでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 こちらの都区の役割でございますが、東京都が主催をして事業者を選定して、そこに委託をするというようなスキームでございます。区のほうの財源措置というものはございません。

佐野委員

 もう一回確認しますけど、一般財源では、それじゃあ、これは出ていないし、平成26年度の予算の中にも入っていないと、中野区としての、所管としての。そういう理解でよろしいんでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 はい。御案内のとおりでございまして、区の財源措置はございません。

佐野委員

 としますと、余計にやはり、都であろうと区であろうと税金は税金ですから、この中でやっていく上について、予算の費用対効果といいますか、そういったものを考えなきゃいけないと思うんですよ。そうすると、先ほどのところへ戻るんですけども、やっぱり目的というものをしっかりして、区民にアピールしていかないと、なかなか、幾ら都で全額やって、一般財源で中野区はないから大丈夫ですよとおっしゃるかもしれませんけども、費用的にはですね。費用的にはそれはわかりましたけども、やはりやるからには人力、要するに、分野としてそれぞれのものをフォローしなきゃいけないという、人材を使っていかなきゃいけないわけですよ。そういうことも考えた場合に、やはり中野区としてどうあるべきかということをしっかりと目的を持っていかなきゃいけないと思いますけども、どうでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 繰り返しの部分になるかもしれませんが、私どもの資源でございます、認定観光資源、区として認定したものでございます。やはりこれの周知PRがまず課題でございます。こうした東京都の事業のこういった機会を好機と捉えまして、一層の資源のPR、そういったものに努めてまいりたいと考えてございます。

伊東委員

 ごめんなさい。この2月に中野区の認定観光資源、129件決定したということで、多分、当委員会のほうにも報告はあったと思うんですけど、あまり印象に残っていないというのも事実ですし、今、中野区のホームページのほうでは、これについては具体的な記載というのはないですよね、たしか。要するに、「まるっと中野」に飛ぶような案内の仕方はあっても、中野区のホームページではさらっと流しているような印象を受けるんですけれど、その点はいかがですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 こちらの認定観光資源の周知の現状でございますけども、「まるっと中野」の中に観光スポットというような特設ページがございます。そちらに全件の掲載をしてございます。さらに、区のホームページにつきましては、認定観光資源の決定時におきましてその記事を掲載したというのがございます。なかなか難しいというふうに所管でも認識してございますのが、多種大量の情報が総合的に区のホームページは流れているところでございまして、まずはこちらの「まるっと中野」、私ども所管でございます観光ホームページへの全件掲載ということでございますので、御案内のとおり、区のホームページにも掲載しておりますけれども、それも一つの手段でございますので、さらなるさまざまな媒体を活用しての周知というものを図ってまいろうと考えてございます。

伊東委員

 「まるっと中野」のほうのページを見させていただいても、そんなにうまく案内がされているような印象は受けないし、先日もこの129件の中の1件を検索するのに、あまりにも検索がしづらかったという部分があって。せっかく取り組んだことが、つらっと表面だけ流れていっちゃっているような気がしてならないという部分がありますので、それを指摘させていただくとともに、中野区としてやっぱりこれだけは売り出していこうという部分を持っているかどうか。他の自治体にお邪魔する際に、サンプラザのことは話は出ても、それ以外の部分については、中野についてはあまり知られていないというのも事実。逆に言ったら、中野とは関連性があるかどうかわからないけど、この件については知っていると。それが中野に由来のものだったのかどうかは知らないということもあるわけですから、その辺は中野区として今後どうシティーセールスをしていくのか。過去から現在に至る、あるいは未来につなげる資産としての観光資源、それをどうしていきたいのかというのが、今回の御報告の中、東京都の主催事業ですから、それには触れていないのかもしれないけれど、ちょっとその辺が中野区、これからどうしていくのか、今まで何してきたのというような部分がわかりづらいと思うんですけれど、その辺についての今後の考えについてもちょっとお話を聞かせていただけたらと思います。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 認定観光資源を本年2月に作成したところでございますが、その根本の考え方といたしまして、一昨年6月に策定いたしました中野区都市観光ビジョンを推進する一環としての認定観光資源の決定でございました。それまではそれぞれの、例えば文化財でございますとか、食の逸品グランプリでございますとか、さまざまに資源を磨き出すという取り組みは、所管でございましたら、違う所管でも行ってきたところでございますが、それを一体的に区の資源として発信していくというきっかけとして、この認定観光資源を決定したところでございます。

 御案内のとおり、じゃあ、何を重点を持ってというところが確かに御指摘のとおりでございます。こういった総選挙などをきっかけとして上位になるところも、実際に区民の方でございますとか、来街される方の意思表示としての結果としてあらわれるということも想定をされますので、そうした結果などを踏まえながら、区として認定観光資源全体はもとより、区を特徴づける、区の魅力をしっかりアピールできる資源というものも、またもう一つ磨き上げをして発信していくということも検討していきたいと考えております。

伊東委員

 他の自治体をお邪魔した際に、やはり今はどちらも都市間競争という部分、都市間じゃなくても、それぞれの自治体がいかに自分たちの住む場所をPRしていくかということで懸命になられていると。端的な例で言えば、大河ドラマ一つ、1年間にわたって限定的な土地に由来の人物にスポット等を当てて、NHKという公共メディアが取り組んでくれると。ですから、大河ドラマに取り上げてほしいというのはそこいらじゅうの自治体で出てくるわけです。中野も振り返ってみれば、綱吉の時代、囲町というれっきとした過去の文化資源というものもあるので。それにあぐらをかいていちゃ、今の都市間競争には勝てない。それを常に新しい視点を入れて工夫を繰り返すことが、やはり継続的に来街者あるいは区民の方に訴える。

 中野の場合は人口移動が激しい。激しいけれど、逆に、区外に転出されていく方がしっかり区内に暮らす間に、中野といったらこれがあるよという部分を持って転出していただける、それはそれでまたセールスの一つの手段になり得ると思うので、もうちょっと工夫が必要なのかなと。それこそ綱吉もそうですし、巽聖歌が「たきび」の歌をつくったということだとか、それから、棟方志功が大和町に住んでいただとか、さまざま文化人が中野でひとときを過ごして、ある作品を残しているということがあったりするわけですから、遺産を残しているということもあるわけですから、もうちょっと工夫してほしいなと、それは常々思うことですし、議会側も一般質問、総括質疑で、あらゆる議員がそういう視点で質問を重ねてきているはずですから、もうちょっとそういう声を真摯に受けとめていただいて、積極的な取り組みをお願いしたいと思います。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 委員御指摘のように、さまざま歴史的な資源というのも区の魅力として抱えているところでございます。新たな時代に合ったような、サブカルですとか、そういったものも注目を浴びているというところでございますので、区として今後しっかり、御意見を踏まえまして、区の魅力PRというものに努力してまいりたいと考えてございます。

林委員

 2の(1)と(2)、二つ事業概要があるんですが、(2)のほうの在住・在学外国人の方が自身の母国語でという、この情報発信というのはもう行われているのか、今後やられるんでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 この(2)の外国人の中野ファンの方でございますけども、この開催期間中に外国人の方を募集いたします。募集いたしまして、今の予定ですと4回ほどお集まりいただきまして、意見聴取などを行わせていただいて、さらに発信をしていただくということでございますので、この期間中にということでございますので、これからというところでございます。

林委員

 これからということで、11月14日から1月31日の間、このことはされるということになるんですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 説明不足で失礼いたしました。総選挙の開催期間は1月の末でございますが、事業といたしますと年度末までということでございますので。主な発信というものはこの期間中というふうに想定してございますが、この期間を過ぎてもそういった情報発信ということでの検討、今、実行委員会のほうでしております。

林委員

 では、(2)は今後どういうようなスケジュールでされて、また、いろいろな国の方がいらっしゃると思うんですけど、その中でどういう国の方を選ばれるかとか、そういうようなことに対しての何かお考えはあるんですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 この実行委員会の中でさまざま決定する事項もございます。今は、御案内させていただいたとおり、10名程度の方を募集させていただいて、四度ほどいろんな形での意見聴取などもさせていただいて、随時的にできる方から「まるっと中野」への母国語での情報発信ということを検討しております。詳細に誰がいつというところまではまだ決定をしてございません。

林委員

 詳細というか、どういう国を選ばれるのかというのもまだ決まっていないんでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 所管といたしましては、さまざまな国からの応募がなされて、例えば特定地域に偏らないというようなことは考えているところでございますが、そういった世界的な、ワールドワイドな視点での応募があるといいなというふうに思っております。

林委員

 あと、今までのお話を整理すると、もともと中野区としては、中野のお宝発掘というか、観光資源のための事業をされていた。そういうことが企画として、東京都の産業労働局での地域資源発掘型の実証プログラム事業として選ばれた。そのことによって、東京都が主催して行っている、受託事業者サンケイリビング新聞社などにそのことが載ることによって、より広くPRがされるというようなことになったということでよろしいんでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 はい。委員御案内のとおりでございます。

林委員

 となると、やはりPR、周知していただく、もっと広い範囲で、東京都が計画を立てている中になることによって、より多くの人に知ってもらうことになる話なんですが、今現在、この「まるっと中野」の観光サイトのアクセス数ってどのくらいなんでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 現在の平均でございますけれども、約4万のページビュー数でございます。

林委員

 平均というとどういう。月とか年とか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 失礼いたしました。月平均が4万PVでございます。

林委員

 じゃあ、結局それで、またサンケイリビング社を見て興味を持たれて、またこういうところに、「まるっと中野」の特設ページにコメントやアクセスをするのがもっとふえると考えていると思うんですけれども、その点について想定とか、目標とかというのはあるんでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 東京都主催であるということと、サンケイリビング新聞社ということで、さまざまな紙媒体などを所有されている事業者でございます。まず、東京都のほうでのプレスリリースをしたということでの周知効果があるというふうに考えてございます。それから、サンケイリビング新聞社、協定事業者でもございますが、ウエブサイトもお持ちでございますし、紙媒体でございます隔週でのリビング新聞という紙面がございます。これが、約15万部が中野区及び近隣区に配布されます。そちらにこの記事が載るということでございます。さらに「まるっと中野」での周知、それから、フェイスブックでございますとか、そういったもののSNSでの発信、それから、今、実行委員会の中で検討しておりますが、区の掲示板などへのポスターの掲示でございますとか、さまざまな媒体を活用して周知に努めていくということでございます。

委員長

 ほかに質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 2番、中野駅地区整備に係る都市計画についての報告を求めます。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、中野駅地区整備に係る都市計画について御報告いたします(資料3)。本報告は、あすの中野駅周辺地区等整備特別委員会との重複報告となってございます。

 中野駅地区整備に係る都市計画について。以下の表のように都市計画原案の変更を行いまして、都市計画案を作成しましたので、これに基づき都市計画決定の手続を進めていくという御報告でございます。こちらは、前回、10月8日に本委員会におきまして、このような修正の検討をしているという報告から、そのとおり案として作成しましたという御報告になります。

 内容でございますが、西側の都市施設平面図につきましては、西側南北通路に立体的な都市計画の範囲を定める区域、これを網かけによって図示したということでございます。

 南口駅前広場の平面図につきましては、右上のところに、ちょっと見にくいんですが、書いてありますかさ上げ部、これの形状が修正されたというところでございます。

 今後の予定でございますが、11月の下旬、下に書いてあります日付におきまして、都市計画案に係る説明会を開かせていただきます。12月上旬には都市計画案の公告・縦覧、意見書受け付けを行います。明けまして1月中旬に、中野区都市計画審議会において諮問・答申をいたします。これを受けまして、3月には都市計画決定・告示をしているという予定で手続を進めさせていただきたいと考えております。

 報告は以上です。よろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、3番、中野駅南口地区まちづくりについての報告を求めます。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 まず、資料(資料4)の確認なんですけども、お手元に中野駅南口地区まちづくりについてということで、別紙1ということでA3の両面のコピー、別紙2も両面のコピーですね。これがございます。本報告につきましても、先ほどの案件と同様に、中野駅周辺地区等整備特別委員会と重複の報告となります。

 では、1番目、中野駅南口地区地区計画及び関連都市計画についてを報告させていただきます。

 前回の本委員会のほうで、中野駅南口地区まちづくり方針について報告をさせていただいております。その中で、南口の将来像であったりとか、土地利用方針等について説明させていただきましたけど、そういう内容は地区計画の中身になっております。

 もう一つ、まちづくり方針の中で、再開発地区の整備手法として、土地区画整理事業と市街地再開発の一体的施行という手法でやりますけども、それにつきましては、関連都市計画のほうで、土地区画整理事業あるいは市街地再開発事業という都市計画決定を行います。

 それでは、内容について説明をさせていただきます。別紙1をごらんください。

 中野駅南口地区地区計画案の概要についてです。

 地区計画というのは、地域単位のまちづくりのルールということで、目標、方針、地区整備計画の三つで構成されます。今回は、後ほど出てきますが、再開発地区につきましては地区整備計画も定めていますけど、他の地区を含めて全体につきましては、目標と方針を定めております。

 それでは、名称ですけども、中野駅南口地区地区計画。

 位置は、ごらんのとおりでございます。

 面積は、約5.2ヘクタール。

 目標ですけども、これは、まちづくり方針ではまちの将来像という部分に該当いたします。趣旨を説明させていただきますと、本地区を含む中野駅周辺地区は、中野区都市計画マスタープランにおいて、商業・業務地区に位置付けられています。そして、広域中心拠点として育成することとしております。課題といたしましては、駅直近に更新時期を迎えました公社住宅がございます。それから、南口駅前広場、ここでは歩行者空間の不足ですとか、それから、バス・タクシーなどの交通のふくそう、そうした課題がございます。

 そこで、公社住宅一帯の再開発により、商業・業務、都市型住宅など多様な都市機能が集積する南口のにぎわいの核の形成を図る。あわせて、南口駅前広場の拡張整備だとか、東西南北の交通の動線の整備を行う。さらに、再開発だけではなく、その周辺地区につきましても、建物更新にあわせて商業・業務機能の誘導、あるいは歩行者空間やオープンスペースの創出、そうしたものも図っていくと、これが目標になります。

 次に、方針なんですけど、三つございます。

 まず、土地利用方針です。まず、三つの区域に分けてございます。中ほどに図面がございますけども、A地区、B地区、C地区となっています。A地区は、基本的に再開発を行う部分です。公社住宅周辺を一帯とした再開発を行う部分になります。Aですけども、文章に書いてございますけど、土地区画整理事業と市街地再開発一体的施行により、駅前広場の拡張整備や広場空間を確保し、中野駅南口の玄関口として交通結節機能の強化を図るとともに、駅前立地を生かした土地の合理的かつ健全な高度利用を誘導し、南口のにぎわいの核となる商業・業務、都市型住宅等の多様な都市機能が集積した複合的な土地利用を図る。さらに、ソフト面では、ユニバーサルデザインに配慮した東西南北の交通動線の整備、それから、人々の憩いの場となる広場空間を確保する、そういうことも挙げております。

 次に、B地区ですけども、ここはファミリーロードという商店街がございますけども、この部分のところに該当します。駅から連続したにぎわいと魅力的な商店街の形成を図るため、協調建てかえ等により、商業・業務機能を誘導するとともに、安全で快適な歩行者空間の創出を図っていくと。ここで、協調建てかえと書いてございますけど、一定のルールをつくりまして、建てかえのとき、例えば後ろに下がっていただいた見返りとして容積の緩和をするとか、斜線制限を撤廃するとか、そういうものを想定してございます。

 C地区は、中野郵便局があるところですね。ここはまとまった土地ですので、一体的な土地の合理的かつ健全な高度利用を誘導し、隣接地区との連携によるにぎわいと利便性の向上を図ります。もう一つ、足元のほうは、歩行者空間やオープンスペースを創出して、安全で快適な歩行者ネットワークの形成を図りますよというのが3地区の土地利用方針です。

 次に、地区施設の整備方針ということで、地区施設というのは、ここに書いてございますように、具体的に言いますと、道路、公園、広場、それから、歩行者通路、歩道状空地、これが該当します。これにつきましては、次の地区整備計画のほうで具体的に説明させていただきます。

 それから、3番目、建築物等の整備の方針ということですけども、こちらのほうはどちらかというと、建築物の用途制限を定めるということになります。1で、複合市街地として健全な地域環境の形成を図るとともに、にぎわいの創出を図るために建築物等の用途の制限を定める、そういうことを書いてございます。それから2番目のほうに、建築物の容積の最高限度ですとか、建蔽率の最高限度、そうしたものを定めます。それから、3番目に壁面後退というのが出てきますけども、そこに工作物はつくってはいけませんよというような制限を定めます。最後に、建物の形態とか色彩その他についての制限を定めます。

 ここまでが方針として、以下、地区整備計画ということでございます。これは先ほど申し上げましたように、再開発をやる部分ということですので、次ページ、裏面をごらんください。

 ここで、地区施設の配置及び規模と書いてございますけども、幅員、延長等を記載してございます。

 まず、下の図面に1階レベルと書いてございますけども、現在の駅前広場と同じ高さですね。ここの部分について、まず、道路といたしましては、一番右側に南北方向に主要区画道路というのがございます。これが、幅員が11.5メーターから13メーター、延長で270メーターということで、一部既存道路がありますけども、新設・拡幅ということです。

 それから、北側に区画道路1号、これは千光前通りになりますけども、これのつけかえがございますので、幅員については現行の8メートルのままで、延長が約70メーターということです。

 区画道路2号というのは、ちょうど真ん中辺ですね。ちょうど郵便局の北側になりますけども、現行4メーター弱のものを6メーターに拡幅して、延長としましては約100メーターということです。

 次に、公園ですけども、図面の主要区画道路と書いてある右側に、ちょっと白地になっていますけども、ここが公園になります。面積で約680平米となります。新設です。

 それから、その他の公共空地ということで、広場1号というのが、現在、駅前広場の東側に広場1号という記載がございますけども、これが約500平米ということですね。

 それから、一つ飛びまして、歩行者通路1号というのがございます。これはA-1地区とA-2地区のちょうど間にあるんですけども、これが歩行者通路1号ということで、幅員が4メーターで、延長が125メーターですね。

 それから、歩行者通路2号ということで、現在、公社住宅とファミリーロードの間に通路があるんですが、これを2号ということで、延長にして20メーターです。

 次に、デッキレベルの右上の図なんですけども、ちょうど人工では2階の部分になりますけども、ここで歩行者通路の3号というのがございます。これは駅前のほうから上がっていただいて、千光前通りに沿っていって、主要区画道路に沿って南に下るという形ですね。これが延長にして110メーターということです。

 それから、歩行者通路4号というのは、逆に、上がって、南に下って、さらに東ということで、ちょうど建物と建物の間を縫うような形になりますけども、これが80メーターですね。

 それから、歩行者通路5号というのは、広場2号と書いてございます右側に公園等を結ぶ、この部分が幅員4メーターで、約13メーターになっています。

 それから、広場2号というのがありますけども、これが約1,100平米ですね。

 それから、歩道状空地が最後にございますが、これはちょっと1階レベルで見ていただきたいんですけども、歩道状空地というのは、道路の歩道に連続した建物の敷地に該当するんです。千光前通りに沿った部分が1号ということですね。それから、南に下って、要するに、再開発の部分のちょうど北側と東側に沿った部分にできるものです。これが延長が200メーター。さらにその南側にA-2地区で、これは公社の部分になりますけども、そこに歩道状空地ということで、約35メーターということです。

 なお、歩行者通路あるいは歩道状空地については、植栽は認めております。

 それから、次に建築物等に関する事項ということです。

 A-1、A-2地区に分けています。A-1地区というのは市街地再開発事業を行う部分ですね。A-2が、公社住宅が建つ部分になります。

 建築物の用途の制限ということで、俗に言います風俗関係のものは建築してはいけませんよと。逆に、1階及び2階につきましては、主たる用途として店舗、飲食店、事務所、診療所、保育所その他これらに類する施設を導入するものとする。A-1地区ですので、これは再開発の部分に該当します。

 それから、建築物の容積率につきましては、これは区画整理の仮換地指定以前は現在の容積になりますので、10分の20、200%。

 同様に、建蔽率につきましても、10分の6ということになります。

 それから、最低敷地は、A-1、A-2共通ですけども、1,000平米という規定を持っています。

 次に、壁面の位置の制限ということで、ここに書いてございますように、道路境界または隣地境界線までの距離は、計画に表示する数値以上とする。上の図面を見ていただきますと、基本的には4メーターという数字がございます。特にA-1地区は、全体が4メーターという壁面の位置が定められています。それから、南の公社につきましては、隣地との境界等では2メーター等の数字が載っております。

 それから、当然この壁面後退をしたところに物をつくられては困りますので、門、塀、広告物、そうしたものはつくってはいけませんよという形にしています。

 最後に、建物の形態または色彩その他の意匠ということで、原色を避け、町並み形成に配慮するなどというような表現と、それから、屋外広告物についても規定を設けてございます。

 最後の方針付図というのは、先ほど出ています歩行者動線をあらわしたもので、再開発あるいはファミリーロード、そうしたものを点線で示しております。

 次に、別紙2、中野駅南口地区関連都市計画案の概要についてということです。地区計画のほかに、この地区につきましては七つの都市計画の変更ないしは決定がございます。

 1番目、用途地域の変更ですね。現在の公社住宅の周辺はいわゆる住居地域になっています。これを再開発を行うために商業地区に変えます。そのためには、まず、地区計画を決定しまして、具体的に道路等の整備ができる、そういう担保があって初めて用途地域の変更ができます。したがいまして、冒頭に書いてありますように、「中野駅南口地区地区計画の決定に伴い」と書いてございますが、これに伴いまして用途地域の変更をいたします。これにつきましては、東京都決定となっております。

 具体的には下の図面を見ていただきたいんですけど、1番が千光前通りのところですけども、現在、近商の容積率300%を変更後は商業の500%。それから、2番、一番広いところになりますけど、公社住宅のあるところですけども、第一種中高層の200%を商業の500%。それから、3番はちょうど主要区画道路が入る部分になりますけども、ここについては現行の一中高の200%を商業の600%にします。これは現在、郵便局の周りが商業600%になっていますので、ここに合わせたものです。最後に4の部分、ここにつきましても、現在近商の400%のものを商業の600%にいたします。

 次に、高度利用地区の変更でございます。市街地再開発事業を行う場合は、一般的には高度利用地区、ここで行うことが要件になっています。当該地区では、やはり市街地再開発事業を行うということで、高度利用地区の変更を行います。

 エリアにつきましては、下の白抜きの部分になってございますけども、面積で1ヘクタールですね。容積の最高限度としまして10分の80、Aゾーン、これはちょうど現在の駅前広場に隣接している部分ですけども、ここはもと600%ございましたので、高度利用地区は200を足して10分の80、800%ということです。それから、Bゾーンは500%に変更しますので、それに200を足して10分の70ということですね。

 以下、最低限度あるいは建蔽率最高限度等を記載してございます。

 右側のほうにちょっと細かい字で書いてございますけれども、これは要件に満たさない場合、その容積を減らしましょうという規定になっていますけども、この部分は全部要件を満たしていますので、プラス200%をのせてあります。

 次に、市街地再開発事業ということですね。ここの市街地再開発事業は第一種市街地再開発事業ということで、内容的には、まず、施行区域の面積は約1ヘクタール。敷地面積のほうは約1万30平米ということです。建築面積は8,000平米で、延べ床面積に直すと9万6,700平米。

 主要用途としましては、共同住宅、事務所、店舗ですね。

 それから、高さの限度というのも設けていますけども、GLが、住宅と南側のほうは150メーター、それから、北側の業務棟のほうが120メーターです。基準となる高さをT..39メーター、東京湾中等潮位ですけども、39メーターをベースにして定めております。

 それから、壁面の制限ですけども、先ほど出ていますけども、右側の図面に書いてございますけども、4メーターということで記載してございます。

 整備計画ですけども、当然この制限の位置から建物を後退させ、歩行者空間を確保する。先ほど出てきました歩道状空地に該当します。それから、広場も敷地内に整備しますよと。

 それから、住宅関係ですけども、戸数で約440戸ということで、共有部分を含めまして、延べ床で4万3,900平米ということになってございます。

 では、裏面に行っていただきまして、土地区画整理事業でございます。下に概要等が書いてございますけども、面積にして約2.4ヘクタールということですね。公共施設を整備するというのが区画整理の一つの目的なんですけども、一つは都市計画道路中野区画街路第5号線、これは駅前広場に該当します。駅前広場を正式に都市計画名称で言いますと、このような記載になります。広場としましては、面積で約4,150平米で、うち150平米がかさ上げ部ということで、これは先ほど立原副参事のほうから説明させていただいた内容と同じです。

 次に、区画道路が3本載ってございますが、これは先ほどの地区計画の地区施設という形で記載されるのと同じものでございます。

 それから、公園につきましては、やはり同様に、約680平米ということでございます。

 区画整理の中では、この道路・公園を整備するというのが区画整理の事業の一つの目的になっております。

 5番目ですけども、防火地域・準防火地域の変更ということですけども、これはやはり地区計画の決定に伴って用途地域等変わりますので、今までの準防火から防火地域になるということでございます。

 それから、高度地区につきましては、やはり地区計画の決定に伴いまして用途地域が変更になるということで、高度地域は指定なしという形になります。現在指定されているのが、指定なしという形になります。

 最後に駅前広場ということで、これは先ほど立原副参事のほうから説明させていただいたものでございます。変更後のほうの形ですね。都市計画の手続を進めてまいります。

 では、表に戻っていただきまして、今後の予定ですけども、これは先ほど立原副参事のほうで説明していました内容と同じです。中野二丁目再開発関連の都市計画と、それから、駅関連の都市計画、この後説明させていただきます中野三丁目区画整理、これが全て一体的に、一緒に、都市計画の説明会あるいは手続等を行ってまいります。

 説明は以上です。

委員長

 ただいまの報告に関して質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 それでは、4番、中野三丁目地区まちづくりについての報告を求めます。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 続きまして、中野三丁目地区まちづくりについて報告をさせていただきます(資料5)。これも中野駅周辺地区等整備特別委員会との重複の報告となります。

 資料を確認させていただきますと、別紙1ということで、中野三丁目土地区画整理事業案の概要についてというものがついてございます。

 それでは、別紙で概要について説明させていただきます。

 下に図面が書いてございますけども、中歩2、19Mと書いてございます。これが西側南北通路ですね。駅地区で整備する西側南北通路に該当します。それから、その下に四角くなっていますけど、中野駅西口広場、これが正式な都市計画名称となります。それで、中ほどに斜線で囲ってある部分、この部分が土地区画整理事業を行う部分になります。名称としましては、中野三丁目土地区画整理事業。区域としては、中野区中野三丁目地内ですね。面積は約1.0ヘクタール。公共施設としましては、駅前広場、都市計画名で言いますと中野駅西口広場と、それから、今回まだ記載していませんけども、区画道路、こうした公共施設を整備してまいります。

 なお、前回の委員会でUR都市機構への施行要請の報告をさせていただきましたけども、その中で、10月内に施行要請する予定というような説明をさせていただきましたけども、連休を挟みまして11月4日付でURのほうへ施行要請を行いました。あわせて、東京都のほうに対しましても施行要請の依頼方を行っております。

 説明は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、5番、西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟による国・東京都・西武鉄道への要請活動についての報告を求めます。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 それでは、私のほうから西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟によります国・東京都・西武鉄道への要請活動の状況につきまして御報告させていただきます(資料6)

 1の概要をごらんください。西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟は、決起大会をことしの8月21日に開催いたしました。決議した下記の事項につきまして、期成同盟の会長、区長、区議会正副議長を代表といたしまして、下記の日程で、国・東京都・西武鉄道に対しまして要請活動を実施いたしました。

 決議文なんですけども、以下三つの項目についてでございます。

 まず1点目が、中井─野方間の連続立体交差事業の着実な推進を図ると。2点目が、野方から井荻間の連続立体交差事業の早期実現を図るということと、3点目でございますけども、西武新宿線連続立体交差事業に関しまして、将来にわたり安定した財源を確保し、事業に必要な国費を確保するというものでございます。

 要請先でございますけども、国は、8月26日に国土交通大臣宛て及び財務大臣宛てに要請活動をしてまいりました。要請者といたしましては、太田国土交通大臣に直接面会させていただきました。また、財務大臣に対しましては、田中主計局長のほうに面会させていただきました。

 2番目の東京都なんですけども、10月8日に実施いたしまして、東京都知事宛てに要望書を提出してまいりました。対応者といたしましては、安藤副知事ほかに対応していただきました。

 また、3番目の西武鉄道なんですけども、翌日の10月9日に実施いたしまして、若林取締役社長に直接面会させていただきまして、要望させていただきました。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

平山委員

 どうも御苦労さまでした。一つだけ。これ、それぞれ国土交通大臣と主計局長さん、安藤副知事さん、コメントか何かあったんですか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 まず、国交大臣のほうなんですけども、連続立体交差事業の重要性は認識しておりますと。事業期間についてはしっかりやっていきたいという話がありました。あと、野方─井荻間についてもよく理解しているという話でございました。

 また、東京都のほうの安藤副知事のほうからなんですけども、あかずの踏切の渋滞問題については十分認識しておりますと。野方駅以西についても、中杉通りの踏切など連立の必要性は認識しているというコメントをいただきました。

 また、西武鉄道のほうなんですけども、まずは事業中の中井─野方間をしっかり進めていきたいと。区のまちづくりとも連携していきたいというお話でございました。

委員長

 ほかに質疑ありませんか。よろしいですか。

 

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、6番、中野区画街路第4号線の拡幅整備に伴う意向把握調査の結果についての報告を求めます。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 それでは、中野区画街路第4号線の拡幅整備に伴います意向把握調査の結果について報告させていただきます(資料7)

 中野区画街路第4号線──以下、区街4号といいますけども──の拡幅整備に伴いまして、沿道の建物を建てにくい狭小の残地が多数発生する可能性が高いことから、残地を有効活用しながら進める事業手法を検討するために、本年の2月に意向把握調査を実施いたしまして、今回この調査を取りまとめたものでございます。なお、この調査の実施につきましては、ことしの2月6日の当委員会においても御報告させていただいたところでございます。

 調査の概要でございます。

 調査の実施期間なんですけども、まず、郵送によるアンケート調査の実施をいたしました。これは2月8日から2月21日まで行いました。その後、未回答の部分がかなり多かったということもございますので、電話及び個別訪問による聞き取り調査を実施いたしました。これがことしの6月13日から10月10日まで行いました。

 対象者なんですけども、区画街路4号線の拡幅整備に伴います沿道の敷地の関係権利者及び隣接敷地の関係権利者というところでございます。

 調査の範囲は、別の裏図に記載してございますので、後ほどごらんください。

 回答の結果でございます。表のとおりなんですけども、沿道の敷地、隣接敷地と分けて記載させてございますけども、関係権利者、表の中段ほどにございますけども、沿道の敷地の関係権利者の合計が318名、そのうちアンケートに回答していただいた方が166名おりました。その裏の隣接の敷地につきましては、関係権利者が71名、アンケートの回答者といたしましては29名ございました。合計で、関係権利者が389名に対しまして、アンケートの回答者が195名という回答をいただきまして、回答率としては約5割というところでございました。

 語句の説明では、沿道の敷地というのは区画街路4号線の直接計画線にかかる方を示してございます。隣接敷地というのは、沿道の敷地の隣接する裏の敷地を示してございます。

 次に、主な質問の項目でございます。大きくは五つほどございます。生活の再建や営業の継続の意向に関するもの、土地の交換、共同化に関する意向、また、建物の所有者の意向についてのもの、まちなみについての御意見、また、区画街路第4号線に関する自由な御意見という形で五つほど聞いております。

 それでは、集計の結果のほうが別紙の資料がございますので、そちらをごらんください。区画街路4号線の拡幅整備に伴う意向調査結果の集計結果(まとめ)というものの資料でございます。こちらをごらんください。

 まず、1番目の道路の拡幅整備に伴います生活の再建についてでございます。

 まず、中ほどに表がございますけども、区画街路4号線の沿道または隣接地に土地・建物を所有している方のうち、今の場所に住み続けたいと、または多少場所が変わってもこの地区に住み続けたいという方が合計で7割以上いることがわかりました。

 また、(2)番でございますけども、道路の拡幅整備に伴います営業の継続性についてでございます。この沿道または隣接地に土地・建物を所有している方のうち、今の場所で営業を継続したい、または多少場所が変わっても地区で営業を継続したいという方が約5割いることがわかりました。

 次のページをごらんください。3番目の土地の活用についてでございます。表でもございますけども、売却したいという方、または、そのまま所有し他人に貸すなどしたい、できれば隣接地を購入または賃借したいという方、また、共同化などを検討したいという方、合わせまして3割以上いることがわかりました。

 また、4番目の土地の交換についてでございます。残留の希望の方が約3割、ここの黒いところ、ハッチがかかっているところなんですけども、3割近くおり、また、土地の交換の意向のある方も2割以上いることがわかりました。

 次の3ページでございます。5番目の建物の共同化についてでございます。表にございますように、2割弱の方が建物の共同化に前向きな意向を示しておりまして、3割の方が共同化に関する考えはないという意見を示してございます。

 6番目でございます。建物について、建物のみの所有者、いわゆる借地権者を聞いた質問でございます。このうち、単独で建てかえをしたいという方が約4割、共同で建てかえをしたいという方が25%、全体の4分の1という結果になってございます。

 次の4ページをごらんください。7番目の区画街路第4号線の沿道のまちなみについて、自由意見という形で聞いております。最も多かったのが、誰でも安全に安心して歩けるまちにしてほしいという意見ですとか、あとは、商店街が活性化したまちにしてほしい、また、延焼防止など防災機能にすぐれたまちに関する意見が多く見られました。そのほかにも、自転車の専用道路の設置など道路構造に関する御意見ですとか、緑の多いまちなどの意見も出されております。

 最後ですけども、8番目の区画街路第4号線に関する御意見という形で、これも自由意見にしてございます。最も多かったのは、補償額を知りたいですとか、4号線の情報を提供すべきだと。早く事業化に着手してほしいなどの4号線の事業化に関する意見が多く見られました。また、沿道の用途地域の見直しに関する御意見も出されております。

 恐縮ですけども、一番初めのページに戻ってください。

 2番目の調査の結果でございます。拡幅整備に合わせまして、部分的に残地を活用した土地の整形化や建物の共同化を図ることについての意向があることがわかりました。今後も関係権利者の意向を確認しながら、沿道のまちづくりについて検討していく必要があります。

 また、拡幅事業の推進に関する御意見も多く見られる一方で、地域の課題である沿道商店街の活性化や防災機能の向上に関する関心が高いことがわかりました。

 なお、この調査結果につきましては、11月末に関係権利者を対象といたしました説明会を開催し、説明する予定を考えております。

 説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

近藤委員

 御苦労さまです。これ、初めに郵送によるアンケート調査をやったときに、2月8日から2月21日に、さっきお話しいただいたら、回収率が悪かったということですけれど、なぜ回収率が悪かったんでしょうか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 2月のときにも、アンケートをやる前にも一度説明会をやって説明したんですけども、郵送で送ったということもあって、十分ちょっと調査の内容を把握していなかったということもあると思うんですね。それで、個別に訪問させていただき、また、電話で個別で対応していただきながら、回収率を上げたというところでございます。

近藤委員

 それは本当に大変御苦労さまで、こういった拡幅整備とかというのは、法律のことですとか、財政のことですとか、区民の周りの合意ですとか、本当にいろんなものが入り組んで大変な作業で、そう簡単にいくとは思わないんですけれども、やはりこの沿線の方といいますか、皆さん、どういうことをこの意向調査から、自分たちはどうなっていくのかということがわからないんですよね。説明をしていただいたとおっしゃっているんですけれど、このアンケートをとる前に説明が欲しかったと言われる方もいるんですよ。だから、今、説明をされたと聞いて、ちょっとびっくりしたんですけれど。説明をされていても、まだ説明が欲しかったというお答えをされる方がいるんですね。ですから、電話によって個別に聞き取ったり、大変な労力をとるんですけれども、本当にこれ、自分たちがどうなっていくのかなということを具体的に何か示していただかないと、アンケートが来ても、どうすれがいいかがわからない。このアンケートを見ましても、共同化についてとなっていますけれど、51.1%、半分以上の方がわからないんですよね。やはり共同化などを進めていって、うまくどんどん共同的な建物に皆さんがおさまる──おさまるという言い方は失礼ですけど、いっていけばとてもいいまちができるんじゃないかななんて想像しますけれど、このアンケートをとっている時点でもまだわからない。そういったことをどうやったら本当に住みよいまちになるのかというのを、やっぱりわかるように説明をしていただいて、どんな共同化があるのかとか、具体的に示していただかないと。それと、一番多かったのは、やっぱり補償額とか、そういったことが、そういうものがわからないと、ここは私はちょっと無理なのか、どうなのかというところはわからないんですけれど、具体的に共同化をどういうふうにするのかとかも、やっぱり区民はわからないと思うんですよ。そういうことが説明会などで区民は聞いていける仕組みになっているんでしょうか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 委員のおっしゃるとおり、2月でやったときにも、かなり共同化に対する御意見というのも出ました。今回かなり共同化についても御意向があることがわかりましたので、11月末の説明会には例えば具体的な事例ですとか、どういった補助制度があるのかとか、そういったことも丁寧に説明しながら説明させていただきたいなと考えております。

近藤委員

 こういったアンケートをとると、いつも大体同じようなアンケートなんですけど、皆さんやっぱり自分の意思は出しますけれど、共同化といったときに、自分が含まれているということに気がつかないんですよね。自分の土地を提供して、都内の方やいろんな方と共同していくことによってできるんだなんていう発想はなかなかやっぱり、丁寧な説明の先にあることであって、何なんだろう、共同化って、わからないんですよ。そういうものをやっぱり今度の説明会できっちり話していかないと、どんどん時期は延びていくし、そこで不満を持つ方も出てくるでしょうし。そういったことが、このアンケート一つとるのにも大変でしょうけれど、やっぱりどういうふうに結びつけていくのかということをきちっとやっていかないと、このアンケートもただとっただけで終わりになってしまうので。かなり前向きな方が多いと思うので、やっぱり具体的に進めていくということに区民の理解をとっていくという、そういう手法をとられたらいいと思いますけれど、いかがですか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 この調査結果の自由意見でも書いてありましたけども、かなり補償額を知りたいとか、事業がどうなんだということも、事業の進捗を考えながらやっぱり共同化なり、土地利用も考えていきたいという方もかなりいらっしゃいます。今回このアンケート調査をとりましたけども、これで終わりでは決してありません。今後、特に区画街路4号線につきましては、区が事業主体となって整備していくことになりますので、特にこの沿道の関係権利者は関係人でもありますので、当然用地交渉なりは今後出てくると思います。そういう話も当然いろいろ出てきますので、そのあたりは今後、事業がまた進展していく中で具体化していきたいなと思っております。

近藤委員

 区民の方はほとんどの方がみんな専門家ではないので、やはり難しい話になってしまうとわからないので、自分のところに置きかえていろいろな例を挙げてくださって、こういうケースもある、ほかのところではこういうやり方もあるというような形で持っていって、自分のところに落としていっていただかないと、いつまで、いろんなことをやっていても、説明はしている、していると言っても、そんなの聞いていないとかなってしまったり、自分のところとは関係ないみたいなことになってしまうことが多々あるので、やはりこの地権者の方とかが自分の問題に落としていけるような、きちっとした説明を求めていきたいと思いますけど、いかがですか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 今、委員の御指摘も踏まえた形で、11月末の説明会にはきちっと説明していきたいと思っております。

伊東委員

 今、近藤委員のほうから質疑がございましたけれども、今後の展開という部分で、中野区が主体的に取り組んでいくということで、今後またさらに鋭意取り組まれるということなんですけど。ただ、中野区が主体的に取り組むと申しましても、今、委員の質問にあったように、共同化、要するに、個別具体の案件につきましては、区が説明することはなかなか難しいのかなと思います。それで、大きな流れとしては説明できるかもしれませんけれど、そうなってくると、権利者の方々、関係者の皆さんは、その先がなかなか、具体的に自分たちの将来についてイメージしにくい部分が生じてきてしまうかと思うんですけれど、それについての専門的な立場、要するに、区から離れたアドバイザーですとか、まちづくり相談員ですとか、建築の専門家の、そういう方々がまちに入っていくという仕組みは、中野区は考えていらっしゃるのかどうか。要するに、建築相談を受けますよという方々を、中野区としてちゃんと位置付けていくのかどうなのか、あるいはもう御自由に、自分たちの知り合い等つてを頼って、そうした専門家に御相談くださいという形になるのか、その辺はどうなんでしょう。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 共同化につきましては、基本的には関係権利者同士の合意のもとに初めて共同化事業が実現するというものでございます。確かにコーディネーター役といたしましては、区も街路事業をやりながらいろんな情報が入ってくると思うんですけども、そういった情報をお互いに、例えば裏の、今回は隣接地と、裏のお宅までお話をちょっと聞いたということもあるんですけども、そういった意向がある方がいらっしゃれば、そういった方を御紹介したりということは、区としてもできると思っていますので。この事業を進めながら、そういったことも区としても模索していきたいなと思っています。

平山委員

 今お話が出たんですが、これまでにアンケートとかというのはとられたことは何度かあるんでしたっけ、このいわゆる4号の拡張整備に伴うということで、関係権利者の方には。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 意向のアンケートというのはない、初めてだと思います。

平山委員

 この隣接敷地の方々に対してアプローチをかけられたわけじゃないですか。こういったのというのは初めてですか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 裏の隣接の方については初めてでございます。

平山委員

 最初の文を読むと、「沿道に建物が建てにくい狭小残地が多数発生する可能性が高いことから、残地を有効活用しながら進める事業手法を検討するため」ということで、それぞれによって残地の残り方が違うんでしょうが、場所によってはこの隣接の敷地をお持ちの方々で、古くなっている住宅とか、そういったところが、御協力をいただけるかどうかというのが非常に大事なことになってくるので。恐らくそこの方々というのは、今まで自分たちには直接関係ないからなと思っていらっしゃった方々ですよね。変な話ですけど、別にその方々は何もしなくてもいいわけですよね。それをどう意識付けをしていって、先ほど伊東委員もおっしゃっていました部分もありますけど、最終的にはこれ、民民の話ですので、区のほうで事業手法を検討するとか書いてありますけど、どんなことだろうなんて思っちゃったりするんですけど。ただ、よりよいまちなみになっていくように、地権者の方々、残地が残った方も、隣接する方も含めて、より地域の中で、例えばバリアフリーができていないような住宅があったりとか、いろんな課題を抱えているようなところが、これをもって解決ができて、かつ、商業集積を確保できるようなということになると、やっぱりある一定の区としてイメージを持たざるを得ないのかなという気は当然していますので。

 今回までとても自分に関係することとは思っていなかった隣接の敷地の方々、ここの方々にもよく今やろうとしている事業のことを御理解いただくのが本当に重要だなというふうに。関係権利者の方はもう重々悩んでいらっしゃるんですよ。自分の土地が半分なの、3分の2なのって、どこまで取られて幾らになるんだろう、これから生活どうしたらいいんだろうと、ずっと長いこと悩んでいらっしゃる。その方々に加えて、隣接の敷地の方々を本当にうまく巻き込んでいただいて、まちづくりを一緒に考えていくということをぜひ頑張っていただかないと、なかなか拡張は、大義名分が、大和町とかという防災ということでもないわけですから、なかなか難しかったりもするので。いまだにこの10何%の方、反対だなんて言っている方もいらっしゃるわけでしょう。だから、住民の方にとってよりいいまちになる。より安全で快適に生活できるまちになるということが一番望ましいことだと思うので。くれぐれも、改めて申し上げますけど、隣接敷地の方々によくよく丁寧に、区のほうも入っていただいて、いろいろと御説明をしていただいて。説明会にもちゃんと来ていただけるようにいろいろ配慮をして。この前、大和町で説明会をやったときに、大和町の菊祭りとバッティングしてしまって、私は大和町の方々からさんざん怒られてしまって、何であんな日にやるんだなんていうことも言われたりしたんですけど、そういうことのないようにぜひお願いしたいと思いますけど。長い質問でしたけど。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 今回、隣接の方と沿道の方も集計上アンケートをいただいていますので、それぞれ分けて集計はしてはいるんですけども、確かに隣接の方につきましては、委員の御指摘のとおり、意識があまりないというのは確かでございます。質問自体がよくわからないという方もいらっしゃいますので、今回、11月末の説明会、また、それ以降もきちっと、まちづくりは沿道だけじゃなくて、奥も含めてどうやっていくかということも一応考えていくということを区としても示していきたいと思っております。

来住委員

 関連しているんですけども、まず、この4号線の拡幅の商店街が、中野で本当に多種多様な御商売があって、中野の中での一つの本当に商店街としては特徴的でもあるし、それこそ中野の売り出しの一つの商店街だなというふうに、時々あそこを自転車で走るんですけども、そう思いながらいます。したがって、ここでこれだけの事業をされるということになると、かなりの構えというか、区としての取り組みの集中が必要なんだろうなというふうに懸念をしています。

 それで、アンケートが郵送で行われたということなんですけども、結果を見ますと、わからないとか、先ほどありましたけど、無回答だとかがかなりの部分であります。したがって、答えられないということも含めて、やっぱり直接沿道敷地の方々が318人いながら166人でしかないというね。僕はむしろ5割しか回答がなかったというふうに見たほうがいいんじゃないかというふうに思うんですね。ですから、こういうのは郵送でお答えいただくものじゃないんじゃないかと、もともと。やはり直接それぞれの皆さんがそれぞれの思いがあって商売や住まわれているわけですから、本当に成功させるというか、区が考えているようなことをやろうとすれば、それぞれの思いにやっぱり沿いながらくみ上げていくということなしには、なかなか難しい場所だろうというふうに思うんですが。

 今後の問題でもあるんですけども、まず1点、アンケートをやられて、郵送でやられた部分と、その後個別で聞き取られた部分を合わせてこの数字なんですけども、聞き取りに行かれて答えない、要するに、うちはもう結構だとか、お答えそのものに対応されないという、逆に言うと、反対でも答えていただく方は、まだ話を聞く意思があるわけですけども、それすらしないという方がこの数字の5割の中でどのくらいいらっしゃったんですか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 今の来住委員御指摘のとおりなんですけども、この中では、この数字には回答すらしていないという方は入っておりません。この数字の5割の中には入っておりません。

 それと、もう1点目の質問になりますけども、なぜ郵送なのかという話なんですけども、当然土地だけお持ちで遠方に住まわれる方もかなりいらっしゃいますので、そういう方にも電話等で話はしていることもあるんですけども、基本的にはそういう方もかなりいらっしゃいますので、まずは郵送でアンケート用紙を送らせていただいたということにしてございます。

来住委員

 そうしますと、遠方にいる方について、いずれにしても理解が得られないとできない事業ですよね、この事業自身が。そうしますと、今後の取り組みとして、説明会を11月にされるということなんですが、これに基づいて行われるということですね。そうすると、やっぱりなかなか遠方にいて接触ができない、できにくい方々については、基本的には同じ地権者なわけですから、同時に並行してやらなきゃいけないというのが原則だろうと思うんですけども、それはどのようになさるんですか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 11月の末の今度の説明会につきましても、基本的には同じように、全員の関係権利者の方にまずは結果を郵送させていただいた上で、11月の末の説明会を開催させていただくとともに、それだけで終わるわけじゃなくて、電話等の問い合わせにも職員が対応するようにしていきたいというふうに考えております。

来住委員

 最後にしますけども。アンケートの中身の結果をどう見るかというのは置いておいて、二、三の方にちょっと、商売をなさっている方にもお聞きしたんですが、60年、70年ここでやっているという方のお話でしたけども、やはり思いというのが非常に強くて、今のままでいろいろ努力して何とか商売が成り立っているんだと。ここが、入り口が4メートルとおっしゃっていたと思うんですけども、取られてしまうということで、続けられなくなるというようなことも直接おっしゃっていました。だから、そういうこれまでやってきた思いと、今後やっぱり引き続きやりたいんだという方々について、どうやっぱりわかっていただくのかという点では、時間もかかるし、区の側の姿勢が問われているわけですから。しかも、アンケートの詳しい中身は別としても、やっぱり反対が思ったよりもいらっしゃるんだというのも、私もこの数字を見てちょっと意外だったんですが、そういう方々がいる中での事業の進行ということですから、区として本当に最後の1人まで御理解をいただけるような形でのまちを変えていくという大きな仕事ですので、そこは本当に人の体制も含めてやはり構えないと、これはやっていきますという言葉だけではできない話ですので、その辺も含めて最後に御答弁いただきたいんですが。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 今御指摘いただいたとおり、既成市街地の中でやる、大変560メートルという長い事業でもございます。関係権利者もここにあるとおり、400名近くの関係権利者もございます。また、商店街ということもありますので、かなり権利関係も複雑なところでございます。また、沿道にはかたい建物などもかなり建っております。こうした中で事業をやるには、区としてもそれなりの体制でしっかりやっぱりやっていく必要があるなと思っていますので、今後事業化するに当たっては、そういった事業を実施する体制もきっちり考えていきたいなと思っております。

委員長

 ほかにありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、7番、西武新宿線連続立体交差事業の工事に伴う区道の占用及び区営住宅敷地の一部使用についての報告を求めます。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 それでは、西武新宿線連続立体交差事業の工事に伴う区道の占用及び区営住宅敷地の一部使用について御説明いたします。資料(資料8)をごらんください。

 現在事業中の西武新宿線(中井─野方間)の連続立体交差事業につきましては、駅部や取りつけ部、これは地上部から地下に移行する部分ですが、これが開削工事、これは上から掘りおろす工事ですが、開削工事となるために、線路の移設工事や土どめのくい打ち工事等の準備を進めています。沼袋第3号踏切、これは沼袋駅の西側でございますが、沼袋第3号踏切付近の取りつけ部の工事については、8月より中野区立さんかく公園を資材置き場として提供する等、区としても協力をしているところでございます。

 このたび西武鉄道株式会社から、取りつけ部の開削工事の実施に伴いまして、以下の区道の占用及び区営住宅、これは沼袋三丁目アパートでございますが、区営住宅敷地の一部を使用したい旨の申し出がございました。今後、西武鉄道側からの申請に基づきまして、占用及び使用を区として決定したいと、そういう予定でございます。

 まず1番、区道の占用予定でございます。

 占用期間は、平成27年4月から平成32年度末の予定でございます。

 これは後ほど地図等をごらんいただきますけども、占用箇所は沼袋第3号踏切付近の区道でございます。延長は113メーターでございます。

 占用目的は、連続立体交差事業の開削工事及び資材置き場等として使用するためでございます。

 2番、区営住宅(沼袋三丁目アパート)敷地の一部使用予定でございます。

 使用期間は、1番の区道と同様でございます。

 使用箇所は、区営住宅(沼袋三丁目アパート)敷地の一部でございます。

 使用目的は、開削工事に伴う作業ヤードの確保と区道部分の不通に伴う代替通路の確保でございます。

 地図が添付してありますので、ごらんいただきたいと思います。カラーコピー両面になっております。A4横判でございます。

 まず、別紙1をごらんください。このような資料でございます。真ん中に西武新宿線が通っておりまして、これは沼袋駅がこの図でいきますと右側になります。沼袋3号踏切というのがございまして、この西武新宿線の南側に、西武線に沿いまして区道が走っております。それから、この区道の南側に緑色で塗った三角形の、これが先ほど申しました区立さんかく公園、これは現在西武鉄道が占用して工事に使用している区間でございます。

 今回新たに占用及び使用いたしますのが、まず、道路といたしましては、このオレンジ色に塗った部分、沼袋3号踏切から東側、この図で言えば右側の部分でございます。この区道に沿いまして、区営沼袋三丁目アパートの敷地がございまして、この敷地の一部、ピンク色の部分ですが、これも今回、区営住宅の敷地の一部を使用すると、そういったことでございます。

 資料の裏面をごらんいただきたいと存じます。この黄色い部分が今回の区営住宅の敷地、それから、区道等を含めました作業ヤードとして、西武鉄道が使用、占用する部分でございます。赤線のハッチの部分、これが現在既に使用しておりますさんかく公園でございます。

 先ほど若干説明いたしましたけども、この区道が今回の占用によりまして通行できなくなります。この区道に関しまして、車の通行台数はそれほどありませんが、歩行者の通行、これはかなりあるものですから、黄緑色の部分、幅2メーターの仮設歩道を区営沼袋三丁目アパート敷地内に確保して、歩行者の通行の確保を図ると、そういった予定になっております。ちなみに、区営沼袋三丁目アパートは、これは全てアパート敷地の外構部分といいますか、庭の部分を使用しております。建物にかかることはございません。

 最初の資料にお戻りいただきまして、3番、今後の予定でございます。当該箇所は平成32年度末までの長期間の占用及び使用となるために、施工者である西武鉄道が本年12月中旬ごろに周辺住民を対象とした説明会を開催し、周知を図る、そういった予定でございます。

 説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

平山委員

 この仮設歩道というのはどんなふうなものができるんですかね、イメージとして。道路から三丁目アパートの敷地の中を、このグリーンのところから通っていますよね。ちゃんとこれは歩道だというふうに仕切られるような形になるんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 詳しい仕上げの仕様等は聞いておりませんが、通常はアスファルト舗装等をしまして、きちんと歩行者が安全に通行できるように、ちゃんと区切りをしてやると、そんなふうに聞いております。

平山委員

 自転車はどうなるんだろう。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 自転車のほうも、この幅の中で通行は可能というふうに聞いております。

平山委員

 じゃあ、原則押して通っていただくことになるんですかね。

 もう1個だけ。さんかく公園を占有されたときに、実は公園の街路灯が工事しちゃっている間消えちゃって、公園の街路灯も含めてちょっとあたりの照度が保たれていたような状態があったんですけど、急に暗くなっちゃったと。それは区のほうに御連絡をして、西武鉄道のほうで対応していただいたみたいなんですけど、今度、ここの囲いをがあっとつくっちゃいますよね。さっきの道路も含めて、何かちょっと死角ができたり、夜暗くなってしまって危険な状態になったりしないかというところも含めて、改めてどういう状態になるかというのをしっかり区のほうで確認していただいて、いわゆる歩行される方等や近隣住民の方の安全が確保できるようには最大限配慮をしていただきたいなと思うんですが、いかがですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 これは今後西武鉄道から正式に申請が来まして、その申請に基づいて許可をすると。ですから、その際、当然西武鉄道のほうには、今おっしゃったのを含めて十分協議をしたいと考えております。

伊東委員

 この部分、おぼろげにしか覚えていないんですけれど、この区道というのは、自動車は通行できない区道だったの。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 自動車の通行は現在可能になっております。

伊東委員

 可能だったんだけれど、今度の作業ヤード等で自動車は通行できなくなる。要するに、歩行者、自転車は対応するけれど、自動車は、ここに入ってきちゃった車というのはどう処理する。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 まず、現況の交通量なんですけども、西武鉄道のほうで直近の踏切を渡った、ちょうど団地の前のあたりを調査したんですけども、主に一般の乗用車が1日29台程度、貨物車が57台程度ということがわかっています。あまり多くないところなんですね。ただ、確かにここが通行どめになったときに、地先で利用されている車というのがございます。当然住宅等ありますので。ただ、周辺の道路交通も当然調べております。通行どめにした場合にどういう影響があるかというのをちょっと西武鉄道のほうが分析はしているんですけども、基本的には一方通行じゃないんですね。このあたりの周辺は一方通行じゃありません。道は決して広くはないんですけども、一方通行じゃなく交互通行になっていますので、通行どめにしても地先への影響というのは基本的にはないということになっています。ただ、一方で、ちょうど通行どめにする区間が車の車庫になっているところ等あるんですけども、そのあたりは代替の駐車場を確保するとか、そういうことは考えていきたいという話は聞いております。

伊東委員

 多くはないけれど、通っていた。多分、区営の沼袋三丁目アパート、この建物の建ち方からすると、ごみの収集だとか郵便物の配達というのも、この部分の道路を活用していたことは想像にかたくないんだけれど、そういう部分も考えられているの。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 この区間が、ちょうど地先の利用というのが、反対側が、上が北側、線路ですので、南側が公園と、あと、さっき言った区営の住宅なんですね。あと2軒ほどあるんですけども、そこは先ほど言ったとおり、十分代替を確保するという話なんですね。あと、当然車が入ってこないように、例えば行きどまりの看板を周辺に設置するとか、そういうことは十分注意しながら、うまく迂回していけるような形で対応したいということを考えております。

伊東委員

 いや、そうじゃなくて、具体的にごみの収集車はここを使用していなかったのかということなの。この道路を車両が通行できなくした場合に、ごみの収集はどうやってこの先行っていくのかと。来春、4月というのは選挙があるけれど、選挙のときに入る車はここに別に入らなくてもいいと思うけれど。ただ、ごみの収集車は区民に不便をかけちゃいけないと思うよ。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 すみません。ちょっと今、ごみの収集車のルートが確認できていないので、大変恐縮なんですけども。基本的には支障がない形で西武鉄道とは話をしていきたいと思っております。

近藤委員

 これ、もしかしたら広報とかに言う話かもしれないんですけど、西武新宿線の立体交差事業に対して、私なんかも地元でいろんなことが起こってきているんですよね。それが、どういうことが起こっているのかなと区民が、今どういう状況で、どういうことが起こっているということが、広報の媒体でもホームページでも見たときに、今ここが通行どめになっているとか、そういったことがわかることがとても必要だと思うんですよね。私たち、今どうなっているの、西武線のところ、覆われて工事が始まったみたいだけど、どういう状況なのと御質問があったりするので。こういった一連の、ずっと長いことかかる事業に対して、やっぱり区民がわかりよく見ていけるホームページであり、広報であり、そういったことを知らせていく必要があると思うんですけど、何かそんな努力というのはあるんですか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 委員の御指摘のとおり、今回地下化工事になりますので、なかなか工事が見えにくいという御意見も我々のほうにも届いております。西武鉄道のほうでも、ホームページ等で工事の状況をお知らせするなどしているようなんですけども、区としてもなるべく、これまでも沿線まちづくりニュースとかあるんですけども、そういった広告媒体を使いながら、工事の状況なりを今後とも地域住民にお知らせしていきたいというふうに考えております。

委員長

 ほかにありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、8番、平成26年度(2014年度)第4回中野区都市計画審議会についての報告を求めます。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 それでは、平成26年度第4回中野区都市計画審議会について報告をいたします。資料(資料9)をごらんください。なお、大変資料がたくさんございますが、当日委員にお配りした資料をそのままコピーしております。御了承ください。

 それでは、1枚目の次第をごらんください。

 開催日時が平成26年10月20日(月曜日)午後2時からでございました。会場が区議会第1委員会室でございました。

 今回の諮問事項ですが、合計4件ございました。一つが、東京都市計画公園中野第2・2・8号本町二丁目公園──これは本町二丁目の郵政宿舎跡地を公園にするというものでございます──の決定について、これは中野区決定でございます。それから、二つ目といたしまして、東京都市計画生産緑地地区の変更について、これは中野区決定でございます。諮問事項の三つ目ですが、東京都市計画都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更について、これは東京都決定でございます。諮問事項の4番目ですが、東京都市計画防災街区整備方針の変更について、これは東京都決定でございます。

 それから、報告事項が全部で3件ございました。1番が、中野駅地区整備に係る都市計画変更方針について。2番が、中野駅南口地区まちづくりについて。3番が、中野三丁目地区まちづくりについてでございます。なお、この報告事項の1番、2番、3番、いずれも本日の所管事項の報告の2番、3番、4番と同じ内容でございますので、資料は多いですが、説明のほうは省略をさせていただきます。

 それでは、まず、諮問事項の1番から概略を説明いたします。

 1枚めくっていただきますと、東京都市計画公園中野第2・2・8号本町二丁目公園の変更についてでございます。なお、本件につきましては、本年7月第2回定例会中の当委員会において、この決定に関する都市計画手続の説明はしておるところでございます。

 今回の変更につきましては、これは既存の東郷公園、これを南側に拡張すると、そういった位置付けで都市計画の変更をしようというものでございます。資料を4枚めくっていただきますと、地図が出てまいります。このような地図が出てまいりますが、今回拡張する部分がこの赤く塗ったところ、これが旧郵政宿舎跡地、中野区が購入した部分でございますが、その北側に既存の東郷公園というのがありまして、この東郷公園自体が都市計画決定をしておりますので、今回はこの東郷公園を拡張するといった決定をしたいと、そういった案でございました。

 また最初に戻っていただきまして、2番の都市計画の案でございます。現在の東郷公園が0.07ヘクタールでしたが、これを今回拡張部分を合わせまして0.69ヘクタールに変更するという案でございました。

 3番がこの都市計画公園の経緯、それから、今後のスケジュールを概略お示しをいたしました。

 結果といたしましては、審議会としてはこの変更案の内容は了承すると、そんな答申をいただいたところでございます。

 続きまして、東京都市計画生産緑地地区の変更について、諮問事項の2番目ですが、報告をいたします。資料をずっとめくっていただきまして、さっきごらんいただいた地図の4枚後でございます。東京都市計画生産緑地地区の変更についてという、こういった資料が出てまいります。

 この諮問内容でございます。これは実は、生産緑地地区を今回は新たに追加をしたいと、そういった内容でございました。地図をごらんいただきたいと。7枚めくっていただきますと、このような地図が出てまいります。こういった地図でございます。場所は上鷺宮六丁目、新青梅街道の少し南側でございます。この青色の斜線部分、これが既に生産緑地として指定をしてあるところでございますが、今回その下の赤い部分、ここを新たに生産緑地として指定をしたいと、そういった内容でございます。

 また一番最初の資料に戻っていただきまして、2番の都市計画の案でございます。今回、先ほどの赤い部分ですが、0.05ヘクタール、これを追加するというものでございます。

 3番は、経緯と、それから、今後のスケジュールを示してございますが、都市計画審議会の審議といたしましては、本内容は了承すると、そんな答申をいただいたところでございます。

 続きまして、諮問事項の3番目でございます。先ほどごらんいただいた地図の次のページが諮問事項3番目の資料でございます。東京都市計画都市計画区域の整備、開発及び保全の方針でございます。こういったホチキスどめの資料でございます。その後に冊子もついてございます。

 本件は、4月28日の第1回都市計画審議会あるいは7月25日の第2回都市計画審議会において御説明済みでございますけども、東京23区の区域におけます都市計画の基本的な方針であります、そこにある都市計画区域の整備、開発及び保全の方針、これはこのたび内容を東京都が改定するわけですが、この改定に当たりまして、東京都から東京23区の各区に対しまして、改定案に対する意見の照会が来ております。ついては、本都市計画審議会での審議をもとに、東京都に対して中野区で回答すると、そういった趣旨でございます。

 内容については、以前説明しておりますので省略をいたしますけども、結果としては、審議会としては意見なしと、そういったことで了承されたところでございます。

 それから、諮問事項の4番目でございますが、この厚目の冊子の次が諮問事項4番目の資料でございます。東京都市計画防災街区整備方針についてでございます。このようなA4両面コピーの、それから、こういった横判の冊子もございます。

 これも諮問事項3番、先ほどのものと同じでございまして、これは東京都が決定した東京23区の区域におけます防災街区整備方針という方針でございます。これを今回改定するに当たりまして、東京都から東京23区の各区に対しまして、改定案に対する意見の照会が来ておりまして、これにつきましても都市計画審議会の審議をもとに、東京都に対して中野区より回答すると、そういった趣旨でございます。

 説明については、以前説明しておりますので省略をさせていただきますが、結果といたしましては、審議会としては意見なしと、そういったところで認めていただいているところでございます。

 都市計画審議会の報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

平山委員

 4番目の報告の都市計画防災街区整備方針の変更についての中で、ごめんなさい。用語がわからないので教えていただきたいんですけど、そこのペーパーの2ページ目かな。1ページ目にも載っていたと思うんですが、②の防災公共施設ってありますよね。防災公共施設というのは、下に、定義みたいなものになるんでしょうか、これが。よくわからないんですが、書いてあるんですけど、ちょっともう少しわかりやすく御説明いただけますか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 この防災公共施設といいますのは、防災上重要な公共施設につきまして、防災街区整備方針で特別指定をして位置付けをして、しっかり整備をしていくと、そういったものでございます。中野区内では大和町中央通りの一つの施設が指定をされたということでございます。

平山委員

 大和町中央通りの一つの施設。大和町中央通り自体を施設と見るんですか。そうじゃなくて、大和町中央通りにある何かしら特別な施設なんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 失礼しました。大和町中央通りそのものが防災公共施設という位置付けでございます。

佐野委員

 1番目のほうでちょっとお尋ねしたい。本町二丁目の公園のことですけど。先日いろいろ、バケツリレーだとか、防災避難訓練をやったんですけども、特に今後、これ、広域避難場所というふうになっていくというふうなことなんでしょうか。その辺はちょっと、防災のほうと関係してくると思うんですけども。あの近辺の人たちはほとんどがまず、広域避難場所としたら中央公園に行きなさいと言われているわけですよ。中央公園までとてもじゃないけど遠くて行けませんよという話も出ているわけです。そういう意味で、ここをやられたのかなと思っていました。そういう人もいるわけですけども。桃園小学校にまず行ってからここに行きなさいというふうに防災避難訓練のときに言われているんですけども、その辺はどうなんでしょうか。防災のほうに関係してくるんでしょうか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 広域避難場所につきましては、広域避難場所の見直しが行われるときに区のほうに照会が参ります。そのふさわしいような土地が、前回以降にそういったところが区の中に生まれてきているというところがあれば、こちらのほうから申請をして、東京都のほうに認めていただく手続をしていくということになります。ここが大きさ的にどうなのかと、あと、周りの街区も含めてどうなのかということにつきましては、公園の整備の進捗とあわせまして検討してみたいというふうに考えてございます。

佐野委員

 直接都市計画案とは関係なくなっちゃって申しわけないと思っていますけども。ただ、この4ページ目にちょっと書いてあるんですね、そんなことが。4ページ目を見ていただくとわかるんですけども、広域避難場所が今まで中央公園というふうにこの地区は指定されているんですけども、ところが、この案の理由書の中には、広域避難場所は新宿中央公園じゃ遠過ぎるので、結果としてこの跡地を利用していくように将来的に考えていきたいというふうになっているんですけども、その辺が、防災担当として今のお答えだと、どうも不確かというか、まだわかりません、どうのこうの。でも、ここに書いてあるということはどういうことなんでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当)

 今回の本町二丁目公園の整備に当たって、防災機能を強化していくというのがテーマの一つなんですが、その中で、現在の広域避難場所の新宿中央公園・高層ビル群一群の一帯への距離が長いということがあるので、そこに至る過程の一時的にまずここに集まれる施設ということで整備をする予定にしております。したがいまして、現段階といたしまして、今後ここの本町二丁目公園を新たに広域避難場所として運用していくという計画は、現在のところございません。

佐野委員

 現在のところはないけども、将来、先ほどお答えになったのは、将来的にこの進捗ぐあいによっては、そういうことも含めて検討していきたいと、そういうふうな理解でよろしいんでしょうか。現在のところは、中央公園まで行きなさいということですよね、災害時は。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当)

 広域避難場所としての指定なんですが、こちらにつきましては、まず、公園としての面積規模が現段階で0.7ヘクタールとして整備されること、また、広域避難場所としての本町二丁目公園に至る道路等の取りつけ、そういったものがまだまだ狭隘道路等に囲まれていること、そういったことを勘案していきますと、現段階では広域避難場所としてこの公園を指定するというところの予定はございません。

佐野委員

 わかりました。そういうことであればそれでいいんですけども、最初にお答えになった中では、将来的にこの進捗ぐあいによってはそういうこともあり得るみたいな、現在のところはないけども、将来的にはあり得る可能性があるということで理解してよろしいんでしょうか。

尾﨑都市基盤部長

 広域避難場所については、東京都全体の中で指定がされているものでございます。それで、現在の公園面積、これは拡張したとしても0.67ヘクタールということで、大変規模が小さい。それと、輻射熱というのが必ずあります。周辺の住宅の事情でどういう燃え方をするか、それによって有効面積というのが割り出されます。この近隣については、住宅地であり、老朽家屋もあるというような状況がございますので、そういうものを全体的に見ると、面積的には非常に有効面積がとりにくいのではないかというふうに思います。ですので、現在のところ、ここが広域避難場所に指定されるということはほとんど可能性としてはないというふうに思います。将来的にここの公園がさらに拡張される、さらに大規模公園になるというような状況になれば、また状況が変わってくるし、その周辺の建物自体も耐火構造、そういったもので囲まれれば、その可能性はあるかと思いますが、現状では難しいというふうに考えています。

佐野委員

 ちょっと待ってください。今のお答えはよくわかるんですけども、ここに書いてある文章をちょっともう一回確認していただきたいんですけども。「現在本町二・三丁目の区民が指定されている広域避難場所は、隣接区の「新宿中央公園・高層ビル群一帯」となっており避難距離がかなりあるため、区内に一次避難できる公園を整備することが緊急な課題となっていることから、中野区土地開発公社でこの跡地を先行取得している」んだというふうに書いてあるわけですよ。ということは、この文章からすると、現在は中央公園まで行きなさいと住民には言っているけども、将来も含めて、これ、今の土地を先行取得したということは、要するに、緊急な課題となっていることからこの土地を買ったということになってきはしませんか。

尾﨑都市基盤部長

 隣接区の新宿中央公園高層ビル群一帯、そこまで避難しなければならないというような状況がこの地域にあります。本町二丁目、三丁目、この土地が二丁目、三丁目のちょうど境にある二丁目地域にあります。それで、このところの方たちは、避難しなければならない場合は新宿まで行かなきゃいけない。避難する際は、基本的にどこかに集合して、団体行動で行きましょうと。それが避難所として指定されている小学校であったり、中学校であったり、そういった施設に行っていただいて、火の状況、火災の状況を見ていただいて、適切に避難していただくというようなことでございます。ここの新しい本町二丁目公園予定地についても、そういう機能は当然あるわけでございますので、そこに集まっていただいて、それで、状況を判断していただき、新宿のほうに逃げなければならない、避難しなきゃならない場合は集団で行動していただく。そのようなところとして、このような文章を書かせていただいております。本来ならば、逃げなくて済むような形であればいいわけです。その判断をする際に、一旦集合するという、そういう場所が必要になってまいります。その際にここの公園が利用できると。それともう一つは、そういった災害の後の対応の中で、この公園が防災的な機能も果たせるのではないかというようなことを考えているわけでございます。

佐野委員

 ここに書いてある、緊急な課題となっていることからという、緊急な課題というのは、少なくとも今、部長がおっしゃったように、遠いと、新宿の中央公園は。したがって、この近辺の人たちは、そこまで行き着くかどうかと非常に不安がっている人もいるわけですよ。そういう意味での緊急というふうに私はとったんですけども、そういうことからすると、それで、土地開発公社がこの跡地を先行取得したんだというふうにとれるわけですよ、この文章からすると。ということは、今の段階で東京都の指定が6.幾つの平米であれば、これはやむを得ないのかもしれませんけども、将来的にそういったことを、遠いという課題があるということは認識されているわけですから、この近辺の人たちに対して、新宿区まで行かなきゃいけない、中央公園まで行かなきゃいけない。ということは、将来的に中野区として、やはり近くで集まって行くのはいいんですけども、そういったことの訓練を含めて、将来的なことも含めて、難しいかもしれませんけども、どういうふうに考えているかと、これは非常に、それこそ緊急な課題と認識している以上は──緊急ですよ。緊急という字ですよ、この字は。ということは、考えたら、やっぱり急ぐということじゃないですか。一次避難できる。だから、一次避難できることを緊急に考えるということでしょう。わかりますよ、それは。ですから、そうであれば、やっぱり緊急として考えるのであれば、一次避難できるものも含めて、どういうふうにしていくかということを考えるべきではないかと思うんですけど。

尾﨑都市基盤部長

 先ほど、避難の仕方について御答弁させていただきましたけども、一次避難でございますので、一時的に皆さんが集合する、お集まりになれる、そういう場所としてここの公園は機能できるだろうというふうに思います。それで、様子を見ながらの話になりますけども、火災の危険が迫っている場合は、西新宿の広域避難場所のほうに避難していただくと、そういうような段取りで考えておりまして、それが文章化するとこういう形になるというようなものです。

佐野委員

 とすると、我々は、少なくともあの地域に住んでいる人たちは、桃園小学校に一次避難しなさいと言われているんですよ、今。そうすると、この文章からすると、一次避難場所がここに移ってくるというふうに変更になるということでしょうか。

尾﨑都市基盤部長

 一次避難場所として一時的に集合していただく場合、桃園小学校というのもありますけども、ここの公園もあわせて利用できるというようなことでございます。

佐野委員

 どちらに行ったらよろしいんでしょうか。向台小学校もあるんです。桃園小学校もある。我々の町会二つは桃園小学校に行きなさいと言われているんです。そして、ここもあるよ、あそこもあるよ。そうしたら、皆さんにどういうふうに通達したらいいんでしょうか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 一次避難という意味では、やっぱり小学校、中学校でいいと思うんですけれど、それからまた西新宿公園一帯に行く途中にこういう施設もあれば、さらに長距離移動の途中にまたこういうところで一旦集まって、それで、安全か、また、危険な状態なのかというのを判断して移っていくというところですので、本当に町会で集まるときには今までどおりのルールでいいと思うんです。それから、また移動していくときに、こういった施設も途中途中にあれば、またより安全になるわけですから、そういった一時的な施設を緊急に整備していくといった意味で、こういう文章になっているという御理解でお願いいたします。

佐野委員

 わかりました。ということであれば、やはりこういう文章が出回ってきますと、非常に混乱を招きますので、できれば従前のところであって、桃園小学校に集合してくださいと、二丁目、三丁目の人たちは。そして、三丁目の一部は向台になっていたと思うんですよ。そこからまた中央公園に移動するということになっていると思いますので。緊急避難場所をこういうことで、現在、都市計画案としてはこういうふうになっていますけども、いずれにしても桃園小学校に一時的に集まってもらって、その計画の中で、今、御答弁いただいたようなことをはっきりさせていただく必要があると思いますけど、どうでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当)

 今回、この本町二丁目につきましては、先ほどの繰り返しになりますが、広域避難場所、距離があるので、そこに至る過程としてフォローアップする、そういった施設として整備していくということでございます。今、委員御指摘のように、これまでの既存の防災体制というのもございますので、これにつきましては、整備の内容が確定いたしましたら、地域に発信するとともに、あと、防災・都市安全担当のほうともいろいろ調整いたしまして、具体的な活用については整理した上で地域に発信していきたいというふうに思います。

佐野委員

 長々とすみませんでした。実はきょう、その防災会議があるんですよ、地域の桃園小学校、向台小学校で。だから、これ、はっきりしておかないと非常に難しいなと思って、私、あえて質問させていただいたんですけども。地域の住民の意識はやっぱり大切にしていかなければいけないと思います。都市計画でこういうことをしていくということは非常にいいことだと思います。将来的にわたってこういうものがあるんですよということは非常にいいことだと思う。ただ、今、現状の地域の住民が知っているのは、桃園小学校にまず一時的に集まってください。そして、新宿公園のほうに行きますよというふうに旗を持って練習しているわけですよ、集まって。そういうことからすると、やはりこういうことになってしまうと、じゃあ、どっちに行ったらいいんだろうかという疑問が必ず出てきますので、その辺の徹底を、防災会議をきょうやっていますから、夜やりますので、その辺もやっぱり言うべきだと思うんです、区として。そういうことをお願いしたいということです。

尾﨑都市基盤部長

 御指摘のとおりでございます。今の地域防災計画上どうなっているかというと、そういった避難所に一時的に集まっていただいて、避難しなければならない場合は広域避難場所に安全に避難する、そういった行動が書かれております。ですので、それは基本でございます。ただ、こういった公園ができた場合にどのように利用するか、そういったところで、本町二丁目、三丁目地域の方が中心になりますけども、具体的に進めさせていただきたいと、そういうふうに思っております。行動の仕方の原則は、今、委員がおっしゃったとおりでございます。

伊東委員

 すみません。3時過ぎていますので、手短に。整開保の方針についてお伺いしたいと思います。これ、センター・コア再生ゾーンの位置付けなんですけれど、エリア的なもの、たしか私の記憶だと、大体おおむね環状七号線の内側ということで記憶していたんですけど、それに間違いありませんか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 センター・コア再生ゾーンは環状六号線、山手通りの内側でございます。

伊東委員

 失礼しました。環状六号線ですね。この後半のほうに各ゾーンの特色ある地域の将来像、これ、40ページ以降いろいろ書かれていますけれど、センター・コア再生ゾーンの中にいろいろ、東西、北南と分かれているのかな。なんですけど、中野は位置するとしたら、西部エリアになるということでよろしいんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 おっしゃるとおりでございまして、中野区の記載が、ずっとページが下りまして、53ページあたりからになります。これは52ページからあります、都市環境再生ゾーンといいます、環六の外側のリング状のエリアがあります。そこの中の一つのエリアであります、西部環七周辺というところに中野があります。今回、これは都計審で説明いたしましたが、53ページが中野、中野というか、中野区じゃなくて中野駅周辺という意味でございます。その下に今回、弥生町三丁目周辺ですとか、それから、54ページに行きますと、新井薬師前・沼袋、それから大和町、そういった記載をしたと、そんなことでございます。

伊東委員

 そうですね。都市環境再生ゾーンのほうでは、中野区の一部の地域を取り上げて記載していただいております。ただ、センター・コア再生ゾーンという部分で、坂上ですとか、それから東中野という部分、要するに、センター・コア再生ゾーンの位置付けの中に一切中野区の地名というのは欠落しちゃっている。それについて、都計審では何か御意見が出たのか。中野区のお考えもあわせてお聞かせください。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 都計審では、特にそういったセンター・コアに関する御指摘等はありませんでした。ただ、区としてはやはりセンター・コアでやられている事業についても、どうしても中野駅周辺地区の開発等を考えた場合に、ぜひセンター・コアから外れたところであってもやるべきと、そんな考えを持っておりますので。例えば今回、53ページの記載においても、実はセンター・コアを外れますと、どんなに拠点性があっても、生活拠点という位置付けでしかないんですね。ただ、生活拠点という名称は中野駅周辺にはちょっとそぐわない。ですから、今回、53ページの中野というところの記載については、単なる生活拠点ではなくて、例えばこの表現で言いますと、広域的な拠点性ですとか、そういった生活拠点であると、そういったことを記載したということがあります。ですから、今後もこの辺については、具体的な事業手法等、都とも相談しながら、よりよい拠点の整備等を行っていきたいというふうに考えております。

委員長

 ほかにありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 休憩します。

 

(午後3時08分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後3時08分)

 

 次に、9番、第四期区営住宅等指定管理者候補者の選定についての報告を求めます。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 それでは、第四期区営住宅等指定管理者候補者の選定について御報告いたします。資料(資料10)をごらんいただきたいと思います。

 区営住宅等の管理運営につきましては、平成27年3月をもって第三期の指定管理期間が満了するために、平成27年度、来年度からの指定管理者募集を実施いたしまして、指定管理者の候補の選定を行ったところでございます。

 1番、選定の経過でございます。ことしの7月に公告、ホームページに募集記事等を掲載いたしました。あわせて区報に募集記事掲載等をいたしまして、8月に入ると説明会、それから、9月に入りまして応募申請受け付け等をしまして、10月16日にはヒアリング、審査等をしまして決定したということでございます。

 2番、今回の応募対象事業者でございますけども、二つございまして、まず1番が、中野区または隣接区に主たる事業所または活動の拠点となる営業所等を配置している団体法人であること。二つ目といたしましては、申請の日において、引き続き2年以上、3階建て以上の耐火構造の共同住宅1棟以上を含め、全体で1,500戸以上の共同住宅──これは分譲、賃貸を問いませんが──の管理業務を行っている。この(1)(2)両方満たす事業者が募集可と、応募可ということになってございます。

 3番の応募状況でございますが、4事業者応募がございました。

 4番、選定の方法でございます。まず、庁内に区営住宅等指定管理者選定委員会を設置いたしまして、応募者から提出されました事業計画の内容及び応募者に対するヒアリングの結果をもとに審査を行いました。審査に当たりましては、安定的かつ質の高いサービスの提供、効率性──これは経済効果や保守管理等の効率化でございます──あるいは建物管理実績や経営姿勢等を評価して選定を行いました。

 5番、選定結果でございます。株式会社東急コミュニティー、これは実は第三期、現在の指定管理者でもございます。

 裏面をごらんいただきたいと思います。

 指定管理の対象としての施設でございますけども、区営住宅が12施設430戸、区民住宅が6施設87戸、福祉住宅が9施設156戸、まちづくり事業住宅が1施設25戸でございます。なお、区民住宅につきましては、別途当委員会で御説明いたしておりますが、平成31年3月7日までには順次管理を終了する予定となってございます。

 7番、指定管理者の指定期間でございますが、平成27年4月1日から5年間、32年の3月31日まででございます。

 今後の予定でございますが、第4回定例会に指定管理者の指定に関する議案の提出をさせていただきたいと考えております。

 説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、10番、その他で何か報告はありますでしょうか。

中井都市基盤部副参事(生活安全担当)

 私からは2014「東北復興大祭典なかの」の実施数値等の結果の報告をさせていただきます。

 まず、私どもこの大祭典の中で、中野区主催の復興祈念展を開かせていただきました。この中身は、私ども区で派遣をしております被災自治体の職員によります基調報告といったところでございます。土曜日午前中、45席用意をさせていただきまして、午前中32名、土曜日の午後36名、日曜日の午前中34名の方がこの祈念展の復興状況の報告を聞いていただきました。合計102名でございます。

 また、中野区が支援をしております3市1町の物販、これを購入いたしまして、土曜・日曜日に販売をさせていただきました。ほぼ購入したものを完売させていただいた次第でございます。合計金額で52万円ほどの金額を売り上げた次第でございます。

 また、東日本大震災義援金といたしまして義援金を募ったところ、1万9,171円集めまして、日赤を通しまして被災地のほうに送らせていただいた次第でございます。

 また、来街者数でございます。来街者数につきましては、広報担当の発表で土曜日12万人ほど、26日(日曜日)も12万ほどということで、合計約24万人の来街者があったということで発表させていただいている次第でございます。

 あと、もう一つでございます。この「大祭典なかの」におきまして、区役所前の広場で物販をさせていただきました。この中で、賞味期限切れの商品を一部販売したことが判明してございます。区といたしましては、販売業者に購入者への事後の対応をしっかり行うことを伝え、また、今後このようなことが生じた場合については、適切な対応を行うことを確約させた次第でございます。また、購入者からの問い合わせ等につきましては、区といたしましては現在確認をしてございません。

 私からの報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

林委員

 賞味期限切れというのはどのようにして発覚したんですか。最初のチェックはされたんですか。その点について伺います。

中井都市基盤部副参事(生活安全担当)

 この賞味期限切れの品物につきましては、10月28日の火曜日にこれを購入されました方が、私ども区のほうに来庁されまして発覚したものでございます。

林委員

 やはり事前のチェックとか、そういうものは今まではされていなかった。まさかと思ってやっていなかったんでしょうか。

中井都市基盤部副参事(生活安全担当)

 この点を販売業者のほうに問い合わせをしましたところ、まず、販売前には必ず検品をしているという報告でございました。では、なぜこれが漏れたのかということで問い合わせたところ、やはり答えは、たまたま検品漏れをしてしまったということで販売をしてしまったんだろうという報告でございました。

林委員

 せっかくこのようなイベントをしているのに、そういうことがあるとイメージも悪いので、ぜひとも今後とも注意してください。

平山委員

 もう3時過ぎたので、あまり言いたくないんですけど。あそこって中野区のブースでしょう。中野区がつくったブースでしょう。区としては、そこで御購入された方々に対して何かしらの告知はしているんですか。区として、そのブースの中で、中野区がブースを貸して販売をしていた。そこの中でそういうものが出たわけでしょう。先ほど、販売業者のほうに、販売された方に対してきちんと対応するようにとおっしゃっていましたけど、買った人は気づかなかったら、あんなところで買ったって、売っているほうは誰が買ったかわかるわけないじゃないですか。ないですよね、本人が気づかない限り。販売した側は、誰に販売したかって、名簿があるわけじゃないからわからないですよね。区としては、何かホームページにこういうことがありましたとかということは載せたりしていないんですかという質問です。

中井都市基盤部副参事(生活安全担当)

 私どものほうでは、その日の10月28日(火曜日)現在で、すぐに中野区のホームページのほうに、業者名と、それから売った物、それから連絡先、これを掲載させていただいた次第でございます。

平山委員

 口頭報告だからあれですけど、そういうことを報告してくださいよ。きちんと対応されているわけですから。

 以上です。

近藤委員

 今の件なんですけれど、一つだけということないと思うんですけど、どのぐらいの単位だったかということはわかるんですか。

中井都市基盤部副参事(生活安全担当)

 これも販売業者に問い合わせをしましたけれども、販売数は2個というふうに確認しているという報告を聞いてございます。

近藤委員

 それ、先に報告していただかないと。すごく出てしまったのか、1件の方はお問い合わせがあったということで、ちょっと報告の仕方もやっぱり、2個というのと何万個出してしまったのでは大分違うと思うので、その辺は次回の報告のときはぜひ考えてください。

委員長

 ほかにありませんか。(「休憩していただけますか」と呼ぶ者あり)。

 委員会を休憩します。

 

(午後3時18分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時20分)

 

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 それでは、審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後3時20分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時20分)

 

 休憩中に確認いただきましたとおり、次回は第4回定例会中の委員会とし、急な案件が生じた場合は正副委員長から連絡させていただくということにしたいと思います。御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で本日の建設委員会を散会いたします。

 

(午後3時21分)