平成27年01月26日中野区議会建設委員会
平成27年01月26日中野区議会建設委員会の会議録
平成26年07月04日建設委員会

中野区議会建設委員会〔平成226日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 平成27年1月26日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後58

 

閉会  午後17

 

○出席委員(8名)

 小林 秀明委員長

 来住 和行副委員長

 伊東 しんじ委員

 平山 英明委員

 林 まさみ委員

 佐野 れいじ委員

 近藤 さえ子委員

 市川 みのる委員

 

○欠席委員(名)

 

○出席説明員

 都市政策推進室長 長田 久雄

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 青山 敬一郎

 都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当) 滝瀬 裕之

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、

 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 池田 中

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線基盤整備推進担当

 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 千田 真史

 都市基盤部長 尾﨑 孝

 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当、大和町まちづくり担当) 荒井 弘巳

 都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 高橋 昭彦

 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 志賀 聡

 都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹

 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 大木島 実

 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 中井 豊

 

○事務局職員

 書記 江口 誠人

 書記 遠藤 良太

 

○委員長署名


審査日程

議題

 安全で快適に住めるまちづくりについて

 産業振興及び都市振興について

 道路・公園等の整備について

 防災及び都市安全について

○所管事項の報告

 1 なかのまちめぐり博覧会2014の実施結果について(都市観光・地域活性化担当)

 2 中野駅地区第2期整備先行工事の概要について(中野駅周辺地区整備担当

 3 中野駅周辺地区の自転車駐車場整備の方針について(中野駅周辺地区整備担当

 4 中野三丁目土地区画整理事業等の進め方について(中野駅周辺地区整備担当

 5 囲町地区まちづくり方針(案)について(中野駅周辺地区整備担当

 6 中野区画街路第4号線の拡幅整備に伴う意向把握調査結果の説明会の開催状況について(西武新宿線沿線まちづくり担当

 7 東中野駅前広場整備事業の進捗状況について(都市計画担当)

 8 第4回中野区交通バリアフリー整備構想改定協議会について(都市計画担当)

 9 マンションの建替えの円滑化等に関する法律の改正について(都市計画担当)

10 「東中野区民活動センター及び(仮称)東中野五丁目公園整備基本計画(案)」区民説明会等

  の実施結果について(都市計画担当、道路・公園管理担当)

11 平成26年度(2014年度)第5回中野区都市計画審議会について(都市計画担当)

12 平成26年度(2014年度)第6回中野区都市計画審議会について(都市計画担当)

13 弥生町三丁目周辺地区まちづくり協議会の設立について(弥生町まちづくり担当)

14 中野区立早稲田通り公園の区域の変更について(道路・公園管理担当)

15 その他

  (1)「区役所・サンプラザ地区再整備に係る事業化の検討に関する覚書」の取り交わしについて中野駅周辺計画担当

  (2)西武新宿線野方駅の環状七号線アンダーパス付近の電線共同溝設置工事に伴う野方自転車等駐車整理区画の利用制限について(交通対策担当)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

 

(午後0時58分)

 

 本日の委員会における審査日程について協議したいので、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後0時58分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後0時59分)

 

 本日の委員会における審査日程についてお諮りいたします。お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進め、所管事項の報告の11番と12番は関連があるため一括して報告を受けたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 本日の審査に当たっては、午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 安全で快適に住めるまちづくりについて、産業振興及び都市振興について、道路・公園等の整備について、防災及び都市安全についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 なかのまちめぐり博覧会2014の実施結果についての報告を求めます。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 それでは、なかのまちめぐり博覧会2014の実施結果について、資料(資料2)に基づきまして御報告いたします。

 この博覧会でございますけども、本年、第2回目ということでございました。

 開催期間につきましては、11月8日から30日までというものでございます。

 実施主体は、実行委員会と区ということになっております。

 内容でございますけども、まち歩きツアー、体験・見学、講座・講演、その他イベントということで、合計85件のイベントが開催されまして、約8万人の参加動員があったというものでございます。なお、昨年比26件増、昨年比約3万人増という結果でございます。

 個別イベント主催団体からの評価・意見等ということでございます。

 いわゆるイベントを主催する団体でございますが、こちらが博覧会に参加した評価。「普通以上」ということで、87%でございました。内訳につきましては記載のとおりでございます。

 来年度開催の場合の参加意向でございます。「参加したい」が9割というものでございました。

 主な意見・感想でございますけれども、イベント同士の交流連携の促進などによりまして規模拡大などを図る必要がある。それから、周知でございますけども、中野駅周辺以外の周知が不足しているということで、しかしながら、区以外からの参加者もございまして、一応、認知度は高まっているのではということでございます。その他、記載のとおりでございますけれども、一番下でございますが、東京オリンピック・パラリンピック開催に向けまして外国人客の受け入れを高めていく必要があるのではないかと。このような意見と感想がございました。

 裏面をごらんいただきたいと思います。

 参加者アンケートということで、こちらはイベントの参加者のアンケートを今回実施いたしました。趣旨・手法でございますけれども、イベントのジャンル、4ジャンルございますが、そちらの中から6団体を抽出いたしまして、団体の協力のもとに参加者アンケートを実施いたしました。このアンケートでございますが、予約制でないといったものでございました。自由参加型ということで、アンケートが実施困難というものもございまして、今回はサンプルとして活用することといたしました。参加者全体の傾向把握といったような実施や手法につきましては、今後も実行委員会と協議・検討を重ねていくことといたしました。

 回答数でございますが、778名ということで、(3)から(8)につきまして、調査項目の内訳等でございます。

 住所構成で中野区がやはり一番多いということでございますけれども、その他以外の自治体もございまして、こうしたところからの集客を進める必要があると考えてございます。

 年代構成につきましては、40代以降70代までは高い比率になっておりまして、若年層、そうしたものの増加というものも課題であるということでございます。

 それから、(8)でございますけども、イベント参加後の立ち寄りといいますか回遊ということの尺度ではかっておりますが、やはり「寄らない」でございますとか「未定」ということで、半分近い方がいらっしゃいます。こういった方々の回遊性、こういったものの確保も必要じゃないかと考えております。

 今後の方向性でございますけども、区外からの参加者増、それから博覧会の認知度向上といったような周知PRを強化、それから若年層の参加者に向けましたイベントの開催誘導でございますとか周知、イベント主催団体の交流連携の促進、パンフレットの内容充実、それから外国人受け入れに向けました啓発でございますとか、区内在住・在学の外国人向けの周知を図っていくと、こういったものを方向性として取りまとめたところでございます。

 報告につきましては以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

林委員

 昨年よりも3万人ふえたということで、成果を上げているのかなと思うんですが、1点伺いたいんですが、パンフレットというのは一体何部刷られて、どのくらい残ったというのはわかりますでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 パンフレットでございますが、約3万部を作成いたしまして、残はなく、ほとんど配布したというような状況でございます。

林委員

 パンフレット3万部で8万の方がいらっしゃっていますよね。大体こういうまちめぐり博というのはパンフレットを持って回るのかなと思うんですが、それがなくても大丈夫なような形なんですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 紙の部数は3万部でございますけども、その他に、電子版の作成でございますとか、ウエブサイト、それからSNS、そういったものでございますとか、あと口コミ、こういったもので参加された方がいらっしゃいますので、必ずしも全員がパンフレットを持たなくても、個別のパンフレットで御参加をいただいて、例えばそこで別のイベントを知るというような状況もあったように聞いてございますので、今後、来年度に向けましては、そういったところを課題といたしまして、課題改善に向けて取り組んでいきたいと思っております。

林委員

 すみません、電子パンフレットというのは、ホームページから何かプリントアウトできるような形なんですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 都市観光サイト「まるっと中野」に、電子版ということで、ぱらぱらめくれるようなパンフレットを今回作成いたしまして、印刷もできるということで、出力されて見られた方というのもいらっしゃったのかなというふうに思っております。

林委員

 どのくらいの方が出力されているということはわからないんでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 出力数まではちょっと把握してございません。

林委員

 では、検索数みたいなものはどのくらいかというのはわかりますか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 この電子パンフレットのみの閲覧数はちょっと拾えない状況になっております。

林委員

 せっかく8万人もいらっしゃっているうち、パンフレットが3万だけというのだと、やはり回るときにもう少しきちんとしたものがあるべきだし、もし電子パンフレットという手法が今後メーンとなるのであれば、今後どうするかということをきちんとしていただきたいと思います。いかがですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 多様な媒体を活用し、いかに周知を高めるかということが課題でございますので、委員の御指摘を踏まえまして検討していきたいと思っております。

近藤委員

 これ、四つに実施内容というのが分かれているんですけれど、普通であると一番その他というのが数が少ないことが多いんですけれども、これ、その他のイベントというのが、もう7万2,000で一番その他が多くなってしまっているんですけれども、商店街イベントと分かれていますけれど、この7万2,000の一番多い人数がどこかにどっとあるのか、それとも平均しているのかとか、そういうところはわかりますか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 まず、カテゴリーの話なんですけれども、こちら、今後、実行委員会と協議して工夫はしてまいりたいと思いますが、こうしたカテゴリーで昨年度、今年度やらせていただきまして、イベント主催団体に御選択をいただくといったような形式をとった結果このような集約になってしまったんですが、そこはまた工夫を図っていきたいと思っております。

 もう一方で、この7万2,000の内訳で、特に種類が多かったイベントということで、中野駅周辺で行われましたアニメミュージックダンスイベントというのが、これは約2万5,000人とか、それからコスプレイベントに約1万3,000といったようなものでございますとか、その他、お風呂屋さんをめぐるスタンプラリーとかで約5,000とか、そのような、数も48件ございますので、多種多様でございますが、万単位ということを超えたイベントにつきましては、先ほど申し上げたようなイベントということになっております。

近藤委員

 その分け方を工夫していただけるということでしたから、それでいいんですけれども、やっぱりどこにすごく人が集まるかというところが全体把握できるような、見方ができるようなものにしていただきたいということと、やっぱりそういうものに人気があるんだなということを押さえておく必要があって、今後、対応とか中野区の博覧会やイベントをどういうふうにしていくかというのにもこの人数の集まり方とか、やっぱり多くの人間が集まるということをかなり大事に考えていったほうがいいので、本当にこれ、商店街イベントが何万人なのかとか、そういう、勘違いしないようにしていくためにも、数のことは大事ですので、その他というくくりで入れてしまうのではなくて、やっぱり多い数のところというのをきちんと出していったほうがいいと思って。いかがですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 カテゴリーの問題と、どういったイベントにどのような集客があったかというものを、そのようなものをわかりやすく、こういった結果一覧もそうでございますけども、そのような表示ができるような工夫に努めてまいりたいと思っております。

近藤委員

 表示ができるだけではなくて、やはりそういうところが集まるんだなということをきちっと押さえておくということが一番大事なので、よろしくお願いします。

平山委員

 御苦労さまです。区は、観光ビジョンという独自の計画をつくって、それに基づいてやっていらっしゃる中での大きなイベントだというふうには認識をしています。当然その目的は区内の産業の活性化であったり商店街の振興であったり、そういったものに最終的には結びつくような中身になっていかなくてはならないというふうにもお考えになっていると思いますので、そのことも踏まえた上で、ちょっとだけ、何点か質問させていただきますけど、基本的なところで、4番の個別イベント主催団体からの評価・意見等の中で、この博覧会に参加した評価、「普通以上」が87%とありますよね。この内訳を見ると、「期待以上」、「良かった」、「まあまあ」、「普通」、「要改善」とあるんですよ。「まあまあ」と「普通」は何が違うんですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 こちらの御質問のほうも、各個別イベント団体からの率直な評価の取得を目的といたしまして設定いたしました。「まあまあ」と「普通」の切り分けでございますけれども、主催団体からの率直な御評価ということで、世間一般的なこういったアンケート手法に基づきまして、比較的直感で丸をしていただけるような選択肢の御用意ということで、このような設問にしたところでございます。

平山委員

 私がよく見る世間一般のものは、「普通」は真ん中に来るんですよ。いいが2段階とか3段階とかに分かれて、同じように悪い評価もこっち側に分かれていく場合がある。決してそんなことはないとは思うんですけど、これだけを見ちゃうと、何か評価が高かったように誘導するような回答にも誤解されかねませんので、これ、次回からは中身を検討していただけますか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 委員御指摘のような誤解といったことを与えてしまうような設問になるとよくございませんので、そういった御意見を踏まえまして検討してまいりたいと思っております。

平山委員

 もう一つ、そこの(3)のところで、「博覧会の周知について、中野駅周辺以外が不足している。しかし、中野区以外の地域からの参加者もあり、昨年度と比し認知度は高まっていると思われる」ということで、これは参加者の方の御意見、御感想なので何とも言いようがないですが、開催に当たっての委員会での御報告のときに、観光が狙いであれば区外への積極的なPRというのも行っていただきたいというのを要望させていただいて、ただ、もう時期が時期だったので、非常に難しいところもあったのかなと。ただ、その中で結局はこの中野駅周辺以外には博覧会の周知が不足しているという御意見も出ていますので、ここはぜひとも次回の検討材料としていただきたいということと、しかし、中野区以外からの参加者もあり、去年と比し認知度は高まっていると思われると、これ、文章としては矛盾があるわけですよね。だって、何で中野区以外の人がふえたのかという理由にはつながっていないわけじゃないですか。こういったところもぜひよくよく、こういう主催団体の主な意見・感想なので、率直な感想がここに書かれているんだと思いますが、よくよく分析をしていただければなというふうに思います。この点についていかがですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 こちらの意見・感想ということで、区と実行委員会が行った取り組みということでございます。中野駅周辺におけます表示物というのが、横断幕でございますとか、さまざまな掲示物ということで、中野駅周辺を重点的に設置をしたというような経過がございました。

 それから、今御指摘の区以外からの参加者が多かったんじゃないかというような見方でございますけれども、媒体といたしまして、地域紙面、そういったものに博覧会の開催のPRといいますか、そういった記事の掲載を昨年度より一定数量上げましたので、そういった区以外にも配布されるような地域紙面をごらんになられた参加者もいらっしゃったのかなというような認識を持っておりますが、いずれにいたしましても、ここでいただきました意見・感想を踏まえましての周知PRの改善というものは図ってまいりたいと思っております。

平山委員

 これで最後にします。

 裏面を見ますと、参加者アンケート結果。これ、ありがとうございます。参加者のアンケートもとってくださいとお願いしたので、やっていただいた。ただ、ここに書かれているとおり、サンプルとして活用するにはちょっと、予約制でないもの等々ばかりだったのでというので、これをどういう見方をしていいのかわからないんですが、これを見る限りにおいては、圧倒的に、半分近くが60代以上の方が御参加をされている。一方で、先ほどの御答弁からいくと、アニメだとかコスプレだとかというのはもう若い方が多いわけですよね。60代以上の方がそれに参加をされているというのは考えにくいと思われますので。

 そういうことを見ていったときに、今後の方向性、ここが一番大事だと思うんですよ。要は、オリンピックも控えて、どの自治体も観光に力を入れてくる。中野区はそれに先駆けてこの観光ビジョンというものをつくられて積極的に区への観光、観光資源の発掘をしながら、区の魅力を再発見しながら、中野区に来ていただこうという取り組みをやっていらっしゃるので、どういうターゲットに対してどういったものを打っていくのかというのがきちんと絞り切れないと、なかなか難しいことになってしまう。

 若年層の参加増に向け、若者向けイベントの開催誘導やSNS等を活用した周知を図っていくとあるんですが、先ほどの結果からいくと、若い方々はもう十分参加されているんですよね。これでももっと若い方の集客を狙っていたのか、ちょっといまいちこの方向性が見えにくいところがあるかなと。

 最初の話に戻りますけども、要は区内産業の振興であったり地域の活性化であったりということを目指すときに、だんだんと、2回目ですか、3回目ですかね、まち歩き博覧会―2回目ですかね。これから定着をしていくと思うんです。早い段階で、このまちづくり博覧会というものを中野の一つのイベントなんだというふうに定着をしていけば、それがやがて来るオリンピックの際の外国人の方の集客、そういったものにもつなげていくことができますし、今はきちんとこのイベントを固定させていくということが大事だと思うんですね。次回が3回目ですので。

 そういった意味で、改めて中野区としてどういう層を狙うのか。このアンケートだけじゃ図ることはできないと思うんですが、少なくともアンケートを見る限りは、やっぱり近隣区からしか来ていらっしゃらない場合も多かったりもする。3回目からはもっと積極的な周知によって、いろんなところから中野を一度は訪れていただく。来ていただくと、四季の森なんて、テレビの撮影等でも使われるすばらしいまちですから、また次回以降来てみたいなというふうな感想にも変わっていくというふうに思っていますので、そういうターゲット設定も含めたこのイベントの固定化について、改めてちょっと今後の方向性の部分を部署内でまたよく協議をして頑張っていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 大変な御指摘をいただいたところでございますけども、私どもといたしますと、まず、参加動員数の総数の向上は図っていきたいと思ってございます。それから、このアンケート結果と実際の若年層の構造ということでございますけども、協力をいただいたアンケートを開催しているイベントが先ほどの若年層が中心となるようなイベントではなかったということがございまして、こういった年代の乖離が発生してまいりました。ただ、85件のイベント全体で見ますと、やはりこの若年層の参加できるイベントというのは多くはなかったということでございまして、若年層そのもののもっと御参加いただけるようなイベントの誘導というのは、イベントの開催相談といったような、外部からの相談もあるところでございますので、そういった誘導というのは引き続き図ってまいりたいと思っております。

 それから、産業、地域活性化ということでございます。例えば若年層に人気のあるようなコンテンツ、こういったものを振興して、さらに若年層を誘導して、それを産業に結びつけたり地域の活性化につなぐといったような、産業の場面でもそういったものは必要だと思っておりますので、そういったこととあわせまして総合的に図ってまいりたいと思っておりますが、あと、一番最後に、リピーターの確保というのも非常に大事でございます。これは年代問わず非常に大事な観点だと思っておりますので、今申し上げたようなことを総合的に来年度の取り組みに生かしてまいりたいと考えております。

伊東委員

 参加者アンケートのほうの割合を拝見しますと、住所構成ですか、62%、残り38%ぐらいが区外ということになろうかと思いますけれど、そうしますと、全体の動員数8万人の約3万人が区外からの来場者という形、ざっとですけどね、なろうかと思うんですけれど、その場合に、実行委員会のほうに交通事業者という形で参画していただいているんですけれど、まず、この交通事業者、参画していただいた事業者数とその内訳をお願いします。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 交通事業者でございますけれども、このイベントの主催ということでの参加となりますと、鉄道事業者、それからバス事業者ということで、2団体が御参画をいただいておるところでございます。

伊東委員

 要するに参加団体という形でということで。前回の、昨年の博覧会でも、区内の回遊性を高めるために交通事業者の協力を得る必要があるんじゃないかということを提案申し上げたんですけれど、今回まだそこまでは至っていないと。逆に、私どもなんかも、結構区外のイベントを入手するというときには、交通機関の中刷りですとか、あるいは各駅に置かれているリーフレット等で目にすることが多いわけなんですけれど、今回はそういう協力、要するにポスターの掲示だとかリーフレットを各駅に置かせていただくだとか、そういうことはなさったんですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 まず、交通事業者の2者は実行委員会の委員でもございます。鉄道事業者につきましては、区内主要駅にポスターの配布でございますとか、横断幕、それからパンフレットの配置ということで御協力いただいているところでございます。それから、バス事業者につきましては、ポスターの無償掲示でございますとか、あとバスの正面に掲示をいたしますバスマスクというようなものがございます。今回新たな取り組みということで、こちらも無償の協力をいただきまして、この開催期間前から終了まで御協力いただいたところでございます。

 委員が昨年御指摘の回遊性を図るための交通事業者の協力という場面では、例えばさまざまな問いかけといいますか、割引的な何か参加誘導に資するような事業というようなお問いかけはさせていただいたんですが、それは引き続き検討したいということでございますので、来年度の開催に向けまして、実行委員でもございますので、協議をしていきたいと思っております。

伊東委員

 最後にしますけれど、これから来街者の増加を図っていきたい、あるいは回遊性を高めていきたいという中では、やはり交通事業者の全面的な協力をいただかないことにはしようがないのかなと思いますので、ぜひその辺を次年度に向けてしっかり工夫して、早い段階から検討していただきたいと思います。

佐野委員

 今、全ての質問者のほうに関連するかもしれませんけれども、このアンケートをとった最終目的というのは何でしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 参加者アンケートでございますので、住所の構成を見ることによって、それに向けました周知の仕方でございますとか、それから、年代構成を見ますと、どのような世代が不足しているのか、そういった不足している世代に対しての周知PRもそうですし、参加を誘導するような取り組み、こういったものに生かせるのではないかと考えました。それから、イベントを何で知ったかということで、媒体ですね、こういったものの割合を知ることで、それに不足している部分の取り組みというのも必要じゃないかということと、それから、一番最後の(8)に書いてございますけども、やはり回遊性の確保ということで、まちめぐりでございますから、単体のイベントに参加するだけではなくて、やはり回遊していただいて、消費をしていただいてというようなもくろみもございまして、このような設問を設定したということでございます。

佐野委員

 今とうとうおっしゃっていた目的に沿った結果ということについての分析はどうなんでしょうか。今ここに書かれていますけども、課題もあるし、来年のこともいろいろ述べられました。そして、今言ったような周知、年代、媒体の割合、回遊性の確保、こういった問題点をしっかりと把握して来年度の増員につなげるためにこのアンケートをとったんだというふうな理論でございましたけれども、そのとおりのものを実現に向かって、目的が達成されたとお思いでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 アンケート自体は、大変恐縮ながら、やはり全体の、8万人の傾向把握というのはなかなか困難でございまして、サンプル的に取得したところでございますが、やはり周知の向上でございますとか、若年層の参加者増、それから回遊性の向上ということで、非常にその辺が課題であるというようなことはこちらから読み取って、方向性として生かしていきたいと思ったところでございます。

佐野委員

 今のお話の中で、やっぱり1ページ目の「要改善」13%、ここが私はこのアンケートの中で一番重要ではないかなと思うんです、趣旨・目的からすると。そうすると、この要改善の中に課題が含まれていたと。それからあと、どうも見ると、「期待以上」、「良かった」、87%が「普通以上」であったということで、いい評価ばかり出ているわけですね。しかし、13%、この要改善を希望された方たちがどのように希望したか、その辺をちょっとお聞きしたいんですけども。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 主なものということになりますが、開催期間が今回約3週間というものでございました。これを、イベント85件ということで、延べ、平均になりますが、特に土日にイベントが約18件ですね、土曜、日曜それぞれ約18件ぐらい区内全域で開催されるというような状況もございまして、日程が重複といったようなことがございまして、なかなかそのあたり、例えば自分のところへの集客というところで、開催日程が重なってしまいまして自分のところにお客さんがなかなか来づらかったんじゃないかというよう御意見をいただいたり、それから、11月にイベントが多くて、なかなかこの博覧会のイベントの開催ということの思うような活動ができないというような御意見でございますとか、そのような御意見をいただいておりますので、委員御指摘のように、この「要改善」で何をこの主催団体が述べられているのかということをしっかり課題と方向性として来年度の取り組みに生かしていきたいと思っております。

佐野委員

 今、「要改善」が私は大切だと言いましたけども、その「要改善」の中で今いろいろ御指摘、出された提案、具体的にどうやっていくかということが大切だと思うんですけども、その辺が全然書かれていないものですから、今、「要改善」で出された問題について、どう具体的に所管として取り組んでいくのか、そこが必要ではないかなと思うのがまず第1点。

 それからもう一つ、例えばリピーターの確保とさっきおっしゃったけども、来年度参加したいというのはもう既に90%いるわけですよ。それでさらにリピーターの確保というのはちょっと矛盾しているんじゃないかなというふうにも思ったんですけども、リピーターの確保をしていきたいというふうなことで「要改善」の中にあったのかもしれませんけども、リピーターの確保をしていきたい、しかし、ここの中には既に来年度の開催の参加の意向を示している人が、90%の人が来年度も参加したいと答えているわけですよ。リピーターという意味では、今回出てきてまた次も出たいという方を指しているんだと思うんですけども、この辺の矛盾点があるのかなというふうに思ったんです。その辺について、どうでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 2点ございました。

 こちらの課題をどう方向につなげるのかという御指摘なんですが、例えばイベント日程が3週間であることによって過密であるというような御指摘につきましては、例えば来年度は開催期間を延長するでございますとか、そのような取り組みを現在検討しているところでございます。

 それから、2点目でございますけども、リピーターにつきましては、イベント主催団体ではなくて、あくまでこの博覧会に参加していただくお客様、参加者ということのリピーターの確保が非常に重要であると考えておりますので、御指摘のイベント団体が参加したいというのは当然9割いただいているところでございますが、では、必ずしも参加者が来年そのようになるかどうかというのはわかりませんので、そのような参加者に来年も来たいと思えるようなイベントにしていくことが大事だなと思っております。

佐野委員

 あまり長くなるとあれですけども、それではお尋ねしますけども、個別イベントの主催6団体を抽出しと書いてありますけども、この6団体に限ってアンケートをおとりになったということですよね。この6団体はなぜ選んだんですか。どういう理由で選んだんでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 こちらの概要で、繰り返しになりますが、6団体が主催するイベントに参加されたお客様を対象としたアンケートになっております。昨年の参加実績ということで、一定数のサンプルがとれるようなイベントでございます。そういったものを抽出させていただいて、それから協力できるというような御意思もいただいたところで実施をしたというものでございます。

佐野委員

 わかりましたけども、そのイベント主催の6団体を選んだ、何ゆえ6団体を選んだかというのは、今の参加をしていただいているアンケート実施が困難なイベントもあるとここに書かれていますけども、その下の3行、2ページ目の、「予約制で無いものや自由参加型など実質的にアンケート実施が困難なイベントもあり、今回は、一定の参加者」云々かんぬんと書いてありますけども、今後も実行委員会と検討・協議を重ねていきたいというふうに書かれていますけども、具体的にどういう意味なんでしょうか。そうすると、今言っていることとちょっと違うのかなというふうに思うんですが。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 こちらのアンケートを実施していただきました団体につきましては、予約制でございますとか、一定の参加者のまとまりとして計測できるというようなイベントでございます。このポツ二つ目の「予約制で無いものや自由参加型」というものにつきましては、アンケートのほうは実施してございません。

 それから、参加者全体傾向の把握ということで、今回は団体には紙ベースでアンケートを実行委員会から依頼いたしまして、それを回収するという手法をとらせていただきましたけれども、それによらないような、例えばSNSでございますとかウエブサイト、こういったような複合的な媒体などを活用することで、アンケート総数をふやすことによって、さらなる集計といいますか、今後の取り組みに生かすような材料にしていきたいと思っております。

佐野委員

 アンケートというものをとるに当たって一番大切なことは、やはりそのアンケートの趣旨・目的をとる側の内で理解してもらう。例えばその中でリピーターをふやしたい、あるいはまたこういったものに参加してもらいたい。そして、この催しがどうだったのかということを聞きたい。それを反省にして直していきたい。こういったことが私は趣旨・目的ではなかったかと理解しているんですけども、とすれば、やはりそういった問題がはっきりとここに書かれていないと、問題点は一体何だったのかということについて―これから具体的にそれに取り組んでいきますよという意向はわかりました。しかし、具体的な、どうして取り組んでいくのかが書かれていないと思うんですけども。

 また前の質問に戻ってしまいますけども、そこが私はこのアンケートをとる上で一番大切なことではないかなと思っているんですけども、その6団体に抽出、絞った、それはわかりました。理由はわかりました。だけども、そういったことについてどのように今後していくかということを、お答えはいいですから、できるだけ注意をしながらやっていくのが私は必要であると。それが来年度の課題につながっていくというふうに。

 このアンケートの結果を見ると、すばらしいんですよね、みんないいことばかりで。1ページ目に、87%以上が博覧会に参加した評価としてよかったと、期待以上だったというふうになっているわけですよ。でも、何回ももとに戻りますけども、よくなかった、13%の要改善を求めた、ここをやっぱり重視していかなければいけない。ここを、どのような人たちがどのように率直に言っていただけるかどうかをとるのがアンケートであって、よかったことをとったって意味がないと思うんですよ。そういう意図を踏まえながら今後アンケートの実施をしていく必要があると思いますけども、それについて最後にちょっとお答えいただきたいと思います。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 個別主催団体につきましては、来年度も参加していただけるような、誘引になるような取り組みに生かすための、そういった意向を把握したいと思っておりますし、参加者につきましては、来年度以降も区の観光イベントとして定着化といった観点で、その参加を誘導できるような取り組みにつながる、そういった意向の把握というような視点から、サンプル数の増加でございますとか、設問の設定、そういったものは工夫してまいりたいと思っております。

委員長

 ほかに質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 2番、中野駅地区第2期整備先行工事の概要について報告を求めます。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、中野駅地区第2期整備先行工事の概要について御報告をいたします(資料3)

 中野駅地区第2期整備、これは中野駅西側南北通路と橋上駅舎等の整備でございますが、これの平成28年度着工を目指しまして、平成27年度より先行的に準備工事を実施いたします。この工事の概要について以下のとおり御報告するものでございます。

 工事の目的でございます。中野駅地区第2期整備先行工事は、中野駅西側南北通路と橋上駅舎等整備に当たり、資材置き場や作業空間―以下、作業空間等と申しますが、これの整備にあわせて地区の当面の支障を回避するために行うものでございます。

 次に、工事の概要でございます。

 (1)としまして、作業空間等確保工事。これが第一義的な工事でございますが、平成28年度に予定しております着工までに、鉄道事業者との整備基本協定に基づきまして、作業空間等を用意する必要がございます。このために、中野駅北口中央自転車駐車場の一部及び中野駅北口西自転車駐車場を撤去するものでございます。

 (2)としまして、移転先の自転車駐車場の仮整備工事。これにつきましては次の案件で詳しく御報告いたしますが、作業空間等確保のために撤去する自転車駐車場の代替施設、これを別の場所で仮整備する必要がありまして、移転先としまして中野自転車保管場所の自転車駐車場への改修、中野北口中央自転車駐車場の一部―これは撤去して残す部分ということでございますが―及びけやき通り自転車駐車場、これについては増強ということで、これを(1)に先行して行うというものでございます。※印でありますように、廃止する中野自転車保管場所の代替施設としましては、鷺宮南自転車駐車場の一部と東中野南自転車駐車場、これの跡地に整備するという予定でございます。

 (3)としまして、歩行者・自転車の交錯防止と安全な車両動線の整備。けやき通りにおけます歩行者と自転車の交錯、これを防止し、自転車走行空間を整備する必要がございます。また、着工後には工事車両が歩行者、自転車と交錯することなく安全に作業空間等に出入りできる動線を整備する必要がございます。このために、けやき通りの現在のカーブ部分、これをT字路型の交差点化し、自転車走行空間と作業空間等までの車路、これを整備するものでございます。

 (4)としまして、仮設バス停の再配置の検討。新北口駅前広場北西側の交差点化―つまり(3)の交差点化ですね―と工事車両の車路整備にあわせまして、現在の仮設バス停を新北口駅前広場の東側に設けることで、第1期整備によって仮配置いたしました仮設バス停、これについて再度再配置の検討を行いたいというものでございます。

 以上、各工事箇所につきましては裏面をごらんいただいて場所を確認いただければと考えてございます。

 報告につきましては以上です。よろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

平山委員

 すみません、これも早くぜひ進めていただかなくてはいけないので大事なことなんですが、ちょっと二つだけ心配な点があるので伺います。

 一つは、工事車両の件。ここのカーブをT字化して、中に工事車両が入っていくと。T字化して交差点化することによって横断歩道もつけて安全、歩行者と自転車と工事車両をきちんとすみ分けをしてということだと思うんですが、工事車両がここまで来る動線というのは何か考えていらっしゃるんですか。例えば中野通り側を通ってくるのか、四季の森の中を通ってくるのか、けやき通りを通ってくるのか。これも一定ちょっと整理をしておかないと、例えば中野通りは、バスも通ったり、いろいろで、あそこを工事車両が通ったりすると結構大変なことになるかなと、渋滞も起きるしというようなことも一定考えなきゃいけないんじゃないかなと思うんですが、その点はいかがですか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 委員おっしゃるとおり、これから基本設計や施工計画等を立てていくに当たって、警察等ともよく協議し、どこから入ってくるのが一番適切なのかということは、適切な方法を考えていきたいというふうに考えております。

平山委員

 よろしくお願いします。

 一方で、南北通路ができて初めて、より中野四季の森側の安全が確保できるということもあって、今、ふえた2万人の対応に一時的な安全対策を打っている中でこういった工事が始まるわけなので、重々注意をしていかなきゃいけないと思っております。

 もう一つだけ。この仮設のバス停検討なんですけど、この緑で示されているところというのは、今、橋を渡ってきた場所ですよね。ここに仮設のバス停というのがちょっとイメージが湧かないんですが、ここにどういうふうに仮設のバス停を置かれる予定なんですかね。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 おおむね今暫定広場になっているところを考えてございます。なぜかといいますと、なるべく駅から近いところに置いていくのが好ましいだろうということで考えております。

 どのように入れるかにつきましては、工事車両を入れていきます、この交差点化したドコモビルの前、それから同じ車両の動線を使いましておおむねこの場所まで来て回転できるスペースを設けていくといったようなことで今後検討していけたらというふうに考えております。

平山委員

 要するに、サンプラザの前の通りを東側に寄せるということですか、仮設バス停。文章を読むと、仮設バス停は「新北口駅前広場の東側に設けることで」というふうに書いてあって、それは中野通り側じゃないということですよね。サンプラザのあの前の通り、けやき通りから続いているこの通りを今よりも東側に寄せるというイメージで考えればいいんですか。ごめんなさい、教えてください。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 今のけやき通り上のバス停をそのままけやき通り上で移動するのではなくて、今度の新北口駅前広場に車両を入れることによって、その内部に新たにつくっていこうというふうに考えております。

平山委員

 ごめんなさい。では、あそこをざっくり削っちゃうということですか。車両の動線をつくりますよね。内部というのがバス停になるというのがイメージできないんですけど、バスはどこにとまるんですか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 おおむね今アスファルト舗装してあります暫定広場の部分、そこにつくっていければというふうに考えております。

平山委員

 では、暫定広場を削ってバス停部分をつくるということですか。高さがありますよね。質問がおかしいのかな。今、要するにこの緑でくくられているところというのは、私のイメージでは高台になっているわけなんですよ。(「下を通る」と呼ぶ者あり)下。(「通路をこう曲がっていくじゃない。その拡幅されたくぼんだ部分」と呼ぶ者あり)あ、そこだ。わかりました。すみません、つまらないことで質問を延ばしてしまって。そこですね。大丈夫です。

 では、最後に、これは交通事業者とはよくよく話し合いの上で検討されているという理解でいいわけですよね。以前にもいろんなことがありましたから、今回同じ轍を踏まないでいただきたいと思うんですが、よろしいですか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 交通事業者と十分に協議いたしまして、どのような再配置がよいのかというのは一緒に考えていきたいというふうに考えております。

林委員

 2番の(2)に移転先自転車駐車場のことが書かれているんですが、廃止をされる、そしてその廃止した自転車保管場所として鷺宮と東中野のほうにつくられるということなんですが、今どのくらい収容していて、この二つはどのようなふうに分ける、それだけの収容、キャパシティーみたいなのがあるのかということは、もうもちろん考えていらっしゃると思うんですけど、どのような感じになるのか、教えてください。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 すみません、具体的な数字は次の案件で御報告いたしますけれども、現在、自転車保管場所に……。すみません、答弁を保留させていただきます。

伊東委員

 まず、資料のつくり方、もうちょっとこれ、例えば付属広場の部分、拡大してわかりやすくして説明していただかないと、これだけではあまりにもわかりづらいと。

 それと、中野駅北口中央自転車駐車場の一部撤去。一部というのは、中野駅北口中央自転車駐車場というのは、この青い楕円で囲まれた部分だけを壊す。車両動線整備ということになると、平場の屋外の駐輪場も全部影響してこないか。要するに、北口の中央自転車駐車場というのは一度全部なくなるような形で、一部新しい楕円の赤い丸、破線ではない、その部分が残る程度という形じゃないの。すごく説明の仕方がわかりづらくて、今ある建物、屋内の自転車駐車場、あれの一部を撤去するのか、あの建物自体を全部撤去するのか。それで、その建物外にも平場の駐輪場がありますよね。この絵を見る限りでは、一度全部撤去して、サンプラザ前の道路に面して何台か駐輪場が確保できるという形になろうかと思うんだけれど、どうなの。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 実際に撤去する範囲につきましてはこれからの検討ですが、建屋につきましてはもう全て撤去するという方向で考えております。それに加えて、平場の部分も必要な部分を撤去していくということで、残る部分は、比較的北側の歩道に近い部分の一部分が残るという形で考えております。

伊東委員

 残るのであれば、ちっとも増強じゃないんじゃないの、この赤い丸のところ。ほとんど増強にならないんでしょう。一部移動ぐらいでしょう。どうなの。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 これにつきましても詳しくは次の案件で御説明したいと思っていたんですが……(「今、どっちだっていいんだから」と呼ぶ者あり)増強と申しますのは、ラックを今は平置きに近い形のラック、互い違いラックでありますとか、位置が定められるようなラックになってございます。これを2段式のラックを入れていって密度を上げていくということを考えておりまして、そういう意味での増強ということでございます。つまり、残ったところにより密度高くとめていけるようにしたいということでございます。

伊東委員

 それともう1点。作業空間等の整備ということで、鉄道敷に沿う形で赤い破線での楕円が示されているんだけれど、以前、将来的な整備工事に向けて、東西横断通路を越えた人たちを安全に四季の都市へと誘導するために一部動線を確保すると、それは鉄道敷に沿う形で。今、南側からガードをくぐってすぐに左側に上る坂道、そちらのほうに通勤・通学の足を振り分ける必要があるということで、そうした整備を行いたいということで、この動線については将来的にもずっと担保できるのかということでお伺いしたらば、将来的にも担保できるんだという答弁をいただいて、では、この整備工事が全部終わるまで担保できるんだったらばそれなりの整備が必要じゃないのということで指摘させていただいたんだけれど、ここに作業空間ができて、その動線は確保できるの。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 第2期整備の工事中につきましては、この線路沿いの動線につきましては、通れるような形で作業ヤードや工程を組むように鉄道事業者のほうには協議、要請しております。

伊東委員

 私が以前にお尋ねしたのは、こういう長期にわたる工事においても、動線計画というのは初期の段階から工事それぞれの段階において、2期、3期になろうか、いずれにしても、この段階ではこう振り分ける、振りかえるということが当然長期的な視野に立って検討されているはずです。でないと全体の工事の進捗は図れないはずなので。だから、そういう部分を見越した部分はもう既にあるはずなので、こういうふうな小出しにするんじゃなく、将来的にはこうなろうとかと思うからこの部分はこういうふうに投資をしていく、あるいは、この部分についてはさらに課題が残るから善後策を講じていかなければならないという部分をやはりちゃんと丁寧に段階を追って事前に示しておいていただきたいと、そう思いますので、今後よろしくお願いします。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 そうですね。工事のプログラムに沿ってどのような形で考えられるのかについては明らかにしていきたいというふうに考えてございます。

佐野委員

 日程についてちょっとお尋ねをさせていただきます。概要についてという御説明でしたけども、28年度予算ではこういうふうになりますよという話だけ。もう27年度から準備工事を実施するというふうになっていますけども、いつぐらいからどういうふうにして駐輪場移転、あるいは母屋の全部撤去の工事をするというさっきのお話ですけども、いつごろからどういう形になるかということがちょっとわからないものですから教えていただきたいと思います。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 おおむね上半期に設計やもろもろの工事の調整をさせていただきつつ、夏以降、移転先の仮駐輪場の整備をしてまいります。それが使用できる段階になったときから現在の駐輪場を撤去していき、年度末までに工事を完了するといったような形で考えてございます。

佐野委員

 年度末までに工事を完了するということでよろしいんですか。すると、予算は27年度はどういうふうになるんでしょうか、27年度予算については。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 27年度につきまして、作業空間等の整備と動線のための交差点化の工事、これらのものを終了する予定にしてございます。(「いや、予算です」と呼ぶ者あり)予算につきましては、先行工事ということで、一括して入れさせていただいてございます。

佐野委員

 先行工事というのはどういうこと。先行工事の費用はどういうふうな予算立てをしているんですかというお尋ねです。

 今、担当の所管のほうから、27年度中に準備工事を実施するというお話で、一部そういったことをやっていくんですよというお話でした。ということは、予算がなきゃできないじゃないですか。その予算はどういうふうになっていますかと尋ねているわけですから、28年度に完成するというのはわかりますけども、27年度に実施するその準備工事についての予算はどうなっているんですかというお尋ねです。(「ちょっと休憩にしてください。すみません」と呼ぶ者あり)

委員長

 休憩します。

 

(午後1時55分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後2時01分)

 

伊東委員

 今後、詳細な予算を前提とした検討に入るということであれば、現時点でのこの報告の段階で、この先、十分留意していただければならない点ということで指摘させてもらいますけれど、仮設バス停というものが、どこのバス停をこちらに移してくるかわかりません、この段階では。ただ、移してくるにしても、利用者の方の動線をどうしっかり確保していくのか、不便がないようにどうしていくのかということをまずお願いしたいと。

 それと、以前に御報告いただいた、この先の2期工事等で一部歩行者動線を振りかえなければならないということで、そのためのわざわざ階段を設置して整備されたという前提もありますので、そうしたものもしっかりと踏まえた、もっとわかりやすい資料を早い段階、決定の前の段階で、だから、新年度始まりました早々に示していただいて、議会側にちゃんと説明していただけるようにお願いを申し上げます。

長田都市政策推進室長

 今、伊東委員から御指摘がございました点、中野駅周辺まちづくりの中で、今後、連鎖的にまちづくりが進んでまいります。そういう意味で、第1期の中野四季の都市、ここに2万人からの昼間人口が存在するようになったと。これは中野区にとって大変画期的なことだと思っております。ただ、これに続く第2期の取り組みというものがございます。その間、委員の御指摘がありましたように、歩行者の安全ということ、ないしは歩行者の利便性といったことを大変重要な留意点だというふうに考えてございます。中野駅周辺のまちづくりが区民の方にも、それから昼間学んだり、それから仕事に来られる方たちにとっても喜ばしいものになるためにも、委員の御指摘をきちんと踏まえて、調査、計画というものをきちんと進めてまいるようにしたいと思っております。

委員長

 ほかに質疑ありますか。(「委員長、もう一回休憩してください」と呼ぶ者あり)休憩します。

 

(午後2時04分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後2時06分)

 

来住委員

 暫定広場でこれまでイベント的なお祭り等が開かれているケースがありましたけど、確認ですけども、このスケジュールでいくと、27年の秋ぐらいまではあの広場の活用は可能ということで考えてよろしいんですか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 現在の工事工程で申しますと、秋ぐらいまでは現状どおり使っていただけるというふうに考えてございます。

中井都市基盤部副参事(交通対策担当)

 先ほどの保留した分のお話をさせていただきます。中野自転車保管場所につきましては、現状、約1,300台。鷺宮南自転車駐車場につきましては約1,700台。東中野南自転車駐車場につきましては現状680台でございます。

林委員

 それは現状で、結局1,300台分のところが廃止になるんですよね。それを今の鷺宮と東中野で受けるという形だと、それ分、1,300台分がふえて置くという形になるんですか。そこの受け入れというかはちゃんと大丈夫なんでしょうか。

中井都市基盤部副参事(交通対策担当)

 この数字につきましては、しっかり設置ができるというふうに考えてございます。

委員長

 よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 それでは、次、中野駅周辺地区の自転車駐車場整備の方針について報告を求めます。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、中野駅周辺地区の自転車駐車場整備の方針について御報告いたします(資料4)

 中野駅周辺まちづくりの進捗を踏まえた中野駅周辺地区の自転車駐車場整備の方針について、以下のとおり御報告いたします。

 まず、1番目としましては、上位計画、既定計画での整理でございます。中野駅地区整備基本計画では、下図のとおり、中野駅周辺中心部の歩行者優先エリア―これはピンクで表示してあるエリアでございますが、これの外周に自転車ネットワークに配慮した自転車駐車場を分散して配置するというふうに位置付けられております。整備台数につきましては、これらの配置を踏まえ、中野駅、鉄道の北側で6,000台、南側で1,500台。これは現状整備されているほぼその数を将来的にも整備するという方針を示してございます。

 2ページをごらんください。

 2番目として、中野駅周辺地区における自転車駐車場の将来配置の考え方でございます。これにつきましては、3ページの上下2段で図面がありますが、見開きの形で参照いただければというふうに考えてございます。中野駅周辺地区におきましては、現状ではこの配置現況図、上の図のように自転車駐車場が配置されてございます。これらの自転車駐車場につきましては、中野駅周辺地区の各まちづくり事業の中で将来計画を実現していくこととしております。その将来配置計画につきましては、下の図に書いてございます、おおむねの位置とその台数を今想定しているところでございます。このそれぞれの台数につきましては、中野駅周辺地区の各まちづくり事業、自転車ネットワーク、方面別の自転車駐車需要などを踏まえ、この数のとおり想定、計画しているものでございます。

 3、段階的な整備でございます。自転車駐車場の本設の整備につきましては、各まちづくり事業と一体的、段階的に進めていくものとしておりますが、そのそれぞれの事業中の期間におきましても、仮設の自転車駐車場を設置することで現況の自転車駐車台数、これにつきましては事業期間中にも確保していくというような方針で考えてございます。

 (1)としましては、第一段階の本設整備でございます。3ページ下の図面にありますように、現在、将来の配置を考えてございますが、第一段階としましては、中野四季の森公園拡張用地におきまして整備いたします公共自転車駐車場、これにつきましては平成27年度に基本計画の策定及び都市計画の決定手続を行っていきたいというように考えてございます。

 次に、4ページをごらんください。

 (2)としまして、自転車駐車場の仮整備の計画でございます。先ほどの報告にありましたとおり、西側南北通路・橋上駅舎整備のために作業空間等を新北口駅前広場内に設ける必要がございます。そのために中野駅北口中央自転車駐車場の一部及び中野駅北口西自転車駐車場を平成27年度に以下の場所に仮整備するものでございます。

 まず、①としましては、中野駅北口中央自転車駐車場の一部―これは残せる部分ということでございます。これにつきましては、2段ラックを導入していき密度を上げることで、その限られた面積の中で増強を行っていくというふうに考えてございます。

 ②としましては、現在の中野自転車保管場所。これについては、駐輪場として使用できるように改修していきたいというふうに考えてございます。

 ③としましては、体育館の南側にあります中野けやき通り自転車駐車場。これにつきましても、現在、平置きのような形になっておりますが、2段ラックを導入して密度を上げていき、限られた面積の中で台数を確保していくというようなことを考えてございます。

 下段の表には、それぞれ現況の台数に対して仮整備時にこの網かけ部の仮整備によって合計の台数を維持していくといったような表を入れてございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

伊東委員

 何でこの段階でまずこの方針についてわざわざ報告しなければならないのかということで、一番最後の部分の27年度の都市計画手続があってのことだろうと思うんだけれど、それにしても、将来の配置検討図というもの、それが示されて、ここにうたわれている、例えば補助224号線の図面でいう下側、「区役所・サンプラザ再整備公共自転車駐車場」というものが示されていて、以前、中野区は、新しくできるこの付属広場のところ、交通広場のほうに駐車場は持っていきますよという説明をずっとされてきましたよね、グランドデザイン等々でも。そう言いながら今回にはそれが含まれていないし、あまりにも―今、微妙な時期でしょう。これから体育館、区役所をあわせてどのように配置計画を議会側に示して、区民の判断をいただくかという、そういう微妙な時期に、こういう末節と言っちゃ申しわけないけれど、そういうものがひとり歩きしちゃって、今までの説明と合致しない部分がぼろぼろ出てきてしまうのはいかがなものかと思う。2ページの段階的な整備、この第一段階の本設整備、これが急がれるんだったら、それだけでもいいんじゃないの。それにしたって、これ、指されている場所が四季の森の公園拡張用地ということで書かれているけれど、その隣には区役所建設用地として中野区が取得した土地が隣接しているわけだし、まだその計画が具体的にも示されていない中で、こういうものが先に出ちゃっていいの。どうなっているの、全体の計画は。こんなもの出されたら、こっちはどう質問して、どう指摘したらいいのかわからないよ、逆に。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 まず、将来配置の位置のことでございますが、1ページ目には中野駅地区整備基本計画ということで全体の方針を定めたものを入れてございます。今、中野四季の森公園というところであれば、このF字道路の両側に入るような形で青い丸が入れてございました。それから、区役所・サンプラザ地区及び新北口駅前広場につきましては、一体で考えていくといったような形で大きな楕円の丸が入れてございました。その後の検討の中で、駐輪場につきましては一定の距離を駅からとった位置に配置していくのがよかろうということで、この四季の森のところにつきましては拡張用地の中での検討、それから区役所・サンプラザ地区と新北口駅前広場一体整備の中では極力北側のところに配置していこうというところで、楕円で入れてございますので、まだ確実にこの位置に確定ということではございませんが、この位置で今後検討を至急進めていきたいということでの、今の段階ではそういう位置付けでの御報告でございます。

伊東委員

 だから、大変な問題を含んでいるエリア、それについてこういうものが先に出てくるということ自体が問題。以前から役所のほうは、区は、区役所、体育館の移設も含めた現区役所・サンプラザ用地の再整備、それを全体的に説明して、区民の判断をいただきたいという、それは当初は年度内に、26年度内にちゃんとその説明をしてまいりたいと言ってきたわけでしょう。ところが、最近区長の話を聞いていると、どうも年度をまたいでしまう可能性もあるかもしれないというようなことがちらちら発言に見えているんだけど、それにしても早くそのものを示して、全体としての判断を仰ぐ必要があるんじゃないかと。そのときでもいいんじゃないの、こういうものを示すのは。こんなもの先に受け付けないよ。全くもう、その部分、ちょっと室長、室長が責任持って答えてよ。

長田都市政策推進室長

 中野駅周辺のまちづくりのグランドデザインVer.3で、公共施設の配置についてということで1項目を立てまして、改めて区役所の位置、それから体育館の位置を検討するということにさせていただきました。その後、25年の3月18日だったと思いますが、区議会の委員会に対して、候補地として中野四季の都市の区域3というところ、具体的に申し上げますと中野体育館、それから区役所用地として国から取得した場所というところを候補地とすると。新体育館、新区役所の候補地とするということで、鋭意、それ以降、区の中で検討を進めてまいってきているところでございます。

 中野区の基本姿勢としては、伊東委員がおっしゃったように、できるだけ早くその方針を区議会に、ないしは区民にお示しをするということで、そういう意味でできるだけ早くお示しするということは至上命題だというふうに認識して取り組んでまいりました。現在のところ、まだ正式にその方針ということで御報告、御説明するところまでは至っていないということについては、大変申しわけないというふうに思っております。私どももさらに鋭意努力をして基本的なところの方針をお示しするようにこれからも努めていかなければならないというふうに考えております。大変重要な、最重要な課題だという認識を持っております。

 それから、今日御説明させていただきましたところにつきましては、中野駅の将来の交通計画、交通動線、とりわけそのうちの自転車の配置等ということで、自転車の動線、それからそれを受けとめる自転車駐車場の配置ということで、この課題も継続して検討してまいりましたし、これからも具体的な最終的な配置というものを定めていくためのステップとして、やはり計画検討のプロセスを議会にもきちんと御説明をする必要があるだろうという認識のもとに今回こういう形で御説明させていただいた次第でございます。

 大前提となるところ、ないしは基本方針となるところの報告がいまだないということについての先ほど来の御指摘は十分お受けしなければならないものというふうに考えております。鋭意努力をさせていただきます。

伊東委員

 その都度その都度全体計画をちゃんと講じていかなければならない、それが所管としての務めだということで私も十分理解するけれど、本日の報告にあるようなことは、今指摘させていただいた中野駅周辺の施設配置と密接にかかわりがあることであるし、また、中野駅周辺の再整備、その施設規模等も見えてこない中で、こんな想定台数まで入れられて、こんなもの受けられるわけないじゃない、説明として。都市計画手続があろうがなかろうが、2定までに全体像が示されて、あわせてこれが示されて、どうでしょうかというんだったら、まだ年度内の都市計画手続、間に合うはずなんだ。それからでもいいじゃないの。受けられないよ、こんな報告。撤回して。

長田都市政策推進室長

 先ほども御説明させていただきましたが、中野駅地区の計画というものについては、基本計画をつくりまして、その改定というような取り組みをさせてきていただいております。とりわけそこでの重要なテーマというのが自動車動線、自転車動線、それからそれとの兼ね合いで歩行者の安全な歩行をどういうふうに確保するかということで、このこともやはり行政計画としては大変重要なテーマでございますので、その行政計画をきちっと確立をしていく、そのプロセスを踏んでまいりたいというふうに考えてございます。ぜひ御理解を賜ればと思っております。(「休憩」と呼ぶ者あり)

委員長

 休憩します。

 

(午後2時23分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後2時46分)

 

伊東委員

 この報告いただいた3ページの下段の、自転車駐車場将来配置検討図(案)ということでなっているけれど、ここには赤い丸でそれぞれの場所が特定されるような示され方で、なおかつ名称等も記載されているし、台数等も記載されているんですけど、これについては、特に場所を特定するんじゃなく、1ページの将来イメージ図、これを補完する程度の台数予測ということで捉えていいんですか。

長田都市政策推進室長

 今日お示しをさせていただきました自転車駐車場将来配置検討図(案)でございます。今、委員が御指摘のとおり、まず第1段階として、計画論として、中野駅地区整備基本計画において自転車ネットワーク及びそれを踏まえた自転車駐車場の分散配置ということを既に御報告させていただきました。それをもう一段階具体化する方向の中で、おおむねこのエリアでの配置の考え方ということでお示しをさせていただきました。具体的な位置を具体的に特定するという意図はございません。御理解を賜ればと思っております。

委員長

 よろしいでしょうか。 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 他に質疑がなければ、終了いたします。

 次に、4番、中野三丁目土地区画整理事業等の進め方について報告を求めます。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、私のほうから、中野三丁目土地区画整理事業等の進め方について報告をさせていただきます(資料5)

 本件につきましては、昨年の10月にUR都市機構に対する施行要請、12月には桃丘小学校跡地の活用ということで報告をさせていただいております。この3月には土地区画整理の都市計画決定、27年度にはいよいよ事業化というような流れになっています。そうした中、本日は、中野三丁目土地区画整理事業等の進め方についてということで報告をさせていただきます。内容につきましては、10月、12月の内容と重複する部分があります。

 それでは、表面の1面ですけども、「事業手法」と書いてございます。御存じのことと思いますけども、駅前広場等の整備手法には、買収方式と土地区画整理事業の二つの方式がございます。

 買収方式の場合は、区が地権者から駅前広場等の用地を直接買収して公共施設の整備を行うものです。地権者は、残地が多くある場合はそこで再建できるんですが、一般的には地区外で生活再建をすることになります。

 一方、土地区画整理事業というのは、公共施設と宅地の整備を一体的に行うものです。具体的には、減歩により公共用地を生み出して整備をする。それで、宅地の整備により地権者は区域内で生活再建することが可能となります。

 過去、地元地権者等とお話をした中で、地元で生活再建をしたいという御意見が多数寄せられています。そうしたことから、本地域では経験、ノウハウのありますUR都市機構のほうへ土地区画整理事業の施行要請を行いまして、先方からの了解を得ていますので、これにより整備を進めることとしております。

 2番目、土地区画整理事業及び桃丘小学校跡地の活用ということで、「別紙」ということで、先に別紙でちょっと説明をさせていただきたいと思います。A4の横のカラーのものです。

 「中野三丁目地区のまちづくりについて(イメージ)」ということで示させていただいております。サブタイトル、「土地区画整理事業と土地有効利用事業の一体的施行」というふうにつけてございます。

 先ほど申しましたように、区画整理というのは、公共施設の整備と、それから宅地の利用増進ということで、図面の右側のほうに、駅前広場等の基盤整備、広場周辺の街区再編、正確に言いますと区画道路の整備等ということになります。これが公共施設の整備になります。

 もう一方、中ほどに「個別建替」、あるいは「共同建替」というような形になっていますけども、ここは宅地を整備したところに地権者の方が生活再建をするということです。一般的には個別で再建されますけども、中にはこの際共同で建てかえをしようというような場合もありますので、ここではイメージとして個別建てかえと共同建てかえをあわせて表示させていただいております。

 もう一つ、桃丘小跡地ということで、青の太い点線で左側を囲ってございますけども、この活用につきましては、一つは、グリーンの大きな矢印が出ていますけども、駅前広場・新設道路に活用ということで、右側のほうですね、駅前広場はですね。それから、にぎわい軸となっていますけども、これは具体的には区画道路になります。この用地に当て込みましょうというのが一つです。

 それからもう一つ、一番左ですけど、拠点施設。「利便性の向上及びにぎわいの創出のための拠点施設整備」ということで示してございます。

 これが区画整理と土地有効事業の一体的施行ということでございます。

 では、本文に戻っていただきまして、UR都市機構が区画整理を施行するんですが、これは公共施行の区画整理になります。その際、みずから地区内に土地を確保して、それを活用する土地有効事業と一体的に行う必要がございます。このため、桃丘小跡地をUR都市機構に譲渡する。これにつきましては12月の委員会で報告をさせていただいております。

 3番目ですけど、UR都市機構への譲渡に当たっての公共用地の取扱いについてでございます。駅前広場やにぎわい軸は、本来、区が整備すべきものであり、これを一般の地権者の方に減歩という形で負担させることはできません。このため、UR都市機構への譲渡用地の価格算定に当たりましては、駅前広場やにぎわい軸に相当する区画道路、これの公共用地相当分の面積を控除するものとします。なお、区画整理事業により整備されました駅前広場、にぎわい軸となる区画道路、その他は、地権者等で、減歩で生み出されました区画道路の公共用地につきましては、あわせて、事業完了後、区に無償で帰属することとなります。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

市川委員

 区画整理事業の進め方についてなんだけども、これ、今回は公共施行ですけども、組合施行の場合、これ、今ここではまだ触れていないんだけど、今、事業手法、それから公共用地の取り扱いについての報告なんだけど、ちょっと踏み込んで聞いてみたいんだけど、これ、財源の手当て、組合施行の場合はたしか都市計画交付金かなんかの助成を受ける対象事業になっていたんじゃないかと思うんだけど、公共施行の場合はどうなっているの。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 区画整理は、大きく分けて、公共施行と、それからいわゆる民間施行、組合施行がございます。公共施行の場合は、事業認可をとってやる形をとりますので、通常のいわゆる補助と、もう一つ、都市再生土地区画整理事業という制度がございます。これは通常の土地区画整理よりはるかに補助金の当て込みが非常に大きいものです。当該地区では、こうした密集市街地ですので、それに該当しますので、それを予定しています。もう一つ言いますと、通常の公共施行の土地区画整理の場合は、いわゆる都市施設、例えば都市計画道路があれば、それを仮につくった場合のお金を補助の限度額とするとしていますけども、今回、こちらの区画道路等も含めて補助対象になりますので、非常に補助の額が大きくなると、そういう利点がございます。

 一方、組合施行の土地区画整理事業というのは、これは通常は先ほどの公共施行の通常の補助と同じやり方です。基本的には都市計画道路に該当する部分があれば、それを補助の限度額としてやります。ただ、多摩地区のように非常に丘陵地帯みたいでかなり保留地処分金を得られるところは、それを大きくとって、中に都市計画道路があればそれも補助金をとってやるような形になっています。

市川委員

 もう少し角度を変えるけど、UR施行なんだよね、これね、公共施行と言ってもね。UR施行でも都市計画交付金の助成対象になっているのですか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 この都市再生土地区画整理事業の事業スキームですけども、基本的に補助対象の2分の1は国庫補助金、残り4分の1ずつを東京都と中野区が負担することになります。中野区負担の4分の1相当に対しては都市計画交付金等の対象となります。

平山委員

 ごめんなさい、ちょっと教えていただきたいんですけど、このにぎわい軸のところについて。施工方法が違うのかもしれませんが、四季の都市にもにぎわい軸というのがありますよね。あれについてはどういうやり方でつくったんでしたか。費用の面だとか。ここには、手法の違いだから、このにぎわい軸というのは「本来、区が整備すべきもの」ということになっているんですかね。四季の森のにぎわい軸というのがありますよね、あの真ん中の。あれはどこが整備したんでしたか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 四季の都市のにぎわい軸は、セントラルパークサウスの公共空地から大学の間を抜けるあの位置ラインというか、そのところを指しているかと思っています。あそこの整備につきましては、民間の敷地は当然民間のほうで開発をし、公共空地ももちろん民間事業者、大学それぞれが整備をして、なおかつ、にぎわい軸ということで、セントラルパークの1階、2階部分は商業施設が張りつくような形になっておりますので、環境的にも、実際のアクティビティーとしても、そういったにぎわいができるようなつくりになっているということでございます。

平山委員

 それと今回のこのURの、いわゆるこの手法によるにぎわい軸の創出とどう違うのかというのをちょっと簡単に教えていただけますか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 四季の森は、都市計画法の29条の開発許可をとってやっております。開発許可というのは基本的に開発者負担の考え方です。要するに費用につきましてですね。一方、三丁目の区画整理事業につきましては、こういう密集した市街地ですので、国の補助金を得ながら事業を進めていくという、そういう性格のものです。

委員長

 ほかに質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 3時になりましたので、休憩いたします。

 

(午後2時59分)

 

委員長

 それでは、再開いたします。

 

(午後3時19分)

 

 それでは、5番の囲町地区まちづくり方針(案)について報告を求めます。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、囲町地区まちづくり方針(案)について報告をさせていただきます(資料6)

 お手元の資料に「囲町地区まちづくり方針(案)」という冊子がございます。

 本件につきましては、昨年10月に東西地区の検討状況、それから特に東地区の計画の概要について報告をさせていただいています。

 それでは、本編のほうをごらんください。

 1ページあけていただきますと目次がございます。この目次の構成は、やはり昨年10月に委員会報告させていただきました南地区のまちづくり方針、これと同じ流れになっております。1章、はじめにから始まりまして、現状と課題、それから上位計画、将来像、まちづくり方針、1ページめくっていただきまして、東地区における事業手法、参考資料という構成になっております。

 最初に、ページ数で1ページ目、策定の目的でございます。

 冒頭、中野四季の都市がまち開きして以来、昼間人口が約2万人増加していますと。あるいは、26年度、中野駅、あるいは中野駅南口地区等の都市計画手続が進められていて、27年度以降には順次事業化されていきますということを書いてございます。

 それを受けて、囲町につきましては、中ほどでございますけど、東地区では、具体的な土地利用計画ですとか施設建築等の検討を進めています。それから、西地区について、西地区まちづくり推進検討会が発足して、勉強会を継続しています。そういう報告をさせていただいております。

 こうしたことを踏まえまして、グランドデザインVer.3の中で、囲町地区の整備方針であります市街地再開発事業に合わせた補助221号線の整備の実現に向けということで、これが囲町地区に与えられた大きな命題かと思います。

 最後に、東地区と西地区がございますけど、まず東地区を先行的に進めて、引き続き西地区についてもまちづくりの深度化を図ると、そういう段階的な整備の考え方を示してございます。

 次のページをあけていただきまして、位置及び範囲でございますけど、中ほどに図面がございますけども、赤枠で囲ったところが範囲になります。これは今後の地区計画の範囲に該当します。

 以下、3ページが現状と課題ということで、ほぼ平坦な台地状の土地ということと、下側のほうは、環七とか、あるいは中野通りですね、こうした幹線道路を示してございます。

 4ページ目に行きまして、この地区の状況としては、大半が4メーター未満の行きどまり道路ということを示してございます。以下、土地利用ですね。

 それから、課題としましては、写真が5ページにございますけども、木材倉庫があったり、戸建てのエリアがありますよと。それから、補助221号線、都市計画道路ですけど、これが未整備な状況になっていますということで、自転車保管所等の写真を載せてあります。

 もう1ページ続きまして、防災ということで、地区の北側と中野四季の都市の間には塀が東西方向に走っています。それから、行きどまり道路等があります。それから、地区内には囲町ひろば以外にあまりそういったものがございません。

 それから、7ページ以下は、上位計画である都市計画マスタープラン、これは南地区も同じでしたけども、まず、中野駅周辺が広域中心拠点に位置付けられていますよということが書かれてございます。同じ7ページの一番下に囲町地区についての記述がございますけども、やはり「商業・業務、都市型住宅などによる土地の高度利用と都市計画道路補助221号線の整備を進めます」という、先ほどの大きな命題がここにも書いてございます。

 8ページのほうは、広域中心拠点の育成・整備の具体的な内容ですとかをここで書いてございます。

 9ページのほうは、グランドデザインのVer.3ということですね。

 1ページめくっていただいて、10ページ目ですね。ここに四丁目地区のめざすべき姿と整備方針ということで、先端的な都市機能と豊かな緑というものが載っております。四丁目地区のめざすべき姿として、ここに四つほど記載してございます。一番最後に、囲町地区ということで、「囲町地区の市街地再開発を進めます」ということとあわせて「補助221号線の整備を行います」と、こういう記述がされております。

 11ページ目が駅地区の整備基本計画でございまして、先ほど出ました未整備の補助221号線等も記載をさせていただいております。

 12、13ページですけども、この辺は周辺の開発動向ということで、昼間人口が2万人増加した。それから、区役所・サンプラザの基本構想が策定されました。それから、中野駅、中野二丁目、三丁目、そういった進捗状況を書いてございます。これらにつきましては、もう都市計画決定の手続等、進んでおりますので、ある時点で時点修正をして記述を変更する予定になっております。

 それでは、一番中心の部分になります。14ページ、囲町地区のまちづくりの方向性ということで、14ページ目のほうは上位計画による位置付けということで、都市計画マスタープランで広域中心拠点ですし、四丁目、グランドデザインのVer.3では先端的な都市機能と豊かな緑と。それを受けて、方向性ということで、四つほど挙げてございます。

 それをちょっと図式化したものが15ページのものになります。囲町地区の将来像ということで、「広域中心拠点」、一つ下って下に「先端的な都市機能と豊かな緑」、囲町のまちづくりの目標ということで「商業・業務、都市型住宅などによる土地の高度利用と都市計画道路補助221号線の整備」、これが大きな命題となっています。それをもう少し具体的にしたものが下の四つの箱に書いてございます。にぎわいの活動拠点ということで、業務機能などの集積、それから都市型住宅の導入ですね。それから、交通では、補助221号線の整備、回遊性のあるにぎわい軸の創出、それから自転車駐車場の整備。防災面では、建物の不燃化、あるいは耐震化、それから北側にある四季の森公園の避難経路の確保ですね。先ほど塀がありましたけども、それを取り入れて再開発しますと基礎部分が直接道路に接するようになります。環境のほうは、緑ですとか、それから環境に負荷の少ない市街地の形成等を挙げてございます。

 16ページは、今述べたものの具体的な記述を少し入れております。

 17ページですけども、土地利用方針。地区計画のほう、方針が三つありますけど、最初、土地利用方針ということで、中ほどに図面がございますけども、A、B、Cというふうに分けてございます。

 A地区というのは、準備組合ができています東地区になります。ここは先ほど来出てきますけども、「土地の合理的かつ健全な高度利用を誘導し、中野四季の都市と一体となった商業・業務などの新たな都市機能を導入し」云々ということで、「多機能な都市型住宅の整備を図る」というのが一つです。もう一つは、「都市計画道路補助221号線などの整備とあわせ、中野駅や中野四季の都市を結ぶ歩行者ネットワークを形成し、にぎわいの連続性を創出する」という部分ですね。

 それから、B地区、これは西地区になりますけども、こちらも全体の目標に合わせて「道路基盤施設の整備・改善を図るとともに、土地の合理的かつ健全な高度利用などにより、良好な環境が整った安全な住宅市街地を形成する」というのがB地区の土地利用方針になります。

 C地区は、鉄道の真ん中部分を地区計画と言っていますので、ここに書いてございますように、「鉄道関連施設の維持保全」というような形で記載させていただいております。

 18、19ページが都市基盤整備の方針ということで、これは先ほど来出ていますけども、補助221号線の整備ですとか、区画道路、公園・広場等を書いてございます。

 1枚目めくっていただきました20ページ、21ページが囲町東地区のまちづくり方針ということですけども、先ほど来、ほとんどこの内容というのは東地区に該当するものになります。商業・業務等の育成の中ほどに商業施設のイメージ、さらにその下に広場のイメージを載せてあります。

 次に、22ページに行ってください。上の図面が、手前が補助221号線になります。ちょうど南側から北側を見たところですね。それから、下のほうは街並み形成ということで、グレーの建物が既存の建物になります。ピンクで着色したものが今回の計画の建物ということになります。

 右のほう、23ページは、緑ということで、広場の部分のイメージを載せております。

 それから、24、25ページですけども、この辺は前回の委員会のほうで施設検討の報告をさせていただいてございますけども、一番下に10月と同じ絵柄が載っております。1階、2階が商業施設ということで、東側の建物についてはその上に住宅、さらに東側に業務、一番西側の建物は単体で住宅というような形になっております。

 それをイメージしたものが25ページ上の図面になります。後ろの白抜きの建物は、中野四季の都市の建物等になります。

 最後に、事業手法でございますけど、これも委員会に既に報告してございますけども、市街地再開発事業で行いますということと、施行予定区域は、中ほどの一点鎖線が範囲となります。面積にして約2.1ヘクタール。それで、施行予定者は、組合施行による再開発を予定しています。主な用途としては、住宅、業務、商業施設ということです。

 今後の整備予定でございますけども、27年度に都市計画手続、都市計画決定を経て、28、29年度で組合の設立認可、権利変換を行った後に、30年度からおおむね3年程度建設工事を行う、そういうスケジュールになっています。

 最後に、参考資料でございますけども、27、8、9ページは、囲町の江戸時代、あるいは明治等の記録がありましたので、これを載せてあります。

 最後に、30、31ページは、中野四季の都市が地区計画が定まっておりますので、中野四丁目地区地区計画ということで、それを載せてあります。

 内容の説明は以上でして、今後の予定でございますけども、2月に東地区には準備組合、西地区には検討会がございますので、そこへ説明を行っていきたいと考えております。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、中野区画街路第4号線の拡幅整備に伴う意向把握調査結果の説明会の開催状況について、報告を求めます。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 それでは、私のほうから、中野区画街路第4号線の拡幅整備に伴います意向把握調査結果の説明会の開催状況について御説明いたします(資料7)

 本意向把握調査につきましては、昨年の11月21、22日の2日間の日程で説明会を開催いたしました。本調査結果につきましては、昨年11月8日の本委員会におきまして御報告させていただいたところでございます。

 1番の開催日時及び会場でございます。昨年の11月21日(金曜日)は夜の19時から21時まで行いました。30分ほど延長いたしました。沼袋の区民活動センターにおいて開催いたしました。また、11月22日(土曜日)はお昼の14時から15時30分、同じ区民活動センターで開催いたしました。

 参加者数でございます。2日間の合計で61名となっております。内訳は見てのとおりでございます。

 対象者は、区画街路4号線の拡幅整備に伴います沿線の敷地及び隣接敷地の関係権利者の方を対象にしてございます。

 当日の主な質問と回答でございます。

 まず、1番目が調査の結果が「無回答」、「わからない」という方について今後どう手当てするのかということでございます。回答といたしましては、引き続き個別訪問等を実施していくというふうにお答えさせていただきました。

 また、これからの補償の内容ですとか用途地域の見直し等の情報がない段階では判断ができないと、これらの内容を示した上で再度意向の調査をすべきではないかという御質問をいただきました。それに対しまして、用途も含め、まちづくりのルールや土地利用等の検討は今後行っていますと、意向調査は今後も引き続き実施していきますと回答させていただきました。

 また、5月に行う予定の説明会が11月までになっていると、おくれていると、期限を必ず守ってほしいという話でございます。それに対しまして、5月の調査時点では回答数が大変少なく、追跡調査を行ったために11月になったというものを御回答させていただきました。

 それと、これは駅前広場の件でございますけども、他の連立事業では線路の跡地を交通広場としてつくっていますけども、なぜ沼袋跡地を交通広場としないのかという御意見に対しまして、回答といたしましては、交通広場の位置は、交通の安全性や利便性などを考慮し、現在の位置が適切であると判断いたしましたと回答いたしております。

 それと、鉄道の跡地についてでございます。跡地は具体的に何をするのかと、沼袋の特徴を生かすべきだという御質問がございました。それに対しまして、鉄道の跡地の活用につきましては、周辺道路の幅員が狭いことや東西の道路のネットワークが弱いことなど、地域の状況を十分に配慮し、検討していきたいと回答させていただきました。

 それとあと、借家人への説明はどうなのかという御質問をいただきました。それに対しましては、借家人については、事業の進捗に合わせてお話しさせていただくと回答させていただきました。

 裏面をごらんください。

 それとあと、区画街路4号線の事業の時期について、平成26年度に事業化するのかという御質問がございました。それに対しまして、残地の活用ですとかまちづくりのルールや土地利用等を検討した上で事業化していきたいというふうに回答させていただきました。

 それと、建物の高さの規制の見直しですとか隣地の残地の活用につきまして、いつになったらスケジュールを示してくれるのかという御質問がございました。それに対しましては、ます残地を活用した沿道のまちづくりの検討や地区計画等を含めたまちづくりのルールや土地利用の検討が必要でございますと、今後、スケジュールについては検討した上で説明させていただくというふうに回答させていただきました。

 5番目で、説明会でアンケート調査をとらせていただきました。説明会で御発言等ができない方のことも考慮いたしまして実施させていただいたというものでございます。大きく三つの点について質問させていただきました。

 まず、説明会の感想についてでございます。「大変良かった」という御意見もある一方で、一方的な説明で理解できないという御意見等もございました。

 それと、4号線についての不明な点についてなんですけども、「早く事業を進めてほしい」という意見ですとか、補償の基準ですとか税金の控除について知りたいとか、あと開始時期とか完成の予定はいつごろなのかという御意見がございました。

 その他につきましても、沿道の建物を3階以上にして防火帯をつくるのがよいという御意見ですとか、駅前広場の具体的構想が不明だという御意見をいただきました。

 6番のその他、今後の対応でございますけども、引き続き意向確認ができていない関係権利者等に対しまして、個別の説明及び相談を実施していきたいというふうに考えているところでございます。

 説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

平山委員

 すみません、この説明会のアンケートというのは記名式ですか、無記名ですか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 お名前等を一応記名していただいています。

平山委員

 では、ここに書いてある御不明な点とかについては、追って個別に御対応してくださるというふうに理解していいですか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 先ほどもちょっと説明させていただきしたけども、6月に1回アンケートを郵送で送っていただいて、その後、個別の電話、また訪問をさせていただいているというところでございます。

平山委員

 まだ意向が、確認がとれていない方もいらっしゃるんですけども、少なくともこういった説明会に出てきたり、いわゆる意思表示をしてくださっている方々へ丁寧な対応を行っていくというのが今やるべきことの中でかなり優先順位が高いことなのかなと思いますので、御答弁を聞いて安心しましたけども、引き続きよろしくお願いします。

近藤委員

 何点か確認させてください。まずはお疲れさまでございます。

 「引き続き意向確認ができていない関係権利者等に対して、個別の説明及び相談を実施していく」というのは今でもされているんですか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 先ほどもちょっと質問でもあったんですけども、補償の内容ですとか具体的なまちづくりのルールがなかなか見えない中では回答できないという御意見もありました。ということもありまして、今の段階で具体的に電話等の個別のお問い合わせはしていないんですけども、また具体的に示す段階になったときには、個別訪問なり、またお問い合わせをさせていただきたいと思っております。

近藤委員

 この質問と回答をいろいろ見ていますと、まちづくりのルールや土地利用の検討をした上でということが多いんですけど、このまちづくりのルールや土地利用を検討するというのは、区が検討するんですか、主体は。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 具体的には、こういったまちづくりのルールの検討、例えばなんですけども、用途地域の見直しですとか地区計画の検討につきましては、まず区のほうで考えていくという形になると思います。

近藤委員

 それで、この平成26年度に事業化するのかというところ、事業認可がおりないことに対してここの区民の方たちというのはある程度不満に思っているところが多いと思うんですけれども、それは区のまちづくりのルールや土地利用の検討がまだ進んでいないというか、そこには至っていないということが結論ということでよろしいんですか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 先ほどの質問と回答のところでもお話しさせていただいたんですけども、三つあると思っております。

 一つには、残地の活用の話がございます。この街路事業をやると、数十カ所で建物が建てづらいような60平米以下の残地が残るということはもう確認しております。商業地域でもありますので、商店街としての連担性ですとか民営の活性化という観点から、やっぱりこういう残地をなるべくまちづくりに生かしていくような手法を考えていく必要があるということがまず1点目でございます。

 それとあと2点目が、先ほど来お話しさせていただいている、そのまちづくりのルールの話ですとか用途をどうするかという話がございます。今、現道の6メートルに対しまして、用途が両側に20メートルかかってございます。このまま街路事業を何もしないで行えば、単純に中心から4メートルずつ拡幅されることになりますので、用途の幅が狭くなってしまう問題というのがございます。これをどこまで考えていけばいいのかと。現状のままの御意見というのもありますし、まちの活性化、地域の活性化のことを考えれば、どういうふうに、土地利用を考えていくこともあわせて考えていく必要があるだろうと。ある程度そこの見通しが立った時点で街路事業の見通しをつけていきたいというふうに考えてございます。

近藤委員

 残地のことは、それぞれの皆様への対応があって、簡単には進まないと思うんですけれども、もうずっとこのことにかかわっている区民の方というのは、まちづくりのルールというのが何でこんなに決まっていかないんだろうというところがすごく気になっているようなんですね。ですから、個別の交渉というのはいろいろな問題があってなかなか進まないということはわかるにしても、まちづくりのルールということを早くに区民の声も聞きながら決めていただきたいなという思いがすごく、私なんかのところにはそうおっしゃる方が多いんですけど、その辺はいかがでしょうか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 沼袋もそうなんですけども、新井薬師も、今、区もお手伝いさせていただいていますけども、両地域のまちづくり検討会で今後の連続立体交差後の将来のまちづくりをどうすべきかということを幅広く今御検討していただいて、構想を年度内に提出する予定でございます。

 基本的には先ほど言った用途の見直しですとか地区計画につきましても、その将来のまちづくりのどうあるべきかということがまず前提になりますので、そこをまずある程度整理する必要があるというふうに思っておりますので、まずそこで全体を整理してから具体的なまちづくりに入っていくという形になろうと思っております。

近藤委員

 そうしますと、まちづくり検討会は、沼袋は27年の4月とかで終わってしまうのではなかったでしょうか。ちょっと確認させてください。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 まちづくりの構想をつくるのは、両検討会とも今のところ今年度中には一応構想を出す予定でおります。ただ、まちづくりというのは、構想を出して終わりじゃなくて、我々が両検討会でお話しさせていただいているのが、当然、構想をつくった後どう実現していくかということが一番大事なところでございますので、今後、区としてもどういうふうに実現していくかということも話をしていきたいなと思っております。

近藤委員

 そうすると、検討会自身も続いていくということでよろしいんですか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 これはまさしく今両検討会でお話ししているところでございます。我々区といたしましては、先ほど言ったとおり、地元の検討会の中でも自主的にやるものもかなり、構想も出ておりますので、引き続き検討会としても続けていただきたいと思うんですけども、ただ、これ、確かに検討会自身の御意向もありますので、今後、構想を出すまでに具体的にどうすべきかということを検討されていくと思っておりますけども。

近藤委員

 では、検討会が終わるか終わらないかはまだ決まっていないということでよろしいんですか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 今のところ、構想をつくることが目的になっていますので、今後、先ほど言ったとおり、我々区としては、実際つくった後どう実現していくか、活動していくかということを、またしていただくように検討会のほうには今、お願いしようとしているところなんですけども、今後、具体的に年度内にそのあたりも決まっていくというところでございます。

近藤委員

 では、構想は今年度にもう出るということは決まっているんですか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 今、年度内に出すべく準備をしているところでございます。

近藤委員

 それで、すみません、最後ですけれど、おくれおくれになってしまって住民の方はかなり気をもんでいるという様子が見受けられますので、やっぱりそのスケジュールがどうなっていくかということは、今、私もいつその検討会がどうなるんだということ、具体的なことというのはわかりやすく説明してさしあげたほうがいいと思います。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 まちづくり構想自体が特におくれているというわけじゃないんですけど、当然、検討会自身も構想の案を昨年の末に両検討会でつくりました。また、その案をもとにして地域の方々に説明会等を開催させていただいていまして、そこで意見も出ております。沼袋で言えば三十数件の御意見をいただきながら、一個一個見ながら構想のほうに反映できるかどうかということもつぶさにいろいろ検討しているところでございまして、そういう作業でちょっと今時間をとっているというところでございます。

佐野委員

 時間がないので、早目に話します。アンケートについてお伺いしたいと思います。先ほど私はアンケートについてまちづくりのほうでお話をさせていただきましたけども、今回もアンケートをとられたということで、その裏のページで、5番目、説明会の感想について、「大変良かった」、それからもう一つはまたその逆で「一方的な説明で理解できなかった」と書かれていますけども、「大変良かった」、何がよかったというところまで突っ込んで聞かれているんでしょうか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 特に、フリーで記載しているものなので、何がよかったまで書いていなかったんですけども、我々としては、なるべく個別訪問ですとか電話相談ですとか、2月の説明会のときにも個別に相談会というのも設けさせていただいたりしていまして、そういうきめ細かい対応がよかったという評価だと思っております。

佐野委員

 それは、主催者側の感想として「大変良かった」というのをこういうふうに理解しているということであって、具体的に参加者から得た考え方ではないということですよね。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 ここの記載の中では具体的に何が大変よかったかというのは記載していませんので、これはあくまでも我々の推測です。

佐野委員

 やはりこのアンケートをとる上で一番大切なことは、何がよかったか、要するに「大変良かった」という感想は当たり前なんですよ、これ。では、具体的にどう突っ込んでいって今後に生かしていくかということを考えたときに、何がよかったかということを考える。それから、その逆の「一方的な説明で理解できなかった」。これ、「一方的な説明で理解できなかった」、何が理解できなかったのか。一方的な説明だった。それに対して、次回、説明会に出ないとおっしゃっているのか、そういうところまでやっぱり突っ込む必要があると思うんです、分析するには。

 そのアンケートというものの大切さは、やっぱり具体的にどのように次回に生かしていくかという趣旨・目的をとった意味でのアンケートでないと意味がないと思うんですけども、今言った「一方的な説明で理解できなかった」、では、逆に言いますと、これについてはどのようにお考えでしょうか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 当日の説明も、我々とすれば確かに主催者側のほうになりますけども、スライド等でなるべく専門用語を使わないようにかみ砕いた表現をさせていただきながらやったつもりではいるんですけども、こういう御意見が出ているということは、まださらに工夫する必要があるなと思っておりますので、これだけではありませんので、今後開催するときには留意していきたいと思っております。

佐野委員

 今おっしゃったことは一番大切なことなんです、アンケートをとる上で。ただ単にアンケートをとればいいという問題ではない。ここに序列すればいいということじゃないんですよ。その奥にあるものは一体何なのか、書いた人の意図は何だったのかということを分析することがアンケートにとって一番大切なことであって、これはいろんな分野、当たり前のことだと思うんですけども、別に西武線沿線だけの問題ではない。そういったことを理解しながら今後アンケートをとっていただきたいというふうに思う。

 例えば今言ったように、「大変良かった」、一体、具体的に何がよかったのか。「一方的な説明で理解できなかった」、何が悪かったのか。そういったことを生かしていかないと、次回のものに生きていかないアンケートで終わってしまう。ただここに書いてあって、「大変良かった」、「一方的な説明で理解できなかった」、それを我々に見せられたって、我々も理解できないわけですよ。と思いませんか。というふうに考えたときに、やはりその後ろまで分析してかかるのが所管の役割であって、今後に生かしていこうということではないかなと思うんですけども、最後にちょっと御感想でも結構ですから。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 今回の関係権利者三百十数名いらっしゃるんですけども、基本的には顔が全部見えている方でございます。我々、事業をするに当たって、必ずもう関係が出てくる方々ばかりですので、普通のアンケートとちょっと違うと思っております。だからこそ、今回も50%、さらにもっと、本当は100%まで欲しかったぐらいなんですけども、今後やっぱり顔が見えるということもありますので、引き続き丁寧な対応、わかりやすい対応に努めていきたいと思っております。

佐野委員

 顔が見えていたとしたらなおさらじゃないですか。顔が見えている人たちに対するアンケートのとり方というのがあるはずですよ。それでは、その辺はどのようにお考えですか、逆に。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 まさしく、今回も初めは郵送でさせていただきました。その後、個別訪問、電話のお問い合わせをさせていただきました。個別訪問してもまだなかなか回答いただけないという方も数名いらっしゃいました。そういう点では、引き続きこういった個別訪問なり電話の問い合わせなりをさせていただきたいなと思っております。

委員長

 ほかに質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、東中野駅前広場の整備事業の進捗状況について報告を求めます。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 それでは、7番、東中野駅前広場整備事業の進捗状況について御説明いたします。

 資料(資料8)をごらんいただきたく思います。

 東中野駅西口の駅前広場の整備でございますが、平成23年7月5日にJR東日本と工事施行協定を締結して整備工事を進めておりますが、皆様方の御理解、御協力によりまして、このたび工事が完成するために、利用開始等について報告をするものでございます。

 まず、1番、駅前広場整備事業の進捗状況でございます。駅前広場、それから自転車駐車場―これは地下ですが―の整備工事はおおむね完了しておりまして、1月末において工事の竣工、それから3月1日(日曜日)からは特別区道として駅前広場を供用開始する予定でございます。また、自転車駐車場は4月1日から利用開始する予定でございます。

 2番、工事完了後の管理等でございます。

 (1)工事竣工後から供用開始まででございます。これは閉鎖管理をしながら一部仮通行可能な状態といたします。通行可能範囲は、自由通路からアトレヴィと都営大江戸線A1出入り口前を通行して、山手通りまで結ぶ範囲でございます。

 裏面をごらんいただきたく思います。東中野駅西口駅前広場の図がありまして、青い一点鎖線がこの駅前広場の区域でございます。これが3月1日に供用開始する予定でございます。この供用開始するまでの間ですが、ダイダイ色に塗ってあります自由通路から「バス乗降場」と書いてありましてA1出口に至るところ、この部分に囲いをしまして通行可能とすると。3月1日以降は、この囲いを取って、一点鎖線のところは全部利用可と、そんなことで考えております。

 また表面をごらんいただきたく思います。

 2番の(2)でございます。供用開始日以降でございます。3月1日に予定しております供用開始日は、これは記念式典を行います。今のところ、午後の予定でございます。その後、警視庁と交通整理を行いながら全面開放して特別区道として管理いたします。実際何時になるかというタイミングは、現在、調整中でございます。

 3番、スケジュールでございます。繰り返しにはなりますが、27年1月末日には工事の竣工。2月には、これは各種の検査等がございます。3月1日には、東中野駅前広場の供用開始及び記念式典の開催。皆様方には御案内を近々送付する予定でございます。4月1日には、東中野駅前広場地下自転車駐車場の利用開始となります。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

林委員

 やっとできたというような感じでございます。ご苦労さまです。

 3のスケジュールの2月の「検査等」というのは、どのような検査をされるんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 中野区はJRに工事を委託しておりまして、JRの社内検査から始まりまして、例えば道路管理者による検査ですとか、それから建築の検査、あとは消防ですね、さまざまな検査があって開業に至ると、そんなことで考えております。

林委員

 あと、2の工事完了後の管理なんですけども、「閉鎖管理をしながら、一部仮通行可能な状態にする」。閉鎖管理をする理由というか、何かあるんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 もう一回裏面をごらんいただきたく思いますけども、3月1日以前は、この青い一点鎖線の範囲はまだ法的な道路ではありません。したがいまして、例えば道路管理上、あるいは事故等が起こっても対応できないと。そういったことから、必要最小限の部分だけ仮通行可能としまして、あとは正式に道路となる3月1日以降は全部開放すると、そんな予定をしております。

来住委員

 裏面の、結局この約80メートルの区間に歩行者との、車との、この横断するケースが4カ所生まれることになるわけですね。さらに、広場の中に入っていくと、極めて短い距離の間に今までにはなかった車の行き来が、歩行者と接する部分が生まれるということで、ここの供用開始の前段では、かなり歩行者の安全をここで一定確保できるような誘導が必要じゃないかなという、今までなかったところに車が入ってくると、出ていくということに遭遇するわけですから、ちょっと危険を感じています。そういう点で、広場というよりも、交通広場ですのでね、いってみれば車のための広場になっているわけですから、その点は十分配慮を持った供用開始が必要だろうということで、心配していますので、考慮いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 裏面の図でございますけども、山手通り東側、この東中野駅前広場を通り越そうとした場合に、確かに新しく2カ所横断歩道がふえます。その辺についても、今回これはこれで、例えば人の流動量なんかを想定しますと、この駅前広場を通過する人よりも駅に向かう人のほうがかなり多いと、そういった想定からこのような設計にいたしておりますが、実際、この駅前広場を運用開始後の状況を見まして、安全措置等が必要であれば、また随時対応したいというふうに考えております。

来住委員

 第三中学校に行く生徒もここを行きますし、逆に小学生が塔山小学校にここを通って行きます。その辺は調べていただければわかるんですけども、特に児童の安全が最初の時点では懸念されますので、お願いしたいという点です。要望しておきます。

委員長

 ほかに質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、8番、第4回中野区交通バリアフリー整備構想改定協議会について報告を求めます。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 それでは、報告の8番でございます。第4回中野区交通バリアフリー整備構想改定協議会について御報告をいたします。

 資料(資料9)をごらんいただきたく思います。

 平成26年11月4日に開催いたしました第4回中野区交通バリアフリー整備構想改定協議会について報告をいたします。また、本協議会等を踏まえて、このたび中野区バリアフリー基本構想の、これは素案ですが、取りまとめしましたので、あわせて報告をいたします。

 まず、1番、この改定協議会の出席者です。ごらんのとおりでございました。

 2番、改定協議会の議事内容でございます。これは現バリアフリー構想の改定について議事をいたしました。

 まず(1)として、まち歩き点検の結果について確認をいたしました。これは昨年6月下旬から7月上旬にかけまして高齢者・障害者団体等の区民が参加したまち歩き点検を行いまして、これは重点整備地区ごとに参加者からいただいた意見を紹介いたしました。また、まち歩き点検の意見を踏まえまして、事業者が実施する特定事業について説明をいたしました。

 (2)中野区バリアフリー基本構想(素案)について議事をいたしました。昨年度実施をいたしました区民アンケート、団体ヒアリング、それからまち歩き点検等の結果を踏まえまして取りまとめをしました中野区バリアフリー基本構想(素案)の内容確認、それから意見交換等を実施しました。あわせて、今後のスケジュールについて確認をいたしました。

 それから、3番、「中野区バリアフリー基本構想(素案)」の概要でございます。

 まず、計画の期間ですが、平成27年度から平成37年度まででございます。

 (2)基本方針でございますが、以下の方針で重点整備地区のバリアフリー化を進めてまいります。また、重点整備地区外においても、道路や施設整備の際に個々の施設のバリアフリー化が図られ、それらを連続することにより区内全域のバリアフリー化を推進してまいります。

 ①といたしまして、高齢者、障害者、それから妊産婦、けが人などを含めた全ての人が移動しやすく、利用しやすいまちを実現する。

 裏面でございます。

 それから、②です。公共交通、道路、建築物などを対象に面的なバリアフリー化を推進する。

 ③施設のバリアフリー化に合わせたソフト面の取り組みを推進する。

 ④中野駅周辺ですとか西武新宿線沿線におけるまちづくりと連携するということでございます。

 今後の予定でございますが、2月上旬には高齢者・障害者団体等とこの素案について意見交換会を2回実施したいと考えております。あわせて、区民等意見交換会も2月5日午後7時から開催の予定でございます。それから、2月の中旬ですが、この中野区バリアフリー基本構想(案)を取りまとめてパブリックコメント手続の実施をしたいと考えております。3月になりますと、当委員会に中野区バリアフリー基本構想の案を報告するとともに、パブリックコメントの結果の報告をいたしたいと考えております。

 5番でございますが、バリアフリー基本構想の素案・概要版の概略を御説明いたします。

 まず、別紙の「中野区バリアフリー基本構想の概要」という、このペーパーを、両面コピーですが、ごらんいただきたいと思います。

 1番の構想の改定ですけど、この辺はこれまで御説明いたしておりますので、省略をいたしたいと思います。

 2番、重点整備地区の設定でございます。これも過去何回か説明いたしておりますが、そこに、右側に図がありますとおり、今回、沼袋地区、それから新井薬師前地区、この2地区を新たに重点整備地区に選定をすると、そういったものでございます。それから、その下のバリアフリー化の基本方針でございます。以下の方針で重点整備地区のバリアフリー化を進めていくということで、高齢者、障害者をはじめ誰もが移動しやすく、利用しやすいまちの実現、面的なバリアフリー化の推進、交通結節機能の向上、それからソフト面の取り組みの推進等々があります。

 裏面をごらんいただきたいと思います。

 バリアフリー化のために取り組む事業でございます。それぞれこれまで実施をいたしましたまち歩き点検等々を踏まえまして、各重点整備地区におけるバリアフリー化を実現するために、各事業者が取り組む事業をごらんのような内容で具体的に設定をいたしております。これはごらんいただきたく思います。

 その下の4、心のバリアフリーへの取り組みでございます。こういったハード整備だけではなく、心のバリアフリーの取り組みも大事だということで、区民、事業者、区がそれぞれ、高齢者、障害者等との日常における関係や立場を踏まえまして、区では以下に示す心のバリアフリーへの取り組みを推進するということで、普及・啓発、職員教育、それから情報の提供・共有化、そういったことをお示ししております。

 最後に、構想の推進ですが、事業を推進していくため、各事業者は本構想に従って特定事業計画を策定いたします。この特定事業といいますのは、重点地区におけるバリアフリー化を実現するため、生活関連施設ですとか、生活関連道路・経路、これを対象に各事業者が取り組む事業のことでございます。それから、黒ポツの二つ目ですが、「また、バリアフリー化を着実に進めるため、以下のとおり、本構想を推進する仕組み・体制等を整備する」ということで、そこに書いてあるような内容でございます。

 それから、この素案の本体を若干御説明いたしますと、素案、冊子をごらんいただきたく思います。冊子がついていると思いますけども。

 表紙をめくっていただきまして目次をごらんください。第1章から始まっております。次のページ、第7章、それから資料編という構成になってございます。

 1ページでございます。第1章、これは、バリアフリーの基本構想の改定に当たって、背景、目的等を述べております。これはお読み取りいただきたいと思います。

 それから、ページをめくっていただきまして、7ページをごらんいただきたく思います。これは、第2章といたしまして、重点整備地区の設定について御説明をしております。これも当委員会で過去に御説明をしておりますが、例えば9ページ、それから11ページあたりで、各地区ごとに評価をいたしておりまして、新たに重点整備地区として設定する地区の評価を行っております。その結果、新たに選定する地区といたしましては、新井薬師前と沼袋と、そういったことになったと、そんなことで分析をしております。

 12ページが重点整備地区の今後の状況でございます。

 それから、13ページ、これは生活関連施設・生活関連経路の設定について御説明をしてございます。

 それから、15ページ以降は、各重点整備地区ごとに生活関連施設とかその経路、区域をお示ししてございます。赤い線が新たに指定をした経路ということでございます。以下、16ページは中野地区、17ページは東中野・落合地区等々となってございます。

 それから、23ページでございます。これは先ほど申しましたが、昨年夏に障害者・高齢者団体等の御協力を得ましてまち歩き点検を行いました。その結果及びお寄せいただいた意見等、概略をお示ししております。

 まず、24ページ以降は、各地区ごとに、どういうルートを歩いたんだと、あるいはどんな意見があったということを取りまとめしてございます。25ページからは中野駅地区なんですが、中野駅地区は広いものですから、25ページ、それから26ページ、27ページ、3回に分けてまち歩きをしてございます。28ページは東中野・落合地区、29ページは新たに指定いたしました新井薬師前地区等々でございます。各地区のまち歩きの意見でございます。

 それから、33ページ以降ですが、このまち歩き点検の意見について、もう少し詳しく取りまとめをしてございます。項目ごとに、例えば鉄道駅ですとか、34ページになりますとバスですとか、それから35ページからは、これは道路に関する御意見、御感想でございます。36ページは、例えば信号機ですとか、それから公園、あと建築物等々の御意見でございました。以下、38ページにもさまざま御意見を取りまとめしてございます。

 それから、40ページから第4章でございまして、重点整備地区における施設別のバリアフリー化の方針を取りまとめしております。

 公共交通ですと鉄道駅、それからバス、道路等ですと道路、それから信号機等に分けて、区民意見をまず取りまとめしております。あと、公園、建築物等についても意見の取りまとめをしております。

 それを踏まえまして、41ページ以降、公共交通のバリアフリー化について方針をお示ししております。以下、42ページからは道路のバリアフリー化の方針、43ページは公園、建築物等々とお示し。それから、44ページはその他ということで、これは御参考までに手話の情報も若干入れております。

 それから、45ページからは、先ほど説明いたした特定事業の設定でございます。各地区ごとに特定事業を事業者ごとに設定をしたものでございます。

 46ページ以降は、各地区ごとに具体的な事業者ごとの特定事業、それから実施予定時期等々をまとめてお示ししてございます。46ページが新中野地区、48ページが中野地区でございます。以下、50ページが東中野・落合地区等々となってございます。

 それから、ページを飛んでいただきまして、60ページでございます。心のバリアフリーの重要性でございます。このあたりは、心のバリアフリーにつきまして、現在の取り組み状況、それから将来的な姿、そういったものを中心に取りまとめをしてございます。

 63ページですが、例えば事業者の接遇・介護水準の向上、あるいは情報の共有化の推進、そういったことを中心にお示しをしてございます。

 それから、65ページは、第7章、構想の推進に向けてでございます。これは先ほど概要版でも申しましたように、構想を推進していくためにはさまざまな状況を整理すると。そういったことで、この65ページの3番にありますPDCAサイクルを導入して、スパイラルアップにより、より質の高いバリアフリー化を推進していきたいというふうに考えております。

 以下、67ページ以降は資料でございまして、これもお読み取りいただきたいところでございますけども、77ページから、これも以前若干説明いたしましたが、区民アンケートの取りまとめ等もしてございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

平山委員

 御苦労さまです。幾つかちょっと気になったところを伺います。

 まず、各地区ごとの特定事業を記してくださっていますけども、それの実施時期ということで、「前期」、「後期」と「機会を捉えて」とあるんですが、この「機会を捉えて」というのは、まだいつやるかというのは、さまざまな環境の変化等に応じてやっていく予定なので、決まっていないということでよろしいですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 これは決して後期のその後ということではなくて、今のところまだやる時期が決まっていないと。ただ、事業者としてはやる必要があると考えていると、そんな内容でございます。

平山委員

 その中で、事業主体が中野区のもので、ざっと見た感じ、都市公園特定事業に関しては、ほぼ全て、1個以外は全て「機会を捉えて」になっているんです。その1個は何か。「機会を捉えて」じゃなくて機会が明記されているものは何かというと、鷺宮の調節池の上部なんですよね。あそこは今工事していますから。それ以外の既存の公園に関しては、これを読む限り、中野区としてはやらなきゃいけないと思っているんだけど、積極的に取り組む姿勢が見られないというふうに、これ、見えちゃうんですよね。せっかくこのバリアフリー基本構想というものをつくられて、特定事業の中にこの都市公園についての特定事業というのも記載をされて、こうするべきだというふうに思われているのに、どうしてこんなことになるんだろうというふうに見えちゃうんですが、いかがでしょうか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 確かにそういった見方はせざるを得ないと思いますけど、それにつきましては、今、委員が御指摘のように、決してそうではないということがもう少しわかるような表現に書き直したいと考えております。

平山委員

 その他のさまざまな計画の中で、今度は恐らく公園についてもいろんな整備計画を立てるべきだというのは我々のほうからも求めていますので、そういったところで改善策が図られるのかもしれないなと思っていますけど、ちょっと目立っちゃうので、どうかなというふうに思いましたので指摘をさせていただくのと、もう一つ、さきの定例会か、その前か、うちの会派の小林議員が質問させていただいた例の5センチの段差の件。歩道と車道の段差の中で横断するところに存在する5センチの段差、この解消について、現在、中野区ではこの5センチの段差を解消しているところはないというような御答弁があって、その後、できればこの改善に努めていきたいというような御答弁もあのときに欲しかったなと思ったんですが、御答弁がなかったので改めて伺いますけど、それもできればこの素案から案に変わる段階の中で、この5センチの段差の解消も盛り込んでいく方向で御検討いただけないだろうかと。これ、障害者の方々にとっては深刻な問題ですので。あの後、いろんな資料を拝見しましたけども、5センチの段差は視覚障害等々の方のために必要だけども、うまい改善策があれば改善して構わないというふうになっているわけですから、この点について御答弁をお願いします。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 これはまだ素案ですので、今後はさまざま御意見をいただきまして内容の改善を図りますけど、例えば今のお話ですと、素案本文の42ページあたりに「道路のバリアフリー化」とあります。そこにそういった表現が入るかどうか検討したいと考えております。

委員長

 ほかに質疑ありませんか。(「ちょっと休憩してもらってもいいですか」と呼ぶ者あり)休憩します。

 

(午後4時15分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後4時17分)

 

 ほかに質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、9番、マンションの建替えの円滑化等に関する法律の改正について報告を求めます。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 それでは、報告事項の9番目でございます。マンションの建替えの円滑化等に関する法律の改正について御説明をいたします。

 資料(資料10)をごらんください。

 1番、マンションの建替えの円滑化等に関する法律の目的等でございます。

 これはマンションの建てかえ事業、それから除却する必要のあるマンションに係る特別の措置及びマンションの敷地売却事業について定めることによりまして、マンションにおける良好な居住環境の確保並びに地震によるマンションの倒壊その他の被害から国民の生命、身体及び財産の保護を図って、もって国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与することを目的とするものであります。

 (2)マンションの定義でございますが、この法律では、マンションの定義といいますのは、2以上の区分所有者が存する居住用に供する専有部分のあるものというのがマンション。特に規模とか階数の定義はしてございません。したがって、2人以上の区分所有者がいる住宅は全てマンションということになります。

 2番、今回の法改正の趣旨でございます。

 耐震性不足のマンションの建てかえ等の円滑化を図るべく、多数決によりマンション及びその敷地を売却することを可能とする制度を創設する等の所要の措置を講じる必要があるためでございます。

 3番、今回の法改正の主な概要でございます。大きく二つあります。

 一つが、耐震性不足の認定―これは区から認定をしますが耐震性不足の認定を受けたマンションにつきましては、区分所有者等の5分の4以上の賛成で、マンション及びその敷地の売却を行う決議をすることができます。

 (2)でございますが、耐震性不足と認定を受けたマンションの建てかえにより新たに建築されるマンションで、一定の敷地面積を有して、市街地環境の整備・改善に資するものについては、特定行政庁―これは中野区ですが、特定行政庁の許可により容積率制限を緩和するというものでございます。

 裏面をごらんいただきたく思います。これは国土交通省が作成しました今回のマンションの建てかえ円滑化法の改正に関する説明の資料です。これをごらんいただきたいと思います。

 まず、上のほうの目的・背景でございます。耐震性不足の老朽化マンションの建てかえ等は喫緊の課題ということでございまして、現在、日本全国でマンションのストックは約590万戸ありますけども、旧耐震基準に基づいて建設されたのは106万戸もあるということです。一方、マンション建てかえの実績は累計でわずか全国で183件、戸数で1万4,000戸しかないと、そういった状況。ですから、マンション建てかえをもっともっと促進する必要があるということでございます。

 その下の現行制度と今回の改正案でございます。一般のマンション、耐震性不足のマンションと分けて書いてありまして、今回の改正は、欄の「本法案で措置」と書いてあるところでございますけども、マンションの敷地売却制度の創設、それから容積率の緩和ということでございます。これ以外にも、例えば区分所有法による改修ですとか、マンション建てかえ法による建てかえ等々ありますが、今回はそういった既存の制度に加えまして、この敷地売却制度を創設したと、そういうことでございます。

 その下のマンション敷地売却制度の流れでございます。かなり複雑な仕組みでございますが、簡単に言いますと、耐震性不足の認定を受けたマンションについては、買い受け計画をつくって認定を受けて、マンション敷地売却の決議をすると。そうすると、買い受け人が土地を買ってマンション等を建設すると。そういった内容になります。

 その下の容積率の緩和特例でございます。耐震性不足の認定を受けたマンションの建てかえにより新たに建築されるマンションで、一定の敷地面積を有し―敷地面積といいますのは、用途地域によって変わっています。例えば第一種低層住居専用地域では1,000平方メートル以上ですとか、商業・近隣商業地域は300平方メートル以上というように、用途地域によってこの敷地面積は変わっております。そういった敷地面積を有して、市街地環境の整備・改善に資するものについては、特定行政庁の許可により容積率制限を緩和するというものでございます。

 また表面をごらんいただきたいと思います。

 4番の関係条例等の規定整備でございます。

 今申し上げましたが、法改正によって特定行政庁の許可による容積率制限が可能となり、その際は建築審査会の合意が必要と定められています。

 そこで、中野区建築審査会条例の改正を行う必要があるため、平成27年第1回定例会に提案する予定でございます。

 また、関係部署との連携体制や必要な規定等の整備を順次行っていく予定でございます。

 なお、このマンションの円滑化法の改正の法施行期日は、昨年の12月24日でございました。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、10番、「東中野区民活動センター及び(仮称)東中野五丁目公園整備基本計画(案)」区民説明会等の実施結果について報告を求めます。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 それでは、所管事項の報告10番です。「東中野区民活動センター及び(仮称)東中野五丁目公園整備基本計画(案)」区民説明会等の実施結果について報告をいたします。

 資料(資料11)をごらんいただきたく思います。

 なお、本報告は、総務委員会、それから厚生委員会の共通報告となってございます。

 まず、1番です。タイトルにありますように、区民説明会等を実施いたしました。

 まず、(1)区民説明会でございます。開催日時は昨年12月18日(木曜日)午後7時から9時まで、東中野区民活動センターで行いました。参加人数は36人でございました。

 それから、(2)東中野区民活動センター運営委員会への説明でございます。(1)の区民説明会に先立ちまして、同じ日の午後3時半から4時半まで行いました。場所も同じでございまして、参加人数は13名でございました。

 2番、区に寄せられた主な意見・要望と区の考えでございます。

 大きく幾つかのカテゴリーに分かれておりまして、まず、(1)区民活動センターについての意見・要望でございます。多目的室などで音楽活動ができるようにしてほしいですとか、区民活動センターにピアノを置いてほしい等々、具体的な御要望が参っておりました。

 (2)区立公園でございます。公園内に水場を整備してほしいという具体的な御意見。それから、次のページでございますが、2ページでございますが、東中野地域には大規模公園はないのだから、東中野小学校跡地は売却しないで大きな公園を整備してほしいと、そういった御意見もありました。

 それから、(3)土地活用。これは土地の一部売却についての御意見、御質問でございました。平成20年5月の東中野小学校跡地活用の説明会では、小学校跡地を売却するという説明ではなかったと。全く違う計画になっているのではないかと。あるいは、公園も避難所もない東中野地域から小学校跡地を売却する計画は納得できない等々の御意見がありました。区の御説明といたしましては、当時、東中野四・五丁目に必要な五つの機能を東中野小学校跡地へ当初は集約して整備していく考えを持っておりました。その後、東中野四・五丁目に区域内に小規模多機能居宅介護施設、特別養護老人ホーム等を誘導整備して、障害者の自立支援機能は中野五丁目に整備することとしたと。その結果、東中野小学校跡地には区民活動センターと区立公園を整備して、区が使用しない土地は売却すると、そんな御説明をいたしております。それから、次の御意見ですが、住民の財産である小学校跡地を売却するのであれば住民投票すべきであるという御意見ですが、特にそういった予定はないという回答をしております。

 それから、(4)避難所についてでございます。第三中学校閉校後の活用が決まらないうちにこの計画案を進めるのはおかしいのではないかという御意見がございまして、区といたしましては、第三中学校が避難所として使用できる間は避難所として使用すると。仮に使用できなくなった場合には、東中野四・五丁目の近隣地域を含め、新たな避難所を指定する、そんな御回答をしております。あと、3ページでございますけども、神田川に隣接している第三中学校に避難所を統合するとのことだが、神田川が氾濫したときの避難所はどこになるのかと。区の回答といたしましては、水害時の一時避難所は、原則、区民活動センターという御回答をしております。

 (5)その他ですが、屋外エレベーターの設置を想定しておりますが、夜間の管理はどうなるかと。これは今後住民の方々の意見を聞きながら改めて決めたいということでございました。

 3番、今後の予定でございます。

 27年3月には東中野区民活動センター及び(仮称)東中野五丁目公園整備基本計画の決定をいたしたいと考えております。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

平山委員

 ごめんなさい、何度も同じことを言わなきゃいけないのは大変心苦しいんですが。これ、説明会に参加された行政側の方はどなたですか。どういう出席の方ですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 当日参加をいたしましたのは、地域支えあい担当、それから公園担当、あとは防災の担当という担当でございました。

平山委員

 防災の担当も御出席をされた。2ページの「第三中学校閉校後の活用が決まらないうちに、この計画案を進めるのはおかしい」という御質問に対して、「第三中学校が避難所として使用できる間は避難所として使用する。仮に使用できなくなった場合は、東中野四・五丁目の近隣地域を含め、新たな避難所を指定する」ということをお答えになったのは防災担当ですか。

尾﨑都市基盤部長

 ちょっと補足させていただきます。

 当日出席したのは、私、都市基盤部長が出席しております。防災担当の副参事はちょっと事情がありまして欠席しております。

 今の御質問でございますけども、これは以前からお答えしているところでございますけども、このような内容でお答えさせていただきました。

平山委員

 たしか議会でもいろんな意見がありまして、学校の再編の中で閉校になる学校が出てくる。その跡地の活用について、まだ何も決定していない状態で、仮に使用できなくなる場合なんていうことが想定されている避難所というのは一つもないわけなんですね。すみません、繰り返しの質問で大変心苦しいんですけど、そういう中にあって、幾つかのやりとりの中で、行政側から出てきた資料で、この記載が急に出てきて、これは必要ないんじゃないのということで、最終的な資料からはこの記載が消えていたように思うんですけども、私の認識では。そうじゃなかったでしたか。

尾﨑都市基盤部長

 確かに現時点で仮の話をすべきではないという御意見はあると思います。私ども、この第三中学校を将来どういうふうに活用するかというのはまだ決定しておりません。ですから、御意見の中には、仮に使用できなくなった場合というのは、今は考える必要ないんじゃないかというようなところの方もいらっしゃると思います。ただ、我々としては、いわゆるこれは地域防災計画でもこういった事態を想定して記載しておりますので、将来、第三中学校がどのような活用になるか決まっておりません。それを前提にして、しかし、仮に使用できなくなった場合はどうなのかというところを御懸念されている方もいらっしゃいますので、そういったときについては、近隣の地域も含めて考えさせていただきます、そういう趣旨で答えさせていただいているところでございます。

平山委員

 だから、仮のことですよ。お答えになる必要ないじゃないですか。ほかにあるんですか。閉校になった学校があります。仮に避難所として活用できなくなった場合というふうな行政側からの回答があるような学校というのはあるんですか、一つでも。私の記憶だとここしかないですよ。

 本来、そういう考えなのであれば、全ての対象をそういうふうな形として、同じような条件にしないとおかしいでしょう。第三中学校だけがこういうふうな答えが返ってくるということのほうがかえって―まだ何も決まっていない状態ですよ。何も決まっていない状態の中で、なぜに第三中学校だけはこの「仮に」というような表現が出てくるのかということが逆にいろんな憶測を生んで、地域の住民の方々の不安を募らせてしまうような結果にもなるわけじゃないですか。だから、「仮に」なんていう表現は外したほうがいいと何度も何度もこの場で申し上げさせていただいたんですけども。

 改めて伺いますけども、私は、全くこの仮に使用できなくなった場合を想定される意味がわからない。他のどの施設でもこういった記載がない状態の中で、なぜ第三中学校だけがこういうふうに仮に使用できなくなった場合を想定されているのかが全く理解ができないんですが。ということを何度も何度もこの場で申し上げさせていただいて、ある一定の御理解はいただけたものというふうに思ってはいたんですが、そうではなかった。議会の一議員としてさまざま要望させていただいたことが少し行政側に理解をしていただいたんだというふうに安心をしておりましたが、全くそうではなかったという、そういう理解でいいですか。

尾﨑都市基盤部長

 具体的なお話をさせていただいているように受けとめられるのはわかりますけども、ここで言いたいのは、一定の方針を示しているということでございます。たまたま第三中学校の話で、その避難所が将来どうなるのかというお話でこういうお答えをさせていただいていますが、区の一般的な方針として地域防災計画上書かせていただいているのは、統廃合によって避難所がなくなる、その場合、どういう形で避難所を整備するかという中で、その施設が将来的にも避難所として使える場合は使用しますと。それ以外の使えなくなった場合についても書かせていただいておりまして、それは周辺の避難所を全て検討対象にして避難所の再編成をいたしますというようなことを言っております。それに基づいて、その方針に基づいて今回当てはめると、仮にそうなった場合ということで発言させていただいているものでございまして、基本は中野区の地域防災計画の中の避難所の整備のあり方について書かれた内容を区の方針として定めているところですということもあわせて申し上げているところでございます。

平山委員

 ほかにもありますよね、そういう施設。では、区民からの問い合わせがあったら全てそういう回答を正式に区としてなさるということでよろしいですね。第九中学校はどうするんですか。ほかの学校はどうするんですか。今、統廃合が決定をして、学校の位置が第2次の再編計画で決まりました。その他の問い合わせが地域からあったら、全部こういう答えをされるわけですね、「仮に」という。質問があろうがなかろうが。そういう理解でいいですか。

尾﨑都市基盤部長

 いろいろと質疑のやりとりの中で発言をさせていただいておりますので、全体条件とか、区の方針とか、そういうものをあわせて説明させていただいております。

 それで、この内容につきましても、第三中学校の将来的な活用についてはまだ決まっておりませんというところを前提にしてお話しさせていただいております。仮に使用できなくなった場合はというような御質問になれば、当然こういった近隣も含めて検討してまいりますと、そういうお答えをさせていただいておるところでございます。

平山委員

 ですから、では、これから派生してくる跡地の問題についての説明会の中で全て同様の答えをされると、今後も。跡地の活用、決まっていないわけですからね。同様の質問があったら同様のお答えをされると。これは確実に答弁してくださいよ。そういう理解でいいですね。

尾﨑都市基盤部長

 答弁の仕方でございますけども、地域防災計画に書いてあるその趣旨を具体的に答弁させていただきたいと。それは区としての方針でございますので、こういった地区名を明記してお答えする場合と地域防災計画の内容そのものをお答えする場合といろいろあるかと思いますけども、そういう区の考え方、それをはっきり説明をさせていただきたいと思います。

平山委員

 さっぱりわかりません。では、なぜここは地区名を明記されるんですか。そこに何の違いがあるんですか。なぜ東中野、ここは地区名を明記されて答えるんですか。そうやって答えないところもあるという今御答弁ですよね。その違いは何なんですか。お答えください。

尾﨑都市基盤部長

 東中野四・五丁目のエリアでございますので、ここの避難所のお話をさせていただいている。三中が使えなくなった場合にどうなんだという話になれば、当然区内の周辺エリアを考えて新たに避難所の指定をしますというお話をさせていただく、そういった流れでございます。

平山委員

 だから、先ほどの御答弁で、エリアを具体的に明確に言うかどうかはその時々によって変わりますという御答弁だったじゃないですか。違いますか。そういう御答弁をされましたよね。今後、全ての学校再編に伴う跡地の利用に関して同様の質問が出た際に同じような答弁されますか、同じような考え方をきちんと示しますかと言ったときに、エリアの指定はするかしないか、それについてはわかりませんがという御答弁だったじゃないですか。だから、なぜ東中野はエリアの指定をしなきゃいけないんだということをお尋ねしているんですよ。何が違うんですか、ほかと条件が。全く御答弁に一貫性が感じられないんですが。

 地区防災計画ではエリアまで指定すると書いてあるんですか。書いていないでしょう。近隣と書いてあるんでしょう。なぜここでは指定してあるんですか。そういったことを何度も何度も言ったじゃないですか。地区防災計画に基づいてと言うのであれば、「東中野四・五丁目の近隣地域を含め」なんていうことを答える必要ないじゃないですか。その意図がどこにあるのかと。だから、かえって住民の皆さんの不安をあおるような結果になるのではないですかということを何度も申し上げているんです。お答えになっているような地域防災計画に書いてあるとおりにやるというんだったら、そうすればいいじゃないですか。なぜ一歩踏み出すんですか。再度御答弁をお願いします。

尾﨑都市基盤部長

 地域防災計画に書かれている内容を具体的にあらわすとこのような回答内容になるというふうに判断いたしまして、お答えをしております。確かに仮に使用できなくなった場合は何も決まっていないところで発言すべき内容ではないかもしれませんけども、そういった御懸念があったということは事実でございまして、その場合は地域防災計画に書かれている方針に従いまして近隣を含めて新たな避難所を指定するというような内容になりますので、このような御答弁をさせていただいたというものです。

平山委員

 では、第四中学校があります、私のエリアに。今回、一般質問で質問したら、同じような答弁をしますか。私、一般質問も総括も立ちますけど。なんて質問するとお答えになりにくいでしょうけども、重ねて重ねて申し上げたことがまた、私の感じ方としてはですよ、そちらとしては何も変わっていらっしゃらないと思っていらっしゃるかもしれないけども、少なくとも前回の報告のときには申し上げましたけども、「仮に」という表現があるとかえって混乱するからということを何度も申し上げたら、最終的なペーパーにはこういった「仮に」という表現が取れていたんです。それは少し発言の意図をお酌みいただけていたと思っていたんです。なのに全く同じ、しかも、「仮に」ということとこのエリアまで具体的に指定をするような御答弁が返ってきたというのは、もう大変残念としか言いようがありません。

 これ以上は質問いたしませんけども、我々の―私、会派を代表してここで質問していますので、会派の意見に対するこれが行政側の回答だろうというふうに今回しっかり受けとめさせていただいて次に臨ませていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

来住委員

 関連の、次の神田川に隣接している第三中学校に避難所を統合するとのことだが、神田川が氾濫したときの避難所についての質問に対して、「水害時の一時避難所は、原則、区民活動センター」と答えていらっしゃるんですが、三中の地域は、ハザードマップによると、極めて危険度の高い地域というふうに指定をされたと思うんですけども、いかがですか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 ハザードマップ、ごらんになっているということですので、ここに書かれているとおりでございます。この避難所は、基本的には水害時には区民活動センターを指定しておりまして、被害がもっと拡大すれば、小学校、中学校をはじめといたします避難所のほうを指定していると、こういったぐあいになっております。

 この東中野区民活動センターのエリアでは、旧東中野小学校が現在では指定になっているといったような形になってございます。

来住委員

 そうですね、過去にも被害が出ております地域だけに、そういう声が、心配の声が出されています。したがって、今回配布されたハザードマップの中に、それぞれのセンターを中心にしながら各学校がかなりの数で避難所として指定されたわけですね、今回。したがって、そういう地域だけに、こういう何かもう区民活動センターであるというような言い方じゃなくて―当然この答えでは納得できるような回答じゃないと思いますよ。だって、現にそういう指定をされている地域、危険が高い地域の方々からの声に対しての回答としては、これでは不誠実だし、ごまかしているような言い方にならざるを得ないと思うんですよ。やはり避難所一覧を今回配布されたわけですから、それで東中野小学校だと指定されたわけですから、これでとりあえず言っておけばいいだろうみたいな感じに受け取られる、そういう声が来ていますのでね、こういう回答でない答えを用意されたほうがいいと思います。これは時間がありませんので。

 もう1点だけですけども、土地活用についての売却については極めてかみ合わないやりとりがされたし、売却をしないと言ったということについても曖昧な答弁のやりとりだったと思います。そういう点では、地域的には売却を当時するというふうには言っていないというのが全体の参加者の中の総意、意見だったというふうに思います。最後にしますけども、今回の説明会をされて、案が取れて計画になるわけですけども、計画になったものについて再度地域に報告をすると、説明をするということは、あの場ではしないというふうに私は聞きましたけども、計画に確定した段階で地域に説明するということは当然すべきだというふうに思うんですけども、どのように、所管がちょっと違うかもしれませんけども、そういうやりとりだったかと思うんですけど、いかがですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 計画決定後の説明会等については、今のところは未定というふうに聞いております。

来住委員

 しないということじゃないということですね。私はなさらないような答弁をあのときに、やりとりがあったように思うんですが、するということも含めて当然区としては、案を取って決定された計画はもう一度返すということは当然だと僕は思っていたんですが、やりとりでは、そうじゃないという、もうこれで終わりですとおっしゃったように思うんですが。ありましたよね、答弁。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 失礼しました。未定と言いましたけど、やる予定はないということでございます。失礼いたしました。

来住委員

 それで済む話じゃないので。当然、案を説明しておきながら、区として決定したものをもう一度返すということは、これはどうであれね、立場が合意できるかできないじゃなくて、区の決定はやっぱりきちっと住民に伝えるべきだということで、きょうは要望にしておきますけども、説明会を開くべきだということをお願いしたいと思います。

伊東委員

 本報告については、該当の所管の部分だけということになろうかと思いますけれど、この公園についてお伺いしますけど、基本計画が案が取れて計画になって、その後、順調に進めば基本設計と詳細設計に進んでいくかと思うんだけれど、それはあくまでも残る土地の民間売却を踏まえてのことだろうと思うんですけれど、仮に売却が調わないことがあった場合に、これから区民活動センターの設計のほうにも、次がかかってくるわけですから、そうなった場合のリスクを考えているということはあるんですか、区は。要するに、民間売却の話とこちらの計画の進捗との進めぐあい。たしか整備が終わってから売却というような流れだったと思うんですけれど、では、整備が終わっちゃって売却が調わない場合とかというのは考えているの。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 売却そのものは、これは他の委員会でやりますが、当然、公園整備の条件の一つとして、残地が売却されるということはあろうと思います。したがいまして、売却が今後どういう状況になるかによって具体的なやり方ですとかスケジュール等はまた変更する可能があるんじゃないかというふうには考えております。

伊東委員

 普通でしたらばこんなことはお聞きしないんですけれど、当該地は大変な急峻な崖で、建設委員会ですから専門の方ばかりですので、東京都の安全条例でも、あの急な傾斜地は仮に売却が調わない場合に、今後の活用という部分を区も真剣に考えなきゃならないということもあろうかと思います。ですから、売却という方針を区がしっかりと打ち出しているのであれば、その部分と今回の基本計画をどうこの先進めていくかのタイムスケジュールというのはもう既に発表はされていますけれど、もう少し慎重に行うべきじゃないかなということを心配してならないので、ぜひその辺は念頭に入れておいていただきたいなと思っております。

委員長

 ほかに質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、11番、平成26年度第5回中野区都市計画審議会についてと12番の平成26年度第6回中野区都市計画審議会については、審査日程の協議の際に確認したとおり、一括して報告を求めます。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 それでは、11番と12番につきまして一括して御報告をいたします。

 まず、11番、平成26年度第5回中野区都市計画審議会についてでございます。

 お手元の資料(資料12)をごらんいただきたく思います。

 開催日時は平成26年12月11日午後3時から、区役所7階、第9・10会議室でございました。

 1番の諮問事項ですが、そこにお示しをしております(1)、(2)、2件の諮問。

 それから、2番の報告事項でございますが、たくさんありますけども、大きなくくりとしては(1)、(2)、(3)の三つでございました。

 まず、諮問事項の(1)東京都市計画都市再開発の方針の変更について(東京都決定)ですが、1枚めくっていただきまして、インデックスの1番がついております資料をごらんいただきたく思います。

 これは当建設委員会における都市計画審議会の御報告の中で既に何度か御説明いたしておりまして、2番の方針の概要ということをごらんいただきますと、都市再開発の方針、これは都市再開発法に基づきまして市街地における再開発の各種施策を長期的に、かつ総合的に体系づけたマスタープランでございまして、この東京都市計画といいますのは東京23区の範囲という意味でございまして、この東京23区の都市再開発の方針は東京都が決定権限を持っております。このたび、東京都が都市再開発の方針を変更するに当たりまして、東京都より東京23区の各区に対しまして変更案に対する意見照会があったことから、区の都市計画審議会においてこの変更案の内容を審議しまして、審議結果をもとに区は東京都に回答すると、そういった趣旨でございます。

 3番の変更箇所でございます。これは中野区の分でございますが、これは既に御説明をいたしておりますけども、2枚めくっていただきますと、「都市再開発の方針の附図(変更後)」という色刷りの地図、こういったものが出てまいります。

 この地図のまず赤く塗った地区、すなわち中央部にあります中野.10、これは中野駅周辺地区、中野.10のずっと上の中野.11、これは沼袋駅周辺地区、それからその左になりますが、ちょっと大きい地区ですが、中野.12、これは大和町地区、さらに中野.13、ちょっと小さい地区ですが、これは新井薬師前駅周辺地区、こういった地区を新たに凡例に示してあります再開発促進地区に指定しようというものでございます。

 それから、黄色く塗ってある区域。これは中野.カとありますけども、これは上高田・松が丘・沼袋周辺という地区ですが、この地区を凡例に示してあります誘導地区に新たに指定するというものが今回の変更の主な内容でございます。

 それから、その次のページには冊子が2冊ございまして、まず「都市再開発の方針」、こういったものですが、これは変更後の方針内容でございます。それからもう一つが「都市再開発の方針(新旧対照表)」が添付してあります。ここに細かな内容が記載されておりますので、後ほどごらんいただければと思います。

 本件、審議の後、採決いたしましたところ、本件については審議会としては了承となったわけでございます。

 次に、インデックスの2番目となっております資料をごらんください。

 これが諮問事項の(2)でございますけども、東京都市計画住宅市街地の開発整備の方針の変更について(東京都決定)というものですが、これも諮問の1番目の都市再開発の方針の変更と同様でございまして、当建設委員会における都市計画審議会の御報告の中で既に何度か御説明をいたしておりますけども、2番の方針の概要をごらんいただきますと、本方針は、良好な住宅市街地の開発整備を図るための長期的かつ総合的なマスタープランであると、そういった位置付けがしてあります。

 東京23区におけます住宅市街地の開発整備の方針、これにつきましては東京都に決定権限がありますけども、このたび、東京都がこの住宅市街地の開発整備の方針についてを変更するに当たりまして、東京都から東京23区の各区に対しまして変更案に対する意見照会があったことから、区の都市計画審議会において変更案の内容を審議いたしまして、審議結果をもとに区は東京都に回答すると、そういった趣旨でございます。

 3番の変更箇所(中野区分)でございます。これもこれまでも御説明いたしているところでございますけども、2枚めくっていただきますと、「住宅市街地の開発整備の方針(変更後)」という赤く色を一部塗った地図が出てまいります。ごらんください。

 この赤く色を塗った区域、すなわち順に見ますと、まず一番上から中野.18、これは江古田三丁目地区、中野.19、これは沼袋駅周辺地区、それから中野.20、これは大和町地区、さらには中野.21、これは新井薬師前駅周辺地区ですが、これら四つの地区を新たに重点地区と位置付ける、これが今回の中野区関係分の主な変更内容となってございます。

 その次のページには冊子が2冊、これは「住宅市街地の開発整備の方針」、これは変更後のものでございます。それからもう一つの冊子が「住宅市街地の開発整備の方針附図」というものでございます。失礼しました。その前に新旧対照表、それからその次が附図という冊子、全部で三つございます。これ全部細かな内容が書いてありますので、後ほどごらんいただければと存じます。

 この変更案につきましても、審議の結果、了承ということになっているわけでございます。

 続きまして、第5回都市計画審議会の報告事項でございます。

 インデックスの3番がついております資料をごらんいただきたく思います。

 これは中野駅地区、中野三丁目地区、それから中野駅南口地区に係る都市計画の決定予定案件についての報告でございます。

 これは、以下にお示しをしております都市計画につきまして、中野区が決定するに当たり、この次の回、すなわち第6回の都市計画審議会に諮問するために、あらかじめ都市計画案の概要を委員の皆様に御説明いたしまして御理解をお願いしたと、そういったものでございます。

 まず、1番、中野駅地区・中野三丁目地区・中野駅南口地区の都市計画案の概要についてですが、まず、(1)の中野駅地区に係る都市計画案の概要として、一つ目の東京都市計画道路幹線街路補助線街路第223号線の変更、これは中野駅の西側自由通路に接続する北側広場に設けるデッキを新設するというものでございます。それから、次に、東京都市計画道路中野区画街路第5号線決定及び中野駅付近広場第1号の廃止、これは現在の中野駅南口広場を拡張するとともに都市計画上の位置付けを変更するというものでございます。それから、東京都市計画道路特殊街路中野歩行者専用道路第2号線の決定、これは中野駅西側南北自由通路本体を指すものでございます。それから、次に、東京都市計画交通広場中野駅西口広場の決定、これは西側南北自由通路が中野三丁目側におりる部分に新たに設ける西口広場でございます。

 それから、(2)中野三丁目地区に係る都市計画案の概要として、東京都市計画土地区画整理事業中野三丁目土地区画整理事業の決定。これは、新たに設ける西口広場や桃丘小学校跡地を含む区域で土地区画整理事業の実施を想定しておりまして、本日の委員会で報告がありましたが、これを都市計画として決定しようというものでございます。

 それから、(3)です。中野駅南口地区に係る都市計画案の概要です。これは、中野二丁目の中野駅南口に隣接いたします東京都住宅供給公社の団地を中心とした区域で土地区画整理事業と市街地再開発事業の実施を想定しておりまして、そのために必要な都市計画の決定及び変更の内容でございます。上から順番に、地区計画の決定、用途地域の変更、高度利用地区の変更、第一種市街地再開発事業の決定、土地区画整理事業の決定、防火地域及び準防火地域の変更、高度地区の変更となっておりますが、なお、上から二つ目の用途地域の変更につきましては、これは東京都に決定権限がありまして、東京都が用途地域の変更をするに当たり、中野区として意見があるか申し述べると、そういったものになっておりますけれども、それ以外は全て都市計画審議会の答申内容に基づきまして中野区が決定するというものでございます。

 それから、2番、説明会の開催についてでございます。これら都市計画案につきましては、そこにお示しをしています日時、会場で説明会を開催しております。参加者は合計で86名でございました。

 それから、3番、都市計画案の公告・縦覧について。そこにお示しの日程で実施をしたところでございます。

 それから、裏面をごらんいただきたく思います。

 4番、今後の予定でございます。平成27年1月中旬に都市計画審議会―これは、この後、御説明いたします第6回の都市計画審議会でございますが、ここで諮問・答申があった後、3月には都市計画決定及び告示という想定でございます。

 次に、次のペーパーで、右上に「別添共通資料」とある資料をごらんください。こういったものでございます。

 これは参考資料でございまして、各地区の都市計画決定または変更を予定しております内容につきまして、まとめてお示しをしたものでございます。

 この別添共通資料を1枚表紙をめくっていただきまして、左下に2ページとありますが、これは中野駅地区整備に係る都市計画案につきまして内容を取りまとめております。南北自由通路や新北口広場に接続するデッキ、あるいは中野三丁目側に設ける予定の中野駅西口広場、それから、1枚めくっていただきますと、4ページになりますが、南口駅前広場等々をお示ししております。細かい内容につきましては、当委員会でこれまで御説明をしておりますので、ごらんいただければと存じます。

 それから、次の5ページからですが、これが中野三丁目土地区画整理事業の都市計画案となってございます。

 それから、めくっていただきまして、6ページ以降は、これは中野駅南口地区での再開発事業の実施に関する都市計画のそれぞれの内容でございます。初め、6ページからが地区計画の内容でございまして、6ページ、それから7ページ、8ページ、9ページまでが地区計画の内容となります。

 それから、10ページが用途地域の変更でございます。これは先ほどお話しいたしましたように、用途地域の東京都の決定となります。

 それから、同じく10ページで、高度利用地区。

 それから、11ページは、第一種市街地再開発事業。

 めくっていただきまして、12ページは、土地区画整理事業、それから防火地域及び準防火地域。

 13ページが高度利用地区の変更となります。

 それから、次に、「別添1」というインデックス等がつけてありますが、右肩上に「別添資料1」とありまして、別添資料1、これは中野駅地区に係る都市計画の案の正式な図書でございます。これは後ほどごらんいただきたく思います。

 同様に、別添2、これは中野三丁目地区に係る都市計画の案について、都市計画法上の正式な図書となってございます。

 別添3も同じく中野駅南口地区に係る都市計画の案に係る正式な図書となっております。

 それから、少し飛びまして、インデックスがつけてございますが、別添4、これは先ほど申し上げましたように、用途地域だけは東京都の決定となりますので、都市計画の図書としては別物になります。その図書をつけたものでございます。

 以上の資料によりまして所管から御説明を申し上げたところでございます。

 第5回都市計画審議会の御報告は以上でございます。

 引き続きまして、第6回都市計画審議会の御報告を申し上げます(資料13)

 今ごらんいただきました別添資料4の次のペーパーでございます。

 平成26年度第6回中野区都市計画審議会でございます。

 日時は1月19日(月曜日)午後2時から、第1委員会室で開催をいたしました。

 内容といたしましては、前回、第5回の内容について諮問事項の審議でございまして、先ほど第5回都市計画審議会の御報告の際に御説明いたしました中野駅地区、中野三丁目地区、中野駅南口地区、それぞれの都市計画の案につきまして、これは合計12件ございましたけども、区長から都市計画審議会に対して諮問がありました。資料といたしましては、前回、第5回に使用しました資料に加えまして、インデックスをつけておりますが、別紙1として、それぞれの都市計画の案に関する理由書、それから、別紙2といたしまして、これもインデックスをつけておりますが、都市計画の案に対する意見書の要旨及び区の見解、こういった資料を使用いたしまして、所管より内容の御説明をいたしております。

 その後、質疑応答を行いまして、主に中野駅南口地区に関する御質問や御意見などがありました。主なものといたしましては、再開発ビルの建設に伴う風害に関すること、北側に接する千光前通りの整備の経緯に関すること、事業の進め方が少し速過ぎるのではないかという御意見、あるいは逆に進めたほうがよいという御意見等々ありました。

 その後、採決をいたしましたところ、いずれの案件につきましても案のとおり了承として、答申となってございます。

 以上、都市計画審議会の御報告でございました。

委員長

 5時となりますが、引き続き所管事項の報告を受けることにご異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 ご異議ありませんので、そのように決定いたします。

では、ただいまの報告に対し質疑はありませんでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、13番、弥生町三丁目周辺地区まちづくり協議会の設立についての報告を求めます。

安田都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当)

 それでは、弥生町三丁目周辺地区まちづくり協議会の設立について御報告申し上げます(資料14)

 本報告は、震災対策特別委員会と重複報告でございます。

 本件については、昨年の第4回定例会中の本委員会でも既に御報告してございますが、弥生町三丁目周辺地区の防災まちづくりを地域住民の意向を踏まえ着実に推進するため、地区計画を含むまちづくりのルール等の検討を目的として、弥生町三丁目周辺地区まちづくり協議会を実際に設立しましたので、報告するものでございます。

 これまでの本地区の防災まちづくりは、地元町会や防災会などのメンバーから成る弥生町三丁目周辺地区まちづくりの会で議論を行ってまいりましたが、本協議会は、これらのメンバーに加え、公募委員やまちづくりの会から推薦されたメンバーも加えて設立するものでございます。

 なお、これまでの議論や検討は新しい協議会に継承していくものとし、まちづくりの会は解散してございます。

 まず、1点目、協議会の構成でございます。旧まちづくりの会の委員10名に、公募委員4名、まちづくりの会からの推薦者3名を加えた合計17名で構成されます。

 次に、2点目、協議会の活動内容でございます。まちづくりに必要な調査・研究。例えば地区の課題や先進区の事例を調べたりすることでございます。②まちづくりのルールの検討。これは地区計画などの規制・誘導方法などの地区の防災まちづくりのルールの検討でございます。③まちづくりに関する広報。ニュース等での情報発信。④その他、まちづくりを進めるために必要な活動。例えば普及・啓発活動などでございます。

 3点目、協議会の活動期間でございます。設立日の平成26年12月5日から平成28年3月末としてございます。ただし、協議会の決議等で延長等は可能となってございます。

 次に、第1回協議会の開催についてでございます。昨年12月5日に開催しまして、会長、副会長の選任等を行い、これまでの本地区における防災まちづくりの取り組み状況の説明を行った上、協議会の活動の方向性について確認してございます。

 最後に、協議会の今後の予定でございます。本協議会は、おおむね2カ月に1回程度開催し、地区のまちづくりのルールの考え方をまとめ、区としては、協議会における議論を踏まえ、地区計画の素案、そして案を策定して、都市計画決定手続を進めていく予定でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、14番、中野区立早稲田通り公園の区域の変更についての報告を求めます。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 中野区立早稲田通り公園の区域の変更について御報告させていただきます(資料15)

 東京都市計画道路事業補助線第74号線、早稲田通りでございますが、その拡幅事業に伴いまして、道路用地とするため、早稲田通り公園の区域の変更を行いました。

 一つ目に、区域変更することとなった公園の所在地と面積でございます。名称は、中野区立早稲田通り公園でございます。所在地は、中野区野方一丁目35番。変更の前の面積が1,032平米。道路拡幅に伴い廃止となった面積が123.36平米。変更後の面積が908.64平米となってございます。

 具体的には裏面の案内図及び平面図をごらんください。上の図が公園の案内図、下の図が平面図となってございます。下の平面図でございますが、上部に「道路用地」と書いてある網かけ部分がございます。そちらが今回道路拡幅に伴い廃止をした部分となります。

 表面に戻っていただきまして、2番目に、告示日でございますが、中野区立公園条例第2条の定めによりまして、平成27年1月15日に区域変更の告示を行いました。

 3、その他でございます。廃止部分についてでございますが、拡幅工事の着工までに時間があることから、着工までの間、従前と同様に公園と一体的に使用し、区で管理をいたします。なお、拡幅整備の事業期間については、平成30年度末、31年3月31日となってございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、15番、その他で何か報告はありますか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 平成26年第4回定例会の当委員会におきまして、区役所・サンプラザ地区再整備に係る事業化の検討に関する覚書の取り交わしについて報告をしたところでございますが、平成26年12月17日付で区と独立行政法人都市再生機構の間で覚書の取り交わしをいたしました。今後、この覚書に基づきまして再整備事業の事業化検討を双方で行ってまいりたいと思っております。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 ほかに報告はありますでしょうか。

中井都市基盤部副参事(交通対策担当)

 私からは、西武新宿線野方駅の環状七号線アンダーパス付近の電線共同溝設置工事に伴います野方自転車駐車場整理区画の利用制限について御報告をさせていただきます。

 この報告につきましては、この工事、工事主体は東京都第三建設事務所になります。工事区域につきましては、妙正寺川、新栄橋から丸山陸橋北側までの道路延長約700メートルと聞いてございます。この工事内容ですが、電気、電話、ケーブルテレビの送電線を地中に埋設するための共同溝を設置する工事と聞いてございます。私のほうからは、この工事、野方自転車等駐車整理区画に係る工事のため、登録方法がこの区画、年間登録となってございます。そうしたことから、平成27年度の利用者登録を2月上旬から行うために今回報告をさせていただいているものでございます。

 また、この工事期間につきましては、平成27年の秋ごろから3年を西武線の南側、それから西武線北側を平成28年度から3年間というふうに聞いてございます。

 なお、この工事は長期にわたりますものですから、工事期間中の駐輪場の利用につきましては、利用者に不便をかけないで御利用いただきますよう、東京都第三建設事務所と継続的に協議をしてまいりたいと考えてございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

近藤委員

 すみません、利用者に迷惑をかけないように協議して、結局、今使っている方はどういうふうになるんですか。

中井都市基盤部副参事(交通対策担当)

 先ほど申し上げました、工事期間が長いこと、それから西武線の南側、北側で分けて工事をしますので、そういった中で私どももこの自転車の利用台数も当然鑑みまして、それから今私どもが持っているだけの駐輪場では賄い切れない部分も当然出てきますので、そういった部分をしっかりと東京都第三建設事務所と協議をしながら、そういった不足のないようなことで工事を進めてまいりたいと考えてございます。報告は以上でございます。

近藤委員

 工事を進めていくのはわかるんですけど、自転車はどこか別の土地を借りたりとか、そういうふうに進めていくということですか。

中井都市基盤部副参事(交通対策担当)

 この近隣のあいている土地、例えば東京都が持っている土地がございますので、そういったところも活用していけるように第三建設事務所と今話をしている最中でございます。

委員長

 ほかにありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後5時17分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後5時17分)

 

 休憩中に確認いただきましたとおり、次回は第1回定例会中の委員会とし、急な案件が生じた場合は正副委員長から連絡させていただくことにしたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で本日の建設委員会を散会いたします。

 

(午後5時17分)