平成27年01年26日中野区議会子ども文教委員会
平成27年01年26日中野区議会子ども文教委員会の会議録
27.01.26 中野区議会子ども文教委員会

中野区議会子ども文教委員会〔平成27年1月26日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 平成27年1月26日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午後0時59分

 

○閉会  午後4時53分

 

○出席委員(9名)

 高橋 ちあき委員長

 石川 直行副委員長

 高橋 かずちか委員

 甲田 ゆり子委員

 南 かつひこ委員

 森 たかゆき委員

 小宮山 たかし委員

 伊藤 正信委員

 かせ 次郎委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 教育長 田辺 裕子

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 奈良 浩二

 子ども教育部副参事(子ども教育経営担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

辻本 将紀

 子ども教育部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長、

教育委員会事務局副参事(特別支援教育等連携担当) 永田 純一

 子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長、

教育委員会事務局副参事(就学前教育連携担当) 古川 康司

 子ども教育部副参事(幼児施策調整担当)、教育委員会事務局副参事(幼児施策調整担当)

濵口  求

 子ども教育部副参事(子ども教育施設担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)

伊藤 正秀

 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 石濱 良行

 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 伊東 知秀

 教育委員会事務局指導室長 川島 隆宏

 北部すこやか福祉センター所長 田中 政之

 南部すこやか福祉センター所長、南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 相澤 明郎

 

○事務局職員

 書記 土屋 佳代子

 書記 田中  寛

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 学校教育の充実について

 子育て支援及び子どもの育成について

○所管事項の報告

 1 中野区子ども・子育て支援事業計画(案)について(子ども教育経営担当)

 2 第4期中野区障害福祉計画(案)について(子育て支援担当)

 3 民間学童クラブ(放課後児童健全育成事業)開設事業者の選定結果について

(子育て支援担当)

 4 子ども・子育て新制度における保育料等の考え方(案)について(保育園・幼稚園担当)

 5 小規模保育事業運営事業者の選定結果について(幼児施策整備担当)

 6 区立学校卒業(修了)式・入学(入園)式・周年行事について(学校教育担当)

 7 平成26年度体力テストの結果と体力向上に向けた取組(指導室長)

 8 その他

 (1)2015年中野区成人のつどいの実施結果について(子育て支援担当)

 (2)民営化保育園の名称について(幼児施策整備担当)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会いたします。

 

(午後0時59分)

 

 本日の審査日程等を確認するために委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 それでは、再開いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 ご異議ありませんので、そのように進めます。

 休憩中に御協議いただきましたとおり、この後議題を宣告した後、委員会を休憩して視察を行い、視察終了後に委員会を再開し、所管事項の報告を受けたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 ご異議ありませんので、そのように決定いたします。

 なお、審査にあたっては5時を目途に進めていきたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 学校教育の充実について、子育て支援及び子どもの育成について、を議題に供します。

 委員会を休憩します。

 

(午後1時01分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開いたします。

 

(午後3時45分)

 

 それでは、所管事項の報告を受けたいと思います。

 まず1番、中野区子ども・子育て支援事業計画(案)について、をお願いいたします。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 それでは、中野区子ども・子育て支援事業計画(案)につきまして資料(資料2)に基づき御報告を申し上げます。

 なお、本報告につきましては、本日午前中の地域支えあい推進特別委員会におきましても同様の報告をさせていただいたところでございます。

 中野区子ども・子育て支援事業計画(素案)につきましては、12月の当委員会におきましても意見交換会等で寄せられました意見等につきまして報告をしたところでございます。これらの内容、さらには区として来年度に向けまして取り組みを検討する中で明確にしてまいりました点も含めまして、次のとおり計画案をまとめたものでございまして、報告をさせていただくものでございます。

 計画案は、別紙1のとおりでございます。後ほどお目通しをいただければと存じます。

 2でございますが、計画素案からの主な変更点ということでこちらの資料にまとめてございますので、こちらをごらんいただければと存じます。

 まず、第1章の主な変更箇所でございます。左側に計画案、右側には素案の内容ということで記載をさせていただいてございます。

 初めに、6の基本理念と実現するための視点のところの部分でございます。

 基本理念については変わってございませんけれども、これらにつきまして内容を説明している部分がございます。こちらの部分につきまして、記載のアンダーラインのとおりの記述を加えさせていただきました。地域のつながりの中で子どもたちがさまざまな体験をすることで、心豊かに成長することができていますということで、子ども自身が地域のつながりの中で自ら成長していく視点を追記したところでございます。もともと本計画の中にはそういった視点、考え方として持っていたものを追記することによりまして、内容の充実を図ったところでございます。

 ページをおめくりいただきまして、2ページでございます。

 第2章の主な変更箇所は特にございません。

 第3章でございます。目標Ⅰのすこやかに育つ子どもたちの主な変更箇所ということでございます。

 まず1点目でございますが、すこやかな妊娠、出産の支援の主な取り組みのところの成果指標でございます。これまでは右側に記載のとおり、こんにちは赤ちゃん訪問時点に比べ、3・4か月児健康診査時点で産後うつアンケートの高得点者が減少した割合ということで非常にわかりにくいような表現となってございました。これを記載のとおり3か月児健康診査での産後うつアンケートによるハイリスク者の割合、ということで修正をさせていただきたいと考えてございます。これによりまして、すこやか福祉センター等で行う取り組み等によりまして改善されたことが年度ごとの比較でわかるような指標としてまいりたいと考えてございます。

 続きまして、同じく目標Ⅰの取り組みの柱5でございます。家庭の子育て力の向上の主な取り組みのところの①さまざまな情報媒体を使用した子育て支援情報の提供の部分でございます。

 こちらにつきましては、これまで記載のとおり子育て家庭の外出支援、あるいは子育て支援活動やイベントのお知らせ等という記載でございました。これに左側アンダーラインの部分でございますが、区が妊娠期から産後、子育て期までの切れ目ない支援を充実していくという考えのもと、妊娠・出産・育児に関するアドバイスなどの情報の充実につきましても追記をさせていただいたところでございます。

 続きまして、3ページをごらんいただきたいと存じます。同じく第3章の目標のⅡ充実した教育や支援に支えられる子育て家庭の主な変更箇所でございます。

 初めに取り組みの柱1、多様で質の高い教育・保育の提供の部分でございますが、目指す姿の1点目にアンダーラインのとおりの内容を記載させていただきました。子ども一人ひとりが集団生活を通して丈夫な体と豊かな心を育んでいますということでございます。これによりまして子どもたちのすこやかな成長そのものを目指す姿ということで明らかにすることによりまして、幼稚園や保育園での質や量の拡充によります高い教育・保育を引き続き実施していくことを明確に表現したということでございます。

 続きまして、同じく目標2のところでございますが、多様で質の高い教育・保育の提供の③私立幼稚園利用者への支援の充実ということで、これまでは右側に記載のとおり、特定負担額の補助の内容限りの表現でございましたが、左側のとおり現行制度の私立幼稚園保護者への支援と新制度の私立幼稚園等保護者への支援を別々にわかりやすく記載したところでございます。左側をごらんいただきまして、③は現行制度の私立幼稚園保護者への支援の内容でございますが、今後も継続してまいる考えでございます。また、④は新制度の私立幼稚園等保護者への負担ということでございまして、こちらにつきましても特定負担額の表現を園独自に保護者に負担を求める費用について一定の基準で補助を実施しますということで、表現につきましてもわかりやすく変更させていただきたいと考えてございます。

 次に、その下でございます。⑧では認可外保育施設保護者への支援ということで、新たに追加をさせていただいてございます。これはこれまで記載については特にございませんでしたけれども、現在でも認証保育所の保護者の方への補助をしてございますが、今後も継続してまいります。また、アンダーラインでございますが、認可保育施設を希望し、待機している保護者の方への補助も一定の範囲内でしていくということで記述を追加させていただいているところでございます。

 続きまして、最後の4ページをごらんいただきたいと存じます。第3章につきまして特に変更はございません。第4章につきましては、幼児期の学校教育・保育、あるいは地域子ども・子育て支援事業の需要見込みと確保策の部分でございますけれども、直近の人口や需要を踏まえまして微修正をした部分がございます。

 なお、考え方につきまして大きな変更はございません。

 最後に、今後の予定ということでございまして、委員会報告後、明日から2月16日にかけまして計画(案)の公表並びにパブリック・コメント手続を実施してまいりたいと考えてございます。また、これを踏まえまして3月には計画決定ということで考えているところでございます。

 報告につきましては以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に、何か御質問ありましたらお願いします。

甲田委員

 素案から案に変更ということで、私たちの委員会の中でも言わせていただいたことが少し盛り込まれているのかなというふうに思っています。私のほうでは、一つは産後うつのアンケートにおけるハイリスク者の割合ということでなりましたけれども、これは産後うつアンケートの高得点者が減少した割合というのとどういうふうに違うのか、まずそこを教えていただきたいんですが。

永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)

 この指標の変更の内容でございます。従来、素案の際には、こんにちは赤ちゃん訪問時に一度アンケートを行いまして、3・4か月健診時で2回目のアンケートを行う。その差をどの程度減らすことができたかということを指標として考えてございました。しかしながら、それが大変わかりにくいとかといったようなことから見直しを行いまして、今回その2回目の3か月児健康診査の際に行う産後うつアンケート、ここでのハイリスク者の割合というふうに変更したというものでございます。

甲田委員

 それはわかるんですけれども、表現が違うだけということですかね。高得点者というのとハイリスク者という、言い方が違うというだけのことでしょうか。

永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)

 素案の際の指標は、1回目の調査結果と2回目の調査結果の差、どれだけ減らすことができたかという指標で考えておりました。こんにちは赤ちゃん訪問時で1回やって、そして次に同じ方に3カ月健診でもう一度検査を行うと。その結果、どの程度その得点を減らすことができたかということで考えておりましたが、最終的な目標としては、減らしていくということでありますので、この3カ月健診時のハイリスク者の割合、と。高得点者という言葉も意味合いもわかりにくいということでありましたので、ハイリスク者というふうに言葉を改めまして、そのように整理をさせていただいたものでございます。

甲田委員

 今後ハイリスク者をずっと見ていって、減少させていくということだと思います。これから産後ケアなどの施策でしっかりと取り組んでいただけるというふうに思っております。

 もう一つ、下のところの44ページのさまざまな情報媒体を使用した子育て支援情報の提供、これ、本当に大事だなと思っておりまして、さまざまなというところで、前回の素案のときには子育て支援活動やイベントお知らせの情報をメールマガジンで月1回ということで、今回はメール配信、また、区のホームページのデジタル地図内に区の施設の情報などを表示し、ということなんですけれども、これ以外には情報の提供というのは考えていないんでしょうかというか、今、私のほうでよく御相談でお受けするのが、文字だけではちょっとわかりにくくて、いろいろな子育てひろばですとか子育て支援の場があるというのはわかるんですけれども、子育て支援ハンドブック「おひるね」でも子育て応援メールマガジンでも、そこに施設があって、電話番号はこうですよということが書いてあるだけで、なかなか行きにくいというお声がありまして、ホームページを見ても写真とかがあるわけでもなく、どんなことをやっていて、どんな雰囲気なのかというのが全くわからないので、一歩踏み出しにくいという御相談がありました。本当にこれ、しっかりやっていただいて、ホームページで行きたくなるような情報の提供をぜひお願いしたいなというふうに思っているんですけれども、その辺はどういうふうにお考えでしょうか。

永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)

 今回想定しておりますメールの配信の内容でございますが、従来のメールの内容につきましては、主に行政情報を提供していくというものでございました。今回新たに実施をいたしますのが、妊娠・出産・育児に関するアドバイスなどの情報というところでございまして、これはまず、妊娠・出産前でしたら、出産予定日を入力していただくということによりまして、その出産予定日から逆算して、おなかの中の子どもがどういう状態であり、そのときにお母さんや御家庭においてはどういうことに注意が必要であるか、そういったことを出産まで毎日メールでお送りいたします。それから、出産後につきましても、誕生日を入力していただくことによりまして、出産後100日目まで毎日子どもの状態を配信する。この内容につきましては、産婦人科医ですとか小児科医等の監修によります内容を毎日送る。そして、それに合わせる形で行政情報を提供させていただくということで、そうしたお子さんの成長の段階に応じた行政情報の提供も的確に行っていくことができるであろうというふうに考えております。

甲田委員

 大変いい取り組みだと思いますので、ぜひやっていただきたいと思いますが、行政情報はとても大事なんですが、今すごく民間でもいろいろなことに取り組んでいらっしゃって、前にも言いましたけれども、育フェスのイベントは本当にすばらしくて、みんなが来たくなるような交流の場があったなというふうに思いますので、ああいった方々もいろいろなホームページやら情報発信をしておられますので、そういうところにも目が向けられるようなものもあってもいいんではないかなと思いますし、また、ホームページとかメールマガジンも大事なんですが、そういう顔の見える、コミュニケーションがとれるようなところに行って情報が得られる場づくりも同時に力を入れていっていただきたいなというふうに思っています。私に御相談いただいた方々も、やっぱり文字やメールだけではなかなか行きにくくて、行った先でコミュニケーションがとれるような、そういう支援がぜひあったらいいなというふうにお考えだそうなので、最初の基本理念のところにも地域のつながりの中で子どもたちがさまざまな体験をすることでというふうにありますけれども、地域のつながりをつくってあげる支援ということで、そういったことにも力を入れていっていただきたいと思いますので、そのとっかかりになるのがそういうメール配信や出産日からの毎日の情報提供というのがすごくありがたいなというふうに思いますので、ぜひその辺も含めて要望しておきたいと思います。何かありましたらお願いします。

永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)

 今回、この子育て支援の新たな取り組みといたしまして、31、32ページに特に記載がございますが、乳幼児を育てている保護者に対して交流の場を提供し、子育て相談や子育てに関する講座等を実施することで子育て家庭の孤立感ですとか子育ての負担感の解消を図っていくと。そうしたまさに孤立をしない、地域の顔と顔が見えるコミュニケーションをつくっていく、そうしたような取り組みも新たに初めてまいりたいというふうに考えてございます。

森委員

 幾つか伺いたいんですが、素案から案になって幾つか変更点が出てきていますが、これ、変更した中身を見ると、皆さんの中でもうちょっと検討を深めたりとか、もしくは甲田委員がおっしゃったように議会での議論を踏まえてちょっと変更していただいたという点があるのかと思うんですが、いわゆる意見交換会で出た意見って、前回御報告いただきましたけれども、それを踏まえて変更された箇所というのはこの中にはあるんでしょうか。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 前回、意見交換会の内容につきまして資料に基づき報告をさせていただいたところでございます。その後、団体等の意見の交換などもしておりまして、そういったところでいただいた意見を踏まえた内容といたしまして、例えば1ページの№1でございますとか、3ページの№1などはそういったいただいた御意見なども踏まえて私どもとして検討をさせていただき、記載をさせていただいた内容でございます。

森委員

 前回御報告をいただいた意見交換会で出た意見という意味ではどうですか。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 前回の資料というのは、そういう意味では意見交換会と団体での意見なども総合的に捉えた形での資料ということでございますので、そういったものを踏まえて今回整理をさせていただいたということでございます。

森委員

 もう1点伺いたいんですが、4章で需要見込みと確保方策というのが修正ということが書いてありますけれども、どういう方向で修正なさったんですか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 需要見込みと確保方策でございますが、人口推計に基づきまして保育需要を算出し、確保方策を定めてこれまで素案の中に盛り込ませていただいておりました。平成27年4月1日の人口推計をもとに今後の需要見込みを算出しておりますけれども、現在直近の、平成26年12月の人口が増えているという傾向がございましたので、見直す、上方修正をする必要があるだろうということで需要見込みを算出し直しまして、確保方策を計画の中に盛り込ませていただいております。

かせ委員

 50ページの8番のところで、認可保育施設へ利用を希望し、待機している保護者に対して補助を行うというふうにありますけれども、もうちょっと具体的に。認可外保育ですけれども、これは例えば家庭的保育とか、あるいは認証保育園とか、そういったものを指すのでしょうか。

古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)

 8番に記載してございます認可外保育施設でございますが、認可外保育施設、認証保育所も入るわけでございますが、認証保育所は現在も保護者補助のほうを実施しておりますので、ここの⑧番で「また」以降に書いてございます認可外保育施設に関しましては、いわゆるベビーホテルといったものを想定しているものでございます。

 また、家庭的保育事業は今後区の認可になりますので、通常の区が定める保育料で徴収していただくといった形になるものでございます。

かせ委員

 これまでの小規模とか、それも認可保育所になるわけですけれども、そうしますと、小規模であるとか、あるいは家庭的保育であるとか、そういったものを利用している人たちの中で認可保育所に入りたいという人はかなりいると思うんですけれども、こういった人たちに対する補助というのは、どういうことが考えられますか。

古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)

 家庭的保育事業や小規模保育事業に関しましても区の認可事業になりますので、そういった方に関する新たな補助というものは考えてございません。もし家庭的保育事業ですとか小規模保育を御利用されている方がいわゆる認可保育所を御希望される場合は、特定の年齢に達するまで転園希望を出していただく、もしくは3歳になるにあたりまして、本来ですと連携施設というものを設定して認可保育所のほうや連携施設へ、幼稚園もオーケーになっておりますので、そういったところに利用を継続することになるわけでございますが、途中での御希望の変更ということであれば、転園希望の中で対応のほうをさせていただくようになるのかなというふうに考えてございます。

委員長

 ほかにありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に、第4期中野区障害福祉計画(案)についての報告をお願いいたします。

永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)

 それでは、第4期中野区障害福祉計画(案)の策定につきまして、お手元の資料(資料3)によりまして御報告をさせていただきます。

 中野区健康福祉総合推進計画及び第4期中野区障害福祉計画につきましては、平成26年10月17日に中野区保健福祉審議会より答申を受け、素案を作成いたしました。この素案につきまして12月1日の当委員会において御報告をさせていただきました後、区民意見交換会などを行い、区に寄せられた意見等を踏まえ、このたび計画案を作成いたしましたので、御報告させていただくものでございます。

 今後、パブリック・コメント手続によりまして、改めて計画案に対して区民から意見を求める予定でございます。

 1番、保健福祉の基本計画につきましては、資料に記載のとおりでございます。このうち子育て支援担当といたしましては、障害福祉計画のうち、障害児に関する事項につきまして所管してございますので、当該事項につきまして御報告をさせていただきますが、特に考え方などにつきましての大きな変更点はございません。

 それでは、恐れ入ります、計画案本冊の9ページをお開きいただきたいと思います。この9ページの中ほどに計画の体系図がございます。網かけとなっております健康福祉総合推進計画の中に障害福祉計画が位置付けられております。ここの部分についての変更点等はございません。

 次に、171ページをごらんいただきたいと思います。

 課題4、障害や発達に課題のある子どもへの支援でございます。171ページから173ページにかけまして現状と課題、実現すべき状態、成果指標と目標値、おもな取り組みなどについて記載をしてございます。

 なお、この箇所につきましては、特に区民の方からの御意見等はございませんでした。そのため、一部文言整理をさせていただきましたほか、173ページのおもな取り組みの③障害児施設の基盤整備の下から3行目につきまして、区の障害児支援の核となるように基盤整備を進めますという表現をしておりましたが、その内容をよりわかりやすくするために改めております。相談支援機能を充実させ、関係機関との連携強化により、総合的で多様な支援を継続的に行うようにしていきますというふうに具体的な記述に改めさせていただきました。今回修正をさせていただきました点は、以上でございます。

 恐れ入ります、初めの資料のほうにお戻りいただきたいと思います。今後の予定でございます。

 今後、1月30日から2月にかけてパブリック・コメント手続を行った上で計画を策定し、3月、第1回定例会におきましてこのことについて御報告をさせていただく予定でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に、質疑がありましたらお願いいたします。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了をいたします。

 次に、民間学童クラブ(放課後児童健全育成事業)開設事業者の選定結果についての報告をお願いいたします。

永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)

 民間学童クラブ(放課後児童健全育成事業)開設事業者の選定結果につきまして、お手元の資料(資料4)によりまして御報告をさせていただきます。

 民間学童クラブ開設事業者の募集につきましては、8月29日の当委員会におきまして御報告をさせていただいたところでございますが、その後、応募のありました事業者について随時選定を行い、資料に記載のとおり2社を選定いたしましたので、御報告をさせていただきます。

 1、開設事業者及び計画の概要でございます。

 一つ目の開設事業者は株式会社セリオで、開設予定地は弥生町二丁目10番1号、霜田ビル2階。中野新橋の地域でございまして、利用を想定いたします小学校としましては、中野本郷、桃園、向台、中野神明などでございまして、定員は40人でございます。

 二つ目の事業者は葉隠勇進株式会社で、開設予定地は鷺宮四丁目37番14号。利用を想定する小学校といたしましては、若宮、武蔵台、鷺宮などで、定員は40人でございます。

 開設予定日は平成27年4月1日でございます。

 3、選定方法といたしましては、応募した事業者について選定委員会において書類審査及び運営学童クラブの視察やヒアリングの結果等を総合的に評価して決定いたしました。

 4、今後の予定といたしまして、3月末にかけて施設の整備並びに利用者の募集などを行いまして、4月1日から事業を開始する予定でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告で、御質疑ありましたらお願いいたします。

小宮山委員

 これ、四つ募集していたと思うんですが、そのうちの二つが決まって、残りの二つは引き続き募集していくという理解でよろしいでしょうか。

永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)

 はい、そのとおりでございます。

小宮山委員

 あと、例えば1番のセリオが運営しているトレジャーキッズクラブというところを詳しく見てみますと、夏にフルタイムで1か月子どもを預けると、その利用料金7万5,600円というふうになっています。ただ、送迎サービスがあったり勉強サービスがあったり、あとは英会話を教えてくれたり、内容は非常に手厚いんですが、ちょっと料金がお高いなと。以前私が民間の学童の中に高いものがあるというふうにこの場で質問しまして、その際の区の答えとしては、公設の学童と同一の料金にして、あとはオプションのサービスを有料にして差がつきますという説明だったと思います。その考え方でとりあえずやっていくんですよね。

永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)

 学童クラブの運営の内容と利用料金等につきましてでございますが、今回募集にあたりまして、開設後の運営につきましては中野区民間学童クラブ運営費補助要項に沿って運営を行っていただくということで、具体的にはそうした運営の時間とか利用料金等については基本的に区立に準ずる形で行っていただくということを確認させていただいております。また、それ以外の付加価値サービスについては、別途各事業者ごとに料金を設定して行っていただくという想定でございます。

小宮山委員

 その付加価値サービスについてなんですけれども、例えば同じ空間で保育を受けているのに、こっちの子は英語の先生と遊べるけれども、こっちの子は英語の先生と遊べないとか、こっちの子は勉強の質問すれば先生が答えてくれるけれども、こっちの子が質問しても答えてくれないとか、そういう学童内格差が生まれないようにうまく運営できるのかどうかというのが非常に気になるところなんですが、どうなんでしょう。

永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)

 同一の学童クラブの中でのサービスの提供のあり方につきましては、原則として場所を変えるということでありますとか、その契約に基づくといったようなものが国のほうからは示されておりますが、実際にそうした契約に基づいて行うという場合もございますし、また、そうではなく、学童に通っている子どもたち全員に対して勉強を教えてあげたり、学習支援をしていくといったようなことも日常的に行うといったようなところも伺っておりますので、そのあたりはけじめをつけて行っていくといったようなことになろうかと考えております。

森委員

 御報告ありがとうございます。これ、事業者の募集はどのくらいの数あったんでしょうか。

永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)

 今回選定に至った事業者は2社でございますが、その他問い合わせをいただいて、その地域に適当な物件がないか随時探していただいて、そういったものが見つかって、そして事業として実施をしていくということが会社の方針として決まれば提案はしていきたいといったような情報は何社からかいただいているという状況でございます。

委員長

 ほかにありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、他にないので、以上で本報告については終了いたします。

 次に、子ども・子育て支援新制度における保育料等の考え方(案)についての報告をお願いいたします。

古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)

 それでは、子ども・子育て支援新制度における保育料の考え方(案)につきまして御報告をいたします(資料5)。

 この件に関しましては、12月に子ども・子育て支援新制度における保育料等の考え方(素案)につきまして当委員会でも御報告させていただいた後、意見交換会を開催いたしまして、新制度の保育料等の考え方の案を下記のとおり取りまとめたものでございますので、報告をさせていただきます。

 まず、1番でございますが、新制度における保育料等の素案に関する意見交換会の実施の結果でございます。

 (1)開催の概要でございますが、記載のとおり3回意見交換会を実施いたしまして、合計41人の御参加をいただいているところでございます。また、1番の(3)に示されているとおり、同時に意見募集も行いまして、メールで2件の御意見をいただいているものでございます。これらを含めまして、意見交換会等でいただいた意見の概要及び区の考え方につきましては、別紙1のとおり取りまとめをさせていただいてございます。

 1枚おめくりいただきたいと思います。別紙1のほうで意見交換会における意見等の概要と区の回答といったところでまとめをさせていただいてございます。

 まず、1番から3番に関しましては、制度に関する御質問、御意見といったところでございます。それから4番、5番に関しましては、保育所の保育料の見直しの考え方といったようなところで御意見をいただいているわけでございまして、例えば4番ですと、保育園の保育料については経過措置後は保育料が上がる可能性があるということかということや、上げないようにしてほしいというような御意見でございました。それに対する区の考え方といたしましては、保育園の総運営経費に対して適正な負担をしていただく必要があるというふうに考えているというところで、国の保育料の基準を目安とした適正な負担に向けた見直しが必要と考えているとまとめさせていただいているところでございます。

 それから6番に関しましては、施設種別に関する負担の公平化についての御意見で、幼稚園や保育園や認証保育所はそれぞれサービスが違うんだけれども、全て同様に考えるのは違和感があるというような御意見でございました。区のほうといたしましては、幼稚園、保育施設ともにそれぞれの特色を出しながら一定程度共通した教育・保育が提供されているといったところで負担は公平であるべきだといった考え方を示しているものでございます。7番と8番でございますが、こちらも制度に関する御質問、御意見といったところでございます。

 それから9番に関しましては、区立幼稚園の利用に関してというところで、保育料が若干増額になる見込みが今ございまして、その経過措置に関する配慮が必要ではないかというような御意見でございました。区立幼稚園に関しましては、これまで一律であった保育料を新制度では所得に応じた負担とすると素案で示しているところでございましたので、そのことに加えて保護者補助も加味した保育料を予定しているということで、経過措置のほうは予定をしていないということを考え方として示しているものでございます。

 あと、その他で一つだけ。保育短時間認定にかかわって、その分の保育定員の確保といったような御意見もいただいておりまして、区のほうとしては待機児対策として誘致していくといった考え方をまとめさせていただいているところでございます。おおむね以上の意見をいただきまして、考え方として変更した箇所はございませんで、別紙2にお示しさせていただいているとおり、素案と同じ内容を案として取りまとめをさせていただいているものでございます。

 案でございますが、素案と変わってございませんが、簡潔にかいつまんで御報告させていただきますと、1番で丸三つ示してございますのが基本的な考え方といったところで、丸の一つ目が認可保育所の保育料の水準が総運営経費に占める利用者負担の割合が低いといったようなところで、現在の経過措置の終了後に国の基準額までの保育料の見直しを行っていく必要があるといったところ、それから二つ目といたしましては、幼稚園と保育園の負担の公平化を図る必要があるといったところ、それから丸の三つ目といたしましては、区立幼稚園の保育料に関しましては、私立幼稚園と同様に応納負担への変更をするといったような基本的な考え方を1番のほうでまとめさせていただいているものでございます。

 それから、2番の(1)は幼稚園の保育料に関してですけれども、2番の(1)のイのところ、①から④まで記述のほうをさせていただいてございますが、①のところでは国の定めた就園奨励費をベースとした所得水準に現在の私立幼稚園の保護者補助金を加味した金額にしていくこと、それから②につきましては、区立幼稚園も①の考えと同様の考え方をしていくといったところ、③に関しましては、区立幼稚園の入園料に関しましては、廃止の方向で考えていくということを示しているものでございます。

 それから、(2)番は保育施設等の保育料といったところでございますが、(2)のイ①に関しては、今まで所得税で算定しておりましたものを区民税に基づく階層に変更すること、それから②に関しましては、区民税によりますと、今、4月に年1回の算定で保育料を決めておりますが、4月から8月は前年度の区民税、9月から3月は当年度の区民税といったところで年2回の保育料の算定になること、それから③に関しましては、保育短時間認定の保育料を設定していくこと、④に関しましては、短時間における延長保育料の考え方をまとめさせていただいているところでございます。

 (3)に関しましては、当面給食の提供ができない保育施設の保育料といったところで、現状と同等ですけれども、区民税ベースに置きかえた保育料の負担をさせていただきたいということでございます。

 3、その他に関しましては、(1)で第2子以降の負担の軽減についてといったところや、(2)では今後の課題といったところをまとめさせていただいているところでございます。

 また1枚目にお戻りいただきますと、明日からパブリック・コメント手続を行いまして、再度区民の方からの御意見をいただいた後、保育料でございますので、条例改正というところでまとめさせていただいて、提案のほうを予定しているものでございます。

 私からの報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告で、御質疑ありましたらお願いいたします。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、ないようですので、以上で本報告については終了をいたします。

 次に、小規模保育事業運営事業者の選定結果についての報告をお願いいたします。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 それでは、小規模保育事業運営事業者の選定結果について(資料6)御報告申し上げます。

 平成26年10月下旬から行っておりました小規模保育事業運営事業者をこのたび7施設選定いたしましたので、御報告するものでございます。

 資料の1、運営事業者及び計画の概要でございます。

 (1)NSGグループ マイキャリアクラス株式会社が南台三丁目に設置いたします「キャリー保育園なかのふじみちょう」でございます。こちらは定員18名となってございます。

 続きまして(2)株式会社プラクシキッズ、こちらは野方六丁目のほうに定員14人で、「かたつむり保育園野方」として開設をいたします。

 (3)株式会社アピカル、こちらは中央一丁目に定員19人で「あーす保育園」として開設するものでございます。

 裏面にお移りいただきまして、(4)双葉教育株式会社、こちらが鷺宮三丁目に定員19人で「ふたばクラブ鷺宮保育園」として開設いたします。

 (5)株式会社東京アスレティッククラブ、南台三丁目に「タックこどもくらぶ」として定員19人で開設いたします。

 (6)特定非営利活動法人日本チャイルドマインダー協会が「子ごころ園大和町」といたしまして大和町三丁目に定員13人で開設をいたします。

 最後に(7)「子ごころ園沼袋」、こちらは同じく日本チャイルドマインダー協会が新井四丁目のほうに定員15人で開設するものでございます。

 なお、最後の(7)子ごころ園沼袋につきましては、現在グループ型家庭的保育事業を子ごころ園上高田として運営しておりますので、こちらの施設が場所を移りまして定員を拡大して小規模保育事業に移行するものでございます。

 今年度、小規模保育事業は6施設開設するという予定でございました。ですが、物件等の条件で想定しておりました定員よりも少ないという施設がございましたことから、7カ所、予算の範囲内で選定をいたしております。

 資料の3でございます。施設の開設時期でございますが、(4)の双葉クラブ鷺宮保育園、こちらは開設時期が27年6月1日、それから(5)タックこどもくらぶにつきましては平成27年7月1日の開設予定となってございます。この両施設につきましては、平成26年度予算に計上している準備経費につきまして繰り越しをする必要があることから、区議会において補正予算に係る議決を得られるということを条件として事業者を選定しております。

 最後に、今後の予定でございます。本日本委員会へ報告をさせていただいた後、利用者の方への周知、それから募集を開始いたしまして、併せて施設の整備を進めてまいります。先ほど申し上げましたふたばクラブ鷺宮保育園とタックこどもくらぶ以外の施設につきましては4月1日予定ということで開園準備をしていただく予定でございます。

 なお、施設開設の年度途中になります二つの保育施設につきましては、開設時期に合わせまして利用者の方の募集を行う予定でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告について、質疑がありましたらお願いします。

小宮山委員

 今後のスケジュールをもうちょっと詳しく聞きたいんですが、募集は間もなく開始して、また二次募集もあると思うんですけれども、二次募集は二次募集で別に行って、今回の小規模保育の募集は小規模保育の募集で別に行うという考え方でよろしいですか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 説明が不足しておりまして申しわけございません。現在、来年度4月の利用者の方の一次選考の募集は締め切りをさせていただいておりまして、今月の30日に選定の結果を通知させていただく予定になってございます。ですので、今回の小規模保育事業につきましては、一次選考のほうの募集には間に合いませんので、今募集をしております二次選考の募集のほうに新しい施設開設予定ということで周知をさせていただきまして、そちらのほうの応募をいただくという予定で進めております。

伊藤委員

 (1)のキャリー保育園なかのふじみちょう、開設予定地が南台3-6-16ですよね。それから、2ページ目の(5)小規模保育事業B型、タックこどもくらぶ、これも南台3-6-19、住所が近いですよね。これ、何かそちらのほうで感じていることとかあるでしょうか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 委員御指摘のとおり、この二つの施設につきましては大変近い場所に開設をするという予定になってございます。選定をする中でも、こちらにつきまして近いということがございましたけれども、もう少し広いエリアで見たときに、決して保育施設が多い地域ではないということもございまして、ゼロから2歳を対象とします小規模保育事業については、利用者の方のニーズはあるだろうというふうに判断をいたしまして今回選定をしてございます。

伊藤委員

 それはそれでいいんだろうと思うんですが、ただ、利用者の方、多分3-6といったら、一つの住所の一角に16と19だから本当に隣近所みたいなものですよね。利用者が間違いはないとは思いますけれども、その辺どうなのかなと思うんですけれども、何かございますか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 そういった利用者の方への周知、あるいはお知らせ等は注意していくということで事業者のほうへも伝えてまいりたいと思っております。また、開設時期がタックこどもくらぶにつきましては27年7月1日となってございますので、時期が違うということもありまして、年度途中の利用の方のニーズに応えることが可能かなというふうに判断してございます。

甲田委員

 (7)番のところ、地元なので確認させていただきたいんですが、これは開設ではなくて移転による定員拡大ということだと思うんですが、2年ぐらい前も新井から大和町に移転ということがありましたが、ここに通っていらっしゃる、上高田にいらっしゃるのはたしか9人か10人ぐらいだったと思うんですが、その方たちは移転に伴ってどんなふうにお知らせをし、どういうふうになる方が多いんでしょうか。

古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)

 現在、子ごころ園上高田を御利用されている方は9人でございまして、その方々もこの4月の選考に向けて御希望のある方もいらっしゃるかと思います、転園を含めて。そういったところもございますので、子ごころ園上高田から継続で子ごころ園沼袋御利用の方に関しましては、施設が変わりますよという御案内を今日、当委員会報告後に施設のほうを通じまして利用者の方には周知をさせていただこうかなというふうに思っているところでございます。

森委員

 7施設中5施設は4月に開設ということで、これまで27年度待機児ゼロということで取り組んできていただいているかと思うんですが、そこはどうなりそうですか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 今回、小規模保育事業開設という予定で進めております。ただ、待機児の数につきましては、まだ一次選考の利用調整をしているという状況でございまして、今後二次選考の募集を行っている経過がございますので、まだ確定的な数字はお示しできません。

森委員

 いずれにしても、さっき報告事項の1番で御報告いただいたものの需要見込みを見ても、基本的には今後も伸びていく方向だということで、施設の整備というのは引き続き必要なんじゃないかなというふうに思っているんですが、一方でこれ、今年度の募集は終了すると資料の頭に書いてありますよね。正式な募集というのはしないにしても、引き続き施設つくれるところはないか、それから、中野区内で開設したいという事業者さんからの相談を受け付けるとか、そういうことは引き続きやっていただけるんですよね。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 御指摘のとおり、来年度以降も施設整備が必要というように計画を作成しておりますので、引き続き事業者とそういった調整等をさせていただきたいと考えてございます。

委員長

 ほかにありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、以上で本報告については終了いたします。

 次に、区立学校卒業(修了)式・入学(入園)式・周年行事についての報告をお願いいたします。

伊東教育委員会事務局副参事(学校教育担当)

 それでは、区立学校卒業(修了)式・入学(入園)式・周年行事につきまして御報告いたします(資料7)。

 まず1番目、平成26年度卒業(修了)式でございます。小学校が平成27年3月24日(火曜日)午前10時から、中学校が平成27年3月20日(金曜日)午前10時から、そして幼稚園が平成27年3月19日(木曜日)午前10時からとなってございます。

 なお、開始時刻は学校によって若干異なりますが、おおむね午前10時からということでございます。

 続きまして2番目、平成27年度入学(入園)式でございます。

 まず、小学校が平成27年4月6日(月曜日)午前10時30分から、中学校が平成27年4月7日(火曜日)午前10時から、そして幼稚園が平成27年4月8日(水曜日)午前10時からでございます。こちらも開始時刻は学校によって若干異なるという状況でございます。

 なお、御来賓につきましては、各学校のほうから招待状を送付させていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 最後、平成27年度の周年行事でございます。来年度はごらんの4校でございまして、まず、桃園小学校は140周年でございます。平成27年11月7日(土曜日)でございます。

 続きまして塔山小学校、こちらは90周年でございます。平成27年11月21日、こちらも土曜日でございます。

 続きまして、新山小学校が60周年でございます。こちらは年が明けまして平成28年1月16日(土曜日)、そして西中野小学校が50周年ということで、平成28年1月30日(土曜日)ということで予定してございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告について、御質疑がありましたらお願いします。

伊藤委員

 卒業式、入学式は大体日程決まっているんですけれども、この周年行事というのは、日程というのはどのように決めているんですかね。教えていただけますか。

伊東教育委員会事務局副参事(学校教育担当)

 周年行事は学校の主催になりますので、あと、地域のいろいろな行事等も踏まえまして学校のほうで決定して、教育委員会としてこういった形で御報告をしているというものでございます。

伊藤委員

 私の記憶であれば、年内、年度内はもちろんそうなんですが、年内、12月までには大体周年行事やっているのかなと思って今聞いていたんですけれども。新山小学校と西中野小学校は年明けてすぐですよね、1月16日。1月30日は1月中なんですけれども、こういうのも学校からこの日にやりたいということで来ているわけですか。

伊東教育委員会事務局副参事(学校教育担当)

 先ほど言いましたように、各学校、各地域での行事等も加味しながら、学校での行事を踏まえて決定をしているということで、新山小学校と西中野小学校は年明けの1月というような形になってございます。

委員長

 休憩いたします。

 

(午後4時39分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後4時41分)

 

 ほかにありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に、平成26年度体力テストの結果と体力向上に向けた取組についての報告をお願いいたします。

川島教育委員会指導室長

 それでは、お手元の資料(資料8)に基づきまして、平成26年度体力テスト結果と体力向上に向けた取組について報告をさせていただきます。

 まず、冒頭申し上げますが、結果については後ほど詳しく説明しますが、あんまりよくありません。おわびをしたいというふうに思います。

 (1)の趣旨です。何のためにこの調査を実施するかというところでありますが、狙いは三つあります。まず一つ目が、児童・生徒の結果に基づいて、各学校がどういうふうな授業展開をするか。本区では体力向上プログラムというものを策定してもらっていますが、それを改善していくというのが一つ目です。

 二つ目は、子どもたちに個票が配られますので、その個票を踏まえて自分がどこに取り組んでいくかということを意識して、自分のスポーツをやっていくということ。

 最後は、行政サイドとしてどういうような施策を打っていくことが必要なのかという、その三つの視点で、これは大体学力向上施策も同じような形になっています。

 (2)は調査の概要ですが、小学校1年生から中学校3年生までの全ての児童・生徒。

 種目につきましては、小・中学校共通の種目が上のほう、そして、中学校はその共通種目に持久走というものが加わっています。

 実施の時期が年度初め、5月から6月の間に実施をしてもらうという形で行っております。

 この結果の分析・活用は、そこに書いてありますように、先ほど狙いでも申し上げました体力向上プログラムをきちんと実態に合った形で変えていくというのが学校サイド、教育委員会事務局としては、到達目標の状況把握をして施策を展開していくということです。

 本区の場合は、中野スタンダードというものがキーワードになります。アスタリスクの一番下のところに書いてありますが、目標値を中野スタンダードということで設定して、それを70%の児童・生徒が超えることを目標としてございます。

 では、おめくりいただきまして、左側が区平均と都平均との比較、右側が中野スタンダードの通過率となっております。例えば、左側でいうと、都の平均を超えているものは白抜きの三角、黒三角が都の平均を超えていないものです。右側の中野スタンダードの通過率は、網かけをしてあるものがスタンダードを超えているもの、網かけがないものはそれを下回っているものというふうにお読み取りいただければと思います。

 まず、左側の都の平均との比較なんですが、25年度から26年度に比べて黒三角が大幅に増えてしまいました。例えば、26年度の小学校1年生を横に見ていきますと、シャトルラン以外は全部下向きの黒三角なんですね。今までの中野区の特徴としては、反復横跳びとかシャトルランはあまりよくない傾向があったんですが、学年としては平成25年度を見ていただくと結構ばらけているところがあるんですが、今年の1年生はなぜか全体的に悪かったというところがあります。

 2ページ目の右の下を見ていただきますと、全部で150項目あるんですが、25年度は49%が都平均以上だったんですが、今年度は29%という形で、かなりのポイント数が下がってしまったということがあります。右側の中野スタンダード、7割を目標とした数値で見てみますと、3ページなんですが、26年度の下のところに同じように25年度と26年度のパーセンテージの比較、目標値に達した項目の比較があるんですが、25年度53%、26年度が52.7%と、これはそんなに大きく下がっていないということがあります。ということは、東京都全体が頑張っている中で、中野区の頑張りがあんまり大きくないということでこういう結果が出てきているというふうに分析ができます。その辺のことを3ページの下のほうから文章記述で書いてございますが、おめくりいただいて4ページ目、今後の方策というところなんですが、まず、体力向上プログラムを毎年改訂してもらっているんですが、それが運動の日常化だとか子どもの日常生活にどれだけ効果を生んでいるかというあたりがきちんと検証、私どももしていなかったところでもありますので、そのあたりを見直す必要があるだろうということが1点です。

 それから、これは学力でも同じなんですが、結果の下位層の児童・生徒に対して働きかけを行っていく必要があるだろうと。ただ、注意しなければいけないのは、トレーニング的なものをたくさん行うと、今度は運動嫌いの子どもができてしまいますので、そのあたりが難しいところなんですが、ウサギ跳びを3周しろとか、そういうような過激なことは避けていきたいなと思っています。

 3番目の丸で、体力向上検討委員会で、来年度は学識経験者をお二人ほどお招きして、今までの取り組みのどこがまずくて、どこをどういうふうに変えていったほうがいいのかというのを、中の目ではなくて外の目からも見ていただいて改善をしていくことが必要だろうということで、現在下準備に入っているところであります。

 それから、4番目のところは体力プログラム改訂のポイントということで、フラッグフットボールですとかその他、そこに書かせていただいておりますが、例えば小学校1年生の子の値が悪いというところなんですが、種目の説明をどこまで丁寧に1年生という子どもたちにしているかというあたりもちょっと疑問点があります。中野区では6月の終わりまでに実施ということなんですが、全国の実施の最後は7月の下旬ということになっているので、例えば体育の授業で行う運動みたいなものを授業でやっていって、そして体力調査をするとまた結果が変わってくるだとか、やり方がわからなくて数値が悪いのか、本当に体力がないのかというあたりをきちんと見分ける必要があるかなというふうに思っております。来年度は、各学校には体力向上月間を年間3回設けて、特別な取り組みを学校全体でやっていくですとか、そのような働きかけも現在しているところで、次年度は少し向上しましたという報告をこの場でさせていただければというふうに考えております。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告について、御質疑ありますか。

森委員

 中野スタンダードからの比較だと横ばいで、都平均と比べると大分落ちているというのは、室長おっしゃったように東京都が、全体が上がってきているということなんだろうなと思うんですね。そうすると、成果が出ている自治体というのが多分あるんだろうと思うんですよ。学識経験者に見ていただくのもいいですし、今後の方策というのもそれぞれ必要なことだと思いますけれども、何かそういう成果が出ている自治体の研究というのも必要なんじゃないかと思うんですけれども、具体的にどこかここはすごいとか、ここの自治体はこんなことをやって効果が出ているとか、そんなことというのは調査されていないんですか。

川島教育委員会事務局指導室長

 学力と同じように、日本海側の数値が高いんですよ。これは一部なんですけれども、結構石段を昇るとか、ハードなことを全校で取り組んでいるということも中にはありますので、そのあたりはこの委員会では学識経験者からお話を伺うだけじゃなくて、委員おっしゃった顕著な成果を上げている取り組みなどについても当然調べていきたいなというふうに思っております。

森委員

 ごめんなさい、日本海側もいいんですけれども、質問で聞いたのは東京都で成果が出ているところがあるんじゃないですかということなので、そのあたりはどうですか。

川島教育委員会事務局指導室長

 失礼いたしました。東京都全体では、東京都もともと全国の中でよくないんですね。それが今、都教委もオリンピック推進校とか運動何とかと指定をしている中で全体的に上がってきているので、特にこの区がどんと上がっているとかというところは、私どもとしてはちょっと情報持ち合わせていません。

委員長

 よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、質問がないので、以上で本報告については終了いたします。

 次に、8番その他で理事者から何か報告はありますか。

永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)

 2015年中野区成人の集いの実施結果につきまして、口頭にて御報告をさせていただきます。

 中野区成人の集いを1月12日、成人の日に中野サンプラザホールにおきまして開催をいたしました。天候にも恵まれまして、多くの新成人の方々に御参加をいただきました。

 また、来賓として多くの区議会議員の皆様にも御参加をいただきまして、まことにありがとうございました。

 内容といたしましては、式典、アトラクション、選挙啓発事業などでございまして、新成人の参加人数は、対象者2,759人のうち1,243人、参加率では45%の御参加をいただいてございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告について、御質疑ありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、以上で報告は終わります。

 ほかにありますか。

濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 民営化保育園の名称について、口頭で御報告申し上げます。

 建て替え民営化によりまして、平成27年4月に民設民営の認可保育所として開園いたします(仮称)橋場保育園の名称が「橋場そらとみどりの保育園大きなおうち」に決まりましたので、御報告申し上げます。

 報告は以上でございます。

委員長

 よろしいでしょうか。質疑ございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、以上で本報告については終了いたします。

 では、ほかにはよろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、以上で所管事項の報告は終了いたします。

 次に、審査日程のその他に入ります。次回の日程について御協議をしたいので、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後4時52分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開いたします。

 

(午後4時53分)

 

 休憩中に確認いただきましたとおり、次回は第1回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から連絡をさせていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、そのように決定いたします。

 本日予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者から何か御発言ございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、以上で本日の子ども文教委員会を散会いたします。

 

(午後4時53分)