平成27年01月19日中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会
平成27年01月19日中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会の会議録
平成26年12月04日中野駅周辺地区等整備特別委員会.doc

中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会〔平成27年1月19日〕

 

中野駅周辺地区等整備特別委員会会議記録

 

○開会日 平成27年1月19日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午前1007

 

○閉会  午前1126

 

○出席委員(14名)

 市川 みのる委員長

 木村 広一副委員長

 高橋 かずちか委員

 小林 ぜんいち委員

 後藤 英之委員

 内川 和久委員

 浦野 さとみ委員

 佐野 れいじ委員

 久保 りか委員

 奥田 けんじ委員

 篠 国昭委員

 佐伯 利昭委員

 むとう 有子委員

 かせ 次郎委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 経営室長 竹内 沖司

 経営室副参事(経営担当) 戸辺 眞

 都市政策推進室長 長田 久雄

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 青山 敬一郎

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、

 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄

 都市基盤部長 尾﨑 孝

 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 高橋 昭彦

 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 志賀 聡

 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 大木島 実

 都市基盤部副参事(交通対策担当) 中井 豊

 

○事務局職員

 書記 遠藤 良太

 書記 江口 誠人

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 区役所・サンプラザ地区一体的整備について

 中野駅周辺地区整備について

○所管事項の報告

 1 中野駅地区第2期整備先行工事の概要について(中野駅周辺地区整備担当)

 2 中野駅周辺地区の自転車駐車場整備の方針について(中野駅周辺地区整備担当)

 3 中野三丁目土地区画整理事業等の進め方について(中野駅周辺地区整備担当)

 4 囲町地区まちづくり方針(案)について(中野駅周辺地区整備担当)

 5 その他

 (1)「区役所・サンプラザ地区再整備に係る事業化の検討に関する覚書」の取り交わしについて(中野駅周辺計画担当)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、ただいまから中野駅周辺地区等整備特別委員会を開会します。

 

(午前10時07分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)のとおり審査を進めたいと思いますが、御異議ありませんか(資料1)。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 区役所・サンプラザ地区一体的整備について、中野駅周辺地区整備についてを議題に供します。

 まず、建設委員会との重複報告は※ですね。それは御承知おきください。

 所管事項の報告を受けたいと思います。

 まず1番、中野駅地区第2期整備先行工事の概要についての報告を受けます(資料2)。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、中野駅地区第2期整備先行工事の概要について御報告させていただきます。

 中野駅地区第2期整備、これは中野駅西側南北通路と橋上駅舎等の整備をするものでございますが、これの平成28年度着工を目指しまして、平成27年度より先行的に準備工事を実施いたします。この工事の概要について以下のとおり御報告するものでございます。

 1番、中野駅地区第2期整備先行工事の目的でございます。第2期整備先行工事につきましては、先ほど申しましたように、南北通路、橋上駅舎等の整備に当たり、一つは資材置き場等の空間、もう一つは作業空間を、以下「作業空間等」と申しますが、これらの整備を行う必要がありますので、これにあわせて、地区の第1期整備以降当面抱えております支障、課題等を回避するために行うというものでございます。

 2番、先行工事の概要でございます。

 一つは作業空間確保工事。これは平成28年度に着工を予定しております工事、第2期整備につきまして、これについては鉄道事業者と基本協定を結んでおりますが、この中で作業空間を用意する必要があるというものでございます。このため、中野駅北口中央自転車駐車場の一部、それと中野駅北口西自転車駐車場、これを撤去して作業空間等の空間確保に充てるものでございます。

 (2)としまして、移転先自転車駐車場の仮整備工事。(1)に先立ちまして、これを作業空間確保のために撤去する自転車駐車場の代替施設としまして、あらかじめ別の場所に仮整備をする必要がございます。この移転先としましては、現在の中野自転車保管場所、これを自転車駐車場へ改修いたします。それとあわせて、中野北口中央自転車駐車場の一部、これは撤去した一部の残りの部分ということでございますが、及びけやき通り自転車駐車場、これにつきましては密度を上げる増強の工事を行いまして、台数を代替として確保していくというものでございます。

 ※でございますが、廃止する中野自転車保管場所の代替施設としましては、鷺宮南自転車駐車場の一部と東中野南自転車駐車場の跡地に新たに整備するということで考えてございます。

 自転車駐車場の仮整備工事につきましては、次の案件でさらに詳しく御報告したいと考えてございます。

 (3)番でございます。歩行者・自転車の交錯防止と安全な車両動線の整備ということでございますが、これにつきましては、けやき通りにおける現在の歩行者と自転車の交錯、これを防止し、自転車走行空間を整備する必要があると認識してございます。また、着工後には工事車両、これが歩行者、自転車と交錯することなく、安全に作業空間等に出入りする動線を整備する必要がございます。このため、けやき通りの例えばカーブ部分をT字路として交差点化し、自転車走行空間と作業空間等までの車路、安全に入っていく車路を検討して整備していきたいというものでございます。

 (4)番としましては、仮設バス停の再配置検討。新北口駅前広場北西側、これを交差点化すると(3)番で申しましたが、これにあわせまして、仮設バス停等も新北口駅前広場の東側に設けることで、現在抱えてございます仮設バス停等の諸問題等を解決できる再配置というものも検討していきたいというように考えてございます。

 各工事箇所については裏面に表示してございますので、各項目ごとにごらんいただければというふうに考えてございます。

 報告は以上でございます。よろしくお願いします。

委員長

 報告のとおりですね。これは第2期整備の先行工事の概要だから、工事の概要についての質問を受け付けます。どうぞ。

久保委員

 仮設バス停の検討ということで、そのことについて伺いたいんですけれども、対象となるバス停が今幾つあって、この仮設バス停の検討位置というのは現状の暫定広場のところかと思うんですけれども、そこに幾つバス停を設置することが可能なのか。また、中野通り側から今右折をしてバス停にということでバスは来ていると思うんですけれども、そういったところで、かなり信号からも近い位置に暫定広場に入ってくるとなるかと思うんですが、その辺の距離感ですとか、また、バス事業者とはどのような協議をしているのかということを御説明お願いします。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 具体的にどの路線のバス停を引き込むかということについては、これからバス事業者等とそれがどのように可能なのかということを考えていきたいと思っています。

 それで、今、第1期以降いろいろ問題等が指摘されているバス停でもあるんですが、どのバス停をどこに動かすというのは、先ほど申しましたとおり、玉突きといいますか、一つのバス停を動かして、それをまた動かすといったような形で、問題のあるバス停については解消し、より便利な形で今の暫定広場付近に回転場所を設け、また、バス停もそこで暫定的に設けていきたいと考えてございます。具体的な数でありますとか路線については今後の検討になります。

 信号の問題でございます。信号につきましては、今のNTTビルのあたりに信号を設けて制御していければというふうに考えてございますが、これについても交通管理者等との今後の検討で具体的なことを決めていきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 ということは、今の段階ではバス事業者とその辺の細かい協議は進んでいないけれども、実際これは当然バス事業者のほうにもお話は行っているということかと思います。暫定広場のほうに幾つ設けられるかということも、これもまだ検討中ということなんでしょうか。現状ですと、多分二つのバス停が動かなければいけないのかなと思いますので、二つ以上はどちらにしてもこの暫定広場のほうに設置をしなければいけないかと思いますが、その辺のところは規模的には可能だということでしょうか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 暫定広場のスペースにつきましては、2台程度の仮バス停は、今、机上の検討では可能であろうというふうに考えてございます。

久保委員

 スケジュールなんですけれども、やはり区民の方たちに、バス停の位置が動くということになりますと、早目に周知をしなければいけないかと思いますので、その辺のスケジュールはどのように検討されていますか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 実際に運用を開始するのは来年度いっぱいぐらいを考えてございますが、具体的な路線がどこに来るのかということが明らかになった時点で周知をしていきたいというふうに考えてございます。

内川委員

 まず、この交差点化の話でございますけれども、本当に唐突で、初耳なんですけれども。どうしても裏側のこの図だけだと、ちょっとわかりづらいですよね。これ、改めて次の委員会等で詳しい報告等ってあるんですか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 これからどのような交差点にできるのかというのを少し検討を進めまして、次回かどうかわかりませんが、それが報告できるような内容になった時点で報告したいというふうに考えてございます。

内川委員

 それと、移転先として考えております中野自転車保管場所なんですけれども、アクセスが非常に悪いところですよね、途中の道も細いですし。そこら辺の課題というのはないんですか、何か。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 特に鷺宮のほうが若干アクセスの通りが狭かったりするというふうには認識してございますが、工事については支障ないということで聞いてございます。

委員長

 自転車保管場所までの、アクセスについて。もう一度どうぞ。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 中野駅地区の特徴としまして、例えばけやき通りの駐輪場もかなり駅からは遠いんですが、現在、利用率が100%以上ということになってございます。ですから、囲町の駅に近い部分でございますので、利用については問題ないというふうに考えてございます。

小林委員

 今のことにも多少関連するかと思うんですけれども。この自転車駐輪場の仮設整備なんですけれども、現在の場所を分散して移転するということなんですけども、どれだけの自転車の台数を今、分散する予定になっているんですか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 これにつきましては、次の案件で具体的に整備台数の御報告をしたいと考えてございますので、次の御報告で申し述べたいというふうに考えてございます。

委員長

 じゃあ、工事の内容ということで。後でまた自転車の駐輪場の問題はあるから。

 よろしいですか。

 

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、所管事項の1番はこれで終わります。

 続いて、所管事項の2番に移ります。中野駅周辺地区の自転車駐車場整備の方針についての報告を受けます(資料3)。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、中野駅周辺地区の自転車駐車場整備の方針についてでございます。

 これは先ほど申しました先行工事の内容も含み、中野駅周辺地区全体での今後の自転車駐車場の配置方針、それから、当面の暫定の仮整備の仕方を報告するものでございます。

 まず1番として、上位計画での整理を入れてございます。中野駅地区整備基本計画では、下図のとおり、中野駅周辺中心部の歩行者優先エリアの外周に、自転車ネットワークに配慮した自転車駐車場を分散して配置すると位置付けられてございます。整備台数につきましては、上記の配置を踏まえまして、現状の配置をおおむね維持するという意味合いで、中野駅の北側で6,000台、南側で1,500台を配置していくというふうに上位計画で位置付けてございます。

 2ページ目をごらんください。中野駅周辺地区における自転車駐車場の将来配置の考え方でございます。これにつきましては、3ページの図ともあわせてごらんいただければと思いますが、現況では右のページの上図にありますように自転車駐車場が配置されてございます。そして、下側に将来の配置検討図というものを入れてございます。現況の配置につきまして、将来はこのような形で再配置していきたいというふうに考えてございます。これらにつきましては、各まちづくり事業の中でこれらを実現していくこととしてございます。その配置とそれぞれの台数につきましては、各まちづくり事業でありますとか、自転車ネットワーク、方面別の自転車駐車需要などを踏まえて、下図のように設定しているものでございます。

 3番目、段階的な整備でございます。自転車駐車場の将来に向けての本設整備、これにつきましては、今後開発が進んでいきます各まちづくり事業と一体的、段階的に進めていきますが、事業中の期間にありましても、仮設の自転車駐車場を設置することで、現況の自転車駐車台数、これは維持確保していくという基本方針のもとにやっていきたいと考えてございます。

 (1)としまして、第一段階の本設整備でございます。これにつきましては、下図の左上にありますが、中野四季の森公園の拡張用地、ここにおいて整備する予定の公共自転車駐車場につきましては、来年度に基本計画の策定と都市計画決定手続を行いたいということで考えてございます。

 次に、4ページをごらんください。本設整備と別に、当面の自転車駐車場の仮整備についてでございます。先ほど前の報告で申しましたとおり、作業空間等を新北口駅前広場に整備していく必要がありますので、中野駅北口中央自転車駐車場の一部及び中野駅北口西自転車駐車場を平成27年度に以下の場所に仮整備するというものでございます。

 一つは、残ります中野駅北口中央自転車駐車場の一部、これを2段ラックを導入していくことで密度をふやし、台数を増強していくということでございます。2番目は、囲町の駅に近いところにあります中野自転車保管場所、これを駐輪場に改修していくということで対応します。三つ目としましては、中野けやき通り自転車駐車場。これにつきましても2段ラックを導入して密度をふやしていくといったようなことで、下側に現況と仮整備後の台数ということで、おおむねの鉄道北側合計6,000台というものを維持していくというふうに考えてございます。ただ、具体的な台数につきましては、今後さらに詳細な検討をしまして、若干の調整をしつつ、合計では変わらないような形で進めていきたいというふうに考えてございます。

 報告は以上でございます。

小林委員

 まず、けやき通り駐輪場につきましては800台から1,600台ということで、先ほどの報告の中でも100%の稼働をされているというふうに聞きましたけれども。先ほど2段ラックという話がありましたけれども、地面に置く2段ラックという意味でしょうか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 地面に配置します2段ラックでございます。

小林委員

 今、自転車もさまざまな形態がありまして、以前私も質問したんですけれども、ラックでは入り切らない自転車が相当数あるということで、特に電動アシストつきと言うんでしょうか。固有名詞なのかな。そういった自転車もあって、なかなか置くことができない。むしろそれが邪魔になって台数が少なくなってしまうと。本来予定している例えば1,600台というのが1,200台とか、少なくなってしまうという今までの値もありますけども、その辺はどのようにお考えでしょうか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 その点につきましては、今後の検討の中で、実際にどういう形の自転車が使われているとか、ベビーシート等をつけられている自転車がどのくらいあるのか、そんなことも十分考慮しつつ、ラックの具体的な形式及び配置を詳細に検討したいというふうに考えてございます。

小林委員

 さらに、これは整備されたときにはラックだけで、上部に屋根とかというのは考えているんでしょうか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 ラックを導入する駐車場につきましては、屋根の導入というところまでは今のところ考えてはございません。

小林委員

 それから、今の話の先の話になるんですけども、さまざまな検討をされてきてはいると思うんですけども、要するに、階数で言うと2階建てというか、そういったことは検討はされているんですか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 ①と③の今現在地上にとめている駐輪場の増強、これに対しては、建屋をつくって2階建てにするとか、そういうことは検討してございません。

小林委員

 ②番の保管場所については一部改修ということでしたけど、ちょっとこの辺もう一度、どのような改修がされて保管場所で1,600台になるのか教えていただきたい。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 これにつきましては、今ある建物の外側にコンベヤーつきの、アシストつきの車路を整備しまして、各階に上がれるようにするということ。それから、今、中野区で使っております、あるいはそれに伴って廃止になります駐輪場の既設のラック、これらを集めてきて、なるべく有効活用しつつ、建物の中に配置していって、なるべく多くの、ここに表記してあります台数を入れていきたいというふうに考えてございます。

内川委員

 各自転車の駐車場があるわけですけども、現在、例えば中野南自転車駐車場にどの地域から大体何%ぐらいの人がとめに来ているという、そういった調査はされているということございますか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 南側で言いますと、南の将来形を見ていただきますと、おおむね1対2ぐらいの将来形、台数の割合を入れてございますが、今、南側に来ている利用者の方は、おおむねそのような割合で来ているというふうに考えてございます。

内川委員

 1対2。どこが1で、どこが2。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 中野通りの西と東で、東側から来ている方が1、西から来ている方が2という割合でございます。

内川委員

 要するに、杉並側から来ている人が2で、中野の東から来ている人が1ということですよね。現況と比べると、将来の検討図のほうの中野二丁目自転車駐車場、これ、二丁目の再開発のビルの中にできるものだと思うんですけれども、500台ということなんですが、現在、中野南自転車駐車場1,300台、半分以下になってしまう。あふれた方は、新しくできる桃丘小学校の跡地のほうに行ってくれということなんでしょうけれども。今の中野南自転車駐車場を御利用なさっている方で、東側のほうから来ている方は、非常に今度アクセスが悪くなりますし、大分ちょっと今よりも移動しないといけなくなりますよね。しかも将来の桃丘小学校跡地につくられる駐車場は、どちらかというと杉並区民のためにつくるようなもので。できれば将来的に整備される予定の中野二丁目自転車駐車場の台数、これはもう少しふやす検討ができれば、それはお願いしたいと思うんですけども、いかがでしょうか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 将来形の具体的な台数につきましては、今後も検討の余地があると考えてございますし、再度需要等を確認しながら、具体的な数を決めていきたいと考えてございますので。この辺はまた十分考慮させていただきたいというふうに考えてございます。

委員長

 委員会を暫時休憩にします。

 

(午前10時30分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前10時32分)

 

久保委員

 中野四季の森公園拡張用地において整備する公共自転車駐車場についてなんですが、平成27年度に基本計画策定及び都市計画決定を行うということになっております。これ、1,500台ということで3ページのほうにありますけれども、ここはどのような形で自転車駐車場整備をしようと考えられていらっしゃるのか。また、1,500台の確保というのは、平成28年度から例えば利用ができるようになるとか、整備のスケジュール、その辺のことをお願いいたします。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 拡張用地における自転車駐車場につきましては、地上部分は公園として整備することになりますので、その利用を妨げないような形で、例えば地下に設けていくなどの方法をとっていきたいと。これから検討していきたいというふうに考えてございます。供用につきましても、なるべく早くということで考えておりまして、できれば28年度早々には使えるような形で組んでいきたいとは考えてございます。

 訂正いたします。27年度都市計画決定して、28年度いっぱいで工事を行って、29年度には使えるようにしていきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 28年度いっぱい工事を行って、29年度から使えるように。あくまでも上部は四季の森公園の拡張用地なので、公園整備を行うと思うんですけれども、これは公園整備の時期というのがまだきちっと決定していないかと思うので、先に公共自転車駐車場のほうを整備されるというような、そういうスケジュール感でよろしいんでしょうか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 公園のほうは今現在2年の延伸を申請していて、あと2年で事業を終えるというふうなスケジュールになってございますので、それにあわせて、一緒に整備を行っていければいいというふうには考えてございます。

委員長

 他にありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で所管事項の2番は終了します。

 3番、中野三丁目土地区画整理事業等の進め方についての報告を受けます(資料4)。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、中野三丁目土地区画整理等の進め方について報告をさせていただきます。

 昨年の10月、本委員会のほうで、区画整理事業につきましては、UR都市機構への施行要請、それから、12月には桃丘小学校跡地の活用について報告をさせていただいています。ことし3月、区画整理事業の都市計画決定が予定されていまして、27年度にはいよいよ事業ということになります。そこで、本日は別紙にイメージ図を用意しておりますけども、こうしたものの進め方について説明をさせていただきたいと思います。

 1番目、事業手法ということで、これは御存じのことと思いますけども、駅前広場等の整備手法としては、買収方式と土地区画整理事業という二つの方式がございます。買収方式の場合は、区が地権者から駅前広場等の用地を直接買収して、公共施設の整備を行うと。地権者の方は、残地が残れば、そこで再建することも可能ですけど、一般的には地区外に出て生活を再建するということになります。一方、土地区画整理事業というのは、公共施設や宅地の整備を一体的に行うものです。具体的には、減歩により公共用地を生み出して道路等を整備します。あわせて、宅地の整備によりまして、そこに地権者が地区内で生活再建をすることが可能ということになります。これは市街地再開発事業も同じでして、両事業というのは地区内で生活再建ができるという、それが一番の大きな特徴となっています。こうしたことから、UR都市機構により区画整理事業を進めることとしております。

 2番目ですけども、土地区画整理事業及び桃丘小学校の活用ということで、別紙をごらんください。カラーのA4の横のものでございます。ここに土地区画整理事業と土地有効利用事業の一体的施行と書いてございますけども、右側のほうに駅前広場等の基盤整備、周辺の街区再編、これが区画整理の一つの目的の公共施設の整備になります。

 それから、中ほどに個別建てかえ、あるいは共同建てかえというのが書いてございますけども、整備されました宅地で個別の建てかえ、場合によっては共同で建てかえというようなこともありますので、こういう表記をしています。ただ、場所は、ここで個別建てかえ、共同建てかえするのではなくて、あくまでもイメージですので、二つの方法がありますよという意味で出しております。

 それからもう一つ、桃丘小跡地、青い点線で囲ってございますけども、その部分につきまして、前回の委員会で報告させていただきましたが、一つは、中ほどに書いてありますけども、駅広や新設道路への活用ということですね。グリーンの矢印で駅前広場と、それから、にぎわい軸と書いておりますけど、これが区画道路になります。この部分に活用していきましょうと。もう一つは、桃丘小跡地の部分については、拠点施設整備ということで取り組みましょうということで説明をさせていただいております。

 本文に戻っていただきまして、UR都市機構は、法律で規定された機関として、区画整理の中の公共施行、これを実施するためには、みずから区画整理の区域内に土地を確保して、それを活用する土地有効利用と一体的に行う必要がございます。このため、桃丘小跡地をUR都市機構に譲渡します。これについては昨年の12月の委員会で報告をさせていただいております。

 3番目ですけども、UR都市機構への譲渡に当たっての公共用地の取り扱いについてということです。先ほど説明した駅前広場ですとかにぎわい軸というのは、本来、区が整備すべきものになります。これを一般の地権者の負担とすることはできません。このため、UR都市機構への譲渡用地の価格算定に当たりまして、駅前広場とにぎわい軸に相当する公共用地分の面積を控除いたします。なお、区画整理事業で整理されます駅前広場、それから、にぎわい軸となる区画道路、そのほかに他の減歩で、図面で見ますと中ほどに南北方向の区画道路等ございますけども、そうした区画道路の公共用地は事業完了後に区に無償で帰属されます。これは区画整理法で規定されております。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告について質疑ありましたら受け付けます。

高橋委員

 前回も質問した、ちょっと確認なんですけども。このいわゆる拠点施設、これはにぎわい創出のためというふうにうたってあるんですけれども、この辺を区としてまちのにぎわいに資する施設整備をするということで、区はどのようにかかわるというか、目を光らすというか、その辺をしていくのかというのが一つ。まずそれを伺います。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 3月に、実際にUR施行ということになれば、事業実施協定を結ぶ予定になっています。その中に、具体的に例えば、いろいろなものがあるんですけども、拠点施設については当然区の考え方ですとか、あるいは協議というような形の項目を入れて、引き続きURと協議していく考えです。

高橋委員

 その協定の中に、住宅施設であったり、商業施設であったり、あるいは業務施設であったり、その辺の面積比率の区の考え方とか、これはURが事業としてやるんでしょうけども、要は、採算性だけを重視したり、埋まることだけを重視してとなると、単なる不動産事業になっちゃうので、駅前の立地を生かしたにぎわいを創出ということで、区がその辺の施設整備の配置、レイアウトとか──レイアウトというか、間取りとかいう意味じゃなくて、比率とか、そういうところでかかわってにぎわいを創出していくということは可能なんでしょうか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 3月の時点では、協議ですとか、あるいは区画整理のスキームみたいなのに入ると思いますけども、実質は27年度、実際URのほうへ土地が譲渡されて、URのほうも公募するに当たって、さまざま条件等つくっていきますので、その中で具体的に協議していく形になるかと思います。

高橋委員

 駅前広場とか、いわゆる公共施設部分を区が後で無償提供いただくということで、その辺が、駅前がよくなるということで、気になっているのが、そこだけが着目されて、区がほかのところのかかわりにきちっと目を光らせていってもらわないと、ここのまちができた後、地域住民やここのにぎわいに貢献できないということにならないように、きちっと細目にわたって目を光らせていただきたいと。これは要望にしておきます。

 それと、このにぎわい軸について、これは後で提供を受けるということで、区のものになるんでしょうけども、沿道での町並み誘導支援というふうになっていますけども、これはいわゆる整備手法とか、都市計画的な考え方とかというのは具体的にあるんでしょうか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 一つは、区画整理に合わせて地区計画をかけていきます。その中で、当然町並みの話ですとか、建物については色だとか、そういうものが出てくると思いますので。この三丁目の区画整理については、地区計画をかけてやっていく考えでいます。

高橋委員

 その地区計画というのは、沿道をある程度のゾーン、それとももうちょっと広い地区に計画をかけたり、濃淡というか緊急度というか、整備地区とか推進地区とか、そういうものを分けて、段階的にこの周辺に広げていくやり方なんでしょうか。それともこの沿道の地区計画になるんでしょうか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 三丁目のまちづくりの報告の中で、区画整理の部分と、それから、ここの東、南側誘導型まちづくりのエリア、それからもう一つ、南北自由通路、この部分も地区計画の範囲になりますので、地区計画の範囲とすれば、区画整理、それから誘導型まちづくり、それから通路の部分、これが、全体が地区計画の中身となります。地区計画も、目標と方針と地区整備計画とございます。地区整備計画は具体的に、例えば区画整理ですと、道路等は地区施設になりますので、そういうものをかけていきます。さらに具体的に、建物等があればセットバックというような話も出てきますし、そういうものも具体的に地区整備計画という中で示して、地区計画の場合は地権者の御了解をいただきますので、当然地元に説明をして、その上で都市計画手続を進める形となります。

久保委員

 レンガ坂と連なる新たなにぎわい軸って、前回ももしかしたら中野三丁目駅前広場と現レンガ坂との関連といいますか、伺ったかもしれないんですが、現状のレンガ坂自体は、ここで駅前広場と接続をすることになりまして、現状は歩行者が優先のような形でございますけれども、今のレンガ坂そのものを再整備するというような、そういった発想もあるんでしょうか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 町並み誘導というか、誘導型まちづくりのエリアになっています。商店街の方ともお話をしていますけども、4メーター弱の道路幅で、御存じのように建物が密集しているということと、それから、逆にいろいろ今、食べ物屋さんというんですか、あれが結構入って、にぎわっているという事実があります。ですので、今後地区計画をかけていきますので、土地利用方針をどうしていくか、その中で決めていきたいとは思っていますけども、なかなか物理的に、道路を広げるとか、そういうものは難しい状況にあります。

久保委員

 今の町並みがとてもいい状況ではないかなと、歩行者が優先的で。道路を広げるというようなことをする必要はないんだろうなと思っているんですけれども、このレンガ坂のあるところのいわゆる連なる新たなにぎわい軸ということなので、イメージとしてやはりここが一体的な形でなっていくようになると思われますので、そうなりますと、現状あるものを生かしつつ、町並み形成をしていくのかなというふうに思いましたので、イメージとしてはそんな形でよろしいんでしょうか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 地区計画の考え方で、保存という考え方もありますので、今にぎわっていますので、そのまま保存するというんですか、現状のままというような形も一つの選択肢になるかと思います。

久保委員

 わかりました。あと、にぎわい創出のための拠点施設整備ということで、かつて桃丘小学校跡地に文化芸術振興のための拠点整備というようなことを会派としても要望してきた関係もあるのですが、そういった形で何か整備をされるとか、公共的な空間としては前回、自転車駐輪場というようなお話もありましたけれども、他に区民が利用できるような、そういったスペースを確保するというようなお考えはありますか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 まず、足元のほうで、27年度、区画整理の事業計画というのができてきますので、具体的に道路計画とか決まってきますので、それを受けて具体的に、拠点施設で使える面積はどのくらいになるとか、それをベースにしていろいろ議論していきたいと思っています。当然いろいろな過去の経緯ですとか、それから上位計画ですとか、ありますので、そうしたものも参考にしながら、URと調整していきたいと思っています。

委員長

 委員会を暫時休憩します。

 

(午前10時47分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前10時48分)

 

 それでは、以上で3番の報告は終了です。

 続きまして、[1]4番、囲町地区まちづくり方針(案)についての報告を受けます(資料5)。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、囲町地区まちづくり方針(案)について報告をさせていただきます。

 本文と、こういう冊子が資料としてあります。

 囲町地区のまちづくりにつきましては、昨年の10月の本委員会に、東西の地区の検討状況ですとか、特に東地区の建物関係の計画の概要について説明をさせていただいております。今回はそれらをまとめまして、まちづくり方針という形にさせていただいております。

 それでは、本文のほうを見ていただきたいと思います。

 1ページをあけていただきますと、目次がございます。中野駅の南口地区につきましてもまちづくり方針をつくっておりますけども、まず、全体の構成は南口地区と同じ形になっています。「はじめに」から、地区の現状と課題、それから上位計画、将来像、まちづくり方針。1ページあけていきまして、先行しています東地区における事業手法、最後に参考資料というような形で構成されております。

 それでは、1ページ目の「はじめに」。策定の目的がございますけども、中ほどに、今まで報告してきました東地区では、具体的な土地利用計画ですとか、施設建築物の検討を行っております。西地区につきましては、西地区まちづくり推進検討会というのがありまして、勉強を継続させていただいております。グランドデザインVer.3では、四丁目の全体的な位置付けが「先端的な都市機能と豊かな緑」と。囲町地区につきましては、市街地再開発事業に合わせて、補助221号線の整備をするというのが、これが一つ大きな課題、目標になっております。今回は、まずは東地区の再開発による土地の高度利用ですとか、補助221号線を先行的に進めまして、西地区についても追っかけ、まちづくり活動の方針とかを図っていき、引き続きまちづくりを進めていきたいと考えております。そのために、この方針(案)をたたき台にしまして進めていきたいと考えております。

 次、2ページ目をあけてください。位置及び範囲ですけども、図面の下のほうに囲町地区の範囲が赤い枠で描いてございます。この範囲は、鉄道のちょうど中心まで行っていますけども、地区計画の範囲と重なったところがございます。

 3ページ以降は現状と課題ということで、地形はほぼ平坦なところで、道路は周辺の道路網が、都市計画道路網が描いてございます。

 それから、4ページですけど、地区内道路というのは、御存じのように行きどまりが多い、そういった形になっております。土地利用は見てのとおりでございます。

 5ページのほうに、課題ということで写真等をつけてございます。御存じのように、木材倉庫があったり、戸建てのエリアがある。それから、補助221号線はいまだに未整備のままということと、4メートル未満の狭隘道路が多々あるという。

 6ページ目に行きますと、防災面で言いますと、ちょうど四季の都市(まち)と囲町地区の間には塀があります。これが連続してあります。これが北のほうに抜ける場合、隘路となっております。

 次に、7ページ以降に都市計画マスタープランということで載せてございます。ここは南地区と同じように、まずは大きな話としては、広域中心拠点ですよと、中野駅周辺地区は。それから、7ページの一番下のほうに書いてございますけども、ちょっと読み上げさせていただきますと、「囲町地区においては中野駅と警察大学校等跡地との近接性を活かし、商業・業務、都市型住宅などによる土地の高度利用と都市計画道路補助221号線の整備を進めます」、まさにこれが囲町地区に与えている課題でございます。

 8ページ以降にも、広域中心拠点の育成・整備ですとか、そうしたものが記載されてございます。

 9ページに、グランドデザインVer.3が出ています。

 10ページ目に、上のほうに、四丁目としては「先端的な都市機能と豊かな緑」ということで、その下に、地区の目指すべき姿ということで4点ほど挙げてございます。ここのところ、一番下になりますけど、囲町地区では、駅前の立地と周辺道路交通環境を生かし、囲町地区の市街地再開発事業を進めますと。あわせて、補助221号線の整備を行いますというのがVer.3でうたってございます。

 11ページ目は道路関係ですけども、一番上の図面では、まだ未整備の補助221号線。一番下ですが、先ほどのほうで出ています、自転車駐車場の再整備というのも一つの課題となっています。

 12、13ページは地区の動向ということで、最近の四丁目、あるいは区役所・サンプラザ、南地区等の状況を書いてございます。ちょっと時点がたてば、時点修正する必要があると思っております。

 それでは、14ページ、この部分から本論になります。14ページのほうに書いてございますが、今までは上位計画を、まずは広域中心拠点、それから、四丁目は先端的都市機能ということで、方向性としては、ここに四角く囲んで四つほど書いてございます。

 これを整理したものが15ページになります。南地区でも同様なものをつくりましたけども、囲町地区にも同じような整理をさせていただいております。まず、中野駅周辺地区というのは、広域中心拠点ですよと。それから、四丁目は「先端的な都市機能と豊かな緑」というのがフレーズになっています。じゃあ、囲町のまちづくり目標って何なのという話をしますと、商業・業務、都市型住宅などによる土地の高度利用と都市計画道路補助221号線の整備、まさにVer.3で書いていた言葉どおりです。

 さらにこれを詳しく言いますと、四つに分けてございます。一つはにぎわいの活動拠点ということで、業務・商業の集積、それから都市型住宅。それから、交通ですと補助221号線の整備。それから、北側のほうに抜けるのが非常に隘路になっていますけども、回遊性のあるにぎわい軸の創出。それから、自転車駐車場の整備ですね。それから、防災ですと、当然のことながら建築物の不燃化・耐震化。それから、四季の森のほうへのアクセスですね。環境のほうは、緑ですとか、それから、環境に対する負荷の少ない市街地の形成というようなことをうたっております。

 16ページに、それについてもう少し書き込みしたのが書いてございますけども、お読み取りしていただきたいと思います。

 次に、17ページ、囲町地区におけるまちづくり方針ということで、南地区と同様に、ここでもABCの3地区に分けてございます。A地区が東地区、既に準備組合ができているところですね。ここに書いてございますように、まさに市街地再開発事業により整備を進めていきますよということと、補助221号線の整備を書いてございます。

 西地区なんですけども、これを読み上げさせてもらいますと、「道路基盤施設の整備・改善を図るとともに、土地の合理的かつ健全な高度利用などにより、良好な環境が整った安全な住宅市街地を形成する」ということですね。再開発に合わせて221号線整備という大きな方針を受けて、このような書き方をしております。

 最後のC地区は、これは鉄道施設ですので、鉄道関連施設の維持保全を図るというような書き方をさせていただいています。

 以下、18、19ページあたりに少しそれらの内容も書き上げております。

 ちょっと飛ばして20ページですけども、囲町東地区のまちづくり方針ということですね。ここに書いてございますけども、ほぼ東地区の内容が全ページにわたっております。商業・業務の育成、あるいは良質な住宅供給、安全・安心、良好な環境。先ほど15ページに示したような内容を具体的に書いてございます。20ページのほうにイメージということで、これは東側から見た感じですね。それから、下のほうは広場空間、この部分のものになります。

 それから、22ページ、上のほうですと、補助221号線のほうから見たイメージです。ちょっと桜を植えていますけど、あくまでこれはイメージですので、とりあえず桜という形にしております。

 それから、下のほうは建物の関係ですけども、ちょうど北側のセントラルパークとほぼ同じ高さぐらいということで、東側の建物はさらに、NTTのほうのが低くなっております。

 それから、町並みということで、ここにもオープンスペースのイメージということで絵を描いております。

 次に、24ページをごらんください。再開発の施設建築物ということで、これは前回の委員会で報告をさせていただいておりますけども、下のほうにイメージが描いてございますけども、地下のほうは駐輪場等に使いまして、東側の建物については商業施設、その上に住宅と、それから業務。一番西側の単体の建物については、全て住宅というような形で構成されております。

 それから、それをイメージしたものが25ページの上のほうに描いております。手前が補助221号線ということで、後ろのちょっと白抜きになっていますけど、これが中野地区のまちとなります。

 次に、26ページ、これも前回の委員会で報告をさせていただいた内容と同じでございます。東地区については第一種市街地再開発事業でやりますということと、組合施行の再開発ですよと。用途は、今申しました住宅、業務、商業施設ということ。

 それから、今後の整備予定ですけども、27年度に都市計画手続、28年から29年にかけまして、組合の設立認可を受けて権利変換。それから、30年度以降工事を行っていくと、そういうスケジュールです。おおむね3年ないし4年ぐらいの工程を考えております。

 それから、参考資料としまして、囲町地区の、江戸時代から歴史のあるところなので、いろいろ調べている中でこういう資料が出てまいりましたので、27から29ページにつきましては、囲町の現在までの歴史をとじ込んでおります。

 それから最後に、30、31ページは、中野四季の都市(まち)のほうで地区計画がかかってございますけども、参考にこれも入れさせていただいています。

 以上が本編です。

 頭紙に戻っていただきたいんですけども、今後の予定でございます。来月、2月に地元には、御存じのように準備組合と、それから、推進検討会という二つの団体がございますので、こうした区の考え方を説明して、意見交換を進めていきたいと思っています。

 説明は以上です。

委員長

 委員会を暫時休憩します。

 

(午前11時00分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前11時01分)

 

 質疑がありましたらどうぞ。

むとう委員

 今、委員長とのやりとりがよく聞こえていなかったんですけれども、ちょっと声が小さくて聞こえにくいんですけど、この席からだと。どの程度推進検討会ときょういただいたものと、どこまで合意されているのかというのをもう一回お答え願えますか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 委員長との今のお話の中は、こういう資料を出すことについて、準備組合等とどういう話になっているかという御質問だと思います。まず、質問の趣旨というのは、委員長とのやりとりというのは、この中にいろいろパース等があるんですけども、そういうものが準備組合と調整してあるのかという御質問かと思います。それにつきましては、当然現在、東京都と協議していますので、区と準備組合の実際コンサルですけども、そこと一緒に協議等を進めていますので、つくるに当たって、当然これは東京都のほうにも調整していますので、御了解を得た上でこういう資料をつくっております。そういう趣旨の回答をさせていただいております。

むとう委員

 準備組合等はそういうことだったということがわかったんですけれども、私が一番気にしているのは、囲町に暮らしている皆様方ですね。ですから、ここに書いてある推進検討会というのは、囲町の住民の方でつくられている組織ですよね。そことの合意がどうなっているかというところがすごく気になる点なんですが、そこについて教えてください。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 推進検討会は、ここで言う西地区、2ページでいくと西地区ですね。この書き方の内容は、まず、この中身というのはほとんど東の資料です。西に関して出てくるというのは、17ページで土地利用方針というのがございます。B地区に、これが西地区に該当しますけど、これが大きな土地利用方針ですね。これについては、推進検討会という、26年度からそういう名称になりましたけども、そことの会合にその都度区は出て話をして、こういう形で整備しますよということで。2月に行うのは、そこの推進検討会を通して地権者の方と話を、ここにもう一回正式に話をする段取りとなっています。通常は、例えば準備組合であれば事務局だとか、あるいはコンサルの人とやりますけども、あるいは理事会等報告していますけども、一般の地権者が入るそういう会がありますので、そうした中で改めてこういうものを説明していきたいと思います。西地区は推進検討会ですので、推進検討会のほうに説明をしていきたいと考えています。

むとう委員

 西地区についてはそういう段階であるということですが、東地区については住民との合意はどこまでできているのか教えてください。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 準備組合が既にできていますので、準備組合の事務局のほうで、具体的にこうした計画であるとか、それから、個別の話になりますけども、いわゆる権利変換というのが今後出てきますので、そうした権利変換の仕組みですとか、そうしたのが準備組合のほうで地権者に対して説明を行っています。

むとう委員

 東地区で、全地権者がこれにかかわっていると思っていいんでしょうか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 準備組合では、準備組合に加入していない方も含めて全地権者に当たっています。接触しています。

むとう委員

 当然接触して、ということは、東地区に住んでいる地権者の方は、これを全部聞いていて、わかっていて、この形で進めていくことについてどの程度理解されているんでしょうか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 きょう説明したこれは、今後地権者の方に、区の要するに計画として説明していきます。それ以前に、準備組合のほうで地権者の方に、計画だとか、先ほど言いました権利変換ですとか、そういう仕組みですとか、そういうものを個別に説明しております。ですから、それは並行して行っていく話になります。

むとう委員

 すごくここは、本当に静かな、すっぽりそこだけ静かな住宅街になっているので、全く違う形になっていきますから、一人ひとりの地権者に対する本当に合意形成が必要だと思っているんですけれども、ずっと。今、区は説明していますとおっしゃっていて、説明することは当然なことで、説明した上で、御理解がどの程度得られているのかというところが一番の課題なんですけれども、その点はどうなんですか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 準備組合は、加入率は約7割というお話をさせていただきましたけども、現在、準備組合の事務局のほうは個別に地権者に当たって、加入者数もふえています。その数字については8割を超えています。ですから、そういったやりとりを何回もやりながら合意を得ていくのが組合施行の再開発のやり方です。1回、2回会っただけでなく、何度も何度も地権者の方と接触して、計画内容等を説明して、御理解をいただく。これは別に再開発だけでなく、区画整理も同じですけども、そういった積み重ねで事業を進めていくものです。

むとう委員

 そうやって準備を進めていくことは心得ているつもりなんです。今の段階で、今のお話だと、8割ぐらいの方が御理解していて、これにほぼ御納得されているというふうに思っていていいんでしょうか。念を押して聞いております。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 再開発でも区画整理でも同じですけども、合意というのは、前に私お話ししましたけど、判をついて初めて合意ですから、そうした手続を進めて合意をとっていくものと理解しています。ですから、単に何割が合意したとかいうのは安易に使う言葉ではないと思っています。

むとう委員

 じゃあ、合意という言葉がそういうことで使うべきではないというならば、合意という言葉は使わなくてもいいんですけれども。本当にすごくあの地域の生活そのものが変わるほど大きな変更の開発なので、私は区民一人ひとり、そこに住んでいらっしゃる方々に丁寧に御納得していただいて、いいものをつくっていただきたいというのがすごくありますので。最終的には判をついてこそ合意だということであるならば、そこの前段階の中で議論していく、検討していく中で、ほぼ皆さん、こういう形でいこうねというような雰囲気になっているんでしょうか。その辺は区としてはどういうふうに受けとめて、ここまで進めてきているんですか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 数字的な話をさせていただければ、7割の加入率が8割を超す加入率になっていますし、入っていない方も引き続き、事務局と地権者とやりとりしておりますので。何割かという話もあるんですけども、7割、8割というのが一つの目標というんですか、めどかと思っています。

むとう委員

 質問ではないんですが、本当に要望しておきたいんですけど、くれぐれも丁寧に、地権者の方々、それから住んでいらっしゃる方々に、丁寧に丁寧にやっていっていただきたいということを重ねて要望しておきます。答弁はオーケーです。

委員長

 他に質疑がありましたらどうぞ。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。それでは、以上でこの所管事項の報告は終わります。

 5番、その他に入ります。所管事項の報告はありますか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 さきの当委員会、平成26年第4回の定例会におきまして、区役所・サンプラザ地区再整備に係る事業化の検討に関する覚書の取り交わしについて報告したところでございますが、UR都市機構との間で、平成26年12月17日付をもちまして覚書を取り交わしいたしました。今後、この覚書に基づきまして、再整備事業の事業化の検討を行ってまいりたいと考えております。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告について質疑ありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、以上で報告は終わりです。

 委員会を休憩にします。

 

(午前11時10分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開します。

 

(午前11時18分)

 

 ほかに何か報告はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 他に報告がなければ、以上で所管事項の報告は終わります。

 次に、審査日程のその他に入ります。

委員会を休憩にします。

 

(午前11時19分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前11時19分)

 

 次回の日程は、休憩中に御協議をいただきましたとおり、第1回定例会中とします。急を要する案件が生じた場合は正副委員長から連絡をしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定をします。

 それから最後に、昨年の暮れまでに御提出をいただいた視察先4件のそれぞれのレポート、ありがとうございました。正副委員長でこれをまとめまして、次回の第1回定例会のさなかに開かれる特別委員会で皆様方に配付して、まとめたものについての整理をさせていただきたいと思います。そして、第1回定例会の最後の本会議の特別委員会の報告の中にこの文書を盛り込んで報告をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、本日予定した日程はこれで全部終了ですが、委員、理事者から発言はありますか。

高橋委員

 1、2で報告があったインフラ整備について、いろいろ、例えば駐車場台数の6,000台を確保するということでいろいろやりくり、そういうのがありましたけども、ちょっと非常に気になっていることがあって。いわゆるインフラ、駅周辺の再整備の進捗段階に応じて、いろんな制約が出てきたりするということはわかるんですね。一つは自転車の駐輪場を整備するという話で、質問が委員からもありましたけど、台数について、数字合わせにならないように、きちっと自転車を使うユーザー側の動線だったり、利用実態とか、あるいは今のそういうものをきちっと考えてやっていただかないと、数字合わせだけになると、結局使いづらいとか、そういう話になるので、その辺、丁寧にやっていただきたいという要望が一つと。

 あとは、バスの件で、私ちょっと江古田路線を使っているものですから。さっき発言の中で、玉突きで動かしていくんだという話があったんだけども、例えばバス事業者にとって、バス停、特に結節点である交通要所の駅前のバス停というのは、経営の死活問題にかかわる話であって、いろいろ駅の周辺の整備の中で移動したりという中で、すごく経営上も大打撃を受けているところもあると聞いているんですよ。そうすると、一方的な机上のやりとりでこうだということじゃなくて、きちっと事前にやりとりをしながらの、あるいは納得していただくような丁寧な説明をしていただきたいなというのがあるんですけど、その辺今後どういう形でやっていくのか、ちょっとコメントをいただきたいんですけど。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 まず、自転車のほうにつきましては、方面別の需要台数でありますとか、どういう理由でそこの定期を求めてきているとか、どういう車種が入ってきているとか、その辺のデータを今とってもいるところでございますので、そういう基礎データに基づいて、仮整備ではありますが、きめの細かい計画を立てていきたいというふうに考えてございます。

 それから、バス停等の配置につきましても、バス事業者とやはりきめの細かい情報交換、意見交換をしつつ検討していきたいと思っておりまして、また、その経緯も含めて、議会のほうには逐次御報告をさせていただきたいというふうに考えてございます。

委員長

 よろしいですか。

 他にございませんか。

浦野委員

 休憩していただけますか。

委員長

 委員会を休憩にします。

 

(午前11時23分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前11時26分)

 

 他にございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

 なければ、以上で中野駅周辺地区等整備特別委員会を散会します。

 

(午前11時26分)