平成27年03月02日中野区議会予算特別委員会建設分科会
平成27年03月02日中野区議会予算特別委員会建設分科会の会議録
平成25年9月25日建設委員会

中野区議会予算特別委員会建設分科会〔平成2月2日〕

 

建設分科会会議記録

 

○開会日 平成2月2日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後56

 

○出席委員(8名)

 小林 秀明主査

 来住 和行副主査

 伊東 しんじ委員

 平山 英明委員

 林 まさみ委員

 佐野 れいじ委員

 近藤 さえ子委員

 市川 みのる委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市政策推進室長 長田 久雄

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 青山 敬一郎

 都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当) 滝瀬 裕之

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、

 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 池田 中

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線基盤整備推進担当

 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 千田 真史

 都市基盤部長 尾﨑 孝

 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当、大和町まちづくり担当) 荒井 弘巳

 都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 高橋 昭彦

 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 志賀 聡

 都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹

 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 大木島 実

 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 中井 豊

 

○事務局職員

 書記 江口 誠人

 書記 遠藤 良太

 

○主査署名


審査日程

○議案

 第6号議案 平成27年度中野区一般会計予算(分担分)

 

主査

 定足数に達しましたので、建設分科会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 第6号議案、平成27年度中野区一般会計予算(分担分)を議題に供します。

 初めに、審査の進め方と審査方法について御協議いただくため、分科会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時00分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後1時01分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、審査の進め方はお手元に配付の審査日程案(資料1)について、一般会計予算を歳出、歳入の順に審査を行い、歳出については予算説明書補助資料に従い「目」ごとに、歳入については歳入予算説明書補助資料により一括して質疑を行いたいと思います。

 また、2日間の割り振りについては、本日は一般会計歳出及び歳入の審査を全て行い、2日目は意見の取りまとめを行いたいと思いますが、このような進め方で審査を行うことに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次、組替動議の審査方法ですが、原案の該当部分で、原案質疑後に組替動議の該当部分に対する質疑を行いたいと思います。また、質疑の順序は、一巡目は原則、大会派の順に行いたいと思います。

 このような進め方で審査を行うことに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては5時を目途に進め、3時ごろに休憩を入れたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、質疑に入りますが、人件費については特殊勤務手当、時間外勤務手当、休日給及び職員旅費が当分科会の分担分となりますので、御承知おき願います。

 また、質疑を行う際には、事務事業名や事業メニュー、資料のページなどを言ってから質疑をお願いいたします。

 それでは、一般会計の歳出について目ごとに質疑を行います。予算説明書補助資料105ページ、1目、都市政策推進室経営費について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、106ページ、2目、グローバルビジネス推進費についてですが、組替動議の項目、「グローバルビジネス推進(新規)の削除」があります。初めに、原案について質疑を行います。

質疑はありませんか。

市川委員

 グローバルビジネス推進(新規)なんですが、グローバルビジネスというのはそもそも何ですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 ここで考えておりますのは、中野区におけるグローバルビジネス環境の整備拡充を図るということをこの取り組みとして行っていきたいと思っておりますけれども、海外の企業が区内への投資をするということもあると思いますし、また、区内の企業が海外に展開をしていくといったことを含めて、グローバルビジネスというような表現としております。

市川委員

 その事業についてもいろいろなジャンルがあるでしょう。そのジャンルの中でも特に焦点を、フォーカスをどこに当てているというような箇所があるんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 特に分野にフォーカスを当ててとかはありませんけれども、中野区の現在の産業の中で特に海外展開できるところ、逆に区内での事業展開でしやすいような分野、そういったものをこれから研究してまいりたいというふうに考えております。

市川委員

 次のページにまたがってしまうようだけども、次のページはさておいて、例えばICT・コンテンツ産業だとかライフサポートビジネス産業だとか、こういったようなジャンルの事業分野を一つの柱にして、そういうグローバルビジネス推進というようなものを今後、その枠組みを構築していきたいと。その初年度に当たるんですというような物の捉え方をしておけばいいのかな。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 委員御指摘のとおりでございまして、私ども、区としての産業振興の重点産業ということで、ICT・コンテンツ関連とライフサポート関連ということで大きく柱を立ててまいりました。このたび新たな国家戦略特区の規制改革といったような有利な条件というものが出てまいりましたので、そういった規制改革等を活用しまして、私どもが重点を置いております産業の振興により力を入れていきたいというふうに考えております。

市川委員

 もう一つ捉え方なんですけども、その国家戦略特区の申請をして、それが認可を受けて、例えばICT・コンテンツ産業を区内の事業所として事業を構えると。中野区内は規制緩和されていると。だから、ICT・コンテンツ産業の事業を展開しやすいと。だから、ここで事業所を開設して、自分の事業所を事業展開をさらに伸ばして、伸ばした結果、どこかまた都心区に行ってしまうというのではなくて、あくまでも中野区が国家戦略特区を受けているからこそ、この中野区に事業所を構えていれば、いろいろな規制緩和を受けて、例えば、こんなことはないんだろうけども、法人税の減免措置を受けるだとかいうような。例えばだよ、これは。そんなことはないんだろうけども、そういったメリットがあって、中野区にこの事業所をずっと置いておきたいというようなことの中から、そういったジャンルの事業所が拡大をしていくと。それでまた、ここでずっと居続けるというようなとらまえ方でいいのかというところね。ここを確認しておきたいと思います。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 委員おっしゃるとおり、中野区にこういった有利な状況を活用して、事業が集積していただきたいというふうに考えておりまして、例えば今、東京都のほうからこの国家戦略特区のメニューとして例示をされているものを見ましても、ベンチャー企業に対する投資に対して税の優遇を与えるといったようなことですとか、事務所スペースの容積率の緩和、例えば外国人材を活用する場合の在留資格等の緩和、そういったようなことが、まだ決まったわけではございませんが、メニューの例として示されております。そういったことが決まりましたら有利な条件として活用して、中野区にそういった事業が集積するようにやっていきたいと考えております。

市川委員

 一つの事例として今、ICT・コンテンツ産業を取り上げたんだけども、このグローバルビジネス推進のいわゆる軸というか、柱に立てたグローバルビジネス推進の第一歩いという捉え方をしておいてよろしいですか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 おっしゃるとおりでございます。

近藤委員

 同じところでグローバル戦略推進のところなんですけれども、この委託というのは具体的にどのようなことにお金を使われるんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この委託ですけれども、グローバル戦略推進協議会、先日発足いたしましたけれども、その協議会を通しまして、中野区におけるグローバル戦略を策定することですとか、また、国家戦略特区への提言といったことをしてまいりたいと思っております。そういったものの検討の委託ですとか、あるいは協議会そのものの運営の委託といったものを経費として考えております。

近藤委員

 先日、グローバル戦略推進協議会の設立記念フォーラムに参加させていただいて、三菱総研の理事長ですか、大変いいお話だったと思うんですね、グローバルの形で。ただ、ちょっと中野区に当てはめると、どうなのかなって。ここで暮らすだけがいいことではなくて、外に出ていくという働き方、セカンドハウス的なことを持つのもいいんだよみたいな、そんなお話だったと思うんですね。多様な文化を受け入れて、あと女性の視点とかいう話だったんですけれど、この中野区が設立しました協議会発足式ですけれど、役員のメンバーというと、とても何かいつもと変わらないメンバーという感じであって、女性も入っていませんし、そういうところで一番初めのフォーラムから、何となくグローバルな感じと女性も参加の新しいものという理事長が話したお話とはちょっと観点もずれるし、感覚が違うのかなと思ったんですけれど、その辺はいかがですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 今御指摘いただきましたように、本当にこれからどういうグローバル展開を図るかといったことが重要になってまいります。この協議会を進めていくに当たっても、基幹団体だけではなくて、賛同団体の参画も得まして、幅広い分野からの参画を得て進めてまいりたいと思っておりますし、また、女性の委員としての参加でございますね。そういったことも配慮してまいりたいというふうに思っております。

近藤委員

 いろいろこれからつくっていくんですけれども、つくっていく企業の視点ということがかなり入って、そこにメンバーとして入っているんだと思うんですけれど、やっぱりそれを利用する区民の視点というのが入っていたり、ここで働く区民の視点、そういったものが入らないと、グローバルだ、女性の進出といっても、本当に何か絵に描いた餅になってしまうと残念なので、そこの視点がきちっと入るようにしていっていただきたいと思いますけれど、いかがですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 もともと国家戦略特区ということで進めているものでございまして、区としても職住近接といったことを非常に重視しておりますので、働くということと同時に住むということも踏まえまして、区民の視点、あるいは生活者の視点、そういったものも踏まえながら進めてまいりたいと思っております。

近藤委員

 そこが入らなければ、本当に区民にとってはあまりこれが近いものと感じられないので、グローバルということも、女性が働く視点というのも自分たちのところにすとんと落ちる形でこの戦略が進められることを要望しておきます。

主査

 ほかに質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次に、組替動議に対して質疑はありませんか。(「休憩していただいていいですか」と呼ぶ者あり)

 休憩します。

 

(午後1時14分)

 

主査

 再開いたします。

 

(午後1時14分)

 

 次に、組替動議に対して質疑はありませんか。

平山委員

 組替について幾つか御質問いたします。短縮議会ということもありますので、こちらも端的に伺っていきたいと思いますので、端的にお答えいただければと思います。

 まず、この組替を求める理由ということで示された上で組替動議があるんですが、予算原案で示された大規模開発と基金の積み立てを優先する予算を改め、区民の暮らし、福祉、教育、防災策などの充実と支援に組み替えた予算の再提出を求めますというものですから、このとおりの内容となっているはずなんですが、改めて確認をしますが、大規模開発というのは何をもって大規模開発ですか。大規模の定義を教えてください。

来住委員

 まず、今106ページのグローバルのところでの御質疑ですので、大規模開発そのものは、私たちは中野区でいえば中野駅を中心とした、将来区役所、またサンプラザまでに至る一連の規模について大規模という通称といいますか、そういう呼び方で捉えています。

平山委員

 ということは、中野駅周辺の再開発をもって大規模とされると。ほかは大規模に当たらないと。現状のところでは。そういう理解でいいですか。

来住委員

 額であるとか規模であるとかというのを特定して、この枠を持っているわけじゃありませんので、その都度判断をして、表現をさせていただいております。

平山委員

 東中野はどんどんやりなさいと言われながら、駅の広場の整備とかをやっているので、ちょっと定義がよくわからなかったもので。ということは、特に定義があるわけではなくて、その都度思いついたことでやっていらっしゃるということで理解をしました。一つだけ、このグローバルビジネスの推進、この中身がどう大規模開発につながりますか。

来住委員

 東中野についても一言ですけども……(「質問しないので、それは答弁は要りません。短縮議会ですから」と呼ぶ者あり)JRの負担と区の負担の問題は常に言わせていただいておりました。今の御質問ですけども、今回の新規の推進は、国家戦略特区の活用ということで位置付けられているものです。私どもの党としては、会派としては、既に本会議でこの国家戦略特区についての問題を、そうです、もう一年前になるでしょうか、指摘をさせていただいています。特に規制緩和ですね。それから、税まで含む特別のエリアを決めて、そこに集中的に投下をしていくという試みだというふうに私たちは見ています。したがって、そういう企業呼び込みのための注入をそこに集中して行うということで、まだまだ特区についてのメニューは一定示されているようですけども、十分な議会としての判断、私たち区民の皆さんの理解も含めて、至っていないという判断をしておりますので、これはこの予算案でいきますと、委託するということですので、いわゆる進めていくという一方になりますので、ここを改めて削除して、十分な議論が必要だろうというふうに考えて、このような提案をいたしました。

平山委員

 ごめんなさい。質問したのは、削除するのは大規模開発と基金の積み立てを優先する予算なんでしょう。だから、グローバルビジネスがどう大規模開発につながるんですかということを御質問しているんです。

来住委員

 それは、今回出されている中身は決して別のところでこの事業をやるということじゃなくて、この中野駅や、ここを一体として、ここに附属して集中的にここで特区としての検討も含めてやっていこうという一つの戦略。国の一つの方向の中からアベノミクスの一つの目玉の施策でもありますので、それを取り込んでという方向だと思うんですけども、私たちとしては、あくまでもこの中野駅、区役所を含む、ここの集中的なところでの特区の活用が今、検討されていこうとされている方向ですので、それについてはまず必要ないという立場です。

平山委員

 ごめんなさい。御答弁がかみ合わないので最後にしますが、別に特区って中野駅周辺だけでもなくて、メニューもこれから決まっていく。要は、よく理解をしないまま出しちゃったというふうにしか聞こえないので、もう少ししっかり調査した上で出していただきたかったなということと、今、来住委員がおっしゃったことが共産党さんのお考えだとすれば、中野駅にまつわる全ての、例えば中野駅でFreeWi-Fiをやりますよということだって反対しなきゃおかしいはずですよ。整合性がとれない。それはきっとこのグローバルビジネスが何か大規模開発と直接つながっちゃうんじゃないかなという勘違いから生じたと思いますので、取り消されませんか。

来住委員

 後ほど出てきますので、一連の削除も入っておりますので、そこは御理解ください。

主査

 ほかに質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、107ページ、3目、重点産業振興費について質疑はありませんか。

伊東委員

 (3)のライフサポート関連産業振興ということで、創出促進セミナー企画運営委託、それから、その下にビジネスプランコンテストってあります。これは前年、それと前々年ですか、からのたしか引き続きだと思うんですけど、その辺をまず。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 この事業につきましては、平成25年度から実施をしているものでございます。3カ年を目途としてやっていくということで、27年度はその3年目ということで考えてございます。この事業につきましては、私どもも2年間やってまいりまして、ある程度所管としてノウハウ等を蓄積してまいりました。また、昨年度の当委員会でいろいろ委託方法等について御指摘があったということも伺っております。というような関係もございまして、この事業につきましては、来年度につきましては、指名競争入札ということでやろうということで考えているものでございます。

伊東委員

 そうしますと、一応のところは3年度計画のうち2年度で同一事業者への委託を打ち切りまして、3年目については指名競争入札に切りかえたいということだと思います。そうすると、103ページの区政目標、成果指標に関連してきますので、ちょっとそれもあわせて伺いたいんですけれど、その欄の1の産業振興の成果指標の一番下、ライフサポートサービスを提供している・する予定と答えた事業所数の割合ということで数値が示されております。25年度実績を100として、26年度の目標が100.5、27年度の目標が101ということなんですけれど、25年度実績の100の下に示されている37.7%、この数字自体が、上にも47.1%という数字が示されているけど、これは何をあらわしているのか。100を100.5、101と伸ばしていくということなんですけど、あまりにも把握しづらい数字。実際に区内でライフサポートビジネス、どれぐらいふえているのか。あるいはライフサポートビジネスって位置付ける事業、企業数というのはどういうものが含まれているのか。その辺もあわせてお答えください。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 ただいまの指標の関係のお尋ねでございますが、これはライフサポートサービスを提供している、また、する予定と答えた事業所数の割合ということで、25年度実績につきましては、せんだって当委員会で御報告させていただきました事業所実態調査の結果を載せさせていただいているものでございます。回答数といいますか、25年度につきましては、区内の全事業所を対象に調査いたしまして、その回答があった事業者の中でライフサポートサービスを提供している、またはする予定と答えたものが37.7%ということでございます。26年度以降でございますが、25年度と同様に全体数、区内の全事業所調査を毎年やっていくということがなかなかちょっと難しいということもございまして、今年度はサンプル調査を実施しております。その結果はまとまってきまして、分析等を終わりましたら、また当委員会に御報告させていただこうと思っているところなんですけれども、サンプル調査ということで調査の全数が25年度と変わってくるということがございますので、単純に事業所数ですとか、あるいは割合で比較するということが難しいというふうに思っておりまして、それで、25年度に実施しました全事業所に対する調査の37.7%を100、これを基準としまして、その後、実施しましたサンプル調査の結果がその100に対してどの程度ふえたか。そういったようなことで成果を図っていこうということで示させていただいたものでございます。今後、26年度以降の実績を示させていただく際にも、この100に対する指数と、実際のサンプル調査をやって、答えてくださった事業所の割合、両方併記してお示ししたいと考えております。上段のICT・コンテンツ関連の調査についても同じ考え方で指標を設定しているものでございます。

伊東委員

 全事業所を対象にアンケート調査を行って、ライフサポートサービスを提供している、あるいはする予定というものを基本の数字として捉える。ただ、する予定というのは確実に次年度からするという位置付けではないかと思います。将来的にはそういう分野も視野に入れてというアンケート結果だと思うんですよ、私は。区がライフサポートサービスというものを重要と位置付けているのは、今、少子高齢化社会、あるいは就労形態が変わって、その就労自体を支える生活のサポートの部分もにらんで、こういうものはしっかりこれから区内としてはぐくんでいかなきゃならないという位置付けだと思います。ですから、それぞれ違う。高齢者の福祉なのか、高齢者の住まいなのか、子育ての支援なのか、若者の就労支援なのか。そうした位置付けをはっきり持って、それに対しての事業所数が今、大体これくらいですと。この分野があくまでも弱いから、せめてこれぐらいまでは伸ばしていきたいという位置付けをしっかり持っていただきたい。あまりにも漠とした目標値を持ってこれからも御報告いただけると、私どもも質問のしようがない。一般質問、あるいは総括質疑、さまざま指摘がある部分は、やはりそういう部分に特化した、この部分はどう考えているんだということで質問があるはずなので、しっかりその辺を位置付けて、資料統計、あるいは情報を集める。それから、それに沿う形での事業計画をしっかり特化していっていただきたいなと思っております。黎明期から脱して、これから本格的にライフサポートサービス、これに取り組んでいくという部分であれば、そろそろその辺の具体的な方針というのを示していただかないといけないかなと思います。いかがですか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 委員御指摘のとおりライフサポートサービスといいますと、大分範囲が広いというような状況もございます。分野全体の指標としてはこうした形でお示しさせていただきましたが、実際の事業を実施するに当たりましては、例えばライフサポートの中では、高齢者向けのサービスですとか、子育て世代向けのサービスといったような形で絞った形のセミナーですとか、そういったようなものを今年度から実施してきております。ですから、今後、事業計画を立てる際に、そうしたライフサポートの中でも特に振興したい部分につきまして重点を置いて、施策を実行していくこと。それから、こういったアンケートの中で答えてくれた事業者さんがどういう事業をやっているかということもある程度把握はできますので、そういった中で具体的に実施しようとしているサービス、そういった種類に対する統計といいますか、そういった状況も把握した上で政策を考えてまいりたいというふうに思っております。

伊東委員

 大切なのは、黎明期を脱して、これから具体的に区内の事業へと直接的に展開を図るということですと、都市政策推進室にとどまらず、それぞれの所管専門分野の支援も受けながら、国の、あるいは東京都の補助金というものをつなげるような取り組みというのが必ずや必要になってくると思います。ぜひその辺は連携を密にとっていただきたいと思います。

林委員

 今と同じところのライフサポートビジネスなんですが、昨年はアクションプランで、今回は振興プログラムというふうになっているんですけれども、これは同じものなんですか。名前が違って発展したものなんでしょうか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 ちょっと名称が違っておりますが、ライフサポートサービスに関連しまして、産業振興審議会というものが私どもの所管で審議会であるわけなんですけれども、ライフサポート関連の振興策等についても、ただいまいろいろと議論をしていただいている最中でございます。近日中にライフサポート関連産業の振興についての答申をいただく予定でございまして、またその答申が出ましたら、当委員会で御報告させていただこうと思っておりますが、その答申を受けまして、実際の施策のプログラムといいますか、実行計画といいますか、そういったものを策定していこうと考えているところでございます。こちらにありますのはその経費ということでございます。

林委員

 よくわからなかったんですが、アクションプランとはまた別のものをつくられているということなんですか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 失礼しました。ちょっと呼び方が違っていましたが、同じものでということで。

林委員

 あと、成果指標で、先ほど伊東委員も触れていたんですが、103ページにある区内民間事業者数の増減率で、2番目と3番目、事業所の売り上げ増加率というもので、昨年を見ると、2番目のところの事業者数が1万2,752のうち、中野区は21年度と比べて1割減っているというような数値があったんですね。下のほうも特別区全体が244兆のうち、中野区は1兆というような数字が出ていたのが、今回全く数字が出てこないということは、そういうデータがないのか。何年に一回このデータが出てくるのか伺います。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 この調査データは経済センサスをもとにしておりまして、前回の調査が平成24年度ということで、先ほど委員から御紹介のあった数字があったものでございます。25年度については調査がございませんで、今年度、26年度調査が実施をされました。ただ、まだその調査結果はまとまっておりませんで、速報値等もまだ入っていない状況でございます。そういった情報が入りましたら、前回の24年度と比較してどうなったかということで、こういった資料等に反映させてまいりたいというふうに考えております。

林委員

 目標と成果の区政運営なので、よろしくお願いいたします。要望です。

平山委員

 ICT・コンテンツ関連産業について伺います。ICT・コンテンツ関連産業発展促進事業委託及び出展者補助でありますが、出展者補助は何となくわかるんですが、委託のほうは、これはどんなことをなさるんでしょうか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 ただいま委員の御指摘のあった事業は一連の事業でございまして、区内のICT・コンテンツ関連事業者の区外を含めた取引機会を拡大すること、それから、中野区がICT・コンテンツ関連産業を振興しているといったようなことを広くPRして、中野区内に立地していただくというようなことを目的としまして、区内のICT・コンテンツ関連産業を、今想定しておりますのは20社ほどなんですけれども、一つのグループとして、中野区全体というような形で大規模なビジネスフェアに出展していこうと。そういうような考え方の事業でございます。

平山委員

 いやいや、私もそれしか報告を聞いたことがなかったので、別なことをまた新しく考えられたのかなと思ったんですが、要するに出展の補助ということですよね。ただ、その出展の補助の目的が区内のICT・コンテンツ産業の支援並びに出展をすることによって中野区がICT・コンテンツ産業に力を入れますよというのを対外的に示していって、さらなる集積を図るという目的なので、こういう名称になっているという、こういうことでいいですか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 おっしゃるとおりでございます。

平山委員

 それを聞いて、いわゆるICT・コンテンツ産業の育成並びに集積を行っていくのが目的ですから、最近この集積については、私、一般質問でも総括質疑でもやりましたけども、ちょっと取り組みが弱いかなと。今年度はこういった形をとりながら、来年度に向け、どうやって良質なICT・コンテンツ産業に区内で仕事をしていただけるかということをもう少しいろんな角度で御検討をしていっていただければなと。そのためにも、ぜひともこの促進事業でPRをするわけですよね。PRをして、例えば何かしら、中野区ってこんな取り組みをしているんですねというふうに興味を持たれたような会社が中野区にアプローチをかけてくるすべってあるんですか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 区側の窓口ということになりますと、私どもの所管ということになります。それからあとは今年度、これはライフサポートビジネスの創出事業の一環としてやっているものでございますけれども、区内の経済団体と、例えば東京商工会議所中野支部ですとか中野区商店街連合会、そういった区内の事業者の支援を何らかなさっている団体のネットワークづくりというのに取り組んでおりまして、そういった形のものができましたら、中野区の産業振興センターをネットワークの一つの窓口としまして、つなげていくといいますか、支援策をさまざま紹介していくといったようなことを考えているものでございます。

平山委員

 いや、そうじゃなくて、ブース等に出展されるわけでしょう。それに補助を行うわけでしょう。そのブースの出展の目的というのは二つあって、一つは出展される区内の会社の支援、もう一つは、そういったところに出展することによって、中野区はICTに力を入れているなということをアピールしていきたいということなんでしょう。そこにICT関連のいろんな企業の方がいらっしゃるわけじゃないですか。そういった方々が、中野区の会社はこういうのをやっているんだ。へえ、中野区ってどんな取り組みをしているんだろうということをその展示会のときにアプローチをかけるすべがありますかって聞いているんです。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 展示会の現場ですと、中野区全体のブースをつくりまして、出展されている各社の方もいらっしゃるかと思いますし、私どもの職員もおりますので、直接区の支援策をお話しするということはできるようにしてございます。

平山委員

 それを聞いて安心しました。ぜひ積極的に、そういう機会ですから、目的の一つは中野区への集積を図るということも踏まえた上でのこの556万2,000円の予算ですから、ぜひこの予算の中で積極的な営業をかけていただければと思っていますので、これは要望です。

主査

 ほかに質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、108ページ、4目、経営支援費についてですが、組替動議の項目があります。初めに、原案について質疑を行います。

 質疑はありませんか。

佐野委員

 108ページのところで、利子補給についてお尋ねをさせていただきたいと思います。まず、この利子補給でございますけども、今回、総額がふえてきていると思いますけども、それからあと、何の目的で、どういうことの趣旨でおやりになっているか。原点に返って、ちょっとそこからお伺いしたいと思います。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 この産業経済融資の利子補給でございますが、大きく二つ目的があると考えております。一つは、区内の中小事業者の皆さんの経営を下支えする、運転資金ですとか設備資金ですとか、そういったものの下支えをするというのが大きな役割の一つだと思っております。それからもう一つは、区内で新たに事業を始められる、創業される、あるいは重点産業、先ほど来申し上げておりますICT・コンテンツ、それからライフサポート関連の事業者が区内で立地をする。そういった際の事業を始めるに当たっての資金を供給する。こういったところが大きな二つの役割であるというふうに考えております。

佐野委員

 わかりました。それじゃ、その目的に沿って昨年も行われて、ことしもふやしているというふうに考えてよろしいんでしょうか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 この産業経済融資等利子補給金でございますが、全体の予算としては昨年度よりも金額は少なくなっております。ただ、これは制度を縮小したということではございませんで、リーマンショック後の平成20年度以降に緊急経済融資等がございました。その辺で融資を行っていたものが、6年が償還期限ということで平成26年、今年度、あるいは来年度あたりに償還が終わるというようなことが多いという関係がございまして、その分が予算としては減ってきているというものでございます。ただ、先ほど申し上げました創業等の関係の融資の件数等はふえてきておりますので、そういった積極的な支出、あるいは下支えに必要な支出というのは、削減というのは特に考えておりませんで、引き続きやってまいりたいというふうに考えております。

佐野委員

 今、融資の件数がふえてきているというお話でしたよね。にもかかわらず、いろいろな条件が、償還等がございまして、結果としてこの金額が減ってきているということですね。例えば103ページの区政目標のところを見ますと、中野区内の全駅の利用者数もふえていますし、いろんな意味でふえてきているわけですね。そういうことを区政目標の中に入れていると思うんですよ。そうしますと、なぜこの融資の額だけが減ってきつつあるのか。そこをまずお尋ねしたいのが1点と、昨年と比べて制度とか方法とかシステムというのは全く同じかどうかということもお伺いしたい。ことし、この額を予算としてつけましたよね。この中で制度だとかシステムだとか方法、これについて全く同じやり方をするつもりなのかどうかということをお伺いしたいと思います。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 ちょっと先ほどの私の御説明の仕方がよくなかったかもしれませんが、利子補給の予算でございますが、これは事業者の方が融資を受けて、お金を借り入れられていて、返していく際に利子をつけて返すと。その一部を区が負担しているというものでございます。この今まで借りて返していたお金が今年度あたりに返し終わる部分が多くなってくるということで、そうしますと、区が返すに当たっての利子を補給する必要もなくなってまいります。そういったようなことがありまして、金額としては減ってきているということでございます。ですから、先ほど申し上げました下支えの部分の融資の件数というのは多少減ってくるのではないかと、私どもとしては見ております。それは景気の回復ですとか、いろいろそういった要因があって、事業者の方々の経営が上向きになってきている。健全化されてきて、お金を借りる必要が以前に比べれば減ってきているというふうに見ております。逆に、新規に創業する。そういったものについては増加傾向にございまして、そういった点での融資というのは一定程度ふえるのではないかということで見込んでいるものでございます。(「制度の本質についてどうですか。去年と同じということで」と呼ぶ者あり)制度自体については、変更はございません。

佐野委員

 そうしますと、我が会派でこれを再三にわたって質問しているわけですよ。例えば利子補給は最終的に信用保証協会を通さなきゃいけないということですよね、区としては。その場合に、逆にデメリットとして出てきてしまって、幾ら申し込んでも融資は受けられない。逆に何%だったら受けられるのかという問題もあるわけですけども、信用保証協会というのは非常に厳しい審査があるということで、受けられないという現状があるということを考えたときに、逆にマイナスになってしまう。申し込んでもしょうがないんだという雰囲気が出てきちゃっている中小企業もあるということで、たしかこの委員会でも質問させていただいたと思います。市川委員もたしか質問したと思います。本当に中小企業は困っているんだよということで、今、下支えの精神を持って区はやっているのかどうかということを疑わざるを得ないと私は思っております。そういうことから考えたときに、やはり下支えをするという意思をつくるのであれば、今言ったような保証協会等々、システム、また制度も全く同じであるということじゃなくて、保証協会を通さずに何とか区だけで融資ができるものなのかどうか。そういうことも含めての検討をすると私は理解したんですけども、全くことしも同じようなことであるということであれば、全く同じような状況が生まれてくるんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 当委員会でさまざま御指摘をいただいたことにつきましては、私どもも重々重く受けとめているところでございます。その後、実際に区内の事業者の方と日常的に接していらっしゃる区内経済団体、例えば東京商工会議所中野支部でございますとか中野工業産業協会の皆さん、そういった方たちからも同様の御要望をいただいておりまして、その中で私ども、以前は信用保証料の補助というのを中野区でも実施をしていたわけでございますが、それは利用者の利便性を高めるといったような理由から、信用保証料の補助については廃止をいたしましたが、その分、区の利子補給の率を引き上げたといったような経緯がございます。そういった事情を経済団体の皆様にもお話をしまして、だからといって保証料を補助しないと決めたわけではございませんで、今後どういった支援の仕方が区内の事業者さんにとっていいのかということを現場の皆さんと意見交換をしながら、よりよい施策を考えていきたいということで進めているところでございます。先ほど申し上げましたように来年度予算につきましては、従来の制度どおりという形でございますが、今後どのような形が一番いいのかということは現場の事業者の皆さんと意見交換をしてやっていきたいと考えております。

佐野委員

 前から言わせていただいていることですけども、ことしもまた制度、方法、システムが同じであると今お答えになりました。ということは、自民党から申し入れていることについて全く検討していない。あるいはこの委員会で私どもが発言したことについて検討していないというふうにとらざるを得ないわけです。そういうことから考えたときに、やはり我々が切に要望しているものについて、額がどうのこうではなくして、あくまでもこういうシステムの下支えをするんだという区の発想があるわけですから、そういった意味からすれば、前回はこういう状況があるということを言われているわけで、信用保証協会を通さなきゃいけないんじゃないかと。こういう問題点があるよということを一般質問でもしていますし、そしてまた、当委員会でも発言をされているわけです。そういうことをしっかりと受けとめていると言っておきながら、一方では、制度、システム、方法は昨年と全く同じものを使うんだということを言っていらっしゃる。そういうことからすると、非常に矛盾しているような言い方のように聞こえてならないんですけども、片方を重んじているのであれば、下支えをするんだという目的、趣旨であるということであれば、昨年と同じ制度、あるいはシステム、方法じゃなくして、何らかの新しいバージョンを考えるべきではないかと思うんですけど、いかがでしょうか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 来年度の予算に反映させるまでには、現場の皆さんとの話し合いですとか、検討が間に合わなかったといったようなこともございます。ただ、決して今までの御指摘、御議論をそのままにしているという形ではございませんで、今後、本当に必ず検討を進めて、よりよい施策を考えてまいりたいというふうに考えております。

佐野委員

 今おっしゃっている、そのとおりだと思うんだけど、かみ合わないからあれでしょうけども、ただ、自民党としては、ここの場に臨むに当たって、やっぱりいろいろ論議をしてきているわけですよ。そして、これが大切だ。区民にとって、中小企業にとって、これが大切なんだという観点から、私は物を申させていただいているわけですので、そういうことをぜひ理解していただいて、これだけの予算をつけるのであれば、やはり新しい制度、新しい方法、新しいシステム、こういったものを考えていかなければならないんではないかということをぜひ念頭に置いて、ことし間に合わなかったからって、そういう言いわけではならないと思うんですよ。これは大切なことなので、中小企業は本当にギブアップしているわけですよ。多くの中小企業が。そういう中で、その中小企業を助ける下支えをするんだという観点から、もしやるのであれば、やはり新しい制度、新しい方法を見つけ、模索するのが、私は所管としての役割ではないかなというふうに思っておりますので、ぜひぜひそれはお願いしたいというふうに思います。これが最後になるかどうかわかりませんけど、発言としてはっきりとそれは言わせていただきたいと思いますので、これ以上また会派の中で論議していくことについては非常に問題があると思いますので、ぜひぜひお願いしたいと思います。

伊東委員

 関連して、今のお話はすごく大切なこと。我が自民党会派としても、やはり国と連動して景気対策はしっかりと地方隅々まで取り組まなければいけないという強い思いで予算要望もしてきました。結果としては今回の経済産業融資については従前のままの形で、保証料についても補助が新たに組まれるということはなかったけれど、区長も国の政策というものをしっかり理解していただいていると私どもも理解しています。うちの会派としては。現に区長施政方針説明の中で、今後持続的な経済成長を達成するためには経済成長戦略の力強い推進が不可欠な条件。あわせて、個人消費や中小企業対策など、きめ細かい配慮を含めた柔軟で機動的な政策も必要でありと。私、この言葉を聞いて、区長、考えていることはわかってくださっているなと思っております。機動的で柔軟なという部分に期待しておりますので、ぜひぜひ補正を組んででもしっかりやることはやっていただきたいと思います。

林委員

 商工会館の運営費が、昨年1,700万が6割ぐらいふえて2,900万となっていますが、何かあるんでしょうか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 こちらにつきましては電気設備等の工事が必要になりまして、ちょっと老朽化で危険な部分が出てまいりましたので、その部分の予算が上積みになっているというものでございます。

主査

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次に、組替動議の項目、「ブラック企業対策の専用相談窓口開設(委託費)」に対して質疑はありませんか。

平山委員

 これも端的に伺いますので、質問内容についてお答えをいただければと思います。これ、具体的に何を委託されるんですか。

来住委員

 ブラック企業そのものは今……(「弁護士じゃないの」と呼ぶ者あり)いやいや、窓口を開設するということだと思います。区民の、特に若年層の雇用の中で生まれる、今言われているブラック企業そのものの定義はいろいろありますが、特に勤務時間のタイムカードを仕事の説明の後に押させるというような企業もあるというようなことで国会でも問題になっていますので、そういうみずから働いている環境を直接そのことを相談できる、そういう窓口対策をお願いして、これは委託でも構わないのではないかというふうに思っています。

平山委員

 委託でも構わないんじゃなくて、委託費となっているので委託なんでしょう。受けた相談をどうするんですか。どう処理するんですか。相談を受けました。大変ですね、で終わりですか。

来住委員

 まず、やはり持っていく場がないというのが今の実態ですので、それをきちんと区として受けとめられる窓口が必要だということです。まだ法整備が進んで、公開をできる状況にはないと。ただ、政府のほうも検討するという状況にあるようですので、そういう国政の状況を見ながら、公開できるような、企業名の公開というところまでいけば、非常に実効性のある相談になるというふうには思っています。

平山委員

 そういうのがないと全く実効性がない相談窓口なんですよ。そういったものを区がですよ、委託をして、正式な窓口を設けて、実は私のところ、こういう働き方をしているんです。大変ですね。以上終わり。こんな無責任なことを税金を使っていただくと、かえって区民の、特に共産党さんが考えられる、相談をされるという方々にとって、私は大変失礼かなと。我々だったら、御要望を受けたら、ちゃんと対応しますからということを全く念頭に置かれていなくて、受けっぱなしだということがよくわかりました。

 もう一点だけ。先ほどの御答弁、グローバルビジネス推進のところの答弁の中で、国家戦略特区について制度等の詳細が決まりつつある。中野区としてこれからどういうことをやるかというのも検討のさなかにあるんだけども、議会としての議論がまだきちんとなされていないので、それを委託とするというのは反対だというような御答弁をされていました。じゃ、ブラック企業対策の委託って議会としてどんな議論があったんですか。

来住委員

 そのときも言いましたように、私たちは一般質問でもこの特区の問題については具体的に例示して指摘をしております。中野区がそういう方向に踏み出すことについて問題があるんだということは述べております。そのスタンスは変わりません。したがって、今回の新規の部分については一歩踏み出すということになりますので、それについては私たちは進めるべきではないということです。さらにもう一つ、今、ブラック企業の問題ですけども、これは例えば相談に来られたところで、労働法制に関係する労働ハンドブックというようなことも配布できるわけですし、労働者の働く権利として、こういうものがあるんですよということは意外と知られていない、知らされていない。学校でもなかなか教えていただけないという環境に今置かれていますので、そういう働く者の権利、若者の権利という、そういうところを少なくとも窓口できちんと示してあげる、教えてあげる。また、ここに相談に行けばいいとか、先ほどありましたけども、労働相談での弁護士さんの相談などもあろうかと思いますので、いろんなその人の相談の内容に応じた誘導ができるのではないかと。そこが第一歩だろうというふうに考えての提案をさせていただいています。

平山委員

 ごめんなさい。聞かれたことに答えていただきたいんですけど、我々は主査と副主査の御提案どおり円滑に進めようと思っていますので、質問に答えていただきたいんですけど、ブラック企業について委託する。こういったことについて議会でどのような議論がありましたかということをお尋ねしているんです。議会で十分な議論があったから出しているわけですね。だって、その前のやつは議会で十分な議論がないから出しちゃだめだとおっしゃっているんだから、矛盾しますからね。

来住委員

 具体的に一般質問でそういう窓口の必要性については、私たち会派として既に提案しています。それをより具体的にこういう形で予算の中で出してほしいと。組替の中で出してほしいという区長への、そういう意味では提案をさせていただいているというふうに御理解ください。

平山委員

 だから、国家戦略特区についてもあなた方は質問されているって先ほど御自分で言っていたじゃないですか。それは議会としての議論がまだであって、ブラック企業は私たち質問したんです。だから、議会としての議論はもうされています。矛盾しているんですよ。わかりますか。だから、御答弁をされるお立場でいらっしゃるわけですから、提案をされたわけですから、きちんと整合性のとれたお話をしていただかないと、この中身についても、先ほどブラック企業の相談を受けた後どうするんですかってお尋ねしているのに、その後についてのお答えがなかったんですけど、2度目の質問では、今考えられたのかどうかわかりませんけども、こんなことも考えられますというようなことが出てくる。予算にまつわることですので、こちらも真剣に議論しておりますし、共産党さんがせっかく出されたので、真剣にお聞きをしようと思っているんですが、とても誠実性を感じないので、以後もまた質問させていただくかもしれませんが、少なくともこの二つに関しては整合性のとれた御答弁をいただけなかったので、大変残念です。

主査

 では、次、109ページ、1目、都市観光推進費について質疑を行います。

市川委員

 桃丘小学校跡施設管理というのがあるんだけど、これは何を管理しているの。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 桃丘小跡施設の管理の経費でございますけれども、主に樹木の剪定、それから冷暖房の保守点検といったようなこと、それから校庭は区が管理しておりますので、清掃の業務でございます。雨どいとか消火器の保守といったような内容でございます。

市川委員

 体育館のほうはこれには入っていないの。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 体育館のほうは貸し出しもしてございませんが、あちらのほうは閉鎖管理ということでございます。一般の維持補修費も幾らか積んでございますので、その中で何かあれば対応するということでございます。

伊東委員

 全般に難しい分野だと思うんだけれど、これ、あまりにも事業メニューが漠然とし過ぎていないですか。2の都市観光推進にしても、(1)、(2)とある中で、(1)の都市観光推進、その言葉がそのまま右に引っ張られて、都市観光推進1,778万8,000円。もうちょっとここで何をしたいか、あるいは里・まち連携にしたって、どういうことに使うのか。それを示してもらわないことには、御担当のほうも大変頭を悩ましているのはわかるけれど、せめてこの辺はもうちょっと、予算補助説明なんだから、しっかりと書き込みしてもらわないと審査できないんだけれど、どうですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 漠然とした表記ということで、記載の方法につきましてはまた今後改めていくような形を考えたいと思うんですが、内訳といたしましては、こちらの都市観光推進の中の主な項目といたしまして、公民協働による都市観光情報発信事業、都市観光サイトまるっと中野の運営の経費でございますとか、あと都市観光イベントのなかのまちめぐり博覧会の経費というもので構成をしているところでございます。それから、なかの里・まち連携でございますけれども、事業といたしましては、例えば物産展の開催でございますとか、あと地域の自治会、町会の方たちが里・まち連携に実際に行く際の一定の御支援とか、それからあと、経済交流を進めるための委託費というような中身でございます。

伊東委員

 そうでしょう。まるっと中野に委託しているんだったらば、その部分は委託料が幾らか見えてこなきゃしようがない。まちめぐり博は、どれほど区は財政支出をしているのか。それが見えてこないと審査できない。こんなに余白があるんだから、下に。もうちょっと丁寧な記載をお願いします。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 補足いたしますけれども、先ほどの公民協働の事業でございますけれども、観光サイトの運営にかかわります負担金というものでございます。これは年間の維持管理経費的なものというふうに捉えていただければよろしいかと思うんですが、こちらが180万円余でございます。それから、来年度に拡充といたしまして、海外からのサイトの検索、こういった機能の拡充を考えてございます。こちらが150万円ほど。それから、この事業につきましては3年度間の協定でございます。すなわち、27年度末で現行の協定については満了ということになります。そういたしますと、28年度からの事業者、新規のページを立ち上げるための新規分ということで、こちらが700万円余というような内訳になってございます。

近藤委員

 私も同じところを申し上げたかったんですけれど、なかの里・まち連携なんですけれど、13万7,000円ですか。金額は少ないんですけど、減っているのはどういうあれですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 こちらが121万6,000円の予算。増額でございます。(「前年度比」と呼ぶ者あり)前年度比で。失礼いたしました。主な事業でいいますと、大きな柱は変わってはございませんけれども、所要のいろいろ一部施行方法の見直しなどによりまして、このような形での御提案をさせていただいております。

近藤委員

 環境交流というのは何を指しているんですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 環境交流そのものにつきましては、カーボンオフセットにかかわります、ちょっと所管外になりますけども、そういった事業でございます。こちらは里・まち連携を全体で進める中で、例えば区との協定、覚書を結んでいる自治体の環境交流を推進するための、例えば事務の経費の一部というようなことも入っておりますので、私どもは里・まち連携全体を所管しておりますので、全事業を進める中での所要経費というのもこちらのほうには盛り込ませていただいております。

近藤委員

 このなかの里・まちで、お金は減額となっているんですけれども、今おっしゃったようにカーボンオフセットで700万がついているんですよね。区民委員会の管轄で。それで、里・まち連携という中のお金がかなり拡大しているわけなんですよ。それで、今、事業内容をお聞きしたところ、町会の人が行くときの補助とか、そういったものもありますので、やっぱり連携をしていただいて、同じような方がカーボンオフセット事業もやっていたりすると思うんですよ。連携をしていただいて、その打つ事業の中で両方が説明をする。里・まちのいいところですとか、こういう事業をやっているとか、連携した動きをしないと、二重に御説明をするような予算のとり方になっていないかななんて、ちょっと心配もあります。そういうことで打つ事業、打つ事業で、カーボンオフセットのことも参加する方に説明をしていけるような、それで両方が一回の事業でこんなことがあるってわかるようにしていかれるほうが効率的な予算の執行ができると思うんですけど、そんな工夫はされていますか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 環境交流事業、例えば植林をいわゆるお試しみたいなこともみなかみ町でできることでございます。そうしたものと体験交流事業、これは自治体が中心になって行うものですけれども、そうした際に特色ある、いわゆる区民の目からすれば、里・まち連携ツアーということになりますが、さまざまなそういう体験ができる、環境交流にも資する。そういったような事業の取り組みを環境所管と一緒に取り組んで、検討してまいりたいと考えています。

近藤委員

 私は、カーボンオフセットはあまり賛成でもないんですけれども、もう協定も結んでしまって、そういう段階になっていましたら、やはり多くの方に参加していただくような事業にしていかなければならないので、そういったときにこの里・まちに行ったら、そこに行けとは言わないです。遠いみたいですからね。行けとは言わないですけど、こういう事業も中野区でやっているから、御協力をどうですかとか、そういったような広がりがあるように事業を打っていかないと、なかなかこのなかの里・まちにお金をたくさん使っていくというのも、これからはだんだんできなくなっていくと思いますので、そこの辺は考えていただきたいと思います。いかがですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 里・まち連携事業の連携の趣旨、こちらに基づきまして、区民参加でございますとか、有効な連携、自治体との宣言、こういったものを趣旨といたしまして、ほかの所管とも連携をとりながら事業の効果を高めていくと。こういった取り組みをしてまいりたいと考えています。

近藤委員

 それで、本来の交流なんですけれども、秋の事業が重なるときになってしまったり、そういうのもやっぱり来年度始まる前に検討していただいて、なるべくダブりのないような形で進めていかないと、本当に事業を打ったけど参加者が少ないではもったいないですので、その辺はよく検討して、事業を始めていただきたいと思います。

市川委員

 里・まち連携で防災協定の件はどうなっていますか。相手方の都市と防災協定を結びたいというような要望があって、希望があって、それに対して中野区側はどういう対処の仕方を里・まち連携の中でしているか。その点については、滝瀬副参事か大木島副参事か、どっちになるのか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 里・まち連携の協定、都市ともお話をもちろんさせていただいています。去年来、みなかみ町とのお話がありましたけど、どういった災害のときにどういった支援をしていただいたり、差し上げたりといったところで、今どういった支援をいただけるのかというところで整理ができていないといったところがございます。そういったところで、青森市のほうの協定もありまして、ことしは青森市の協定を結んだところで、もう一方、みなかみのほうとは話を進めたいというふうに考えています。

市川委員

 あのね、遠い青森よりも近いみなかみなんだよ。みなかみはメニューを持っているんだよ。それをちゃんと詰めていないって、詰めていないのはこちら側の姿勢であって、向こう側はかなり積極的にそういう姿勢を持っているんだけども、その話は一体どうなっているの。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 担当者同士では当然お話を何回もさせていただいています。煮詰まらないというよりは、具体的にどういったことをこちらも御提供して、向こうから御提供いただけるかというところを、項目出しをもう少ししたいといったところでございます。

市川委員

 だから、向こう側はこういうことをしたい、こういうものを出したい、こういう提供をしたいというものをもう持っているんだよ。持っているのにこっちが聞いてくれないと言っているんだよ。だから、どうしたんだって聞いている。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 担当者同士で話している内容と前進度合いというか、認識に少し差があるみたいで申しわけございません。もう少しきちんと具体的なメニューを私たちもいただきましたけれど、それで釣り合いといってはおかしいんですけれど、本当に相互連携と言えるものになっているのかどうかというところをもう一度話をしてみたいと考えてございます。

主査

 ほかに質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、次に110ページです。地域商業活性化費についてですが、組替動議の項目があります。初めに、原案に対する質疑を行います。

 質疑はありませんか。

佐野委員

 110ページでお尋ねします。にぎわいフェスタ実行委員会補助金のことについてです。200万円の予算がことし組まれていますけども、これは昨年と同様の金額というふうに捉えていますけど、よろしいんでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 委員御指摘のとおりでございます。

佐野委員

 そうしますと、この内訳といいますか、国と東京都のお金、一財として一体幾ら持ち出しになるんでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 こちら、にぎわいフェスタの実行委員会補助金にかかわります充当財源につきましては一般財源ということでございます。(「全て一般財源」と呼ぶ者あり)はい。

佐野委員

 としますと、にぎわいフェスタをことしはどういうふうにして運営していって、どのようにしていくかという、もちろんプランもあって、この200万という昨年並みの予算が組まれたと思うんですけども、具体的にどのようなプランをお持ちでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 にぎわいフェスタでございますけれども、主な目安というところでいいますと、やはり来場者数、総動員数ということが尺度になるところでございます。かねてから、おととしまでは区の主催、共催ということでやらせていただきまして、今年度からは実行委員会単独ということで、区の補助金ということになりました。こちらは運営主体、地域商業の皆様中心にやっていただいているということと、あとは参加動員数も12万から17万ですか、ふえているというような状況もございます。そういったことで自立支援という観点で民間でやらせていただいております。そういった観点で申し上げますと、秋の上旬の気候が安定している時期ということもございまして、さまざまな地域の商業者様などを中心に、実行委員会の中でより充実した取り組み、さまざまなイベントの開催誘導、そういったものを民間主導でやっていただけるということで、同額の補助金とさせていただいたところでございます。

佐野委員

 そうすると、ことしも秋の実行ということで日にちも決まっておられるんでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 おおむね同時期で検討したいということで実行委員会から聞いております。

平山委員

 商店街の街路灯のLED化促進、これは補正でも先般対応したかと思うんですが、結局今年度の見込みはどういったふうになりそうで、来年度どういった形で見込まれているのか、お聞きします。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 今年度の予算で申し上げますと、500基の予算をつけていただいたところでございます。結果といたしまして、現時点で502基の申請があったところでございます。残り約800基強ございますが、来年度予算の中で500基、それから再来年の事業最終年度になりますが、そこでおおむね300基ということで、計画的なLED化ということを進めてまいりたいと考えています。

平山委員

 今の御答弁でいくと、再来年度には800基全部切りかわるんですか。大和橋なんかどうなるんですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 大変失礼いたしました。道路整備といったような形で、そういった計画的にまちづくりが入るところで、地域の御要望で、それが終わるまでは残したい。それから、LED化しようかどうか迷っている。こういった御相談が実際問題、私どものほうにも来ております。その際に例外といいますか、運用の措置といたしまして、その地域の御要望で変えないといったような場合には、道路整備によりますその後の商店街街路灯の設置等も見込みながら、当面は現時点での街路灯の助成の金額を存置するような御相談等にも応じていきたいというふうに考えております。

平山委員

 それはぜひお願いしたいというか、今できないわけですから、3年後から電気代は助成を減らしますよということになっちゃうと、商店街自体の責任ではないわけですから。ということと、今の御答弁だと、道路拡張等のいろんな理由によって、そういったことはというのがあったんですが、道路拡張以外にも細かな、例えば商店街としての体力の問題とか、そういった事情というのも酌み取っていただける。そういう理解でいいですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 こちらの事業の組み立ての段階で、残りといいますか、全商店街街路灯2,100基ありますが、これをLED化することによってCOの削減、それから区が助成しております電気代助成の削減につながる。こういったところで進めさせていただいております。諸般のさまざまな事情で、どうしてもLED化の工事がこの3年度間で難しいといったようなことにつきましては、まちづくりといった観点のほかに商店街の御事情なども踏まえながら、そこはちょっと御相談に応じていきたいというふうに考えております。

平山委員

 これで最後にしますけど、そこが難しいところなんですけど、一方で公平を保たないといけない。LED化にしたって助成額は変わるわけですよね。LED化をむしろ積極的に進めていただいたところは助成額は変わる。だから、そこのバランスのとり方、公平の担保の仕方というのは本当に難しいと思うんですけども、一方で、大和橋のように道路の拡張で商店街の街路灯を今、交換するわけにはいかないというところもある。あとは、本当に、区はこうやれと言うけども、とてもじゃないけど、お金を捻出できないんだという商店街も現実に存在をする。難しい中でやっていただいていると思うんですが、公平性の担保等を踏まえた上で、しっかりと最大限の配慮を行って取り組んでいただければと思いますが、再度よろしくお願いします。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 委員御指摘のとおり公平性の担保、それから区としての施策の推進という観点から、しっかり取り組んでまいりたいと考えております。

林委員

 LED化による助成が、この前補正もあったんですけれども、昨年は1,965で、ことし上がっていて、普通はLED化すると下がっていくのかなと思うんですが、その点についてどういうような考えでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 こちらは補正のときの御質疑でもございますけども、LED化は進めておりまして、進めているところなんですが、電気代そのものが4年前の震災時から現在まで約40%上がっているといったような状況もございます。ですから、値上がりとLED化による減の部分が、残念ながら電気代のほうが上回ってしまっているという状況でございます。主に燃料費の高騰とかが電気代のほうには非常に影響が大きいものでございます。そういった社会経済状況なども見据えながら、適切な予算措置をしていきたいと考えてございます。

主査

 ほかにありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次に、組替動議の項目「商店リニューアル助成の実施」に対して質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次に、111ページ、3目、都市魅力創出費について質疑はありませんか。

佐野委員

 111ページで御質問させていただきます。都市魅力創出の点で、新規で今回、冊子の発行ということをお考えになっているみたいでございますけれども、具体的にどういうふうにこれを使っていくのか。何ページでカラー版で。先ほどうちのほうの伊東委員から御質問がございました。漠然とした表記ではなかなか理解できない。まして予算ですから、900万からの予算をとって、新規で創出したいということでしょうから、ぜひ御説明をいただければと思います。何ページでどんなもので、どのように配布するのかも含めてお願いしたいと思います。どのような冊子かということですね。お願いします。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 こちらでございますけれども、区の都市観光を取り巻く状況の変化、東京オリンピック、パラリンピックの開催などということで、そういったものを捉えながら、さらに来街者の拡大といった目線で、区の魅力施設をアピールしていきたい。こういう思いで予算措置をしたところでございます。東京都指定名所の哲学堂公園、それから国の有形文化財である野方配水塔、こういったものを中心に、周知、PRに資する冊子をつくりたいと考えてございます。内容といたしますと、哲学堂公園、日本で唯一の哲学をテーマにした精神修養公園ということもございますので、そういったものを中心にPRをしていきたいと考えております。冊子の形態でございますけれども、現在検討中でございます。いろんな観光物の冊子というのが世の中にございまして、例えばそういった刊行物の一部のページを買い取る。例えばそのページを買い取ったものをパンフレット化するといったような事業手法でございますとか、一冊まるごとこういったものを特集で発刊していただく事業形態でございますとか、さまざまございますので、どのような形にするか、それから事業者選定などをどうするか。そういったものを今、検討しているところでございますので、また適切な形を区のほうで考えて、そのような形で事業者の選定をしてまいりたいと考えております。

佐野委員

 今いろいろ内容について御説明を受けましたけども、900万からの予算を組むに当たって、そういった内容等々はまだ決まっていない。これから検討する。そういうことはいかがなものかと思うんですけども、普通、所管であれば、当然予算が出ていくには、そういった積み重ねの経費が出てきて初めて、こういった計算が出ていくんじゃないか。900万からのお金ですよ。これは区民の税金でおつくりになって、PRをしていきたいということでしょうから、所管の責任者としてはっきりと物事が言えない、何ページで、どんなもので、例えば書店さんを通してやるんだとか、あるいは書店さんのページを買うんだとか、いろんな方法論がある。今現在はこうなんだけども、実際はこれをやりたいんだということをしっかりと持った上でないと組めないと思いますけども、いかがでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 こういった区の魅力を周知、PRする手法、どういったものが一番適切かと、所管のほうでこの予算を組み立てる際に検討した過程で申し上げますと、例えば一冊の冊子を買う。それは例えば全国で3万部ですというような場合と、全国で15万発行されている観光冊子のページの一部を買って、さらにそのパンフレットを刷り抜いていただくというようなパターンと、さまざまこの積算に当たっては、同額でそのようないろんな種類の事業形態が考えられると。こういったところでございます。その事業者、どれが一番有効かというものにつきましては、今後選考をしていきたいと、選定をしていきたいと考えてございますが、その選定の手法につきまして今現在、例えばプロポーザルでございますとか、コンペティションといったような手法があろうかと思いますので、そういった検討を重ねているという状況でございます。

佐野委員

 例えば今お話しのような一冊を買う。それからページを買う。これ、単価が全然違ってきてしまうと思うんですよ。そうすると、この900万何がしというのはアッパーをとって、こういう積算をしていったということですか。それとも、これはまた来年度繰り越しでお返しするという考え方なんですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 この予算規模でどのような手法があるのかというような調査を所管でさせていただいておりまして、委員御指摘のとおり上限、アッパーで持った場合に、こうした事業手法があるという種類で今、私どもで認識をしているというところでございます。

佐野委員

 としますと、仮にアッパーでない場合、ページを買う場合もっと安いと思うんですけども、その場合に積算をしていったときに、900万以下になるというふうに考えていらっしゃるということですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 事業者選定手法の詳細は現在詰めているところでございますけれども、現時点の段階では、この予算規模ですと、全国で発行する3万部で一冊なのか、全国で15万部発行される観光雑誌の一部を買って、さらにパンフレット化するといったようなものも、この金額で同様にできるというような状況でございます。(「同額ですか」と呼ぶ者あり)はい、同額でございます。

佐野委員

 とすると、やっぱり900万の積み上げというものが私は必要だと思うんですよ。当然所管として予算を組んで出す以上は、どのようにして具体的に積み上げたか。そしてまた、何ページでどんなもの、あるいは書店さんで買うんだとか、いろんな方法論を論議して、その上で900万という数字が出てきてしかるべきだと思うんですけども、どうもお話を聞くと、まだこれからそういった細かい点についても煮詰めていくんだというお話ですので、900万何がしの予算を組まれた根拠といいますか、そういったものが希薄なような気がするんです。これは税金としてお使いになっていただくわけですから、やはりそういったものは大切に、予算組みに当たって、はっきりとしていかなければいけないんではないかと思うんですけど、どうでしょうか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 民間の刊行物を活用させていただいて、区の魅力を周知するということを考えた場合に、非常にその手法というのは多様な可能性を秘めております。委員御指摘のとおり、この積算根拠のきちんとした説明というのは所管として大事だと思っておりますが、より効果的に周知が図れる手法はどういったものか。それをどのような事業者がどのように適切に行えるか。この選定の手法について今検討しているところでございます。

佐野委員

 鶏が先か卵が先かの論議だと思うんですよ。私が言わせてもらうのは、森を見て木を見ていないということだと思うんですよ。しっかりと木を見ていかなければいけないと思うんですけども、森全体ばかりを見ていて、一本一本の木をしっかりと見なきゃいけないと思うんですよ。そういったことから考えると、やはりこれはこういう根拠で積み重ねて、こういう目的に使うために、こういったものになっていくんだということをしっかりと所管として見きわめていかなきゃいけないと思うんですけども、何回も何回も同じことを言っても仕方がありませんけども、私はそう思っているんですけど、どうでしょうか。最終的にお答えいただきたいと思います。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 どのような手法が一番周知、PRに資するかといった観点で、この予算規模ですと、例えばB5の観光雑誌で一冊、これは全国で3万程度発売されている冊子が発刊できると。それから、全国で15万部程度発刊されている観光雑誌の一部のページを買い取る。さらにパンフレット、それを10万部程度というような、この金額ですと、例えば事業者別にそういったことは可能であるといった観点でございます。しっかり細部までその手法を決めてというのが、刊行物の特性、種類ということで、同率に競争が成り立つかどうかということもございますので、委員御指摘を踏まえまして、しっかり事業者選定の場合の御説明ができるような形で進めてまいりたいと考えております。

平山委員

 同じところです。今のやりとりをお聞きをさせていただいて、私も確認したいなと思ったんですが、ということは、これはターゲットは要するに全国にしていらっしゃる。どこまでの範囲で中野区のことを御紹介されるのかなと思っていたんですが、今回の予算を組まれた想定としては、全国に対してこの中野の魅力を発信するという目的、これはそのとおりでいいですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 実際に民間の刊行物での掲載ということでございます。全国的に発売されている形態と、関東近県への発売というような形態と、そういった種類がございます。全国か、関東か、東京圏内かということについては、選定の手法の中で検討してまいりたいと考えておりますが、より広く効果的に周知できる手法という観点から、その辺の仕様についても固めていきたいと考えております。

平山委員

 せめてターゲットだけは先に決めておかないと、先ほどの佐野委員の御質疑じゃないですけども、しかるべき手続きを経て予算を組まれたわけですよね。その手続きの段階でよく通過をしてきたなと心配にもなっちゃう。それなりにきちんとした御説明をされて、まだ御説明が足りない部分もきっとあられるのかもしれないんですけどもね。ということが心配にならざるを得ないので、伺いましたということと、私が考えたのは、フリーペーパーのような形態、例えば無料で配布するような、そういったものではないということですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 これは手法もさまざまございますが、先ほどの全国で発刊されている15万部の冊子の一部を区が買い取って、記事化して発売するのと同時に、その記事の部分を刷り抜いてパンフレット化するというような手法があるところもございます。そういった場合には、そのパンフレットにつきましては無償で区のものとして配布するというような手法でもございます。

平山委員

 わかりました。ちょっとまだいろいろ検討されているので、これ以上質疑はしませんけど、私が伺いたかったのは、フリーペーパーみたいな形で区が作成されるんであるとしたならば、版権が区にあるんだとするならば、ネットでもやったほうがいいんじゃないかなと思って。冊子の形じゃなくて、今そういう時代ですから。と思ったんですが、それを伺おうと思ったんですが、まだそういったことができるかどうかもこれからしっかりと御検討をいただくということかと思いますので、ぜひこれからプロポーザルにされるのか、どうされるのかわかりませんが、ネットでのPRもあわせてできるような形態も検討いただければと思っていますけど、いかがですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 著作権、著作者人格権、著作財産権の話になってまいりますが、この記事というものにつきまして、特に哲学堂公園につきましては東洋大学の御協力をいただくような形で考えておりまして、少なくとも区の二次利用ですね、電子媒体にするですとか、そういった利用につきましては承認を得られるというような基本的な考え方で進めていきたいと考えております。

林委員

 都市魅力創出事業で、昨年までタウンマネジメント推進というのがあったのがなくなったんですけど、これというのはもう……。しかも、25年にはエリアマネジメント協議会を設立して、去年はタウンマネジメント関連イベントなんかをしたものだと思うんですが、事業見直しにも、見直し事業としてもなかったんですが、何でなくなったんですか。

滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 今年度の予算措置でタウンマネジメント検討がございました。来年度予算につきましては、この後の御説明になりますが、112ページの中野駅周辺計画費の中でのタウンマネジメント推進があるということでございます。ですから、変遷でいいますと、エリアマネジメントの検討、それからタウンマネジメントということで検討させていただいておりまして、引き続き検討ということでさせていただきたいということでございます。

主査

 よろしいでしょうか。

 

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次、112ページ、中野駅周辺計画費についてですが、組替動議の項目があります。まず、原案について、質疑はありませんか。

林委員

 こちらの特定財源1,250万円、これは社会資本整備交付金でいいんですよね。これの内容はわかりますか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 そのとおりでございます。

林委員

 まちづくり検討業務というのはどのようなメニューなんでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 まちづくり検討業務というのは、区役所・サンプラザ地区のということになろうかと思いますけれども、区役所・サンプラザ地区につきましては、再整備の実施方針を策定するということで、その検討をしていくというものでございます。現在その事業構築パートナーの選定という流れに来ておりますけれども、そうしたパートナーとの意見交換を踏まえまして、この実施方針を策定していきたいと思っております。そういったときの経費ということでございます。

林委員

 まちづくり検討業務って字だけ読むと、多分中野駅の計画などに対して費用が出るものかなと思うんですが、整備とか、そういうのにもこれは使えるもの、そういうものなんでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 社会資本整備交付金ですけれども、効果促進事業という位置付けの中で、こういった経費についても充当できるものというふうに捉えております。

林委員

 そもそもこのまちづくり検討業務を何で質問するかというと、区としては4,900万円を予定にしていて、ここには1,200万だけついているので、残りのものがほかのところにも使えるようなものなのかということをちょっと伺いたかったんですが。だから、メニューとしてどんなものなのかなと。(「違うんだよ。113ページの周辺地区整備の上の四つの項目の事業費と、それからここの2,500万、区役所・サンプラザ地区、合わせて9,800万の2分の1が4,900万だから、隣と合わせちゃって、社会資本整備が4,900万入っているからわかりづらくなっている」と呼ぶ者あり)

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 歳入のほうで、まちづくり検討業務4,900万とありますけど、そのうちの1,250万をこの区役所・サンプラに充てておりますけども、そのほかにつきましては、中野駅地区の計画検討といったものの経費となっております。これについては、これまでも同様の補助金ということでいただいておりますので、特段問題はないというふうに思っております。

平山委員

 112ページの中野駅周辺における高度な環境・情報都市整備に関する共同研究、これ、ちょっと何か唐突に出てきたように私は感じるんですけど、これはどういったものですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 こちらにつきましては、国家戦略特区の中野区の提案の中で取り上げておりましたけれども、現在、中野駅周辺の中での環境とか情報、こういったものの研究会を発足して取り組んでいるところでございます。こちらの研究会につきましては、昨年の10月で東京大学、早稲田大学はじめとした大学の研究員の方が集まって研究を進めているものでございます。こちらについて具体的な検討を進めるということで、区も一緒になって取り組んでいきたいということで上げているものでございます。

平山委員

 これ、財源構成はどうなっていますか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 こちらは一般財源ということになっております。

平山委員

 今のお話を聞く限りだと、区として始められる新規事業みたいなふうにもとれるんですが、新規事業ではないんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 これまでも環境とか情報のこういったまちづくり、そうしたものの検討をしてまいりました。今回新規ということでの扱いとはしておりませんでしたけれども、今後、この調査検討を踏まえて、より具体の検討を進めて、しかるべきときに新規ということの扱いとしていきたいと思っております。

市川委員

 中野FreeWi-Fi整備(新規)ってあるでしょう。これはどんなことをやるの。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 こちらにつきましては、無料の公衆無線LAN、これを整備するといったものでございます。

市川委員

 それによってどういうメリットが生じてくるの。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 今、日本国内、割と無料でない有料のWi-Fiですとか、あるいは携帯電話を契約している人しか使えないWi-Fi、そういったものが非常に多いということですが、これは世界的に見ましても、フリーのWi-Fi、無料のWi-Fiというのがスタンダードにあるという状態でございます。今後、外国人の観光客、こういったものがふえてくるということを見据えまして、こういった無料のWi-Fiを整備していきたいと思っています。特にオリンピックに向けてということで考えましても、無料のWi-Fiの環境を整備していく。これによって来街者がふえる。また、地域が活性化していくといったことが考えられるものと思っております。

市川委員

 FreeWi-Fiを整備することによって来街者がふえるというのはどういうことなの。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 実際、無料ということの扱いになりますので、それによって情報提供といったことが無料でできるということになります。そうした中で区内の情報をさまざま発信できるということになりますし、また、今回このFreeWi-Fiで考えておりますのは、ログイン後のポータル画面、こちらで情報発信をさらにしていきたいというふうに思っておりますので、そうしたときには中野区の情報をさらに有効に発信できるといったことを考えております。

市川委員

 訪れたときにたまたまFreeWi-Fiの環境が整備されていたから、これが役に立つという認識でいいのかな。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 訪れたときということもありますけど、訪れる前から中野区としてはそういったFreeWi-Fiの環境を整備しているということで、むしろ、その前から中野に来てもらうといったことを発信していく必要はあろうかと思っております。

市川委員

 今度逆に暮らしている人たち、中野駅周辺というと、このエリアをどのぐらいのエリアで考えているの。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 今回の中野FreeWi-Fi、27年度の当初予算におきましては、中野駅の北口、南口、それから区役所といった3カ所程度に設置したいと思っております。さらに、民間の店舗で既にフリーで提供している部分はありますけれども、そういったものとアクセスポイントの名称ですね、それを共通化させるといったことで、区内全域で共通のアドレスを使うということになりますので、そうした中では中野駅周辺だけではなくて、区内全域の波及効果といったものはあろうかと思っております。

市川委員

 ということは、中野駅周辺、このエリアに北口、南口、区役所に隣接しているところにあるマンションで暮らしている人は、FreeWi-Fiの環境が整備されると、このFreeWi-Fiを使うことができるわけ。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 FreeWi-Fiの電波の届く範囲ですけれども、一般的には70メートルから100メートルぐらいというふうに言われております。そうしたときには、アクセスポイントの近くでないとアクセスできませんので、ちょっと離れているところではなかなか使いにくいというふうに思います。ただ、来街者、駅前広場とか人が集まるところ、特に広場の空間、そうしたところでは、そういったWi-Fiがあると、アクセスポイントがあると、ある意味でそこで立ちどまって情報を得るというような行動が考えられますので、にぎわいの創出といったことにもつながるというふうに思っております。

主査

 ほかにありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次、113ページ、2目中野駅周辺地区整備費についてですが、組替動議の項目「中野駅周辺地区整備の削除」があります。まず、原案に対する質疑はありませんか。

市川委員

 中野二丁目地区の地区計画の検討が800万円あるんだけど、この内容を説明してください。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 中野二丁目地区の地区計画の検討ですけども、一つは、ファミリーロードですね。これは昨年来から勉強会をやっていますけども、この地区計画の検討ですね。もう一つは東側、今回、主要区画道路というのが東側にできますけども、その東側の23街区といっている部分ですけども、そこの地区計画の検討、この二つを考えております。

市川委員

 東側と言ったでしょう。東側、もうちょっと具体的に言ってくれますか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 今回、二丁目再開発道路で主要区画道路が東側にできますけども、そのすぐ東側に隣接する部分ですね。位置的にはちょうど産業振興センターとの間ぐらいということです。

市川委員

 この間、総括質疑で具体的に地番を入れたんだけども、あの街区でいいの。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 その部分です。

市川委員

 あの街区の問題と、あとあわせて質問の中に組み込んでおいたんだけども、千光前通り全線1路線の道路の整備計画方針とか整備方針とかいったものは、この地区計画の検討と一緒に考えていこうというような今、方針というのか、そういうお考えはないの。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 上位計画があれば、それに整合させていく必要があると思うんですけども、今回まだそこまで、グランドデザインver.3ですね。具体的な道路幅員等もありませんので、当面主要区画道路との連続性をどうとるか。その時点で考えていきたいと思っています。

市川委員

 総括質疑の答弁も、上位計画との整合性を図りますという答弁が出ているから、それはわかっているんだけども、主要区画道路から、例えば50メーター、30メーターとか20メーターとか街区ごとに地区計画の検討をしていったらば、その都度その都度、沿道ね、その地区計画の検討によって道路の幅員がその箇所だけ広がりますという形で部分的にいくわけだ。今、第1期として二丁目再開発事業が実施されるエリアね。公社住宅のところまでは道路の幅が広がるわけでしょう。公開空地を担保にすれば幅員が何メーターだっけ、12メーターだっけ。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 主要区画道路は11.5から13メートルですけども、千光前でぶつかるところは13メートルです。

市川委員

 そうすると、広がって13メーターあるわけだ。次、今度、東側から向こうになると、道路の幅員、今のまま現況だから、そのままずっとzeroホールまで行っちゃうわけでしょう。それを全線1路線として道路の拡幅の整備方針をつくれというのも上位計画があるから、無理というか、なかなか時間がかかる。上位計画の整合性をとってということだと時間がかかるから、地区計画のこういう検討を始めていく街区ごとにそういう道路の拡幅のいわゆる方針を立てていくという物の考え方、順序ということでいいの。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 この部分は主要区画道路から東側の部分の、その先に将来計画として線路沿いにグランドデザインver.3で道路計画の絵があるんですね。そうしますと、東側のところはちょうど二股に分かれる前の部分ということになるので、用途地域の変更も含めて道路幅員はどのぐらいとれるのか、そういうことを含めて地区計画を定めて、用途地域の変更もあわせてしたいと思っています。

市川委員

 そうすると、いわゆる1街区あるでしょう、東側のね。そこの地区計画の検討の中で千光前通りの道路の拡幅も含まれるという物の考え方でいいの。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 その先も将来的に都市計画道路になるかと思いますけども、そこまでは考えておりません。

市川委員

 地区計画をかけて、用途、容積の見直しをします。そのときに前面道路の幅員なりを一緒に駅前広場から上がってくる、二丁目再開発事業のエリアに接道している道路と同じ幅にしますというような、そういう物の考え方ではないの。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 千光前、駅前広場から上がってくるところは道路としては8メーターです。今回、二丁目のほうは、歩道状空地ということは4メーター、これは民地になりますけども、その先、東側のほうですと、現在の千光前通りは御存じのように片側歩道になっています。主要区画道路が2車線の車道と両側歩道ということで、今御指摘のところはちょうど北側が線路敷になっているので沿道利用はありません。そうすると、南側に現状の歩道と、将来2車線の車道の機能を確保できる、その幅を確保していきたいと思っています。さらに用途地域の変更の絡みで、いわゆる歩道状空地、公開空地、そういったものをあわせて検討していきたいと思っています。

市川委員

 ということは、用途地域、容積の見直しにひっかけて道路幅の変更、今、現況の幅を例えば8メーターという幅員におそろいにして、きちっと道路の幅としては確保する。それから、地区計画でできた建物の中に公開空地が生まれれば、それを担保として、それ以上に広がる。そういう考え方でいいの。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 道路としては現行8メートルですので、仮に10メートルとすれば、あと2メートルは歩道状空地で確保するとか、そういう方法はあると思います。基本的に用途地域を変更する際には、基盤の整備の担保がないとだめなので、逆に基盤のほう、特に23街区の千光前通り以外の部分についても、どのくらいの幅にするのか。これは具体的には都と協議した上で決まっていきますので、そういうことを踏まえて27年度は検討していきたいというふうに考えています。

平山委員

 同じところで、中野駅周辺総合交通戦略策定検討支援ってありますよね。これ、来年度1年間はどこまでのものを進められる、そういう御予定ですか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 これにつきましては、都市地域総合交通戦略というものを定めまして、協議会という組織体をつくって協議した上で、中野駅周辺地区の交通戦略というのを立てるんですが、来年度はそれを戦略まで立てまして、大臣認定を進めるというところまで考えています。

平山委員

 ごめんなさい。戦略まで立てての後が聞こえなかったんですけど、もう一度御答弁ください。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 大臣認定をとりまして、そこまで考えております。そうすることによって、これから国費を着実に取ることが容易になっていくというふうに考えております。

市川委員

 中野駅北側における交通指導(新規)210万円あるんだけど、これはどこを指しているの。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 これは区役所の南側のけやき通りの駐輪場の入り口付近で、歩行者と自転車との錯綜について注意喚起をするといったようなことを考えております。

市川委員

 最近、区役所のちょうど南側にある横断歩道、信号機のところに、交通指導で2人、2人で計4人立っていた。朝の時間だよ。立っていたというのを見ているんだけども、あれはこれのテストケースみたいなものなの。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 テストケースといいますか、来年は1年間つけるつもりでございますが、なるべく早いほうがいいであろうということで、2月の10何日からか配置しております。ただ、4人というのは、まだ今、最初ですので、現場の様子も見ながら考えたいということで、契約としては1名ずつつけるということで、2名ということで考えてございます。

市川委員

 その方たちが年配の人で、青になったら旗を出して渡ってください、赤になったら旗を引っ込めてとまってくださいって、これをやっているだけなんだけど、ここで言うところの交通指導というのはそういうことを言っているの。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 我々としましては、業者に対して自転車の押し歩きに協力していただくような声かけをするようにというふうに指示を出しているんですが、何度か指示を出したんですが、まだちょっと改善をされていないようで、引き続き指導していきたいと思っています。

市川委員

 何度も指示を出したんだけど、改善されていないというのは認めているわけね。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 必要に応じてメガホンを持ったり、もっと大きな声でといったようなことは伝えているんですが、きょうの朝のところではまだ改善されていないように思いました。

市川委員

 それらしいといっては何なんだけど、それにふさわしいというのかな、という人がやっぱりそこにいないと、なかなか今の特に若い人たちね、言うことを聞いてくれないですよね。うるせえななんていう調子で行っちゃう人もいるんですよね。だから、やっぱりそこのところはそれにふさわしいというか、それにふさわしいユニホームがあるのかな。そういうようなきちっと事業者選定なりして、その人の配置を考えられたほうがよいと思いますね。これは要望にしておきます。

主査

 ほかにありませんか。

 

〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 それでは、組替動議の項目「中野駅周辺地区整備の削除」について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次に、114ページ、3目、中野駅地区都市施設整備費について、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次に、115ページから116ページ、1目、中井・野方間沿線まちづくり費について、質疑はありませんか。

伊東委員

 まず、2番の新井薬師前駅周辺の(1)まちづくり推進ということで、黒ポチ二つ目、駅周辺地区まちづくり計画策定ということになっている。私、ちょっと混同しやすいのは、計画策定なのか、整備方針の策定なのか。というのは、103ページの成果指標を見ると、26年度が計画策定で、27年度は整備方針策定となっているんだよね。どっちが正しいの。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 まず、103ページの区政目標から説明したいと思います。103ページの右下の26年はまちづくり計画策定となっていまして、27年度は整備方針の策定になっています。これは実を言うと同じ内容なんですけども、中身的に今年度、まちづくりの計画策定というのを行う予定だったんですけども、今、沼袋、新井薬師両地区からですけども、まちづくりの検討会を検討しておりまして、検討の状況につきましては12月に早ければ策定する予定であったんですけども、検討会からの検討の状況が3月末、年度ぐらいまでかかってしまうということもありまして、計画の策定が次年度にずれ込んでいると。まちづくりの整備方針が次年度にずれ込んでいるというものでございます。

 それと、ここの115ページは、まちづくりの計画というのは、まちづくり整備方針ということ、名前は同じものでございます。

伊東委員

 同じものだったら同じ言葉を使ってよ。要は、今、2駅周辺の地域の方々が検討会を持って、あと数日で検討結果を区のほうに御提案いただけると。それを受けて区がどう動くかと。その動く事業メニューはどっちなんだ。計画策定なのか、整備方針の策定なのか。どっちか一本化してよ。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 大変申しわけございません。当初、まちづくり整備構想という、名前をどちらにするかというのはいろいろ中でも議論しておりまして、策定を検討する過程で整備方針という形にしようという形になっております。当初だとまちづくり計画という名前もありまして、固まっていなかったというのがございまして、行政計画としてつくる名前としては整備方針という形で一本化したということでございます。

伊東委員

 よくわかりました。次に(2)のほう、駅前広場アクセス道路等の基盤整備ですか。それで、いよいよ補助220号線、あと駅前広場ですか、準備していかなければならないということで、この220号線の修正設計ってあるんだけど、ここで意味する修正というのはどういうこと。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 昨年、ことしと現況測量による測量を行いまして、具体的な道路の220号線の駅から早稲田通りから新青梅街道までの図面を作成いたしました。それで一部、警視庁と協議の関係で交差点等の構造の見直しですとか、あとは新宿との境の構造物が出てくるところの構造の修正ですとか、そういうところが一部修正が出てくるというところで、来年度計上しているというところでございます。

伊東委員

 そうすると、現況測量が終わって、これから実際、具体的に事業を進めていく上での全体の微調整ということと捉えていいんだよね。それで、左のほうには事業認可申請ということが書かれているし、右側には物件補償調査ということを書かれているけれど、この事業認可、あるいは物件補償調査については、西武新宿線線路敷との交差部50メートル区間だったかな、についてのことのみを指しているんですか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 おっしゃるとおりでございます。事業認可をとった後、物件の調査をやらせていただく形になっているんですけども、その分の予算を計上しているところでございます。

近藤委員

 物件補償調査というのは、次の沼袋のところではついていないんですけど、これの違いというのは何ですか。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 今御答弁させていただいたとおりなんですけども、実際、道路の事業化、事業認可ってとるんですけども、事業認可をとった後に、それぞれの支障となる物件に対してそれぞれ調査を行うことになります。220号線は御存じのとおり来年度事業認可をとる予定でおります。また一方で、沼袋については、バス通りはこれから以降になりますので、まだ計上していないところでございます。

主査

 116ページまでで、質疑はありませんか。よろしいでしょうか。

 

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 3時になりますので、休憩に入りたいと思います。

 

(午後3時03分)

 

主査

 再開いたします。

 

(午後3時24分)

 

 では、組替動議の項目、「中野駅周辺計画の削除」について質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 また、組替動議の項目、「中野駅地区都市施設整備の削除」について、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

 よろしいですか。

 

〔「休憩にして」と呼ぶ者あり〕

 

休憩します。

 

(午後3時24分)

 

主査

 再開いたします。

 

(午後3時25分)

 

 次に、117ページ、2目、野方・井荻駅間沿線まちづくり費について、質疑はありませんか。

市川委員

 駅周辺まちづくり基本方針の策定検討2,842万6,000円、この予算の内容をお願いします。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 この駅周辺の基本方針の策定の検討の内容でございます。具体的に言いますと、野方駅と都立家政駅と鷺ノ宮駅、3駅のまちづくりの地元の検討会を進めていくための運営の支援というものが主なものでございます。

市川委員

 その3駅の運営の支援で2,842万円もかかるの。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 もう少し具体的に話をさせていただきますと、運営の支援とあわせまして、行政として3駅のインフラ関係の検討も当然入っております。あわせて駅周辺のまちづくりが何ができるかというのを、今年度も行ったんですけども、引き続きやっていきたいというものでございます。

平山委員

 まちづくり検討会を立ち上げていく。勉強会。これ、スケジュールはどうなっているんでしたっけ。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 これから具体的に3駅につきまして、どういうメンバーでやるかという形は話をしていきたいと思っています。主には町会、商店会長を中心にお話しさせていただきたいと思うんですけども、今後またお話し合いになる中で具体的なメンバー、またその具体的な時期につきましても、とりあえず以前立ち上げてからかなり時間がたっているところでもございますので、今後検討会の方々と御相談しながら具体的な検討のスケジュールについても話し合っていきたいと思っているところでございます。

平山委員

 おっしゃったように以前とはちょっとまた環境もいろいろ変わっていますし、以前のときには中井・野方間がここまで具体的にいっていなかったということもあるので、町の人の意識も当然違ってきていますし、逆に野方以西もという機運は町全体では強くなっているというふうには感じます。改めて伺いますけど、スケジュールもこれからということなんですが、年度内の立ち上げは目指すと。これで間違いないんですよね。

池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 本会議の答弁でもさせていただきましたけども、我々といたしましては、3地区につきまして検討会を今年度中に早い段階で立ち上げていきたいというふうに考えているところでございます。

主査

 ほかに質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、234ページになります。1目、都市基盤部経営費について、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 235ページ、2目、建築調査費について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、236ページ、3目の都市計画費について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、237ページ、4目、都市施設費について質疑はありませんか。

平山委員

 この237のバリアフリー整備構想に基づいた整備事業の促進とあるんですけども、具体的にこの予算のメニューの中ではどれに当たるんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 バリアフリー整備構想をこのたび策定する予定でございますが、新年度はこのバリアフリー整備構想を区民の方々等に一層普及啓発するための、こういった講演会等を開催する予定があります。そういったことで、このバリアフリー講演会講師謝礼等といったことで予算案を算入しているところでございます。

平山委員

 じゃ、整備自体が推進されるのは次年度ではなくて、翌28年度から。どういう計画になっているんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 ハードとしての整備事業そのものは各所管がやると。ですから、都市施設担当としては、こういったバリアフリー整備構想をより普及させる。そういったことが役割だというふうに思っております。

平山委員

 じゃ、確認ですけど、ハード自体の予算はついているんでしょうか。ハード自体の整備、このバリアフリー構想に基づいた。志賀副参事になるんだと思うんですけど。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 この後の御議論いただくところでございますけれども、私どもの都市基盤費の中の道路維持整備費の中で来年度、柳通りの道路の整備を予定してございます。そこに歩道がございますけども、そこの歩道につきましては現状の歩道からセミフラットの歩道に改良しようという計画で、予算が計上されてございます。

林委員

 東中野東口周辺まちづくり調査が新規であるんですけれども、どのようなことをされて、まちづくりに対してこのような目標みたいなものがあれば教えてください。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 これは一般質問でも御答弁申し上げましたけども、まずは東口のバリアフリー化、それから、それだけではなくて、東口周辺の公共空間の整備、そういったものをいかに東口の活性化につなげていけるか。そういったところも調査をしたいと考えています。

林委員

 調査というと、どういうような形の調査などを考えているか教えてください。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 具体的に例えばバリアフリー化に関しましては非常にスペースが限られておりますので、どんなことができるかという検討ですね。そういったものをしたいと考えております。

伊東委員

 220号線の事業化業務委託、先ほど補償調査がありましたけど、ここでいう業務委託というのは何の業務。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 これは補助220号線のちょうど早稲田通りの交差点から南側120メーター区間ですが、この区間については来年度末に事業認可の申請をしたいと考えています。これは事業認可に必要な図書の作成ですとか調製、そういった委託でございまして、今委員おっしゃった内容は28年度以降ということになります。

伊東委員

 今、早稲田通りから南か。南ね。わかりました。すみません。

主査

 ほかにはありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 238から239ページ、5目、住宅費についてですが、組替動議の項目があります。まず、原案についての質疑はありませんか。

市川委員

 分譲マンション支援のところで、マンション建替法が出てくるんですけども、ちょっとマンション建替法の説明をしてください。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 マンション建替法、現在でも老朽化マンションを建てかえするために、マンションが建てかえ組合というのをつくりまして、建てかえをする。今回法改正がありましたのは、それとは別な制度でございまして、マンションの敷地そのものをいわゆるデベロッパーに売却して、デベロッパーが新しくマンションをつくると。そういったことに対しても区が事業の認可をすると。そういった制度が今回できました。ここにお示しをした審査委託といいますのは、具体的に言いますとマンション敷地売却組合の設立認可、その認可書類の審査をする際、専門的な用語がありますので、会計事務所等に一部審査内容を委託する。そういった内容でございます。

佐野委員

 今のに関連してですけども、5万4,000円ですよね。これは、そういう専門家に委託する費用は別だということになるわけですか。専門家が必要ですよね、委託するということは。これはあくまでも会議の費用ということですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 これは今申しました設立認可書類、会計事務所に審査を委託していただく部分、この部分の費用でございます。

佐野委員

 中野区として、そういう特定の会社に委託をお願いするわけですよね。その場合の費用ということですか。全て込みということですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 そのとおりでございます。

佐野委員

 としますと、特定財源は1,000円ですね。1と書いてあるのは。特定財源が1,000円で、中野区の一般財源から5万8,000円を支出すると。これは何ですか、1,000円。何か変な。何でこうなるんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 これは証明の手数料があります。これをこの特定財源に入れているということでございます。

平山委員

 区営住宅のことで伺いますけども、いいですか。(「238」と呼ぶ者あり)239も大丈夫でしょう。

主査

 はい。8、9両方。

平山委員

 大丈夫でしょう。区営住宅の件で伺いますけど、エレベーターが設置されていない区営住宅、バリアフリーができていない区営住宅で、高層階にお住まいの方の住みかえについて、都営住宅への住みかえも可能となるような形というのは今とれているんでしたっけ。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 一般的に区営住宅から都営住宅への住みかえということに関しては、特にそういった制度がなくて、ですから、あとは都営住宅の募集の際、申し込みをしていただく。そんなことが一般的だろうと思います。

平山委員

 区営住宅間ではどうですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 そもそも区営住宅も空きがほとんどないものですから、例えば高層階から低層階へ移転したいという話があっても、まずほとんど現実的には不可能であろうというふうに思われます。

平山委員

 現実的に可能か不可能かの話ではなくて、制度としては、それは受け付けって可能なんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 特にそういった制度はございません。

平山委員

 バリアフリー化が思ったよりもなかなか進まないと。区長も、以前質問したときにバリアフリー化を進めなきゃいけないとおっしゃっていましたけど、もう随分と高齢化をされていて、3階にお住まいの方がなかなか、エレベーターがない状態では困難だという状況があるんですけど、御答弁が変わりますか。区営住宅間での例えば階の移動とか、そういったものを今後検討されるということはあるんでしょうか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 例えば区営住宅の申し込み等をする場合に、現在区営住宅にお住まいの方で、現在住んでいる住宅が狭いであるとか、そういった場合に、申し込みをした際のプラス要因といいますか、そういったことで入れる可能性がないことはないという話はあろうかと思います。

平山委員

 これは要望も含めて最後の質問なんですけど、要は本当に区営の方々って高齢化してきていらっしゃる方がふえてきていて、これから先どんどんこういった問題というのが生じてくると思うんです。区としても何らか、どうしたほうがいいのかという対応を検討するようなことは始められたほうがいいのかなということと、以前、別な形で質問したんですけども、もともと東京都から移管をされているものですから、東京都にもしっかり協力をお願いしてはどうかと。要は区営住宅間ではどうしても空きの戸数に無理がありますから、もともと都営だったものが区営になっているという、この背景を考えると、都営住宅と同じような制度のもとでできるようなことをぜひ東京都とも連携しながら検討してみてはいかがかと思うんですが、どうでしょう。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 区営住宅の高齢者居住の実態等を見ていますと、本来は一般の区営住宅ではなくて、それこそ高齢者福祉住宅ですとかのほうがふさわしいという方もいらっしゃる。ですから、そういったことを含めて、今、委員がおっしゃったようなことも含めて、少し総合的に高齢者については検討する必要があるというふうに考えております。

林委員

 同じ区営住宅なんですが、昨年138戸だった区民の借り上げが87戸になったことで7,500万のマイナスということになったということでよろしいでしょうか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 そのとおりでございます。

林委員

 区営住宅とかの費用が、去年とちょっと書き方が違うので、きちんと対応しているかどうかわからないんですけれども、区営住宅の管理運営費等と障害者福祉住宅の管理運営費等は上がっているんですが、何か理由があるんでしょうか。障害者のほうは下がっていて、区民の借り上げはもちろん当然下がっているんですけど、二つ上がっている理由を教えてください。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 まず今回、ことしの表現といたしましては、各区営住宅、それから高齢者福祉住宅、障害者福祉住宅ごとに書き分けをしまして、よりわかりやすくしたということでございます。それで、それぞれの、例えば高齢者福祉住宅ですとか障害者福祉住宅等は民間から借り上げをしておりまして、これは契約更新をしたものもありまして、実は下がっているということがあります。それから、そのほかには、一部老朽化等がありますので、要は修繕工事が昨年よりふえたというものもあります。ですから、総体としては増減があって、ごらんのような結果になっているところでございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

 次に、組替動議の項目「住宅施設費の増額」、「住宅運営費の増額」に対して質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次に、240ページ、1目、まちづくり事業費について質疑はありませんか。

平山委員

 一つだけ。まちづくり計画の中に、まちづくり計画検討支援業務委託というのが新たに組まれています。50万円ですね。これは大和町ですか。

荒井都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)

 こちらは大和町の対応ということではございませんで、まちづくり計画そのもの自体が初動期のまちづくりに対応するということで、さまざまな地域の機運、動きがあった場合に、それに対応できるような現況調査でありますとか、そういった調査を行うための委託経費ということで、実は昨年度はなかったんですけど、その前の年度はございました。そういったこともやはり動きがある中では必要だろうということで、復活させていただいたというところでございます。

主査

 ほかに質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、241ページ、2目、弥生町まちづくり費について質疑はありませんでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、242ページ、3目、大和町まちづくり費について質疑はありませんでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 質疑はありませんので、進行いたします。

 次に、243から244ページ、1目、道路管理費について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、245ページ、2目、公園維持管理費についてですが、組替動議の項目があります。まず、原案について質疑はありませんか。

林委員

 新規で公園施設長寿命化計画改定委託というのがあるんですけれども、公共施設等総合管理計画と整合性は持たれるんでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 整合性といいますか、内容的には同じものとなりますので、来年度策定してまいります。

林委員

 あと、公園清掃等維持管理委託なんですけれども、下から3番目、昨年は3億8,500万円で、1億増の理由は何でしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 今回こちらに掲載させていただく項目を整理いたしまして、昨年度、公園清掃等維持管理委託と四季の森公園管理経費、別建てで計上してございましたけれども、今回、性質別に整理しまして、合わせた結果、額がふえてございます。そこが大きな要因です。

林委員

 では、四季の森公園が入ったから1億ほどふえた。去年の四季の森公園の費用を見ますと8,300万円で、それでも2割ふえているんですが、その点について説明をお願いします。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 一つは、労務単価が上昇したことによって委託料が増加している点がございます。また、四季の森公園管理経費の中で昨年度、防災都市安全分野に予算計上されておりました不法駐輪警備委託、こちらを私のところに、この部分につけかえたということがございます。

林委員

 じゃ、不法駐輪の対応するものの費用を今回、四季の森のほうに新たにつけて、これからはそういうような形の予算建てでされていくということなんですか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 はい。今後はその形で私の、こちらの所管するところで管理をしていくことで考えてございます。

林委員

 確認なんですけど、やはりちょっと四季の森公園が割と年々上がっていくんですけど、労務単価や公園管理経費で今後も上がっていくような見通しとかいうのはどういうふうに考えていらっしゃいますか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 労務単価については上昇の傾向にございます。また今後、公園が新規に開設することも含めますと、総体としては増加傾向にあるというふうに認識してございます。

主査

 ほかにありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、組替動議の項目、「公園管理費の増額」に対して質疑はありませんでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、246から247ページ、1目、道路維持・整備費について質疑はありませんか。

佐野委員

 246です。橋のかけかえについてお伺いをします。これは橋のかけかえの河川維持補修ということで、3億8,500万ほどの内訳が入っておりますけども、これは中野新橋から上のほうに直す橋だと思いますけども、この橋の名前と、どのような日程でこれから行っていくのか、ちょっとまずお答えいただきたいと思います。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 委員が今お話しいただいているのは神田川の。(「神田川です」と呼ぶ者あり)神田川の整備に関しましては、東京都第三建設事務所の工事になりますので、この予算の中には含まれてございません。

佐野委員

 わかりました。それじゃ、第三建設のほうに聞くしかないなということですね。それで、これはある党のほうから一般質問であったと思いますけども、あるいは一般質問じゃなかったかな、わかりませんけども、かけかえ工事によってかさ上げをしなきゃならないと。したがって、その道路が橋からずっと下がって神田川で、新しくなった橋のところは非常に危険が伴っているという質問があったかと思いましたけども、それについてどのようにお考えで、どのように対応していくつもりでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 ちょっと休憩にしてもらってよろしいですか。

主査

 休憩いたします。

 

(午後3時48分)

 

主査

 再開いたします。

 

(午後3時49分)

 

平山委員

 道路付属物修繕工事(新規)、今回1億6,400万何がしついております。これは昨年、この現状調査をやられて、それに伴う修繕なんですけど、街路灯のポール、独立柱、これについても修繕を行われる計画なんですよね。800本でしたっけ。それはここで大丈夫。ちょっと詳細を教えていただけますか。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今年度実施いたしました道路ストック総点検におきまして、そのうちの道路附属物の調査を行っております。この内容といたしましては、道路標識、それから反射鏡、街路灯でございます。このうち、調査の結果、早急に対応しなくてはならない標識等、これにつきまして、腐食、穴のあき、亀裂、あるいはボルトの緩み等ございます。それで、道路標識につきましては1,562基調査をいたしました。そのうち支柱が40基、取りつけ金具が64基不具合が見つかって、早急に工事をしなくてはならない。また、反射鏡につきましては、支柱が11基、取りつけ金具が14基となっております。街路灯につきましては、3,497基、これのうち支柱が935基、取りつけ金具が2基ということで、緊急対応工事を必要としたものでございます。このうち、道路標識につきましては104基、合計ですね。それから、反射鏡につきましては25基、街路灯につきましては937基、この緊急対応をしなくてはならないといったものでございます。しかし、このうち街路灯につきましては、357基についてはもうしばらく経過観察が可能であろうということから、今年度は580基を整備いたします。そのうち、500基は建てかえ、残りの80基、これにつきましては電柱共架という対策で対応していくという中身でございます。合計711基でございます。

平山委員

 道路標識だったかな、街路灯だったかな、ことし風で倒れたというような事例ってありましたか。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 先々週の強風が吹いたときに、カーブミラーが一件倒れるという事件がありました。これにつきましては調査をしたんですけれども、経過観察という結果でございました。これは、原因は何かと申しますと、たまたま住宅の隣に立っていたんですけれども、そこの工事をやった際にアスファルトを盛られてしまって、実体的に穴のあいていた部分、腐食していた部分がアスファルトで見えなくなっていたというのがございました。目視の点検でございますので、そこの部分が隠されていたために、今回そのような事態になってしまったというものがございました。

平山委員

 でも、支柱自体が老朽化していたというのは事実としては事実なんですよね。何でこういう質問をするかというと、もともと耐用年数を過ぎているものがほとんどなわけですから、今回予算をつけていただいて、やっていただくというのは大変いいことだと思うんですけど、年度の早い時期に速やかになるべく進めていただけるように。要は台風のシーズンとかになっちゃうと、それはそれでまた心配になるし、腐食の状況によっては早めにぜひ着手をしていただきたいと思っているんですが、いかがですか。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今回の予算を計上させていただきまして、早急に対応したいというのはあるんですけれども、この道路ストック総点検によりまして、国費の要望を申請いたします。これに二、三カ月の時間を要しますので、早い段階で申請をし、確定をいただくといった段階で、なるべく早く、6月ぐらいには発注し、委員、今お話しの9月、10月の台風シーズンにちょっと間に合うかどうかはわかりませんけども、なるべく早く対応をしてまいりたいというふうに考えてございます。

主査

 ほかにありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、248ページ、2目の公園整備費について質疑はありませんか。

平山委員

 248ページですよね。中野四季の森公園拡張部基本・実施設計等のところで、これは一般質問でさせていただいたんですが、もう基本設計、実施設計に入るということなんですが、現行は公園のあり方については、今の四季の森公園の考え方を引き継いでというふうに考えていらっしゃる。そういうことでよろしいですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当)

 今、委員御指摘のとおりです。

平山委員

 きょうも見てきたんですけど、警視庁の建物が完成して、あそこ、ちょうど公園の拡張部分のその先が公開空地みたいな形にしていただいていますよね。だから、連続して使えるということを区民の皆さんが考えると、非常にいいスペース、よりいいスペースになったなと思うんですが、一般質問のときにも申し上げたんですが、ただ一方で、この四季の森周辺って、ランニングショップみたいなところがあって、マラソンを積極的にやられる方はいらっしゃる。我々が昔、要望して、三角のところにゲートボールができるような、そういったものも整備をしていただいた。本来であれば、なかなかうまく使えないみたいなんですけども、消防団の操法大会の練習もできるような形にもなっている等々なんですが、駅周辺で若者もいっぱいいる、大学もいっぱいあるという中で、気軽に軽スポーツを楽しめるようなところがないんですよね、四季の森の中には、四季の都市の中には。ですから、その拡張用地の基本設計、実施設計に入りますけども、ぜひそういった点も考慮しながら検討していただきたい。具体的にはそういった施設はぜひつくっていただきたいなと。バスケットボールとかというお話もいたしましたけども、若い人が集まって、治安が悪くなるんじゃないかとか、いろんなことがありますけど、警視庁の機動隊のビルの後ろですから、そういったことは一切問題解決できると思いますので、ぜひ御検討いただきたいと思いますけど、いかがですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当)

 今、委員御指摘、お話しいただいたように、まず今回の拡張用地に隣接する部分、ここにつきましては、いろいろ中野駅周辺のまちづくりのver.3の中で、そういった全体の連携というのもテーマになってございますので、公園と隣接する部分、そういったところも含めて、どのような連携整備をできるかというのも当然考えていきたいと思います。

 あと2点目の、そういった軽スポーツ、また遊びという点につきましても、今回のこの拡張用地の立地とコンセプト、それを照らし合わせながら、そういった軽スポーツ等のニーズ、そういうのもあれば、それに応えられるような整備を検討していきたいというふうに考えております。

主査

 ほかに質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、次、249ページ、1目、建築行政費について、質疑はありませんでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、250ページ、2目、建築安全・安心費についてですが、質疑はありませんでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいですか。ここには、組替動議の項目で「耐震化促進の増額」があります。この組替動議に対して質疑はありませんでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、251、253ページ、1目、防災費について質疑はありませんか。

佐野委員

 252ページで伺います。消防団補助金(拡充)ということなんですけど、この拡充とは一体何を指して拡充というふうにしたんですか。例えばNHKの経費だとか、J:COMも含まれる。そういうことでございますか。ちょっとお伺いしたいと思います。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 こちらのほうは、中野消防団、野方消防団、全16分団ございますが、こちらの分団本部のほうにCATVの導入支援経費、工事費、通信費、NHKの受信料を計上してございます。

佐野委員

 さっきも質問の中で出ましたけど、我々、これだけだとわかりかねると。会派の中でもいろいろ検討したんですけど、わからないという声が多いんですよ。したがって、やはりそれぞれの分野ごとにできる限り、余白があるわけですから、先ほど質問が出ました。下にそういったことを書いていただければ、よりわかりよく納得性が出てくると思いますけども、お願いします。

 もう一点質問させていただきます。これは252ページの防災計画修正のところですか。これは今回、防災計画を11月に、南は桃園小学校、北は野方で行うというふうに聞いていますけども、その11月は間違いございませんか、その日にちは。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 この項目は、地域防災計画の修正を現在行っておりまして、来年修正後に印刷をする経費ということでございます。委員、今おっしゃったのは恐らく総合防災訓練の件だと思います。両地域の該当する町会連合会のほうに出向きまして、日程については内諾をいただいたところです。この後、関係方面と調整いたしまして、一般に公にしていきたいというふうに考えてございます。

佐野委員

 予算とは直接関係ないかもしれませんけども、前回、弥生地区で、向台でそれをやったんですけども、自衛隊が参りました。自衛隊は当然日赤の関係で、いろいろ入って御説明をしなきゃいけない。日赤の委員たちとのやりとりがありました。御飯をつくったり、いろんなことをしました。そういうことで、自衛隊阻止運動がそこで起きたんです。ある一定の住民の方たちが。したがって、今回も桃園で南はやるんですけども、そのときにそういった現象が起きないかどうか。それからあと、桃園の場合に非常に道が狭い。そういったことからどうするのかという。予算もどういうふうにとっているのかという質問もあったんですけども、そんなことから含めると、どういうふうにやっていくかということをちょっとお伺いしたいと思います。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 実際には区も提案いたしますが、両協議会を立ち上げまして、その話し合いの中で決めていくという形になります。ただ、地形的に車が入れないということであれば、その程度の大きさのものは当然入れなくなりますので、それは今、具体的には自衛隊の話が出ましたが、各関係機関それぞれ協議会のほうに集まっていただきますので、この話し合いの中で決めていきたいというふうに考えてございます。

平山委員

 まずは232ページの防災・都市安全費の区政目標のところで。区政目標なので、ここの分野の区政目標の質問なので伺いますけども、地震(災害)に対して食料・飲料水を備蓄している区民の割合についてのパーセンテージがありますよね。これ、どういった調査でこの数を出されているんですか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 こちらは区民の意識調査の結果から、このパーセンテージを出してございます。

平山委員

 その区民の意識調査って、全戸に対して行われているものなんですか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 サンプル数を今調べます。一旦保留させてください。

平山委員

 じゃ、長くかかりそうだったらまた別の機会に伺いますけど、きょうお答えいただけそうだったらお答えを下さい。もう一つ、先ほども質疑がございました252ページの地域防災計画の修正なんですが、以前総括だったかな、一般質問だったかな、今、国が進めている地区防災計画について伺わせていただいたことがあって、これは中野区としても、まずは、特に災害の危険度が高い、風水害も含めて、そういったところにきちっとアピールしながら、作成に向けた働きかけを行うべきだということを申し上げさせていただいたんですが、特に予算化は見られていないようなんですけども、地区防災計画については27年度どのような取り組みを考えられているんですか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 当然今回の修正の中には、地域で地区防災計画をつくった場合に、中野区の防災会議のほうにこれを提案して、中野区の防災会議のほうでこれは認めるに足りるということであれば、当然防災計画の中に位置付けていくというような文言はこの中に加えて、今回の修正を図ってまいりたいというふうに考えています。実際には、いろんな取り組みが各地域、地域であるんでしょう。それを具体化していくに当たっての予算というのは、今回の計上ではございません。

平山委員

 防災計画に取り入れるか、取り入れないかというのは、まず区のほうで計画ができてから、それを検討されて防災計画に組み入れる。こういう流れのものなわけですよね。大事なのは、これは国が推進しているんですよ。内閣府も積極的にPRをしているわけなんですよ。今回新たな災害対策基本法の改正の中に新たにわざわざ加えられて、共助の力を高めるという意味で。これを告知すらしていないということが問題だというのを指摘させていただいたんですよ。要するに区が区民に知らせていない。せめてその取り組みぐらいはやっていただかないと、ちょっと国との連携を考えたときにはあまりよろしくないんじゃないかと思うんですが、いかがですか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 今回、中野区の防災計画にも位置付けるというところでございますので、この辺については広報に努めてまいりたい。このように考えてございます。

平山委員

 ぜひ、法改正の趣旨をよく踏まえて、積極的な広報に取り組んでいただければと思いますので、これは要望です。よろしくお願いします。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 先ほど区民の意識調査についての御質問でございます。調査対象は20歳以上の区民2,000人、2014年の調査結果の有効回収は1,249名で、回収率は62.5%でございました。

平山委員

 これ、もしですね、ほかに何らかの方法で調べる方法があるのであればとは思うんですけども、要は非常に大事なデータだと思うんですよ。住民の方がどれぐらい備蓄されているかというのがわかるという意味では大事なデータなので、今おっしゃった調査の中で行っていくことがサンプル数として適正かどうかということも踏まえた上で、どうかというのを改めて検討しながら、この備蓄量についていい区民の実態を知る方法がないのかというのもあわせて検討していただければなと思っておりますが、どうでしょう。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 防災だけの視点で考えますと、集まってきていただける方、意識の高い方が多いですから、非常に高い数字が出たりする可能性もございます。今、委員おっしゃったような考えを持ちながら、こういう調査の中におさめていって、正しい数字でこれを受けとめていっていいものなのか。もしくは聞き取り等をやっていったほうがいいのか。この辺は検討させていただきたいと思います。

平山委員

 ぜひよろしくお願いします。要は、区がこれからいろんな、例えば地域防災計画等も含めた上で、さまざまな防災施策を進めていく、もしこれが仮にですよ、ベースのデータとなるんだとしたならば、やっぱりデータの信頼性はもっと高いものにしていくべきだと思いますし、ぜひ御検討のほうを、これも要望ですから、よろしくお願いいたします。

近藤委員

 253ページの防災費で震災復興派遣、これ、減っているんですけれど、拡充ということで、どういう部分が減っていくんでしょうか。昨年から減っている。

中井都市基盤部副参事(生活安全担当)

 こちらは拡充となってございますが、450万円ほど減ってございます。その中身につきましては、派遣されている職員の宿泊施設、これが今までは中野区が負担をしてきたわけでございますけれども、11名が全て被災先の市町村のほうで、自治体のほうで負担をしていただけるといったものが一番大きな金額でございます。

近藤委員

 11名の方がまだ派遣されていらっしゃるということなんですけど、今後の対応というか、どういう方向なんでしょうか。減らしていくとか、このまま継続でお手伝いをさせていただくとか、そういった方向というのはわかるんですか。

中井都市基盤部副参事(生活安全担当)

 私どものほうでは、今報告を受けているのは、来年度、27年度につきましても11名の職員を派遣していくということで人事のほうからは聞いてございます。

林委員

 復興広域協働推進の拡充で「東北復興大祭典」。東北復興祈念展がどちらもなくなっているんですが、行わないということなんですか。祈念展はなくなるんですか。

中井都市基盤部副参事(生活安全担当)

 ここでは表記されてございませんが、「東北復興大祭典」の中で祈念展は実施するようになってございます。

林委員

 祈念展はやはり区が職員を派遣して、それでやっているので、なぜこれを書かなくなってしまったんですか。書くべきものではないのでしょうか。

中井都市基盤部副参事(生活安全担当)

 委員おっしゃるとおりでございます。以後気をつけたいと思います。

林委員

 じゃ、来年はきちんと書いていただきたいなと思います。あと、昨年340万が530万と4割ほど開催区負担金が上がっているんですが、また下のほうの関係事務費もふえていますが、ふえている理由についてお答えください。

中井都市基盤部副参事(生活安全担当)

 負担金のほうの金額がふえている中身でございますが、これは四季の森公園、それから東建が持ってございますパークアベニュー、そちらのほうにブース関係を移す予定がございます。そうしますと、そういった施設を使う関係で、電源だとか、ごみ処理、トイレの設置、こういったものに費用がかかる。それから、ねぶたの運搬費、これは青森からですけれども、運搬の費用がここに計上させていただいて、こういった金額がふえている次第でございます。また、事務費につきましては、これは、大祭典は2日間の実施でございますけれども、前日の設営から2日間の終了まで、職員がある程度お手伝いをいただいてございます。この職員の事務経費といったところでございます。

主査

 ほかにありませんでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、254ページ、2目、生活安全費について、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、255ページ、3目、交通対策費について質疑はありませんでしょうか。

平山委員

 自転車対策のところで伺います。駐輪場の件ですね。最近、3人乗りの自転車になるのかな、ちょっと若いお母様方が乗る自転車のタイヤが非常に大きくなって、今のこの駐輪場のぱっと挟むやつに挟まらないと、入らないという御意見をよく聞いて、駅周辺の整備の中でもそういう質疑があったかとは思うんですが、その他の例えば野方だとか中野駅周辺以外のところでもそういうお話って出ていますか。

中井都市基盤部副参事(交通対策担当)

 今、委員のおっしゃる3人乗りの自転車につきましての駐輪の問題でございますけれども、私どものほうにもそういった置きにくいというような話は来てございます。

平山委員

 今後の整備の中で、そういう声というのはしっかりと受けとめられた上で反映をしていく、そういうおつもりかどうか伺います。

中井都市基盤部副参事(交通対策担当)

 今ある駐輪場も、ラック式のものにつきまして、なかなか設置というか、駐輪が難しいというようなところございます。ただ、平置きの広場というか、そういった設置場所がございます。そういったものも御利用いただきながら駐輪をしていただければと思っているところもございます。

平山委員

 いやいや、それはそうなんですけど、今すぐ全部を変えなさいと言っているわけじゃなくて、今後、そのラックについても交換の時期ってあるわけじゃないですか。そういったときには、今の自転車の仕様とかというのをしっかり踏まえた上で検討していただけるのかということをお聞きしているんですが。

中井都市基盤部副参事(交通対策担当)

 やはり時代のニーズに合ったような形で私どもも考えていかなければいけないというふうに思ってございます。検討の課題にさせていただければと思います。

主査

 ほかに質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、歳入に入ります。

 次に、一般会計の歳入に入ります。建設分科会分担分の歳入予算説明書補助資料により一括して質疑を行います。

 質疑を行う際は、資料のページなどを言ってからお願いいたします。なお、歳入については、組替動議の項目、中野駅周辺計画の削除、中野駅周辺地区整備の削除、また中野駅地区都市施設整備の削除に関連する歳入があります。

 初めに原案の質疑を行います。質疑はありませんか。

近藤委員

 2ページで、自転車駐車場なんですけれども、手数料が、ちょっとこれは以前から思っていたんですけど、定期利用が1カ月と3カ月、あと1日利用となっているんですけれども、他区では半年利用みたいな利用の方法があると思うんですけれど、これをこれから事務手数料とか、事務の簡素化みたいな意味もあって、6カ月とかに変更とかは検討されていないんでしょうか。

中井都市基盤部副参事(交通対策担当)

 現状では検討はしてございません。ただ、やはり近隣の自治体の動向だとか社会情勢も含めまして、そういった場面では検討を加えてもいいのではないかなと思います。

近藤委員

 中野はなぜ3カ月までで、6カ月はやっていないんですか。

中井都市基盤部副参事(交通対策担当)

 これまでの駐輪の状況を見ますと、短期で解約をされる利用者が多いというようなことで、最大で3カ月という期間を設けていたところでございます。

近藤委員

 解約される方が多いといった数字とか、そういうのを出してくださいとは言わないんですけれども、私などが記憶していますと、やっぱり6カ月単位がいいというか、また定期が切りかえだという話も多く聞きますので、これはぜひ検討していただきたいと思いますけれど、いかがですか。

中井都市基盤部副参事(交通対策担当)

 やはり私ども事務を進める上で、こういった期間の見直しというのは非常に大事なことだと思います。ですから、今、委員がおっしゃっていただいたようなことも含めまして、検討の課題にさせていただければと思います。

近藤委員

 事務の簡素化という意味でも、やはり他区でやっている6カ月というのは事務量も減っていくのではないかなと思いますので、検討をお願いします。

林委員

 7ページの国庫支出金の6の都市公園なんですが、社会資本整備総合交付金、大規模公園用地取得等とは書いてあるんですが、上から2番目に旧南台児童館跡地整備って、割と大規模公園ではないものがここに入っているんですが、どうしてか教えてください。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 南台児童館跡地整備設計でございますけれども、こちらについては、この地域一体のまちづくりにあわせて、組み入れているものでございまして、単独で出しているものではございません。

林委員

 じゃ、地域との総合のものなので、大規模公園という形で補助金をいただけるということでよろしいですね。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 そういう考えでございます。

林委員

 これで最後なんですが、14ページの財産収入、自転車駐車場自動販売機設置貸付なんですが、下から2番目の。1台ごとに一応値段が変わっているんですが、これ、何か根拠があったんでしたかしら。

中井都市基盤部副参事(交通対策担当)

 休憩していただいてよろしいでしょうか。

主査

 休憩します。

 

(午後4時21分)

 

主査

 再開します。

 

(午後4時21分)

 

平山委員

 今回もかなり社会資本整備総合交付金を申請されて、この交付を目指されているということなんですが、総括質疑でうちの幹事長の久保議員のほうから伺わせていただいたんですが、例えば大規模公園用地取得等のところがございますよね。これだけの額の国庫補助を目指した。ただ一方で、26年度末の補正のように割り戻しがある可能性もあるということなんですね。そのときの御答弁の中で、じゃ、割り戻された残りの額、例えばこの大規模公園用地取得等の一つの事業メニューの中で、結局総額として割り戻されるので、どこに何を充てるのかというのは、こちらの中野区側の采配でいいんだというような御答弁があったんですが、もう一回確認しますけど、そういうふうなことなんでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当)

 委員のおっしゃるとおりです。若干確認も込めて補足いたしますと、それぞれの交付金の計画ごとに配当、国費の配分が割り当てられまして、その中にある事業の中の割り振りというのは、各区の歳入部署で分けるということです。例えば弥生六丁目、こちらにつきましても、こちらについては都市再生整備計画の南部地区の中で位置付けられた計画の中にある公園事業ということで、そちらの計画内であれば、こちらの会計内での振り分けということになりますし、あと、本町五丁目南部防災公園につきましては、東京都のほうの都市公園事業を対象とした計画の中ですので、これについては本町五丁目なり南部なり、また南部の中の整備費なり用地費なりというのは、その中で割り振られるという形になります。

平山委員

 じゃ、この仮称という形で名称がついているそれぞれの公園用地ごとが一つの事業として見られるということですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当)

 この中の事業ごとという形ではなくて、繰り返しになりますが、弥生町六丁目公園、こちらにつきましては都市再生整備計画の南部地区のほうの計画、この中には区民活動センターの建てかえとか、そういったのも計画の中で関連計画として入っていて、その中での割り振り等が行政のほうで判断されるということで、また一緒になっているのが本町五丁目南部防災公園、用地、整備ともにあわせて、こちらのほうはともに総括した金額として交付が受けられるという形になりますので、南部の用地費が幾ら、南部の整備が幾ら入ったかという会計上の処理は区内で決めることになります。

平山委員

 おっしゃったように弥生町六丁目って関連する事業がたくさんあるわけじゃないですか。割り戻しされた分が用地の分であったとするならば、それは東京都が財産費として見て、財調で返ってくるという仕組みになっていますよね。用地の部分でなかったとしたならば、それを手当てするものというのは、東京都のほうで若干はありますけども、基本的には一財を投入しなきゃいけない割合が非常に高くなるわけですよね。だけども、この用地費の金額を下回るような割り戻しというのは考えにくいので、用地を含む、一体とする事業について、たとえこの社会資本整備の総合交付金が満額支給されなかったとしても、それはあまり一財には影響を与えないと。こういう理解でいいんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当)

 今、委員のほうからお話がございましたように、国費の割り戻しを補完する都市計画交付金なり財調制度なり、こちらのほうで一番取得として対象が多いのが用地費及びその関連経費ということになります。したがいまして、委員お話しのとおり、まずはそういった例えば公園整備費の単価上限等、他の制限がございますものは、そちらにフルに国費のほうを充てて、またその分、割り戻された分は用地に充てるというような運用がされているという状況です。

平山委員

 その上で、いわゆる財産費、これについては、もともとスタート段階では東京都と調整をした上で、いや、これは財産費でやるよりも、まず国庫の申請を行って、それがだめだった場合にこういう形にしようと。そういう事前調整というのは当然東京都とはやられるんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当)

 財産費として都費が対象となるものについては、そちらの都市計画交付金等についてのこういった整理された基準等がございますので、それに沿って運用しているというところです。したがいまして、個別で今回の今年度のこの事業計画の中で割り振られたものをどう区内で割り振るかという協議を特に事業部署で行うというのはございません。それぞれの経営室のほうでやっているかどうかのほうは、現在まだ確認はできておりません。

平山委員

 わかりました。もうこれで最後にしますけども、要は、結構この中で、いや、割り振りは自由なんですよと聞いて、びっくりだったわけなんですよ。国の補助金ってそういうものなのかなって。ただ、だんだんこういう総括補助金みたいなものがふえてきているので、性質としてはそうで、確かに区としても使いやすいんだろうなと。だけども、使いやすいから、いろんな自治体がこれを目指して、どっと申請してくるわけじゃないですか。そうすると、満額を得られない可能性というのも、これからどの自治体もこの基盤整備というのを進めていくわけですから、満額をとれないリスクというのはこれからますます高くなっていくと思うんです。とれなかったら、いや、でも、何とかこの都のやつをうまく活用して、一財を痛めないようにしようと。今はそういうお考えでやられているんだと思うんですけども、それもなかなかリスクがあることなのかなと。年々。というふうにも感じたりしていますので、現時点でちょっと、まあ、そうですね、経営室とかなんとかとの話にもなってくるのかもしれませんけども、十分区としても協議を重ねた上で、この社会資本整備の交付金、特に土地の購入から、その周辺にまつわるものについては入念に協議を重ねながら、しっかりとした慎重な検討を今後も続けていただきたいなと思いますけど、いかがですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当)

 まず1点目の区のほうでの割り振りという点ですが、これに関しても、かつての補助金制度から交付金制度になったというところで、それぞれの自治体のほうの計画に交付するという性格から、そういった運用が認められるようになっているものと認識しております。また、今後の動向として委員から御指摘ございましたように、いろんなところがさらにこういった交付金制度を活用してくれば、当然それにあわせて、それぞれの都市計画交付金の対象なりも附随してふえてくるということになりますので、今後の取得についての動向は注視しながら、そういった事業への影響、一財への影響というのを踏まえて、今後事業を進めていきたいというふうに考えます。

主査

 ほかにありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、次に、組替動議に対しての質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 以上で、当分科会の分担分についての質疑は全て終了したことになりますが、全体を通して質疑もれはありませんでしょうか。

佐野委員

 先ほどページが違うので質疑漏れになってしまいましたので、改めて質疑を行わせていただきたいと思います。橋の拡幅、243ページですけども、神田川にかかる橋で、特に今現在、中野新橋から上のほうに二つ橋が完成しました。寿橋までやるというお話は聞いていますけども、そのできた橋につきまして、予算とは直接関係ないかもしれませんけども、非常に急であると、危険であるという、前あった橋よりも橋桁が高くなってしまったということで、近隣の皆さんも不安がっているんです。ミラーをつけたらどうかとか、いろんな意見が出されております。そういう意味で、まずどうしてそういうふうになってきてしまったのかということを御説明いただきたいと思います。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 橋のかけかえによりまして、桁の高さが実際に上がっております。今回完成しました氷川橋ですと40センチ上がっています。その影響で、並行して走る接続道路のほうの勾配、至るまでの勾配がきつくなっているのは事実でございます。なぜその橋の高さが上がっているかということなんですけれども、橋の場合、水面よりも余裕高という形で空間をとります。それは川を流れてくるものも想定されるということからかと思いますが、その余裕高については計画している流量によって定めがございます。今回かけかえといいますか、護岸の改修によって計画する流量が大きくなった関係で、必要な高さの確保というものが、まず必要になってまいります。それが一つの要因で、もう一つございまして、これは特殊な事情なんですけども、中野新橋のところでございますけれども、丸の内線が通ってございます。その関係で、川を深く掘ることはできないので、流量確保の工夫をしている中で高さを上げざるを得ないということがあります。その二つの要因が合わさりまして、実際、計画上60センチ上がる計算になるんですが、その橋の桁については構造上なるべく薄くするということで、実際には第三建設事務所が工夫をして、20センチ分を削った。結果、トータル40センチ上がっているということでございます。

佐野委員

 経緯はわかりました。それでちょっとお尋ねしたいんですけども、今後、寿橋まで改良工事を行っていくわけですけども、全ての橋がそうなると。神田川にこれからかかる橋は。要するに今みたいに橋桁を40センチ高くしなければならない。これは法律で決まっているんでしょうか。それと、寿橋までこれからあと三つぐらいあると思うんですけども、改良工事を行っていく段階で、全てがそういう危険を含んだ橋桁に今後なっていくということでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 同様に高くすることが必要だということで、第三建設事務所のほうからは聞いているところでございます。あとはそのすりつけの部分が今回御指摘の部分かと思いますけれども、そこについてはなるべく勾配を緩くするような工夫を第三建設事務所とも調整をしながら進めていくことになりますが、実際勾配を緩くする場合に、建物が既にあることから、入り口があったりしますと、計算どおりに緩やかにすることもできない場合もあったりしますので、実際には難しい部分もあるかと思いますけれども、そこについてはなるべく可能な限り緩やかにするような、そういった工夫をしていきたいというふうに考えてございます。

佐野委員

 わかりました。そういう今、説明を受けまして、私、わかってきたんですけども、なぜそういう危険が伴ってつくらざるを得ないのか、40センチ高くせざるを得ないのかということはわかりましたけども、近隣の人たちは全くわからないですね。どのようにして御説明をするつもりでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当)

 その辺の情報が地域の方々に御理解いただけていないということでございますならば、第三建設事務所のほうで工事する際に、そういったことも情報として伝えるようにということは、私のほうからも伝えたいと思います。また、機会があれば、御相談があれば、そういったことは説明してまいりたいと思います。

佐野委員

 物をなせばいいというものではないと思うんです。なした後、どのようにみんなが感じているかという近隣の考え方をしっかりと受けとめていかなければならないと思うんです。要するに、その工事なら工事が終わった後が肝要だと思うんですよね。そういうことの調査、要するに研究まで所管としてするべきだと私は思っていますけども、第三建設事務所云々かんぬんとありますけれども、やはり中野区の橋ですから、中野区の住民がどう考えるかということをしっかりととらまえなければならないというふうに思いますけども、いかがでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 工事をする際、また工事後、御利用をなさる地域の方々がしっかりと理解をして、安全に使っていただけるよう、区としても必要な働きかけ、説明もしていきたいというふうに考えます。

佐野委員

 たびたびすみません。例えば近くの二中で近隣説明会をやりますよね。第三建設事務所が主催かもしれません。中野区も入っています。その場合に、こういった40センチ高くなって、完成後はこうなりますよという説明をしましたか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 そこまでの具体的な説明というところについては、恐らくしていないと思います。実際の説明内容につきましては、今、どのように説明したかというところはありませんが、恐らく資料の中には入っている話かと思いますけども、口頭で、またわかりやすく、どこまでお話ししたかは確認がとれません。

伊東委員

 246ページ、歳出、都市基盤費、都市基盤整備費と一部それに関連して、道路・公園管理費のほうもちょっとお聞きしたかったので。まず、ここに書かれているのは道路の舗装改良ですとか、私道の整備だとかいうことが書かれているんですけれど、区内の道路延長というのは何キロでしたっけ。区内の道路延長だからね。区管理の道路延長じゃないからね。区道じゃない。区内。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 おおむね580キロとなっております。

伊東委員

 580キロで、区管理道路が374キロ、こちらに書かれている。区管理は6割ぐらいになるのかな。残りの4割が私道という形になろうかと思うんですけれど、常々その辺がどうなのかなと。他区もどういうふうにされているのかなと思っているんですけど、一方で道路・公園管理費、244ページの道路境界というところには、私道の寄付受領ということで項目だけは入っています。244ページの(1)道路境界の2行目の私道寄付受領という形で、一応区は私道についても一定の基準を設けて、私道も受領いたしますよということのスタンスをとっているんですけれど、ここ数年、私道を区に寄附された例というのはどれぐらいあって、どれぐらいの距離数になっていますか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 答弁保留させてください。(「決算資料に出ています」と呼ぶ者あり)

伊東委員

 同じように生活道路の拡幅整備というのもあります。建築行為に伴いまして、前面の42条2項道路、後退部分、これについて所有形態はそのままで、区に収用を認める場合と、区に採納するという二通りの形式もとっていますけれど、実際はどれくらい採納があるのか。それもあわせてお聞きしたいと思います。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今、委員お尋ねの生活道路整備についての無償使用承諾、あるいは寄附ということでございますが、具体的に寄附をいただいている件数につきまして、割合はちょっと今出しておりませんので、ほとんどが今のところ無償使用承諾というような流れでございます。今、年間で五百二、三十件整備しておりますけれども、そのうち10数件というものでございます。

伊東委員

 その生活道路の拡幅整備工事で、ここで6億3,000万ほどの予算を見込んでいまして、その中の特定財源が3億6,000万ぐらいという中で、一部は国庫補助だと思います。残りの部分がちょっと見えづらいんですけれど、それは道路・公園整備の基金のほうからの繰り入れなんですか。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 生活道路につきましては、3億8,900万の事業費のうち、55%が社会資本整備総合交付金、それから、道路拡幅整備に伴います測量費、これにつきましても社会資本整備総合交付金の対象となっているものでございます。

伊東委員

 そうすると、基金からの繰り入れはないの。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 失礼しました。あと、受託事業収入がございます。基金からの繰り入れはございません。

伊東委員

 一方で、246ページの2番、道路改良・維持の中の(1)道路河川改良・維持と(2)私道整備助成という形で、大きく事業メニューはありますけれど、片側の(1)の道路河川改良のほうは、区が管理している部分に関する予算で、総額12億2,700万ほどで、一方では私道整備助成ですから、それの総額が1億2,300万。今、区の方策だと7割から始まるんだっけ。助成は7、8、9割だっけ、8割からだっけ。そうした条件によって助成額の割合が違ってくるという中で、私道のほうの整備については、特定財源はゼロ、区が管理している部分に関しては、12億に対して8億9,000万、約9億ほど特定財源が見込めていると。そういうことを考えると、私道の採納を受けたり、寄附を受けたりすることによる区のメリットがある程度あるんじゃないのかなというような気がしてならないわけですし、先ほど道路延長の4割が私道でありますよという中で、この1億2,000万という額からすると、あまりにも区の管理する道路の予算割合というのが小さくて、計画的な整備というものが見えづらいと。だから、これは特に今年度予算で不備があるとかいうことじゃなく、根本的な問題で、もうちょっと私道に関する区の施策というものを根本的に位置付けて、しっかりしていただけたらいいなと思うわけです。境界確定だとか、いろいろな部分であるけれど、私も地元の私道で、区が区画整理の関係で道路の真ん中に1筆だけ持っていると。あとは私有地で皆さんが持たれちゃっていると。そこの下水管が傷んでいる。ただ、権利関係が錯綜しちゃってどうしようもないということで、権利者がどこにいるかもわからないような状況の中で、手がつけられなくなっているのも事実。そういう道路というのは区内至るところにあると思います。そういうことを考えると、もうちょっと積極的な取り組みというものを求めたいなと思いますけれど、いかがでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 私道について実際面、管理が難しいということの相談はあり、課題を含んだものかなという認識は強く持っているところでございますが、なかなか路線全体を私道として寄附していただくというところを考えますと、権利関係を整理しながら難しいところもありまして、ただ今後、そういったところをどう克服していくか、研究をしながら進めていきたいと思います。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 次いで、生活道路整備に関連した事項といたしまして答弁させていただきます。先ほど委員のほうからお話がございました建てかえに伴う道路後退ということで、部分的な無償使用承諾という形をとっているか、あるいは、そこの私道の一部だけを御寄附いただいて、残りは全部私道というような形で、区有地と私道が入り混じるという、まさに先日も、以前総括で委員から御指摘いただいた面もございます。そういったことも含めて、いろいろと権利関係で道路境界、近隣境界を確定して、それを寄附いただくための費用も全部地元負担ということになりますので、そういったことを考えると、結果的に私道の排水助成整備ですとか、それと内容的にはその権利者全体の御承諾といいますか、費用負担が必要になりますので、そういったことも含めてトータルで検討していかなくてはいけない課題だということは十分認識してございます。(「寄附のほうはわかる。すぐに出ないんだったらこの次また。次から一般質問もできるから」と呼ぶ者あり)

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 私道の寄附の件数でございますけども、昨年3件、今年度1件ということでございます。(「延長距離では」と呼ぶ者あり)延長距離、ことしの分につきましては70.78メートルということでございます。

林委員

 公園維持・管理で先ほどちょっとあれだったので、245ページ、四季の森公園の管理費だけでお幾らで、あと不法駐輪に係る委託費用はお幾らなのか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 四季の森の維持管理関係でございますけれども、8,600万余でございます。ただ、その中に不法駐輪警備910万余を含んでおります。

林委員

 たしか警備もされていたと思ったんですが、警備とこの不法駐輪というのを一緒にお願いして経費を削減するとか、そういうような工夫というのはないんでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 警備につきましては、夜間園内も含めて6回やっているものでございますけど、性格が異なることから、現在は別の契約がふさわしい。また、四季の森の公園警備については、東京建物と同じところで警備をして、効率化を図っているという事情もございまして、別契約で実施しているところでございます。

林委員

 不法駐輪って、何時から何時まで何人ぐらいの体制でされているんですか。

中井都市基盤部副参事(生活安全担当)

 警備につきましては、午前8時から夕方5時まででございます。人数は2名でございます。

林委員

 東京建物さんと一緒に警備をされて、費用の圧縮を図っているということなんですが、そこの警備のところは昼間にするというような警備は全くない、やはり一緒にして圧縮するということは不可能であるということなんでしょうか。

中井都市基盤部副参事(生活安全担当)

 不法駐輪の場合は常時、不法駐輪をしようとする方に指導するものでございまして、また一方で、警備のほうは巡回して点検をするということでございますので、先ほども申し上げましたけども、性格が違うものでございます。

来住委員

 237ページなんですが、2014年度の予算のときには、ここに落合地下通路維持管理負担230万余、駅前広場、これは東中野ですけども、維持管理費が180万余入っていたと思うんですが、それはどこで今記載されているのか。その額はこの新年度どうなっているのかもあわせて御答弁を下さい。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 現在、都市基盤整備担当のほうの管理ということで予算計上しておりまして、東中野の自由通路の維持管理費75万円を道路維持管理の経費の中に計上してございます。ページ数で申し上げますと、246ページの道路・橋梁・河川維持補修というところの中に、3億8,500万のうちの数字として、東中野自由通路につきましては予算計上してございます。(「落合も一緒に入っているんですか。幾らですか」と呼ぶ者あり)落合の地下通路の維持管理負担金につきましても、234万円ほどここの中に計上してございます。

 失礼いたしました。答弁の修正をさせてください。道路維持事務でございます。道路・橋梁・河川維持補修ではなく、道路維持事務の中に予算のほうを計上させていただいているものでございます。

来住委員

 東中野の維持管理は、予算、2014年は180万余でしたけど、今70万とおっしゃいました。半分になったということでいいんですか。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 東中野自由通路の維持管理負担金については79万円でございます。

主査

 ほかに質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、以上で、第6号議案の当分科会分担分の質疑を終結したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、第6号議案、平成27年度中野区一般会計予算の当分科会分担分の質疑を終結いたします。

 意見の提出についてですが、意見がある場合は、あすの3月3日火曜日正午までに、議案番号、議案名及び会派名を明記の上、文書で事務局まで提出するようお願いいたします。

 本日予定していた日程は全て終了いたしますが、委員及び理事者から御発言はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次回の建設分科会は、あす3月3日(火曜日)午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。

 以上で本日の建設分科会を散会いたします。

 

(午後4時56分)