平成27年03月12日中野区議会地域支えあい推進特別委員会(第1回定例会) 27.01.26 中野区議会地域支えあい推進特別委員会

中野区議会地域支えあい推進特別委員会〔平成27年3月12日〕

 

地域支えあい推進特別委員会会議記録

 

○開会日 平成27年3月12日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午時00分

 

○閉会  午前1022

 

○出席委員(1名)

 岩永 しほ子委員長

 中村 延子副委員長

 若林 しげお委員

 ひぐち 和正委員

 南 かつひこ委員

 森 たかゆき委員

 いながき じゅん子委員

 小宮山 たかし委員

 いでい 良輔委員

 小林 秀明委員

 近藤 さえ子委員

 伊藤 正信委員

 やながわ 妙子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 政策室長 髙橋 信一

 政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲一

 地域支えあい推進室長 瀬田 敏幸

 地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 朝井 めぐみ

 地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)、中部すこやか福祉センター所長 横山 俊

 北部すこやか福祉センター所長 田中 政之

 南部すこやか福祉センター所長 相澤 明郎

 鷺宮すこやか福祉センター所長 小田 史子

 子ども教育部長 奈良 浩二

 子ども教育部副参事(子ども教育経営担当) 辻本 将紀

 子ども教育部副参事(幼児施策整備担当) 濵口 求

 子ども教育部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長 永田 純一

 子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当) 古川 康司

 健康福祉部長 野村 建樹

 健康福祉部副参事(福祉推進担当) 藤井 康弘

 健康福祉部副参事(障害福祉担当) 岩浅 英樹

 

○事務局職員

 書記 井田 裕之

 書記 東 利司雄

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 地域における見守りや支えあい活動の推進について

 地域活動支援制度等について

 地域の子ども・子育て支援について

○所管事項の報告

 1 見守り対象者名簿の提供について(地域活動推進担当)

 2 中野区地域支えあい推進会議の開催結果について(地域活動推進担当)

 3 中野区子ども・子育て支援事業計画について(子ども教育経営担当)

○中間報告について

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、地域支えあい推進特別委員会を開会いたします。

 

(午前10時00分)

 

 本日の審査日程についてですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、御異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。

 審査に当たりましては12時を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 地域における見守りや支えあい活動の推進について、地域活動支援制度等について、地域の子ども・子育て支援についてを一括して議題に供します。

 最初に所管事項の報告を受けます。

 見守り対象者名簿の提供についての報告を求めます。

朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 それでは、見守り対象者名簿の提供について御報告いたします。(資料2)

 地域支えあい活動の推進に関する条例第7条第1項による見守り対象者名簿につきまして御報告をするものでございます。

 名簿の新規提供予定でございますが、27年3月下旬に3町会・自治会に提供を予定しています。現在、区内110町会・自治会のうち74の町会に提供いたしておりますので、合わせて77になる予定となっております。

 平成27年度の名簿の提供方法でございますが、名簿の新規提供の受付につきまして、これまで原則年2回としておりましたが、平成27年度より町会・自治会の希望に応じまして随時受付をしたいと考えております。

 なお、年1回の名簿の更新時期ですが、これまでは2月に警察、消防、民生委員さんへの名簿の更新、8月に町会・自治会の名簿の更新を行っておりましたが、統一して11月に行いたいと考えております。

 以上でございます。

委員長

 ただいまの説明に対する御質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、以上で本報告について終了いたします。

 続きまして、中野区地域支えあい推進会議の開催結果についての報告を受けます。

朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 中野区地域支えあい推進会議の開催結果でございます。(資料3)

 1番の目的にございますように、すこやか福祉センターを拠点に進めている地域支えあい活動について、その取り組み状況を検証し、新たな課題と取り組みの方向性を協議するものでございました。また、地域団体、区、関係機関等の間での意見交換や情報共有を行うことで、地域における主体的な見守り・支えあい活動を推進していくという目的でございます。

 委員につきましては、3ページに名簿をつけてございます。任期が2年ということで、平成25年2月6日から平成27年2月5日まででございました。

 主な議題等を3番のところで書いてございます。

 第1回目は、中野区で展開されている支えあい活動などにつきまして御報告をし、支えあい活動の課題について議論をしたところでございます。

 第2回は、事例集の作成に向けての検討を行い、民間事業者との協力体制についても検討いたしました。

 第3回の会議では、各地域で開催されています支えあい会議についての状況の報告があり、見守り・支えあい活動事例集を作成したものを配布し、御報告をいたしました。また、各委員から個別事例についての御報告があり、検討いたしました。

 裏のほうにまいります。

 第4回でございますが、支えあいの事例について検討いたしました。また、民間事業者との連携の仕組みづくりについても検討いたしました。

 第5回は、平成25年度の区の取り組みについて区から報告をさせていただき、また、災害時要支援者対策について区の取り組み案の説明をし、意見交換を行いました。

 第6回は、水道局との支えあいの協定について御報告をいたしました。また、このときには、基本構想・10か年計画の改定に対しましてのさまざまな御意見をいただきました。災害時要支援者対策につきましては、事業の進捗状況の御説明をし、意見交換を行いました。

 第7回につきましては、生活困窮者自立支援制度について制度の説明をし、中野区の生活保護の状況についても御報告をいたしました。また、災害時要支援者対策について事業の進捗状況を御説明し、意見交換を行いました。

 4番のところに地域ケア会議の設置というふうに書いてございますが、区では平成27年度に中野区全域とすこやか福祉センター圏域単位での地域ケア会議を新たに設置し、多職種・多機関の連携を強化しながら、高齢者等の自立支援を基本に、身近な地域における安全・安心な暮らしを支えていくこととしております。今後は、これまでの中野区、この地域支えあい推進会議での活動成果や課題を含めまして、地域ケア会議で協議を重ねながら、地域支えあいの取り組みを含む地域包括ケアの構築に向け取り組んでいくというふうに考えております。

 この地域支えあい推進会議につきましては、2年間で一応終了という形になります。

 なお、地域会議の設置につきましては、改めてまた御報告を申し上げたいと思っているところでございます。

 以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対する質疑はありませんか。

近藤委員

 御苦労さまでございます。地域の支えあいで、これまでもいろいろ御苦労をなさって、いろいろな支え手を展開していこうというところだと思うんですね。それで、27年度からは地域ケアと老人福祉のこととかがかなり入ってくると思うんですね。そういったときに、認知症サポーター講座、あれを受けた方、そういった、その後どうなってしまったのかなって。あれだけ多くの方が受けて、いろいろな思いで認知症のことなどを御理解して保健福祉のほうにかかわっていただいた方が、今後は地域の中にたくさんいらっしゃるので、そういったことも踏まえてこの地域の担い手になる仕組みづくりなどをされていったらいいと私は思うんですけれども、いかがですか。

朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 今後、地域ケア会議などで地域の中で認知症の方への見守りを進めていく、そういった観点からも、認知症サポーター講座を受けた方にどのように活動していただくのかについても課題になってくる、協議をしていきたいというふうに考えております。

近藤委員

 認知症サポーター講座を受講された方というのは本当に大変大勢いらして、気軽な形で受講していただいて、それで高齢者、また認知症のことなどに理解をしていただいているところだと思うんですね。この人材を、変な言い方ですけれども、野放しにしておく手はないという感じが私はするんですけれども、その辺はいかがですか。

藤井健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 認知症の施策につきまして、認知症サポーターにつきましては、現在は個人情報を管理するというふうな形での登録はしておりません。いろいろな地域での認知症の方に対する見守りを幅広く行っていくために、広く、2時間程度の講座ですけれども、講座を受けていただきまして理解していただいているという状態です。ただ、その中には、さらに一歩踏み込んで、いろいろな支え手として何か活動しようというふうに考えていらっしゃる方もいらっしゃると思っていますので、それにつきまして、来年度、認知症サポーターに対するフォローアップ研修を行いまして、さらに何かしらの活動につなげていくということについて検討していきたいというふうに考えております。

近藤委員

 失礼しました、野放しという言い方は訂正します。本当、皆様一生懸命やっていらっしゃるのに、大変失礼な言い方でした。

 ただ、本当に多くの方がいらっしゃるので、そこのところはきちっと、これからの中野区を支えるという意味で、今、副参事のほうから御意見ありましたけれども、27年度の地域ケアに向けてこういった方をどんどん、活躍の場を与えていっていただきたいなと思います。

南委員

 どうもありがとうございました。御報告の中で、今回のこの地域支えあい推進会議でのその活動の成果を踏まえて、今後地域包括ケアシステムの構築に向けて、地域ケア会議を設置して取り組んでいくという御報告だったんですけれども、この地域支えあい推進会議と地域ケア会議の立てわけといいますか、そういったのはどういった形になるんでしょうか。

朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 地域ケア会議のほうは、地域支えあい推進会議は見守り・支えあいをどう進めていくかということを主軸に検討していたわけですが、地域ケア会議につきましては地域の包括的なケア体制を検討していくということで、支えあい推進会議のときよりはメンバーとして少し、介護の事業者ですとか、医療機関関係の方などの増強をしながら進めていく予定と考えております。

南委員

 となりますと、地域ケア会議のほうのメンバー構成と今回のこの地域支えあい推進会議の構成というのを考えますと、地域ケア会議というのはそういう医療関係、介護関係の方々が中心で、この地域支えあい会議のメンバーの方々の中に、地域ケア会議のほうにも重なってといいますか、そういう方々も出てくるという考えでよろしいんですか。

朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 地域ケア会議のメンバーについてはただいま検討中でございますが、地域包括ケア体制の中で、地域の住民の方たちによる見守り・支えあいも大事な要素であるというふうに考えておりますので、支えあい推進会議の中に出ていただいた町会連合会、民生・児童委員などの方たちにも御参加をいただきたいというふうに考えております。

委員長

 他にご質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、以上で本報告は終了いたします。

 では、続きまして、中野区子ども・子育て支援事業計画についての報告を受けます。

辻本子ども教育部副参事(子ども教育経営担当)

 それでは、中野区子ども・子育て支援事業計画につきまして、資料(資料4)に基づき御報告をさせていただきます。

 本報告につきましては、3月9日の子ども文教委員会にも報告をさせていただいた内容でございます。

 前回1月26日に、当委員会におきまして子ども・子育て支援事業計画(案)を報告いたしまして、パブリック・コメント手続に入る旨御報告をしたところでございます。

 意見募集につきまして、(1)のとおり実施をいたしました。

 その結果、1の(2)でございますが、7人の方から意見等をいただいたところでございます。

 主な意見ということで、別紙1にまとめさせていただきましたので、こちらをごらんいただきたいと存じます。

 まず、1ページ目の項目1でございますが、第3章、目標Iの、すこやかに育つ子どもたちにつきまして、4件ほどの意見をいただきました。

 まず、1点目でございますが、すこやか福祉センターや区役所で母子手帳交付の機会を活用して保育所や子育て支援についてつなげていくべきではないかといった御意見でございます。現在も手帳交付時におきましては子育て支援ハンドブックなどを活用いたしまして、子育て支援情報あるいは保育園の情報についても説明しているところでございます。今後も適切な支援につなげていく考えでございます。

 2番目は、3カ月、1歳6カ月、3歳児健診のみではなく、耳鼻科、眼科、歯科の健診も定期的に実施すべきではないかといった御意見でございます。現在も、乳幼児の健診の内容の中には眼や耳などの健診も含めて実施をしてございます。また、1歳6カ月、3歳、5歳児には歯科健診も実施しております。さらに、必要に応じまして再健診あるいは精密健診などを専門医療機関でも実施をしているところでございまして、こういったことを継続してまいる考えでございます。

 3点目は、虐待につきまして、巡回児童相談などを強化すべきではないかといった御意見でございます。現在、子育てひろばを中心といたしまして巡回育児相談等を実施して虐待の未然防止に取り組んでいるところでございます。今後も必要なケースにつきましては計画的に進行管理を行うなど、努めてまいる考えでございます。

 4点目は、発達相談等に力を入れるべきではないか。発達相談等の相談場所の拡充など、力を入れるべきではないかといった御意見でございます。現在、療育センターアポロ園における療育相談等のほか、28年度には南部地域に障害児支援施設を整備しまして同様の事業を行っていく考えでございます。また、すこやかにおきましても専門相談等を計画的に実施しているところでございまして、今後も継続してまいりたいと考えてございます。

 2ページをお開きいただきますと、項目2でございますが、第3章の目標II、充実した教育や支援に支えられる子育て家庭につきましては、6件の御意見でございました。

 初めの1番でございますが、鷺宮・白鷺・上鷺宮地域において慢性的な保育所不足ということで、先回りの整備が必要ではないかといった御意見でございます。区におきましては、ニーズ調査によりまして、鷺宮・上鷺宮地域などにつきましても重点地域ということで設定をいたしまして整備を進めているところでございます。

 2番目は、保育所の整備に当たりまして広い園庭が必要ではないか。あるいは、学校施設等の活用なども検討していく必要があるのではないかといった御意見でございます。区では、区有地、区有施設の活用を図りながら現在も整備を進めているところでございます。また、保育園においては、屋内外の保育内容の工夫等によりまして、あるいは公園の活用などによりまして、豊かな保育内容になるよう取り組んでいるところでございます。

 3番目でございますが、1、2歳児からも入園しやすい保育園の整備が必要ではないかといった御意見でございます。区といたしましては、年齢別の需要見込みなども勘案をいたしまして、地域型保育事業等も含め、多様な保育施設を整備してまいる考えでございます。

 4点目は、保育園の民営化などによりまして研修ができなくなるのではないかといった御指摘でございます。現在、区では、区立・私立を問わず、専門性の向上に必要な研修を実施しておりまして、今後も継続してまいる考えでございます。

 5点目でございますが、認可保育所の増設によって待機児の解消を図ってほしいといった御意見でございます。区といたしましては、小規模保育事業など多様な保育施設をニーズに合わせまして確保していく考えでございます。

 6番目は、地域型保育事業につきまして、連携施設の確保をする必要があるといった御意見でございます。区といたしましても、区の調整によりまして連携施設を設定していく考えでございます。

 一番下、項目3では、目標Ⅲの地域に育まれ豊かに育つ子どもたちの関連で、1件の御意見でございます。

 いつでも子どもを遊ばせたり預けたりできる室内施設の整備についての御意見でございます。区では、乳幼児保護者の交流のほか、相談・助言などを行います地域子育て支援拠点事業につきまして、すこやか福祉センターをはじめ、複数の箇所で拡充をしてまいる考えでございます。

 最後に3ページでございますが、そのほか、計画に直接かかわらないということでございますが、御意見、要望等を6件ほどいただいてございます。後ほど御確認をいただければと存じます。

 恐れ入りますが、表面のペーパーに戻っていただきまして、1の(4)でございますが、これらのパブリック・コメント手続を経まして、これに基づく変更はないということでございます。

 計画につきましては、別紙2のとおりということでございます。

 今後の予定でございますが、議会報告を終えまして、所要の手続を経まして、3月下旬からは区民の皆様に計画の公表をしてまいりたいと考えてございます。

 報告につきましては以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対する質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、以上で本報告については終了いたします。

 その他の報告は何かありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 次に、当委員会の中間報告について御相談をしたいと思いますので、委員会を休憩いたします。

 

(午前10時19分)

 

委員長

 では、委員会を再開いたします。

 

(午前10時20分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、今定例会最終日の本会議におきまして当委員会の中間報告を行わせていただくことに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 また、中間報告の内容につきましては正副委員長に御一任いただくことで御異議ありませんでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 次に、議題のその他に入ります。

 次回の日程等について御相談をしたいので、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午前10時20分)

 

委員長

 では、委員会を再開いたします。

 

(午前10時20分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は特に日程を設けず、急な案件が発生した場合は正副委員長協議の上、御連絡をするということで御異議ありませんでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、そのように決定をさせていただきます。

 以上で本日予定した日程は全て終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、もう一度委員会を休憩させていただきます。

 

(午前10時21分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午前10時22分)

 

 以上で本日の地域支えあい推進特別委員会を散会いたします。どうもお疲れさまでした。ありがとうございました。

 

(午前10時22分)