平成27年03月13日中野区議会総務委員会(第1回定例会)
平成27年03月13日中野区議会総務委員会(第1回定例会)の会議録

中野区議会総務委員会〔平成27年3月13日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 平成27年3月13日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後1時50分

 

○閉会  午後2時15分

 

○出席委員(9名)

 内川 和久委員長

 酒井 たくや副委員長

 木村 広一委員

 石坂 わたる委員

 北原 ともあき委員

 いでい 良輔委員

 久保 りか委員

 奥田 けんじ委員

 岩永 しほ子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 川崎 亨

 副区長 英 直彦

 政策室長 髙橋 信一

 政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲一

 政策室副参事(基本計画担当) 森 克久

 政策室副参事(予算担当) 黒田 玲子

 政策室副参事(広報担当) 酒井 直人

 政策室副参事(業務改善担当) 中谷 博

 経営室長 竹内 沖司

 危機管理担当部長 小田原 弦

 経営室副参事(経営担当) 戸辺 眞

 経営室副参事(人事担当) 角 秀行

 経営室副参事(施設担当) 石井 正行

 経営室副参事(行政監理担当、債権管理担当) 田中 謙一

 経営室副参事(経理担当) 伊藤 廣昭

 会計室長 浅野 昭

 選挙管理委員会事務局長 吉村 恒治

 監査事務局長 古屋 勉

 

○事務局職員

 事務局長 篠原 文彦

 事務局次長 堀越 恵美子

 書記 細川 道明

 書記 大野 貴子

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第43号議案 第四中学校校舎耐震補強工事請負契約

 第44号議案 南中野区民活動センター等新築工事請負契約

 

委員長

 定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。

 

(午後1時50分)

 

 本日の委員会における審査日程についてですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 議事に入ります。

 初めに、第43号議案、第四中学校校舎耐震補強工事請負契約を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 第43号議案、第四中学校校舎耐震補強工事請負契約につきまして、資料(資料2)に基づきまして補足説明をさせていただきます。

 資料をごらんください。工事件名は第四中学校校舎耐震補強工事(第二期)でございます。工事場所は中野区若宮一丁目1番18号、工期は平成27年11月6日でございます。なお、年度を越えての工事となりますので、今年度の当初予算におきまして債務負担行為の議決をいただいております。

 工事概要でございますが、記載のとおりでございます。

 契約金額は、消費税相当額を含め2億1,384万円でございます。契約者は大神田建設株式会社でございます。契約の方法は一般競争入札。予定価格は、消費税相当額を含め2億6,814万2,400円でございました。契約者の営業概要は、一番下の表のとおりでございます。

 次のページ、入札経過調書をごらんください。入札は、平成27年3月4日に行いました。工事種別は建築工事でございます。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

岩永委員

 まず、この43号、それから44号、いずれも工期、完成時期は当初の予定どおりですか。そのあたりはいかがですか。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 今定例会で議決をいただければ、当初の予定どおりに行えるということになってございます。

岩永委員

 いわゆるきょうが今定例会の最終日ですね。こういう形で提案されるに至った経過、要するにこの二つの案件の、契約案件として出されてきた経過はいかがですか。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 こちらの2件の契約案件につきましては、当初、他の議案と同じように提出できるように契約事務を進めてまいりましたけれども、当初進めていた入札手続をやり直したことから議案提出がこの時期になったものでございます。

岩永委員

 今の御説明の中にある入札手続のやり直しとは、具体的にはどういうことですか。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 入札参加者から区に提出された提出物の中に、2事業者で同様のものがあったことから、公正な入札の執行を妨げる疑いがあると判断し、万全を期すために入札そのものを中止し、改めて入札を行ったことから、議案提出がこの時期になったものでございます。同じ日程で行っておりました南中野区民活動センター等新築工事契約についても、同じ2事業者が参加していたことから、同様に入札をやり直したものでございます。

岩永委員

 今の御説明ですが、その前に昨年のときにもこの契約で、例えば100%落札等の問題――問題というのかな――のことに関係して新聞報道もあったり、当委員会の中でいろいろ議論にもなったところだったと思うんですが、今回のこの2議案に対して今御説明いただいたような経過があって、新たにその入札参加は中止ということだけれども、現実にその2事業者がそういう形で判明したということに対して区はどのようにされたんですか。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 今回は、入札前に区に提出されたデータがそういったことで判明したわけでございますけれども、これにつきましては、前回の100%のときにも入札監視委員会のほうに御報告して議論をいただいてございます。今回につきましては、区としても適切な対応を、今後厳正な対応をしていく必要があるとは考えてございますけれども、これについても同様の形で手続を行っていきたいと考えてございます。

岩永委員

 入札監視委員会ではどのような意見が出されましたか。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 全体的に中野区の――中野区というか、工事案件については……(「まだやっていないんじゃないの」と呼ぶ者あり)失礼しました。100%の話ではなく今回の関係でしょうか。――あ、失礼しました。これにつきましては、3月に入札監視委員会が開かれますので、そのときに審議いただくという形になります。

岩永委員

 ということで、まだ今回のことに関しては入札監視委員会のほうには報告されていないわけですね。入札監視委員会がどのような意見を出されるのかということはあるわけですけれども、やはりきょうこういう形で議案が出されたわけですから、その問題として、区が捉えたことが発覚してから今日まで時間があったわけですね。その間に入札監視委員会等に報告するというようなことなども考えてしかるべきだったように思うんですが、そのあたりの判断はどうだったんですか。

竹内経営室長

 本日提出させていただいているこの議案につきましては、今、副参事から説明したようなことで、きちんとした手続を踏んで入札を行い、契約の候補者として選定しております。そうしたことからいえば、この議案の契約の相手方を決めた手続については問題が全くないものでございます。

岩永委員

 今回出されている案件としては、手続的なものを踏んで出されているんでしょうけど、先ほどの2業者が同種のところで名前が出てきてということで対応された。区のそうした対応についての報告を入札監視委員会のほうにされてもよかったのではないか。そのあたりの考え方についてはいかがだったんですか。

竹内経営室長

 それにつきましては、この議案とは別の場面できちんとした対応、今後のありようについて、入札監視委員会も含めてきちんとした検討をしていきたいというふうに考えてございます。

岩永委員

 本当にその100%入札のとき、それから、今回のこうした状況の中で、契約が適切に執行されているのか、契約として出されたものが本当にそれでいいのかという、やはりそういう疑問とか不審とか、そういうものが生じるということは問題なわけで、そうならないようにしていくという区の契約に対する対応がものすごく大事なんだと思うんですね。そのあたりについて今後こういうような状況が、たまたま今回は発覚したとも言えるし、もしかして発覚しないであったのかもしれないという、そういう疑問が起きるようなことではいけないんだと思うんですね。今後のことについては入札監視委員会等とも話し合っていかれるんだろうと思うんですが、今後の防止方等についてはどのように考えますか。

竹内経営室長

 今回の措置も、今、委員からお話があったようなことがないようにということで、提出が本日ということになってしまいましたけども、区としてはきちんとした対応をすべきだという判断のもとに行っているところでございます。今後も、今、委員からお話があったような、疑いのないような形での公正な入札により一層努めてまいりたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 先ほど岩永委員のほうからの質疑の中で、今回、当初は他議案と一緒に提案される予定だったのが、入札において疑義があった中でおくれて出てきたということだと思うんですけども、そのときに2事業者から同じ提出物が出されたというふうな、先ほど説明があったと思うんですけども、もう少し詳しく教えていただけますか。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 こちらにつきましては、総合評価方式で行っている工事案件でございまして、そちらに同じ施工計画書、一つの事業者の施工計画書のデータに他の事業者のデータが添付されていた。

竹内経営室長

 今、入札は電子で行っておりますので、今説明がありました総合評価方式の中でやっております書類の一部、具体的にいいますと工程表等ですけども、それについて二つの事業者が同様のものであったということでございます。

酒井委員

 その提出書類が2事業者の中で全く同じものだったということですよね。これはどういうことなんですか。

竹内経営室長

 事業者に我々も聴取をいたしましたところ、わからない部分について教えるといいますか、相談といいますか、そういったことがあったということでございます。

酒井委員

 2事業者間で、そういった書類に関してのやりとりが事前にあったということですよね。

竹内経営室長

 同じ部分についてはそういったことであったということでございます。

酒井委員

 そういったのを聞くと、事前にそういった書類等々を調整するというのは、談合だとか、そういったものの疑問を持たれかねないと思うんですけれども、そのあたり、例えばその2事業者がどうして書類がそういうふうになったのかだとか、それはどういうふうに聞き取りされているんですか。

竹内経営室長

 私ども、そういったことについて調査の権限があるとか、そういったことではございませんので、事実上事業者にどういったことだということでの聴取をしたということでございます。

酒井委員

 いや、区として受け付けたときに同じものが来ていて、片方はそのコピーというんですかね、同じものが出てきているわけじゃないですか。明らかにおかしい中で、区としてはどういうふうな見解を持たれているんですか。何も問題ないんだということですか。

竹内経営室長

 そういったことではなくて、そういうことがあったので当該事業者を呼んで事情を聴取したということでございます。

酒井委員

 それにあわせて入札に関してもやり直すということをされているわけですよね。すると、そういった中では、その入札に関しては公正公平なものができないかもしれないというような判断があったかと思うんですね。それに関しての処分というか、まあ、きつい処分だと指名停止だとか、公表されない内容もあるかと思うんですけども、今回はどういう対応をとられているんですか。

竹内経営室長

 1カ月の入札への参加を認めないといったような措置をとりました。

酒井委員

 それで、先ほど岩永委員のほうから入札監視委員会でしたっけ、その質疑もあったかと思うんですけれども、例えばそういったところにすぐに報告と連絡をして会議を開いていただくとか、そういうことはできないんですか。そういう性質のものじゃないんですか。

竹内経営室長

 もちろん委員の方には御報告をさせていただいております。それで、あらかじめ入札監視委員会の日程、3月に予定していますので、その時点できちんとまた御報告し、協議をしていただこうというふうに考えてございます。それから、対応については、これは区としてきちんとした対応をとるべきことでございますので、まずは区としての対応についてやらせていただいたということでございます。

酒井委員

 同じ提出物が区のほうに来たのはいつだったんですか。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 1月29日が入札ですので、その数日前ということで、具体的な日程は申しわけございません。

酒井委員

 1月29日ですか、その前にそういったことがわかったのであるならば、3月まで待つんじゃなく、しかるべきところに判断を求めることもできたんじゃないでしょうか。

竹内経営室長

 ですから、御報告をさせていただいたということでございます。それで、区としてとるべき措置については、まずは区として判断し、行うということでございまして、その措置がよかったかどうなのかということについても、入札監視委員会で御協議をいただきたいなというふうに考えてございます。

酒井委員

 先ほど岩永委員のほうからも、過去のそういった入札において100%の入札率があって、そして今回このようなことがあった中で、公共事業に対しては厳しい目があったり、それからまた、談合に対しての疑念ですね、疑いなんかもこれまでもずっとあったかと思うんですね。そういったものをやはり公正公平なものにしていかなければならない。区民に説明責任をしていかなければならないと思っているんですね。今回、区は1カ月間の入札停止というふうな判断をとられたかと思うんですけれども、やはり談合があったのではないかという疑念は、なかなか払拭することは難しいかと思うんですね。すると、入札監視委員会だとか、場合によってはほかのそのようなところでの判断にゆだねることもできるんじゃないのかなと思うんですが、いかがですか。

竹内経営室長

 そういう疑いがある場合は、法律の規定によりまして公正取引委員会への御報告ということも我々自治体に義務付けられているところでございますので、そういったことについて適切に対応させていただいているという状況でございます。

酒井委員

 適切に対応している状況ということは、そちらの公正取引委員会のほうにも報告しているというふうなことでしょうか。

竹内経営室長

 これも個別案件について具体的にそういったことについては、公正取引委員会のほうの指導で具体的に公表してはいけないという状況がございますので、ただいまのようなご答弁でさせていただきたいというふうに思っております。

酒井委員

 いずれにせよ、こういった入札、過去の経緯、そして、今回のことに関して、先ほど来申し上げましたが、やはり区民からの疑義の目もある中、より一層透明性を図ることができるように取り組んでいただきたいと思います。要望です。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 なければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

 

(午後2時09分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時10分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第43号議案について採決を行います。

 お諮りします。第43号議案、第四中学校校舎耐震補強工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第43号議案の審査を終了します。

 次に、第44号議案、南中野区民活動センター等新築工事請負契約を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 それでは、第44号議案、南中野区民活動センター等新築工事請負契約につきまして、資料(資料3)に基づき補足説明をさせていただきます。

 資料をごらんください。工事件名は「南中野区民活動センター等新築工事」でございます。工事場所は中野区弥生町五丁目5番、工期は平成28年6月30日でございます。なお、年度を越えての工事となりますので、今年度の当初予算におきまして債務負担行為の議決をいただいております。

 工事概要でございますが、用途は区民活動センター、障害児支援施設。敷地面積は1,930.14平方メートル。構造規模は鉄筋コンクリートづくり3階建てでございます。延べ面積は2,745.1平方メートル。工事内容は建築工事、昇降機設備工事でございます。

 契約金額は、消費税相当額を含め7億764万1,600円でございます。契約者は稲葉建設株式会社でございます。契約の方法は一般競争入札。予定価格は消費税相当額を含め7億5,258万400円でございました。契約者の営業概要は、一番下の表のとおりでございます。

 次のページ、入札経過調書をごらんください。入札は平成27年3月10日に行いました。工事種別は建築工事でございます。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

石坂委員

 今回の工事内容で昇降機設備工事も入っています。こちらは障害児支援施設でもある施設の昇降設備ということで、車椅子を利用されている方、あるいは、車椅子を利用されている方の介助者が使われるケースというのがかなりあるかなと予想されるところでありますけども、ボタンの位置ですとか、あと、車椅子用のボタン等を使ったときのドアの開閉速度、あるいは、車椅子及び車椅子の介助者が同時に利用したときに差し支えのない広さであるとか、そうしたものはきちんと取り決めをされて工事をされるんでしょうか。

石井経営室副参事(施設担当)

 基準にのっとって設備関係、今御懸念のところ、しっかりと設計もし、今度工事という段階でございます。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

 

(午後2時13分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時14分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第44号議案について採決を行います。

 お諮りします。第44号議案、南中野区民活動センター等新築工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第44号議案の審査を終了します。

 本日予定した日程は以上で終了しますが、委員、理事者から特に御発言はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で総務委員会を散会します。

 

(午後2時15分)