平成24年02月16日中野区議会建設委員会(第1回定例会) 平成24年02月16日建設委員会 中野区議会建設委員会〔平成24年2月16日〕

建設委員会会議記録

○開会日 平成24年2月16日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後2時28分

○閉会  午後3時14分

○出席委員(8名)
 南 かつひこ委員長
 高橋 かずちか副委員長
 中村 延子委員
 内川 和久委員
 いながき じゅん子委員
 吉原 宏委員
 久保 りか委員
 来住 和行委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市政策推進室長 遠藤 由紀夫
 都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
 都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当) 滝瀬 裕之
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
 都市政策推進室副参事(中野駅地区基盤整備担当) 石井 正行
 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 佐々木 啓文
 都市基盤部長 服部 敏信
 都市基盤部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当) 田中 正弥
 都市基盤部副参事(まちづくり事業推進担当) 伊藤 正秀
 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 石田 勝大
 都市基盤部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 佐藤 芳邦
 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 高橋 均

○事務局職員
 書記 細川 道明
 書記 鈴木 均

○委員長署名

審査日程
○議案
 第1号議案 平成23年度中野区一般会計補正予算(関係分)

委員長
 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

(午後2時28分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、議事に入ります。
 議案の審査を行います。第1号議案、平成23年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。
 本議案は総務委員会に付託されておりますが、建設委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば、総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。
 それでは、理事者の補足説明を求めます。
遠藤都市政策推進室長
 それでは、第1号議案、平成23年度中野区一般補正予算のうち、都市政策推進室が所管しております補正予算の内容について御説明いたします。
 議案の5ページをお開きください。
 歳出予算の3款都市政策推進費でございますが、都市政策推進室所管の補正予算といたしましては、補正前の33億1,689万6,000円に3億6,353万7,000円を減額するものでございます。これによりまして、都市政策推進室の補正後の予算額といたしましては、29億5,335万9,000円となるものでございます。
 なお、このうち総務委員会所管となっております職員給につきまして、1項産業・都市振興費、2項中野駅周辺まちづくり費に各1,000万円の減額を含んでおります。
 初めに、歳出予算の内容について御説明いたします。
 それでは、補正予算説明書の58、59ページをお開きください。
 3款都市政策推進費1項産業・都市振興費3目経営支援費の1経営支援(1)経営革新・創業支援でございます。これは、緊急融資資金等の繰上償還等による融資残高の減少に伴い、利子補給金を9,900万円減額するものでございます。
 次に、61ページをお開きください。
 3款都市政策推進費2項中野駅周辺まちづくり費3目中野駅地区基盤整備費の1中野駅地区基盤整備(1)中野駅地区基盤整備でございます。これは、中野駅地区整備第1期整備工事契約落差等により、2億4,453万7,000円を減額するものでございます。財源更正でございますが、特別区債を減額いたしまして、まちづくり基金繰入金を充当するものでございます。
 それでは、続きまして、歳入予算について御説明いたします。
 ページを戻っていただきまして、40ページ、41ページをお開きください。
 13款国庫支出金2項国庫補助金の1目都市政策推進費補助金1節中野駅周辺整備、1億2,500万円の減額でございます。これは、先ほど御説明いたしました中野駅地区基盤整備に伴う減額でございます。
 次に、44ページ、45ページをお開きください。
 14款都支出金2項都補助金の2目都市政策推進費補助金4節中野駅周辺整備、1億1,380万円の減額でございます。これにつきましても、先ほど御説明いたしました中野駅地区基盤整備に伴う減額でございます。
 次に、46ページ、47ページをお開きください。
 17款繰入金1項基金繰入金の6目まちづくり基金繰入金1節まちづくり基金繰入金、10億3,984万4,000円のうち、都市政策推進室分、6億2,226万3,000円の増額でございます。これにつきましても、先ほど御説明いたしました中野駅地区基盤整備に伴う財源更正でございます。
 次に、48、49ページをお開きください。
 20款特別区債1項特別区債の1目特別区債2節都市整備債、9億3,100万円のうち、都市政策推進室分、6億2,800万円の減額でございます。これにつきましても、先ほど御説明いたしました中野駅地区基盤整備に伴う財源更正でございます。
 次に、繰越明許費につきまして御説明いたします。
 118ページ、119ページをお開きください。
 3款都市政策推進費、2項中野駅周辺まちづくり費、中野駅地区基盤整備の5億7,549万7,000円でございますが、交通関係者との協議に時間を要したことや、下水管の敷設がえなどの工事が入ったことなどから、年度内に中野駅地区第1期整備工事が終了しない見込みとなったため、繰越明許をお願いするものでございます。
 以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
服部都市基盤部長
 それでは、続きまして、第1号議案、平成23年度中野区一般会計補正予算のうち、都市基盤部が所管しております補正予算の内容につきまして御説明させていただきます。
 議案の5ページをお開けください。
 歳出予算の9款都市基盤費の補正予算といたしましては、1項都市計画費を3,114万5,000円、2項地域まちづくり費を1億1,400万円、3項道路・公園管理費を3,154万2,000円、4項都市基盤整備費を2億6,097万8,000円減額し、6項防災・都市安全費に3,500万円を増額するものでございます。
 なお、このうち総務委員会で審査することとなっております職員給につきましては、6項防災・都市安全費に3,500万円を増額するものでございます。これによりまして、都市基盤費の規定予算との合計額は、116億5,234万5,000円となるものでございます。
 初めに、この補正の歳出予算の内容を御説明いたします。
 それでは、予算説明書、100ページ、101ページをお開けください。
 1項都市計画費4目都市施設費の1都市施設(2)東中野駅前広場整備、3,114万5,000円でございます。これは、東中野駅前広場整備負担金の減額でございます。
 次に、102ページ、103ページをお開けください。
 2項地域まちづくり費1目まちづくり事業推進費の2まちづくり事業推進(1)木造住宅密集地域整備、1億1,400万円でございます。区画道路新設整備工事の延期によります4,300万円と、用地買収契約未成立によります移転補償費7,100万円の減額でございます。
 次に、104ページ、105ページをお開けください。
 3項道路・公園管理費1目道路管理費の4道路境界(2)地籍調査、3,154万2,000円でございます。東日本大震災によりまして公共基準点座標が変動したことに伴います地籍調査の中止によります減額でございます。
 次に、106ページ、107ページをお開けください。
 4項都市基盤整備費1目道路維持・整備費の4警大跡地道路整備(1)警大跡地道路整備、4億800万円でございます。都市整備債未発行に伴う財源更正でございます。
 同じく4項2目公園整備費の2大規模公園整備(1)公園整備、2億6,097万8,000円でございます。(仮称)本町五丁目公園用地の用地取得面積の変更による4億299万6,000円の減額と、(仮称)南部防災公園用地の取得面積の変更によります1億4,201万8,000円の増額でございます。
 次に、108ページ、109ページをお開けください。
 6項防災・都市安全費、1目防災費の2災害対策(2)災害対策の推進、1,004万6,000円でございます。東日本大震災復興支援に対する災害救助費交付に伴う財源更正でございます。
 同じく6項3目交通対策費の1交通対策、(2)自動車駐車場運営、4,417万5,000円でございます。中野駅地区第1期整備工事に伴う自動車駐車場移転による財源更正でございます。
 次に、この補正の歳入予算の説明をいたします。
 補正予算書のページを戻っていただきまして、まず38ページ、39ページをお開けください。
 12款使用料及び手数料1項使用料の7目都市基盤使用料10節自動車駐車場、4,417万5,000円でございます。これは、中野区自動車駐車場移設に伴う減額でございます。
 次に、40ページ、41ページをお開けください。
 13款国庫支出金2項国庫補助金の5目都市基盤費補助金2節住宅市街地総合整備、5,200万円でございます。これは、木造住宅密集地域整備に伴う減額でございます。
 同じく13款2項5目7節国土調査、604万円でございます。これは、地籍調査に伴う減額でございます。
 同じく13款2項5目8節都市施設、2,970万4,000円でございます。これは、東中野駅前広場整備に伴う減額でございます。
 同じく13款2項5目10節都市公園、4億300万円でございます。これは、大規模公園用地取得等に伴う減額でございます。
 次に、42ページ、43ページをお開けください。
 14款都支出金1項都負担金の6目都市基盤費負担金1節災害救助、1,004万6,000円でございます。これは、災害対策に伴う増額でございます。
 次に、44ページ、45ページをお開けください。
 14款都支出金2項都補助金の8目都市基盤費補助金1節防災密集地域総合整備、2,600万円でございます。これは、木造住宅密集地域整備に伴う減額でございます。
 同じく14款2項8目7節国土調査、302万円でございます。これは、地籍調査に伴う減額でございます。
 同じく14款2項8目8節東中野駅前広場整備、980万円でございます。これは、東中野駅前広場整備に伴う減額でございます。
 同じく14款2項8目10節公園整備、3,580万円でございます。これは、大規模公園用地取得等に伴う増額でございます。
 次に、46ページ、47ページをお開けください。
 そのうち、17款繰入金1項基金繰入金6目まちづくり基金繰入金1節まちづくり基金繰入金、10億3,984万4,000円のうち、都市基盤整備部分、4億1,758万1,000円の増額でございます。これは、東中野駅前広場整備に伴う835万9,000円、警大跡地道路整備の4億800万円、公園整備の122万2,000円の財源更正でございます。
 次に、48ページ、49ページをお開けください。
 20款特別区債1項特別区債1目特別区債2節都市整備債、9億3,100万円のうち、都市基盤整備部分、3億300万円の減額でございます。これは、警大跡地道路整備の4億800万円の減額と、公園整備、(仮称)本町五丁目公園用地の3,000万円、(仮称)南部防災公園用地の7,500万円の増額による財源更正でございます。
 次に、繰越明許費でございます。
 恐縮ですが、118ページ、119ページをお開けください。
 9款都市基盤費1項都市計画費の東中野駅前広場整備の1億1,100万円につきまして、空調工事の施工期間が延長いたしまして年度内に終了しないため、繰越明許費としてでございます。
 同じく9款4項都市基盤整備費の鷺の宮調節池整備の1,157万8,000円につきまして、橋梁拡幅工事が年度内に終了しないため、繰越明許費としてお願いするものでございます。
 以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
久保委員
 102ページ、103ページの木造住宅密集地域整備について伺いますが、区画道路新設整備工事の延期と、この用地買収契約未成立による移転補償費ということなんですけれども、この木造住宅密集地、これは1カ所限定されて、どこかのエリアでこの二つの延期と未成立ということが起きているということなんでしょうか。この辺の詳しい事情を教えてください。
伊藤都市基盤部副参事(まちづくり事業推進担当)
 区画道路、新設道路、整備工事の延期のほうなんですけれども、昨年の12月7日の建設委員会で報告いたした件ですけれども、平和の森公園周辺地区、区画道路第1号の道路整備の延期に伴うもので報告したところであります。それと、用地買収の契約未成立の移転補償費の減額については、やはり平和の森周辺地区計画道路第2号の部分と、それと南台一丁目、二丁目地区の第5号の箇所でございます。
久保委員
 12月7日に平和の森、区画道路1号の延期ということはあったということでございますけれども、すみません、多分御説明を受けているんだと思いますが、この延期の理由、また未成立の部分も平和の森の周辺2号と、南台一、二丁目5号というのも、これも要は移転がなかなか進まなくて未成立になっているという状況なのかと思うんですけれども、大体どのような、状況と、それから本来であればどのぐらいの、この7,100万円というのがちょっとこの規模がよくわかりませんので、何件ぐらいが未成立ということに、これは値することなんでしょうか。
伊藤都市基盤部副参事(まちづくり事業推進担当)
 道路工事の延期のほうですけれども、平和の森区画道路第1号、これに関しましては道路交通協議が長引いたこと、それと追加工事の影響で期間が8カ月という工期が延びたこと、それと工事金額が増加したことによりまして、現予算では金額的に足りないということなので、新年度の予算で新しく予算を確保して、それで工事をするということ。
 それと、もう1点ありまして、今年度中に工事が竣工しない場合は、都の補助金を満額もらえないというおそれから、次年度に、最初から要は工事を始めて、それで補助金を満額もらうという方向で考え方を改めたという、その4点から今回延期しております。
 それと、用地買収に伴うほうなんですけれども、平和の森周辺地区区画道路第2号に関して2件交渉しておりまして、その2件が滞りまして、基本的には減額補正ということになっております。
 それと、もう1件、南台一丁目、二丁目地区で1件ありまして、こちらのほうもやはり交渉が難航しておりまして、減額ということになります。それで、現在交渉中でもありますので、詳細についてはちょっと控えさせていただきたいと思っております。
久保委員
 交渉中ということですので、多分、次年度も引き続き、そこについては行っていただくことになるんだと思いますけれども、そもそもこちらの平和の森の周辺2号とか、南台一、二丁目の5号、これについては、完成時期というんでしょうか、整備完了時期というんでしょうか、それはいつになっているんでしょうか。
伊藤都市基盤部副参事(まちづくり事業推進担当)
 完成時期でありますけれども、要は、地区計画に基づいた道路ですけれども、基本的には立てかえ連動型及び公共買収型ですけれども、いつまで完成するということは、特には指定されていない道路でございますけれども、できるだけ早目に、こちらのほうとしても、最大限努力しながら道路整備を進めていくという考え方でいる次第であります。
久保委員
 要するに、今の御発言というのは、いつまでに完成というのは決める必要はないということなんですか。大体、ただ、めどとしてどのぐらいまでの期間でというのはあるのかなと思うんですが、そういった部分でいくと、進捗状況はどうなっているんでしょうか。
伊藤都市基盤部副参事(まちづくり事業推進担当)
 例えば南台一丁目、二丁目地区の新設区間の道路がありますけれども、区画道路の2号と4号と5号がございまして、基本的にそれぞれ1件残すのみという、今状況になっておりますので、それぞれ1件用地交渉が済めば、要は新設区間部分が開通するという、今そういう状況には至っている次第であります。
内川委員
 118ページ、119ページの繰越明許のところです。まず、中野駅地区基盤整備のおくれというのは、たしか埋設物による設計変更があったためでしたかね。
石井都市政策推進室副参事(中野駅地区基盤整備担当)
 4定の中でも御報告を申し上げているところでございますが、大きくは下水道工事が新たに入ったと。JR寄りの側に下水管が入っていまして、これがJR側のひさしをつくるのに支障、つまり、差しさわりになるということで、新たにつくりますブロードウェイ側といいますか、サンモール側のほうにぐるっと下水管を回しまして、それが新たに入ってきたり、それから、これまでよく申し上げているとおり、交通管理者等との協議、これらのおくれがございました。あとは地元との横断歩道の関係もあったりということで、トータル約3カ月ほど完成がおくれそうだということで、この間、4定では御案内をさせていただいたところであります。まさにその辺も精査をした結果、今回、繰越明許をお願いし、6月にはすべてを完成させたいということで考えております。
内川委員
 次に、東中野駅前広場整備で、こちらの1億1,100万円ですか、これは説明は空調の工事のおくれということでしたか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
 これにつきましては、線路上空に人工地盤をつくりまして、連絡通路工事を今行っている部分のことでございますが、もう既にでき上がっておりますけれども、そのくいの基礎工事の工程で、全体からすれば、おおむね予定どおりは進んでいるんですけれども、その時期が若干ずれ込んだために、その後に内外装というんでしょうか、最後の仕上げのところのタイル、仕上げ、天井のところが年度内にどうしても完了しないということでそこの部分がずれ込むということで、繰越明許ということで、今回提案させていただいたものでございます。
内川委員
 東中野のこの工事の件は、これは現場管理は責任施工ということですか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
 この工事につきましては、JR東日本と中野区と施工協定を議会の議決を経まして締結しまして、JR東日本に委託をして工事を行っているというものでございます。
内川委員
 じゃあ、現場管理はどこがやったんですか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
 JRが発注しました竹中、実際にはそういった建設会社、あるいは私どものほうで関連しているところは、月に1回そういう工程等も検証しながら管理をしているということですが、一義的にはJRのほうが施工管理をしているということでございます。
来住委員
 先に、今関連して、東中野の広場整備についてですけれども、JRとの協定をもとに、締結をもとに進められているということなんですが、今回のこの補正に関して言うならば、3,100万円の負担金の減額ということなんですけれども、これは協定をもとに負担割合を決めてきたと思うんですけれども、その点で言うと、負担割合で言うならば、JR側もこれに見合う負担が減ったというふうに見てよろしいんですか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
 これにつきましては、当初予算を積算する段階で、JRの、詳しく言いますと東京工事事務所というところに全体の経費を積算しまして、それに基づいて予算計上させていただいてございます。その後、JR東日本と、先ほど言いました昨年の7月、施工協定を締結する段階で、さらにJRのほうで工法の検討を行い、積算を行った段階で、当初の金額よりも3,100万円余金額が少なくて済むというようなことになりました関係で、減額するというものでございます。
来住委員
 JR側の負担というのは、わかる範囲で明らかにできるんですか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
 全体のこの経費につきましては、この年度、これは全体の契約金額で言いますと、先ほど申し上げましたように、第2回定例会で協定を結んだ概算総額が8億3,400万円余でございます。実際の工事は、また最終的に精算しなければわからない部分でございますが、人工地盤の件につきましては、区が全体のおおむね46%負担するということで締結して、進めているところでございます。
来住委員
 54%がJR東日本ということで負担しているんだということですね。今回の財源更正も、まちづくり基金が約35万9,000円ということで補正でなっているんですが、当初から、予算段階からこの基金の繰り入れというのは、この額を見ておられたということでよろしいんですか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
 当初予算では、東日本整備、駅前整備に係る予算は4億3,600万円余でございます。その中の全体の経費としては、当初予算では繰入金としては2億7,500万円余でございます。
来住委員
 まちづくり基金は、最初から今回繰入金として830万円が予定されていますけれども、基金をこの額を入れるというのは、その時点では明らかにされていなかったのではないかと思います。今回、補正の中で出てきたのかなと思うんですが、それはそういうことでよろしいですか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
 当初から国庫支出金、都支出金を活用して、なおかつ繰入金も活用するということでございました。今回、この減額することに伴いまして、減額相当分の国庫補助金、都支出金、そういったものを減するに際して、繰入金等を活用して財源更正を図るというもので、この補助金等で不足する分については、繰入金で対応するように財源更正をしているものでございます。
来住委員
 不足分については、まちづくり基金で埋め合わせをしていくんだということを、今お聞きしました。60ページの中野駅地区基盤整備費についてお伺いしておきたいんですが、ここで言いますと、国庫支出金、都支出金、今回財源更正で特別区債を繰入金、基金のほうでということでの説明だったかと思うんですが、原則というか、基本的には国庫支出金と都の支出金でこの整備については賄って、行っていくというふうな、そういう認識で私どもはいたわけですけれども、繰入金、この数字だけで、ここだけでの数字を見ますと、かなりの繰入金の部分の比重が高いというふうに考えられますが、今後のこともあわせてなんですが、こういう比率での整備、基盤整備、今後の整備もこういう割合になっていくというふうな認識でよろしいのかどうか。ちょっと今後のことについて、申しわけないんですけれども、今回を踏まえて今後、繰越明許にもかなりなっていますので、その割合、負担割合についてお聞きしておきたいんですが、いかがでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅地区基盤整備担当)
 今お尋ねの件ですが、この60ページにございますように、国庫支出金と都支出金、ここまでは対象工事費が減をしているということから、それに伴って今回減額補正をお願いするという内容でございます。当初から、この特別区債6億2,800万円、これは当初予算に計上されておった金額でございまして、それを財源更正、すべてを繰入金で変えようと、こういうことでございます。したがいまして、先ほどお尋ねのこの繰入金につきましては、今回の財政運営上の判断で、特別区債から繰入金に変えたという内容でございます。
来住委員
もう1点だけですけれども、今回、2億4,000万円の減額ということなんですが、工事の総体が大きいですので、こういう額が当然出てくるのかなというふうに思うんですけれども、それにしても、あまりにも減額の額が大き過ぎるように思うんですが、そこはやはり精査する段階での判断ということでの見積もりの違いというようなことでよろしいんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅地区基盤整備担当)
 これでございますが、工事契約落差、これも間違いなくございますが、大きくは、この予算要求時点の作業といたしまして、私ども基本設計を行っておりました。基本設計でのこの工事費の見積もりをしたという内容でございます。その後、詳細設計、実施設計に入っていまして、それをもとに起工し、契約をしているということで、基本的には基本設計段階と、いわゆる実施設計段階、その後の詰めが反映されたものということで、かなりの落差が生じたというようなことでございます。
来住委員
 最後に、もう1点だけお伺いします。59ページの経営支援費での利子補給の減額なんですが、この予算を当初立てるときにも、前年度の予算よりもかなり、22年よりも23年のときには、たしか6,000万円ぐらいを減額して予算措置をされたというふうに、ちょっと私の印象なんですけれども、その上でさらに、今回かなりの額の減額ということになっているんですが、繰り上げ償還による融資残額の減少という理由でありますけれども、当初の段階での、予算段階での見積もりといいますか、予測とかなり、経済状況等についてはそう変わっていないと思うんですけれども、これだけの大きな差が出てしまうというところをもう少し、どういうふうに見ておられるのか。例えば件数総体そのものもちょっと減っているのか。そこは変わらないけれども、額としてこういう反映がされたというふうに見ておられるのか。ちょっと踏み込んで御答弁いただきたいんですけれども。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 一般に予算を積算する場合には、既に融資を実行している部分、これは推計が立つわけでございます。その他予算変更後の実行見込み、それから新年度新規分ということで、ここは類推するわけでございます。それによって計上しているわけでございますけれども、昨年度時点では、確かにこれほどの繰り上げ償還の件数が発生するとは考えてございませんでした。その見込みが、件数が多くてこれだけ利子補給額が上がったという状況でございます。
 この繰上償還の理由ということでございますけれども、これにつきましても、また厳密なことではございませんで、推計ということになりますが、先般、平成20年度以降行ってございます緊急応援資金等、これの2年間の無利子期間が終了するというようなことから、資金計画等の関係で繰上償還をした件数が、これが想定以上にあったものというふうに考えてございます。したがいまして、実行件数ですとかその点については、大きな変更があったということではないというふうに考えてございます。
吉原委員
 すみません、1点だけ。41ページです。社会資本整備総合交付金、結構、4項目であてがわれて、
それで減額補正となりましたという感じなんですけれども、この社会資本整備総合交付金というのは、年度当初、区が何らかの形で国に申し込んでいるか何かしていると思うんですよね。おりるとわかるのが、やっぱり今の時期ぐらいになっちゃうんですか。相当時間がかかるものなんですか、どうなんでしょう。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 委員御指摘の社会資本整備総合交付金、これなんですが、結局、前年度にいわゆる本要望という形で何億とか何千万とか要望を出します。それで、この場合は東京都を経由して国交省のほうで、47都道府県ですか、一たんまとめて、内示が出てくるのは、来年度予算で言うと、例えばことしの3月末とか4月に入ってからなんですね。したがって、当該年度の予算変更どきには、前年度に本要望を出すときの予算額を私ども計上させていただいておりますので、そのときの額と内示額とのいわゆる差といいましょうか、それがここが出てきておるというふうに御理解いただければと思います。
吉原委員
 結構時間がかかるものだという認識はわかるんですが、そうなりますと、場合によってはまた来年の今ごろ、この社会資本整備総合交付金が適用になったので減額補正がどっと出てくるような感じにもなるんですかね、予想では。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 すみません、都市公園のことしか、私、わかりませんが、やはりどういうふうに最終的に内示をいただけるのか。それと、社会資本整備総合交付金でございますので、いわゆる年度間調整ができますので、公園事業で言いますと、5年間でこの事業をやりましょうということで整備計画を立てて、それで認定をもらっていますので、その5年間での年度間調整は十分可能でございますので、仮に今回、内示額が減ったとしても、来年、再来年に何とか調整をお願いするということもあり得ます。
中村委員
 107ページの大規模公園整備のところの(仮称)本町五丁目公園用地の取得面積の変更による減額と、(仮称)南部防災公園用地の取得面積の変更による増額とあるんですけれども、この取得面積の変更というのには、何か理由があるんでしょうか。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 今、委員御指摘のとおり、国からの内示が(仮称)本町五丁目公園と(仮称)南部防災公園で、金額がそれぞれ違っているわけです。南部防災公園では逆にプラスの内示額をちょうだいし、本町五丁目では下がっているということでございます。それに伴いまして、取得面積の増減が出てきているということでございます。
中村委員
 では、国からいただけるお金というか、国からの金額で用地の面積を変えたということでよろしい、取得面積を変えたということで。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 こういった国費の活用並びに東京の都市計画交付金の活用をしておりますので、国費は基本的には3分の1の額が出まして、残りの都市計画交付金、東京都費でございますが、残りの25%ということでございますので、それの割合をきちっと計算して面積を出して、それで補助申請をするということでございます。
久保委員
 すみません、今のところなんですけれども、本町五丁目公園用地、これは取得面積は幾つから幾つに変わったんでしょうか。あと、南部防災公園の用地も、面積自体が変わっているということですよね。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 本町五丁目は、当初計画では2,908平米が2,574平米、南部防災公園では1,960平米が2,211平米でございます。
久保委員
 国からの内示の増減があったということは、これは国の内示が何を基準にして行われているのかというのがあると思うんですけれども、それは例えば時価というか土地の値段が、最初に区のほうで申請したときよりも国の見方が変わってきたとか、何か事情があるんでしょうか。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 内示額等につきましては、何で本町五丁目が減り、南部防災がふえたかというのは国交省の御判断ですので、私ども何とも言いがたいんですが、事実としてはこのような額で内示が出て、それに対して私ども補助申請、交付申請をしているという状況でございます。
久保委員
 そもそも2,908平米で申請をしていて、それに対して国からこのぐらいの額という、そういう内示のあり方だったということですか。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 内示額の調書は、面積は書いておりませんで、金何円なりという形で出てくるわけです。そのうちの中野区分はこうですよということでございますので、その前提条件として、先ほど申しました本要望、例年10月とか11月ごろに出す本要望の段階では、私ども何々公園何平米、金何円なりという形で要望書は提出しております。
久保委員
 59ページの繰上償還の件なんですけれど、これは件数とかはおわかりになられますか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 本年度12月までの実績でございますが、230件となってございます。なお、これは予算を積算した段階、昨年度の10月ぐらいのときに数字は積算確定しているわけでございますけれども、それ以降同じ年度内で、約半年になりますけれども150件、合わせて380件を見ている、約400近くの件数を見込みされてございます。
久保委員
 380件、見込み差が380件ということですか。ということは、380件が繰上償還──繰上償還は想定をそもそもしていないと思うので、380件繰上償還があったという、そういう見方になるんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 そのとおりでございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結いたします。
 意見について伺います。第1号議案について、意見はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、第1号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定をいたします。
 それでは、以上で本日の日程を終了しますが、委員、理事者から御発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ないようですので、以上で建設委員会を散会いたします。

(午後3時14分)