平成27年07月01日中野区議会区民委員会(第2回定例会)
平成27年07月01日中野区議会区民委員会(第2回定例会)の会議録

中野区議会区民委員会〔平成27年7月1日〕

 

区民委員会会議記録

 

○開会日 平成27年7月1日

 

○場所  中野区議会第2委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後2時26分

 

○出席委員(7名)

 中村 延子委員長

 加藤 たくま副委員長

 渡辺 たけし委員

 羽鳥 だいすけ委員

 高橋 かずちか委員

 小林 ぜんいち委員

 むとう 有子委員

 

○欠席委員(1名)

 市川 みのる委員

 

○出席説明員

 区民サービス管理部長 白土 純

 区民サービス管理部副参事(区民サービス担当) 上村 晃一

 区民サービス管理部副参事(情報システム担当) 平田 祐子

 区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当) 伊藤 正秀

 区民サービス管理部副参事(税務担当) 長﨑 武史

 区民サービス管理部副参事(保険医療担当) 古本 正士

 区民サービス管理部副参事(介護保険担当) 小山 真実

 環境部長 戸辺 眞

 環境部副参事(地球温暖化対策担当) 鳥井 文哉

 環境部副参事(ごみゼロ推進担当) 高橋 均

 清掃事務所長 杉本 兼太郎

 環境部副参事(生活環境担当) 浅川 靖

 

○事務局職員

 書記 大野 貴子

 書記 遠藤 良太

 

○委員長署名


審査日程

○所管事項の報告

 1 優良集積所認定制度における認定結果について(ごみゼロ推進担当)

 2 ごみの訪問収集時の声かけの実施及び訪問収集対象世帯の明確化について(清掃事務所)

 3 ハクビシン等駆除事業の実施について(生活環境担当)

 4 食中毒の発生及び対応について(生活環境担当)

 5 羽田空港機能強化策に関する国による説明会の実施について(生活環境担当)

 6 その他

(1)福島県喜多方市とのカーボン・オフセット事業開始に向けた協定締結式について(地球温暖化対策担当)

(2)清掃事務所庁舎耐震補強工事の実施について(清掃事務所)

○所管事務継続調査について

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、区民委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議はございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 また、審査に当たっては午後5時を目途に進め、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 議事に入ります。

 所管事項の報告を受けます。

 初めに、1、優良集積所認定制度における認定結果についての報告を求めます。

高橋環境部副参事(ごみゼロ推進担当)

 それでは、優良集積所認定制度における認定結果につきまして、御報告を申し上げます(資料2)。

 区は、ごみ資源の適正排出・適正管理や地域環境の美化などに積極的に取り組まれている集積所を年1回優良集積所として認定する優良集積所認定制度を26年度から開始しました。このたび排出曜日や時間、分別ルールの遵守、ごみの飛散・流出の防止、他の模範となる取り組みの実施等について審査の結果、優良集積所を認定しましたので、御報告いたします。

 認定した優良集積所には認定適合標識を掲示し、その取り組み事例を区民に周知することで、さらにごみ資源の適正排出・適正管理を推進してまいります。

 では、1、申請及び認定件数ですが、申請件数は52件で、その内訳は町会推薦による申請が49件、公募による申請が3件でございます。

 次に、認定件数ですが、今申し上げました52件、全て審査の結果優良集積所に該当すると判断し、認定いたしました。

 集積所の所在地等は裏面のとおりでございます。後ほどお読み取りいただければと存じます。

 なお、認定した集積所については、認定通知書の発送、認定適合標識の配布を行っております。

 次に2、ホームページでの公表ですが、優良集積所を模範的な集積所として、その所在地をホームページで紹介するとともに、特にすぐれた取り組みを行っている集積所については、その具体的な取り組み事例を御紹介させていただきました。

 本件に関する報告は以上でございます。何とぞよろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

むとう委員

 これはそれぞれの町会からの推薦ということですけれども、推薦があって、どういう審査をされたのかということが1点と、申請があったけれども、認定できなかったという結果のところはあったのかどうなのか、2点教えてください。

高橋環境部副参事(ごみゼロ推進担当)

 具体的に認定に際しまして審査基準というものを設けてございますが、その内容ということでまず申し上げますと、この資料、本文の4行目にも記載しておりますが、排出曜日や時間、分別ルールの遵守、ごみの飛散・流出防止、あと他の模範となる取り組みの実施など、こういったことがきちんと遵守されているか、取り組みが行われているか、そのあたりを審査項目とし、審査を行ったものでございます。

 二つ目の御質問であります実際に申請があったうちの中に、基準に達しなかったものがあるかどうかということで申し上げますと、先ほど御報告の際に申し上げたとおり、町会からの御推薦49件、公募申請3件ございましたが、いずれも基準に達しているということで認定してございます。

むとう委員

 ここに書いてあることはわかっているんですけれども、具体的に副参事が行かれて認定したんですか。その収集日とかのごみの収集職員が確認したとか、どういう方法でその認定を確認したのかというところを、誰がどう確認したかお尋ねしているところです。

高橋環境部副参事(ごみゼロ推進担当)

 こちらの実際の集積所、現場の確認につきましては、私どもごみゼロ推進担当の事務職員と清掃事務所の職員が連携しまして現場の確認調査、そのあたりを1カ所ずつ行ってございます。

小林委員

 優良集積所を認定するというのは非常にいい取り組みだなというふうに思うんですけれども、これは26年度から年1回行うということなんですけれども、申請件数、26年度の場合は52件ということでしたけれども、今後については件数の制限とかはあるんでしょうか。

高橋環境部副参事(ごみゼロ推進担当)

 今年度につきまして、具体的に件数の制限ということは考えてございません。この制度、区内の各地各所にて優良な集積所、地域の方が日々御努力いただいている、そのことをこの優良集積所によってぜひ御自身たちの励みにしていただきたいという思いがございます。また、こうした取り組みを広く御紹介することで、他の皆様にも参考にしていただきたいと考えてございますので、より多く区内に広めていければというふうに考えてございます。

小林委員

 今おっしゃられたように優良集積所、この認定適合標識を掲示することによって励みになる。確かにそう思います。またこれが広がっていけばいいなというふうに思うんです。ただ、一方で、多分この制度を始めるときにも議論があったのかわかりませんけども、うちの近所のごみ集積所を見ると、ふだんはきれいなんですけど、違う人が歩きながら持ってきたごみをぽいっと置いていってしまうと。すると、私たちはきれいにしているのに何でこうなっちゃうのというところもあったりして、地域で町会で推薦する場合に難しい面もあるのかなという思いが一つあります。町会入会の折に――これはここでいいのかな。転居の折に窓口で町会入会の案内を配ったりをたしかされていると思うんですけれども、それと一緒にごみ収集だとかについての案内、もしくはきれいにルールを守って集積所に出してくださいというような御案内はされているんでしょうか。

高橋環境部副参事(ごみゼロ推進担当)

 具体的にはこちらのほうに現物がございますが、転入の際に「資源とごみの分け方・出し方」、こちらのほうで、排出、分別のルールも含めまして、あるいは集団回収のような取り組みも含めまして、区のごみ、それから資源のリサイクル、そのあたりも含めて網羅的に記載したものを御案内してございます。

小林委員

 ありがとうございます。今から言うことは要望なんですけれども、私が属している町会では、役員会の折にどこかきれいな集積所ありますか、推薦できるところありますかといって、みんなが黙っちゃうとそれで終わっちゃうというケースがあったものですから、積極的にアピールをしていただいて、もっともっとたくさん優良なごみ集積所があると思いますので、そういうのをアピールしていただきながら、そして、我が町会にはこんないいところがあるんですよと。これを見るとまだ全部で52カ所ですかね。町会は110を超えてあるわけですから、ぜひそういったところにもアピールをしていただいて、町会で一つでも二つでも出していただけるような取り組みを今後お願いしたいというふうに思います。

委員長

 要望で。

小林委員

 はい。

高橋委員

 ちょっと参考までに教えてほしいんですけども、今回は優良ということで町会推薦がメインで、そこをチェックされたということなんですけど、逆に通常の収集業務の中で芳しくない集積所というんですかね。そういうところへの指導というのは、例えばそこがマンションの集積所であればマンションの管理人さんに指導というのが直接その場でできると思うんですけども、そうじゃないところというのはどういう形で指導、シールを張って持っていかないとかそういうのはわかるんですけど、集積所に対してのそういう啓発というか、指導のアプローチというのはどんな形でとられるんでしょうか。

高橋環境部副参事(ごみゼロ推進担当)

 清掃事務所のほうで日々排出指導というものを丁寧に行ってございます。それ以外にも新たな取り組みとしては、監視カメラの設置ということで、問題の多い不適正な排出等の目立つ集積所には監視カメラを設置することで、まずは抑止力ということでそうした行為を防止するといった取り組みも開始してございます。基本としては日々の排出指導、そのあたりを丁寧にやった上で新たな取り組みも開始しているところでございます。

高橋委員

 排出指導というのはその場の現地でということなんでしょうか。今回の場合は優良ということで町会関係に声かけをしていわゆるノミネートされたんだと思うんですけど、そういう芳しくないところについては、そこの町会に何らかのそういう指導に向けてのアプローチをするとか、そういうことはされるんですか。

杉本清掃事務所長

 私ども清掃事務所のほうでごみの適正排出の働きかけを行っております。先ほど委員から御案内ありましたように、収集作業とあわせまして、ごみの分別が誤っている等の場合には警告シールを貼付したりいたします。これとあわせまして、私ども専門の指導班というものを設けておりまして、そうした職員が、適正排出されていないもの、こうしたものについては状況によっては袋を破いて排出された方が特定できるかどうかとか、そういった調査・指導等を行ってございます。そうした中におきまして、町会の方にもちろん御相談する場合もございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に2番、ごみの訪問収集時の声かけの実施及び訪問収集対象世帯の明確化についての報告を求めます。

杉本清掃事務所長

 それでは、ごみの訪問収集時の声かけの実施及び訪問収集対象世帯の明確化につきまして御報告いたします。(資料3)

 初めに1番、目的でございますが、区では高齢または障害があることによりみずからごみを集積所まで持ち出すことが困難であり、かつ身近な人の協力を得られない世帯を対象に訪問収集というものを実施してございます。そして、地域での高齢者の見守り活動をより充実させていくことを目的としまして、本事業を通じまして希望される方に安否確認を目的とした声かけを開始いたします。あわせまして、訪問収集対象世帯につきまして、より明確にするため基準を見直するというものでございます。

 次に2番、声かけの内容等でございます。(1)希望者に安否確認を目的とした声かけを行います。声かけにつきましては、ごみの収集時に所定の場所にごみが出されていない場合に行います。したがいまして、ごみが出されている場合には声かけをいたしません。声かけを行って、応答があった場合には、ごみが出されていませんが、よろしいでしょうかというような声かけを行います。そして、声かけを行っても応答がなかった場合につきましては、訪問収集の申請時に御指定いただきます緊急連絡先へ連絡、通報いたします。

 (2)現行の対象世帯の基準につきまして、下の表のように年齢要件等を削除しまして、申請された方の身体機能の低下により日常生活に介助、支援を必要とすることを明確にいたします。

 3番、今後のスケジュールでございます。7月上旬に現在訪問収集を御利用になっている方へ、声かけ事業の御案内をするとともに、声かけの御希望の調査を行います。また、7月中旬からはこうした区民の方の情報を広くお持ちである町会連合会ですとか、民生・児童委員協議会、地域包括支援センター及び介護事業者への制度周知を行います。こうしたことを踏まえまして、7月20日に訪問収集事業の開始ということで、区報及びホームページによる制度周知を行うとともに声かけを開始いたします。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

小林委員

 ありがとうございます。見守り・支えあいという観点で、去年だったかな。決特などで質問させていただきましたけれども、やはり高齢者とは限らず、若年性のさまざまな障害を持たれた方々が、例えばアパートなど2階、3階以上に住まわれていたんだけれども、途中で身体的に能力が少し失われてごみを出したりすることが困難になってきたという方から御相談を受けたりすることもあるんですけども、新しく多くの方々が多分これで、ごみ収集に対してより見守り・支えあいという観点からも収集を通して見守っていただけるのかなと思うんですけれども、この現行と改正後ではその収集される方々の人数、世帯というんでしょうか。それはどんなふうに変化するんでしょうか。

杉本清掃事務所長

 私ども効率的な収集体制を組むことによりまして、現行のごみ収集体制を変更することなく対応してまいりたいというふうに考えてございます。

小林委員

 世帯数、人数、どちらか。

杉本清掃事務所長

 現行御利用になっている方がここ数年500世帯前後で推移してございます。今回、大きく変更する点としましては、今までは単身世帯を中心にといいますか、65歳以上のひとり暮らし世帯の方の申請が非常に多うございました。今回、高齢者のみ世帯も基準の改正に伴いまして対象とするというところで、全体としましては現行の500世帯程度が700世帯程度になるというふうに見込んでございます。

小林委員

 200世帯ふえると相当多くの方々が対象になって、見守り・支えあいという観点からも非常にいいのかなと。そしてごみ収集を通して、やはりお一人お一人の対象者の身体的な能力が低下したことについても確認ができて、またその後、さまざまな諸施設の連携もしていただくということなんですけども、その連携をされる場合には、どなたがどんなふうに先方の施設のほうへ連携をとるんでしょうか。

杉本清掃事務所長

 具体的に声かけを行います。その中でさまざま御相談を受けるような場合もあると。例えばですけれども、家具の移動ですとか、そういった事柄につきまして御相談等をいただいた場合、清掃事務所職員がすぐに対応できる、こうしたものについては清掃事務所職員が対応します。また一方で、医療的なといいますか、専門的な情報が必要なもの、こうした部分につきましてはすこやか福祉センター等に御相談をすると。あとは声かけ等を行いましても反応がなかった場合には、緊急連絡先の方に御連絡をするというような格好を考えてございます。

小林委員

 もう一つ確認ですけども、今収集というのは三日になるんですかね。燃やすごみが二日で、燃えないごみ、その割合が、三日やっていれば三日とも全て確認をするのか、もしくは特定の日にちだけ確認をするのか。区内全域違うと思いますので、その辺はどのような予定になっているんでしょうか。

杉本清掃事務所長

 私どもごみの収集でございますが、可燃ごみの収集は週に2回、あとプラスチック製容器包装、これを週に1回、あとは陶器・ガラス・金属ごみ、これを月に2度行ってございます。このうち、現行の訪問収集事業の御利用になっている方なんですけれども、単身の方が非常に多いということで、陶器・ガラス・金属ごみですとか、プラスチック製容器包装、こうしたものは毎回ごみを出されるという方が非常に少ないんですね。ですので、そういったものにつきましてはある程度ごみがたまったところで、月に一度程度とか、清掃事務所のほうに御連絡をいただくというような対応を図っております。ですので、ほとんどの世帯の方が毎回ごみ出しをされるというのは、燃やせるごみの日ということですので、主としましては、週に2回の可燃ごみ収集の際にお声かけを行うことを考えてございます。

小林委員

 週に2回見守りをしていただく。介護的な意味でも、支えあいという意味でも、またごみ収集のさまざまな観点から見ても単身者の方々へしていただけるというのは非常にいい取り組みだと思いますので、中でさまざまお声も出てくるでしょうから、より柔軟に対応していただけたらというふうに思います。

高橋委員

 御報告ありがとうございました。これはきょうの記者会見、新聞のプレスに載ったりとか非常にいい取り組みだと思うんですよね。僕が一番気にしているのが、希望者にというところがあって、タイムスケジュールを見ると、訪問収集事業対象者への声かけの案内と取りまとめとあるんですけど、これは具体的にはどのようにリストアップしていくんでしょうか。

杉本清掃事務所長

 今現在、訪問収集の事業を御利用になっている皆様につきましては、あす以降制度の御案内と声かけ希望の有無を確認するはがきを送信しようと考えてございます。あわせまして、町会ですとか民生・児童委員協議会等、こうした方の情報を広くお持ちの団体等に御説明に伺うのとあわせまして、区報等で周知を図ってまいるというような形を考えてございます。

高橋委員

 はがき、書面とか区報での周知というのも、通常はそれでよろしいかとは思うんですけども、このリストを見ると、要支援・要介護とか、だんだん認識機能とかが難しくなっていくと思うんですよね。ですから、先ほどおっしゃった民生という話がありましたけども、すこやかであったり、包括支援センターのところには週1回でもケアに行っている人たちがいたりする場合もあるので、そういう方から情報をとって、ケアすべきところは積極的にリストに区のほうで載せていくという形にしないと、本人の手挙げじゃないけども、そういう最終的な希望ということでやっちゃうと、なかなか漏れが出てくるんじゃないかなというのが非常に気にしているところなんですよ。ですから、机上であったり事務的な処理としてリストをつくるんじゃなくて、より現状の本人の認識度もなかなかだんだん厳しくなっていくような方々もいらっしゃるわけですから、その辺は包括であったり出入りしている方の広く情報をとって、それで積極的に区サイドからもリストに挙げていくという姿勢をとってもらえると、より実効性があるんじゃないかと思うんですけど、その辺いかがでしょうか。

杉本清掃事務所長

 今委員から御指摘をいただきましたように、さまざまな機会をとらえまして、制度周知等を図ってまいりたいというふうに考えてございます。

むとう委員

 今回、訪問収集に際して安否確認を付加されたということで大変いい試みだと思っております。私、今回この訪問収集の際に、安否確認もそうなんだけれども、何かお困り事があればみたいな、杉並区のふれあい連絡帳のような試みも付加してみてはどうかという質問をさせていただいたところなんですけれども、手帳はないにせよ、この安否確認とあわせて要望は聞いていきたい的な御答弁をいただいたと受けとめているんですけれども、そういった中で今所長の御説明だと、家具の移動みたいなことはしてあげるみたいな御答弁の中に含まれていたので、安否確認とあわせてお困り事的なことも引き出していってあげようという認識でよろしいでしょうか。

杉本清掃事務所長

 本会議におきましても御答弁申し上げておりますように、訪問収集時に御本人から直接ごみの収集等についての御相談、御要望、こうしたものも今後受けていくことを考えてございます。

渡辺委員

 本当にいい試みだと私も思うんですけど、いい試みというのは、利用者がどんどんふえていくことが予測されるんですけど、当然それに伴って、人もそういうケアしていく人たちをふやしていかなきゃいけないという課題が出てくるかと思うんですけど、その辺どのようにお考えになっているかというのをお聞かせください。

杉本清掃事務所長

 私ども、毎年度の作業計画を策定する中におきまして、効率的なごみの収集・運搬、サービスの充実も図ってまいっているというところでございます。今回こうした訪問収集時の声かけ事業を実施するということによりまして、先ほど答弁申し上げましたように、700世帯ぐらいまでふえるという見通しでおりますが、現行の体制の中で対応可能なものというふうに考えてございます。もしもこの先、こうした需要がふえてくるということになりましたら、またその時点でどういった対応が可能なのか、収集体制の中で工夫ができるものなのか、そうしたものも含めまして検討してまいりたいというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に3番、ハクビシン等駆除事業の実施についての報告を求めます。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 それでは、お手持ちの資料(資料4)に基づきまして、ハクビシン等駆除事業の実施につきまして御報告させていただきます。

 近年、23区内におきましてハクビシンに関する目撃情報が増加してございます。中野区におきましても、今まで目撃情報はあったものの深刻な被害の報告はほとんどございませんでした。しかし、今年度になりまして、天井裏に住みつかれ、騒音等が発生したなどの被害の相談が寄せられておりまして、区民の良好な生活、衛生環境を早急に保全するという必要が出てまいりましたものでございます。また、ハクビシンは、鳥獣保護法の狩猟鳥獣に該当いたしまして、許可のない一般区民がこれを捕獲するということは禁じられております。そこで、区が民間許可事業者に委託しまして、捕獲、処分を行う駆除事業を実施することといたしました。なお、同じ野生動物でハクビシン同様の被害事例が報告されてございますアライグマの駆除も同一事業として行います。事業開始時期は、平成27年7月下旬を予定してございます。

 次に、具体的な駆除方法等でございますけれども、資料の項目3をごらんください。ハクビシン、アライグマによる被害を受けられた場合には、保健所の担当まで御連絡をお願いいたしたいと思います。お話をその中で伺い、駆除事業として区が承認した場合は、受託事業者が箱わなを持参いたしまして、申請者と場所等を打ち合わせの上、わなを設置いたします。設置期間は1週間を考えてございまして、その間、申請者は毎日箱わなを確認していただき、ハクビシン等が捕獲されていたら、受託事業者に御連絡をいただきます。連絡を受けた受託事業者はハクビシン等を箱わなごと区民のお宅から撤収し処分いたします。1週間で捕獲できなかった場合は、業者は箱わなだけ撤収することになりますけれども、御希望がある場合には1週間の延長ができます。

 4、その後の予定等といたしまして、周知方法でございますけれども、区報7月20日号及び区ホームページで周知する予定でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

むとう委員

 中野区においても具体的に騒音等の被害が発生したということなんですけれども、どのエリアで何件ぐらいなんですか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 今までも相談や発見したというような話はございましたけども、具体的な苦情といいますのは、区内の北から、把握したところで中央部ぐらいが多くなっております。多くといいましても、今年度に限っていいますと、4月が1件、5月が1件、6月が2件でございまして、被害の内容は天井裏に住みつかれたというのが2件、それからふんをされて困るというのが2件でございます。

むとう委員

 わかりました。これは具体的に経費はどれぐらいのものなんですか。かかるんですか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 経費ということでございますけれども、これは緊急に被害が出ましたものでございますので、始めるものでございます。大体先行する他区等の状況を見ますと、大体今年度15件くらいかなというふうに思っておりますけれども、今後契約等の作業に入ってまいりますので、具体的な金額は控えさせていただきたいと思っております。

むとう委員

 全く想像ができないので、私自身こういうことをやったことがないので、およそどれぐらい、例えば100万円ぐらいかかるものなのか、500万円ぐらいかかるものなのか、どれぐらいの金額でできるようなものなんですか、こういう駆除というのは。およそのいいかげんな――いいかげんでも困るけど、およそ想像できる程度のところで教えていただけますか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 いいかげんというわけではございませんけれども、他区のいろいろな先行区の調査をしましたところ、それも契約の内容でありますとか、規模によっていろいろ違ってきますけれども、1回当たり1万円ぐらいのところ、4万円ぐらいのところまでたくさんございます。おおよそということでございますと、今年度は30万円余ということで考えております。おおよそでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に4番、食中毒の発生及び対応についての報告を求めます。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 それでは、食中毒の発生及び対応ということで、こちらについても資料(資料5)をもとに御報告をさせていただきます。

 去る3月及び6月に区内で食中毒事件が発生いたしまして、不利益処分等を行いました。その発生状況及び対応につきましてお手元の資料に基づき御報告させていただきます。

 まず、資料表面、報告案件1でございます。この事件の概要でございますけれども、平成27年3月12日、下記飲食店で調理したすし等を喫食した1名が同日深夜から腹痛などの症状を呈し、医師の治療を受け、寄生虫のアニサキス症と診断されました。中野区保健所食品衛生担当では、3月13日、患者より通報を受けまして、下記飲食店に対し調査及び検査を実施いたしました。この結果、アニサキス症の原因となり得る食事を提供していたこと。それから患者は当該飲食店以外魚介類を摂取していないことから、資料にあります下記飲食店が原因の食中毒と断定したものでございます。

 原因食品は、握りずし等の食事に寄生虫アニサキスが除去されることなく入っていたものでございました。

 区では、3月19日1日間、営業停止の不利益処分を行うとともに、3月19日から3月25日まで区ホームページにおいて該当事業者の名称等を公表したものでございます。

 続きまして、資料裏面をごらんください。報告案件2でございます。

 事件の概要といたしましては、平成27年6月12日、下記飲食店で会食した1グループ二人のうち二人とも16日から下痢、腹痛、発熱などの食中毒症状を呈しております。中野区保健所では、6月16日、診察した医師より通報を受けまして、飲食店に対しての調査及び検査を実施いたしました。この結果、患者1名のふん便よりカンピロバクター菌を検出いたしまして、さらに患者の症状及び発症までの潜伏期間がその菌によるものとほぼ一致したこと。また、患者らの原因となり得る共通食はこの飲食店での食事以外ないということから、この飲食店が原因の食中毒と断定いたしました。原因食品は、当該飲食店が調理提供した食品でございまして、原因はカンピロバクター菌でございました。

 また、調査の中で、冷蔵庫が故障している、手洗い場に備えつけの殺菌装置がないなど施設面での不備も認められたものでございます。

 区では、被害拡大防止のため、6月24日、25日、営業の自粛を指導いたしまして、6月26日から6月30日までの5日間の営業停止の不利益処分と施設改善命令を行うとともに、6月26日から7月2日まで区ホームページにおいて当該事業所の名称等を公表しているところでございます。

 報告は以上でございます。

 委員長、ここで休憩をお願いしてもよろしゅうございますでしょうか。

委員長

 休憩します。

 

(午後1時33分)

 

委員長

 では、委員会を再開いたします。

 

(午後1時34分)

 

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

小林委員

 この時期、6月、7月、また雨期の時期になりまして、食中毒というのはこれからも多くなる時期かなと。特に今回報告されましたように、いわゆる生鮮、生もの、魚介類については特に多い時期になるのかなというふうに思うんですけれども、日ごろの査察というんでしょうか。巡回等はどのように行っているんでしょうか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 区には保健所に食品衛生監視員を配置してございます。その監視員が、例えば、許可の申請があったごとに、またその許可につきましては年限が決まっておりますので更新時ごとに、また実際に扱っている食品の種別に応じまして、実際のお店に出向きまして検査を行っているところでございます。検査の内容でございますけれども、施設の完備がされているか、それから実際に衛生的な素材等の保管をしているか、その他について検査をしているところでございます。

小林委員

 今回2件とも――2件の中でも1件ですか。後者の場合には不具合も器具などであったということなんですけれども、直前の検査の折にはそういった不具合は指摘されていなかったんでしょうか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 前回のときにはその施設面の不具合ということはございませんでした。

小林委員

 最初に言いましたけれども、これから特に季節も暑くなり、そして今この時期は特に湿気も多い時期ですし、生ものについては管理が非常に、特に大事になってくる季節なのかなというふうに思いますけれども、この時期特に監視体制を強化するといったことはあるんでしょうか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 実際に、この食中毒の事件を起こしましたところにつきましては、3カ月に一度必ず回る等の強化をいたします。また、全都で夏季一斉という形で、この時期特に注意すべきところ、部分につきまして一斉に調査をして強化をするところでございます。

小林委員

 最後ですけども、この裏面の業者ですけども、6月12日に発生をして、6月26日から30日までの5日間の営業停止ということですけれども、不具合点は改善されているんでしょうか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 毎日お店に監視員が入って確認をしております。その結果、冷蔵庫の新調、それから消毒施設の完備を確認しているところでございます。

むとう委員

 表面の報告1については、アニサキスと言うんですか。それはどういう、どうしたら本当は除去できたはずなのに、これは除去できなかったのかというのは何がいけなかったんですか。その報告の2のほうには施設面の不具合が原因じゃないかということなんですが、報告1は何が原因だったんでしょうか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 おっしゃるように、報告1のほうは施設そのものが不衛生だったということではございませんでした。ただ、アニサキスが入っていたのは、これは実際に刺身と考えられますけれども、刺身をお客様に提供するときには、十分明るいところで断面をきちんと確認をしてから提供すると。そこの最後の注意が欠けていたものと思われます。

むとう委員

 ということは、これは目に見えるものなわけですね。目で見て確認して1匹ずつ取るという、そういうものなんですか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 アニサキスを防ぐためにはそれしかないということでございます。熱を加えるとそれで死滅いたしますけれども、刺身の場合には熱を加えるということはできませんので、やはり最終的に提供する前に確認するという作業が必要になってまいります。

むとう委員

 わかりました。なかなか大変なものですね。それで、あとまた気になるのは、先ほどの質問とも重なるんですけれども、具体的にこの報告1と報告2、それぞれこの発生が起こる前の最終的な立ち入り検査はいつ行ったんでしょうか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 まず、アニサキスの原因のものでございます。これは最終は26年6月に行ってございます。それから、カンピロバクター菌のものにつきましては、平成26年4月でございます。

むとう委員

 じゃあ、割と1年以内にはやっていたという状況だったわけですね。でも、こういうことが発生してしまったということなんですけれども、毎回この時期、かつて私が区民委員会のときにも、ぽつりぽつりとこのような食中毒発生というお店が残念ながら出てくるわけなんですけれども、それについては、区のホームページで当該事業者の名前は公表されているということなんですけれども、区民の方ですとか、そんなにしょっちゅう保健所のホームページとかもなかなか見ていないんですよね。こういったお店は、営業停止のときには都合によりとかなんとかでということで、休業します、お休みします的な張り紙だけであって、お休みの原因がこういった食中毒の発生によって今営業停止時期なんですということは、なかなかお客様方には全くわからないという状況なわけですよね。ですから、なかなか厳しいことかもしれないんですけれども、区の保健所として今食中毒が発生して営業停止中です的な張り紙をお店に張っていただくみたいなことはできないものなんでしょうか。これは私は前からずっとそういうことは無理なんですかと言っているんですけれども、なかなか残念ながら食中毒は起きてしまうので、これはすごいあってはならないことなわけで、ひどい場合には本当に命にかかわってくることなので、それがそういうことで営業停止になっているということがなかなか本当に消費者にはわからないので、その辺のことはできないものなんでしょうか。法的には無理なんでしょうか。区独自にそういうことはできることなのであればやっていただきたいと前から思っているんですけれども、どんな状況でしょうね。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 ホームページによる周知とお店の前に張る周知とどちらが効果的かということになると、ちょっとそれはまた、それはそれでいろいろ検証していかなくちゃならないところはあると思います。公表の目的といたしましては、このようなことがあるので、食品について気をつけましょうという一般的な区民の注意喚起、それから事業者への自覚を促すという両方の目的があると思っております。それでまずは形式的なお答えになってしまいますけれども、保健所は、ほかの県、都で申しますと都道府県レベルの事務になっておりまして、移管を受けて、東京都の場合には23区部分は各区がやっております。それから市部においても、町田市、八王子市だけは独自の市でやっておりますが、それ以外の部分は東京都の多摩の保健所でやっております。つまり、都道府県事務を区がオール東京都でやっている部分がございますので、その中で中野だけがこういう公表の仕方をするというのはちょっとどうかなということがありますので、それは慎重に検討しないといけないなというふうに思ってございます。

 それから、なお、先ほどの御質問でございますが、アニサキスの退治の仕方としまして、刺身はという話をする中で、お刺身でも冷凍のものもございます。この場合は、マイナス20度24時間冷凍すれば死滅するということもございますので、あわせて回答させていただきます。

むとう委員

 オール東京でやっているので中野だけがそう厳しいことはなかなかできないという、そういう状況なのかなというふうに思いますけれども、私はどちらかということではなくて、ホームページもそれからお店にもと両方に張るなりわかるようにしていただきたいなというのを常々思っていますので、検討を要することだとは思いますが、今後検討していっていただきたいし、そのオール東京でどうしていこうかというような会議もあるんでしょうから、ぜひそういう中でも検討の俎上にのせていっていただけたらありがたいなというふうに思っておりますので、要望させていただいておきます。お願いいたします。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に5番、羽田空港機能強化策に関する国による説明会の実施についての報告を求めます。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 それでは、羽田空港機能強化策に関する国による説明会の実施について御報告をさせていただきます。

 この羽田空港機能強化の件につきましては、昨年9月、総務委員会におきまして空港機能強化策中間のまとめの公表、都及び関係区市による連絡会設置を御報告したところでございます。このたび、国が住民への影響も含めました説明会を開催する運びとなりましたので、この区民委員会におきましてお手元の資料(資料6)に基づいて報告させていただくものでございます。

 国は、首都圏の国際競争力の強化、訪日外国人旅行者の増加、国内各地への経済効果への波及、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の円滑な開催等の観点から、羽田空港のさらなる機能強化が必要といたしまして、国際線について最大で年間3万9,000件の発着枠の増加が可能となる飛行経路案を検討しているところでございます。先ほど申し上げました中間のまとめでございますけれども、平成26年7月、国が設置する首都圏空港機能強化技術検討小委員会が、都心上空の飛行経路案を含む空港機能強化策として公表したものでございます。今回の説明会でございますけれども、この飛行経路案を含む空港機能強化策を内容といたしまして、オープンハウス型により行うとのことでございます。オープンハウス型説明会とは、資料にも書いてございますとおり、展示された説明パネルを自由に閲覧できる形式で、開催期間中はいつでも誰でも参加でき、わからないことがあれば会場内の担当者に直接聞くことができるという形式でございます。

 資料1にございます開催場所でございますけれども、今回、都内及び埼玉県も含めまして、合計16会場で行われますが、中野区から比較的おいでいただきやすい周辺の3地域の会場及び開催日時を御紹介しております。お読み取りいただければと思います。

 次の2、区民への周知でございます。国及び東京都により周知が行われているところでございますけれども、飛行経路案には中野区上空を通過する経路が含まれているため、区といたしましても区報7月5日号及び区ホームページにより区民周知を実施するものでございます。

 なお、この中間のまとめの中で、中野区に関係する案については、裏面資料のとおりでございます。裏面資料の右の図をごらんください。中野区に関係いたしますのは、羽田空港出発時・到着時のうち到着時のみ、しかも南風の場合だけでございます。南風の割合は全体の4割を予想しているということでございます。中野区上空の高度は約3,000フィート。と申しますと、メートル法に直しますと約900メーターでございます。飛行時間の想定は15時から19時まで。それぞれ図の右側の飛行経路のように時間当たり合計44機。内訳としましては、少々見にくくて申しわけないんですけれども、ピンク色のルート、到着経路Aは毎時13機、オレンジ色のルート、到着経路Bは31機となっておりまして、今度は左側の図のようになりますけれども、それぞれが羽田空港のA滑走路、C滑走路に着陸してまいります。南風着陸時のルートは、合計の離発着の回数がふえるこの案を基本として議論がなされております。

 私からの説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

羽鳥委員

 報告ありがとうございます。今回、南風時4割も日に数があるというのは私も正直知らなかったもので驚いているんですけれども、これまで都心上空というのは住宅密集地というふうなこともあって飛行は検討されていなかったけれども、発着枠を増大させるために、今回国のほうが主導してこういう案を検討しているということなんですけども、中野区のほうで、例えば、上空を飛行するとなれば、騒音であるだとか、落下物というのもごくまれに生じているわけで、そういうのを区民の方から電話を受けたときに対応する部署というのは区役所にあるのでしょうか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 これまでは、企画担当のほうで総合的に行っていましたけれども、今回国が直接環境面も含めた説明会を行うということで、私ども、生活環境担当のほうでそちらのほうの取りまとめをしているところでございます。

羽鳥委員

 そういったいろいろと区民の方から情報が寄せられた際には、例えば国交省にこういう訴えがありましたというのは届けたりはするものでしょうか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 まずは国交省、それから都・県ですね。それから都の中でも関係する23区全体と関係市で連絡会、協議会等を開いてございまして、必要な情報はそこで国からもらうということに注力をしているところでございます。それは直接区民からいただいた情報がどういうものであるのか、個別ということではないかもしれませんけれども、そこで答えられるものは答えますし、またそういう国や都との情報交換のところでどういう意見があったということは適切に伝えてまいりたいと思っております。

小林委員

 さっき1時間当たり44回の飛行とおっしゃいましたか。ということは、1分ちょっとに1機ということでよろしいですか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 裏面の表をごらんいただきたいわけなんですけれども、確かに発着のうちの着陸だけが中野区の状況でございますが、これは計44回でございます。左側に2本のルートがございまして、到着経路Aのほうは1時間当たり13機でございます。Bのほう、東側、これが31機でございます。ですから、1時間当たりということになりますと、ほぼ2分に1回というのと4分に1回ということになります。

小林委員

 わかりました。中野区内、右側の図を見ますと二つのルートがあるということなんですけども、騒音の数値としたらどのくらいの数値になるんでしょうか。900メートルから発せられる中野の通常感知するところでの値。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 この3,000フィートというところからしますと、国の説明からいいますと、63から70デシベルであるというふうに伝え聞いております。

小林委員

 約70というと、多分幹線道路の車の通行、中野通りよりも少し多目な幹線道路の騒音ということと思うんですけども、そのくらいの騒音ということでよろしいですか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 感覚としての聞こえ方はいろいろあるかと思いますが、ここに東京都の環境科学研究所が2005年に出した騒音の目安の一例というものがございます。それによりますと、委員おっしゃったとおり、60から70といいますと、幹線道路の通行、それからバスの社内であるとか、デパートの地下というのがほぼ匹敵するだろうというふうな資料は出ております。

小林委員

 多分該当はしないんだと思うんですけれども、飛行場に近いところ、もしくはその上空、離発着をする上空では、国の制度によって防音工事というのが行われている制度があると思うんですけども、こういったことは対象にはなるんでしょうか。中野区の場合が。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 国のほうもホームページなどでの説明では、中野区は入らない。今のところですけれども、空港を中心にした湾岸部に限定されていると。今のところということで、仮の説明ではございますけど、中野区には今のところ入らないというふうに説明がされているところでございます。

むとう委員

 中野区の上空も飛ぶということなんですけれども、何で中野区では説明会をやっていただけないんでしょうね。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 今回の説明会でございますけれども、国の説明会ということで、中野はやらないということよりも、今回上空を飛ぶルートに即して、幾つかの人が集まるところを決めたということでございます。

むとう委員

 ちょっとやっぱり気になるのが1時間にかなりの便数になるわけですけれども、先ほどの63から70デシベルですか。それが大体、こう言われても、デパートの地下とか言われてもあまりぴんとこないんですけれども、これは例えば実際に始まって相当うるさかったということになった場合とかは、それは一度こうなって決めてしまったものについてはもう変更は不可能なわけですよね。今後どうなっていくのかなとちょっと不安なんですけれども、実際に飛んでもらわないことにはちょっと想像がつかなくて、今の段階で何とも言えないんですけれども、西武新宿線の踏切のところで待っているほどのあんな音ではないわけですよね。デパートの地下というと。それがちょっと、何かなかなかわからなくて……。線路沿いってどれぐらいなんですか。わかりますか。なかなかわからない。わかれば、ちょっと想像したいので、これからも中野が騒音で頭が痛いわなんて、お勉強にも、もう嫌だわなんてことになってしまうと困るので、ちょっと騒音が気になるところなんですが。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 騒音の測定ということに関しましては、今からできるところについては調査を始めているところでございまして、今後ともいろんなやり方で、その把握については努めたいと思っております。それで西武新宿線という話がございましたけれども、その中では、直近野方駅のところでは、5回はかりまして、平均値が58.6デシベルということが出ているところでございます。これは、いろいろ天気とかそのときの状況、時間等もありますので、今後とも把握に努めていきたいと思っております。

むとう委員

 野方駅のところで、線路沿いで58ということだと、それよりもずっとうるさいということでいいわけですか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 線路沿いというところでは、はかってございません。

むとう委員

 どこで58だったんでしょうか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 野方については南口の駅前広場でございます。

むとう委員

 でも、ほぼ線路沿いですよね。駅舎があるからちょっと離れているけれども、ほぼ線路まで10メーターもないエリア、5メーターもないエリアですよね。そうすると、それよりも上空900メートルぐらいということなんだけれども、かなりの音ですよね。相当うるさくなると思っていていいんでしょうかね。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 野方と申しましたのは、西武新宿線でというお話があったので答えたわけですけれども、先ほどお話もありましたけれども、大体幹線道路交通の場合の騒音をはかってみると、大体60から70であるということでございます。

むとう委員

 実際になってみなければわからないこともあるかとは思いますけれども、これって、今までこういう上空を飛んでいるような区で、これぐらいの音で、1回こういう航路が決まってしまうと、ずっとこういうことになっていくのかと思うんですけれども、そうなったときに学校でお勉強の妨げになったりみたいなことになったときに、例えば羽田空港の近くだと学校の窓が二重になったりとかと国からお金が出てできているかと思うんですけれども、そういうことの対応も、今後もしうるさいということになれば、対応は可能というふうに思っていてよいのでしょうか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 先ほど小林委員の御質問にあったところでございますけれども、今のところ、窓を二重にしたりという対象に中野区、上空3,000フィートというところは入ってございません。ただし、中野区といたしましては、今回の東京オリンピック開催でありますとか、首都圏の国際競争力強化のための羽田空港の輸送力増強ということについては、その必要性は認識しているところである一方、今後、国に対して、中野区民の生活環境への影響につきまして、適切に情報提供を求めるということ、それから進め方につきましても、適切に情報提供してほしいということは要望していくところでございます。

委員長

 ちょっと一回休憩してもいいですか。

 

(午後2時01分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後2時01分)

 

むとう委員

 そうですね。今御指摘があったように、15時から19時ということですから、学校の授業本番中の時間とは多少ずれてくるんですけれども、学校だけではなくて、保育園もあれば、高齢者施設、病院もあるわけですから、やっぱり今後情報を常にいただくという、情報だけではなくて、何かあったときにはきちんと対応していただけるというようなことも含めてきちんと話を詰めていってほしいなということをお願いしておきたいと思います。何が起きるかわからないので、お願いいたします。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告に関して終了いたします。

 次に6番、その他で何か報告はありますか。

鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)

 1件、口頭で御報告をさせていただきます。福島県喜多方市とのカーボン・オフセット事業開始に向けました協定の締結式の実施についての御報告でございます。

 今年度、喜多方市とカーボン・オフセット事業を開始することにしてございまして、そのための協定を締結いたします。日程は7月22日、23日でございます。会場は喜多方市でございます。区長以下6名が喜多方市へ行って参加をするということを予定してございます。なお、議長と区民委員長にも御案内を差し上げるということにしてございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

高橋委員

 カーボン・オフセットという話ですけども、どういう具体的な内容なんでしょうか。みなかみ町で木を植えて鹿に食われた事例もあるので、その辺をお願いします。

鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)

 申しわけございません。第1回定例会で概要は御報告させていただいたんですけれども、今御指摘のみなかみ町につきましては、昨年度から現地の牧場の跡地に木を植えると、植林をするという形でそのCO吸収量で中野区のCOを相殺するという仕組みでございます。今回の喜多方市は現実に植えるわけではございません。喜多方市のほうで公有林につきまして間伐等の手入れをするということで、プロジェクトの名前は喜多方市森林整備加速化プロジェクトと呼んでございますが、これによる間伐をやってございます。その間伐をしたことによるCOの吸収分につきまして、環境省公認のオフセット・クレジットを喜多方市が発行してございます。これを中野区が今年度予算で申し上げますと、50トン分のCO吸収量、これを購入するという形で、それによりまして、中野区の事業等でCOの排出量と相殺をするという事業でございます。したがいまして、区がそういったオフセット・クレジットを購入し、そのお金が喜多方市の森林整備の特別会計の歳入になりますので、さらなる間伐促進、森林整備に使われるという形で今回はカーボン・オフセットを行うというものでございます。

高橋委員

 今の話ですと、オフセット・クレジットという話なんですけど、結局、みなかみ町の場合は木を植えてというか、具体的に目に見える形で進んでいるわけですけども、ほかの自治体もこういうオフセット・クレジットを購入したりしてやっている事例というのは結構あるんですか。ちょっと、私認識がなくて全くわからないで聞いているんですけれども。

鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)

 今データとして持っているわけじゃないんですが、環境省のオフセット・クレジットにつきまして、まずさまざまな自治体や企業等が発行しているということでございまして、自治体なんかの場合には区域内の森林整備、植林や間伐などを行って、そのCO吸収量の認定を受けてオフセット・クレジットを発行している例が多うございます。今度これを買う側ということでございますけれども、自治体という例もございますし、民間の会社が買うという例もどちらもございます。

高橋委員

 何で伺ったかというと、民間企業であれば、CO対応ということで、クレジットであったり、そういう形というのは普通にあるのかなと思うんですけど、中野でやる場合は、環境ということをテーマにして進めるのであれば、区民の理解とか区民の前の基本計画の中にも区民と一体となってという話がありましたけど、そういう共有意識というか、一緒にやっていくというのが大事かなと思うと、しつこいんですけど、区内の中での緑化推進とかそういうところがまずありきであって、何かCO対応、環境の話なのか、自治体連携として自治体間の連携を深める意味なのか、その辺がちょっとよく狙いがわからないようなところがあるんですけど、その辺はどうなんでしょうか。

鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)

 まず、今回のカーボン・オフセットにつきましては、里・まち連携の枠組みの中で現在行ってございます。連携自治体が五つございまして、昨年度はみなかみ町と始め、今年度は喜多方市と始めるということでございます。これは里・まち連携が3本の柱ということで行ってございまして、人の交流、経済の交流、それから環境の交流という3本柱がございます。その環境交流の一つという形で両自治体と始めた、あるいは始めるということでございます。それから、このことを通じまして、昨日も御報告いたしましたが、世界的に地球温暖化が問題になっているという中で、日本、あるいは、各自治体がそれぞれの立場できちっとした努力を行うという必要がございますので、まずはもちろん中野区の努力は中野区内でのCO排出量を減らすということが、これが本来の使命でございますが、その中で目標といったものを掲げて、現実に減らせない部分がございますので、それについては、場合によっては区域外で植林をしたり、こういう間伐によるCOの吸収量のオフセット・クレジットを購入するという形で中野区の出しているCOと相殺するというような考え方も広く認められてございますので、そういった形で進めるという部分もございます。

 それから、区民の方ということにつきましては、昨日この中野の森プロジェクトのリーフレットもごらんいただきましたけども、こちらがみなかみ町で、こちらが喜多方市でございまして、こういった形で区民の皆様にお知らせをし、またそれによるCO吸収量につきましても、きちんとオフセットしたことにつきましてもPRさせていただくということにしてございます。

 今回のオフセット・クレジットは環境省公認のものでございますので、具体的な中野区の事業で出したCOにつきまして正式に相殺ができるというものでございますので、現在、中野区のどの事業で使うかは検討中でございますが、東北復興大祭典などによりますCOの排出量を相殺することなどを今検討してございまして、福島県喜多方市も風評被害に遭ってございますので、そちらから購入し、また東北復興大祭典でそれを使うということでの東北支援、被災地支援ということもあわせて行っていきたいと思ってございます。

むとう委員

 今年度から契約ということなわけですけれども、きのうはみなかみ町、今後を含めて大体4,000万円ぐらいかかるのかなというお話でしたけれども、今回のこの喜多方市については大体幾らぐらい、これから何年間契約で幾らぐらいというふうに考えているところなんですか。

鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)

 今回締結を予定しています協定は5年間の予定をしてございます。今年度から5年間でございます。喜多方市の発行するオフセット・クレジットを購入するということでございますが、中野区の予算の範囲内でというお約束をしてございます。今年度につきましては、先般議決をいただきました予算の中でCO50トン分ということで50万円を計上させていただいたという、1トン1万円でございます。来年度以降につきまして、特にお約束があるというわけではございませんけども、それを仮に5年間続けたといたしますと250万円かかるというような計算にはなろうかと思います。

むとう委員

 私はこういうお買い物をしたことがないのでわからないんですけど、1トン1万円というのが相場なんですか。

鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)

 環境省が認めてございますこのオフセット・クレジットの価格はそれぞれの相対取引でございますので、高いものは1トンで2万円弱というようなものもあると聞いてございますし、安いものは1トン当たり数千円のものもあると聞いてございます。一般的には森林による吸収というものについては価値が高いとされてございまして、買う側にとっても、これを買ったということや使っているということを社会に対してPRはしていけるものでございますので、またさらに被災地の関係のほうでつくられたものはさらに被災地支援ということがありますので、少し高目だということは聞いてございます。そういった意味においては、1トン1万円というのはそこそこの価格かなというふうには思ってございます。

むとう委員

 わかりました。まあ、5年間で250万円ぐらいかなということですので、それを聞くときのうのみなかみ町は随分お高いお買い物なのかなという感じがするわけなんだけれども、みなかみ町ではこういった形では成り立たなかったということでしょうか。

鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)

 先ほど申し上げましたが里・まち連携の中におきます環境交流ということをまず枠の前提といたしまして今回このカーボン・オフセット事業の企画をしてございます。おととしぐらいからですが、各連携自治体に問い合わせをいたしまして、どのような形でカーボン・オフセットが可能かということについて御相談をさせていただいたところでございます。そうした中で、みなかみ町では、植林ができる場所があるというような情報、御提案もあり、また喜多方市のほうでは、そういった区のほうで植えてもらうような場所は現時点ではないけれども、市の公有林の整備事業のプロジェクトを進めているので、それのCO吸収量をオフセット・クレジットで発行するのでそれを購入いただくことで支援をしていただけるというような形も考えられますというような形で御提案もございましたので、それぞれの自治体の状況などをあわせまして、やり方が植林と間伐支援という違いはございますが、それぞれの自治体にあわせてやり方を考えているというところでございます。

むとう委員

 全面的に否定するつもりはないんですけれども、先ほどほかの議員の方もおっしゃったように、区内でできることもまだまだあるんじゃないかなと思いがあるので、他地域との交流を否定しないし、それはそれでいいことなんだけれども、区内でできることにももっとしっかり予算をとってやるべきことはやっていただきたいと。区外ばかりに目を奪われてしまうようなことがないようにお願いしたいと。区内でできることの新事業の提案を期待して待っています。よろしくお願いいたします。要望です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 そのほかで何か。

杉本清掃事務所長

 清掃事務所庁舎耐震補強工事の実施につきまして、口頭にて報告いたします。

 清掃事務所庁舎は昭和44年3月に建築しておりまして、昨年度耐震診断を行いました。その結果を受けまして、9月末までの予定で耐震補強工事を行います。7月6日、来週からでございますが、事務室を隣室へ移動するとともに、来所者用の入り口を変更いたします。工事概要につきましては、近隣の方へ御説明するとともに、清掃事務所庁舎及び隣接するリサイクル展示室での掲示をはじめとしまして、中野区ホームページによりお知らせしてまいります。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に報告はないですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 次に、所管事務継続調査についてお諮りいたします。お手元に配付の文書(資料7)に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 議題のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後2時15分)

 

委員長

 では、委員会を再開します。

 

(午後2時23分)

 

 区民委員会における委員派遣についてお諮りいたします。休憩中に御協議いただいたとおり、委員の派遣決定については、委員長に御一任いただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 また、次回の委員会は8月31日(月曜日)午前10時から当委員会室で開会するということで御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 また、第3回定例会の日程が第2案に決定した場合、再度日程調整をさせていただくことで御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で予定していた日程は全て終了いたしますが、委員、理事者から何か御発言はございませんか。

むとう委員

 ちょっとお尋ねしたいんですけれども、家庭ごみの有料化の問題なんですけれども、6月に当初示されるというようなことの御説明がこれまでなされてきたかと思うんですけれども、そういう意味では今回の所管事項の報告の中に入ってくるのかなというふうに思っていたんですけれども、私個人的には家庭ごみの有料化に反対ですから、所管事項の報告になくてよかったなと実は思っているんですけれども、予定がずれているわけでして、どういう状況なのか、どうして今回出てこないのかというあたりの御説明をぜひ伺いたいところなんですが。

戸辺環境部長

 委員御質問の家庭ごみの件でございますが、多くの区民の方にいろいろ御負担が生じるということで今慎重に検討しているところでございます。そういったこともありまして、長らく時間がかかってございます。もう一つの理由としては、あわせて有料化だけではなくて、集積所の適正化の問題とか、それから事業系ごみの有料ごみ処理券の貼付の問題とか、あわせてもろもろ課題解決に向けて施策を今構築しているところでございます。そういった検討を慎重に行っているということで時間がかかっているということで、まとまり次第、御報告させていただきたいと考えてございます。

むとう委員

 慎重に検討中ということなわけですね。今回の一般質問でも家庭ごみの有料化については、反対を含めた一般質問が何人かの議員からなされていたわけですけれども、区としては方針に変更はなく、家庭ごみの有料化を実施する方向での検討中なのか、いろいろ議員のほうから反対の意見も出ているので、反対も含めて検討中なのか。そこらあたりの御説明は無理ですか。

戸辺環境部長

 基本的には当初の考えどおり、有料化導入に向けて検討を進めている。ただ、繰り返しになりますけれども、御負担を強いる問題でもあり、広く区民の御理解も得ていかなければならない問題でございますので、慎重に検討を進めているという状況です。

委員長

 他にありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で区民委員会を散会します。

 

(午後2時26分)