中野区議会建設委員会〔平成27年7月1日〕
建設委員会会議記録
○開会日 平成27年7月1日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午後1時00分
○散会 午後5時21分
○出席委員(9名)
甲田 ゆり子委員長
来住 和行副委員長
内川 和久委員
白井 ひでふみ委員
細野 かよこ委員
伊藤 正信委員
篠 国昭委員
酒井 たくや委員
近藤 さえ子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
都市政策推進室長 長田 久雄
西武新宿線沿線まちづくり担当部長 角 秀行
都市政策推進室副参事(産業振興担当) 青山 敬一郎
都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当、中野駅周辺計画担当) 石井 大輔
都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当) 滝瀬 裕之
都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 吉田 陽市
都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 立原 英里雄
都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当) 小幡 一隆
都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当、沼袋駅周辺まちづくり担当) 池田 中
都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当) 近江 淳一
都市政策推進室副参事(野方・井荻駅間沿線まちづくり担当) 小林 裕幸
都市基盤部長 尾﨑 孝
都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗
都市基盤部副参事(道路用地担当) 松原 弘宜
都市基盤部副参事(地域まちづくり担当、大和町まちづくり担当) 荒井 弘巳
都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当) 安田 道孝
都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 志賀 聡
都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 千田 真史
都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹
都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 鈴木 崇
都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 伊東 知秀
○事務局職員
書記 関村 英希
書記 亀井 久徳
○委員長署名
審査日程
○陳情
〔新規付託分〕
第13号陳情 東京都住宅供給公社に「従前居住者が自己負担している風呂釜購入費を公社負担させる」に関する件
○所管事項の報告
1 中野駅地区第2期整備先行工事について(中野駅地区都市施設整備担当)
2 西武新宿線沿線まちづくり整備方針(新井薬師前駅及び沼袋駅周辺地区編)(素案)意見交換会の開催結果について(西武新宿線沿線まちづくり担当)
3 西武新宿線沿線まちづくり整備方針(新井薬師前駅及び沼袋駅周辺地区編)(案)について(西武新宿線沿線まちづくり担当)
4 西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会の開催について(野方・井荻駅間沿線まちづくり担当)
5 平成26年度(2014年度)第7回中野区都市計画審議会について(都市計画担当)
6 第5回中野区交通バリアフリー整備構想改定協議会及び「中野区バリアフリー基本構想」の策定について(都市計画担当)
7 「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)中間のまとめ」について(都市計画担当)
8 野方駅整備株式会社の経営状況について(都市計画担当)
9 平和の森公園の再整備及び新体育館の建設について(都市計画担当)
10 不燃化推進特定整備地区内における補助制度の改定について(弥生町まちづくり担当、大和町まちづくり担当)
11 弥生町三丁目周辺地区防災まちづくりの進捗状況について(弥生町まちづくり担当)
12 大和町まちづくりについて(大和町まちづくり担当)
13 中野区立千代田公園の休園について(道路・公園管理担当)
14 哲学堂公園・旧野方配水塔周辺地区整備基本方針について(道路・公園管理担当)
15 (仮称)弥生町六丁目公園基本計画(案)に関する意見交換会の実施結果及び都市計画手続について(都市基盤整備担当)
16 道路ストック総点検に基づく道路維持管理計画(案)について(都市基盤整備担当)
17 訴訟事件の判決及び同判決に対する控訴の提起について(都市基盤整備担当)
18 中野区地域防災計画(第40次修正)について(防災・都市安全担当)
19 中野駅地区第2期整備先行工事に伴う自転車駐車場の整備及び自転車保管場所の移転について(交通対策担当)
20 その他
(1)都市計画道路補助第133号線の用地測量説明会について(都市計画担当)
(2)第7回大震災に備えるフォーラムin中野の開催について(建築担当)
(3)「東北復興大祭典 なかの」の開催日について(生活安全担当)
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
本日の審査日程についてお諮りいたします。
本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。
陳情の審査を行います。
第13号陳情、東京都住宅供給公社に「従前居住者が自己負担している風呂釜購入費を公社負担させる」に関する件を議題に供します。
昨日の陳情審査の中で、東京都議会における本陳情と同内容の請願及び陳情に係る審査状況等について理事者にお調べいただくことが確認をされました。まずはその結果等について御報告をいただきたいと思います。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
昨日御照会のありました東京都議会における東京都住宅供給公社関連の請願及び陳情の処理状況でございますが、平成21年まで遡って調べましたところ、東京都住宅供給公社に関する請願及び陳情が6件、都議会都市整備委員会に付託をされて審査をしておりますが、いずれも家賃値上げに反対するもの、あるいは家賃引き下げを求めるものとなっておりまして、最終的には全て不採択として議決をされておりました。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
来住委員
陳情について調べていただいて報告いただきました。それで、陳情についてはそうですけれども、関連して、その当時といいますか、平成21年ごろだったと記憶しているんですが、都議会の会派のそれぞれのお立場で、これに関係する要望書だったと思うんですが、出されたような経過があったように思うんですけれども、そこまでおわかりでしょうか。わかれば教えてください。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
全てはまだ調べ切っておりませんが、一部の会派からはそういった動きがあるというふうには伺っているところでございます。
近藤委員
きのうのきょうであれなんですけれども、不採択の理由みたいなことはわかりますか。どんな議論があったかみたいなことまではお調べいただいていない。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
議事録を全部読み切っていませんので、理由まではわかりかねるところでございます。
委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取り扱い協議のため委員会を暫時休憩いたします。
(午後1時02分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時11分)
お諮りいたします。第13号陳情を閉会中も継続審査すべきものと決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第13号陳情についての本日の審査を終了いたします。
次に、昨日の休憩中に御協議いただきましたとおり、報告事項の1番及び19番について一括して報告を受けます。
まず1番、中野駅地区第2期整備先行工事についての報告を求めます。
小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
中野駅地区第2期整備先行工事について御報告をさせていただきます(資料2)。
本報告は、区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会との重複の報告となります。なお、本工事の概要については1月の建設委員会で御報告させていただいており、その後詳細を検討し、工事で整備する各自転車駐車場の台数や今後のスケジュールが確定したため報告するものです。
1番、工事の目的でございます。本工事は、駅北口西側における歩行者と自転車の交錯を防止し、交通の円滑化を図ること、現在、中野駅周辺に暫定的に設けられているバス停を移設すること、今後中野駅地区で予定している駅西側南北通路、橋上駅舎等の第2期整備に必要な作業空間等確保することを目的に実施します。
2番、工事の内容でございます。工事の内容につきましては、次の別紙1とあわせてごらんいただければと思います。別紙1のほうで御説明させていただきたいと思います。まず別紙1の①のとおり、図中のE中野けやき通り自転車駐車場の主要台数を増強する改修工事と、図中のC中野自転車保管場所の自転車駐車場への改修等を行い、今後主要台数が減となるA北口中央自転車駐車場の代替施設とします。これらの工事は8月から10月にかけて予定しており、この段階では中野けやき通り自転車駐車場の一部の利用を休止し、現在よりも150台減りまして650台で運用いたします。
次に別紙1の②のとおり、E中野けやき通りとC中野自転車保管場所の自転車駐車場改修を終え、それぞれ収容台数は、中野けやき通り1,800台、中野自転車保管場所は中野西自転車駐車場として700台となり、11月から利用開始します。同時にA北口中央自転車駐車場、B北口西自転車駐車場の利用を一部休止し、それぞれ収容台数を各1,000台に減じまして、北口中央自転車駐車場の改修工事を開始します。この段階の工事期間は1月までを予定しています。
続きまして、別紙1の③のとおり、A北口中央自転車駐車場の改修工事が終わり、2月より1,800台で運用を開始します。3月までの期間で北口中央自転車駐車場の建屋部分とB北口西自転車駐車場を撤去し、中野駅地区第2期整備に必要な作業空間等確保してまいります。この間の中野駅北側の自転車駐車場の全体の収容台数についてですが、別紙1の右下に参考として工事期間中における推移の表を掲載してございます。まず、本年4月の段階では、収容台数の合計は約6,000台でございました。5月には、図中のFとして民間自転車駐車場が収容台数1,100台で開設しており、現在は全体の収容台数が増加しております。区としましては、この民間自転車駐車場1,100台も含めまして、駅北側で今後6,000台を確保していく計画としております。また、1月の議会報告時には別紙1の右下の収容台数で御説明をしておりました。今回、設計作業を進め、台数を精査し、また民間自転車駐車場の収容台数を考慮しまして、台数配分を見合わせてございます。具体的には、中野けやき通り自転車駐車場につきましては、調整の結果、改修面積を広くとり、収容台数をふやしております。一方、中野自転車保管場所の改修については、自転車駐車場としての利用を2階までとし、また北口中央自転車駐車場の改修については一部に平置き部分を設けることとしたため、それぞれ台数が減となっております。
1枚目にお戻りください。次に(3)としまして、バスロータリー・車両動線整備及びけやき通りのT字路交差点化について御説明します。こちらの内容につきましては別紙2とあわせてごらんいただければと思います。現在、暫定広場として利用している場所について、バスロータリー化し、バス停を2カ所移設します。バスロータリーへの車両動線はバスの動線とするとともに、将来的に第2期整備の工事車両の作業空間等への動線とします。けやき通りにつきましてはカーブ部分をT字路交差点化します。この交差点には歩行者と自転車の交錯を防止し安全性を高めるため、信号を設置する予定です。また、車両の両側に自転車走行空間を整備し、自転車の走る場所を明確化します。これらの工事は、先ほどの北口中央自転車駐車場の改修と同時に着工しまして、11月から3月までの工期で予定しております。なお、現在の北口暫定広場については、10月いっぱいは現在同様に使用することができます。
恐れ入ります。1枚目に戻りまして、3番、今後の予定でございます。7月24日、25日に中野駅地区第2期整備先行工事の全体についての説明会を予定しております。8月下旬には中野自転車保管場所、けやき通り自転車駐車場の改修について、それぞれ周囲の方に個別に工事の説明を行い、工事着手する予定です。また、10月には北口中央自転車駐車場の改修、作業空間等確保、バスロータリー、車両動線整備及びけやき通りT字路交差点化の工事説明会を予定しております。その後11月上旬に工事着手しまして、平成28年3月末の工事完了を予定しており、あわせて仮設バス停を供用開始する予定でございます。
御報告は以上でございます。
委員長
引き続き19番、中野駅地区第2期整備先行工事に伴う自転車駐車場の整備及び自転車保管場所の移転についての報告を求めます。
伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)
それでは、私のほうからは中野駅地区第2期整備先行工事に伴います自転車駐車場の整備及び自転車保管場所の移転につきまして御報告いたします(資料3)。
このたびの先行工事の進行にあわせまして、周辺の自転車駐車場の整備及び自転車保管場所の移転を行うとともに、関係規定の整備を行うというものでございます。
まず1番目、自転車駐車場の整備でございます。整備の考え方でございますが、中野駅北口周辺の自転車駐車場の整備に当たりましては、近隣にこのたび整備されました民間の自転車駐車場の収容台数、1,100台でございますが、その台数も含めまして、現行の台数約6,000台、内訳にしまして、定期が4,400台、1日利用が1,600台でございますが、これを整備以後も維持するというものでございます。
(2)整備内容、一部は廃止でございますが、表のアからエの4カ所の自転車駐車場の整備を行うというものでございます。恐れ入りますが、裏面をごらんください。4番、参考ということで、自転車駐車場の配置図がございます。まず位置関係を御説明させていただきます。右下のアのところでございますが、中野駅北口中央でございます。屋外と屋内がございまして、上の青色の横長の部分が屋外、右下の小さいほうが屋内でございます。その左側イが中野駅北口西、さらに左側のウが中野西、そして表の真ん中の上段のところでございますが、中野体育館の南側、これが中野けやき通りの各自転車駐車場となってございます。今回新たに整備された民間の自転車駐車場については、下のウの中野西の左側、濃い黄色の部分となってございます。
それでは、また表の面に戻っていただきまして、もう一度(2)整備内容の表をごらんください。ア中野駅北口中央でございますが、現在は屋内の定期利用及び屋外の定期利用、それぞれ1,000台ずつ、1日利用が1,400台、合計3,400台でございます。整備後は、右の欄でございますが、屋外の定期利用1,800台のみとなります。こちらが来年の2月1日からでございます。
続きまして、イ中野駅北口西でございます。現在、屋外の定期1,200台ございますが、こちらにつきましては来年1月末をもって廃止ということでございます。
ウ中野西でございます。現在、屋外のみ定期が550台、1日利用が50台の計600台となってございますが、整備後は、1日利用50台分を定期に転用しまして、屋外の定期利用を600台といたします。そして中野西、現在屋内はありませんが、表の下、備考の※1をごらんください。中野西自転車駐車場の南側に隣接しまして、現在、中野自転車保管場所がございますが、そこを改修しまして中野西自転車駐車場の屋内施設として整備をいたします。一番下の囲みをごらんください。今回、拡張整備します中野西自転車駐車場の概要でございます。収容台数は700台、1階350台、2階350台を予定してございます。利用形態は定期利用のみということでございます。利用料金は1階部分が1カ月1,900円、3カ月5,100円、2階部分が1カ月1,300円、3カ月3,300円でございます。こちらにつきましては、近隣の区営の自転車駐車場の利用料金を勘案して設定してございます。利用時間は24時間、利用開始予定日は本年の11月1日でございます。
上の表に戻っていただきまして、エ中野けやき通りでございますが、現在、屋外の定期650台を、整備後は1,300台に、1日利用を150台から500台に収容台数をそれぞれ増強いたします。こちらについても、備考の※2をごらんください。中野けやき通りの自転車駐車場は、隣の区営の自動車の駐車場がございます。その一部を転用するなどしまして拡張するというものでございます。このような整備を行いながら、整備後の収容台数は、近隣に整備された民間の自転車駐車場の台数1,100台を含めまして、現行と同じ6,000台を確保するというものでございます。
以上が自転車駐車場の整備についてでございます。
裏面をごらんください。2番目、自転車保管場所の移転でございます。(1)移転するために閉鎖する自転車保管場所でございます。①中野自転車保管場所は、先ほど御説明しましたように中野西自転車駐車場に転用するため、鷺宮南自転車駐車場がございますが、その一部に移転いたします。
②でございます。中野五丁目の自転車保管場所がございます。こちらは、今回の先行工事とは直接関係はございませんが、福祉施設の予定地となってございますので、こちらについてもあわせて移転ということで、3月末まで運営をしておりました旧東中野南自転車駐車場に移転をいたします。いずれも閉鎖予定日は本年7月31日でございます。
(2)移転整備する自転車保管場所でございます。①先ほど御説明しました鷺宮南自転車保管場所、これは鷺宮南自転車駐車場内に設置をいたします。
②でございます。先ほど説明しました中野五丁目からの移転で東中野自転車保管場所ということで、旧東中野南自転車駐車場に設置をいたします。設置予定日はいずれも本年8月1日でございます。
3番目、関係規定の整備ということでございます。今回の先行工事に伴います自転車駐車場の整備のため、中野区自転車駐車場条例施行規則の一部を改正いたします。なお、中野駅北口西の自転車駐車場につきましては、来年1月末の廃止ということになりますので、それに係る条例の改正、議案の提出は第3回定例会を予定してございます。
4番目、参考ということで、自転車駐車場の配置と、(2)は先ほど説明した近隣の4カ所の自転車駐車場の利用料金を記載させていただいてございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
内川委員
まず、バスロータリーの整備に伴って自転車の動線の問題なんですけれども、この図から見ますと、自転車の動線というのはT字路の交差点化、こちらのほうに集中をさせて、現在はサンプラと区役所の間の細い道に流れてきますけれども、その流れをけやき通りのほうに持っていくということでよろしいんですか。
小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
現在、中野区役所とサンプラザの間から南のほうに走ってまいりまして自転車駐車場に入っているという方は多くいらっしゃいますけれども、歩行者と自転車の交錯を防止するという観点から、今後はT字路交差点化するほうの青字の自転車走行レーンを走っていただくという方向にきちんと整理、誘導してまいりたいというふうに思っております。
内川委員
そうすると、サンプラと区役所の間の細い道の入り口付近に自転車乗り入れ禁止ですとか、そういった看板を置くですとか、そういった処理をされるんですか。
小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
自転車走行の切りかえのタイミングというのは非常に周知が必要というふうに思っておりまして、区役所、サンプラザの北側の入り口のあたりですとか、またT字路交差点化するあたりですとか、そのあたりスムーズに移行できるように今後検討してまいりたいというふうに思っております。
内川委員
どちらにしても、四季の都市(まち)、四季の森公園のほうに向かっていく学生さんですとか、会社員の方が、1日中とまることなく流れができておりまして、T字路の交差点のほうにも、警備員の方ですとか、ちょっと配置しないと、また自転車と人との交錯が生まれてくるんじゃないのかなと思いますけれども、そこら辺はいかがですか。
小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
ここは確かに多くの歩行者が通られておりまして、自転車との交錯は危険というところがあります。工事期間中につきましては、工事のほうで誘導員を配置する等しまして安全を図りたいというふうに思ってございます。また今後につきましては、現在、朝の時間に区役所・サンプラザの南側とT字路交差点化する場所に交通誘導員を配置しておるわけですけれども、その誘導員の再配置等を検討してまいりたいというふうに思っております。
白井委員
私も内川委員と同じ懸念を持ちます。青い丸で区の交通指導員の配置が示してあるんですけれども、現行で言うと中野区役所とサンプラザの間を自転車で乗ってきました。駐輪場に入ろうとすると、警備員の人に呼びとめられて、ここからは入れませんよ、回ってくださいというと、歩行者動線の赤の破線で書いてあるのと同じ通路を通って区役所前から、場合によっては税務署とNTTドコモビルの間を抜けるなんてことになると、誘導員の配置をしたことによってよけいに歩行者と自転車が逆走して重なり合う、こんなことになりかねないと思うんです。周知をしなきゃならないところもあるんですけれども、なかなか大変かと思うんですけれども、先ほどの答弁で大丈夫でしょうか。いま一度確認したいと思います。
小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
中野税務署とNTTドコモビルの間を歩行者がたくさん通られておるわけですけれども、今回、中野自転車保管場所を自転車駐車場に改修するといったことで、そちら側に自転車として抜けていくような動線というのは、確かに想定はされます。その場合、NTTドコモの南側の通路、今、青の矢印が入ってございますけれども、自転車についてはこちら側を誘導してまいりたいというふうに考えてございます。いずれにしましても、切りかえのタイミングを見て、十分に安全対策を検討してまいりたいと思っております。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、昨日の休憩中に御協議いただきましたとおり、報告事項の2番及び3番について一括して報告を受けます。
2番、西武新宿線沿線まちづくり整備方針(新井薬師前駅及び沼袋駅周辺地区編)(素案)意見交換会の開催結果について及び3番、西武新宿線沿線まちづくり整備方針(新井薬師前駅及び沼袋駅周辺地区編)(案)についての報告を求めます。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
それでは、2番の西武新宿線沿線まちづくり整備方針(素案)の意見交換会の開催結果と、続きまして関連しますので、西武新宿線まちづくり整備方針(案)について、あわせて御報告させていただきます。
まず初めに2番の整備方針(素案)の意見交換会の開催結果についてでございます(資料4)。この案件につきましては、ことしの3月に作成いたしました新井薬師前駅及び沼袋駅周辺地区におきますまちづくり整備方針の素案について、5月14日から17日の計4日間の日程で地域住民の方々に意見交換会を開催しましたので、その状況について御報告するというものでございます。
まず1番目の意見交換会の日程及び開催の場所でございます。5月14日から17日まで、ごらんのとおりの日程と時間、また場所で開催させていただきました。
2番の参加人数でございます。5月14日から17日まで、合計で140名の方の参加がございました。
次に、メール及びファクシミリ、郵送等による意見募集、意見交換会の場では御意見がしにくいという方もいらっしゃったと思いましたので、用紙をお配りして、意見募集という形でさせていただきました。5月14日から6月1日までの2週間実施させていただきました。意見書の数といたしましては24件の方から意見がございました。
次に、主な質疑・意見及び回答についてでございます。
まず、新井薬師前駅周辺のまちづくりについてでございます。質問についてでございます。整備方針素案には補助220号線などまちづくり構想には記載されていないことが記載されている。まちづくり構想の何を踏まえて作成したのかという御質問がございました。回答と見解といたしましては、まちづくり構想と基本的に方向性は同じであると考えており、区のまちづくり整備の方針を示したものである。220号線は構想には記載されていませんけれども、区として取り組む必要があると考えているということでございます。220号線は、なぜ今になって取り組み始めたのかという御意見がございました。連続立体交差事業は補助220号線等の交差道路の整備もあわせて進めることで大きな整備効果を発揮するものというふうに回答させていただきました。上高田五丁目の街区再編とはどのようなことかということに関しましては、上高田五丁目地区は狭隘道路も多いため、道路にあわせて防災面の対策も必要であると考えているということでございます。また、相互直通運転についても御質問がございました。回答といたしましては、郊外から都心への鉄道が乗り入れていない路線は西武新宿線のみである。相互直通運転化によりまして、乗りかえがなくなり、都心への所要時間が大幅に短縮されるなどの効果があるというふうに回答させていただいております。次に、裏面をごらんください。新井薬師前駅についてカーブは緩くなるのかという御質問がございました。回答といたしましては、鉄道の地下化にあわせまして、新井薬師前駅の駅部の曲線も緩くする計画であるため、電車とホームの隙間は現在よりも改善されるものと考えていると回答させていただいております。連立についての御質問もございました。地下化はいつ行われるのかという話と踏切がいつなくなるのかという御質問でございます。連立事業は32年度に完成予定、それまでには鉄道が地下化する、踏切もなくなるというふうに回答させていただいております。具体的な時期についてはまだ決まっていないということでございます。それと、連続立体交差事業、どの程度工事が進んでいるのかという御質問がございました。現在は土留めの杭などの建て込みですとか、作業ヤードの確保のための線路の移設工事をしているという段階でございます。あわせまして、用地買収も進めているというふうに回答させていただいております。
続きまして、沼袋駅周辺のまちづくりについての御意見でございます。まず、意見交換会に出された質問ですとか意見についての回答をホームページに記載してほしいという御意見がございました。いただいた御意見につきましては、何らかの形で区としての見解を示していきたいというふうに回答しております。駅前の再整備のループ道路の話が出ました。ループ道路は必要なのか。歩行者を優先した方針にしてほしいという御意見がございました。駅前は歩行者、自転車、自動車が錯綜しておりまして、ループ道路の整備によりまして、歩行者、自転車、自動車の動線を分離した歩行者中心とする駅前空間を整備していきたいと考えていると回答させていただいております。「新たな顔となる駅前の拠点空間の創出」については、まちづくり構想には記載がないじゃないかという御質問がございました。検討会のまちづくり構想でもにぎやかな空間ですとか広場等の創出がございました。また、現在、建物や道路空間も少なく、駅につきましては歩行者、自転車、自動車が錯綜しており、沼袋の玄関口としてふさわしい空間が必要であるために盛り込んだというふうに回答してございます。あと、地区計画が必要だと思うがという意見がございました。地区計画については、まちづくり手法の一つであり、整備方針策定後に地域の方々の御意見を伺いながら具体的に決めていきたいという話をしてございます。道路についての記載がされるのかという道路の構造についての御質問がございました。具体的な計画については別途今後示していきたいというふうに回答してございます。今後もこういった意見交換会を行う予定があるのかという御質問がございました。御意見の状況を見ながら検討していきたいというふうに回答してございます。スケジュールが入っていないという意見がかなり寄せられました。スケジュールについては御意見等の状況を見ながら検討していきたいと記載してございます。バスについても御質問がございました。中野駅から沼袋に向かうバスがなく不便である。改善してほしいという意見がございました。バス通りは当然拡幅されますので、相互交通になりまして、バス交通も改善されるというふうに回答してございます。にぎわいについてなんですけれども、再開発という手法にすると記載がございますけれども、それは外したほうがいいんじゃないかと。既存の商店街と再開発との共存はできるのかという御質問がございました。駅前の拠点づくりは必要だと考えております。しかし、再開発については区だけで決められることではなく、今後地域の方々の御意見を伺いながら、商店街と共存できるような方策について具体的に検討していきたいと回答してございます。これが意見交換会の開催の状況についてでございます。
続きまして、これを受けまして、3番、整備方針(案)について、次の資料(資料5)で御説明させていただきたいと思います。
5月14日から17日の4日間でいただきました両地区の意見交換会の意見等を踏まえまして、まちづくり整備方針(案)を作成しましたので御報告させていただきたいと思っております。
まず、今回の素案から案への主な変更箇所について、別紙を使いながら御説明させていただきたいと思います。まず1ページ目でございます。はじめにのところでございます。目的の1行目ですけれども、今回の「西武新宿線沿線まちづくり整備方針」は、両検討会から御提案いただいた「まちづくり構想」等の内容を踏まえというところを新たに追記させていただきました。両検討会からの御提案の趣旨を踏まえということを入れたほうがいいんじゃないかという御意見がありましたので、改めて記載させていただいたというものでございます。
それと8ページをごらんください。新井薬師地区ですけれども、(3)地区の将来像の一番下に〈防災〉がございます。初めの○補助220号線が整備され、避難路や延焼遮断帯、「延焼遮断帯」という言葉が抜けていたんですけれども、より明確に補助220号線は避難路と延焼遮断帯という位置付けをすべきだという御意見がありましたので、改めて「延焼遮断帯」という言葉を追記させていただいたというものでございます。
9ページをごらんください。(4)将来像を実現するための施策の①の新たなにぎわいの創出のところのアの新たな顔となる駅前の拠点空間の創出の○の2番目でございます。中野四季の都市(まち)や中野駅との回遊性を確保し、にぎわいの核となる中心的な商業地等、ここに「等」を入れてございます。これは、商業だけじゃなくて、新井薬師は交流拠点という位置付けがございますので、上に記載がございますけれども、業務ですとか、観光ですとか、交流ですとか、こういったいろいろな機能がございますので、「等」という言葉を入れたらどうかという御意見に応えたものでございます。それと建物の共同化や再開発等による街区の再編でございます。「建物の」を追記させていただきました。共同化についてわかりにくいという御意見がございました。共同溝と間違いやすいんじゃないかという御意見がございましたので、「建物の」ということでより明確にさせていただいたものでございます。
次に、13ページをごらんください。今後のスケジュールでございます。先ほどの意見交換会で数多くの意見が出されました今後のスケジュールについて記載してほしいというもので、13ページにつきましては新たに追加させていただいたものでございます。簡単に読ませていただきます。今後のスケジュールですけれども、新井薬師前駅周辺地区のまちづくりの取り組みについては、今後、関係機関との調整を図るとともに、地域の方々等の御意見を伺いながら、以下のスケジュールを目途に進めていきますと載ってございます。この表の見方でございます。主な施策を12番ほど示してございます。下の絵は、①から⑫まで簡単な絵で箇所を表示しているものでございます。リンクしております。それと横を見ていただきますと、それぞれの年度は27年度から31年度、5年ごとに表示してございます。31年から36年、10年以降は37年以降という形で記載してございます。1番から5番までは新井薬師前駅周辺の新たな顔となる拠点空間の整備についての記載でございます。
まず1番の駅前の共同化や再開発等による街区再編の検討と必要な都市計画の手続についてでございます。これは、27年度からおおむね30年度をかけて進めていこうと考えてございます。
次の2番、場所は同じ地区でございます。必要な検討と都市計画の手続が終わりましたら、実際の共同化と再開発の事業化というふうに考えてございまして、おおむね31年から予定しているところでございます。
3番、区画街路第3号線の沿道のまちづくりのルール等の検討と必要な都市計画の手続についてでございます。これも先ほどと同じように今年度くらいから31年度くらいまでを予定しているものでございます。
4番は哲学堂・門前通りの歩行者や自転車を中心とした道路空間の整備、5番は区画街路第3号線及び哲学堂・門前通りの無電柱化の推進という形で、これは32年度くらいから順次整備をしていきたいというふうに考えているところでございます。
続きまして、補助第220号線の整備にあわせた沿道のまちづくりについてでございます。6番から12番までございます。220号線はⅠ期区間とⅡ期区間、Ⅲ期区間と三つに、延長も1,600メートルと長いということもありますので、三つに分けて事業化を考えてございます。
まず6番目のⅠ期区間、鉄道交差部の事業化について、約90メートルの区間でございます。これは、今年度から事業化をし、おおむね33年度までに整備をしていきたいと考えてございます。
7番目、上高田一丁目から三丁目地区の防災まちづくり計画の策定と必要な都市計画の手続でございます。上高田一丁目から三丁目地区は防災のまちづくり整備地区に位置付けられていることもありますので、防災のまちづくり計画を30年度くらいまでにつくっていきたいと考えてございます。
8番目、220号線Ⅱ期区間でございます。Ⅱ期区間は、鉄道交差部から早稲田通り、南側の区間でございます。早稲田通り、取付道路は一部できておりますけれども、未整備の区間を整備するというものでございます。30年度くらいから36年度くらいまでの整備を考えているところでございます。
9番目、上高田一丁目から三丁目地区の避難路の確保、建物の不燃化と耐震化の促進でございます。先ほど言ったとおり、防災のまちづくり計画を踏まえた形で、実際の220号線の整備にあわせて30年度くらいから実施を考えていきたいと思っております。
10番目、上高田五丁目地区の街区再編の検討と必要な都市計画の手続についてでございます。これは、鉄道の北側になります。上高田小学校のあたりですけれども、この地区については、主な検討を32年度くらいから進めていきたいと思っております。
11番目はⅢ期区間でございます。鉄道の交差部から新青梅街道をⅢ期区間として、32年ごろまでに実施していきたいと思っております。
12番、街区再編の事業化につきましては、11番と同時進行で進めていきたいというふうに考えてございます。
続きまして、沼袋地区の整備方針について御説明いたします。資料16ページをごらんください。(3)地区の将来像について御説明いたします。〈防災〉の枠のところをごらんください。一つ目、区画街路第4号線が整備され、避難路や延焼遮断帯として位置付けられている。二つ目、区画街路第4号線沿道を中心に、耐火・耐震建物への更新が進むなどという記載がございます。素案のときは、区画街路第4号線の記載はなかったんですけれども、改めて追記させていただいております。
17ページでございます。(4)将来像を実現するための施策、新たなにぎわいの創出のところでございます。先ほどの新井薬師と同じように、にぎわいの核となる商店街等、「等」という言葉を記載しているのと、建物の共同化、「建物の」を追記させていただいております。理由は先ほどと同じでございます。
18ページをごらんください。イ区画街路第4号線の整備による交通環境の改善の2番目をごらんください。区画街路第4号線は、安心して歩くことができ、また自転車が安全に走行できる交通環境を創出していきますというところ、また以降を追記してございます。
21ページをごらんください。今後のスケジュール、先ほどの新井薬師と同じように、この部分につきましては新規で追加しているものでございます。ここも同じように、取り組みについては、今後、関係機関と調整を図るとともに、地域の方々の御意見を伺いながら、以下のスケジュールを目途に進めていきますと記載してございます。
1番目、2番目につきましては、新たな顔となる拠点空間の整備についてでございます。3番目から9番目が区画街路第4号線の整備と沿道のまちづくりについて記載しているところでございます。
再開発共同化の街区Ⅲへの検討と必要な都市計画につきましては、ことしから30年度くらいを目途に考えていきたいと思っております。共同化と実際の事業化につきましては、31年度くらいからを目途に考えているところでございます。
続きまして、第4号線の整備についてでございます。③についてですけれども、区画街路第4号線の沿道のまちづくりのルールの検討と必要な都市計画の手続につきましては、今年度から29年度くらいを目途に実施していきたいと思っております。
第4号線の道路空間の検討は今年度から34年度くらいまでを目途に実施していきたいと思っております。
5番目の区画街路第4号線、駅前広場も含みます事業化の件でございます。これにつきましては、備考にございますけれども、区画街路第4号線沿道のまちづくりのルール等がまとまり次第事業化ということで、28年度から37年度くらいの10年間を想定しているところでございます。
区画街路第4号線と沿道の一体的なまちづくりにつきましても、5番と一緒に実施していきたいと考えてございます。
7番目の地区集散道路第3号の整備につきまして、これは77メートル、平和の森までの区間ですけれども、実際に用地買収も一部行っているんですけれども、第4号線と同じスケジュールで進めていきたいと思っております。
8番、9番ですけれども、防災まちづくりについての記載でございます。防災まちづくりについては、27年度から31年度くらいまで検討を進めて、都市計画の手続を進めて、その後避難路の確保、建物の不燃化・耐震化につきましては、32年度くらいを目途に進めていきたいと考えてございます。
修正箇所は以上でございます。
初めの紙に戻っていただきまして、3番、今後のスケジュールでございます。27年7月21日から8月11日まで、条例に基づきますパブリックコメントを3週間実施していきたいと思っております。また、この期間中なんですけれども、7月23日から26日にかけまして、まちづくり整備方針(案)説明会を開催したいと思っております。開催につきましては4日間で、先ほどの意見交換会と同じ、新井薬師2日間と沼袋2日間と考えているところでございます。整備方針につきましては9月に策定していきたいと考えてございます。
報告につきましては以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
近藤委員
大変丁寧な説明をありがとうございました。四つのセンターで意見交換会をやって、そしてなおかつそこだけでは意見が出し切れないからといって、そちらにいらっしゃる方にまでわざわざ意見を出せる用紙を置いてこられたということで、本当に丁寧なやり方をされて住民の方も感謝していると思います。そこにいらした住民の方ではない方からのメールやファクシミリというのは、24件の中でどのくらいあったんですか。そこに参加していない方からの意見というのは、ここに参加している方だけですか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
意見書につきましては、意見交換会のときにお配りしていますので、意見交換に参加していない方は、基本的にはお配りしていない形になります。なので、意見は、出席していない方からは出ていないと思います。
近藤委員
出席した方からの意見に基づいて素案から案に変わっていったんですけれども、住民の方の意見がかなり入っていて、例えば沼袋で言いますと、区画街路第4号線が整備され、避難路や延焼遮断帯として位置付けられているとか、今やろうとしている区画街路第4号線のことが入ったというのは、素案のときには入っていなくて、一生懸命ここに対しての問題をやっていたのに入っていなかったのが入ったということはとてもいいことだと思います。スケジュールも、今までスケジュールもなくてどうなってしまうのかという不安の声があったところが、今後のスケジュールが細かく入ったというのはとてもよかったと思います。そこで、整備方針で防災の観点というのがかなり入っているんですけれども、防災の観点と、自分たちがこれからこのまちでどうやって暮らしていくかというところで共同化ということが皆様には関心が高いんですけれども、今、大和町のまちづくりを見ますと、用途地域の変更になっているんですけれども、沼袋と新井薬師のまちづくりに関しては、区画街路第4号線が整備されても、用途地域の変更という言葉が案の段階で出てこないんですけれども、これはどういうことなんですか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
用途地域につきましては、意見交換会でもかなり出された意見でございます。現況のバス通りが6メートルでございます。現況の用途が、沿道につきましては現況の6メートルから20メートルの幅で、駅前につきましては商業地域、駅から離れたところにつきましては近隣商業地域がかかってございます。今回、区画街路第4号線を14メートルに拡幅することになりますと、両側4メートルずつ拡幅することになります。今のままで用途地域を変更しなければ20メートルが16メートルになる可能性があるというものでございます。これにつきまして、今の16メートルのままでいいのか、または20メートルに拡幅すべきなのか、またはもうちょっと商店街を活性化するためにも幅を広げればいいのかという御意見もあると思います。重要な視点といたしましては、裏が第一種低層地域になってございます。すぐ閑静な住宅地になっているところもございますので、これとの兼ね合いをどうするかという問題点もありますので、区といたしましては、今後、この整備方針を策定後に地域の方々とお話し合いをさせていただきながら、用途地域についても検討していきたいというふうに考えているところでございます。
近江都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当)
新井薬師のほうのまちづくりについてお答えさせていただきます。防災の御質問だったかと思うんですけれども、上高田二丁目、三丁目、東京都の防災都市づくり推進計画において、震災時に大きな被害が想定される整備地域ということで位置付けられておりまして、防災上非常に多くの課題を抱えている地域でございます。そこで、補助第220号線、そういったものを整備することにあわせまして、沿道の地区計画、もしくは不燃化事業等導入するなど、沿道の市街地の耐震化、不燃化、そういったものもあわせて考えてまいりたいと思っています。ただ、これにつきましては、地域住民の方々と今後きちんと意見交換、話し合いをしながら検討してまいりたいと考えてございます。
近藤委員
意見交換をして、本当に丁寧にやってくださっているのはすごくわかるんですけれども、用途地域の変更となると、また年月がたってしまったり、やはりお住まいの方や商店の方は、自分の人生設計があると思うんですよ。どういうふうに暮らしていくかというのが、共同化と言われても、共同化できない低層住宅であったら、第一種中高層住宅専用地区でぎりぎりだと思うんですけれども、それ以上でないと商店街にしても防災の観点で遮断効果がどうなのかとか、そういう問題もありますし、共同化の問題もありますし、大和町を見るとぱっと用途地域の変更というのが出ていますから、ここの差が、防災の観点からもおくれているのかなと思うので、話し合いをしながら決めていくのは大事なことなんですけれども、皆さんは道路が広くなって、自分の面積が減ってしまったら、やはり上に建てたいというのは当たり前の発想だと思うんですよね。面積の少ない部分だけでやっていこうという方はあまりないので、商店街も、防災の観点も、にぎわいの観点も、用途地域の見直しということはかなり大事な問題だと思うんですけれども、そこら辺は十分考えていらっしゃるんですか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
用途地域の見直しにつきましては、今、東京都が決定権者なんですけれども、基本的には一緒に地区計画をかけることになってございます。地区計画につきましては、当然ですけれども、地域住民の合意形成なりが必要になってまいります。将来のまちづくりをどうするんだ、当然その商店街だけじゃなく、委員御指摘のとおり、防災の観点ですとか、幅広い観点が必要になってまいります。一方で、4号線の事業化につきましても、関係権利者の皆様方につきましては早く事業化してほしい、生活再建がなかなか成り立たないという御意見もいただいているのは確かでございます。我々といたしましても、一刻も早く4号線の事業化の準備をしつつ、地区計画ですとか、そういったまちづくりの仕様についても早急に地域の方々と話し合いをさせていただきながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。
近藤委員
それともう一つ、この意見交換のときも出ているんですけれども、再開発という言葉が素案のときに初めて出てきて、今までまちづくりの会議をしてきた中で、駅前の公共性を図るですとか、コミュニティの場にするですとか、いろいろな言葉は出ていたんですけれども、再開発という言葉は素案で初めて出てきたんじゃないかということをおっしゃるんですね。再開発等となっているんですけれども、等というのは何ですか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
新井薬師も沼袋駅周辺も、今回駅前の新たな拠点につきまして建物の共同化とか再開発等ということを一つ提案させていただきました。我々も決して再開発に限定しているわけではございません。いろいろなまちづくり手法があると思います。例えばまち並み誘導型の地区計画というやり方もありますし、さまざまなまちづくりの手法があると思います。このあたりは、当然ですけれども、区だけで決められるものでもありませんし、地域の方々と今後御相談させていただきながら、どういうものがいいのかということを将来の両地域のまちづくりを見定めながら、今後手法についても考えていきたいと考えているところでございます。
近藤委員
住民の方の心配というのは、再開発を駅前でします。今まで再開発については議論になっていなかった。バス通りを一生懸命議論してきた。それは自分たちの商店をバス通りに栄えさせたいという気持ちがあると思うんですよね。もちろん安全のことや防犯のことや、皆さんが通りいいということもありますけれども、そこにいらっしゃる方は、自分たちがにぎわいを求めているんだと思うんですよ。駅前の再開発事業でその商店街とちょっとかけ離れたものになってしまったときに、西武線の沿線まちづくりに係る基盤施設の整備基本方針というのが平成22年8月、5年前に出ているんですけれども、そこを見ますと、禅定院という方向に約9,700人が流れていて、商店街のほうには約7,300人という人の交通量なんです。ですから、禅定院というほうは、商店街を通らないで行ってしまっているということなんです。そっちのほうが移動している人間が多いんです。ここに再開発をされてしまうと、せっかく自分たちが頑張ってバス通りをよくしようとしているのに、商店街を通らなくなってしまったら元も子もないというところが、一生懸命区も丁寧に、住民の皆さんも丁寧にやっているんですけれども、ここへきて再開発という言葉が出てきた。そことの整合性や一帯として沼袋をどうやっていくかという問題を本当に考えていかないと、再開発のところだけばっとなってしまうと、こんなに一生懸命やったのに商店街が取り残されてしまうという結果にならないかと住民の方は危惧されていますけれども、その辺はいかがですか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
一般質問でも同じ意見が出されたと思います。4号線の沿道商店街をどうするかという点は、4号線の整備後も引き続き商店街としてのにぎわいを創出していくということは大変重要な視点だと思っております。今回の整備方針(案)につきましても、その内容については記載しているところでございます。一方で、駅前につきましても、近隣商業地域でありながら駅前に近いという点を十分に生かし切れていなくて、木造の古い低層が多いところでございます。沼袋の新たな顔となるという点ではなかなか難しい点があるというところでございます。委員御指摘のとおり、商店街と顔となる駅前とどういうふうに両立させていくかというところは大変重要な視点だと我々も思っているところでございます。今後、まさしく地域の方々とこのあたりは相談させていただきなから、区としても、どういった方策ができるのかということを検討していきたいと考えているところでございます。
近藤委員
素案のところで初めて出てきた再開発という言葉なんですけれども、やはりこれも住民の方を巻き込んで一緒に考えていかないと本当に取り残されてしまって、自分たちはずっと議論してきたのに何だということにならないようにきちっとしていただきたいと思います。そして2011年8月の都市計画審議会で、予算的なことは大丈夫ですかと議員の方から質問があったときに、この事業は優先順位が高いですという言葉に皆さん支えられて頑張って検討していらっしゃるので、いろいろな事業があって、本当にこれから中野区お金が大丈夫なのかなと思う、本当に心配なほどたくさんの事業があるんですけれども、丁寧な説明をしながらしっかりといい道路をつくっていただきたいと思いますけれども、いかがですか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
事業費につきましては、4号線についても、一方で新井薬師の220号線につきましても、国費を充当するですとか、都市計画交付金を充当するとか、なるべく一般財源を支出しないような方法で、今後事業につきましても検討していきたいと考えているところでございます。
白井委員
素案から案の中で初めて盛り込まれた報告が例示をされております。一番大きいところは今後のスケジュールかなと思います。一般質問の中でも我が会派が代表する形で、同僚の南かつひこより質問させていただいたところなんですけれども、今後の生活設計や再建を考えると、このスケジュールというのは大変大事ですよと、ぜひ示しておく必要がありますと話をしてきたところです。そういう意味では、今回5年スパンではありますけれども、スケジュールが盛り込まれたところ、非常に感謝をいたします。また、これにつきましては、もともと検討会、またさらには素案の段階で両検討会の方々、また地域住民の方々からも強い御要望があったところです。今回、新しくこのスケジュールを盛り込んだ理由についてまず御説明いただきたいと思います。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
今回、先ほど御説明させていただきました5月14日から4日間の日程で意見交換会をさせていただきました。またその後意見書もいただいた中で、スケジュールにつきまして、生活再建という意味でも早く示してほしいという意見がかなりございました。今回、先ほど御説明させていただきましたけれども、一つの前提条件、関係機関との調整ですとか、地域の方々の御意見を伺いながらという条件はつけながらも、今の時点で、我々区といたしまして最大限できるスケジュールを今回示させていただいたというところでございます。
白井委員
冒頭の部分で両検討会から御提案をいただいたまちづくりの構想等の内容を踏まえというところを新しく加えたという話がありました。12ページの新井薬師のほうからお伺いしたいと思うんですけれども、検討会の中では、この220号線のお話し、まとまり切ることができなかった。ですので、地元の検討会ではこの辺を外してというところだったんです。今言ったところと相反するところなんですけれども、今後の計画を考えると区としてこれはやらざるを得ないという判断をしているというところです。そういう意味では、地元ではなかなか賛否もあり、御意見もあり、まとめ切れなかったところをあえて区が計画としたところです。事業主体としては東京都なので、区ではないという言い方もできるんですけれども、今後のまちづくりを考えると、特に新井薬師前駅、220号の影響下が非常に大きいと思います。この点について、区として素案から案になるタイミングまで説明会もあったと思うんですけれども、この中で意見がさまざま出ています。どんな意見があったのか、御報告お願いしたいと思います。
近江都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当)
委員がおっしゃるとおり、検討会が作成していましたまちづくり構想の中では、220号線の件については賛否さまざま意見がある中、なかなかまとまり切れなかったというふうに聞いてございます。ただ、区といたしましても補助220号線は中野区南北の交通ネットワークを強化するといったことで大きな意義があると同時に、連続立体交差事業の交差道路として整備することで、連続立体交差事業の効果を最大限発揮させることができると考えております。先ほどもちょっと申し上げたんですけれども、上高田二丁目、三丁目では、防災上多くの課題を抱えている地域もございますので、そういったところでは、地域の防災にも寄与できる路線と考えておりますので、区といたしましては、220号線を、これを機会にきちんと整備してまいりたいと思ってございます。確かにおっしゃるとおり、意見交換会の中では、構想にはなかったけれどもどうなのかだとか、そういった御意見がたくさんあったのは事実でございますけれども、区としましては、220号線の整備はこれから着実に進めてまいりたいと考えてございます。
白井委員
今、御説明いただいた上高田二丁目、三丁目、いわゆる東京都の木密指定を受けているところですね。12ページでは一丁目も含めるエリアで色が示されています。13ページでは⑨が大きなポイントとなるんですけれども、220号沿線だけでなく、今度は面として上高田一丁目、二丁目、三丁目の防災上の計画をどう考えていくのかというのがスケジュールに入っています。具体的に言うと大和町のように通りを拡幅するだけでなく、今度は面的な広がりのため、さらにこれを補足するような形での道路等が入ってくるイメージになろうかと思います。そういう面では220号の話、単なる直線的な話だけじゃなくて、エリア全体に広げての話になると思います。この点の進め方、どのように今後されていくのでしょうか、お伺いしたいと思います。
近江都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当)
区といたしましては、上高田二丁目、三丁目は整備地域に指定されているところもあるんですけれども、あわせて一丁目につきましても防災上課題を抱えていると認識してございます。そこで、上高田一丁目、二丁目、三丁目と面的な広がりを持った防災まちづくりを考えていきたいと考えてございます。お手元にお配りしたスケジュールの中で、13ページなんですけれども、補助220号線の整備にあわせた沿道のまちづくりということで、220号線の南側区間のところと防災まちづくりにつきましては⑦、⑧、⑨で考えてございます。上高田一丁目から三丁目までの防災まちづくりの計画の策定をまず行いまして、それにあわせまして220号線のⅡ期区間、その整備にあわせて沿道並びに周辺地区の建物の不燃化、耐震化を促進していくということにしてございます。もう一つ、地区内にもかなり入り組んだ道路がいっぱいあって、狭い道路もいっぱいあるんですけれども、その中で220号線以外の避難路の指定につきまして、今後地元の皆さんと意見交換をする中で検討してまいりたいというふうに考えてございます。
白井委員
7、8、9が該当するところですね。
次、20ページの沼袋についてお伺いしたいと思います。これもスケジュールが入ったところですけれども、先ほどの答弁と重なると思いますので、これについては省略したいと思います。検討会の中からで言うと、なかったわけではないんですけれども、今度大きくクローズアップされているのが18ページに取り上げられているループ道路の話ではないかと思います。これは、図面にあわせているというよりも、まだイメージのこのエリアというところでよろしいんでしょうかお伺いしたいと思います。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
委員の御指摘のとおり、まだ具体的にはイメージの部分で示しているものでございます。
白井委員
スケジュールの話、21ページについてお伺いします。これも⑧が当たるかと思うんですけれども、区画街路4号線の拡幅に伴います。沼袋の場合は薬師と違って、いわゆる用途地域にずれが非常にあるまちの状態になっています。具体的には新青梅街道に面するようなところまで商店街、いわゆる近隣商業地域というところのエリアにずれがあって、今回これが解消のひとつポイントとなってくるだろうと思いますし、一方、先ほど上高田の中でも面としての防災まちづくりの話をしました。逆に言いますと、沼袋のほうは両商店街、メインを大きくえぐるような形でまち並みが本当に変わる形になります。これほどまでに大きな変更があって、さらに用途地域の変更まで目指してくるとなると、まさにこれこそ沼袋1、2、3、4という大きな面での防災の取り組みを視野に入れておられる、そのためにこの8が入ってきているんだろうと思います。非常にこれも面積が大きくなる分、大変な取り組みになるんですけれども、一方、これに時間をかけ過ぎると直接的な4号の方々の方策が見えなくなってくる、両てんびんの話です。全体としての話もありますし、一体的に進めないと、初めに整備された人が後からまちづくり全体の、例えば計画を選定して補助率が決まったときに、初めに整備しなくて待っていたほうがよりお得だった、メリットがあったとなってしまうと反論を買ってしまいます。一方、全体が決まるまではなかなか出せませんよとやっていると、生活再建、生活のめどが立たなくなってくるところです。そういう意味では、今回このスパンを描かれているところなんですけれども、より緻密な計画、もう少し刻んであげて情報提供、ここが非常に大事な点だと思うんですけれども、今言った二つの相反するお話、それともう一方で生活に直結する話、どのように進めていくおつもりでしょうかお伺いします。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
今の委員の御指摘は大変重要な視点だと思っております。区といたしましても、沿道の用途地域ですとか、新たなまちづくりのルールの検討についてと、あと沿道の地権者、区画街路4号線の関係権利者の方々、ある意味ではラップしているところでございます。ラップしているといいますと、まちづくりの新たなルールを決める上でも、関係権利者の皆さんの御意見等も吸い上げやすいということもありますし、まちづくりの検討のスケジュールも具体的に一緒に参加できますので、スケジュールも見えると思います。区といたしましても、まず地域の方々、関係権利者の皆様方と検討会等させていただきながら、なるべく具体的なスケジュール、または事業手法等を具体的に示しながらお話しさせていただきたいなと思っているところでございます。
白井委員
薬師、それから沼袋、大きな言い方をしますと今後の100年を決めるくらいの大きな計画だと思っています。ぜひ地域住民の方に情報提供等取り組みお願いしたいと思います。
最後にします。今後のスケジュールなんですけれども、いわゆる素案から案になった場合、普通はパブリックコメント等を行っただけで説明会は行わない、こんなやり方もあります。今回は今後のスケジュールの中で、27年の7月23日から26日、あえて説明会と明記をされておりますけれども、今言ったようにここの説明会を設けられたことは丁寧な説明を行うという意思のあらわれというふうにとらえていいんでしょうか、お伺いをいたします。
近江都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当)
委員のおっしゃるとおり、より丁寧な整備方針案を説明させていただこうと思いまして、今回、説明会を4日間にわたって実施することにいたしております。
別の話になるんですけれども、先ほどの白井委員の発言の件で、220号線の整備の主体につきましては、中野区が整備主体となって行っていくものでございます。
白井委員
訂正します。220号は中野区なんですか。都が指定して中野区が事業主体ということですね。わかりました。ありがとうございます。
伊藤委員
整備方針の13ページ、新井薬師のまちづくりなんですけれども、先ほど説明があったかどうか聞き漏らしたんですが、区画街路第3号線及び哲学堂・門前通りの道路というのは、いわゆる拡幅されるわけですよね。現在何メートルから何メートルに拡幅されるんですか。
近江都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当)
区画街路第3号線につきましては、五中つつじ通りのところになるんですけれども、現在、そこは整備済みということになってございます。ただ、一部、新井薬師前駅の駅前の交通広場、駅前広場を設けるんですけれども、その部分のみが未整備状態になっているところでございます。区画街路第3号線の幅員につきましては、現在11メートルになっているところでございます。哲学堂・門前通りにつきましては、現在の道路を拡幅するという予定はございません。
伊藤委員
13ページに⑤無電柱化の推進とありますよね。拡幅しないで無電柱化を進めていくということなんですか。
近江都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当)
現在、区画街路第3号線のところに結構電柱が立っているかと思うんですけれども、拡幅しないで、現況の道路の中でできればと思ってございます。
伊藤委員
私も第1回定例会の総括質疑で無電柱化推進して、中野区、御承知だと思いますけれども、無電柱化率が1%と非常に低いですよね。再開発をやるときにはやはり無電柱化を進めるべきだと思っているんですけれども、そうしますと21ページの沼袋まちづくり、区画街路第4号線の整備、これは今現在よりももちろん拡幅されますよね。幅員何メートルになるんでしたか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
現道のバス通りが6メートルでございます。拡幅後は14メートルになります。これは新設道路ということでもありますので、無電柱化をする予定で、今、計画してございます。
伊藤委員
せっかく無電柱化するんだったら、この計画スケジュールの中に無電柱化推進を盛り込んでほしいなと思うんですけれども、それは考えていないんですか。どうなんですか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
新井薬師の220号線の新設道路もそうなんですけれども、基本的に都市区道の新設道路は無電柱化するのが前提という形になっておりますので、今回、新設道路については改めて記載してございません。既設の道路につきまして、先ほどの区画街路3号線ですとか、門前通りですとか、既存の道路について改めて無電柱化するという意味で記載しているというものでございます。
伊藤委員
そうすると、拡幅するときにはもう無電柱化するのは当たり前だということで、わざわざ記載されないということなんですか。見る人は、どうなのかと質問とか意見が出ると思うんですよ。その辺いかがでしょうか。
近江都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当)
先日の意見交換会でも同じような御意見をいただいております。ただ、我々も、先ほど話にあったように、新設道路につきましては前提が無電柱化ということなのであえて記載しませんでしたという説明をさせていただいているもので、今後ともそういった丁寧な説明を心がけてまいりたいと思っています。
酒井委員
改選されてから初めての委員会で、素案から案になったということで、この中身を確認させていただきたいんですけれども、西武新宿線沿線まちづくり整備方針で、新井薬師駅前、それから沼袋駅のそれぞれ現況と課題というものがあると思うんですね。駅前における交通結節機能の不足だとか、駐輪場の利便性の低さだとか、安全な歩行空間が確保されていないだとか、市街地における防災性の低さ、地域資源の誘導設備の不足、こういったことを解消していくというのは、鉄道上部空間の活用というのが大きな肝になってくるところがあろうかと思うんですけれども、地権者との間のこともあると思うんですが、そのあたりの話し合いは今どういうふうになっているんですか。整備のスケジュールは出ていますが、鉄道上部空間の基本方針は今後作成するという流れはまだ出てきていないもので、ちょっとそのあたりどうなっているか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
恐れ入ります。整備方針(案)の22ページに鉄道の上部空間の活用について記載させていただいているところがございます。今、委員から御指摘がありました鉄道の上部空間の利用につきましては、今後、地域の特性を生かしながらエリアごとに整理させていただきまして、整備方針という形で、これとは別に作成させていただきまして、地域のほうに示していきたいというふうに考えております。検討の中身は、大きく四つの視点で整理をしようと考えてございます。
酒井委員
それはわかるんですけれども、鉄道事業者の、例えば駐輪場を整備しなければならない責務だとかあるでしょう。それからまた公共的なものに提供しなきゃならないとか、いろいろありますよね。そのあたりのところ、上部は西武の土地になるわけでしょう。そのあたりの活用というのは地域の課題解決のためには上部活用が大きな肝になってくることを考えると、最大限協力を求めていかなければならないわけでしょう。そのあたりがどうなっているか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
鉄道の上部空間につきましては、まず地権者の西武鉄道、また連続立体交差の事業者であります東京都と中野区の三者で別途地上部の空間の検討会というのが行われます。そこの中で具体的に話し合われるんですけれども、公共化が公租公課分で利用できる面積というのも決まってございます。こういった部分もありますので、今、委員の御指摘のとおり、どういった部分が必要なのか、必要性等も区としても十分検証しながら三者の検討会の中で今後調整していきたいというふうに考えてございます。
酒井委員
そういった公共的な活用の空間というのは決まっているということですか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
具体的に公共空間のどこを使うというところまでは決まってございません。ただ、割合とすれば公共空間として利用できる部分も、一応今後話し合いでできる部分があるということでございます。具体的なことはまだ決まってございません。
酒井委員
上部活用に関しては、割合というのはもう決まっていますよという理解でいいんですか。そうじゃないんですか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
連続立体交差事業の事業スキームの中で上部空間の利用というのがございます。基本的には連続立体交差事業の高架の部分なんですけれども、高架につきましては、公租公課分で15%利用できるというものがございます。一方、地下につきましては話し合いによって決めることになっていますので、基本的には15%を目途に話し合うんですけれども、今後ということでございます。
酒井委員
それをお聞きしたかったもので、そこをしっかりとまちづくりに寄与するように、区側の公共的なものに協力を求めていくことが大切だと思っておりますので、そのあたりの話し合いをしっかりと進めていただきたいと思います。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、4番、西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会の開催についての報告を求めます。
小林都市政策推進室副参事(野方・井荻駅間沿線まちづくり担当)
西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会の開催について御報告いたします(資料6)。
西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟は、西武新宿線立体交差事業の野方駅~井荻駅間の早期実現と、中井駅~野方駅間の着実な事業の推進を目指し決起大会を開催いたします。
大きな1番としまして、期成同盟決起大会の概要についてでございます。(1)日時につきましては平成27年8月25日(火曜日)14時から開始いたします。
(2)会場につきましては、野方区民ホールにて行います。
(3)主な内容(案)につきましては、状況報告及び大会主旨説明、大会宣言及び大会決議の採択などを予定してございます。
(4)主催につきましては、西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟でございます。
大きな2番といたしまして、今後の予定についてですが、決起大会開催後、大会で採択された大会宣言や大会決議をもとに、国土交通省、財務省、東京都、西武鉄道株式会社へ要請活動を実施する予定でございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、5番、平成26年度(2014年度)第7回中野区都市計画審議会についての報告を求めます。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
それでは、5番、平成26年度(2014年度)第7回中野区都市計画審議会について報告いたします。
お手元の資料(資料7)をごらんいただきたく存じます。開催日時は平成27年3月24日、午後2時から区議会第一委員会室をお借りして開催いたしました。
内容でございますが、次第にありますとおり、報告事項が1件、囲町地区まちづくりについて、囲町地区まちづくり方針(案)について、囲町地区地区計画(素案)について、それから囲町地区関連都市計画(素案)について報告をいたしております。当日使用いたしました資料を添付しておりますが、まず囲町地区まちづくり方針(案)につきましては、本年1月26日の当委員会で所管から御説明したものと同じ内容でございまして、囲町地区地区計画(素案)及び囲町地区関連都市計画(素案)につきましては、第1回定例会中の当委員会で御説明した内容と同様のものとなっておりますので、説明は省略をさせていただきます。
なお、報告後の質疑といたしましては、都市計画道路の線形に関すること、それから開発を進めるに当たっての環境配慮に関すること、それから関連する小・中学校の教育環境に関すること等がございました。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、6番、第5回中野区交通バリアフリー整備構想改定協議会及び「中野区バリアフリー基本構想」の策定についての報告を求めます。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
それでは、6番、第5回中野区交通バリアフリー整備構想改定協議会及び「中野区バリアフリー基本構想」の策定について御報告をいたします。
A4版両面印刷1枚の資料(資料8)をごらんいただきたく存じます。平成27年3月19日開催いたしました第5回中野区交通バリアフリー整備構想改定協議会についての御報告とあわせて、この改定協議会の議事内容を踏まえまして、中野区は「中野区バリアフリー基本構想」を策定いたしましたので御報告する、そういったものでございます。
まず1番、この改定協議会の出席者でございますが、ごらんのとおりのメンバーでございます。ちなみにこの改定協議会でございますが、中野区交通バリアフリー整備構想、これは平成26年度までが計画期間となっておりましたが、中野区交通バリアフリー整備構想を改定いたしまして、平成27年度からの新たなバリアフリーに関する中野区の構想を取りまとめるに際しまして、改定内容を当事者及び関係者で協議するために組織をしたものでございまして、平成25年10月より今回に至るまで合計5回開催をいたしたものでございます。
2番、議事内容でございます。(1)意見交換会・パブリックコメントの結果、それから(2)は「中野区バリアフリー基本構想(案)」の内容についてでございますが、そこに示しております内容について御説明をいたしたものでございます。なお、この内容につきましては、これも本年第1回定例会中の当委員会で御説明した内容と同一の内容ですので、御説明は、恐縮ですが、省略をさせていただきます。
それから(3)その他でございますが、今後のバリアフリーの推進体制につきまして御説明をいたしました。今後とも所管といたしまして、今回策定しました中野区バリアフリー整備構想の周知に取り組むとともに、例えば心のバリアフリー啓発に向けた催し物などについても考えたい旨を御説明いたしたところでございます。
それから3番、今回新たに策定いたしました「中野区バリアフリー基本構想」でございますが、きょうは、「中野区バリアフリー基本構想」本冊を添付しておりますので、ごらんいただきたく存じます。このような冊子があろうかと思います。これは、これまで当委員会で御説明してまいりました素案、あるいは案と大きく内容は変わっておりませんので、概略の説明とさせていただきます。
まず表紙をめくっていただきまして、区長の前書きが出てまいりますが、その次のページに目次がございます。目次は2ページにわたっておりまして、第1章から第7章、資料編、そういった構成になってございます。
まず1ページをごらんください。第1章バリアフリー基本構想の策定にあたって、背景と目的を簡単におまとめしてございます。2ページですが、この間、バリアフリー法、バリアフリー関連法等の改正等がありました。この辺について簡単にまとめてございます。
それからページをめくっていただきまして、7ページをごらんいただきたく存じます。第2章ですが、重点整備地区の設定という章でございます。これは、バリアフリー化を進めるに当たりましては、ある程度重点的に整備する、こういった地区を設定しまして、具体的に目標等定める、そういったことがこの重点整備地区の内容でございます。
ページをさらにめくっていただきまして、12ページをごらんいただきたく存じます。中野区の地図が出てまいりますが、重点整備地区の選定に関する地図でございますが、薄橙色の地区、鷺宮ですとか野方、あるいは中野駅、東中野、これは従前のバリアフリーの構想で重点整備地区として指定をされておったところでございますが、今回の新たな構想に当たりましては、緑の地区、沼袋地区と新井薬師前地区、これを新たに重点整備地区に今回追加をしたといった内容でございます。
それからさらにめくっていただきまして、23ページをごらんください。第3章まち歩き点検による区民意見でございます。今回の構想をまとめるに当たりまして、障害者の方々、区民の方々等中心にまち歩きをしていただきまして、実際にバリアフリーのまちの点検をしていただきました。その内容を具体的にお示ししてございます。24ページ以下、地区ごとにどういったルートを歩いたか、どういった課題があったか、その辺を簡単ではありますが、取りまとめをしているところでございます。後ほどごらんいただきたく存じます。
それから40ページをごらんください。第4章でございます。ここでは各重点整備地区におけます施設別のバリアフリー化の方針をお示ししてございます。公共交通、道路、公園、建築物等々に分けてお示しをしてございます。
それから45ページをごらんください。第5章でございます。特定事業の設定、特定事業といいますのは、そこにありますとおり、重点整備地区におけるバリアフリー化を実現するために生活関連施設や生活関連経路等を対象に、各事業者が具体的に取り組む事業ということでございまして、具体的にはその表の中にあるような事業を特定事業と称しておりまして、こういった事業を重点整備地区ごと具体的に取り組むといった内容でございます。
それから60ページをごらんいただきたく思います。第6章心のバリアフリーへの取り組みでございます。先ほど申しましたように、重点地区の設定を行いまして、いわゆるハード面のバリアフリー化を行ったとしても、こういったバリアフリーに関する皆様方の考え方、心のバリアフリーが十分でありませんと意味がないと。そういったことから心のバリアフリーの重要性についても、若干ではありますが、述べているというところでございます。そこに心のバリアフリーとはと書いてありますけれども、みんなが一緒に気持ちよく暮らしていけるように、私たち一人ひとりがお年寄りや障害のある人などの気持ちになって考え、協力していくこと、そんなことで述べているところでございます。
それから65ページをごらんいただきたく思います。簡単ではありますが、第7章構想の推進に向けて考え方をお示ししております。PDCAサイクルに沿いまして、スパイラルアップ、だんだんよくなる、継続的に発展する、そういった考え方で今後進めていくといったことをお示ししてございます。
それから、67ページ以降は資料編でございまして、これまでの検討経緯、それから68ページ以降は中野区の概況、以下アンケート等も載っておりまして、77ページからはアンケートの概略がお示ししてあるところでございます。この辺は後ほどごらんいただければと存じます。
恐縮ですが、初めの資料に戻っていただきまして、4番、「中野区バリアフリー基本構想(案)」からの修正点ですが、修正点はございませんでした。
最後に5番、「中野区バリアフリー基本構想」の策定の経緯でございます。ごらんいただいておりますように、改定協議会ですとかまち歩き点検など重ねまして、裏面でございますけれども、平成26年12月に素案の取りまとめ、それから素案に関する意見交換会の後、案を取りまとめまして、パブリックコメントも実施をいたしまして、本日説明しましたが、第5回の改定協議会により内容の最終的な確認を行った上で、中野区として「中野区バリアフリー基本構想」として策定した、そういった経緯でございました。
説明は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
内川委員
12ページ、先ほど御説明になりました地図の部分ですけれども、例えば中野坂上駅ですとか、中野新橋駅は赤の破線でくくってありまして、駅から500メートルという記述はされているんですが、この地域はもうバリアフリー化は済んでいると考えてよろしいんですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
今ごらんの地図の前のページをごらんいただきたいと思いますが、実は今回地区を選定するに当たって、具体的に項目ごとに指標化を行いまして、それで新たにバリアフリー化の重点整備地区として選定すべきところ、そういったところを選んだということでございます。したがいまして、例えば赤い点線だけで色を塗っていないところに関しても、何もしていないということではなくて、バリアフリー構想における重点整備地区としては、今回選定した地区で重点整備事業をやりますが、それ以外の地区においても、地区ごとのいろいろな計画によってバリアフリー化は進めていくという趣旨でございます。
内川委員
わかりました。それと、重点整備地区も、既存も新規もあくまでも駅を中心として半径何メーターというふうに指定されたわけなんですけれども、例えば駅と駅の間でも重要な施設ができた場合、重点整備地区に新しく指定されるとか、そういったことはあるんでしょうか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
委員おっしゃるとおり、たまたま中野区の場合、鉄道駅の密度が多いものですからこのような結果になりますが、例えば他の区、あるいは他の市においては、今おっしゃったようなことは法的には可能かと考えております。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、7番、「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)中間のまとめ」についての報告を求めます。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
それでは、7番、「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)中間のまとめ」について御報告いたします。
お手元のA4版1枚の資料(資料9)をごらんいただきたく存じます。本件につきましては、本年第1回定例会中の当委員会におきまして、「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)」につきまして、策定の狙いや策定スケジュールなどを御報告いたしまして、その説明の際に、本年度、平成27年度の早いうちに中間のまとめを公表する予定であるという御説明をいたしましたが、本日はその中間のまとめが出ましたので御報告するものでございます。
資料の前書きの部分でございますけれども、「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)」につきましては、現行の第三次事業化計画が平成27年度までの計画であることから策定作業を進めているものでございます。このたび、東京都と特別区、並びに多摩地区の26市2町は協働で、東日本大震災の発生など首都東京を取り巻く環境や社会経済情勢の変化を踏まえ、取りまとめたので報告をするというものでございます。
1番、中間のまとめ概要でございます。本日は別添で概要版をつけましたので、別添概要版をごらんいただきたく存じます。めくっていただきまして、見開きをごらんいただきたく存じますが、まず第1章の1番、道路整備を取り巻く社会状況と都市計画道路の現状と課題について簡単にまとめてございます。東京では人口が減少に転じても、引き続き活発な都市活動を維持していくため、人口や都市活動の動向に対応した都市づくりが重要である。特に東日本大震災の教訓、そういったことを踏まえればさまざまな交通施策を実施する必要があるといったことでございます。ただ一方、都市計画道路の現状はどうかといいますと、まだまだ未完成部分が多くて、都市計画道路の延長は都内で3,207キロございますけれども、平成25年度末現在では完成率は約62%ということになってございます。
2番、道路整備の「基本理念」と「基本目標」でございます。東京が目指す将来像がお示ししてございまして、道路整備の「基本理念」としては三つお示しをしてございます。さらに道路整備の「基本目標」でございますが、「活力」「防災」「暮らし」「環境」、そういった目標を掲げてございます。
そういった基本的な考え方を踏まえまして、右側のページでございますが、第2章として東京の今後の道路整備に向けた考え方でございます。フローチャートがありますが、簡単に説明しますと、現在都内に未着手、概成といいますのは、中野区内でいいますと青梅街道などがそうなんですが、道路としては機能しておりますが、最終形まで完成していない道路、こういった道路を含みますが、都内の未着手都市計画道路について、1番から15番まで、こういった項目に即してそれぞれ検証いたしまして、将来都市計画道路ネットワークとして構成要素に足り得るかどうか、そういった検討をいたします。その結果、路線ごとに、下ですが、その路線は必要性があるかないかというまず仕分けをいたします。必要性が確認された路線につきましては、この路線を優先整備路線として選定するかどうかを次に検討します。検討に際しましては、今後10年間の整備の方向性といたしまして、そこにある1番から6番の要素で検討して、その結果、優先整備路線か優先整備路線以外といった選定をします。一方、将来都市計画道路ネットワークの検証において必要性が確認されなかった路線に関しましては、整備方針の策定後、都市計画の廃止を含めて今後検討すると、そういった流れになってございます。
最後のページをごらんいただきたいと思います。フローチャートが出てまいりますが、今回中間のまとめを公表いたしました。今後、今申し上げましたが、将来都市計画道路ネットワークの検証、それから優先整備路線の選定等行いまして、こういったものを踏まえて、まとめて、東京における都市計画道路の基本方針、第四次整備方針を策定するということでございます。
なお、この中間のまとめにつきましては、終了いたしましたが、6月末まで都民の皆様から都が意見を募集していたということでございます。
最初のペーパーに戻っていただきまして、3番、意見募集期間、これは今申し上げましたけれども、6月末まで意見募集をしておりました。
4番、今後の予定でございます。平成27年度末、恐らく28年3月だと思いますけれども、「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)」が策定されるといった予定でございます。
説明は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
篠委員
第四次は平成28年から平成37年まで、今までは12年スパンじゃなかったですか。今回は10年スパンなんですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
おおむねおっしゃったような期間でこれまでも改定をしておりましたが、実は、これまでは多摩と23区で別個の計画をしておりました。若干多摩の計画と23区の計画がずれるものですから、今回はそれを統合したものですから、年数的に数年の差が生じているといった状況でございます。
篠委員
第三次で、中野区で行動を起こすべき具体的な道路が指定されましたよね。幾つくらいありましたか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
例えば先ほど議論に出ました補助220号線の早稲田通りから南側の区間ですとか、あるいは中野四季の都市(まち)のF字道路ですとか、そういったものが指定をされたということでございます。
篠委員
今回は、中間のまとめですけれども、まとめというのはいつ出すのかな。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
今回、選定になって方針が示されました。今後、中野区、あるいは各区そうですが、東京都と協議を重ねまして、具体的な優先整備路線の候補の選定作業に入っていくと、そういったものが取りまとめられるのがおおむねこの年度末であろうと、そういった想定でございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、8番、野方駅整備株式会社の経営状況についての報告を求めます。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
それでは、8番、野方駅整備株式会社の経営状況について報告をいたします。
資料は第8期事業報告書でございます(資料10)。この報告は、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づきまして、中野区が出資をしている法人について、その経営状況を説明する資料を議会に報告するといったものでございます。本報告の対象となります野方駅整備株式会社につきましては、平成19年10月29日会社設立以後、毎年経営状況の報告を行っておりまして、今年度も同様の報告でございます。
資料をごらんいただきたく思います。資料の表紙をおめくりいただきまして、3ページの事業報告をごらんいただきたく思います。2014年度(平成26年度)の4月1日から2015年3月31日までの会社の現況に関する事項でございます。野方駅整備株式会社は、野方駅の鉄道駅総合改善事業、これは駅舎の改築等に関する国の補助事業でございますが、これを遂行するために西武鉄道株式会社と中野区より50%ずつ出資をされ、2007年10月29日設立された第三セクターでございます。国及び中野区より補助金をそれぞれ総工事費の5分の1ずつ受けまして、野方駅の改良工事を行った後、完成後はこの野方駅整備株式会社が西武鉄道へ有償で賃貸しているというものでございます。今期、第8期の売上高でございますが、主に駅舎の西武鉄道への貸出料でございまして、3,355万3,056円、税引前の当期純利益は234万4,017円となりました。
1枚おめくりいただきたく思います。5ページをごらんください。5ページの2、会社の株式に関する事項でございます。発行可能株式総数は120株で、西武鉄道と中野区で60株ずつ所有しておりますが、これは前年度と変更はございません。
それからその下3番、会社役員に関する事項でございますが、本報告の期間中については記載のとおりの役員となっておりました。なお、役員は全員無報酬でございます。なお、本報告の期間外ではありますが、本年6月5日付で会社役員に人事異動がありまして、刈屋代表取締役から松本代表取締役に、それから陰山取締役から安孫子取締役に、それから居監査役から渥美監査役にそれぞれ変更となってございます。
経営状況につきまして、計算書類に基づいて御説明をいたします。7ページをごらんください。平成26年4月1日から平成27年3月31日までの第8期計算書類でございます。
8ページをお開きいただきたく思います。貸借対照表、平成27年3月31日現在の野方駅整備株式会社の財務情報を一覧しているものでございます。単位は千円となっております。表の左半分が資産の部、右半分の上部が負債の部、右半分の下部が純資産の部という構成になってございます。左下の資産の合計ですが、4億242万9,000円でございます。その大部分が左側の資産の部の中ほどに記載の固定資産3億9,332万2,000円でございます。これは野方駅舎の簿記上の資産額となります。この表の右上の負債の部ですけれども、中ほどの負債合計で3億9,586万1,000円となっています。資産の部から負債の部を引きました、右下の純資産合計は656万7,000円となってございます。
続いて9ページの損益計算書をごらんいただきたく思います。これは、平成26年4月1日から平成27年3月31日までの1年間の経営状況を一覧した計算書でございます。左側の科目中、一番上の売上高3,355万3,000円、これは先ほど申し上げましたが、野方駅整備株式会社が所有する野方駅舎を西武鉄道株式会社に賃貸した1年間の貸し出し賃料でございます。売上原価2,974万2,000円、これは内訳といたしましては減価償却費、固定資産税等が該当いたします。この時点では381万円の売上総利益が生じております。これに販売費及び一般管理費として要した146万6,000円を引きますと、営業利益は234万4,000円となります。この営業利益234万4,000円から、下から2行目にあります法人税等調整額7万5,000円を引いて端数処理しますと、当期純利益、一番下ですが、226万8,000円となります。なお、ここにお示ししております金額ですが、千円未満の表記につきまして端数処理をしている関係がありまして、そこにあります234万4,000円から7万5,000円を単純に引きましても、当期純利益の226万8,000円とはならないことを御理解いただきたく思います。また、以下も同様に千円以下の端数処理をしてございます。
次に10ページでございます。株主資本等変動計算書でございます。株主資本の1年間の変動をあらわしたものでございまして、平成26年4月1日残高の行を横にごらんいただきますと、資本金の額面は600万円でございますが、利益余剰金が前年度107万1,000円のマイナスとなったために純資産の合計は429万8,000円となっておりました。これにその下の当期純利益、これは前のページで説明いたしました当期純利益のことでございますが、226万8,000円を加えますと、平成27年3月31日残高としての純資産合計は656万7,000円となります。なお、この純資産合計656万7,000円は、8ページの貸借対照表右下の純資産合計656万7,000円と一致をするものでございます。
それから13ページから15ページは、それぞれの計算書の内訳となってございます。
それから17ページは監査報告書、適正に処理をされている旨の報告がなされてございます。
それから最後、19ページは、第9期、今年度の事業計画書でございます。21ページに経過及び第9期事業計画が記載をされておりますが、第9期の事業も引き続き西武鉄道株式会社へ野方駅駅舎の賃貸を行うというものでございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
休憩をいたします。
(午後3時03分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後3時20分)
次に、9番、平和の森公園の再整備及び新体育館の建設についての報告を求めます。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
それでは、9番、平和の森公園の再整備及び新体育館の建設について御報告を申し上げます。なお、本報告は、本定例会中の総務委員会、厚生委員会におきましても、それぞれ同様の報告をするものでございます。
お手元の資料(資料11)をごらんいただきたく思います。平和の森公園は、昭和60年の開園以来、区内でも大規模な公園として地域住民の憩いの場やジョギングなど区民の健康づくりの場としての利用のほか、大規模災害時には広域避難場所として活用されることとなっておりまして、地域住民の安心・安全にも寄与してまいりました。現在、この平和の森公園では、第2期整備事業が終了いたしまして、全体6.5ヘクタールのうち、約5.5ヘクタールが開園いたしまして、残りの約1ヘクタールが未開園のままとなっております。早期の全面開園が求められるところでございます。
超高齢化社会を迎えまして、区民の健康づくり、スポーツの活発化を進め、区民の健康寿命を延ばしていくことは、区が急いで取り組むべき重要な課題となってございます。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会を区民の健康づくり・スポーツの取り組み意欲を向上させる大きなチャンスとして活用していくことから、以下述べるような考え方によりまして、平和の森公園の全面開園に向けた再整備を計画いたしまして、体育館等新たに設置することにより、公園全体の機能の向上を図るといったものでございます。なお、これから説明いたします内容のうち、公園の整備に関する部分、それから防災機能に関する部分が当委員会の所管事項となってございます。ただ、具体的な内容につきましては、今後検討を進めていくというものでございます。
1番、平和の森公園のスポーツ機能の拡充についてでございます。平和の森公園は、体育館設置も可能である大規模な敷地と区内からのアクセスのよさを併せ持っておりまして、園内には少年野球やサッカーができる少年スポーツ広場等が設置されまして、園路はウオーキング・ジョギングロードとして利用されるなど、現在でも屋外スポーツを行う場として活用されてございます。ここに体育館を整備し、屋内スポーツ機能を持つことによって、既存の屋外スポーツ機能との相乗的な利用が期待できまして、区民の多様なスポーツニーズに対し、効果が高い場所となります。公園の全面開園に向けまして、公園全体の計画のスポーツ機能を拡充いたしまして、新体育館の設置を含む平和の森公園の再整備を進めることといたします。
2番、平和の森公園の再整備による効果についてでございます。公園全体を再整備することによりまして、平和の森公園のこれまでの機能を向上させてまいります。広域避難場所である平和の森公園の防災機能につきましては、新体育館を設置することによりまして、広域避難場所としての機能の維持はもちろんのこと、機能向上を図ることができまして、また区民の憩いの場、子どもたちの自由な遊び場としての機能、区民が平和の大切さ、尊さを身近に感じることができる啓発機能などについても、さらに区民に活用されるように再整備を進めたいと考えております。
裏面をごらんいただきたいと思います。3番、整備に関する基本方針でございます。平和の森公園東側の約1ヘクタールの未開園部分を含めまして、平和の森公園全体の機能を一層充実させるために、以下申し上げます方針のもとに公園全体について再整備を進めることといたします。
まず方針の1番、スポーツ振興の中心的な場所でございます。区民の多様なスポーツニーズに応えまして、全区的なスポーツ大会を行える規模の体育館とアウトドアスポーツ機能を併設いたしまして、気軽に体を動かすことからアスリートの育成までの活動が実施可能なスポーツ振興の中心的な場所といたします。
基本方針の2番目、災害時、地域の安全に有効に機能する場所でございます。広域避難場所としての機能に加えまして、新しく設置する体育館の大規模空間を生かしまして、帰宅困難者の一次滞在場所や大規模災害時の物資の荷さばき場、各種支援団体の活動場所として活用いたしまして、地域防災の機能を向上させたいという考えでございます。
基本方針の3番目、地域住民が憩える場所でございます。子どもたちが集い、地域住民が憩える快適な公園としての機能を向上させたいと考えております。
基本方針の4番ですが、段階的な整備です。新体育館の整備を進めるとともに、下水道施設の未着手部分の工事の進捗を見据えて、屋外スポーツ機能の整備、未開園部分の修景整備を段階的に実施いたします。
4番、整備の基本内容でございます。まず1番、新体育館でございます。全区的なスポーツ大会を行える体育館として、既存の中野体育館の規模、機能を基本といたします。主競技場(メインアリーナ)におきましては、多様な競技が実施可能な広さを備えたものとして、延床面積は1万平方メートル弱を想定しているところでございます。
2番、屋外スポーツ機能でございます。現在も行われております少年野球やジョギングなどの屋外スポーツが行え、新体育館との相乗的な機能連携によって、より幅広い活動が展開できるものといたします。また、大人の軟式野球が行える多目的グラウンドや陸上競技トラック、ウオーキング、ジョギングロードの整備を検討いたします。
3番、防災機能でございます。大規模災害時におきましては、体育館を活用して、沼袋駅、新井薬師前駅の帰宅困難者の一次滞在機能を持たせます。また、体育館を含む公園全体として救援物資の保管、警察・消防の応援隊、自衛隊などの拠点、各種支援団体及び災害ボランティア等が滞在し各種活動を行う拠点として活用できるものとし、公園の防災機能を向上させます。
3ページをごらんください。4番、憩いの公園機能でございます。子どもたちが自由に遊べ、地域住民が親しめる快適な公園として、草地広場のほか、既存の児童コーナーや親水機能等の向上を検討いたします。
5番、平和啓発機能でございます。平和の森の名称にもあるように、区民が平和の大切さ、尊さを身近に感じることができる啓発機能を備えたものといたします。
それから5番です。平和の森公園整備構想、整備基本構想の策定でございます。具体的な公園内における施設配置、公園全体の再整備内容について、技術的な検討を進め、整備構想、整備基本計画を策定いたします。なお、策定に当たっては支援業務を委託いたしたいと考えております。
6番、その他で2項目ございます。まず1番です。公園内の都有地部分につきましては、地下に東京都下水道局の施設が設置されており、上部の荷重制限があることから、基本的に恒久的な建築物を設置することは難しいということで、広場、グラウンド等の利用となります。
2番目ですが、東京都下水道局に対しましては、下水道施設工事未着手部分について早期の施工を求めてまいります。また、下水道処理施設上部の活用検討を行う場合、必要に応じて都に対し、活用可能性の調査を依頼いたします。
最後7番ですが、現時点で想定されるスケジュールでございます。今年度、平成27年度には平和の森公園の整備構想、整備基本計画の取りまとめをいたします。来年度、平成28年度には基本設計、実施設計、それから現地ですが、少年スポーツ広場の使用中止、埋蔵文化財調査等を行います。29年度には工事着手いたしまして、31年度工事竣工開設の予定となっております。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。(「建設委員会の所管部分をもう一回言ってもらえますか」と呼ぶ者あり)
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
本報告のうち、公園の整備に関する部分、それから防災機能に関する部分が本建設委員会の所管でございます。
篠委員
新体育館は触れないのね。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
体育館自体は厚生委員会と聞いております。
近藤委員
公園と防災だけが建設だというので、質問の仕方がとても難しいんですけれども、現時点で想定されるスケジュールというのが、今年度この話が出まして、31年にもう開設というすごくスピードを持った計画であるんですけれども、どうしてこんなに急がなきゃならないんですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
そのあたりは、今説明をいたしました冒頭の分の最後のパラグラフにありますが、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会を、区民の健康づくり・スポーツの取り組み意欲を向上させる大きなチャンスとして活用していくこと、こういったこともあって、このようなスケジュールを組んだということでございます。
近藤委員
平和の森公園は、刑務所跡地から住民が丁寧に丁寧に議論を重ねて平和の森公園というものにしていったんですよね。片や、先ほども西武線の道路のことで議論しましたけれども、北の部分ではどういうまちにしていくという丁寧な丁寧な話をして、時間をかけて、都市計画から4年も5年もたってまだできないという状態で、このスケジュールでやってしまわなきゃならないというのが本当にオリンピックということであれば、あまりにも拙速であり、オリンピックをやることに対して、決して反対とか、そういうことを言っているんじゃないですけれども、区民のためにどのくらい役に立つのかなという観点で考えると、公園の利用ですとか、本当に慎重に考えていかなければならないと思いますけれども、いかがですか。
尾﨑都市基盤部長
今、担当のほうから東京オリンピック・パラリンピック競技大会、そういったものが2020年に予定されておりますので、それにあわせるような形になりますけれども、そもそも区民の健康づくり、そういったスポーツムーブメントの動きの中でスポーツができるような場所の整備ということがあります。そういったことを考えるに当たって、中野区では十分な施設が提供できていないというところもあります。一方で、中野体育館については老朽化があるということで建てかえをする時期に来ております。そういういろいろな要素が絡んで、今回第1回定例会で平和の森公園に施設整備ということで検討するというお話をさせていただいております。今後、整備の構想であるとか、整備の基本計画、そういったものをつくってまいりますので、十分にその辺で議論を詰めながら、施設の建設に向かってまいりたいと、そのように考えております。
近藤委員
区民の健康のためとか、そういうのは厚生委員会ですのでここで議論はしないですけれども、それはもちろんやっていかなければならないことですけれども、オリンピックに向けてというと、工賃が高騰したり、建設委員会の所管する部署がこれからやっていく32年、37年にかけての事業、この間にどれだけ莫大なお金を使われるか、そこに区民の重要性、優先順位でこれがどうなのかということを私は本当にしっかり、この委員会だけじゃなくて、特別委員会もできていますので議論していかなければいけないと思うんですけれども、そこは建設委員会の所管する部署がたくさんの事業を持っていて、冷静な判断をして考えていっていただきたいと思いますけれども、いかがですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
今回の平和の森公園の再整備、 あるいは新体育館の建設につきましては、これは区として、現在のところこういった方向性で進みたいということをきょうお示ししたものでございます。今後は、さまざまな条件等があると思います。そういったことを含めまして検討していきながら、こういった方向性で区としては進めていきたいと考えております。
内川委員
まず、東側約1ヘクタールの未開園部分と書いてありますけれども、図面くらいつくってほしいですよね。全然イメージが沸かないですけれども、丁寧じゃないですよね。それから、防災機能に触れようとするとどうしても体育館の話になっちゃうんですけれども、それはできないんですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
体育館自体が、ここに書いてありますとおり、一定の防災機能を持っています。そういった観点であれば、当委員会で当然御説明はするものと考えております。
内川委員
今回、体育館ができることによって防災機能が格段に上がるということでよろしいわけですよね。
鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
委員御指摘のとおり、今回体育館を設置することによって、資料にもございますが、現在確保できていない沼袋駅、新井薬師前駅の帰宅困難者の一次滞在施設を確保できますとか、今の中野区役所を使うよりももっと大規模な、救援物資の集積場所がつくれるとか、そういった防災機能の向上は図れるものと想定しております。
内川委員
そうすると、先ほどの報告にもありましたけれども、交通バリアフリー、要するにそちらの駅から公園までの交通バリアフリー、先ほど重点エリアというのがありましたけれども、そこら辺にも関連してくることですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
たまたまではないですが、先ほど御説明しましたバリアフリー基本構想の重点整備地区、沼袋駅は入っておりますし、沼袋駅から平和の森公園に至る道路も新たにバリアフリー化する経路として主張しているところでございます。
内川委員
それともう一点、今後のスケジュールで、28年から29年度まで少年スポーツ広場使用中止とありますけれども、これは丸々1年間使えないのか、それともその中の何カ月なのか、そこら辺は今わかりますか。
志賀都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
28年度のどの時点で埋蔵文化財調査等を始めるか、あるいはフェンス等の取り壊しが入るか、現時点では正確な日程等決まっておりませんので、28年度中に埋蔵文化財等の調査に着手しますので、その時期からということで、現時点では細かい内容については申し上げられません。
白井委員
現在の平和の森公園全体は広域避難場所として指定されていたかと思うんですけれども、対象とするエリア、そして予定している推計値なんですけれども、大体何万人ほどの広域避難場所としての宛てがいをしているのか、これを教えてください。
鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
平和の森公園につきましては、現在、東京都のほうで敷地のうち、避難有効面積として4万6,947平方メートル指定されております。それにつきまして、現在の計画では、若宮一丁目、沼袋三丁目、新井三丁目、四丁目、大和町一丁目から四丁目、野方二丁目、三丁目、五丁目から3万7,613名の方が避難してくる予定であるということでございます。ちなみに都の基準は、避難者1人当たり1平米でございまして、現在、平和の森公園は基準を上回っている状態でございます。
白井委員
早くて全部書き取れなかったんですけれども、3万7,000人くらい、エリアはかなり広かったですけれども。体育館をどう整備するのか、グラウンドだとかその他どう整備するのかによって変わってくるんでしょうけれども、仮に、ここには1万平米程度延床面積と書いてありますので、これが入ったとしても、今言ったみたいに1平米当たりは満たされる形になるんでしょうか。それとも、いわゆる未開園部分、東京都のほうが未着手の部分ですね、ここの部分のエリアを整備しないと現在の広域避難場所として指定されている人数は収容できなくなる、こういう形になるんでしょうか。ざっくりとした、今後の整備にもよるんですけれども、まずは1万平米ばさっと抜いたときのイメージを教えていただければと思うんですが。
鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
早口ですみません。失礼いたしました。今、申し上げたとおり、面積として、基準に対して約9,000平米上回っている状態でございます。体育館の面積、平屋建てかどうかわかりませんが、この基準を下回らない範囲で体育館の面積をおさめれば広域避難場所としての機能は両立するものと考えております。
白井委員
単純に言うとちょっと足らないかなという感じだけれども、まあまあ整備の仕方によってはと、こんなイメージなんですかね。大事になってくるのは、いわゆる1万平米未着手の部分というやつなんですけれども、これは残念ながら東京都の所管なんですが、当該委員会でしか窓口は、ほかの総務委員会だとか厚生委員会じゃあれですかね、これについてはここが主な所管でよろしいですか。
志賀都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
下水道施設の未着手部分についてのお問い合わせ等は私のところで対応していきたいというふうに考えております。
白井委員
それでは聞きます。いわゆる都市計画決定されて、そのままずっとたなざらしですかね。東京都は公園として整備しますよ、いわゆる下水道施設の整備をした上で、上空部の活用というところが延々となんです。何年も前になるんですけれども、私も現地に行って、当時の責任者の方とお話をしたことがあるんですけれども、落合のほうの下水道施設のバックアップ的な意味合いがと、こんなお話があったかと思います。この整備を受けて、平和の森のほうの東京都の施設を整備するという、こんな計画なんですけれども、実際的なところはまだまだ見えない状態で、その上の上空活用になるので、いつになるかわからないと、こんな話だったんですけれども、直近はどのような計画なのか、あと上空部の活用の可能性、公園としての指定までいくんでしょうけれども、この辺のお話、現在どのようになっているんでしょうか。
志賀都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
今、委員のお話のとおり、10数年間未着手の状態が続いてございます。もともとの経過から申し上げますと、第一次処理、第二次処理槽、高度処理槽というのが予定としてされております。高度処理施設というのが、今、未開設の部分の1ヘクタール部分でございます。それについて、下水道法等の改正がございまして、高度処理施設等の施設等が必要ないというようなことから、現在その部分が未整備になっている状態だと。それで、東京都といたしましては、現在もその後の活用方法について検証を行っているというふうに聞いてございます。私どもといたしましては、先日も下水道局に対して要望、毎年要望は行っておりますけれども、先日も電話でお問い合わせをしたところです。中野区としては、平和の森公園の中に新たに体育館等運動施設を整備するに当たって、引き続き活用等早急に検討して整備を進めていただきたいというような申し入れを行ったところでございます。
白井委員
現在二次処理まで行っているんでしたかね、平和の森のところでは。高度処理の施設自体は東京都としては必要ない、もうやらないという話になっているんですか。それとも、いや、まだそれ自体が検証中なのか、この辺いかがですか。
志賀都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
具体的なお話は、そこまで確認しておりませんけれども、高度処理施設そのものについては整備をしないというような話を、以前伺っております。現在は、そのかわりにどういった活用等の下水道処理施設とするのかの検証、検討を行っているという段階だというふうに聞いてございます。
細野委員
公園と防災ということでちょっとはまるのかどうかがわからないんですけれども、最後にスケジュールがあります。今回のお話はことしの第1回定例会で出て、非常に近くにお住まいの方々がどんなふうになるんだろうということでいろいろな不安があるようなんですね。それで、地域の方々に向けての説明会というのが非常に大事になってくるのではないかなと思うんですけれども、このスケジュールの中にはそういったものは出てきていないんですが、差し当たっての第1回目の近隣の方々に向けた説明会というのをいつごろ想定していらっしゃるんでしょうか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
現在のところ、いつどのような説明会をやるかはまだ決定しておりませんが、基本的には、そこにお示しをしております、例えば構想とか計画、こういったものがある程度まとまった時点で何らかの形で御説明の機会を設けるものと考えております。
細野委員
ということは、早くても来年度という感じになりますでしょうか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
そのあたりも今のところは未定でございます。
細野委員
できるだけ早目といいますか、やはり近隣の方々への情報提供というのが、わからないものへの不安を取り除くことにもつながると思いますので、西武線と同じような丁寧な住民説明会の開催をお願いしたいと思います。
来住委員
公園の利用について、特に整備に関する基本方針のところで、子どもたちが集い、地域住民が憩える快適な公園としての向上を図ると、さらに次のページでも公園機能については、子どもたちが自由に遊べ、地域住民が親しめる快適な公園として整備を進めるということで言われているんですけれども、現状の平和の森公園そのものが入れる時間も自由ですし、私も歩かせていただいていますが、早朝も含めて、かなりの地域の住民の方々含めて利用なさっている。これ以上に自由で、おっしゃっているように憩える状況、快適な公園として整備をする、自由に遊べる公園とするというのは、何をどのようにこれ以上のものを考えていらっしゃるんですか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
今回公園整備に当たりましては、今、既存で地域の方たちに親しまれている施設、また利用されている施設、そういったものの機能拡充というのをテーマに考えておりまして、一例で言えば、やはり草地広場、ああいったところを皆さんの憩いの場として活用されていることも重々認識しておりますので、そういったものをさらに機能拡充するというような方向も考えながら、具体的な方策については今後行う基本計画、その段階で明らかにしたいというふうに考えております。
来住委員
草地になるかどうかわかりませんが、そこに陸上競技ができるトラックが予定されているというふうに言われています。そうしますと、現状で草地の周りが約400メートルありますが、ちゃんと歩けるようになっています。草地の中は本当に自由に子どもたちも大人も遊べる、しかも時間制限もなく遊べる、そういう開放された最も公園らしい、中野では最高の公園だと私は思います。先ほど区民の健康づくりの場ということでおっしゃいましたけれども、まさに現状が、一番区民にとっては健康に寄与する公園として、恐らく認識を理事者の皆さんも知っておられるので、今の平和の森公園の利用の時間や利用されている方々や利用の数についても十分認識されていると思います。これ以上は言いません。そういう意味では、現状のままが最も区民にとっては健康づくりの場なんだということもまず1点言わせてもらいます。
さらに防災という点で言うならば、今の少年野球の広場、400メートルのコースもつくってあります。そこには池もあり、親水の機能もあり、そして子どもたちの野球ができる、そして周りには密植したしっかりとした樹木が植えられています。今回の本会議で我が会派の浦野議員が質問した際に、あの樹木についてはどこまで残すのか、伐採をするんですかという、聞き方については正確を欠きますがお聞きしました。防災機能が考えられた公園としてつくられたんだということを指摘しました。その際、十分に伐採については配慮するという答弁だったと思うんですが、十分配慮するというのはどこまでをおっしゃっているんですか。十分配慮するというのは、あの少年野球の広場の中にどの程度の体育館ができるという、公園の担当としては、防災の担当としては考えていらっしゃるんですか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
まず公園の樹木に関するものですけれども、こちらについての配慮というところですけれども、現在の平和の森公園に至る経緯といたしまして、そのコンセプトの一つが緑の森、あと防災機能ということを重々踏まえておりますので、それを継承した形で、緑の森というのも継承しながら進めてまいりたいというふうに考えております。ただし、今回、いろいろな建設事業等もございますので、そのコンセプトの中で一部移植とか、そういった最大限の配慮は進めてまいりたいというふうに考えております。
来住委員
広場の草地の部分には大きな樹木は植えられるんですか。いわゆる移植はできるんですか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
整備の内容については、基本計画の中で調査して具体化してまいりますが、まず現在の規定要素といたしまして、草地広場については3トンの荷重制限がございます。ですから、その中でいかに緑を提供していくかというのは設計の中で考えていきたいというふうに思っています。ただ、緑の中で全く配植できないというものではないと思っています。
来住委員
それはそうですね。現状も低木がありますから、しかし限界があります。今の少年野球のほうに生えているような大きな木を植えられるとはとても思えません。現状、私が議会でも、私自身が行ったことを報告しましたけれども、あの森の中、いわゆる少年野球場の樹木の中と外の真夏の温度差というのを、私は測定を何人かでしまして紹介しました。真夏では4度から5度樹木の中は気温が低いわけです。それだけ樹木の効果は大きなものがあります。大会等ができる体育館ですから、それなりの規模を考えていらっしゃると思うんです。そうしますと、今の少年野球の球場、あそこではとてもおさまるとは思えません。わかりません。まだ示されていませんけれども、あれだけの根づいた樹木が、移植をするといっても限界があるし、限られています。下水道局の上には移植できませんから。やはり今の防災上の樹木としての機能、それから自然の環境、樹木が果たしている役割、先ほど紹介した4度から5度の、本当に環境を維持している、これさえも奪うことになりますから、ここは現状で区民に寄与する公園、公園担当としてはそのことをしっかりと踏まえて主張をしていただきたい。理事者にそのことを改めて、公園の今果たしている役割と、機能として果たしている役割を今後も生かしていくということでぜひ貫いていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
計画については今後具体化されるところですが、今の公園に至ったそういったコンセプト、これについては継承してまいりたいということでは考えております。ただし、新たな時代ニーズに即した健康増進等の機能供給、こういったものも果たしていきたいと思っておりますので、既存の樹木も、可能な限り活用するということで臨んでいきたいと思います。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、10番、不燃化推進特定整備地区内における補助制度の改定についての報告を求めます。
安田都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当)
それでは、不燃化推進特定整備地区内における補助制度の改定について御報告申し上げます(資料12)。
これは、いわゆる不燃化特区の地区内の補助の補助制度の緩和でございます。東京都は、この4月に不燃化特区内における補助制度の要綱改定を行ってございます。区でも、都の改定にあわせ不燃化特区内の補助制度の改定を行うものでございます。対象地域は、区内では弥生町三丁目周辺地区及び大和町中央通り沿道地区になってございます。
1点目、改定の主なポイントでございます。まず老朽建築物の建てかえ補助の緩和でございます。表をごらんください。本制度は、個人の方が老朽建築物を除却して耐火、または準耐火建築物に建てかえる際に、建物の除却費、仮住居費及び設計費等の一部を補助する制度でございます。改定前の補助要件は、個人が行う戸建て建てかえで従前建物は耐用年数の3分の2を超過、かつ申請者は従前建物を所有し、居住、建てかえ後は申請者が床面積の2分の1以上を居住目的で自己所有するという厳しい要件でした。補助額は建物除却費、仮住居費及び設計費の実費の45%以内となってございました。改定後でございますが、個人が行う建築物の建てかえ、従前建築物は耐用年数の3分の2を超過、申請者が建てかえ、その後の建物を所有するという要件に緩和してございます。なお、補助額についてですけれども、設計費についてはこれまで実費でしたが、領収書をいただいていたという形なんですけれども、改定後は床面積に応じた定額制となり、以前より申請しやすい制度となってございます。
次に2)ですけれども、老朽建築物の除却補助でございます。本補助は、地区内の老朽住宅を除却し、更地にするなど地区の防災性向上を図ることを目的とする制度でございます。改定前の申請要件でございますが、個人が1年以上所有する昭和56年以前の建築物、すなわち新耐震以前の建築物などを要件とし、建物除却後は土地を延焼防止上有効な更地として個人で管理するという条件がありました。改定後につきましては、申請者は個人だけではなく、法人も対象となり、耐用年数の3分の2を超過する老朽建築物を除却する場合には全て対象となる。除却した後の更地管理も基本的に要件としていないという形で緩和されてございます。
2点目、改定要綱の施行日ですけれども、本年6月1日から施行してございます。
3点目、周知方法でございますが、不燃化特区地区内に全戸配布の周知用チラシの配布や窓口へのパンフレット、区報、ホームページ等で周知を行ってございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、11番、弥生町三丁目周辺地区防災まちづくりの進捗状況についての報告を求めます。
安田都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当)
それでは、弥生町三丁目周辺地区防災まちづくりの進捗状況について御報告申し上げます(資料13)。
弥生町三丁目周辺地区の防災まちづくりは、平成25年に東京都が進める不燃化特区の先行実施地区の指定を受け、平成26年3月に事業計画を定め、またUR都市機構と事業協定を締結し、都営川島町アパート跡地の活用に着手し、避難道路ネットワークの整備、老朽木造住宅の建てかえ促進等の防災まちづくりを進めているところでございます。今回は、現在の進捗状況の御報告でございます。
まず1点目、都営川島町アパート跡地の取得についてでございます。都営川島町アパート跡地、道路、公園相当分約2,658平米、うち跡地に直接関係があるのは2,400平米ですけれども、若干南側の道路が含まれていますけれども、この取得を東京都と協議、これまで結構難航しておりましたが、本年3月に土地開発公社で取得いたしてございます。これについては、本定例会中に補正予算の御議決をいただきましたので、区としては早速公社から買い戻す手続に着手してございます。また、本アパート跡地のほかの部分、約2,993平米についてはUR都市機構が東京都から取得し、土地区画整理事業により代替地の整備を行う予定となってございます。
次に2点目、避難道路5号及び6号の進捗状況でございます。地区の中心部にある都営川島町アパート跡地の南北方向の道路及び柳通りから東西方向に整備を予定している道路がこの避難道路5号、6号でございます。裏面の事業計画の図もごらんいただきたいと思います。図面の中ほどに赤い色の点線がありまして、東西南北方向にある跡地周辺の道路が避難道路5号及び6号でございます。本道路につきましては、昨年議会の区道認定をいただきまして、一部弥生町三丁目アパート部分を除き、幅員6メーターの道路として区域決定し、現在は用地取得に向け、区は積極的に権利者との折衝を進めているところでございます。
次に3点目、避難道路1号でございます。また裏面の図をごらんいただきたいんですけれども、赤い点線のうちの三つ目、都営川島町アパート跡地から南側の方南通りに向けて通る道路が避難道路1号でございます。この避難道路1号については、先ほどの避難道路5号及び6号と並び、区が優先的に整備する公共整備型道路として事業計画に位置付けてございます。本道路につきましては、本年5月19日に用地測量や物件調査に関する説明会を実施してございます。現在は、説明会に参加されなかった全権利者に対して個別訪問を行い、道路計画や用地測量等の説明、今後の事業着手の方向を説明しながら本格的な事業着手を目指しているところでございます。
次に4点目、まちづくり協議会の活動でございます。昨年12月に設立いたしました弥生町三丁目周辺地区まちづくり協議会は、これまで3回の会を実施し、12月、2月、6月に行ってございますけれども、地区の防災上の課題などを共有し、安全なまちづくりの進め方などについて話し合いを進めてございます。今後は、先行の地区計画の区域、例えば南台一、二丁目とか、そういうところの先行実施地区の視察や防災まちづくりの具体的な解決策等の検討を行い、避難道路や建物不燃化等にあわせ、まちづくりを計画的に進める手だてなどを話し合い、地区計画の導入に向け、意見を取りまとめていく予定でございます。
5点目、今後の予定でございます。平成27年度は、都営川島町アパート跡地に関するUR都市機構実施の土地区画整理事業の認可手続、避難道路1号の事業化及び用地買収の着手、地区計画の検討及び原案の取りまとめなどを行い、決定手続を進めていく予定でございます。平成28年度以降は、跡地周辺の避難道路の整備、UR都市機構による代替地の整備、また地区計画策定による本地区の継続的な防災まちづくりの推進を図っていく予定でございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、12番、大和町まちづくりについての報告を求めます。
荒井都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当)
それでは、お手元の資料(資料14)に沿いまして大和町のまちづくりについて御報告を申し上げます。
大和町まちづくりの会におきましては、平成25年8月に地域の町会、自治会、商店会等からの御推薦の方、及び公募の方を含めた形で会を立ち上げてございます。災害に強いまちづくりを区とともに検討していただいてございます。その経過を踏まえまして、27年3月でございますが、大和町まちづくり方針案を取りまとめてございます。まずこの説明会を開催した結果について御報告を申し上げるものでございます。また、この説明会を通した地域の意見等、またその後の検討を踏まえた上で大和町まちづくり方針として決定してございますので、その内容について御報告を申し上げます。さらに、今後、このまちづくり方針の中にも記載がございますとおり、消防自動車の進入を容易にいたしますとか、災害時に避難所へ適切に逃げられるような避難経路、そういったものの策定に向けた検討を進めてございますが、その基礎資料となります道路の現況測量を今年度実施したいというふうに思ってございます。これについても、またあわせて御報告申し上げます。さらに大和町のまちづくり、今まで災害に強いまちづくりのお話を重点的に進めてきたところでございますが、それを超えた全体的なまちづくりの将来像をより具体的に示した構想案というのを策定してございます。これについてもあわせて御報告申し上げたいというふうに考えてございます。
まず1点目でございます。大和町まちづくり方針案の説明会の開催結果でございます。開催日時は3月29日、30日でございます。時間はごらんのとおりです。会場は大和区民活動センターで、参加者は全体で31名でございました。内容といたしましては、方針案に関する説明、また地区計画、まちづくりのルールに係る検討案、また都市計画の見直しの案という内容について御説明を申し上げて、質疑応答を行ったところでございます。
主な御意見、かいつまんで申し上げます。まちづくり方針案全体につきましては、防災拠点として大和区民活動センター、ここを中心としたような形で防災拠点を設けていくべきではないかというような御意見がございました。地域の中心核づくりというのも方針案の中にございますが、住民の合意形成を図りながら検討してまいりたいというふうなお答えをしてございます。
また、その下にありますまちづくりのルール、地区計画の検討案についてでございます。具体的になっておりますが、敷地面積が、例えば60平米が最低限度というふうな形で規定された場合には、現状の敷地が60平米未満のときは建てかえができるのかというような御質問でございました。新たに60平米未満の敷地が生じるような敷地の分割を防ぐというようなルールでございますので、現状60平米未満の敷地の場合には建てかえは可能であるというようなお答えをしてございます。
さらにその下、都市計画の見直し案についてでございます。中央通り沿道につきましては、将来的に5階程度の建物が建てられるようになるのかというような御質問がございました。これは、あくまでも敷地条件によりますので、敷地条件によって5階建ての建物が建つ可能性はあるというようなお答えをしているところでございます。
裏面にまいります。2ページをごらんいただきたいと思います。その他のところでは、今後の予定等について御質問がございまして、今後、先ほど申し上げた地区計画、そういったルールづくりのための導入に向けた説明会等予定しているというようなお答えをしたところでございます。
2番目でございます。大和町まちづくり方針についてでございます。(1)といたしまして、まちづくりの会における今までの検討経過について記載をしてございます。先ほど平成25年8月に会を立ち上げたというふうなお話をさせていただきましたが、全体見ていただくとおり、現在までで13回のまちづくりの会を開催してございます。1回目から7回目にかけては、発足から始まりまして、勉強会、また地域をごらんいただくというようなことも積み重ねてまいりまして、まちづくり方針の素案をつくり上げてございます。昨年の6月20日から22日ということで説明会を開催してございます。また、8回から12回までの間におきましては、主にまちづくりのルールといったような内容について、また途中で講演会をはさみながら検討を重ねてまいりまして、先ほど申し上げた3月29日、30日の方針案の説明会にこぎ着けたという形でございます。また、13回目、6月15日に開催してございますが、今後のまちづくりの進め方ということで御検討いただきまして、後ほど御説明いたします構想案の中身との関連がございますが、将来的な大和町全体のまちづくりをさらに進めていこうという話し合いになってございます。
それでは、大和町まちづくり方針、別添1のほうにございますので、内容をごらんいただきたいと思います。
表紙のところにもございますとおり、方針の下に「“災害に強く安全で、誰もが住み続けられるまち"の実現に向けて」ということで、こちらを取りまとめているところでございます。1ページをごらんください。策定の目的でございます。防災上非常に危険な地域であるということ、また上位計画の位置付け、まちづくりの会での今までの検討内容等が書かれてございます。最下欄から2行目にございますとおり、今後はこの方針に基づきまして、大和町地区の災害に強いまちづくりを着実に進めていきますというようなことが書かれているところでございます。
続きまして2ページでございます。対象地区について記載がございます。ちょうどこの図にありますとおり、真ん中のピンク色の部分、ここが対象の地区となってございます。面積は全体で67.5ヘクタールというような地域でございます。その下にあります地区の状況につきましてはお読みいただければというふうに思ってございます。また、上位計画といたしましては、当然中野区としては中野区都市計画マスタープランがございます。また、東京都でも防災都市づくり推進計画ということで、下に青く書かれておりますが、ここについては優先的に防災上の向上を図るために整備を進めるべき地域ということの整備地域という呼び方をしてございますが、大和町はその整備地域の中に入っているということで、こういった上位計画に基づいて大和町の防災まちづくりを進めていくということになってございます。
引き続きまして4ページにまいります。今までお話し合いをしていただきました地区の現状と課題を取りまとめてございます。建物について、道路、住環境、大和町中央通り沿道、それぞれについて四つのカテゴリーで整理をしております。
また5ページのほうにまいりまして、将来像と基本方針ということで、冒頭申し上げました災害に強く安全で誰もが安心して住み続けられるまちの実現を目指す、これを将来像として掲げてございます。まちづくりの基本方針は、ごらんのとおり四つのカテゴリーに分けた形での基本方針となってございます。
それでは6ページにまいります。ここからがまちづくりの方針という形になってございます。まず土地利用の方針でございます。大和町全体と大和町中央通り沿道という形で分けてございます。全体につきましては、やはり防災まちづくりということもございます。建物の不燃化による防災性の向上と土地利用の合理的利用を図っていくということ、また狭隘道路の拡幅整備や公園広場等の確保など住環境の整備を積極的に進めていくということ、また中央通りの拡幅整備にあわせて適切な土地利用を誘導して、地域全体の活性化と魅力の向上を図っていくということを掲げてございます。また、中央通り沿道におきましても、建築物の不燃化建てかえを進めまして、共同化を誘導していくということ、また防災性の高い良好な市街地の形成を図っていくということを掲げてございます。さらに商業・業務機能と住宅機能が調和したにぎわいのある複合市街地としての土地利用を図っていく。また、公共施設の整備や広場のオープンスペース等の確保によって、地域の中心核の形成も進めていきたいというような形で土地利用をまとめてございます。
7ページ以降でございます。都市基盤整備の方針という形で、先ほど申し上げました避難経路ネットワークの整備を進めてまいりたいという形で書かれてございます。幅員6メーター以上の避難経路は消防自動車の進入を容易にしたり、避難場所等へ安全に避難できるようにするということで整備を進めてまいりたいというふうに考えてございます。基本的には、東西、南北方向の骨格となるような避難路とそれを補完する避難路という形で構成をしていくということを考えてございます。また、無電柱化の推進でございます。避難経路、やはり災害時に電柱の倒壊を防いで安全に避難できるようにしていくためには無電柱化が欠かせないというふうに考えてございまして、この検討は避難経路を中心に行っていくということを掲げてございます。また、空間の整備といたしましては、今後行われます共同化、また道路整備に伴う余剰地などを活用して公開空地やポケットパークなどの空間の整備を行っていく。また回遊性の高い道路空間の整備も考えてございます。
次に、住環境整備の方針でございます。(1)地区計画の導入でございます。まちづくりのルールを地域の方々とお話し合いをしながら策定してまいりまして、建てかえの際にルールに従った建築をしていくことで良好な住環境の形成とまちの魅力の向上を図ってまいりたいという方針でございます。8ページにまいります。建てかえ促進事業の導入でございます。先ほど来不燃建築物への建てかえを進めていくということでございますが、それを促進していくためには、やはり事業の導入が必要と考えてございます。現在、不燃化特区事業による建てかえの補助等の事業を進めてございますが、それ以外にも共同化等、そういった形でいろいろな呼びかけをしていきながら、特に接道条件等によって建てかえが困難な敷地、これを解消していくことが木密地域で大きな目標であるというふうに思ってございますので、そういったことについても誘導していくということで進めてまいりたいというふうに思ってございます。
さらにその下、まちづくりの進め方でございます。大和町中央通り、御存じのとおり、東京都施工ということで、現在こちらについての整備の進捗が進んでございます。まちづくりの緊急度、やはり高い地域ということで、中央通り沿道についてまず先行的に取り組んでいくということが必要であろうというふうに考えてございます。ここを起点として全体へ広めていくというような考え方でまちづくりを進めてまいりたいというふうに考えてございます。
大和町沿道の取り組みでございます。地区計画の導入ということで、現在敷地面積の最低限度、建物の用途、建築物のデザインや色に関するルール、また垣、柵の制限等、そういったルールについて導入を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
また、9ページにまいりまして、都市計画の見直しでございます。沿道のにぎわいを創出していくと同時に、やはりこの沿道につきましては延焼遮断帯として整備をしていくという大きな眼目がございます。大和町中央通り沿道30メートルの区域におきまして、必要となる都市計画の変更を予定してございます。内容としては、沿道の20メーターから30メーターの範囲、ここを、用途地域の変更を現在の用途から近隣商業地域へ変更していくということを考えてございます。また、防火地域は、現在新防火という形でかかってございますが、これを防火地域、また高度地区を、一種または二種を三種高度へ変更していくということを考えているところでございます。また、延焼遮断帯の形成のためには最低限高度7メーターという形、30メーターの中での延焼遮断帯の形成が必要になってまいりますので、最低限高度7メーターという指定を行ってまいりたいというふうな形で考えているところでございます。この地区計画と都市計画の見直し案につきましては、先ほど委員の方々から具体的に書かれているというお話もございましたが、地区計画、今後の素案の題材になるということで考えてございまして、これをもって地域のほうにも説明してまいりたいというふうに考えているところでございます。
次に、建てかえ時の事業の導入ということで、先ほどの繰り返しにもなりますが、都市防災不燃化促進事業の導入は、先ほど言った30メーターの範囲に導入していきたいということで、27年度中には導入をしていきたいというふうに考えているところでございます。また、不燃化特区につきましても、さらにそれについて適用を図っていって、活用してまいりたいというふうな形で考えてございます。
地域の中心核づくり、最後でございますが、大和区民活動センターを中心にしてさまざまな機能を持つ地域の中心核づくりを誘導していくということを考えてございます。防災街区整備事業等も考えながら導入を検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。
まちづくり方針については以上でございます。
大変恐縮でございますが、冒頭のペーパーの2ページにお戻りいただきたいと思います。今、2の(2)まで御説明申し上げました。
3番として、避難経路ネットワーク、今お話の中にも出てまいりましたが、こちらについての現況測量の実施ということでございます。避難経路ネットワークの策定に向けての検討を進めてございますので、その基礎資料とするための調査を行いたいということで、2か年に分けて実施したいというふうに考えてございます。説明会の開催等でございます。事前周知用のチラシ(別添2のとおり)が入ってございます。ネットワーク整備の必要性等について御説明を申し上げる資料という形になってございます。また、最終面のところには、今回現況測量を行う場所はどこだというような形での記載もしてございます。こちらも後ほどお読み取りいただければというふうに考えてございます。そういったチラシを配布しながら7月の下旬には測量の説明会を行ってまいりたいというふうに思ってございます。さらに測量自体は9月から12月にかけまして、今申し上げました資料の裏面にございます部分について、道路、建物、工作物などの位置を地図化するための測量ということで実施をしたいというふうに考えているところでございます。
3ページにまいります。大和町まちづくり構想案についてでございます。冒頭申し上げましたとおり、防災性の向上を図ることが、大和町地区につきましては緊急の課題でございます。今までまちづくりの会等におきましても、防災面に重点を置いた取り組みや地域との話し合いを行ってきたというところでございます。そういったことでまちづくり方針を今回固めさせていただいたというところでございますが、そうは言いましても、やはり大和町全体の将来像を実現していくためには、やはり災害に強いまちの実現に加えて、先ほど申しました拠点をどうつくっていくかとか、にぎわいづくりをどう進めていくかというようなことも欠かせないものだというふうに考えているところでございます。これまでさまざまな場面で地域からいただいた意見、これをさらに整理させていただきまして、より具体的な将来像をイメージしていただくための構想案というものを策定させていただきました。今後、この構想案をもとに、地域との議論を深めていく中で将来像の実現を目指してまいりたいというふうに考えているところでございます。構想案の内容については、大変恐縮でございますが、別添3をごらんいただきたいと思います。
1ページでございます。本資料の作成にあたってというのは、今申し上げた内容が書かれてございます。
2ページの地区の現況は、方針のほうに書かれている内容と同じでございますので省略をさせていただきます。
3ページ以降が、先ほど申し上げました、今までさまざまな形で、地域の会を含めて住民の方々とのお話し合いをさせていただいた経過が書かれております。それをもって4ページ、5ページのほうにはカテゴリーを分けてございますが、主な意見という形でまとめをさせていただいてございます。後ほどごらんいただければというふうに思ってございます。
6ページ、まちの将来像という形で、皆さんの御意見の中で課題であるとか、こうしたほうがいいとか、要望等、さまざまなものがございました。これを含めた中で、大和町全体をどういうふうなまちにしていくべきか、どういうまちが望ましいのか、望まれているのかということで将来像について六つのカテゴリーに分けてまとめをさせていただいてございます。さらに7ページについては将来イメージ図という形で入れさせていただいて、8ページ以降、先ほど申し上げました将来像の中でのそれぞれの六つのカテゴリー、ここら辺を方針という形で分けまして、防災の目標、8、9ページには住環境の目標、10ページのまちの活性化の目標という形で掲げてございますが、それぞれについて方針を定め、また取り組みについて具体的に記載をさせていただいてございます。今後まちづくりの会の中でも、これ以外の部分でこういうまちにしていきたいというような御意見も当然あろうかと思いますが、それを踏まえた上で、全体のまちづくり、将来のまちづくり、また将来像を実現していくための地域への働きかけ、そういったことも進めてまいれればというふうに思っているところでございます。
11ページにまいります。まちづくりの進め方、これは、先ほど方針の中で出てまいりました大和町中央通り沿道の進捗状況にあわせて先行的に取り組んでいくというような内容を記載してございます。内容的には、並び方はちょっと違いますが、同じでございますので省略をさせていただきたいというふうに思ってございます。これをもとにして、また地域の中で議論を深めて、将来像の実現、また地域でのまちづくりへの一つの盛り上がりと申しますか、結束と申しますか、そういったものもぜひつくってまいりたいというふうに思っているところでございます。
大変恐縮でございますが、冒頭のペーパーの3ページにお戻りいただきたいと思います。今後の予定でございます。6月、もう既にスタートはしてございますけれども、まちづくりの会の中で将来像の実現に向けた検討をさらに進めてまいりたいというふうに思ってございます。また、7月には現況測量の説明会を予定してございます。また、8月以降は、先ほど申し上げた方針の中にありました地区計画、都市計画の変更等、そういった内容の手続等に入ってまいりたいというふうに思ってございます。また、9月から12月にかけては現況測量の実施、3月にはまちづくりの会での検討のまとめをしていきたいというふうな形で、それによって地区計画を決定し、都市計画の変更を行うとともに、不燃化促進事業の導入を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
先ほど1点言うのを申し上げ損ないましたが、このまちづくりの方針につきましては、まちづくりニュースというのを全戸配布してございます。それによって、概要でございますが、まず全体については広報してまいりたいというふうに思っているところでございます。さらに沿道につきましては、この内容の中に先ほど申し上げた素案のたたき台の部分がありますので、そういったところを重点に置いて、7月の中旬には説明会を大和町中央通り沿道の住民の皆さんに行いたいというふうな形で考えているところでございます。
御説明は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
近藤委員
大和町の中央通りの拡幅というのはいつごろが目標なんですか。
荒井都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当)
事業認可が平成25年12月になっておりまして、その事業期間が平成31年度いっぱいという形になってございます。そこまでに事業を完成させるというような形でとらえているところでございます。
近藤委員
31年までに完成をするというのが目標であるということでよろしいんですか。
荒井都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当)
目標という言い方がちょっと正しくなかったかもしれませんが、事業認可期間でございますので、現在、その期間内に事業を行うという、31年度末でございますから、32年3月まででございます。
近藤委員
大和町の場合は、防災的な向上を図るということが緊急の課題であって、ここに向けて東京都がしっかりと取り組んでいただいているという認識なんですけれども、住民の皆様は、いいまちにしていきたいといって、コミュニティの拠点ということで区民活動センターを何かしていこうと思っていらっしゃると思うんですね。そうすると、31年度までの間に、大和区民活動センターをどういうふうにしていくということは、今後の本構想案をもとに地域との協議の中で決めていけることなんですか。
荒井都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当)
区民活動センターだけの建てかえということならば、それはある程度年次が読めると思いますけれども、やはりそこを中心とした形でさまざまな機能を、この中にもありますとおり、今、委員がおっしゃったみたいな形での中心核づくりをぜひ考えていってほしいという御要望もございます。そういった形になりますと、1ページの回答の中にございますが、先ほど申し上げた内容ですが、建てかえ等予定している方もいらっしゃると思いますが、そういった方々との合意形成を図っていきませんと、そこは進まない部分でございますので、そういった働きかけは当然区のほうからさせていただくという形で考えてございます。
近藤委員
住民の建てかえのことは、結構これから大変でしょうし、いろいろな問題も出てくるんですけれども、区民活動センターというものをどういうふうに大和町の核にしていくか、もちろん区民活動センターじゃないかもしれないですけれども、何か核になる公共施設というものをどういうふうに持っていくかというのが、結構沿道の大事な核になっていくと思うんです。区民活動センター、大和町は結構新しいんですよね。30年くらいしかまだたっていないんですよ。そうすると、普通の建てかえということはまだ早いんじゃないかみたいな経営本部のほうの考え方になってしまうかもしれないんですけれども、大和町という意味では、ここをすごく大事に考えていかなくてはならないので、しっかりと住民とこの施設をどういうものにしていくかみたいなことは、ある程度下から上に持っていけるみたいな形というのはつくっていけないものなんでしょうか。
荒井都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当)
下からつくっていくというか、まちづくりの中でやはりここが起点かなというふうに思ってございますので、非常に重要なポイントかなと思ってございます。どのような形でお呼びかけをして、どのような形で整備を進めていくかみたいな話、先ほど委員もおっしゃったとおり、区民活動センターなのかというのもわからないわけでございますけれども、中心核として、そこからにぎわいの核であるとか、皆様が集まって、そこから中心に大和町全体に輪が広がっていくような、そういったようなまちづくりの起点になるというふうに思ってございますので、実際どのような形で進めるかは今後の検討になりますけれども、そこのところには力を注いでまいりたいというふうに思ってございます。
近藤委員
区民活動センターというか、公共施設をどういうものにしていくかというのは中野区の仕事ですから、大和町は早いペースで、私はできているなと思うんですけれども、そこをしっかりやっているのに、今度は中野区もきちっと拠点づくりをしていかなくてはならないと思います。そして大和町を語るには四中もどういうふうにしていくかということが、所管は違うんですけれども、やはりこの四中のあり方でまちの雰囲気というのはある程度変わってくると思うんです。この四中は、60年代に建てられた古い建物です。ここは検討に入っていかないとならないと思うんです。そういったことも含めて、他の部署との連携というか、構想というのは進めようとしているんですか、10か年計画とか、そういったもので。
荒井都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当)
地域の方々からは防災に限らず、さまざまな機能を入れてほしいというような御要望も、地域に出ればいろいろな声は聞いてまいっております。ただ、庁内としてそれをまとめ上げて、今どういう方向にいこうかというところは、今後検討していく内容だと思いますので、そういった中の議論には加わってまいりたいというふうに思ってございます。
近藤委員
地域の方や住民はいろいろな思いをどんどん言っていくと思うんですけれども、本当にそれができるのかというところを押さえていくのは区の仕事ですので、いろいろな夢を広げてもなかなかできなかったりしますので、四中と区民活動センターをどういうものにしていくかということも含めて、住民の方とこれから構想を練っていけるといいなと思いますし、庁内での議論も活発にしていただきたいと思いますけれども、いかがですか。
荒井都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当)
地権者の方が当然いらっしゃいますので、地域の方がこういうふうにしたいといういろいろな御要望をいただきながら、最後は区がどういうふうにまとめていくかというお話になろうかと思いますので、そういった部分を含めて、この中にも書いてございますので、検討を進めてまいりたいというふうに思ってございます。
内川委員
現況測量というのは、区内の測量業協会に委託しているんですか。
荒井都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当)
現在の契約に係る価格からいたしますと、一般競争入札になろうかというふうに考えてございます。区内の業者だけではないという形で考えてございます。
内川委員
現況測量の次のステップはどういうステップがありますか。
荒井都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当)
基礎資料として現況測量がございますので、別添2の資料の中にもございますとおり、どこの部分を地区計画上の地区施設道路としていくのか、また幅員をどうするのかといったような具体的な最終的な決定は今後になりますので、そういった検討を先に進めていく必要があるというふうに考えてございます。それと並行して、地域の方々、地区計画を決める際には地域の方々の同意が必要になりますので、そういった合意形成を図るために、今後個別訪問等も進めていきたい。(「実施測量みたいなことはまた別にやるのかということです」と呼ぶ者あり)失礼しました。測量的には、その先には実施測量という形で最終的に、整備の仕方にもよりますけれども、整備の仕方によっては実施測量もございます。
内川委員
現況測量をやって、その後実施測量をやって、なんか差が出ちゃうとか、実施測量をやったら違うなとか、そういったことはこれから出ますか。
荒井都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当)
細かい部分では、実施測量は境界確定とか、そういったことが、保証をかけていく場合にはそういう測量が多分必要になると思いますけれども、そういったことがあった場合に、現況測量のレベルと実施測量のレベルがどの程度の差があるか、私もよく存じ上げませんが、多少の誤差はその時点で出てくる可能性はあるかなというふうには思ってございます。
内川委員
現況測量と実施測量を別々の業者が行うということはありますか。
荒井都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当)
現況測量のほうは、先ほども申し上げましたとおり今後の方針を決定するための基礎資料という形になりますので、その先、整備の方向にもよりますけれども、実施測量を行うという形にもしなった場合に、今回落とすところがそのままイコールという形になるかどうかは、現在のところちょっとわからないところでございます。
内川委員
境界の確定とか、要するにその先のほうまでいくとなると、現況測量から実施測量から境界の確定まで、一つの流れがあるので、やはり地元の業者さんを大事に使っていったほうが、結果うまくいくんじゃないかと思いますけれども、その辺はいかがですか。
荒井都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当)
今回、測量の長さでありますとか難易度、それらを含めた上で予算の積算をしてございまして、その範囲内で、先ほど申し上げました区内業者に限るというような価格を超える予定になってございますので、そういったところで、区の一般的な規定、入札の方法によって行わざるを得ないかなというふうに考えてございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、13番、中野区立千代田公園の休園についての報告を求めます。
志賀都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
それでは、中野区立千代田公園の休園につきまして御報告をさせていただきます(資料15)。
本件は、中野区公園条例第13条に基づきまして、中野区立千代田公園を休園するものでございます。
初めに休園の理由でございますけれども、中野消防団第二分団本部の新築工事に伴いまして、工事ヤードとして使用するためでございます。
所在地、面積は記載のとおりでございます。
恐れ入りますが、裏面をごらんください。上段囲みが案内図、下段の囲みは現在の千代田公園の平面図を示してございます。当該公園につきましては、本年第1回定例会の建設委員会におきまして、区域の変更として御報告したところです。内容といたしましては、平面図網かけ部分に分団本部を建設するため、公園の一部を廃止し、区域の変更をしたものでございます。このたび、この予定地に分団本部を建設することとなりましたので、区では、残りの公園部分を休園し、中野消防署に対し占用の許可をするものでございます。
表にお戻りいただきまして、3番目、休園期間でございますが、本年8月1日から10月31日までとなってございます。
なお、分団本部の完成予定は12月と伺っているところでございます。
以上簡単ですが、御報告とさせていただきます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、14番、哲学堂公園・旧野方配水塔周辺地区整備基本方針についての報告を求めます。
志賀都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
それでは、哲学堂公園・旧野方配水塔周辺地区整備基本方針を策定いたしましたので御報告をさせていただきます。
別添の資料(資料16)をごらんいただきながらの御報告とさせていただきたいと思ってございます。
初めに目的でございますけれども、東京都の名所指定を受けております哲学堂公園と国の登録有形文化財でございます旧野方配水塔の歴史的・文化的価値を高め、近代化遺産の有する風致と調和するように良好な周辺環境の形成を図るとともに、これらを核とした歴史・文化を生かした都市観光拠点の形成を図ることを目的としてございます。
次に、計画の内容でございます。別添資料の中ほど、計画対象区域図をごらんください。計画対象区域の1点目が、図の上段、哲学堂公園の周辺を黒の一点斜線で示してございますけれども、こちらは哲学堂公園・旧野方配水塔周辺地区でございます。この地区では、風致と調和した魅力を高める都市整備、まちづくりを進めてまいります。計画区域の2点目でございますが、赤の太破線、楕円で示したエリアでございます。こちらは区北部地域における都市観光拠点の形成地区となります。こちらでは、中野駅から哲学堂公園・旧野方配水塔に至る動線を中心としてまち歩きを回遊する都市観光客の誘致を図るための取り組みを進めてまいります。別添資料の裏面の「歴史・文化の回廊」のネットワーク図をごらんください。図の中央にオレンジの破線矢印で示してございますけれども、そちらの主軸が中野通りルートと新井薬師ルートをイメージしたものとなっております。
委員会資料にお戻りいただきまして、3番目の計画期間でございます。本計画期間は平成27年度から平成36年度までの10年間といたしました。別添資料の2ページの9をごらんください。整備プログラムでは、整備項目ごとに各所管がどのような事業をどの時点で展開していくのかを前期5年、後期5年の形でお示しをしてございます。
4番目といたしまして整備方針でございますが、別添資料では3整備の基本方針で全体をまとめてございます。4番目以降が具体的な内容となっておりますので、あわせてごらんいただきたいと思います。1点目が哲学堂公園・みずのとう公園を区北部地域の都市観光拠点の核といたします。そこで哲学堂77場と旧野方配水塔の保存、修復、復元を行いまして、その歴史的・文化的価値をさらに磨いてまいります。さらに歴史的文化遺産を生かした特徴のある都市公園としての再整備をしてまいります。また、哲学堂において、公園、学習会を開催し、哲学堂公園77場と円了哲学の理解増進の場となるような体験学習施設の整備も行ってまいります。また、現在ございますスポーツ施設の改修も行っていきたいというふうに考えてございます。
2点目でございます。公園周辺の土地利用・建物、景観でございます。来訪者の区民の方々の利便に供することができるような飲食店、物販、そのような商業施設を幹線道路沿道、中野通りと新青梅街道になりますが、こちらへの誘致等図ってまいりたいというふうに考えております。また、哲学堂公園・旧野方配水塔等の歴史的・文化的資産と調和し、落ち着いたたたずまいや風致と調和したまち並みの景観の保全、それから形成にも努めてまいりたいというふうに考えてございます。
3点目が回遊のルートの策定です。両公園周辺の観光資源、鉄道駅、中野から主な駅までを結ぶ回遊ルートの整備をしてまいりたいというふうに考えております。また、魅力的なデザインで来訪者を導き案内する誘導サインの設置も進めていきたいというように考えております。
4点目が魅力の構築と情報の発信でございます。ソフト面の事業展開となりますが、都市観光拠点としてのコンセプトや魅力化、それから都市観光の集客拡大に向け国内外に哲学堂をはじめとした中野の魅力を知ってもらうための戦略として、中野まち歩きボランティアガイドの育成、中野ならではの食文化の楽しみ、それからエンターテイメントに講じるなどの複合的な魅力を提供するために中野区のホームページをはじめ、まるっと中野、フェイスブックなどのSNSを活用し、多言語で積極的な情報発信を行ってまいりたいというふうに考えているところです。
今後のスケジュールでございますが、今年度中にこの方針を具体化するために哲学堂公園周辺の地区整備事業化計画を策定いたします。また、哲学堂公園の建築物の一つであります四聖堂の修復実施設計を行ってまいります。
以上が御報告となります。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
近藤委員
まずは野球場の防球ネットのつけかえがとてもよかったと思います。スポーツ、スポーツといつも言っているのに、球があまり飛ばないように打たなきゃならない球場でしたから、これは早くやってもらいたいと思います。
それともう一つ、整備基本方針で、公園周辺の土地利用・建物、景観のところで、利用者、住民の利便に供する商業施設の幹線道路沿線への誘致というのは、具体的にどういうふうな取り組みをするんですか。
志賀都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
あくまでも方針でございますので、考え方としては、さまざまな来街者、国内、国外、当然中野区民の方々を含め、こちらの観光スポットに来て食文化を楽しんでいただく、あるいはさまざまなサービスの提供が図られる、そういった施設の誘致を図ってまいりたいということで、これをどのようにしたらできるのかということを、これから具体化をするという中身でございます。
近藤委員
あそこは本当にたくさんの方が、哲学堂、お花見のときに来たり、テニスコートだけでも6万人くらいが1年間使っているのにもかかわらず、本当に商業施設がない場所で、どうしてできないんだろうと私はずっと考えていたんですけれども、中野区民は、そこでなかなかお金を使わないということなんですよね。そうすると、観光向けという形になると思うんですけれども、それも、あの場所で観光向けの施設をつくるということはかなり難しいと思うんですよね。十分に検討していかないと、バランス的なものですとか、哲学堂のよさというのが失われるようなものになっても困りますし、そこのところきちっとした検討ができるといいなと思いますけれども、どうですか。
志賀都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
ここのエリアにつきましては、先ほど整備計画等、西武線の話も含めてありました。誘導のための道路整備等も当然していかなくてはいけないんだと思います。補助220号線の話もございますし、また新青梅街道で中野通りがとまっている、あそこに都市計画が抜かれるような予定にもなってございます。そういったことも含め、商業施設の誘致が図られていければすばらしいなと思っておりますし、また景観の確保がされていけばというように考えているところでございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、15番、(仮称)弥生町六丁目公園基本計画(案)に関する意見交換会の実施結果及び都市計画手続についての報告を求めます。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
それでは、(仮称)弥生町六丁目公園基本計画(案)に関する意見交換会の実施結果及び都市計画手続について御報告いたします(資料17)。
まず1、意見交換会への実施結果についてでございます。意見交換会は3回実施いたしました。1回目が3月27日、2回目が3月30日、両日とも南中野区民活動センターで実施いたしました。第3回目につきましては3月31日、こちらはコーシャハイム中野弥生町自治会と弥生六南台町会等の要請により実施したもので、コーシャハイムの集会室をお借りして、近隣の方々を対象に実施いたしました。
参加人数でございます。第1回目は3人、第2回目は6人、第3回目は28人、合計37人でございました。
(3)意見交換会後の意見募集状況でございます。平成27年3月31日から4月14日まで行いまして、メール1件で意見が寄せられました。
次に(4)主な意見とそれに対する区の考え方です。寄せられた意見を内容別で五つに分類し、表記いたしましたので後にお読み取りください。ここでは概略だけ御報告させていただきます。まず一般施設に関することにつきましては、13件の意見が寄せられました。子どもや高齢者だけでなく、中間層にも配慮して、寂しい公園にならないようにしてほしい。植栽計画は植え直しなどの無駄がないようにしてほしい。雨宿りや夏の日差しを避ける施設をつくってほしい。既存擁壁の安全度をチェックしてほしい。斜面を利用した滝とかじゃぶじゃぶ池をつくってほしいなどの要望やトイレの位置はどこになるのか、健康遊具の内容は決まっているのか、イメージ図にあるピンクの木は桜なのかなどの質問をいただき、今後行う予定である基本設計で検討し具体化する考えであることをお答えしました。
また、災害用施設に関することにつきましては2件、管理運営に関することについては3件の意見が寄せられ、管理体制や迷惑行為に関する対応については、今後整備内容が具体化する中で検討する考えであることをお答えしました。
なお、本事業につきましては、公園計画地に西側に接する中野区道の一部を拡幅する予定にしておりますので、周辺道路に関することにつきましても4件の意見が寄せられました。そのうち西側道路の拡幅に伴う対策についての御意見につきましては、今後、交通管理者と規制や注意喚起について協議して、拡幅に伴う対応を定める考えであることをお答えいたしました。
また、その他として、既存建築物除却工事や清掃事務所建設工事などの工事説明に関する質問もいただきましたので、今後、基本設計に関する意見交換会を適宜開催するとともに、関連する工事説明も行いながら丁寧に進めてまいりたいと考えております。
なお、3月3日の建設委員会で報告した公園整備のテーマ及びイメージを参考として添付いたしましたので、別添1の資料をごらんください。今回の基本計画案で定めた基本コンセプトによるイメージ図です。基本コンセプトは、左上部に記載しております1災害活動拠点となるオープンスペースの確保、2四季の変化を楽しみながら憩い、安らぎ、健康を育む森の創出、3自然とふれあい遊びながら子どもたちの健康を育む空間の創出、4地域の活性化とにぎわいを創出する広場・施設の整備の4点です。なお、今後、整備、運営、管理について、民間活用の検討を行い、基本計画を取りまとめる方針でございます。
今後の予定につきましては、平成27年から28年の2か年で基本計画、基本設計、実施設計を行い、平成29年度、30年度の2か年で公園整備工事を行い、平成30年度中の開園を目指します。
次に、都市計画手続について御報告します。(仮称)弥生町六丁目公園を東京都市計画公園に定める手続を開始いたします。公園種別は近隣公園、都市計画に定める公園名称は、東京都市計画公園第3・3・123号、位置は中野区弥生町六丁目地内、面積は約1ヘクタールです。
別添2の資料をごらんください。緑色の線で囲われた区域が本手続で定める都市計画公園区域となります。
(2)今後の予定でございます。平成27年7月に中野区都市計画審議会へ素案説明し、8月に都市計画素案地域説明会を開催し、9月都市計画案の公告・縦覧、10月に中野区都市計画審議会への諮問・答申、10月に都市計画決定を得たいと考えております。また、平成28年1月に本事業の事業認可を得ていきたいというふうに考えております。
報告は以上です。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
委員会を暫時休憩します。
(午後4時54分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後4時54分)
次に、16番、道路ストック総点検に基づく道路維持管理計画(案)についての報告を求めます。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
それでは、道路ストック総点検に基づく道路維持管理計画(案)について御報告いたします(資料18)。
まず、本計画(案)に係る要旨でございます。平成25年5月29日に制定された道路法等の一部を改正する法律により、5年に1回の道路点検が義務化されました。また、あわせて国土交通省より道路構造物の予防保全対策、老朽化対策として、新たな維持補修に関する点検の技術的基準が示されました。これは、道路構造物の点検を定期的に行い、損傷が軽微なうちに補修などの対策を講じる「予防保全」型の維持・補修が安全かつ円滑な交通の確保及び効率的な道路管理に重要であるとの考えによるものです。中野区では、道路構造物として街路灯、道路標識、道路反射鏡、のり面・擁壁などの道路附属物等と、道路舗装を区内全域に整備し、管理しているため、前述した国の施策や国の状況を踏まえ、道路附属物等及び道路舗装の現状調査として、道路ストック総点検を平成26年度に実施いたしました。そしてこの点検結果をもとにした道路の短期・中長期的な維持管理計画として、「中野区道路附属物等維持管理計画(案)」と「中野区道路舗装維持管理計画(案)」を策定いたしましたので、本日報告するものです。
まず1、中野区の道路附属物等及び道路舗装の現状についてですが、資料に示した一覧からかいつまんで御報告いたします。最初に街路灯、標識、反射鏡を対象とした(1)道路附属物点検結果ですが、街路灯は設置タイプが大型灯具を単独柱に設置したもの、大型灯具を電柱等に共架したもの、小型灯具を単独柱に設置したものの三つに分類して調査いたしましたが、その合計は3,494基で、うち日常点検による経過観察が必要とされるランクⅠに属する良好なものは、合計で1,908基、定期的な経過観察が必要とされるランクⅡに属する中程度の良好度にあるものは、合計616基、倒壊や落下の恐れが懸念されるランクⅢに属するものは、合計980基でございました。
次に標識でございますが、中・小案内標識、警戒規制標識、地点名標識の四つに分類して調査いたしましたが、その合計は1,561基で、うち良好とされるランクⅠに属するものは、合計1,263基、ランクⅡは合計161基、ランクⅢは合計137基でございました。同様に反射鏡でございますが、合計1,790基のうち、ランクⅠは1,566基、ランクⅡは189基、ランクⅢは35基でございました。
次に、道路構造物である階段を含む(2)のり面・擁壁等の点検結果でございます。合計21カ所のうち、良好で日常点検による経過観察で足りるとされるランクⅠは4カ所、定期的な点検による監視が必要とされるランクⅡは13カ所、補修対応が望ましいとされるランクⅢは2カ所、早急な対応が望ましいとされるランクⅣは2カ所でございました。
裏面に移りまして、(3)道路舗装点検結果でございます。まず状態評価の指標となるMCI値について御説明いたします。資料4をごらんください。中野区道路舗装維持管理計画(案)の概要をA3用紙1枚にまとめたものです。この中の一番右下にボックスで記載しておりますMCIとはの欄をごらんください。MCIとは、舗装状態を路面のひび割れ率、わだち掘れ量、平坦性の3要因で総合評価し、10点満点で数値化したものです。資料の1(3)に戻りまして、中野区の管理する道路を主要幹線道路と一般区道に分類して、合計37万4,829メートルを点検したところ、うち問題なしとされるMCI値5.1以上は全体の約6割に当たる22万4,780メートル、経過観察が必要とされるMCI値4.1から5.0以下は6万7,701メートル、補修が必要とされるMCI値3.1から4.0以下は6万407メートル、すぐに補修が必要とされるMCI値3.0以下は約5.8%に当たる2万1,941メートルでございました。
次に、2維持管理の基本方針でございますが、(1)5年ごとの定期的な点検と計画的な修繕により予防保全型管理への転換をすること、(2)予防保全型管理への移行後は、劣化状態を常に把握し、計画的な維持管理を行うことの二つの方針を基本に、これまでの一般的な道路管理形態、壊れたら直すという事後対応型から計画的に管理する予防保全型へ本計画によりシフトいたします。
次に、3維持管理計画でございます。道路附属物等維持管理計画と道路舗装維持管理計画により、予防保全型へシフトするために三つの方針で道路補修を行います。まず一つ目として、(1)ですが、街路灯、標識などの道路附属物はランクⅢと判定されたものを本年度と来年度の2か年で全て補修いたします。そしてそれ以降はランクⅡ等を順次補修し、ランクⅢに至らないよう計画的な維持管理を行います。
次に、(2)ののり面・擁壁等ですが、ランクⅣとランクⅢに判定された箇所は経過観察を行いながら平成28年度に全て補修いたします。
次に、(3)のアスファルト舗装と道路舗装ですが、MCI値3.0以下の路線を最優先で補修し、その後MCI値4.0以下を計画的に補修しながら、50年後には経年劣化によるMCI値3.0以下が発生しない予防保全型の管理態勢に完全シフトいたします。
次に、4補修費用の平準化でございます。予防保全型の維持管理は、5年前の点検結果に基づく長期的な取り組みとなるため、継続的な計画遂行を可能とする補修費用の平準化を行います。ここで3維持管理計画と4補修費用の平準化について添付の資料により補足説明させていただきます。
まずA3版の資料2、中野区道路附属物等維持管理計画(案)をごらんください。本資料も3列で表記しておりますが、そのうち一番右の列の中段に示しております5補修費用の平準化をごらんください。5年に1回の点検により、将来経年劣化でランクⅢに判定されることが見込まれるものをこれまでの事後対応型維持管理で対応した場合が、上段の表6-1です。特定年度に維持補修費の負担集中が予想されます。一方、下段の表6-2が本維持管理計画により計画的な予防保全型管理を行った場合の予測です。特定年度に維持補修費の負担が集中することを回避し平準化できるとともに、将来的なランクⅢの発生を最小限にとどめることが可能となります。
次に、A3版の資料4中野区道路舗装維持管理計画(案)をごらんください。こちらも3列で表記されているうち、一番右の列に示しております3道路舗装維持管理計画の欄をごらんください。この棒グラフは、MCIによる舗装健全度を100年スパンでシミュレーションしたもので、赤は早急に補修が必要とされるMCI値3.0以下、黒は良好な状態とされるMCI値5.1以上を示しております。現在、良好な状態にある約6割の舗装箇所もやがては経年劣化でMCI値が低下し、2046年ごろにMCI値3.0以下の発生がピークを迎えます。本計画により、計画的な維持補修を行うことで、将来発生するMCI値3.0以下の舗装を最小限にとどめるとともに、50年後にはMCI値3.0以下を新たに発生させない予防保全型管理へ完全シフトすることができます。
下の欄の4修繕費用の平準化をごらんください。予防保全型管理への完全シフトに向けた維持補修費の平準化による計画的な取り組みは、年間で道路延長約3,960メートル、道路面積約1万8,000平方メートルの計画工事を必要とします。それに要する経費は、現在の施工単価による概算で約5億円になります。なお、本報告においては、資料2、資料4の概要版で御説明させていただきましたが、資料1、資料3に本編を添付しておりますので、後にお読み取りください。
では、資料にお戻りいただきまして、5その他をごらんください。(1)ですが、主要幹線道路で舗装路面化空洞調査を行ったところ、69カ所の空洞が発見されました。そのうち緊急性の高い4カ所につきましては、下水道局等の関係機関と二次調査を行い、原因究明と補修を行いました。残りの65カ所につきましては、経過観察を行いながら関係機関と調査し適宜対応してまいります。
また、(2)ですが、道路ストック総点検費及び総点検に基づく再調査費、修繕計画策定費、修繕費等は社会資本整備総合交付金制度を活用し、特財確保に努めてまいります。
最後に、6今後のスケジュールでございます。本委員会報告後、7月中旬ごろに区のホームページへ掲載し、本計画の公表を行う予定です。
報告は以上です。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、17番、訴訟事件の判決及び同判決に対する控訴の提起についての報告を求めます。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
それでは、訴訟事件の判決及び同判決に対する控訴事件の提起について御報告いたします(資料19)。
こちらは総務委員会との重複報告となります。事件名、建築基準法第42条第2項道路指定無効確認等請求事件。
当事者は、原告中野区民、被告中野区でございます。
訴訟の経過といたしまして、平成25年6月18日に東京地方裁判所に訴えが提起され、平成27年3月26日に東京地方裁判所で棄却判決の言い渡しを受け、同年4月2日、東京高等裁判所に控訴の提起がございました。
事案の概要でございます。本件は、区長が建築基準法第42条第2項に基づき行った道路指定処分について、原告が、当該指定処分は建築基準法の要件を満たしていないなどと主張して、指定処分の不存在の確認を求めるとともに、本件道路の道路該当性をめぐり、物心両面において損害を受けたなどと主張して、金830万円の損害賠償等の支払いを求めたものです。
5請求の趣旨でございます。(1)処分行政庁が昭和50年4月1日中野区告示第24号で行った本件道路に対する建築基準法第42条第2項の道路指定は、不存在であることの確認。
(2)金830万円及び支払い済みに至るまで年5分の割合による金員の支払い。
(3)訴訟費用の負担。
(4)支払い請求等に伴う仮執行宣言の4点です。
6判決でございます。まず主文につきましては、原告の請求はいずれも棄却、訴訟費用は原告の負担というものです。
(2)判決の理由の要旨でございます。まず、(ア)本件道路について2項道路の指定があるか否かについてでございます。こちらについては、まず二つございまして、本件道路は基準時において都市計画区域内にあり、建築物が建ち並んでいる幅員4メートル未満の道路をなしており、一般の交通に使用され、その中心が明確で当該道のみに接する建築敷地があったことが認められる。また、基準時から60年以上経過している現時点において、本件道路の幅員を寸分たがわず明らかにするのは困難であるが、昭和3年11月12日付で作成された建物の設計図において、本件道路は「六尺道路」と記載されていること等の事実に鑑みると、基準時における本件道路の幅員は少なくとも1.8メートル以上あったものと推認することが相当である。よって本件道路について、2項道路の指定があったと言えるというものです。
次に、イ国家賠償請求の存否についてでございます。まず区長が、中野区生活道路の拡幅整備に関する条例に基づき表示した道路中心線が、基準時における本件道路の道路中心線の位置と客観的には異なるものであったとしても、そのことから直ちに国家賠償法第1条第1項による違法があったとの評価を受けるものではないというべきであり、区長が現地調査を行い、これに基づき2項道路の道路中心線を認定判断する上において、職務上通常尽くすべき注意義務を尽くすことなく、漫然と道路中心線を表示したと認め得るような事情がある場合に限り、上記評価を受けるものと解するのが相当であるという判断のもと、区長は、本件道路の道路中心線判定に関し、現地調査を実施した上でこれを行ったものであると認められるものであり、本件全証拠によって、職務上通常尽くすべき注意義務を尽くすことなく漫然と道路中心線を表示したと認め得るような事情は認められない。よって、原告の被告に対する国家賠償請求権は成立しないというものです。
7控訴の提起です。こちらは判決を受けた原告が控訴したことによるものです。事件名、建築基準法42条2項道路指定無効確認等請求控訴事件。当事者は同じく、控訴人中野区民、被告中野区でございます。
控訴の趣旨といたしましては、5点ございます。現判決の取り消し。本件道路に対する建築基準法第42条第2項の不存在。金830万円及び支払い済みに至るまでの年5分の割合による金員の支払い。控訴費用。それから請求に伴う仮執行宣言の5点です。
報告は以上です。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、18番、中野区地域防災計画(第40次修正)についての報告を求めます。
鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
中野区地域防災計画(第40次修正)について報告いたします。
本件につきましては、3月10日の建設委員会におきまして、中野区地域防災計画(第40次修正案)を報告し、御了承いただけたところでございます。その後、パブリックコメント等の手続を行って、区民の意見聴取を行い、その結果について報告するものでございます。
お手元の資料(資料20)をごらんください。
まず、1中野区地域防災計画(第40次修正)修正方針と、2主な修正点、こちらにつきましては、前回の報告と重複いたしますので、恐れ入りますが、説明を省略させていただきます。
1枚おめくりいただきまして、3ページ、3中野区防災会議における経過をごらんください。こちらが建設委員会以外の主な経過でございます。平成26年12月11日、中野区防災会議を開催し、第40次修正方針を決定いたしました。その後、平成27年3月3日にかけまして、中野区地域防災計画(第40次修正)(案)を策定し、書いてはございませんが、3月10日建設委員会で報告したところでございます。3月30日からパブリックコメントを実施いたしました。4月15日に中野区防災対策連絡協議会を開催し、区民の意見聴取を直接行っております。そしてその結果、6月1日、中野区防災会議及び同幹事会を開催し、中野区地域防災計画(第40次修正)を決定してございます。
4パブリックコメント手続の実施結果について報告いたします。意見募集期間は平成27年3月30日から4月17日、提出意見は1件でございました。提出方法はEメールでございます。提出された意見については裏面の4ページをごらんください。意見でございます。被災者に対するメンタルヘルスケアの提供について、一般の方のPTSDの対応のほか、もともと精神疾患を患っている方への対応も必要である。こうした精神疾患患者に対する治療中断が起きないような体制の確保を明記すべきではないか。また、精神疾患患者については早期に相談体制の確保が必要と考える。これに対する区の考え方は右欄でございます。本計画では中野区医師会、中野区歯科医師会、中野区薬剤師会、柔道整復師会、4師会で医療救護班を編成し、外傷、内科、慢性疾患、精神科の医療救護活動を行うことが既に明記されてございます。また、避難住民の健康状態を把握に努めるとともに、精神的動揺に対するケアとして、巡回精神相談チームを編成することとしておりますので、本計画の中におきまして、この意見に対する対応は既に図られているものと判断してございます。したがいまして、(5)提出された意見により修正した箇所とその理由につきまして、修正箇所はございません。
5今後の予定でございますが、本会終了後、7月上旬、区報による修正内容の周知を区民に図ってまいります。書いてはございませんが、製本作業を並行して行い、製本終了後、議員の皆様、関係機関の皆様に本計画を配付し、計画の徹底を促す予定でございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、20番、その他で何か報告はありますでしょうか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
それでは、都市計画道路補助第133号線の事業及び測量説明会の開催について口頭で報告をいたします。
都市計画道路補助第133号線、これは都道中杉通りのことでございますが、今回、新青梅街道より北側の練馬区の千川通りまでの区間の事業化に向けまして、東京都が事業及び測量説明会を実施いたしました。説明会の日時は6月26日(金曜日)の午後7時からと6月28日(日曜日)の午後2時からの2回、練馬区立中村西小学校で開催をされております。なお、この新青梅街道より北側の事業予定区間でございますが、延長は約1,100メートル、このうち中野区内の延長は180メートル程度でございまして、この事業予定区間の大半が練馬区にあることから、練馬区内の都道整備を所管いたします東京都建設局の第4建設事務所が担当いたしております。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
ほかに報告はありませんか。
小山内都市基盤部副参事(建築担当)
それでは、私から「第7回大震災に備えるフォーラムin中野」の開催結果について御報告をさせていただきます。
去る5月24日(日曜日)、区役所前正面玄関前広場で、中野区耐震改修促進協議会の主催で開催いたしました。委員の皆様には5月17日配布の新聞折込広告並びに当日用のパンフレットを事前にお配りさせていただいたところでございます。当日は、来賓の方々に続き、田中区長にも御挨拶をいただきスタートすることができました。そしてシンポジウムや映画「東京マグニチュード8.0」の上映や、昨年はちょっとできなかったんですが、起震車体験、救命救急体験などを実施することができました。また、協賛会社による震災対策に関する展示、ワークショップに加え、無料耐震相談の窓口を設けて相談をさせていただきました。当日の来場者数は、主催者集計で約550名です。昨年に比べますと約2割減っております。これについては、今回、イベントの参加者が少なく、こうしたことが影響しているかなというような反省点に立ち、今後は、地震に対する啓発の基点となるよう創意工夫を図り、継続できるフォーラムにしていきたいというふうに考えております。
以上、簡単ではございますが、報告を終わります。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
ほかに報告はありませんか。
伊東都市基盤部副参事(生活安全担当)
それでは、私からは、今年度の「東北復興大祭典なかの」の開催日につきまして、口頭で御報告いたします。
ことし4回目を迎えます「東北復興大祭典なかの」でございますが、本年10月24日(土曜日)及び25日(日曜日)の2日間にわたり実施することが決まりましたので御報告いたします。
なお、実施内容など詳しくは、決まり次第当委員会で御報告させていただきたいと思います。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
ほかに報告はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、所管事務継続調査についてお諮りいたします。
お手元に配付の文書(資料21)に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後5時17分)
委員長
委員会を再開します。
(午後5時20分)
建設委員会における委員派遣についてお諮りいたします。
休憩中に御協議いただきましたとおり、 委員の派遣決定につきましては、委員長に御一任いただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定をいたします。
まだ、次回の委員会は8月28日(金曜日)午前10時に行うということで御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
以上で、予定した日程は全て終了いたしますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で建設委員会を散会いたします。
(午後5時21分)