平成27年09月14日中野区議会総務委員会(第3回定例会)

中野区議会総務委員会〔平成27年9月14日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 平成27年9月14日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後4時45分

 

○閉会  午後5時17分

 

○出席委員(9名)

 若林 しげお委員長

 ひやま 隆副委員長

 内野 大三郎委員

 いでい 良輔委員

 平山 英明委員

 南 かつひこ委員

 いながき じゅん子委員

 大内 しんご委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 川崎 亨

 副区長 本田 武志

 政策室長 髙橋 信一

 政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲一

 政策室副参事(基本計画担当) 森 克久

 政策室副参事(予算担当) 黒田 玲子

 政策室副参事(広報担当) 酒井 直人

 政策室副参事(業務改善担当) 中谷 博

 経営室長 篠原 文彦

 危機管理担当部長 小田原 弦

 経営室副参事(経営担当) 朝井 めぐみ

 経営室副参事(人事担当) 伊藤 政子

 経営室副参事(施設担当) 宮﨑 勇一郎

 経営室副参事(行政監理担当) 田中 謙一

 経営室副参事(経理担当) 伊藤 廣昭

 会計室長 古屋 勉

 選挙管理委員会事務局長 長﨑 武史

 監査事務局長 小谷松 弘市

 

○事務局職員

 事務局長 小田 史子

 事務局次長 堀越 恵美子

 書記 東 利司雄

 書記 田中 寛

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第68号議案 平成27年度中野区一般会計補正予算

 

委員長

 定足数に達しましたので、本日の総務委員会を開会します。

 

(午後4時45分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行います。9月10日に保留としました第68号議案、平成27年度中野区一般会計補正予算を議題に供します。

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

長沢委員

 すみません、ちょっと確認というか、繰越明許になったところの、いわゆる三中、十中の統合新校のところで、複合施設の検討ということですが、複合施設ということであれば、当然ながら区の公共的な施設との検討ということの意味だと思っておりますが、やりとりの中で、場所も、いわゆる山手通り、環6沿いにあるということで、高度利用的なこともおっしゃられていた。そういう意味では、公共的な施設だけではなくて、いわゆる民間の云々といった、そんなこと自身も検討には入るんですか。そこのところだけ確認をさせてください。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 公共施設の今後の検討の方向といたしましては、やはりその公有地のポテンシャルというか、価値を十分に活用して施設の更新をしていくということが必要だというふうに考えておりまして、そういった意味を含めますと、さまざまな可能性について検討していくということでございます。

大内委員

 あそこの十中の敷地は、所有者は誰なんですか。わかりますか。要は、学校施設として国から、あるいは個人かもしれないけれども、借りている場合と、それによって検討のあれが若干違ってくると思うんですけれども、その辺はわかりますか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 区有地でございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、暫時休憩いたします。

 

(午後4時48分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後4時53分)

 

 関係委員会から意見の申し送りがありましたので、直ちに配付したいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、意見を配付いたします。

 

〔資料配付〕

 

委員長

 書記に意見を朗読させます。

東書記

 

〔附帯意見朗読〕

 

委員長

 この附帯意見につきまして、質疑はありますか。

大内委員

 意見、これだけだとよくわからないので、休憩にするなりなんなりしていただいて。これだけだとよく意味がわからないんですが。

委員長

 委員会を休憩いたします。

 

(午後4時55分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後4時58分)

 

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 他に質疑がなければ、ここで取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後4時58分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後5時00分)

 本件に対する質疑はありませんか。

大内委員

 厚生委員会からこのような指摘というか、意見がついたということですけれども、かなり重たい内容だと。今、休憩中にもちょっとお伺いしたところによると、予算担当としてそういう予算をつけるんですか。予算担当としては、あまり内容を把握していなかったと。その所管から言われたから補正をつけたと。厚生委員会からこういう指摘があったけれども、それについて特に何とも思っていないと。別にそれぞれ関係なく、予算担当としては予算をつけたと。そういうことだとよくないと思うんですけれども、何かありますか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 補正予算を提案させていただきましたときから、店舗数については少ないということは認識しておりました。補正予算ということで、またこの時期を逃しますと、出産をされる方もどんどんふえていくというようなことでは、まずは2店舗ですが、始めさせていただいて、その月を重ねるごとにきちんと店舗数をふやしていきたいというような考え方でおりましたが、そういった詰めにつきましては甘いところもあったというふうに考えております。申しわけございませんでした。

大内委員

 では、2店舗って、最初から予算担当もよくわかっていたわけですね。2店舗だけど、これから広げるだろうということでオーケーを出したと。でも、議会に対してあまり情報がなかったので、予算担当としては把握していたんですね。ただ、補正に関して、2定での補正でもそうだけれども、補正は通したけれども、その後の実行内容を見ると、あまり議会のほうにも情報が入ってきていない。勝手にとは言いませんけれども、そういうやり方が果たしていいのかなというようなお金の使われ方も見られるので、ぜひとも補正は、通ったからといって、やはり補正を通すような案件ということは、急を要するようなことなんでしょうから、逐次報告はしていただきたいと思いますけれども。

黒田政策室副参事(予算担当)

 肝に銘じまして、以後、気をつけていきたいと思います。

いでい委員

 さきほど、休憩中ですけれども、この利用の範囲がとても広がったと、見込みが相当出てきた、また、それについては広げるように努力をしていくということでありますけれども、本当に、この妊娠・出産・子育てトータルケア事業で対象となる妊婦または産婦の方々が、どんなことを求めているのか、そういった視点で物事を考えていけば、こういったことも起きなかったのかなと思っています。それについては、予算担当だけではなくて、政策室並びに経営室、副区長、ここに2人もいるんだから、それぞれについて、川崎副区長なりなんなりに、今回のことについてちゃんとどう考えているのか、きっちりここで示してもらうべきだと私は考えていますけれども、いかがですか。

川崎副区長

 ただいま関連委員会として審査をいただいた厚生委員会からこのような御意見をいただくに至りました。我々としては、補正予算を提案する段階では十分に検討してきたつもりではございましたが、実際、審議の中で十分なお答えができず、また、このような御意見をいただいたことにつきましては重く受けとめまして、ここに表現をされている内容をしっかり踏まえて、今後対応していきたいというふうに考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 他に質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後5時04分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後5時05分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 意見がなければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

長沢委員

 第68号議案につきまして、反対の立場で討論を行います。

 妊娠・出産・子育てトータルケア事業については歓迎すべきものでございます。また、学童クラブ待機児童対策につきましては、緊急避難的にこのような児童館でスペースを確保して受け入れるということは、やむを得ないというふうに思っております。しかしながら、学童クラブの待機児につきましては、例年、学童クラブの連絡協議会、区連協からも再三にわたり、この待機児解消については求められてきた。そういう意味では、区自身がそれにきちんと答えていなかったことは大きな問題があろうと思っています。やはり基本的には、学童クラブを整備することによって、待機児解消には努めていただきたいというふうに思っています。

 反対の理由は、個人番号通知カードの交付事業にかかわることであります。御存じのように、マイナンバー制度の導入により、こうした事業自身、交付が必要となるということでありますが、この制度の重大な問題の一つはプライバシーの侵害にあります。既に情報連携が予定されている行政が保有する個人情報は膨大でありますけれども、さらなるマイナンバーの利用拡大や官民利用が進めば、不正利用や情報漏えいの危険が高まることにもなります。一度個人情報が漏れたら取り返しがつかない。不正取得やカード偽造、なりすまし犯罪等の危険も避けられないというふうに思っております。制度導入の狙いとして、国民の収入、財産の実態を政府がつかみ、税・保険料の徴収強化と社会保障の給付債権を押しつけることにもなる、このようなこともやはり危惧されるところであります。その上、制度導入に3,000億円以上の税金が投じられ、維持管理も多額であり、また、システム改修を含めて中野区も費用負担が生じることは明らかであります。政府は、費用対効果分析を示すこともしていない。現時点においても、巨額な費用に対応する番号制度の便益分析を明確に示していないというところであります。実施を中止しても、住民生活に何ら支障はないというふうに認識をしております。これは、再三、中止をすべきであることも主張してきたところであります。

 また、二つ目には、財政調整基金への積み立てのことであります。この額が40億円という非常に多額になっております。これは、昨年度の実収支額44億円のうち、今年度当初予算で計上した繰越金4億円を除いた金額を全額財政調整基金に積み立てるというものでありますけれども、また、例年実施をしていることとはいえ、あまりにも多額であり、この点では財政運営上の問題を指摘せざるを得ないというふうに考えます。また同時に、区民生活を直視するならば補正予算等へ、区民施策の充実を図るべきであったということを申し添えて討論といたします。

委員長

 他に討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 お諮りします。第68号議案、平成27年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものに決することに賛成の委員は挙手を願います。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。

 委員会を休憩いたします。

 

(午後5時10分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後5時16分)

 

 お諮りします。第68号議案、平成27年度中野区一般会計補正予算の審査結果に、「妊娠・出産・子育てトータルケア事業の趣旨は理解するところではあるが、相談・支援の動機付けのためのギフト券については、利用者の視点に立ち、内容の充実に努めること」との意見を付することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第68号議案の審査を終了いたします。

 本日予定した日程は以上で終了しますが、各委員、理事者から特に発言はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の総務委員会を散会いたします。

 

(午後5時17分)